JP4026209B2 - 荷移載装置及びスタッカクレーン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スタッカクレーンや無人搬送車等に搭載して使用される荷移載装置及びスタッカクレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の荷移載装置としては、荷をフォークの上面で支持するタイプ(ランニングフォークタイプ)の荷移載装置が一般的であった。しかし、ランニングフォークタイプのものでは荷の下側にフォークの出退空間を、荷の上側に荷持ち上げ空間をそれぞれ確保しなければならない。また、荷の底部左右両側辺を支持する左右一対の荷受け部材を棚側に架設するために、各荷収納部の左右両側に荷受け部材を支持する支柱が必要となる。その結果、棚側の収納効率が低くなるという欠点がある。また、荷の収納時と荷の取出し時とで荷移載装置の上下方向の停止位置を変更する必要があり、停止位置制御が複雑になるという問題もある。
【0003】
この欠点を解消するため、特開平6−345214号公報、特開平7−101508号公報等には、支持板上に荷を載置する構成の棚等の荷支持部との間で荷が水平に移載される荷支持台と、該荷支持台と前記荷支持部との間の荷移載経路の側方に位置する出退移動部材と、出退移動部材の前後両端に軸支された前後一対の荷引き込み押し出しアームを備えた荷移載装置(以下、サイドピッキングタイプの荷移載装置という)が提案されている。この荷移載装置は荷引き込み押し出しアームが荷の移載方向の後端に係合して、支持板及び荷支持部上で荷を摺動させて荷の移載を行う。
【0004】
特開平6−345214号公報に開示されたアームの駆動構成では、アームは出退移動部材内に支持された前後一対の回転軸の外端に一体回転可能に取り付けられ、両回転軸の内端にはベベルギヤが固定されている。両ベベルギヤは支軸を介して揺動レバーに連結されたベベルギヤと噛合している。揺動レバーは、出退移動部材に沿って配設されたチェーン等の伝動索に連結され、伝動索に一体移動可能に連結された被動部材がラック及びピニオンを介して移動されることにより揺動されるようになっている。出退移動部材が左右一対配設された場合は、前記ピニオンがモータによりギヤを介して駆動される共通の駆動軸に一対取り付けられ、左右のアームが連動して駆動されるようになっている。
【0005】
特開平7−101508号公報に開示されたアームの駆動構成では、左右一対の回転軸の両端にアームが一体回転可能に固定され、両回転軸間に掛張されたワイヤロープが出退移動部材に支持された複数の案内輪と、経路長調整用の多数の案内輪に巻き掛けられている。そして、左右のアームが連動して回動されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
サイドピッキングタイプの荷移載装置はランニングフォークタイプの荷移載装置と異なり、荷の下側にフォークの出退空間を、荷の上側に荷持ち上げ空間をそれぞれ確保する必要がなく、棚の収納効率が高くなる。しかし、従来のサイドピッキングタイプの荷移載装置は荷を引っ張り押圧するためのアームを駆動するための構成が複雑となり、またそれを支持する出退移動部材の強度を確保するためには出退移動部材の幅が広くなる。その結果、荷の側方で出退移動部材が往復移動するための空間を広く確保する必要があり、その分荷の収容効率を上げることが難しいという問題がある。また、荷移載装置全体が重くなり、スタッカクレーンのキャリッジに装備した場合、キャリッジを昇降させる動力消費量が多くなるという問題がある。
【0007】
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は従来装置より出退移動部材の幅を狭くすることができ、自動倉庫の収容効率を高めることが可能な荷移載装置を提供することにある。第2の目的はその荷移載装置を備えたスタッカクレーンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の第1の目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、荷が載置される荷載置部と、前記荷載置部上に設けられ該荷載置部に対する荷の移載方向に沿って延設されたガイドレールと、前記ガイドレールに沿って移動可能な出退移動部材と、前記出退移動部材を待機位置と進出位置との間で往復移動させる出退駆動手段と、前記出退移動部材の前記移載方向の両端部に設けられ前記出退移動部材の移動時に前記荷載置部上の荷に対してその移載方向後端部において係合可能な作用位置と係合不能な退避位置とに回動配置されるレバーとを備えた荷移載装置であって、前記出退移動部材はガイドレールに対して、前記荷移載方向に往復移動可能に支持された第1の支持部材と、前記第1の支持部材に対して、前記荷移載方向に往復移動可能に支持された第2の支持部材とを備え、第1の支持部材は水平部、該水平部の第1端部において上方へほぼ直角に延びる上支持部及び該水平部の第2端部において下方へほぼ直角に延びる下支持部とからなり、前記第1の支持部材は前記ガイドレールに対して前記荷載置部上における内側に位置するように直動ジョイントを介して相対移動可能に支持され、前記第2の支持部材は第1の支持部材に対して前記荷載置部上における内側に位置するように直動ジョイントを介して相対移動可能に支持され、前記直動ジョイントが前記水平部を挟んで上下に配置され、前記第1の支持部材の下部に前記出退駆動手段を構成するラックが第1の支持部材に沿って延設され、前記レバーは第2の支持部材の両端に装備されており、前記第1の支持部材は上支持部において水平部の上方に位置する直動ジョイントを介して前記ガイドレールに相対移動可能に支持されるとともに、下支持部において水平部の下方に位置する直動ジョイントを介して前記第2の支持部材を相対移動可能に支持し、前記出退駆動手段は第1の支持部材に支持されたスプロケットと、一端が前記ガイドレールに他端が第2の支持部材に固定された状態で前記スプロケットに折り返し状に巻き掛けられたチェーンとを備え、前記スプロケットは前記上支持部の内側において第1の支持部材と平行な垂直面内に位置するように配設されている。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記レバーは、前記第2の支持部材の上部にその長手方向に沿って延びるように配設された回動アクチュエータの駆動軸に一体回動可能に連結されている。
【0011】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ガイドレール及び前記出退移動部材は左右一対設けられ、前記出退駆動手段は左右一対の出退移動部材を連動させて駆動する。
【0012】
また、第2の目的を達成するため、請求項4に記載の発明のスタッカクレーンは、昇降自在なキャリッジ上に請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の荷移載装置を備えた。
【0013】
請求項1に記載の発明によれば、荷載置部上の荷を他の載置部に移載する場合は、レバーが作用位置に配置された状態で出退駆動手段が作動される。出退駆動手段が作動されると、ラックとともに第1の支持部材がガイドレール沿って移動し、第2の支持部材が第1の支持部材と連動して移動される。このときレバーが荷に対してその移載方向の後端部で係合し、荷は荷載置部上から押し出されて他の載置部上に移載される。第2の支持部材が所定の進出位置まで移動した後、レバーが退避位置に配置される。次に、出退駆動手段が作動されて出退移動部材が待機位置に復帰する。他の載置部上の荷を荷載置部上に移載する場合は、レバーが退避位置に配置された状態で出退駆動手段が作動される。そして、出退移動部材が進出位置に移動した後、レバーが作用位置に配置される。次に出退駆動手段が作動されて出退移動部材が待機位置側へ移動する。この移動時にレバーが荷と係合した状態で移動し、荷が荷載置部上に移載される。
【0014】
また、前記レバーは、前記第2の支持部材の上部にその長手方向に沿って延びるように配設された回動アクチュエータにより直接回動される。
【0015】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、第2の支持部材は第1の支持部材の移動に伴ってチェーンを介して同方向に第1の支持部材の移動速度の2倍の速度で移動する。第1の支持部材とガイドレールとの間に設けられる直動ジョイントが水平部の上方に位置し、第1の支持部材と第2の支持部材との間に設けられる直動ジョイントが水平部の下方に存在するため、出退移動部材の高さが全体として低くなる。
【0016】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ガイドレール及び前記出退移動部材は左右一対設けられ、前記出退駆動手段により左右一対の出退移動部材が連動した状態で駆動される。
【0017】
請求項4に記載の発明では、スタッカクレーンに装備された荷移載装置の出退移動部材の幅を狭くでき、自動倉庫の収容効率を高めることが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を自動倉庫のスタッカクレーンに具体化した一実施の形態を図1〜図14に従って説明する。
【0019】
図4(a)に示すように、自動倉庫1は互いに対向して配置された左右一対の枠組棚2a,2bを備えている。図4(b)に示すように、枠組棚2a,2bは、多数の収納部が連方向(図4(b)における左右方向)及び段方向(図4(b)における上下方向)にそれぞれ所定間隔で設けられている。各収納部3は支柱4とその間に配設された棚板5とを備え、棚板5は複数個の荷Wを載置可能な長さに形成されている。また、枠組棚2a,2bの前側端部(図4(a)における左端部)には入庫口6と出庫口7が設けられている。入庫口6としてベルトコンベアが使用されている。
【0020】
自動倉庫1の枠組棚2a,2b間の通路8にはレール9が敷設されており、レール9上にはスタッカクレーン10が走行可能に配備されている。スタッカクレーン10は走行台11に立設された一対のマスト12間にキャリッジ13を昇降可能に吊下し、キャリッジ13上に左右方向(図4(a)における上下方向)に出退可能な荷移載装置としてのフォーク装置14を備えている。走行台11上にはスタッカクレーン10を走行させるための走行モータ15と、キャリッジ13を昇降させるための昇降モータ16とが配設されている。前側のマスト12の下部前面には両モータ15,16を駆動制御するためのクレーンコントローラ17が装備されている。そして、スタッカクレーン10は入庫口6(ベルトコンベア)の端部と対応する位置で停止し、停止中のベルトコンベアの端部から荷Wをフォーク装置14上に移載するようになっている。
【0021】
次にフォーク装置14を説明する。図1はフォーク装置14を枠組棚2b側から見た一部破断概略図であり、図2は図1の左側から見た側面図、図3は図1のIII −III 線における概略断面図である。図2及び図3に示すように、フォーク装置14はベース部19においてキャリッジ13上に固定されている。ベース部19は荷の移載方向(図3の上下方向)と直交する状態で配設された一対の支持部材20と、両支持部材20に支持された荷載置部21とで構成されている。荷載置部21は両支持部材20を連結するように配設され、その荷移載方向両端部にそれぞれ一対のローラ22が配設されている。ローラ22は周面の最高部が荷載置部21の上面より若干(例えば2〜5mm程度)高くなるように配設されている。また、荷載置部21の両端には収納部3、入庫口6あるいは出庫口7と対応する位置に荷載置部21が配置された状態において、収納部3、入庫口6あるいは出庫口7上の荷を検知するセンサS1,S2がローラ22の間に位置するように取り付けられている。センサS1,S2には例えば反射式光センサが使用されている。
【0022】
両支持部材20の外側には支持レール23が支持部材20に沿って延びるように固定されている。支持レール23は断面ほぼコ字状に形成され、溝部が外側に位置する状態でその側面において支持部材20に固定されている。両支持レール23間には左右一対のガイドレールとしてのロアフォーク24,25が、支持レール23と直交する状態で、即ち荷移載方向に沿って延びる状態で配設されている。両ロアフォーク24,25は板材で形成されている。両ロアフォーク24,25の両端には支持レール23の溝と係合するローラ27がブラケット26を介して支持され、両ロアフォーク24,25はローラ27を介して支持レール23の長手方向に沿って移動可能となっている。
【0023】
図1及び図3に示すように、両ロアフォーク24,25の外側には支持バー28が、その両端が支持部材20に固定された状態で支持部材20と直交する状態で配設されている。支持バー28間にはスプライン軸29が支持バー28に固定された軸受30を介して回動可能に支持されている。両ロアフォーク24,25にはその外側に、支持プレート31,32がスペーサ33を介して所定間隔をおいて固定されている。両支持プレート31,32にはスプライン軸29が貫通する孔が形成され、両支持プレート31,32はスプライン軸29と干渉しないようになっている。
【0024】
図1及び図2に示すように、両支持部材20間には支持軸34,35が、支持バー28の下方において支持バー28と平行に延びる状態で、両支持部材20に固定されたブラケット36を介して回動可能に支持されている。両支持軸34,35の両端にはスプロケット37a,37b,38a,38bが一体回転可能に固定されている。また、荷載置部21の下面には、モータ39が取り付けられている。モータ39には減速機付きのモータが使用され、その出力軸39aが荷移載方向と平行に延び、出力軸39aに一体回転可能に固定された駆動スプロケット40がスプロケット37a,38aと同一平面上に位置し、かつ出力軸39aが支持軸34,35より高い位置になるように固定されている。駆動スプロケット40の両側にはガイドスプロケット41が図示しないブラケット等を介して支持されている。そして、図1及び図5に示すように、両スプロケット37a,38a、両ガイドスプロケット41及び駆動スプロケット40間には無端状のチェーン42が荷載置部21の下方を走行するように巻き掛けられている。また、両スプロケット37b,38b間には無端状のチェーン43が荷載置部21の下方を走行するように巻き掛けられている。
【0025】
支持プレート31はその前後両側の下部の連結部31aが、チェーン42,43が水平に走行する部分の下側の走行部に連結されている。支持プレート32はその前後両側の下部の連結部32aが、チェーン42,43が水平に走行する部分の上側の走行部に連結されている。そして、モータ39の駆動により両チェーン42,43が同方向に走行すると、両支持プレート31,32はロアフォーク24,25と共に互いに逆方向に移動するように構成されている。
【0026】
また、図3に示すように、ロアフォーク24,25には荷載置部21上に載置された荷Wを検知するためのセンサS3,S4が配設されている。両センサS3,S4にはビームセンサが使用され、その照射ビームが荷載置部21の上方を斜めに横切るようにブラケットを介してロアフォーク24,25に取り付けられている。両センサS3,S4はロアフォーク24,25の間隔が最も広くなる待機位置において、両センサS3,S4のビーム照射部と受光部とが対向するように配設されている。
【0027】
支持プレート31の内側にはフォーク出退用のモータMが、その出力軸が荷移載方向と直交する方向に延びるように固定され、出力軸に駆動ギヤ44が一体回転可能に固定されている。ロアフォーク24と支持プレート31との間には、駆動ギヤ44の上方に駆動ギヤ44と噛合する中間ギヤ45が支軸を介して回動可能に支持されている。中間ギヤ45の上方には一対のピニオン46a,46bが中間ギヤ45と噛合する状態で配設されている。一方のピニオン46aはスプライン軸29に一体回転可能、かつロアフォーク24とともにスプライン軸29の軸方向に摺動可能に支持されている。他方のピニオン46bは支軸を介して回動可能に支持されている。
【0028】
ロアフォーク25と支持プレート32との間には、中間ギヤ45と対称位置に中間ギヤ47が支軸を介して回動可能に支持されている。中間ギヤ47の上方にはピニオン46a,46bと対称位置に中間ギヤ47と噛合する状態で一対のピニオン48a,48bが配設されている。一方のピニオン48aはスプライン軸29に一体回転可能、かつロアフォーク25とともにスプライン軸29の軸方向に摺動可能に支持されている。他方のピニオン48bは支軸を介して回動可能に支持されている。従って、モータMの駆動により各ピニオン46a,46b,48a,48bが同方向に回転される。
【0029】
図1及び図6に示すように、ロアフォーク24,25の内側には出退移動部材を構成する第1の支持部材としてのミドルフォーク49,50が、ロアフォーク24,25に対して荷移載方向に往復移動可能に支持されている。ミドルフォーク49,50の内側には出退移動部材を構成する第2の支持部材としてのアッパフォーク51,52が、ミドルフォーク49,50に対して荷移載方向に往復移動可能に支持されている。ロアフォーク24,25、ミドルフォーク49,50及びアッパフォーク51,52は荷載置部21の中心を通り荷移載方向と平行な垂直面に対してそれぞれ対称に形成されている。
【0030】
図6(a),(b)に示すように、ミドルフォーク49,50は水平部49a,50aと、水平部49a,50aの第1端部において上方へほぼ直角に延びる上支持部49b,50b及び水平部49a,50aの第2端部において下方へほぼ直角に延びる下支持部49c,50cとからなる。ミドルフォーク49,50はガイドレール24,25に対して上支持部49b,50bにおいて水平部49a,50aの上方に位置する直動ジョイント53を介してガイドレール24,25に相対移動可能に支持されている。アッパフォーク51,52は下支持部49c,50cに対して水平部49a,50aの下方に位置する直動ジョイント54を介して相対移動可能に支持されている。直動ジョイント53,54として転がり案内(ボールスライダ)が使用されている。この実施の形態では、支持レールと、直動ジョイントとしてのレール状のボールスライダとがユニット化されたスライドレールユニットが使用され、支持レールがミドルフォーク49,50として使用されている。
【0031】
図1及び図6に示すように、ロアフォーク24,25はその上端に固定されたブロック55を介して直動ジョイント53に連結されている。アッパフォーク51,52は断面ほぼ逆L字状に形成され、垂下片51a,52aが支持プレート31,32の上方に位置する状態でブロック56を介して直動ジョイント54に連結されている。ミドルフォーク49,50の下部にはピニオン46a,46b及びピニオン48a,48bに噛合するラック57がブラケット58を介してミドルフォーク49,50に沿って延設されている。ラック57はピニオン46a,46b及びピニオン48a,48bの少なくとも一方と常に噛合し、モータMの駆動によりピニオン46a等の回転方向に移動される。
【0032】
図1に示すように、ミドルフォーク49,50の上支持部49b,50bにはスプロケット59,60がそれぞれ回動可能に支持されている。両端にはスプロケット59,60は上支持部49b,50bの内側においてミドルフォーク49,50と平行な垂直面内に位置するように配設されている。スプロケット59はミドルフォーク49,50の左側端部、即ち図2におけるロアフォーク24の左側端部と対応する位置に、スプロケット60はミドルフォーク49,50の右側端部、即ち図2におけるロアフォーク24の右側端部と対応する位置にそれぞれ配設されている。図10に示すように、スプロケット59,60(スプロケット60のみ図示)は直動ジョイント53に螺着された支軸61にブッシュ62及びスペーサ63を介して回動可能に支持されている。
【0033】
図2に示すように、ロアフォーク24の中央寄りで図2における中央寄り左側に固定された一方のブロック55には支持片64が固定されている。図8に示すように、支持片64はL字状に屈曲形成され、支持片64にはスプロケット60(図8では図示略)に巻き掛けられたチェーン67の一端が連結されている。ロアフォーク24の中央右寄りに固定された他方のブロック55には支持片66が固定されている。図7に示すように、支持片66はL字状に屈曲形成され、支持片66にはスプロケット59(図7では図示略)に巻き掛けられたチェーン65の一端が連結されている。ロアフォーク25にも同様にチェーン67,65の一端が連結された支持片64,66が配設されている。
【0034】
アッパフォーク51の図2における左端に固定された一方のブロック56には、図8に示すようにブラケット68が固定され、ブラケット68にはスプロケット60に巻き掛けられたチェーン67の他端が連結されている。アッパフォーク51の図2における右端に固定された他方のブロック56には、図7に示すようにブラケット69が固定され、ブラケット69にはスプロケット59に巻き掛けられたチェーン65の他端が連結されている。アッパフォーク52にも同様にブラケット68,69が配設され、ブラケット68,69にチェーン67,65の他端が連結されている。
【0035】
チェーン67,65は支持片64,66に対しては位置調整不能に固定され、ブラケット68,69に対してはアジャストボルト70を介して固定されている。図9に示すように、ブラケット68,69はブロック56に対する固定部68a,69aと、アジャストボルト70が貫通される支持部68b,69bとを備え、ナット71の螺合位置を調整することによってチェーン65,67の張力調整可能となっている。
【0036】
モータM、駆動ギヤ44、中間ギヤ45,47、ピニオン46a,46b,48a,48b、ラック57、スプロケット59,60及びチェーン65,67により、出退移動部材を待機位置と進出位置との間で往復移動させる出退駆動手段が構成されている。スプロケット59はミドルフォーク49,50が図2の左方向に移動するときチェーン65を介してアッパフォーク51,52を図2の左方向に移動させる。スプロケット60はミドルフォーク49,50が図2の右方向に移動するときチェーン67を介してアッパフォーク51,52を図2の右方向に移動させる。
【0037】
図2に示すように、ロアフォーク24にはそれぞれ4個の窓72が形成され、各窓72と対応する箇所にミドルフォーク49が待機位置及び進出位置にあることを検知するためのセンサS5〜S8がブラケット73を介して固定されている。センサS5〜S8には近接スイッチが使用されている。また、ミドルフォーク49の端部寄りにはそれぞれ2個の被検知部74,75が固定されている。図2に示すように、センサS5はミドルフォーク49が待機位置に配置された状態において被検知部74を検知し、センサS8はその状態において被検知部75を検知する位置に配設されている。また、センサS6はミドルフォーク49が図2において左側への進出位置に移動したときに被検知部75を検知する位置に配設されている。センサS7はミドルフォーク49が図2において右側への進出位置に移動したときに被検知部74を検知する位置に配設されている。そして、待機位置からミドルフォーク49が移動中にセンサS6,S7から検知信号が出力されると、モータMの駆動が停止されるようになっている。
【0038】
また、ロアフォーク25にも同様に窓72が4個形成されるとともに、センサS5〜S8が設けられている。そして、ミドルフォーク50にはミドルフォーク49の被検知部74,75と対称位置に2個の被検知部74,75が固定されている。そして、センサS5〜S8の検知信号によりミドルフォーク50の位置が検知されるようになっている。
【0039】
図1及び図2に示すように、アッパフォーク51,52の上方には回動アクチュエータ76,77がアッパフォーク51,52の長手方向に沿って延びるように一対ずつ配設されている。回動アクチュエータ76,77はそれぞれ基端が対向する状態で、支持ブラケット78を介してアッパフォーク51,52上に支持されている。回動アクチュエータ76,77にはモータが使用されている。回動アクチュエータ76,77の回動部79の先端にはレバー80,81が一体回動可能に支持されている。レバー80,81はアッパフォーク51,52の移動時に荷載置部21上の荷Wに対してその移載方向後端部において係合可能な作用位置と、係合不能な退避位置とに回動配置される。この実施の形態では図1に示すように、レバー80,81が上方向に垂直に延びた位置が退避位置となり、荷載置部21側に向かって斜め下方に延びる位置が作用位置となる。
【0040】
図13及び図14(a),(b)に示すように、回動部79は円筒状に形成され、その基端側には円弧状の第1及び第2のスリット79a,79bが周方向に沿って延びるように平行に形成されている。図2及び図11に示すように、アッパフォーク51,52(アッパフォーク51についてのみ図示)上には、回動部79のスリット形成位置と対応する位置にセンサS9〜S12がブラケット82,83を介して取り付けられている。センサS9〜S12には近接センサが使用されている。回動部79の基端側に形成された第1のスリット79aはセンサS9,S11とそれぞれ対応し、第2のスリット79bはセンサS10,S12とそれぞれ対応する。そして、レバー80,81が退避位置に配置された状態でスリット79a以外の部分がセンサS9,S11と対向してセンサS9,S11がオンとなる。レバー80,81が作用位置に配置された状態ではスリット79aがセンサS9,S11と対向してセンサS9,S11がオフとなる。また、レバー80,81が退避位置に配置された状態で、スリット79bがセンサS10,S12と対向してセンサS10,S12がオフとなる。レバー80,81が作用位置に配置された状態ではスリット79b以外の部分がセンサS10,S12と対向してセンサS10,S12がオンとなる。
【0041】
図11及び図12(a)等に示すように、アッパフォーク51,52(アッパフォーク51についてのみ図示)の内側には荷Wの側面に接触してアッパフォーク51,52が荷Wの側面に対して所定距離になったことを検知する検知手段を構成するバンパー84が、アッパフォーク51,52に沿って延びるように配設されている。バンパー84は板材で形成されるとともに、図12(b)に示すように、その両端(片側のみ図示)が内側に折り曲げられた形状に形成されている。そして、バンパー84はその折り曲げられた部分がアッパフォーク51,52に形成された窓85からアッパフォーク51,52の外側に突出し、アッパフォーク51,52の外側に固定されたブロック86に板ばね87を介して固定されている。
【0042】
図11に示すように、アッパフォーク51,52(アッパフォーク51についてのみ図示)の中央寄りには2個の窓88が形成され、各窓88と対応する位置にマイクロスイッチ89,90がブラケット91を介して固定されている。マイクロスイッチ89,90はバンパー84が所定量アッパフォーク51,52側へ移動したときにオンになる位置に固定されている。また、アッパフォーク51,52の両端下部にはアッパフォーク51,52が進出位置に移動する際に、アッパフォーク51,52が障害物と干渉しないことを確認するためのセンサS13,S14が固定されている。センサS13,S14にはビームセンサが使用され、所定距離より近くに障害物があると検知信号を出力し、その検知信号が出力された場合はモータMの駆動が停止されるようになっている。
【0043】
アッパフォーク51,52にはアッパフォーク51,52に装備された電気機器としての回動アクチュエータ76,77、マイクロスイッチ89,90、センサS9〜S14の各リード線のコネクタ(いずれも図示せず)が接続されるコネクタ92が取り付けられている。回動アクチュエータ76,77、マイクロスイッチ89,90、センサS9〜S14にはコネクタ92に接続されたリード線を介して電源が供給されるようになっている。
【0044】
図2、図11及び図12(a)等に示すように、アッパフォーク51,52には一端が前記コネクタ92に接続されるとともに、他端が固定側としてのキャリッジ13側に装備された電源(図示せず)に接続された配線93をガイドするガイド部材94が配設されている。ガイド部材94は上方向及び両端が開放された溝を形成するように屈曲形成された板材により形成され、その底面がアッパフォーク51,52の上面に固定されている。また、ロアフォーク24,25の上部にはガイド部材94の上端より上方まで延びる支持板95が垂直に固定され、支持板95の上部に固定された支持片(クランプ)96に配線93の一部が支持されている。図11に示すように、支持板95はアッパフォーク51,52が待機位置に配置された状態において、コネクタ92に近い側のガイド部材94の端部近傍に位置する状態で配設されている。そして、配線93は、アッパフォーク51,52が待機位置に配置された状態において、支持片(クランプ)96に支持された位置からガイド部材94のコネクタ92と反対側の端部まで延びてU字状に折り返し、ガイド部材94の底部を通ってコネクタ92まで導かれるように配設されている。
【0045】
次に、前記のように構成された装置の作用を、入庫口6から右側の枠組棚2bの収納部3に荷Wを入庫する場合を例にして説明する。スタッカクレーン10は、クレーンコントローラ17の指令により走行モータ15が駆動され、レール9に沿って走行した後、入庫口6と対応する位置で停止する。また、クレーンコントローラ17の指令により昇降モータ16が駆動され、キャリッジ13は入庫口6と対応する位置で停止する。キャリッジ13は荷載置部21の上面が棚板5の上面と同じ高さとなる位置で停止する。
【0046】
荷載置部21上に荷Wがない場合、ロアフォーク24,25はその間隔が最も大きな待機位置に配置されている。クレーンコントローラ17はセンサS3,S4からの出力信号により、荷載置部21上に荷Wがないことと、S2からの出力信号により入庫口6に荷Wが存在することとを確認した後、モータMを駆動させる。モータMの駆動により、駆動ギヤ44が図2の時計方向に回転駆動され、駆動ギヤ44の回転に伴ってロアフォーク24側に配設されたピニオン46a,46bが中間ギヤ45を介して図2の時計方向に回転される。ピニオン46aの回転に伴ってスプライン軸29がピニオン46aと一体に回転し、ロアフォーク25側に配設されたピニオン48aがスプライン軸29と一体に回転する。そして、ピニオン48bも中間ギヤ47を介してピニオン48aと同方向に回転する。その結果、両ミドルフォーク49,50がラック57とともに図2の右方向に移動する。
【0047】
ミドルフォーク49,50とともにスプロケット60が移動すると、スプロケット60に巻き掛けられているチェーン67の一端がロアフォーク24,25に固定されているため、スプロケット60は図2の反時計方向に回転しながら移動する。その結果、ミドルフォーク49,50に直動ジョイント54を介して支持され、チェーン67の他端に連結されているアッパフォーク51,52はスプロケット60の移動方向にミドルフォーク49,50の移動距離の2倍移動する。
【0048】
そして、アッパフォーク51,52が進出位置に到達し、センサS7から被検知部材74の検知信号が出力されるとモータMの駆動が停止され、アッパフォーク51,52が所定の進出位置で停止する。なお、アッパフォーク51,52と干渉する位置に障害物があると、アッパフォーク51,52及びミドルフォーク49,50の移動中にセンサS14から検知信号が出力され、モータMの駆動が停止されてアッパフォーク51,52は移動途中で停止される。
【0049】
アッパフォーク51,52が所定の進出位置に停止した後、モータ39が駆動されて駆動スプロケット40が図1の反時計回り方向に回転される。そして、チェーン42,43が同方向に駆動されて、ロアフォーク24,25が互いに近づく方向に移動される。そして、バンパー84が荷Wに接触した後、板ばね87の付勢力に抗してアッパフォーク51,52側へ押圧されて、所定位置まで移動するとマイクロスイッチ89,90がオンになる。マイクロスイッチ89,90がオンになるとモータ39の駆動が停止され、荷Wはその幅方向の中心が荷載置部21の幅方向(荷移載方向と直交する方向)の中心と一致する状態でバンパー84間に所定の押圧力で挟まれた状態となる。
【0050】
次に両回動アクチュエータ76,77が駆動されて、レバー80,81が作用位置に配置される。回動アクチュエータ76,77はセンサS10,S12からオン信号が出力された時にその駆動が停止される。次にモータMが前記とは逆方向に回転駆動され、各ピニオン46a,46b,48a,48bが図2の反時計回り方向に回転される。そして、ミドルフォーク49,50がラック57とともに図2の左方向へ移動されると、スプロケット59に巻き掛けられているチェーン65の一端がロアフォーク24,25に固定されているため、スプロケット59は図2の時計方向に回転しながら移動する。その結果、ミドルフォーク49,50に直動ジョイント53を介して支持され、チェーン65の他端に連結されているアッパフォーク51,52はスプロケット59の移動方向にミドルフォーク49,50の移動距離の2倍移動する。
【0051】
レバー80,81が作用位置に配置されているため、アッパフォーク51,52の移動途中でレバー80が荷Wの移載方向後端と係合し、アッパフォーク51,52の移動に伴って荷Wが荷載置部21に向かって移動される。
【0052】
アッパフォーク51,52及びミドルフォーク49,50が待機位置に到達し、センサS5,S8から被検知部材74,75の検知信号が出力されるとモータMの駆動が停止され、アッパフォーク51,52及びミドルフォーク49,50が待機位置で停止する。以上で入庫口6から荷載置部21上への荷Wの移載作業が完了する。
【0053】
次に走行モータ15及び昇降モータ16が駆動され、スタッカクレーン10は荷Wを収容すべき収納部3と対応する位置まで走行し、キャリッジ13は収納部3と対応する位置で停止する。そして、クレーンコントローラ17はセンサS2の出力信号に基づいて収納部3に荷Wがないことを確認した後、収納部3への荷Wの移載作業を開始する。先ず、モータMが駆動されて前記と同様にしてアッパフォーク51,52及びミドルフォーク49,50が所定の進出位置まで移動する。レバー80,81は作用位置に配置されたままなので、アッパフォーク51,52の移動途中でレバー81が荷Wの移載方向後端と係合し、アッパフォーク51,52の移動に伴って荷Wが収納部3に向かって移動される。そして、アッパフォーク51,52が進出位置まで移動した後、モータ39が駆動されてロアフォーク24,25が待機位置まで移動されて、バンパー84と荷Wとの係合状態が解除される。
【0054】
次に回動アクチュエータ76,77が駆動されるとともに、センサS9,S11からオン信号が出力された時点で停止され、レバー80,81が退避位置に配置される。次にモータMが駆動されてミドルフォーク49,50及びアッパフォーク51,52が待機位置に復帰する。そして、荷載置部21から収納部3の棚板5上への荷Wの移載作業の1サイクルが完了する。
【0055】
右側の枠組棚2bの収納部3から荷Wを取り出して右側の他の収納部3に荷Wを収納する場合も同様に作動される。
一方、左側の枠組棚2aに対して荷Wを収納する場合及び出庫口7に荷Wを出庫する場合は、ミドルフォーク49,50及びアッパフォーク51,52が進出位置へ移動する際、図2の左側に向かって移動される。従って、クレーンコントローラ17がモータMを前記とは逆方向に回転駆動させる点と、進出位置での停止位置をセンサS6の検知信号に基づいて行う点とが異なり、その他は同じ制御が行われる。
【0056】
この実施の形態では以下の効果を有する。
(イ) ミドルフォーク49,50が水平部49a,50a、水平部49a,50aの第1端部において上方へほぼ直角に延びる上支持部49b,50b及び該水平部の第2端部において下方へほぼ直角に延びる下支持部49c,50cとからなる。そして、ロアフォーク24,25及びミドルフォーク49,50を相対移動可能に支持する直動ジョイント53と、ミドルフォーク49,50及びアッパフォーク51,52を相対移動可能に支持する直動ジョイント54とが水平部49a,50aを挟んで上下に配置されている。従って、荷Wの移載作業時に収納部3内に進入するミドルフォーク49,50及びアッパフォーク51,52の幅を、必要な強度を確保した状態で狭くでき、フォーク装置14を小型化できる。また、収納部3内のデッドスペースを小さくでき、自動倉庫1の収納効率を高めることができる。
【0057】
(ロ) レバー80,81は、アッパフォーク51,52の上部にその長手方向に沿って延びるように配設された回動アクチュエータ76,77により直接回動されるため、レバー80,81を退避位置と作用位置とに回動配置する機構が簡単となる。その結果、レバー80,81の回動機構の部品点数が少なくなって組み付け工数が少なくなるとともに、回動機構を配設するのに必要なスペースを小さくでき、収納部3内のデッドスペースを小さくできる。また、重量が軽くなってモータM、モータ39等の動力消費量を低減できる。
【0058】
(ハ) ミドルフォーク49,50は上支持部49b,50bにおいて水平部49a,50aの上方に位置する直動ジョイント53を介してロアフォーク24,25に支持され、下支持部49c,50cにおいて水平部49a,50aの下方に位置する直動ジョイント54を介してアッパフォーク51,52を支持する。そして、アッパフォーク51,52を移動させるためのスプロケット59,60が上支持部49b,50bの内側においてミドルフォーク49,50と平行な垂直面内に位置するように配設されている。従って、スプロケット59,60及びチェーン65,67を配設するためのスペースをミドルフォーク49,50及びアッパフォーク51,52の幅を広くしたり高さを高くすることなく確保できる。
【0059】
(ニ) ミドルフォーク49,50及びアッパフォーク51,52が左右一対設けられ、各アッパフォーク51,52が連動した状態で移動されるため、荷Wは左右一対のレバー80,81と係合した状態で移動される。従って、レバーを片側に設けた構成に比較して、レバー80,81の長さが短くても荷Wを確実に移載できる。
【0060】
(ホ) アッパフォーク51,52に装備された回動アクチュエータ76,77、マイクロスイッチ89,90、センサS9〜S14は、アッパフォーク51,52に取り付けられたコネクタ92にリード線(配線)を介して接続される。従って、それらのリード線はアッパフォーク51,52の移動の影響を受けず、キャリッジ13側の電源に直接配線を接続した場合と異なり、配線作業が容易になるとともに配線のためのスペースを小さくできる。
【0061】
(ヘ) コネクタ92とキャリッジ13側の電源とを接続する配線93は、
ロアフォーク24,25に支持板95を介して固定された支持片(クランプ)96にその途中で支持される。そして、配線93はアッパフォーク51,52が待機位置に配置された状態において、支持片(クランプ)96に支持された位置からガイド部材94のコネクタ92と反対側の端部まで延びてU字状に折り返し、ガイド部材94の底部を通ってコネクタ92まで導かれるように配設されている。従って、アッパフォーク51,52の移動時に、配線93はガイド部材94にガイドされて移動し、配線がアッパフォーク51,52から下方に垂れ下がる虞がなく、アッパフォーク51,52が円滑に往復動される。
【0062】
(ト) 荷載置部21の荷移載方向の両端部にローラ22が、その周面の最高部が荷載置部21の上面より若干高くなるように配設されている。従って、キャリッジ13の停止位置が上下方向に多少ずれて、荷載置部21の上面と収納部3の棚板5の上面の高さが多少ずれた場合でも、荷Wの移載が円滑に行われる。荷載置部21を多数のローラを荷移載方向と直交する方向に延びるように配設して構成した場合も、キャリッジの停止位置が多少ずれても荷Wの移載は円滑に行われるが、構造が複雑になるとともに、スタッカクレーン10の走行中やキャリッジ13の昇降中に荷Wが移載方向にずれる虞がある。
【0063】
(チ) 直動ジョイント53,54として転がり案内が使用されている。従って、滑り案内を使用した場合に比較して摩擦が小さく、高い送り精度を確保できる。
【0064】
(リ) 支持レールと、直動ジョイントとしてのレール状のボールスライダとがユニット化されたスライドレールユニットを使用し、支持レールがミドルフォーク49,50として使用されている。従って、ロアフォーク24,25に対するミドルフォーク49,50の組付けと、ミドルフォーク49,50に対するアッパフォーク51,52の組付けとが容易になる。
【0065】
(ヌ) 一対のアッパフォーク51,52の間隔を変更できるため、荷Wの幅に対応してその間隔を調整することにより、レバー80,81の長さが短くてもレバー80,81を幅の狭い荷Wに対して係合可能な状態にできる。その結果、レバー80,81が荷Wと係合した状態で移動する場合、レバー80,81に作用する曲げモーメントが小さくなる。また、収納部の高さを低くできる。
【0066】
(ル) 一対のアッパフォーク51,52の間隔を変更できるため、荷載置部21上に載置された荷Wを両アッパフォーク51,52で挟んで保持できる。従って、スタッカクレーン10の走行時やキャリッジ13の昇降時に荷Wの位置ずれが発生し難くなる。
【0067】
(ヲ) アッパフォーク51,52で直接荷Wを挟持せずに、バンパー(緩衝部材)84を介して挟持するため、荷Wに損傷を与え難い。
(ワ) 回動アクチュエータ76,77として円筒状の回動部(駆動軸)79を備えたモータを使用し、回動部79にスリット79a,79bを形成することによりセンサS9〜S12の被検知部が形成されている。従って、被検知部としてドッグを新たに設ける場合に比較して、部品点数が少なく、コンパクト化が可能となる。
【0068】
(カ) 荷Wの移載方向の後側に位置するレバーだけでなく、前側に位置するレバーも同時に回動させるため、荷Wの移載方向の後側に位置するレバーだけを作用位置に回動させる構成に比較してレバー80,81の回動制御が簡単になる。
【0069】
(ヨ) 収納部3及び入庫口6の荷Wを検知するセンサS1,S2が両ローラ27に挟まれた状態で荷載置部21の幅方向の中央に配設されている。従って、収納部3及び入庫口6の荷Wの有無を確認し易く、しかも両ローラ22が保護部材の役割を果たし、センサS1,S2が障害物に衝突し難くなる。
【0070】
(タ) フォーク装置(荷移載装置)14を従来より軽量化できるため、スタッカクレーン10を走行させる走行モータ15及びキャリッジ13を昇降させる昇降モータ16の動力消費量が少なくなる。
【0071】
なお、実施の形態は前記に限定されるものでなく、例えば次のように具体化してもよい。
○ 直動ジョイント53,54としてレール状のスライダに代えて、ブロック状のスライダを使用する。
【0072】
○ 直動ジョイント53,54として転がり案内に代えて、移動部材が溝に沿って摺動する構成の滑り案内や、あるいは磁石の反発作用を利用して案内溝との間に微小な隙間が存在する状態で移動する磁気浮上案内を使用する。
【0073】
○ 図15に示すように、ロアフォーク24,25(図15ではロアフォーク24側のみ図示)がミドルフォーク49,50をその下支持部49c,50cでブラケット55及び直動ジョイント53を介して支持し、ミドルフォーク49,50がその上支持部49b,50bでアッパフォーク51,52を支持する構成としてもよい。スプロケット59,60はミドルフォーク49,50の外側に配設される。また、チェーン65,67(図示せず)の端部を張力調整不能に固定する支持片64,67をアッパフォーク51,52側に設け、チェーン65,67の端部を張力調整可能に固定するブラケット68,69をロアフォーク24,25側に設けてもよい。
【0074】
○ 回動アクチュエータ76,77として一般的なロッド状の駆動軸を備えたモータを使用したり、ロータリソレノイド等を使用する。これらの場合もレバー80,81が直接回動アクチュエータによって回動されるため、構造が簡単になる。
【0075】
○ アッパフォーク51,52の間隔を変更不能な構成、即ち、ロアフォーク24,25を支持部材20に固定し、モータ39、チェーン42等の駆動機構を無くした構成としてもよい。この場合は構造が簡単なる。
【0076】
○ 出退移動部材即ちミドルフォーク49,50及びアッパフォーク51,52をいずれか一方だけ設けた構成としてもよい。この場合、レバーを長くすることによりレバーが片側だけであっても荷Wの移載が行われる。
【0077】
○ 荷Wの移載方向の後側に位置するレバーと、前側に位置するレバーとを同時に回動させる構成に代えて、荷Wの移載方向の後側に位置するレバーだけを作用位置に回動させる構成とする。この場合、全てのレバーを同時に駆動する構成に比較して、レバー80,81を駆動するための動力消費量が少なくなる。
【0078】
○ レバー80,81の作用位置は荷載置部21に向かって斜め下方に延びる位置に限らず、水平位置あるいは斜め上方に延びる位置でもよい。
○ ローラ22を省略してもよい。
【0079】
○ レバーの退避位置への移動を、レバーと荷Wとの係合が解除される位置までアッパフォーク51,52を移動させた状態で行い、その後にアッパフォーク51,52を元の位置に復帰させる構成とする。この場合、レバー80,81が回動する際に荷Wと摩擦せず、耐久性が向上する。
【0080】
○ センサS5〜S8として反射式の光センサを使用したり、リミットスイッチ(マイクロスイッチ)使用してもよい。
○ キャリッジ13上に複数(例えば2個)のフォーク装置14を装備したタイプのスタッカクレーンに適用してもよい。
【0081】
○ 入庫口6としてベルトコンベアではなく、フォークリフトや荷移載装置を装備した自走式台車の荷を載置する載置台を使用してもよい。
○ フォーク装置14をスタッカクレーン10に装備する代わりに、自動倉庫の通路以外の通路を走行する自走式台車上に装備してもよい。例えば、入庫口6に荷Wを搬入する自走式台車や、出庫口7から荷Wを搬出する自走式台車に装備する。
【0082】
前記各実施の形態から把握される技術的思想(発明)について、以下にその効果とともに記載する。
(1) 前記直動ジョイントとして転がり案内が使用されている。この場合、滑り案内に比較して、摩擦が小さく、高い送り精度を確保できる。
【0083】
(2) 前記第1の支持部材として、支持レールと直動ジョイントとしてのレール状のボールスライダとがユニット化されたスライドレールユニットの支持レールが使用されている。この場合、出退移動部材の組付け及びガイドレールに対する組付けが容易となる。
【0084】
(3) 請求項2に記載の発明において、第2の支持部材にはコネクタが設けられ、該コネクタに第2の支持部材に装備された電気機器のリード線が接続されている。この場合、電気機器のリード線は第2の移動部材の出退移動の影響を受けず、リード線を固定側に配置されている電源に直接接続した場合と異なり、配線作業が容易になるとともに配線のためのスペースを小さくできる。
【0085】
(4) (3)の発明において、前記コネクタと固定側の電源とを接続する配線は、ガイドレールに固定された支持片(クランプ)にその途中で支持されるとともに、第2の支持部材が待機位置に配置された状態において、支持片に支持された位置から第2の支持部材に設けられたガイド部材のコネクタと反対側の端部まで延びてU字状に折り返し、ガイド部材の底部を通ってコネクタまで導かれるように配設されている。この場合、第2の支持部材の移動時に、配線はガイド部材にガイドされて移動し、配線が第2の支持部材から下方に垂れ下がる虞がなく、第2の支持部材が円滑に往復動される。
【0086】
(5) 前記荷載置部の荷移載方向の端部にはローラが、その周面の最高部が荷載置部の上面より若干高くなるように配設されている。この場合、キャリッジの停止位置が上下方向に多少ずれて、荷載置部の上面と自動倉庫の収納部の棚板の上面の高さが多少ずれた場合でも、荷の移載が円滑に行われる。
【0087】
(6) 前記スタッカクレーンを備えた自動倉庫。この場合、自動倉庫の収納効率を高めることができる。
なお、本明細書でいう「直動ジョイント」とは、直線状に延びる支持台(支持レール)に対して、その支持台に沿って移動可能に支持された移動体(スライダ)を意味し、転動体(ボール、コロ)を介して案内される構成の転がり案内、支持台上を摺動する滑り案内、磁石の反発力を利用する磁気浮上案内等がある。
【0088】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1〜請求項3に記載の発明によれば、従来装置より出退移動部材の幅を狭くすることができ、自動倉庫の収容効率を高めることが可能となる。
【0089】
また、レバーの回動機構の部品点数が少なくなって組み付け工数が少なくなるとともに、回動機構を配設するに必要なスペースを小さくできる。
【0090】
請求項2に記載の発明によれば、第2の支持部材を移動させる出退駆動手段を構成するスプロケット及びチェーンを配設するためのスペースを、第1の支持部材及び第2の支持部材の幅を広くしたり高さを高くすることなく確保できる。
【0091】
請求項3に記載の発明によれば、荷は左右一対のレバーと係合した状態で移動され、レバーを片側に設けた構成に比較して、レバーの長さが短くても荷を確実に移載できる。
【0092】
請求項4に記載の発明では、スタッカクレーンに装備された荷移載装置の出退移動部材の幅を狭くでき、自動倉庫の収容効率を高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の荷移載装置の一部破断概略正面図。
【図2】 概略側面図。
【図3】 図1のIII −III 線における一部省略断面図。
【図4】 (a)は自動倉庫の概略平面図、(b)は概略側面図。
【図5】 ロアフォークの幅を変更する駆動機構の模式斜視図。
【図6】 図1の部分拡大図。
【図7】 図2のVII−VII線における一部省略断面図。
【図8】 チェーンの支持状態を示す図7に相当する一部省略断面図。
【図9】 チェーンを支持するブロックの概略斜視図。
【図10】 スプロケットの支持状態を示す断面図。
【図11】 アッパフォークの側面図。
【図12】 (a)は回動アクチュエータの支持状態を示す平面図、(b)はバンパーの支持状態を示す部分平面図。
【図13】 回動部の側面図。
【図14】 (a)は図13のA−A線断面図、(b)は図13のB−B線断面図。
【図15】 別の実施の形態の一部破断部分概略正面図。
【符号の説明】
10…スタッカクレーン、13…キャリッジ、14…荷移載装置としてのフォーク装置、21…荷載置部、24,25…ガイドレールとしてのロアフォーク、46a,46b,48a,48b…出退駆動手段を構成するピニオン、49,50…出退移動部材としてのミドルフォーク、51,52…同じくアッパフォーク、49a,50a…水平部、49b,50b…上支持部、49c,50c…下支持部、53,54…直動ジョイント、57…出退駆動手段を構成するラック、59,60…同じくスプロケット、65,67…同じくチェーン、76,77…回動アクチュエータ、79…駆動軸としての回動部、80,81…レバー、M…出退駆動手段を構成するモータ、W…荷。
Claims (4)
- 荷が載置される荷載置部と、前記荷載置部上に設けられ該荷載置部に対する荷の移載方向に沿って延設されたガイドレールと、前記ガイドレールに沿って移動可能な出退移動部材と、前記出退移動部材を待機位置と進出位置との間で往復移動させる出退駆動手段と、前記出退移動部材の前記移載方向の両端部に設けられ前記出退移動部材の移動時に前記荷載置部上の荷に対してその移載方向後端部において係合可能な作用位置と係合不能な退避位置とに回動配置されるレバーとを備えた荷移載装置であって、
前記出退移動部材はガイドレールに対して、前記荷移載方向に往復移動可能に支持された第1の支持部材と、前記第1の支持部材に対して、前記荷移載方向に往復移動可能に支持された第2の支持部材とを備え、第1の支持部材は水平部、該水平部の第1端部において上方へほぼ直角に延びる上支持部及び該水平部の第2端部において下方へほぼ直角に延びる下支持部とからなり、前記第1の支持部材は前記ガイドレールに対して前記荷載置部上における内側に位置するように直動ジョイントを介して相対移動可能に支持され、前記第2の支持部材は第1の支持部材に対して前記荷載置部上における内側に位置するように直動ジョイントを介して相対移動可能に支持され、前記直動ジョイントが前記水平部を挟んで上下に配置され、前記第1の支持部材の下部に前記出退駆動手段を構成するラックが第1の支持部材に沿って延設され、前記レバーは第2の支持部材の両端に装備されており、
前記第1の支持部材は上支持部において水平部の上方に位置する直動ジョイントを介して前記ガイドレールに相対移動可能に支持されるとともに、下支持部において水平部の下方に位置する直動ジョイントを介して前記第2の支持部材を相対移動可能に支持し、前記出退駆動手段は第1の支持部材に支持されたスプロケットと、一端が前記ガイドレールに他端が第2の支持部材に固定された状態で前記スプロケットに折り返し状に巻き掛けられたチェーンとを備え、前記スプロケットは前記上支持部の内側において第1の支持部材と平行な垂直面内に位置するように配設されている荷移載装置。 - 前記レバーは、前記第2の支持部材の上部にその長手方向に沿って延びるように配設された回動アクチュエータの駆動軸に一体回動可能に連結されている請求項1に記載の荷移載装置。
- 前記ガイドレール及び前記出退移動部材は左右一対設けられ、前記出退駆動手段は左右一対の出退移動部材を連動させて駆動する請求項1又は請求項2に記載の荷移載装置。
- 昇降自在なキャリッジ上に請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の荷移載装置を備えたスタッカクレーン。
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