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JP5327165B2 - 電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置 Download PDF

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JP5327165B2 JP2010189083A JP2010189083A JP5327165B2 JP 5327165 B2 JP5327165 B2 JP 5327165B2 JP 2010189083 A JP2010189083 A JP 2010189083A JP 2010189083 A JP2010189083 A JP 2010189083A JP 5327165 B2 JP5327165 B2 JP 5327165B2
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Description

この発明は、衝突事故の際に運転者の身体からこのステアリングホイールに加わった衝撃エネルギを吸収しつつこのステアリングホイールの前方への変位を可能とする、衝撃吸収式ステアリング装置の改良に関する。特に本発明は、ステアリングホイールと共に前方に変位する部分に、電動式パワーステアリング装置を構成する電動モータを側方に突出する状態で設けた構造であっても、前記ステアリングホイールが前方に向け円滑に変位する様にして、運転者の保護充実を図れる構造の実現を図るものである。
自動車用ステアリング装置は、図7に示す様に構成して、ステアリングホイール1の回転をステアリングギヤユニット2の入力軸3に伝達し、この入力軸3の回転に伴って左右1対のタイロッド4、4を押し引きして、前車輪に舵角を付与する様にしている。前記ステアリングホイール1は、ステアリングシャフト5の後端部に支持固定されており、このステアリングシャフト5は、円筒状のステアリングコラム6を軸方向に挿通した状態で、このステアリングコラム6に回転自在に支持されている。又、前記ステアリングシャフト5の前端部は、自在継手7を介して中間シャフト8の後端部に接続し、この中間シャフト8の前端部を、別の自在継手9を介して、前記入力軸3に接続している。尚、前記中間シャフト8は、トルクを伝達可能に、且つ、衝撃荷重により全長を収縮可能に構成している。そして、衝突事故の際(次述する一次衝突の際)に、前記ステアリングギヤユニット2の後方への変位に拘らず、前記ステアリングシャフト5を介して前記ステアリングホイール1が後方に向けて変位する(運転者の身体に向けて突き上げられる)事を防止できる様に構成している。
上述の様な自動車用ステアリング装置は、衝突事故の際に、衝撃エネルギを吸収しつつ、ステアリングホイールを前方に変位させる構造にする事が、運転者の保護の為には必要である。即ち、衝突事故の際には、自動車が他の自動車等にぶつかる一次衝突に続いて、運転者の身体がステアリングホイール1に衝突する二次衝突が発生する。この二次衝突の際に、運転者の身体に加わる衝撃を緩和して、運転者の保護を図る為に、前記ステアリングホイール1を支持したステアリングコラム6を車体に対して、二次衝突に伴う前方への衝撃荷重により前方に脱落可能に支持すると共に、前記ステアリングコラム6と共に前方に変位する部分と車体との間に、塑性変形する事で前記衝撃荷重を吸収するエネルギ吸収部材を設ける事が従来から知られており、且つ、広く実施されている。
図8〜11は、衝撃吸収機能を備えた自動車用ステアリング装置の具体的構造の1例を示している。ステアリングコラム6aと、コラム側ブラケット10と、このステアリングコラム6a側に設けた左右1対の被挟持壁部11、11と、車体側ブラケット12とを備える。このうちのステアリングコラム6aの内径側にステアリングシャフト5aを、単列深溝型の玉軸受の如き、ラジアル荷重及びスラスト荷重を支承可能な転がり軸受等により、回転のみ自在に支持している。尚、前記ステアリングコラム6aの前端部には、電動モータ13(図7参照)や減速機等、電動式パワーステアリング装置の構成部材を設置する為のハウジング14を結合固定している。前記ステアリングシャフト5aの後端部で前記ステアリングコラム6aよりも後方に突出した部分に、ステアリングホイール1(図7参照)を固定する。
又、前記コラム側ブラケット10は前記車体側ブラケット12に対し、二次衝突に基づく衝撃荷重により前方への変位(離脱)を可能に結合支持している。前記コラム側ブラケット10は、それぞれが鋼板等の、十分な強度及び剛性を有する金属板製である、天板15と左右1対の側板16a、16bとを、溶接等により結合固定して成る。このうちの天板15の幅方向両端部を、前記コラム側ブラケット10を前記車体側ブラケット12に結合支持する為の取付板部17、17としている。これら両取付板部17、17の幅方向中央部には、図11に示す様な、それぞれがこれら両取付板部17、17の後端縁に開口する切り欠き18、18を形成し、これら両切り欠き18、18部分に、カプセル19、19を装着している。
これら両カプセル19、19は、合成樹脂、アルミニウム系合金の如き軟質金属等、前記天板15を構成する金属板に対し滑り易い材料により造っている。この様な前記両カプセル19、19は、通常状態では前記両切り欠き18、18から抜け出る事はないが、前記コラム側ブラケット10に前方に向いた大きな衝撃荷重が加わった場合には、前記両切り欠き18、18との係合部を裂断して、これら両切り欠き18、18から後方に抜け出る。この為に、前記両取付板部17、17のうちでこれら両切り欠き18、18の内周縁乃至周囲部分に形成した凹入部20及び小通孔21、21と、前記両カプセル19、19に形成した別の小通孔22、22との間に、剪断ピンを掛け渡している。これら各剪断ピンは、合成樹脂、或いは軟質金属等の、衝撃荷重により剪断可能な材料で造られている。そして、少なくともそれぞれの一部が、何れかの小通孔21、22に締り嵌め状態で内嵌(圧入)された状態で、前記両取付板部17、17と前記両カプセル19、19との間に掛け渡されて、これら両取付板部17、17にこれら前記両カプセル19、19を支持している。
上述の様な前記両カプセル19、19の中央部には、前記コラム側ブラケット10を前記車体側ブラケット12に結合支持する為のボルト或はスタッドを挿通する為の通孔23、23を設けている。前記コラム側ブラケット10を前記車体側ブラケット12に結合支持するには、前記両カプセル19、19の通孔23、23を下から上に挿通したボルトを、前記車体側ブラケット12に溶接等により支持固定したナット24、24に螺合し更に締め付ける。この車体側ブラケット12は、予め車体側に固定されているので、前記ボルトの締め付けにより前記コラム側ブラケット10がこの車体に対し、前方に向いた大きな衝撃荷重が加わった場合にのみ、前方に脱落可能に結合支持される。尚、前記車体側ブラケット12の下面に固定したスタッドを前記両カプセル19、19の通孔23、23を上から下に挿通し、このスタッドの下端部にナットを螺合し更に締め付ける事により、前記コラム側ブラケット10を前記車体側ブラケット12に結合支持する事もできる。
前記ステアリングコラム6aは、上述の様に、車体に対し二次衝突時の衝撃に基づいて前方に脱落可能に支持した、前記コラム側ブラケット10を構成する、前記両側板16a、16b同士の間に支持している。前記ステアリングコラム6aは前記コラム側ブラケット10に対し、このコラム側ブラケット10と共に前方に変位する様に支持されており、前記ステアリングシャフト5aは前記ステアリングコラム6aに回転のみ自在に支持されている。そして、前記ステアリングホイール1は、前記ステアリングシャフト5aの後端部に固定される。従って、二次衝突に伴ってこのステアリングホイール1に、前方に向いた衝撃が加わると、前記ステアリングコラム6aが前記コラム側ブラケット10から脱落して、前記ステアリングホイール1と共に前方に変位する。
即ち、衝突事故に伴う二次衝突の際に、前記ステアリングホイール1から前記コラム側ブラケット10に、前方に向いた大きな衝撃荷重が加わると、前記両カプセル19、19と前記両取付板部17、17との間に掛け渡した、前記各剪断ピンが裂断する。そして、これら両カプセル19、19を前記両切り欠き18、18から抜け出させつつ、前記コラム側ブラケット10が前方に変位する。この結果、前記ステアリングホイール1も前方に変位し、このステアリングホイール1に衝突した運転者の身体に加わる衝撃を緩和できる。尚、図8〜11に示した構造は、このステアリングホイール1の前後位置を調節する為のテレスコピック機構と、同じく上下位置を調節する為のチルト機構とを組み込んでいるが、これらの機構に就いては、本発明の要旨とは関係しない為、説明は省略する。
この様に、二次衝突に伴って前記ステアリングホイール1を前方に変位させる際に、運転者の身体からこのステアリングホイール1に加わった衝撃エネルギを吸収しつつ、このステアリングホイール1を前方に変位させる事が、運転者保護の面から好ましい。例えば、上述の図7〜11に示した構造でも、前記両被挟持壁部11、11の外側面と前記両側板16a、16bの内側面との当接部に作用する摩擦力、並びに、前記ステアリングコラム6aを構成するアウタコラムの前部内周面と前記インナコラムの後部外周面との当接部に作用する摩擦力が、前記ステアリングホイール1を前方に変位させる事に対する抵抗となり、前記衝撃エネルギの吸収に寄与する。
更に、特許文献1〜3には、車体に支持されて、二次衝突時に前方に変位する部分と、二次衝突時にも前方に変位する事のない部分との間に、塑性変形しつつステアリングコラムの前方への変位を許容するエネルギ吸収部材を設ける構造が記載されている。図12〜14は、このうちの特許文献1に記載された、エネルギ吸収部材を組み込んだ従来構造の第1例を示している。この従来構造の第1例の場合、エネルギ吸収部材25として、軟鋼板等の塑性変形可能な金属板を図13に示す様に曲げ形成したものを使用している。前記エネルギ吸収部材25の後部は車体側ブラケット12aに対し、ボルト26により、コラム側ブラケット10aに設けた左右1対の取付板部17aと共に結合している。これら両取付板部17aには、これら両取付板部17aの後端縁に開口する、例えばU字形の切り欠きを形成しており、前記ボルト26は、この切り欠きを挿通している。又、前記エネルギ吸収部材25の前部は、U字形に折り返すと共に、その先端縁を前記取付板部17aの一部に係合させて、二次衝突の進行に伴ってこの先端縁が、前記コラム側ブラケット10aと共に前方に変位する様にしている。
二次衝突の発生時には、図14に示す様に前記コラム側ブラケット10aが、前記ボルト26を前記切り欠きから後方に抜き出させつつ、前方に変位する。但し、前記エネルギ吸収部材25の後部は、前記ボルト26に支持されて、前記車体側ブラケット12a部分に残る。この為、前記エネルギ吸収部材25が、図12に示した状態から図14に示した状態にまで、塑性変形に基づいて伸長する。そして、この伸長に伴って、二次衝突時にステアリングホイールに加わった衝撃エネルギを吸収し、ステアリングホイールに衝突した運転者の身体に加わる衝撃を緩和する。特許文献3にも、特許文献1に記載されたものと同様、金属板製のエネルギ吸収部材を組み込んだ構造が記載されている。
次に、図15〜17は、前記特許文献2に記載された、エネルギ吸収部材を組み込んだ従来構造の第2例を示している。この従来構造の第2例の場合、1対のエネルギ吸収部材25a、25aとして、軟鋼等の塑性変形可能な金属製の線材を曲げ形成したものを使用している。そして、前記両エネルギ吸収部材25a、25aの折り返し基部27、27を、車体側ブラケットに支持されて二次衝突時にも前方に変位する事のない、カプセル19a、19aの後側に係止している。これに対して、前記両エネルギ吸収部材25a、25aの先端側折り返し部28、28を、コラム側ブラケット10bを構成する取付板部17bの前端縁に対向させている。更に、前記各先端側折り返し部28、28から前記線材の両端部に向けて連続する直線部29、29を、前記コラム側ブラケット10bの平板部30に形成した通孔31、31を通じて、この平板部30よりも後方に突出させている。
二次衝突の発生時には、前記コラム側ブラケット10bを固定したステアリングコラム6bの前方への変位に伴って、前記取付板部17bの前端縁が前記両エネルギ吸収部材25a、25aの先端側折り返し部28、28を扱く。そして、前記各直線部29、29を前記両通孔31、31から引き抜きつつ、前記各先端側折り返し部28、28を、前記線材の両端部に向けて移動させる。これら各先端側折り返し部28、28の移動は、これら両線材の塑性変形として行われるので、この移動に伴って、二次衝突時にステアリングホイールに加わった衝撃エネルギを吸収し、ステアリングホイールに衝突した運転者の身体に加わる衝撃を緩和する。
従来から知られている衝撃吸収式ステアリング装置は、例えば上述の様に構成して、衝突事故の際にステアリングホイールにぶつかった運転者の身体に加わる衝撃を緩和する。何れの構造にしても、運転者保護を充実させる為には、ステアリングコラムの前方への変位が円滑に行われる必要がある。これに対して、例えば、特許文献4に記載されている様に、ステアリングコラムの前端部に固定した、電動式パワーステアリング装置用のハウジングから電動モータを、片側方に突設させた状態で設けた構造の場合、二次衝突時に於ける前記ステアリングコラムの前方への変位が、前記電動モータの存在に基づいて、必ずしも円滑に行われない事が、本発明者等の研究により分かった。この理由に就いて、図18を参照しつつ説明する。
図18は、本発明の実施例の構造に準じて構成した、電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置を、上方から見た状態を示している。但し、本発明の特徴となる構造は備えていない。ステアリングコラム6cの前端部に、電動式パワーステアリング装置を構成する減速機等を収納するハウジング14aを固定し、これらステアリングコラム6c及びハウジング14aを車体側ブラケットに対して、前方に向いた衝撃荷重に基づいて前方への脱落を可能に支持している。この為に、前記ステアリングコラム6cの中間部に支持したコラム側ブラケット10cと、前記ハウジング14aに支持したハウジング側ブラケット32とを、何れも前方に向いた衝撃荷重により前方に脱落する様に、車体に対し支持している。前記両ブラケット10c、32は、左右1対の、又は左右一体型の取付板部17c、17dを備え、これら各取付板部17c、17dに、それぞれ後端縁側に開口する切り欠き18a、18bを形成している。そして、これら各切り欠き18a、18bを覆う状態で滑り板33a、33bを、それぞれ前記両ブラケット10c、32の左右両端部に組み付けている。そしてこれら各滑り板33a、33bに形成した通孔を挿通した、ボルト若しくはスタッドにより、前記両ブラケット10c、32の左右両端部を、前記車体に対し支持している。
二次衝突時には前記ボルト若しくはスタッドが、前記各滑り板33a、33bと共に前記各切り欠き18a、18bから抜け出して、前記ステアリングコラム6c及び前記ハウジング14aが前方に変位する事を許容する。この場合に、これら両部材6c、14aがこのうちのステアリングコラム6cの軸方向に沿って変位すれば、前記前方への脱落乃至は変位が円滑に行われ、ステアリングホイールに衝突した運転者の身体に加わる衝撃の緩和を効果的に行える。ところが、図18に示した構造の様に、電動式パワーステアリング装置の補助動力源となる、重量が嵩み、慣性質量が大きな電動モータ13aがハウジング14aの片側方に突出する状態で設けられた構造の場合、二次衝突時に、この電動モータ13aを支持固定した前記ハウジング14aが、前記軸方向に対し傾斜する傾向になる。
即ち、慣性質量が大きな電動モータ13aは、前記二次衝突に伴う衝撃荷重を受けた場合に於ける変位の開始が、他の、慣性質量が比較的小さい部分に比べて遅れる傾向になる。この結果、二次衝突時には前記ステアリングコラム6c及び前記ハウジング14aが、図18の(A)→(B)に示す様に、前記電動モータ13aの側がこの電動モータ13aと反対側よりも後方に位置する方向に傾斜した状態のまま、前方に変位する。この様な前方への変位は、複数箇所の摩擦係合部を摺動させたり、車体側とステアリングコラム6c(又はハウジング14a)側との間に設けたエネルギ吸収部材を塑性変形させつつ行われる。これら、摩擦係合部の摺動やエネルギ吸収部材の塑性変形は、前記ステアリングコラム6c及び前記ハウジング14aが、このステアリングコラム6cの軸方向に変位する場合に効果的に行われる様に設計されている。逆に言えば、前記図18の(A)→(B)に示す様に、前記ステアリングコラム6c及び前記ハウジング14aが、傾斜した状態のまま前方に変位すると、運転者の保護充実の面から不利である。
特開平9−24843号公報 特開平9−272448号公報 特開平10−167083号公報 特開2004−74985号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、電動式パワーステアリング装置を構成する電動モータを側方に突出する状態で設けた構造であっても、前記ステアリングホイールを前方に向け円滑に変位させられる構造を実現すべく発明したものである。
本発明の電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置は、ステアリングコラムと、ステアリングシャフトと、コラム側ブラケットと、電動式パワーステアリング装置とを備える。
このうちのステアリングコラムは、車体に対し支持される。
又、前記ステアリングシャフトは、前記ステアリングコラムの内側に回転自在に支持されて、このステアリングコラムの後端開口から突出した後端部にステアリングホイールを支持固定可能としている。
又、前記コラム側ブラケットは、前記ステアリングコラムと共に、前記車体に対し軸方向に変位する様に、このステアリングコラムに支持されたもので、このステアリングコラムの左右両側方に突出する1対の取付板部を有する。尚、これら両取付板部は、必ずしも左右別体である必要はない。一体の取付板部の両端がステアリングコラムの左右両側方に突出する構造も、1対の取付板部を有する構造に含む。
又、前記電動式パワーステアリング装置は、前記ステアリングコラムの前端部に設けられて、電動モータを動力源として前記ステアリングシャフトが回転する事に対する補助トルクを付与する。
そして、前記両取付板部は車体に固定された部分に対して、前方に向う衝撃荷重に基づいて前方に脱落可能に支持されており、前記電動モータは、前記ステアリングコラムの前端部に支持されたハウジングから片側方に突出する状態で設けられている。
特に、本発明の電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置に於いては、前記ステアリングコラムの中心から、前記両取付板部と前記車体に固定された部分との結合部までの距離が、このステアリングコラムの両側で互いに異なっている。そして、前記電動モータを設置した側に存在する取付板部に関する前記距離が、この電動モータと反対側に存在する取付板部に関する前記距離よりも短い。
この様な本発明の電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置を実施する場合、例えば請求項2に記載した発明の様に、前記両取付板部と前記車体に固定された部分との間に、1対のエネルギ吸収部材を設ける。これら両エネルギ吸収部材は、それぞれが塑性変形可能な金属板を曲げ成形して成り、前記両取付板部が前方に脱落する事に伴って、塑性変形しつつこれら両取付板部の前方への変位を許容する塑性変形部を有するものとする。
或は、請求項3に記載した発明の様に、前記両取付板部に、それぞれの後端縁に開口する切り欠きを設ける。そして、これら両切り欠きの内側にそれぞれカプセルを、前記両取付板部に前記前方に向う衝撃荷重が加わった状態で、前記各切り欠きから後方に抜け出し可能に組み付ける。又、前記両カプセルを前記車体に固定された部分に対し、前記前方に向う衝撃荷重に拘らず、前方への変位を阻止した状態で支持する。更に、前記両カプセルと前記両取付板部との間に、1対のエネルギ吸収部材を設ける。これら両エネルギ吸収部材は、それぞれが塑性変形可能な線材を曲げ形成して成り、前記両取付板部に前記前方に向う荷重が加わった場合に、前記線材を伸長させつつこれら両取付板部が前方に変位する事を許容するものとする。
又、以上の様な本発明の電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置を実施する場合に、例えば請求項4に記載した発明の様に、前記ステアリングコラムの前端部に、前記電動式パワーステアリング装置を構成する減速機を収納したハウジングを結合固定し、前記電動モータをこのハウジングに対し支持固定する。そして、前記コラム側ブラケットに設けた前記両取付板部に加えて、前記ハウジングに支持されたハウジング側ブラケットに、左右1対の前側取付板部を設け、これら両前側取付板部も前記車体に固定された部分に対して、前方に向う衝撃荷重に基づいて前方に脱落可能に支持する。そして、前記ステアリングコラムの中心から、前記両前側取付板部と前記車体に固定された部分との結合部までの距離を、このステアリングコラムの両側で互いに異ならせる。即ち、前記電動モータを設置した側に存在する前側取付板部に関する前記距離を、この電動モータと反対側に存在する前側取付板部に関する前記距離よりも短くする。
上述の様に構成する本発明の電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置によれば、電動式パワーステアリング装置を構成する電動モータを側方に突出する状態で設けた構造であっても、前記ステアリングホイールが前方に向け円滑に変位させられる。この理由は、次の通りである。先ず、二次衝突時に運転者の身体からステアリングホイールを介してステアリングコラムに加えられた衝撃荷重、言い換えれば、ステアリングコラムを車体から前方に離脱させる方向に作用する離脱荷重は、ほぼこのステアリングコラムの中心軸に沿って前方に加わる。前述の図18に示した様に、このステアリングコラムの中心から、左右1対の取付板部と、ボルト等の車体に固定された部分との結合部までの距離が等しい構造の場合には、これら両結合部に前記離脱荷重が、均等に加わる。そして、大きな慣性質量を有する前記電動モータの存在に基づき、この電動モータを設置した側の結合部の離脱が遅れる。
これに対して本発明の場合には、前記ステアリングコラムの中心から、左右1対の取付板部と前記車体に固定された部分との結合部までの距離の相違に伴って、前記衝撃荷重がこれら両取付板部に関する結合部に加わる割合が相違する。即ち、梃子の原理から明らかな通り、前記離脱荷重のうち、前記距離が短い、電動モータを設置した側に存在する取付板部に関する結合部に加わる割合が、前記距離が長い、この電動モータと反対側に存在する取付板部に関する結合部に加わる割合よりも多くなる。この為、前記電動モータの存在に基づいて離脱が遅れる傾向になる、前記電動モータを設置した側の結合部に関しても、反電動モータ側の結合部と同様、迅速に離脱を開始できる。従って、前記両取付板部を設けたステアリングコラムが、ほぼその軸方向に、円滑に変位する。この結果、二次衝突に伴ってこのステアリングコラムに加わった衝撃エネルギを吸収する、複数箇所の摩擦係合部の摺動や、車体側とステアリングコラムとの間に設けたエネルギ吸収部材の塑性変形が、前記衝撃エネルギ吸収の面から効果的に行われて、運転者の保護充実を図り易くなる。
本発明の実施の形態の第1例を、通常時の状態で示す平面図。 同じく側面図。 同じく、エネルギ吸収部材の平面図(A)及び側面図(B)。 本発明の実施の形態の第1例を、二次衝突が進行した状態を示す平面図。 同じく側面図。 本発明の実施の形態の第2例に関して、支持ブラケットの取付板部と、この取付板部に組み付けたカプセルと、これら取付板部とカプセルとの間に掛け渡したエネルギ吸収部材とを、通常時の状態(A)と二次衝突が進行した状態(B)とで示す、それぞれ平面図(a)及び側面図(b)。 従来から知られているステアリング装置の1例を示す、部分切断側面図。 従前の衝撃吸収式ステアリング装置の1例を、前上方から見た状態で示す斜視図。 同じく断面図。 同じく、車体側ブラケットを省略して示す、図8と同様の図。 同じく、支持ブラケットを後下方から見た状態で示す斜視図。 従来から知られているエネルギ吸収部材を組み込んだステアリングコラムの第1例を示す部分略側面図。 エネルギ吸収部材を前上方から見た状態で示す斜視図。 二次衝突が進行した状態を示す、部分略側面図。 従来から知られているエネルギ吸収部材を組み込んだステアリングコラムの第2例を示す部分側面図。 図15のX矢視図。 同Y−Y断面図。 電動モータの設置状況に対応して、二次衝突時にステアリングコラム等が傾斜する理由を説明する為、電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置を、通常時の状態(A)と二次衝突が進行した状態(B)とで示す平面図。
[実施の形態の第1例]
図1〜5は、請求項1、2に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。前述した図18に示した構造と同様に、ステアリングコラム6cの前端部に、電動式パワーステアリング装置を構成する減速機等を収納するハウジング14aを固定している。又、このハウジング14aの片側面に、前記電動式パワーステアリング装置の補助動力源となる電動モータ13aを支持固定している。更に、前記ステアリングコラム6c及びハウジング14aを車体側ブラケットに対して、前方に向いた衝撃荷重に基づいて前方への脱落を可能に支持している。
この為に、前記ステアリングコラム6cの中間部に支持したコラム側ブラケット10dと、前記ハウジング14aに支持したハウジング側ブラケット32とを、何れも前方に向いた衝撃荷重により前方に脱落する様に、車体に固定した、図示しない車体側ブラケットに対し支持している。前記両ブラケット10d、32は、左右1対の、又は、左右一体型の取付板部17e、17f、17dを備え、これら各取付板部17e、17f、17dに、それぞれ後端縁側に開口する切り欠き18a、18bを形成している。そして、これら各切り欠き18a、18bを覆う状態で前記両ブラケット10d、32の左右両端部に、それぞれ滑り板33a、33bを組み付けている。これら各滑り板33a、33bは、例えば合成樹脂を射出成形する事により、或は、表面に合成樹脂のコーティング層を形成した金属板を曲げ形成する事により、前方が開口した長コ字形に形成したもので、上下両板部と、これら両板部の後端縁同士を連続させる結合板部と、これら上下両板部の互いに整合する部分に形成した通孔とを備える。前記上下両板部のうちの一方又は両方の板部の先端縁部(前端縁部)に、前記各取付板部17e、17f、17dの前端縁との係合に基づき、当該取付板部17e、17f、17dからの抜け止めを図る為の係止片を設ける場合もある。前記両ブラケット10d、32の左右両端部は、これら両ブラケット10d、32の切り欠き18a、18b及び前記各滑り板33a、33bの通孔を挿通した、ボルト34、34により、前記車体に対し支持している。
特に、本例の構造の場合には、前記コラム側ブラケット10dに設けた左右1対の取付板部17e、17fの長さ寸法、即ち、ステアリング装置の幅方向に関する、これら両取付板部17e、17fの寸法を、互いに異ならせている。具体的には、これら両取付板部17e、17fのうち、電動モータ13aを設置した側に存在する取付板部17eの長さ寸法を、反電動モータ13a側の取付板部17fの長さ寸法よりも短くしている。前記両切り欠き18a、18aは、それぞれこれら両取付板部17e、17fの先端部に形成されている。従って、前記両滑り板33a、33aの通孔を挿通した、前記両ボルト34、34による、前記両取付板部17e、17fと前記車体に固定された部分との結合部も、これら両取付板部17e、17fの先端部(前記コラム側ブラケット10dの左右両端部)に存在する。
この為、前記電動モータ13aを設置した側に存在する前記取付板部17eに関する、前記ステアリングコラム6cの中心から、前記結合部までの距離Leが、反電動モータ13a側に存在する取付板部17fに関する前記距離Lfよりも短い(Le<Lf)。尚、これら両距離Le、Lfの比(Le/Lf)は、前記ステアリングコラム6cと共に前方に変位する部分全体の慣性質量に対する、前記電動モータ13aの慣性質量の割合や、前記ステアリングコラム6cと共に前方に変位する部分全体の重心位置に対する、この電動モータ13aの重心位置の偏心量等を考慮して、実験(コンピュータシミュレーションを含む)の結果を参考にしつつ、設計的に定める。一般的には、前記比(Le/Lf)を、1/2〜2/3程度の範囲に収めれば、本発明の目的を達成できる。但し、前記偏心量が小さければ、前記比(Le/Lf)を2/3よりも大きく(1に近付ける)事もできるし、前記偏心量が大きければ、前記比(Le/Lf)を1/2よりも小さくする事もできる。
又、本例の場合には、前記両取付板部17e、17fと、前記車体に固定された部分である、前記ボルト34、34との間に、1対のエネルギ吸収部材35、35を設けている。これら両エネルギ吸収部材35、35は、基本的には、前述の図12〜14により説明した、特許文献1に記載されたエネルギ吸収部材25と同様のもので、それぞれ軟鋼板等の塑性変形可能な金属板を曲げ成形して、図3に示す様な形状としている。本例の場合、前記両エネルギ吸収部材35、35は、基板部36と塑性変形部37とを備える。このうちの基板部36は、中央部に前記ボルト34を挿通する為の円孔38を形成している。又、この基板部36の後端縁の幅方向両端部2箇所位置を上方に折り曲げて係止片39、39とし、これら各係止片39、39の前側面を、前記滑り板33aの後端縁に係合させる様にしている。尚、これら両係止片39、39は、この滑り板33aに対する、前記基板部36の位置決めを図る為に設けている。更に、前記塑性変形部37は、前記基板部36の前端縁中央部から前方に延出した帯状板部分の中間部を、U字形に180度折り返して成る。
上述の様な構成を有する前記両エネルギ吸収部材35、35は、図1〜2に示す様に、それぞれの基板部36を前記ボルト34、34に対し支持して、前記車体側ブラケットに対し前方への変位を阻止した状態で結合する。又、前記両塑性変形部37の先端縁を、前記両取付板部17e、17fを設けた前記コラム側ブラケット10dに係止する。このコラム側ブラケット10dの左右両側で前記両取付板部17e、17fの下方部分に、前記両塑性変形部37の先端縁を突き当てる為のアンカ板部40を曲げ形成している。このアンカ板部40は、前記両取付板部17e、17fの下方に設けられた下板部の後端部を上方に折り曲げる事により形成しており、前記両塑性変形部37は、これら前記両取付板部17e、17fの下面と下板部の上面との間の空間内に配置されている。
二次衝突時には前記両ボルト34、34が、前記両滑り板33a、33a及び前記両エネルギ吸収部材35、35の基板部36、36と共に前記両切り欠き18a、18aから抜け出して、前記ステアリングコラム6cが前方に変位する事を許容する。そして、前記コラム側ブラケット10dが、このステアリングコラム6cと共に前方に変位する。この際、前記ハウジング側ブラケット32に関しても、前記車体から脱落し、このハウジング側ブラケット32が前方に変位する事を許容する。そして、前記コラム側ブラケット10dの前方への変位に伴って、前記両エネルギ吸収部材35、35の塑性変形部37が、図2に示した状態から図5に示した状態にまで、前記帯状板部分の中間部に形成した折り返し部をこの帯状部分の先端側に移動させる方向に塑性変形する。そして、この塑性変形に基づいて、運転者の身体から、ステアリングシャフト5a及び前記ステアリングコラム6cを介して前記コラム側ブラケット10dに伝わった衝撃エネルギを吸収し、前記運転者の身体に加わる衝撃を緩和する。
特に、本例の構造の場合には、前記ステアリングコラム6cの中心から、前記両取付板部17e、17fを前記車体側ブラケットに対し支持している、前記両ボルト34、34までの距離Le、Lfの相違に伴って、前記衝撃荷重、言い換えれば、前記両取付板部17e、17fを前記両ボルト34、34から前方に離脱させようとする離脱荷重が互いに相違する。即ち、梃子の原理から明らかな通り、前記距離Leが短い、前記電動モータ13aを設置した側に存在する取付板部17eに加わる離脱荷重の割合が多くなる、逆に、前記距離Lfが長い、反電動モータ13a側に存在する取付板部17fに加わる離脱荷重の割合が少なくなる。この様な離脱荷重の相違に伴って、前記電動モータ13aの存在を無視した場合、この電動モータ13aを設置した側の取付板部17eが、反電動モータ13aの取付板部17fよりも前方に脱落し易くなる。
但し、実際の場合には、慣性質量が大きな前記電動モータ13aの存在により、この電動モータ13aを設置した側の取付板部17eは、二次衝突時に前方に変位しにくい。この為、この電動モータ13aの存在に基づく、この電動モータ13aを設置した側の取付板部17eの前方への変位しにくさと、前記距離Le、Lfの相違に伴う、前記取付板部17eの脱落し易さとが相殺される。この為、前記両取付板部17e、17fを設けたコラム側ブラケット10dを支持した前記ステアリングコラム6cが、ほぼその軸方向に、円滑に変位する。この結果、二次衝突に伴ってこのステアリングコラム6cに加わった衝撃エネルギを吸収する、複数箇所の摩擦係合部の摺動や、前記両ボルト34、34と前記コラム側ブラケット10dとの間に設けた、前記両エネルギ吸収部材35、35の塑性変形部37の塑性変形が、前記衝撃エネルギ吸収の面から効果的に行われて、運転者の保護充実を図り易くなる。
[実施の形態の第2例]
図6は、請求項1、3に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、二次衝突時に伴ってステアリングホイールからステアリングコラム6cに支持したコラム側ブラケット10d(図1、2、4、5参照)に伝わった、前方に向いた衝撃エネルギを吸収しつつ、このコラム側ブラケット10dの前方への変位を許容するエネルギ吸収部材41、41として、前述の図15〜17で説明した、特許文献2に記載された構造と同様に、塑性変形可能な線材を曲げ形成したものを使用している。
即ち、本例の構造の場合には、前述の図9、11に示した従前の構造、或は図17に示した特許文献2に記載された構造と同様、左右1対の取付板部17f(17e)に、それぞれの後端縁に開口する切り欠き18を設ける。そして、これら両切り欠き18の内側にそれぞれカプセル19を、前記両取付板部17f(17e)に前記前方に向う衝撃荷重が加わった状態で、前記各切り欠き18から後方に抜け出し可能に組み付ける。この部分の構造は、前記両カプセル19と前記両取付板部17f(17e)との間に剪断ピンを掛け渡す等、従来から周知の構造を採用する。又、前記両カプセル19に形成した通孔23に挿通したボルトを車体側に固定したナットに螺合し更に締め付ける等により、前記両カプセル19を前記車体に対し、前記前方に向う衝撃荷重に拘らず、前方への変位を阻止した状態で支持する。
更に、前記両カプセル19と前記両取付板部17f(17e)との間に、それぞれが図6の(A)(B)に示した様な形状を有する、1対のエネルギ吸収部材41を設ける。これら両エネルギ吸収部材41は、それぞれが塑性変形可能な線材を曲げ形成して成り、前記両取付板部17f(17e)に前記前方に向う荷重が加わった場合に、前記線材を伸長させつつこれら両取付板部17f(17e)が前方に変位する事を許容する。即ち、前記両エネルギ吸収部材41はそれぞれ、前方が開口したコ字形の基部42と、この基部42の両端部から前方に延出し、それぞれの中間部をほぼ180度折り返した、左右1対の塑性変形部43、43とを備える。それぞれがこの様な構成を有する、前記両エネルギ吸収部材41は、それぞれの基部42を前記両カプセル19の後側に係止し、それぞれの塑性変形部43、43の折り返し部を前記両取付板部17f(17e)の前端縁に対向させ、更にこれら両塑性変形部43、43の先半部を、これら両取付板部17f(17e)の前端縁から下方に曲げ形成した垂下板部44に形成した小通孔を、前方から後方に挿通している。
二次衝突の際には、前記両取付板部17f(17e)の前端縁が、前記両エネルギ吸収部材41の塑性変形部43、43を前記線材の両端部に向けて扱きつつ移動させる。そして、ステアリングホイールから前記ステアリングコラム6cに加わった衝撃エネルギを吸収しつつ、前記コラム側ブラケット10dと共に、このステアリングコラム6cが前方に変位する事を許容する。
本例の場合も、前記両取付板部17e、17fに関する、ステアリングコラム6cの中心から結合部までの距離Le、Lf(図1参照)を互いに異ならせて、電動モータ13aの存在に拘らず、コラム側ブラケット10dを支持した前記ステアリングコラム6cを円滑に変位させて、運転者の保護充実を図り易くしている。
前記両エネルギ吸収部材41の構造を異ならせた点以外は、前述した実施の形態の第1例と同様であるから、同等部分に関する図示並びに説明は省略する。
図1、2、4、5に示す様に、コラム側ブラケット10d及びハウジング側ブラケット32を、何れも車体に固定の部分に対し、二次衝突時の衝撃エネルギに基づいて前方に変位可能に支持する構造の場合、図示の例の様に、コラム側ブラケット10d側でのみ、左右1対の取付板部17e、17fに関する、ステアリングコラム6cの中心とボルト34、34との距離Le、Lfを互いに異ならせれば足りる。逆に言えば、前記ハウジング側ブラケット32に設けた左右1対の取付板部17dに関する、ハウジング14aの中心からボルトまでの距離を互いに変える必要は、必ずしもない。但し、この距離を、コラム側ブラケット10d部分に加えて、ハウジング側ブラケット32部分でも、左右で互いに異ならせる事は自由である。尚、このハウジング側ブラケット32部分のみ、前記距離を左右で異ならせる事も可能であり、一応の効果は期待できる(従来構造よりも、運転者保護の面から優れた構造を得られる)。但し、二次衝突時に衝撃エネルギの入力側に近い、前記コラム側ブラケット10d側で左右の距離を異ならせる場合に比べて、チューニングが難しくなる等、不利になる。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5、5a ステアリングシャフト
6、6a、6b、6c ステアリングコラム
7 自在継手
8 中間シャフト
9 自在継手
10、10a、10b、10c、10d コラム側ブラケット
11 被挟持壁部
12、12a 車体側ブラケット
13、13a 電動モータ
14、14a ハウジング
15 天板
16 側板
17、17a、17b、17c、17d、17e、17f 取付板部
18、18a、18b 切り欠き
19、19a カプセル
20 凹入部
21 小通孔
22 小通孔
23 通孔
24 ナット
25、25a エネルギ吸収部材
26 ボルト
27 折り返し基部
28 先端側折り返し部
29 直線部
30 平板部
31 通孔
32 ハウジング側ブラケット
33a、33b 滑り板
34 ボルト
35 エネルギ吸収部材
36 基板部
37 塑性変形部
38 円孔
39 係止片
40 アンカ板部
41 エネルギ吸収部材
42 基部
43 塑性変形部
44 垂下板部

Claims (4)

  1. 車体に支持されるステアリングコラムと、このステアリングコラムの内側に回転自在に支持されて、このステアリングコラムの後端開口から突出した後端部にステアリングホイールを支持固定可能としたステアリングシャフトと、前記ステアリングコラムと共に、前記車体に対し軸方向に変位する様に、このステアリングコラムに支持された、このステアリングコラムの左右両側方に突出する1対の取付板部を有するコラム側ブラケットと、このステアリングコラムの前端部に設けられて、電動モータを動力源として前記ステアリングシャフトが回転する事に対する補助トルクを付与する電動式パワーステアリング装置とを備え、前記両取付板部は車体に固定された部分に対して、前方に向う衝撃荷重に基づいて前方に脱落可能に支持されており、前記電動モータは、前記ステアリングコラムの前端部に支持されたハウジングから片側方に突出する状態で設置されている電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置に於いて、前記ステアリングコラムの中心から、前記両取付板部と前記車体に固定された部分との結合部までの距離が、このステアリングコラムの両側で互いに異なっており、前記電動モータを設置した側に存在する取付板部に関する前記距離が、この電動モータと反対側に存在する取付板部に関する前記距離よりも短い事を特徴とする電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置。
  2. 前記両取付板部と前記車体に固定された部分との間に、それぞれが塑性変形可能な金属板を曲げ成形して成り、前記両取付板部が前方に脱落する事に伴って、塑性変形しつつこれら両取付板部の前方への変位を許容する塑性変形部を有する、1対のエネルギ吸収部材が設けられている、請求項1に記載した電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置。
  3. 前記両取付板部に、それぞれの後端縁に開口する切り欠きが設けられていて、これら両切り欠きの内側にそれぞれカプセルが、前記両取付板部に前記前方に向う衝撃荷重が加わった状態で、前記各切り欠きから後方に抜け出し可能に組み付けられると共に、前記両カプセルが前記車体に固定された部分に対し、前記前方に向う衝撃荷重に拘らず、前方への変位を阻止した状態で支持されており、前記両カプセルと前記両取付板部との間に、それぞれが塑性変形可能な線材を曲げ形成して成り、前記両取付板部に前記前方に向う荷重が加わった場合に、前記線材を伸長させつつこれら両取付板部が前方に変位する事を許容する、1対のエネルギ吸収部材が設けられている、請求項1に記載した電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置。
  4. 前記ステアリングコラムの前端部に、前記電動式パワーステアリング装置を構成する減速機を収納したハウジングが結合固定されていて、前記電動モータはこのハウジングに対し支持固定されており、前記コラム側ブラケットに設けた前記両取付板部に加えて、前記ハウジングに支持されたハウジング側ブラケットに、左右1対の前側取付板部が設けられていて、これら両前側取付板部も前記車体に固定された部分に対して、前方に向う衝撃荷重に基づいて前方に脱落可能に支持されており、前記ステアリングコラムの中心から、前記両前側取付板部と前記車体に固定された部分との結合部までの距離が、このステアリングコラムの両側で互いに異なっており、前記電動モータを設置した側に存在する前側取付板部に関する前記距離が、この電動モータと反対側に存在する前側取付板部に関する前記距離よりも短い、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した電動式パワーステアリング装置を備えた衝撃吸収式ステアリング装置。
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