JP5086916B2 - 印刷物 - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態の印刷物の製造に用いられる用紙材料10の展開図である。なお図1中(A)は用紙材料10の外側面を示し、図1中(B)がその内側面を示す。この印刷物は、例えば企業等の事業主体から個人ユーザ向けに配布される資料請求申込書であり、特に郵便葉書(隠蔽葉書)としての利用が可能な形態のものである。
用紙材料10は、その全体の外形が縦長の短冊形状をなしている。この用紙材料10には、その長手方向(図1中の上下方向)でみて中程の位置に折り込み線L1が形成されている。そして用紙材料10には、折り込み線L1を挟んで上下にそれぞれ矩形状の裏紙片部12及び表紙片部14が形成されている。これら裏紙片部12及び表紙片部14は、例えば郵便葉書大の形状を有している。
図1でみて用紙材料10の上端部分、つまり、折り込み線L1と反対側の裏紙片部12の一端には、切り取り予定線L2を介して剥離紙片部16が区画して形成されている。なお切り取り予定線L2は、例えば用紙材料10にミシン目等の弱め線加工を施すことで形成されている。この切り取り予定線L2では、印刷物の使用形態において剥離紙片部16の切り取りが予定されている。
図1でみて用紙材料10の下端部分、つまり、折り込み線L1と反対側の表紙片部14の一端には、折り込み予定線L3を介して隠蔽用紙片部18が区画して形成されている。この折り込み予定線L3では、印刷物の使用形態において隠蔽用紙片部18の折り込みが予定されている。また隠蔽用紙片部18には、折り込み予定線L3から長さ方向にみて略中央位置に折り返し線L4が形成されている。この折り返し線L4では、印刷物の完成形態において隠蔽用紙片部18が折り返されるものとなっている。
図2及び図3は、上記の用紙材料10を郵便葉書(隠蔽葉書)としての完成形態に加工する手順例を示す斜視図である。以下、具体的に説明する。
郵便葉書としての完成形態に加工する際、用紙材料10は全体として2箇所で折り込み加工される。その1箇所は上記の折り込み線L1であり、もう1箇所は隠蔽用紙片部18の折り返し線L4である。図2,図3には、これら折り込み線L1、折り返し線L4の位置で用紙材料10が折り込み加工される様子がそれぞれ示されている。なお完成形態への加工時において、上記の折り込み予定線L3の位置では折り込み加工が行われない。また切り取り予定線L2は、完成形態への加工後、郵便葉書の使用形態において利用されるものとなっている。
用紙材料10の加工工程では、先に折り込み線L1での折り込み加工が行われることで、表紙片部14と裏紙片部12との内側面(折込面)同士が糊剤層14aによって強く接着される。このような表紙片部14と裏紙片部12との接着(貼り合わせ)により、印刷物の本体シートとなる部位が形成される。なお表紙片部14及び裏紙片部12はいずれも、縦横が標準的な郵便葉書大の同寸法に成形されているため、これらは互いにずれることなくぴったり重なり合う。またこのとき、切り取り予定線L2と折り込み予定線L3もまた互いに重なり合った状態となる。なお上記の透け防止模様12bは、本体シートの内層に埋め込まれた状態となる。
次に用紙材料10は、その折り返し線L4に沿って折り込み加工される。これにより、隠蔽用紙片部18が折り返された状態となり、その内側の再剥離糊層18aが剥離紙片部16のもう片方の剥離層16aにも密着して仮止めされる。このとき隠蔽用紙片部18はちょうど二つ折りの状態となり、その間に剥離紙片部16が挟み込まれた状態となっている。
図4及び図5は、隠蔽葉書20としての完成形態とその使用形態の手順例を示す連続図である。以下、隠蔽葉書20としての完成形態及びその使用形態について順を追って説明する。
図4中(B):隠蔽葉書20の使用形態では、これを投函する前に上記の隠蔽用紙片部18を用いて情報表記領域12aを隠蔽することができる。具体的には先ず、ユーザは隠蔽葉書20の裏面側にて隠蔽用紙片部18を剥がす。隠蔽用紙片部18は剥離紙片部16の剥離層16aに仮止めされているので、ユーザはこれを容易に剥離させることができる。なお、剥離時の利便性を高めるため、予め隠蔽用紙片部18の先端のコーナー部分では再剥離糊層18aを欠落させたり、その粘着力を他より脆弱化させたりしておいてもよい。
図5中(C):上記のように隠蔽用紙片部18を剥離させ、これを展開した状態に復元すると、それまで隠蔽用紙片部18に挟み込まれていた剥離紙片部16が露出する。次にユーザは、露出した剥離紙片部16を隠蔽用紙片部18から剥離させ、これに伴って切り取り予定線L2に沿って剥離紙片部16を本体シートから切り取る。
図5中(D):剥離紙片部16を本体シートから切り取ると、本体シートには折り込み予定線L3から先に隠蔽用紙片部18が展開された状態で残存している。ユーザは、展開した状態の隠蔽用紙片部18を折り込み予定線L3に沿って本体シートの裏面、つまり裏紙片部12に向けて折り込む。そしてユーザは、隠蔽用紙片部18を本体シートに対して圧着し、その再剥離糊層18aを裏紙片部12に接着させる。これにより、情報表記領域12aが隠蔽用紙片部18によって隠蔽された状態となる。したがってこの後、ユーザが隠蔽葉書20を郵便ポストに投函する際、その情報表記領域12aに記した個人情報の保護・秘匿が図られる。
次に、印刷物の第2実施形態について説明する。図6は、第2実施形態の印刷物の製造に用いられる用紙材料100の展開図である。図6中(A)は用紙材料100の外側面を示し、図6中(B)がその内側面を示す。第2実施形態の印刷物もまた、同じく郵便葉書(隠蔽葉書)としての利用が可能な形態であるが、第1実施形態の場合と縦横の方向が違っている。以下、第1実施形態との違いを中心として説明する。
図11は、隠蔽葉書200の完成形態の別例を表す斜視図である。第1,第2実施形態では、完成形態への加工時において、上記の折り込み予定線L3の位置では折り込み加工が行われていなかったが、完成形態において剥離紙片部160及び隠蔽用紙片部180が折り込み予定線L3(切り取り予定線L2)の位置で折り込み加工されていてもよい。この場合、完成形態としての隠蔽葉書200の大きさが定型サイズ(葉書大)に収まるため、隠蔽葉書200を封書に入れてユーザに配布する際の利便性が向上する。
12,120 裏紙片部
12a,120a 情報表記領域
12b,120b 透け防止模様
14,140 表紙片部
14a,140a 糊剤層
16,160 剥離紙片部
16a,16b,160a,160b 剥離層
18,180 隠蔽用紙片部
18a,180a 再剥離糊層
18b,180b 透け防止模様
20,200 隠蔽葉書
Claims (6)
- 所定の折り込み線を挟んで形成された第1及び第2の紙片部を、その折り込み線に沿って折り込んだ状態で互いの折込面を貼り合わせて形成された本体シートと、
前記第1の紙片部の前記折り込み線と反対側の一端に所定の切り取り予定線を介して連結された剥離紙片部と、
前記第2の紙片部の前記折り込み線と反対側の一端に所定の折り込み予定線を介して連結され、前記折り込み予定線から前記剥離紙片部の先端を超えて突出する全長を有し、かつ、この突出部分が前記剥離紙片部の先端縁に沿って折り返された状態で、その内側の面に形成された粘着剤層を介して前記剥離紙片部の両面に貼付された隠蔽用紙片部と
を備えたことを特徴とする印刷物。 - 請求項1に記載の印刷物において、
前記第1の紙片部は、
前記折込面と反対側で前記本体シートの外面を構成する面に情報が表記される情報表記領域を有しており、
前記剥離紙片部は、
一方の面から前記隠蔽用紙片部の突出部分を粘着剤層とともに剥離させた状態で、その他方の面を前記隠蔽用紙片部の粘着剤層から剥離させるのに伴い、前記切り取り予定線に沿って前記本体シートから分離可能であり、
前記隠蔽用紙片部は、
前記本体シートから前記剥離紙片部が分離された状態で前記折り込み予定線に沿って前記本体シートに向けて折り込まれることにより、前記粘着剤層を介して前記本体シートの外面に貼付されて前記情報表記領域を隠蔽することを特徴とする印刷物。 - 請求項1又は2に記載の印刷物において、
前記剥離紙片部は、
前記第1及び第2の紙片部と一体に連なる用紙材料の少なくとも片面に剥離層が形成されていることを特徴とする印刷物。 - 請求項3に記載の印刷物において、
前記剥離層は、用紙材料に剥離剤を用いた印刷を施すことで形成されていることを特徴とする印刷物。 - 請求項1から4のいずれかに記載の印刷物において、
前記隠蔽用紙片部は、
前記第1及び第2の紙片部と一体に連なる用紙材料の一方の片面に再剥離性の粘着剤を塗布することで前記粘着剤層が形成されており、その同じ一方の片面又は他方の片面の少なくともいずれかに遮光印刷が施されていることを特徴とする印刷物。 - 請求項1から5のいずれかに記載の印刷物において、
前記第1及び第2の紙片部は、
用紙材料の前記折込面となる領域のうち、前記折り込み線を挟んだ一方の領域又は他方の領域の少なくともいずれかに遮光印刷が施されるとともに、前記一方の領域又は他方の領域の少なくともいずれかに塗布された強接着性の糊剤により互いに貼り合わせられていることを特徴とする印刷物。
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