JP5687205B2 - 2−アシルアミノ−3−ジフェニルプロパン酸の製造および分割のためのプロセス - Google Patents
2−アシルアミノ−3−ジフェニルプロパン酸の製造および分割のためのプロセス Download PDFInfo
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Description
本発明は、医薬的に活性な化合物、特に中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害剤の合成において有用な新規プロセス、新規プロセスのステップおよび新規中間体に関する。
本発明は、ビフェニルアラニンのN−アシル誘導体を調製する方法に関する。ビフェニルアラニンのN−アシル誘導体は、医薬的に活性な化合物、特に中性エンドペプチダーゼ(NEP)阻害剤、例えば、米国特許第4,722,810号、米国特許第5,223,516号、米国特許第4,610,816号、米国特許第4,929,641号、南アフリカ特許出願第84/0670号、UK69578、米国特許第5,217,996号、EP00342850、GB02218983、WO92/14706、EP0034391 1、JP06234754、EP00361365、WO90/09374、JP07157459、WO94/15908、米国特許第5,273,990号、米国特許第5,294,632号、米国特許第5,250,522号、EP00636621、WO93/09101、EP00590442、WO93/10773、WO2008/031567および米国特許第5,217,996号に記載されたものなどの合成における重要な中間体である。
本発明は、本明細書において定義する式(I)のN−アシルビフェニルアラニンを調製する方法を提供する。式(I)のキラル化合物を製造する本発明による新しいプロセスは、スキーム2にまとめられ、スキーム中において、
− ステップa)、b)およびc)は本明細書で定義された通りであり;
− 式(I)、(II)、(III)および(IV)の化合物は本明細書で定義された通りであり;ならびに
− 「*」は絶対立体化学(absolute stereochemistry)(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する。
− ステップa)、b)およびc)は本明細書で定義された通りであり;ならびに
− 式(Ia)、(IIa)、(III)および(IV)の化合物は本明細書で定義された通りである。
− ステップa)、b)およびc)は本明細書で定義された通りであり;ならびに
− 式(Ib)、(IIb)、(III)および(IV)の化合物は本明細書で定義された通りである。
ステップa:
第1の実施形態において、本発明は、式(III)の化合物またはその塩:
(式中、
R1は、メチルもしくはエチルなどのC1−7アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC6−10アリールである)
を調製する方法であって、
式(IV)の化合物またはその塩:
(式中、R1は式(III)の化合物について定義された通りである)
を脱炭酸反応条件下で反応させて、式(III)の化合物を提供する工程を含む方法に関する。
さらなる実施形態において、本発明は、式(II)のキラル化合物:
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC1−7アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC6−10アリールであり;
R2はメチルなどのC1−7アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC1−7アルキルから独立に選択され、R5はC1−7アルキルである)であり;
R6はフェニルなどのC6−10アリールであり、ならびに
「*」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
を調製する方法であって、
式(III)の化合物またはその塩:
(式中、R1は式(II)の化合物について定義された通りである)
を、式(V)のキラルアミン:
(式中、R2およびR6は式(II)の化合物について定義された通りであり、
「*」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
と反応させる工程、および、
生じるジアステレオマー混合物を結晶化により分割して、式(II)の化合物を提供する工程を含む方法に関する。
(式中、R1、R2およびR6は式(II)の化合物について定義された通りである)
を有する化合物を意味する。
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC1−7アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC6−10アリールであり;
R2はメチルなどのC1−7アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC1−7アルキルから独立に選択され、R5はC1−7アルキルである)であり;および
R6はフェニルなどのC6−10アリールである)
を調製する方法であって;
式(III)の化合物またはその塩:
(R1は式(IIa)の化合物について定義された通りである)
を、式(Va)のキラルアミン:
(式中、R2およびR6は、式(IIa)の化合物について定義された通りである)
と反応させる工程、および、
生じるジアステレオマー混合物を結晶化により分割して、
式(II)の化合物を提供する工程を含む方法に関する。
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC1−7アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC6−10アリールであり;
R2はメチルなどのC1−7アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC1−7アルキルから独立に選択され、R5はC1−7アルキルである)であり;
R6はフェニルなどのC6−10アリールである)
を調製する方法であって;
式(III)の化合物またはその塩:
(式中、R1は式(IIb)の化合物について定義された通りである)
を、
式(Vb)のキラルアミン:
(式中、R2およびR6は式(IIb)の化合物について定義された通りである)
と反応させる工程、および、
生じるジアステレオマー混合物を結晶化により分割して、
式(IIb)の化合物を提供する工程を含む方法に関する。
さらなる実施形態において、本発明は、式(I)のキラル化合物またはその塩:
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC1−7アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC6−10アリールであり;および
「*」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
を調製する方法であって、
式(II)のキラル化合物:
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC1−7アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC6−10アリールであり;
R2はメチルなどのC1−7アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC1−7アルキルから独立に選択され、R5はC1−7アルキルである)であり;
R6はフェニルなどのC6−10アリールであり、および
「*」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
を、酸性試薬で処理して式(I)の化合物を提供する工程を含む方法に関する。
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC1−7アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC6−10アリールである)
を調製する方法であって;
式(IIa)の化合物:
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC1−7アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC6−10アリールであり;
R2はメチルなどのC1−7アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC1−7アルキルから独立に選択され、R5はC1−7アルキルである)であり、および
R6はフェニルなどのC6−10アリールである)
を酸性試薬で処理して式(I)の化合物を提供する工程を含む方法に関する。
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC1−7アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC6−10アリールである)
を調製する方法であって;
式(IIb)の化合物:
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC1−7アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC6−10アリールであり;
R2はメチルなどのC1−7アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC1−7アルキルから独立に選択され、R5はC1−7アルキルである)であり、および
R6はフェニルなどのC6−10アリールである)
を酸性試薬で処理して式(Ib)の化合物を提供する工程を含む方法に関する。
さらなる態様において、本発明は、本明細書において定義された式(I)、(Ia)または(Ib)の化合物またはその塩を調製する方法であって、
i)上記のステップa)、
ii)上記のステップb)、および
iii)上記のステップc)
を含む方法に関する。
iv)上記のステップb)、および
v)上記のステップc)
を含む方法に関する。
実施形態1:以下のステップ:
(上記ステップ中において、
R1は、アルキル基、フェニル、または置換基を含むフェニルであり;
R2はメチルまたは以下の構造を特徴とする基:
(R3、R4は、Hまたはアルキル基であり;および
R5はアルキル基である)
である)
を含むことを特徴とする、式IIIの2−アシルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸化合物を調製して分割するプロセス。
下のリストは本発明を説明するために使用された種々の用語の定義である。これらの定義は、本開示において使用される1つの、1つ超のまたは全ての一般的表現または記号(symbol)を置き換えて、その結果本発明の好ましい実施形態をもたらすことにより、それらが本明細書を通して使用されるときに、特別の場合に個々にまたはより大きい群の一部としてのいずれかで別の意味に限定されない限り、用語に好ましく適合する。
の記号(term)は、(R)もしくは(S)のいずれかの絶対立体化学を示す。
の記号は、(R)もしくは(S)のいずれかの絶対立体化学を示す。
の記号は、ラセミ混合物を示し、したがってそれは(S)立体異性体と(R)立体異性体とが50:50の比にあるキラル中心を意味する。
乾燥した清浄な反応ビン中に、40gの2−アセチルアミノ−2−(4−フェニルベンジル)マロン酸を加える。1000mlの水を加えて還流温度に48時間保つ。反応の完結をHPLCで試験する。室温に冷却してそれを真空濾過する。90から100℃および常圧のオーブン中で乾燥する。乾燥後、31.1gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率(yield ratio):89.9%。
20gの2−(N−パラ−クロロベンゾイル)アミノ−2−(4−フェニルベンジル)マロン酸を取り、105℃および常圧の乾燥オーブン中に12時間置く。反応の完結をHPLCで試験する。16.4gの乾燥生成物、2−(N−パラ−クロロベンゾイル)アミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:94.8%。
乾燥した清浄な反応ビン中に、20gの2−アセチルアミノ−2−(4−フェニルベンジル)マロン酸を加える。100mlのキシレンを加えて還流温度に3時間保つ。反応の完結をHPLCで試験する。室温に冷却してそれを真空濾過する。90から100℃および常圧のオーブン中で乾燥する。乾燥後、15.6gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:90.2%。スペクトルデータは実施例1と同じ。
清浄な乾燥した反応ビン中に、40gの2−(N−ホルミルフェニル)アミノ−2(フェニルベンジル)マロン酸を加える。2100mlのN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)を加えて還流温度で40時間保つ。反応の完結をHPLCで試験する。室温に冷却してそれを真空濾過する。90から100℃および常圧のオーブン中で乾燥する。乾燥後、32.8gの2−(N−ホルミルフェニル)アミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:92.8%。
清浄な乾燥した反応ビン中に、20gの(2−(N−イソプロピルホルミル)アミノ−2(フェニルベンジル)マロン酸を加える。200mlの1,3−ジクロロベンゼンを加え、還流温度に加熱して温度を25時間保つ。反応の完結をHPLCで試験する。室温に冷却してそれを真空濾過する。90から100℃および常圧のオーブン中で乾燥する。乾燥後、16.3gの2−(N−イソプロピルホルミル)アミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:94.2%。
乾燥した清浄な反応ビン中に、20gの2−プロピオニルアミノ−2−(4−ベンジフェニル(benzyphenyl))マロン酸を加える。100mlのニトロベンゼンを加え、還流温度に加熱して、温度を2時間保つ。反応の完結をHPLCで試験する。室温に冷却してそれを真空濾過する。90から100℃および常圧のオーブン中で乾燥する。乾燥後、15.8gの2−プロピオニルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:92.1%。
乾燥した清浄な反応ビン中に、20gの2−ブチリルアミノ−2−(4−ベンジフェニル)マロン酸を加える。100mlの1−メチル−2−ピロリドン(NMP)を加え、還流温度に加熱して、温度を15時間保つ。反応の完結をHPLCで試験する。室温に冷却してそれを真空濾過する。90から100℃および常圧のオーブン中で乾燥する。乾燥後、16.0gの2−ブチリルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:93.5%。
乾燥した清浄な反応ビン中に、40gの2−アセチルアミノ−2−(4−ベンジフェニル)マロン酸を加える。5mlのエチルベンゼンを加えて、温度を80℃に48時間保つ。反応の完結をHPLCで試験する。室温に冷却してそれを真空濾過する。90から100℃および常圧のオーブン中で乾燥する。乾燥後、30.5gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:87.6%。スペクトルデータは実施例1と同じ。
20gの2−ブチリルアミノ−2−(4−フェニルベンジル)マロン酸を取り、165℃および常圧の乾燥オーブン中に18時間置く。反応の完結をHPLCで試験する。14.3gの2−ブチリルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸の乾燥生成物を得る。収率:90.3%。スペクトルデータは実施例7と同じ。
20gの2−(N−ホルミルフェニル)アミノ−2−(4−フェニルベンジル)マロン酸を取り、80℃および常圧の乾燥オーブン中に12時間置く。反応の完結をHPLCで試験する。12.7gの生成物、2−(N−ホルミルフェニル)アミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:91.7%。スペクトルデータは実施例4と同じ。
20gの2−プロピオニルアミノ−2−(4−フェニルベンジル)マロン酸を取り、250℃および常圧の乾燥オーブン中に12時間置く。反応の完結をHPLCで試験する。15.4gの2−プロピオニルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸の乾燥生成物を得る。収率:89.8%。スペクトルデータは実施例6と同じ。
乾燥した清浄な反応ビン中に、300mlのエタノールおよび10gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。4gのS−1−フェネチルアミンを加える。10℃にゆっくり冷却する。温度を0.5時間保つ。それを真空濾過する。(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−1−フェネチルアミン塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、300mlのメタノールおよび10gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。3gのS−1−フェネチルアミンを加える。30℃にゆっくり冷却する。温度を0.5時間保つ。それを真空濾過する。(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−1−フェネチルアミン塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、300mlのエタノール、30mlの水道水(tap water)、および10gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。3gのS−1−フェネチルアミンを加える。35℃にゆっくり冷却する。温度を1時間保つ。それを真空濾過する。(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−1−フェネチルアミン塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、634mlのエタノールおよび10gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。12.7gのR−1−フェネチルアミンを加える。15℃にゆっくり冷却する。温度を0.5時間保つ。それを真空濾過する。(L)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(R)−1−フェネチルアミン塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、380mlのメタノールおよび10gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。9.2gのS−2−アミノ2−フェニルアセトアミドを加える。40℃にゆっくり冷却する。温度を0.5時間保つ。それを真空濾過する。(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−2−アミノ2−フェニルアセトアミド塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、127mlのイソプロパノール、および10gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。2.9gのR−2−アミノN−メチル2−フェニルアセトアミドを加える。−10℃にゆっくり冷却する。温度を1時間保つ。それを真空濾過する。(L)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(R)−2−アミノN−メチル2−フェニルアセトアミド塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、400mlのエタノールおよび10gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。5gのR−2−アミノN,N−ジメチル−2−フェニルアセトアミドを加える。25℃にゆっくり冷却する。温度を0.5時間保つ。それを真空濾過する。(L)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(R)−2−アミノN,N−ジメチル−2−フェニルアセトアミド塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、300mlのイソプロパノール、100mlの水道水、および10gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。3.5gのS−アミノ−フェニル−酢酸エーテルを加える。0℃にゆっくり冷却する。温度を0.5時間保つ。それを真空濾過する。(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−アミノ−フェニル−エチルアセテートアミン塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、300mlのメタノール、30mlの水道水、および10gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。10gのS−アミノ−フェニル−メチルアセテートを加える。−5℃にゆっくり冷却する。温度を1時間保つ。それを真空濾過する。(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−アミノ−フェニル−メチルアセテートアミン塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、300mlのエタノールおよび10gの2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。15gのR−アミノ−フェニル−イソプロピルアセテートアミンを加える。20℃にゆっくり冷却する。温度を0.5時間保つ。それを真空濾過する。(L)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(R)−アミノ−フェニル−イソプロピルアセテートアミン塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、400mlのエタノールおよび10gの2−プロピオニルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。5gのR−2−アミノN,N−ジメチル−2−フェニルアセトアミドを加える。25℃にゆっくり冷却する。温度を0.5時間保つ。それを真空濾過する。(L)−2−プロピオニルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(R)−2−アミノN,N−ジメチル−2−フェニル−アセトアミド塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、300mlのイソプロパノール、100mlの水道水、および10gの2−ブチリルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。3.5gのS−アミノ−フェニル−エチルアセテートを加える。0℃にゆっくり冷却する。温度を0.5時間保つ。それを真空濾過する。(D)−2−ブチリルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−アミノ−フェニル−エチルアセテートアミン塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、300mlのメタノール、30mlの水道水、および10gの2−(N−ホルミルフェニル)アミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。10gのS−アミノ−フェニル−メチルアセテートを加える。−5℃にゆっくり冷却する。温度を1時間保つ。それを真空濾過する。(D)−2−(N−ホルミルフェニル)アミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−アミノ−フェニル−メチルアセテートアミン塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、300mlのエタノールおよび10gの2−(N−パラ−クロロベンゾイル)アミノ−3−ビフェニルプロパン酸を加える。加熱して温度を上げ、化合物を溶解する。15gのR−アミノ−フェニル−イソプロピルアセテートアミンを加える。20℃にゆっくり冷却する。温度を0.5時間保つ。それを真空濾過する。(L)−2−(N−パラ−クロロベンゾイル)アミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(R)−アミノ−フェニル−イソプロピルアセテートアミン塩の粗湿潤生成物を得る。
乾燥した清浄な反応ビン中に、200mlのエタノールおよび10gの(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−1−フェネチルアミン塩を加える。温度を50℃に上げる。3.5gの塩酸を滴下する。温度を1時間保つ。0から5℃に冷却する。それを真空濾過する。6.5gの生成物(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:93.7%。
乾燥した清浄な反応ビン中に、100mlの水道水および10gの(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−1−フェネチルアミン塩を加える。温度を60℃に上げる。2.5gの硫酸を滴下する。温度を10分間保つ。反応溶液を0から5℃にゆっくり冷却する。それを真空濾過する。6.5gの生成物(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:92.9%。スペクトルデータは実施例26と同じ。
乾燥した清浄な反応ビン中に、50mlのテトラヒドロフランおよび10gの(L)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(R)−1−フェネチルアミン塩を加える。温度を40℃に上げる。3.5gの塩酸を滴下する。温度を1時間保つ。10から20℃に冷却する。それを真空濾過する。6.4gの生成物(L)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:91.4%。
乾燥した清浄な反応ビン中に、253mlのメタノールおよび10gの(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−1−フェネチルアミン塩を加える。温度を95℃に上げる。9.8gのリン酸を滴下する。温度を5時間保つ。0から5℃に冷却する。それを真空濾過する。6.3gの生成物(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:90.7%。スペクトルデータは実施例26と同じ。
乾燥した清浄な反応ビン中に、25mlのイソプロパノールおよび10gの(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−1−フェネチルアミン塩を加える。温度を10℃に上げる。4.5gのシュウ酸を滴下する。温度を10分間保つ。反応溶液を0から5℃にゆっくり冷却する。それを真空濾過する。6.7gの生成物(D)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:95.7%。スペクトルデータは実施例26と同じ。
乾燥した清浄な反応ビン中に、100mlのテトラヒドロフランおよび10gの(L)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(R)−1−フェネチルアミン塩を加える。温度を40℃に上げる。3.5gの塩酸を滴下する。温度を4時間保つ。10から20℃に冷却する。それを真空濾過する。6.6gの生成物(L)−2−アセチルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:94.3%。スペクトルデータは実施例28と同じ。
乾燥した清浄な反応ビン中に、200mlのメタノールおよび10gの(L)−2−プロピオニルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(R)−2−アミノN,N−ジメチル−2−フェニル−アセトアミド塩を加える。温度を90℃に上げる。15gのクエン酸を滴下する。温度を5時間保つ。0から5℃に冷却する。それを真空濾過する。6.4gの生成物(L)−2−プロピオニルアミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:91.8%。
乾燥した清浄な反応ビン中に、25mlのイソプロパノールおよび10gの(D)−2−(N−ホルミルフェニル)アミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(S)−アミノ−フェニル−メチルアセテートアミン塩を加える。温度を10℃に上げる。4gの酢酸を滴下する。温度を30分間保つ。反応溶液を0から5℃にゆっくり冷却する。それを真空濾過する。6.0gの生成物(D)−2−(N−ホルミルフェニル)アミノ−3−ビフェニルプロピオン酸を得る。収率:89.7%。
乾燥した清浄な反応ビン中に、100mlのテトラヒドロフランおよび10gの(L)−2−(N−パラ−クロロベンゾイル)アミノ−3−ビフェニルプロパン酸−(R)−アミノ−フェニル−イソプロピルアセテートアミンを加える。温度を40℃に上げる。5gのギ酸を滴下する。温度を2.5時間保つ。10から20℃に冷却する。それを真空濾過する。5.3gの生成物(L)−2−(N−パラ−クロロベンゾイル)アミノ−3−ビフェニルプロパン酸を得る。収率:87.6%。
本発明は、以下の態様を包含する。
[1]
式(III)の化合物、またはその塩、
(式中、
R1は、メチルもしくはエチルなどのC 1−7 アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC 6−10 アリールである)
を調製する方法であって、
式(IV)の化合物またはその塩:
(式中、R1は式(III)の化合物について定義された通りである)
を脱炭酸反応条件下で反応させて式(III)の化合物を提供する工程を含む、前記方法。
[2]
脱炭酸反応条件が80℃から250℃の温度で加熱することにより達成される、上記[1]に記載のプロセス。
[3]
式(II)のキラル化合物:
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC 1−7 アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC 6−10 アリールであり;
R2はメチルなどのC 1−7 アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC 1−7 アルキルから独立に選択され、R5はC 1−7 アルキルである)であり;
R6はフェニルなどのC 6−10 アリールであり、および
「 * 」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
を調製する方法であって、
式(III)の化合物またはその塩:
(式中、R1は式(II)の化合物について定義された通りである)
を、式(V)のキラルアミン:
(式中、R2およびR6は式(II)の化合物について定義された通りであり、
「 * 」は絶対立体化学(R)または(S)に関するキラル中心を意味する)
と反応させる工程、および
生じるジアステレオマー混合物を結晶化により分割して、式(II)の化合物を提供する工程を含む、前記方法。
[4]
式(V)のキラルアミンが式(Va):
のものであるか、または
式:
(式中、R2およびR6は上記[3]において定義された通りである)
のものである、上記[3]に記載のプロセス。
[5]
式(II)のキラル化合物が、式:
(式中、R1、R2およびR6は上記[3]において定義された通りである)
のものである、上記[3]に記載のプロセス。
[6]
式(II)のキラル化合物が、式(IIa):
(式中、R1、R2およびR6は上記[3]において定義された通りである)
のものであり;ならびに
式(V)のキラルアミンが、式(Va):
(式中、R1、R2およびR6は上記[3]において定義された通りである)
のものである、上記[3]に記載のプロセス。
[7]
式(II)のキラル化合物が、式(IIb):
(式中、R1、R2およびR6は上記[3]において定義された通りである)
のものであり;ならびに
式(V)のキラルアミンが、式(Vb):
(式中、R2およびR6は上記[3]において定義された通りである)
のものである、上記[3]に記載のプロセス。
[8]
式(I)の化合物またはその塩:
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC 1−7 アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC 6−10 アリールであり;および
「 * 」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
を調製する方法であって、
式(II)の化合物:
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC 1−7 アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC 6−10 アリールであり;
R2はメチルなどのC 1−7 アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC 1−7 アルキルから独立に選択され、R5はC 1−7 アルキルである)であり;
R6はフェニルなどのC 6−10 アリールであり、ならびに
「 * 」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
を、酸性試薬で処理して式(I)の化合物を提供する工程を含む、前記方法。
[9]
酸性試薬が、塩酸、硫酸、リン酸、シュウ酸、クエン酸、ギ酸もしくは酢酸などの無機酸または有機酸である、上記[8]に記載のプロセス。
[10]
式(I)のキラル化合物が、式(Ia):
(式中、R1は上記[8]において定義された通りである)
のものであり;および
式(II)のキラル化合物が式(IIa):
(式中、R1、R2およびR6は上記[8]において定義された通りである)
のものである、上記[8]または[9]に記載のプロセス。
[11]
式(I)のキラル化合物が、式(Ib):
(式中、R1は上記[8]において定義された通りである)
のものであり;および
式(II)のキラル化合物が、式(IIb):
(式中、R1、R2およびR6は上記[8]において定義された通りである)
のものである、上記[8]または[9]に記載のプロセス。
[12]
上記[8]において定義された式(I)の化合物を調製するプロセスであって、
i)上記[1]において定義された式(III)の化合物を、上記[1]または[2]において定義されたプロセスにしたがって調製する工程;
ii)上記[3]において定義された式(II)の化合物を、上記[3]〜[7]において定義されたプロセスのいずれか1つにしたがって、好ましくは上記[6]において定義されたプロセスにしたがって調製する工程;および
iii)式(I)の化合物を、上記[8]〜[11]において定義されたプロセスのいずれか1つにしたがって、好ましくは上記[10]において定義されたプロセスにしたがって得る工程
を含む、前記プロセス。
[13]
上記[8]において定義された式(I)の化合物を調製するプロセスであって、
i)上記[3]において定義された式(II)の化合物を、上記[3]〜[7]において定義されたプロセスのいずれか1つにしたがって、好ましくは上記[6]において定義されたプロセスにしたがって調製する工程;および
ii)式(I)の化合物を、上記[8]〜[11]において定義されたプロセスのいずれか1つにしたがって、好ましくは上記[10]において定義されたプロセスにしたがって得る工程
を含む、前記プロセス。
[14]
式(II)のキラル化合物であって、
式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC 1−7 アルキルであるか、またはフェニルもしくはパラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC 6−10 アリールであり;
R2はメチルなどのC 1−7 アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC 1−7 アルキルから独立に選択され、R5はC 1−7 アルキルである)であり;
R6はフェニルなどのC 6−10 アリールであり、および
「 * 」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味し、
好ましくは、式(II)の化合物は、式(IIa)または(IIb):
(式中、R1、R2およびR6は上で定義された通りである)
のものである、前記キラル化合物。
[15]
R6がフェニルである、上記[14]に記載の化合物。
[16]
γ−アミノ−δ−ビフェニル−α−メチルアルカン酸もしくは酸エステル骨格を含むNEP阻害剤またはそのプロドラッグなどのNEP−阻害剤またはそのプロドラッグの合成における、上記[14]または[15]に記載の化合物の使用。
[17]
NEP−阻害剤が、N−(3−カルボキシ−1−オキソプロピル)−(4S)−p−フェニルフェニルメチル)−4−アミノ−(2R)−メチルブタン酸またはその塩もしくはプロドラッグである、上記[16]に記載の使用。
[18]
NEP−阻害剤プロドラッグが、N−(3−カルボキシル−1−オキソプロピル)−(4S)−(p−フェニルフェニルメチル)−4−アミノ−(2R)−メチルブタン酸エチルエステルまたはその塩である、上記[16]に記載の使用。
[19]
N−(3−カルボキシル−1−オキソプロピル)−(4S)−(p−フェニルフェニルメチル)−4−アミノ−(2R)−メチルブタン酸エチルエステル、またはその塩を調製するプロセスであって、上記[14]または[15]において定義された式(II)の化合物またはその塩の製造を含む、前記プロセス。
[20]
N−(3−カルボキシル−1−オキソプロピル)−(4S)−(p−フェニルフェニルメチル)−4−アミノ−(2R)−メチルブタン酸エチルエステル、またはその塩を調製するプロセスであって、上記[14]または[15]において定義された式(IIa)の化合物またはその塩の製造を含む、前記プロセス。
Claims (25)
- 式(III)の化合物、またはその塩、
(式中、
R1は、C 1−7アルキル;置換されていないC 6−10 アリールまたは独立してC 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシ−C 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシもしくはハロから選択される1〜3個の置換基によって置換されたC6−10アリールである)
をワンステップ反応において調製するプロセスであって、
式(IV)の化合物またはその塩:
(式中、R1は式(III)の化合物について定義された通りである)
を、加熱によって達成される脱炭酸反応条件下で反応させて式(III)の化合物を提供する工程からなる、前記プロセス。 - 脱炭酸反応条件が80℃から250℃の温度で加熱することにより達成される、請求項1に記載のプロセス。
- 脱炭酸反応が、(i)溶媒を用いずに実施されるか、または、(ii)水、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)および1−メチル−2−ピロリドン(NMP)から選択される溶媒中で、かつ、該溶媒の還流温度において実施される、請求項2に記載のプロセス。
- R1が、メチル、エチル、フェニルまたはパラ−クロロフェニルから選択される、請求項1に記載のプロセス。
- 式(II)のキラル化合物:
(式中、
R1はC 1−7アルキル、置換されていないC 6−10 アリールまたは独立してC 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシ−C 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシおよびハロから選択される1〜3個の置換基によって置換されたC6−10アリールであり;
R2はC 1−7アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC1−7アルキルから独立に選択され、R5はC1−7アルキルである)であり;
R6はC 6−10アリールであり、および
「*」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
を調製するプロセスであって、
式(III)の化合物またはその塩:
(式中、R1は式(II)の化合物について定義された通りである)
を、式(V)のキラルアミン:
(式中、R2およびR6は式(II)の化合物について定義された通りであり、
「*」は絶対立体化学(R)または(S)に関するキラル中心を意味する)
と反応させる工程、および
生じるジアステレオマー混合物を結晶化により分割して、式(II)の化合物を提供する工程を含む、前記プロセス。 - R1はメチル、エチル、フェニルまたはパラ−クロロフェニルから選択され、
R2はメチルまたは以下の構造を特徴とする基:
(式中、R3、R4は、独立して水素、メチル、エチル、プロピルおよびイソプロピルから選択され、および、R5は、メチル、エチル、プロピルまたはイソプロピルである)
であり、および
R6はフェニルである、請求項5に記載のプロセス。 - 式(V)のキラルアミンが式(Va):
のものであるか、または
式(Vb):
(式中、R2およびR6は請求項5または6において定義された通りである)
のものである、請求項5に記載のプロセス。 - 式(II)のキラル化合物が、式:
(式中、R1、R2およびR6は請求項5または6において定義された通りである)
のものである、請求項5に記載のプロセス。 - 式(II)のキラル化合物が、式(IIa):
(式中、R1、R2およびR6は請求項5または6において定義された通りである)
のものであり;ならびに
式(V)のキラルアミンが、式(Va):
(式中、R1、R2およびR6は請求項5または6において定義された通りである)
のものである、請求項5に記載のプロセス。 - 式(II)のキラル化合物が、式(IIb):
(式中、R1、R2およびR6は請求項5または6において定義された通りである)
のものであり;ならびに
式(V)のキラルアミンが、式(Vb):
(式中、R2およびR6は請求項5または6において定義された通りである)
のものである、請求項5に記載のプロセス。 - 式(III)の化合物またはその塩:
(式中、R1は、C 1−7 アルキル、置換されていないC 6−10 アリールまたは独立してC 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシ−C 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシおよびハロから選択される1〜3個の置換基によって置換されたC 6−10 アリールである)
が、請求項1〜4のいずれか一項において定義されたプロセスに従って調製される、請求項5〜10のいずれか一項に記載のプロセス。 - 式(I)の化合物またはその塩:
(式中、
R1はC 1−7アルキル、置換されていないC 6−10 アリールまたは独立してC 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシ−C 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシおよびハロから選択される1〜3個の置換基によって置換されたC6−10アリールであり;および
「*」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
を調製するプロセスであって、
式(II)の化合物:
(式中、
R1はメチルもしくはエチルなどのC1−7アルキルであるか、またはフェニルもしくは
パラ−クロロフェニルなどの置換されたもしくは置換されていないC6−10アリールであり;
R2はメチルなどのC1−7アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくは
R5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC1−7アルキルから独立に選択され、R5はC1−7アルキルである)であり;
R6はフェニルなどのC6−10アリールであり、ならびに
「*」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
を、酸性試薬で処理して式(I)の化合物を提供する工程を含む、前記プロセス。 - R1はメチル、エチル、フェニルまたはパラ−クロロフェニルから選択され、
R2はメチルであり、および
R6はフェニルである、請求項12に記載のプロセス。 - 酸性試薬が、無機酸または有機酸である、請求項12または13に記載のプロセス。
- 酸性試薬が、塩酸、硫酸またはリン酸から選択される無機酸である、請求項14に記載のプロセス。
- 酸性試薬が、シュウ酸、クエン酸、ギ酸または酢酸から選択される有機酸である、請求項13に記載のプロセス。
- 式(I)のキラル化合物が、式(Ia):
(式中、R1は請求項12において定義された通りである)
のものであり;および
式(II)のキラル化合物が式(IIa):
(式中、R1、R2およびR6は請求項12において定義された通りである)
のものである、請求項12〜16のいずれか一項に記載のプロセス。 - 式(I)のキラル化合物が、式(Ib):
(式中、R1は請求項12において定義された通りである)
のものであり;および
式(II)のキラル化合物が、式(IIb):
(式中、R1、R2およびR6は請求項12において定義された通りである)
のものである、請求項12〜17のいずれか一項に記載のプロセス。 - 式(II)のキラル化合物:
(式中、
R1はC 1−7 アルキル、置換されていないC 6−10 アリールまたは独立してC 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシ−C 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシおよびハロから選択される1〜3個の置換基によって置換されたC 6−10 アリールであり;
R2はC 1−7 アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC 1−7 アルキルから独立に選択され、R5はC 1−7 アルキルである)であり;
R6はC 6−10 アリールであり、ならびに
「 * 」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
が、請求項5〜11のいずれか一項において定義されたプロセスに従って調製される、請求項12〜18のいずれか一項に記載のプロセス。 - 式(II)のキラル化合物であって、
式中、
R1はC 1−7アルキル、置換されていないC 6−10 アリールまたは独立してC 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシ−C 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシおよびハロから選択される1〜3個の置換基によって置換されたC6−10アリールであり;
R2はC 1−7アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC1−7アルキルから独立に選択され、R5はC1−7アルキルである)であり;
R6はC 6−10アリールであり、および
「*」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する、キラル化合物。 - 式(II)の化合物は、式(IIa)または(IIb):
(式中、R1、R2およびR6は請求項22において定義された通りである)
のものである、請求項20に記載のキラル化合物。 - R1がメチル、エチル、フェニルまたはパラ−クロロフェニルであり、
R2がメチルであり、および
R6がフェニルである、請求項20または21に記載の化合物。 - NEP阻害剤N−(3−カルボキシ−1−オキソプロピル)−(4S)−p−フェニルフェニルメチル)−4−アミノ−(2R)−メチルブタン酸もしくはその塩またはNEP−阻害剤プロドラッグN−(3−カルボキシル−1−オキソプロピル)−(4S)−(p−フェニルフェニルメチル)−4−アミノ−(2R)−メチルブタン酸エチルエステルもしくはその塩の合成における、請求項20〜22のいずれか一項に記載の化合物の使用。
- N−(3−カルボキシ−1−オキソプロピル)−(4S)−p−フェニルフェニルメチル)−4−アミノ−(2R)−メチルブタン酸もしくはその塩を調製するため、または、N−(3−カルボキシル−1−オキソプロピル)−(4S)−(p−フェニルフェニルメチル)−4−アミノ−(2R)−メチルブタン酸エチルエステルもしくはその塩を調製するためのプロセスであって、
式(I)の化合物またはその塩:
(式中、
R1はC 1−7 アルキル、置換されていないC 6−10 アリールまたは独立してC 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシ−C 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシおよびハロから選択される1〜3個の置換基によって置換されたC 6−10 アリールであり;および
「 * 」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
を、請求項12〜19のいずれか一項に記載のプロセスに従って製造することを含む、前記プロセス。 - N−(3−カルボキシ−1−オキソプロピル)−(4S)−p−フェニルフェニルメチル)−4−アミノ−(2R)−メチルブタン酸またはその塩もしくは酸性エステルを調製するため、あるいは、N−(3−カルボキシル−1−オキソプロピル)−(4S)−(p−フェニルフェニルメチル)−4−アミノ−(2R)−メチルブタン酸エチルエステルまたはその塩を調製するためのプロセスであって、
式(II)の化合物またはその塩:
(式中、
R1はC 1−7 アルキル、置換されていないC 6−10 アリールまたは独立してC 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシ−C 1−7 −アルキル、C 1−7 −アルコキシおよびハロから選択される1〜3個の置換基によって置換されたC 6−10 アリールであり;
R2はC 1−7 アルキルであるか、またはR3R4NC(=O)−もしくはR5OC(=O)−(式中、R3およびR4は水素もしくはC 1−7 アルキルから独立に選択され、R5はC 1−7 アルキルである)であり;
R6はC 6−10 アリールであり、および
「 * 」は絶対立体化学(R)もしくは(S)に関するキラル中心を意味する)
を、請求項5〜11のいずれか一項に記載のプロセスに従って製造することを含む、前記プロセス。
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