JP5229095B2 - 電子部品及びその製造方法 - Google Patents
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Description
本発明のその他の形態である電子部品は、複数の絶縁体層が積層されてなる多孔質の積層体と、前記積層体の表面に設けられている外部電極と、前記積層体内に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、環状の軌道をなしている第1のコイルと、前記積層体内において前記第1のコイルよりも積層方向の下側に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、前記軌道と重なる軌道をなしている第2のコイルであって、該第1のコイルと共にコモンモードチョークコイルを構成している第2のコイルと、前記積層体において前記第1のコイルよりも積層方向の上側又は前記第2のコイルよりも積層方向の下側に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、前記軌道と重なっているダミー導体であって、前記外部電極、前記第1のコイル及び前記第2のコイルのいずれにも電気的に接続されていないダミー導体と、を備えており、前記第1のコイルは、第1のビアホール導体を含んでおり、前記第2のコイルは、第2のビアホール導体を含んでおり、前記ダミー導体は、積層方向から平面視したときに、前記第1のビアホール導体又は前記第2のビアホール導体と重なる部分には設けられていないこと、を特徴とする。
図1は、本発明の実施形態に係る電子部品10の外観斜視図である。図2は、電子部品10の積層体12の分解斜視図である。以下、電子部品10の積層方向をz軸方向と定義し、電子部品10に長辺に沿った方向をx軸方向と定義し、電子部品10の短辺に沿った方向をy軸方向と定義する。
以下に、電子部品10の製造方法について図面を参照しながら説明する。図4は、電子部品10の作製時における工程断面図である。
前記電子部品10によれば、以下に説明するように、浮遊容量を低減することができる。より詳細には、電子部品10では、積層体12は、無数の空孔を含んだ多孔質部材により構成されている。空孔内は空気又は樹脂により満たされており、空気の比誘電率は、全物質中で最小の1であり、エポキシ樹脂の比誘電率は約4である。そのため、積層体12は、多孔質部材により構成されていない積層体(例えば、特許文献1に記載の積層型コモンモードチョークコイルの積層体)よりも、低い比誘電率を有するようになる。その結果、電子部品10では、多孔質部材により構成されていない積層体からなる電子部品に比べて、外部電極14とコイルL1,L2との間の浮遊容量が低減される。
以下に、ダミー導体22の変形例について図面を参照しながら説明する。図5(a)は、第1の変形例に係るダミー導体22を示した図であり、図5(b)は、第2の変形例に係るダミー導体22を示した図である。
R1,R2 軌道
b1〜b10 ビアホール導体
10 電子部品
12 積層体
14a〜14d 外部電極
16a〜16u 磁性体層
18a〜18j コイル導体
20a〜20d 引き出し導体
22,22a,22b ダミー導体
Claims (9)
- 複数の絶縁体層が積層されてなる多孔質の積層体と、
前記積層体の表面に設けられている外部電極と、
前記積層体内に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、環状の軌道をなしている第1のコイルと、
前記積層体内において前記第1のコイルよりも積層方向の下側に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、前記軌道と重なる軌道をなしている第2のコイルであって、該第1のコイルと共にコモンモードチョークコイルを構成している第2のコイルと、
前記積層体において前記第1のコイルよりも積層方向の上側又は前記第2のコイルよりも積層方向の下側に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、前記軌道と重なっているダミー導体であって、前記外部電極、前記第1のコイル及び前記第2のコイルのいずれにも電気的に接続されていないダミー導体と、
を備えており、
前記ダミー導体は、積層方向から平面視したときに、前記軌道と重なる環状をなしていること、
を特徴とする電子部品。 - 複数の絶縁体層が積層されてなる多孔質の積層体と、
前記積層体の表面に設けられている外部電極と、
前記積層体内に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、環状の軌道をなしている第1のコイルと、
前記積層体内において前記第1のコイルよりも積層方向の下側に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、前記軌道と重なる軌道をなしている第2のコイルであって、該第1のコイルと共にコモンモードチョークコイルを構成している第2のコイルと、
前記積層体において前記第1のコイルよりも積層方向の上側又は前記第2のコイルよりも積層方向の下側に設けられ、かつ、積層方向から平面視したときに、前記軌道と重なっているダミー導体であって、前記外部電極、前記第1のコイル及び前記第2のコイルのいずれにも電気的に接続されていないダミー導体と、
を備えており、
前記第1のコイルは、第1のビアホール導体を含んでおり、
前記第2のコイルは、第2のビアホール導体を含んでおり、
前記ダミー導体は、積層方向から平面視したときに、前記第1のビアホール導体又は前記第2のビアホール導体と重なる部分には設けられていないこと、
を特徴とする電子部品。 - 積層方向において、前記第1のコイルと前記第2のコイルとの間の第1の領域であって、積層方向から平面視したときに前記軌道と重なる第1の領域における前記積層体の平均密度は、該第1の領域以外の第2の領域における前記積層体の平均密度よりも高いこと、
を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電子部品。 - 前記ダミー導体は、前記第1のコイルよりも積層方向の上側、及び、前記第2のコイルよりも積層方向の下側の両方に設けられていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電子部品。 - 前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、積層方向の下側に進行しながら、同じ方向に旋廻する螺旋形状をなしていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電子部品 - 前記積層体は、35%以上80%以下の空孔率を有していること、
を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電子部品。 - 前記第1のコイル、前記第2のコイル及び前記ダミー導体は、同じ材料により構成されていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の電子部品。 - 前記第1のコイルは、第1のビアホール導体を含んでおり、
前記第2のコイルは、第2のビアホール導体を含んでおり、
前記ダミー導体は、積層方向から平面視したときに、前記第1のビアホール導体又は前記第2のビアホール導体と重なる部分には設けられていないこと、
を特徴とする請求項1に記載の電子部品。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電子部品の製造方法であって、
加熱により消失する消失物質が混入された絶縁性物質により、前記複数の絶縁体層を作製する工程と、
前記第1のコイルを構成する第1のコイル導体、前記第2のコイルを構成する第2のコイル導体、及び、前記ダミー導体を前記複数の絶縁体層上に形成する工程と、
前記第2のコイルが前記第1のコイルよりも積層方向の下側に位置し、かつ、前記ダミー導体が該第1のコイルよりも積層方向の上側又は該第2のコイルよりも積層方向の下側に位置するように、前記複数の絶縁体層を積層して積層体を作製する工程と、
前記積層体を積層方向に圧着する工程と、
前記積層体を焼成する工程と、
を備えていること、
を特徴とする電子部品の製造方法。
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