JP3953414B2 - 往復駆動機構およびその機構を用いたプレス機械 - Google Patents
往復駆動機構およびその機構を用いたプレス機械 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、モータの回転を直線運動に変換して往復の駆動力を生じさせる往復駆動機構に関し、特にこの発明は、プレスブレーキや射出成形機などのプレス機械に用いられる往復駆動機構と、その往復駆動機構を用いたプレス機械とに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の典型的なプレスブレーキは、図7に示すように、テーブル100の上面に下型101が、ラムの下端にホルダ102を介して上型103が、それぞれ対向して取り付けられるものである。下型101上には板状のワークWが支持され、このワークWに向けて上型103をラムと一体に下降動作させる。上型103は下降の途中でワークWに突き当たり、上型103による加圧力がワークWに作用する。この加圧力によってワークWは下型101のV字溝104内へ押し込まれ、その押込量dに応じた曲げ角度αに折り曲げられる。
【0003】
この種のプレスブレーキとして、ラムの駆動源として油圧シリンダが用いられた油圧駆動方式のプレスブレーキと、サーボモータが用いられたモータ駆動方式のプレスブレーキとがある。モータ駆動方式のプレスブレーキでは、サーボモータに動力伝達機構を介してボールねじ機構が連結されて往復駆動機構を構成しており、サーボモータの回転数や回転方向を制御することにより、ボールねじ機構を介してラムを昇降動作させている。
【0004】
近年、プレスブレーキの性能の向上が強く要望されており、曲げ作業の高速化と曲げ加工の高精度化とを実現するために、曲げ加工時はラムを低速で移動させ、一方、曲げ加工前のアプローチ時や曲げ加工後のリターン時はラムを高速で下降または上昇動作させることが行われている。
【0005】
上記のようにラムの昇降動作を制御すれば、アプローチ時やリターン時はラムの高速動作によって生産性の要求を満足させることができ、一方、曲げ加工時はラムの低速移動によってワークが徐々に折り曲げられる結果、ワークの反りなどを防止でき、また、作業者の安全性も確保できる。
【0006】
ところで、前記サーボモータは、使用可能な最大回転数Nと最大トルクTを持っており、ラムの最高速度や型による最大加圧力はサーボモータの能力と動力伝達機構の減速比によって決まる。
いま、ラムを所望の最高速度で昇降動作させるときのボールねじ機構の回転数をNbとすると、動力伝達機構の減速比(1/A)は、1/A=Nb/Nであり、また、プレスブレーキの最大加圧トルクTpは、Tp=AT=TN/Nbとなる。
以上のことから、ラムを所望の最高速度で昇降動作させるときのボールねじ機構の回転数Nbを前提とした場合、プレスブレーキの加圧能力は一義的に決定されることになる。
【0007】
上記のモータ駆動方式のプレスブレーキでは、曲げ加工時はラムを低速で移動させ、一方、アプローチ時やリターン時はラムを高速で移動させるために、サーボモータの回転数を高速と低速との2段階に切り換える制御を行っている。この場合、サーボモータの出力可能なトルクは、回転数が変化しても、一定もしくは僅かに変化するのみである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アプローチ時やリターン時のラムの移動速度を高速化するために前記減速比(1/A)を小さく設定すると、最大加圧トルクTpは不足気味となる。一方、最大加圧トルクTpを十分に大きくとるために減速比(1/A)を大きく設定すると、アプローチ時やリターン時のラムの移動速度を十分に高速化できない。
この問題を解決するために、出願人は先般、モータの回転を第1の減速比で減速してボールねじ機構へ伝達する第1の動力伝達機構と、モータの回転を第1の減速比より大きな第2の減速比で減速してボールねじ機構へ伝達する第2の動力伝達機構とを往復駆動機構中に具備させたプレスブレーキを開発した。
【0009】
このプレスブレーキでは、アプローチ時は、第1の動力伝達機構を作動状態に、第2の動力伝達機構を非作動状態に、それぞれ設定することにより、ワークに向けて型を高速移動させ、つぎに、第1の動力伝達機構を非作動状態に、第2の動力伝達機構を作動状態に、それぞれ設定することにより、型を低速移動してワークを折り曲げている。さらにリターン時は、第1の動力伝達機構を作動状態に、第2の動力伝達機構を非作動状態に、それぞれ設定することにより、型をワークから離れる方向へ高速移動させている。
【0010】
しかしながら、第1、第2の各動力伝達機構は、多数個のプーリおよびベルトに加えて、動力伝達経路を切り換えるための2個の電磁クラッチを用いて構成されているため、機構が複雑であって部品点数も多くなっている。特に、第2の動力伝達機構は、サーボモータの出力軸とボールねじ機構の送りねじとの間に中間軸を設け、中間軸上の中間プーリを介して回転の伝達を行っているので、慣性が大きくなり、応答特性が悪いという問題がある。
【0011】
先般、回転駆動源として2個のモータを用い、第1のモータの回転を小さな減速比の減速装置により高速で低トルクの回転に変換して雄・雌ねじ機構の雄ねじに伝達し、第2のモータに回転を大きな減速比の減速装置により低速で高トルクの回転に変換して雄・雌ねじ機構の雌ねじに伝達するようにした往復駆動機構を備えたプレス機械が提案された(特許文献1参照)。
【0012】
【特許文献1】
特許第3344721号公報
【0013】
この往復駆動機構によると、動力伝達機構の構成が簡易となって部品点数も少なくなるが、雌ねじの回転による雄ねじの供回りを防止する必要があるために、雄・雌ねじ機構にブレーキ装置、さらにはブレーキ装置の動作を制御するための制御装置が必要となり、往復駆動機構が全体として大掛かりな構造となる。しかも、ブレーキ装置は雄ねじに掛かる最大トルクを制動する必要があるため、ブレーキ装置そのものが大きくなり、従って、慣性も大きくなり、良好な応答特性を達成することが困難となってしまう。
【0014】
この発明が目的とするところは、加圧時は成形機構などを低速移動させて最大加圧トルクを十分に大きくとることができ、しかも、アプローチ時やリターン時は成形機構などを高速移動させることができる往復駆動機構と、その機構を用いたプレス機械を提供することにある。
さらに、この発明が他に目的とするところは、構成が簡易であって部品点数も少なく、小さな慣性で応答特性も良く、供回り防止のためのブレーキ装置やその制御装置を別途用意して組み付ける必要がない往復駆動機構と、その機構を用いたプレス機械を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明による往復駆動機構は、回転駆動源としての2個のモータと、第1のモータの回転を高速で低トルクの第1の回転出力に変換して伝達するための第1の動力伝達機構と、第2のモータの回転を低速で高トルクの第2の回転出力に変換して伝達するための第2の動力伝達機構と、一方が他方によってねじ送りされるナット部材と送りねじとを含む変換機構と、回転するナット部材による送りねじの供回りを防止する供回り防止機構とを備えている。前記送りねじには第1の動力伝達機構が、ナット部材には第2の動力伝達機構が、それぞれ連繋され、送りねじはナット部材のねじ孔にねじ送り回転が可能に支持されるとともに、ナット部材は固定フレームに回動自由に支持されている。前記供回り防止機構は、前記送りねじの端部に設けられる第1の連結部と、駆動対象に設けられる第2の連結部とを有し、第1の連結部と第2の連結部とが隙間を介して駆動対象の駆動方向に連結されるとともに、各連結部の前記隙間を挟んで対向する面に、隙間がなくなる方向への駆動対象の変位によって摩擦制動力が作用する摩擦面がそれぞれ形成されている。
【0016】
この発明の上記した構成において、回転駆動源としてのモータには一般にサーボモータが用いられる。第1、第2の各動力伝達機構は、例えばベルトとプーリとを用いたものであってもよく、チェンとスプロケットとを用いたものであってもよく、複数の歯車を組み合わせたものであってもよい。
変換機構は、送りねじとナット部材のうち、送りねじの方をねじ送りするものであってもよく、ナット部材の方をねじ送りするものであってもよい。前者の場合は、ナット部材のねじ孔に送りねじをねじ送り回転が可能に支持し、ナット部材は固定フレームに回動自由に支持させる。後者の場合は、送りねじ上にナット部材をねじ送り回転が可能に支持し、送りねじは固定フレームに回動自由に支持させる。
なお、駆動対象は、例えばプレスブレーキにおいては、上型を昇降動作させるタイプではラムであり、また、下型を昇降動作させるタイプではベッドである。
【0020】
好ましい実施態様においては、第1の動力伝達機構は、第1のモータの回転軸と一体に回転する駆動プーリと、送りねじと一体に回転する従動プーリと、両プーリ間に掛け渡されたベルトとを含んだものである。この実施態様では、前記モータが送りねじのねじ送り動作に追従して往復動するように送りねじに連結されているか、または、従動プーリが送りねじのねじ送り動作に追従して往復動しないように送りねじに対して摺動可能となっている。
【0021】
この発明による他の好ましい実施態様の往復駆動機構は、回転駆動源としての2個のモータと、第1のモータの回転を高速で低トルクの第1の回転出力に変換して伝達するための第1の動力伝達機構と、第2のモータの回転を低速で高トルクの第2の回転出力に変換して伝達するための第2の動力伝達機構と、一方が他方によってねじ送りされるナット部材と送りねじとを含む変換機構と、回転するねじによるナット部材の供回りを防止する供回り防止機構とを備えたものであり、前記ナット部材には第1の動力伝達機構が、送りねじには第2の動力伝達機構が、それぞれ連繋され、ナット部材は送りねじ上にねじ送り回転が可能に支持されるとともに、送りねじは固定フレームに回動自由に支持されている。前記供回り防止機構は、前記ナット部材の端部に設けられる第1の連結部と、駆動対象に設けられる第2の連結部とを有し、第1の連結部と第2の連結部とが隙間を介して駆動対象の駆動方向に連結されるとともに、各連結部の前記隙間を挟んで対向する面に、隙間がなくなる方向へのラムの変位によって摩擦制動力が作用する摩擦面がそれぞれ形成されている。
【0022】
好ましい実施態様においては、第1の動力伝達機構は、第1のモータの回転軸と一体に回転する駆動プーリと、ナット部材と一体に回転する従動プーリと、両プーリ間に掛け渡されたベルトとを含んでおり、前記モータは、ナット部材のねじ送り動作に追従して往復動するようにナット部材に連結されている。
【0023】
この発明による往復駆動機構は、プレスブレーキや射出成形機などのプレス機械に適用できる。この発明をプレス機械の観点から規定すると、そのプレス機械は、加圧による所定の成形を行う成形機構を有し、上記した何れかの態様の往復駆動機構を成形機構の駆動源として含むものである。
【0024】
この発明によるプレス機械をプレスブレーキに適用する場合、前記成形機構は、対向する上下の型の一方を昇降動作させて板状のワークを下型のV溝内へ押し込んで折り曲げるものである。
【0025】
【作用】
この発明による往復駆動機構を備えるプレスブレーキにおいて、例えば、第1の動力伝達機構が変換機構の送りねじに、第2の動力伝達機構が変換機構のナット部材に、それぞれ連繋されている場合であって、送りねじがナット部材のねじ孔にねじ送り回転が可能に支持され、ナット部材が固定フレームに回動自由に支持されている場合は、アプローチ時やリターン時には、第1のモータの回転を高速で低トルクの第1の回転出力に変換して送りねじに伝達する。これにより、送りねじは高速回転しつつ高速でねじ送りされ、駆動対象(例えば、プレスブレーキのラム)は高速移動する。
【0026】
つぎに、加圧加工時には、第2のモータの回転を低速で高トルクの第2の回転出力に変換してナット部材に伝達する。これにより、ナット部材は低速で回転するのに対し、送りねじは回転せずに低速でねじ送りされ、駆動対象は低速移動する。この場合に、加圧時の反力によって駆動対象は隙間がなくなる方向へ変位するので、供回り防止機構の各連結部の摩擦面に摩擦制動力が作用し、送りねじはナット部材の回転による供回りが防止される。
【0027】
また、例えば、第1の動力伝達機構が変換機構のナット部材に、第2の動力伝達機構が変換機構の送りねじに、それぞれ連繋されている場合であって、ナット部材が送りねじ上にねじ送り回転が可能に支持され、送りねじが固定フレームに回動自由に支持されている場合は、アプローチ時やリターン時には、第1のモータの回転を高速で低トルクの第1の回転出力に変換してナット部材に伝達する。これにより、ナット部材は高速回転しつつ高速でねじ送りされ、駆動対象は高速移動する。
【0028】
つぎに、加圧加工時には、第2のモータの回転を低速で高トルクの第2の回転出力に変換して送りねじに伝達する。これにより、送りねじは低速で回転するのに対し、ナット部材は回転せずに低速でねじ送りされ、駆動対象は低速移動する。この場合に、加圧時の反力によって駆動対象は隙間がなくなる方向へ変位するので、供回り防止機構の各連結部の摩擦面に摩擦制動力が作用し、ナット部材は送りねじの回転による供回りが防止される。
【0029】
この発明によれば、加圧加工時に第2の動力伝達機構を作動状態に設定することにより、成形機構を低速で移動させて大きな最大加圧トルクを得ることができ、しかも、アプローチ時やリターン時には第1の動力伝達機構または第1、第2の動力伝達機構を作動状態に設定することにより、成形機構を高速で移動させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の一実施例であるプレスブレーキの構成を示している。図示例のプレスブレーキは、床面上に設置される機械本体1と、キー入力のための操作部やデータ表示のための表示部などを備えた電気制御ボックス(図示せず。)とで構成されている。機械本体1は、ベッド3の上面に下型5を支持するためのテーブル4が取り付けられたもので、このテーブル4の上方にはラム6が両側のガイド7,7に沿って昇降可能に設けられている。
【0031】
前記ラム6の下端にはアダプタ12およびホルダ9を介して上型8が取り付けられている。下型5上に支持された板状のワークWは、上型8による加圧力の作用を受けて所定の角度に折り曲げられる。前記アダプタ12は、左右の偏心軸13,13を回動操作して上型8の傾きを調整するためのものである。
前記ベッド3の下部にはフットスイッチ2が配備されている。作業者がフットスイッチ2を踏み操作すると、往復駆動機構10が駆動してラム6を昇降動作させる。
【0032】
前記往復駆動機構10は、回転駆動源としての2個の交流サーボモータ20A,20Bと、各サーボモータ20A,20Bに第1、第2の各動力伝達機構30,40を介して接続されたボールねじ機構50とを含んでおり、前記ボールねじ機構50の送りねじ52の下端に前記ラム6が吊持されている。この実施例ではアプローチ時およびリターン時に第1のモータ20A(例えば、1.3kwの最大出力のもの)を駆動させ、曲げ加工時に第2のモータ20B(例えば、4.4kwの最大出力のもの)を駆動させるもので、各サーボモータ20A,20Bの動作は制御装置60(図5に示す。)によって制御される。制御装置60は前記した電気制御ボックスの内部に組み込まれている。なお、第2のモータ20Bは第1のモータ20Aに対して逆方向に回転させるが、曲げ加工時に加えてアプローチ時やリターン時にも駆動させるようにすれば、ラム6を一層高速に昇降動作させることができる。
【0033】
前記ボールねじ機構50は、回転運動を直線運動に変換してラム6を昇降動作させるための往復の駆動力を生じさせるもので、固定フレーム70に上下の軸受71,72によって回動自由に支持されたナット部材51と、このナット部材51のねじ孔にねじ送り回転が可能に支持された送りねじ52とを含んでいる。前記送りねじ52は、上端部にねじが切られていない入力軸52aが一体に形成されており、この入力軸52aの上端に第1の動力伝達機構30を構成する従動プーリ32が取付け固定されている。
【0034】
第1の動力伝達機構30は、第1のモータ20Aの回転を所定の減速比(1/A)で減速して高速で低トルクの回転出力に変換してボールねじ機構50の送りねじ52へ伝達するためのもので、第1のモータ20Aの出力軸21に設けられた駆動プーリ31と、前記入力軸52aに設けられた前記従動プーリ32と、駆動プーリ31と従動プーリ32との間に掛け渡されたベルト33とで構成されている。
【0035】
前記ナット部材51の上端部には第2の動力伝達機構40を構成する従動プーリ42が取り付けられている。
第2の動力伝達機構40は、第2のモータ20Bの回転を前記の減速比(1/A)より大きな所定の減速比(1/B)で減速して低速で高トルクの回転出力に変換してボールねじ機構50のナット部材51へ伝達するためのもので、第2のモータ20Bの出力軸22に設けられた駆動プーリ41と、ナット部材51に設けられた前記従動プーリ42と、駆動プーリ41と従動プーリ42との間に掛け渡されたベルト43とで構成されている。
【0036】
ここで、第1のモータ20Aの使用可能な最大回転数をNA、ラム6を所望の最高速度で昇降動作させるときのボールねじ機構50の送りねじ52の回転数をNbとしたとき、第1の減速比(1/A)は、1/A=Nb/NAによって決定される。従って、第1の動力伝達機構30における各プーリ31,32の径は第1の減速比(1/A)に応じて設定される。
一方、最大加圧トルクTpについては、第2の減速比(1/B)によって自由に決定することができる。従って、第2の動力伝達機構40における各プーリ41,42の径は第2の減速比(1/B)に応じて適宜設定される。いま、第2のモータ20Bの最大トルクをTBとすると、最大加圧トルクTpは、Tp=BTBとなる。
【0037】
前記ボールねじ機構50の送りねじ52は、第1のモータ20Aが回転したときは、第1のモータ20Aの回転に伴って回転し、回転しないナット部材51によってねじ送りされる。一方、第2のモータ20Bが回転したときは、送りねじ52が回転せずにナット部材51が回転し、送りねじ52は回転するナット部材51によってねじ送りされる。この場合、送りねじ52は供回り防止機構80によって供回りが規制される。
【0038】
第1のモータ20Aは、前記送りねじ52のねじ送り動作に追随して往復動させるので、第1のモータ20Aと送りねじ52の入力軸52aとは連結フレーム73によって連結されている。第1のモータ20Aは前記連結フレーム73の一端に固定され、前記入力軸52aは連結フレーム73の他端に回動自由に保持されている。従って、送りねじ52が昇降動作するとき、第1のモータ20Aは左右のガイド軸74,74に沿って連結フレーム73と一体に往復動作する。
【0039】
前記供回り防止機構80は、ナット部材51が回転するときに送りねじ52が供回りしないように送りねじ52の下端面に形成した摩擦面Pに摩擦制動力を作用させる機構であり、図2にこの供回り防止機構80の具体的な構成が拡大して示してある。なお、この実施例では、ナット部材51に与えられるトルクは送りねじ52に与えられるトルクよりも大きいので、送りねじ52の回転によってナット部材51が供回りするおそれはなく、従って、ナット部材51には供回りを防止する機構は設けられていない。
【0040】
図2において、53は送りねじ52の下端部に形成されたつば状の連結部、81はラム6の上端部中央に形成された円筒状の連結部であり、これらの連結部53,81によって送りねじ52の下端とラム6とが連結され、ラム6は送りねじ52の下端に吊持される。
前記ラム6の連結部81は、送りねじ52の連結部53が挿入される連結穴82を有し、この連結穴82の内部に配備された軸受83によって送りねじ52の連結部53が回動自由に支持されている。前記軸受83としてアンギュラ玉軸受が用いられており、軸受83の外輪部83aがラム6の連結部81に、内輪部83bが送りねじ52の連結部53に、それぞれ固定されている。
【0041】
送りねじ52の下端面と連結穴82の底面には互いに接触する摩擦面P,Qが形成されている。アプローチ時やリターン時では、上型8を含むラム6の荷重によってラム6の連結部81は軸受83の外輪83aを押し下げて下方へ微少変位する結果、摩擦面P,Q間にはわずかな隙間tが生じている(図2(1)参照)。なお、アプローチ時やリターン時は、送りねじ52は回転しつつ下方へねじ送りされるので、送りねじ52の連結部53はラム6の連結穴82の内部で回動する。
【0042】
曲げ加工時では、ワークWに対する加圧力に応じた反力がラム6に作用するので、ラム6の連結部81は軸受83の外輪83aを押し上げて上方へ変位する結果、隙間tがなくなって摩擦面P,Qが接触し、摩擦面Pに摩擦制動力が作用し、送りねじ52の回動が規制される(図2(2)参照)。曲げ加工時は、ナット部材51を回転させて送りねじ52をねじ送りするが、前記摩擦制動力によってナット部材51の回転による送りねじ52の供回りが阻止される。
【0043】
いま、加圧時のナット部材51の回転トルクをT、ナット部材51や送りねじ51のねじのピッチをd、送りねじ52にかかる荷重をF、摩擦面P,Qの摩擦係数をμ、摩擦面Pの半径をrとすると、F・d=2πTの関係から、前記回転トルクTは、つぎの(1)式で表され、また、摩擦面Pの摩擦トルクTaは、つぎの(2)式で表される。
【0044】
【数1】
【0045】
【数2】
【0046】
送りねじ52が供回りしない条件は、T<Taであり、この不等式は、つぎの(3)式のようになり、これを変形すると、次の(4)式が得られる。従って、この(4)式を満たすように、ねじのピッチd、摩擦係数μ、および摩擦面Pの半径rを定める。
【0047】
【数3】
【0048】
【数4】
【0049】
なお、上記(2)式は、次式から導かれるものである。
【0050】
【数5】
【0051】
なお、上記の実施例では、第1のモータ20Aは送りねじ52に追随して往復動させているが、図3に示す実施例のように、第1のモータ20Aを往復動させずに固定フレーム70に固定するように構成することも可能である。
図3に示す実施例は、従動プーリ32と入力軸52aとをスプライン結合することにより従動プーリ32に対して入力軸52aが摺動するようにしたものである。従動プーリ32は送りねじ52のねじ送り動作に追従して往復動しないので、第1のモータ20Aはフレーム70に固定できる。
なお、図3の実施例の他の構成は、図1の実施例と同様であり、ここでは対応する構成に同じ符号を付することでその説明を省略する。
【0052】
また、図1および図3の各実施例では、第1のモータ20Aは送りねじ52に、第2のモータ20Bはナット部材51に、それぞれ連繋しているが、図4に示す実施例のように、第1のモータ20Aをナット部材51に、第2のモータ20Bを送りねじ52に、それぞれ連繋することもできる。
図4に示す実施例では、送りねじ52は固定フレーム70に回動自由に支持され、ナット部材51は送りねじ52上にねじ送り回転が可能に支持されるとともに、ナット部材51のねじ送り動作に追随して第1のモータ20Aが往復動するように、第1のモータ20Aとナット部材51とが連結フレーム73によって連結されている。また、この実施例の供回り防止機構80は、ナット部材51の下端面に形成した摩擦面Pに摩擦制動力を作用させるものであり、これにより送りねじ52によるナット部材51の供回りを防止する。
なお、図4の実施例の他の構成は、図1の実施例と同様であり、ここでは対応する構成に同じ符号を付することでその説明を省略する。
【0053】
図5は、プレスブレーキの電気的な構成を示している。図中、60はマイクロコンピュータより成る制御装置であり、CPU61、ROM62、RAM63などを含んでいる。CPU61は各種の演算を実行するとともに、入出力各部を一連に制御する。ROM62はプログラムや固定データなどを格納する。RAM63は演算結果などのデータの読み書きに用いられる。
【0054】
前記CPU61は、電流指令値を第1、第2の各サーボアンプ64A,64Bに出力し、各サーボアンプ64A,64BはCPU61からの出力値を増幅して第1、第2の各モータ20A,20Bへ与える。
同図中、位置検出器65は例えばリニアセンサであり、ラム6の現在移動位置を検出してその値をCPU61へ出力する。また、操作部66および表示部67は前記した電気制御ボックスにデータ入力やデータ表示のために設けられたものである。
【0055】
図6は、第1、第2の各モータ20A,20Bの動作とラム6の昇降動作位置(縦軸)との関係を示している。
最初、ラム6は上死点に位置し、作業者によるフットスイッチ2の操作に待機している。フットスイッチ2が操作されると、CPU61は第1のモータ20Aの回転を開始させる。このアプローチ時は、第1のモータ20Aの回転が第1の動力伝達機構30を介してボールねじ機構50の送りねじ52に伝達される。これにより、送りねじ52は回転しつつねじ送りされ、ラム6はワークWに向けて高速で下降する。
【0056】
ラム6の昇降動作位置は位置検出器65により監視されている。ラム6が所定の速度切換点(例えば上型8がワークWの表面に当接する位置付近)に達したとき、第1のモータ20Aの回転を停止させた後、第2のモータ20Bの回転を開始させる。この場合の回転方向は第1のモータ20Aの回転方向と逆である。第2のモータ20Bの回転は第2の動力伝達機構40を介してボールねじ機構50のナット部材51に伝達される。これにより、送りねじ52は回転することなくねじ送りされ、ラム6は低速で下降してワークWを折り曲げる。
【0057】
ラム6が下死点に達したとき、CPU61は第2のモータ20Bの回転を停止させた後、第1のモータ20Aをアプローチ時と反対方向に回転させる。リターン時は、第1のモータ20Aの回転が第1の動力伝達機構30を介してボールねじ機構50の送りねじ52に伝達される。これにより、送りねじ52は回転しつつねじ送りされ、ラム6は高速で上昇する。ラム6が上死点に達したとき、CPU61は第1のモータ20Aの回転を停止させ、一連の曲げ加工動作が完了することになる。
なお、アプローチ時やリターン時に第2のモータ20Bを第1のモータ20Aと逆方向へ同時に回転させれば(図中、一点鎖線で示す。)、ラム6をより高速に昇降動作させることができる。
【0058】
【発明の効果】
この発明によれば、作業時は成形機構などを低速移動させて最大加圧トルクを十分に大きくとることができ、しかも、アプローチ時やリターン時は成形機構などを高速移動させることができる。しかも、往復駆動機構は、構成が簡易であって部品点数も少なく、また、動力伝達機構の慣性も小さく、応答特性も良好である。そして、動力伝達機構の慣性が小さく、応答特性が良好となる結果、往復駆動に要する時間の短縮やエネルギー消費量の低減を実現できる。
さらに、変換機構と駆動対象との連結部分は送りねじやナット部材の供回りを防止できる構造となっているので、供回り防止のためのブレーキ装置やその制御装置を別途用意して組み付ける必要がなく、往復駆動機構が大掛かりとなるおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるプレスブレーキの外観を示す一部を破断した正面図である。
【図2】供回り防止機構の構成および動作を示す一部を破断した拡大正面図である。
【図3】他の実施例の外観を示す一部を破断した正面図である。
【図4】他の実施例の外観を示す一部を破断した正面図である。
【図5】プレスブレーキの電気的な構成を示すブロック図である。
【図6】第1、第2の各モータの動作とラムの昇降動作位置(縦軸)との関係を示す説明図である。
【図7】従来の典型的なプレスブレーキの構成を示す側面図である。
【符号の説明】
10 往復駆動機構
20A 第1のモータ
20B 第2のモータ
30 第1の動力伝達機構
31 駆動プーリ
32 従動プーリ
33 ベルト
40 第2の動力伝達機構
41 駆動プーリ
42 従動プーリ
43 ベルト
50 ボールねじ機構
51 ナット部材
52 送りねじ
53 連結部
70 フレーム
80 供回り防止機構
81 連結部
P,Q 摩擦面
t 隙間
Claims (7)
- 回転駆動源としての2個のモータと、第1のモータの回転を高速で低トルクの第1の回転出力に変換して伝達するための第1の動力伝達機構と、第2のモータの回転を低速で高トルクの第2の回転出力に変換して伝達するための第2の動力伝達機構と、一方が他方によってねじ送りされるナット部材と送りねじとを含む変換機構と、回転するナット部材による送りねじの供回りを防止する供回り防止機構とを備え、前記送りねじには第1の動力伝達機構が、ナット部材には第2の動力伝達機構が、それぞれ連繋され、送りねじはナット部材のねじ孔にねじ送り回転が可能に支持されるとともに、ナット部材は固定フレームに回動自由に支持されており、
前記供回り防止機構は、前記送りねじの端部に設けられる第1の連結部と、駆動対象に設けられる第2の連結部とを有し、第1の連結部と第2の連結部とが隙間を介して駆動対象の駆動方向に連結されるとともに、各連結部の前記隙間を挟んで対向する面に、隙間がなくなる方向への駆動対象の変位によって摩擦制動力が作用する摩擦面がそれぞれ形成されて成る往復動機構。 - 前記第1の動力伝達機構は、第1のモータの回転軸と一体に回転する駆動プーリと、送りねじと一体に回転する従動プーリと、両プーリ間に掛け渡されたベルトとを含んでおり、前記モータは、送りねじのねじ送り動作に追従して往復動するように送りねじに連結されている請求項1に記載された往復駆動機構。
- 前記第1の動力伝達機構は、第1のモータの回転軸と一体に回転する駆動プーリと、送りねじと一体に回転する従動プーリと、両プーリ間に掛け渡されたベルトとを含んでおり、前記従動プーリは、送りねじのねじ送り動作に追従して往復動しないように送りねじに対して摺動可能となっている請求項1に記載された往復駆動機構。
- 回転駆動源としての2個のモータと、第1のモータの回転を高速で低トルクの第1の回転出力に変換して伝達するための第1の動力伝達機構と、第2のモータの回転を低速で高トルクの第2の回転出力に変換して伝達するための第2の動力伝達機構と、一方が他方によってねじ送りされるナット部材と送りねじとを含む変換機構と、回転するねじによるナット部材の供回りを防止する供回り防止機構とを備え、前記ナット部材には第1の動力伝達機構が、送りねじには第2の動力伝達機構が、それぞれ連繋され、ナット部材は送りねじ上にねじ送り回転が可能に支持されるとともに、送りねじは固定フレームに回動自由に支持されており、
前記供回り防止機構は、前記ナット部材の端部に設けられる第1の連結部と、駆動対象に設けられる第2の連結部とを有し、第1の連結部と第2の連結部とが隙間を介して駆動対象の駆動方向に連結されるとともに、各連結部の前記隙間を挟んで対向する面に、隙間がなくなる方向への駆動対象の変位によって摩擦制動力が作用する摩擦面がそれぞれ形成されて成る往復駆動機構。 - 前記第1の動力伝達機構は、第1のモータの回転軸と一体に回転する駆動プーリと、ナット部材と一体に回転する従動プーリと、両プーリ間に掛け渡されたベルトとを含んでおり、前記モータは、ナット部材のねじ送り動作に追従して往復動するようにナット部材に連結されている請求項4に記載された往復駆動機構。
- 加圧による所定の成形を行う成形機構を有し、前記成形機構の駆動源として請求項1〜5の何れかに記載された往復駆動機構を含んで成るプレス機械。
- 前記成形機構は、対向する上下の型の一方を昇降動作させて板状のワークを下型のV溝内へ押し込んで折り曲げるプレスブレーキの成形機構である請求項6に記載されたプレス機械。
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