JP4295442B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に関し、詳しくは、像担持体の表面に対して接離自在に構成された転写部材を備え、該転写部材と像担持体との間の転写部に向けて搬送される転写材上に、該像担持体の表面に形成されたトナー像を転写するように構成された画像形成装置にするものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の画像形成装置として、従来、感光体ドラムや感光体ベルト、あるいは中間転写ベルトなどの像担持体を使用し、該像担持体上に形成されたトナー像を、転写手段により用紙やOHPシートなどの転写材に転写して画像形成を行うものが知られている。
【0003】
例えば、特開平11−231667号公報の「画像形成装置」においては、上記感光体ドラム上に形成されたトナー像を、上記転写手段の1次転写部材である1次転写バイアスローラにより上記中間転写ベルト上に1次転写するようにしている。そして、2次転写部材である2次転写バイアスローラに上記トナー像の帯電極性と逆極性の転写バイアスを印加し、該中間転写ベルトと該2次転写バイアスローラとが接触する転写部で、該転写部に向けて搬送された上記転写材上に、該中間転写ベルト上に1次転写されたトナー像を電気的に引き付けて2次転写するようにしている。
【0004】
また、上記転写部材は、通常、接離手段により像担持体の表面に対して接離自在となるように構成されている。これは、上記転写部材が像担持体の表面に対して常時接触することによる、転写部材や像担持体の経時的な変形を防止したり、該像担持体上に複数のトナー像を連続的に画像形成する際の、該像担持体上のトナー像と該転写部材との接触を防止したりするためである。
特に、上記中間転写ベルト上に順次重ね合せて1次転写した複数色のトナー像を、上記2次転写バイアスローラで一括転写する中間転写方式の画像形成装置では、2色以上のカラー画像形成時における該中間転写ベルトと上記2次転写バイアスローラとの接離が必須となる。
【0005】
また、このような中間転写ベルトと2次転写バイアスローラとの接離は、該中間転写ベルトに沿って複数の感光体ドラムを配設し、各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、該中間転写ベルト上に重ね合せて1次転写した後、該中間転写ベルトと2次転写バイアスローラとのニップで、1次転写されたトナー像を2次転写するタンデム方式の画像形成装置においても必須となる。
【0006】
ところで、上述のように、像担持体の表面に対して転写部材が接離する構成の画像形成装置においては、該像担持体と該転写部材とが接触した際の上記転写部に、該像担持体と該転写部材との接触により、所定の幅の転写ニップが形成されるように、該像担持体に対して該転写部材を所定の圧力で圧接する構成となっている。
【0007】
すなわち、上記転写ニップは、一般的に、普通紙といわれる重さが90Kg〜220Kg程度の転写材上に、該転写部材により該像担持体上に担持されたトナー像を転写した際に、該転写材に最適な画像形成が行えるようなニップ幅に設定されている。また、該転写部における上記像担持体に対する上記転写部材の接触圧力は、上述のようなニップ幅の転写ニップが、該像担持体と該転写部材との接触部である上記転写部に形成されるような圧力に設定されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この種の従来の画像形成装置においては、前記普通紙よりも厚さの大きい転写材、例えば、220Kg以上の重さのいわゆる「厚紙」といわれる転写材を転写部に搬送して、像担持体上に形成されたトナー像を転写部材により転写して画像形成を行うと、適正な転写が行われずに、いわゆる版画といわれる異常画像が発生することがあった。これは、上記転写部に上記厚紙が搬送されることにより、該厚紙の腰の強さ(曲げ強さ)によって、上記転写部材がその接触圧力に抗して上記像担持体から離間する方向に変位し、該転写部の転写ニップのニップ幅が減少してしまうことが原因であると考えられている。
【0009】
また、上述のような厚紙を上記転写部に搬送した場合には、該転写部の転写ニップに該厚紙が進入する際の抵抗が大きくなる。このため、該転写ニップに該厚紙が進入する際に、像担持体及び転写部材にショック(衝撃)が加わったり、該厚紙にバタツキが発生し、このショックやバタツキが上記転写ニップに伝わって、該厚紙に転写された転写画像が局所的にズレた異常画像になることがあった。
【0010】
特に、上記像担持体が、前述した中間転写ベルトのような無端状ベルトで構成されている場合には、該中間転写ベルトと上記転写部材との接触部に上記厚紙が搬送された際の、上記ショックやバタツキによる上記異常画像の発生が著しくなる。つまり、該中間転写ベルトは、張架された状態でもある程度の弛みをもっている。このため、この中間転写ベルトに上記転写部材が接触すると、該中間転写ベルトと該転写部材との接触部よりも移動方向下流側のベルト部分が急激に緊張される。これにより、該中間転写ベルトの該接触部よりも移動方向上流側のベルト部分の進行が一時的にストップされる。そして、このような中間転写ベルトの緊張と移動停止が、上記接触部における中間転写ベルトの移動速度が安定するまで繰り返される。このため、この中間転写ベルトに対して上記接触部材が接触したときの、該中間転写ベルトの移動方向のバタツキ(ショックやジターによる振動)が、比較的剛性の高いドラム状の像担持体の場合よりも大きくなる。このように、上記中間転写ベルトを使用する画像形成装置では、該中間転写ベルトと該転写部材との接触部に上記厚紙が搬送された場合の、異常画像の発生が著しくなる。
【0011】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、像担持体と転写部材との接触部である転写部に搬送される転写材の種類や厚さによって、該転写材に転写された画像に画像異常が発生することを防止できる画像形成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、表面に形成されるトナー像を担持して移動する像担持体と、該像担持体の表面に対して接離自在に構成された転写部材により、像担持体の表面に形成されたトナー像を、該転写部材と該像担持体との間の転写部に向けて搬送される転写材上に転写する転写手段と、上記像担持体の表面に対して上記転写部材を接離させる接離手段とを有する画像形成装置において、上記接離手段は、上記転写部材を支持し、該転写部材が上記像担持体の表面に対して接離するように支軸によって揺動自在に軸支された支持体と、該支持体の一端を押すことで上記転写部材を上記像担持体に圧接して接触圧力を生じさせる押圧スプリングと、該押圧スプリングの力に抗して該押圧スプリングによる押圧方向とは逆方向に上記支持体を揺動させるための接離カムとを備えるとともに、軸回りに揺動可能に支持される圧力切替部材と、該圧力切替部材と上記支持体とに接続される圧力切替スプリングと、該圧力切替スプリングを伸縮させる方向に上記圧力切替部材を揺動させるための圧力切替カムとからなり、上記転写部に向けて搬送される転写材が普通紙のときは、上記圧力切替カムを上記圧力切替部材から離間させて、上記圧力切替スプリングを自由長にし、上記転写部に向けて搬送される転写材が厚紙のときは、該圧力切替カムの回転により、該圧力切替部材を揺動させて上記圧力切替スプリングにより上記支持体を該押圧スプリングによる押圧方向とは逆方向へ付勢し、上記圧力切替スプリングの付勢力により上記押圧スプリングによる接触圧力を減少させることを特徴とするものである。
【0013】
この画像形成装置においては、上記接触圧力切替手段により、上記接離手段による上記像担持体の表面に対して接触する上記転写部材の接触圧力が、少なくとも2段階に切替えられる。これにより、該像担持体の表面に対して接触する該転写部材の接触圧力を、上記転写部に搬送される転写材に適した接触圧力に切替えて、該転写材に転写される画像の画像異の発生を防止することができるようになる。
【0014】
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記接離カムは、上記押圧スプリングの力で上記接触圧力を発生させている状態では、上記支持体から離間していることを特徴とするものである。
【0020】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記像担持体は、上記トナー像が形成された潜像担持体から1次転写手段により該トナー像を1次転写された後、該トナー像が2次転写手段により上記転写材に2次転写される中間転写体であることを特徴とするものである。
【0021】
この画像形成装置においては、上記中間転写体上に複数色のトナー像を重ね合わせて1次転写した後、この重ね合わせた複数色のトナー像を上記2次転写手段により上記転写材に2次転写することにより、該転写材上にカラー画像を形成することが可能となる。このようなカラー画像を形成する場合に、上記2次転写手段が上記中間転写体に接触した際に該中間転写体にバタツキが発生すると、このバタツキによって該中間転写体上に1次転写される次の画像に乱れが生じる。このようなカラー画像形成時における画像の乱れは、上記転写材上に2次転写される画像の色ずれの原因となる。本発明の画像形成装置においては、上記バタツキの発生原因の一つである、該像担持体の表面に対して接触する該転写部材の接触圧力を、上記転写部に搬送される転写材に適した接触圧力に切替えることができる。これにより、該中間転写体のバタツキを減少させて、色ずれのないカラー画像を形成することが可能になる。
【0022】
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、上記中間転写体は、上記転写部に向けて搬送される転写材が、該転写部の手前で該中間転写体の表面に沿って搬送されるように、該転写部の手前の内周面が固定張架部材により張架された無端状ベルトで構成されていることを特徴とする。
【0023】
この画像形成装置においては、例えば、図9(a)に示すように、上記固定張架部材900により、上記転写部に向けて搬送される転写材としての転写紙Pが、該転写部の手前で該無端状ベルトで構成されている中間転写体としての中間転写ベルト501の表面に沿って搬送されるように、該中間転写ベルト501の転写部の手前の内周面が張架されている。このため、上記転写部材として2次転写バイアスローラ605の該中間転写ベルト501との接触部である転写部に、厚紙からなる転写紙Pが搬送された際に、該転写紙Pが該中間転写ベルト501の表面に沿って直進しようとする。この結果、該厚紙からなる転写紙Pの腰の強さ(曲げ強さ)によって、上記2次転写バイアスローラ605が、図9(b)に示すように、その接触圧力に抗して、上記中間転写ベルト501から離間する方向に、点線で示す位置から実線で示す位置に変位する。この結果、該転写部の転写ニップのニップ幅が減少して、該転写紙Pに転写される画像に異常が発生する。本発明の画像形成装置においては、上述のように、該像担持体の表面に対して接触する該転写部材の接触圧力を、上記転写部に搬送される転写材に適した接触圧力に切替えて、該転写材に転写される画像の異常画像の発生を防止することができるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置である電子写真式カラー複写機(以下、カラー複写機という)に適用した実施の形態について説明する。まず、図1を用いて、本実施の形態に係るカラー複写機の概略構成及び動作について説明する。このカラー複写機は、カラー画像読取装置(以下、カラースキャナという)1、カラー画像記録装置(以下、カラープリンタという)2、給紙バンク3等で構成されている。
【0025】
上記カラースキャナ1は、コンタクトガラス121上の原稿4の画像を、照明ランプ122、ミラー群123a,123b,123c、及びレンズ124を介して、カラーセンサ125に結像する。そして、原稿4のカラー画像情報を、例えば、Red,Green,Blue(以下、それぞれR,G,Bという)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。本例のカラーセンサ125は、R,G,Bの色分解手段と、CCDのような光電変換素子とで構成され、該色分解手段により色分解した原稿4の3色のカラー画像を光電変換素子で同時に読み取っている。そして、このカラースキャナ1で得たR,G,Bの色分解画像信号の強度レベルをもとにして、図示しない画像処理部で色変換処理を行い、Black(以下、Bkという),Cyan(以下、Cという),Magenta(以下、Mという),Yellow(以下、Yという)のカラー画像データを得る。
【0026】
上記Bk,C,M,Yのカラー画像データを得るためのカラースキャナ1の動作は次のとおりである。後述のカラープリンタ2の動作とタイミングを取ったスキャナスタ−ト信号を受けて、照明ランプ122及びミラー群123a,123b,123c等からなる光学系が矢印左方向へ原稿4を走査し、1回の走査で4色のカラー画像データを得る。これを図示しないメモリに格納、引き出しすることによって、順次4色のカラー画像データを得る。そして、その都度カラープリンタ2で順次顕像化しつつ、これを重ねあわせて最終的な4色フルカラー画像を形成する。
【0027】
上記カラープリンタ2は、像担持体としての感光体ドラム200、書き込み光学ユニット220、リボルバ現像ユニット230、中間転写ユニット500、2次転写ユニット600、定着装置270等で構成されている。上記感光体ドラム200は矢印の反時計方向に回転し、その周りには、感光体クリ−ニング装置201、除電ランプ202、帯電器203、電位センサ204、リボルバ現像ユニット230の選択された現像器、現像濃度パタ−ン検知器205、中間転写ユニット500、2次転写ユニット600などが配置されている。
【0028】
また、上記書き込み光学ユニット220は、カラースキャナ1からのカラー画像データを光信号に変換して、原稿4の画像に対応した光書き込みを行い、感光体ドラム200に静電潜像を形成する。この書き込み光学ユニット220は、光源としての半導体レーザー221、図示しないレーザー発光駆動制御部、ポリゴンミラー222とその回転用モ−タ223、f/θレンズ224、反射ミラー225などで構成されている。
【0029】
また、上記リボルバ現像ユニット230は、Bk現像器231K、C現像器231C、M現像器231M、Y現像器231Yと、各現像器を矢印の反時計方向に回転させる後述のリボルバ回転駆動部などで構成されている。各現像スリ−ブには図示しない現像バイアス電源によって負の直流電圧Vdcに交流電圧Vacが重畳された現像バイアスが印加され、現像スリ−ブが感光体ドラム200の金属基体層に対して所定電位にバイアスされている。
【0030】
複写機本体の待機状態では、リボルバ現像ユニット230はBk現像器231Kが現像位置の30度手前にセットされており、コピ−動作が開始されると、カラースキャナ1で所定のタイミングからBkカラー画像データの読み取りが開始し、このカラー画像データに基づきレーザー光による光書き込み、静電潜像形成が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像をBk潜像という。C,M,Yについても同様)。このBk静電潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像位置に静電潜像先端部が到達する前に、Bk現像器231Kを現像位置に移動し、Bk現像スリ−ブを回転開始して、Bk静電潜像をBkトナーで現像する。そして、以後Bk静電潜像領域の現像動作を続けるが、静電潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で、速やかに次の色の現像器が現像位置にくるまで、リボルバ現像ユニット230が回転する。これは少なくとも、次の画像データによる静電潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0031】
中間転写ユニット500は、図2に示すように、複数のローラに張架された中間転写体である中間転写ベルト501などで構成されている。この中間転写ベルト501の周りには、2次転写ユニット600の2次転写電荷付与手段である2次転写バイアスローラ605、中間転写体クリーニング手段であるベルトクリーニングブレード504、潤滑剤塗布手段の潤滑剤塗布部材である潤滑剤塗布ブラシ505などが対向するように配設されている。
【0032】
また、位置検知用マークが中間転写ベルト501の外周面あるいは内周面に設けられる。但し、中間転写ベルト501の外周面側については位置検知用マークがベルトクリーニングブレード504の通過域を避けて設ける工夫が必要であって配置上の困難さを伴うことがあるので、その場合には位置検知用マークを中間転写ベルト501の内周面側に設ける。マーク検知用センサとしての光学センサ514は、中間転写ベルト501が架け渡されている1次転写バイアスローラ507と駆動ローラ508との間の位置に設けられる。
【0033】
この中間転写ベルト501は、1次転写電荷付与手段である1次転写バイアスローラ507、ベルト駆動ローラ508、ベルトテンションローラ509、2次転写対向ローラ510,クリーニング対向ローラ511、及びフィードバック電流検知ローラ512に張架されている。各ローラは導電性材料で形成され、1次転写バイアスローラ507以外の各ローラは接地されている。1次転写バイアスローラ507には、定電流または定電圧制御された1次転写電源801により、トナー像の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流又は電圧に制御された転写バイアスが印可されている。
【0034】
中間転写ベルト501は、図示しない駆動モータによって矢印方向に回転駆動されるベルト駆動ローラ508により、矢印方向に駆動される。この中間転写ベルト501は、半導体、または絶縁体で、単層または多層構造となっている。また、中間転写ベルトは、感光体ドラム200上に形成されたトナー像を重ね合わせるために、通紙可能最大サイズより大きく設定されている。
【0035】
2次転写手段である2次転写バイアスローラ605は、2次転写対向ローラ510に張架された部分の中間転写ベルト501の表面に対して、後述する接離手段としての接離機構によって、接離可能に構成されている。2次転写バイアスローラ605は、2次転写対向ローラ510に張架された部分の中間転写ベルト501との間に記録紙Pを挟持するように配設されており、定電流制御される2次転写電源802によって所定電流の転写バイアスが印加されている。
【0036】
レジストローラ610は、2次転写バイアスローラ605と2次転写対向ローラ510に張架された中間転写ベルト501との間に、所定のタイミングで転写材である転写紙Pを送り込む。また、2次転写バイアスローラ605には、クリーニング手段であるクリーニングブレード608が当接している。該クリーニングブレード608は、2次転写バイアスローラ605の表面に付着した付着物を除去してクリーニングするものである。
【0037】
このような構成のカラー複写機において、画像形成サイクルが開始されると、感光体ドラム200は、図示しない駆動モータによって矢印で示す半時計方向に回転され、該感光体ドラム200上に、Bkトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行われる。中間転写ベルト501はベルト駆動ローラ508によって矢印で示す時計回りに回転される。この中間転写ベルト501の回転に伴って、1次転写バイアスローラ507に印加される電圧による転写バイアスにより、Bkトナー像、Cトナー像、Mトナー像、Yトナー像の1次転写が行われ、最終的にBk、C、M、Yの順に中間転写ベルト501上に各トナー像が重ね合わせて形成される。
【0038】
例えば、上記Bkトナー像形成は次のように行われる。図2において、帯電チャージャ203は、コロナ放電によって感光体ドラム200の表面を負電荷で所定電位に一様に帯電する。上記ベルトマーク検知信号に基づき、タイミングを定め、図示しない書き込み光学ユニットにより、Bkカラー画像信号に基づいてレーザ光によるラスタ露光を行う。このラスタ像が露光されたとき、当初一様帯電された感光体ドラム200の表面の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像が形成される。このBk静電潜像に、Bk現像器231Kの現像ローラ上の負帯電されたBkトナーが接触することにより、感光体ドラム200の電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分にはトナーが吸着し、静電潜像と相似なBkトナー像が形成される。
【0039】
このようにして感光体ドラム200上に形成されたBkトナー像は、感光体ドラム200と接触状態で等速駆動回転している中間転写ベルト501の表面に1次転写される。この1次転写後の感光体ドラム200の表面に残留している若干の未転写の残留トナーは、感光体ドラム200の再使用に備えて、感光体クリーニング装置201で清掃される。この感光体ドラム200側では、Bk画像形成工程の次にY画像形成工程に進み、所定のタイミングでカラースキャナによるY画像データの読み取りが始まり、そのY画像データによるレーザ光書き込みによって、感光体ドラム200の表面にY静電潜像を形成する。
【0040】
そして、先のBk静電潜像の後端部が通過した後で、且つT静電潜像の先端部が到達する前にリボルバ現像ユニット230の回転動作が行われ、Y現像機231Yが現像位置にセットされ、Y静電潜像がYトナーで現像される。以後、Y静電潜像領域の現像を続けるが、Y静電潜像の後端部が通過した時点で、先のBk現像機231Kの場合と同様にリボルバ現像ユニットの回転動作を行い、次のC現像機231Cを現像位置に移動させる。これもやはり次のC静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了させる。なお、C及びMの画像形成工程については、それぞれのカラー画像データ読み取り、静電潜像形成、現像の動作が上述のBk、Yの工程と同様であるので説明は省略する。
【0041】
このようにして感光体ドラム200上に順次形成されたBk、Y,C、Mのトナー像は、中間転写ベルト501上の同一面に順次位置合わせされて1次転写される。これにより、中間転写ベルト501上に最大で4色が重ね合わされたトナー像が形成される。
一方、上記画像形成動作が開始される時期に、転写紙Pが転写紙カセット又は手差しトレイなどの給紙部から給送され、レジストローラ610のニップで待機している。
【0042】
そして、2次転写対向ローラ510に張架された中間転写ベルト501と2次転写バイアスローラ605によりニップが形成された2次転写部に、上記中間転写ベルト501上のトナー像の先端がさしかかるときに、転写紙Pの先端がこのトナー像の先端に一致するように、レジストローラ610が駆動されて、転写紙Pとトナー像とのレジスト合わせが行われる。
【0043】
このようにして、転写紙Pが2次転写部を通過すると、2次転写電源802によって2次転写バイアスローラ605に印可された電圧による転写バイアスにより、中間転写ベルト501上の4色重ねトナー像が転写紙P上に一括転写(2次転写)される。この転写紙Pは、2次転写部の下流側に配置した転写紙除電チャージャ606との対向部を通過することにより除電された後、ベルト搬送装置210,211により定着装置270に向けて送られる(図1参照)。そして、この転写紙Pは、定着装置270の定着ローラ271、272のニップ部でトナー像が溶融定着された後、排出ローラ212で装置本体外に送り出され、図示しないコピートレイに表向きにスタックされる。
【0044】
一方、上記ベルト転写後の感光体ドラム200の表面は、感光体クリーニング装置201でクリーニングされ、上記除電ランプ202で均一に除電される。また、転写紙Pにトナー像を2次転写した後の中間転写ベルト501の表面に残留した残留トナーは、ベルトクリーニングブレード504によってクリーニングされる。該ベルトクリーニングブレード504は、図示しないクリーニング部材離接機構によって、該中間転写ベルト501の表面に対して所定のタイミングで接離されるように構成されている。このベルトクリーニングブレード504の上記中間転写ベルト501の移動方向上流側には、該中間転写ベルト501の表面に対して接離するトナーシール部材503が設けられている。このトナーシール部材503は、上記残留トナーのクリーニング時に上記ベルトクリーニングブレード504から落下した落下トナーを受け止めて、該落下トナーが上記転写紙Pの搬送経路上に飛散するのを防止している。このトナーシール部材503は、上記クリーニング部材離接機構によって、上記ベルトクリーニングブレード504とともに、該中間転写ベルト501の表面に対して接離される。
【0045】
このようにして残留トナーが除去された中間転写ベルト501の表面には、上記潤滑剤塗布ブラシ505により削り取られた潤滑剤506が塗布される。該潤滑剤506は、例えば、ステアリン酸亜鉛などの固形体からなり、該潤滑剤塗布ブラシ505に接触するように配設されている。また、この中間転写ベルト501の表面に残留した残留電荷は、該中間転写ベルト501の表面に接触したベルト除電ブラシ502により印加される除電バイアスによって除去される。ここで、上記潤滑剤塗布ブラシ505及び上記ベルト除電ブラシ502は、それぞれの図示しない接離機構により、所定のタイミングで、上記中間転写ベルト501の表面に対して接離されるようになっている。
【0046】
ここで、リピートコピーの時は、カラースキャナの動作及び感光体ドラム200への画像形成は、1枚目の4色目(M)の画像形成工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成工程に進む。また、中間転写ベルト501は、1枚目の4色重ねトナー像の転写紙への一括転写工程に引き続き、表面の上記ベルトクリーニングブレード504でクリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像が1次転写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作になる。以上は、4色フルカラーコピーを得るコピーモードであったが、3色コピーモード、2色コピーモードの場合は、指定された色と回数の分について、上記同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモードの場合は、所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現像ユニット230の所定色の現像機のみを現像動作状態にし、ベルトクリーニングブレード504を中間転写ベルト501に接触させたままの状態にしてコピー動作を行う。
【0047】
以上は、4色フルカラーコピーを得るコピーモードであったが、3色コピーモード、2色コピーモードの場合は、指定された色と回数の分について、上記同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモードの場合は、所定枚数の複写が終了するまでの間、リボルバ現像ユニット230の所定色の現像器のみを現像動作状態にしておき、ベルトクリーニングブレード504を中間転写ベルト501に接触させた状態のままでコピー動作を行う。
【0048】
ところで、上述のように、上記中間転写ベルト501の表面に対して上記2次転写バイアスローラ605が接離する構成のカラー複写機においては、該中間転写ベルト501と該2次転写バイアスローラ605とが接触した際の上記転写部に、該中間転写ベルト501と該2次転写バイアスローラ605との接触により、所定の幅の転写ニップが形成されるように、該中間転写ベルト501に対して該2次転写バイアスローラ605を所定の圧力で圧接する構成となっている。
【0049】
すなわち、上記転写ニップは、一般的に、普通紙といわれる重さが90Kg〜220Kg程度の転写紙P上に、該2次転写バイアスローラ605により該中間転写ベルト501上に担持されたトナー像を転写した際に、該転写紙Pに最適な画像形成が行えるようなニップ幅に設定されている。また、上記転写部における上記中間転写ベルト501に対する上記2次転写バイアスローラ605の接触圧力は、上述のようなニップ幅の転写ニップが、該中間転写ベルト501と該2次転写バイアスローラ605との接触部である上記転写部に形成されるような圧力に設定されている。
【0050】
ところが、この種の従来の画像形成装置においては、上記普通紙よりも厚さの大きい転写紙、例えば、220Kg以上の重さのいわゆる「厚紙」といわれる転写紙Pを転写部に搬送して、中間転写ベルト501上に形成されたトナー像を2次転写バイアスローラ605により転写して画像形成を行うと、適正な転写が行われずに、いわゆる版画といわれる異常画像が発生することがあった。
これは、上記転写部に上述のような厚紙を搬送すると、図9(a)、(b)に示したように、該厚紙からなる転写紙Pの腰の強さ(曲げ強さ)によって、この転写紙Pがその接触圧力に抗して上記中間転写ベルト501から離間する方向に変位し、該転写部の転写ニップのニップ幅が減少してしまうことが原因であると考えられている。
【0051】
また、上述のような厚紙を上記転写部に搬送した場合には、該転写部の転写ニップに該厚紙が進入する際の抵抗が大きくなる。このため、該転写ニップに該厚紙が進入する際に、上記中間転写ベルト501及び上記2次転写バイアスローラ605にショック(衝撃)が加わったり、該厚紙にバタツキが発生し、このショックやバタツキが上記転写ニップに伝わって、該厚紙に転写された転写画像が局所的にズレた異常画像になることがあった。
【0052】
そこで、本実施形態に係るカラー複写機においては、上記中間転写ベルト501に対して上記2次転写バイアスローラ605を接離させる接離手段により、上記像担持体の表面に対して接触する上記転写部材の接触圧力を、少なくとも2段階に切替える接触圧力切替手段を設ける。
【0053】
この画像形成装置においては、上記接触圧力切替手段により、上記接離手段による上記中間転写ベルト501の表面に対して接触する上記2次転写バイアスローラ604の接触圧力が、少なくとも2段階に切替えられる。これにより、該中間転写ベルト501の表面に対して接触する該2次転写バイアスローラ604の接触圧力を、上記転写部に搬送される転写紙Pに適した接触圧力に切替えて、該転写材に転写される画像の画像異の発生を防止することができるようになる。
【0054】
図10及び図11に、上記2次転写ユニット600における2次転写バイアスローラ605の接離機構の一例を示す。図10は、該2次転写バイアスローラ605が中間転写ベルト501から離間している状態を示している(以下、この状態を「離間時」という)。また、図11は、該2次転写バイアスローラ605が中間転写ベルト501に接触している状態を示している(以下、この状態を「接触時」という)。
【0055】
この接離機構は、上記2次転写バイアスローラ605を上記中間転写ベルト501の表面に対して接離移動自在に支持する支持体620と、該支持体620を該2次転写バイアスローラ605の接離移動方向に変位させる偏心カム630とで構成されている。
上記支持体620は、前記ベルト搬送装置210寄りの部位に配設された支軸621により、揺動自在に軸支されている。上記2次転写バイアスローラ605は、この支持体620の、上記中間転写ベルト501を挟んで上記2次転写対向ローラ510と対向する部位に回転自在に支持されている。
【0056】
また、上記支持体620の上記レジストローラ寄りの自由端部に設けられた押圧片620aには、押圧部材640が押圧スプリング641の弾力により圧接している。この押圧部材640が圧接により、該支持体620には、その支軸621を揺動中心として、図10において反時計方向に揺動する向きの揺動習性が付与されている。この揺動習性による支持体620の揺動は、図10に示す離間時においては、該支持体620の従動片620bが、上記偏心カム630のカム縁630aに対して当接することによって阻止されている。
【0057】
このような構成の接離機構において、上記転写材P上に該中間転写ベルト501上のトナー像を2次転写するときには、図10において、上記偏心カム630のカム軸630bが、図示しないカム駆動源により時計方向(矢印方向)に180度回転する。これにより、上記偏心カム630が180度回転し、この偏心カム630の回転により、上記支持体620が、上記押圧部材640を介して、上記押圧スプリング641の弾力により反時計方向に揺動する。そして、この支持体620の揺動により、該偏心カム630のカム縁630aに当接している従動片620bが、該カム縁630aに沿って追従するように上昇し、図11に示すように、上記2次転写バイアスローラ605が上記中間転写ベルト501に接触する。この接触時においては、該偏心カム630のカム縁630aと従動片620bとの間にギャップGが形成され、これによって、該2次転写バイアスローラ605と上記中間転写ベルト501とが確実に接触するようになる。
【0058】
次に、上記接離機構により接離される上記2次転写バイアスローラ605の、上記中間転写ベルト501に対する接触圧力を上記転写部に搬送される転写紙Pに適した接触圧力に切替える上記接触圧力切替手段の構成の一例について説明する。
この接触圧力切替手段は、例えば、図3乃至図5に示すように、圧力切替板650と、圧力切替カム660と、圧力切替スプリング670とで構成されている。
上記圧力切替板650は、上記接離機構のカム軸630bに揺動自在に軸支されている。
【0059】
ここで、上記転写部に厚紙からなる転写紙Pを搬送する場合には、上記圧力切替カム660を、図示しないカム駆動源により所定方向に回転して、そのカム縁660aにより、図3に示すように、上記圧力切替板650のカム従動片650bを押上げる。
【0060】
これにより、上記圧力切替板650の係止部650aと、上記支持体620との間に架渡された上記圧力切替スプリング670が伸張される。この圧力切替スプリング670の伸張により、上記支持体620に対して、上記支軸621を中心として時計方向の回転力が付勢される。これにより、該支持体620を反時計方向に揺動させるように、該支持体620の押圧片620aを押圧している押圧部材640の上記押圧スプリング641による押圧力が減少される。この結果、上記接離機構による上記2次転写バイアスローラ605の上記中間転写ベルト501に対する接触圧力が低下する。この状態での該2次転写バイアスローラ605の中間転写ベルト501に対する接触圧力は、上記厚紙からなる転写紙Pに最適な接触圧力となるように、予め設定されている。
【0061】
一方、上記転写部に普通紙からなる転写紙Pを搬送する場合には、上記圧力切替カム660を、図示しないカム駆動源により所定方向に回転して、そのカム縁660aを、図4に示すように、上記圧力切替板650のカム従動片650bから離間させる。
【0062】
これにより、上記圧力切替板650の係止部650aと、上記支持体620との間に架渡された上記圧力切替スプリング670が収縮される。この圧力切替スプリング670の収縮により、上記支持体620に対して付勢されていた上記支軸621を中心とする時計方向の回転力が解除される。これにより、該支持体620を反時計方向に揺動させるように、該支持体620の押圧片620aを押圧している押圧部材640の上記押圧スプリング641による押圧力が増大される。この結果、上記接離機構による上記2次転写バイアスローラ605の上記中間転写ベルト501に対する接触圧力が上昇する。この状態での該2次転写バイアスローラ605の中間転写ベルト501に対する接触圧力は、上普通紙からなる転写紙Pに最適な接触圧力となるように、予め設定されている。
【0063】
本実施形態に係るカラー複写機においては、上記接離機構による上記2次転写バイアスローラ605の上記中間転写ベルト501に対する接触圧力が、上記上普通紙からなる転写紙Pに最適な接触圧力となっている状態、つまり図4に示す状態を、該接離機構のホームポジションとする。このホームポジションを確定するための処理対応動作を図6に示す。
また、上記厚紙を転写部に搬送する厚紙モード時の切替処理は、図7に示すフローにより行われる。
さらに、上記厚紙モードから上記ホームポジションに復帰させるときの処理動作を、図8のフローに示す。
【0064】
ここで、上記2次転写バイアスローラ605の中間転写ベルト501に対する接触圧力は、上記支持体620の揺動ポジションを、ソレノイドで切替えるようにしてもよい。
【0065】
また、本実施形態では、上記中間転写ベルト501が中間転写ベルト501である場合について説明したが、本発明は、像担持体がドラム状中間転写体である画像形成装置にも適用することができる。さらに、本実施形態は、中間転写ユニット500を備えた画像形成装置に適用した例であるが、例えば、中間転写ユニットを備えておらず、像担持体から転写材搬送ベルトで搬送される転写材に直接転写を行う構成の画像形成装置にも同様に適用できるものである。この場合、上記転写材搬送ベルトが像担持体となる。また、上記減速手段は、タンデム方式の画像形成装置においても有効となる。
【0066】
【発明の効果】
請求項1乃至4の発明によれば、像担持体の表面に対して接触する該転写部材の接触圧力を、上記転写部に搬送される転写材に適した接触圧力に切替えて、該転写材に転写される画像の画像異の発生を防止することができるようになるという優れた効果がある。
【0070】
特に、請求項3の発明によれば、バタツキの発生原因の一つである、該像担持体の表面に対して接触する該転写部材の接触圧力を、上記転写部に搬送される転写材に適した接触圧力に切替えることができるので、該中間転写体のバタツキを減少させて、色ずれのないカラー画像を形成することが可能になるという優れた効果がある。
【0071】
また、請求項4の発明によれば、像担持体の表面に対して接触する該転写部材の接触圧力を、上記転写部に搬送される転写材に適した接触圧力に切替えて、該転写材に転写される画像の異常画像の発生を防止することができるようになるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカラー複写機の概略構成を示す正面図。
【図2】上記カラー複写機の要部の概略構成を示す正面図。
【図3】上記カラー複写機の2次転写ユニットにおける接触圧力切替手段の構成を説明するための要部概略構成図。
【図4】上記接触圧力切替手段のホームポジションでの構成を示す要部概略構成図。
【図5】上記接触圧力切替手段の概略斜視図。
【図6】上記接触圧力切替手段のホームポジションを確定するための処理対応動作を示すフローチャート。
【図7】上記接触圧力切替手段により、厚紙を転写部に搬送する厚紙モード時の切替処理の処理対応動作を示すフローチャート。
【図8】上記厚紙モードから上記ホームポジションに復帰させるときの処理動作を示すフローチャート。
【図9】(a)、(b)は、従来のカラー複写機における2次転写部の構成を示す概略構成図。
【図10】本発明の実施形態に係るカラー複写機における2次転写バイアスローラの接離機構の離間時の構成を示す概略構成図。
【図11】本発明の実施形態に係るカラー複写機における2次転写バイアスローラの接離機構の接触時の構成を示す概略構成図。
【符号の説明】
200 感光体ドラム
203 帯電チャージャ
220 書き込み光学ユニット
230 リボルバ現像ユニット
500 中間転写ユニット
501 中間転写ベルト
502 ベルト除電ブラシ
503 トナーシール部材
504 ベルトクリーニングブレード
505 潤滑剤塗布ブラシ
506 潤滑剤
507 1次転写バイアスローラ
508 ベルト駆動ローラ
510 2次転写対向ローラ
600 2次転写ユニット
605 2次転写バイアスローラ
606 転写紙除電チャージャ
610 レジストローラ
620 支持体
620a 押圧片
620b 従動片
621 支軸
630 偏心カム
630a カム縁
630b カム軸
640 押圧部材
641 押圧スプリング
650 圧力切替板
650a 係止片
650b カム従動片
660 圧力切替カム
660a 圧力切替カムのカム縁
670 圧力切替スプリング
P 転写紙
Claims (4)
- 表面に形成されるトナー像を担持して移動する像担持体と、
該像担持体の表面に対して接離自在に構成された転写部材により、像担持体の表面に形成されたトナー像を、該転写部材と該像担持体との間の転写部に向けて搬送される転写材上に転写する転写手段と、
上記像担持体の表面に対して上記転写部材を接離させる接離手段とを有する画像形成装置において、
上記接離手段は、
上記転写部材を支持し、該転写部材が上記像担持体の表面に対して接離するように支軸によって揺動自在に軸支された支持体と、該支持体の一端を押すことで上記転写部材を上記像担持体に圧接して接触圧力を生じさせる押圧スプリングと、該押圧スプリングの力に抗して該押圧スプリングによる押圧方向とは逆方向に上記支持体を揺動させるための接離カムとを備えるとともに、
軸回りに揺動可能に支持される圧力切替部材と、該圧力切替部材と上記支持体とに接続される圧力切替スプリングと、該圧力切替スプリングを伸縮させる方向に上記圧力切替部材を揺動させるための圧力切替カムとからなり、上記転写部に向けて搬送される転写材が普通紙のときは、上記圧力切替カムを上記圧力切替部材から離間させて、上記圧力切替スプリングを自由長にし、上記転写部に向けて搬送される転写材が厚紙のときは、該圧力切替カムの回転により、該圧力切替部材を揺動させて、上記圧力切替スプリングにより上記支持体を該押圧スプリングによる押圧方向とは逆方向へ付勢し、上記圧力切替スプリングの付勢力により上記押圧スプリングによる接触圧力を減少させることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記接離カムは、上記押圧スプリングの力で上記接触圧力を発生させている状態では、上記支持体から離間していることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2の画像形成装置において、
上記像担持体は、上記トナー像が形成された潜像担持体から1次転写手段により該トナー像を1次転写された後、該トナー像が2次転写手段により上記転写材に2次転写される中間転写体であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3の画像形成装置において、
上記中間転写体は、上記転写部に向けて搬送される転写材が、該転写部の手前で該中間転写体の表面に沿って搬送されるように、該転写部の手前の内周面が固定張架部材により張架された無端状ベルトで構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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