JP3987737B2 - レバー式コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レバー式コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
レバー式コネクタは、互いに嵌合可能なコネクタのうちの一方のハウジングに相手側との嵌合を助勢するためのレバーを取り付けたものである。一般にレバーは、カム溝の形成された一対のカム板部とこれらを繋ぐ操作部とを有する門型をなし、レバーがハウジングを跨ぐような格好で、両カム板部がハウジングの両側面に形成された支持軸に回動可能に取り付けられている。コネクタを嵌合するに際しては、まずレバーを初期位置として相手側コネクタに突設されたカムピンをレバーのカム溝に係合させ、次いでレバーを嵌合完了位置へと回動操作することで、カムピンとカム溝とのカム作用によって両コネクタが引き寄せられ嵌合状態となる。なお、このような門型のレバーを備えた構成として、例えば特開平8−180930号公報に記載されたものがある。
【0003】
このようなコネクタにおいて、レバーを嵌合完了位置にロックするための構成として、例えば操作部にレバーの回動軸と直交する方向に撓み変形可能な弾性ロック片を設け、レバーを嵌合完了位置にしたときに弾性ロック片がハウジング(又は相手側コネクタ)に係止するようにしたものがある。弾性ロック片には、解除操作部が設けられており、両コネクタを嵌合状態より離脱する際には、解除操作部を指で押圧して弾性ロック片を撓み変形させることでハウジング側との係止を解除し、レバーを初期位置側へ戻すようにする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したようなレバー式コネクタにおいて、小型化の要請から、レバー全体を一枚の板状として薄型化を図ったものが開発されている。この場合に、従来のようにレバーの回動軸と直交方向に撓み変形する弾性ロック片を設けると、解除操作部の面積を広くとれないことから(広くとるとレバーの厚みが増すため)、ロック解除の操作性が悪化するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、レバーの薄型化を図りつつ、ロック解除の操作性を確保することの可能なレバー式コネクタを提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明に係るレバー式コネクタは、互いに嵌合可能な一対のコネクタのうちの一方のコネクタに設けられたハウジングには、他方のコネクタと係合可能なレバーが回動可能に取り付けられ、前記両コネクタの嵌合に際しては、前記レバーを初期位置として前記他方のコネクタと係合させ、その状態から前記レバーを嵌合完了位置へ回動操作することにより前記レバーと前記他方のコネクタとの間のカム作用によって前記両コネクタを互いに引き寄せて嵌合状態とするようにしたレバー式コネクタであって、前記レバーには、このレバーを前記嵌合完了位置に係止するための弾性ロック片が設けられ、かつこの弾性ロック片にはその係止を解除操作するための解除操作部が設けられたものにおいて、前記レバーは、全体として一枚の板状に形成されているとともに、前記弾性ロック片は、前記レバーの板面に沿った方向に延びて、かつその板面に直交方向に撓み変形可能とされ、前記レバーの一端部には、前記嵌合完了位置から前記初期位置側へ回動操作するための手指にて摘み可能な指掛け部が設けられているとともに、この指掛け部と前記解除操作部とが隣接して配置され、さらに、前記レバーの一端部においては、先端側に前記指掛け部が設けられるとともに、この指掛け部から前記板面に沿って基端寄りに位置して前記解除操作部が配置されている構成としたところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用および効果】
請求項1の発明によれば、レバーが板状をなすことでレバーが薄型化される。また、弾性ロック片がレバーの板面に沿って形成され、その板面に直交方向に撓み変形するため、レバーの厚みを増すことなく解除操作部の面積を広く確保でき、ロック解除の操作性を確保することができる。
しかも、レバーの先端側に、レバーの嵌合完了位置から初期位置側へ回動操作するための手指で摘み可能な指かけ部を設けると共に、この指かけ部からレバーの板面に沿って基端寄りに位置して弾性ロック片の係止を解除するための解除操作部を配置する構成とした。この結果、レバーを解除操作すべく指かけ部を手指で摘むと、摘んだ指の横腹が自然と解除操作部に当たることになり、従って、指の横腹で解除操作部をロック解除方向に押圧してロック解除し、そのままレバーを初期位置側へ回動操作することができ、レバーのロック解除操作を片手で極めて簡易に行うことができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態について図1から図14を参照して説明する。
本実施形態のレバー式コネクタは、図1に示すように、互いに嵌合・離脱可能な雌側コネクタ10(本発明の「一方のコネクタ」に相当)と雄側コネクタ50(「他方のコネクタ」に相当)とから構成されている。なお、以下の説明においては、各コネクタ10,50について互いに相手側と嵌合する側を前方とする。雌側コネクタ10は、雌端子金具26を収容する複数のサブコネクタ24と、これらのサブコネクタ24を収容する枠状のホルダ11(本発明の「ハウジング」に相当)と、このホルダ11に組み付けられるレバー40とを備えて構成されている。
【0012】
ホルダ11は、合成樹脂材料からなり、図2から図5に示すように、前後方向に貫通するとともに全体として横長方形の枠状をなしている。即ちホルダ11は、上面壁12、下面壁13、及び左右両側面壁14を有し、この4枚の壁で囲まれた空間のうち、上面壁12及びこの上面壁12と平行な天井壁15との間に区画された横長スリット状をなす空間は、レバー40を収容するための収容凹部16とされている。ホルダ11の内部空間のうち収容凹部16よりも下方の領域は、天井壁15と下面壁13との間に設けられた2枚の仕切壁17により、左右3つの組付け空間18が構成されており、この組付け空間18内には、それぞれ、サブコネクタ24が後方から嵌入されるようになっている。下面壁13には各組付け空間18に対応して弾性撓み可能なランス19が形成されている。さらに、ホルダ11の下面壁13には、ホルダ11の左右方向に長い凹部21が形成されており、この凹部21内には、リテーナ22が下方から嵌合される。
【0013】
サブコネクタ24は、合成樹脂からなり、全体として方形ブロック状をなす(図1参照)。各サブコネクタ24内には、複数のキャビティ25が形成され、このキャビティ25には後方から雌端子金具26が挿入されている。また、各雌端子金具26に固着した電線27はサブコネクタ24の後端面から後方へ引き出されている。各サブコネクタ24は、ホルダ11の組付け空間18に対して後方から嵌入されつつ組み付けられるようになっている。組付け状態では、サブコネクタ24の前端面と後端面は、それぞれ、ホルダ11の前端面と後端面に対して面一状をなす。尚、組み付けられたサブコネクタ24は、ランス19と、凹部21に嵌合されたリテーナ22とが2重に係止することで抜止め状態に保持されている。
【0014】
レバー40は、合成樹脂からなり、図5から図7に示すように、全体として水平な一枚の板状をなしている。レバー40は、やや細長い平板状をなすカム板部41を備えており、その一端側寄り位置の下面に円形の軸受孔42が凹設されている。この軸受孔42には、ホルダ11の収容凹部16内における天井壁15から上向きに突設された支持軸29が嵌合され、レバー40はこの支持軸29を中心として水平方向に回動可能とされている。なお、レバー40は、ホルダ11に組み付けられた状態では、ホルダ11の片側の壁面(ここでは上面壁12)に沿うような形態となり、カム板部41が上面壁12及び天井壁15の間に僅かなクリアランスを持って挟まれた状態で収容凹部16内に収容される。
【0015】
ここで、ホルダ11の支持軸29は、その前後の面が弧状断面をなしており、これらの前後面間については前記の軸受孔42にほぼ緊密に嵌合可能な外径を有している。また、支持軸29の左右両側部には、平行な一対の平坦部29Aが形成されており、左右方向についての寸法(平坦部29A間の寸法)が前後面間の外径寸法よりも縮小した形状となっている。
カム板部41の下面には、軸受孔42からカム板部41の長さ方向に沿ってその外縁部まで至る組付溝43が凹設されている。この組付溝43は、レバー40のホルダ11への組み付け時に支持軸29を軸受孔42へ進入させるためのもので、その溝幅が支持軸29の左右方向の寸法(平坦部29A間の寸法)より僅かに大きい程度に設定されている。また、組付溝43の深さ寸法は、全体として支持軸29の突出寸法よりも小さく、かつ軸受孔42側へ行くにつれてより小さくなるように形成され、軸受孔42の底面と組付溝43の底面との間が段差状になっている。
【0016】
また、カム板部41の下面には、軸受孔42を中心とする略扇形をなす回動案内溝44が凹設され、この回動案内溝44には、ホルダ11の収容凹部16内における天井壁15の上面に突設されたストッパ31が係合可能とされている。レバー40は、このストッパ31が回動案内溝44内をその一端から他端まで変位する範囲でその回動操作範囲が規定され、図10に示す初期位置から図13に示す嵌合完了位置までを回動操作可能となっている。また、カム板部41における軸受孔42周りには、雄側コネクタ50のカムピン54を係合可能なカム溝45が形成され、その開口部45Aがカム板部41の端縁部に形成されている。ホルダ11の上面壁12及び天井壁15には、雄側コネクタ50のカムピン54が進入可能な逃がし溝32が支持軸29の前側に形成されており、レバー40が初期位置にあるときには、カム溝45の開口部45Aが逃がし溝32に整合して、カム溝45へカムピン54を受け入れ可能な体勢となる。
【0017】
また、カム板部41における軸受孔42側の端縁部には、片持ち状の弾性係止片46が設けられている。弾性係止片46は、カム板部41の板面に沿って延出して、その幅寸法(上下方向の寸法)がカム板部41の板厚と等しくされるとともに、その先端部がカム板部41の板面に沿って撓み変形可能とされている。また、弾性係止片46の先端部には、外方に向けて突出する突起46Aが形成されている。
一方、ホルダ11には、雄側コネクタ50のロック解除リブ55が進入可能な逃がし溝33が収容凹部16の一方の側端位置に設けられている。この逃がし溝33は、ホルダ11の前面から後方側へ向けて形成され、その後端には溝の下半分の領域に突出するロック用受け部33Aが形成されている。レバー40が初期位置にあるときには、弾性係止片46の突起46Aが逃がし溝33内に進出して、その突起46Aの下半分がロック用受け部33Aに係止することで、レバー40の嵌合完了位置側への回動が規制された状態となる。
【0018】
さらに、レバー40には、カム板部41の軸受孔42とは反対側の端部で、かつ嵌合完了位置においてホルダ11の後面側になる位置に操作部47が設けられている。操作部47は、カム板部41よりもその板厚方向に張り出した角枠部47Aと、角枠部47Aから軸受孔42に対して離間する側へ張り出した指かけ部47Bとを備えて構成されている。また、レバー40における操作部47側の端部には、レバー40を嵌合完了位置にロックするための弾性ロック片48が設けられている。この弾性ロック片48は、カム板部41の板面に沿うような平板状をなし、嵌合完了位置において後方となる側へ片持ち状に延びて、そのレバー40の板面に直交する方向(レバー40の回動軸方向)に撓み変形可能とされている。弾性ロック片48の上面には、係止突起48Aが形成され、嵌合完了位置においてはこの係止突起48Aがホルダ11の上面壁12に形成された爪部34に係止する。また、弾性ロック片48の先端部には、爪部34に対する係止の解除操作を行うための平板状の解除操作部48Bが形成されている。この解除操作部48Bは、角枠部47Aの内側に配されると共に、角枠部47Aの上面には切欠部47Cが設けられて、ここから解除操作部48Bが露出した状態となっている。言い換えれば、レバーの一端部においては、指掛け部47Bと解除操作部48Bとが隣接して設けられており、かつ先端側に指掛け部47Bが設けられるとともに、指掛け部47Bよりも基端側(軸受孔42側)寄りに解除操作部48Bが配置されている。
【0019】
一方、雄側コネクタ50は、図1、図8及び図10に示すように、合成樹脂材料からなるハウジング51と、複数の雄端子金具52とを備えて構成されている。ハウジング51は、前方に開口する方形のフード部53を有し、このフード部53内には雌側コネクタ10のホルダ11が嵌入されるようになっている。このフード部53内にはその奥端面から突出する雄端子金具52が収容されており、両コネクタ10,50が正規嵌合すると、雄端子金具52と雌端子金具26とが接続されるようになっている。
フード部53の上面板53Aには、円柱状のカムピン54とロック解除リブ55が、下方に向かって、即ちフード部53の内部空間に向けて突出して形成されている。ロック解除リブ55は、フード部53の前端位置から前後方向に沿って形成され、雌側コネクタ10との嵌合時には逃がし溝33内の上半分の領域に進入する。
【0020】
次に、本実施形態の作用を説明する。
組付けに際しては、まず、図5に示すように、レバー40を水平にして、組付溝43の幅方向を支持軸29の寸法の縮小された方向(即ち左右方向)に一致させるようにして、カム板部41をホルダ11の収容凹部16内へ挿入し、支持軸29を組付溝43に進入させる。支持軸29が組付溝43内に押し込まれると、その周囲の上面壁12及び天井壁15が互いに離間方向へ若干撓み変形して支持軸29の通過が許容される。このとき、組付溝43の深さ寸法が軸受孔42側へ行くにつれて徐々に小さくなるため、支持軸29を組付溝43の奥側へ容易に押し込むことができる。そして、支持軸29が軸受孔42に至るとともに、撓み変形した上面壁12及び天井壁15が復帰変形し、支持軸29が軸受孔42と嵌合状態となる(図9参照)。
【0021】
続いて、レバー40を図9の状態から反時計回り方向に回動すると、ストッパ31がカム板部41の下側に押し込まれるとともに、その周囲の上面壁12及び天井壁15が互いに離間方向に若干撓み変形する。そして、レバー40が図10に示す初期位置まで回動されると、ストッパ31が回動案内溝44内に嵌まり込んで撓み変形した上面壁12及び天井壁15が復帰変形する。これにより、弾性係止片46の突起46Aが逃がし溝33内に進入してロック用受け部33Aに係止することから、レバー40の嵌合完了位置側への回動が規制された状態となる。また、レバー40が図9の状態から回動されたことにより、軸受孔42において支持軸29の向きが組付溝43とずれることから、レバー40が抜け止めされた状態となる。以上によりレバー40のホルダ11への組付けが完了する。
【0022】
次に、図1に示すようにホルダ11の各組付け空間18内にサブコネクタ24を嵌合させるとともに、リテーナ22をサブコネクタ24に係止させてサブコネクタ24を抜け止め状態とする。
この状態から雌側コネクタ10のホルダ11を雄側コネクタ50のフード部53内に浅く嵌入させる。このとき、誤って雌側コネクタ10を上下反転した姿勢でフード部53へ嵌合しようとしたときには、ロック解除リブ55の先端がホルダ11に当接して、その挿入が規制される。ホルダ11がフード部53内に浅く嵌入すると、図11に示すように、カムピン54がカム溝45の開口部45Aに嵌入されるとともに、ロック解除リブ55が、弾性係止片46の突起46Aに当接して弾性係止片46をロック用受け部33Aとの係止を解除させるように撓み変形させ、これによりレバー40の回動操作が許容された状態となる。
【0023】
この状態からレバー40の操作部47を押圧してレバー40を嵌合完了位置側へ回動させると、カムピン54とカム溝45との係合によるカム作用により両コネクタ10,50が互いに引き寄せられ、フード部53に対するホルダ11の嵌入が進む。この嵌合操作中には、レバー40に対して嵌合抵抗に基づく力が作用するが、カム板部41が収容凹部16において板厚方向の両側から挟まれた状態であるために、カム板部41が回動軸方向へ変形したり、ホルダ11の支持軸29から外れることが防止される。
【0024】
レバー40が嵌合完了位置に接近すると、弾性ロック片48の係止突起48Aがホルダ11の爪部34に当接して、弾性ロック片48がカム板部41の板面に対して直交方向に撓み変形する。そして、レバー40が嵌合完了位置に至るとともに、弾性ロック片48が復帰変形し、図12に示すように、係止突起48Aと爪部34とが係止してレバー40がロックされた状態となる。これにより、両コネクタ10,50が正規の嵌合状態に至り(図13及び図14参照)、もって、両コネクタ10,50の嵌合が完了する。
【0025】
両コネクタ10,50を上記の嵌合状態より離脱する場合には、例えば図13に2点鎖線で示すように、右手人差し指F1を操作部47の指かけ部47Bにかけ、右手親指F2の先で弾性ロック片48の解除操作部48Bを下方に押圧して係止を解除する。そして、そのまま操作部47を引いて、レバー40を図13の時計回り方向へ回動させる。すると、レバー40の回動に伴いカムピン54がカム溝45を開口部45A側へ変位して両コネクタ10,50が離間されていき、レバー40が初期位置に至るとともに、カムピン54がカム溝45から外れ、両コネクタ10,50が離脱される。
【0026】
以上のように本実施形態においては、レバー40が板状をなすことでレバー40が薄型化される。また、弾性ロック片48がレバー40の板面に沿って形成され、その板面に直交方向に撓み変形するため、レバー40の厚みを増すことなく解除操作部の面積を広く確保でき、ロック解除の操作性を確保することができる。
【0027】
また、レバー40の一端部において、指かけ部47Bと解除操作部48Bとが隣接して配置されていることから、ロックの解除操作を片手で簡易に行うことができる。
【0028】
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、レバーを分割タイプのコネクタにおけるホルダに取り付けたが、本発明によれば、レバーを分割タイプ以外のコネクタにおけるハウジングに取り付けるようにしても良い。
(2)上記実施形態では、弾性ロック片がレバーの取り付けられた側のハウジング(ホルダ11)に係止するようにしたが、本発明によれば、弾性ロック片は相手側コネクタに係止するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における雌側コネクタと雄側コネクタの嵌合前の状態をあらわす縦断面図
【図2】ホルダの正面図
【図3】ホルダの背面図
【図4】図3のA−A線断面図
【図5】レバーをホルダに組み付ける前の状態をあらわす水平断面図
【図6】図5のB−B線断面図
【図7】図5のC−C線断面図
【図8】雄側コネクタの正面図
【図9】レバーをホルダに挿入した状態をあらわす水平断面図
【図10】雌側コネクタと雄側コネクタの嵌合前の状態をあらわす水平断面図
【図11】雌側コネクタと雄側コネクタの嵌合初期の状態をあらわす水平断面図
【図12】レバーが嵌合完了位置にロックされた状態を示す部分拡大縦断面図
【図13】雌側コネクタと雄側コネクタの嵌合が完了した状態をあらわす水平断面図
【図14】雌側コネクタと雄側コネクタの嵌合が完了した状態をあらわす縦断面図
【符号の説明】
10…雌側コネクタ(一方のコネクタ)
11…ホルダ(ハウジング)
24…サブコネクタ
26…雌端子金具(端子金具)
29…支持軸
40…レバー
41…カム板部
42…軸受孔
45…カム溝
47B…指かけ部
48…弾性ロック片
48B…解除操作部
50…雄側コネクタ(他方のコネクタ)
54…カムピン
Claims (1)
- 互いに嵌合可能な一対のコネクタのうちの一方のコネクタに設けられたハウジングには、他方のコネクタと係合可能なレバーが回動可能に取り付けられ、前記両コネクタの嵌合に際しては、前記レバーを初期位置として前記他方のコネクタと係合させ、その状態から前記レバーを嵌合完了位置へ回動操作することにより前記レバーと前記他方のコネクタとの間のカム作用によって前記両コネクタを互いに引き寄せて嵌合状態とするようにしたレバー式コネクタであって、
前記レバーには、このレバーを前記嵌合完了位置に係止するための弾性ロック片が設けられ、かつこの弾性ロック片にはその係止を解除操作するための解除操作部が設けられたものにおいて、
前記レバーは、全体として一枚の板状に形成されているとともに、前記弾性ロック片は、前記レバーの板面に沿った方向に延びて、かつその板面に直交方向に撓み変形可能とされ、
前記レバーの一端部には、前記嵌合完了位置から前記初期位置側へ回動操作するための手指にて摘み可能な指掛け部が設けられているとともに、この指掛け部と前記解除操作部とが隣接して配置され、
さらに、前記レバーの一端部においては、先端側に前記指掛け部が設けられるとともに、この指掛け部から前記板面に沿って基端寄りに位置して前記解除操作部が配置されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
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