JP5552785B2 - 固体高分子電解質膜およびその製造方法、液状組成物 - Google Patents
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Description
[1]スルホン酸基を有する重合体、および数平均一次粒子径が1nm〜20nmであって、数平均二次粒子径が30nm〜200nmである金属酸化物粒子を含むことを特徴とする固体高分子電解質膜。
[2]スルホン酸基を有する重合体、金属酸化物粒子を含み、
該金属酸化物粒子がノニオン性界面活性剤及びアニオン性界面活性剤の存在下で、金属化合物を酸化させて得られたものであることを特徴とする固体高分子電解質膜。
[3]前記金属酸化物粒子を、前記重合体ならびに前記金属酸化物粒子の合計量に対して0.01〜30重量%含む、[1]または[2]の固体高分子電解質膜。
[4]前記金属酸化物粒子が、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、マンガン、ニッケル、コバルト、またはセリウムの酸化物から選ばれる少なくとも一種である、[1]〜[3]の固体高分子電解質膜。
[6]スルホン酸基を有する重合体、金属酸化物粒子、および溶媒を含み、
該金属酸化物粒子がノニオン性界面活性剤及びアニオン性界面活性剤から選ばれる少なくとも一種の存在下で、金属化合物を酸化させて得られたものであることを特徴とする液状組成物。
[7]前記金属酸化物粒子を、前記重合体ならびに前記金属酸化物粒子の全体に対して0.01〜30重量%含む、[5]または[6]の液状組成物。
[8]前記[5]〜[7]の液状組成物の製造方法であって、
溶媒中でスルホン酸基を有する重合体と金属酸化物を混合して得ることを特徴とする液状組成物の製造方法。
[9]前記[5]〜[7]の液状組成物をキャスト製膜することを特徴とする固体高分子電解質膜の製造方法。
[10]前記[1]〜[4]の固体高分子電解質膜と、該固体高分子電解質膜の両側に接して、触媒層とガス拡散層とを有することを特徴とする膜−電極接合体。
[11]前記[10]の膜−電極接合体を有する固体高分子型燃料電池。
本発明の固体高分子電解質膜は、特定の金属酸化物粒子とスルホン酸基を有する重合体とからなる。
本発明で使用される金属酸化物粒子は、数平均一次粒子径が1nm〜20nmであって、数平均二次粒子径が30nm〜200nmである。
また、金属酸化物粒子の数平均一次粒子径は、1nm〜20nm、好ましくは1〜10nm、さらに好ましくは2〜5nmである。数平均一次粒子径は、電子顕微鏡観察によって求められる。
スルホン酸基を有する重合体としては、従来固体高分子電解質膜に使用されていたものでありスルホン酸基を有するものであれば特に制限されない。
スルホン酸基を有する全フッ化炭素系重合体としては、Nafion(登録商標、デュポン社製)、フレミオン(登録商標、旭硝子(株)社製)、アシプレックス(旭化成工業(株)社製)などが市販されている。
このようなスルホン酸基を有する芳香族炭化水素系重合体としては、本願出願人による、特開2008−247857号公報、特開2007−210919号公報、特開2007−91788号公報などに記載のものが例示される。
本発明にかかる固体高分子電解質膜は、前記(i)金属酸化物粒子と前記(ii)スルホン酸基を有する重合体とを含む。
また、本発明にかかる固体高分子電解質膜は、上記金属酸化物粒子以外にも、他の金属化合物または金属イオンを含むこともできる。他の金属化合物または金属イオンとしては、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、バナジウム(V)、スズ(Sn)、マンガン(Mn)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W) 、鉄(Fe)、ルテニウム(Ru)、ニッケル(Ni)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、銀(Ag)、セリウム(Ce)、ネオジウム(Nd)、プラセオジウム(Pr)、サマリウム(Sm)、コバルト(Co)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、及び、エルビウム(Er)等の金属化合物またはこれらの金属イオンが挙げられる。
本発明にかかる液状組成物は、前記(i)金属酸化物粒子と(ii)スルホン酸基を有する重合体とを含む。なお、金属酸化物粒子、重合体に含まれるスルホン酸基の数に対する上記金属酸化物粒子の量、ならびに重合体および上記金属酸化物粒子の全体に対する金属酸化物粒子の量は、前記した通りである。
溶媒としては、前記スルホン酸基を有する重合体を溶解する溶媒や膨潤させる溶媒であれば良く、たとえば、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、γ−ブチロラクトン、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチル尿素、ジメチルイミダゾリジノン、アセトニトリルなどの非プロトン系極性溶剤や、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の塩素系溶剤、メタノール、エタノール、プロパノール、iso−プロピルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等のアルコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等のアルキレングリコールモノアルキルエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキサン等のエーテル類などの溶剤が挙げられる。これらの溶剤は、1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。特に溶解性、溶液粘度の面から、N−メチル−2−ピロリドン(以下「NMP」ともいう。)が好ましい。
本発明にかかる液状組成物は、前記溶媒中でスルホン酸基を有する重合体と金属酸化物粒子とを混合することによって、調製することができる。具体的には、スルホン酸基を有する重合体を前記溶媒中に溶解又は分散させた後、上記金属酸化物粒子をこれに混合することによって、調製する方法、または上記金属酸化物粒子を前記溶媒中に溶解又は分散させた後に、スルホン酸基を有する重合体を溶解又は分散させる方法が挙げられる。
本発明にかかる固体高分子電解質膜は、例えば、前記液状組成物を、基体上に流延してフィルム状に成形するキャスティング法などにより、製造することができる。基体としては、通常の溶液キャスティング法に用いられる基体であれば特に限定されず、たとえばプラスチック製、金属製などの基体が用いられ、好ましくは、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどの熱可塑性樹脂からなる基体が用いられる。
また、別に多孔質基材やシート状の繊維質物質を用いることで、補強された固体高分子電解質膜を製造することもできる。
このような、多孔質基材として、特開2008−119662号公報、特開2007−154153号公報、特開平8−20660号公報、特開平8−20660号公報、特開2006−120368号公報、特開2004−171994号公報、特開2009−64777号公報に開示されたものを使用することができる。
本発明にかかる膜−電極接合体は、前記固体高分子電解質膜と、触媒層と、ガス拡散層とを備えた膜−電極接合体である。典型的には、前記固体高分子電解質膜を挟んで一方にはカソード電極用の触媒層と他方にはアノード電極用の触媒層が設けられており、さらにカソード側およびアノード側の各触媒層の固体高分子電解質膜と反対側に接して、カソード側およびアノード側にそれぞれガス拡散層が設けられている。
具体的にガス拡散層は、多孔性基材又は多孔性基材と微多孔層の積層構造体からなる。ガス拡散層が多孔性基材と微多孔層の積層構造体からなる場合には、微多孔層が触媒層に接して設けられる。カソード側およびアノード側のガス拡散層は、撥水性を付与するために含フッ素重合体を含んでいることが好ましい。
本発明に係る固体高分子型燃料電池は、前記膜−電極接合体を含むことを特徴としている。具体的には、少なくとも一つ以上の膜−電極接合体及びその両側に位置するセパレータを含む少なくとも一つの電気発生部;燃料を前記電気発生部に供給する燃料供給部;及び酸化剤を前記電気発生部に供給する酸化剤供給部を含む型燃料電池であって、膜−電極接合体が上記記載のものであることを特徴とする。
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
本実施例での評価は以下のようにして行なった。
スルホン酸化重合体を、1N塩酸水で洗浄後、フリーに残存している酸を除去するため水洗水が中性になるまでイオン交換水で充分に洗浄し、乾燥後、所定量を秤量し、THF/水の混合溶剤に溶解したフェノールフタレインを指示薬とし、NaOHの標準液を用いて滴定を行い、中和点から、スルホン酸当量を求めた。
スルホン酸化重合体の分子量、または耐熱試験後のスルホン酸化重合体の分子量を、臭化リチウム7.83gとリン酸3.3mlと溶媒からなる混合溶液を溶離液として用い、GPCを用い、ポリスチレン換算の分子量を求めた。
粒子の数平均一次粒子径を透過型電子顕微鏡(TEM)により、また粒子の数平均二次粒子径を動的光散乱(DLS)法により測定した(測定装置:堀場製作所社製、動的光散乱式粒径分布測定装置、品番「HORIBA LB550」)
界面活性剤付着量については、熱重量分析(TG)を用いて900℃まで加熱した際の重量減少量から算出した。
30cm3のエチレングリコール(EG)(和光純薬製)に、Ce(NO3)3・6H2O(高純度化学製)7.8g、及びポリビニルピロリドンK−30(PVP)(シグマアルドリッチ製;ポリスチレン換算数平均分子量3×104)2.4gを加え、190℃で60分間加熱・還流し、白濁した混合溶液が得られた。
(1)疎水性ユニットの合成
撹拌機、温度計、冷却管、Dean-Stark管、窒素導入の三方コックを取り付けた1Lの三つ口のフラスコに、2,6−ジクロロベンゾニトリル49.4g(0.29モル)、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン88.4g(0.26モル)、炭酸カリウム47.3g(0.34モル)をはかりとった。窒素置換後、スルホラン346ml、トルエン173mlを加えて攪拌した。フラスコをオイルバスにつけ、150℃に加熱還流させた。反応により生成する水をトルエンと共沸させ、Dean−Stark管で系外に除去しながら反応させると、約3時間で水の生成がほとんど認められなくなった。反応温度を徐々に上げながら大部分のトルエンを除去した後、200℃で3時間反応を続けた。次に、2,6−ジクロロベンゾニトリル12.3g(0.072モル)を加え、さらに5時間反応した。
攪拌機、冷却管を備えた3Lの三口フラスコに、クロロスルホン酸233.0g(2モル)を加え、続いて2,5−ジクロロベンゾフェノン100.4g(400ミリモル)を加え、100℃のオイルバスで8時間反応させた。所定時間後、反応液を砕氷1000gにゆっくりと注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、酢酸エチルを留去し、淡黄色の粗結晶3−(2,5−ジクロロベンゾイル)ベンゼンスルホン酸クロリドを得た。粗結晶は精製せず、そのまま次工程に用いた。
撹拌羽根、温度計、窒素導入管を取り付けた2Lの3口フラスコに、フルオロベンゼン240.2g(2.50モル)を取り、氷浴で10℃まで冷却し、2,5−ジクロロ安息香酸クロライド134.6g(0.50モル)、塩化アルミニウム86.7g(0.65モル)を反応温度が40℃を超えないように徐々に添加した。添加後、40℃で8時間撹拌した。薄層クロマトグラフィーにより原料の消失を確認した後、氷水に滴下し、酢酸エチルから抽出を行った。5%重曹水により中和した後、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムにより乾燥させた後、エバポレーターでにより溶媒を留去した。メタノールから再結晶を行うことにより、中間体の2,5−ジクロロ−4'−フルオロベンゾフェノンを130g、収率97%で得た。
撹拌機、温度計、窒素導入管を接続した1Lの3口フラスコに、乾燥したN,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)166mLを(1)で合成したオリゴマー13.4g(1.8ミリモル)、(2)で合成した3−(2,5−ジクロロベンゾイル)ベンゼンスルホン酸ネオペンチル 37.6g(93.7ミリモル)、(3)で合成した2,5−ジクロロ−4'−(ピリジン−2−イル)ベンゾフェノン 1.61g(4.7ミリモル)、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケルジクロリド2.62g(4.0ミリモル)、トリフェニルホスフィン10.5g(40.1ミリモル)、ヨウ化ナトリウム0.45g(3.0ミリモル)、亜鉛15.7g(240.5ミリモル)の混合物中に窒素下で加えた。
(1)親水性ユニットの合成
2,2−ジメチルプロパノール44.9g(510.2ミリモル)をピリジン147mlに溶解させた。これに、0℃で、2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸クロリド100g(405.6ミリモル)を加え、室温で、1時間攪拌、反応させた。反応混合物に、酢酸エチル740mL及び2mol%塩酸740mLを加え、30分間撹拌した後、静置し、有機層を分離した。分離した有機層を水740mL、10質量%炭酸カリウム水溶液740mL、飽和食塩水740mLで順次洗浄した後、減圧条件下で、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロロホルム溶媒)で精製した。得られた溶出液から溶媒を、減圧条件下で留去した。残渣を、65℃でヘキサン970mLに溶解させた後、室温まで冷却した。析出した固体を濾過により分離した。分離した固体を乾燥し、下記構造式で表される2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)の白色固体を99.4g、収率82.1%で得た。
無水塩化ニッケル1.62g(12.5ミリモル)とジメチルスルホキシド(DMSO)15mLとを混合し、内温70℃ に調整した。これに、2,2’−ビピリジン2.15g(13.8モル)を加え、同温度で10分撹拌し、ニッケル含有溶液を調製した。(1)で合成した2,5−ジクロロベンゼンスルホン酸(2,2−ジメチルプロピル)1.49g(5.0ミリモル)と下記構造式
合成例1で得られた酸化セリウム微粒子0.8gをメタノール/N−メチル−2−ピロリドン(NMP)=40/60の混合溶媒84mlに添加し、超音波発生ホモジナイザーを使用して分散させた。次いで、この分散液に合成例2-1で得られた重合体A16gを添加し、溶解させた。この溶液をPETフィルムの上にダイコータにてキャスト塗工し、80℃で40分予備乾燥した後、120℃で40分乾燥した。これを大量の蒸留水に一晩浸漬し、膜中の残存NMPを希釈により取り除いた後、風乾し、膜厚40μmの膜を得た。
次に、200mlのポリボトルに直径5mmのジルコニアボール(ニッカトー社製「YTZボール」)80gを入れ、白金ルテニウム担持カーボン粒子(田中貴金属工業社製「TEC61E54」、Pt:29.8質量%担持、Ru:23.2質量%担持)1.28g、蒸留水3.60g、n−プロピルアルコール12.02gおよびNafion(商標) D2020(DuPont社製、ポリマー濃度21%分散液、イオン交換容量1.08meq/g)3.90gを加え、ペイントシェーカーで60分間攪拌することにより、アノード電極ペーストを得た。
次に、200mlのポリボトルに直径5mmのジルコニアボール80gを入れ、白金担持カーボン粒子(田中貴金属工業社製「TEC10E50E」、Pt:45.6質量%担持)1.25g、蒸留水3.64g、n−プロピルアルコール11.91gおよびNafion(商標) D2020 4.40gを加え、ペイントシェーカーで60分間攪拌することにより、カソード電極ペーストを得た。
高分子電解質膜の片面に、5cm×5cmの開口を有するマスクを用いて上記アノード電極ペーストをドクターブレードにて塗布し、また上記電極ペーストを塗布していない面に、5cm×5cmの開口を有するマスクを用いて、ドクターブレードにて上記カソード電極ペーストを塗布した。これを120℃で60分間乾燥した。各電極触媒層の触媒塗布量は0.50mg/cm2であった。
ガス拡散層としてSGL CARBON社製のGDL24BCを用いた。
〔燃料電池の作製〕
上記電極触媒層が両面に形成された電解質膜を、2枚のガス拡散層で挟み、圧力60kg/cm2下、160℃×20minの条件でホットプレス成形して、膜−電極接合体を作製した。得られた電極−膜接合体の両側にガス流路を兼ねるセパレータを積層し、これを2枚のチタン製の集電体で挟み、さらにその外側にヒーターを配置し、有効面積25cm2の評価用燃料電池を作製した。
(1)OCV耐久性試験
上記評価用燃料電池のカソード電極側に常圧で0.2L/minの流量で空気を供給し、アノード電極側に常圧で0.2L/minの流量で純水素を供給し、セル温度90℃、カソード電極側相対湿度20%、アノード電極側相対湿度20%として、発電は行わずに開回路状態で300時間運転し、その間の電圧低下速度を測定した。結果を表1に示す。
上記評価用燃料電池のカソード電極側に背圧120kPa、利用率40%で空気を供給し、アノード電極側に背圧120kPa、利用率70%で純水素を供給し、セル温度80℃、カソード電極側相対湿度50%、アノード電極側相対湿度50%として、上記OCV耐久試験前後の電流密度1A/cm2でのセル電圧を測定し、セル電圧の低下度を求めた。結果を表2に示す。
実施例1において重合体Aのかわりに合成例2-2で得られた重合体Bを用いた以外は実施例1と同様にして、膜厚40μmの膜を得た。この膜は、実施例1と同様のICP測定により、酸化セリウム量は、膜1gに対して37mgであることが判明した。また、実施例1と同様の熱水浸漬を行い、ICP測定を行ったところ、熱水浸漬前後でのセリウム量に変化はなく、酸化セリウム微粒子の熱水への溶出は起こっていないことが判明した。この膜を用いて実施例1と同様のOCV耐久性試験、及びOCV耐久性試験前後の出力電圧測定の評価を行った。結果を表1〜2に示す。
合成例1で得られた酸化セリウム微粒子0.8gを、NafionTM D2020 76gに添加し、超音波発生ホモジナイザーを使用して分散させた。次いで、この分散液をPETフィルムの上にダイコータにてキャスト塗工し、80℃で40分予備乾燥した後、120℃で40分乾燥し、膜厚40μmの膜を得た。この膜は、実施例1と同様のICP測定により、酸化セリウム量は膜1gに対して36mgであることが判明した。また、実施例1と同様の熱水浸漬を行い、ICP測定を行ったところ、熱水浸漬前後でのセリウム量に変化はなく、酸化セリウム微粒子の熱水への溶出は起こっていないことが判明した。この膜を用いて実施例1と同様のOCV耐久性試験、及びOCV耐久性試験前後の出力電圧測定の評価を行った。結果を表1〜2に示す。
実施例1において、合成例1で得られた酸化セリウム微粒子を使用しない以外は実施例1と同様にして、膜厚40μmの膜を得た。この膜を用いて実施例1と同様のOCV耐久性試験、及びOCV耐久性試験前後の出力電圧測定の評価を行った。結果を表1〜2に示す。
実施例1において、合成例1で得られた酸化セリウム微粒子のかわりに硝酸セリウム六水和物(和光純薬工業社製) 0.79gを使用した以外は実施例1と同様にして、膜厚40μmの膜を得た。この膜は、実施例1と同様のICP測定により、セリウム量は重合体Aとセリウム成分の総質量に対して0.11ミリモル/gであり、スルホン酸基の4.6モル%であることが判明した。また、実施例1と同様の熱水浸漬を行い、ICP測定を行ったところ、熱水浸漬前後でのセリウム量に変化はなく、セリウムの熱水への溶出は起こっていないことが判明した。この膜を用いて実施例1と同様のOCV耐久性試験、及びOCV耐久性試験前後の出力電圧測定の評価を行った。結果を表1〜2に示す。
実施例1において、合成例1で得られた酸化セリウム微粒子のかわりに、市販の酸化セリウム粒子(純正化学製、数平均二次粒子径400nm)を用いた以外は実施例1と同様にして、膜厚40μmの膜を得た。この膜は、実施例1と同様のICP測定により、酸化セリウム量は膜1gに対して46mgであることが判明した。また、実施例1と同様の熱水浸漬を行い、ICP測定を行ったところ、熱水浸漬前後でのセリウム量に変化はなく、酸化セリウム微粒子の熱水への溶出は起こっていないことが判明した。この膜を用いて実施例1と同様のOCV耐久性試験、及びOCV耐久性試験前後の出力電圧測定の評価を行った。結果を表1〜2に示す。
実施例3において、合成例1で得られた酸化セリウム微粒子を使用しない以外は実施例3と同様にして、膜厚40μmの膜を得た。この膜を用いて実施例1と同様のOCV耐久性試験、及びOCV耐久性試験前後の出力電圧測定の評価を行った。結果を表1〜2に示す。
表1より、実施例1、2、及び比較例2、3は開回路電圧の低下速度が比較例1より小さく、実施例3は開回路電圧の低下速度が比較例4より小さいものであった。さらに、酸化セリウム微粒子を用いた実施例1は開回路電圧の低下速度が比較例3より小さいものであった。また、表2より、実施例1、2、及び比較例2、3はOCV耐久試験後の電流密度1A/cm2でのセル電圧低下度が比較例1より小さく、実施例3はOCV耐久試験後の電流密度1A/cm2でのセル電圧低下度が比較例4より小さいものであった。さらに、酸化セリウム微粒子を用いた実施例1はOCV耐久試験後の電流密度1A/cm2でのセル電圧低下度が比較例3より小さいものであった。また、表2より、実施例1、2は電流密度1A/cm2でのセル電圧の初期値が比較例2より高いものであった。以上より、本発明の電解質膜は発電性能に優れ、燃料電池の発電により生成される過酸化水素または過酸化物ラジカルに対する耐久性に優れているものである。
Claims (11)
- スルホン酸基を有する重合体、金属酸化物粒子を含み、
該金属酸化物粒子がノニオン性界面活性剤及びアニオン性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の存在下で、金属化合物を酸化させて得られたものであり、
前記金属酸化物粒子を、前記重合体ならびに前記金属酸化物粒子の合計量に対して0.01〜30重量%含み、
金属酸化物粒子が、アルミニウム、ケイ素、チタン、ジルコニウム、亜鉛、スズ、鉄、ビスマス、マグネシウム、イットリウム、鉛、マンガン、ゲルマニウム、銅、インジウム、ベリリウム、ネオジム、ランタン、ニオブ、タンタル、ニッケル、コバルト、ガリウム、セリウム、モリブデン、タングステンから選ばれる金属の酸化物およびこれらの複合酸化物の少なくとも1種である
ことを特徴とする固体高分子電解質膜。 - 金属酸化物粒子の数平均一次粒子径が1nm〜20nmであって、数平均二次粒子径が30nm〜200nmである請求項1の固体高分子電解質膜。
- 前記金属酸化物粒子が、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、マンガン、ニッケル、コバルト、またはセリウムの酸化物から選ばれる少なくとも一種である、請求項1または2に記載の固体高分子電解質膜。
- 界面活性剤が、ノニオン性界面活性剤であり、ピロリドン基を有するポリマーであることを特徴とする請求項1に記載の固体高分子電解質膜。
- スルホン酸基を有する重合体、金属酸化物粒子、および溶媒を含み、
該金属酸化物粒子が、ノニオン性界面活性剤及びアニオン性界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の存在下で、金属化合物を酸化させて得られたものであり、
前記金属酸化物粒子を、前記重合体ならびに前記金属酸化物粒子の全体に対して0.01〜30重量%含み、
金属酸化物粒子が、アルミニウム、ケイ素、チタン、ジルコニウム、亜鉛、スズ、鉄、ビスマス、マグネシウム、イットリウム、鉛、マンガン、ゲルマニウム、銅、インジウム、ベリリウム、ネオジム、ランタン、ニオブ、タンタル、ニッケル、コバルト、ガリウム、セリウム、モリブデン、タングステンから選ばれる金属の酸化物およびこれらの複合酸化物の少なくとも1種である
ことを特徴とする液状組成物。 - 金属酸化物粒子の数平均一次粒子径が1nm〜20nmであって、数平均二次粒子径が30nm〜200nmであることを特徴とする請求項5に記載の液状組成物。
- 界面活性剤が、ノニオン性界面活性剤であり、ピロリドン基を有するポリマーであることを特徴とする請求項5または6に記載の液状組成物。
- 請求項5〜7のいずれかに記載の液状組成物の製造方法であって、
溶媒中でスルホン酸基を有する重合体と金属酸化物を混合して得ることを特徴とする液状組成物の製造方法。 - 請求項5〜7のいずれかに記載の液状組成物をキャスト製膜することを特徴とする固体高分子電解質膜の製造方法。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の固体高分子電解質膜と、該固体高分子電解質膜の両側に接して、触媒層とガス拡散層とを有することを特徴とする膜−電極接合体。
- 請求項10に記載の膜−電極接合体を有する固体高分子型燃料電池。
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