JP4053667B2 - 板状枠体付きicキャリアおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICモジュールを搭載した小型のICキャリアと、板状枠体とを備えた板状枠体付きICキャリアおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図11(A)(B)は、従来のICキャリアとその使用方法を説明する図である。
【0003】
ICキャリア41は、図11(A)に示すように、小型の基材(15×25mm程度)に、CPUやメモリ及び電極などを一体化したICモジュール42が搭載されたものであり、例えば、携帯電話の加入者識別票SIM(SUBSCRIBER IDENTITY MODULE)等として使用されている。
【0004】
ユーザは、電話加入権に相当する加入者認識票を取得すれば、共通仕様の携帯電話機50用途に応じて購入することができ、購入した携帯電話機50にその加入者認識票(ICキャリア41)を装着して使用している。
【0005】
しかし、このICキャリア41は、十分に普及しておらず用途が限られているので、多量生産する専用工場を建設すると、コストアップにつながる。また前述した加入者識別票として使用する場合には、封筒に入れて郵送するので、封入封緘作業がしずらい。また受け取った加入者も、携帯電話機50への装着前に取り扱いを誤って、破損、紛失する等の問題がある。
【0006】
このために、従来の設備を用いてICカード40を作製して、図11(B)に示すように、そのICカード40の板状枠体43に取り外し用のスリット44を複数箇所のブリッジ部45を残して形成し、ICキャリア41の部分のみを取り外して使用することが提案されている。このようにすれば、カードの製造及び検査設備のみならず、従来のICカードの発行・発送システムがそのまま使用できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来の形態のICキャリア41は、ICキャリアをICカード基体から取り外す際に、ICモジュール42に曲げや捩り等の負荷が掛かり、破壊や飛び出しなどを起こす可能性がある。また、板状枠体43から取り外すときに、ブリッジ部が残存突起として残り携帯電話機50の装着部に入り難い等の問題があったり、逆にICキャリア側に欠損部を生じるような問題もある。
【0008】
図12(A)(B)は従来のICキャリアの他の例を説明する図である。
【0009】
本願出願人の先の出願(特開平7−276870号公報)には、図12(A)(B)に図示するように、開口部を有する板状枠体43と、図12(B)のように一方の面に粘着剤層46aを有し、この粘着剤層46aを介して前記板状枠体43の裏面に貼付された裏貼りフィルム46とを備えたICカード40が提案されている。ICキャリア41は当該開口内において裏貼りフィルム46の粘着剤層46aにより固定して保持される。
【0010】
しかし、この場合にも、板状枠体43の裏面に裏貼りフィルム46を特別に設ける工程が必要であるため、コスト高となったり、裏貼りフィルム46を板状枠体43との間に空気層を含まないように平滑に貼ることがむずかしいというような問題がある。
【0011】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、ブリッジや裏貼りフィルムを設けることなく、ICキャリアを板状枠体に適切に保持することができる板状枠体付きICキャリアおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コアシートと、コアシートの一方の面に設けられたオーバーシートとを有し、コアシートに開口部が形成された板状枠体と、板状枠体の開口部に装着され、板状枠体との間に周縁スリットを形成するとともに、開口部に対応するオーバーシートにより保持された、ICモジュールを有するICキャリアと、を備え、ICキャリアのオーバーシートとの接着面に、融着阻害層を設け、融着阻害層は無溶剤型の光硬化または熱硬化性インキによる印刷塗布層からなることを特徴とする板状枠体付きICキャリアである。
本発明は、コアシートと、コアシートの一方の面に設けられたオーバーシートとを有し、コアシートに開口部が形成された板状枠体と、板状枠体の開口部に装着され、板状枠体との間に周縁スリットを形成するとともに、開口部に対応するオーバーシートにより保持された、ICモジュールを有するICキャリアと、を備え、ICキャリアのオーバーシートとの接着面に、融着阻害層を設け、融着阻害層は多数の網状点からなり、融着阻害層は複数の領域に分割されるとともに、各領域の網状点の面積率が異なることを特徴とする板状枠体付きICキャリアである。
本発明は、コアシートと、コアシートの一方の面に設けられたオーバーシートとを有し、コアシートに開口部が形成された板状枠体と、板状枠体の開口部に装着され、板状枠体との間に周縁スリットを形成するとともに、開口部に対応するオーバーシートにより保持されたICモジュールを有するICキャリアと、を備えた板状枠体付きICキャリアの製造方法において、コアシートの一方の面にオーバーシートを積層し、コアシートとオーバーシートを融着プレスして板状枠体を形成する工程と、板状枠体を座ぐり加工して座ぐり凹部を形成する工程と、板状枠体にICキャリアの周縁をなす周縁スリットを設ける工程と、座ぐり凹部内にICモジュールを装着する工程と、を備え、コアシートにオーバーシートを積層する前に、予めコアシートのうちICキャリアに対応する部分に融着阻害層を形成する工程を更に備えたことを特徴とする板状枠体付きICキャリアの製造方法である。
【0013】
本発明の板状枠体付きICキャリアによれば、ICキャリアが開口部を有する板状枠体においてオーバーシートに剥離自在に仮着され保持されているので、ICキャリアを板状枠体から必要な際に容易に取り外して使用することができる。さらに、取り外したICキャリアは従来のようにブリッジ部を介して板状枠体に支持されている場合のように、ブリッジ部の破損によるエッジ部の残存や欠損を生じることがなく、また、粘着フィルムにより支持する場合のように、特別な材料を使用したり、別の工程を必要とすることもない。
【0014】
また、本発明の板状枠体付きICキャリアの製造方法によれば、このような板状枠体付きICキャリアをICカードの従来設備を使用して容易にかつ安価に製造することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
板状枠体付きICキャリアの第1の実施の形態
図1(A)(B)(C)、図5および図6は、本発明による板状枠体付きICキャリアの第1の実施の形態を示す図である。図1(A)はその平面図、図1(B)は、図1(A)のA−A線における側断面図、図1(C)は裏面図を示している。
【0016】
図1(A)(B)(C)に示すように、板状枠体付きICキャリア10はコアシート21と、コアシート21の両面に設けられたオーバーシート22,23とを有し開口部30が設けられた板状枠体13と、板状枠体13の開口部30内に装着されるとともにICモジュール12が搭載されたICキャリア11とを備えている。このうち板状枠体13の開口部30には一方のオーバーシート、例えばオーバーシート22が残存し、開口部30内のICキャリア11はこのオーバーシート22により接着保持されている。
【0017】
板状枠体13のコアシート21とオーバーシート22は、塩化ビニル樹脂等の樹脂シートからなり、ICキャリア11はICモジュール12側のオーバーシート22により保持されている。またコアシート21およびオーバーシート23のうちICモジュール12の外周にICキャリア11の周縁をなす周縁スリット13aが形成されている。周縁スリット13aは図1(A)で点線で図示され、図1(C)では実線で図示されている。なお板状枠体13には、表示18aが設けられ、ICキャリア11には表示18bが設けられ、さらに板状枠体13にはサインパネル19が設けられている。またICキャリア11のICモジュール12側の面に、オーバーシート22との融着を阻害する融着阻害層14が設けられている。
【0018】
次に図5および図6により、ICキャリア11について詳述する。
【0019】
図5(A)はICキャリアの表面を示し、図5(B)はその裏面を示している。ICキャリア11は図5(A)のように、縦Y1(約15.00mm)×横X1(約25.00mm)程度の樹脂製の基体11aと、基体11aに搭載された縦Y2(約10.6mm)×横X2(約12.0mm)程度のICモジュール12とを有している。また基体11aには対象機器への装着時の位置決めとなる切り欠き11bが形成され、この切り欠き11bの長さZは約3.00mm程度となっている。
【0020】
図6は、本発明による他のICキャリア11の詳細を示す平面図である。ICキャリア11は基体11aと、基体11aに搭載されたICモジュール12からなっている。ICモジュール12は8個(C1〜C8)の接触部からなる外部端子12cを有し、各外部端子12cの形状は略四角形状となっている。さらに、外部端子12cの位置はISOに準拠する位置(ISOに準拠するICカードのICモジュールの端子位置)に配置することが好ましい。すなわち図6において、ICキャリア11の左端から、aが最大4.0mm、bが最小6.0mm、cが最大11.62mm、dが最小13.62mm、ICキャリア11の上端からeが最大2.75mm、fが最小4.45mm、gが最大5.29mm、hが最小6.99mm、iが最大7.83mm、jが最小9.53mm、kが最大10.37mm、lが最小12.07mmとなる。また、図6において板状枠体13の縁部からICキャリア11までの距離は、oが16.48mm、qが6.25mmとなる。さらに、ICキャリア11の形状はpが15±0.1mm、rが25±0.1mmとされる。また、切り欠き部m,nの大きさは3±0.1mmとされる。
【0021】
次に各部の材料について述べる。板状枠体13およびICキャリア11のコアシート21は、塩化ビニルに限らず、PBT、アクリル、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)樹脂またはこれらの樹脂の組み合わせによるポリマーアロイ樹脂等の各種の硬質樹脂を使用することができる。このうちアクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂を用いると、切削加工性がよく、座ぐり加工を容易かつ精度よく行うことができる。塩化ビニル樹脂の場合は、一般に可塑剤を充填しないか少ない添加量(1〜5%)の硬質のものが使用される。
【0022】
オーバーシート22,23の材質および厚さは、全光線透過率で測定して80%以上のものが好ましい。光線透過率の高いものは、目視したときに、透明で印刷絵柄の色調、美観を損なわずに見ることができる。このようなシートには、コアシート21との熱融着性が良好である限り、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、酢酸セルロース、ナイロン、エチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリプロピレン、ポリビニルブチラール、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂、メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂もしくはそれらのポリマーアロイ樹脂を使用することができる。
【0023】
融着阻害層14を形成する印刷インキベヒクルは、コアシート21やオーバーシート22,23と加熱時に相溶しないものが好ましい。すなわち、塩化ビニルやその他のビニル系のものは避け、硝化綿やエチルセルロース等の繊維要素のものをこの目的に使用することができる。また、溶剤を含む場合はコアシート21の材料の溶解作用をするので融着を生じ易くする。従って、光硬化とか熱硬化型のモノマーを使用し、溶剤を含まない型の印刷インキであることも好ましい。光硬化型インキとしては、ウレタン系(メタ)アクリレート、エポキシ系(メタ)アクリレート、ポリエステル系(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸変性された樹脂モノマーを、反応性希釈剤、光硬化開始剤とともに使用することができる。
【0024】
板状枠体付きICキャリアの第2の実施の形態
図2(A)は、本発明による板状枠体付きICキャリアの第2の実施形態を示す平面図、図2(B)は、図2(A)のA−A線における断面図、図2(C)はその裏面図を示している。
【0025】
図2(A)(B)(C)に示す第2の実施の形態は、ICキャリアが板状枠体13の開口部30内に装着されるとともに、ICキャリアがコアシート21下方のオーバーシート23に接着保持されている点が異なるのみであり、他は図1、図5および図6に示す第1の実施の形態と略同一である。第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0026】
本実施形態において板状枠体付きICキャリア10は、ICキャリア11と、板状枠体13とを備え、板状枠体13は、塩化ビニル樹脂等の樹脂シートで構成され、ICキャリア11はICモジュール12と反対側のオーバーシート23によって保持されている。またICキャリア11の周縁には周縁スリット13aが形成されている。周縁スリット13aは図2(A)で実線で図示され、図2(C)の裏面では点線で図示されている。
【0027】
またICキャリア11のICモジュール12と反対側の面に、オーバーシート23との融着を阻害する融着阻害層14が設けられている。
【0028】
板状枠体付きICキャリアの第3の実施の形態
次に図3により、板状枠体付きICキャリアの第3の実施の形態について説明する。
【0029】
図3に示す第3の実施の形態は、ICキャリア11の構成が異なるのみであり、他は図1、図5および図6に示す第1の実施の形態と同様である。第3の実施の形態において、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0030】
図3において、板状枠体13は、上側コアシート21aと、下側コアシート21bとからなるコアシート21と、オーバーシート22,23とを有し、コアシート21を座ぐり機で座ぐり加工することにより、凹部17が形成される。ICキャリア11のICモジュール12は座ぐり機で形成された凹部17内に接着され、座ぐり凹部17とICキャリア12間は接着剤31で固定されている。凹部17には、中空部17a,17bが形成され過剰な接着剤31を吸収したり曲げ応力を緩和する作用をしている。ICモジュール12は主として凹部17内の突起17cの部分に接着されている。ICモジュール12は例えばプリント基板12bにICチップ12aを装着し、封止樹脂12dでICチップ12aをモールドすることにより形成することができる。ICモジュール12の表面は外部端子12cとなっている。
【0031】
本実施形態において、ICキャリア11の周縁をなす周縁スリット13aはICモジュール12側とは反対側の面から座ぐり機により刻設形成されていて、ICキャリア11はオーバーシート22により保持されている。またオーバーシート22とICキャリア11との間には融着阻害層14が形成されていて、ICキャリア11とオーバーシート22との完全な融着を防止し、この部分からICキャリア11を容易に剥離して取り外すことができる。
【0032】
この場合、融着阻害層14は、ICキャリア11を構成する上側コアシート21a表面に設けられている。さらにコアシート21表面およびオーバーシート23裏面には、各々印刷層15,16が設けられている。
【0033】
板状枠体付きICキャリアの第4の実施の形態
次に図4により、板状枠体付きICキャリアの第4の実施の形態について説明する。図4に示す第4の実施の形態は、ICキャリア11が板状枠体13の開口部30内に装着されるとともに、ICキャリア11がコアシート21下方のオーバーシート23に保持されている点が異なるのみであり、他は図3に示す第3の実施の形態と略同一である。
【0034】
第4の実施の形態において、第3の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0035】
図4において、ICキャリア11の周縁をなす周縁スリット13aはICモジュール12側から座ぐり機により刻設形成され、ICキャリア11はオーバーシート23により保持されている。また、オーバーシート23とICキャリア11との間には融着阻害層14が形成されていて、ICキャリア11とオーバーシート23との完全な融着を防止し、この部分からICキャリア11を容易に剥離して取り外すことができるようにされている。
【0036】
この場合、融着阻害層14は、ICキャリア11を構成する下側コアシート21b表面に設けられている。
【0037】
第3および第4の実施形態のいずれの場合も、ICキャリア11を容易に板状枠体11から取り外すことができるが、第4の実施形態の場合、第3の実施形態の場合よりも広い面積でICキャリア11がオーバーシート23と接触しているのでICキャリア11を強く保持できる。またICキャリア11を取り外した後もICモジュール12側にオーバーシート22が残存するのでICキャリア11表面の外観を良好にすることができる。
【0038】
板状枠体付きICキャリアの製造工程および使用方法の実施の形態
図7は、本発明の板状枠体付きICキャリアの製造工程を示す図である。
【0039】
まず、通常のプラスチックカードの製造方法に従って、表面側と裏面側となる上側コアシート21aおよび下側コアシート21bからなるコアシート21と、上下のオーバーシート22,23とを積層して圧着する。コアシート21は必要により1枚で構成する場合もあり、上下いずれかのオーバーシート22,23を省略してもよい。コアシート21の外側となる面には通常の装飾的な印刷層15がシルクスクリーン印刷またはオフセット印刷等により適宜設けられる(S1,S2)。また、オーバーシート22,23が必要な大きさにカットして準備される(S3)。
【0040】
さらに、融着阻害層14が印刷その他の手段によりコアシート21に設けられている(S4,S5)。融着阻害層14は前述のように、ICキャリア11とオーバーシート22,23との剥離部を形成するためのものである。融着阻害層14は図3に示す第3の実施形態の場合は、上側コアシート21aのICモジュール12側のオーバーシート22と接触する面に、図4に示す第4の実施形態の場合は、下側のコアシート21bのオーバーシート23と接触する面の側に形成する。従って、S4,S5は仕様によりいずれか一方を行う選択的なものとなる。
融着阻害層14は、オフセット印刷以外の方法でも形成可能であるが、網点(網状点)の面積率により融着阻害層14の機能を自由に調整し、かつ融着阻害層14を薄層に形成する点では、オフセット印刷が有利である。また、実施の可能性は少ないが網点活版や網グラビアによる場合も同様の効果が得られる。シルクスクリーン印刷や通常のコーティングの場合は面積率をコントロールし難いと考えられる。
【0041】
融着阻害層14において、容易に剥離できる融着阻害層14を構成する網点の面積率は60〜80%が適当である。また、多少融着性を持たせる場合は、40〜60%の網点面積率が適当であり、40%以下とする場合はオーバーシート22,23とコアシート21との強固な融着が生じて、ICキャリア11の破損を生じる恐れがあるため好ましくない。もっとも、融着阻害の程度は使用するインキの特性および後で行うプレス条件、さらにオーバーシート22,23とコアシート21の材質との関係もあるので上記の網点面積率%は一律に規定されるものではない。
【0042】
融着阻害層14は、ICキャリア11の周縁部では網点面積%を大きくし、ICキャリア11の中央部では網点面積を小さくすることができる。通常、ICキャリア11を剥離する際には、周縁部に指先の力を入れ、一部剥離したICキャリア11のエッジ部に指をかけて剥離することが考えられる。従ってICキャリア11の周縁部以外の部分において、特に容易に剥離できる状態にしておく必要はないのでICキャリア11の中央部では網点面積を小さくする。また、ICキャリア11全体のオーバーシート22,23に対する接着性を極めて弱いものにすると、予期しないICキャリア11の脱落が生じて紛失してしまうような問題も生じる。
【0043】
次に図8(A)(B)(C)により融着阻害層14の網点の形成状態について説明する。ここで図8(A)はICキャリア11のICモジュール12側に融着阻害層14を印刷した場合、図8(B)は裏面に融着阻害層14を印刷した場合を示すが、いずれも同様に形成することができる。図8(A)および図8(B)において拡大した円内には、ICキャリア11周縁に設けられた融着阻害効果の大きい網点面積率の大きい網点14aと、ICキャリア11中央部に設けられた面積率の小さい網点14bとが図示されている。
【0044】
この場合、図8(A)に示すICキャリア11は、オーバーシート22により保持され(図1(B)参照)、図8(B)に示すICキャリア11はオーバーシート23により保持される(図2(B)参照)。
【0045】
なお、図8(C)に示すように、ICキャリア11のうちICモジュール12側の面を2つの領域に区画し、ICモジュール12側の一方の領域33に融着阻害層14を全く設けることなく、他方の領域34のみに融着阻害層14を設けてもよい。図8(C)に示すICキャリア11は、図8(A)に示すICキャリア11に略対応する。図8(C)に示すICキャリア11において、他方の領域34のみに融着阻害層14を設けることによって、この他方の領域34からICキャリア11を板状枠体13から容易に剥離することができる。
【0046】
次いで、図7に示すように、上側コアシート21aと、下側のコアシート21bと、オーバーシート22,23とを積層して融着するために、鏡面板に挟んで各シート21a,21b,22,23をプレス機に導入し、各シート21a,21b,22,23間を融着させる(S6)。この場合の融着プレスは、各シート21a,21b,22,23が塩化ビニル樹脂からなる場合は、150℃、15分間程度の加熱により行われる。
【0047】
その後、融着されたシート21a,21b,22,23をカードサイズに打ち抜き(S7)、カードの所定箇所にサインパネル19用の転写箔を転写する(S8)。サインパネル19はカード使用者が自分の署名をするためのパネルであって筆記性のよい材質層を転写箔にした形体のものがよく知られている。次いで、製造ナンバー、発行会社の情報、必要なバーコード等の表示18a,18bが熱転写リボン等を使用して熱転写される(S9)。また、この表示18a,18bの形成工程は、レーザーマーキングによって印字することもできる。
【0048】
次に、カードに、ICモジュール12を装着するための凹部17を座ぐり機により形成する(S10)。このとき、図3に示す実施形態では、図4に示す実施の形態に比べて表面のオーバーシート22の厚みの分だけより深く凹部17を切削し、ICモジュール12の外部端子12cがICキャリア11の面から出っ張らないように調整する。座ぐりにより凹部17を形成した後、ICモジュール12の外周にICキャリア11の周縁をなす周縁スリット13aを形成する。この場合、図1および図3に示す第1および第3の実施の形態ではICモジュール12と反対側から座ぐりを行い、図2および図4に示す第2および第4の実施の形態では、ICモジュール12側から座ぐりを行う。
【0049】
このような座ぐりはコアシート21を完全に切断し、オーバーシート22,23を切断しないような深さ(オーバーシート22,23の厚さの一部を切断してもよい)に調整して行う(S11)。また、この座ぐり工程はプレスによる打ち抜きによってコアシート21を完全に切断し、オーバーシート22,23を切断しないようする、いわゆる半抜き工法によって行うことも可能である。
【0050】
次いで、ICモジュール12の装着用凹部17に熱硬化型接着剤31を注入し、ICモジュール12を装着して熱盤により圧着するモジュールシール工程を行う(S12)。これにより融着プレスしてカードサイズに打ち抜かれたICキャリア11用のシート21a,21b,22,23にICモジュール12が搭載される。ICモジュール12の接着はその他の接着剤による他、両面接着シールを使用したり、その幾つかを併用することもできる。次にICモジュール12に対してIC特性等のIC検査を行う(S13)。そして、ICキャリアの用途に応じて、データを書き込む発行処理工程を行う(S14)。発行処理とは具体的には、加入者の電話番号、加入者のIDナンバー、暗しょう番号等をメモリーにインプットする作業をいう。その後に枠体付きICキャリアをスリット付き台紙にはめ込み、封筒に封入・封緘する梱包・出荷工程を行う(S15)。
【0051】
なお、上記の工程において、ナンバー等の印字(S9)はモジュールシール(S12)の後で行ってもよく、ICモジュール座ぐり(S10)とICキャリア形状の座ぐり(S11)は順序が変わってもよい。
【0052】
このような本発明の板状枠体付きICキャリア10の製造方法は、融着阻害層14の印刷、ICキャリア11の周縁をなす周縁スリット13aの座ぐりを除き、従来のICカードの製造工程と同様のものである。しかも融着阻害層14の印刷工程、および周縁スリット13a座ぐり工程は従来のICカードの製造設備により行うことができるので、ICキャリア11についての各種の検査工程や封筒への封入作業等の梱包・出荷工程を、ICカードの製造工程をそのまま用いて行うことができ、加工の精度も十分確保することができる。
【0053】
一般に、板状枠体13等のカード類は、厚さは0.76mm±0.08mmに規定されているが、このような厚みの板状枠体13に対し、周縁スリット13aの幅は0.1〜3.0mmであることが好ましい。周縁スリット13aが3.0mm以上であると予期しない剥離が生じる場合があり、また、外観上も問題がある。周縁スリット13aが0.1mm以下であると、座ぐり用ドリルが細くなり過ぎ座ぐり工程が困難となる。なお、周縁スリット13aの幅が0.5mm以下の場合は、プレスによる打ち抜きによって行うことが望ましく、座ぐりで行うよりも効率的でよい。
【0054】
次に図9および図10により、板状枠体付きICキャリアの使用方法について説明する。
【0055】
図9(A)(B)は、オーバーシート22に保持されたICキャリア11を板状枠体13から剥離する状況を示す図である。この場合、融着阻害層14はICキャリア11のICモジュール12側に形成されており、オーバーシート22は板状枠体13側に残り、ICキャリア11の表面にはオーバーシート22が残らない。従って、ナンバー等の表示18bを印字をする場合はICキャリア11のICモジュール12と反対側表面に行う必要がある。
【0056】
図10(A)(B)は、オーバーシート23に保持されたICキャリア11を板状枠体13から剥離する状況を示す図である。この場合、融着阻害層14はICキャリア11のICモジュール12と反対側に形成されており、オーバーシート23は板状枠体13側に残り、ICキャリア11の裏面にはオーバーシート23が残らない。従って、ナンバー等の表示18bをICキャリア11のICモジュール12側表面に行うことができる。
【0057】
また、図9および図10から明らかなように、いずれの場合も板状枠体13からICキャリア11を取り外した後において、ICキャリア11の基体11aとICモジュール12の外部端子12cとの面は同一平面となっている。
【0058】
【実施例】
次に本発明の具体的実施例について説明する。
実施例1
図3に示す板状枠体付きICキャリア10を図7の製造工程に基づき製造した。以下、図7を参照して説明することとする。
【0059】
まずアクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)樹脂(50重量部)、ポリカーボネート樹脂(50重量部)を混合して得られるポリマーアロイ(耐熱温度120℃)に酸化チタン(5重量部)をブレンドしてTダイ押し出し成形法により、0.35mm厚の白色の上側コアシート21aと下側コアシート21bからなるコアシート21を形成した。コアシート21をこのような樹脂のポリマーアロイから形成したのは、座ぐりの際の切削性を高めることと、さらにシート成形性や板状枠体13に求められる諸物性を確保しつつ、ICキャリア11が夏の炎天下で自動車内に放置されるような過酷な環境に曝されることを想定して特に耐熱性を高めるためである。
【0060】
コアシート21に対して、上側コアシート21aの所要部分にシルクスクリーン印刷により6色のカラー印刷層15を形成した(S2)。また、下側コアシート21bの所要部分にシルクスクリーン印刷により1色の印刷層15を形成した(S1)。次いで、上側コアシート21aのICキャリア11に対応する部分にのみ、UV硬化型インキ(ザ・インクテック株式会社製「カルトンM OPニス」)を用いて透明色のオフセット印刷を施した(S5)。このオフセット印刷部分は、ICキャリア11の融着阻害層14となる。この際、融着阻害層14はICキャリア11の周辺部分2mm幅の領域において網点面積率が70%となるように、その他の領域、例えばICキャリア11の中央部分において網点面積率が40%となるように製版した。
【0061】
一方、オーバーシート22,23には、ポリカーボネート樹脂フィルムの50μm厚のものを使用した。オーバーシート22,23もコアシート21と同一サイズに裁断した後、鏡面板に挟んで融着プレス機に導入して、160℃、20kgf/cm2 、10分間の条件で融着プレスし(S6)、各シート21a,21b,22,23間を融着させた。なお、ポリカーボネートを主体とする樹脂は融点が高いため、融着プレス機については通常の硬質塩ビのプレス温度150℃よりも高めに温度設定した。
【0062】
次に融着したシート21a,21b,22,23をカードサイズに打ち抜いた後、各カードの所定箇所にサインパネル19用の転写箔を転写した(S8)。これは、カード使用者が自分の署名をするためのパネルである。次いで、製造ナンバー、必要なバーコード等の情報(表示)18a,18bを熱転写によって印字した(S9)。
【0063】
次に、カードにICモジュール12を装着するための座ぐり凹部17を座ぐり方法により形成した(S10)。この場合、ICモジュール12の厚さが0.6mmであったため、凹部17の深さはオーバーシートの表面から0.65mmとなるようにした。また、座ぐりする凹部17の断面形状は、図3の断面のように座ぐりされた凹部17の周囲にハーフカット状の中空部17aが形成されるようにした。こうすることにより外方からの曲げ応力を緩和することができる。
【0064】
座ぐりにより凹部17を形成した後、ICキャリア11の形状を形成するために、カードの裏面(ICモジュール12の装着面と反対の面)からオーバーシート22を切断しないような深さに調整して座ぐりを行ない、板状枠体13とICキャリア11を区画した(S11)。
【0065】
次に凹部17に熱硬化性接着剤を滴下してICモジュール12を装着し、モジュールシールを行い(S12)、ICモジュール12の機能等のIC検査(S13)を行った。さらに、加入者の電話番号、IDナンバー等をメモリーにインプットして発行処理した(S14)。
【0066】
板状枠体13からICキャリア11の部分を指で表面から押圧することにより、ICキャリア11を容易に板状枠体13から剥離することができた。
実施例2
図4に示す板状枠体付きICキャリア10を図7の製造工程に基づき製造した。実施例1と同一の基材材料を使用して、上側コアシート21aの所要部分にシルクスクリーン印刷により6色のカラー印刷を行った。また、下側コアシート21bの所要部分にシルクスクリーン印刷により1色の印刷を行った。次いで、下側コアシート21bのICキャリア11に対応する部分のみ、UV硬化型インキ(ザ・インクテック株式会社製「カルトンM OPニス」)を用いて透明色のオフセット印刷を施し、融着阻害層14を設けた(S4)。この際、融着阻害層14はICキャリア11の周辺部分3mm幅の領域において網点面積率が70%となるように、その他の領域、例えばICキャリア11の中央部分において網点面積率が40%となるように製版した。
【0067】
以下、実施例1の場合と同様に、ICモジュール座ぐり(S10)までの工程を行った。ICモジュール装着用座ぐり凹部17を形成した後、ICキャリア形状を形成するために、融着シート21a,21b,22,23の表面(ICモジュール12の装着面)からオーバーシート23を切断しないような深さに調整して周縁部スリット13aの座ぐりを行ない、板状枠体13とICキャリア11とを区画した(S11)。凹部17に熱硬化性接着剤を滴下してICモジュール12を装着し、モジュールシールを行い(S12)、ICモジュール12の機能等のIC検査(S13)を行って発行処理した(S14)。
【0068】
板状枠体13からICキャリア11の部分を指で裏面から押圧することによりICキャリア11を容易に枠体から剥離することができた。
【0069】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ブリッジや裏張りフィルムを設けることなく、ICキャリアを板状枠体に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による板状枠体付きICキャリアの第1の実施形態を示す図。
【図2】本発明による板状枠体付きICキャリアの第2の実施形態を示す図。
【図3】本発明による板状枠体付きICキャリアの第3の実施形態を示す側断面図。
【図4】本発明による板状枠体付きICキャリアの第4の実施形態を示す側断面図。
【図5】ICキャリアを示す図。
【図6】ICキャリアの詳細を示す平面図。
【図7】本発明の板状枠体付きICキャリアの製造工程を示す図。
【図8】ICキャリアに設けられた融着阻害層の説明図。
【図9】上側のオーバーシートに保持されたICキャリアを剥離する状況を示す図。
【図10】下側のオーバーシートに保持されたICキャリアを剥離する状況を示す図。
【図11】従来のICキャリアとその使用方法を説明する図。
【図12】従来のICキャリアの他の例を説明する平面図。
【符号の説明】
10 板状枠体付きICキャリア
11 ICキャリア
12 ICモジュール
13 板状枠体
13a 周縁スリット
14 融着阻害層
21 コアシート
22,23 オーバーシート
30 開口部
Claims (5)
- コアシートと、コアシートの一方の面に設けられたオーバーシートとを有し、コアシートに開口部が形成された板状枠体と、
板状枠体の開口部に装着され、板状枠体との間に周縁スリットを形成するとともに、開口部に対応するオーバーシートにより保持された、ICモジュールを有するICキャリアと、を備え、ICキャリアのオーバーシートとの接着面に、融着阻害層を設け、
融着阻害層は無溶剤型の光硬化または熱硬化性インキによる印刷塗布層からなることを特徴とする板状枠体付きICキャリア。 - コアシートと、コアシートの一方の面に設けられたオーバーシートとを有し、コアシートに開口部が形成された板状枠体と、
板状枠体の開口部に装着され、板状枠体との間に周縁スリットを形成するとともに、開口部に対応するオーバーシートにより保持された、ICモジュールを有するICキャリアと、を備え、ICキャリアのオーバーシートとの接着面に、融着阻害層を設け、
融着阻害層は多数の網状点からなり、融着阻害層は複数の領域に分割されるとともに、各領域の網状点の面積率が異なることを特徴とする板状枠体付きICキャリア。 - コアシートと、コアシートの一方の面に設けられたオーバーシートとを有し、コアシートに開口部が形成された板状枠体と、板状枠体の開口部に装着され、板状枠体との間に周縁スリットを形成するとともに、開口部に対応するオーバーシートにより保持されたICモジュールを有するICキャリアと、を備えた板状枠体付きICキャリアの製造方法において、
コアシートの一方の面にオーバーシートを積層し、コアシートとオーバーシートを融着プレスして板状枠体を形成する工程と、
板状枠体を座ぐり加工して座ぐり凹部を形成する工程と、
板状枠体にICキャリアの周縁をなす周縁スリットを設ける工程と、
座ぐり凹部内にICモジュールを装着する工程と、を備え、
コアシートにオーバーシートを積層する前に、予めコアシートのうちICキャリアに対応する部分に融着阻害層を形成する工程を更に備えたことを特徴とする板状枠体付きICキャリアの製造方法。 - コアシートにオーバーシートを積層する前に、予めコアシートに必要な印刷層を施す工程を更に備えたことを特徴とする請求項3記載の板状枠体付きICキャリアの製造方法。
- 融着阻害層は無溶剤型の光硬化または熱硬化性インキにより形成されることを特徴とする請求項3記載の板状枠体付きICキャリアの製造方法。
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