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JP5320931B2 - 駐車ブレーキ制御装置 - Google Patents

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JP5320931B2
JP5320931B2 JP2008243963A JP2008243963A JP5320931B2 JP 5320931 B2 JP5320931 B2 JP 5320931B2 JP 2008243963 A JP2008243963 A JP 2008243963A JP 2008243963 A JP2008243963 A JP 2008243963A JP 5320931 B2 JP5320931 B2 JP 5320931B2
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Description

本発明は、電動パーキングブレーキ(以下、EPB(Electric parking brake)という)のロック制御を行う駐車ブレーキ制御装置に関するものである。
従来より、駐車時の車両の移動を規制するためにパーキングブレーキが用いられており、例えば、パーキングブレーキとして、操作レバーによってブレーキケーブルを引っ張ることで操作力をブレーキ機構に伝える手動式のものや、モータの回転力を利用してケーブルを引っ張ることでモータ回転力をブレーキ機構に伝える電動式のもの等がある。
電動式のパーキングブレーキであるEPBでは、ロック時には、モータをロック側に回転(正回転)させてモータ回転力をブレーキ機構(アクチュエータ)に伝えると共に、ブレーキ力を発生させた状態でモータ駆動を停止させ、リリース時には、モータをリリース側に回転(逆回転)させることでブレーキ力を解除する。
このようなロック・リリース制御が行われるEPBにおいて、駐車ブレーキ時のモータの出力を減らすために、サービスブレーキの自動加圧機能を利用したものが開示されている。具体的には、あまり大きなブレーキ力を発生させる必要がないような比較的負荷の小さい平坦路では駐車ブレーキ用のモータのみを作動させる。そして、大きなブレーキ力を発生させる必要がある比較的負荷の大きい坂路では駐車ブレーキでは不足する分をサービスブレーキで補うことで、車両のずり落ちが生じないために必要なブレーキ力を確保する(例えば、特許文献1参照)。
特表2007−519568号公報
しかしながら、特許文献1に示されるように駐車ブレーキで不足する分をサービスブレーキで補う場合、サービスブレーキの大きさ、つまりドライバによるブレーキペダル踏込みにより発生させられるブレーキ力分は考慮されていない。このため、ドライバがブレーキペダルを高い踏力で踏み込んだ際には、駐車ブレーキ時に発生させられるブレーキ力が必要以上に大きくなる可能性がある。このような場合、ブレーキキャリパや駐車ブレーキ用のアクチュエータの耐久強度を高いブレーキ力が発生させられた場合でも耐え得るような条件に設定しなければならず、条件が厳しくなり、ブレーキキャリパや駐車ブレーキ用のアクチュエータの体格・重量が大きくなるという問題が生じる。
本発明は上記点に鑑みて、駐車ブレーキにてブレーキ力を発生させる際にサービスブレーキによってブレーキ力を補う場合に、必要以上に大きなブレーキ力が発生させられることを防止できる駐車ブレーキ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、電動モータを駆動することにより押圧力を発生させることで電子パーキングブレーキによるブレーキ力を発生させたのち、押圧力が電動モータの駆動を停止させる目標押圧力に達することを終了条件として電動モータの駆動を停止し、ブレーキ力を保持してロック状態にさせるロック制御を行うロック制御手段を備え、ロック制御手段は、サービスブレーキにより発生させられているブレーキ力が大きいほど目標押圧力を小さく補正する補正手段を有していることを特徴としている。
このように、補正手段により、サービスブレーキにより発生させられているブレーキ力が大きいほど目標押圧力を小さく補正する。これにより、電動パーキングブレーキにてブレーキ力を発生させる際にサービスブレーキによってブレーキ力を補う場合に、必要以上に大きなブレーキ力が発生させられることを防止することが可能となる。
また、請求項に記載の発明では、補正手段は、摩擦材が被摩擦材に接して、電子パーキングブレーキによって押圧力が発生した後から補正後の目標押圧力に達するまでに、サービスブレーキにより発生させられているブレーキ力のブレーキペダルの操作に基づく変化に応じて押圧力が増減した場合、補正後の目標押圧力を変更しないことを特徴としている。
このように、補正後に目標押圧力を変化しないようにすることで、補正後に目標押圧力を変化させることにより、ロック制御が不安定になることを防止することができる。
例えば、請求項に記載の発明のように、サービスブレーキにより発生させられているブレーキ力と対応する物理量として、マスタシリンダ圧、ホイールシリンダ圧、摩擦材を移動させる部材にかかる荷重もしくは摩擦材を移動させる部材の移動量の少なくとも1つを用いることができる。
また、請求項に記載の発明のように、押圧力と対応する物理量として、電動モータに流すモータ電流を検出することができる。この場合、摩擦材が被摩擦材と接触する前に発生しているモータ電流を無負荷時電流として、ロック制御手段にて、無負荷時電流に対して目標モータ電流値上昇量を加算した値を目標押圧力として設定すると共に、無負荷時電流からのモータ電流の上昇量が目標モータ電流値上昇量を超えると電動モータの駆動を停止させるようにし、補正手段では、目標モータ電流値上昇量をサービスブレーキにより発生させられているブレーキ力が大きいほど小さくなるように補正することで、目標押圧力を補正することができる。
この場合、請求項に記載したように、補正手段にて、サービスブレーキにより発生させられているブレーキ力が大きくなるほど大きくなる減算値を求め、目標モータ電流値上昇量から減算値を差し引くことにより、補正後の目標モータ電流値上昇量を演算することができる。
例えば、このような駐車ブレーキ制御装置としては、請求項に記載したように、サービスブレーキと電動パーキングブレーキがブレーキキャリパ内に設けられた同一のピストンを用いて摩擦材を押圧する機構とされるものを挙げることができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態では、後輪系にディスクブレーキタイプのEPBを適用している車両用ブレーキシステムを例に挙げて説明する。図1は、本実施形態にかかる駐車ブレーキ制御装置が適用された車両用のブレーキシステムの全体概要を示した模式図である。また、図2は、ブレーキシステムに備えられる後輪系のブレーキ機構の断面模式図である。以下、これらの図を参照して説明する。
図1に示すように、ブレーキシステムは、ドライバの踏力に基づいてブレーキ力を発生させるサービスブレーキ1と駐車時に車両の移動を規制するためのEPB2とが備えられている。
サービスブレーキ1は、ドライバによるブレーキペダル3の踏み込みに応じた踏力を倍力装置4にて倍力したのち、この倍力された踏力に応じたブレーキ液圧をマスタシリンダ(以下、M/Cという)5内に発生させ、このブレーキ液圧を各車輪のブレーキ機構に備えられたホイールシリンダ(以下、W/Cという)6に伝えることでブレーキ力を発生させる。また、M/C5とW/C6との間にブレーキ液圧制御用のアクチュエータ7が備えられており、サービスブレーキ1により発生させるブレーキ力を調整し、車両の安全性を向上させるための各種制御(例えば、アンチスキッド制御等)を行える構造とされている。
アクチュエータ7を用いた各種制御は、ESC(Electronic Stability Control)−ECU8にて実行される。例えば、ESC−ECU8からアクチュエータ7に備えられる図示しない各種制御弁やポンプ駆動用のモータを制御するための制御電流を出力することにより、アクチュエータ7に備えられる油圧回路を制御し、W/C6に伝えられるW/C圧を制御する。これにより、車輪スリップの回避などを行い、車両の安全性を向上させる。例えば、アクチュエータ7は、各車輪毎に、W/C6に対してM/C5内に発生させられたブレーキ液圧もしくはポンプ駆動により発生させられたブレーキ液圧が加えられることを制御する増圧制御弁や、各W/C6内のブレーキ液をリザーバに供給することでW/C圧を減少させる減圧制御、M/C5とW/C6とを結ぶ主管路においてポンプの吐出圧が導入される補助管路よりもM/C5側に配置される差圧制御弁などを備えており、W/C圧を増圧・保持・減圧制御できる構成とされている。このアクチュエータ7の構成に関しては、従来より周知となっているため、ここでは詳細については省略する。
一方、EPB2は、モータ10にてブレーキ機構を制御することでブレーキ力を発生させるものであり、モータ10の駆動を制御するEPB制御装置(以下、EPB−ECUという)9を有して構成されている。
ブレーキ機構は、本実施形態のブレーキシステムにおいてブレーキ力を発生させる機械的構造であり、前輪系のブレーキ機構はサービスブレーキ1の操作によってブレーキ力を発生させる構造とされているが、後輪系のブレーキ機構は、サービスブレーキ1の操作とEPB2の操作の双方に対してブレーキ力を発生させる共用の構造とされている。前輪系のブレーキ機構は、後輪系のブレーキ機構に対して、EPB2の操作に基づいてブレーキ力を発生させる機構をなくした従来から一般的に用いられているブレーキ機構であるため、ここでは説明を省略し、以下の説明では後輪系のブレーキ機構について説明する。
後輪系のブレーキ機構では、サービスブレーキ1を作動させたときだけでなくEPB2を作動させたときにも、図2に示す摩擦材となるブレーキパッド11を押圧し、ブレーキパッド11によって摩擦材となるブレーキディスク12を挟み込むことにより、ブレーキパッド11とブレーキディスク12との間に摩擦力を発生させ、ブレーキ力を発生させる。
具体的には、ブレーキ機構は、図1に示すキャリパ13内において、図2に示すようにブレーキパッド11を押圧するためのW/C6のボディ14に直接固定されているモータ10を回転させるとにより、モータ10の駆動軸10aに備えられた平歯車15を回転させ、平歯車15に噛合わされた平歯車16にモータ10の回転力を伝えることによりブレーキパッド11を移動させ、EPB2によるブレーキ力を発生させる。
キャリパ13内には、W/C6およびブレーキパッド11に加えて、ブレーキパッド11に挟み込まれるようにしてブレーキディスク12の端面の一部が収容されている。W/C6は、シリンダ状のボディ14の中空部14a内に通路14bを通じてブレーキ液圧を導入することで、W/C圧を発生させられるようになっており、中空部14a内に回転軸17、推進軸18、ピストン19などを備えて構成されている。
回転軸17は、一端がボディ14に形成された挿入孔14cを通じて平歯車16に連結され、平歯車16が回動させられると、平歯車16の回動に伴って回動させられる。この回転軸17における平歯車16と連結された端部とは反対側の端部において、回転軸17の外周面には雄ネジ溝17aが形成されている。一方、回転軸17の他端は、挿入孔14cに挿入されることで軸支されている。具体的には、挿入孔14cには、Oリング20と共に軸受け21が備えられており、Oリング20にて回転軸17と挿入孔14cの内壁面との間を通じてブレーキ液が漏れ出さないようにされながら、軸受け21により回転軸17の他端を軸支持している。
推進軸18は、中空状の筒部材にて構成され、内壁面に回転軸17の雄ネジ溝17aと螺合する雌ネジ溝18aが形成されている。この推進軸18は、例えば回転防止用のキーを備えた円柱状もしくは多角柱状に構成されることで、回転軸17が回動しても回転軸17の回動中心を中心として回動させられない構造になっている。このため、回転軸17が回動させられると、雄ネジ溝17aと雌ネジ溝18aとの噛合いにより、回転軸17の回転力を推進軸18を回転軸17の軸方向に移動させる力に変換する。推進軸18は、モータ10の駆動が停止されると、雄ネジ溝17aと雌ネジ溝18aとの噛合いによる摩擦力により同じ位置で止まるようになっており、目標ブレーキ力になったときにモータ10の駆動を停止すれば、その位置に推進軸18を保持することができる。
ピストン19は、推進軸18の外周を囲むように配置されるもので、有底の円筒部材もしくは多角筒部材にて構成され、外周面がボディ14に形成された中空部14aの内壁面と接するように配置されている。ピストン19の外周面とボディ14の内壁面との間のブレーキ液洩れが生じないように、ボディ14の内壁面にシール部材22が備えられ、ピストン19の端面にW/C圧を付与できる構造とされている。また、ピストン19は、推進軸18が回転しても回転軸17の回動中心を中心として回動させられないように、推進軸18に回転防止用のキーが備えられる場合にはそのキーが摺動するキー溝が備えられ、推進軸18が多角柱状とされる場合にはそれと対応する形状の多角筒状とされる。
このピストン19の先端にブレーキパッド11が配置され、ピストン19の移動に伴ってブレーキパッド11を紙面左右方向に移動させるようになっている。具体的には、ピストン19は、推進軸18の移動に伴って紙面左方向に移動可能で、かつ、ピストン19の端部(ブレーキパッド11が配置された端部と反対側の端部)にW/C圧が付与されることで推進軸18から独立して紙面左方向に移動可能な構成とされている。そして、推進軸18が初期位置(モータ10が回転させられる前の状態)のときに、中空部14a内のブレーキ液圧が付与されていない状態(W/C圧=0)であれば、図示しないリターンスプリングもしくは中空部14a内の負圧によりピストン19が紙面右方向に移動させられ、ブレーキパッド11をブレーキディスク12から離間させられるようになっている。また、モータ10が回転させられて推進軸18が初期位置から紙面左方向に移動させられているときにW/C圧が0になると、移動した推進軸18によってピストン19の紙面右方向への移動が規制され、ブレーキパッド11がその場所で保持される。
このように構成されたブレーキ機構では、サービスブレーキ1が操作されると、それにより発生させられたW/C圧に基づいてピストン19が紙面左方向に移動させられることでブレーキパッド11がブレーキディスク12に押圧され、ブレーキ力を発生させる。また、EPB2が操作されると、モータ10が駆動されることで平歯車15が回転させられ、それに伴って平歯車16および回転軸17が回転させられるため、雄ネジ溝17aおよび雌ネジ溝18aの噛合いに基づいて推進軸18がブレーキディスク12側(紙面左方向)に移動させられる。そして、それに伴ってピストン19も同方向に移動させられることでブレーキパッド11がブレーキディスク12に押圧され、ブレーキ力を発生させる。このため、サービスブレーキ1の操作とEPB2の操作の双方に対してブレーキ力を発生させる共用のブレーキ機構とすることが可能となる。
また、サービスブレーキ1が作動されることでW/C圧が発生させられている状態でEPB2が操作されると、W/C圧によってピストン19が既に紙面左方向に移動させられているため、推進軸18に掛かる負荷が軽減される。このため、推進軸18がピストン19に当接するまではモータ10はほぼ無負荷状態で駆動される。そして、推進軸18がピストン19に当接するとピストン19を紙面左方向の押す押圧力が加えられ、EPB2によるブレーキ力が発生させられるようになっている。
EPB−ECU9は、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備えた周知のマイクロコンピュータによって構成され、ROMなどに記憶されたプログラムにしたがってモータ10の回転を制御することにより駐車ブレーキ制御を行うものである。このEPB−ECU9が本発明の駐車ブレーキ制御装置に相当する。EPB−ECU9は、例えば車室内のインストルメントパネル(図示せず)に備えられた操作スイッチ(SW)23の操作状態に応じた信号や、車両の前後方向の加速度を検出する前後加速度センサ(前後Gセンサ)24およびM/C圧センサ25の検出信号を入力し、操作SW23の操作状態や車両の前後方向の加速度およびW/C圧に応じてモータ10を駆動する。
さらに、EPB−ECU9は、インストルメントパネルに備えられたロック/リリース表示ランプ26に対してモータ10の駆動状態に応じて、ロック中であるかリリース中であるかを示す信号を出力する。
具体的には、EPB−ECU9は、モータ10に流される電流(モータ電流)をモータ10の上流側もしくは下流側で検出するモータ電流検出、ロック制御を終了させるときの目標モータ電流上昇量を演算する電流上昇量演算、モータ10が無負荷状態で駆動されているときに流れるモータ電流(無負荷時電流)からの電流上昇量が目標モータ電流値上昇量に達したか否かの判定、操作SW23の操作状態に基づくモータ10の制御など、ロック・リリース制御を実行するための各種機能部を有している。このEPB−ECU9により操作SW23の状態やモータ電流に基づいてモータ10を正回転や逆回転させたりモータ10の回転を停止させることで、EPB2をロック・リリースする制御を行う。
続いて、上記のように構成されたブレーキシステムを用いてEPB−ECU9が上記各種機能部および図示しない内蔵のROMに記憶されたプログラムに従って実行する駐車ブレーキ制御について説明する。図3は、駐車ブレーキ制御処理の詳細を示したフローチャートである。
まず、ステップ100において時間計測用カウンタやフラグリセットなどの一般的な初期化処理を行ったのち、ステップ110に進み、時間tが経過したか否かを判定する。ここでいう時間tは、制御周期を規定するものである。つまり、初期化処理が終了してからの時間もしくは前回本ステップで肯定判定されたときからの経過時間が時間tが経過するまで繰り返し本ステップでの判定が行われるようにすることで、時間tが経過するごとに駐車ブレーキ制御が実行されるようにしている。
続く、ステップ120では、操作SW23がオンしているか否かを判定する。操作SW23がオンの状態とはドライバがEPB2を作動させてロック状態にしようとしていることを意味し、オフの状態とはドライバがEPB2をリリース状態にしようとしていることを意味している。このため、本ステップで肯定判定されればステップ130に進み、ロック状態フラグFLOCKがオンしているか否かを判定する。ここで、ロック状態フラグFLOCKとは、EPB2を作動させてロック状態になったときにオンされるフラグであり、このロック状態フラグFLOCKがオンになっているときには既にEPB2の作動が完了して所望のブレーキ力が発生させられている状態となる。したがって、ここで否定判定された場合にのみステップ140のロック制御処理に進み、肯定判定された場合には既にロック制御処理が完了しているためステップ150に進む。
ロック制御処理では、モータ10を回転させることによりEPB2を作動させ、EPB2にて所望のブレーキ力を発生させられる位置でモータ10の回転を停止し、この状態を維持するという処理を行う。図4にロック制御処理の詳細を示したフローチャートを示し、この図を参照してロック制御処理について説明する。
まず、ステップ200では、電流値上昇し始めフラグFIUPSがオフになっているか否かを判定する。電流値上昇し始めフラグFIUPSとは、モータ電流IMOTORが上昇し始めたときにオンされるフラグであり、後述するステップ225でONされるまではオフになっている。ここで肯定判定されればステップ205に進む。
ステップ205では、目標モータ電流値上昇量TMIUPを設定する。目標モータ電流値上昇量TMIUPは、サービスブレーキ1により発生させられるW/C圧の目標値と対応するモータ電流IMOTORの上昇量、具体的には無負荷時電流NOCからのモータ電流IMOTORの上昇量である。モータ電流IMOTORの上昇量がこの目標モータ電流値上昇量TMIUPとなるようにすることで、駐車ブレーキ時に過度のW/C圧が発生することを抑制する。この目標モータ電流値上昇量TMIUPは、駐車を維持できる最低限のブレーキ力に対応するW/C圧を発生させるために必要なモータ電流IMOTORの上昇量以上に設定され、駐車させる場所の路面勾配等によって決まる値である。
ここでは、路面勾配に対応する第1上昇量IUPの値をマップ化しておき、路面勾配もしく路面勾配相当量を求め、そのマップから求めた路面勾配もしくは路面勾配相当量と対応する値を抽出することにより第1上昇量IUPを求め、この第1上昇量IUPを仮の目標モータ電流値上昇量TMIUPとしている。
図5は、その一例を示したマップであり、路面勾配相当量となる車両前後Gと第1上昇量IUPの関係を示したマップである。この図に示すように、車両前後Gの大きさ、つまり路面勾配の大きさに比例して第1上昇量IUPが大きくなるようなマップとしてある。このため、本実施形態の場合、前後Gセンサ24の検出信号に基づいて前後Gを演算し、演算した前後Gと対応する第1上昇量IUPを図5に示すマップから読み出すことにより、目標モータ電流値上昇量TMIUPを求めている。
続いて、ステップ210に進み、ロック制御時間カウンタCLTが予め決められた最小ロック制御時間KTLMINを超えているか否かを判定する。ロック制御時間カウンタCLTとは、ロック制御が開始されてからの経過時間を計測するカウンタであり、ロック制御処理開始と同時にカウントを始める。最小ロック制御時間KTLMINとは、ロック制御に掛かると想定される最小時間のことであり、モータ10の回転速度などに応じて予め決まる値である。後述するステップ245のように、モータ電流IMOTORが無負荷時電流NOCに対して目標モータ電流値上昇量TMIUPを足した値に到達した時にEPB2が発生させたブレーキ力が所望の値に到達した、もしくは近づいたと判定するが、モータ10への電流供給初期時の突入電流などによりモータ電流IMOTORがその値(NOC+TMIUP)を超えることもあり得る。このため、ロック制御時間カウンタCLTを最小ロック制御時間KTLMINと比較することで、制御初期時をマスクでき、突入電流などによる誤判定を防止することが可能となる。
したがって、ロック制御時間カウンタCLTが最小時間を超えていない状態であれば、まだロック制御が継続されることになるため、ステップ215に進んでリリース状態フラグFRELをオフすると共にロック制御時間カウンタCLTをインクリメントし、モータロック駆動をオン、つまりモータ10を正回転させる。これにより、モータ10の正回転に伴って平歯車15が駆動され、平歯車16および回転軸17が回転し、雄ネジ溝17aおよび雌ネジ溝18aの噛合いに基づいて推進軸18がブレーキディスク12側に移動させられ、それに伴ってピストン19も同方向に移動させられることでブレーキパッド11がブレーキディスク12側に移動させられる。
一方、ステップ210で肯定判定されると、ステップ220に進み、モータ電流IMOTORを時間に対して微分した電流値微分値IDを演算する。例えば、今回と前回の制御周期の際に得られたモータ電流IMOTORの差を電流値微分値IDとする。そして、この電流値微分値IDが電流値微分閾値IDBよりも大きいか否かを判定する。
モータ電流IMOTORは、モータ10に加えられる負荷に応じて変動する。例えば、本実施形態の場合にはモータ10に加えられる負荷はブレーキパッド11をブレーキディスク12に押し付けている押圧力に相当するため、モータ電流IMOTORが発生させた押圧力と対応した値となる。このため、推進軸18がピストン19に当接するまではモータ10はほぼ無負荷状態で駆動され、モータ電流IMOTORが無負荷時電流NOCとなり、推進軸18がピストン19に当接してモータ10に対して負荷が加えられると、モータ電流IMOTORが上昇し始める。
したがって、モータ電流IMOTORを時間に対して微分した電流値微分値IDを求めることで、モータ電流IMOTORの変化を検知することができ、電流値微分値IDを電流値微分閾値IDBと比較することで、モータ電流IMOTORの上昇し始めを検知することができる。なお、電流値微分閾値IDBは、ノイズ的なモータ電流IMOTORの変動を除外しつつ、モータ電流IMOTORが上昇し始めたと想定される値に設定される。
そして、ステップ220で肯定判定されると、モータ電流IMOTORが上昇し始めたことを示す電流値上昇し始めフラグFIUPSをオンし、ステップ230に進む。また、ステップ220で否定判定された場合には、まだ推進軸18がピストン19に当接していないため、再びステップ215の処理を実行する。
続く、ステップ230では、M/C圧センサ25の検出信号に基づいてM/C圧を検出したのち、検出したM/C圧が零を超えているか、つまりM/C圧が発生しているか否かを判定する。すなわち、M/C圧が発生していれば、ドライバによるブレーキペダル3の踏み込みに応じてサービスブレーキ1がW/C圧を発生させており、サービスブレーキ1によってブレーキ力を発生させている状況と考えられる。そして、サービスブレーキ1によってブレーキ力が発生させられている状況下であれば、そのブレーキ力分を考慮しないと、駐車ブレーキ2によって発生させられるブレーキ力が必要以上に大きくなる可能性がある。このため、M/C圧が発生しているか否かにより、サービスブレーキ1が作動しているか否かを判定している。そして、ステップ230で肯定判定されればステップ235に進んでサービスブレーキ1によって発生させられているブレーキ力分を考慮した処理を実行し、否定判定されればステップ235の処理を行わずにステップ240に進む。
ステップ235では、サービスブレーキ1によって発生させられているブレーキ力分を考慮した処理として、目標モータ電流値上昇量TMIUPの補正を行う。すなわち、サービスブレーキ1によってブレーキ力が発生させられている場合、目標モータ電流値上昇量TMIUPを小さくする補正を行い、本実施形態では、そのブレーキ力の大きさに応じて目標モータ電流値上昇量TMIUPを小さくする目標モータ電流値上昇量TMIUPの減算値IDOWNを求め、ステップ205で求められた第1上昇量IUPから減算値IDOWNを差し引いた値を演算する。
本実施形態では、M/C圧に対応する減算値IDOWNの値をマップ化しておき、そのマップに基づき、ステップ230で検出しておいたM/C圧と対応する値を抽出することにより減算値IDOWNを求めている。
図6は、その一例を示したマップであり、M/C圧と減算値IDOWNの関係を示したマップである。この図に示すように、M/C圧の大きさ、つまりドライバによるブレーキペダル3の踏込み(踏力)の大きさに比例して減算値IDOWNが大きくなるようなマップとしてある。このため、本実施形態の場合、ステップ230で検出したM/C圧と対応する減算値IDOWNを図6に示すマップから読み出し、第1上昇量IUPから減算値IDOWNを差し引くことにより、目標モータ電流値上昇量TMIUPを求めている。
ただし、目標モータ電流値上昇量TMIUPが零以下になるのは好ましくない。このため、ステップ235では、第1上昇量IUPから減算値IDOWNを差し引いた値と、所定値α(正の定数)とのいずれか大きい方(MAX(IUP−IDOWN, α))を目標モータ電流値上昇量TMIUPとしている。
この後、ステップ240に進み、モータ電流IMOTORが無負荷時電流NOCに対して目標モータ電流値上昇量TMIUP分を加算した値を超えたか否かを判定する。モータ電流IMOTORが無負荷時電流NOCに対して目標モータ電流値上昇量TMIUP分を加算した値を超えると、発生させた押圧力により所望のブレーキ力を発生させられた状態、つまりEPB2によりブレーキパッド11の摩擦面がブレーキディスク12の内壁面にある程度の力で押さえ付けられた状態となる。したがって、本ステップで肯定判定されるまではステップ215の処理を繰り返し、肯定判定されるとステップ245に進む。
そして、ステップ245において、ロックが完了したことを意味するロック状態フラグFLOCKをオンすると共にロック制御時間カウンタCLTを0にし、モータロック駆動をオフ(停止)する。これにより、モータ10の回転が停止され、回転軸17の回転が停止させられて、雄ネジ溝17aと雌ネジ溝18aとの噛合いによる摩擦力により、推進軸18が同じ位置に保持されるため、その時に発生させたブレーキ力が保持される。これにより、駐車中の車両の移動が規制される。さらに、電流値上昇し始めフラグFIUPSをオフにする。このようにして、ロック制御処理が完了する。
一方、図3のステップ120で否定判定された場合にはステップ160に進み、リリース状態フラグFRELがオンしているか否かを判定する。ここで、リリース状態フラグFRELとは、EPB2を作動させてリリース状態、つまりEPB2によるブレーキ力を解除した状態になったときにオンされるフラグであり、このリリース状態フラグFRELがオンになっているときには既にEPB2の作動が完了してブレーキ力が解除させられている状態となる。したがって、ここで否定判定された場合にのみステップ170のリリース制御処理に進み、肯定判定された場合には既にリリース制御処理が完了しているためステップ150に進む。
リリース制御処理では、モータ10を回転させることによりEPB2を作動させ、EPB−ECU9にて発生させられているブレーキ力を解除するという処理を行う。図7にリリース制御処理の詳細を示したフローチャートを示し、この図を参照してリリース制御処理について説明する。
まず、ステップ300では、前回の制御周期のときに検出されたモータ電流IMOTORの電流値I(n-1)と今回の制御周期のときに検出されたモータ電流IMOTORの電流値I(n)の差の絶対値|I(n-1)−I(n)|がリリース制御終了判定電流値RENDI未満になっているか否かを判定する。上述したように、モータ電流IMOTORは、モータ10に加えられる負荷に応じて変動し、ブレーキパッド11をブレーキディスク12に押し付けている押圧力がなくなると、モータ電流IMOTORが無負荷時電流NOCで一定となり、変動が無くなる。このため、リリース制御終了判定電流値RENDIをモータ10に対する負荷がなくなったと想定される電流変化量に設定しておき、絶対値|I(n-1)−I(n)|がリリース制御終了判定電流値RENDI未満になると、ブレーキパッド11がブレーキディスク12から離れてモータ10に対する負荷が無くなったと判定する。
したがって、ステップ300で否定判定されれば、ステップ305に進んでロック状態フラグFLOCKをオフすると共に、モータリリース駆動をオン、つまりモータ10を逆回転させる。これにより、モータ10の逆回転に伴って、回転軸17が回転され、雄ネジ溝17aと雌ネジ溝18aとの噛合いによる摩擦力に基づいて推進軸18がブレーキディスク12から離れる方向に移動させられる。そして、ピストン19およびブレーキパッド11も同方向に移動させられる。
また、ステップ300で肯定判定されると、ステップ310に進んでリリース制御終了カウンタCRENDをインクリメントしたのち、ステップ315に進んでリリース制御終了カウンタCRENDがリリース制御終了時間TRENDを超えたか否かを判定する。
リリース制御終了時間KRENDは、モータ10への負荷が無くなったタイミング、ブレーキパッド11がブレーキディスク12から離れたタイミングからリリース制御を継続する時間であり、ロック制御時にモータ10によって推進軸18やピストン19およびブレーキパッド11を移動させた量が多いほど長くなる。
ここで、リリース制御終了カウンタCRENDがリリース制御終了時間TRENDを超えていない状態であれば、まだリリース制御が継続されることになるため、ステップ305の処理を実行する。そして、リリース制御終了カウンタCRENDがリリース制御終了時間TRENDを超えると、ステップ320に進み、リリースが完了したことを意味するリリース状態フラグFRELをオンすると共にリリース制御終了カウンタCRENDを0にし、モータリリース駆動をオフする。したがって、モータ10の回転が停止され、雄ネジ溝17aと雌ネジ溝18aとの噛合いによる摩擦力により、ブレーキパッド11がブレーキディスク12から離れた状態のままで保持される。このようにして、リリース制御処理が完了する。
このようにして、ロック制御処理およびリリース制御処理が終了すると、図3のステップ150におけるロック・リリース表示処理を行う。図8にロック・リリース表示処理の詳細を示したフローチャートを示し、この図を参照してロック・リリース表示処理について説明する。
ステップ400では、ロック状態フラグFLOCKがオンされているか否かを判定する。ここで否定判定されればステップ410に進んでロック・リリース表示ランプ26を消灯し、肯定判定されればステップ420に進んでロック・リリース表示ランプ26を点灯させる。このように、ロック状態であればロック・リリース表示ランプ26を点灯し、リリース状態もしくはリリース制御が開始された状態のときにはロック・リリース表示ランプ26を消灯する。これにより、ドライバにロック状態であるか否かを認識させることが可能となる。このようにして、ロック・リリース表示処理が完了し、これに伴って駐車ブレーキ制御処理が完了する。
図9、図10は、このような駐車ブレーキ制御処理を実行したときのタイミングチャートである。具体的には、図9は、M/C圧が0、つまりブレーキペダル3の踏込みが行われていないときのロック制御時のタイミングチャートである。図10は、M/C圧が発生しているとき、つまりブレーキペダル3の踏込みが行われているときのロック制御時のタイミングチャートである。
図9に示されるように、M/C圧が零の際に時点T1において操作SW23がオフからオンに切り替えられると、図5に示すマップに基づいて第1上昇量IUPが求められ、それが目標モータ電流値上昇量TMIUPに設定されると共に、モータロック駆動がオンになる。これにより、推進軸18がブレーキパッド11側に移動させられる。そして、突入電流が発生したのち、推進軸18がピストン19に当接するまでモータ10に対する負荷が無い状態となり、モータ電流IMOTORは一定値となる。
その後、時点T2において推進軸18がピストン19に当接すると、モータ10に対する負荷が発生するため、モータ電流IMOTORが上昇していき、それに伴ってW/C圧も上昇していく。このとき、電流値微分値IDが電流値微分閾値IDBを超え、電流値上昇始めフラグFIUPSがオンになるが、M/C圧が零であるため目標モータ電流値上昇量TMIUPは補正されることなくそのまま用いられる。この後、時点T3において、モータ電流IMOTORが無負荷時電流NOCに対して目標モータ電流値上昇量TMIUPを加算した値を超えると、モータロック駆動がオフされ、ロック状態フラグFLOCKがオンされると共に、電流値上昇し始めフラグFIUPSがオフされる。
一方、図10に示されるように、M/C圧が発生している際に時点T1において操作SW23がオフからオンに切り替えられたときにも、図5に示すマップに基づいて第1上昇量IUPが求められ、それが目標モータ電流値上昇量TMIUPに設定されると共に、モータロック駆動がオンになる。これにより、推進軸18がブレーキパッド11側に移動させられる。そして、突入電流が発生したのち、推進軸18がピストン19に当接するまでモータ10に対する負荷が無い状態となり、モータ電流IMOTORは一定値となる。このとき、ドライバによるブレーキペダル3の踏み込みにより既に発生させられているW/C圧に基づいてピストン19がブレーキパッド11側に既に移動させられているため、M/C圧が零の時と比べて長時間ロック制御が行われて推進軸18がピストン19に当接することになる。
その後、時点T2において推進軸18がピストン19に当接すると、モータ10に対する負荷が発生するため、モータ電流IMOTORが上昇していき、それに伴ってW/C圧も上昇していく。このとき、電流値微分値IDが電流値微分閾値IDBを超え、電流値上昇始めフラグFIUPSがオンになる。そして、M/C圧が発生しているため、図6に示すマップに基づいてM/C圧に対応する減算値IDOWNが求められ、第1上昇量IUPから減算値IDOWNを差し引いた値が補正後の目標モータ電流値上昇量TMIUPに設定される。この後、時点T3において、モータ電流IMOTORが無負荷時電流NOCに対して補正後の目標モータ電流値上昇量TMIUPを加算した値を超えると、モータロック駆動がオフされ、ロック状態フラグFLOCKがオンされると共に、電流値上昇し始めフラグFIUPSがオフされる。
以上説明したように、本実施形態では、ドライバによるブレーキペダル3の踏込みに基づきサービスブレーキ1によってブレーキ力が発生させられている場合に、そのブレーキ力分を考慮してロック制御時にEPB2により発生させるブレーキ力を低下させるようにしている。これにより、EPB2にてブレーキ力を発生させる際にサービスブレーキ1によってブレーキ力を補う場合に、必要以上に大きなブレーキ力が発生させられることを防止することが可能となる。
また、本実施形態では、モータ電流IMOTORが上昇し始めたタイミング、すなわちブレーキパッド11がブレーキディスク12に接触した後で、ブレーキパッド11のブレーキディスク12への押圧力が増減しても、改めて目標モータ電流値上昇量TMIUPを補正しないようにしている。すなわち、ステップ225で一度電流値上昇し始めフラグFIUPSがオンされると、その後はステップ235の処理は実行されないようにしている。このため、不必要に目標モータ電流値上昇量TMIUPを変化させることにより、ロック制御が不安定になることを防止することができる。
(他の実施形態)
(1)上記実施形態では、摩擦材となるブレーキパッド11の被摩擦材となるブレーキディスク12への押圧力と対応する物理量として、モータ電流IMOTORを利用したが、この他の物理量、例えば推進軸18やピストン19に掛かる荷重を荷重センサにて検出して押圧力としても良い。
(2)上記実施形態では、M/C圧に基づいて目標モータ電流値上昇量TMIUPを補正する場合について説明したが、サービスブレーキ1により発生させられるブレーキ力に対応する他の物理量を検出し、それに基づいて目標モータ電流値上昇量TMIUPを補正しても良い。
例えば、W/C圧を検出しても良いし、ブレーキペダル3に掛かる踏力やストローク量などのペダル操作量を検出し、それに基づいて目標モータ電流値上昇量TMIUPを補正しても良い。また、摩擦材に相当するブレーキパッド11を被摩擦材となるブレーキディスク12に押圧するときの押圧力、例えば推進軸18やピストン19に掛かる荷重を荷重センサにて検出したり、ブレーキパッド11の移動量、例えば推進軸18やピストン19のストローク量を検出し、それに基づいて目標モータ電流値上昇量TMIUPを補正しても良い。
(3)上記実施形態では、目標モータ電流値上昇量TMIUPを補正するために用いる減算値IDOWNをサービスブレーキ1によるブレーキ力と対応する物理量(具体的にはM/C圧)が大きくなるほど大きくしているが、目標モータ電流値上昇量TMIUPに1未満の係数を掛けることにより、目標モータ電流値上昇量TMIUPを補正しても良い。この場合の係数は、一定値でも良いが、サービスブレーキ1によるブレーキ力が発生している場合にそのブレーキ力に対応する物理量が大きくなる程小さな値となるように可変とされても良い。
(4)また、上記実施形態では、ディスクブレーキ式のEPB2を例に挙げて説明したが、モータ駆動によってホイールシリンダの圧力を調整することで摩擦材に相当するブレーキシューの摩擦面を摩擦材に相当するブレーキドラムの内壁面に押し当て、ブレーキ力を発生させるようなドラム式のEPB2に関しても本発明を適用することができる。
また、モータを駆動することでブレーキケーブルを引っ張ることによりブレーキ力を発生させるタイプ(例えば、ビルトインキャリパのブレーキ装置)のように、モータによって摩擦材を移動させるための押圧力に対応する押圧力を発生させるものであればどのようなものであっても良い。例えば、モータ10を駆動することで直接油圧ピストンを押圧し、油圧を高めることでブレーキ力を発生させるようなブレーキシステムであっても構わない。
すなわち、サービスブレーキ1により移動させられる摩擦材とEPB2により移動させられる摩擦材とが同じものであり、サービスブレーキ1により摩擦材が移動させられるために、EPB2により摩擦材を移動させてブレーキ力を発生させようとするときに、サービスブレーキ1による影響が生じるようなものであればどのようなブレーキ装置であっても良い。
(5)なお、各図中に示したステップは、各種処理を実行する手段に対応するものである。具体的には、EPB−ECU9のうち、ステップ140の処理を実行する部分がロック制御手段に相当し、そのうちのステップ235の処理を実行する部分が補正手段に相当する。
本発明の第1実施形態にかかる駐車ブレーキ制御装置が適用された車両用のブレーキシステムの全体概要を示した模式図である。 図1に示したブレーキシステムに備えられる後輪系のブレーキ機構の断面模式図である。 駐車ブレーキ制御処理の詳細を示したフローチャートである。 ロック制御処理の詳細を示したフローチャートである。 車両前後Gと第1上昇量IUPの関係を示したマップである。 M/C圧と減算値IDOWNの関係を示したマップである。 リリース制御処理の詳細を示したフローチャートである。 ロック・リリース表示処理の詳細を示したフローチャートである。 M/C圧が零のときにロック制御処理を実行したときのタイミングチャートである。 M/C圧が発生しているときにロック制御処理を実行したときのタイミングチャートである。
符号の説明
1…サービスブレーキ、2…EPB、5…M/C、6…W/C、7…ESCアクチュエータ、8…ESC−ECU、9…EPB−ECU、10…モータ、11…ブレーキパッド、12…ブレーキディスク、13…キャリパ、14…ボディ、14a…中空部、14b…通路、17…回転軸、17a…雄ネジ溝、18…推進軸、18a…雌ネジ溝、19…ピストン、23…操作SW、24…前後Gセンサ、25…M/C圧センサ、26…ロック・リリース表示ランプ

Claims (5)

  1. 電動モータを駆動することにより、摩擦材を車輪に取り付けられた被摩擦材に押し当てるための押圧力を発生させ、前記摩擦材と前記被摩擦材との摩擦によってブレーキ力を発生させる電子パーキングブレーキと、ブレーキペダルの操作により作動し、前記摩擦材を前記被摩擦材に向かう方向に移動させてブレーキ力を発生させるサービスブレーキとを有してなるブレーキシステムを用いて駐車ブレーキの制御を行う駐車ブレーキ制御装置であって、
    前記電動モータを駆動することにより前記押圧力を発生させることで前記電子パーキングブレーキによるブレーキ力を発生させたのち、前記押圧力が前記電動モータの駆動を停止させる目標押圧力に達することを終了条件として前記電動モータの駆動を停止し、前記ブレーキ力を保持してロック状態にさせるロック制御を行うロック制御手段を備え、
    前記ロック制御手段は、前記サービスブレーキにより発生させられているブレーキ力が大きいほど前記目標押圧力を小さく補正する補正手段を有しており、
    前記補正手段は、前記摩擦材が前記被摩擦材に接して、前記電子パーキングブレーキによって前記押圧力が発生した後から補正後の前記目標押圧力に達するまでに、前記サービスブレーキにより発生させられているブレーキ力の前記ブレーキペダルの操作に基づく変化に応じて前記押圧力が増減した場合、補正後の前記目標押圧力を変更しないことを特徴とする駐車ブレーキ制御装置。
  2. 前記ロック制御手段は、前記サービスブレーキにより発生させられているブレーキ力と対応する物理量としてマスタシリンダ圧、ホイールシリンダ圧、前記摩擦材を移動させる部材にかかる荷重もしくは前記摩擦材を移動させる部材の移動量の少なくとも1つを測定していることを特徴とする請求項に記載の駐車ブレーキ制御装置。
  3. 前記ロック制御手段は、前記押圧力と対応する物理量として前記電動モータに流すモータ電流を検出しており、前記摩擦材が前記被摩擦材と接触する前に発生している前記モータ電流を無負荷時電流として、前記無負荷時電流に対して目標モータ電流値上昇量を加算した値を前記目標押圧力として設定すると共に、前記無負荷時電流からの前記モータ電流の上昇量が前記目標モータ電流値上昇量を超えると前記電動モータの駆動を停止させており、
    前記補正手段は、前記目標モータ電流値上昇量を前記サービスブレーキにより発生させられているブレーキ力が大きいほど小さくなるように補正することで、前記目標押圧力を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の駐車ブレーキ制御装置。
  4. 前記補正手段は、前記サービスブレーキにより発生させられているブレーキ力が大きくなるほど大きくなる減算値を求めると共に、前記目標モータ電流値上昇量から前記減算値を差し引くことにより、補正後の前記目標モータ電流値上昇量を演算することを特徴とする請求項に記載の駐車ブレーキ制御装置。
  5. 前記サービスブレーキと前記電動パーキングブレーキは、ブレーキキャリパ内に設けられた同一のピストンを用いて前記摩擦材を押圧する機構であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の駐車ブレーキ制御装置。
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