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JP4494350B2 - 車両のウィンドガラス取付構造 - Google Patents

車両のウィンドガラス取付構造 Download PDF

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Description

この発明は、車両のリヤ・クウォータガラス等の車体に固着されるウィンドガラスの取付構造に関するものである。
車両の外装構造として、車体の後部側面にその外面を覆うようにリヤ・クウォータガラスが接着固定されたものが知られている。この種の車両の場合、リヤ・クウォータガラスは、その前端部にガラス保護用の長尺なガーニッシュ部材が取り付けられ、そのガーニッシュ部材とともに車体に取り付けられている。そして、リヤ・クウォータガラスを車体に取り付けるに際しては、同ガラスの前端側の裏面に位置決め用のクリップが予め取り付けられ、そのクリップを車体側の位置決め孔に嵌合した状態でリヤ・クウォータガラスが車体パネルに接着固定される(特許文献1等参照。)。
特開平7−257169号公報
このリヤ・クウォータガラスの取付構造の場合、リヤ・クウォータガラスの前端部に取り付けられるガーニッシュ部材を車体側のピラー等に整合させる必要から、リヤ・クウォータガラスの成形誤差や組付け誤差を同ガラスの後端部側で吸収しなければならない。しかし、リヤ・クウォータガラスの後部側の端末部が車外側に直接露出するデザインの車両においては、前記の成形誤差や組付け誤差による影響が車両外観に現れ易く、外観品質を維持するための労力が強いられる。
そこでこの発明は、ウィンドガラスの成形誤差や組付け誤差による影響が車両外観に現れないようにして、外観品質の向上と生産効率の向上を両立し得る車両のウィンドガラス取付構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ウィンドガラス(例えば、後述の実施形態におけるリヤ・クウォータガラス9)の一端部にガーニッシュ部材(例えば、後述の実施形態におけるガラス・ガーニッシュ20)が設けられ、このウィンドガラスがガーニッシュ部材とともに車体(例えば、後述の実施形態におけるアウトサイドパネル1)に取り付けられる車両のウィンドガラス取付構造において、前記ウィンドガラスの一端部に、同ウィンドガラスの一端部を車体に遊びを持たせて係止する係止手段(例えば、後述の実施形態における樹脂クリップ26)が設けられ、前記ガーニッシュ部材に、前記係止手段を所定量の相対変位を許容した状態で保持する保持部(例えば、後述の実施形態における保持枠部25)が設けられ、前記ウィンドガラスの一端部が、前記係止手段と保持部によって前記ガーニッシュ部材に対して所定量の相対変位を許容した状態で組み付けられ、前記ガーニッシュ部材と前記ウィンドガラスの他端部とが前記車体に夫々位置決め固定され、前記ガーニッシュ部材は、前記ウィンドガラスの一端部に沿って長尺状に形成され、さらに、長手方向の中間部に前記保持部が設けられるとともに、両端部に車体に固定されるガーニッシュ固定部(例えば、後述の実施形態におけるクリップ係止部23,樹脂クリップ24)が設けられるようにした。
この発明の場合、ガーニッシュ部材の設けられていないウィンドガラスの他端部が車体に位置決め固定されるため、ウィンドガラスは、他端部に隣接する他の合わせ部材に対して高い隙間精度をもって配置されるようになる。また、ウィンドガラスの一端部は車体に固定されるガーニッシュ部材に対して所定量の相対変位を許容した状態で組み付けられるため、ウィンドガラスの成形誤差や組付け誤差はこの両者間の相対変位によって吸収される。
また、ガーニッシュ部材の保持部でウィンドガラスの一端部側の係止手段を保持し、こうしてウィンドガラスとガーニッシュ部材を予備組付けした状態において、ウィンドガラスの一端部側を、係止手段を介して車体に仮固定することが可能になる。
また、長尺なガーニッシュ部材の両端部が車体に固定されるため、ガーニッシュ部材が車体に対して強固に固定されるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両のウィンドガラス取付構造において、前記保持部は、前記ウィンドガラスと車体との接着部に介在されるようにした。
この場合、ウィンドガラスと車体が接着されると、接着されたウィンドガラスによってガーニッシュ部材が安定して支持されるようになる。
請求項3に記載の発明は、前記ウィンドガラスの他端部側に、別体の合わせ部材(例えば、後述の実施形態におけるテールゲート4)が所定隙間を持って隣接配置される請求項1または2に記載の車両のウィンドガラス取付構造において、前記ウィンドガラスの他端部に、前記合わせ部材に当接するリップ状部材(例えば、後述の実施形態におけるシールリップ33)が設けられるようにした。
この場合、ウィンドガラスの他端部と合わせ部材の隙間がリップ状部材によって隠され、車体内側の部材が隙間を通して外部から見えなくなる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両のウィンドガラス取付構造において、前記リップ状部材は、前記ウィンドガラスの他端部に固定される硬質部(例えば、後述の実施形態におけるベース部33a)と、前記車体と合わせ部材に当接する軟質部(例えば、後述の実施形態における車体密着部33b、リップ部33c)とを備えた構成とした。
この場合、リップ状部材が変形強度の高い硬質部でもってウィンドガラスの他端部に固定されるため、リップ状部材の軟質部は車体や合わせ部材に対して常時安定して密接するようになる。
請求項5に記載の発明は、他端部側の端縁が車体形状に沿って湾曲しているウィンドガラスを用いる場合に、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両のウィンドガラス取付構造を適用した。
この発明によれば、ウィンドガラスの他端部が車体に直接位置決め固定される一方で、ウィンドガラスの一端部側とガーニッシュ部材の間で同ガラスの成形誤差や組付け誤差が吸収されるため、ウィンドガラスに成形誤差や組付け誤差があっても、ウィンドガラスと合わせ部材の間の隙間精度に影響が現れることがなくなる。したがって、この発明においては、生産効率の低下を招くことなく、車両の外観品質の向上を図ることができる。
また、この発明によれば、保持部と係止手段によってウィンドガラスとガーニッシュ部材を予備組付けした状態でウィンドガラスの一端部側を車体に仮固定することができるため、ウィンドガラスとガーニッシュ部材の組付作業効率が向上する。
さらに、この発明によれば、長尺なガーニッシュ部材の両端部が車体に固定されることから、車体に対するガーニッシュ部材の固定が強固になるとともに、ガーニッシュ部材の変形強度も高まる。
請求項2に記載の発明によれば、ウィンドガラスと車体の接着によってガーニッシュ部材がウィンドガラスに安定して支持されることから、ガーニッシュ部材の取付強度をより高めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ウィンドガラスの他端部と合わせ部材の隙間をリップ状部材によって隠すことができるため、車体の外観品質がさらに向上する。
請求項4に記載の発明によれば、リップ状部材を変形強度の高い硬質部でもってウィンドガラスの他端部に固定して、リップ状部材の軟質部を車体や合わせ部材に常時安定して密接させることができることから、リップ状部材による隙間隠し効果を安定して得ることが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、他端部側の端縁が車体形状に沿って湾曲し、成形誤差や組付け誤差が生じ易いウィンドガラスにおいて、ウィンドガラスと合わせ部材の間の隙間精度の低下を特に有効に防止することができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明に係るウィンドガラスの取付構造を採用した車両を後部上方から見た図であり、同図において、1は、車両の後部側方の車体パネルであるアウトサイドパネル(車体)、2はルーフパネル、3はリヤ・サイドドア、4は、車体後部面のゲート開口部5に開閉可能に設けられた跳上げ式のテールゲート、6はリヤ・コンビネーションランプである。この車両の場合、リヤ・サイドドア3には昇降可能なドアガラス7が設けられ、テールゲート4の外面のほぼ上半部領域にはリヤガラス8が設けられている。
アウトサイドパネル1の外面には、最上昇位置にあるドアガラス7から車体後方側に連続するようにリヤ・クウォータガラス9が取り付けられている。このリヤ・クウォータガラス9はこの発明におけるウィンドガラスであり、このリヤ・クウォータガラス9の取付構造にこの発明に係る取付構造が採用されている。また、この実施形態の場合、テールゲート4のリヤガラス8が、リヤ・クウォータガラス9の後端部との合わせ部材となっている。
アウトサイドパネル1は、図2に示すようにリヤ・サイドドア3のドア開口10の後縁部から車体後部のサイドコーナの湾曲部分にかけ、車外側の基準パネル面Dに対して段差状に窪んだガラス取り付け面11が設けられており、このガラス取り付け面11のドア開口10に近接した位置には縦長の窓孔12が形成されている。また、このガラス取り付け面11のうちの、サイドコーナの湾曲部分には、上下に離間して一対の窪み部13,14が形成されている。この各窪み部13,14はその底面が車体側面とほぼ平行になるように形成されるとともに、底面のほぼ中央位置に位置決め孔15,16が夫々形成されている。このうちの上部側の窪み部13の位置決め孔15はほぼ真円状に形成され、下部側の窪み部14の位置決め孔16は縦長の長孔となっている。また、ガラス取り付け面11のドア開口10側の縁部には、上下2カ所と、その中間位置に夫々位置決め孔17,17と18が形成されており、このうちの上下の位置決め孔17は真円状に形成され、中央の位置決め孔18は横長の長孔となっている。
図1、及び、図3,図4に示すように、リヤ・クウォータガラス9はそのほぼ中央から車体前方側の領域がほぼ偏平に形成されるとともに、後縁部側が車体のサイドコーナの湾曲部分に沿うように湾曲して形成されている。リヤ・クウォータガラス9の前端部9a(一端部)には、その前端部9aを保護しつつドア開口10の後縁部を装飾する樹脂製のガラス・ガーニッシュ20(ガーニッシュ部材)が取り付けられている。ガラス・ガーニッシュ20は、リヤ・クウォータガラス9の前端部9aに沿うように全体が長尺状に形成され、図5,図6に拡大して示すようにリヤ・クウォータガラス9の前端部9aに係合される断面略コ字状のガラス係合部21と、このガラス係合部21の基端から車幅方向に延出してドア開口10の内縁を覆う開口装飾部22とが設けられている。
さらに、ガラス・ガーニッシュ20の長手方向(上下方向)の両端近傍にはクリップ係止部23,23が夫々設けられ、その各クリップ係止部23に差し込み式の樹脂クリップ24の頭部が取り付けられている。この各樹脂クリップ24は、アウトサイドパネル1のガラス取り付け面11の前方側の上下の位置決め孔17に夫々挿入係合される。また、ガラス・ガーニッシュ20の長手方向(上下方向)の略中間位置には略長方形状の保持枠部25(保持部)が設けられ、この保持枠部25の内側に略長方形状の変位規制片26aが収容されるようになっている。この変位規制片26aは、リヤ・クウォータガラス9の前端部9aをガラス取り付け面11の前縁に仮止めするための樹脂クリップ26(係止手段)の頭部に一体に形成されたものであり、樹脂クリップ26の頭部はリヤ・クウォータガラス9の前端側の裏面に接着固定されている。なお、保持枠部25は、高さ方向の枠内寸法は変位規制片26aの高さとほぼ同じに設定されているが、車体前後方向の枠内寸法は変位制片26aに対して充分に大きく設定されている。したがって、リヤ・クウォータガラス9とガラス・ガーニッシュ20は上下方向の相対変位を相互に規制されるが、車体前後方向の相対変位は所定量の範囲内で許容されている。
また、樹脂クリップ26の先端部は、図6に示すようにガラス取り付け面11の前縁中央の位置決め孔18に挿入係合されるようになっている。この位置決め孔18は前述のように横長の位置決め孔であるため、樹脂クリップ26(リヤ・クウォータガラス9の前縁部)の上下方向の変位は規制するものの、車体前後方向の所定量の変位は許容する。なお、図6中27は、樹脂クリップ26と位置決め孔19の間に介装され、両者26,19間の隙間を水密状態で埋める軟質の樹脂シートである。
一方、リヤ・クウォータガラス9の湾曲した後縁部は、その裏面の上下端の近傍に差し込み式の樹脂クリップ28の頭部が夫々取り付けられ、その各樹脂クリップ28の先端部がガラス取り付け面11の位置決め決め孔15,16に夫々挿入係合されるようになっている。各樹脂グリップ28の頭部は、図7に示すようにリヤ・クウォータガラス9の裏面に沿った傾斜面28aを有し、この傾斜面28aでリヤ・クウォータガラス9に接着されることによってガラス取り付け面11(車体)に対する樹脂クリップ28の先端部の挿入方向が他の樹脂クリップ24,26と同じに揃えられている。
また、リヤ・クウォータガラス9の裏面には、アウトサイドパネル1の窓孔12の周域部分を隠すために黒色セラミック塗装部30が設けられている。また、リヤ・クウォータガラス9の裏面の上下と後方側の縁部には夫々ダムラバー31が取り付けられ、これらのダムラバー31とガラス・ガーニッシュ20に囲まれた領域がガラス取り付け面11に対して接着剤32によって固定されている。ガラス・ガーニッシュ20はリヤ・クウォータガラス9の前端側において接着ダムとして機能し、少なくともガラス・ガーニッシュ20の保持枠部25は接着材32の充填部に介在されている。
ところで、リヤ・クウォータガラス9の後端部9b(他端部)は、図7に示すように車体後部において、閉じられたテールゲート4のリヤガラス8の端部に対して、所定隙間をもって臨んでいる。この後端部9bの裏面側にはゴム等の弾性材料から成るシールリップ33(リップ状部材)が取り付けられている。このシールリップ33は、図8に拡大して示すようにリヤ・クウォータガラス9の裏面に固着されるベース部33aと、このベース部33aに連設されてアウトサイドパネル1の上面に密接する車体密着部33bと、ベース部33aからリヤ・クウォータガラス9の外側方向に延出するリップ部33cと、を備え、テールゲート4が閉じられたときに、リップ部33cが同ゲート4のリヤガラス8の背面側のパネル材34に密接するようになっている。ベース部33aはソリッドゴム等の硬質材料によって形成され、車体密着部33bとリップ部33cはスポンジゴム等の軟質材料によって形成されている。したがって、この実施形態の場合、ベース部33aが硬質部を構成し、車体密着部33bとリップ部33cが軟質部を構成している。
このリヤ・クウォータガラス9をアウトサイドパネル1に取付ける場合には、まず、リヤ・クウォータガラス9の前端部9aにガラス・ガーニッシュ20のガラス係合部21を嵌め込み、リヤ・クウォータガラス9の前縁部の中央の樹脂クリップ26を同ガーニッシュ20の保持枠部25に係合させ、それによってリヤ・クウォータガラス9とガラス・ガーニッシュ20とを仮組付けする。次に、この状態からリヤ・クウォータガラス9とアウトサイドパネル1のガラス取り付け面11に接着剤32を塗布し、その状態でリヤ・クウォータガラス9の後縁部の樹脂クリップ28,28をガラス取り付け面11の後部の位置決め孔15,16に嵌め込むと同時に、前縁部中央の樹脂クリップ26を位置決め孔18に挿入し、さらにガラス・ガーニッシュ20の上下の樹脂クリップ24,24をガラス取り付け面11の前部の位置決め孔17,17に嵌め込む。
こうして各樹脂クリップ28,26,24が対応する位置決め孔15,16,18,17に嵌め込まれると、リヤ・クウォータガラス9が後端部9bの位置決め孔15,16を基準に車体に固定されるとともに、ガラス・ガーニッシュ20がリヤ・クウォータガラス9の前端部9a側において上下の位置決め孔17,17を基準にして車体に取り付けられる。このとき、リヤ・クウォータガラス9の前端部9a中央に取り付けられた樹脂クリップ26は位置決め孔18に対して車体前後方向に相対移動でき、かつ、ガラス・ガーニッシュ20の保持枠部25に対しても車体前後方向に相対移動できるため、リヤ・クウォータガラス9に若干の成形誤差や組付け誤差があっても、これらの誤差はリヤ・クウォータガラス9の前端部9a側において吸収される。
したがって、この取付構造の場合、リヤ・クウォータガラス9の後端部9bがアウトサイドパネル1に正確に位置決めされ、リヤ・クウォータガラス9の後端部9bとテールゲート4との隙間がバラツキなく一定に維持されるようになる。そして、この取付構造においては、リヤ・クウォータガラス9の成形誤差や組付け誤差を考慮することなく、取付作業を進めることができるため、効率良く製造を行うことができる。特に、この実施形態の場合、リヤ・クウォータガラス9とガラス・ガーニッシュ20を樹脂クリップ26(変位規制片26a)と保持枠部25で仮組付けした状態において、一定方向に指向した複数の樹脂クリップ28,26,24を対応する位置決め孔15,16,18,17に挿し込むだけで良いため、リヤ・クウォータガラス9の取付作業は極めて容易になる。
また、この実施形態の場合、長尺なガラス・ガーニッシュ20が上下の端部で車体にクリップ止めされるため、車体に対するガラス・ガーニッシュ20の固定強度が高まり、ガラス・ガーニッシュ20のガタつきや変形が防止されるとともに、リヤ・クウォータガラス9の前端部9aが確実に支持されるようになる。
さらに、この実施形態の場合、リヤ・クウォータガラス9の前端部9a側の樹脂クリップ26を保持するガラス・ガーニッシュ20の保持枠部25がリヤ・クウォータガラス9の接着領域に配置されているため、接着剤32が硬化した後においては、車体に固定されたリヤ・クウォータガラス9によってガラス・ガーニッシュ20の中央部が支持されるようになる。したがって、これによりガラス・ガーニッシュ20の取付強度が高まる。
また、リヤ・クウォータガラス9が前述のように車体に取り付けられた後においては、リヤ・クウォータガラス9の後端部9bに取り付けられたシールリップ33の先端部が閉状態のテールゲート4のパネル材34に当接するため、リヤ・クウォータガラス9とリヤガラス7の隙間がリヤガラス7の背面側でシールリップ33によって閉塞される。したがって、前記の隙間を通して内側の車体パネル等が外部に露出することがなくなり、車両の外観品質がより向上する。
さらに、この実施形態の場合、シールリップ33はリヤ・クウォータガラス9の後端部9bに固着されるベース部33aが硬質材料によって形成され、アウトサイドパネル1とテールゲート4に当接する車体密着部33bとリップ部33cが軟質材料によって形成されているため、シールリップ33の基部側が確実に形状保持され、車体密着部33bとリップ部33cが常時安定的にアウトサイドパネル1とテールゲート4に密接する。したがって、これにより車体の外観品質が安定的に保たれるようになる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、この発明にかかる取付構造を後縁部が湾曲したリヤ・クウォータガラス9の取付部に適用したが、全体が平坦な他のウィンドガラスの取付部に適用することも可能である。ただし、上記の実施形態のようにガーニッシュ部材が取付けられる側と逆側の端縁が湾曲部があるウィンドガラスにおいては、湾曲部によって成形誤差や組付け誤差に起因するウィンドガラスの位置ずれが現れ易くなるため、この発明の適用が特に有効となる。
この発明の一実施形態を示すものであり、車体を後部上方から見た斜視図。 同実施形態の車体のアウトサイドパネルの側面図。 同実施形態のリヤ・クウォータガラスと組付け部品の分解斜視図。 同実施形態のリヤ・クウォータガラスを裏面側から見た斜視図。 同実施形態の図1のA−A断面に対応する断面図。 同実施形態の図1のB−B断面に対応する断面図。 同実施形態の図1のC−C断面に対応する断面図。 同実施形態を示す図7のD部に相当する拡大断面図。
符号の説明
1…アウトサイドパネル(車体)
4…テールゲート(合わせ部材)
9…リヤ・クウォータガラス(ウィンドガラス)
9a…前端部(一端部)
9b…前端部(他端部)
20…ガラス・ガーニッシュ(ガーニッシュ部材)
23…クリップ係止部(ガーニッシュ固定部)
24…樹脂クリップ(ガーニッシュ固定部)
25…保持枠部(保持部)
26…樹脂クリップ(係止手段)
33…シールリップ(リップ状部材)
33a…ベース部(硬質部)
33b…車体密着部(軟質部)
33c…リップ部(軟質部)

Claims (5)

  1. ウィンドガラスの一端部にガーニッシュ部材が設けられ、このウィンドガラスがガーニッシュ部材とともに車体に取り付けられる車両のウィンドガラス取付構造において、
    前記ウィンドガラスの一端部に、同ウィンドガラスの一端部を車体に遊びを持たせて係止する係止手段が設けられ、
    前記ガーニッシュ部材に、前記係止手段を所定量の相対変位を許容した状態で保持する保持部が設けられ、
    前記ウィンドガラスの一端部が、前記係止手段と保持部によって前記ガーニッシュ部材に対して所定量の相対変位を許容した状態で組み付けられ、
    前記ガーニッシュ部材と前記ウィンドガラスの他端部とが前記車体に夫々位置決め固定され、
    前記ガーニッシュ部材は、前記ウィンドガラスの一端部に沿って長尺状に形成され、さらに、長手方向の中間部に前記保持部が設けられるとともに、両端部に車体に固定されるガーニッシュ固定部が設けられていることを特徴とする車両のウィンドガラス取付構造。
  2. 前記保持部は、前記ウィンドガラスと車体との接着部に介在されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のウィンドガラス取付構造。
  3. 前記ウィンドガラスの他端部側に、別体の合わせ部材が所定隙間を持って隣接配置される請求項1または2に記載の車両のウィンドガラス取付構造において、
    前記ウィンドガラスの他端部に、前記合わせ部材に当接するリップ状部材が設けられていることを特徴とする車両のウィンドガラス取付構造。
  4. 前記リップ状部材は、前記ウィンドガラスの他端部に固定される硬質部と、前記車体と合わせ部材に当接する軟質部とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の車両のウィンドガラス取付構造。
  5. 前記ウィンドガラスの他端部側の端縁は車体形状に沿って湾曲していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両のウィンドガラス取付構造。
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