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JP4152668B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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JP4152668B2
JP4152668B2 JP2002128538A JP2002128538A JP4152668B2 JP 4152668 B2 JP4152668 B2 JP 4152668B2 JP 2002128538 A JP2002128538 A JP 2002128538A JP 2002128538 A JP2002128538 A JP 2002128538A JP 4152668 B2 JP4152668 B2 JP 4152668B2
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  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は半導体記憶装置に関し、特に、正確にデータ読出タイミングを内部で生成することのできる半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スタティックRAM(ランダム・アクセス・メモリ)においては、アドレス信号の変化に従って所定の活性化期間を有するワード線駆動パルスを形成してワード線に印加している。このワード線駆動パルスは、プロセスのばらつきおよび周囲温度の変化等により、読出に要する時間が異なっても、確実に正しいデータを読出すことができるように予め十分なマージンをもって生成されている。しかしながら、ワード線駆動パルスが余分なマージンを持っている場合、不必要に読出サイクル時間が長くなるという問題が生じる。
【0003】
そこで、ワード線駆動パルスのマージンを小さくして、読出サイクルを短くするために、ダミーメモリセルからの読出信号を、ワード線ドライブ回路またはロウデコーダに供給する方法が、たとえば特開平11−339476号公報に示されている。
【0004】
この先行技術においては、ダミーセルの記憶データにしたがって、読出電流をダミービット線に生成する。ダミービット線の電位変化を検出して、正規のメモリセルのデータが読出されるタイミングを検出して、ビット線のイコライズおよび選択ワード線の非活性化を実行して、ワード線駆動パルスのマージンを最小化することを図っている。
【0005】
また、ビット線の放電時間を最小として消費電流を低減することを図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の先行技術文献においては、ダミービット線に対し正規のビット線に接続される正規メモリセルと同数のダミーセルを接続して、ダミービット線および正規ビット線の負荷を同じにすることを図っている。しかしながら、ダミーセル選択時においては、正規ワード線ドライバと別に設けられたダミーセルドライバにより、1つのダミーセルを選択状態を駆動している。
【0007】
通常、メモリセルは、高集積化のために、そのトランジスタサイズをできるだけ小さくしている。したがって、ビット線がメモリセルにより放電される際の電位変化は小さく、正規ビット線の電位変化量は微小となる。この正規ビット線対のわずかな電位差を検出してメモリセルから読出されたデータを判定するために、高感度の差動型センスアンプ回路が用いられて、データ読出の高速化が図られている。
【0008】
しかしながら、前述の先行技術文献においては、ダミービット線が、1つのダミーセルにより駆動されるため、このダミーセルから読出された信号を伝搬するダミービット線の変化は、正規ビット線の電位変化と同程度となる。したがって、ダミービット線の電位変化量は微小となる。ダミービット線の電位変化をたとえばインバータ等のレベル検知回路で検知する場合、ダミービット線の電位がインバータのしきい値電圧以下にまで低下するまでに長い期間を必要とする。したがって、センスアンプの活性化タイミング、ビット線プリチャージの活性化タイミングおよび選択ワード線の非活性化のタイミングを最適化することができなくなるという問題が生じる。
【0009】
また、1つのダミーセルによりダミービット線が駆動される構成の場合、選択されるダミーセルの引抜き電流のばらつきと正規メモリセルの引抜き電流のばらつきを考慮したマージンを確保する必要がある。
【0010】
一般に、スケーリングが進み、より微細加工が行なわれるようになると、仕上り形状のばらつきおよび不純物注入時の注入量のばらつきの度合いが大きくなり、トランジスタ特性のばらつきが大きくなる。このトランジスタ特性のばらつきの度合いは、低電源電圧化が進むにつれてより一層大きくなる。
【0011】
したがって、上述の先行技術のように、固定的にダミーセルを1つ選択する場合、選択される正規メモリセルとダミーセルのトランジスタ特性のばらつきにより、正確なタイミングを検出することができなくなる。たとえば、活性化されるダミーセルのトランジスタ特性がよい方にばらついてダミービット線の電位が速く変化し、逆に正規のメモリセルのトランジスタ特性が悪い方にばらついて正規のビット線対の電位が緩く変化した場合、ワード線の非活性化タイミングおよびセンスアンプの活性化タイミングが早くなりすぎるため、誤動作する可能性がある。
【0012】
このようなダミーセルおよび正規メモリセルのトランジスタ特性のばらつきによる誤動作を防止するためには、最悪条件下でも安定に動作するようにマージンを確保する必要がある。このため、ワード線駆動タイミングのマージンを小さくするという目的を達成することができず、高速化および低消費電力化を図れないという問題が生じる。
【0013】
また、オカダ等は、ISSCC 2001、ダイジェスト・オブ・テクニカル・ペーパーズの第168頁および第169頁において、複数のダミーセルを同時に選択状態へ駆動してダミービット線を放電して、ダミービット線の放電電流のばらつきを平均化して、センスアンプの読出活性化タイミングを早くすることを図る構成を示している。しかしながら、この文献においても、ダミーセルを選択するためのダミーワード線が、正規メモリセルを選択する正規ワード線と別に設けられている。ダミーワード線に接続されるダミーセルの数は、正規のワード線に接続される正規メモリセルの数よりも小さく、ダミーワード線が、正規ワード線よりも早いタイミングで選択状態へ駆動されている。
【0014】
すなわち、正規のメモリセルが選択されて正規ビット線が放電されるタイミングよりも早いタイミングで、ダミービット線の放電が行なわれている。したがって、メモリセルのトランジスタ特性のばらつきに対しては、複数のダミーセルを用いて、ダミービット線の引抜き電流を平均化することにより、マージンを高くしているものの、ダミーワード線および正規ワード線を選択状態へ駆動するタイミングの差を考慮して回路設計をする必要が生じる。
【0015】
特に、メモリセルアレイの構成が異なり、1つワード線に接続される正規メモリセルの数が異なり、また、正規ビット線に接続される正規メモリセルの数が変更される場合においては、正規ビット線の放電速度とダミービット線の放電速度の差を考慮する必要がある。したがって、各メモリセルアレイの構成ごとに、ダミーワード線および正規ワード線の活性化タイミングの差を考慮して再設計をする必要がある。特に、システムLSI等により要求される多様なビット/ワード構成に対しては、個別に、このタイミング値を最適に成形する必要があり、設計開発期間が極めて長くなるという問題が生じる。
【0016】
それゆえ、この発明の目的は、正確に内部動作タイミングを容易に設定することのできる半導体記憶装置を提供することである。
【0017】
この発明の他の目的は、トランジスタ特性のばらつきにかかわらず、正確なタイミングでデータ内部読出活性化信号を生成することのできる半導体記憶装置を提供することである。
【0018】
この発明のさらに他の目的は、メモリセルアレイ構成が変更されても、容易に最適な内部読出活性化信号を生成することのできる半導体記憶装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体記憶装置は、行列状に配列される複数の正規メモリセルと、これらの正規メモリセルの各列に対応して配置され、各々に対応の列の世紀メモリセルが接続する複数の正規ビット線と、複数列に配置される複数のダミーセルと、各ダミーセル列に対応して配置され、各々に対応の列のダミーセルが接続する複数のダミービット線と、各正規メモリセル行に対応して配置され、各々に対応の行の正規メモリセルが接続する複数のワード線を含む。ダミーセルは、列が延在する方向に関して正規メモリセルと同数個のセルが整列して配置される。各ワード線に対しては、複数列のダミーセルのいずれかの列において、複数のダミーセルが接続される。
【0021】
好ましくは、各ダミービット線と正規ビット線の負荷容量は実質的に同じである。
【0022】
好ましくは、ダミーセルは、正規メモリセルと同一のレイアウトを有する。
また、好ましくは、正規メモリセル列に対応して各々に対応の列の正規メモリセルが接続する複数の正規ビット線が設けられる。ダミービット線のワード線選択時の電圧変化速度は、正規ビット線の電圧変化速度よりも大きくされる。
【0023】
好ましくは、ダミーセルは、メモリセルアレイの一方端に互いに隣接して複数列に配置される。
【0024】
この一方端は、与えられたアドレス信号をデコードしてアドレス指定されたワード線を選択状態へ駆動する行デコード回路に近い端部である。
【0025】
また、ダミーセル列はメモリセルアレイにおいて分散して配置される。
好ましくは、この分散配置において、ダミーセルは、メモリセルアレイの両端にそれぞれ配置される。
【0026】
また、好ましくは、ダミービット線の各々に対応して配置され、各々が対応のダミービット線の電位を検出する電位検出回路と、この電位検出回路の出力信号に応答してセンスアンプ活性化信号を生成するセンス活性化回路と、このセンスアンプ活性化信号に応答して活性化され、選択された正規メモリセルのデータを増幅するセンスアンプがさらに設けられる。
【0027】
好ましくは、センスアンプは、選択された正規メモリセルが接続する正規ビット線と列選択ゲートを介して結合され、活性化時選択された正規メモリセルが接続される正規ビット線の電位を差動的に増幅して出力する。
【0028】
好ましくは、ダミーセル列は、メモリセルアレイの端部に配置される。この半導体記憶装置は、さらに、好ましくは、メモリセルアレイ端部にダミーセル列と隣接して配置され、正規メモリセルと同一形状を有する複数のエッジセル列と、ダミービット線にそれぞれ結合され、ダミービット線の電位を検出する電位検出回路と、これらの電位検出回路の出力信号に応答してセンスアンプ活性化信号を生成するセンス活性化回路と、センスアンプ活性化信号に応答して活性化され、活性化時、正規メモリセルの選択メモリセルのデータを増幅するセンスアンプを含む。
【0029】
好ましくは、エッジセルの内部ノードは接地電圧レベルに固定される。
また、好ましくは、エッジセル列に対応して配置され、対応の列のエッジセルが接続されるエッジビット線がさらに設けられる。このエッジビット線は、接地電圧レベルに固定される。
【0030】
また、好ましくは、エッジセル列と正規メモリセル列の間にダミーセル列が配置される。
【0031】
好ましくは、メモリセルアレイは、行選択信号を生成する行デコード回路の両側に配置される。ダミーセルは、各メモリセルアレイにおいてこの行デコード回路に近い端部に配置される。
【0032】
好ましくは、各ダミーセルは、対応のワード線の信号に応答して導通するアクセストランジスタを含む。各列において、所定数のダミーセルのアクセストランジスタのゲートが相互接続される。
【0033】
電位検出回路は、好ましくは、対応のビット線に高入力インピーダンスを介して結合され、動作モード指示信号に応答して活性化され、活性化時対応のビット線の電位を増幅して出力するゲート回路を含む。
【0034】
好ましくは、ゲート回路は、対応のビット線の電位を受けるCMOSインバータと、動作モード指示信号の活性化に応答してインバータの出力信号に従って対応のビット線の電位を所定電圧レベルに駆動するラッチゲートとを含む。
【0035】
また、これに代えて、好ましくは、ゲート回路は、各々が、対応のビット線にゲートが結合されるとともに第1の電源ノードと内部ノードとの間に接続され、該対応のビット線の電位に応答して内部ノードを第1の電位に駆動する複数の絶縁ゲート型電界効果トランジスタを含む。内部ノードは、複数の電位検出回路に共通に配置される。センスアンプ活性化回路は、第2の電源ノードと内部ノードとの間に接続され、この内部ノードを第1の電源の電位と異なる第2の電源の第2の電位にプリチャージするプリチャージトランジスタと、内部ノードと出力ノードとの間に接続され、この内部ノードの電位に従ってセンスアンプ活性化信号を活性化しかつラッチするラッチアンプとを含む。
【0036】
好ましくは、センス活性化回路は、電位検出回路の少なくとも1個の電位検出回路の出力信号が第1の論理レベルとなると、センスアンプ活性化信号を活性化する。
この発明の別の観点に係る半導体記憶装置においては、ダミーセルの列は、それぞれの制御端子が同一のワード線に接続される第1および第2のアクセストランジスタを有する第1型セルと、それぞれの制御端子が異なるワード線に接続される第1および第2のアクセストランジスタを有する第2型セルを有する。各ワード線に対しては、いずれかのダミーセル列において第1型セルが接続される。
この発明のさらに別の観点に係る半導体記憶装置においては、ダミーセルの列は、それぞれの制御端子が同一のワード線に接続される第1および第2のアクセストランジスタを有する第1型セルと、それぞれの制御端子が異なるワード線に接続される第1および第2のアクセストランジスタを有する第2型セルを有する。各ワード線に対しては、いずれかのダミーセル列において第1型セルの第1および第2のアクセストランジスタと第2型セルの第1のアクセストランジスタとが接続され、ワード線が選択状態に駆動されると、第1型セルの第1および第2のアクセストランジスタと第2型セルの第1のアクセストランジスタとが導通する。
【0037】
ワード線に対して、列方向に整列する複数のダミーセルを接続し、これらの同時に選択されるダミーセルを共通のダミービット線に接続する。ダミービット線の電位変化を高速化することができ、またダミーセルのトランジスタ特性のばらつきを平均化することができ、トランジスタ特性のばらつきに対するマージンを大きくすることができ、正確なタイミングでセンスアンプ活性化信号を活性化することができる。
【0038】
また、ダミービット線の信号変化速度が正規ビット線よりも高速であり、センスアンプ活性化に対するタイミングマージンを大きくとることができ、センスアンプ活性化タイミングを最適化することができる。
【0039】
また、センスアンプの活性化タイミングを最適化することができるため、ワード線選択期間を短くすることができ、ビット戦線の充放電電流を低減することができ、応じて消費電流を低減することができる。
【0040】
また、ダミーセルのレイアウトは、正規メモリセルのレイアウトと同じとすることにより、ダミービット線と正規ビット線の負荷容量を同一とすることができ、正確に、ダミービット線の電位変化速度を、正規ビット線の電位変化速度よりも大きくすることができる。
【0041】
ダミーセルおよび正規メモリセルは、同じワード線により選択状態へ駆動されるため、別々のワード線ドライバをダミーセルおよび正規メモリセルに対し配置する必要がなく、アレイ構成が変更されても、正確に、ダミービット線と正規ビット線を同一タイミングで駆動して、かつ高速でダミービット線の電位を変化させることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、この発明において用いられる正規メモリセルの電気的等価回路を示す図である。図1において、正規メモリセルMCは、電源ノードとノードND1の間に接続されかつそのゲートがノードND2に接続されるPチャネルMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)TP1と、ノードND1と接地ノードの間に接続されかつそのゲートがノードND2に接続されるNチャネルMOSトランジスタTN1と、電源ノードとノードND2の間に接続されかつそのゲートがノードND1に接続されるPチャネルMOSトランジスタTP2と、ノードND2と接地ノードの間に接続されかつそのゲートがノードND1に接続されるNチャネルMOSトランジスタTN2を含む。
【0043】
MOSトランジスタTP1およびTN1は、CMOS(相補MOS)インバータを構成し、MOSトランジスタTP2およびTN2は、CMOSインバータを構成する。これらの2つのCMOSインバータにより、ラッチ回路が構成される。
【0044】
正規メモリセルMCは、さらに、ワード線WL上の信号に応答して、ノードND1を正規ビット線BLに接続するNチャネルMOSトランジスタTN3と、ワード線WL上の信号に応答してノードND2を補の正規ビット線BLBに接続するNチャネルMOSトランジスタTN4を含む。
【0045】
正規メモリセルMCは、後に全体配置については説明するが、行列状に配列され、ワード線WLに行方向に整列して配置される正規メモリセルが接続され、列方向に整列して配置される正規メモリセルMCが、正規ビット線BLおよび/BLに接続される。
【0046】
ノードND1およびND2には、相補データが格納され、したがって、正規ビット線BLおよびBLBには、相補データが伝達される。
【0047】
図2は、図1に示す正規メモリセルのレイアウトを概略的に示す図である。図2において、Nウェル領域1に、PチャネルMOSトランジスタTP1およびTP2が形成される。このNウェル領域1内に、X方向に延在して、活性領域2aおよび2bが間をおいて形成される。活性領域2aおよび2bは、不純物領域およびチャネル領域を含む。
【0048】
活性領域2aは、コンタクトホール8aを介して第1金属配線5aに接続される。この第1金属配線5aは、第1ビアホール9aを介してY方向に延在する第2金属配線15cに接続される。この第1および第2金属配線5aおよび15cの接続は、第1ビアホール9a部に形成されるポリシリコン配線4aを介して行われる。
【0049】
第2金属配線15cは、また、その端部において、第1ビアホール9bを介してポリシリコン4bに接続される。ポリシリコン配線4bは、X方向に延在して形成される第1金属配線5cに接続される。その第1金属配線5cは、コンタクトホール8aを介して活性領域2bに接続する。第2金属配線15cは、電源電圧VDDを伝達する電源線を構成する。
【0050】
活性領域2aは、その下方端において、コンタクトホール8bを介して、X方向に延在する第1ポリシリコン配線6cに接続され、また活性領域2bは、その上方端部においてコンタクトホール8cを介して、X方向に延在する第1ポリシリコン配線6aに接続される。
【0051】
これらのポリシリコン配線6aおよび6cの間に、活性領域2aからX方向に延在して、第1金属配線5kが配置され、また、活性領域2bからX芳香に延在して第1金属配線5dが配置される。これらの第1金属配線5kおよび5dは、メモリセルの内部ノードを構成する。
【0052】
第1金属配線5dおよび5kと平行に、第3金属配線7aがX方向に延在して配置される。活性領域2aは、コンタクトホール8bを介して第1金属配線5dに電気的に接続され、また活性領域2bが、コンタクトホール8cを介して第1金属配線5bに接続される。第1ポリシリコン配線6aと活性領域2aの交差部においてチャネル領域が形成され、また活性領域2bと第1ポリシリコン配線6cの交差部においてチャネル領域が形成される。
【0053】
この配置により、Nウェル領域1内に、電源電圧をソースに受ける負荷PチャネルMOSトランジスタが形成される。すなわち、ゲートとドレインが交差接続されるPチャネルMOSトランジスタTP1およびTP2が形成される。
【0054】
このNウェル1のY方向に延在する端部において、第2金属配線15bおよび15dが配置される。第2金属配線15bは、第1ビアホール9cを介して、X方向に延在する第1金属配線5fに接続する。第1金属配線5fはコンタクトホール8eを介して活性領域3aに接続する。この活性領域3aは、Y方向に沿って矩形状に形成され、活性領域3a内にNチャネルMOSトランジスタが形成される。活性領域3aは、第1金属配線5kにコンタクトホール8hを介して接続される。
【0055】
活性領域3aと平行に第2金属配線15aが配置される。この第2金属配線15aは、コンタクトホール8gを介して、活性領域3aに接続される。第2金属配線15aは、接地電圧を伝達する接地線を構成する。
【0056】
第3金属配線7aは、第2ビアホール10aおよび第2金属配線を介してY方向に延在する第2ポリシリコン配線4cに接続される。この第2ポリシリコン配線4cは、X方向に延在する第1ポリシリコン配線6bに、コンタクトホール8fを介して接続される。この第1ポリシリコン配線6bは、第1金属配線5kおよび5f間に、X方向に延在し、アクセストランジスタのゲートを構成する。第3金属配線7aが、ワード線を構成し、ワード線選択信号を伝達する。また、第2金属配線15bがビット線を構成する。
【0057】
第1ポリシリコン配線6aは、活性領域3aと交差するようにX方向に延在しており、データを記憶するNチャネルMOSトランジスタ(ドライバトランジスタ)が、この活性領域3a内においてコンタクトホール8gおよび8hの間に、第2金属配線6aの交差部をチャネル部として形成される。
【0058】
第2金属配線15dは、第1ビアホール9dを介して第2ポリシリコン配線4dに接続される。この第1金属配線15dは、このコンタクトホール9dにおいて、X方向に延在する第1金属配線5iに電気的に第2ポリシリコン配線4dを介して接続される。この第2金属配線15dが、他方のビット線を構成する。
【0059】
第1金属配線5iは、コンタクトホール8iを介してY方向に延在する活性領域3bに接続する。活性領域3bと平行にY方向に延在する第2金属配線15eが配置される。この第2金属配線15eは、活性領域3bに形成されるコンタクトホール8kを介して活性領域3bに接続される。この第2金属配線15eは、接地電圧を伝達する接地線を構成する。
【0060】
第3金属配線7aと第1金属配線5iの間に、第1ポリシリコン配線6dが、X方向に延在して配置される。この第1ポリシリコン配線6dは、コンタクトホール8lを介して第2ポリシリコン配線4fに接続される。この第2ポリシリコン配線4fは、第2ビアホール10bを介して第3金属配線7aに接続される。
【0061】
一方、活性領域2aにコンタクトホール8bを介して接続する第1ポリシリコン配線6cが、活性領域3bを交差するように、X方向に延在して配置される。活性領域3bは、またコンタクトホール8jを介して第1金属配線5dに接続される。この第1金属配線5dは、コンタクトホール8cを介して、活性領域2bに接続され、活性領域2aに形成されるPチャネルMOSトランジスタおよび活性領域3aに形成されるNチャネルMOSトランジスタのゲートに接続される。
【0062】
一方、第1金属配線5kは、活性領域3aにコンタクトホール8hを介して接続され、かつコンタクトホール8bを介して第1ポリシリコン配線6cに接続される。この第1ポリシリコン配線6cは、活性領域2bに形成されるPチャネルMOSトランジスタおよび活性領域3bに形成されるNチャネルMOSトランジスタのゲートを構成する。
【0063】
この図2に示すように、正規メモリセルにおいて、PチャネルMOSトランジスタを形成する領域に関して、点対称にパターンを配置することにより、このメモリセルのレイアウトが、行方向および列方向に、交互に反転して配置されるため、パターンずれなどの影響を受けることなく正確に、メモリセルのパターニングを行なうことができる。
【0064】
図3は、図2に示すレイアウトの、拡散層(活性領域)からコンタクトホールまでのレイアウトを示す図である。図3において、Nウェル領域1において、Y方向に延在する矩形領域の活性領域2aおよび2bが間をおいて形成される。活性領域2aは、コンタクトホール8aを介してX方向に延在する第1金属配線5aに接続される。また、この活性領域2aは、コンタクトホール8bを介してX方向に延在する第1金属配線5kに接続される。この第1金属配線5kは、またコンタクトホール8hを介して活性領域3aに接続される。
【0065】
活性領域3aにおいて、その上側のコンタクトホール8gにより、第1金属配線を介して上層の接地線を構成する第2金属配線に接続される。活性領域3aは、その下側のコンタクトホールホ8eを介してX方向に延在する第1金属配線5fに接続される。これらの第1金属配線5kおよび5fの間に、第1ポリシリコン配線6bがX方向に延在して配置され、アクセストランジスタのゲートが形成される。この第1ポリシリコン配線6bは、コンタクトホール8fを介して第1金属配線に接続される。このコンタクトホール8fの第1金属配線は、ワード線を構成する第3金属配線に対する接続のための中間層を構成する。
【0066】
活性領域2bは、コンタクトホール8bを介して、X方向に延在する第1金属配線5cに接続され、また、その上側のコンタクトホール8cを介してX方向に延在する第1ポリシリコン配線6aおよび第1金属配線5dに接続される。
【0067】
活性領域3bは、コンタクトホール8iを介してX方向に延在する第1金属配線5iに接続され、またコンタクトホール8jを介して第1金属配線5dに接続される。活性領域3b下部に形成されるコンタクトホール8kに形成される第1金属配線5mは、上層の接地線を構成する第2金属配線に接続するために用いられる。
【0068】
活性領域3bを横切るように、X方向に、第1金属配線5iおよび5dの間に第1ポリシリコン配線6dが形成される。この第1ポリシリコン配線6dはコンタクトホール8lを介して第1金属配線に接続される。このコンタクトホール8lに形成される第1金属配線は、ワード線を構成する第3金属配線に対する接続を取るために用いられる。
【0069】
ここで、コンタクトホールは、第1金属配線と活性領域との接続および代位金属配線と第1ポリシリコン配線とを接続するために設けられる。第1ビアホールは、第1および第2金属配線の接続のために形成され、第2ビアホールは第3金属配線と第2金属配線との接続のために形成される。
【0070】
図4は、図2に示すレイアウトの、第1ビアホール9から第3金属配線7aまでのレイアウトを概略点に示す図である。この図4においては、Y方向に延在して、第2金属配線15a、15b、15c、15dおよび15qが配設される。第2金属配線15aは、第1ビアホール9g下部のコンタクトホール8gに電気的に接続される。第2金属配線15aは、接地電圧GNDを伝達する。第2金属配線15bは、第1ビアホール9cを介して、図2に示す第1金属配線5fに接続される。この第2金属配線15bは、正規ビット線を構成する。
【0071】
第2金属配線15cは、Y方向についての両側の第1ビアホール9aおよび9bを介して図3に示す第1金属配線5aおよび5cに接続される。この第2金属配線15cは、電源電圧VDDを伝達する。
【0072】
第2金属配線15dは、第1ビアホール9dを介して図2および図3に示す第1金属配線5iに接続される。この第2金属配線15dは、他方の正規ビット線を構成する。
【0073】
第2金属配線15eは、第1ビアホール9gを介して図2および図3に示しすべてコンタクトホール8kに接続される。この第2金属配線15eは、接地電圧GNDを伝達する。
【0074】
第3金属配線7aは、正規メモリセルMCのX方向の両端に形成される第2ビアホール10aおよび10bを介してY方向に延在する第2金属配線15pおよび15qに接続される。これらの第2金属配線15pおよび15qは、それぞれ、第1ビアホール9fおよび9jを介して、図2および図3で示すコンタクトホール8fおよび8lに接続される。
【0075】
この図2から図4に示す正規メモリセルのレイアウトは、たとえば、特開平9−270468号公報、特開平10−178110号公報、および特開2001−28401号公報などにおいて示されているメモリセルのレイアウトと同様である。
【0076】
図5は、この発明の実施の形態1に従うダミーセルの構成を示す図である。図5においては、2行1列に配列されるダミーセルDC0およびDC1を代表的に示す。
【0077】
ダミーセルDC0は、データを記憶するためのNチャネルMOSトランジスタ(ドライバトランジスタ)DN01およびDN02と、内部記憶ノードDND01およびDND02をプルアップするためのPチャネルMOSトランジスタDP01およびDP02と、ワード線WL0上の信号に応答して導通し、記憶ノードDND01およびDND02をそれぞれダミービット線DBLおよびDBLBに接続するNチャネルMOSトランジスタDN03およびDN04を含む。
【0078】
MOSトランジスタDP01およびDN01のゲートへは、電源電圧VDDが与えられる。したがって、このダミーセルDC0においては、記憶ノードDND01においてはLレベルデータが、記憶ノードDND02においてはHレベルデータが常に記憶される。
【0079】
ダミーセルDC1は、同様、データを記憶するためのNチャネルMOSトランジスタ(ドライバトランジスタ)TDN11およびTDN12と、記憶ノードDND11およびDND12をプルアップするためのPチャネルMOSトランジスタTDP11およびTDP12と、アクセス用のNチャネルMOSトランジスタTDN13およびTDN14を含む。アクセス用のNチャネルMOSトランジスタ(以下、アクセストランジスタと称する)TDN13は、ワード線WL0上の信号に応答して導通し、導通時、記憶ノードDND11をダミービット線DBLに接続する。アクセストランジスタTDN14は、ワード線WL1上の信号に応答して導通し、導通時、記憶ノードDND12を、ダミービット線DBLBに接続する。
【0080】
ダミーセルDC1においては、MOSトランジスタTDP11およびTDN11のゲートへは電源電圧VDDが与えられ、記憶ノードDND11には、Lレベルデータが格納され、記憶ノードDND12には、Lレベルデータが格納される。したがって、ワード線WL0が選択された場合には、ダミーセルDC0およびDC1のアクセストランジスタTDN03およびTDN13が同時にオン状態となり、これらのダミーセルDC1およびDC0により、ダミービット線DBLが、接地電圧レベルへ駆動される。
【0081】
この図5に示すダミーセルの動作について簡単に説明する。
初期状態として、ダミービット線DBLおよびDBLBは、予めHレベルにプリチャージする。ワード線WL0およびWL1は、非選択状態であり、Lレベルである。初期状態においては、アクセストランジスタTDN03、TDN04、TD13およびTDN14はすべてオフ状態である。また、データ記憶用のNチャネルMOSトランジスタ(以下、ドライバトランジスタと称す)TDN01およびTDN11がオン状態であり、ドライバトランジスタTDN02およびTDN12は、オフ状態である。
【0082】
読出動作が始まると、与えられたアドレス信号に従ってアドレス指定された行に対応して配置されるワード線が選択状態へ駆動される。いま、ワード線WL0が選択状態へ駆動されて、その電圧レベルがLレベルからHレベルになった場合を考える。この状態においては、ダミーセルDC0のアクセストランジスタTDN03およびTDN04がオン状態へ移行し、また、ダミーセルDC1のアクセストランジスタTDN13が、オフ状態からオン状態へ移行し、一方、アクセストランジスタTDN14はオフ状態を維持する。
【0083】
ダミービット線DBLは、ドライバトランジスタTDN03およびTDN01を介して低抵抗で接地ノードに接続され、またドライバトランジスタTDN13およびTDN11を介して低抵抗で接地ノードに接続される。したがって、ダミービット線DBLは、プリチャージ電圧レベルのHレベルから、接地電位に向かって徐々にその電圧レベルが低下する。
【0084】
一方、ドライバトランジスタTDN02がオフ状態であり、記憶ノードDND02は、電源電圧レベルであるため、アクセストランジスタTDN04がオン状態となっても、ダミービット線DBLBは、その電圧レベルが変化せず、プリチャージ電圧レベルを維持する。
【0085】
ダミービット線DBLの電圧レベルが、HレベルからLレベルに変化するのを検知すると、その検知に応答して、センスアンプが活性化されて選択メモリセルのデータを増幅し、また、選択ワード線WLの電圧レベルが立下がり、ワード線WL0が非選択状態へ戻る。ワード線WL0の非選択状態への移行に応答して、アクセストランジスタTDN03、TDN04およびTDN13がオフ状態となり、ダミービット線DBLが、接地ノードから電気的に切離される。この後、次の動作のために、ダミービット線DBLが再びプリチャージされてHレベルに復帰する。
【0086】
次に、ワード線WL1の電圧レベルがLレベルからHレベルになった場合の読出動作について説明する。
【0087】
ワード線WL1が選択状態へ駆動されたときには、ダミーセルDC1においてアクセストランジスタTDN14がオン状態となる。ダミーセルDC1の残りのアクセストランジスタTDN13およびダミーセルDC0のアクセストランジスタTDN03およびTDN04はすべてオフ状態である。ダミーセルDC1の記憶ノードDND12が、低抵抗のアクセストランジスタTDN14を介してダミービット線DBLBに接続される。しかしながら、記憶ノードDND12は、電源電圧VDDレベルに保持されているため、このダミービット線DBLBはプリチャージ電圧レベルが電源電圧レベルのHレベルであり、ダミービット線DBLBの電圧レベルは変化しない。
【0088】
また、ダミービット線DBLにおいては、アクセストランジスタTDN03およびTDN13はともにオフ状態であるため、その電圧レベルはプリチャージ電圧レベルであり変化しない。
【0089】
以上が、この図5に示すダミー回路の基本動作である。ダミーセルを2列配置して、ダミービット線DBLの電圧レベルを検出する。偶数ワード線選択時および奇数ワード線選択時に電圧レベルが変化するダミービット線DBL0およびDBL1を用いて電圧レベルを検出することにより、確実に、メモリセルデータの読出が行なわれたことを検出することができる。
【0090】
特に、ダミーセルを正規メモリセルと同数個各列に配置することにより、ダミービット線DBLの負荷は、正規ビット線BLの負荷と同じとなり、ダミービット線DBLの放電速度は、正規ビット線の放電速度よりも速いため、高速でダミービット線の電位を放電して、読出開始信号を生成することができる。
【0091】
また、早いタイミングでダミービット線の電位を判定することができ、センスアンプの活性化タイミングに対するマージンを大きくすることができ、センスアンプ活性化タイミングを最適化することができる。また、ビット線の放電時間を短くすることができ、ビット線充放電による電流消費を低減することができる。
【0092】
図6は、このダミーセルのレイアウトを概略的に示す図である。図6においては、図2に示す正規メモリセルの構成要素と対応する部分には同様の参照番号を付し、詳細説明は省略する。
【0093】
ダミーセルDC0およびDC1は、そのレイアウトは、図2に示す正規メモリセルのレイアウトと同じである。しかしながら、ワード線WL0選択時に、ダミーセルDC0およびDC1のアクセストランジスタがともにオン状態となることおよびダミービット線DBLを、選択時に、ドライバトランジスタにより放電するために、以下の構成要素が追加される。
【0094】
すなわち、活性領域2bにおいて、第1金属配線5rが、コンタクトホール8cbおよび8caの間に配置される。電源電圧VDDを伝達する第2金属配線が、第1ビアホール9bおよび第1金属配線を介してコンタクトホール8dに接続される。X方向に延在する第1金属配線5rは、この活性領域2bに形成されるコンタクトホール8cbおよび8caを介して、記憶ノードを構成する第1金属配線およびゲートを構成する第1ポリシリコン配線に接続される。この第1金属配線5rによりダミーセルにおいて一方の負荷MOSトランジスタおよびドライバトランジスタのゲートに電源電圧を供給し、また、他方の負荷MOSトランジスタのソース/ドレインに電源電圧を供給する。
【0095】
活性領域2bに形成されるコンタクトホール8cbを介して、第1ポリシリコン配線6abが活性領域2bに接続され、また、コンタクトホール8caを介して第1ポリシリコン配線6aaに接続される。第1ポリシリコン配線6abは、X方向に延在し、ドライバトランジスタのゲートを構成する。第1ポリシリコン配線6aaは、ダミーセルDC0のドライバトランジスタのゲートを構成する。
【0096】
活性領域2abおよび2aaには、それぞれ、PチャネルMOSトランジスタが形成され、電源電圧VDDがそのソース領域に供給される。
【0097】
また、ダミーセルDC1において、図6の右側端部において、X方向に延在する第3金属配線7abに対しては、第2ビアホール10bが形成される。この第2のビアホール10bおよび第2ポリシリコンおよびコンタクトホールを介して、第3金属配線7abが、第1ポリシリコン配線6dbに接続される。一方、図6の左側において、第3金属配線7abに対しては第2のビアホールは設けられない。
【0098】
一方、ダミーセルDC0に対する第3金属配線7aaに対しては、その両端において第2のビアホール10cおよび10dが形成される。第2ビアホール10d、第2ポリシリコン配線、およびコンタクトホールを介して、第3金属配線7aaが、第2金属配線6baに接続される。
【0099】
この第3金属配線7aaの左側部分において形成される第2のビアホール10cは、Y方向に延在する第2金属配線15sに接続される。この第2金属配線15sは、コンタクトホールを介して第1ポリシリコン配線6baおよび6bbに接続される。
【0100】
この第2金属配線15sにより、ダミーセルDC0およびDC1において、ダミービット線DBLに対するアクセストランジスタのゲートが共通に第3金属配線7abに結合されて、両者が、同時にオン状態となる。
【0101】
活性領域3aにおいて配置されるコンタクトホール8eは、ダミーセルDC1およびDC0のアクセストランジスタにより共有され、第2ビアホールを介して、ダミービット線DBLに結合される。このY方向に延在する活性領域3aおよび3bに平行に上層に、接地電圧GNDを伝達する第2金属配線が形成される。
【0102】
図7は、図6に示すレイアウトの活性領域から第2金属配線までのレイアウトを示す図である。この図7に示すレイアウトを、図3に示す正規メモリセルのレイアウトと比較した場合、活性領域2bと平行に、さらに、第1金属配線5rが形成される構成が追加される。この第1金属配線5rは、コンタクトホール8caおよび8cbを介して、それぞれ、X方向に延在する第1ポリシリコン配線6aaおよび6abに接続する。この図7に示すダミーセルのレイアウトは、図3に示す正規メモリセルのレイアウトと、第1金属配線5rを配設する点を除いて同じである。
【0103】
この図7に示すレイアウトにおいて、X方向に延在する、第1ポリシリコン配線6baおよび6bbは、ワード線WL0に接続され、第第1ポリシリコン配線6daおよび6dbが、それぞれ、ワード線WL0およびWL1に接続される。
【0104】
したがって、この図7において、ダミーセルDC0およびDC1において、ダミービット線DBL(図7に示す)に対して配置されるアクセストランジスタが、同時にワード線WL0の選択時に選択状態へ駆動される。一方、補のダミービット線DBLB(図7に示す)に対して設けられるダミーセルDC0およびDC1のアクセストランジスタは、それぞれ、ワード線WL0およびWL1の選択時にオン状態となる。
【0105】
図8は、図6に示すダミーセルのレイアウトの第1ビアホールから第3金属配線のレイアウトを示す図である。この図8に示すレイアウトにおいて、第3金属配線7aaは、第2のビアホール10cを介して第2金属配線15sに接続される。この第2金属配線15sは、Y方向に延在し、ダミーセルDC0およびDC1にそれぞれ配置される第1ビアホール9faおよび9fbを介して、下層の第1金属配線に接続される。第2金属配線15sと第3金属配線7abの交差部においては、第2ビアホールは配置されない。第3金属配線7abは、第2ビアホール10bおよび第1ビアホール9jbを介して第2金属配線に接続され、この第2金属配線は、コンタクトホールを介して第1ポリシリコン配線に接続される。第3金属配線7abがワード線WL1を構成する。
【0106】
一方、X方向に延在する第3金属配線7aaは、その両端に配置される第2ビアホール10cおよび10dにより、それぞれ第2金属配線に接続される。第2ビアホール10dおよび第1ビアホール9jbを介して、第3金属配線7aaが第2金属配線に接続され、この第2金属配線が、第1ビアホール9jbを介して下層の第1ポリシリコン配線に接続される。
【0107】
第2金属配線については、電源電圧VDDを伝達する電源線と、電源線の両側に配置されるダミービット線DBLおよびDBLBと、これらのダミービット線DBLおよびDBLBの外側に配置される接地電圧GNDを伝達する接地線が配置される。これらの第2金属配線は、Y方向に延在して配置される。
【0108】
図9は、この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図9において、半導体記憶装置は、正規メモリセルMCが行列状に配列される正規メモリセルアレイ20と、ダミーセルDCが列方向に整列して配置されるダミーセル列21aおよび21bを含む。正規メモリセルアレイ20およびダミーセル列21aおよび21bにおいては、正規メモリセルMCおよびダミーセルDCは、行方向に関して整列して配置される。正規メモリセルMCおよびダミーセルDCの各行に対応してワード線WLが配置される。図9においては、ワード線WL0−WL7を代表的に示す。
【0109】
ワード線WLに対しては、正規メモリセルおよびダミーセルが接続される。正規ビット線BL、BLBに接続される正規メモリセルMCの数とダミービット線に接続するダミーセルDCの数は、同じである。したがって、アレイ構成が、変更されても、ダミーセルと正規メモリセルとを行方向において整列させて配置しており、共通にワード線を配置することができ、ダミービット線DBLの放電速度を常に正規ビット線よりも早くすることができ、確実に、ダミービット線の電位に従って内部タイミングを設定することができる。
【0110】
正規メモリセルMCの各列に対応して、正規ビット線BLおよびBLBが配置される。ダミーセル列21aおよび21bそれぞれにおいては、ダミービット線DBL0およびDBL1が配置される。正規メモリセルアレイ20においては、正規ビット線BLおよびBLBが対をなして配置される。一方、ダミーセル列21aおよび21bにおいては、ダミービット線DBL0およびDBL1のみが用いられる。
【0111】
これらのダミービット線DBL0およびDBL1それぞれに対応して、補のダミービット線DBLB0およびDBLB1が配置される。しかしながら、これらの補のダミービット線DBLB0およびDBLB1は、その電圧レベルは、プリチャージ電圧レベルであり、内部動作制御のためには用いられない。
【0112】
ダミーセル列21aのダミーセルDCは、偶数ワード線WL0、WL2が選択されたときに、ダミービット線DBL0を、2つのダミーセルDCにより放電する。ダミーセル列21bのダミーセルDCは、奇数ワード線WL1、WL3、…が選択されたときに、列方向において隣接する2つのダミーセルが選択されて、ダミービット線DBL1を放電する。
【0113】
アレイ周辺回路としてさらに、ダミービット線DBL0およびDBL1と正規ビット線BLおよびBLBを、活性化時、電源電圧レベルにプリチャージするためのプリチャージ回路26が設けられる。このプリチャージ回路26は、ダミービット線DBL0、DBL1、正規ビット線BLおよびBLBそれぞれに対して配置されるPチャネルMOSトランジスタ26aを含む。
【0114】
このプリチャージ回路26は、メモリセル選択時においては、消費電流を低減するために、非活性化される。
【0115】
正規メモリセルアレイ20に対して、列デコーダ24からの列選択信号に従ってアドレス指定された列を内部データバス27に接続するためのマルチプレクサ25が設けられる。このマルチプレクサ25は、正規ビット線対それぞれに対応して配置される列選択ゲート25aを含む。列選択ゲート25aは、列デコーダ24からの列選択信号に応答して選択的に導通する。
【0116】
この半導体記憶装置は、さらに、クロック信号CLKとアドレス信号と制御信号とを受け、内部アドレス信号および動作タイミング信号を生成する制御回路22と、制御回路22からの内部行アドレス信号とロウ活性化信号とに従ってアドレス指定された行に対するワード線を選択状態へ駆動する行デコーダ23と、ダミービット線DBL0およびDBL1の電位変化を検出する電位検出回路31をを含む。この電位検出回路31は、一例として、NANDゲートで形成される。この電位検出回路31は、ダミービット線DBL0およびDBL1の電位変化を検出することができればよく、別のゲート回路で構成されてもよい。
【0117】
電位検出回路31からの出力信号(読出信号)SEに従って、制御回路22が、読出動作タイミングおよびワード線非活性化タイミングを決定する。
【0118】
内部データの書込/読出を実行するために、内部データDIに従って内部データバス27を駆動するライトドライバ28と、制御回路22の制御のもとに選択的に活性化されて内部データバス27に読出されたデータを増幅するセンスアンプ30が設けられる。このセンスアンプ30の活性化タイミングは、電位検出回路31の出力信号SEにより決定される。内部データバス27は、相補データ信号線対で構成され、センスアンプ30は、活性化時、この相補データ信号線の電位を差動的に増幅して、内部読出データを生成する。
【0119】
図10は、図9に示す半導体記憶装置のデータ読出時の信号波形を示す図である。以下、図10を参照して図9に示す半導体記憶装置の動作について簡単に説明する。
【0120】
この半導体記憶装置は、クロック信号CLKに同期して与えられる制御信号にしたがって動作モードが指定される。データアクセス指示が与えられる前においては、プリチャージ回路26が活性状態にあり、正規ビット線BLおよびBLBとダミービット線DBL0およびDBL1は、電源電圧レベルにプリチャージされている。すべてのワード線WL0−WL7は、非選択状態であり、その電圧レベルはLレベルである。また、ダミービット線DBL0およびDBL1の電圧レベルは、Hレベルあるため、電圧検出回路31の出力する読出信号SEはLレベルである。
【0121】
クロック信号CLKが立上がり、そのときの制御信号により読出動作が指定された状態を考える。アクセス指示により、制御回路22の制御により、プリチャージ回路26が非活性化される。これと並行して、行デコーダ23および列デコーダ24へ、内部行アドレス信号および内部列アドレス信号がそれぞれ与えられ、行デコーダ23が、アドレス指定された行に対応するワード線を選択状態へ駆動し、また列デコーダ24が、アドレス指定される列を選択する列選択信号を生成する。
【0122】
この行デコーダ23からの行選択信号に従ってアドレス指定された行に対するワード線の電圧レベルがLレベルからHレベルに立上がり、この選択ワード線に接続される正規メモリセルのデータが対応の正規ビット線BLおよびBLBに伝達される。また、列デコーダ24からの列選択信号に従ってマルチプレクサ25において、アドレス指定された列に対応する列選択ゲート25aが導通し、選択列に対応する正規ビット線BLおよびBLBが、内部データバス27に結合される。
【0123】
ダミーセル列21aおよび21bにおいては、選択ワード線に応じて、ダミービット線DBL0およびDBL1の一方に、ダミーセルの記憶ノードが接続される。今、ワード線WL0が選択された状態を考える。この選択ワード線WL0に接続される正規メモリセルMCのデータが、正規ビット線BLおよびBLBに読出される。この場合、メモリセルの記憶データにしたがって、正規ビット線BLおよびBLBの一方の電位が、徐々に低下する。
【0124】
この正規メモリセルのデータ読出と同じタイミングで、ワード線WL0に接続されるダミーセルDCにより、ダミービット線DBL0が放電される。このダミービット線DBL0の電位変化速度は、2ビットのダミーセルで放電が行なわれるため、正規ビット線BLまたはBLBの電位変化速度よりも速い。ダミーセル列21bにおいてダミーセルDCはすべて非選択状態であるため、ダミービット線DBL1は、プリチャージ電圧レベルを維持する。
【0125】
このダミービット線DBL0の電圧レベルが、電圧検出回路31の入力論理しきい値電圧以下に低下すると、電圧検出回路31の出力する読出信号SEがLレベルからHレベルに変化する。
【0126】
制御回路22は、この読出信号SEの立上がりに応答してセンスアンプ30を活性化する。センスアンプ30は、活性化されると、内部データバス27に入力されたデータを差動的に増幅して、読出データDOを生成する。
【0127】
また、この読出信号SEの立上がりに応答して、制御回路22は、選択状態のワード線WL0を非選択状態へ駆動し、またプリチャージ回路26を活性化して、ダミービット線DBL0、DBL1および正規ビット線BLおよびBLBを、再び電源電圧レベルにプリチャージする。このプリチャージ動作時においては、列デコーダも非活性化され、マルチプレクサ25は非導通状態に設定される。
【0128】
奇数ワード線WL1が選択された場合には、ワード線WL1に接続される正規メモリセルMCのデータが、ビット線BLおよびBLBの対に読出されて、対をなすビット線BLおよびBLBの一方のビット線の電位が、徐々に低下する。同じタイミングで、このワード線WL1に接続されるダミーセルDCが選択状態へ駆動され、選択ダミーセルにより、ダミービット線DBL1の電位が低下する。この場合においても、ダミービット線DBL1の電位低下速度は、正規ビット線BLまたはBLBの電位低下速度よりも速い。
【0129】
このダミービット線DBL1の電圧レベルが、電圧検出回路31の入力論理しきい値電圧よりも低くなると、電圧検出回路31の出力する読出信号がHレベルとなる。以降、先のワード線WL0の選択時と同様の制御を制御回路22がこの読出信号SEの立上がりに応答して実行する。すなわち、読出信号SEの立上がりに応答してセンスアンプ30を活性化し、選択列のビット線BLおよびBLBから内部データバス27に読出されたデータをセンスして、内部読出データD0を確定させる。
【0130】
また、この読出信号SEに応答して選択状態のワード線WL1を非選択状態へ駆動し、またプリチャージ回路26を活性化する。また、マルチプレクサ25を非活性化する。
【0131】
したがって、偶数ワード線が選択された場合には、ダミーセル列21aのダミーセルが選択されて、ダミービット線DBL0の放電により、読出信号SEが活性化される。一方、奇数ワード線が選択された場合には、ダミーセル列21bのダミーセルにより、ダミービット線DBL1が放電されて、読出信号SEが活性化される。ダミービット線DBL0およびDBL1の放電開始タイミングは、ワード線の選択タイミングにより決定され、正規ビット線の放電開始タイミングと同じである。また、このダミービット線DBL0およびDBL1の電位変化速度は、正規ビット線よりも速いため、読出信号SEの活性化タイミングとセンスアンプ活性化信号の活性化タイミングの差を十分に大きくすることができ、センスアンプ30の活性化タイミングを容易に最適化することができる。また、選択ワード線の選択状態にある期間を短くすることができ、応じて、正規ビット線の放電期間を短くすることができ、消費電流を低減することができる。
【0132】
また、ダミービット線は、2つのダミーセルで駆動されるため、ダミーセルのトランジスタ特性がばらつく場合においても、これらの2つのダミーセルのトランジスタ特性を平均化することができ、応じて、このトランジスタ特性のばらつきの度合いを低減でき、動作マージンを改善することができる。
【0133】
図11は、図9に示す制御回路22の構成を概略的に示す図である。図11において、制御回路22は、クロック信号CLKと制御信号CTLとに従って指定された動作モードを検出する動作モード検出回路35と、動作モード検出回路35からのアクセス指示信号に従ってデコーダイネーブル信号ADEを活性化するデコーダ制御回路36と、この動作モード検出回路35からの動作モード指示信号に従ってプリチャージ指示信号/PRGを非活性化するプリチャージ制御回路37と、読出信号SEの立上がりに応答してセンスアンプ活性化信号SAEを所定期間活性状態に駆動するセンス制御回路38を含む。
【0134】
デコーダイネーブル信号ADEが、行デコーダ23および列デコーダ24の活性化期間を決定する。プリチャージ指示信号/PRGにより、図9に示すプリチャージ回路26の活性/非活性が決定される。センスアンプ活性化信号SAEにより、センスアンプ30の活性化期間が決定される。
【0135】
センス制御回路38は、この読出信号SEの立上がりに応答して所定のタイミングでセンスアンプ活性化期間SAEを活性化し、所定時間経過後に、このセンスアンプ活性化信号SAEを非活性化する。
【0136】
デコーダ制御回路36は、センスアンプ活性化信号SAEが活性化されると、所定期間経過後に、デコーダイネーブル信号ADEを非活性化し、選択ワード線を非選択状態へ駆動させ、またマルチプレクサ25を非導通とし、正規ビット線と内部データバス27とを分離する。
【0137】
プリチャージ制御回路37も、同様、このセンスアンプ活性化信号SAEの活性化に応答して所定時間経過後に、プリチャージ指示信号/PRGを活性化し、ダミービット線および正規ビット線をプリチャージする。
【0138】
なお、上述の説明においては、データ読出時において、ダミービット線DBL0、DBL1および正規ビット線BLおよびBLBに対するプリチャージを禁止している。しかしながら、データ書込時に対してのみ、このプリチャージ回路26を非活性化し、データ読出時において、プリチャージ回路26が活性状態に維持されていてもよい。
【0139】
また、データ書込時においてはライトドライバ28が、活性化されて、選択列の正規ビット線を書込データにしたがって駆動する。この場合、プリチャージ回路26は非活性化されて正規ビット線の放電は停止される。ライトドライバ28の活性化タイミングは、ワード線およびビット線が選択された後の適当なタイミングであればよい。したがって、ライトドライバ28の駆動のために、ダミービット線の電位を検出する必要はない。
【0140】
また、ダミーメモリセルと正規メモリセルのレイアウトは、ともに、金属配線およびビアホールの配置が異なるだけであり、ゲートの形状および活性領域の形状は、ダミーセルおよび正規メモリセルで同じである。ダミービット線に接続されるダミーセルの数と正規ビット線に接続される正規メモリセルの数は同じであり、したがって、ダミービット線の寄生容量を正規ビット線の寄生容量と同じとすることができ、正確に、ダミービット線を、正規ビット線よりも高速でその電位を変化させることができる。
【0141】
また、ダミーセルおよび正規メモリセルのゲートおよび活性領域の形状が同じであるため、これらのダミーセルおよび正規セルのトランジスタの特性を同一とすることができ、トランジスタ特性のばらつきが小さく、タイミング調整を容易に行なうことができる。また、しきい値電圧およびチャネル長とチャネル幅の比などのばらつきに対しても、ダミーセルおよび正規メモリセルに対して同じばらつきを生じさせることができ、これらのプロセスパラメータのばらつきに対するマージンを大きくすることができ、正確に、読出信号を生成して最適なタイミングでセンスアンプの活性化を行なうことができる。
【0142】
[実施の形態2]
図12は、この発明の実施の形態2に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図12においては、正規メモリセルアレイ20の両側にダミーセル列21cおよび21dが配置される。ダミーセル列21cは、行デコーダ23に隣接して配置され、ダミーセル列21dは、この行デコーダ23から遠い正規メモリセルアレイ20の端部に配置される。
【0143】
アレイ周辺部に、制御回路22および周辺回路40が配置される。周辺回路40は、図9に示すプリチャージ回路26、マルチプレクサ25、列デコーダ24、センスアンプ30、ライトドライバ28、および電圧検出回路31を含む。
【0144】
図12に示す構成においては、電圧検出回路31は、正規メモリセルアレイ20の行方向についての両端に配置されるダミーセル列21cおよび21dに設けられたダミービット線の電圧レベルを検出する。
【0145】
このダミーセル列21cおよび21dに配置されるダミーセルDCのレイアウトは、先の図6から図8に示すレイアウトと同じである。メモリセルの配置時においては、このレイアウトパターンは、メモリセルを単位として、行方向および列方向に鏡映対称に配置される。したがって、正規メモリセルアレイ20の内部にダミーセル列を配置した場合、以下の問題が生じる。
【0146】
図13は、ダミーセル2ビットのアクセストランジスタのゲートのレイアウトを概略的に示す図である。第3金属配線7mおよび7nがX方向に直線的に延在して配置される。この第3金属配線7mは、第2ビアホール42を介して、Y方向に延在する第2金属配線6に接続される。この第2金属配線6は、接続部41mおよび41nにより、第1ポリシリコン配線5mおよび5nにそれぞれ電気的に接続される。第2金属配線6は、第3金属配線7mとは交差するだけであり、電気的には接続されない。
【0147】
メモリセルのレイアウトにおいては、このダミーセルレイアウトにおいて第2金属配線6を、隣接セルで共有するように、鏡映対称に、列方向にメモリセルレイアウトが配置される。ダミーセルのアクセストランジスタのゲートとして、第1ポリシリコン配線5mおよび5nを利用した場合、これらの第1ポリシリコン配線5mおよび5nは、第2金属配線6により相互接続されており、第3金属配線7nにより形成されるワード線が選択された場合には、この第1ポリシリコン配線5mおよび5nに選択電圧が伝達される。
【0148】
この場合、ダミーセルにX方向において隣接するメモリセルにおいても、2ビットのメモリセルが同時に選択される。したがって、このダミーセルにおいてX方向に隣接するセルは、冗長セルとして、配置し、正規メモリセルとして利用することができなくなる。したがって、正規メモリセルアレイ20内において、ダミーセルおよび正規メモリセルとして利用できない冗長セルが配置されることになり、正規メモリセルアレイ20の面積が増加する。
【0149】
したがって、図12に示すように正規メモリセルアレイ20のX方向についての両側に、ダミーセル列21cおよび21dを配置することにより、このダミーセルに対してX方向に隣接する冗長セルを配置する必要がなく、ダミーセルおよび正規メモリセルを含むメモリセルアレイの面積の増大を抑制することができる。
【0150】
[実施の形態3]
図14は、この発明の実施の形態3に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。この図14に示す構成においては、ダミーセル列21eおよび21fは、行デコーダ23に近い端部に、正規メモリセルアレイ20に隣接して配置される。この図14に示す半導体記憶装置の他の構成は、図12に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0151】
図15に示すように、行デコーダ23は、正規メモリセルアレイの一方端に配置され、偶数ワード線WLeおよび奇数ワード線WLoを、メモリセルアレイの一方端から選択状態へ駆動する。これらのワード線WLeおよびWLoには、配線抵抗ZeおよびZoがそれぞれ存在する。したがって、行デコーダ23からのワード線選択信号が選択ワード線に伝達された場合、この配線抵抗により、信号伝搬遅延が生じる。
【0152】
しかしながら、ダミーセルDMCを、行デコーダ23に近いメモリセルアレイの端部に配置することにより、このダミービット線DBL0およびDBL1に現われる電位変化の開始タイミングは、偶数ワード線WLeおよび奇数ワード線WLoいずれが選択されても同じである。したがって、電圧検出回路31において読出信号SEを活性化するタイミングは、ダミービット線DBL0およびDBL1のいずれが放電されても同じタイミングとすることができ、ワード線駆動信号伝搬遅延の影響を受けることなく正確に、読出信号を早いタイミングで活性化することができる。
【0153】
また、行デコーダ23に近接して、ダミービット線DBL0およびDBL1を配置することにより、ワード線WLeまたはWLo選択時において最も早いタイミングで、これらのダミービット線DBL0またはDBL1にダミーセルDMCの記憶ノードを接続してダミーセルドライバトランジスタでこれらのダミービット線DBL0またはDBL1を駆動することができる。したがって、最も早いタイミングで、読出信号SEを活性化することができ、センスアンプの活性化に対し十分にタイミングマージンをとることができ、最適タイミングでセンスアンプを活性化することができる。
【0154】
また、メモリセルアレイの行デコーダ23に近い端部においてダミーセル列21eおよび21fを配置することにより、以下の構成を利用することにより、冗長セル列を配置する必要がなくなり、アレイ面積の増大を抑制することができる。すなわち、偶数ワード線WLeに接続するダミーセルDMCにおいて、ワード線を共有する部分が共通接続されている場合、その共通接続されるワード線部分はダミービット線DBL0に接続される。一方、奇数ワード線WLoに接続されるダミーセルDMCの共通ワード線を有する部分はダミービット線DBL1に接続される。したがって、ダミーセル列境界部に配置されるワード線を共有するドライバトランジスタとして、補のダミービット線DBLB0に接続するドライバトランジスタまたはダミービット線DBL1に接続するドライバトランジスタに設定する。
【0155】
すなわち、ダミーセル列境界部において、補のダミービット線DBLB0に接続するアクセストランジスタとダミービット線DBL1に接続されるアクセストランジスタとを鏡映的なレイアウトに配置する。補のダミービット線DBLB0およびDBLB1は電圧検出には用いないため、また、電源電圧レベルに維持されるため、2ビットのダミーセルが同時に補のダミービット線に接続されても、電圧検出動作には何ら影響を及ぼさない。したがって、レイアウトを何ら変更することなく、ダミーセル列を2列配置するだけで、正規メモリセルアレイにおける正規メモリセルのレイアウトに影響を及ぼすことなくダミーセルを配置することができる。
【0156】
以上のように、この発明の実施の形態3に従えば、メモリセルアレイの行デコーダに近い端部にダミーセル列を配置しており、選択ワード線の位置にかかわらず、高速で読出信号を活性化することができ、センスアンプの活性化に対するタイミングマージンを改善することができる。
【0157】
また、ダミーセル列を隣接して行デコーダに近いメモリセルアレイ端部に配置しており、早いタイミングでダミービット線電位を変化させて読出信号を確定状態へ駆動することができ、センスアンプ活性化に対するマージンを大きくすることができ、センスアンプを最適なタイミングで活性化させることができる。
【0158】
また、1つのワード線に2ビットのダミーセルを接続する部分を、ダミーセル間で共有することにより、冗長セル列を配置する必要がなく、メモリセルアレイの面積増大を抑制することができる。
【0159】
[実施の形態4]
図16は、この発明の実施の形態4に従う半導体記憶装置のダミーセルの配置を示す図である。図16においては、4行1列に配置されるダミーセルDCa−DCdを代表的に示す。ダミーセルDCa−Dcdそれぞれに対応して、ワード線WLa−WLdが配置される。ダミーセルDCa−DCdのアクセストランジスタQAa−QAdは、共通にワード線WLaにそれぞれのゲートが接続される。ダミーセルDCa−DCdは、それぞれ、ダミービット線DBLに、選択時、Lレベルデータを伝達するように、内部の記憶ノードDNDa−DNDdの各々は、電源電圧レベルに固定される。
【0160】
ダミーセルDCa−DCdの他方のアクセストランジスタQBa−QBdは、それぞれのゲートが、対応のワード線WLa−WLbに結合され、選択時、補のダミービット線DBLBに、Hレベルデータを出力する。
【0161】
ダミーセルDCa−DCdのそれぞれの電気的な回路構成は、実施の形態1のダミーセルの電気的な回路構成と同じである。
【0162】
この図16に示す構成においては、ワード線WLaが選択されると、4つのダミーセルDCa−DCdのアクセストランジスタQAa−QAdが同時にオン状態となり、ダミービット線DBLが、4ビットのダミーセルDCa−DCdにより放電される。したがって、ダミービット線DBLの電圧低下速度をより高速化することができ、早いタイミングで読出信号を活性化することができる。補のダミービット線DBLBは、Hレベルを維持する。
【0163】
図17は、この発明の実施の形態4に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図17において、それぞれにおいてダミーセルDCが列方向に整列して配置されるダミーセル列50a−50bと、正規メモリセルMCが行列状に配列される正規メモリセルアレイ20を含む。ダミーセルDCおよび正規メモリセルMCは、行方向に関して整列して配置される。ダミーセルDCおよび正規メモリセルMCの各行に対応してワード線WLが配置される。図17において、8本のワード線WL0−WL7を代表的に示す。
【0164】
ダミーセル列50a−50cそれぞれに対応して、ダミービット線DBLa−DBLbが配置される。ダミーセル列50aにおいては、ワード線WL0またはWL4が選択されたときに、4ビットのダミーセルDCが同時に選択されて、ダミービット線DBLaを放電する。ダミーセル列50bについては、ワード線WL1またはWL5が選択されたときに、4ビットのダミーセルDCが同時に選択されて、ダミービット線DBLbを放電する。ダミーセル列50cについては、ワード線WL2またはWL6が選択されたときに、4ビットのダミーセルDCが同時に選択されて、ダミービット線DBLcを放電する。ダミーセル列50dにおいては、ワード線WL3またはWL7が選択されたとき、4ビットのダミーセルDCが同時に選択されて、ダミービット線DBLdを放電する。
【0165】
これらのダミービット線DBLa−DBLdに対し、電圧検出回路52が設けられる。この電圧検出回路52は、ダミービット線DBLa−DBLdのいずれかの電圧レベルがその入力論理しきい値電圧よりも低くなったときに、読出信号SEをHレベルに立上げる。
【0166】
ダミービット線DBLa−DBLdおよび正規メモリセルアレイ20の正規ビット線BLおよびBLBを、スタンバイ状態時、電源電圧レベルにプリチャージするためのプリチャージ回路26が設けられる。この図17に示す周辺回路の構成は、図9に示す半導体記憶装置の周辺回路の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0167】
図16および図17に示す構成において、データ読出時の制御回路22の動作は、先の実施の形態1の制御回路22の動作と同じである。ワード線WLが選択された場合には、このワード線WLに接続される正規メモリセルMCのデータが対応の正規ビット線BLおよびBLBに読出される。このときには、プリチャージ回路26がプリチャージ動作を停止している。
【0168】
この正規メモリセルMCによる正規ビット線BLおよびBLBの駆動と同じタイミングで、ダミーセルDCも選択状態へ駆動され、ダミービット線DBLa−DBLdのいずれかが放電される。正規ビット線BLまたはBLBは、1ビットの正規メモリセルMCで放電され、一方、ダミービット線DBLa−DBLdのいずれかは、4ビットダミーセルDCで放電される。したがって、ダミービット線DBLa−DBLdの電圧低下速度は、正規ビット線BLまたはBLBの電圧低下速度よりもより高速であり、早いタイミングで、読出信号SEを電圧検出回路52により立上げることができる。
【0169】
したがって、センスアンプ30に対するセンスアンプ活性化信号SAEの活性化タイミングに対して、十分余裕を持って読出信号SEを立上げることができ、センスアンプ30の活性化タイミングをより最適化しやすくなる。
【0170】
また、同様に、読出信号SEの活性化に応答して、選択ワード線を非選択状態へ駆動するため、同様、選択ワード線の非活性化タイミングを最適化することができ、正規ビット線BLおよびBLBの放電時間を短縮することができ、電力消費を低減することができる。また、正規ビット線BLおよびBLBの電圧低下量を低減することにより、プリチャージ回路26の活性時における正規ビット線の電圧リカバリを高速で行なうことができる。
【0171】
また、ダミービット線DBLa−DBLdは、それぞれ、4ビットのダミーセルDCにより駆動されるため、この4ビットのダミーセルのトランジスタ特性がばらつく場合においても、同時に選択される4ビットのダミーセルDCによりそのばらつきを平均化することができ、応じてばらつきの度合いを低減することができる。したがって、読出信号SEの立上がりタイミングに対するダミーセルのトランジスタ特性のばらつきの影響を低減することができ、動作マージンを改善することができる。
【0172】
[実施の形態5]
図18は、この発明の実施の形態5に従う4ビットのダミーセルのレイアウトを概略的に示す図である。この図18に示すダミーセルDCa−DCdの実質的なレイアウトは、先の図6に示す2ビットのダミーセルのレイアウトと同じである。ダミーセルDCa−DCdそれぞれに対応して、X方向に沿って第3金属配線58a−58dが配設される。第3金属配線52aは、第2ビアホール54を介してY方向に延在する第2金属配線55に接続される。
【0173】
この第2金属配線55は、コンタクトホール56a−56dを介して、Y方向に延在する、第1ポリシリコン配線57a−57dにそれぞれ接続される。この第ポリシリコン配線57a−57は、ダミービット線DBLに接続するアクセストランジスタのゲートを構成する。
【0174】
第2金属配線55と第3金属配線58b−58dの交差部においては、ビアホールは設けられていない。したがって、この第3金属配線58a上に伝達されるワード線選択信号に従って、ダミーセルDCa−DCdのダミービット線DBLに接続するアクセストランジスタが同時に、オン状態となる。
【0175】
第3金属配線52a−52dは、それぞれ、他方端において、第2ビアホール58a−58dおよびコンタクトホールを介して、それぞれ、第1ポリシリコン配線59a−59dにそれぞれ接続される。これらの第ポリシリコン配線59a−59dは補のダミービット線DBLBに接続されるアクセストランジスタを構成する。したがって、補のダミービット線ZDBLに接続するアクセストランジスタは、これらの第3金属配線58a−58d上に伝達されるワード線選択信号に従って個々にオン状態となる。
【0176】
この図18に示すダミーセルDCa−DCdの個々のレイアウトは、図2に示す正規メモリセルのレイアウトと同じである。したがって、ダミービット線および正規ビット線に接続されるダミーセルおよび正規メモリセルの数が同じであり、ダミービット線DBLと正規ビット線BLおよびZBLBの負荷を同じとすることができる。これにより、確実に、ダミービット線の電圧変化速度を、正規ビット線の電圧変化速度よりも大きくすることができる。また、正規ビット線BLおよびZBLの電圧低下速度に対する、ダミービット線DBLの電圧低下速度を容易に予測することができ、読出信号SEの立上がりタイミングを予測でき、この読出信号に従ったセンスアンプの活性化およびワード線の非選択駆動タイミングを容易に調整することができる。
【0177】
図19は、この図18に示すレイアウトの第1金属配線までのレイアウトを示す図である。この図19に示すように、ダミーセルDCa−DCdそれぞれにおいて、接続部56a−56dにより、ワード線を構成する第1ポリシリコン配線57a−57dが接続される。これらの接続部56a−56dは、上層のビアホールを介して第2金属配線に接続される。
【0178】
また、第1ポリシリコン配線59a−59dは、それぞれ、接続部を介して図18に示す第3金属配線52a−52dに接続されて、それぞれワード線WLa−WLdに接続される。
【0179】
これらのダミーセルDCa−DCdにおいては、また、内部記憶ノードを電源電圧レベルに固定するために、活性領域62dおよび62eそれぞれと平行に第1金属配線63aおよび63bが形成され、第1金属配線および第1ビアホールを介して電源線に接続され、Lレベルデータを記憶する記憶ノードに対して配置される負荷トランジスタおよびドライバトランジスタのゲートへ電源電圧を供給する。
【0180】
Nウェル領域1において、活性領域62a−62eが形成され、それぞれ、PチャネルMOSトランジスタが形成される。これらの活性領域62a−62eは、それぞれ列方向において隣接するダミーセルにより共有される。アクセストランジスタおよびドライバトランジスタを形成するために、Y方向に延在して活性領域60aおよび60bが形成される。
【0181】
この図19に示す第1金属配線までのレイアウトは、先の図3に示す正規メモリセルのレイアウトと全く同じである。したがって、この負荷トランジスタおよびドライバトランジスタおよびアクセストランジスタのゲートおよび活性領域の形状を、正規メモリセルのそれらと一致させることができ、ダミーセルおよび正規メモリセルのトランジスタの特性を一致させることができる。したがって、トランジスタのしきい値電圧およびチャネル幅とチャネル長の比などの製造パラメータがばらついても、正規メモリセルおよびダミーセルのトランジスタ特性のばらつきを同じ方向に変化させることができ、製造パラメータのばらつきに対しても、マージンを大きくすることができる。
【0182】
図20は、この図18に示すダミーセルの第1ビアホールから第3金属配線のレイアウトを示す図である。この図20に示すように、ダミーセルDCa−DCdにそれぞれ対応して、X方向に延在する第3金属配線52a−52dが配設される。その第3金属配線52a−52dと交差するように、Y方向に延在して、第2金属配線55が配設される。この第2金属配線55は、接続部56a−56dに形成される第1ビアホールを介して図19に示す第1ポリシリコン配線57a−57dに電気的に接続される。この第2金属配線55と第3金属配線52b−52dの交差部には、第2ビアホールは形成されない。第2金属配線55は、第2ビアホール54を介して第3金属配線52aに接続される。
【0183】
これらの第3金属配線52a−52dは、また第2ビアホール58a−58dをそれぞれ介して、ダミーセルDCa−DCdの補のダミービット線に接続するアクセストランジスタのゲートを構成する第1ポリシリコン配線59a−59d(図18、図19参照)に接続される。
【0184】
したがって、この図20に示すレイアウトにおいては、単に、第2金属配線55が、4ビットのダミーセルDCa−DCdに共通に配設され、これらが接続部5a−56dにより、ダミービット線DBLに接続するアクセストランジスタのゲートに接続される点が異なる。したがって、ビアホールの位置を変更するだけで、容易に、正規メモリセルと同一レイアウトでダミーセルを配置して4ビットのダミーセルを同時に選択することができる。
【0185】
なお、図20においてY方向に延在する第2金属配線は、接地電圧を伝達する接地線、ダミービット線DBL、電源電圧VDDを伝達する電源線、補のダミービット線DBLB、および接地電圧GNDを伝達する接地線を、それぞれ構成する。
【0186】
なお、この図18から図20に示すダミーセルのレイアウトにおいて、X方向において隣接するダミーセルは、この図20に示すレイアウトと鏡映対称なレイアウトを有する。このビアホールおよびコンタクトホールをX方向において隣接するダミーセルで共有する場合、以下のレイアウトが利用されてもよい。すなわち、図20に示すレイアウトにおいて、ワード線WLbに対する第2ビアホール58bにより、第2金属配線を、この4ビットのダミーセルに共通に接続する。この場合、ワード線WLbが選択されたときに、補のダミービット線DBLBに、同時に4ビットのダミーセルが接続される。しかしながら、ダミービット線DBLBは、電圧検出には用いられないため、特に問題は生じない。これにより、冗長セル列を配置することなく、高密度で、ダミーセルを4列配置することができる。
【0187】
以上のように、この発明の実施の形態5に従えば、ダミーセルを、正規メモリセルと同一のレイアウトで構成し、単に第2金属配線のレイアウトを変更しかつ第2ビアホールの位置を変更するだけで、4ビットのダミーセルを共通のワード線に接続している。これにより、正規メモリセルおよびダミーセルをトランジスタ特性を容易に同一とすることができ、タイミング設計が容易となる。
【0188】
[実施の形態6]
図21は、この発明の実施の形態6に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図21において、この半導体記憶装置は、各々が、行列状に配列される正規メモリセルを有する正規サブメモリセルアレイ70aおよび70bと、これらの正規サブメモリセルアレイ70aおよび70bの間に配置される行デコーダ72を含む。行デコーダ72は、正規サブメモリセルアレイ70aおよび70bにおいて同時に、ワード線を選択状態へ駆動してもよい。この場合、ダミーセル列71a−71dそれぞれにおいて、ワード線選択時において4ビットのダミーセルが同時に選択される。
【0189】
これに代えて、行デコーダ72は、またアレイ選択信号に従って、正規サブメモリセルアレイ70aおよび70bの一方においてワード線を選択するように構成されてもよい。すなわち、ワード線を駆動するワード線ドライブ回路に対しアレイ選択信号を与え、選択された正規サブメモリセルアレイに対して設けられるワード線ドライブ回路のみを活性化する。この場合、行アドレス信号をデコードする行デコード回路は、正規サブメモリセルアレイ70aおよび70bに対して共通に設けられてデコード動作を行なう。この構成の場合、ダミーセル列71a−71dそれぞれにおいて、対応のワード線の選択時に2ビットのダミーセルが同時に選択される。
【0190】
正規サブメモリセルアレイ70aのX方向についての両側にダミーセル列71aおよび71bが対向して配置され、また正規サブメモリセルアレイ70bのX方向の両側に、ダミーセル列71cおよび71dが対向して配置される。これらのダミーセル列71a−71dは、図17に示すダミーセル列50a−50dに対応する。
【0191】
正規サブメモリセルアレイ70aに対しては、周辺回路76aが設けられ、正規サブメモリセルアレイ70bに対応して、周辺回路76bが配置される。これらの周辺回路76aおよび76bの各々は、列デコーダ、プリチャージ回路、センスアンプおよびライトドライバを含む。これらの周辺回路76aおよび76bの間に制御回路74が配設される。これらの周辺回路76aおよび76bは、アレイ選択信号に従って選択的に活性化されてもよく、また、同時に活性/非活性が制御されてもよい。
【0192】
したがって、読出信号を生成する場合、メモリアレイ単位で活性/非活性が行われる場合には、ダミーセル列71aおよび71bに対応して配置されるダミービット線の電圧に従って周辺回路76aに含まれるセンスアンプの活性化タイミングおよびワード線非活性化タイミングおよびプリチャージ回路の活性化タイミングが決定される。同様に、ダミーセル列71cおよび71dに対応してそれぞれ設けられるダミービット線の電圧レベルに従って、周辺回路76bに設けられるセンスアンプの活性化、ワード線の非活性化およびプリチャージ回路の活性化のタイミングが決定される。この場合、各ダミーセル列において、対応のワード線が選択されたときには、2ビットのダミーセルが選択状態へ駆動される。したがって、この構成の場合には、制御回路74は、このアレイ選択信号に従って、周辺回路76aおよび76bの一方の活性/非活性化を実行する。
【0193】
また、これに代えて、正規サブメモリセルアレイ70aおよび70bが同時にワード線選択が行われてもよい。この場合には、周辺回路76aおよび76bが同時に活性化される。読出信号の活性化は、ダミーセル列71a−71dの電圧を検出して行われる。この場合には、各ダミーセル列において4ビットのダミーセルが対応のワード線選択時に選択状態へ駆動される。
【0194】
ダミーセル列71a−71dそれぞれに配列されるダミーセルは、先の図6から図8または図18から図20に示すレイアウトを有する。
【0195】
したがって、複数ビットを同時に選択するための第2金属配線15sまたは55を配置する部分を、正規サブメモリセルアレイから遠い端部に配置することにより、この正規サブメモリセルアレイ70aおよびダミーセル列71aおよび71bにおいて、同じレイアウトでダミーセルおよび正規メモリセルを配置することができる。正規サブメモリセルアレイ70bおよびダミーセル列71cおよび71dについても同様である。したがって、この複数ビットを同時に選択するための第2金属配線(15sまたは55)のために、冗長セルを正規メモリセル列に対して配置する必要がなく、正規サブメモリセルアレイ70aおよび70bの面積増大を抑制することができる。
【0196】
[実施の形態7]
図22は、この発明の実施の形態7に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。この図22に示す構成においては、正規サブメモリセルアレイ70aの行デコーダ72に近い端部にダミーセル列71eおよび71fが配置される。正規サブメモリセルアレイ70bと行デコーダ72の間に、ダミーセル列71gおよび71hが配置される。他の構成は、図21に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0197】
行デコーダ72から、正規サブメモリセルアレイ70aおよび70dに対し、ワード線駆動信号が伝達される。ワード線には、配線抵抗があり、信号伝搬遅延が生じる。この行デコーダ72に近接してダミーセル列71e−71hを配置することにより、このワード線駆動信号の伝搬遅延の影響を受けることなく、早いタイミングでダミーセル列71e−71hを放電することができる。
【0198】
したがって、図23に示すように、電圧検出回路75に対し、ダミーセル列71e−71hそれぞれに対応して配置されるダミービット線DBLe−DBLhが結合した場合、これらのダミービット線DBLe−DBLhの電圧レベルが、電圧検出回路75の入力論理しきい値以下になるタイミングに時間差が生じず、ダミービット線DBLe−DBLhの電圧レベルに従ってほぼ実質的に同じタイミングで、読出信号SEを立上げることができる。この読出信号SEの立上がりに対しタイミングマージンを考慮する必要がなく、センスアンプ活性化信号の活性化タイミングに対し十分にマージンをとることができ、センスアンプの活性化タイミングを最適化することができる。
【0199】
なお、図23に示す電圧検出回路75においては、ダミーセル列71e−71hそれぞれに対応して配置されるダミービット線DBLe−DBLhが共通に結合されている。これは、ダミーセル列71eおよび71fにおいては、ワード線WL0およびWL2がそれぞれ選択されたときに、ダミービット線DBLeおよびDBLfを、それぞれ、放電し、ダミーセル列71gおよび71hについては、ワード線WL1およびWL3が選択されたときに、対応のダミービット線DBLgおよびDBLhを放電する。したがって、この図22に示す構成においては、正規サブメモリセルアレイ70aおよび70bにおいて共通に、ワード線が同時に選択状態へ駆動される。メモリセルアレイ選択信号に従って周辺回路76aおよび76bの一方が活性化される。
【0200】
この図22に示す構成において、アレイ選択信号に従ってメモリアレイ70aおよび70bの一方が選択される構成であってもよい。この場合には、電圧検出回路が周辺回路76aおよび76b個々に配置されて、対応のセンスアンプの活性化が行われる。
【0201】
以上のように、この発明の実施の形態7に従えば、行デコーダの両側に正規メモリセルアレイを配置し、かつこの行デコーダに近い側に、それぞれ2列のダミーセル列を配置しており、正確なタイミングで、読出信号を活性化して、センスアンプの活性化、ワード線の非選択状態への駆動を行なうことができる。
【0202】
[実施の形態8]
図24は、この発明の実施の形態8に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図24において、正規サブメモリセルアレイのX方向についての両側にダミーセル列71aおよび71bが配設される。これらのダミーセル列71aおよび71bに隣接してエッジセル列80aおよび80bが配置される。エッジセル列80aは、ダミーセル列71aの外側に配置される。エッジセル列80bはダミーセル列71bと行デコーダ72の間に配置される。
【0203】
正規サブメモリセルアレイ70bに対しても、そのX方向について、両側にダミーセル列71cおよび71dが配置される。行デコーダ72とダミーセル列71cの間にエッジセル列80cが配置される。ダミーセル列71dの外側にエッジセル列80dが配置される。残りの周辺回路86aおよび76bと制御回路74は、先の図21に示す構成と同様に配置される。
【0204】
エッジセル列80a−80dは、正規メモリセルのパターンずれを防止するために、アレイ端部に配置される。これらのエッジセル列80a−80dにおいては、メモリセルと同一のレイアウトパターンを有する形状ダミーセル(エッジセル)が配置される。これらのエッジセル列80a−80dに含まれるエッジセルは、データ記憶には用いられず、単にメモリセルのレイアウトパターンの規則性を維持するために用いられる。
【0205】
すなわち、微細化が進むにつれて、パターニング時において、段差部における露光光の乱反射などにより、近接するレイアウトパターンの影響により、パターン仕上り寸法の制御が困難になってきている。このため、近年においては、所望のレイアウト形状をマスク上に焼付ける際に、近接したレイアウトパターンの影響を考慮したサイズ補正を加える手法が一般に取入れられている。しかしながら、メモリセルのように非常に微細化されたパターンとその周辺パターンとの境界は、パターンの規則性が全く異なるため、その補正が困難である。
【0206】
したがって、仕上り寸法が、所望値からずれる可能性のあるメモリセルアレイの端部においては、通常のデータ記憶用のメモリセルとしては用いない単なる形状ダミーセル(エッジセル)を配置し、そのデータを記憶するためのメモリセルアレイに対するパターンの規則性を維持し、データ記憶用メモリセルの仕上り寸法が所望値からずれないようにする工夫が行なわれている。
【0207】
この実施の形態8においては、エッジセル列80a−80dそれぞれに隣接してダミーセル列71a−71dを配置する。エッジセル列80a−80dに配置されるエッジセルは、データ記憶には用いられないため、このエッジセル列80a−80dのエッジセルと対応のダミーセル列71a−71dのダミーセルを同一レイアウトにパターニングする。したがって、同一ワード線に複数のダミーセルのアクセストランジスタが接続される構成において対応のエッジセル列においても同一のワード線に複数のエッジセルのダミーアクセストランジスタが接続される。ダミーセル列71a−71dそれぞれに隣接して正規メモリセル列が配置される。この場合、ダミーセル列71a−71dそれぞれと正規サブメモリセルアレイ70a−70bの対応の正規メモリセルのレイアウトを対称的に配置することにより、正規サブメモリセルアレイ70aおよび70bにおいては、正規メモリセルをダミーセルのレイアウトの影響を受けることなく各ワード線に対応して配置することができる。
【0208】
これにより、ダミーセル列71a−71dの不規則性を解消するために冗長セル列を配置する必要がなく、メモリセルアレイの面積増大を抑制することができる。
【0209】
図25は、エッジセルおよびダミーセルのレイアウトを概略的に示す図である。図25においては、ダミーセルDC0およびDC1とエッジセルEC0およびEC1を代表的に示す。ダミーセルDC0およびDC1の右側の領域に、正規サブメモリセルアレイの正規メモリセルが配置される。エッジセルEC0およびEC1の左側に、図24に示す行デコーダが配置されるか、または、エッジセルEC0およびEC1の外側には、メモリセルアレイ外部に配置される周辺回路が配置される。
【0210】
Y方向に延在して、活性領域92aおよび92eが、Nウェル1aの領域の外部に配置され、またNウェル1bの外部に、活性領域92fおよび92jが形成される。これらの活性領域において、NチャネルMOSトランジスタが形成される。
【0211】
Nウェル1aにおいては、活性領域92b、92cおよび92dがY方向に延在する矩形状に形成される。Nウェル1b内においては、Y方向に延在する矩形状に活性領域92g、92hおよび92iが形成される。
【0212】
活性領域92aと平行に、第2金属配線94aがY方向に延在して形成される。活性領域92bと平行に第一金属配線93aが形成される。この金属配線93aは、ビアホールを介して第2金属配線94cに接続される。この第2金属配線94cはまた、活性領域92cおよび92dのソース領域に結合される。
【0213】
活性領域92eと平行に、第2金属配線94eが配設される。この第2金属配線94a−94eは、それぞれ接地電圧GNDを伝達する。したがって、エッジセルEC0およびEC1においては、内部ノードがすべて接地電圧レベルとなる。
【0214】
このエッジセルEC1およびダミーセルDC1に共通にX方向に、第3金属配線90aが配設され、エッジセルEC0およびダミーセルDC0に共通に、X方向に延在して、第3金属配線90bが形成される。この第3金属配線90aは、ビアホール91cを介して、エッジセルEC1のアクセストランジスタのゲートに接続される。第3金属配線90bは、ビアホール91dおよびコンタクトホールを介して、エッジセルEC0のアクセストランジスタのゲートに接続される。
【0215】
一方、この第3金属配線90bは、ビアホール91eを介して、第2金属配線94kに接続される。この第2金属配線94kは、コンタクトホールを介して、このエッジセルEC0およびEC1の他方のアクセストランジスタのゲートに共通に接続される。したがって、エッジセルEC0およびEC1において、このダミーセルとの境界部に配置されるアクセストランジスタは、共通にワード線WL0に接続される。ワード線WL0に4つのダミーセルが接続される場合には、このエッジセルおよびダミーセルの境界領域の第2金属配線94kを、4ビットのメモリセルにわたって連続的に点在させる。
【0216】
ダミーセルは、このエッジセルとX方向に関して鏡映対称なレイアウトを有しており、活性領域92fと平行に形成される第2金属配線94fは、接地電圧を伝達する。この活性領域92fに形成されるアクセストランジスタは、コンタクトホールおよび第1ビアホールを介して第2金属配線94gに接続される。
【0217】
第3金属配線90aは、第2ビアホール91aを介して、ダミーセルDC1の他方のアクセストランジスタのゲートに接続される。また第3金属配線90bは、第2ビアホール91bを介して、このダミーセルDC0の他方のアクセストランジスタのゲートに接続される。
【0218】
活性領域92jに平行に第2金属配線94jが形成される。この第2金属配線94jは接地電圧を伝達し、活性領域92jに中央領域に形成されるコンタクトホールを介してドライバトランジスタのソース領域に結合される。
【0219】
第2金属配線94jと平行に第2金属配線92iが配置される。この第2金属配線94iは、活性領域92jに形成されるアクセストランジスタに、第1金属配線および第1ビアホールを介して接続される。第2金属配線が補のダミービット線を構成する。
【0220】
このダミーセルDC0およびDC1に隣接して、図示しない正規メモリセルが形成される。この正規メモリセルは、ダミーセルとX方向に関して鏡映対称のレイアウトを有している。したがって、このダミーセルと正規メモリセルの境界領域においては、ダミーセルDC0およびDC1のアクセストランジスタは、それぞれ、ゲートがワード線WL1およびWL0を構成する第3金属配線90bおよび90aに接続されている。したがって、正規メモリセルも同様、これらの第3金属配線90bおよび90aに対応するワード線WL0およびWL1によりそれぞれ個々に選択される。
【0221】
したがって、ダミーセルのレイアウトの影響を受けることなく、正規メモリセルを配置することができる。また、エッジセルが配置されているため、ダミーセルも、規則的なパターンを、正規メモリセルと同様に繰返して形成されるため、パターンのずれを抑制することができ、ダミーセルおよび正規メモリセルのトランジスタ特性をこのエッジセルにより、均一化することができる。
【0222】
図26は、図25に示すレイアウトの活性領域から第1金属配線までのレイアウトを示す図である。図26に示すように、Y方向に延在して、活性領域92a−92jが形成される。活性領域92a、92e、92f、および92jはY方向に連続的に延在して形成される。これらの活性領域92a−92jと交差するように、ポリシリコン配線が形成されて、MOSトランジスタのゲートが形成される。図26においては、アクセストランジスタのゲート電極となるポリシリコン配線96a−96fを示す。
【0223】
この図26に示すように、第1金属配線までのレイアウトについては、エッジセルおよびダミーセルは同じであり、その境界領域に関して鏡映対称にそのパターンがレイアウトされている。正規メモリセルはダミーセルと鏡映対称のパターンレイアウトを有している。したがって、ダミーセル、正規メモリセルおよびエッジセルの活性領域およびゲート電極の形状は、エッジセル、ダミーセルおよび正規メモリセルについてすべて同じである。エッジセルは境界領域に配置されており、パターンずれの影響を受けても、ダミーセルおよび正規メモリセルのトランジスタ特性は、エッジセルによりパターンレイアウトの規則性が維持されているため、トランジスタ特性を均一化することができる。
【0224】
図27は、この図25に示すレイアウトの第1ビアホールから第3金属配線のレイアウトを示す図である。図27において、Y方向に延在して、第2金属配線94a−94jが形成される。X方向に沿って第3金属配線90aおよび90bが形成される。この第3金属配線90aはその両側の第2ビアホール91cおよび91aより、それぞれエッジセルEC1およびダミーセルDC0のアクセストランジスタのゲートに接続される。
【0225】
第3金属配線90bは、その両側の第2ビアホール91dおよび91bにより、エッジセルEC1およびダミーセルDC1のアクセストランジスタのゲートに接続される。第3金属配線90bは、さらに、このエッジセルおよびダミーセルの境界領域において、第2ビアホール91eを介して第2金属配線94kに接続される。
【0226】
この第2金属配線94kは第1ビアホールを介して、図26に示すポリシリコン配線96cおよび96dに接続される。エッジセルは、データ記憶には利用されず、パターンの規則性を維持するためだけに設けられているだけである。したがって、第2金属配線94kにより、2ビットまたは4ビットのダミーセルを1つのワード線に共通に接続しても、データ記憶動作に対して何ら影響は及ぼさない。またエッジセルが「冗長セル」の代わりに用いられており、メモリセルアレイの面積増大を抑制することができる。
【0227】
ダミーセルと正規メモリセルの境界領域においては、第2ビアホール91aおよび91bにより、それぞれワード線WL1およびWL0が、ダミーセルDC0およびDC1それぞれのアクセストランジスタのゲートに接続される。したがって、この正規メモリセルは、ダミーセルと鏡映対称なレイアウトを有しているため、ダミーセルと異なり、正規メモリセルにおいて、各列において、正確に、各ワード線ごとにメモリセルを選択することができる。
【0228】
また、エッジセルEC0およびEC1においては、第2金属配線94a−94eはすべて接地電圧GNDに固定されている。したがって、エッジセルにおいては電源ノードを含む内部ノードは、全て接地電圧レベルであり、このエッジセルEC0およびEC1においてパターンずれによりチャネルリーク電流などのリーク電流が生じるのを防止することができ、消費電流を低減することができる。
【0229】
なお、ダミービット線が2本だけ用いられる場合には、1つのメモリセルアレイの両側にメモリセル列およびエッジセル列の組を配置する。
【0230】
[実施の形態9]
図28は、この発明の実施の形態9に従う電圧検出回路の構成を示す図である。図28において、この電圧検出回路は、ダミービット線DBL0−DBL3それぞれに対して設けられる電位検知回路100a−100dを含む。これらの電位検知回路100a−100dは同一構成を有するため、図28においては、電位検知回路100aの構成を代表的に示す。この電圧検出回路は、従って、ダミーセル列において対応のワード線選択時に4ビットのダミーセルが同時に選択状態へ駆動される。
【0231】
電位検知回路100aは、ダミービット線DBL0の信号を反転して出力信号φAを生成するCMOSインバータIVと、ダミービット線DBL0と接地ノードとの間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタNQ2およびNQ3を含む。MOSトランジスタNQ2のゲートへは、CMOSインバータIVの出力信号φAが与えられる。MOSトランジスタNQ3のゲートへは、プリチャージ指示信号/PCが与えられる。
【0232】
このプリチャージ指示信号/PCは、先に図9等において説明したダミービット線および正規ビット線をプリチャージするプリチャージ回路26を活性化する信号/PRGと同じである。したがって、プリチャージ回路が活性状態のときには、プリチャージ指示信号/PCはLレベルであり、MOSトランジスタNQ3はオフ状態である。プリチャージ回路が非活性状態のときにはプリチャージ指示信号/PCはHレベルであり、MOSトランジスタNQ3はオン状態となる。
【0233】
CMOSインバータIVは、ダミービット線DBL0の電位に従って出力信号φAをHレベルに駆動するPチャネルMOSトランジスタPQ1と、ダミービット線DBL0の電圧レベルがHレベルのときに、導通し、出力信号φAをLレベルに設定するNチャネルMOSトランジスタNQ1を含む。
【0234】
このCMOSインバータIVにおいては、MOSトランジスタPQ1のチャネル幅を小さくし、MOSトランジスタNQ1のチャネル幅を大きくする。このNチャネルMOSトランジスタNQ1のチャネル幅を大きくすることにより、ダミーセルおよび正規メモリセルのNチャネルMOSトランジスタ(ドライブトランジスタおよびアクセストランジスタ)の特性のばらつきの影響をこの電位検知回路100a−100bにおいて大きく現わさせる。MOSトランジスタNQ2およびNQ3は、そのチャネル幅は十分に大きくされ、出力信号φAがHレベルとなると、高速で、ダミービット線DBL0を放電する。
【0235】
電圧検出回路は、さらに、電位検知回路100aおよび100bの出力信号を受ける2入力NOR回路102aと、電位検知回路100cおよび100bの出力信号を受ける2入力NOR回路102bと、NOR回路102aおよび102bの出力信号を受けて読出信号SEを生成するNAND回路104を含む。
【0236】
ダミービット線DBL0−DBL3の配置位置は、先の実施の形態6から8において示した配置のいずれが用いられてもよい。
【0237】
図29は、図28に示す電圧検出回路の動作を示す信号波形図である。以下、図29を参照して、この図28に示す電圧検出回路の動作について説明する。
【0238】
図29において、ダミービット線DBL0の電圧レベルが放電される場合の動作波形が一例として示される。スタンバイ状態においてプリチャージ指示信号/PCはLレベルであり、MOSトランジスタNQ3はオフ状態である。ダミービット線DBL0−DBL3は、それぞれ対応のプリチャージ回路のプリチャージトランジスタにより電源電圧レベルにプリチャージされている。
【0239】
メモリセル選択動作が行なわれ、たとえばワード線WL0が選択状態へ駆動されると、ダミービット線DBL0の電圧レベルがプリチャージ電圧レベルから低下する。このときにはプリチャージ信号/PCは、Hレベルにある。
【0240】
ダミービット線DBL0の電圧レベルの低下に従って、PチャネルMOSトランジスタPQ1のコンダクタンスが大きくなり、CMOSインバータIVの出力信号φAが徐々に増加し、CMOSインバータIVの入力論理しきい値を超えると、この出力信号φAが急速にHレベルに立上がる。この出力信号φAがHレベルとなると、MOSトランジスタNQ2がオン状態となる。このとき既にプリチャージ指示信号/PCは、ワード線選択時にHレベルに駆動されており、MOSトランジスタNQ3はオン状態である。したがってこの出力信号φAがHレベルとなり、MOSトランジスタNQ2が飽和領域で動作すると、高速でダミービット線DBL0が、これらのMOSトランジスタNQ2およびNQ3により放電されて、その電圧レベルが低下する。出力信号φAがHレベルとなると、NOR回路102aの出力信号がLレベルとなり、応じてNAND回路104の出力する読出信号SEがHレベルとなる。
【0241】
MOSトランジスタNQ2およびNQ3を配置して、出力信号φAの電圧レベルが上昇したときに、ダミービット線DBL0を接地電圧レベルに放電することにより以下の利点が得られる。すなわち、CMOSインバータIVが過渡領域にある時間を短くすることができ、応じてMOSトランジスタPQ1およびNQ1がともにオン状態となる期間を短くでき、貫通電流を低減することができ、消費電流を低減することができる。
【0242】
なお、このCMOSインバータIVの入力論理しきい値は、読出信号SEの活性化に応じて適当な電圧レベルに設定されればよい。MOSトランジスタPQ1の駆動力が小さくされる場合においても、これらのMOSトランジスタPQ1およびNQ1のしきい値電圧を調整することにより、所望の電圧レベルに、このCMOSインバータIVの入力論理しきい値を設定することができる。
【0243】
なお、1本のダミービット線が2ビットのダミーセルで駆動される場合には、2本のダミービット線が用いられるだけである。したがって、この場合には、たとえばダミービット線DBL0およびDBL1に対して設けられる電位検知回路100aおよび100bの出力信号を受けるAND回路(NANDゲートとインバータとの直列体に等価な複合ゲート)を配置する。
【0244】
以上のように、この発明の実施の形態9に従えば、ダミービット線電位を、検出するCMOSインバータの出力信号に従って対応のダミービット線を接地電圧レベルに駆動するように構成しており、ダミービット線の電位により、この電圧検出回路のCMOSインバータにおいて貫通電流が流れる期間を制限でき、応じて消費電流を低減することができる。
【0245】
[実施の形態10]
図30は、この発明の実施の形態10に従う電圧検出回路の構成を示す図である。図30において、電圧検出回路は、ダミービット線DBL0−DBL3それぞれに対応して設けられ、それぞれが、対応のダミービット線DBL0−DBL3上の電圧をゲートに受けるPチャネルMOSトランジスタPQ2−PQ5を含む。これらのMOSトランジスタPQ2−PQ5のドレインは、共通にノードNDDに接続され、それぞれのソースには、電源電圧が供給される。
【0246】
電圧検出回路は、さらに、プリチャージ指示信号PCに応答して導通し、導通時ノードNDDを接地電圧レベルにプリチャージするNチャネルMOSトランジスタNQ4と、ノードNDDの電位を反転するインバータIV1と、インバータIV1の出力信号がLレベルのとき導通し、導通時ノードNDDを電源電圧レベルにラッチするPチャネルMOSトランジスタPQ6と、インバータIV1の出力信号を反転して読出信号SEを生成するインバータIV2を含む。MOSトランジスタPQ6の電流駆動力は十分に大きくされる。
【0247】
プリチャージ指示信号PCは、ダミービット線DBL0−DBL3および正規ビット線BLおよびBLBを電源電圧レベルにプリチャージするプリチャージ回路の活性化時、Hレベルに設定される。したがって、内部ノードNDDは、スタンバイ状態時、接地電圧レベルにプリチャージされる。
【0248】
図31は、図30に示す電圧検出回路の動作を示す信号波形図である。図31を参照して、ダミービット線DBL0が放電される場合の動作を一例として、この図30に示す電圧検出回路の動作について説明する。
【0249】
スタンバイ状態時においては、ダミービット線DBL0−DBL3は、すべて電源電圧レベルにプリチャージされており、MOSトランジスタPQ2−PQ5はオフ状態にある。プリチャージ指示信号PCはHレベルであるため、MOSトランジスタNQ4がオン状態であり、ノードNDDは接地電圧レベルに維持される。
【0250】
メモリ選択指示が与えられて、ワード線が選択されて、たとえばワード線WL0が選択状態へ駆動されると、ダミービット線DBL0の電圧レベルがダミーセルにより低下する。このダミービット線DBL0の電圧レベルが低下し、MOSトランジスタPQ2のソース−ゲート間電圧が、MOSトランジスタPQ2のしきい値電圧の絶対値よりも大きくなると、MOSトランジスタPQ2が導通し、ノードNDDへ電流を供給する。
【0251】
このメモリセル選択動作開始時においては、プリチャージ指示信号PCは、Lレベルであり、MOSトランジスタNQ4はオフ状態にある。ノードNDDの電圧レベルが、MOSトランジスタPQ2の充電動作により上昇し、インバータIV1の入力論理しきい値を超えると、インバータIV1の出力信号がLレベルとなり、応じてMOSトランジスタPQ6が導通し、ノードNDDの電圧レベルを高速で電源電圧レベルにまでプルアップする。一方、インバータIV2が、このインバータIV1の出力信号を反転して、読出信号SEをHレベルに駆動する。
【0252】
インバータIV1は、ノードNDDの電圧レベルの反転増幅機能を有しており、このノードNDDの電圧レベルに従って、MOSトランジスタPQ6のオン/オフを制御する。したがって、このインバータIV1において貫通電流が流れる期間を短くすることができ、消費電流を低減することができる。
【0253】
また、ダミービット線DBL0は、MOSトランジスタPQ2のゲートに接続されている。したがって、このダミービット線DBL0はダミーセルにより駆動されるだけであり、接地電圧レベルにまでは放電されない。したがって、このダミービット線DBL0の充放電に要する消費電力を低減することができる。これは、他のダミービット線DBL1−DBL3の電圧レベルが低下する場合も同様である。
【0254】
したがって、この図30に示す電圧検出回路を利用することにより、読出タイミングを設定するための回路の消費電流の増大を抑制して、正確に内部でのセンスアンプ活性化タイミングおよびワード線非活性化タイミングおよびプリチャージ動作活性化タイミングを決定することができる。
【0255】
なお、図30に示す構成においても、ダミービット線が2本用いられる場合には、それぞれのダミービット線に対応して、PチャネルMOSトランジスタが配置される。
【0256】
なお、この図30に示す電圧検出回路において、MOSトランジスタPQ2−PQ5に代えて、NチャネルMOSトランジスタを用い、ノードNDDを、電源電圧レベルにプリチャージする構成が用いられてもよい。この場合には、MOSトランジスタPQ6のNチャネルMOSトランジスタで置き換えられる。また、インバータIV2は不必要となる。
【0257】
[他の適用例]
上述の実施の形態においては、SRAMが、半導体記憶装置として用いられている。しかしながら、フラッシュメモリのように、ビット線を流れる電流を検出してデータの読出を行なう不揮発性半導体記憶装置においても、この内部でのセンスアンプの活性化タイミングを設定する場合、ダミービット線を用いることにより、正確に決定することができる。この不揮発性半導体記憶装置の場合には、単にダミーセルとして、データを記憶する正規の不揮発性メモリセルと同一構造の不揮発性メモリセルを利用する。ワード線を金属配線で構成し、不揮発性メモリセルのコントロールゲートをポリシリコンで構成し、この金属配線とポリシリコンコントロールゲートとの接続を、ダミーセルにおいては、正規のメモリセルと異ならせる。
【0258】
【発明の効果】
以上のように、この発明に従えば、ダミーセルを、正規メモリセルと行方向に整列して配置し、ダミービット線を複数のダミーセルで駆動しており、アレイ構成にかかわらず、高速でダミービット線の電圧を変化させて、センスアンプ活性化のタイミングを示す信号を生成することができる。
【0259】
すなわち、正規メモリセルの行それぞれに対応して配置される複数のワード線に対し、複数列のダミーセルのいずれかのダミーセル列において複数のダミーセルを同一ワード線に接続するように構成することにより、ダミービット線および正規ビット線の負荷を同じとして、ダミービット線を正規ビット線よりも高速でその電圧レベルを変化させることができる。これにより、アレイ構成の変化にかかわらず、またメモリセルトランジスタ特性のばらつきにかかわらず、正確な、内部読出タイミングを設定する信号を生成することができる。
【0260】
また、ダミーセルを正規メモリセルと行方向に関して整列して配置することにより、容易にダミービット線および正規ビット線の負荷を同じとすることができ、また、ダミーセルを、正規メモリセルと同一ワード線で選択することにより、このダミービット線および正規ビット線の電圧変化開始タイミングを同じとすることができ、正確に、内部読出タイミングを設定することができる。
【0261】
また、ダミービット線と正規ビット線の負荷容量を実質的に同じ設定することにより、複数のダミーセルでダミービット線を駆動することにより、1つのワード線に接続される正規メモリセルの数にかかわらず、常にダミービット線の電圧変化を正規ビット線よりも早くすることができ、内部動作のタイミングのマージンを大きくすることができ、内部動作タイミングを最適化することができる。
【0262】
また、ダミーセルと正規メモリセルを同一のレイアウトで形成することにより、同一パターンを繰返し配置して正規メモリセルおよびダミーセルを配置することができ、レイアウトが容易となる。また、ダミーセルおよび正規メモリセルのトランジスタ特性を同じとすることができ、またこれらのダミーセルおよび正規メモリセルの製造パラメータのばらつきに起因するトランジスタ特性のばらつきを同じに設定でき、パラメータのばらつきに対するマージンを大きくすることができる。また、ダミービット線および正規ビット線の負荷を同じに設定することができる。
【0263】
また、ダミービット線のワード線選択時の電圧変化速度を、正規ビット線の電圧変化速度よりも大きく設定することにより、早いタイミングで、メモリセル選択が行なわれたタイミングを確定することができ、内部動作開始のためのマージンを大きくでき、内部動作開始タイミングの最適化を行なうことができる。
【0264】
また、ダミーセルをメモリセルアレイの一方端に互いに隣接して複数列に配置することにより、メモリセルアレイ中央部においてダミーセルを配置する場合の冗長セルが不要となり、メモリセルアレイ面積の増大を抑制することができる。
【0265】
また、このメモリセルアレイの行デコード回路に近い端部にダミーセル列を配置することにより、早いタイミングでダミービット線を駆動することができる。
【0266】
また、ダミーセル列をメモリセルアレイに分散して配置することにより、正規メモリセルのアレイ内に冗長セルを設ける必要がなく、ダミーセル列の端部において正規メモリセルのレイアウトに影響を及ぼすことなくダミーセルを配置することができる。
【0267】
またこのメモリセルアレイの両端にそれぞれ配置することにより、容易に、正規メモリセルのレイアウトパターンの規則性を乱すことなくダミーセル列を配置することができる。
【0268】
また、ダミービット線の電位を検出する電位検出回路と、この電位検出回路の出力信号に従ってセンスアンプ活性化信号を生成する回路とを設けることにより、データ読出時、早いタイミングで電位検出回路の出力信号を確定状態とすることができ、センスアンプ活性化信号の活性化タイミングを最適化することができる。
【0269】
また、このセンスアンプを、正規ビット線と列選択ゲートを介して結合されて電位を差動的に増幅して出力する回路で構成することにより、列選択後、最適タイミングでセンスアンプの活性化を行なうことができる。
【0270】
また、ダミーセル列に隣接して正規メモリセルと同一のレイアウトを有するエッジセル列を配置することにより、ダミーセルおよび正規メモリセルのレイアウトパターンの規則性を損なうことなくダミーセルおよび正規メモリセルを配置でき、ダミーセルと正規メモリセルのトランジスタ特性を均一化することができる。また、このエッジセル列を利用することにより、ダミーセル配置のための冗長セルが不要となり、正規メモリセルアレイの面積増大を抑制することができる。
【0271】
また、エッジセルの内部ノード電位を接地電圧レベルに固定することにより、エッジセルにおいてパターンずれが生じてもリーク電流が流れるのを防止することができ、消費電流を低減することができる。
【0272】
また、エッジビット線を接地電圧レベルに固定することにより、エッジビット線と電源線または接地線とが短絡してもリーク電流が流れるのを防止することができ、歩留まりを改善することができまた消費電流を低減することができる。
【0273】
また、このメモリセルアレイは、行デコード回路の両側に配置される構成の場合、ダミーセル列を、メモリセルアレイそれぞれにおいて行デコード回路に近い端部に配置することにより、早いタイミングで、ダミービット線を駆動することができ、内部動作タイミングの確定タイミングを早くすることができる。
【0274】
また、ダミーセルを、列方向において所定数のダミーセルのアクセストランジスタのゲートを相互接続することにより、容易に、1つのワード線に対し複数のダミーセルを、そのレイアウトの規則性を損なうことなく、接続することができる。
【0275】
電位検出回路を、高入力インピーダンスを介して対応のダミービット線に結合する構成とすることにより、ダミービット線の電位に悪影響を及ぼすことなく正確に、ダミービット線の電位の判定を行なうことができる。
【0276】
また、この電位検出回路を、対応のダミービット線の電位を受けるCMOSインバータと、このCMOSインバータの出力信号に従って対応のダミービット線を所定電圧レベルに駆動する回路とで構成することにより、ダミービット線電位変化時、ダミービット線が、中間電圧レベルに滞在する期間を短くでき、応じてCMOSインバータの貫通電流を低減することができる。
【0277】
また、この電位検出回路を、それぞれが、ダミービット線にゲートが接続されるMOSトランジスタと、この内部ノードを第1の電圧レベルに駆動するプリチャージトランジスタとこの内部ノードの電位に応答してセンスアンプ活性化信号を活性化しかつラッチするラッチアンプとで構成することにより、ダミービット線の電圧レベルを、所定電圧レベルにまで放電することがなく、ダミービット線ンの充放電に要する電力を低減することができる。また、このラッチアンプを利用することにより、内部ノードが中間電圧レベルに留まる時間を短くでき、ラッチアンプの貫通電流を低減することができる。
【0278】
また、このセンス活性化回路は、電位検出回路の少なくとも1個の電位検出回路の出力信号に従ってセンスアンプ活性化信号を活性化することにより、1つのワード線選択時正確に、センスアンプ活性化信号を活性化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う正規メモリセルの電気的等価回路を示す図である。
【図2】 図1に示す正規メモリセルのレイアウトを示す図である。
【図3】 図2に示すレイアウトの下層配線のレイアウトを示す図である。
【図4】 図2に示すレイアウトの上層配線のレイアウトを示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に従うダミーセルの電気的等価回路を示す図である。
【図6】 図5に示すダミーセルのレイアウトを示す図である。
【図7】 図6に示すレイアウトの下層配線のレイアウトを示す図である。
【図8】 図6に示すレイアウトの上層配線のレイアウトを示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の動作を示す信号波形図である。
【図11】 図9に示す制御回路の構成を概略的に示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態2に従う半導体記憶装置のダミーセルの要部の構成を概略的に示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態3に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図15】 図14に示す半導体記憶装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態4に従う半導体記憶装置のダミーセルの配置を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態4に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態5に従うダミーセルのレイアウトを示す図である。
【図19】 図18に示すレイアウトの下層配線のレイアウトを示す図である。
【図20】 図18に示すレイアウトの上層配線のレイアウトを示す図である。
【図21】 この発明の実施の形態6に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図22】 この発明の実施の形態7に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図23】 図22に示す半導体記憶装置の電圧検出部の構成を概略的に示す図である。
【図24】 この発明の実施の形態8に従う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図25】 この発明の実施の形態8に従う半導体記憶装置の要部のレイアウトを概略的に示す図である。
【図26】 図25に示すレイアウトの下層配線のレイアウトを示す図である。
【図27】 図25に示すレイアウトの上層配線のレイアウトを示す図である。
【図28】 この発明の実施の形態9に従う電圧検出回路の構成を示す図である。
【図29】 図29に示す電圧検出回路の動作を示す信号波形図である。
【図30】 この発明の実施の形態10に従う電圧検出回路の構成を示す図である。
【図31】 図30に示す電圧検出回路の動作を示す信号波形図である。
【符号の説明】
NMC,MC 正規メモリセル、DC,DC0−DC3,DCa−DCd ダミーセル、TDN01−TDN04,TDN11−TDN14 NチャネルMOSトランジスタ、TDP01,TDP02,TDP11,TDP12 PチャネルMOSトランジスタ、WL,WL0−WL3,WLa−WLd ワード線、20 正規メモリセルアレイ、21a,21b ダミーセル列、22 制御回路、31 電圧検出回路、21c−21f ダミーセル列、30 センスアンプ、31,52,75 電圧検出回路、70a,70b 正規サブメモリセルアレイ、71a−71h ダミーセル列、72 行デコーダ、80a−80d エッジセル列、100a−100d 電位検知回路、PQ1−PQ6 PチャネルMOSトランジスタ、NQ−NQ4 NチャネルMOSトランジスタ。

Claims (23)

  1. 行列状に配列される複数の正規メモリセル、
    前記正規メモリセルの各列に対応して配置され、各々に対応の列の正規メモリセルが接続する複数の正規ビット線、
    複数列に配置され、列が延在する方向に関して前記正規メモリセルと同数個が整列して配置される複数のダミーセル、
    前記ダミーセル列に対応して配置され、各々に対応のダミーセルが接続する複数のダミービット線、および
    前記正規メモリセル行に対応して配置され、各々に対応の行の正規メモリセルが接続する複数のワード線を備え、各前記ワード線に対しては、前記複数列のダミーセルのいずれかのダミーセル列において複数のダミーセルが接続される、半導体記憶装置。
  2. 前記ダミービット線と各前記正規ビット線の負荷容量は実質的に同じである、請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 各前記ダミーセルは、各前記正規メモリセルと同一のレイアウトを有する、請求項1記載の半導体記憶装置。
  4. 前記ダミービット線のワード線選択時の電圧変化速度は、前記正規ビット線の電圧変化速度よりも大きい、請求項1記載の半導体記憶装置。
  5. 前記ダミーセルは、メモリセルアレイの一方端に互いに隣接して複数列に配置される、請求項1記載の半導体記憶装置。
  6. 前記一方端は、与えられたアドレス信号をデコードしてアドレス指定されたワード線を選択状態へ駆動する行デコード回路に近い端部である、請求項記載の半導体記憶装置。
  7. 前記ダミーセル列は、メモリセルアレイにおいて分散して配置される、請求項1記載の半導体記憶装置。
  8. 前記ダミーセルは、メモリセルアレイの両端にそれぞれ配置される、請求項記載の半導体記憶装置。
  9. 各前記ダミービット線に対応して配置され、各々が対応のダミービット線の電位を検出する電位検出回路、および
    前記電位検出回路の出力信号に応答してセンスアンプ活性化信号を生成するセンス活性化回路、および
    前記センスアンプ活性化信号に応答して活性化され、選択された正規メモリセルのデータを増幅するセンスアンプをさらに備える、請求項1記載の半導体記憶装置。
  10. 前記センスアンプは、選択された正規メモリセルが接続する正規ビット線と列選択ゲートを介して結合され、活性化時、選択された正規メモリセルが接続される正規ビット線の電位を差動的に増幅して出力する、請求項記載の半導体記憶装置。
  11. 前記ダミーセル列は、メモリセルアレイの端部に配置され、
    前記半導体記憶装置は、さらに
    前記メモリセルアレイに前記ダミーセル各列と隣接して配置され、かつ前記正規メモリセルと同一形状を有しかつ行列状に配列される複数のエッジセルの列、
    前記ダミービット線に結合され、前記ダミービット線の電位を検出する電位検出回路、
    前記電位検出回路の出力信号に応答してセンスアンプ活性化信号を生成するセンス活性化回路、および
    前記センスアンプ活性化信号に応答して活性化され、活性化時、前記正規メモリセルの選択された正規メモリセルのデータを増幅するセンスアンプを備える、請求項1記載の半導体記憶装置。
  12. 前記エッジセルの内部ノードは接地電圧レベルに固定される、請求項11記載の半導体記憶装置。
  13. 前記エッジセルの列に対応して配置され、対応の列のエッジセルが接続されるエッジビット線をさらに備え、前記エッジビット線は接地電圧レベルに固定される、請求項11記載の半導体記憶装置。
  14. 前記エッジセルの列と前記正規メモリセルの列の間に前記ダミーセルの列が配置される、請求項11記載の半導体記憶装置。
  15. 前記メモリセルアレイは、行選択信号を生成する行デコード回路の両側に配置され、各メモリセルアレイにおいて、前記行デコード回路に近い端部に前記ダミーセルが配置される、請求項1記載の半導体記憶装置。
  16. 各前記ダミーセルは、対応のワード線の信号に応答して導通するアクセストランジスタを含み、列方向において所定数のダミーセルのアクセストランジスタのゲートが相互接続される、請求項1記載の半導体記憶装置。
  17. 前記電位検出回路は、対応のビット線に高入力インピーダンスを介して結合され、動作モード指示信号に応答して活性化され、活性化時、対応のビット線の電位を増幅して出力するゲート回路を備える、請求項または11記載の半導体記憶装置。
  18. 前記ゲート回路は、前記対応のビット線の電位を受けるCMOSインバータと、
    前記動作モード指示信号の活性化に応答して、前記インバータの出力信号に従って前記対応のビット線の電位を所定電圧レベルに駆動するラッチゲートとを備える、請求項17記載の半導体記憶装置。
  19. 前記ゲート回路は、各々が、対応のビット線にゲートが結合されかつ第1の電源ノードと内部ノードとの間に接続され、該対応のビット線の電位に応答して前記内部ノードを前記第1の電源の位に駆動する複数の絶縁ゲート型電界効果トランジスタを備え
    前記センスアンプ活性化回路は、
    第2の電源ノードと前記内部ノードとの間に接続され、前記内部ノードを前記第1の電源の電位と異なる前記第2の電源の電位にプリチャージするプリチャージトランジスタと、
    前記内部ノードと出力ノードとの間に接続され、前記内部ノードの電位に応答して前記センスアンプ活性化信号を活性化しかつラッチするラッチ増幅器を備える、請求項17記載の半導体記憶装置。
  20. 前記センス活性化回路は、各前記電位検出回路の少なくとも1個の電位検出回路の出力信号が第1の論理レベルとなると前記センスアンプ活性化信号を活性化する、請求項17記載の半導体記憶装置。
  21. 行列状に配列される複数の正規メモリセル、
    複数列に配置される複数のダミーセル、
    前記ダミーセル列に対応して配置され、各々に対応のダミーセルが接続する複数のダミービット線、および
    前記正規メモリセル行に対応して配置され、各々に対応の行の正規メモリセルが接続する複数のワード線を備え、
    前記ダミーセルの列は、
    第1と第2のアクセストランジスタを有し、前記第1と第2のアクセストランジスタの制御端子が同一のワード線に接続される第1型のダミーセル、および
    第1と第2のアクセストランジスタを有し、該第1と第2のアクセストランジスタの制御端子が異なるワード線に接続される第2型のダミーセルを有し、
    各前記ワード線に対しては、前記複数列のダミーセルのいずれかのダミーセル列において前記第1型のダミーセルが接続される、半導体記憶装置。
  22. 行列状に配列される複数の正規メモリセル、
    複数列に配置される複数のダミーセル、
    前記ダミーセル列に対応して配置され、各々に対応のダミーセルが接続する複数のダミービット線、および
    前記正規メモリセル行に対応して配置され、各々に対応の行の正規メモリセルが接続する複数のワード線を備え、
    前記ダミーセルの列は、
    第1と第2のアクセストランジスタを有し、前記第1と第2のアクセストランジスタの制御端子が同一のワード線に接続される第1型のダミーセルと、
    第1と第2のアクセストランジスタを有し、該第1と第2のアクセストランジスタの制御端子がそれぞれ異なるワード線に接続される第2型のダミーセルとを有し、
    各前記ワード線に対しては、前記複数列のダミーセルのいずれかのダミーセル列において前記第1型のダミーセルの第1と第2のアクセストランジスタの制御端子と前記第2型のダミーセルの第1のアクセストランジスタの制御端子とが接続され、接続されたワード線が選択状態に駆動された場合には、前記第1型のダミーセルの第1と第2のアクセストランジスタと前記第2型のダミーセルの第1のアクセストランジスタとがそれぞれ導通する、半導体記憶装置。
  23. 前記ダミーセルは、前記正規メモリセルと行方向に関して整列して配置され、前記ダミーセルと前記正規メモリセルの列方向に配置されるセルの数が同数である、請求項21または22に記載の半導体記憶装置。
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