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JP2003224717A - 印刷制御装置、および、プログラム - Google Patents

印刷制御装置、および、プログラム

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JP2003224717A
JP2003224717A JP2002021503A JP2002021503A JP2003224717A JP 2003224717 A JP2003224717 A JP 2003224717A JP 2002021503 A JP2002021503 A JP 2002021503A JP 2002021503 A JP2002021503 A JP 2002021503A JP 2003224717 A JP2003224717 A JP 2003224717A
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Japan
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JP2002021503A
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Tatsuo Tanaka
達雄 田中
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Priority to US10/348,152 priority patent/US7359087B2/en
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/04Preventing copies being made of an original
    • G03G21/043Preventing copies being made of an original by using an original which is not reproducible or only reproducible with a different appearence, e.g. originals with a photochromic layer or a colour background
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/00883Auto-copy-preventive originals, i.e. originals that are designed not to allow faithful reproduction

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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写牽制画像をカラー印刷させる印刷制御装
置において、多様な色を用いて格別の視覚的効果を生む
複写牽制画像を印刷できるようにする。 【解決手段】 印刷装置6によって帳票を印刷する帳票
出力装置1において、CPU2は、カラー複写機により
読み取り可能な最小のドットサイズより大きい大ドット
で構成される残存柄画像と、カラー複写機により読み取
り可能な最小のドットサイズより小さい小ドットと上記
大ドットとで構成される消失柄画像とを組み合わせて複
写牽制画像を生成し、帳票の印刷データとともに印刷装
置6によって用紙上に印刷させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、複写することで画像変化する複
写画像を印刷させる印刷制御装置、及び、その制御プロ
グラムに関する。
【0002】
【従来の技術】金券や証明書等の重要な帳票には、複写
によって画像変化させるようにしたものがあり、この場
合、複写を牽制する複写牽制画像が印刷されることが多
い。複写牽制画像としては、複写機による複写時に消失
する消失画像と、複写可能な残存画像とが組み合わされ
たものが知られている。消失画像と残存画像とを組み合
わせて用いると、複写によって原本の帳票では視認でき
ない文字や図形が複製物上に浮かび上がる複写牽制画像
や、原本の帳票では視認できた文字や図形が複写によっ
て消失する複写牽制画像を作成することができる。この
複写牽制画像付きの帳票は、複写機で複写すると原本と
は明らかに違う複製物が出力されることから、不正な複
写を牽制する効果が期待されている。
【0003】従来、複写牽制画像付きの帳票は、予め複
写牽制画像が印刷された用紙に各種事項を印刷すること
で作成されていたが、最近では、ページプリンタによっ
て無地の用紙に複写牽制画像を印刷できるようになり、
ユーザが所望のデザインの複写牽制画像を生成して帳票
に印刷できるようになった。また、カラープリンタの普
及と高解像度化により、複写画像をカラーで印刷できる
ようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複写牽
制画像をカラー印刷する場合であっても、これまでモノ
クロ印刷していた複写牽制画像を黒以外の色で印刷する
だけであり、複写牽制画像の一部が複写されないことに
よる視覚的効果しかなかった。このため、様々な色を用
いて新たな視覚的効果を生む複写牽制画像のニーズが高
まっていた。
【0005】本発明の課題は、複写画像をカラー印刷さ
せる印刷制御装置において、多様な色を用い、格別の視
覚的効果を生む複写画像を印刷できるようにすることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明の印刷制御装置は、カラー複写
機によって複写される際に元の色と同色で出力される非
変色画像と、カラー複写機によって複写される際に元の
色とは異なる色で出力される変色画像とを含んでなる複
写画像を生成する複写画像生成手段と、この複写画像生
成手段により生成された複写画像を、印刷装置によって
所定の色で印刷させる制御手段と、を備えることを特徴
としている。
【0007】請求項1記載の発明によれば、複写画像生
成手段によって、カラー複写機によって複写される際に
元の色と同色で出力される非変色画像と、カラー複写機
によって複写される際に元の色とは異なる色で出力され
る変色画像とを含んでなる複写画像を生成し、複写画像
生成手段により生成された複写画像を、制御手段の制御
により、印刷装置によって所定の色で印刷させる。
【0008】従って、カラー複写機で複写すると一部が
変色するという新たな視覚的効果を生み出し、複写を強
く牽制する複写画像を印刷することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0010】[第1の実施の形態]まず、構成を説明す
る。図1は、本発明を適用した実施の形態における帳票
出力装置1の構成を示すブロック図である。図1に示す
ように、帳票出力装置1は、CPU(Central Processi
ng Unit )2、ROM(Read Only Memory)3、RAM
(Random Access Memory)4、記憶装置5、印刷装置
6、表示部7、入力部8および伝送制御部9を備えて構
成され、各部はバス10により接続されている。ここ
で、CPU2は、請求項に記載の複写画像生成手段およ
び制御手段の機能を有する。
【0011】CPU2は、記憶装置5に格納されたシス
テムプログラムや各種アプリケーションプログラムを読
み出してRAM4内の図示しないプログラム格納エリア
に展開し、これら各プログラムに基づく各種処理を実行
し、処理結果をRAM4内のワークエリア(図示略)に
一時的に格納するとともに表示部7に表示する。また、
CPU2は、入力部8から入力された操作信号に基づい
て、前記処理結果を記憶装置5における指示された保存
先に保存する。
【0012】具体的には、CPU2は、記憶装置5内の
業務アプリケーションファイル5aを読み出して実行
し、請求書や見積書の作成等、入力指示に対応する各種
業務処理を実行する。そして、CPU2は、上記業務処
理で作成されたデータをRAM4内の印刷データメモリ
41aに格納する。また、CPU2は、上記業務処理に
より作成されたデータや入力部8における入力内容等を
表示するための表示信号を生成して表示部7へ出力し、
表示部7の画面上に表示させる。
【0013】また、CPU2は、入力部8から入力され
る指示に従って、後述する印刷処理(図10参照)を実
行し、入力部8から入力される各種条件に基づいて複写
牽制画像を生成し、上記業務処理で作成された印刷デー
タと複写牽制画像とを、印刷装置6によって所定の印刷
色で用紙に印刷させ、帳票を作成する。
【0014】ここで、複写牽制画像とは、複写機による
完全な複写が困難な画像であって、複写牽制画像が印刷
された印刷物を複写機によって複写すると、原本とは異
なる複製物が出力される。本第1の形態における帳票出
力装置1では、残存画像と消失画像と称する2種類の画
像を含む複写牽制画像を用いる。残存画像と消失画像
は、いずれもカラー印刷される画像であり、残存画像は
カラー複写機によって複写した場合に変化しないが、消
失画像は、カラー複写機により複写した場合に変色する
画像である。これらの残存画像と消失画像とを用いて、
背景に残存画像を配し、文字や図形等の消失画像を背景
に重ねて配置した複写牽制画像を生成すれば、カラー複
写機によって複写した場合に文字や図形だけが変色する
印刷物を作成できる。さらに、複写によって消失画像が
変色した結果、残存画像と同色となるようにすれば、原
本では文字や図形が視認できるが、カラー複写した複製
物では視認できなくなる。このため、帳票出力装置1に
より複写牽制画像が印刷された帳票(印刷物)を複写す
ると、原本とは著しく異なる複製物が出力されるので、
不正な複写を牽制する効果が期待できる。なお、消失画
像は請求項に記載の変色画像に対応し、残存画像は請求
項に記載の非変色画像に対応する。
【0015】CPU2は、上記印刷処理を実行すること
で、複写牽制画像に用いる文字列に関する文字、フォン
ト、文字サイズ、文字列の角度、文字列の配置状態、お
よび、複写牽制画像に用いる柄の選択指定等、複写牽制
画像の生成条件の入力を受け付けて、後述する複写牽制
画像生成処理(図11参照)を実行し、文字列と柄とが
配置された複写牽制画像を生成してRAM4のワークエ
リアに格納する。
【0016】続いて、CPU2は、帳票フォームデータ
ファイル5cに格納された帳票フォームデータと印刷デ
ータファイル5dに格納された印刷データとをRAM4
内のフォームデータメモリ41b及び印刷データメモリ
41aに格納し、これらを合成して帳票印刷用データを
生成し、さらに、RAM4に格納された複写牽制画像の
データを上記帳票印刷用データに合成することによっ
て、複写牽制画像付きの帳票を印刷するための合成帳票
データを生成し、印刷装置6によって帳票を印刷出力さ
せる。
【0017】また、CPU2は、上記印刷処理の実行に
際して、上記生成条件を入力するための複写牽制画像編
集画面71(図12参照)を表示部7の画面上に表示さ
せる。
【0018】ROM3は、上記印刷処理においてCPU
2により参照される文字属性テーブル31、および、柄
画像テーブル32を、CPU2によって読み取り可能な
形式で格納する不揮発性のメモリである。
【0019】図2は、文字属性テーブル31の構成例を
模式的に示す図である。図2に示すように、文字属性テ
ーブル31は、各種の文字について、フォントと文字サ
イズ毎に、後述する複写牽制画像編集画面71において
各文字をポップアップ表示するか否かを示すポップアッ
プフラグが設定されたテーブルである。
【0020】複写牽制画像には、「複写」や「無効」等
の文字列が多く用いられる。文字属性テーブル31に
は、よく用いられる文字についてポップアップフラグが
「1」に設定されており、これらの文字は、後述する複
写牽制画像編集画面71の文字入力部712の操作時に
ポップアップ表示され、簡単な選択操作によって選択可
能である。また、図2に示す例では、「複写」や「無
効」等、頻繁に用いられる文字列全体を一つの文字とみ
なすことにより、処理の効率化を図っている。
【0021】図3は、柄画像テーブル32の構成例を模
式的に示す図である。図3に示す柄画像テーブル32に
は、柄の名称を示す柄種類に対応づけて、残存柄画像と
消失柄画像が格納され、さらに、残存柄画像ドット構成
と消失柄画像ドット構成とが設定されている。
【0022】柄種類は残存柄画像と消失柄画像の柄の名
称であり、後述する複写牽制画像編集画面71(図1
2)において、柄選択部716に表示される。残存柄画
像は、後述する複写牽制画像生成処理(図11)におい
て残存画像を生成する際に利用される所定サイズのカラ
ー画像であって、複写機により複写可能な、比較的大き
いサイズのドットのみにより構成される。また、消失柄
画像は、後述する複写牽制画像生成処理(図11)にお
いて消失画像を生成する際に利用される所定サイズのカ
ラー画像であって、複写機により複写可能な比較的大き
いサイズのドットと、複写機による複写が不可能な小さ
いドットから構成される。
【0023】残存柄画像ドット構成は、残存柄画像を構
成するドットの種類と色を示すものである。また、消失
柄画像ドット構成は、消失柄画像を構成するドットの種
類と色を示すものである。例えば、図3に示す柄画像テ
ーブル32中、「桜柄」の残存柄画像ドット構成は
「大:マゼンタ」と設定されているので、残存柄画像は
マゼンタ色の大きいドットのみで構成される。また、
「桜柄」の消失柄画像ドット構成は「大:マゼンタ、
小:シアン」と設定されているので、消失柄画像はマゼ
ンタ色の大きいドットと、シアン色の小さいドットのみ
で構成される。
【0024】なお、柄画像テーブル32の構成におい
て、残存柄画像ドット構成および消失柄画像ドット構成
の項目は必須ではない。柄画像テーブル32中、残存柄
画像は、所定色の大ドットのみにより構成されたカラー
画像であり、同様に、消失柄画像は、所定色の大ドット
および小ドットで構成されたカラー画像であるので、後
述する印刷処理(図10参照)において、CPU2は、
残存柄画像ドット構成および消失柄画像ドット構成の項
目を参照することなく処理を行うことも可能である。こ
こでは、説明の便宜を兼ねて残存柄画像ドット構成およ
び消失柄画像ドット構成の項目を図示している。
【0025】RAM4は、CPU2により実行される上
記システムプログラムや各種アプリケーションプログラ
ムを図示しないプログラム格納領域に展開するととも
に、入力部8の操作により入力された入力指示、入力デ
ータ、上記プログラムの実行により生じた処理結果等、
上記プログラムに係るデータを図示しないワークエリア
に一時的に格納する。また、RAM4は、帳票を印刷す
るためのデータを格納する印刷メモリ41を備えてい
る。
【0026】図4は、印刷メモリ41の構成を模式的に
示す図である。図4に示すように、印刷メモリ41に
は、印刷データメモリ41a、フォームデータメモリ4
1b、合成印刷データメモリ41cの各メモリエリアが
形成される。
【0027】印刷データメモリ41aは、上記業務処理
で作成され、帳票に印刷される取引先名や商品名、金額
等の印刷データが格納されるメモリエリアである。
【0028】フォームデータメモリ41bは、帳票出力
装置1により作成される帳票のタイトル、日付記入欄や
罫線の印刷位置等、帳票のフォームを示す帳票フォーム
データが格納されるメモリエリアである。
【0029】合成印刷データメモリ41cは、印刷デー
タメモリ41aに格納されるデータと、フォームデータ
メモリ41bに格納される帳票のフォームに関するデー
タと、複写牽制画像とを合成して得られる合成帳票デー
タが格納されるメモリエリアである。
【0030】記憶装置5は、プログラム、データ等が予
め記憶されており、磁気的、光学的記録媒体、若しくは
半導体メモリなど、CPU2による読み取り・書き込み
可能な記憶媒体を備えて構成される。この記憶媒体は、
CD−ROM、メモリカード等の可搬型の媒体やハード
ディスク等の固定的な媒体を含む。また、この記憶媒体
に格納するプログラムやデータ等は、その一部若しくは
全部をサーバやクライアントからWAN(Wide Area Ne
twork )、LAN(Local Area Network)などのネット
ワークを介して伝送制御部9から受信する構成にしても
良く、更に、記憶媒体5は、ネットワーク上に構築され
たサーバやクライアントの記憶媒体であっても良い。
【0031】また、この記憶媒体に記憶するプログラ
ム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクラ
イアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝送媒
体を介して伝送制御部9から受信して記憶する構成にし
ても良く、さらに、記憶媒体5はネットワーク上に構築
されたサーバの記憶媒体であっても良い。さらに、前記
プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を介してサ
ーバやクライアントへ伝送してこれらの機器にインスト
ールするように構成しても良い。
【0032】図5は、記憶装置5内のファイル構成を模
式的に示す図である。同図に示すように、記憶装置5内
には、業務アプリケーションファイル5a、プログラム
ファイル4b、帳票フォームデータファイル5c、印刷
データファイル5d、文字繰返し基準領域メモリ5e、
文書管理ファイル5f等の各ファイルが記憶されてい
る。なお、印刷データファイル5dは、請求項記載の記
憶手段の機能を有する。
【0033】業務アプリケーションファイル5aは、C
PU2により実行される各種アプリケーションプログラ
ムのファイルであり、例えば、見積書や納品書の作成等
の各種業務処理を行うためのアプリケーションプログラ
ムを含む。また、プログラムファイル5bは、CPU2
によって帳票出力装置1の各部を制御するためのシステ
ムプログラム等のファイルである。
【0034】帳票フォームデータファイル5cは、帳票
出力装置1によって作成される帳票のフォームを示す帳
票フォームデータを含む。帳票フォームデータとして
は、例えば、見積書、納品書、請求書等の各帳票につい
て、罫線や客先名、商品名、金額等の各種情報の印字位
置を定めるデータが含まれる。
【0035】また、印刷データファイル5dは、上記業
務処理により作成される印刷データ、例えば取引先名や
商品名、金額等のデータを含むファイルである。
【0036】文字繰返し基準領域メモリ5eは、複写牽
制画像中における文字列の配置状態を示すデータを格納
し、具体的には、複写牽制画像における文字列の行位
置、列位置、行間隔、列間隔、縦歪み、横歪みの各デー
タを格納する。ここで、文字繰返し基準領域メモリ5e
に格納されるデータについて図6を参照して説明する。
【0037】図6は、複写牽制画像中における文字列の
配置状態の例を示す図である。図6に示す複写牽制画像
100においては、左上隅を基準位置(0,0)とする
x−y座標軸が設定される。
【0038】図中、符号P1,P2,P3,P4で示す
仮想枠は、複写牽制画像100中に文字を配置する基本
的な位置を示すものであり、各仮想枠内に、残存画像と
しての文字列が配置される。帳票出力装置1において
は、仮想枠P1,P2,P3,P4の4個の仮想枠を一
つの単位として複写牽制画像100に文字列が配置され
る。例えば、図6に示す複写牽制画像100より大きい
領域に複写牽制画像を描画する場合、CPU2は、仮想
枠P1,P2,P3,P4の4個の仮想枠を領域全体に
繰り返し配置することによって、領域全体に残存画像を
配置する。
【0039】仮想枠P1,P2,P3,P4のサイズ
は、後述する印刷処理(図7)で入力される文字のサイ
ズや字数に応じて決定される。また、文字列の角度が入
力された場合には、該角度に応じて仮想枠P1,P2,
P3,P4が傾けられる。
【0040】そして、文字繰返し基準領域メモリ5eに
格納される「列位置」は、図6中で左上隅に位置する仮
想枠P1のx軸方向の座標位置を示し、「行位置」は、
y軸方向の座標位置を示す。また、「列間隔」は、隣り
合う仮想枠のx軸方向の間隔を示し、「行間隔」は、隣
り合う仮想枠のy軸方向の間隔を示す。従って、文字繰
返し基準領域メモリ5eに格納される「行位置」および
「列位置」の値によって複写牽制画像100における仮
想枠P1の位置が決定され、「行間隔」および「列間
隔」の値によって仮想枠P2,P3,P4の各仮想枠の
位置が決定される。
【0041】また、図6中に一点鎖線によって示す長方
形は、仮想枠P1,P2,P3,P4の初期位置を示し
ており、この初期位置から各仮想枠P1,P2,P3,
P4を移動させることも可能である。ここで、いずれか
の仮想枠が移動した場合には、4個の仮想枠P1,P
2,P3,P4を頂点とする四角形が常に平行四辺形と
なるよう、他の各仮想枠が連動して移動される。
【0042】具体的には、複写牽制画像100におい
て、仮想枠P2が移動した場合には連動して仮想枠P4
も移動し、仮想枠P3が移動した場合には連動して仮想
枠P4も移動し、仮想枠P4が移動した場合には、連動
して仮想枠P2,P3も移動する。例えば、図6に示す
複写牽制画像100において、仮想枠P4を符号P4´
で示す位置まで移動した場合、これに連動して、仮想枠
P2が符号P2´で示す位置へ移動され、仮想枠P3が
符号P3´で示す位置へ移動される。
【0043】なお、仮想枠P1は、他の仮想枠が移動し
た場合に連動して移動されることはない。また、仮想枠
P1が移動した場合は、全ての仮想枠P1,P2,P
3,P4が、仮想枠P1の移動に伴って平行移動する。
【0044】そして、複写牽制画像100における仮想
枠が移動した場合には、各仮想枠の初期位置からのずれ
が「横歪み」および「縦歪み」として文字繰返し基準領
域メモリ5eに格納される。ここで、「横歪み」はx軸
方向のずれを示し、「縦歪み」はy軸方向のずれを示
す。また、仮想枠P1が移動した場合、文字繰返し基準
領域メモリ5eに格納された「行位置」および「列位
置」が移動後の値に更新される。
【0045】このように、帳票出力装置1においては、
文字繰返し基準領域メモリ5eに格納される「行位
置」、「列位置」、「行間隔」、「列間隔」、「縦歪
み」および「横歪み」の各データによって、複写牽制画
像中における文字列の配置が決定される。
【0046】印刷装置6は、レーザプリンタ、インクジ
ェット式プリンタ、昇華型プリンタ等の印刷方式を採用
したカラープリンタであって、例えば、C(シアン)、
M(マゼンタ)、Y(黄)、K(黒)、R(赤)、G
(緑)、B(青)等の原色の微細なドットを印刷するこ
とによって上記原色および中間色を印刷するものであ
り、CPU2の制御に従って、各種帳票を印刷出力す
る。
【0047】表示部7は、CRT(Cathode Ray Tub
e)、LCD(液晶表示装置)等の表示画面を備え、C
PU2から入力される表示信号に従って各種画像を表示
する。
【0048】入力部8は、文字キー、数字キーや各種機
能キーを備えたキー入力装置や、マウス等のポインティ
ングデバイス等を備え、操作に応じて操作信号を生成
し、CPU2へ出力する。
【0049】伝送制御部9は、通信ネットワーク(図示
略)を解して、外部機器との通信を行うためのネットワ
ークカード、モデム、TA(Terminal Adapter)、ルー
タ等によって構成される。
【0050】次に、本第1の実施の形態の動作を説明す
る。図7は、本第1の実施の形態において作成される複
写牽制画像の構成を拡大して例示する図であり、(a)
は消失画像の例を示し、(b)は残存画像の例を示し、
(c)は消失画像の別の例を示し、(d)は残存画像の
別の例を示す。
【0051】本第1の実施の形態において作成される複
写牽制画像は、複写機によって原稿を読み取る際に検出
可能な最小のドットサイズを基準として、上記基準のド
ットサイズより大きいドットと上記基準のドットサイズ
よりも小さなドットとにより構成される。
【0052】図7(a)に示すように、本第1の実施の
形態における消失画像は、サイズの異なる2種類のドッ
トにより構成される。図中に示す大ドット101は、上
記基準のドットサイズより大きなドットであり、小ドッ
ト102は上記基準のドットサイズよりも小さなドット
である。
【0053】このため、図7(a)に示す消失画像を複
写機によって複写すると、小ドット102は複写できな
いため、大ドット101のみが複写される。大ドット1
01と小ドット102とが異なる色であった場合、原本
上では消失画像は大ドット101の色と小ドット102
の色の中間色に見えるが、原本をカラー複写機で複写し
て得られる複製物上では、消失画像の色は大ドット10
1の色となる。つまり、図7(a)に示す消失画像は、
カラー複写機で複写することで変色する。
【0054】一方、図7(b)に示すように、残存画像
は大ドット101のみにより構成される。大ドット10
1は複写機により複写可能であるから、残存画像につい
ては、カラー複写機で複写しても原本と複写物との間に
差異は生じない。
【0055】そして、図7(a)に示す大ドット101
の色と、図7(b)に示す大ドット101の色を同色と
し、小ドット102の色を、大ドット101とは異なる
色にした場合、原本の状態では消失画像と残存画像は異
なる色に見えるが、カラー複写機で複写すると、消失画
像が変色して残存画像と同色になる。このため、原本上
で消失画像と残存画像とを見分けることは容易である
が、複製物上では消失画像と残存画像とを見分けること
は困難である。
【0056】図8は、図7(a)〜(d)に示す消失画
像と残存画像とを用いた複写牽制画像の一例を示す図で
ある。図8に示す複写牽制画像は、所定の用紙に、残存
画像として一様な柄を含む背景が印刷され、消失画像と
して「原本」という文字列が印刷された画像である。
「原本」の文字列(消失画像)は背景(残存画像)とは
異なる色で印刷されており、原本の状態では容易に視認
できる。この図8に示す複写牽制画像をカラー複写機に
よって複写すると、「原本」という文字列が変色して背
景と同色になるので、「原本」という文字列が消失した
かのように見える。従って、原本と複製物を容易に見分
けることができ、複写を牽制する効果が期待できる。
【0057】なお、図7(a)および(b)に示す消失
画像と残存画像とは、サイズの異なる大ドット101と
小ドット102を用いるほか、同じサイズのドットのみ
により構成することも可能である。例えば、図7(c)
に示すように、大ドット101に代えて、小ドット10
2と同サイズの複数のドットを近接して配置した大ドッ
ト103を用いれば、消失画像と残存画像全体を同サイ
ズのドットで構成できる。この場合、印刷装置6によっ
て複数サイズのドットを打ち分ける必要が無くなるの
で、帳票出力装置1を容易に実現できる。
【0058】さらに、図7(c)および(d)に示すよ
うに、小ドット102と同サイズの複数のドットによっ
て大ドット103を構成した場合、大ドット103の色
を中間色とすることができる。すなわち、一般的なカラ
ープリンタでは、原色のインクやトナーにより多数のド
ットを印刷し、各色のドットのサイズや密度の比を調整
することによって中間色を印刷するので、1個の大ドッ
ト101を印刷する色としては原色を用いることにな
る。しかしながら、図7(c)および(d)に示す大ド
ット103を印刷する場合、大ドット103を構成する
複数のドットの印刷色を各々指定すれば、複数の原色で
大ドット103を印刷できる。この場合、大ドット10
3の色は、印刷に使用された原色の中間色となるので、
残存画像においても中間色を用いることができる。
【0059】また、図7(a)複写牽制画像が印刷され
た帳票(印刷物)をモノクロ複写機によって複写した場
合、大ドット101は、もとの色の明度に応じたグレー
色で複製物に印刷されるが、小ドット102は、モノク
ロ複写機によっても複写できない。従って、帳票出力装
置1により複写牽制画像が印刷された帳票(印刷物)を
モノクロ複写機によって複写した場合、消失画像は、も
との色とは異なる明度のグレーで印刷される。さらに、
モノクロ複写機で複写すると、消失画像と残存画像は、
いずれも同じ明度のグレーで印刷されるので、複写を牽
制する効果が期待できる。
【0060】また、図7(a)〜(d)に示す各画像に
おいて、大ドット101,103および小ドット102
の色は各々任意に決定することも可能であるが、小ドッ
ト102は複写時に完全に消失することが望ましいの
で、小ドット102には、大ドット101,103より
も複写されにくい色を用いることが好ましい。
【0061】複写牽制画像に用いる各色が複写機によっ
て複写される際に消失しやすいか否かについては、明度
をもとに判断することができる。帳票出力装置1におい
ては、印刷装置6による印刷色をRGBデジタルデータ
として処理するので、各色の明度は、各色のデータ表現
形式をRGBからYIQに変換して、Y値をもとに判断
することができる。ここで、RGBデジタルデータをY
IQデジタルデータに変換するための演算式の一例を下
記式(1)として示す。
【0062】
【数1】 Y=0.30R+0.59G+0.11B I=0.60R−0.28G−0.32B ……(1) Q=0.21R−0.52G+0.31B
【0063】一般的なカラープリンタで最小のドットを
印刷する際に利用されるR(赤)、G(緑)、B
(青)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(黄)、K
(黒)の7色と、白無地用紙に無色(色なし)で印刷す
る場合の白を加えた8色について、明度をグラフ化した
ものを図9に示す。
【0064】図9中に示すグラフにおいて、縦軸は明度
を示し、横軸上に各色を配置している。図9に示すよう
に、上記の8色を明度が高い色から順に並べると、白、
黄、シアン、緑、マゼンタ、赤、青、黒の順となる。
【0065】図7に示す小ドット102は、カラー複写
機で複写する際に複写されない色にすることが好ましい
ので、大ドット101,103および小ドット102の
配色は、図9に示す明度の順位に基づいて決定すれば良
い。本第1の実施の形態では、残存画像と消失画像のド
ット構成は柄画像テーブル32(図3)に設定された残
存柄画像と消失柄画像により決定されるので、残存柄画
像と消失柄画像におけるドットの配色を、図9に示す明
度の順位に基づくものとすれば、好ましい複写牽制画像
を生成することができる。
【0066】図10は、CPU2によって実行される印
刷処理を示すフローチャートである。また、図12は、
図10に示す印刷処理の実行中に表示部7に表示される
複写牽制画像編集画面71の一例を示す図である。
【0067】図12に示す複写牽制画像編集画面71に
は、複写牽制画像の生成条件を入力するための文字入力
部712、フォント選択部713、文字サイズ選択部7
14、文字角度入力部715、および柄選択部716が
配置される。
【0068】文字入力部712では、複写牽制画像とし
て用いる文字の直接入力、若しくは、文字入力部712
中のポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される
候補からの選択入力が可能である。なお、ポップアップ
ボタンの操作に応じて一覧表示される候補は、図2の文
字属性テーブル31においてポップアップフラグが
「1」に設定された文字である。
【0069】フォント選択部713では、複写牽制画像
として用いる文字の文字フォントを、ポップアップボタ
ンの操作に応じて一覧表示される候補から選択入力する
ことができる。
【0070】文字サイズ選択部714では、複写牽制画
像として用いる文字の文字サイズを、ポップアップボタ
ンの操作に応じて一覧表示される候補から選択入力する
ことができる。また、文字角度入力部715では、複写
牽制画像における文字の角度を入力できる。
【0071】さらに、柄選択部716では、複写牽制画
像として用いる柄を、ポップアップボタンの操作に応じ
て一覧表示される柄の候補から選択入力することができ
る。なお、ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示
される柄の候補は、柄画像テーブル32に格納された柄
種類に従う。
【0072】また、複写牽制画像編集画面71には、文
字入力部712、フォント選択部713、文字サイズ選
択部714、文字角度入力部715および柄選択部71
6における入力内容の確定を指示する確定指示ボタン7
17が配置されている。
【0073】また、複写牽制画像編集画面71にはプレ
ビュー部711が配置される。プレビュー部711に
は、確定指示ボタン717の操作により確定された入力
内容に応じてCPU2によって生成された複写牽制画像
が概略表示される。プレビュー部711に表示される複
写牽制画像中には、複数の複写牽制文字718が所定位
置に配置されている。さらに、入力部8が有するポイン
ティングデバイスの操作等によって、プレビュー部71
1に表示された複写牽制文字718を移動させることに
より、複写牽制画像における複写牽制文字718の配置
状態を編集することが可能である。
【0074】CPU2は、図10に示す印刷処理を開始
すると、まず、複写牽制画像編集画面71を表示部7の
画面上に表示させる(ステップS11)。次いで、CP
U2は、複写牽制画像編集画面71の文字入力部71
2、フォント選択部713、文字サイズ選択部714、
文字角度入力部715および柄選択部716の各部にお
いて入力が行われ、確定指示ボタン717の操作により
入力内容が確定されると、文字入力部712における文
字入力を受け付けてRAM4内のワークエリアに一時的
に格納し(ステップS12)、同様に、フォント選択部
713における文字フォントの選択入力(ステップS1
3)、文字サイズ選択部714における文字サイズの入
力(ステップS14)、文字角度入力部715における
文字列の角度の入力(ステップS15)、柄選択部71
6における入力(ステップS16)をそれぞれ受け付け
て、RAM4内のワークエリアに格納する。
【0075】また、CPU2は、ROM3に格納された
柄画像テーブル32から、柄選択部716の入力内容に
該当する残存柄画像および消失柄画像を読み出して、プ
レビュー部711の全体に残存柄画像を展開配置する。
さらに、ステップS12〜S14で受け付けた入力内容
で指定される文字列を、消失柄画像と同色で構成して複
写牽制文字718を生成し、記憶装置5内の文字繰返し
基準領域メモリ5eに格納されたデータおよびステップ
S15で受け付けた入力内容に基づいて複写牽制文字7
18を配置することによって、プレビュー用の複写牽制
画像を生成し、プレビュー部711に表示する(ステッ
プS17)。
【0076】ここで、CPU2は、入力部8が有するポ
インティングデバイスの操作によって、プレビュー部7
11における複写牽制文字718の移動が指示される
と、指示内容を取得して文字繰返し基準領域メモリ5e
に格納されたデータを更新し、プレビュー部711にお
ける表示を更新する(ステップS18)。
【0077】さらに、CPU2は、入力部8が有するポ
インティングデバイスの操作によって、プレビュー部7
11における複写牽制文字718の角度の変更が指示さ
れると、当該指示を受け付けて(ステップS19)、指
示に従って文字繰返し基準領域メモリ5eに格納された
データを更新し、プレビュー部711における表示を更
新する(ステップS20)。
【0078】そして、CPU2は、複写牽制画像生成処
理を実行して印刷装置6により印刷するための複写牽制
画像を生成し(ステップS21)、RAM4のワークエ
リアに一時的に記憶する(ステップS22)。なお、ス
テップS21の複写牽制画像生成処理については後述す
る。
【0079】さらに、CPU2は、印刷装置6により印
刷すべき帳票に係る帳票フォームデータと印刷データ
を、各々帳票フォームデータファイル5c、印刷データ
ファイル5dから読み出して合成することにより、帳票
印刷用データを生成する(ステップS23)。そして、
CPU2は、ステップS23で生成した帳票印刷用デー
タと、ステップS22で生成した複写牽制画像とを合成
して合成帳票データを生成し(ステップS24)、生成
した合成帳票データに基づいて、印刷装置6によって帳
票の印刷を実行させる(ステップS25)。
【0080】図11は、図10のステップS21に示す
複写牽制が造成性処理を詳細に示すフローチャートであ
る。
【0081】複写牽制画像生成処理において、CPU2
は、ステップS16(図10)で受け付けた入力内容に
基づいて柄画像テーブル32から読み出した残存柄画像
を印刷領域全体に展開配置して、残存画像用のドットを
描画する(ステップS31)。ここで、柄画像テーブル
32に格納された残存柄画像は印刷領域に展開するため
の最小構成単位であるから、CPU2は、ステップS3
1において、残存柄画像を印刷領域全体に並べて配置す
る。なお、印刷領域とは、帳票上で複写牽制画像を印刷
すべき領域に合わせて設定された画像展開用の領域であ
る。
【0082】次に、CPU2は、ステップS12〜S1
4(図10)で受け付けた入力内容により指定される文
字列を、文字繰返し基準領域メモリ5eに格納されたデ
ータおよびステップS15(図10)で受け付けた入力
内容に基づいて印刷領域全体に配置し、さらに、ステッ
プS31で描画されたドットとのXOR(排他的論理
和)をとって、残存画像を描画する(ステップS3
2)。すなわち、CPU2は、印刷領域全体に残存画像
用のドットを描画し、文字列と重なる位置においてはド
ットを消去する。これにより、文字列に重なる部分が型
抜きされた残存画像が得られる。
【0083】そして、CPU2は、ステップS32で得
られた残存画像をRAM4内のワークエリアに一時的に
記憶し、印刷領域をクリアする(ステップS33)。
【0084】続いて、CPU2は、ステップS16(図
10)で受け付けた入力内容に基づいて柄画像テーブル
32から読み出した消失柄画像を印刷領域全体に展開配
置して、消失画像用のドットを描画する(ステップS3
4)。ここで、柄画像テーブル32に格納された消失柄
画像は、印刷領域に展開するための最小構成単位である
から、CPU2は、ステップS34において、消失柄画
像を印刷領域全体に並べて配置する。
【0085】次に、CPU2は、ステップS12〜S1
4(図10)で受け付けた入力内容により指定される文
字列を、文字繰返し基準領域メモリ5eに格納されたデ
ータおよびステップS15(図10)で受け付けた入力
内容に基づいて印刷領域全体に配置し、さらに、ステッ
プS34で描画された印刷領域に対して重ね合わせて、
描画されたドットと文字列とのAND(論理積)をとっ
てドットを消去し、消失画像を生成する(ステップS3
5)。すなわち、CPU2は、文字列の像と重なる位置
に描画されたドットのみを残して、他のドットを消去す
る。これにより、文字列と同じ形に切り取られた消失画
像が得られる。
【0086】そして、CPU2は、ステップS35で得
られた残存画像をRAM4内のワークエリアに一時的に
記憶する(ステップS36)。
【0087】その後、CPU2は、RAM4のワークエ
リアに格納された残存画像と消失画像とを重ねあわせ、
残存画像と消失画像とのOR(論理和)をとることによ
って複写牽制画像を生成する(ステップS37)。これ
により、背景となる残存画像と文字列の消失画像とを含
む複写牽制画像が作成される。
【0088】続いて、図10に示す印刷処理によって印
刷出力される帳票として、見積書を例に挙げて説明す
る。図13は、帳票出力装置1によって見積書を作成す
る場合に、記憶装置5内の帳票フォームデータファイル
5cに格納される帳票フォームデータの例を示す図であ
る。図13に示す帳票フォームデータには、帳票の罫線
位置や日付の印刷位置等、見積書の形式に関するデータ
が含まれている。
【0089】図14には、記憶装置5の印刷データファ
イル5dに含まれる印刷データを示す。図14に示す印
刷データには、商品名や価格等、業務アプリケーション
により生成され、帳票に印刷されるべきデータが含まれ
ている。
【0090】図13に示す帳票フォームデータと、図1
4に示す印刷データとを合成することにより、図15に
示す帳票印刷用データが得られる。この帳票印刷用デー
タをそのまま印刷すれば一般的な見積書が作成できる。
【0091】図16には、見積書作成時に生成される複
写牽制画像の例を示す。図16に示す複写牽制画像は、
印刷領域104の全体に配された残存画像105と、
「原本」という文字列の消失画像106とによって構成
される。
【0092】そして、図15に示す帳票印刷用データ
と、図16に示す複写牽制画像とを合成すると、図17
に示すような合成帳票データが得られる。図17に示す
合成帳票データでは、見積書において、商品名や価格等
が記載される領域にのみ複写牽制画像が配されている。
このため、図17に示す合成帳票データによれば、商品
名や価格等のデータが記載された部分について、複写を
牽制することができる。
【0093】図17に示す合成帳票データを印刷装置6
によって印刷した帳票を、複写機によって複写すると、
図18に示すように、消失画像として印刷されていた
「原本」の文字列が消失する。従って、複写機による複
写では、帳票出力装置1により作成された帳票の原本と
は全く異なる複写しか得られないため、不正な複写を牽
制できる。
【0094】以上のように、本発明を適用した第1の実
施の形態によれば、複写牽制画像を作成する際に、複写
機により複写可能なサイズの大ドットと、複写機によっ
て複写が困難なサイズの小ドットとを用い、大ドットの
色と小ドットの色を異なる色とすることで、複写機によ
る複写の際に変色する消失画像と、複写しても色が変わ
らない残存画像とによってなる複写牽制画像を作成し、
印刷装置6によって印刷するので、作成された複写牽制
画像は、複写機による複写によって小ドットのみが消失
する画像となる。このため、帳票出力装置1によって作
成された帳票をカラー複写機によって複写すると、小ド
ットが消失することによって消失画像で構成された部分
が変色し、従来には無い視覚的効果を生み出すことで、
複写を強く牽制することができる。
【0095】また、モノクロ複写機によって複写した場
合であっても、小ドットが消失することによって消失画
像で構成された部分の明度が変化するので、帳票出力装
置1で作成された原本の帳票(印刷物)を複写機により
複写すると、複製物は原本とは全く異なるものとなり、
複写を強く牽制する効果が期待できる。
【0096】特に、消失画像に含まれる大ドットと残存
画像に含まれる大ドットとを同色にすれば、複写機によ
る複写後は、消失画像と残存画像は全く同じ状態となっ
て、視覚的に識別できなくなる。従って、帳票出力装置
1によれば、原本の帳票(印刷物)では明瞭に視認でき
た消失画像が複写後に消失するような複写牽制画像を作
成でき、より強く複写を牽制する効果が期待できる。
【0097】また、作成された複写牽制画像において、
消失画像の色は大ドットの色と小ドットの色との中間色
として見える。すなわち、帳票出力装置1によれば、原
色に加えて中間色を利用した複写牽制画像を作成できる
ので、複写牽制画像のデザインの自由度を高めることが
できる。
【0098】さらに、消失画像および残存画像のドット
構成として、図7(c)および(d)に示すように、複
数の小さなドットによってなる大ドットを用いれば、大
ドットの印刷に複数の原色を用いることができる。これ
により、残存画像においても中間色を用いることができ
るので、複写牽制画像のデザインの自由度を、より一層
高めることができる。
【0099】なお、上記第1の実施の形態においては、
消失画像として文字列を用いるものとして説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、各種の柄や図
形を用いるようにしても良い。また、残存画像の柄につ
いても制限はなく、各種の曲線や直線、図形、文字等を
組み合わせた種々の意匠を用いることが可能である。
【0100】さらに、残存画像の配置状態を編集する手
法として、図6に示す4個の仮想枠P1,P2,P3,
P4を基準とする手法を示したが、本発明はこれに限定
されず、その他、帳票出力装置1の各部の具体的な構成
等の細部構成については、適宜変更可能であることは勿
論である。
【0101】また、上記第1の実施の形態においては、
残存画像と消失画像とに各々含まれる大ドットを同じサ
イズとし、複写後に消失画像と残存画像が同一の状態に
なる例について説明したが、本発明はこれに限定され
ず、消失画像と残存画像のドットの構成を変えることに
よって、複写後に消失画像と残存画像が異なる状態にな
るようにしても良い。
【0102】例えば、消失画像における大ドットを無色
とすれば、消失画像は残存画像のドットよりも小さいド
ットのみにより構成されることとなり、複写後は、残存
画像が消失画像よりも際だって濃く印刷される。さら
に、原本の帳票(印刷物)上において、消失画像の色と
残存画像の色とが同色に見えるように各ドットの配色を
調整すれば、原本の帳票では視認できない文字や図形が
複写後に浮かび上がるようにすることも可能である。ま
た、例えば、残存画像を無色とすれば、複写によって全
体的に変色する複写牽制画像を作成することができる。
【0103】さらに、上記第1の実施の形態において
は、柄画像テーブル32に格納された残存柄画像と消失
柄画像は、すでに柄とドットの配色とが決定されたもの
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ユ
ーザの操作によって指定された配色と柄とをその都度組
み合わせて残存柄画像と消失柄画像を生成することも可
能である。以下、この例について第2の実施の形態とし
て説明する。
【0104】[第2の実施の形態]図19は、本発明を
適用した第2の実施の形態においてROM3に格納され
る柄テーブル33の構成を模式的に示す図である。ま
た、図20は、ROM3に格納される配色テーブル34
の構成を模式的に示す図である。本第2の実施の形態に
おいては、上記第1の実施の形態における柄画像テーブ
ル32(図3)に代えて、柄テーブル33および配色テ
ーブル34をROM3に格納する構成とし、その他の各
部の構成については、上記第1の実施の形態と同一の構
成によってなるので、同符号を付して説明を省略する。
【0105】図19に示す柄テーブル33には、柄種類
と柄データとが対応づけて格納される。柄データは、白
黒二値で表現された所定サイズの画像データであって、
各種の柄が配されている。また、柄種類は、各柄データ
に含まれる柄の名称を示す。
【0106】また、図20に示す配色テーブル34に
は、残存柄画像に用いるドットの配色を定める残存柄画
像色と、消失柄画像に用いるドットの配色を定める消失
柄画像色との各項目についてデータが設定され、残存柄
画像色と消失柄画像色には配色の番号が付されている。
例えば、配色の番号「1」が付された残存柄画像色に
は、残存柄画像をマゼンタ色の大ドットで構成すること
を示すデータが設定され、消失柄画像色には、消失柄画
像をマゼンタ色の大ドットとシアン色の小ドットで構成
することを示すデータが設定されている。
【0107】図21は、本発明を適用した第2の実施の
形態における帳票出力装置1により実行される印刷処理
を示すフローチャートである。また、図24は、図21
に示す処理の実行中に表示部7に表示される複写牽制画
像編集画面72の一例を示す図である。
【0108】図24に示す複写牽制画像編集画面72に
は、上記第1の実施の形態における複写牽制画像編集画
面71(図12)と同様に、文字入力部712、フォン
ト選択部713、文字サイズ選択部714、文字角度入
力部715、柄選択部716および確定指示ボタン71
7が配置される。
【0109】さらに、複写牽制画像編集画面72には、
複写牽制画像の色を選択入力するための色選択部721
が配置されている。色選択部721においては、ポップ
アップボタンの操作に応じて一覧表示される色の候補の
中から、任意の色を選択入力することができる。なお、
ポップアップボタンの操作に応じて一覧表示される色の
候補は、配色テーブル34の内容に従う。
【0110】CPU2は、図21に示す印刷処理を開始
すると、まず、複写牽制画像編集画面72を表示部7の
画面上に表示させる(ステップS41)。次いで、CP
U2は、複写牽制画像編集画面71の文字入力部71
2、フォント選択部713、文字サイズ選択部714、
文字角度入力部715および柄選択部716の各部にお
いて入力が行われ、確定指示ボタン717の操作により
入力内容が確定されると、文字入力部712における文
字入力を受け付けてRAM4内のワークエリアに一時的
に格納し(ステップS42)、同様に、フォント選択部
713における文字フォントの選択入力(ステップS4
3)、文字サイズ選択部714における文字サイズの入
力(ステップS44)、文字角度入力部715における
文字列の角度の入力(ステップS45)、柄選択部71
6における入力(ステップS46)、色選択部721に
おける入力(ステップS47)をそれぞれ受け付けて、
RAM4内のワークエリアに格納する。
【0111】ここで、CPU2は、ROM3に格納され
た柄テーブル33から、柄選択部716の入力内容に該
当する柄データを読み出すとともに、ROM3に格納さ
れた配色テーブル34から、色選択部721の入力内容
に該当する残存柄画像色および消失柄画像色のデータを
読み出して、残存柄画像と消失柄画像を生成する柄画像
生成処理を実行する(ステップS48)。この柄画像生
成処理については後述する。
【0112】そして、ステップS48で生成された残存
柄画像をプレビュー部711の全体に展開配置し、さら
に、ステップS12〜S14で受け付けた入力内容で指
定される文字列を、ステップS48で生成された消失柄
画像と同色で構成して複写牽制文字718を生成し、記
憶装置5内の文字繰返し基準領域メモリ5eに格納され
たデータおよびステップS15で受け付けた入力内容に
基づいて複写牽制文字718を配置することによって、
プレビュー用の複写牽制画像を生成し、プレビュー部7
11に表示する(ステップS49)。
【0113】ここで、CPU2は、入力部8が有するポ
インティングデバイスの操作によって、プレビュー部7
11における複写牽制文字718の移動が指示される
と、指示内容を取得して文字繰返し基準領域メモリ5e
に格納されたデータを更新し、プレビュー部711にお
ける表示を更新する(ステップS50)。
【0114】さらに、CPU2は、入力部8が有するポ
インティングデバイスの操作によって、プレビュー部7
11における複写牽制文字718の角度の変更が指示さ
れると、当該指示を受け付けて(ステップS51)、指
示に従って文字繰返し基準領域メモリ5eに格納された
データを更新し、プレビュー部711における表示を更
新する(ステップS52)。
【0115】そして、CPU2は、複写牽制画像生成処
理を実行して印刷装置6により印刷するための複写牽制
画像を生成し(ステップS53)、RAM4のワークエ
リアに一時的に記憶する(ステップS54)。なお、ス
テップS53の複写牽制画像生成処理は、上記第1の実
施の形態における複写牽制画像生成処理(図11)と同
様の処理であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0116】さらに、CPU2は、印刷装置6により印
刷すべき帳票に係る帳票フォームデータと印刷データ
を、各々帳票フォームデータファイル5c、印刷データ
ファイル5dから読み出して合成することにより、帳票
印刷用データを生成する(ステップS55)。そして、
CPU2は、ステップS23で生成した帳票印刷用デー
タと、ステップS22で生成した複写牽制画像とを合成
して合成帳票データを生成し(ステップS56)、生成
した合成帳票データに基づいて、印刷装置6によって帳
票の印刷を実行させる(ステップS57)。
【0117】図22は、図21のステップS48に示す
柄画像生成処理を詳細に示すフローチャートである。C
PU2は、まず、ROM3に格納された柄テーブル33
から、柄選択部716の入力内容に該当する柄データを
取得する(ステップS61)。
【0118】続いて、CPU2は、ROM3に格納され
た配色テーブル34から、色選択部721の入力内容に
該当する残存柄画像色のデータを取得し、取得したデー
タに従って残存用ドットデータを生成する(ステップS
62)。ここで、残存用ドットデータとは、残存柄画像
色のデータに従ってドットが配置された、柄データと同
サイズの画像データである。
【0119】ここで、CPU2は、ステップS61で取
得した柄データとステップS62で生成した残存用ドッ
トデータとのAND演算を行って、残存柄画像を生成し
(ステップS63)、生成した残存柄画像をRAM4の
ワークエリアに記憶する(ステップS64)。
【0120】ステップS62〜S63の処理によれば、
例えば、柄データが「桜柄」、残存柄画像色が「大:マ
ゼンタ」であった場合、マゼンタ色の大ドットが全体に
配置された残存用ドットデータが生成され、柄データと
AND演算されることにより、マゼンタ色の大ドットで
構成される「桜柄」の残存柄画像が生成される。
【0121】次いで、CPU2は、ROM3に格納され
た配色テーブル34から、色選択部721の入力内容に
該当する消失柄画像色のデータを取得し、取得したデー
タに従って消失用ドットデータを生成する(ステップS
65)。ここで、消失用ドットデータとは、消失柄画像
色のデータに従ってドットが配置された、柄データと同
サイズの画像データである。
【0122】そして、CPU2は、ステップS63にお
ける処理と同様に、ステップS61で取得した柄データ
とステップS65で生成した消失用ドットデータとのA
ND演算を行って消失柄画像を生成し(ステップS6
6)、生成した消失柄画像をRAM4のワークエリアに
記憶する(ステップS67)。
【0123】図23は、図22に示す処理によって残存
柄画像と消失柄画像を生成する様子を説明する図であ
り、(a)は残存柄画像を生成する様子を示し、(b)
は消失柄画像を生成する様子を示す。
【0124】図23(a)に示すように、配色テーブル
34の残存柄画像色のデータに従って生成された残存用
ドットデータ111は、大ドットのみが全面に配置され
て構成され、大ドットの色は残存柄画像色のデータによ
り定められる色である。一方、柄データ110は白黒二
値の画像データであり、黒色の部分は桜の花の形状とな
っている。
【0125】そして、柄データ110と残存用ドットデ
ータ111とをAND演算することにより、残存柄画像
112が生成される。残存柄画像112において、柄デ
ータ110において黒色であった部分はドットが無いの
で無色となり、柄データ110において白色であった部
分には、残存用ドットデータ111と同様の大ドットが
配される。
【0126】また、図23(b)に示すように、配色テ
ーブル34の消失柄画像色のデータに従って生成された
消失用ドットデータ113は、大ドットと小ドットが全
面に配置されて構成され、大ドットおよび小ドットの色
は消失柄画像色のデータにより定められる色である。
【0127】この消失用ドットデータ113と柄データ
110とをAND演算することにより、消失柄画像11
4が生成される。消失柄画像114において、柄データ
110において黒色であった部分はドットが無いので無
色となり、柄データ110において白色であった部分に
は、消失用ドットデータ113と同様の大ドットおよび
小ドットが配される。
【0128】このように、ユーザが複写牽制画像編集画
面72において選択入力した色で、残存柄画像と消失柄
画像とを生成し、これら残存柄画像と消失柄画像とを用
いた複写牽制画像を作成することができる。
【0129】以上のように、本発明を適用した第2の実
施の形態によれば、上記第1の実施の形態における効果
に加えて、複写牽制画像を構成する残存柄画像と消失柄
画像について、柄と色とをユーザが望むとおりに組み合
わせることができるので、複写牽制画像のデザインの自
由度をよりいっそう高めることができる。
【0130】なお、上記第2の実施の形態において、残
存用ドットデータと消失用ドットデータとを生成する際
の大ドットと小ドットのサイズは、予め定められたサイ
ズとしても良いし、或いは、複写牽制画像の用途に応じ
て適宜決定されるものとしても良い。すなわち、原本の
帳票(印刷物)で視認できる文字や図形が複写後に消失
するような複写牽制画像を作成する場合、残存用ドット
データと消失用ドットデータの大ドットのサイズは共通
のサイズとすれば良いが、ドットサイズを変更すること
で、原本で視認できない文字や図形が複写後に出現する
ような複写牽制画像を作成することも可能となる。
【0131】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、原本の帳票(印刷物)で視認できる文字や図
形が複写後に全て消失する例について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、文字や図
形の一部が複写後に消失するような複写牽制画像を作成
することも勿論可能である。以下、この例について第3
の実施の形態として説明する。
【0132】[第3の実施の形態]図25は、本発明を
適用した第3の実施の形態においてROM3内に格納さ
れる図形テーブル35の構成を模式的に示す図である。
本第3の実施の形態においては、上記第1の実施の形態
における柄画像テーブル32(図3)に代えて、図形テ
ーブル35をROM3に格納する構成とし、その他の各
部の構成については、上記第1の実施の形態と同一の構
成によってなるので、同符号を付して説明を省略する。
【0133】図25に示すように、図形テーブル35に
は、各種の図形データが格納され、各図形データにはそ
の名称として図形種類が設定されている。本第3の実施
の形態における帳票出力装置1は、複写牽制画像とし
て、各種の図形で構成される複写牽制図形を作成し、印
刷するものである。
【0134】図形データは、四角形、三角形、円、或い
は樹木の意匠等を象った形状の図形データである。これ
ら図形データは、上記第1および第2の実施の形態にお
ける残存柄画像や消失柄画像と同様に、大ドットのみ、
または大ドットと小ドットとにより構成されている。
【0135】図26は、本発明を適用した第3の実施の
形態における帳票出力装置1により実行される印刷処理
を示すフローチャートである。また、図27は、図26
に示す印刷処理の実行中に表示部7に表示される複写牽
制図形編集画面73の一例を示す図である。
【0136】図27に示す複写牽制図形編集画面73に
は、複写牽制図形に用いる図形を入力するための図形選
択部733、図形選択部733で選択した図形のサイズ
を入力するための図形サイズ入力部734、図形選択部
733で選択した図形の印刷色を入力するための色選択
部732が配置されている。
【0137】色選択部732としては、図27に示すよ
うに、利用可能な色が一覧表示されたカラーパレットが
配置されており、入力部8が有するポインティングデバ
イスの操作によって任意の色を指定できる。また、図形
選択部733においては、ポップアップボタンの操作に
応じて一覧表示される図形の候補から任意の図形を選択
入力することができる。なお、ポップアップボタンの操
作に応じて一覧表示される図形の候補は、図形テーブル
35に格納された図形種類に従う。
【0138】また、複写牽制図形編集画面73には、色
選択部732、図形選択部733、および図形サイズ入
力部734における入力内容を確定するための確定指示
ボタン735が配置される。
【0139】さらに、複写牽制図形編集画面73にはプ
レビュー部731が配置される。プレビュー部731に
は、確定指示ボタン735の操作により確定された入力
内容に従って作成された複写牽制図形が概略表示され
る。
【0140】CPU2は、図26に示す印刷処理を開始
すると、まず、複写牽制画像編集画面73を表示部7の
画面上に表示させる(ステップS71)。次いで、CP
U2は、複写牽制画像編集画面73の色選択部732、
図形選択部733、および図形サイズ入力部734の各
部において入力が行われ、確定指示ボタン735の操作
により入力内容が確定されると、色選択部732におけ
る文字入力を受け付けてRAM4内のワークエリアに一
時的に格納し(ステップS72)、同様に、図形選択部
733における図形の選択入力(ステップS73)、図
形サイズ入力部734における図形サイズの入力(ステ
ップS74)をそれぞれ受け付けて、RAM4内のワー
クエリアに格納する。
【0141】ここで、CPU2は、ROM3に格納され
た図形テーブル35から、図形選択部733の入力内容
に該当する図形データを読み出し、当該画像データの色
を色選択部732の入力内容に該当する色に設定し、図
形選択部733の入力内容にあわせて拡大または縮小し
て、所定位置に展開配置することによってプレビュー用
の複写牽制図形を生成し、プレビュー部731に表示す
る(ステップS75)。
【0142】ここで、CPU2は、入力部8が有するポ
インティングデバイスの操作によって、プレビュー部7
31における図形の移動が指示されると、指示内容を取
得して複写牽制図形中における図形の配置位置を示す情
報をRAM4のワークエリアに格納するとともに、プレ
ビュー部731における表示を更新する(ステップS7
6)。
【0143】そして、CPU2は、複写牽制図形生成処
理を実行し、ROM3に格納された図形テーブル35か
ら、図形選択部733の入力内容に該当する図形データ
を読み出し、当該画像データの色を色選択部732の入
力内容に該当する色に設定し、図形選択部733の入力
内容にあわせて拡大または縮小して、RAM4のワーク
エリアに格納された各図形の配置位置を示す情報に従っ
て各図形データを配置することによって複写牽制図形を
生成する(ステップS77)。その後、CPU2は、ス
テップS77で生成した複写牽制図形を印刷装置6によ
って用紙に印刷させる(ステップS78)。
【0144】ここで、図28(a)および(b)に、本
発明を適用した第3の実施の形態において帳票出力装置
1により生成される複写牽制図形の例を示す。図28
(a)に示す複写牽制図形には、符号A,B,Cで示す
3種類の図形が含まれている。このうち、図形Aおよび
図形Cは、上記第1の実施の形態における消失画像と同
様に、複写によって変色する図形であり、このうち図形
Aは変色後に無色になる図形である。また、図形Bは、
上記第1の実施の形態における残存画像と同様に、複写
によって変色することのない図形である。また、図形B
は、原本の印刷物において図形Aと同色である。
【0145】図28(a)に示す複写牽制図形を複写す
ると、図形Aが消失し、図形Bはそのまま変化せず、図
形Cは変色するので、図形Aの消失に伴って、原本の状
態では図形Aに紛れていた図形Bが明瞭に現れる。従っ
て、図28(a)に示す複写牽制図形は、原本の印刷物
においては円と三角形を組み合わせた図形に見えるが、
複写機により複写した複製物においては、四角形と三角
形とを組み合わせた図形となる。
【0146】図28(b)に示す複写牽制図形には、背
景となる図形Dと、樹木の葉の形状の図形Eと、樹木の
幹の形状の図形Fとが含まれる。このうち、図形Dと図
形Fとは上記第1の実施の形態における残存画像と同様
に、複写によって変色することのない図形であり、図形
Eは、上記第1の実施の形態における消失画像と同様
に、複写によって変色する図形である。さらに、図形E
は、複写によって変色した後は図形Dと同色になる。図
28(b)に示す複写牽制図形を複写すると、図形Fが
変色して図形Dと同色になるので、図形Eが消失したか
のように見える。
【0147】このように、複写により消失・変色または
残存する複数の図形を含んでなる複写牽制図形を印刷す
ることにより、複写によって図形が変形するかのように
見える印刷物を作成することができる。このような印刷
物は視覚的な変化が著しいので、複写を強く牽制する効
果が期待できる。
【0148】なお、本第3の実施の形態における複写牽
制図形は、上記第1および第2の実施の形態における複
写牽制画像と同様に、見積書等の各種帳票上に印刷して
使用することも勿論可能である。
【0149】また、本第3の実施の形態においては、複
写牽制図形に用いる各図形データの色を、複写牽制図形
編集画面73(図27)の色選択部732の入力内容に
より決定するものとしたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、例えば、図9の図表に示すような色の明
度に従って自動的に決定するものであっても良いし、或
いは、複写牽制図形編集画面73において、図形選択部
733で選択された図形に適した色を案内する表示を行
っても良い。この場合、図28(a)に示す図形Aのよ
うに、複写により消失する図形には消失しやすい色を用
いることができ、複写を牽制する効果を高められる。
【0150】また、複写牽制図形編集画面73におい
て、図形サイズ入力部734で入力した図形の背景を設
定するための入力部を設け、図26に示す印刷処理にお
いて図形の背景に係る処理を行うようにすることも可能
であり、その他の細部についても適宜変更可能であるこ
とは勿論である。
【0151】
【発明の効果】請求項1および10記載の発明によれ
ば、カラー複写機で複写すると一部が変色するという格
別な視覚的効果を生み出すための複写画像を印刷するこ
とができる。
【0152】請求項2および3記載の発明によれば、異
なるサイズのドットを用いることで複写牽制画像の効果
を生み出すので、各ドットに任意の色を用いることが可
能となり、複写牽制画像のデザインの自由度を高めるこ
とができる。
【0153】請求項4記載の発明によれば、複写機によ
って複写される際に変色領域と非変色領域が同色で出力
される複写牽制画像が印刷されるので、変色領域が消失
するという格別な視覚的効果を誘起し、複写を強く牽制
することができる。
【0154】請求項5記載の発明によれば、複写牽制画
像が複写された際に、非変色領域を著しく変色させるこ
とができるので、複写を強く牽制することができる。
【0155】請求項6記載の発明によれば、大ドットよ
りも小さなドットを用いて大ドットを印刷することがで
きるので、印刷時にドットサイズを制御する際の処理を
効率よく行うことが可能となる。また、大ドットの印刷
色として、原色に加えて中間色を用いることが可能とな
り、複写牽制画像のデザインの自由度を高めることがで
きる。
【0156】請求項7記載の発明によれば、大ドットの
印刷色として中間色を用いることが可能となり、複写牽
制画像のデザインの自由度を高めることができる。
【0157】請求項8記載の発明によれば、柄が配され
た複写牽制画像を用いることにより、より著しい視覚的
効果を誘起し、複写を強く牽制することができる。
【0158】請求項9記載の発明によれば、印刷データ
と複写牽制画像を重ねて印刷することで、複写牽制画像
付きの帳票を容易に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態における帳票出力
装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のROM3に格納される文字属性テーブル
31の構成例を模式的に示す図である。
【図3】図1のROM3に格納される柄画像テーブル3
2の構成例を模式的に示す図である。
【図4】図1のRAM4内の印刷メモリ41の構成を模
式的に示す図である。
【図5】図1の記憶装置5内のファイル構成を模式的に
示す図である。
【図6】図1の帳票出力装置1により作成される複写牽
制画像中における文字列の配置状態の例を示す図であ
る。
【図7】本第1の実施の形態において生成される複写牽
制画像の構成を拡大して例示する図であり、(a)は消
失画像の例を示し、(b)は残存画像の例を示し、
(c)は消失画像の別の例を示し、(d)は残存画像の
別の例を示す。
【図8】図7(a)〜(d)に示す消失画像と残存画像
とを用いた複写牽制画像の一例を示す図である。
【図9】一般的な印刷装置で利用される色の明度を示す
図表である。
【図10】図1の帳票出力装置1により実行される印刷
処理を示すフローチャートである。
【図11】図10のステップS21に示す複写牽制画像
生成処理を詳細に示すフローチャートである。
【図12】図10に示す印刷処理の実行中に表示部7に
表示される複写牽制画像編集画面71の一例を示す図で
ある。
【図13】図4の帳票フォームデータファイル5cに格
納される帳票フォームデータの例を示す図である。
【図14】図4の帳票データファイル5dに格納される
印刷データの例を示す図である。
【図15】図13に示す帳票フォームデータと図14に
示す印刷データとを合成して得られる帳票印刷用データ
の例を示す図である。
【図16】帳票出力装置1により生成される複写牽制画
像の例を示す図である。
【図17】図15に示す帳票印刷用データと図16に示
す複写牽制画像とを印刷して得られる帳票の例を示す図
である。
【図18】図17に示す帳票を複写機で複写して得られ
る複製物の状態を示す図である。
【図19】本発明を適用した第2の実施の形態において
ROM3に格納される柄テーブル33の構成を模式的に
示す図である。
【図20】本発明を適用した第2の実施の形態において
ROM3に格納される配色テーブル34の構成を模式的
に示す図である。
【図21】本発明を適用した第2の実施の形態における
帳票出力装置1により実行される印刷処理を示すフロー
チャートである。
【図22】図21のステップS48に示す柄画像生成処
理を詳細に示すフローチャートである。
【図23】図22に示す処理によって残存柄画像と消失
柄画像を生成する様子を説明する図であり、(a)は残
存柄画像を生成する様子を示し、(b)は消失柄画像を
生成する様子を示す。
【図24】図21に示す処理の実行中に表示部7に表示
される複写牽制画像編集画面72の一例を示す図であ
る。
【図25】本発明を適用した第3の実施の形態において
ROM3に格納される図形テーブル35の構成を模式的
に示す図である。
【図26】本発明を適用した第3の実施の形態における
帳票出力装置1により実行される印刷処理を示すフロー
チャートである。
【図27】図26に示す印刷処理の実行中に表示部7に
表示される複写牽制図形編集画面73の一例を示す図で
ある。
【図28】本発明を適用した第3の実施の形態において
帳票出力装置1により生成される複写牽制図形の例を示
す図である。
【符号の説明】
1 帳票出力装置 2 CPU 3 ROM 31 文字属性テーブル 32 柄画像テーブル 33 柄テーブル 34 配色テーブル 35 図形テーブル 4 RAM 41 印刷メモリ 41a 印刷データメモリ 41b フォームデータメモリ 41c 合成印刷データメモリ 5 記憶装置 5a 業務アプリケーションファイル 5b プログラムファイル 5c 帳票フォームデータファイル 5d 印刷データファイル 5e 文字繰返し基準領域メモリ 5f 文書管理ファイル 6 印刷装置 7 表示部 8 入力部 9 伝送制御部 10 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 H04N 1/46 Z 5C077 1/46 B41J 3/00 B 5C079 1/60 G03G 21/00 382 Fターム(参考) 2C061 AP04 AR01 CL10 2C262 AA26 AB13 AC04 BA09 BA16 BB03 BB10 CA04 CA07 DA06 DA18 EA04 2H027 DB01 ED04 EE01 FA28 FD01 FD08 2H134 NA05 NA15 NA26 5C076 AA03 AA14 AA16 AA18 AA24 AA26 AA27 BA02 BA06 BA07 CA10 5C077 LL14 MP06 MP08 NN05 PP21 PP23 PP31 PP32 PP33 PP38 PQ08 PQ23 SS05 TT02 5C079 HB01 HB03 KA06 LA02 LA08 LA10 LA23 LA31 LA40 LB11 MA04 NA06 NA09 PA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー複写機によって複写される際に元の
    色と同色で出力される非変色画像と、カラー複写機によ
    って複写される際に元の色とは異なる色で出力される変
    色画像とを含んでなる複写画像を生成する複写画像生成
    手段と、 この複写画像生成手段により生成された複写画像を、印
    刷装置によって所定の色で印刷させる制御手段と、 を備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】前記複写画像生成手段は、前記カラー複写
    機により読み取り可能な最小のドットサイズより大きい
    大ドットと、前記カラー複写機により読み取り可能な最
    小のドットサイズより小さい小ドットとによって構成さ
    れる複写画像を生成することを特徴とする請求項1記載
    の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】前記複写画像生成手段は、 前記カラー複写機により読み取り可能な最小のドットサ
    イズより大きい大ドットにより構成される前記非変色画
    像と、 前記カラー複写機により読み取り可能な最小のドットサ
    イズより大きい大ドットと、前記カラー複写機により読
    み取り可能な最小のドットサイズより小さい小ドットと
    により構成される前記変色画像と、を含んでなる複写画
    像を生成することを特徴とする請求項1記載の印刷制御
    装置。
  4. 【請求項4】前記複写画像生成手段は、前記非変色画像
    を構成する大ドットの色と前記変色画像を構成する大ド
    ットの色とが同色であり、かつ、前記変色画像を構成す
    る小ドットの色が前記大ドットとは異なる複写画像を生
    成することを特徴とする請求項3記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】前記複写画像生成手段は、前記大ドットの
    色よりも明度の高い色の前記小ドットを含んで構成され
    る複写画像を生成することを特徴とする請求項3記載の
    印刷制御装置。
  6. 【請求項6】前記複写画像生成手段は、前記大ドットと
    して、前記大ドットより小さなドットを複数集合させた
    集合体を含んで構成される複写画像を生成することを特
    徴とする請求項2から5のいずれかに記載の印刷制御装
    置。
  7. 【請求項7】前記複写画像生成手段は、少なくとも2つ
    の異なる色のドットを含む前記集合体を含んで構成され
    る複写画像を生成することを特徴とする請求項6記載の
    印刷制御装置。
  8. 【請求項8】前記複写画像生成手段は、前記変色画像と
    前記非変色画像のいずれか一方もしくは両方に柄が配さ
    れた複写画像を生成することを特徴とする請求項1から
    7のいずれかに記載の印刷制御装置。
  9. 【請求項9】帳票を印刷するための印刷データを記憶す
    る記憶手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記複写画像生成手段により生成され
    た複写画像と前記記憶手段に記憶された印刷データとを
    重ねて印刷させることを特徴とする請求項1から8のい
    ずれかに記載の印刷制御装置。
  10. 【請求項10】コンピュータを、 カラー複写機によって複写される際に元の色と同色で出
    力される非変色画像と、カラー複写機によって複写され
    る際に元の色とは異なる色で出力される変色画像とを含
    んでなる複写画像を生成する複写画像生成手段と、 この複写画像生成手段により生成された複写画像を、印
    刷装置によって所定の色で印刷させる制御手段と、 して機能させるプログラム。
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