JP2002214940A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JP2002214940A JP2002214940A JP2001014688A JP2001014688A JP2002214940A JP 2002214940 A JP2002214940 A JP 2002214940A JP 2001014688 A JP2001014688 A JP 2001014688A JP 2001014688 A JP2001014688 A JP 2001014688A JP 2002214940 A JP2002214940 A JP 2002214940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- image
- image carrier
- belt
- forming apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims abstract description 323
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims abstract description 73
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims abstract description 21
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 44
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 22
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 abstract description 18
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 13
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 10
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 9
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 238000011161 development Methods 0.000 description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 3
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 101150042515 DA26 gene Proteins 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000006386 neutralization reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003472 neutralizing effect Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- XOOUIPVCVHRTMJ-UHFFFAOYSA-L zinc stearate Chemical compound [Zn+2].CCCCCCCCCCCCCCCCCC([O-])=O.CCCCCCCCCCCCCCCCCC([O-])=O XOOUIPVCVHRTMJ-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 1
Landscapes
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
材などの接触部材が接触した際の、該像担持体の移動方
向への振動によって、該像担持体上に形成される画像に
乱れが発生することを防止することができる画像形成装
置を提供すること。 【解決手段】 2次転写バイアスローラ605が中間転
写ベルト501の表面に接触する直前で、上記偏心カム
630の回転角度あたりの上記支持体620の従動片6
20bの変位量を小さくするカム装置からなる減速手段
を、2次転写バイアスローラ605の接離機構に設け
る。これにより、該2次転写バイアスローラ605が緩
やかに変位しながら中間転写ベルト501の表面に接触
するようになり、この接触時における該中間転写ベルト
501の移動方向の振動が発生しにくくなって、中間転
写ユニット500の振動を原因とする中間転写ベルト5
01上の画像の乱れが解消されるようになる。
Description
ミリ、プリンター等の画像形成装置に関し、詳しくは、
像担持体の表面に対して接離する転写手段やクリーニン
グ部材などの接離部材を有する画像形成装置にするもの
である。
光体ドラムや感光体ベルト、あるいは中間転写ベルトな
どの像担持体を使用し、該像担持体上に形成されたトナ
ー像を、転写手段により用紙やOHPシートなどの転写
材に転写して画像形成を行うものが知られている。ま
た、この画像形成装置は、像担持体上に形成されたトナ
ー像が転写材に転写された後、該転写材に転写されずに
該像担持体上に残留した残留トナーを、クリーニング手
段により除去するように構成されている。
の「画像形成装置」においては、上記感光体ドラム上に
形成されたトナー像を、上記転写手段の1次転写部材で
ある1次転写バイアスローラにより上記中間転写ベルト
上に1次転写するようにしている。そして、該中間転写
ベルト上に1次転写されたトナー像を、2次転写部材で
ある2次転写バイアスローラにより上記転写材上に2次
転写するようにしている。また、上記感光体ドラム及び
上記中間転写ベルト上の残留トナーを、上記クリーニン
グ手段のクリーニング部材である感光体クリーニングブ
レード及びベルトクリーニングブレードを用いて除去す
るようにしている。
部材は、通常、接離手段により像担持体の表面に対して
接離自在となるように構成されている。これは、上記転
写部材及びクリーニング部材の、像担持体の表面への常
時接触による経時的な変形や、連続的な画像形成が行わ
れる際の像担持体上のトナー像との接触を防止するため
である。
せて1次転写した複数色のトナー像を、上記2次転写バ
イアスローラで一括転写する中間転写方式の画像形成装
置では、2色以上のカラー画像形成時における該中間転
写ベルトと上記ベルトクリーニングブレード及び2次転
写バイアスローラとの接離が必須となる。
の感光体ドラムを配設し、各感光体ドラム上に形成した
各色のトナー像を、各感光体ドラムに対応する各転写部
材により該転写材上に、順次重ね合せて転写するタンデ
ム方式の画像形成装置においては、モノクロ画像や単色
画像の形成時における各感光体ドラムと各転写部材との
接離が必須となる。
に、像担持体の表面に対して転写部材やクリーニング部
材などの接離部材が接離する構成の画像形成装置におい
ては、移動している像担持体の表面に対して該接離部材
が接触した際に、該像担持体がその移動方向に瞬間的に
振動することがある。これは、像担持体の表面と該接離
部材との接触により、該像担持体の移動を阻止する向き
の力(慣性力及び摩擦力など)が該像担持体に加わるこ
とによるものと考えられる。
上記像担持体の表面に対して上記接離部材が接離する際
の角速度が大きい場合ほど、該像担持体の移動方向の振
動が大きくなることが明らかとなった。これは、該接離
部材が接離する際の角速度が大きくなると、該接触部材
と像担持体との接触時の衝撃が大きくなって、該像担持
体の移動を阻止する向きの力も大きくなることによるも
のと考えられる。
上記像担持体がベルト状部材で構成されている場合に
は、このベルト状部材からなる像担持体(以下、これを
「像担持体ベルト」という)の、上記接触部材に対する
接触時の移動方向の振動が著しくなる。つまり、この種
のベルト状部材は、張架された状態でもある程度の弛み
をもっている。このため、上記像担持体ベルトに上記接
触部材が接触すると、この像担持体ベルトの該接触部材
に対する接触部よりも移動方向下流側のベルト部分が急
激に緊張される。これにより、該像担持体ベルトの該接
触部よりも移動方向上流側のベルト部分の進行が一時的
にストップされる。そして、このような像担持体ベルト
の緊張と移動停止が、上記接触部における像担持体ベル
トの移動速度が安定するまで繰り返される。この結果、
上記像担持体ベルトの上記接触部材に対する接触時の移
動方向の振動が、比較的剛性の高いドラム状の像担持体
の場合よりも大きくなる。
おいては、上記接触部材と上記像担持体との接触時に発
生する該像担持体の移動方向の振動によって、該像担持
体上に形成される画像に乱れが発生することがあった。
例えば、上記像担持体の表面に、A4サイズの画像を2
面形成できるように構成した画像形成装置においては、
通常、該像担持体の小型化を図るために、該像担持体の
表面の、前の画像形成領域と次の画像形成領域との間の
非画像領域のスペースが可能な限り小さく設定される。
従って、このような画像形成装置においては、上記転写
部材やクリーニング部材などの接触部材が該像担持体の
表面に接触して、その像担持体上の前の画像のトナー像
の転写材への転写や残留トナーの除去が開始された状態
で、像担持体表面への次の画像の一部(一般的には後端
部)の画像形成が行われている。このため、上記像担持
体の表面に上記転写部材やクリーニング部材が接触した
際に、上述したように、該像担持体が移動方向に振動す
ると、この振動によって該像担持体上の次の画像に乱れ
が発生する。
であり、その目的とするところは、像担持体の表面に転
写部材やクリーニング部材などの接触部材が接触した際
の、該像担持体の移動方向への振動によって、該像担持
体上に形成される画像に乱れが発生することを防止する
ことができる画像形成装置を提供することである。
に、請求項1の発明は、表面に形成されるトナー像を担
持して移動する像担持体と、該像担持体の表面に対して
接離する接離部材である転写部材により、像担持体の表
面に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段
と、上記像担持体の表面に対して接離する方向に上記転
写部材を変位させる接離手段とを有する画像形成装置に
おいて、上記接離手段は、上記像担持体の表面に対して
接触する向きに変位するときの上記転写部材の変位速度
を、少なくとも該転写部材が該像担持体の表面に接触す
る直前で減速する減速手段を有していることを特徴とす
ることを特徴とするものである。
段により、上記転写部材が上記像担持体の表面に対して
接離する方向に変位される。そして、該像担持体の表面
に対して接触する向きに変位するときの該転写部材の変
位速度が、上記減速手段により、少なくとも該転写部材
が該像担持体の表面に接触する直前で減速される。これ
により、該転写部材が緩やかに変位しながら像担持体の
表面に接触するようになり、この接触時における該像担
持体の移動方向の振動が発生しにくくなる。従って、こ
の画像形成装置においては、上記像担持体の移動方向の
振動を原因とする像担持体上の画像の乱れが解消される
ようになる。
るトナー像を担持して移動する像担持体と、像担持体の
表面に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段
と、該像担持体の表面に対して接離する接離部材である
クリーニング部材を、上記転写手段により転写材にトナ
ー像が転写された後の像担持体の表面に接触させて、該
像担持体の表面に残留した残留トナーを除去するクリー
ニング手段と、上記像担持体の表面に対して接離する方
向に上記クリーニング部材を変位させる接離手段とを有
する画像形成装置において、上記接離手段は、上記像担
持体の表面に対して接触する向きに変位するときの上記
クリーニング部材の変位速度を、少なくとも、該転写部
材が該像担持体の表面に接触する直前で減速する減速手
段を有していることを特徴とするものである。
り、上記クリーニング部材が上記像担持体の表面に対し
て接離する方向に変位される。そして、該像担持体の表
面に対して接触する向きに変位するときの該クリーニン
グ部材の変位速度が、上記減速手段により、少なくとも
該クリーニング部材が該像担持体の表面に接触する直前
で減速される。これにより、該クリーニング部材が緩や
かに変位しながら像担持体の表面に接触するようにな
り、この接触時における該像担持体の移動方向の振動が
発生しにくくなる。従って、この画像形成装置において
は、上記像担持体の移動方向の振動を原因とする像担持
体上の画像の乱れが解消されるようになる。
形成装置において、上記像担持体は、複数の張架ローラ
に張架されて移動する無端状ベルトで構成されているこ
とを特徴とするものである。
いる場合には、上記転写部材やクリーニング部材などの
接触部材が該像担持体の表面に接触した時にときに、前
述したように、該無端状ベルトの緊張と移動停止が、接
触部における無端状ベルトの移動速度が安定するまで繰
り返される。このため、この場合には、該無端状ベルト
の上記接触部材に対する接触時の移動方向の振動が、比
較的剛性の高いドラム状の像担持体の場合よりも大きく
なる。本発明の画像形成装置においては、上記減速手段
により、少なくとも上記接触部材が上記無端状ベルトの
表面に接触する直前で減速される。これにより、該接触
部材が緩やかに変位しながら無端状ベルトの表面に接触
するようになり、この接触時における該無端状ベルトの
緊張の度合が小さくなる。従って、該接触部材との接触
部における無端状ベルトの移動速度が比較的早く安定す
るようになり、該無端状ベルトの該接触部材に対する接
触時の移動方向の振動が低減されるようになる。
は3の画像形成装置において、上記像担持体は、上記ト
ナー像が形成された潜像担持体から1次転写手段により
該トナー像を1次転写された後、該トナー像が2次転写
手段により上記転写材に2次転写される中間転写体であ
ることを特徴とするものである。
写体上に複数色のトナー像を重ね合わせて1次転写した
後、この重ね合わせた複数色のトナー像を上記2次転写
手段により上記転写材に2次転写することにより、該転
写材上にカラー画像を形成することが可能となる。この
ようなカラー画像を形成する場合に、上記2次転写手段
が上記中間転写体に接触した際に該中間転写体が振動す
ると、該振動によって該中間転写体上に1次転写される
次の画像に乱れが生じる。このようなカラー画像形成時
における画像の乱れは、上記転写材上に2次転写される
画像の色ずれの原因となる。本発明の画像形成装置にお
いては、このような中間転写体の振動を減少させること
ができるので、色ずれのないカラー画像の形成が可能に
なる。
3又は4の画像形成装置において、上記接離手段は、上
記接離部材を上記像担持体の表面に対して接離移動自在
に支持する支持体と、該支持体を上記接離部材の接離移
動方向に変位させるカムとで構成され、上記減速手段
は、少なくとも上記接離部材が上記像担持体の表面に接
触する直前で、上記カムの回転角度あたりの上記支持体
の変位量を小さくするカム装置で構成されていることを
特徴とするものである。
より上記支持体が上記接離部材の接離移動方向に変位さ
れることにより、該接離部材である上記転写部材やクリ
ーニング部材が上記像担持体の表面に対して接離する方
向に変位される。このとき、該像担持体の表面に対して
接触する向きに変位するときの該接離部材の変位速度
が、上記減速手段のカム装置により、少なくとも該接離
部材が該像担持体の表面に接触する直前で減速される。
これにより、該接離部材が緩やかに変位しながら像担持
体の表面に接触するようになり、この接触時における該
像担持体の移動方向の振動が発生しにくくなる。従っ
て、この画像形成装置においては、上記像担持体の移動
方向の振動を原因とする像担持体上の画像の乱れが解消
されるようになる。
3又は4の画像形成装置において、上記接離手段は、上
記接離部材を上記像担持体の表面に対して接離移動自在
に支持する支持体と、該支持体を上記接離部材の接離移
動方向に移動する支持体移動部材とで構成され、上記減
速手段は、上記接離部材が上記像担持体の表面に接触す
るときの上記支持体の移動力に抗して該支持体の変位す
る速度を減速する緩衝部材で構成されていることを特徴
とするものである。
移動部材により上記支持体が上記接離部材の接離移動方
向に変位されることにより、該接離部材である上記転写
部材やクリーニング部材が上記像担持体の表面に対して
接離する方向に変位される。このとき、該像担持体の表
面に対して接触する向きに変位するときの該接離部材の
変位速度が、上記減速手段の緩衝部材により、少なくと
も該接離部材が該像担持体の表面に接触する直前で減速
される。これにより、該接離部材が緩やかに変位しなが
ら像担持体の表面に接触するようになり、この接触時に
おける該像担持体の移動方向の振動が発生しにくくな
る。従って、この画像形成装置においては、上記像担持
体の移動方向の振動を原因とする像担持体上の画像の乱
れが解消されるようになる。
る電子写真式カラー複写機(以下、カラー複写機とい
う)に適用した実施の形態について説明する。まず、図
1を用いて、本実施の形態に係るカラー複写機の概略構
成及び動作について説明する。このカラー複写機は、カ
ラー画像読取装置(以下、カラースキャナという)1、
カラー画像記録装置(以下、カラープリンタという)
2、給紙バンク3等で構成されている。
ス121上の原稿4の画像を、照明ランプ122、ミラ
ー群123a,123b,123c、及びレンズ124
を介して、カラーセンサ125に結像する。そして、原
稿4のカラー画像情報を、例えば、Red,Gree
n,Blue(以下、それぞれR,G,Bという)の色
分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。本
例のカラーセンサ125は、R,G,Bの色分解手段
と、CCDのような光電変換素子とで構成され、該色分
解手段により色分解した原稿4の3色のカラー画像を光
電変換素子で同時に読み取っている。そして、このカラ
ースキャナ1で得たR,G,Bの色分解画像信号の強度
レベルをもとにして、図示しない画像処理部で色変換処
理を行い、Black(以下、Bkという),Cyan
(以下、Cという),Magenta(以下、Mとい
う),Yellow(以下、Yという)のカラー画像デ
ータを得る。
を得るためのカラースキャナ1の動作は次のとおりであ
る。後述のカラープリンタ2の動作とタイミングを取っ
たスキャナスタ−ト信号を受けて、照明ランプ122及
びミラー群123a,123b,123c等からなる光
学系が矢印左方向へ原稿4を走査し、1回の走査で4色
のカラー画像データを得る。これを図示しないメモリに
格納、引き出しすることによって、順次4色のカラー画
像データを得る。そして、その都度カラープリンタ2で
順次顕像化しつつ、これを重ねあわせて最終的な4色フ
ルカラー画像を形成する。
の感光体ドラム200、書き込み光学ユニット220、
リボルバ現像ユニット230、中間転写ユニット50
0、2次転写ユニット600、定着装置270等で構成
されている。上記感光体ドラム200は矢印の反時計方
向に回転し、その周りには、感光体クリ−ニング装置2
01、除電ランプ202、帯電器203、電位センサ2
04、リボルバ現像ユニット230の選択された現像
器、現像濃度パタ−ン検知器205、中間転写ユニット
500、2次転写ユニット600などが配置されてい
る。
は、カラースキャナ1からのカラー画像データを光信号
に変換して、原稿4の画像に対応した光書き込みを行
い、感光体ドラム200に静電潜像を形成する。この書
き込み光学ユニット220は、光源としての半導体レー
ザー221、図示しないレーザー発光駆動制御部、ポリ
ゴンミラー222とその回転用モ−タ223、f/θレ
ンズ224、反射ミラー225などで構成されている。
は、Bk現像器231K、C現像器231C、M現像器
231M、Y現像器231Yと、各現像器を矢印の反時
計方向に回転させる後述のリボルバ回転駆動部などで構
成されている。各現像スリ−ブには図示しない現像バイ
アス電源によって負の直流電圧Vdcに交流電圧Vacが重
畳された現像バイアスが印加され、現像スリ−ブが感光
体ドラム200の金属基体層に対して所定電位にバイア
スされている。
ユニット230はBk現像器231Kが現像位置の30
度手前にセットされており、コピ−動作が開始される
と、カラースキャナ1で所定のタイミングからBkカラ
ー画像データの読み取りが開始し、このカラー画像デー
タに基づきレーザー光による光書き込み、静電潜像形成
が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像をBk
潜像という。C,M,Yについても同様)。このBk静
電潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像位置に静
電潜像先端部が到達する前に、Bk現像器231Kを現
像位置に移動し、Bk現像スリ−ブを回転開始して、B
k静電潜像をBkトナーで現像する。そして、以後Bk
静電潜像領域の現像動作を続けるが、静電潜像後端部が
Bk現像位置を通過した時点で、速やかに次の色の現像
器が現像位置にくるまで、リボルバ現像ユニット230
が回転する。これは少なくとも、次の画像データによる
静電潜像先端部が到達する前に完了させる。
うに、複数のローラに張架された中間転写体である中間
転写ベルト501などで構成されている。この中間転写
ベルト501の周りには、2次転写ユニット600の2
次転写電荷付与手段である2次転写バイアスローラ60
5、中間転写体クリーニング手段であるベルトクリーニ
ングブレード504、潤滑剤塗布手段の潤滑剤塗布部材
である潤滑剤塗布ブラシ505などが対向するように配
設されている。
501の外周面あるいは内周面に設けられる。但し、中
間転写ベルト501の外周面側については位置検知用マ
ークがベルトクリーニングブレード504の通過域を避
けて設ける工夫が必要であって配置上の困難さを伴うこ
とがあるので、その場合には位置検知用マークを中間転
写ベルト501の内周面側に設ける。マーク検知用セン
サとしての光学センサ514は、中間転写ベルト501
が架け渡されている1次転写バイアスローラ507と駆
動ローラ508との間の位置に設けられる。
荷付与手段である1次転写バイアスローラ507、ベル
ト駆動ローラ508、ベルトテンションローラ509、
2次転写対向ローラ510,クリーニング対向ローラ5
11、及びフィードバック電流検知ローラ512に張架
されている。各ローラは導電性材料で形成され、1次転
写バイアスローラ507以外の各ローラは接地されてい
る。1次転写バイアスローラ507には、定電流または
定電圧制御された1次転写電源801により、トナー像
の重ね合わせ数に応じて所定の大きさの電流又は電圧に
制御された転写バイアスが印可されている。
モータによって矢印方向に回転駆動されるベルト駆動ロ
ーラ508により、矢印方向に駆動される。この中間転
写ベルト501は、半導体、または絶縁体で、単層また
は多層構造となっている。また、中間転写ベルトは、感
光体ドラム200上に形成されたトナー像を重ね合わせ
るために、通紙可能最大サイズより大きく設定されてい
る。
ラ605は、2次転写対向ローラ510に張架された部
分の中間転写ベルト501の表面に対して、後述する接
離手段としての接離機構によって、接離可能に構成され
ている。2次転写バイアスローラ605は、2次転写対
向ローラ510に張架された部分の中間転写ベルト50
1との間に記録紙Pを挟持するように配設されており、
定電流制御される2次転写電源802によって所定電流
の転写バイアスが印加されている。
スローラ605と2次転写対向ローラ510に張架され
た中間転写ベルト501との間に、所定のタイミングで
転写材である転写紙Pを送り込む。また、2次転写バイ
アスローラ605には、クリーニング手段であるクリー
ニングブレード608が当接している。該クリーニング
ブレード608は、2次転写バイアスローラ605の表
面に付着した付着物を除去してクリーニングするもので
ある。
画像形成サイクルが開始されると、感光体ドラム200
は、図示しない駆動モータによって矢印で示す半時計方
向に回転され、該感光体ドラム200上に、Bkトナー
像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像
形成が行われる。中間転写ベルト501はベルト駆動ロ
ーラ508によって矢印で示す時計回りに回転される。
この中間転写ベルト501の回転に伴って、1次転写バ
イアスローラ507に印加される電圧による転写バイア
スにより、Bkトナー像、Cトナー像、Mトナー像、Y
トナー像の1次転写が行われ、最終的にBk、C、M、
Yの順に中間転写ベルト501上に各トナー像が重ね合
わせて形成される。
に行われる。図2において、帯電チャージャ203は、
コロナ放電によって感光体ドラム200の表面を負電荷
で所定電位に一様に帯電する。上記ベルトマーク検知信
号に基づき、タイミングを定め、図示しない書き込み光
学ユニットにより、Bkカラー画像信号に基づいてレー
ザ光によるラスタ露光を行う。このラスタ像が露光され
たとき、当初一様帯電された感光体ドラム200の表面
の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失
し、Bk静電潜像が形成される。このBk静電潜像に、
Bk現像器231Kの現像ローラ上の負帯電されたBk
トナーが接触することにより、感光体ドラム200の電
荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無い
部分つまり露光された部分にはトナーが吸着し、静電潜
像と相似なBkトナー像が形成される。
成されたBkトナー像は、感光体ドラム200と接触状
態で等速駆動回転している中間転写ベルト501の表面
に1次転写される。この1次転写後の感光体ドラム20
0の表面に残留している若干の未転写の残留トナーは、
感光体ドラム200の再使用に備えて、感光体クリーニ
ング装置201で清掃される。この感光体ドラム200
側では、Bk画像形成工程の次にY画像形成工程に進
み、所定のタイミングでカラースキャナによるY画像デ
ータの読み取りが始まり、そのY画像データによるレー
ザ光書き込みによって、感光体ドラム200の表面にY
静電潜像を形成する。
した後で、且つT静電潜像の先端部が到達する前にリボ
ルバ現像ユニット230の回転動作が行われ、Y現像機
231Yが現像位置にセットされ、Y静電潜像がYトナ
ーで現像される。以後、Y静電潜像領域の現像を続ける
が、Y静電潜像の後端部が通過した時点で、先のBk現
像機231Kの場合と同様にリボルバ現像ユニットの回
転動作を行い、次のC現像機231Cを現像位置に移動
させる。これもやはり次のC静電潜像の先端部が現像位
置に到達する前に完了させる。なお、C及びMの画像形
成工程については、それぞれのカラー画像データ読み取
り、静電潜像形成、現像の動作が上述のBk、Yの工程
と同様であるので説明は省略する。
次形成されたBk、Y,C、Mのトナー像は、中間転写
ベルト501上の同一面に順次位置合わせされて1次転
写される。これにより、中間転写ベルト501上に最大
で4色が重ね合わされたトナー像が形成される。一方、
上記画像形成動作が開始される時期に、転写紙Pが転写
紙カセット又は手差しトレイなどの給紙部から給送さ
れ、レジストローラ610のニップで待機している。
された中間転写ベルト501と2次転写バイアスローラ
605によりニップが形成された2次転写部に、上記中
間転写ベルト501上のトナー像の先端がさしかかると
きに、転写紙Pの先端がこのトナー像の先端に一致する
ように、レジストローラ610が駆動されて、転写紙P
とトナー像とのレジスト合わせが行われる。
通過すると、2次転写電源802によって2次転写バイ
アスローラ605に印可された電圧による転写バイアス
により、中間転写ベルト501上の4色重ねトナー像が
転写紙P上に一括転写(2次転写)される。この転写紙
Pは、2次転写部の下流側に配置した転写紙除電チャー
ジャ606との対向部を通過することにより除電された
後、ベルト搬送装置210,211により定着装置27
0に向けて送られる(図1参照)。そして、この転写紙
Pは、定着装置270の定着ローラ271、272のニ
ップ部でトナー像が溶融定着された後、排出ローラ21
2で装置本体外に送り出され、図示しないコピートレイ
に表向きにスタックされる。
00の表面は、感光体クリーニング装置201でクリー
ニングされ、上記除電ランプ202で均一に除電され
る。また、転写紙Pにトナー像を2次転写した後の中間
転写ベルト501の表面に残留した残留トナーは、ベル
トクリーニングブレード504によってクリーニングさ
れる。該ベルトクリーニングブレード504は、図示し
ないクリーニング部材離接機構によって、該中間転写ベ
ルト501の表面に対して所定のタイミングで接離され
るように構成されている。このベルトクリーニングブレ
ード504の上記中間転写ベルト501の移動方向上流
側には、該中間転写ベルト501の表面に対して接離す
るトナーシール部材503が設けられている。このトナ
ーシール部材503は、上記残留トナーのクリーニング
時に上記ベルトクリーニングブレード504から落下し
た落下トナーを受け止めて、該落下トナーが上記転写紙
Pの搬送経路上に飛散するのを防止している。このトナ
ーシール部材503は、上記クリーニング部材離接機構
によって、上記ベルトクリーニングブレード504とと
もに、該中間転写ベルト501の表面に対して接離され
る。
間転写ベルト501の表面には、上記潤滑剤塗布ブラシ
505により削り取られた潤滑剤506が塗布される。
該潤滑剤506は、例えば、ステアリン酸亜鉛などの固
形体からなり、該潤滑剤塗布ブラシ505に接触するよ
うに配設されている。また、この中間転写ベルト501
の表面に残留した残留電荷は、該中間転写ベルト501
の表面に接触したベルト除電ブラシ502により印加さ
れる除電バイアスによって除去される。ここで、上記潤
滑剤塗布ブラシ505及び上記ベルト除電ブラシ502
は、それぞれの図示しない接離機構により、所定のタイ
ミングで、上記中間転写ベルト501の表面に対して接
離されるようになっている。
キャナの動作及び感光体ドラム200への画像形成は、
1枚目の4色目(M)の画像形成工程に引き続き、所定
のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成工程
に進む。また、中間転写ベルト501は、1枚目の4色
重ねトナー像の転写紙への一括転写工程に引き続き、表
面の上記ベルトクリーニングブレード504でクリーニ
ングされた領域に、2枚目のBkトナー像が1次転写さ
れるようにする。その後は、1枚目と同様動作になる。
以上は、4色フルカラーコピーを得るコピーモードであ
ったが、3色コピーモード、2色コピーモードの場合
は、指定された色と回数の分について、上記同様の動作
を行うことになる。また、単色コピーモードの場合は、
所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現像ユニット2
30の所定色の現像機のみを現像動作状態にし、ベルト
クリーニングブレード504を中間転写ベルト501に
接触させたままの状態にしてコピー動作を行う。
ーモードであったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
同様の動作を行うことになる。また、単色コピーモード
の場合は、所定枚数の複写が終了するまでの間、リボル
バ現像ユニット230の所定色の現像器のみを現像動作
状態にしておき、ベルトクリーニングブレード504を
中間転写ベルト501に接触させた状態のままでコピー
動作を行う。
ド504や上記2次転写バイアスローラ605は、上記
接離手段としての接離機構により、上記中間転写ベルト
501に対して接離自在に構成されている。この種の複
写機においては、従来、該中間転写ベルト501に対し
て2次転写バイアスローラ605(又は該ベルトクリー
ニングブレード504)が急激に接触して、該中間転写
ベルト501が移動方向への振動することがあった。
張架された状態でもある程度の弛みをもっている。この
ため、該中間転写ベルト501に上記2次転写バイアス
ローラ605(又は該ベルトクリーニングブレード50
4)が接触すると、この中間転写ベルト501の該2次
転写バイアスローラ605(又は該ベルトクリーニング
ブレード504)に対する接触部よりも移動方向下流側
のベルト部分が急激に緊張される。これにより、該2次
転写バイアスローラ605(又は該ベルトクリーニング
ブレード504)に接触する中間転写ベルト501の該
接触部よりも移動方向上流側のベルト部分の進行が一時
的にストップされる。そして、このような像担持体ベル
トの緊張と移動停止が、上記接触部における中間転写ベ
ルト501の移動速度が安定するまで繰り返されて、該
中間転写ベルト501が移動方向に振動する。このよう
な中間転写ベルト501の振動は、該像担持体を比較的
剛性の高いドラム状の像担持体で構成した場合よりも大
きくなる。
は、前述したように、上記2次転写バイアスローラ60
5(又は該ベルトクリーニングブレード504)と上記
中間転写ベルト501との接触時に発生する該中間転写
ベルト501の移動方向の振動によって、該中間転写転
写ベルト501上に形成される1次転写画像に乱れが発
生することがあった。
に、A4サイズの画像を2面形成できるように構成した
複写機においては、通常、該中間転写ベルト501の小
型化を図るために、該中間転写ベルト501の表面の、
前の画像形成領域と次の画像形成領域との間の非画像領
域のスペースが可能な限り小さく設定される。従って、
このような複写機においては、上記2次転写バイアスロ
ーラ605(又は該ベルトクリーニングブレード50
4)が上記中間転写ベルト501の表面に接触して、そ
の中間転写ベルト501上の前の画像のトナー像の転写
紙Pへの転写や残留トナーの除去が開始された状態で、
中間転写ベルト501への次の画像の一部(一般的には
後端部)の画像形成が行われている。このため、中間転
写ベルト501の表面に上記2次転写バイアスローラ6
05(又は該ベルトクリーニングブレード504)が接
触した際に、この中間転写ベルト501が移動方向に振
動すると、この振動によって該中間転写ベルト501上
の画像形成途中の次の画像が乱れることがある。
は、上記2次転写バイアスローラ605や上記ベルトク
リーニングブレード504を上記中間転写ベルト501
に対して接離する接離機構として、該中間転写ベルト5
01の表面に対して接触する向きに変位するときの、該
2次転写バイアスローラ605及び上記ベルトクリーニ
ングブレード504の変位速度を、少なくとも該2次転
写バイアスローラ605及び上記ベルトクリーニングブ
レード504が該中間転写ベルト501の表面に接触す
る直前で減速する減速手段を有しているものを使用す
る。
記接離機構の減速手段により、上記2次転写バイアスロ
ーラ605(又は上記ベルトクリーニングブレード50
4)が上記中間転写ベルト501の表面に対して接触す
る向きに変位するときの、該2次転写バイアスローラ6
05(又は上記ベルトクリーニングブレード504)の
変位速度が、少なくとも、該中間転写ベルト501の表
面に接触する直前で減速される。これにより、該2次転
写バイアスローラ605(又は上記ベルトクリーニング
ブレード504)が緩やかに変位しながら中間転写ベル
ト501の表面に接触するようになる。これにより、該
接触時における該中間転写ベルト501の移動方向の振
動が発生しにくくなる。従って、この複写機において
は、その中間転写ベルト501の移動方向の振動が原因
となって発生する、該中間転写ベルト501上の画像の
乱れを解消できるようになる。
00における2次転写バイアスローラ605の接離機構
の一例を示す。図3は、該2次転写バイアスローラ60
5が中間転写ベルト501から離間している状態を示し
ている(以下、この状態を「離間時」という)。また、
図4は、該2次転写バイアスローラ605が中間転写ベ
ルト501に接触している状態を示している(以下、こ
の状態を「接触時」という)。
ーラ605を上記中間転写ベルト501の表面に対して
接離移動自在に支持する支持体620と、該支持体62
0を該2次転写バイアスローラ605の接離移動方向に
変位させる偏心カム630とで構成されている。上記支
持体620は、前記ベルト搬送装置210寄りの部位に
配設された支軸621により、揺動自在に軸支されてい
る。上記2次転写バイアスローラ605は、この支持体
620の、上記中間転写ベルト501を挟んで上記2次
転写対向ローラ510と対向する部位に回転自在に支持
されている。
ーラ寄りの自由端部に設けられた押圧片620aには、
押圧部材640が押圧スプリング641の弾力により圧
接している。この押圧部材640が圧接により、該支持
体620には、その支軸621を揺動中心として、図3
において反時計方向に揺動する向きの揺動習性が付与さ
れている。この揺動習性による支持体620の揺動は、
図3に示す離間時においては、該支持体620の従動片
620bが、上記偏心カム630のカム縁630aに対
して当接することによって阻止されている。
転写材P上に該中間転写ベルト501上のトナー像を2
次転写するときには、図3において、上記偏心カム63
0のカム軸630bが、図示しないカム駆動源により時
計方向(矢印方向)に180度回転する。これにより、
上記偏心カム630が180度回転し、この偏心カム6
30の回転により、上記支持体620が、上記押圧部材
640を介して、上記押圧スプリング641の弾力によ
り反時計方向に揺動する。そして、この支持体620の
揺動により、該偏心カム630のカム縁630aに当接
している従動片620bが、該カム縁630aに沿って
追従するように上昇し、図4に示すように、上記2次転
写バイアスローラ605が上記中間転写ベルト501に
接触する。この接触時においては、該偏心カム630の
カム縁630aと従動片620bとの間にギャップGが
形成され、これによって、該2次転写バイアスローラ6
05と上記中間転写ベルト501とが確実に接触するよ
うになる。
構においては、上述したように、上記接触時に上記中間
転写ベルト501が移動方向に振動する。この接触時に
おける上記2次転写ユニット600と上記中間転写ユニ
ット500との振動を振動記録計により測定した。この
結果、上記2次転写ユニット600は図5に示すよう
に、上記中間転写ユニット500は図6に示すように、
上記接触時に大きく振動していることが明らかとなっ
た。また、この従来の接離機構の偏心カム630の角変
位の関係を調べたところ、図7にAで示すようなカム線
図が得られた。
おいては、上記接触時における2次転写バイアスローラ
605の上記中間転写ベルト501への接触直前の揺動
速度、つまり、該2次転写バイアスローラ605が中間
転写ベルト501の表面に接触する直前で、上記偏心カ
ム630の回転角度あたりの上記支持体620の従動片
620bの変位量を小さくするカム装置からなる減速手
段を上記接離機構に設けた構成とした。
における2次転写バイアスローラ605の変位速度が、
上記減速手段のカム装置により、少なくとも該2次転写
バイアスローラ605が上記中間転写ベルト501の表
面に接触する直前で減速される。これにより、該2次転
写バイアスローラ605が緩やかに変位しながら中間転
写ベルト501の表面に接触するようになり、この接触
時における該中間転写ベルト501の移動方向の振動が
発生しにくくなる。従って、このカラー複写機において
は、上記中間転写ユニット500の振動を原因とする中
間転写ベルト501上の画像の乱れが解消されるように
なる。
て、図7にBで示すカム線図のように、上記接触時の直
前で、上記2次転写バイアスローラ605の変位速度を
減速するようにカム縁630aを形成した、図8に示す
ようなカムプロファイルを有する偏心カム630を使用
して、上記支持体620を揺動させるようにした。ここ
で、直径が300mm、高度がJIS50°の2次転写
バイアスローラ605の上記接触時における、上記偏心
カム630と上記従動片620bとの接触部での角速度
は、従来のカム装置では、77mm/sec、本実施形
態のカム装置では、38.5mm/secであった。ま
た、上記2次転写バイアスローラ605と上記中間転写
ベルト501との接触部での角速度は、上記値の約1/
2にであった。ここで、2次転写バイアスローラ605
と中間転写ベルト501との接触部での接触時のエネル
ギーは、速度V2に比例するので、本実施形態のカム装
置では、従来の1/4になる。
機においては、その接触時における上記2次転写ユニッ
ト600と上記中間転写ユニット500との振動を振動
記録計により測定した結果、上記2次転写ユニット60
0は図9に示すように、上記中間転写ユニット500は
図10に示すように、上記接触時においてもさほど振動
しなくなった。そして、この中間転写ユニット500の
中間転写ベルト501の移動方向の振動を原因とする画
像の乱れが解消されるようになった。
記カム装置を利用した例を示したが、この減速手段とし
ては、例えば、上記2次転写バイアスローラ605が上
記中間転写ベルト501の表面に接触するときの上記支
持体620の移動力に抗して、該支持体620の変位す
る速度を減速する、エアーダンパやオイルダンパなどか
らなる緩衝部材で構成してもよい。
転写バイアスローラ605を中間転写ベルト501に対
して接離させる接離機構の減速手段について説明した
が、上記ベルトクリーニングブレード504を中間転写
ベルト501に対して接離させる接離機構の減速手段も
同様に構成することができる。
中間転写ベルト501である場合について説明したが、
本発明は、像担持体がドラム状中間転写体である画像形
成装置にも適用することができる。さらに、本実施形態
は、中間転写ユニット500を備えた画像形成装置に適
用した例であるが、例えば、中間転写ユニットを備えて
おらず、像担持体から転写材搬送ベルトで搬送される転
写材に直接転写を行う構成の画像形成装置にも同様に適
用できるものである。この場合、上記転写材搬送ベルト
が像担持体となる。また、上記減速手段は、タンデム方
式の画像形成装置においても有効となる。
担持体の表面に対して接離するときの、該像担持体の移
動方向の振動を原因とする像担持体上の画像の乱れを解
消できるようになるという優れた効果がある。
材が像担持体の表面に対して接離するときの、該像担持
体の移動方向の振動を原因とする像担持体上の画像の乱
れを解消できるようになるという優れた効果がある。
やクリーニング部材などの接触部材が像担持体としての
無端状ベルトの表面に接触するとき、該接触部材が緩や
かに変位しながら無端状ベルトの表面に接触するように
なる。これにより、該接触時における該無端状ベルトの
緊張の度合が小さくなるので、該接触部材との接触部に
おける無端状ベルトの移動速度が比較的早く安定するよ
うになり、該無端状ベルトの該接触部材に対する接触時
の移動方向の振動が低減されるようになるという優れた
効果がある。
体の振動を減少させることができるので、色ずれのない
カラー画像の形成が可能になるという優れた効果があ
る。
の表面に対して接触する向きに変位するときの接離部材
の変位速度が、減速手段としてのカム装置により、少な
くとも該接離部材が該像担持体の表面に接触する直前で
減速される。これにより、該接離部材が緩やかに変位し
ながら像担持体の表面に接触するようになり、この接触
時における該像担持体の移動方向の振動が発生しにくく
なるので、像担持体の移動方向の振動を原因とする像担
持体上の画像の乱れが解消されるようになるという優れ
た効果がある。
の表面に対して接触する向きに変位するときの接離部材
の変位速度が、減速手段の緩衝部材により、少なくとも
接離部材が該像担持体の表面に接触する直前で減速され
る。これにより、該接離部材が緩やかに変位しながら像
担持体の表面に接触するようになり、この接触時におけ
る該像担持体の移動方向の振動が発生しにくくなるの
で、像担持体の移動方向の振動を原因とする像担持体上
の画像の乱れが解消されるようになるという優れた効果
がある。
成を示す正面図。
図。
2次転写バイアスローラの接離機構の、該2次転写バイ
アスローラが中間転写ベルトから離間している状態を示
す要部概略構成図。
2次転写バイアスローラの接離機構の、該2次転写バイ
アスローラが中間転写ベルトに接触している状態を示す
要部概略構成図。
ローラが中間転写ベルトに接触したときの2次転写ユニ
ットの振動状態を示すグラフ。
ローラが中間転写ベルトに接触したときの中間転写ユニ
ットの振動状態を示すグラフ。
カム装置の偏心カムの角変位と、従来の接離機構の偏心
カムの角変位とを比較して示すカム線図。
カム装置の偏心カムのプロファイルを示す線図。
2次転写バイアスローラが中間転写ベルトに接触したと
きの2次転写ユニットの振動状態を示すグラフ。
る2次転写バイアスローラが中間転写ベルトに接触した
ときの中間転写ユニットの振動状態を示すグラフ。
Claims (6)
- 【請求項1】表面に形成されるトナー像を担持して移動
する像担持体と、該像担持体の表面に対して接離する接
離部材である転写部材により、像担持体の表面に形成さ
れたトナー像を転写材に転写する転写手段と、上記像担
持体の表面に対して接離する方向に上記転写部材を変位
させる接離手段とを有する画像形成装置において、 上記接離手段は、上記像担持体の表面に対して接触する
向きに変位するときの上記転写部材の変位速度を、少な
くとも該転写部材が該像担持体の表面に接触する直前で
減速する減速手段を有していることを特徴とする画像形
成装置。 - 【請求項2】表面に形成されるトナー像を担持して移動
する像担持体と、像担持体の表面に形成されたトナー像
を転写材に転写する転写手段と、該像担持体の表面に対
して接離する接離部材であるクリーニング部材を、上記
転写手段により転写材にトナー像が転写された後の像担
持体の表面に接触させて、該像担持体の表面に残留した
残留トナーを除去するクリーニング手段と、上記像担持
体の表面に対して接離する方向に上記クリーニング部材
を変位させる接離手段とを有する画像形成装置におい
て、 上記接離手段は、上記像担持体の表面に対して接触する
向きに変位するときの上記クリーニング部材の変位速度
を、少なくとも、該転写部材が該像担持体の表面に接触
する直前で減速する減速手段を有していることを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、 上記像担持体は、複数の張架ローラに張架されて移動す
る無端状ベルトで構成されていることを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項4】請求項1、2又は3の画像形成装置におい
て、 上記像担持体は、上記トナー像が形成された潜像担持体
から1次転写手段により該トナー像を1次転写された
後、該トナー像が2次転写手段により上記転写材に2次
転写される中間転写体であることを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項5】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
おいて、 上記接離手段は、上記接離部材を上記像担持体の表面に
対して接離移動自在に支持する支持体と、該支持体を上
記接離部材の接離移動方向に変位させるカムとで構成さ
れ、上記減速手段は、少なくとも上記接離部材が上記像
担持体の表面に接触する直前で、上記カムの回転角度あ
たりの上記支持体の変位量を小さくするカム装置で構成
されていることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】請求項1、2、3又は4の画像形成装置に
おいて、 上記接離手段は、上記接離部材を上記像担持体の表面に
対して接離移動自在に支持する支持体と、該支持体を上
記接離部材の接離移動方向に移動する支持体移動部材と
で構成され、上記減速手段は、上記接離部材が上記像担
持体の表面に接触するときの上記支持体の移動力に抗し
て該支持体の変位する速度を減速する緩衝部材で構成さ
れていることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001014688A JP2002214940A (ja) | 2001-01-23 | 2001-01-23 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001014688A JP2002214940A (ja) | 2001-01-23 | 2001-01-23 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002214940A true JP2002214940A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18881344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001014688A Pending JP2002214940A (ja) | 2001-01-23 | 2001-01-23 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002214940A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007017894A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2009210671A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014178660A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-09-25 | Ricoh Co Ltd | 転写装置、及び画像形成装置 |
JP2015060151A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2016194593A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2017076079A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 株式会社リコー | 転写装置及び画像形成装置 |
-
2001
- 2001-01-23 JP JP2001014688A patent/JP2002214940A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007017894A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2009210671A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014178660A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-09-25 | Ricoh Co Ltd | 転写装置、及び画像形成装置 |
JP2015060151A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
US9116471B2 (en) | 2013-09-20 | 2015-08-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
JP2016194593A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2017076079A (ja) * | 2015-10-16 | 2017-04-20 | 株式会社リコー | 転写装置及び画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3676932B2 (ja) | 転写方法及び画像形成装置 | |
JP3963638B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3460425B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4295442B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3772032B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003186313A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2852784B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3057121B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3506366B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、中間転写装置、及び、転写方法 | |
JP2002214940A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002268397A (ja) | 画像形成装置のクリーニング装置 | |
JPH1055094A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000155511A (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、中間転写装置、及び、転写方法 | |
JP2001209234A (ja) | カラー画像形成装置 | |
JP2002214930A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3793696B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003029498A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3877258B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4074749B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP3754937B2 (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JP3399672B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH07210011A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001194921A (ja) | ベルト装置及び画像形成装置 | |
JP2000221800A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3643099B2 (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071102 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080411 |