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JP5296510B2 - 飛翔害虫防除剤及びこれを用いる飛翔害虫の防除方法 - Google Patents

飛翔害虫防除剤及びこれを用いる飛翔害虫の防除方法 Download PDF

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Description

本発明は、飛翔害虫防除剤及びこれを用いる飛翔害虫の防除方法に関するものである。
従来、蚊、蚋、ユスリカ、ハエ類などの飛翔害虫に対して、ディート(N,N−ジエチル−トルアミド)を含む忌避剤を皮膚表面に塗布する方法が汎用されてきたが、ディートは通常の香料成分と比べると揮散性が幾分低いために空間的な忌避効果は期待できない。
そこで、忌避成分として揮散性の天然精油やその組成成分を利用しようとする提案がいくつかある。例えば、シトロネラ油やその主成分であるシトロネラールが蚊に対して忌避効果を示すことはよく知られており、アメリカではシトロネラ油を有効成分として含有するキャンドルが市販された。しかしながら、キャンドルの熱を利用してシトロネラールを放散させる方法はシトロネラールの揮散効率が悪く、実用的な忌避効果を奏しえない。
また、特開2002−173407号公報(特許文献1)には、シトロネラ油の外、オレンジ油、カシア油などから選ばれた天然精油を有効成分とする飛翔害虫忌避剤が記載され、更に、特開2003−201203号公報(特許文献2)には、害虫忌避成分(A)として、シトロネラールと、ターピネオール、メントール、リモネン、ゲラニオール、シトロネロール、カンフェン等から選ばれる1種又は2種以上とを含み、害虫忌避成分(A)中におけるシトロネラールの含有量が2〜10質量%である害虫忌避剤揮散組成物が開示されている。これらの忌避剤は、天然産志向と安全性への配慮を謳っているものの、その忌避効果は必ずしも満足のいくものではない。
一方、常温で殺虫効力を示す殺虫成分を自然にもしくはファン等の風力により揮散させて飛翔害虫を防除する方法も従来一般的に行われており、例えば、特開2005−314439号公報(特許文献3)には、有用な常温揮散性ピレスロイド系殺虫成分として、メトフルトリンやプロフルトリンが開示されている。
また、殺虫成分と忌避成分を併用することについては、例えば、特許文献1に、「天然精油と共にピレスロイド系殺虫剤を併用することにより、飛翔昆虫に対する忌避効果をさらに増強することができる。」旨の記載がある。しかしながら、その実施例で例示されている殺虫成分は、常温揮散性を有さず加熱を必要とするピナミンフォルテやエトックのみで、効率的な飛翔害虫の防除システムを提供しているわけでは決してない。
特開2002−173407号公報 特開2003−201203号公報 特開2005−314439号公報
本発明は、常温で殺虫効力を示す殺虫成分及び飛翔害虫忌避成分を有効成分として含有し、常温揮散させて使用する有用な飛翔害虫防除剤及びこれを用いる効率的な飛翔害虫の防除方法を提供することを目的とする。
(1)保持体としてセルロース系担体を用い、
常温で殺虫効力を示す殺虫成分であるプロフルトリンを含有した保持体
及び
ジャスミン油、ネロリ油、プチグレン油、レモン油、ユーカリ油、タイム油からなる精油類の中から選ばれる1種又は2種以上、及びその成分組成であるシトラール、l−メントール、酢酸シトロネリル、シンナミックアルデヒド、テルピネオール、ノニルアルコール、cis−ジャスモン、チモール、リモネン、リナロール、1,8−シネオール、ゲラニオール、α-ピネンの中から選択される1種又は2種以上を組み合わせたものを飛翔害虫忌避成分の有効成分として含有し、さらに飛翔害虫忌避効力増強成分として、イネ科、ツバキ科、イチョウ科、モクセイ科、クワ科、ミカン科、キントラノオ科、カキノキ科の中から選ばれる1種以上の植物抽出物を含有する保持体
をそれぞれ別の保持体として収納した容器を、小空間内の内部に固定し、常温揮散させて使用する前記両保持体を収納した容器からなる飛翔害虫防除製品
(2)上記(1)に記載の飛翔害虫防除製品を用い、殺虫成分であるプロフルトリン、及び前記飛翔害虫忌避成分である両有効成分を共に常温揮散させることを特徴とする飛翔害虫の防除方法。
本発明の飛翔害虫防除剤は、常温で殺虫効力を示す殺虫成分及び飛翔害虫忌避成分を有効成分として含有し、常温揮散させて使用するので、高い害虫防除効果を奏するうえ、使い易く利便性にも優れている。そして、これを用いる飛翔害虫の防除方法も極めて実用的なものである。
本発明では、常温で殺虫効力を示す殺虫成分及び飛翔害虫忌避成分を有効成分として含有する。
殺虫成分としては、その蒸気圧が25℃で0.001Pa以上であることが好ましく、具体的には、プロフルトリン、エムペントリン、メトフルトリン、トランスフルトリン、テフルトリン、テラレスリン等のピレスロイド系殺虫成分や、ジクロルボス等の有機リン系殺虫成分があげられるが、殺虫活性や安全性等を考慮して、プロフルトリン、エムペントリン、メトフルトリン及びトランスフルトリンの中から選ばれる1種以上のピレスロイド系殺虫成分が好適である。
一方、飛翔害虫忌避成分としては、ジャスミン油、ネロリ油、ペパーミント油、ベルガモット油、オレンジ油、ゼラニウム油、プチグレン油、レモン油、シトロネラ油、レモングラス油、シナモン油、ユーカリ油、タイム油等の精油類、及びその組成成分の中から選ばれる2種以上の精油及び、又はその組成成分があげられる。組成成分の具体例として、シトラール、l−メントール、酢酸シトロネリル、シンナミックアルデヒド、テルピネオール、ノニルアルコール、cis−ジャスモン、チモール、リモネン、リナロール、1,8−シネオール、ゲラニオール、α-ピネン等をあげることができるが、これら以外にも、シトロネラール、シトロネロール、ボルネオール、カンフェン、酢酸リナリル、酢酸ゲラニル、ジャスモン酸メチル、フェニルエチルアセテート、p−メンタン−3,8−ジオール、β−ヨノン、酢酸ノピル等を適宜組み合わせてもよいことはもちろんである。
本発明の飛翔害虫防除剤は、常温で殺虫効力を示す殺虫成分及び飛翔害虫忌避成分を有効成分として含有することを特徴とし、両有効成分が相互に相乗的に作用して効率的な防除効果を発揮する。
前記殺虫成分及び飛翔害虫忌避成分のみで飛翔害虫防除剤を構成しても構わないが、通常各種の成分とともに保持体に含有させて用いるのが実用的で、このような保持体を収納した容器を小空間、例えば10L〜500L程度の空間の内部に固定して使用する形態が好ましい。また、それぞれの有効成分は同じ保持体に含有させると、一方の成分が他方の揮散性を抑える場合があるので、別々の保持体に含有させる形態が本発明の目的により合致する。
保持体としては、固形状、シート状、ゲル状等があり、なかでも、紙、パルプ、リンター、ビスコース等のセルロース系担体、エチレン−酢酸ビニール系樹脂(EVA)、ポリエステル、オレフィンポリマー等の合成樹脂担体、及びケイ酸カルシウム、シリカ、ゼオライト等の無機質担体等からなる固形状もしくはシート状のものが使い易い。
また、ゲル状体の調製に用いられるゲル化剤としては、カラギーナン、キサンタンガム、ジェランガム、ゼラチン、オクチル酸アルミニウム、12−ヒドロキシステアリン酸等があげられる。
本発明では、飛翔害虫防除剤あたりの殺虫成分及び飛翔害虫忌避成分の含有量は、保持体の形態によっても異なるが、例えば固形状、シート状の場合、殺虫成分を10〜200mg、飛翔害虫忌避成分を50mg〜2g程度に設定するのが好ましく、かかる用量によれば、500L程度までの空間で1ケ月〜2ケ月にわたり飛翔害虫に対して優れた防除効果を奏することが可能となる。
本発明の飛翔害虫防除剤は、更に飛翔害虫忌避効力増強成分として、イネ科、ツバキ科、イチョウ科、モクセイ科、クワ科、ミカン科、キントラノオ科、カキノキ科の中から選ばれる1種以上の植物抽出物を含有するのが好ましい。
このような植物抽出物、例えばポリフェノール類は、消臭成分として公知であるが、本発明で用いる飛翔害虫忌避成分の効力増強成分として作用するという知見は全く新規なものである。その詳細は不明ながら、忌避成分が揮散する際に何らかの相互作用を及ぼしているものと推定される。
本発明では、防除効果と人畜に対する安全性に支障を来たさない限りにおいて、溶剤、界面活性剤、可溶化剤、分散剤、安定化剤、pH調整剤、着色剤等を適宜配合してもよいことはもちろんである。
溶剤としては、水のほか、エタノール、イソプロパノールのような低級アルコール、プロピレングリコールのようなグリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルのようなグリコールエーテル系水溶性有機溶剤、脂肪族もしくは芳香族炭化水素系溶剤があげられる。
また、界面活性剤としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン高級アルキルエーテル(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル)、ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等の非イオン系界面活性剤や、ラウリルアミンオキサイド、ステアリルアミンオキサイド、ラウリル酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド等の高級アルキルアミンオキサイド系界面活性剤を例示することができる。
本発明の飛翔害虫防除剤は、前記種々の成分を含有させた保持体を、開口部を有するプラスチック容器に収納して使用するのが実用的である。容器の裏面に両面接着テープを取り付け、適用空間の壁等に固定するようにしてもよい。
こうして得られた本発明の飛翔害虫防除剤は、リビングや和室、玄関などの室内、倉庫、好ましくは、ゴミ箱、ゴミ収集ボックス等の比較的小空間で、アカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカなどの蚊類、蚋、ユスリカ類、ハエ類、コバエ類(ショウジョウバエ類、ノミバエ類等)、チョウバエ類、イガ類などの飛翔害虫に対して、殺虫成分と飛翔害虫忌避成分の相互作用により、1ケ月ないし2ケ月間の長期間にわたり実用的な防除効果を奏するものである。特に、ゴミ箱、ゴミ収集ボックス等でコバエ防除用として適用した場合は、コバエを忌避させる一方、ゴミに近づいたりゴミから発生したコバエをも殺虫しうるので完全で効率的な防除が可能となる。この忌避作用と殺虫作用の連合は、単に補完しあうだけでなく極めて相乗的で、かかる飛翔害虫防除剤を用いる本発明の防除方法は、従来知見から到底予想し得ない顕著な防除効果を提供するものである。
次に具体的な実施例に基づき、本発明の飛翔害虫防除剤について更に詳細に説明する。
大きさが60mm×60mmで厚みが1.0mmのパルプ製原紙(A)に、常温揮散性殺虫成分としてのプロフルトリンを40mg含む灯油溶液150mgを含有させた。他方、大きさが25mm×47mmで厚みが2.8mmのパルプ製原紙(B)に、テルピネオール、酢酸シトロネリル、シトラール、ノニルアルコール、及びユーカリ油を主成分とする飛翔害虫忌避香料を800mgと、飛翔害虫忌避効力増強成分としてイチョウ抽出物100mgを含有させた。パルプ製原紙(A)及び(B)をポリエステル製容器(開口部:27cm2、裏面に両面接着テープ付)に並べて収納し本発明の飛翔害虫防除剤を得た。
容積50Lの生ゴミ収納容器の蓋の裏に前記飛翔害虫防除剤を両面接着テープで固定し、生ゴミ収納容器をベランダに置いて通常どおり使用した。2ケ月間にわたり、生ゴミ収納容器の中はもちろん、蓋の周囲にもコバエをはじめ飛翔害虫は見当たらず、優れた防除効果が確認された。
実施例1に準じて、表1に示す各種飛翔害虫防除剤を調製し、下記の防除効力試験を実施した。
[防除効力試験]
試験室内(約6m3)に、ショウジョウバエが通過可能な小穴を上面に設けた半密閉プラスチックケース(約30L)を2個併設した。片方のプラスチックケース内に、表1記載の飛翔害虫防除剤及びショウジョウバエ誘引源を入れ(処理区)、他方のプラスチックケース内にはショウジョウバエ誘引源のみを入れた(コントロール区)。室内にショウジョウバエ成虫を約100匹を放し、2時間後に両区プラスチックケース内への侵入虫を計数し、次式に従って防除率を算出した。
防除率=[(コントロール区の侵入虫数−処理区の侵入虫数)/コントロール区の侵入虫数]×100
Figure 0005296510





試験の結果、常温で殺虫効力を示す殺虫成分及び飛翔害虫忌避成分を有効成分として含有する本発明の飛翔害虫防除剤は、いずれかの有効成分しか含有しない比較例1ないし3に較べて相乗的に顕著な防除効果を示し、その防除効果は、飛翔害虫忌避効力増強成分としての植物抽出物を添加することによって更に増強した。
なお、飛翔害虫忌避成分としては、本発明9ないし13を参照して分かるように、ジャスミン油、ネロリ油、ペパーミント油、ベルガモット油、オレンジ油、ゼラニウム油、プチグレン油、レモン油、シトロネラ油、レモングラス油、シナモン油、ユーカリ油、タイム油からなる精油類、及びその組成成分であるシトラール、l−メントール、酢酸シトロネリル、シンナミックアルデヒド、テルピネオール、ノニルアルコール、cis−ジャスモン、チモール、リモネン、リナロール、1,8−シネオール、ゲラニオール、α-ピネンの中から選ばれる2種以上であることが好ましかった。
また、本発明1と14との対比から、殺虫成分と飛翔害虫忌避成分はそれぞれ別の保持体に含有させる方が効果的であるが、比較例4のように、殺虫成分として揮散性の乏しいフェノトリンを使用すると飛翔害虫忌避成分の揮散性に影響を及ぼし防除効果の低下を招くことも明らかとなった。
実施例1に準じて、表2に示す各種飛翔害虫防除剤を調製し、下記の繁殖抑制効力試験を実施した。
[繁殖抑制効力試験]
ショウジョウバエ成虫を放飼した室内(約41m3)に、ショウジョウバエが通過可能な小穴を上面に設けた半密閉箱(約200L)を2個併設した。片方の半密閉箱内に、表2記載の飛翔害虫防除剤[薬剤保持体をポリエステル製容器(開口部:30cm2)に収納したもの]及びショウジョウバエ産卵繁殖用培地を入れ(処理区)、他方の半密閉箱内にはショウジョウバエ産卵繁殖用培地のみを入れた(コントロール区)。5日後に両区の産卵繁殖用培地を回収し、繁殖している幼虫を計数し、次式に従って繁殖抑制率を算出した。
繁殖抑制率=[(コントロール区の繁殖幼虫数−処理区の繁殖幼虫数)/コントロール区の繁殖幼虫数]×100
Figure 0005296510


試験の結果、常温で殺虫効力を示す殺虫成分及び飛翔害虫忌避成分を有効成分として含有する本発明の飛翔害虫防除剤は、いずれかの有効成分しか含有しない比較例1ないし3に較べて相乗的に顕著な繁殖抑制効果を示し、その繁殖抑制効果は、飛翔害虫忌避効力増強成分としての植物抽出物を添加することによって更に増強した。
ハエ類の発生を元から抑えることは、侵入の防止とともに非常に重要であり、両効果に優れた本発明の飛翔害虫防除剤は、極めて効率的な飛翔害虫の防除方法を提供しえるものである。
本発明の飛翔害虫防除剤及びこれを用いる飛翔害虫の防除方法は、飛翔害虫用だけでなく広範な害虫駆除を目的として利用することが可能である。

Claims (2)

  1. 保持体としてセルロース系担体を用い、
    常温で殺虫効力を示す殺虫成分であるプロフルトリンを含有した保持体
    及び
    ジャスミン油、ネロリ油、プチグレン油、レモン油、ユーカリ油、タイム油からなる精油類の中から選ばれる1種又は2種以上、及びその成分組成であるシトラール、l−メントール、酢酸シトロネリル、シンナミックアルデヒド、テルピネオール、ノニルアルコール、cis−ジャスモン、チモール、リモネン、リナロール、1,8−シネオール、ゲラニオール、α-ピネンの中から選択される1種又は2種以上を組み合わせたものを飛翔害虫忌避成分の有効成分として含有し、さらに飛翔害虫忌避効力増強成分として、イネ科、ツバキ科、イチョウ科、モクセイ科、クワ科、ミカン科、キントラノオ科、カキノキ科の中から選ばれる1種以上の植物抽出物を含有する保持体
    をそれぞれ別の保持体として収納した容器を、小空間内の内部に固定し、常温揮散させて使用することを特徴とする前記両保持体を収納した容器からなる飛翔害虫防除製品
  2. 上記請求項1に記載の飛翔害虫防除製品を用い、殺虫成分であるプロフルトリン、及び前記飛翔害虫忌避成分である両有効成分を共に常温揮散させることを特徴とする飛翔害虫の防除方法。
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