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JP4344964B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法 Download PDF

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  • Image Processing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置および画像処理方に関し、特に、例えば、動画像等のデータに含まれるノイズの除去を、より効果的に行うことができるようにする画像処理装置および画像処理方法関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、伝送や再生等された画像データや音声データなどのデータには、一般に、時間的に変動するノイズが含まれているが、データに含まれるノイズを除去する方法としては、従来より、入力データ全体の平均(以下、適宜、全平均という)や、入力データの局所的な平均である移動平均を求めるものなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、全平均を計算する方法は、データに含まれるノイズの度合い、即ち、データのS/N(Signal/Noise)が一定である場合は有効であるが、データのS/Nが変動する場合には、S/Nの悪いデータが、S/Nの良いデータに影響し、効果的にノイズを除去することが困難となることがある。
【0004】
また、移動平均を計算する方法では、入力されたデータから時間的に近い位置にあるデータの平均が求められるため、その処理結果は、データのS/Nの変動の影響を受ける。即ち、データのS/Nの良い部分については、処理結果のS/Nも良くなるが、S/Nの悪い部分については、処理結果のS/Nも悪くなる。
【0005】
さらに、ノイズを除去する対象が、動画像の画像データである場合には、動きがあるため、各フレームの同一位置にある画素の全平均や移動平均を求めても、有効に、ノイズを除去することが困難なことがある。
【0006】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、動画像について、その画像データに含まれるノイズの度合いが一定の場合だけでなく、時間的に変動する場合であっても、そのノイズを、効果的に除去することができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面の画像処理装置は、入力画素を処理し、その処理結果としての出力画素を出力する画像処理装置であって、前記入力画素に含まれるノイズ量に対応する値を、前記入力画素の信頼性を表す入力信頼度として計算する入力信頼度計算手段と、前記入力信頼度の積算値を、前記出力画素の信頼性を表す出力信頼度として計算する出力信頼度計算手段と、前記入力画素の動き量を検出する動き量検出手段と、前記入力画素の動き量に基づいて、前記動き量が大きい場合に、過去の入力信頼度の影響が小さくなるように、前記出力信頼度を補正する補正手段と、前記入力信頼度に比例する重み、および補正された出力信頼度に比例する重みを用いた、前記入力画素と、1時刻前に得られた出力画素との重み付け加算により、現在時刻の出力画素を求める処理手段とを含む画像処理装置である。
【0008】
本発明の一側面の画像処理方法は、入力画素を処理し、その処理結果としての出力画素を出力する画像処理方法であって、前記入力画素に含まれるノイズ量に対応する値を、前記入力画素の信頼性を表す入力信頼度として計算する入力信頼度計算ステップと、前記入力信頼度の積算値を、前記出力画素の信頼性を表す出力信頼度として計算する出力信頼度計算ステップと、前記入力画素の動き量を検出する動き量検出ステップと、前記入力画素の動き量に基づいて、前記動き量が大きい場合に、過去の入力信頼度の影響が小さくなるように、前記出力信頼度を補正する補正ステップと、前記入力信頼度に比例する重み、および補正された出力信頼度に比例する重みを用いた、前記入力画素と、1時刻前に得られた出力画素との重み付け加算により、現在時刻の出力画素を求める処理ステップとを含む画像処理方法である。
【0011】
本発明の一側面においては、前記入力画素に含まれるノイズ量に対応する値が、前記入力画素の信頼性を表す入力信頼度として計算され、前記入力信頼度の積算値が、前記出力画素の信頼性を表す出力信頼度として計算されるとともに、前記入力画素の動き量が検出される。そして、前記入力画素の動き量に基づいて、前記動き量が大きい場合に、過去の入力信頼度の影響が小さくなるように、前記出力信頼度が補正され、前記入力信頼度に比例する重み、および補正された出力信頼度に比例する重みを用いた、前記入力画素と、1時刻前に得られた出力画素との重み付け加算により、現在時刻の出力画素が求められる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、図1は、本発明を適用したNR(Noise Reduction)処理回路の一実施の形態の構成例を示している。
【0014】
このNR処理回路は、ノイズ量推定部1およびノイズ除去部2から構成されている。そして、ノイズ量推定部1において、入力データに含まれるノイズ量が推定され、さらに、ノイズ除去部2において、そのノイズ量に基づいて、入力データに対して処理が施され、これにより、入力データからノイズを効果的に除去した出力データが出力されるようになされている。
【0015】
即ち、例えば、いま、説明を簡単にするために、図2(A)に示すような、真値が一定で、かつ時間的に変動するノイズが重畳された入力データについて、その平均をとることで、時間的に変動するノイズを除去することを考えると、ノイズの度合いとしての、例えば、ノイズのレベルが大きい入力データ(従って、S/Nの悪いデータ)については、その重みを小さくし(あまり考慮しないようにする)、ノイズのレベルの小さい入力データ(従って、S/Nの良いデータ)については、その重みを大きくすることにより、ノイズを効果的に除去することができる。
【0016】
そこで、図1のNR処理回路では、入力データの評価値として、例えば、図2(B)に示すような、入力データの、真値に対する近さ、即ち、入力データが真値であることの信頼性を表す信頼度を求め、その信頼度に対応した重み付けを入力データに対して行いながら、その平均を計算することで、ノイズを効果的に除去するようになっている。
【0017】
従って、図1のNR処理回路では、入力データについて、その信頼度に対応した重みを用いた重み付け平均が求められ、出力データとして出力されるが、いま、時刻tにおける入力データ、出力データ、入力データの信頼度を、それぞれx(t),y(t),αx(t)と表すと、次式にしたがって、出力データy(t)が求められることになる。
【0018】
【数1】
Figure 0004344964
・・・(1)
なお、ここでは、入力データの信頼度αx(t)が大きいほど、大きな重みを与えることとしている。
【0019】
式(1)から、現在時刻tから1サンプル前の出力データy(t−1)は、次式で求められる。
【0020】
【数2】
Figure 0004344964
・・・(2)
また、出力データy(t)についても、その出力データy(t)の評価値として、真値に対する近さ、即ち、出力データy(t)が真値であることの信頼性を表す信頼度αy(t)を導入し、現在時刻tから1サンプル前の出力データy(t−1)の信頼度αy(t-1)を、次式で定義する。
【0021】
【数3】
Figure 0004344964
・・・(3)
ここで、式(3)によれば、出力データy(t−1)の信頼度αy(t-1)は、それまでに処理された入力データx(i)の信頼度αx(i)の積算値で与えられており(i=0,1,2,・・・,t−1)、従って、出力データy(t−1)の信頼度αy(t-1)は、いままでに入力された入力データが真値に近いものが多ければ大きくなり、少なければ小さくなることになる。即ち、出力データy(t−1)の信頼度αy(t-1)には、いままでに入力された入力データの真値に対する近さ(信頼性)が反映される。そして、いままでに入力された入力データが真値に近いということは、出力データy(t−1)も真値に近いということになり、逆に、いままでに入力された入力データが真値から離れているということは、出力データy(t−1)も真値から離れているということになる。従って、式(3)で表される信頼度αy(t-1)は、出力データy(t−1)の真値に対する近さを表すことになる。
【0022】
式(1)乃至(3)から、出力データy(t)およびその信頼度αy(t)は、次のように表すことができる。
【0023】
【数4】
Figure 0004344964
・・・(4)
αy(t)=αy(t-1)+αx(t)
・・・(5)
また、時刻tにおいて、出力データy(t)を求めるのに用いる重みを、w(t)と表し、これを、次式で定義する。
【0024】
w(t)=αy(t-1)/(αy(t-1)+αx(t)
・・・(6)
式(6)から、次式が成り立つ。
【0025】
1−w(t)=αx(t)/(αy(t-1)+αx(t)
・・・(7)
式(6)および(7)を用いると、式(4)における出力データy(t)は、次のような乗算と加算による重み付け平均によって表すことができる。
【0026】
y(t)=w(t)y(t−1)+(1−w(t))x(t)
・・・(8)
なお、式(8)で用いる重みw(t)(および1−w(t))は、式(6)から、1サンプル前の出力データy(t−1)の信頼度αy(t-1)と、現在の入力データx(t)の信頼度αx(t)とから求めることができる。また、式(5)における、現在の出力データy(t)の信頼度αy(t)も、その1サンプル前の出力データy(t−1)の信頼度αy(t-1)と、現在の入力データx(t)の信頼度αx(t)とから求めることができる。
【0027】
ここで、図2(B)に示した入力データx(t)の信頼度αx(t)は、その近傍の入力データの分散の逆数となっている。そこで、入力データx(t)の信頼度αx(t)、または出力データy(t)の信頼度αy(t)として、それぞれの分散σx(t) 2、またはσy(t) 2の逆数を用いることとすると、即ち、信頼度αx(t),信頼度αy(t)を、式
αx(t)=1/σx(t) 2
αy(t)=1/σy(t) 2
・・・(9)
とおくと、式(8)における重みw(t)は、次式で求めることができる。
【0028】
w(t)=σx(t) 2/(σy(t-1) 2+σx(t) 2
・・・(10)
この場合、式(8)における1−w(t)は、次式で求めることができる。
【0029】
1−w(t)=σy(t-1) 2/(σy(t-1) 2+σx(t) 2
・・・(11)
また、σy(t) 2は、次式で求めることができる。
【0030】
σy(t) 2=w(t)2σy(t-1) 2+(1−w(t))2σx(t) 2
・・・(12)
式(4)と(5)から導かれる式(8)は、式(4)から明らかなように、入力データx(t)に対して、その信頼度αx(t)に相当する重み付けをするとともに、1サンプル前の出力データy(t−1)に対して、その信頼度αy(t-1)に相当する重み付けをし、これらを加算したものを、入力データx(t)からノイズを除去した出力データy(t)とするものである。
【0031】
そして、入力データx(t)に対する重みに相当する信頼度αx(t)は、その入力データx(t)の真値への近さを表しており、1サンプル前の出力データy(t−1)に対する重みに相当する信頼度αy(t-1)は、その出力データy(t−1)の真値への近さを表している。いまの場合、真値が一定としているから、入力データx(t)と出力データy(t−1)のうちの、より真値に近い方に重みをおいて加算を行う式(8)により出力データy(t)を求めれば、この出力データy(t)は、より真値に近いものとなることになる。
【0032】
即ち、式(1)から導かれる(式(1)と等価な)式(8)によって求められる出力データy(t)は、過去に入力された入力データのうち、信頼度の小さいものには小さな重み付けをするとともに、信頼度の大きいものには大きな重み付けをし、このような重み付けを行った過去の入力データを積算したものである。より直感的には、出力データy(t)は、ノイズを多く含む入力データの影響が小さくなり、かつノイズの少ない入力データの影響が大きくなるように、入力データの加算を行ったものである。
【0033】
従って、単に平均をとる全平均の場合には、S/Nの悪い入力データも、また良い入力データも、出力データに対して、同等の影響を与えるが、式(8)によれば、S/Nの悪い入力データは、出力データに対して、ほとんど影響を与えず、また、S/Nの良い入力データは、出力データに対して、大きな影響を与える。その結果、単に平均をとる全平均の場合に比較して、より効果的にノイズが除去された出力データを得ることができる。
【0034】
さらに、移動平均をとる場合には、時間的に離れた入力データは、S/Nの良いものであっても、出力データに対して、まったく影響を与えず、時間的に近い入力データは、S/Nの悪いものであっても、出力データに対して大きな影響を与える。これに対して、式(8)によれば、上述のように、入力データの時間的な近さは関係なく、S/Nの良し悪しによって、出力データに対する影響力が異なる。その結果、移動平均をとる場合に比較して、より効果的にノイズが除去された出力データを得ることができる。
【0035】
以上から、式(8)によれば、出力データは、信頼度の高い(真値に近い)入力データによる影響によって、真値に近いものとなる。従って、信頼度の高い入力データがより多く処理されるにつれて、出力データは、真値に近づいていくことになる。その結果、出力データのS/Nは、時間の経過とともに改善されていくことになる。
【0036】
なお、上述の場合においては、真値が一定であると仮定したが、真値が変化するデータの系列については、例えば、真値が一定であるとみなせる区間に区切り、その区間ごとに、処理を行うようにすれば良い。
【0037】
また、上述の場合においては、入力データの信頼度(以下、適宜、入力信頼度という)として、その時間的近傍にある幾つかの入力データの分散を用いることとしたが、この場合、その幾つかの入力データの入力があるまでは、入力信頼度、さらには、出力データ、およびその信頼度(以下、適宜、出力信頼度という)を求めることができないが、入力信頼度を求めることができる入力データの入力があるまでは、例えば、入力信頼度および出力信頼度のいずれも計算せず、また、出力データとしては、いままで入力された入力データの単純な平均値を求めて出力するようにすることができる。但し、入力信頼度を求めることができる入力データの入力があるまでの対処方法は、これに限定されるものではない。
【0038】
図3は、以上のようにして入力データのノイズを除去する図1のNR処理回路の詳細構成例を示している。
【0039】
ラッチ回路111には、入力データが供給されるようになされており、ラッチ回路111は、そこに供給される入力データを、例えば、その入力データが供給されるタイミングに同期してラッチ(記憶)し、その後段のラッチ回路112およびノイズ計算部11に供給するようになされている。ラッチ回路112またはラッチ回路113それぞれは、ラッチ回路111と同様に、その前段のラッチ回路111または112が出力する入力データをラッチし、その後段のラッチ回路113または114と、ノイズ計算部11に供給するようになされている。ラッチ回路114は、その前段のラッチ回路113が出力する入力データをラッチし、ノイズ計算部11に供給するようになされている。
【0040】
ノイズ計算部11には、ラッチ回路111乃至114でラッチされた入力データが供給される他、ラッチ回路111に供給されるのと同一の入力データが供給されるようになされている。従って、いま、ラッチ回路111およびノイズ計算部11に、入力データx(t)が供給されたとすると、ノイズ計算部11には、さらに、ラッチ回路111乃至114それぞれでラッチされた入力データx(t−1)乃至x(t−4)も供給されるようになされている。そして、ノイズ計算部11は、入力データx(t)乃至x(t−4)から、例えば、その分散を計算し、その分散を、入力データx(t)のノイズ量と推定して、入力信頼度計算部12に供給するようになされている。
【0041】
ここで、以上のノイズ計算部11およびラッチ回路111乃至114が、図1のノイズ量推定部1に相当する。
【0042】
入力信頼度計算部12は、ノイズ計算部11からのノイズ量に基づいて、入力x(t)の入力信頼度αx(t)を計算し、出力信頼度計算部13および重み計算部15に供給するようになされている。即ち、入力信頼度計算部12は、ノイズ計算部11からのノイズ量としての分散の逆数を求め、それを、入力信頼度αx(t)として出力するようになされている。
【0043】
出力信頼度計算部13は、入力信頼度計算部12からの入力信頼度αx(t)と、ラッチ回路14の出力とから、式(5)にしたがって、出力データy(t)の出力信頼度αy(t)を求め、ラッチ回路14に出力するようになされている。
【0044】
ラッチ回路14は、出力信頼度計算部13からの出力信頼度αy(t)を、例えば、入力データx(t)に同期してラッチし、出力信頼度計算部13および重み計算部15に供給するようになされている。従って、ラッチ回路14から、出力信頼度計算部13および重み計算部15には、1サンプル前の出力信頼度αy(t-1)が供給されるようになされている。
【0045】
重み計算部15は、入力信頼度計算部12からの入力信頼度αx(t)、およびラッチ回路14からの出力信頼度αy(t-1)を用い、式(6)にしたがって、重みw(t)を求め、重み付け部21および演算器22に出力するようになされている。
【0046】
重み付け部21は、重み付け計算部15からの重みw(t)を、ラッチ回路25の出力に乗算し、その乗算結果を、演算器24に供給するようになされている。演算器22は、重み付け計算部15からの重みw(t)を1から減算し、その減算値1−w(t)を、重み付け部23に供給するようになされている。重み付け部23には、演算器22の出力の他、入力データx(t)が供給されるようになされており、重み付け部23は、演算器22の出力と、入力データx(t)とを乗算し、その乗算結果を、演算器24に供給するようになされている。演算器24は、重み付け部21と23の出力どうしを加算し、その加算結果を、出力データy(t)として出力するとともに、ラッチ回路25に供給するようになされている。ラッチ回路25は、演算器24からの出力データを、例えば、入力データx(t)に同期してラッチし、重み付け部21に供給するようになされている。
【0047】
ここで、入力信頼度計算部12、出力信頼度計算部13、ラッチ回路14、重み計算部15、重み付け部21、演算器22、重み付け部23、演算器24、およびラッチ回路25が、図1のノイズ除去部2に相当する。
【0048】
次に、図4は、図3のノイズ計算部11の構成例を示している。
【0049】
上述したように、ノイズ計算部11には、現在の入力データx(t)の他、その4サンプル前までの入力データx(t−1)乃至x(t−4)が入力されるようになされており、ノイズ計算部11では、図5に示すように、その5サンプルの入力データx(t)乃至x(t−4)についての分散が求められ、これが、入力データx(t)のノイズ量として出力されるようになされている。
【0050】
即ち、入力データx(t)乃至x(t−4)は、平均値計算回路31および分散計算回路32に供給されるようになされている。平均値計算部31は、次式にしたがって、5サンプルの入力データx(t)乃至x(t−4)の平均値m(t)を計算し、分散計算回路32に供給する。
【0051】
【数5】
Figure 0004344964
・・・(13)
ここで、図4の実施の形態においては、式(13)におけるNは、5である。
【0052】
分散計算回路32は、そこに入力される入力データx(t)乃至x(t−4)、および平均値計算回路31からの平均値m(t)を用い、式(14)にしたがって、分散σx(t)を計算し、これを、入力データx(t)のノイズ量として出力する。
【0053】
【数6】
Figure 0004344964
・・・(14)
ここで、式(13)における場合と同様に、図4の実施の形態では、式(14)におけるNも、5である。
【0054】
なお、このノイズ量としての分散σx(t)は、入力信頼度計算部12(図3)に供給され、入力信頼度計算部12では、次式に示すように、この分散σx(t)の逆数が求められ、入力信頼度αx(t)として出力される。
【0055】
【数7】
Figure 0004344964
・・・(15)
次に、図6は、図3の出力信頼度計算部13の構成例を示している。
【0056】
同図に示すように、出力信頼度計算部13は、演算器41から構成されており、演算器41には、入力信頼度計算部12からの現在の入力信頼度αx(t)と、ラッチ回路14からの1サンプル前の出力信頼度αy(t-1)が供給されるようになされている。そして、演算器41は、式(5)にしたがい、入力信頼度αx(t)と出力信頼度αy(t-1)とを加算し、その加算値を、現在の出力信頼度αy(t)として出力する。
【0057】
次に、図7および図8を参照して、図3のNR処理回路の動作について説明する。
【0058】
NR処理回路では、図7(A)に示すように、現在の入力データx(t)に、その4サンプル前までの入力データx(t−1)乃至x(t−4)を加えた5サンプルを用いて、その分散σx(t) 2が求められ、さらに、その逆数が、入力信頼度αx(t)として求められる。
【0059】
また、図7(B)に示すように、入力信頼度αx(t)と、1サンプル前の出力信頼度αy(t-1)から、重みw(t)が求められ、その重みw(t)に基づき、入力データx(t)と1サンプル前の出力データy(t−1)との重み付け平均値が計算され、その重み付け平均値が、出力データy(t)として出力される。
【0060】
即ち、図8のフローチャートに示すように、まず最初に、ステップS11において、入力データx(t)が、ノイズ量推定部1(ラッチ回路111およびノイズ量計算部11)、並びにノイズ除去部2(重み付け部23)に入力される。
【0061】
そして、ステップS12に進み、ノイズ量推定部1において、入力データx(t)のノイズ量が推定され、さらに、ノイズ除去部2の入力信頼度計算部12において、そのノイズ量から入力信頼度αx(t)が求められる。
【0062】
即ち、ノイズ量推定部1のラッチ回路111は、そこに供給される入力データを、その入力データが供給されるタイミングに同期してラッチし、その後段のラッチ回路112およびノイズ量計算部11に供給する。ラッチ回路112またはラッチ回路113それぞれは、ラッチ回路111と同様に、その前段のラッチ回路111または112が出力する入力データをラッチし、その後段のラッチ回路113または114と、ノイズ量計算部11に供給する。そして、ラッチ回路114は、その前段のラッチ回路113が出力する入力データをラッチし、ノイズ量計算部11に供給する。従って、ノイズ量計算部11には、入力データx(t)が供給されるのと同時に、ラッチ回路111乃至114それぞれから入力データx(t−1)乃至x(t−4)が供給される。ノイズ量計算部11は、上述したように、入力データx(t)乃至x(t−4)の分散を求め、その分散を、入力データx(t)のノイズ量とし、入力信頼度計算部12に供給する。
【0063】
入力信頼度計算部12では、ノイズ計算部11からのノイズ量の逆数が求められ、これが入力データx(t)の入力信頼度αx(t)として、出力信頼度計算部13および重み計算部15に供給される。
【0064】
入力信頼度計算部12から重み計算部15に対して、入力信頼度αx(t)が供給されるタイミングにおいては、ラッチ回路14において、出力信頼度計算部13が1サンプル前に出力した出力信頼度αy(t-1)がラッチされており、重み計算部15では、ステップS13において、入力信頼度計算部12からの入力信頼度αx(t)と、ラッチ回路14にラッチされている出力信頼度αy(t-1)とを用い、式(6)にしたがって、重みw(t)が求められる。この重みw(t)は、重み付け部21および演算器22に供給される。
【0065】
そして、重み付け部21、演算器22、重み付け部23、演算器24、およびラッチ回路25では、ステップS14において、重み計算部15が出力する重み(t)を用い、式(8)にしたがって、入力データx(t)と、1サンプル前の出力データy(t−1)との重み付け平均値が計算される。
【0066】
即ち、重み付け部21では、重み付け計算部15からの重みw(t)が、ラッチ回路25の出力に乗算され、その乗算結果が、演算器24に供給される。ここで、ラッチ回路25は、重み付け計算部15が重みw(t)を出力するタイミングにおいて、演算器24が前回出力した出力データy(t−1)をラッチしており、従って、重み付け部21では、出力データy(t−1)と重みw(t)との積w(t)y(t−1)が求められ、演算器24に供給される。
【0067】
また、演算器22では、重み付け計算部15からの重みw(t)が1から減算され、その減算値1−w(t)が、重み付け部23に供給される。重み付け部23は、演算器22の出力1−w(t)と、入力データx(t)とを乗算し、その乗算結果(1−w(t))x(t)を、演算器24に供給する。
【0068】
演算器24では、重み付け部21の出力w(t)y(t−1)と、重み付け部23の出力(1−w(t))x(t)とが加算される。即ち、重み計算部15が出力する重みw(t)を用い、式(8)にしたがって、入力データx(t)と、1サンプル前の出力データy(t−1)との重み付け平均値が計算される。
【0069】
この重み付け平均値は、ステップS15において、出力データy(t)として出力される。さらに、出力データy(t)は、ラッチ回路25に供給されてラッチされる。
【0070】
そして、ステップS16に進み、まだ、入力データが存在するかどうかが判定され、まだ存在すると判定された場合、ステップS17に進み、出力信頼度計算部13において、出力信頼度が更新される。即ち、出力信頼度計算部13は、ステップS12で入力信頼度計算部12が計算した入力信頼度αx(t)と、ラッチ回路14がラッチしている1サンプル前の出力信頼度αy(t-1)とを、式(5)にしたがって加算することで、現在の出力信頼度αy(t)を求め、ラッチ回路14に出力する。そして、ステップS11に戻り、次の入力データを対象に、同様の処理が繰り返される。
【0071】
一方、ステップS16において、処理すべき入力データが存在しないと判定された場合、処理を終了する。
【0072】
以上のように、現在の入力データx(t)の信頼度(入力信頼度)αx(t)を求め、それと、1サンプル前の出力信頼度αy(t-1)とを加味して、重みw(t)を計算する。さらに、この重みw(t)を用いて、現在の入力データx(t)と、1サンプル前の出力データy(t−1)との重み付け平均値を計算し、その平均値を、入力データx(t)の処理結果としての出力データy(t)とする。そして、その出力データy(t)の信頼度(出力信頼度)αy(t)を、現在の入力信頼度αx(t)と、1サンプル前の出力信頼度αy(t-1)とを加算することで求め(更新し)、次の入力データx(t+1)を処理することを繰り返す。従って、重みw(t)は、過去の入力データにおいて、ノイズの多い部分はあまり加味せずに、かつノイズの少ない部分は十分に加味するようにして、いわば学習されていき、即ち、入力データに対して適応的な重みw(t)が求められていき、その結果、出力データは、重みw(t)の学習が進むにつれて時々刻々と改善されて、入力データから効果的にノイズを除去したものが得られるようになる。
【0073】
次に、上述の場合には、入力信頼度αx(t)として、入力データの分散の逆数を用いたことから、その入力信頼度αx(t)は、ある時間的範囲の入力データのばらつきを表しており、従って、入力データに含まれるノイズの度合いとしての、例えば、その入力データのS/Nが変動する場合には、非常に効果的なノイズの除去を行うことができる。
【0074】
しかしながら、入力信頼度αx(t)として、入力データの分散の逆数を用いた場合には、分散の性質上、ノイズのレベルの局所的な変化分(ごく狭い範囲における変化)については、ノイズ除去の効果が幾分薄れることになる。
【0075】
そこで、ノイズのレベルの局所的な変化分については、例えば、入力データの平均値に対する、現在の入力データの自乗誤差の逆数などを、入力信頼度αx(t)として用いることで、効果的に対処することが可能である。
【0076】
この場合、入力信頼度αx(t)は、次のようにして計算することができる。
【0077】
即ち、例えば、図9に示すように、5サンプルの入力データx(t)乃至x(t−4)の平均値m(t)を、式(16)にしたがって計算する。
【0078】
【数8】
Figure 0004344964
・・・(16)
なお、図9の実施の形態においては、式(16)におけるNは、5である。
【0079】
さらに、入力データx(t)および平均値m(t)を用い、式(17)にしたがって、入力データx(t)の平均値m(t)に対する自乗誤差dx(t) 2を計算する。
【0080】
【数9】
Figure 0004344964
・・・(17)
そして、次式に示すように、自乗誤差dx(t) 2の逆数を求めることで、入力信頼度αx(t)を求める。
【0081】
【数10】
Figure 0004344964
・・・(18)
以上のように、自乗誤差の逆数を、入力信頼度αx(t)として用いる手法は、平均値m(t)が、真値に近い値となる場合には、特に有効である。
【0082】
なお、入力信頼度αx(t)は、上述したように、分散σx(t) 2、または自乗誤差dx(t) 2のいずれか一方だけに基づいて求める他、その2つに基づいて求めることも可能である。即ち、例えば、分散σx(t) 2の逆数と、自乗誤差dx(t) 2逆数との加算値を、入力信頼度αx(t)として用いることが可能である。
【0083】
分散σx(t) 2は、入力データについて、ある程度広い範囲における局所的な散らばり具合を表し、また、自乗誤差dx(t) 2は、狭い範囲の局所的な散らばり具合を表すから、それらを組み合わせたものを、入力信頼度αx(t)として用いた場合には、入力データのS/Nが変動しており、かつその入力データに含まれるノイズの局所的なレベルも変動しているようなときであっても、効果的に対処することが可能となる。
【0084】
次に、入力データx(t)が、例えば、音声データのような、いわば1次元のデータの系列である場合には、出力データy(t−1)は、入力データx(t)の1サンプル前の入力データx(t−1)の処理結果となるが、入力データx(t)が、例えば、画像データのような、いわば2次元のデータの系列である場合、出力データy(t−1)は、入力データx(t)の1フレーム(またはフィールド)前の入力データx(t−1)の処理結果となる。
【0085】
即ち、いま、第tフレームの画素(画素の画素値)をx(t)と表し、この画素x(t)を、入力画素として、式(8)によってノイズの除去を行い、その結果得られる出力画素を出力する場合には、入力画素x(t−1)は、例えば、第tフレームの入力画素x(t)と空間的に同一位置にある、第t−1フレームの入力画素を表し、従って、y(t−1)は、その入力画素x(t−1)からノイズを除去した出力画素を表す。
【0086】
この場合、入力データとしての画像に動きがない場合、即ち、入力データとしての画像が静止している場合には問題ないが、入力データとしての画像に動きがある場合(ノイズを除去する対象が動画像である場合)においては、動きのある入力画素x(t)の真値と、それと同一位置にある、1フレーム前の入力画素x(t−1)の真値とは異なるため、入力画素x(t)からノイズを除去した出力画素y(t)を求めるのにあたって、その入力画素x(t)と真値が異なる1フレーム前の入力画素x(t−1)に対する出力画素y(t−1)の出力信頼度αy(t-1)は、信頼できないものとなる。
【0087】
即ち、画像に動きがある場合には、入力画素x(t)に対する出力画素y(t)を求めるのに用いる出力画素y(t−1)の出力信頼度αy(t-1)は、入力画素x(t)の動き量の影響を受け、その動き量に対応する分だけ低下するものと考えられる。
【0088】
そこで、ここでは、入力画素x(t)の動き量を、m(t)とし、これを補正項として、出力信頼度αy(t-1)を、(1.0−m(t))×αy(t-1)に補正することとする。なお、本実施の形態では、動き量m(t)は、0乃至1の範囲の実数値をとるものとする。即ち、動き量m(t)は、入力画素x(t)が完全に静止している場合には0となり、その動きの大きさに応じて大きな値となる。そして、入力画素x(t)の動きが大きく(入力画素x(t)が完全に動いており)、入力画素x(t)の真値が、その1フレーム前の同一位置にある入力画素x(t−1)の真値とまったく関係のない値となっていると考えられる場合には、動き量m(t)は1となる。
【0089】
この場合、式(5)により求めることとした出力信頼度αy(t)は、次式により求められることになる。
【0090】
αy(t)=(1.0−m(t))αy(t-1)+αx(t)
・・・(19)
式(19)によれば、動き量m(t)が0の場合には、1フレーム前の出力画素y(t−1)の出力信頼度(前回の出力信頼度)αy(t-1)をそのまま用いて、出力画素y(t)の出力信頼度(今回の出力信頼度)αy(t)が求められることとなる。一方、動き量m(t)が1の場合には、前回の出力信頼度αy(t-1)を無視して(用いずに)、即ち、いままで積算してきた入力信頼度を破棄して、今回の出力信頼度αy(t)が求められることとなる。
【0091】
また、この場合、式(6)により求めることとした重みw(t)は、次式により求められることになる。
【0092】
w(t)=(1−m(t))αy(t-1)/((1−m(t)αy(t-1)+αx(t)
・・・(20)
さらに、式(7)で表される重み1−w(t)は、次式により表されることになる。
【0093】
1−w(t)=αx(t)/((1−m(t))αy(t-1)+αx(t)
・・・(21)
次に、図10は、以上のように、動き量m(t)を導入し、画像を対象としてノイズの除去を行う場合の図1のNR処理回路の詳細構成例を示している。なお、図中、図3における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。即ち、図10のNR処理回路は、動き量計算部16が新たに設けられている他は、図3における場合と基本的に同様に構成されている。
【0094】
動き量計算部16には、入力データとしての入力画素x(t)が供給されるようになっており、動き量計算部16は、その入力画素x(t)の動き量m(t)を求めて、出力信頼度計算部13に供給するようになっている。
【0095】
ここで、入力画素x(t)の動き量m(t)とは、入力画素x(t)の真値と、その1フレーム前の同一位置の入力画素x(t−1)の真値との差分に対応する値、即ち、入力画素x(t)が動くことによって(入力画素x(t)に表示された画像が動くことによって)生じた真値の変化分に相当するから、基本的には、入力画素x(t)とx(t−1)との差分(x(t)−x(t−1))をとることによって求めることができる。
【0096】
しかしながら、入力画素x(t)とx(t−1)との差分には、それらの真値どうしの差分だけでなく、ノイズの変化分(入力画素x(t)に含まれるノイズと、x(t−1)に含まれるノイズとの差分)も含まれるため、入力画素x(t)とx(t−1)との差分は、そのノイズの変化分をできるだけ除去した形で求めるのが望ましい。
【0097】
そこで、動き量計算部16では、図11に示すようにして、動き量m(t)が求められるようになっている。
【0098】
即ち、動き量計算部16においては、いま動き量m(t)を求めようとしている入力画素x(t)を注目画素として、図11(A)に示すように、その注目画素(図11(A)において、斜線を付した○印で示す)を中心とする所定の大きさのブロックが構成され(図11(A)では、9×9の入力画素のブロックが構成されているが、ブロックの大きさはこれに限定されるものではなく、例えば7×7画素のブロック等であっても良い)、そのブロックから、注目画素との差分絶対値が所定の閾値以内のもの(図11(A)において、●印で示す)が検出される。さらに、その検出された入力画素と注目画素それぞれについて、その1フレーム前の同一位置にある入力画素との差分が計算され、その差分の平均値が、空間方向におけるノイズの変化分を極力除去した状態の、入力画素x(t)とx(t−1)との差分値x(t)−x(t−1)として求められる。
【0099】
ここで、上述のように、ブロックから入力画素を検出するのに用いる閾値としては、例えば、ノイズ計算部11で求められるノイズ量の標準偏差の2倍程度の値を用いることができる。
【0100】
そして、動き量計算部16では、その差分値x(t)−x(t−1)が、例えば、図11(B)に示すような変換関数によって変換され、これにより、0乃至1の範囲の値をとる動き量m(t)が求められる。
【0101】
即ち、図11(B)の実施の形態では、差分値x(t)−x(t−1)が、所定の閾値TH0以下のとき、動き量m(t)は0とされる。さらに、差分値x(t)−x(t−1)が、所定の閾値TH0を越えると、動き量m(t)は、差分値x(t)−x(t−1)に比例して増加する値とされる。そして、差分値x(t)−x(t−1)が、所定の閾値TH1(>TH0)以上となると、動き量m(t)は1とされる。
【0102】
ここで、閾値TH0としては、例えば、0を用いることができる。また、閾値TH1としては、例えば、ノイズ計算部11で求められるノイズ量の標準偏差の3倍程度の値を用いることができる。
【0103】
なお、上述の場合には、注目画素のフレームの入力画素と、その1フレーム前の入力画素との差分をとることにより、動き量m(t)を求めるようにしたが、動き量m(t)は、その他、例えば、注目画素のフレームの入力画素と、その1フレーム前の出力画素との差分をとることにより求めるようにすることも可能である。
【0104】
また、図11(B)では、差分値x(t)−x(t−1)が、閾値TH0以上TH1以下の場合には、差分値x(t)−x(t−1)を、線形な関数によって、動き量m(t)に変換するようにしたが、差分値x(t)−x(t−1)は、非線形な関数によって、動き量m(t)に変換することも可能である。
【0105】
次に、図12は、図10の出力信頼度計算部13の構成例を示している。なお、図中、図6における場合と対応する部分については、同一の符号を付してある。即ち、図12においては、演算器51および52が新たに設けられて、出力信頼度計算部13が構成されている。
【0106】
演算器51には、動き量計算部16で求められた動き量m(t)が供給されるようになっており、演算器51は、1から、その動き量m(t)を減算し、その減算値1−m(t)を演算器52に供給する。演算器52には、演算器51の演算結果1−m(t)の他、ラッチ回路14から前回の出力信頼度αy(t-1)が供給されるようになっており、演算器52は、1−m(t)を補正項として、その補正項を、前回の出力信頼度αy(t-1)に乗算し、その乗算値((1−m(t))αy(t-1))を、前回の出力信頼度αy(t-1)を、動き量m(t)に対応して補正した補正結果として、演算器41に出力する。
【0107】
演算器41は、演算器52の出力((1−m(t))αy(t-1))に、入力信頼度計算部12から供給される今回の入力信頼度αx(t)を加算し、それを、今回の出力信頼度αy(t)として出力する。即ち、これにより、式(19)に示した、補正された出力信頼度αy(t)が求められる。
【0108】
以上のように、図10のNR処理回路では、入力画素x(t)の動き量m(t)に基づいて、出力信頼度αy(t-1)が補正され、それを用いて、重みw(t)が求められる。そして、そのような重みw(t)に基づいて、入力画素x(t)に対する出力画素y(t)が求められるので、入力画素x(t)から効果的にノイズを除去した出力画素y(t)を得ることができる。
【0109】
なお、図10の実施の形態においては、上述したようにx(t−1)は、x(t)の1フレーム前の入力画素であるから、ラッチ回路114,14,25は、そこに入力されるデータを1フレーム分の時間だけラッチ(遅延)して出力するようになっている。
【0110】
次に、上述のように、画像を対象としてノイズの除去を行う図10のNR処理回路におけるラッチ回路111乃至114では、入力画素x(t)が1フレーム分だけ遅延され、これにより、ノイズ量計算部11においては、いま処理しようとしている入力画素x(t)のフレームを含む過去5フレームの、入力画素x(t)と同一位置にある入力画素x(t)乃至x(t−4)の分散が、入力画素x(t)のノイズ量として求められることとなるが、入力画素x(t)乃至x(t−4)に動きがある場合には、それらの分散は、その動きにも影響されるため、入力画素x(t)乃至x(t−4)の分散を、入力画素x(t)のノイズ量としたのでは、そのノイズ量は、動きによる影響を受けて不正確なものとなる。そして、この場合、そのようなノイズ量を用いて、入力信頼度計算部12で求められる入力信頼度αx(t)も不正確なものとなり好ましくない。
【0111】
そこで、入力画素x(t)のノイズ量は、例えば、その動きベクトルを求めて、動き補償を行い、その動き補償後の画像を用いて求めるようにすることが可能である。
【0112】
しかしながら、この場合、動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置や、動き補償を行う動き補償装置が別に必要となる。
【0113】
そこで、入力画素x(t)のノイズ量は、例えば、次のようにして求める(推定する)ようにすることができる。
【0114】
即ち、例えば、いま、画像に含まれるノイズが、時間的には変動するが、空間的には変動しないものと仮定すると、ノイズを含む画像は、図13(A)に示すノイズを含まない画像(真値による画像)(以下、適宜、原画像という)と、図13(B)に示す、フレームごとには変動するが、空間的には一定のノイズのみによる画像(以下、適宜、ノイズ画像)との加算値となる。
【0115】
このようなノイズを含む画像について、図14に示すように、原画像に対する画素値の誤差の分布、即ち、画素値の分散(または標準偏差)を、そのノイズ量と定義すると、このノイズ量は、例えば、次のようにして、比較的精度良く推定することができる。
【0116】
即ち、図15(A)に示すように、ノイズを含む画像の1フレームを構成する各画素を、順次、注目画素として、その注目画素を中心とする局所領域(空間方向の局所領域)に含まれる画素の分散を計算する。そして、図15(B)に示すように、その1フレームについての分散のヒストグラムを求め、最大頻度(最頻値)を与える分散を、その1フレームを構成する各画素に含まれるノイズ量と推定する。
【0117】
図10のNR処理回路におけるノイズ量推定部1には、以上のようにして、入力画素のノイズ量を求めさせるようにすることができ、この場合のノイズ量推定部1の構成例を、図16に示す。
【0118】
フレームメモリ61には、ノイズを含む画像(入力画像)が供給されるようになっており、フレームメモリ61は、そこに供給されるノイズを含む画像を、1フレーム単位で記憶するようになっている。
【0119】
局所領域分散計算部62は、フレームメモリ61に記憶された入力画像を構成する画素(入力画素)を、順次、注目画素として、図15(A)に示したように、その注目画素を中心とする局所領域に含まれる入力画素の分散を計算し、分散ヒストグラム保存用メモリ63に供給するようになっている。さらに、局所領域分散計算部62は、フレームメモリ61に記憶された入力画像を構成するすべての入力画素を、注目画素として、上述のような分散の計算が終了すると、その旨の終了信号を、ヒストグラム出力信号発生器64に供給するようにもなっている。
【0120】
分散ヒストグラム保存用メモリ63は、局所領域分散計算部62から供給される、フレームメモリ61に記憶された入力画像を構成する各入力画素についての分散のヒストグラムを生成するようになっている。即ち、分散ヒストグラム保存用メモリ63は、局所領域分散計算部62から入力画素についての分散を受信すると、その分散に対応するアドレスの記憶値を1だけインクリメントするようになっている。なお、分散ヒストグラム保存用メモリ63の記憶値は、後述するピーク位置計算部66から供給されるリセット信号によって、0にリセットされるようになっている。
【0121】
ヒストグラム出力信号発生器64は、局所領域分散計算部62から終了信号を受信すると、ヒストグラムを出力すべき旨を指示するヒストグラム出力信号を、スイッチ65に出力するようになっている。スイッチ65は、ヒストグラム出力信号発生器64からヒストグラム出力信号を受信すると、一時的に、オフからオン状態になり、これにより、分散ヒストグラム保存用メモリ63に記憶された分散のヒストグラムを、ピーク位置計算部66に供給するようになっている。
【0122】
ピーク位置計算部66は、分散ヒストグラム保存用メモリ63から、スイッチ65を介して供給される分散のヒストグラムを受信し、そのヒストグラムのピーク値を求め、そのピーク値を与える分散を、入力画像を構成する各入力画素に含まれるノイズ量の推定値として出力するようになっている。なお、ピーク位置計算部66は、分散ヒストグラム保存用メモリ63に記憶されている分散のヒストグラムを受信したタイミングで、上述のリセット信号を、分散ヒストグラム保存用メモリ63に供給するようになっている。
【0123】
次に、図17のフローチャートを参照して、図16のノイズ量推定部1による、入力画素のノイズ量を推定するノイズ量推定処理について説明する。
【0124】
ノイズ量推定部1では、そこに、1フレーム分の入力画像が入力されると、図17のノイズ量推定処理が行われる。
【0125】
即ち、ノイズ量推定処理では、まず最初に、ステップS21において、入力された1フレームの入力画像が、フレームメモリ61に記憶され、ステップS22に進む。ステップS22では、局所領域分散計算部62において、フレームメモリ61に記憶された入力画像を構成する所定の入力画素が、注目画素とされ、その注目画素を中心とする局所領域に含まれる入力画素の分散が計算される。
【0126】
この分散は、局所領域分散計算部62から分散ヒストグラム保存用メモリ63に供給され、分散ヒストグラム保存用メモリ63では、ステップS23において、局所領域分散計算部62から供給される分散に対応するアドレスの記憶値が1だけインクリメントされ、これにより、その分散の頻度が更新される。
【0127】
そして、ステップS24に進み、局所領域分散計算部62において、フレームメモリ61に記憶された入力画像を構成するすべての入力画素を、注目画素として、分散の計算が終了したか否かが判定される。ステップS24において、フレームメモリ61に記憶された入力画素すべてについて、まだ分散の計算が終了していないと判定された場合、まだ注目画素とされていない入力画素を、新たに注目画素として、ステップS22に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。即ち、以上のようにして、ステップS22乃至S24の処理が繰り返され、これにより、分散ヒストグラム保存用メモリ63において、フレームメモリ61に記憶された入力画像を構成する各入力画素についての分散のヒストグラムが生成される。
【0128】
一方、ステップS24において、フレームメモリ61に記憶された入力画素すべてについて、分散の計算が終了したと判定された場合、即ち、分散ヒストグラム保存用メモリ63において、フレームメモリ61に記憶された入力画像を構成する各入力画素についての分散のヒストグラムが生成された場合、局所領域分散計算部62は、終了信号を、ヒストグラム出力信号発生器64に供給し、この終了信号を受信したヒストグラム出力信号発生器64では、ヒストグラム出力信号が、スイッチ65に出力される。これにより、スイッチ65は、一時的に、オフからオン状態になり、分散ヒストグラム保存用メモリ63に記憶された分散のヒストグラムが、ピーク位置計算部66に供給される。
【0129】
ピーク位置計算部66では、分散ヒストグラム保存用メモリ63から、スイッチ65を介して供給される分散のヒストグラムを受信すると、ステップS25において、そのヒストグラムのピーク値が求められ、ステップS26に進む。そして、ステップS26では、ピーク位置計算部66において、そのヒストグラムのピーク値を与える分散が、入力画像を構成する各入力画素に含まれるノイズ量の推定値として出力されるとともに、リセット信号が、分散ヒストグラム保存用メモリ63に供給され、これにより、分散ヒストグラム保存用メモリ63の記憶値が0にリセットされて、ノイズ量推定処理を終了する。
【0130】
以上のように、1フレームを構成する入力画素それぞれについて、各入力画素を含む局所領域における分散を計算し、そのヒストグラムのピーク値を求めて、そのピーク値を与える分散を、入力画素に含まれるノイズ量としたので、その1フレームの画素のノイズ量を、その1フレームのみを用い、かつ動きベクトル検出装置や動き補償装置等を新たな設けることなく、比較的精度良く推定することができる。
【0131】
即ち、1フレームを構成する画素すべてを用いて分散を求めた場合には、その分散は、1フレームの画像に含まれるノイズによる分散だけでなく、その画像(原画像)が有している分散の影響も受けるため、1フレームを構成する画素すべてを用いた分散では、そこに含まれるノイズを、精度良く推定することは困難である。
【0132】
一方、上述したように、1フレームを構成する入力画素それぞれについて、各入力画素を含む局所領域を考えると、その局所領域には、ノイズによる分散と、原画像が有している分散とが混在するものの他、ノイズによる分散が支配的なものも存在する。ここで、このノイズによる分散が支配的な局所領域とは、原画像において平坦になっている部分や、平坦に近い部分が該当する。
【0133】
そして、例えば、自然画像について、1フレームを構成する入力画素それぞれを含む局所領域の分散のヒストグラムを作成すると、そのヒストグラムにおいては、エッジが多数存在するような画像を除いて、一般に、ノイズによる分散が支配的な局所領域の分散が、ピークとして現れる傾向がある。図16のノイズ量推定部1によるノイズ量推定処理は、このような性質を利用して、比較的精度良く、ノイズ量を推定するようになっている。
【0134】
図18は、ある自然画像を原画像とし、その原画像に、上述のようなノイズ画像を重畳して得られた入力画像(ノイズを含む画像)について求めた、原画像、ノイズ画像、入力画像に関する、上述したような局所領域の分散のヒストグラムを示している。
【0135】
図18においては、実線、2点破線、細い点線が、入力画像、ノイズ画像、原画像について求められた分散のヒストグラムを、それぞれ表しており、入力画像についてのヒストグラムのピークの位置と、ノイズ画像についてのヒストグラムのピークの位置とが、ほぼ一致しているのが分かる。なお、図18のヒストグラムを求めるのにあたっては、局所領域は、5×5画素の正方形のブロックを用いている。
【0136】
図19は、図17で説明したノイズ量推定処理によって、入力画像に含まれるノイズ量を推定したシミュレーション結果を示している。
【0137】
図19においては、実線が、ノイズ画像についての分散を表しており、点線が、そのノイズ画像を、原画像に重畳して得られた入力画像を対象に、ノイズ量推定処理を行うことで求められたノイズ量としての分散を示している。
【0138】
シミュレーションに用いたノイズ画像は、他のフレームに比較して、第20フレーム乃至第40フレームで、分散が小さくなるものであるが、図19から、そのようなノイズ画像が重畳されている入力画像について、比較的精度良く、ノイズ量が推定されていることが分かる。
【0139】
なお、本発明は、それ専用のハードウェアによっても、また、上述したような処理を行うためのプログラムを、コンピュータに実行させることによっても、実現可能である。
【0140】
また、本実施の形態では、本発明について、ノイズの除去という観点から説明を行ったが、上述したように、入力データは、出力データが時間の経過とともに改善されるように処理されていくので、本発明は、その他、例えば、入力データの波形整形(波形等化)などを行う場合に適用することも可能である。
【0141】
さらに、図17のノイズ量推定処理では、1フレームの画像を構成する各画素に共通のノイズ量を推定するようにしたが、ノイズ量は、その他、例えば、1フレームの画像を幾つかの領域に分けて、各領域ごとに推定することも可能であるし、また、複数フレームについて共通に推定することも可能である。
【0142】
【発明の効果】
以上の如く、本発明の一側面によれば、入力画素から、ノイズを効果的に除去した出力画素を得ること等が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したNR処理回路の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のNR処理回路の処理対象となる入力データと、その信頼度を示す図である。
【図3】図1のNR処理回路の第1の詳細構成例を示すブロック図である。
【図4】図3のノイズ計算部11の構成例を示すブロック図である。
【図5】図3の入力信頼度計算部12の処理を説明するための図である。
【図6】図3の出力信頼度計算部13の構成例を示すブロック図である。
【図7】図3のNR処理回路の処理を説明するための図である。
【図8】図3のNR処理回路の処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】入力信頼度の算出方法を説明するための図である。
【図10】図1のNR処理回路の第2の詳細構成例を示すブロック図である。
【図11】図10の動き量計算部16における動き量の算出方法を説明するための図である。
【図12】図10の出力信頼度計算部13の構成例を示すブロック図である。
【図13】ノイズ量を推定する対象とする入力画像を説明するための図である。
【図14】ノイズ量を説明するための図である。
【図15】本発明によるノイズ量の推定方法を説明するための図である。
【図16】図10のノイズ量推定部1の他の構成例を示すブロック図である。
【図17】図16のノイズ量推定部1によるノイズ量推定処理を説明するためのフローチャートである。
【図18】原画像、ノイズ画像、入力画像それぞれのノイズ量のヒストグラムを示す図である。
【図19】本発明によるノイズ量の推定を行ったシミュレーション結果を示す図である。
【符号の説明】
1 ノイズ量推定部, 2 ノイズ除去部, 11 ノイズ計算部, 111乃至114 ラッチ回路, 12 入力信頼度計算部, 13 出力信頼度計算部, 14 ラッチ回路, 15 重み計算部, 16 動き量計算部, 21重み付け部, 22 演算器, 23 重み付け部, 24 演算器, 25ラッチ回路, 31 平均値計算回路, 32 分散計算回路, 33 逆数計算回路, 41,51,52 演算器, 61 フレームメモリ, 62 局所領域分散計算部, 63 分散ヒストグラム保存用メモリ, 64 ヒストグラム出力信号発生器, 65 スイッチ, 66 ピーク位置計算部

Claims (9)

  1. 入力画素を処理し、その処理結果としての出力画素を出力する画像処理装置であって、
    前記入力画素に含まれるノイズ量に対応する値を、前記入力画素の信頼性を表す入力信頼度として計算する入力信頼度計算手段と、
    前記入力信頼度の積算値を、前記出力画素の信頼性を表す出力信頼度として計算する出力信頼度計算手段と、
    前記入力画素の動き量を検出する動き量検出手段と、
    前記入力画素の動き量に基づいて、前記動き量が大きい場合に、過去の入力信頼度の影響が小さくなるように、前記出力信頼度を補正する補正手段と、
    前記入力信頼度に比例する重み、および補正された出力信頼度に比例する重みを用いた、前記入力画素と、1時刻前に得られた出力画素との重み付け加算により、現在時刻の出力画素を求める処理手段と
    を含む像処理装置。
  2. 前記動き量検出手段は、注目している入力画素を含む所定のブロックを構成する入力画素それぞれと、そのブロックと同一位置にある、隣接する画面のブロックを構成する入力画素それぞれとの差分に基づいて、注目している入力画素の動き量を求める
    求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記動き量検出手段は、注目している入力画素を含む所定のブロックを構成する入力画素のうち、注目している入力画素との差分値が所定の閾値以内のもののみを用いて、前記動き量を求める
    求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記動き量検出手段は、前記差分の平均値に基づいて、前記動き量を求める
    求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記入力画素に含まれるノイズ量を推定するノイズ量推定手段をさらに含
    求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記ノイズ量推定手段は、
    1画面を構成する前記入力画素それぞれについて、各入力画素を含む局所領域における分散を計算する分散計算手段と、
    1画面を構成する前記入力画素それぞれについての前記分散のヒストグラムを生成するヒストグラム生成手段と、
    前記ヒストグラムに基づいて、前記入力画素に含まれるノイズ量を求めるノイズ量算出手段と
    を有する
    求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記ノイズ量算出手段は、前記ヒストグラムのピーク値を求め、そのピーク値を与える前記分散に対応する値を、前記ノイズ量として求める
    求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記入力信頼度計算手段は、複数の前記入力画素の分散と、複数の前記入力画素の平均値に対する誤差とを、前記ノイズ量として、前記分散に対応する値と、前記誤差に対応する値との加算値を、前記入力信頼度として計算する
    求項1に記載の画像処理装置。
  9. 入力画素を処理し、その処理結果としての出力画素を出力する画像処理方法であって、
    前記入力画素に含まれるノイズ量に対応する値を、前記入力画素の信頼性を表す入力信頼度として計算する入力信頼度計算ステップと、
    前記入力信頼度の積算値を、前記出力画素の信頼性を表す出力信頼度として計算する出力信頼度計算ステップと、
    前記入力画素の動き量を検出する動き量検出ステップと、
    前記入力画素の動き量に基づいて、前記動き量が大きい場合に、過去の入力信頼度の影響が小さくなるように、前記出力信頼度を補正する補正ステップと、
    前記入力信頼度に比例する重み、および補正された出力信頼度に比例する重みを用いた、前記入力画素と、1時刻前に得られた出力画素との重み付け加算により、現在時刻の出力画素を求める処理ステップと
    を含む像処理方法。
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