JP3941525B2 - 印刷制御装置、および、プログラム - Google Patents
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Description
本発明は、複写することで画像変化する複写画像を印刷させる印刷制御装置、及び、その制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
金券や証明書等の重要な帳票には、複写によって画像変化させるようにしたものがあり、この場合、複写を牽制する複写牽制画像が印刷されることが多い。複写牽制画像としては、複写機による複写時に消失する消失画像と、複写可能な残存画像とが組み合わされたものが知られている。消失画像と残存画像とを組み合わせて用いると、複写によって原本の帳票では視認できない文字や図形が複製物上に浮かび上がる複写牽制画像や、原本の帳票では視認できた文字や図形が複写によって消失する複写牽制画像を作成することができる。この複写牽制画像付きの帳票は、複写機で複写すると原本とは明らかに違う複製物が出力されることから、不正な複写を牽制する効果が期待されている。
【0003】
従来、複写牽制画像付きの帳票は、予め複写牽制画像が印刷された用紙に各種事項を印刷することで作成されていたが、最近では、ページプリンタによって無地の用紙に複写牽制画像を印刷できるようになり、ユーザが所望のデザインの複写牽制画像を生成して帳票に印刷できるようになった。また、カラープリンタの普及と高解像度化により、複写画像をカラーで印刷できるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複写牽制画像をカラー印刷する場合であっても、これまでモノクロ印刷していた複写牽制画像を黒以外の色で印刷するだけであり、複写牽制画像の一部が複写されないことによる視覚的効果しかなかった。このため、様々な色を用いて新たな視覚的効果を生む複写牽制画像のニーズが高まっていた。
【0005】
本発明の課題は、複写画像をカラー印刷させる印刷制御装置において、多様な色を用い、格別の視覚的効果を生む複写画像を印刷できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の印刷制御装置は、カラー複写機によって複写される際に元の色と同色で出力され、このカラー複写機により読み取り可能な最小のドットサイズより大きい大ドットにより構成される非変色画像と、前記カラー複写機によって複写される際に元の色とは異なる色で出力され、このカラー複写機により読み取り可能な最小のドットサイズより大きい大ドット及びこのカラー複写機により読み取り可能な最小のドットサイズより小さい小ドットとにより構成される変色画像とを含んでなる複写画像を生成する複写画像生成手段と、この複写画像生成手段により生成された複写画像をカラー印刷装置によって印刷させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
[第1の実施の形態]
まず、構成を説明する。
図1は、本発明を適用した実施の形態における帳票出力装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、帳票出力装置1は、CPU(Central Processing Unit )2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、記憶装置5、印刷装置6、表示部7、入力部8および伝送制御部9を備えて構成され、各部はバス10により接続されている。
ここで、CPU2は、請求項に記載の複写画像生成手段および制御手段の機能を有する。
【0011】
CPU2は、記憶装置5に格納されたシステムプログラムや各種アプリケーションプログラムを読み出してRAM4内の図示しないプログラム格納エリアに展開し、これら各プログラムに基づく各種処理を実行し、処理結果をRAM4内のワークエリア(図示略)に一時的に格納するとともに表示部7に表示する。また、CPU2は、入力部8から入力された操作信号に基づいて、前記処理結果を記憶装置5における指示された保存先に保存する。
【0012】
具体的には、CPU2は、記憶装置5内の業務アプリケーションファイル5aを読み出して実行し、請求書や見積書の作成等、入力指示に対応する各種業務処理を実行する。そして、CPU2は、上記業務処理で作成されたデータをRAM4内の印刷データメモリ41aに格納する。
また、CPU2は、上記業務処理により作成されたデータや入力部8における入力内容等を表示するための表示信号を生成して表示部7へ出力し、表示部7の画面上に表示させる。
【0013】
また、CPU2は、入力部8から入力される指示に従って、後述する印刷処理(図10参照)を実行し、入力部8から入力される各種条件に基づいて複写牽制画像を生成し、上記業務処理で作成された印刷データと複写牽制画像とを、印刷装置6によって所定の印刷色で用紙に印刷させ、帳票を作成する。
【0014】
ここで、複写牽制画像とは、複写機による完全な複写が困難な画像であって、複写牽制画像が印刷された印刷物を複写機によって複写すると、原本とは異なる複製物が出力される。本第1の形態における帳票出力装置1では、残存画像と消失画像と称する2種類の画像を含む複写牽制画像を用いる。
残存画像と消失画像は、いずれもカラー印刷される画像であり、残存画像はカラー複写機によって複写した場合に変化しないが、消失画像は、カラー複写機により複写した場合に変色する画像である。これらの残存画像と消失画像とを用いて、背景に残存画像を配し、文字や図形等の消失画像を背景に重ねて配置した複写牽制画像を生成すれば、カラー複写機によって複写した場合に文字や図形だけが変色する印刷物を作成できる。さらに、複写によって消失画像が変色した結果、残存画像と同色となるようにすれば、原本では文字や図形が視認できるが、カラー複写した複製物では視認できなくなる。このため、帳票出力装置1により複写牽制画像が印刷された帳票(印刷物)を複写すると、原本とは著しく異なる複製物が出力されるので、不正な複写を牽制する効果が期待できる。
なお、消失画像は請求項に記載の変色画像に対応し、残存画像は請求項に記載の非変色画像に対応する。
【0015】
CPU2は、上記印刷処理を実行することで、複写牽制画像に用いる文字列に関する文字、フォント、文字サイズ、文字列の角度、文字列の配置状態、および、複写牽制画像に用いる柄の選択指定等、複写牽制画像の生成条件の入力を受け付けて、後述する複写牽制画像生成処理(図11参照)を実行し、文字列と柄とが配置された複写牽制画像を生成してRAM4のワークエリアに格納する。
【0016】
続いて、CPU2は、帳票フォームデータファイル5cに格納された帳票フォームデータと印刷データファイル5dに格納された印刷データとをRAM4内のフォームデータメモリ41b及び印刷データメモリ41aに格納し、これらを合成して帳票印刷用データを生成し、さらに、RAM4に格納された複写牽制画像のデータを上記帳票印刷用データに合成することによって、複写牽制画像付きの帳票を印刷するための合成帳票データを生成し、印刷装置6によって帳票を印刷出力させる。
【0017】
また、CPU2は、上記印刷処理の実行に際して、上記生成条件を入力するための複写牽制画像編集画面71(図12参照)を表示部7の画面上に表示させる。
【0018】
ROM3は、上記印刷処理においてCPU2により参照される文字属性テーブル31、および、柄画像テーブル32を、CPU2によって読み取り可能な形式で格納する不揮発性のメモリである。
【0019】
図2は、文字属性テーブル31の構成例を模式的に示す図である。
図2に示すように、文字属性テーブル31は、各種の文字について、フォントと文字サイズ毎に、後述する複写牽制画像編集画面71において各文字をポップアップ表示するか否かを示すポップアップフラグが設定されたテーブルである。
【0020】
複写牽制画像には、「複写」や「無効」等の文字列が多く用いられる。文字属性テーブル31には、よく用いられる文字についてポップアップフラグが「1」に設定されており、これらの文字は、後述する複写牽制画像編集画面71の文字入力部712の操作時にポップアップ表示され、簡単な選択操作によって選択可能である。また、図2に示す例では、「複写」や「無効」等、頻繁に用いられる文字列全体を一つの文字とみなすことにより、処理の効率化を図っている。
【0021】
図3は、柄画像テーブル32の構成例を模式的に示す図である。
図3に示す柄画像テーブル32には、柄の名称を示す柄種類に対応づけて、残存柄画像と消失柄画像が格納され、さらに、残存柄画像ドット構成と消失柄画像ドット構成とが設定されている。
【0022】
柄種類は残存柄画像と消失柄画像の柄の名称であり、後述する複写牽制画像編集画面71(図12)において、柄選択部716に表示される。
残存柄画像は、後述する複写牽制画像生成処理(図11)において残存画像を生成する際に利用される所定サイズのカラー画像であって、複写機により複写可能な、比較的大きいサイズのドットのみにより構成される。
また、消失柄画像は、後述する複写牽制画像生成処理(図11)において消失画像を生成する際に利用される所定サイズのカラー画像であって、複写機により複写可能な比較的大きいサイズのドットと、複写機による複写が不可能な小さいドットから構成される。
【0023】
残存柄画像ドット構成は、残存柄画像を構成するドットの種類と色を示すものである。また、消失柄画像ドット構成は、消失柄画像を構成するドットの種類と色を示すものである。
例えば、図3に示す柄画像テーブル32中、「桜柄」の残存柄画像ドット構成は「大:マゼンタ」と設定されているので、残存柄画像はマゼンタ色の大きいドットのみで構成される。また、「桜柄」の消失柄画像ドット構成は「大:マゼンタ、小:シアン」と設定されているので、消失柄画像はマゼンタ色の大きいドットと、シアン色の小さいドットのみで構成される。
【0024】
なお、柄画像テーブル32の構成において、残存柄画像ドット構成および消失柄画像ドット構成の項目は必須ではない。柄画像テーブル32中、残存柄画像は、所定色の大ドットのみにより構成されたカラー画像であり、同様に、消失柄画像は、所定色の大ドットおよび小ドットで構成されたカラー画像であるので、後述する印刷処理(図10参照)において、CPU2は、残存柄画像ドット構成および消失柄画像ドット構成の項目を参照することなく処理を行うことも可能である。ここでは、説明の便宜を兼ねて残存柄画像ドット構成および消失柄画像ドット構成の項目を図示している。
【0025】
RAM4は、CPU2により実行される上記システムプログラムや各種アプリケーションプログラムを図示しないプログラム格納領域に展開するとともに、入力部8の操作により入力された入力指示、入力データ、上記プログラムの実行により生じた処理結果等、上記プログラムに係るデータを図示しないワークエリアに一時的に格納する。また、RAM4は、帳票を印刷するためのデータを格納する印刷メモリ41を備えている。
【0026】
図4は、印刷メモリ41の構成を模式的に示す図である。図4に示すように、印刷メモリ41には、印刷データメモリ41a、フォームデータメモリ41b、合成印刷データメモリ41cの各メモリエリアが形成される。
【0027】
印刷データメモリ41aは、上記業務処理で作成され、帳票に印刷される取引先名や商品名、金額等の印刷データが格納されるメモリエリアである。
【0028】
フォームデータメモリ41bは、帳票出力装置1により作成される帳票のタイトル、日付記入欄や罫線の印刷位置等、帳票のフォームを示す帳票フォームデータが格納されるメモリエリアである。
【0029】
合成印刷データメモリ41cは、印刷データメモリ41aに格納されるデータと、フォームデータメモリ41bに格納される帳票のフォームに関するデータと、複写牽制画像とを合成して得られる合成帳票データが格納されるメモリエリアである。
【0030】
記憶装置5は、プログラム、データ等が予め記憶されており、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリなど、CPU2による読み取り・書き込み可能な記憶媒体を備えて構成される。この記憶媒体は、CD−ROM、メモリカード等の可搬型の媒体やハードディスク等の固定的な媒体を含む。また、この記憶媒体に格納するプログラムやデータ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアントからWAN(Wide Area Network )、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して伝送制御部9から受信する構成にしても良く、更に、記憶媒体5は、ネットワーク上に構築されたサーバやクライアントの記憶媒体であっても良い。
【0031】
また、この記憶媒体に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝送媒体を介して伝送制御部9から受信して記憶する構成にしても良く、さらに、記憶媒体5はネットワーク上に構築されたサーバの記憶媒体であっても良い。さらに、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインストールするように構成しても良い。
【0032】
図5は、記憶装置5内のファイル構成を模式的に示す図である。同図に示すように、記憶装置5内には、業務アプリケーションファイル5a、プログラムファイル4b、帳票フォームデータファイル5c、印刷データファイル5d、文字繰返し基準領域メモリ5e、文書管理ファイル5f等の各ファイルが記憶されている。なお、印刷データファイル5dは、請求項記載の記憶手段の機能を有する。
【0033】
業務アプリケーションファイル5aは、CPU2により実行される各種アプリケーションプログラムのファイルであり、例えば、見積書や納品書の作成等の各種業務処理を行うためのアプリケーションプログラムを含む。
また、プログラムファイル5bは、CPU2によって帳票出力装置1の各部を制御するためのシステムプログラム等のファイルである。
【0034】
帳票フォームデータファイル5cは、帳票出力装置1によって作成される帳票のフォームを示す帳票フォームデータを含む。帳票フォームデータとしては、例えば、見積書、納品書、請求書等の各帳票について、罫線や客先名、商品名、金額等の各種情報の印字位置を定めるデータが含まれる。
【0035】
また、印刷データファイル5dは、上記業務処理により作成される印刷データ、例えば取引先名や商品名、金額等のデータを含むファイルである。
【0036】
文字繰返し基準領域メモリ5eは、複写牽制画像中における文字列の配置状態を示すデータを格納し、具体的には、複写牽制画像における文字列の行位置、列位置、行間隔、列間隔、縦歪み、横歪みの各データを格納する。
ここで、文字繰返し基準領域メモリ5eに格納されるデータについて図6を参照して説明する。
【0037】
図6は、複写牽制画像中における文字列の配置状態の例を示す図である。
図6に示す複写牽制画像100においては、左上隅を基準位置(0,0)とするx−y座標軸が設定される。
【0038】
図中、符号P1,P2,P3,P4で示す仮想枠は、複写牽制画像100中に文字を配置する基本的な位置を示すものであり、各仮想枠内に、残存画像としての文字列が配置される。
帳票出力装置1においては、仮想枠P1,P2,P3,P4の4個の仮想枠を一つの単位として複写牽制画像100に文字列が配置される。例えば、図6に示す複写牽制画像100より大きい領域に複写牽制画像を描画する場合、CPU2は、仮想枠P1,P2,P3,P4の4個の仮想枠を領域全体に繰り返し配置することによって、領域全体に残存画像を配置する。
【0039】
仮想枠P1,P2,P3,P4のサイズは、後述する印刷処理(図7)で入力される文字のサイズや字数に応じて決定される。また、文字列の角度が入力された場合には、該角度に応じて仮想枠P1,P2,P3,P4が傾けられる。
【0040】
そして、文字繰返し基準領域メモリ5eに格納される「列位置」は、図6中で左上隅に位置する仮想枠P1のx軸方向の座標位置を示し、「行位置」は、y軸方向の座標位置を示す。また、「列間隔」は、隣り合う仮想枠のx軸方向の間隔を示し、「行間隔」は、隣り合う仮想枠のy軸方向の間隔を示す。
従って、文字繰返し基準領域メモリ5eに格納される「行位置」および「列位置」の値によって複写牽制画像100における仮想枠P1の位置が決定され、「行間隔」および「列間隔」の値によって仮想枠P2,P3,P4の各仮想枠の位置が決定される。
【0041】
また、図6中に一点鎖線によって示す長方形は、仮想枠P1,P2,P3,P4の初期位置を示しており、この初期位置から各仮想枠P1,P2,P3,P4を移動させることも可能である。
ここで、いずれかの仮想枠が移動した場合には、4個の仮想枠P1,P2,P3,P4を頂点とする四角形が常に平行四辺形となるよう、他の各仮想枠が連動して移動される。
【0042】
具体的には、複写牽制画像100において、仮想枠P2が移動した場合には連動して仮想枠P4も移動し、仮想枠P3が移動した場合には連動して仮想枠P4も移動し、仮想枠P4が移動した場合には、連動して仮想枠P2,P3も移動する。
例えば、図6に示す複写牽制画像100において、仮想枠P4を符号P4´で示す位置まで移動した場合、これに連動して、仮想枠P2が符号P2´で示す位置へ移動され、仮想枠P3が符号P3´で示す位置へ移動される。
【0043】
なお、仮想枠P1は、他の仮想枠が移動した場合に連動して移動されることはない。また、仮想枠P1が移動した場合は、全ての仮想枠P1,P2,P3,P4が、仮想枠P1の移動に伴って平行移動する。
【0044】
そして、複写牽制画像100における仮想枠が移動した場合には、各仮想枠の初期位置からのずれが「横歪み」および「縦歪み」として文字繰返し基準領域メモリ5eに格納される。ここで、「横歪み」はx軸方向のずれを示し、「縦歪み」はy軸方向のずれを示す。
また、仮想枠P1が移動した場合、文字繰返し基準領域メモリ5eに格納された「行位置」および「列位置」が移動後の値に更新される。
【0045】
このように、帳票出力装置1においては、文字繰返し基準領域メモリ5eに格納される「行位置」、「列位置」、「行間隔」、「列間隔」、「縦歪み」および「横歪み」の各データによって、複写牽制画像中における文字列の配置が決定される。
【0046】
印刷装置6は、レーザプリンタ、インクジェット式プリンタ、昇華型プリンタ等の印刷方式を採用したカラープリンタであって、例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)、K(黒)、R(赤)、G(緑)、B(青)等の原色の微細なドットを印刷することによって上記原色および中間色を印刷するものであり、CPU2の制御に従って、各種帳票を印刷出力する。
【0047】
表示部7は、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(液晶表示装置)等の表示画面を備え、CPU2から入力される表示信号に従って各種画像を表示する。
【0048】
入力部8は、文字キー、数字キーや各種機能キーを備えたキー入力装置や、マウス等のポインティングデバイス等を備え、操作に応じて操作信号を生成し、CPU2へ出力する。
【0049】
伝送制御部9は、通信ネットワーク(図示略)を解して、外部機器との通信を行うためのネットワークカード、モデム、TA(Terminal Adapter)、ルータ等によって構成される。
【0050】
次に、本第1の実施の形態の動作を説明する。
図7は、本第1の実施の形態において作成される複写牽制画像の構成を拡大して例示する図であり、(a)は消失画像の例を示し、(b)は残存画像の例を示し、(c)は消失画像の別の例を示し、(d)は残存画像の別の例を示す。
【0051】
本第1の実施の形態において作成される複写牽制画像は、複写機によって原稿を読み取る際に検出可能な最小のドットサイズを基準として、上記基準のドットサイズより大きいドットと上記基準のドットサイズよりも小さなドットとにより構成される。
【0052】
図7(a)に示すように、本第1の実施の形態における消失画像は、サイズの異なる2種類のドットにより構成される。図中に示す大ドット101は、上記基準のドットサイズより大きなドットであり、小ドット102は上記基準のドットサイズよりも小さなドットである。
【0053】
このため、図7(a)に示す消失画像を複写機によって複写すると、小ドット102は複写できないため、大ドット101のみが複写される。大ドット101と小ドット102とが異なる色であった場合、原本上では消失画像は大ドット101の色と小ドット102の色の中間色に見えるが、原本をカラー複写機で複写して得られる複製物上では、消失画像の色は大ドット101の色となる。つまり、図7(a)に示す消失画像は、カラー複写機で複写することで変色する。
【0054】
一方、図7(b)に示すように、残存画像は大ドット101のみにより構成される。大ドット101は複写機により複写可能であるから、残存画像については、カラー複写機で複写しても原本と複写物との間に差異は生じない。
【0055】
そして、図7(a)に示す大ドット101の色と、図7(b)に示す大ドット101の色を同色とし、小ドット102の色を、大ドット101とは異なる色にした場合、原本の状態では消失画像と残存画像は異なる色に見えるが、カラー複写機で複写すると、消失画像が変色して残存画像と同色になる。このため、原本上で消失画像と残存画像とを見分けることは容易であるが、複製物上では消失画像と残存画像とを見分けることは困難である。
【0056】
図8は、図7(a)〜(d)に示す消失画像と残存画像とを用いた複写牽制画像の一例を示す図である。
図8に示す複写牽制画像は、所定の用紙に、残存画像として一様な柄を含む背景が印刷され、消失画像として「原本」という文字列が印刷された画像である。「原本」の文字列(消失画像)は背景(残存画像)とは異なる色で印刷されており、原本の状態では容易に視認できる。この図8に示す複写牽制画像をカラー複写機によって複写すると、「原本」という文字列が変色して背景と同色になるので、「原本」という文字列が消失したかのように見える。従って、原本と複製物を容易に見分けることができ、複写を牽制する効果が期待できる。
【0057】
なお、図7(a)および(b)に示す消失画像と残存画像とは、サイズの異なる大ドット101と小ドット102を用いるほか、同じサイズのドットのみにより構成することも可能である。
例えば、図7(c)に示すように、大ドット101に代えて、小ドット102と同サイズの複数のドットを近接して配置した大ドット103を用いれば、消失画像と残存画像全体を同サイズのドットで構成できる。この場合、印刷装置6によって複数サイズのドットを打ち分ける必要が無くなるので、帳票出力装置1を容易に実現できる。
【0058】
さらに、図7(c)および(d)に示すように、小ドット102と同サイズの複数のドットによって大ドット103を構成した場合、大ドット103の色を中間色とすることができる。
すなわち、一般的なカラープリンタでは、原色のインクやトナーにより多数のドットを印刷し、各色のドットのサイズや密度の比を調整することによって中間色を印刷するので、1個の大ドット101を印刷する色としては原色を用いることになる。しかしながら、図7(c)および(d)に示す大ドット103を印刷する場合、大ドット103を構成する複数のドットの印刷色を各々指定すれば、複数の原色で大ドット103を印刷できる。この場合、大ドット103の色は、印刷に使用された原色の中間色となるので、残存画像においても中間色を用いることができる。
【0059】
また、図7(a)複写牽制画像が印刷された帳票(印刷物)をモノクロ複写機によって複写した場合、大ドット101は、もとの色の明度に応じたグレー色で複製物に印刷されるが、小ドット102は、モノクロ複写機によっても複写できない。従って、帳票出力装置1により複写牽制画像が印刷された帳票(印刷物)をモノクロ複写機によって複写した場合、消失画像は、もとの色とは異なる明度のグレーで印刷される。さらに、モノクロ複写機で複写すると、消失画像と残存画像は、いずれも同じ明度のグレーで印刷されるので、複写を牽制する効果が期待できる。
【0060】
また、図7(a)〜(d)に示す各画像において、大ドット101,103および小ドット102の色は各々任意に決定することも可能であるが、小ドット102は複写時に完全に消失することが望ましいので、小ドット102には、大ドット101,103よりも複写されにくい色を用いることが好ましい。
【0061】
複写牽制画像に用いる各色が複写機によって複写される際に消失しやすいか否かについては、明度をもとに判断することができる。帳票出力装置1においては、印刷装置6による印刷色をRGBデジタルデータとして処理するので、各色の明度は、各色のデータ表現形式をRGBからYIQに変換して、Y値をもとに判断することができる。
ここで、RGBデジタルデータをYIQデジタルデータに変換するための演算式の一例を下記式(1)として示す。
【0062】
【数1】
Y=0.30R+0.59G+0.11B
I=0.60R−0.28G−0.32B ……(1)
Q=0.21R−0.52G+0.31B
【0063】
一般的なカラープリンタで最小のドットを印刷する際に利用されるR(赤)、G(緑)、B(青)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)、K(黒)の7色と、白無地用紙に無色(色なし)で印刷する場合の白を加えた8色について、明度をグラフ化したものを図9に示す。
【0064】
図9中に示すグラフにおいて、縦軸は明度を示し、横軸上に各色を配置している。図9に示すように、上記の8色を明度が高い色から順に並べると、白、黄、シアン、緑、マゼンタ、赤、青、黒の順となる。
【0065】
図7に示す小ドット102は、カラー複写機で複写する際に複写されない色にすることが好ましいので、大ドット101,103および小ドット102の配色は、図9に示す明度の順位に基づいて決定すれば良い。本第1の実施の形態では、残存画像と消失画像のドット構成は柄画像テーブル32(図3)に設定された残存柄画像と消失柄画像により決定されるので、残存柄画像と消失柄画像におけるドットの配色を、図9に示す明度の順位に基づくものとすれば、好ましい複写牽制画像を生成することができる。
【0066】
図10は、CPU2によって実行される印刷処理を示すフローチャートである。また、図12は、図10に示す印刷処理の実行中に表示部7に表示される複写牽制画像編集画面71の一例を示す図である。
【0067】
図12に示す複写牽制画像編集画面71には、複写牽制画像の生成条件を入力するための文字入力部712、フォント選択部713、文字サイズ選択部714、文字角度入力部715、および柄選択部716が配置される。
【0068】
文字入力部712では、複写牽制画像として用いる文字の直接入力、若しくは、文字入力部712中のポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される候補からの選択入力が可能である。なお、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される候補は、図2の文字属性テーブル31においてポップアップフラグが「1」に設定された文字である。
【0069】
フォント選択部713では、複写牽制画像として用いる文字の文字フォントを、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される候補から選択入力することができる。
【0070】
文字サイズ選択部714では、複写牽制画像として用いる文字の文字サイズを、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される候補から選択入力することができる。また、文字角度入力部715では、複写牽制画像における文字の角度を入力できる。
【0071】
さらに、柄選択部716では、複写牽制画像として用いる柄を、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される柄の候補から選択入力することができる。なお、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される柄の候補は、柄画像テーブル32に格納された柄種類に従う。
【0072】
また、複写牽制画像編集画面71には、文字入力部712、フォント選択部713、文字サイズ選択部714、文字角度入力部715および柄選択部716における入力内容の確定を指示する確定指示ボタン717が配置されている。
【0073】
また、複写牽制画像編集画面71にはプレビュー部711が配置される。プレビュー部711には、確定指示ボタン717の操作により確定された入力内容に応じてCPU2によって生成された複写牽制画像が概略表示される。プレビュー部711に表示される複写牽制画像中には、複数の複写牽制文字718が所定位置に配置されている。
さらに、入力部8が有するポインティングデバイスの操作等によって、プレビュー部711に表示された複写牽制文字718を移動させることにより、複写牽制画像における複写牽制文字718の配置状態を編集することが可能である。
【0074】
CPU2は、図10に示す印刷処理を開始すると、まず、複写牽制画像編集画面71を表示部7の画面上に表示させる(ステップS11)。
次いで、CPU2は、複写牽制画像編集画面71の文字入力部712、フォント選択部713、文字サイズ選択部714、文字角度入力部715および柄選択部716の各部において入力が行われ、確定指示ボタン717の操作により入力内容が確定されると、文字入力部712における文字入力を受け付けてRAM4内のワークエリアに一時的に格納し(ステップS12)、同様に、フォント選択部713における文字フォントの選択入力(ステップS13)、文字サイズ選択部714における文字サイズの入力(ステップS14)、文字角度入力部715における文字列の角度の入力(ステップS15)、柄選択部716における入力(ステップS16)をそれぞれ受け付けて、RAM4内のワークエリアに格納する。
【0075】
また、CPU2は、ROM3に格納された柄画像テーブル32から、柄選択部716の入力内容に該当する残存柄画像および消失柄画像を読み出して、プレビュー部711の全体に残存柄画像を展開配置する。さらに、ステップS12〜S14で受け付けた入力内容で指定される文字列を、消失柄画像と同色で構成して複写牽制文字718を生成し、記憶装置5内の文字繰返し基準領域メモリ5eに格納されたデータおよびステップS15で受け付けた入力内容に基づいて複写牽制文字718を配置することによって、プレビュー用の複写牽制画像を生成し、プレビュー部711に表示する(ステップS17)。
【0076】
ここで、CPU2は、入力部8が有するポインティングデバイスの操作によって、プレビュー部711における複写牽制文字718の移動が指示されると、指示内容を取得して文字繰返し基準領域メモリ5eに格納されたデータを更新し、プレビュー部711における表示を更新する(ステップS18)。
【0077】
さらに、CPU2は、入力部8が有するポインティングデバイスの操作によって、プレビュー部711における複写牽制文字718の角度の変更が指示されると、当該指示を受け付けて(ステップS19)、指示に従って文字繰返し基準領域メモリ5eに格納されたデータを更新し、プレビュー部711における表示を更新する(ステップS20)。
【0078】
そして、CPU2は、複写牽制画像生成処理を実行して印刷装置6により印刷するための複写牽制画像を生成し(ステップS21)、RAM4のワークエリアに一時的に記憶する(ステップS22)。なお、ステップS21の複写牽制画像生成処理については後述する。
【0079】
さらに、CPU2は、印刷装置6により印刷すべき帳票に係る帳票フォームデータと印刷データを、各々帳票フォームデータファイル5c、印刷データファイル5dから読み出して合成することにより、帳票印刷用データを生成する(ステップS23)。そして、CPU2は、ステップS23で生成した帳票印刷用データと、ステップS22で生成した複写牽制画像とを合成して合成帳票データを生成し(ステップS24)、生成した合成帳票データに基づいて、印刷装置6によって帳票の印刷を実行させる(ステップS25)。
【0080】
図11は、図10のステップS21に示す複写牽制画像生成処理を詳細に示すフローチャートである。
【0081】
複写牽制画像生成処理において、CPU2は、ステップS16(図10)で受け付けた入力内容に基づいて柄画像テーブル32から読み出した残存柄画像を印刷領域全体に展開配置して、残存画像用のドットを描画する(ステップS31)。ここで、柄画像テーブル32に格納された残存柄画像は印刷領域に展開するための最小構成単位であるから、CPU2は、ステップS31において、残存柄画像を印刷領域全体に並べて配置する。
なお、印刷領域とは、帳票上で複写牽制画像を印刷すべき領域に合わせて設定された画像展開用の領域である。
【0082】
次に、CPU2は、ステップS12〜S14(図10)で受け付けた入力内容により指定される文字列を、文字繰返し基準領域メモリ5eに格納されたデータおよびステップS15(図10)で受け付けた入力内容に基づいて印刷領域全体に配置し、さらに、ステップS31で描画されたドットとのXOR(排他的論理和)をとって、残存画像を描画する(ステップS32)。すなわち、CPU2は、印刷領域全体に残存画像用のドットを描画し、文字列と重なる位置においてはドットを消去する。これにより、文字列に重なる部分が型抜きされた残存画像が得られる。
【0083】
そして、CPU2は、ステップS32で得られた残存画像をRAM4内のワークエリアに一時的に記憶し、印刷領域をクリアする(ステップS33)。
【0084】
続いて、CPU2は、ステップS16(図10)で受け付けた入力内容に基づいて柄画像テーブル32から読み出した消失柄画像を印刷領域全体に展開配置して、消失画像用のドットを描画する(ステップS34)。ここで、柄画像テーブル32に格納された消失柄画像は、印刷領域に展開するための最小構成単位であるから、CPU2は、ステップS34において、消失柄画像を印刷領域全体に並べて配置する。
【0085】
次に、CPU2は、ステップS12〜S14(図10)で受け付けた入力内容により指定される文字列を、文字繰返し基準領域メモリ5eに格納されたデータおよびステップS15(図10)で受け付けた入力内容に基づいて印刷領域全体に配置し、さらに、ステップS34で描画された印刷領域に対して重ね合わせて、描画されたドットと文字列とのAND(論理積)をとってドットを消去し、消失画像を生成する(ステップS35)。すなわち、CPU2は、文字列の像と重なる位置に描画されたドットのみを残して、他のドットを消去する。
これにより、文字列と同じ形に切り取られた消失画像が得られる。
【0086】
そして、CPU2は、ステップS35で得られた残存画像をRAM4内のワークエリアに一時的に記憶する(ステップS36)。
【0087】
その後、CPU2は、RAM4のワークエリアに格納された残存画像と消失画像とを重ねあわせ、残存画像と消失画像とのOR(論理和)をとることによって複写牽制画像を生成する(ステップS37)。これにより、背景となる残存画像と文字列の消失画像とを含む複写牽制画像が作成される。
【0088】
続いて、図10に示す印刷処理によって印刷出力される帳票として、見積書を例に挙げて説明する。
図13は、帳票出力装置1によって見積書を作成する場合に、記憶装置5内の帳票フォームデータファイル5cに格納される帳票フォームデータの例を示す図である。図13に示す帳票フォームデータには、帳票の罫線位置や日付の印刷位置等、見積書の形式に関するデータが含まれている。
【0089】
図14には、記憶装置5の印刷データファイル5dに含まれる印刷データを示す。図14に示す印刷データには、商品名や価格等、業務アプリケーションにより生成され、帳票に印刷されるべきデータが含まれている。
【0090】
図13に示す帳票フォームデータと、図14に示す印刷データとを合成することにより、図15に示す帳票印刷用データが得られる。この帳票印刷用データをそのまま印刷すれば一般的な見積書が作成できる。
【0091】
図16には、見積書作成時に生成される複写牽制画像の例を示す。図16に示す複写牽制画像は、印刷領域104の全体に配された残存画像105と、「原本」という文字列の消失画像106とによって構成される。
【0092】
そして、図15に示す帳票印刷用データと、図16に示す複写牽制画像とを合成すると、図17に示すような合成帳票データが得られる。
図17に示す合成帳票データでは、見積書において、商品名や価格等が記載される領域にのみ複写牽制画像が配されている。このため、図17に示す合成帳票データによれば、商品名や価格等のデータが記載された部分について、複写を牽制することができる。
【0093】
図17に示す合成帳票データを印刷装置6によって印刷した帳票を、複写機によって複写すると、図18に示すように、消失画像として印刷されていた「原本」の文字列が消失する。従って、複写機による複写では、帳票出力装置1により作成された帳票の原本とは全く異なる複写しか得られないため、不正な複写を牽制できる。
【0094】
以上のように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、複写牽制画像を作成する際に、複写機により複写可能なサイズの大ドットと、複写機によって複写が困難なサイズの小ドットとを用い、大ドットの色と小ドットの色を異なる色とすることで、複写機による複写の際に変色する消失画像と、複写しても色が変わらない残存画像とによってなる複写牽制画像を作成し、印刷装置6によって印刷するので、作成された複写牽制画像は、複写機による複写によって小ドットのみが消失する画像となる。このため、帳票出力装置1によって作成された帳票をカラー複写機によって複写すると、小ドットが消失することによって消失画像で構成された部分が変色し、従来には無い視覚的効果を生み出すことで、複写を強く牽制することができる。
【0095】
また、モノクロ複写機によって複写した場合であっても、小ドットが消失することによって消失画像で構成された部分の明度が変化するので、帳票出力装置1で作成された原本の帳票(印刷物)を複写機により複写すると、複製物は原本とは全く異なるものとなり、複写を強く牽制する効果が期待できる。
【0096】
特に、消失画像に含まれる大ドットと残存画像に含まれる大ドットとを同色にすれば、複写機による複写後は、消失画像と残存画像は全く同じ状態となって、視覚的に識別できなくなる。従って、帳票出力装置1によれば、原本の帳票(印刷物)では明瞭に視認できた消失画像が複写後に消失するような複写牽制画像を作成でき、より強く複写を牽制する効果が期待できる。
【0097】
また、作成された複写牽制画像において、消失画像の色は大ドットの色と小ドットの色との中間色として見える。すなわち、帳票出力装置1によれば、原色に加えて中間色を利用した複写牽制画像を作成できるので、複写牽制画像のデザインの自由度を高めることができる。
【0098】
さらに、消失画像および残存画像のドット構成として、図7(c)および(d)に示すように、複数の小さなドットによってなる大ドットを用いれば、大ドットの印刷に複数の原色を用いることができる。これにより、残存画像においても中間色を用いることができるので、複写牽制画像のデザインの自由度を、より一層高めることができる。
【0099】
なお、上記第1の実施の形態においては、消失画像として文字列を用いるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種の柄や図形を用いるようにしても良い。また、残存画像の柄についても制限はなく、各種の曲線や直線、図形、文字等を組み合わせた種々の意匠を用いることが可能である。
【0100】
さらに、残存画像の配置状態を編集する手法として、図6に示す4個の仮想枠P1,P2,P3,P4を基準とする手法を示したが、本発明はこれに限定されず、その他、帳票出力装置1の各部の具体的な構成等の細部構成については、適宜変更可能であることは勿論である。
【0101】
また、上記第1の実施の形態においては、残存画像と消失画像とに各々含まれる大ドットを同じサイズとし、複写後に消失画像と残存画像が同一の状態になる例について説明したが、本発明はこれに限定されず、消失画像と残存画像のドットの構成を変えることによって、複写後に消失画像と残存画像が異なる状態になるようにしても良い。
【0102】
例えば、消失画像における大ドットを無色とすれば、消失画像は残存画像のドットよりも小さいドットのみにより構成されることとなり、複写後は、残存画像が消失画像よりも際だって濃く印刷される。さらに、原本の帳票(印刷物)上において、消失画像の色と残存画像の色とが同色に見えるように各ドットの配色を調整すれば、原本の帳票では視認できない文字や図形が複写後に浮かび上がるようにすることも可能である。また、例えば、残存画像を無色とすれば、複写によって全体的に変色する複写牽制画像を作成することができる。
【0103】
さらに、上記第1の実施の形態においては、柄画像テーブル32に格納された残存柄画像と消失柄画像は、すでに柄とドットの配色とが決定されたものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ユーザの操作によって指定された配色と柄とをその都度組み合わせて残存柄画像と消失柄画像を生成することも可能である。以下、この例について第2の実施の形態として説明する。
【0104】
[第2の実施の形態]
図19は、本発明を適用した第2の実施の形態においてROM3に格納される柄テーブル33の構成を模式的に示す図である。また、図20は、ROM3に格納される配色テーブル34の構成を模式的に示す図である。
本第2の実施の形態においては、上記第1の実施の形態における柄画像テーブル32(図3)に代えて、柄テーブル33および配色テーブル34をROM3に格納する構成とし、その他の各部の構成については、上記第1の実施の形態と同一の構成によってなるので、同符号を付して説明を省略する。
【0105】
図19に示す柄テーブル33には、柄種類と柄データとが対応づけて格納される。柄データは、白黒二値で表現された所定サイズの画像データであって、各種の柄が配されている。また、柄種類は、各柄データに含まれる柄の名称を示す。
【0106】
また、図20に示す配色テーブル34には、残存柄画像に用いるドットの配色を定める残存柄画像色と、消失柄画像に用いるドットの配色を定める消失柄画像色との各項目についてデータが設定され、残存柄画像色と消失柄画像色には配色の番号が付されている。
例えば、配色の番号「1」が付された残存柄画像色には、残存柄画像をマゼンタ色の大ドットで構成することを示すデータが設定され、消失柄画像色には、消失柄画像をマゼンタ色の大ドットとシアン色の小ドットで構成することを示すデータが設定されている。
【0107】
図21は、本発明を適用した第2の実施の形態における帳票出力装置1により実行される印刷処理を示すフローチャートである。また、図24は、図21に示す処理の実行中に表示部7に表示される複写牽制画像編集画面72の一例を示す図である。
【0108】
図24に示す複写牽制画像編集画面72には、上記第1の実施の形態における複写牽制画像編集画面71(図12)と同様に、文字入力部712、フォント選択部713、文字サイズ選択部714、文字角度入力部715、柄選択部716および確定指示ボタン717が配置される。
【0109】
さらに、複写牽制画像編集画面72には、複写牽制画像の色を選択入力するための色選択部721が配置されている。色選択部721においては、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される色の候補の中から、任意の色を選択入力することができる。なお、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される色の候補は、配色テーブル34の内容に従う。
【0110】
CPU2は、図21に示す印刷処理を開始すると、まず、複写牽制画像編集画面72を表示部7の画面上に表示させる(ステップS41)。
次いで、CPU2は、複写牽制画像編集画面71の文字入力部712、フォント選択部713、文字サイズ選択部714、文字角度入力部715および柄選択部716の各部において入力が行われ、確定指示ボタン717の操作により入力内容が確定されると、文字入力部712における文字入力を受け付けてRAM4内のワークエリアに一時的に格納し(ステップS42)、同様に、フォント選択部713における文字フォントの選択入力(ステップS43)、文字サイズ選択部714における文字サイズの入力(ステップS44)、文字角度入力部715における文字列の角度の入力(ステップS45)、柄選択部716における入力(ステップS46)、色選択部721における入力(ステップS47)をそれぞれ受け付けて、RAM4内のワークエリアに格納する。
【0111】
ここで、CPU2は、ROM3に格納された柄テーブル33から、柄選択部716の入力内容に該当する柄データを読み出すとともに、ROM3に格納された配色テーブル34から、色選択部721の入力内容に該当する残存柄画像色および消失柄画像色のデータを読み出して、残存柄画像と消失柄画像を生成する柄画像生成処理を実行する(ステップS48)。この柄画像生成処理については後述する。
【0112】
そして、ステップS48で生成された残存柄画像をプレビュー部711の全体に展開配置し、さらに、ステップS12〜S14で受け付けた入力内容で指定される文字列を、ステップS48で生成された消失柄画像と同色で構成して複写牽制文字718を生成し、記憶装置5内の文字繰返し基準領域メモリ5eに格納されたデータおよびステップS15で受け付けた入力内容に基づいて複写牽制文字718を配置することによって、プレビュー用の複写牽制画像を生成し、プレビュー部711に表示する(ステップS49)。
【0113】
ここで、CPU2は、入力部8が有するポインティングデバイスの操作によって、プレビュー部711における複写牽制文字718の移動が指示されると、指示内容を取得して文字繰返し基準領域メモリ5eに格納されたデータを更新し、プレビュー部711における表示を更新する(ステップS50)。
【0114】
さらに、CPU2は、入力部8が有するポインティングデバイスの操作によって、プレビュー部711における複写牽制文字718の角度の変更が指示されると、当該指示を受け付けて(ステップS51)、指示に従って文字繰返し基準領域メモリ5eに格納されたデータを更新し、プレビュー部711における表示を更新する(ステップS52)。
【0115】
そして、CPU2は、複写牽制画像生成処理を実行して印刷装置6により印刷するための複写牽制画像を生成し(ステップS53)、RAM4のワークエリアに一時的に記憶する(ステップS54)。なお、ステップS53の複写牽制画像生成処理は、上記第1の実施の形態における複写牽制画像生成処理(図11)と同様の処理であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0116】
さらに、CPU2は、印刷装置6により印刷すべき帳票に係る帳票フォームデータと印刷データを、各々帳票フォームデータファイル5c、印刷データファイル5dから読み出して合成することにより、帳票印刷用データを生成する(ステップS55)。そして、CPU2は、ステップS23で生成した帳票印刷用データと、ステップS22で生成した複写牽制画像とを合成して合成帳票データを生成し(ステップS56)、生成した合成帳票データに基づいて、印刷装置6によって帳票の印刷を実行させる(ステップS57)。
【0117】
図22は、図21のステップS48に示す柄画像生成処理を詳細に示すフローチャートである。
CPU2は、まず、ROM3に格納された柄テーブル33から、柄選択部716の入力内容に該当する柄データを取得する(ステップS61)。
【0118】
続いて、CPU2は、ROM3に格納された配色テーブル34から、色選択部721の入力内容に該当する残存柄画像色のデータを取得し、取得したデータに従って残存用ドットデータを生成する(ステップS62)。
ここで、残存用ドットデータとは、残存柄画像色のデータに従ってドットが配置された、柄データと同サイズの画像データである。
【0119】
ここで、CPU2は、ステップS61で取得した柄データとステップS62で生成した残存用ドットデータとのAND演算を行って、残存柄画像を生成し(ステップS63)、生成した残存柄画像をRAM4のワークエリアに記憶する(ステップS64)。
【0120】
ステップS62〜S63の処理によれば、例えば、柄データが「桜柄」、残存柄画像色が「大:マゼンタ」であった場合、マゼンタ色の大ドットが全体に配置された残存用ドットデータが生成され、柄データとAND演算されることにより、マゼンタ色の大ドットで構成される「桜柄」の残存柄画像が生成される。
【0121】
次いで、CPU2は、ROM3に格納された配色テーブル34から、色選択部721の入力内容に該当する消失柄画像色のデータを取得し、取得したデータに従って消失用ドットデータを生成する(ステップS65)。ここで、消失用ドットデータとは、消失柄画像色のデータに従ってドットが配置された、柄データと同サイズの画像データである。
【0122】
そして、CPU2は、ステップS63における処理と同様に、ステップS61で取得した柄データとステップS65で生成した消失用ドットデータとのAND演算を行って消失柄画像を生成し(ステップS66)、生成した消失柄画像をRAM4のワークエリアに記憶する(ステップS67)。
【0123】
図23は、図22に示す処理によって残存柄画像と消失柄画像を生成する様子を説明する図であり、(a)は残存柄画像を生成する様子を示し、(b)は消失柄画像を生成する様子を示す。
【0124】
図23(a)に示すように、配色テーブル34の残存柄画像色のデータに従って生成された残存用ドットデータ111は、大ドットのみが全面に配置されて構成され、大ドットの色は残存柄画像色のデータにより定められる色である。
一方、柄データ110は白黒二値の画像データであり、黒色の部分は桜の花の形状となっている。
【0125】
そして、柄データ110と残存用ドットデータ111とをAND演算することにより、残存柄画像112が生成される。残存柄画像112において、柄データ110において黒色であった部分はドットが無いので無色となり、柄データ110において白色であった部分には、残存用ドットデータ111と同様の大ドットが配される。
【0126】
また、図23(b)に示すように、配色テーブル34の消失柄画像色のデータに従って生成された消失用ドットデータ113は、大ドットと小ドットが全面に配置されて構成され、大ドットおよび小ドットの色は消失柄画像色のデータにより定められる色である。
【0127】
この消失用ドットデータ113と柄データ110とをAND演算することにより、消失柄画像114が生成される。消失柄画像114において、柄データ110において黒色であった部分はドットが無いので無色となり、柄データ110において白色であった部分には、消失用ドットデータ113と同様の大ドットおよび小ドットが配される。
【0128】
このように、ユーザが複写牽制画像編集画面72において選択入力した色で、残存柄画像と消失柄画像とを生成し、これら残存柄画像と消失柄画像とを用いた複写牽制画像を作成することができる。
【0129】
以上のように、本発明を適用した第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態における効果に加えて、複写牽制画像を構成する残存柄画像と消失柄画像について、柄と色とをユーザが望むとおりに組み合わせることができるので、複写牽制画像のデザインの自由度をよりいっそう高めることができる。
【0130】
なお、上記第2の実施の形態において、残存用ドットデータと消失用ドットデータとを生成する際の大ドットと小ドットのサイズは、予め定められたサイズとしても良いし、或いは、複写牽制画像の用途に応じて適宜決定されるものとしても良い。すなわち、原本の帳票(印刷物)で視認できる文字や図形が複写後に消失するような複写牽制画像を作成する場合、残存用ドットデータと消失用ドットデータの大ドットのサイズは共通のサイズとすれば良いが、ドットサイズを変更することで、原本で視認できない文字や図形が複写後に出現するような複写牽制画像を作成することも可能となる。
【0131】
また、上記第1および第2の実施の形態においては、原本の帳票(印刷物)で視認できる文字や図形が複写後に全て消失する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、文字や図形の一部が複写後に消失するような複写牽制画像を作成することも勿論可能である。以下、この例について第3の実施の形態として説明する。
【0132】
[第3の実施の形態]
図25は、本発明を適用した第3の実施の形態においてROM3内に格納される図形テーブル35の構成を模式的に示す図である。
本第3の実施の形態においては、上記第1の実施の形態における柄画像テーブル32(図3)に代えて、図形テーブル35をROM3に格納する構成とし、その他の各部の構成については、上記第1の実施の形態と同一の構成によってなるので、同符号を付して説明を省略する。
【0133】
図25に示すように、図形テーブル35には、各種の図形データが格納され、各図形データにはその名称として図形種類が設定されている。
本第3の実施の形態における帳票出力装置1は、複写牽制画像として、各種の図形で構成される複写牽制図形を作成し、印刷するものである。
【0134】
図形データは、四角形、三角形、円、或いは樹木の意匠等を象った形状の図形データである。これら図形データは、上記第1および第2の実施の形態における残存柄画像や消失柄画像と同様に、大ドットのみ、または大ドットと小ドットとにより構成されている。
【0135】
図26は、本発明を適用した第3の実施の形態における帳票出力装置1により実行される印刷処理を示すフローチャートである。また、図27は、図26に示す印刷処理の実行中に表示部7に表示される複写牽制図形編集画面73の一例を示す図である。
【0136】
図27に示す複写牽制図形編集画面73には、複写牽制図形に用いる図形を入力するための図形選択部733、図形選択部733で選択した図形のサイズを入力するための図形サイズ入力部734、図形選択部733で選択した図形の印刷色を入力するための色選択部732が配置されている。
【0137】
色選択部732としては、図27に示すように、利用可能な色が一覧表示されたカラーパレットが配置されており、入力部8が有するポインティングデバイスの操作によって任意の色を指定できる。また、図形選択部733においては、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される図形の候補から任意の図形を選択入力することができる。なお、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される図形の候補は、図形テーブル35に格納された図形種類に従う。
【0138】
また、複写牽制図形編集画面73には、色選択部732、図形選択部733、および図形サイズ入力部734における入力内容を確定するための確定指示ボタン735が配置される。
【0139】
さらに、複写牽制図形編集画面73にはプレビュー部731が配置される。プレビュー部731には、確定指示ボタン735の操作により確定された入力内容に従って作成された複写牽制図形が概略表示される。
【0140】
CPU2は、図26に示す印刷処理を開始すると、まず、複写牽制画像編集画面73を表示部7の画面上に表示させる(ステップS71)。
次いで、CPU2は、複写牽制画像編集画面73の色選択部732、図形選択部733、および図形サイズ入力部734の各部において入力が行われ、確定指示ボタン735の操作により入力内容が確定されると、色選択部732における文字入力を受け付けてRAM4内のワークエリアに一時的に格納し(ステップS72)、同様に、図形選択部733における図形の選択入力(ステップS73)、図形サイズ入力部734における図形サイズの入力(ステップS74)をそれぞれ受け付けて、RAM4内のワークエリアに格納する。
【0141】
ここで、CPU2は、ROM3に格納された図形テーブル35から、図形選択部733の入力内容に該当する図形データを読み出し、当該画像データの色を色選択部732の入力内容に該当する色に設定し、図形選択部733の入力内容にあわせて拡大または縮小して、所定位置に展開配置することによってプレビュー用の複写牽制図形を生成し、プレビュー部731に表示する(ステップS75)。
【0142】
ここで、CPU2は、入力部8が有するポインティングデバイスの操作によって、プレビュー部731における図形の移動が指示されると、指示内容を取得して複写牽制図形中における図形の配置位置を示す情報をRAM4のワークエリアに格納するとともに、プレビュー部731における表示を更新する(ステップS76)。
【0143】
そして、CPU2は、複写牽制図形生成処理を実行し、ROM3に格納された図形テーブル35から、図形選択部733の入力内容に該当する図形データを読み出し、当該画像データの色を色選択部732の入力内容に該当する色に設定し、図形選択部733の入力内容にあわせて拡大または縮小して、RAM4のワークエリアに格納された各図形の配置位置を示す情報に従って各図形データを配置することによって複写牽制図形を生成する(ステップS77)。その後、CPU2は、ステップS77で生成した複写牽制図形を印刷装置6によって用紙に印刷させる(ステップS78)。
【0144】
ここで、図28(a)および(b)に、本発明を適用した第3の実施の形態において帳票出力装置1により生成される複写牽制図形の例を示す。
図28(a)に示す複写牽制図形には、符号A,B,Cで示す3種類の図形が含まれている。このうち、図形Aおよび図形Cは、上記第1の実施の形態における消失画像と同様に、複写によって変色する図形であり、このうち図形Aは変色後に無色になる図形である。また、図形Bは、上記第1の実施の形態における残存画像と同様に、複写によって変色することのない図形である。また、図形Bは、原本の印刷物において図形Aと同色である。
【0145】
図28(a)に示す複写牽制図形を複写すると、図形Aが消失し、図形Bはそのまま変化せず、図形Cは変色するので、図形Aの消失に伴って、原本の状態では図形Aに紛れていた図形Bが明瞭に現れる。
従って、図28(a)に示す複写牽制図形は、原本の印刷物においては円と三角形を組み合わせた図形に見えるが、複写機により複写した複製物においては、四角形と三角形とを組み合わせた図形となる。
【0146】
図28(b)に示す複写牽制図形には、背景となる図形Dと、樹木の葉の形状の図形Eと、樹木の幹の形状の図形Fとが含まれる。
このうち、図形Dと図形Fとは上記第1の実施の形態における残存画像と同様に、複写によって変色することのない図形であり、図形Eは、上記第1の実施の形態における消失画像と同様に、複写によって変色する図形である。さらに、図形Eは、複写によって変色した後は図形Dと同色になる。
図28(b)に示す複写牽制図形を複写すると、図形Fが変色して図形Dと同色になるので、図形Eが消失したかのように見える。
【0147】
このように、複写により消失・変色または残存する複数の図形を含んでなる複写牽制図形を印刷することにより、複写によって図形が変形するかのように見える印刷物を作成することができる。このような印刷物は視覚的な変化が著しいので、複写を強く牽制する効果が期待できる。
【0148】
なお、本第3の実施の形態における複写牽制図形は、上記第1および第2の実施の形態における複写牽制画像と同様に、見積書等の各種帳票上に印刷して使用することも勿論可能である。
【0149】
また、本第3の実施の形態においては、複写牽制図形に用いる各図形データの色を、複写牽制図形編集画面73(図27)の色選択部732の入力内容により決定するものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図9の図表に示すような色の明度に従って自動的に決定するものであっても良いし、或いは、複写牽制図形編集画面73において、図形選択部733で選択された図形に適した色を案内する表示を行っても良い。この場合、図28(a)に示す図形Aのように、複写により消失する図形には消失しやすい色を用いることができ、複写を牽制する効果を高められる。
【0150】
また、複写牽制図形編集画面73において、図形サイズ入力部734で入力した図形の背景を設定するための入力部を設け、図26に示す印刷処理において図形の背景に係る処理を行うようにすることも可能であり、その他の細部についても適宜変更可能であることは勿論である。
【0151】
【発明の効果】
本発明によれば、カラー複写機で複写すると一部が変色するという格別な視覚的効果を生み出すための複写画像を印刷することができる。また、異なるサイズのドットを用いることで複写牽制画像の効果を生み出すので、各ドットに任意の色を用いることが可能となり、複写牽制画像のデザインの自由度を高めることができる。
【0152】
また、複写機によって複写される際に変色領域と非変色領域が同色で出力される複写牽制画像が印刷されるので、変色領域が消失するという格別な視覚的効果を誘起し、複写を強く牽制することができる。
【0153】
また、複写牽制画像が複写された際に、非変色領域を著しく変色させることができるので、複写を強く牽制することができる。
【0154】
また、大ドットよりも小さなドットを用いて大ドットを印刷することができるので、印刷時にドットサイズを制御する際の処理を効率よく行うことが可能となる。また、大ドットの印刷色として、原色に加えて中間色を用いることが可能となり、複写牽制画像のデザインの自由度を高めることができる。
【0155】
また、大ドットの印刷色として中間色を用いることが可能となり、複写牽制画像のデザインの自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における帳票出力装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のROM3に格納される文字属性テーブル31の構成例を模式的に示す図である。
【図3】図1のROM3に格納される柄画像テーブル32の構成例を模式的に示す図である。
【図4】図1のRAM4内の印刷メモリ41の構成を模式的に示す図である。
【図5】図1の記憶装置5内のファイル構成を模式的に示す図である。
【図6】図1の帳票出力装置1により作成される複写牽制画像中における文字列の配置状態の例を示す図である。
【図7】本第1の実施の形態において生成される複写牽制画像の構成を拡大して例示する図であり、(a)は消失画像の例を示し、(b)は残存画像の例を示し、(c)は消失画像の別の例を示し、(d)は残存画像の別の例を示す。
【図8】図7(a)〜(d)に示す消失画像と残存画像とを用いた複写牽制画像の一例を示す図である。
【図9】一般的な印刷装置で利用される色の明度を示す図表である。
【図10】図1の帳票出力装置1により実行される印刷処理を示すフローチャートである。
【図11】図10のステップS21に示す複写牽制画像生成処理を詳細に示すフローチャートである。
【図12】図10に示す印刷処理の実行中に表示部7に表示される複写牽制画像編集画面71の一例を示す図である。
【図13】図4の帳票フォームデータファイル5cに格納される帳票フォームデータの例を示す図である。
【図14】図4の帳票データファイル5dに格納される印刷データの例を示す図である。
【図15】図13に示す帳票フォームデータと図14に示す印刷データとを合成して得られる帳票印刷用データの例を示す図である。
【図16】帳票出力装置1により生成される複写牽制画像の例を示す図である。
【図17】図15に示す帳票印刷用データと図16に示す複写牽制画像とを印刷して得られる帳票の例を示す図である。
【図18】図17に示す帳票を複写機で複写して得られる複製物の状態を示す図である。
【図19】本発明を適用した第2の実施の形態においてROM3に格納される柄テーブル33の構成を模式的に示す図である。
【図20】本発明を適用した第2の実施の形態においてROM3に格納される配色テーブル34の構成を模式的に示す図である。
【図21】本発明を適用した第2の実施の形態における帳票出力装置1により実行される印刷処理を示すフローチャートである。
【図22】図21のステップS48に示す柄画像生成処理を詳細に示すフローチャートである。
【図23】図22に示す処理によって残存柄画像と消失柄画像を生成する様子を説明する図であり、(a)は残存柄画像を生成する様子を示し、(b)は消失柄画像を生成する様子を示す。
【図24】図21に示す処理の実行中に表示部7に表示される複写牽制画像編集画面72の一例を示す図である。
【図25】本発明を適用した第3の実施の形態においてROM3に格納される図形テーブル35の構成を模式的に示す図である。
【図26】本発明を適用した第3の実施の形態における帳票出力装置1により実行される印刷処理を示すフローチャートである。
【図27】図26に示す印刷処理の実行中に表示部7に表示される複写牽制図形編集画面73の一例を示す図である。
【図28】本発明を適用した第3の実施の形態において帳票出力装置1により生成される複写牽制図形の例を示す図である。
【符号の説明】
1 帳票出力装置
2 CPU
3 ROM
31 文字属性テーブル
32 柄画像テーブル
33 柄テーブル
34 配色テーブル
35 図形テーブル
4 RAM
41 印刷メモリ
41a 印刷データメモリ
41b フォームデータメモリ
41c 合成印刷データメモリ
5 記憶装置
5a 業務アプリケーションファイル
5b プログラムファイル
5c 帳票フォームデータファイル
5d 印刷データファイル
5e 文字繰返し基準領域メモリ
5f 文書管理ファイル
6 印刷装置
7 表示部
8 入力部
9 伝送制御部
10 バス
Claims (6)
- カラー複写機によって複写される際に元の色と同色で出力され、このカラー複写機により読み取り可能な最小のドットサイズより大きい大ドットにより構成される非変色画像と、前記カラー複写機によって複写される際に元の色とは異なる色で出力され、このカラー複写機により読み取り可能な最小のドットサイズより大きい大ドット及びこのカラー複写機により読み取り可能な最小のドットサイズより小さい小ドットとにより構成される変色画像とを含んでなる複写画像を生成する複写画像生成手段と、
この複写画像生成手段により生成された複写画像をカラー印刷装置によって印刷させる制御手段と、
を備えることを特徴とする印刷制御装置。 - 前記複写画像生成手段は、前記非変色画像を構成する大ドットの色と前記変色画像を構成する大ドットの色とが同色であり、かつ、前記変色画像を構成する小ドットの色が前記大ドットとは異なる色の複写画像を生成することを特徴とする請求項1記載の印刷制御装置。
- 前記複写画像生成手段は、前記大ドットの色よりも明度の高い色の前記小ドットを含んで構成される複写画像を生成することを特徴とする請求項2記載の印刷制御装置。
- 前記複写画像生成手段は、前記大ドットとして、前記大ドットより小さなドットを複数集合させた集合体を含んで構成される複写画像を生成することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の印刷制御装置。
- 前記複写画像生成手段は、前記小さなドットは少なくとも2つの異なる色のドットを含む前記集合体を含んで大ドットとして構成される複写画像を生成することを特徴とする請求項4記載の印刷制御装置。
- コンピュータを、
カラー複写機によって複写される際に元の色と同色で出力され、このカラー複写機により読み取り可能な最小のドットサイズより大きい大ドットにより構成される非変色画像と、前記カラー複写機によって複写される際に元の色とは異なる色で出力され、このカラー複写機により読み取り可能な最小のドットサイズより大きい大ドット及びこのカラー複写機により読み取り可能な最小のドットサイズより小さい小ドットとにより構成される変色画像とを含んでなる複写画像を生成する複写画像生成手段、
この複写画像生成手段により生成された複写画像をカラー印刷装置によって印刷させる制御手段、
として機能させるためのプログラム。
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