JP2001039505A - 荷物のプッシャー装置 - Google Patents
荷物のプッシャー装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入庫用仮置き棚20へ荷物Wを押し出すため
のプッシャー装置50を備えたプラットホーム24をコ
ンパクトにする。 【解決手段】 自動倉庫における入庫用仮置き棚20の
一側に隣接するプラットホーム24の台枠33に荷物W
を移送するための搬送ローラ34群を配置し、台枠33
の左右両外側位置に配置され、荷物の移送方向に延びる
一対のアーム51,51の先端にプッシャーローラ52
を装着する。両アーム51,51を駆動手段54により
前記移送方向に沿って進退動する一方、初期位置でプッ
シャーローラ52が搬送ローラ34群の中途部の収納箇
所にて沈み込む伏せ姿勢となり、前記移送方向に前進す
るに従ってプッシャーローラ52が搬送ローラ34群の
上面より上方に起立するように両アーム51,51が斜
め上向きに回動し、次いで前記起立位置のプッシャーロ
ーラ52がほぼ水平状態のまま、前記搬送ローラ34群
を越えて台枠33外に荷物Wを押し出すようにする起伏
移動ガイド手段53とを備える。
のプッシャー装置50を備えたプラットホーム24をコ
ンパクトにする。 【解決手段】 自動倉庫における入庫用仮置き棚20の
一側に隣接するプラットホーム24の台枠33に荷物W
を移送するための搬送ローラ34群を配置し、台枠33
の左右両外側位置に配置され、荷物の移送方向に延びる
一対のアーム51,51の先端にプッシャーローラ52
を装着する。両アーム51,51を駆動手段54により
前記移送方向に沿って進退動する一方、初期位置でプッ
シャーローラ52が搬送ローラ34群の中途部の収納箇
所にて沈み込む伏せ姿勢となり、前記移送方向に前進す
るに従ってプッシャーローラ52が搬送ローラ34群の
上面より上方に起立するように両アーム51,51が斜
め上向きに回動し、次いで前記起立位置のプッシャーロ
ーラ52がほぼ水平状態のまま、前記搬送ローラ34群
を越えて台枠33外に荷物Wを押し出すようにする起伏
移動ガイド手段53とを備える。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫等におけ
る荷物のプッシャー装置の構成に関するものである。
る荷物のプッシャー装置の構成に関するものである。
【従来の技術】自動倉庫の入庫部に入庫用荷物仮置き棚
に対する荷物搬入の昇降台に設けたプッシャー装置とし
て、例えば、特開平1−303210号では、昇降台上
面には、入庫用荷物仮置き棚の側面方向に軸線を延ばし
た円筒ローラとテーパローラとを交互に配置したローラ
群を設け、これらのローラを駆動して外部から荷物を昇
降台に受け入れる。そして、この昇降台には、前記ロー
ラの軸線の方向に進退動するプッシャーを備え、ローラ
群上の荷物を前記軸線に沿わせて入庫用荷物仮置き棚方
向に押し出す構成が開示されている。このプッシャー装
置は、前記ローラの軸線と平行状に延びる一対のガイド
ロッドと、ガイドロッドに進退動自在に被嵌された基体
と、昇降台の下面側にてガイドロッドの沿設方向に沿っ
た一対のチェンスプロケットとそれに巻掛けたチェンと
からなり、このチェンの中途部に前記基体を連結し、基
体には前記ローラの上面側で、当該ローラの軸線方向に
荷物を押し出すためのプッシャー体が複数のローラ群上
に跨がるように配置された構成である。従って、外部か
ら昇降台に荷物を受け入れるには、前記プッシャー体
は、前記ローラ群の端部より外側(入庫用荷物仮置き棚
の側面から遠い側)に一旦退避させておき、ローラ群に
荷物が載って後、当該荷物の側面を前記プッシャー体に
て押して入庫用荷物仮置き棚方向に押し出すというもの
であった。
に対する荷物搬入の昇降台に設けたプッシャー装置とし
て、例えば、特開平1−303210号では、昇降台上
面には、入庫用荷物仮置き棚の側面方向に軸線を延ばし
た円筒ローラとテーパローラとを交互に配置したローラ
群を設け、これらのローラを駆動して外部から荷物を昇
降台に受け入れる。そして、この昇降台には、前記ロー
ラの軸線の方向に進退動するプッシャーを備え、ローラ
群上の荷物を前記軸線に沿わせて入庫用荷物仮置き棚方
向に押し出す構成が開示されている。このプッシャー装
置は、前記ローラの軸線と平行状に延びる一対のガイド
ロッドと、ガイドロッドに進退動自在に被嵌された基体
と、昇降台の下面側にてガイドロッドの沿設方向に沿っ
た一対のチェンスプロケットとそれに巻掛けたチェンと
からなり、このチェンの中途部に前記基体を連結し、基
体には前記ローラの上面側で、当該ローラの軸線方向に
荷物を押し出すためのプッシャー体が複数のローラ群上
に跨がるように配置された構成である。従って、外部か
ら昇降台に荷物を受け入れるには、前記プッシャー体
は、前記ローラ群の端部より外側(入庫用荷物仮置き棚
の側面から遠い側)に一旦退避させておき、ローラ群に
荷物が載って後、当該荷物の側面を前記プッシャー体に
て押して入庫用荷物仮置き棚方向に押し出すというもの
であった。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記先
行技術では、プッシャー装置は前記ローラ群の回転方向
と直角方向に荷物を押す構成であるから、荷物を押す抵
抗が大きくなるという問題があった。また、前述のよう
に、プッシャー体を退避させておくための空間を昇降台
に設ける必要があり、さらに、荷物を入庫用仮置き棚の
中途部上面まで押すために基体に対しプッシャー体を前
進方向に変位されると、その変位長さだけ退避距離が大
きくなるから、昇降台が嵩張り大型になるという問題が
あった。本発明は、これら従来の問題を解決すべくなさ
れたものであって、コンパクトなプッシャー装置を提供
することを目的とするものである。
行技術では、プッシャー装置は前記ローラ群の回転方向
と直角方向に荷物を押す構成であるから、荷物を押す抵
抗が大きくなるという問題があった。また、前述のよう
に、プッシャー体を退避させておくための空間を昇降台
に設ける必要があり、さらに、荷物を入庫用仮置き棚の
中途部上面まで押すために基体に対しプッシャー体を前
進方向に変位されると、その変位長さだけ退避距離が大
きくなるから、昇降台が嵩張り大型になるという問題が
あった。本発明は、これら従来の問題を解決すべくなさ
れたものであって、コンパクトなプッシャー装置を提供
することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のプッシャー装置は、荷物を
移送するための搬送ローラ群を配置した台枠における移
送される荷物の左右両外側位置に配置され、荷物の移送
方向に延びる一対のアームと、該両アームの先端に装着
されたプッシャー体と、両アームに連結して前記移送方
向に沿って進退動する駆動手段と、前記台枠の左右両側
に配置され、初期位置で前記プッシャー体が前記搬送ロ
ーラ群の中途部の収納箇所にて沈み込む伏せ姿勢とな
り、前記移送方向に前進するに従ってプッシャー体が前
記搬送ローラ群の上面より上方に起立するように両アー
ムが斜め上向きに回動し、次いで前記起立位置のプッシ
ャー体がほぼ水平状態のまま、前記搬送ローラ群を越え
て台枠外に荷物を押し出すようにする起伏移動ガイド手
段とを備えたものである。また、請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の荷物のプッシャー装置において、
前記起伏移動ガイド手段は、前記台枠の左右両側に配置
されて、前記移送方向に沿って延びる第1ガイドレール
と第2ガイドレールとからなり、第1ガイドレールは、
前記両アーム長手方向の中途部の回動中心ローラを前記
移送方向に沿って案内するように略直線状形成され、第
2ガイドレールは、前記回動中心ローラより下側に装着
された規制ローラを前記移送方向に沿って案内するよう
に延び、且つ、前記プッシャー体が前記搬送ローラ群の
中途部の収納箇所にて沈み込む伏せ姿勢となる初期規制
部と、プッシャー体を上向きに変移させるべくアームを
斜め上向きに回動させる変移部と、前記搬送ローラ群の
上面より上方の起立位置のプッシャー体をほぼ水平状態
のまま前記荷物の移送方向に沿って前進させる押出部と
が順次形成されているものである。そして、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の荷物のプ
ッシャー装置において、前記プッシャー体は荷物の移送
方向の背面に摺接するローラ体としたものである。
め、請求項1に記載の発明のプッシャー装置は、荷物を
移送するための搬送ローラ群を配置した台枠における移
送される荷物の左右両外側位置に配置され、荷物の移送
方向に延びる一対のアームと、該両アームの先端に装着
されたプッシャー体と、両アームに連結して前記移送方
向に沿って進退動する駆動手段と、前記台枠の左右両側
に配置され、初期位置で前記プッシャー体が前記搬送ロ
ーラ群の中途部の収納箇所にて沈み込む伏せ姿勢とな
り、前記移送方向に前進するに従ってプッシャー体が前
記搬送ローラ群の上面より上方に起立するように両アー
ムが斜め上向きに回動し、次いで前記起立位置のプッシ
ャー体がほぼ水平状態のまま、前記搬送ローラ群を越え
て台枠外に荷物を押し出すようにする起伏移動ガイド手
段とを備えたものである。また、請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の荷物のプッシャー装置において、
前記起伏移動ガイド手段は、前記台枠の左右両側に配置
されて、前記移送方向に沿って延びる第1ガイドレール
と第2ガイドレールとからなり、第1ガイドレールは、
前記両アーム長手方向の中途部の回動中心ローラを前記
移送方向に沿って案内するように略直線状形成され、第
2ガイドレールは、前記回動中心ローラより下側に装着
された規制ローラを前記移送方向に沿って案内するよう
に延び、且つ、前記プッシャー体が前記搬送ローラ群の
中途部の収納箇所にて沈み込む伏せ姿勢となる初期規制
部と、プッシャー体を上向きに変移させるべくアームを
斜め上向きに回動させる変移部と、前記搬送ローラ群の
上面より上方の起立位置のプッシャー体をほぼ水平状態
のまま前記荷物の移送方向に沿って前進させる押出部と
が順次形成されているものである。そして、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の荷物のプ
ッシャー装置において、前記プッシャー体は荷物の移送
方向の背面に摺接するローラ体としたものである。
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施の
形態について説明する。図1は本発明に係る自動倉庫に
おける単位倉庫の概略側面図、図2は単位倉庫の平面
図、図3は移載装置の概略平面図、図4は入庫側の任意
の段の入庫用仮置き棚と、昇降機構におけるコラムポス
ト等の骨組みを示す斜視図、図9はプッシャー装置の概
略側面図である。図1及び図2に示すように、単位倉庫
1は、相対向して配置される一対の格納庫2,2を備え
る。各格納庫2には、骨組み支柱4と横梁5等にて支持
される棚3を多段に設ける。各段の棚3にはその横長の
方向に荷物Wを格納できる間口の格納エリア6が多数、
一列状に並設されている。一対の格納倉庫2,2の対向
する側には、前記各棚3段毎にその棚列の前記開放側に
沿って水平の一対の支持レール8、8が設けられてお
り、この一対の支持レール8、8に載置されて、移載装
置7が水平方向に往復移動自在となっている。各移載装
置7は、図3に示すように、平面視略矩形状の台車9
と、台車9に軸受10を介して回転自在に軸支された前
後一対の車軸11,11のそれぞれ両端に設けた車輪1
2と、前記一方の車軸11を駆動するための車輪モータ
13と、移載装置7の移動方向と平面視で直交する方向
に出退動自在に構成された一対のピッカー部14a,1
4bとからなり、この一対ピッカー部14a,14bの
間に任意の幅寸法woの荷物Wを入れるため、一方のピ
ッカー部14aは台車に対して固定である。他方のピッ
カー部14bは、幅調整駆動モータ18により前記一方
のピッカー部14aに対して遠近動すべく構成されてい
る。両ピッカー部14a,14bにおける複動式の一対
の移動アーム15、15は、台車9の箇所から移載装置
7の移動方向と平面視で直交する方向に出退動するよう
に1つの駆動モータ16にて同期作動させられる。各移
動アーム15の両端には荷物Wを押し引きするためのピ
ッカー17が各々縦軸17aを中心に水平回動可能に設
けられ、図示しない電磁ソレノイド等のアクチュエータ
によりピッカー17が水平開閉回動するように構成され
ている。従って、前記一対の格納倉庫2,2の対向する
各棚段毎に、前記各格納エリア6及び後述する入庫用仮
置き棚20や出庫用仮置き棚21に対して、荷物Wを出
し入れすることができる。前記移載装置7に対して荷物
を入庫する入庫部22と出庫する出庫部23とは、前記
一対の格納倉庫2,2の長手方向の一側端部であって、
前記移載装置7の移動端の箇所を挟んで相対向して配置
されている(図2参照)。入庫部22には、前記棚3と
同列に揃えて各棚段毎に設けられ、且つプラットホーム
24から送り込まれてのち移載装置7に取り込まれるま
での間、荷物Wを一時的に載置するための入庫用仮置き
棚20が配置されている。なお、プラットホーム24は
後述するように昇降し、適宜高さ位置の入庫コンベヤ1
9から入庫すべき荷物Wを受け取ることができる。他
方、出庫部23には、同じく棚3と同列に揃えて各棚段
毎に設けられ、且つ移載装置7から送り出され、出庫用
昇降台25に取り込まれるまでの間、荷物Wを一時的に
載置するための出庫用仮置き棚21とが配置されている
(図2参照)。各棚段における出庫用仮置き棚21で
は、それに設けられた搬送ベルトコンベヤ(図示せず)
に載置された出庫用の荷物Wが、その棚段位置まで昇降
した出庫用昇降台25に移送するように構成されてい
る。この出庫用昇降台25は、その左右両側(出庫用昇
降台25での荷物Wの移送方向を挟んで平面視で直交す
る両側)に立設した一対のコラムポスト26,26に沿
って昇降動するものであり、適宜高さ位置に配置された
出庫コンベヤ27に対して、出庫用昇降台25における
ローラコンベヤを駆動して荷物Wを移し、移送された荷
物Wは自動倉庫外に搬送される。次に、入庫用仮置き棚
20及びプラットホーム24の配置並びに構成につい
て、図4〜図11を参照しながら詳細に説明する。入庫
用仮置き棚20は、図4の斜視図に示すように、一方の
格納倉庫2の長手方向の一側端部であって、一列状に並
んだ格納エリア6のうち最外端の格納エリア6a(図4
参照)に隣接して配置され、平板な鋼板等の棚板28が
張設されている。この入庫用仮置き棚20の一側(前記
最外端の格納エリア6aと反対側)には、プラットホー
ム24が昇降可能に配置される。プラットホーム24の
昇降エリアは、図1及び図4に示すような部材にて囲ま
れることになる。即ち、プラットホーム24を昇降案内
するための一対のコラムポスト29,29が当該プラッ
トホーム24における荷物Wの移送経路(矢印A)を挟
んで左右両側(移載装置7に近い側と遠い側)立設さ
れ、この両コラムポスト29,29の外側に、一対の横
梁30a,30bと連結横梁30cとからなる平面視コ
字状の補強枠30が、棚3段のうち上下に一定間隔ごと
に配置される。平面視において、前記平面視コ字状の補
強枠30と入庫用仮置き棚20の一側縁20aとで囲ま
れる領域がプラットホーム24の昇降のためのエリアと
なる。この補強枠30における一方の横梁30aの端部
は前記入庫用仮置き棚20の後ろ側にボルト乃至は溶接
にて固定され、他方の横梁30bの端部は、支持レール
8の端部をボルト等にて固定して支えるための断面コ字
状の端支柱31の側面にボルト乃至溶接等にて固定され
ている(図4及び図7参照)。なお、前記他方の支持レ
ール8の端部を支持するための断面コ字状等の端支柱
(図示せず)と前記端支柱31の間を補強横梁32にて
連結している。なお、前記プラットホーム24におけ
る、平面視矩形状の台枠33には、前記荷物Wの移送方
向の中央よりやや入庫用仮置き棚20から離れた箇所
に、正面視下向きコ字状の門型フレーム38を立設す
る。このとき、門型フレーム38の両側の縦フレーム3
8a,38bは、前記コラムポスト29,29の平面視
コ字状の案内溝部29aと対向するように配置され、各
縦フレーム38a,38bの外側には上下一対の主ガイ
ドコロ39,39が回転自在に枢支され、各主ガイドコ
ロ39,39が前記コラムポスト29における案内溝部
29aに嵌まって垂直(鉛直)方向に案内される。換言
すると、プラットホーム24が荷物Wの移送方向に対し
て上下に傾かないように規制された状態を保持しながら
昇降できるように構成されている(図5及び図7参
照)。また、一方の縦フレーム38aの上下位置に各々
横向きに突設したブラケット40には左右一対の補助ガ
イドコロ41,41が回転自在に取付けられ、この一対
の補助ガイドコロ41,41にて前記一方のコラムポス
ト29の横ひれ片29bを挟んで案内し、プラットホー
ム24が荷物W移送方向と直交する横方向にずれないよ
うに規制している(図5、図7及び図11参照)。プラ
ットホーム24を昇降させるための昇降機構は、前記一
対のコラムポスト29,29の上下端に設けられたチェ
ンスプロケット42,43(図8参照)に昇降チェン4
4を巻掛けし、下方のチェンスプロケット43,43は
一対のコラムポスト29,29の下端側にて駆動軸45
に一体的に回転するように取付けられ、正逆回転可能な
昇降用駆動モータ47及び変速機構48を介して駆動軸
45を回転駆動させるように構成するものである。そし
て、前記昇降チェン44の一部を、前記門型フレーム3
8の両側の縦フレーム38a,38bに適宜箇所に連結
金具46を介して連結固定することより、プラットホー
ム24は、前記各棚段の高さの入庫用仮置き棚20の一
側に隣接するように昇降できるのである。プラットホー
ム24における、平面視矩形状の台枠33内の上面側
に、荷物Wの移送方向に回転する多数の搬送ローラ34
が一定間隔にて配置されている。この搬送ローラ34群
は、その下方の一側寄り部位に配置された動力伝動用ロ
ーラ35群に巻き掛けした適宜幅の伝動ベルト36の上
面に当接する。正逆回転可能な搬送用駆動モータ37か
らの駆動力にて、伝動ベルト36を介して前記搬送ロー
ラ34群は回転し、その上に載置された荷物Wは図8の
矢印A方向(前記入庫用仮置き棚20に近づく方向)ま
たは矢印B方向に移送される(通常、入庫作業には使用
しないが、誤った大きさ、種類の荷物Wを入庫したとき
等には元の入庫コンベヤ19に戻すために矢印B方向に
に作動することがある)。プラットホーム24には、そ
の搬送ローラ34群の中途に載置された荷物Wを入庫用
仮置き棚20の上方位置まで押し移動させるためのプッ
シャー装置50を設ける。このプッシャー装置50は、
搬送ローラ34群の両端より外側(台枠33の左右両外
側等)に配置されて起伏動する一対のアーム51,51
と、該両アーム51,51の先端に回転自在に取付けら
れたプッシャー体としてのプッシャーローラ52と、前
記両アーム51,51の基端側を台枠33の両側にて起
伏動するように案内する起伏移動ガイド手段53と、前
記少なくとも一方のアーム51を、荷物Wの移送方向
(図8の矢印A方向)及びプッシャーローラ52の復路
方向(図8の矢印B方向)に駆動するための駆動手段5
4とからなる。そして、前記一対のアーム51,51
は、その先端側のプッシャーローラ52が図6〜図11
に示すように、初期位置(退避位置)では、前記搬送ロ
ーラ34群の荷物Wの移送方向中途部において当該搬送
ローラ34の上面に等しいか、または若干低い位置まで
沈み込む伏せ姿勢となる。次いで、プッシャーローラ5
2が搬送ローラ34群の上面より適宜高さ位置まで上昇
するように一対のアーム51,51が斜め上向きに起立
した起立姿勢に変化し、その後この起立姿勢のまま、前
記プッシャーローラ52が荷物Wの後面を押して、入庫
用仮置き棚20の傾斜状に形成された一側端20aを越
えて荷物Wを所定の仮置き箇所に押す押出姿勢を採るよ
うに構成するものであり、荷物Wを上記のように押し出
した後は、姿勢を逆に辿りながら前記初期位置まで復帰
して待機するものである。前記両アーム51,51は、
プッシャー体としてのプッシャーローラ52が取り付け
られる側が荷物Wの移送方向(矢印A方向)に沿って長
く略直線状で、基端側が下向きに屈曲された形状であ
る。起伏移動ガイド手段53は、図7〜図11に示すよ
うに、両アーム51,51の基端側に内向きに取り付け
られた規制ローラ55と、該アーム51,51の長手方
向中途部に内向きに取り付けられた回動中心ローラ56
と、前記プラットホーム24における台枠33の両外面
に取付けられた直線状の第1ガイドレール57と、その
下方に配置される姿勢規制用の第2ガイドレール58と
からなり、両ガイドレール57,58は、ともに断面が
外向きにコ字状の案内溝を有するように形成されたもの
である。第1ガイドレール57には、前記回動中心ロー
ラ56が嵌挿されて転がりながら移動する一方、前記第
2ガイドレール58には、前記規制ローラ55が嵌挿さ
れて転がりながら移動する。そして、第2ガイドレール
58の初期規制部58a(前記初期位置に対応する位
置)では、適宜長さLoの区間は搬送ローラ34に近い
高さ位置で、次いで斜め下向き(荷物Wの移送方向(矢
印A方向)に行くに従って下方に)なるように屈曲した
変移部58bが適宜長さL1の区間で形成され、次い
で、押出部58cでは、低い位置で水平状にて適宜長さ
L2の区間で形成されている(図10参照)。駆動手段
54は、プラットホーム24の台枠33の左右両側に設
けた駆動チェンスプロケット60、従動チェンスプロケ
ット61及びこれらに巻掛けたチェン62と(共に図9
にて一方のみ示す)、前記左右両側の駆動チェンスプロ
ケット60を駆動軸63を介して駆動するための正逆回
転可能なプッシャーモータ59とからなり、前記左右両
側の回動中心ローラ56に対してベアリング64を介し
て相対的に回動する連結部材65,65の下端を前記左
右両側のチェン62,62にビス等にて連結した構成の
ものである(図11で一方のみ示す)。符号66は前記
従動チェンスプロケット61を引っ張ってチェン62を
緊張させる緊張体である。また、プラットホーム24の
台枠33の左右両側には、荷物Wの左右両側縁が横ずれ
して外にはみ出さないようにするための安全ガード板6
7(図11で一方のみ示す)が立設されている。図10
に示す前記Loの区間は、プッシャーローラ52が搬送
ローラ34の上面の高さに等しいか低い姿勢であるプラ
ットホーム24における入庫側部位(入庫コンベヤ19
の搬送下流端に近い側)の導入部区間Do(図9に示
す)に相当する。次いで、同様にL1の区間は、プッシ
ャーローラ52が前記導入部にて低い位置から荷物Wを
押し出すためにアーム51を起立するための起立変移区
間D1に相当する(図9に示す)。さらに、前記L2の
区間は、アーム51が起立状態のまま矢印A方向に移動
し、前記プッシャーローラ52が荷物Wの後面を押し
て、当該荷物Wをプラットホーム24の移送方向寄りに
移動させるワークスペース区間D2及びそれから入庫用
仮置き棚20の傾斜状に形成された一側端20aを越え
て荷物Wを所定の仮置き箇所に押し出す押出区間D3に
相当する(図9に示す)。なお、図9に示すように、台
枠33の左右両側、例えば前記左右両側の安全ガード板
67の内面等には、荷物Wの通過や停止位置を検知する
ための光透過式センサもしくは光反射式センサを配置す
る。そのセンサの配置位置は、前記導入部区間Doの始
端側の第1センサ68とワークスペース区間D2の後端
の第2センサ69は、荷物Wがプラットホーム24の安
全な載置区域内に搭載されていることを検知するもので
あり、荷物Wの後端もしくは前端が第1センサ68や第
2センサ69にて検知されると、警報ブザーが鳴動して
作業者に報知(警告)する。第3センサ70は起立変移
区間D1の後端側に配置され、搬送ローラ34により荷
物Wがワークスペース区間D2に移送されたとき、当該
荷物Wの後端が起立変移区間D1を通過したことを検知
するものであり、この第3センサ70にて荷物Wの通過
を確認すれば、起立しようとするプッシャーローラ52
の上に荷物Wが存在しないので、当該プッシャーローラ
52を起立できなくなることを防止するためである。第
4センサ71は前記ワークスペース区間D2に移送され
た荷物Wの前端を検知して搬送ローラ34の回転を停止
するものである。上記の構成の自動倉庫において、荷物
Wを入庫部の入庫コンベヤ19に搬入し、当該入庫コン
ベヤ19と同じ高さまで、プラットホーム24を下降す
る等して昇降させてのち停止し、搬送用駆動モータ37
を作動させ搬送ローラ34群を回転して、入庫コンベヤ
19からの荷物Wを前記導入部区間Doに移送する。こ
の状態では、荷物Wの姿勢は平面視で搬送ローラ34の
軸線に対して斜め状態になっていることもあり得る。続
いて、搬送ローラ34群を回転して、荷物Wをワークス
ペース区間D2内まで移送する。その間に入庫すべき格
納エリア6のある高さの棚段までプラットホーム24を
上昇させることが入庫作業の迅速化のために好ましい。
なお、段ボール箱やコンテナ等に入った荷物W等の場
合、段ボール箱やコンテナの外面に付したPOSマーク
のデータを、入庫に際してマーク認識手段にて読取り、
荷物Wの種類等に応じて入庫すべき空の格納エリア6を
予め決定しておくことにより、プラットホーム24の停
止すべき棚段の位置及び移載装置7が水平移動して停止
する格納エリア6は、コンピュータにて判別され、プラ
ットホーム24の昇降、移載装置7の移動等の動作は自
動制御される。所定の棚段の高さの入庫用仮置き棚20
に隣接して停止したプラットホーム24では、前記駆動
手段54を作動させ、プッシャー装置50を矢印A方向
に強制移動させると、最初、前記初期位置において伏せ
状態の一対のアーム51,51を斜め上に起立させつつ
プッシャーローラ52が荷物Wの後端面に接近し、次い
で、プッシャーローラ52にて荷物Wの後端面が押され
るに従い、プッシャーローラ52の軸線と平行となるよ
うに荷物Wの姿勢が修正されながら入庫用仮置き棚20
上まで移送され、受け渡し作業が完了する。プッシャー
ローラ52の矢印A方向への最大移動位置により、入庫
用仮置き棚20上における荷物Wの移送方向後端位置が
規定されるので、荷物Wの停止位置にバラツキが生じな
い。その後は、駆動手段54のプッシャーモータ59を
逆回転させると、チェン62は逆方向に移動するので、
連結部材65を介して回転中心ローラ56を第1ガイド
レール57に沿わせて強制的に後退させるから、両アー
ム51,51ひいてはプッシャーローラ52も後退動す
るのであり、後退の初め(前記押出区間D3からワーク
スペース区間D2ではプッシャーローラ52は搬送ロー
ラ34群の上方を水平状に通過するように、第2ガイドレ
ール58の押出部58cの箇所を規制ローラ55が通過
する。そして、第2ガイドレール5における斜めの変移
部58bを規制ローラ55が通過するとき、アーム5
1,51は回動中心ローラ56を中心にしてプッシャー
ローラ52が下向きに移動するように伏せ移動(下向き
回動)し、次いで、初期規制部58aの箇所に規制ロー
ラ55が来ると、プッシャーローラ52は搬送ローラ3
4群の中途部のセット位置にて沈み込み、アーム51,
51はその長手部分が台枠33と平行状になるという初
期位置に復帰するのである。なお、前記連結部材65等
に装着されて常時水平状に保持されるセンサアーム72
(図10及び図11参照)は、前記第1ガイドレール5
7とほぼ平行状にて移送方向の前後に伸び形成されてお
り、プッシャー装置50におけるアーム51の初期位置
を検知する光遮断式の前センサ73と、プッシャーロー
ラ52の最大突出を検知する後センサ74の箇所(図9
参照)を前記アームセンサ72の後端、前端が通過する
ことでそれぞれ判別される。荷物Wが仮置きされた入庫
用仮置き棚20の側面に移載装置7が停止すれば、当該
移載装置7における一対のピッカー部14a,14bの
移動アーム15の出退動とピッカー17,17の回動に
て荷物Wを取り込み、所定の格納エリア6に荷物Wを入
庫するのである。本発明では、上記構成のように、プッ
シャー体としてのプッシャー52とその支持用のアーム
51、51は、初期位置(退避位置)ではプラットホー
ム24の台枠33の全長内(荷物W載置区域内)に位置
するので、従来のように、プラットホーム24の台枠3
3上に荷物Wを受け入れる間、プッシャー体を荷物W載
置区域外に退避させる構成と異なり、プラットホーム2
4の全長(矢印A方向の長さ)を短くでき、コンパクト
にすることができる。しかも、入庫に際して外部から荷
物Wを受け入れる区域(導入部区間Do)とワークスペ
ース区間D2との間にプッシャー体としてのプッシャー
ローラ52を沈み込ませてその上を荷物Wが通過できる
ように構成したから、これによっても、プラットホーム
24の全長を短くしても、荷物Wを円滑に受け入れるこ
とができるという効果を奏する。また、搬送ローラ34
の軸線とプッシャーローラ52の軸線とが平行状に配置
されるので、これによってもプラットホーム24の全長
を短くしても、荷物Wを円滑に受け入れることができる
という効果を奏する。さらに、プッシャーローラ52を
起き上がらせて荷物Wの背面を押して矢印A方向に移送
するので、入庫用仮置き棚20に移載された荷物Wの姿
勢がプッシャーローラ52の軸線と平行状となる一定姿
勢にセットできるという効果を奏する。そして、プッシ
ャーローラ52にて荷物Wを押すので、平坦で回動しな
いプッシャー体にて荷物Wを押す場合に比べて、荷物W
を押すときの摩擦も少なくなるという効果を奏する。プ
ッシャーローラ52の上面が前記初期位置で搬送ローラ
34の上面に等しいくすれば、荷物Wを導入部区間Do
からワークスペース区間D2へと移送するときにプッシ
ャーローラ52が搬送ローラ(アイドラローラ)の役目
も果たすことができ、移送中の荷物Wが上下にガタツク
こともなく円滑に移送できる。前記プッシャー体として
のプッシャーローラ52を伏せ姿勢から起立姿勢に変更
し、且つ保持される起伏移動ガイド手段53を2本のガ
イドレールにより構成するれば、比較的簡単な構成で、
確実に前記のように姿勢を変更させ保持させることがで
き、製造コストも低減できるという効果を奏する。
形態について説明する。図1は本発明に係る自動倉庫に
おける単位倉庫の概略側面図、図2は単位倉庫の平面
図、図3は移載装置の概略平面図、図4は入庫側の任意
の段の入庫用仮置き棚と、昇降機構におけるコラムポス
ト等の骨組みを示す斜視図、図9はプッシャー装置の概
略側面図である。図1及び図2に示すように、単位倉庫
1は、相対向して配置される一対の格納庫2,2を備え
る。各格納庫2には、骨組み支柱4と横梁5等にて支持
される棚3を多段に設ける。各段の棚3にはその横長の
方向に荷物Wを格納できる間口の格納エリア6が多数、
一列状に並設されている。一対の格納倉庫2,2の対向
する側には、前記各棚3段毎にその棚列の前記開放側に
沿って水平の一対の支持レール8、8が設けられてお
り、この一対の支持レール8、8に載置されて、移載装
置7が水平方向に往復移動自在となっている。各移載装
置7は、図3に示すように、平面視略矩形状の台車9
と、台車9に軸受10を介して回転自在に軸支された前
後一対の車軸11,11のそれぞれ両端に設けた車輪1
2と、前記一方の車軸11を駆動するための車輪モータ
13と、移載装置7の移動方向と平面視で直交する方向
に出退動自在に構成された一対のピッカー部14a,1
4bとからなり、この一対ピッカー部14a,14bの
間に任意の幅寸法woの荷物Wを入れるため、一方のピ
ッカー部14aは台車に対して固定である。他方のピッ
カー部14bは、幅調整駆動モータ18により前記一方
のピッカー部14aに対して遠近動すべく構成されてい
る。両ピッカー部14a,14bにおける複動式の一対
の移動アーム15、15は、台車9の箇所から移載装置
7の移動方向と平面視で直交する方向に出退動するよう
に1つの駆動モータ16にて同期作動させられる。各移
動アーム15の両端には荷物Wを押し引きするためのピ
ッカー17が各々縦軸17aを中心に水平回動可能に設
けられ、図示しない電磁ソレノイド等のアクチュエータ
によりピッカー17が水平開閉回動するように構成され
ている。従って、前記一対の格納倉庫2,2の対向する
各棚段毎に、前記各格納エリア6及び後述する入庫用仮
置き棚20や出庫用仮置き棚21に対して、荷物Wを出
し入れすることができる。前記移載装置7に対して荷物
を入庫する入庫部22と出庫する出庫部23とは、前記
一対の格納倉庫2,2の長手方向の一側端部であって、
前記移載装置7の移動端の箇所を挟んで相対向して配置
されている(図2参照)。入庫部22には、前記棚3と
同列に揃えて各棚段毎に設けられ、且つプラットホーム
24から送り込まれてのち移載装置7に取り込まれるま
での間、荷物Wを一時的に載置するための入庫用仮置き
棚20が配置されている。なお、プラットホーム24は
後述するように昇降し、適宜高さ位置の入庫コンベヤ1
9から入庫すべき荷物Wを受け取ることができる。他
方、出庫部23には、同じく棚3と同列に揃えて各棚段
毎に設けられ、且つ移載装置7から送り出され、出庫用
昇降台25に取り込まれるまでの間、荷物Wを一時的に
載置するための出庫用仮置き棚21とが配置されている
(図2参照)。各棚段における出庫用仮置き棚21で
は、それに設けられた搬送ベルトコンベヤ(図示せず)
に載置された出庫用の荷物Wが、その棚段位置まで昇降
した出庫用昇降台25に移送するように構成されてい
る。この出庫用昇降台25は、その左右両側(出庫用昇
降台25での荷物Wの移送方向を挟んで平面視で直交す
る両側)に立設した一対のコラムポスト26,26に沿
って昇降動するものであり、適宜高さ位置に配置された
出庫コンベヤ27に対して、出庫用昇降台25における
ローラコンベヤを駆動して荷物Wを移し、移送された荷
物Wは自動倉庫外に搬送される。次に、入庫用仮置き棚
20及びプラットホーム24の配置並びに構成につい
て、図4〜図11を参照しながら詳細に説明する。入庫
用仮置き棚20は、図4の斜視図に示すように、一方の
格納倉庫2の長手方向の一側端部であって、一列状に並
んだ格納エリア6のうち最外端の格納エリア6a(図4
参照)に隣接して配置され、平板な鋼板等の棚板28が
張設されている。この入庫用仮置き棚20の一側(前記
最外端の格納エリア6aと反対側)には、プラットホー
ム24が昇降可能に配置される。プラットホーム24の
昇降エリアは、図1及び図4に示すような部材にて囲ま
れることになる。即ち、プラットホーム24を昇降案内
するための一対のコラムポスト29,29が当該プラッ
トホーム24における荷物Wの移送経路(矢印A)を挟
んで左右両側(移載装置7に近い側と遠い側)立設さ
れ、この両コラムポスト29,29の外側に、一対の横
梁30a,30bと連結横梁30cとからなる平面視コ
字状の補強枠30が、棚3段のうち上下に一定間隔ごと
に配置される。平面視において、前記平面視コ字状の補
強枠30と入庫用仮置き棚20の一側縁20aとで囲ま
れる領域がプラットホーム24の昇降のためのエリアと
なる。この補強枠30における一方の横梁30aの端部
は前記入庫用仮置き棚20の後ろ側にボルト乃至は溶接
にて固定され、他方の横梁30bの端部は、支持レール
8の端部をボルト等にて固定して支えるための断面コ字
状の端支柱31の側面にボルト乃至溶接等にて固定され
ている(図4及び図7参照)。なお、前記他方の支持レ
ール8の端部を支持するための断面コ字状等の端支柱
(図示せず)と前記端支柱31の間を補強横梁32にて
連結している。なお、前記プラットホーム24におけ
る、平面視矩形状の台枠33には、前記荷物Wの移送方
向の中央よりやや入庫用仮置き棚20から離れた箇所
に、正面視下向きコ字状の門型フレーム38を立設す
る。このとき、門型フレーム38の両側の縦フレーム3
8a,38bは、前記コラムポスト29,29の平面視
コ字状の案内溝部29aと対向するように配置され、各
縦フレーム38a,38bの外側には上下一対の主ガイ
ドコロ39,39が回転自在に枢支され、各主ガイドコ
ロ39,39が前記コラムポスト29における案内溝部
29aに嵌まって垂直(鉛直)方向に案内される。換言
すると、プラットホーム24が荷物Wの移送方向に対し
て上下に傾かないように規制された状態を保持しながら
昇降できるように構成されている(図5及び図7参
照)。また、一方の縦フレーム38aの上下位置に各々
横向きに突設したブラケット40には左右一対の補助ガ
イドコロ41,41が回転自在に取付けられ、この一対
の補助ガイドコロ41,41にて前記一方のコラムポス
ト29の横ひれ片29bを挟んで案内し、プラットホー
ム24が荷物W移送方向と直交する横方向にずれないよ
うに規制している(図5、図7及び図11参照)。プラ
ットホーム24を昇降させるための昇降機構は、前記一
対のコラムポスト29,29の上下端に設けられたチェ
ンスプロケット42,43(図8参照)に昇降チェン4
4を巻掛けし、下方のチェンスプロケット43,43は
一対のコラムポスト29,29の下端側にて駆動軸45
に一体的に回転するように取付けられ、正逆回転可能な
昇降用駆動モータ47及び変速機構48を介して駆動軸
45を回転駆動させるように構成するものである。そし
て、前記昇降チェン44の一部を、前記門型フレーム3
8の両側の縦フレーム38a,38bに適宜箇所に連結
金具46を介して連結固定することより、プラットホー
ム24は、前記各棚段の高さの入庫用仮置き棚20の一
側に隣接するように昇降できるのである。プラットホー
ム24における、平面視矩形状の台枠33内の上面側
に、荷物Wの移送方向に回転する多数の搬送ローラ34
が一定間隔にて配置されている。この搬送ローラ34群
は、その下方の一側寄り部位に配置された動力伝動用ロ
ーラ35群に巻き掛けした適宜幅の伝動ベルト36の上
面に当接する。正逆回転可能な搬送用駆動モータ37か
らの駆動力にて、伝動ベルト36を介して前記搬送ロー
ラ34群は回転し、その上に載置された荷物Wは図8の
矢印A方向(前記入庫用仮置き棚20に近づく方向)ま
たは矢印B方向に移送される(通常、入庫作業には使用
しないが、誤った大きさ、種類の荷物Wを入庫したとき
等には元の入庫コンベヤ19に戻すために矢印B方向に
に作動することがある)。プラットホーム24には、そ
の搬送ローラ34群の中途に載置された荷物Wを入庫用
仮置き棚20の上方位置まで押し移動させるためのプッ
シャー装置50を設ける。このプッシャー装置50は、
搬送ローラ34群の両端より外側(台枠33の左右両外
側等)に配置されて起伏動する一対のアーム51,51
と、該両アーム51,51の先端に回転自在に取付けら
れたプッシャー体としてのプッシャーローラ52と、前
記両アーム51,51の基端側を台枠33の両側にて起
伏動するように案内する起伏移動ガイド手段53と、前
記少なくとも一方のアーム51を、荷物Wの移送方向
(図8の矢印A方向)及びプッシャーローラ52の復路
方向(図8の矢印B方向)に駆動するための駆動手段5
4とからなる。そして、前記一対のアーム51,51
は、その先端側のプッシャーローラ52が図6〜図11
に示すように、初期位置(退避位置)では、前記搬送ロ
ーラ34群の荷物Wの移送方向中途部において当該搬送
ローラ34の上面に等しいか、または若干低い位置まで
沈み込む伏せ姿勢となる。次いで、プッシャーローラ5
2が搬送ローラ34群の上面より適宜高さ位置まで上昇
するように一対のアーム51,51が斜め上向きに起立
した起立姿勢に変化し、その後この起立姿勢のまま、前
記プッシャーローラ52が荷物Wの後面を押して、入庫
用仮置き棚20の傾斜状に形成された一側端20aを越
えて荷物Wを所定の仮置き箇所に押す押出姿勢を採るよ
うに構成するものであり、荷物Wを上記のように押し出
した後は、姿勢を逆に辿りながら前記初期位置まで復帰
して待機するものである。前記両アーム51,51は、
プッシャー体としてのプッシャーローラ52が取り付け
られる側が荷物Wの移送方向(矢印A方向)に沿って長
く略直線状で、基端側が下向きに屈曲された形状であ
る。起伏移動ガイド手段53は、図7〜図11に示すよ
うに、両アーム51,51の基端側に内向きに取り付け
られた規制ローラ55と、該アーム51,51の長手方
向中途部に内向きに取り付けられた回動中心ローラ56
と、前記プラットホーム24における台枠33の両外面
に取付けられた直線状の第1ガイドレール57と、その
下方に配置される姿勢規制用の第2ガイドレール58と
からなり、両ガイドレール57,58は、ともに断面が
外向きにコ字状の案内溝を有するように形成されたもの
である。第1ガイドレール57には、前記回動中心ロー
ラ56が嵌挿されて転がりながら移動する一方、前記第
2ガイドレール58には、前記規制ローラ55が嵌挿さ
れて転がりながら移動する。そして、第2ガイドレール
58の初期規制部58a(前記初期位置に対応する位
置)では、適宜長さLoの区間は搬送ローラ34に近い
高さ位置で、次いで斜め下向き(荷物Wの移送方向(矢
印A方向)に行くに従って下方に)なるように屈曲した
変移部58bが適宜長さL1の区間で形成され、次い
で、押出部58cでは、低い位置で水平状にて適宜長さ
L2の区間で形成されている(図10参照)。駆動手段
54は、プラットホーム24の台枠33の左右両側に設
けた駆動チェンスプロケット60、従動チェンスプロケ
ット61及びこれらに巻掛けたチェン62と(共に図9
にて一方のみ示す)、前記左右両側の駆動チェンスプロ
ケット60を駆動軸63を介して駆動するための正逆回
転可能なプッシャーモータ59とからなり、前記左右両
側の回動中心ローラ56に対してベアリング64を介し
て相対的に回動する連結部材65,65の下端を前記左
右両側のチェン62,62にビス等にて連結した構成の
ものである(図11で一方のみ示す)。符号66は前記
従動チェンスプロケット61を引っ張ってチェン62を
緊張させる緊張体である。また、プラットホーム24の
台枠33の左右両側には、荷物Wの左右両側縁が横ずれ
して外にはみ出さないようにするための安全ガード板6
7(図11で一方のみ示す)が立設されている。図10
に示す前記Loの区間は、プッシャーローラ52が搬送
ローラ34の上面の高さに等しいか低い姿勢であるプラ
ットホーム24における入庫側部位(入庫コンベヤ19
の搬送下流端に近い側)の導入部区間Do(図9に示
す)に相当する。次いで、同様にL1の区間は、プッシ
ャーローラ52が前記導入部にて低い位置から荷物Wを
押し出すためにアーム51を起立するための起立変移区
間D1に相当する(図9に示す)。さらに、前記L2の
区間は、アーム51が起立状態のまま矢印A方向に移動
し、前記プッシャーローラ52が荷物Wの後面を押し
て、当該荷物Wをプラットホーム24の移送方向寄りに
移動させるワークスペース区間D2及びそれから入庫用
仮置き棚20の傾斜状に形成された一側端20aを越え
て荷物Wを所定の仮置き箇所に押し出す押出区間D3に
相当する(図9に示す)。なお、図9に示すように、台
枠33の左右両側、例えば前記左右両側の安全ガード板
67の内面等には、荷物Wの通過や停止位置を検知する
ための光透過式センサもしくは光反射式センサを配置す
る。そのセンサの配置位置は、前記導入部区間Doの始
端側の第1センサ68とワークスペース区間D2の後端
の第2センサ69は、荷物Wがプラットホーム24の安
全な載置区域内に搭載されていることを検知するもので
あり、荷物Wの後端もしくは前端が第1センサ68や第
2センサ69にて検知されると、警報ブザーが鳴動して
作業者に報知(警告)する。第3センサ70は起立変移
区間D1の後端側に配置され、搬送ローラ34により荷
物Wがワークスペース区間D2に移送されたとき、当該
荷物Wの後端が起立変移区間D1を通過したことを検知
するものであり、この第3センサ70にて荷物Wの通過
を確認すれば、起立しようとするプッシャーローラ52
の上に荷物Wが存在しないので、当該プッシャーローラ
52を起立できなくなることを防止するためである。第
4センサ71は前記ワークスペース区間D2に移送され
た荷物Wの前端を検知して搬送ローラ34の回転を停止
するものである。上記の構成の自動倉庫において、荷物
Wを入庫部の入庫コンベヤ19に搬入し、当該入庫コン
ベヤ19と同じ高さまで、プラットホーム24を下降す
る等して昇降させてのち停止し、搬送用駆動モータ37
を作動させ搬送ローラ34群を回転して、入庫コンベヤ
19からの荷物Wを前記導入部区間Doに移送する。こ
の状態では、荷物Wの姿勢は平面視で搬送ローラ34の
軸線に対して斜め状態になっていることもあり得る。続
いて、搬送ローラ34群を回転して、荷物Wをワークス
ペース区間D2内まで移送する。その間に入庫すべき格
納エリア6のある高さの棚段までプラットホーム24を
上昇させることが入庫作業の迅速化のために好ましい。
なお、段ボール箱やコンテナ等に入った荷物W等の場
合、段ボール箱やコンテナの外面に付したPOSマーク
のデータを、入庫に際してマーク認識手段にて読取り、
荷物Wの種類等に応じて入庫すべき空の格納エリア6を
予め決定しておくことにより、プラットホーム24の停
止すべき棚段の位置及び移載装置7が水平移動して停止
する格納エリア6は、コンピュータにて判別され、プラ
ットホーム24の昇降、移載装置7の移動等の動作は自
動制御される。所定の棚段の高さの入庫用仮置き棚20
に隣接して停止したプラットホーム24では、前記駆動
手段54を作動させ、プッシャー装置50を矢印A方向
に強制移動させると、最初、前記初期位置において伏せ
状態の一対のアーム51,51を斜め上に起立させつつ
プッシャーローラ52が荷物Wの後端面に接近し、次い
で、プッシャーローラ52にて荷物Wの後端面が押され
るに従い、プッシャーローラ52の軸線と平行となるよ
うに荷物Wの姿勢が修正されながら入庫用仮置き棚20
上まで移送され、受け渡し作業が完了する。プッシャー
ローラ52の矢印A方向への最大移動位置により、入庫
用仮置き棚20上における荷物Wの移送方向後端位置が
規定されるので、荷物Wの停止位置にバラツキが生じな
い。その後は、駆動手段54のプッシャーモータ59を
逆回転させると、チェン62は逆方向に移動するので、
連結部材65を介して回転中心ローラ56を第1ガイド
レール57に沿わせて強制的に後退させるから、両アー
ム51,51ひいてはプッシャーローラ52も後退動す
るのであり、後退の初め(前記押出区間D3からワーク
スペース区間D2ではプッシャーローラ52は搬送ロー
ラ34群の上方を水平状に通過するように、第2ガイドレ
ール58の押出部58cの箇所を規制ローラ55が通過
する。そして、第2ガイドレール5における斜めの変移
部58bを規制ローラ55が通過するとき、アーム5
1,51は回動中心ローラ56を中心にしてプッシャー
ローラ52が下向きに移動するように伏せ移動(下向き
回動)し、次いで、初期規制部58aの箇所に規制ロー
ラ55が来ると、プッシャーローラ52は搬送ローラ3
4群の中途部のセット位置にて沈み込み、アーム51,
51はその長手部分が台枠33と平行状になるという初
期位置に復帰するのである。なお、前記連結部材65等
に装着されて常時水平状に保持されるセンサアーム72
(図10及び図11参照)は、前記第1ガイドレール5
7とほぼ平行状にて移送方向の前後に伸び形成されてお
り、プッシャー装置50におけるアーム51の初期位置
を検知する光遮断式の前センサ73と、プッシャーロー
ラ52の最大突出を検知する後センサ74の箇所(図9
参照)を前記アームセンサ72の後端、前端が通過する
ことでそれぞれ判別される。荷物Wが仮置きされた入庫
用仮置き棚20の側面に移載装置7が停止すれば、当該
移載装置7における一対のピッカー部14a,14bの
移動アーム15の出退動とピッカー17,17の回動に
て荷物Wを取り込み、所定の格納エリア6に荷物Wを入
庫するのである。本発明では、上記構成のように、プッ
シャー体としてのプッシャー52とその支持用のアーム
51、51は、初期位置(退避位置)ではプラットホー
ム24の台枠33の全長内(荷物W載置区域内)に位置
するので、従来のように、プラットホーム24の台枠3
3上に荷物Wを受け入れる間、プッシャー体を荷物W載
置区域外に退避させる構成と異なり、プラットホーム2
4の全長(矢印A方向の長さ)を短くでき、コンパクト
にすることができる。しかも、入庫に際して外部から荷
物Wを受け入れる区域(導入部区間Do)とワークスペ
ース区間D2との間にプッシャー体としてのプッシャー
ローラ52を沈み込ませてその上を荷物Wが通過できる
ように構成したから、これによっても、プラットホーム
24の全長を短くしても、荷物Wを円滑に受け入れるこ
とができるという効果を奏する。また、搬送ローラ34
の軸線とプッシャーローラ52の軸線とが平行状に配置
されるので、これによってもプラットホーム24の全長
を短くしても、荷物Wを円滑に受け入れることができる
という効果を奏する。さらに、プッシャーローラ52を
起き上がらせて荷物Wの背面を押して矢印A方向に移送
するので、入庫用仮置き棚20に移載された荷物Wの姿
勢がプッシャーローラ52の軸線と平行状となる一定姿
勢にセットできるという効果を奏する。そして、プッシ
ャーローラ52にて荷物Wを押すので、平坦で回動しな
いプッシャー体にて荷物Wを押す場合に比べて、荷物W
を押すときの摩擦も少なくなるという効果を奏する。プ
ッシャーローラ52の上面が前記初期位置で搬送ローラ
34の上面に等しいくすれば、荷物Wを導入部区間Do
からワークスペース区間D2へと移送するときにプッシ
ャーローラ52が搬送ローラ(アイドラローラ)の役目
も果たすことができ、移送中の荷物Wが上下にガタツク
こともなく円滑に移送できる。前記プッシャー体として
のプッシャーローラ52を伏せ姿勢から起立姿勢に変更
し、且つ保持される起伏移動ガイド手段53を2本のガ
イドレールにより構成するれば、比較的簡単な構成で、
確実に前記のように姿勢を変更させ保持させることがで
き、製造コストも低減できるという効果を奏する。
【発明の効果】以上に詳述したように、請求項1に記載
の発明のプッシャー装置は、荷物を移送するための搬送
ローラ群を配置した台枠における移送される荷物の左右
両外側位置に配置され、荷物の移送方向に延びる一対の
アームと、該両アームの先端に装着されたプッシャー体
と、両アームに連結して前記移送方向に沿って進退動す
る駆動手段と、前記台枠の左右両側に配置され、初期位
置で前記プッシャー体が前記搬送ローラ群の中途部の収
納箇所にて沈み込む伏せ姿勢となり、前記移送方向に前
進するに従ってプッシャー体が前記搬送ローラ群の上面
より上方に起立するように両アームが斜め上向きに回動
し、次いで前記起立位置のプッシャー体がほぼ水平状態
のまま、前記搬送ローラ群を越えて台枠外に荷物を押し
出すようにする起伏移動ガイド手段とを備えたものであ
る。このように、発明では、プッシャー体とその支持用
のアームは、初期位置(退避位置)ではプラットホーム
の台枠の全長内(荷物載置区域内)に位置するので、従
来のように、プラットホームの台枠上に荷物を受け入れ
る間、プッシャー体を荷物載置区域外に退避させる構成
と異なり、プラットホームの全長を短くでき、コンパク
トにすることができる。しかも、搬送ローラ群の中途部
にプッシャー体を沈み込ませてその上を荷物が通過でき
るように構成したから、これによっても、プラットホー
ムの全長を短くしても、荷物Wを円滑に受け入れること
ができるという効果を奏する。また、請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載の荷物のプッシャー装置におい
て、前記起伏移動ガイド手段は、前記台枠の左右両側に
配置されて、前記移送方向に沿って延びる第1ガイドレ
ールと第2ガイドレールとからなり、第1ガイドレール
は、前記両アーム長手方向の中途部の回動中心ローラを
前記移送方向に沿って案内するように略直線状形成さ
れ、第2ガイドレールは、前記回動中心ローラより下側
に装着された規制ローラを前記移送方向に沿って案内す
るように延び、且つ、前記プッシャー体が前記搬送ロー
ラ群の中途部の収納箇所にて沈み込む伏せ姿勢となる初
期規制部と、プッシャー体を上向きに変移させるべくア
ームを斜め上向きに回動させる変移部と、前記搬送ロー
ラ群の上面より上方の起立位置のプッシャー体をほぼ水
平状態のまま前記荷物の移送方向に沿って前進させる押
出部とが順次形成されているものである。このように、
プッシャー体を伏せ姿勢から起立姿勢に変移し、且つ保
持するための起伏移動ガイド手段が、前述の第1ガイド
レールとこれ嵌合する回動中心ローラと第2ガイドレー
ルと規制ローラというセットであるため、こうせいが比
較的簡単となり、製造コストを低減できるという効果を
奏する。そして、請求項3に記載の発明は、請求項1又
は請求項2に記載の荷物のプッシャー装置において、前
記プッシャー体は荷物の移送方向の背面に摺接するロー
ラ体としたものであるから、入庫用仮置き棚に移載され
た荷物の姿勢がプッシャーローラの軸線と平行状となる
一定姿勢にセットできるという効果を奏する。そして、
プッシャーローラにて荷物を押すので、平坦で回動しな
いプッシャー体にて荷物を押す場合に比べて、荷物を押
すときの摩擦も少なくなるという効果を奏する。
の発明のプッシャー装置は、荷物を移送するための搬送
ローラ群を配置した台枠における移送される荷物の左右
両外側位置に配置され、荷物の移送方向に延びる一対の
アームと、該両アームの先端に装着されたプッシャー体
と、両アームに連結して前記移送方向に沿って進退動す
る駆動手段と、前記台枠の左右両側に配置され、初期位
置で前記プッシャー体が前記搬送ローラ群の中途部の収
納箇所にて沈み込む伏せ姿勢となり、前記移送方向に前
進するに従ってプッシャー体が前記搬送ローラ群の上面
より上方に起立するように両アームが斜め上向きに回動
し、次いで前記起立位置のプッシャー体がほぼ水平状態
のまま、前記搬送ローラ群を越えて台枠外に荷物を押し
出すようにする起伏移動ガイド手段とを備えたものであ
る。このように、発明では、プッシャー体とその支持用
のアームは、初期位置(退避位置)ではプラットホーム
の台枠の全長内(荷物載置区域内)に位置するので、従
来のように、プラットホームの台枠上に荷物を受け入れ
る間、プッシャー体を荷物載置区域外に退避させる構成
と異なり、プラットホームの全長を短くでき、コンパク
トにすることができる。しかも、搬送ローラ群の中途部
にプッシャー体を沈み込ませてその上を荷物が通過でき
るように構成したから、これによっても、プラットホー
ムの全長を短くしても、荷物Wを円滑に受け入れること
ができるという効果を奏する。また、請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載の荷物のプッシャー装置におい
て、前記起伏移動ガイド手段は、前記台枠の左右両側に
配置されて、前記移送方向に沿って延びる第1ガイドレ
ールと第2ガイドレールとからなり、第1ガイドレール
は、前記両アーム長手方向の中途部の回動中心ローラを
前記移送方向に沿って案内するように略直線状形成さ
れ、第2ガイドレールは、前記回動中心ローラより下側
に装着された規制ローラを前記移送方向に沿って案内す
るように延び、且つ、前記プッシャー体が前記搬送ロー
ラ群の中途部の収納箇所にて沈み込む伏せ姿勢となる初
期規制部と、プッシャー体を上向きに変移させるべくア
ームを斜め上向きに回動させる変移部と、前記搬送ロー
ラ群の上面より上方の起立位置のプッシャー体をほぼ水
平状態のまま前記荷物の移送方向に沿って前進させる押
出部とが順次形成されているものである。このように、
プッシャー体を伏せ姿勢から起立姿勢に変移し、且つ保
持するための起伏移動ガイド手段が、前述の第1ガイド
レールとこれ嵌合する回動中心ローラと第2ガイドレー
ルと規制ローラというセットであるため、こうせいが比
較的簡単となり、製造コストを低減できるという効果を
奏する。そして、請求項3に記載の発明は、請求項1又
は請求項2に記載の荷物のプッシャー装置において、前
記プッシャー体は荷物の移送方向の背面に摺接するロー
ラ体としたものであるから、入庫用仮置き棚に移載され
た荷物の姿勢がプッシャーローラの軸線と平行状となる
一定姿勢にセットできるという効果を奏する。そして、
プッシャーローラにて荷物を押すので、平坦で回動しな
いプッシャー体にて荷物を押す場合に比べて、荷物を押
すときの摩擦も少なくなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の概略側面図である。
【図2】自動倉庫の概略正面図である。
【図3】移送装置の平面図である。
【図4】プラットホームの昇降エリアと入庫用仮置き棚
と移載装置の停止終端部との配置関係を示す斜視図であ
る。
と移載装置の停止終端部との配置関係を示す斜視図であ
る。
【図5】プラットホームの正面図である。
【図6】プラットホームの斜視図である。
【図7】図5のVII −VII 線矢視拡大断面図である。
【図8】プラットホームの側面図であって、搬送ローラ
の駆動関係を示す図である。
の駆動関係を示す図である。
【図9】プラットホームの側面図であって、プッシャー
装置の駆動関係を示す図である。
装置の駆動関係を示す図である。
【図10】プッシャー装置の起伏移動ガイド手段の要部
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図11】プッシャー装置の起伏移動ガイド手段の要部
を示す拡大断面図である。
を示す拡大断面図である。
1 単位倉庫 2 格納庫 3 棚 6 格納エリア 7 移載装置 8 支持レール 14a,14b ピッカー部 15 移動アーム 20 入庫用仮置き棚 24 プラットホーム 29,29 コラムポスト 33 台枠 34 搬送ローラ 50 プッシャー装置 51,51 アーム 52 プッシャーローラ 53 起伏移動ガイド手段 54 駆動手段 55 規制ローラ 56 回動中心ローラ 57 第1ガイドレール 58 第2ガイドレール 62 チェン 65 連結部材
Claims (3)
- 【請求項1】 荷物を移送するための搬送ローラ群を配
置した台枠における移送される荷物の左右両外側位置に
配置され、荷物の移送方向に延びる一対のアームと、 該両アームの先端に装着されたプッシャー体と、 両アームに連結して前記移送方向に沿って進退動する駆
動手段と、 前記台枠の左右両側に配置され、初期位置で前記プッシ
ャー体が前記搬送ローラ群の中途部の収納箇所にて沈み
込む伏せ姿勢となり、前記移送方向に前進するに従って
プッシャー体が前記搬送ローラ群の上面より上方に起立
するように両アームが斜め上向きに回動し、次いで前記
起立位置のプッシャー体がほぼ水平状態のまま、前記搬
送ローラ群を越えて台枠外に荷物を押し出すようにする
起伏移動ガイド手段とを備えたことを特徴とする荷物の
プッシャー装置。 - 【請求項2】 前記起伏移動ガイド手段は、前記台枠の
左右両側に配置されて、前記移送方向に沿って延びる第
1ガイドレールと第2ガイドレールとからなり、第1ガ
イドレールは、前記両アーム長手方向の中途部の回動中
心ローラを前記移送方向に沿って案内するように略直線
状形成され、 第2ガイドレールは、前記回動中心ローラより下側に装
着された規制ローラを前記移送方向に沿って案内するよ
うに延び、且つ、前記プッシャー体が前記搬送ローラ群
の中途部の収納箇所にて沈み込む伏せ姿勢となる初期規
制部と、プッシャー体を上向きに変移させるべくアーム
を斜め上向きに回動させる変移部と、前記搬送ローラ群
の上面より上方の起立位置のプッシャー体をほぼ水平状
態のまま前記荷物の移送方向に沿って前進させる押出部
とが順次形成されていることを特徴とする請求項1に記
載の荷物のプッシャー装置。 - 【請求項3】 前記プッシャー体は荷物の移送方向の背
面に摺接するローラ体であることを特徴とする請求項1
又は請求項2に記載の荷物のプッシャー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11214885A JP2001039505A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 荷物のプッシャー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11214885A JP2001039505A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 荷物のプッシャー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001039505A true JP2001039505A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16663185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11214885A Pending JP2001039505A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 荷物のプッシャー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001039505A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010149978A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Ihi Corp | 分岐装置 |
KR101704358B1 (ko) * | 2016-09-01 | 2017-02-08 | (주)보경 | 요동 방지 기능이 구비된 반송 장치 |
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JP2018154447A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | トーヨーカネツソリューションズ株式会社 | 昇降機構及びその昇降機構を備えた立体自動倉庫 |
JP2019182624A (ja) * | 2018-04-13 | 2019-10-24 | 村田機械株式会社 | 自動倉庫 |
CN111071320A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-04-28 | 合肥云内动力有限公司 | 一种层架可推拉周转车 |
CN112141608A (zh) * | 2020-10-09 | 2020-12-29 | 徐红霞 | 一种不同厚度的金属圆板上下输送装置 |
CN113071841A (zh) * | 2021-04-12 | 2021-07-06 | 江西白莲智能科技集团有限公司 | 一种自动化立体仓库 |
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JP7527130B2 (ja) | 2020-05-12 | 2024-08-02 | ホシザキ株式会社 | 洗浄システム及び装置間搬送装置 |
US12265095B1 (en) | 2022-05-10 | 2025-04-01 | Shanghai Origincell Biological Cryo Equipment Co., Ltd. | Extraction operation room and intelligent sample access system |
-
1999
- 1999-07-29 JP JP11214885A patent/JP2001039505A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040309 |