JP3894533B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータ逆回転時にロータと共に一体的に回転する環状制動体に、操作部材を介して制動を掛けるロータ制動装置を備えた魚釣用スピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のロータ制動装置は、例えば、実公平3−28773号公報や特開平9−140303号公報に開示されているように、リール本体に、一方に操作部が形成され且つ他方に制動部が形成された操作部材を回動可能に支持しており、実釣時に操作部を移動操作(牽引操作)することによって、ロータと共に回転する環状制動体に制動を掛けることができるよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のロータ制動装置は、上記した公知技術に見られるように、リール本体の前方側に固定した挟着制動部を、ロータ後部内における環状制動体の外側に配置して構成されている。この場合、挟着制動部の配置スペースを確保する必要上、ロータ制動装置を径方向に大型化せざるを得ず、そのため、ロータ全体が大型化及び重量化してしまう。
【0004】
また、ロータの大きさを一定に維持しようとすると、環状制動体の寸法を小さくする必要があるが、その分だけ制動力が弱くなってしまう。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するために成されており、その目的は、ロータを大型化及び重量化させること無く、充分な制動力を確保することが可能なロータ制動装置を備えた魚釣用スピニングリールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明の魚釣用スピニングリールは、リール本体に設けられ且つロータと一体的に回転する環状制動体と、リール本体に対して移動可能に設けられた操作部材と、この操作部材の移動操作によって環状制動体の制動面に制動力を付与することが可能な本体側制動部とを備えており、前記本体側制動部を、環状制動体の制動面に対向するようにリール本体に設けると共に、環状制動体の径方向内側に配設したことを特徴としている。
【0007】
上記した本体側制動部を、環状制動体の内側に配設したことにより、ロータ制動装置を径方向に小型化することが可能となり、これに伴って、ロータを必要以上に大型化する必要性がなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る魚釣用スピニングリールについて、添付図面を参照して説明する。
【0009】
図1及び図2に示すように、本実施の形態の魚釣用スピニングリール1は、リール本体1aと、リール本体1aから延出する脚部1bと、脚部1bの端部に形成され且つ図示しない釣竿に取付可能な竿取付部1cとを有している。リール本体1a内には、ハンドル軸2が回転可能に支持されており、リール本体1aから突出するハンドル軸2の端部には、図示しないハンドルが固定されている。
【0010】
ハンドル軸2には、ドライブギヤ3が取り付けられており、ドライブギヤ3には、ハンドル軸2に対して直交する方向に延在し且つ軸受け11を介して回転可能に支持されたピニオンギヤ13が歯合している。ピニオンギヤ13の先端には、ベール6及び釣糸案内装置15を備えたロータ8が一体的に取り付けられている。また、ピニオンギヤ13の内部には、ハンドル軸2と直交する方向に摺動可能に支持されたスプール軸9が挿通されており、スプール軸9の先端には、釣糸が巻回されるスプール10が着脱可能に取り付けられている。また、ドライブギヤ3には、オシレーティング機構19が係合しており、オシレーティング機構19は、ハンドル軸2の回転に連動して、スプール軸9を軸方向に沿って往復動(前後動)させる。
【0011】
このような構成において、ハンドルを回転操作すると、その回転運動は、ハンドル軸2及びドライブギヤ3を介してオシレーティング機構19に伝達され、スプール軸9(スプール10)を軸方向に沿って往復駆動させる。また、ハンドルの回転運動は、ドライブギヤ3を介してピニオンギヤ13に伝達され、ロータ8を回転させる。この結果、スプール10には、釣糸案内装置15を介して釣糸が均等に巻回される。
【0012】
また、リール本体1aには、ロータ8の逆回転に制動力を付与するロータ制動装置と、ロータ8の逆回転を防止する逆転防止機構とが設けられている。これらの機構は、支軸7を介して脚部1bに回動可能に取付られた操作レバー(操作部材)5によって操作可能となっている。
【0013】
操作レバー5の先端部には、指を引っ掛けることが可能な操作部5aが形成されており、リール本体1a内に位置した操作レバー5の基端部には、ビス12によって、ロータ8の円筒部の内部に延出する押圧プレート14が取り付けられている。
【0014】
押圧プレート14の端部には、軸方向に延出している環状制動体17の制動面17aと対向し、これを内側から上方に向けて押圧する操作部材側押圧部14aが設けられている。また、操作レバー5は、リール本体内に配設された引張ばね16によって、図1に示すような位置状態に保持されるようになっている。
【0015】
図1〜図4に示すように、ロータ8の逆回転に制動力を付与するロータ制動装置は、ころがり式一方向クラッチ20を構成する外輪部25に対して、後述するように、径方向(図3に示すような矢印S方向)に移動可能で且つ回り止め支持された環状支持体31を備えている。また、上述した環状制動体17は、環状支持体31に対してビス31aによって固定されている。
【0016】
前記環状制動体17の径方向内側には、本体側制動部32が配設されており、この本体側制動部32は、その基端部がリール本体1aにネジ止めされ、その先端部には、環状制動体17の制動面17aが押圧される本体側押圧部32aが設けられている。なお、本体側制動部32は、スプール軸9に対し、前記押圧プレート14と略対向する位置に所定の範囲に亘って配設されている。
【0017】
前記ころがり式一方向クラッチ20は、ピニオンギヤ13に対して回り止め嵌合された内輪21と、内輪21の外側に配された保持器27と、保持器27の外側に配された外輪部25とを有しており、外輪部25には、上述したように、環状支持体31が径方向に移動可能で且つ回り止め支持されている。
【0018】
前記外輪25の内周面には、保持器27によって保持された複数の転動部材28がフリーに回転できるフリー回転領域と、複数の転動部材の回転を阻止する楔領域とが形成されており、各転動部材は、保持器27に設けられたバネ部材によって楔領域方向に付勢されている。
【0019】
このような構成の一方向クラッチ20において、ピニオンギヤ13と共に内輪21が正回転(ロータ8が釣糸巻取り方向に回転)すると、保持器27の転動部材28が外輪25のフリー回転領域に位置する。このとき、内輪21の回転力は外輪部25に伝達されることはない。これに対して、ピニオンギヤ13と共に内輪21が逆回転(ロータ8が釣糸繰出し方向に回転)すると、保持器27の転動部材が外輪25の楔領域に位置する。このとき、内輪21の回転力は外輪部25に伝達される。
【0020】
外輪部25の外周部分には、周方向に沿って所定間隔で複数の突出部25aが径方向外側に向けて形成されている。一方、環状支持体31の内周面には、径方向内側に向けて所定間隔で複数の延出部31bが形成されている。そして、これら延出部31bと外輪部25の突出部25aとは、互いに遊度をもって状態で嵌合しており、これによって、環状支持体31は、矢印S方向に移動可能であると共に、外輪部25に対して回り止め状態となっている。
【0021】
一方向クラッチ20を介したピニオンギヤ13と環状支持体31との間の上記した連結構成によれば、環状支持体31及びこの環状支持体31に回り止めされた環状制動体17は、ピニオンギヤ13が逆回転(ロータ8が釣糸繰出し方向に回転)したときに、一方向クラッチ20を介してピニオンギヤ13に直結し、ロータ8と共に一体的に回転する。
【0022】
なお、前記環状支持体31の周縁部には、その周方向に沿って所定間隔で複数の係合部40が突出形成されており、これら係合部40には、夫々、テーパ面40aとストッパ面40bとが形成されている。テーパ面40aは、ロータ8が逆回転した際に後述する係合爪43aを係合部40間の隙間に案内するようになっており、ストッパ面40bは、係合部40間の隙間に位置した係合爪43aに当接するようになっている。
【0023】
一方、ロータ8には、上記係合部40に対向した位置に、回動部材43がピン42を介して回動自在に支持されており、この回動部材43の一端には、係合部40間の隙間に係合可能な係合爪43aが屈曲形成されている。また、ロータ8には、環状支持体31側に向けて、回動部材43の各方向への回動を規制する2つのボス(図示せず)が突出形成されており、回動部材43には、外輪部25に抱き付くように巻回保持されたリーフスプリング45の端部が固定されている。
【0024】
また、リール本体内には、ロータ8の逆回転を防止する逆転防止機構が設けられており、この逆転防止機構は、操作レバー5の基端部、若しくは押圧プレート14に突出形成された作動体50と、支軸52に回動可能に支持され且つ作動体50によって回動される制御カム54と、リール本体1aのフレーム1f(図2参照)に対して移動可能に保持され且つ制御カム54の回動によって環状制動体17に向けて移動する係止爪56(図2参照)と、環状制動体17の内周縁に形成され且つ係止爪56と噛み合う複数の係止溝17b(図2参照)とを備えて構成されている。
【0025】
特に参照符号は付さないが、制御カム54には、作動体50に当接する第1及び第2の当接部と、係止爪56に当接する第3の当接部とが形成されている。なお、制御カム54は、振り分けバネ58によって回動方向に付勢され、係止爪56は、バネによって環状制動体17の係止溝17bと噛み合う方向に付勢されている。
【0026】
ここで逆転防止機構の作用について説明する(逆転防止機構は、操作レバーをD方向に押し下げたときに機能する)。
【0027】
まず、操作レバー5が、図1に示す初期位置にあるとき、振り分けバネ58の付勢力(制御カム54に対しこれを図中反時計回りに回動させる方向に作用する付勢力)によって、制御カム54の第1の当接部が作動体50に当接すると共に、係止爪56はバネの付勢力に抗して環状制動体17から離間した状態に維持される。
【0028】
この状態で、操作レバー5をD方向に押し下げ操作すると、作動体50が振り分けバネ58の付勢力に抗して制御カム54を図中時計回りに回動させる。このとき、振り分けバネ58は、制御カム54の回動に伴って揺動するが、そのデッドポイントを超えた時点で制御カム54に対し、これを時計回りに回動させる方向で付勢力を付与するようになる。従って、その後、制御カム54は、作動体50によらず、振り分けバネ58の付勢力によって時計回りに回動する。これにより、第1の当接部が作動体50から離間すると共に、制御カム54の第3の当接部から係止爪56が外れ、バネの付勢力によって環状制動体17方向に移動してその係止溝17bに噛み合う。そして、第2の当接部が作動体50に当接したときに、制御カム54の回動が停止する。このとき、ロータ8は逆転防止状態に維持される。
【0029】
次に、上述したロータ制動装置の作用について説明する(ロータ制動装置は、操作レバーをU方向に押し上げたときに機能する)。
【0030】
まず、操作レバー5が、図1に示す初期位置にあるとき、ロータ8は逆回転可能状態(釣糸繰出し可能状態)に維持される。この状態において、ハンドルを操作して釣糸巻取り動作(ロータ8を正回転させる動作)を行うと、ロータ8と共に正回転する回動部材43は、リーフスプリング45の作用によって逆回転方向に力を受け、ピン42を中心に回動する。このとき、回動部材43の係合爪43aは、環状支持体31の係合部40から離間するように回動する(図4(b)参照)。この状態では、回動部材43は、ロータ8と共にフリーに回転可能となっており、このとき、操作レバー5をU方向に押し上げ操作しても、ロータ8に対して制動を利かせることはできない。
【0031】
次に、操作レバー5が初期位置にある状態で、釣糸が繰出される(魚の引き等によりロータ8が逆回転される)と、上述した一方向クラッチ20の作用によって、環状支持体31及びこの環状支持体31にネジ止めされた環状制動体17はロータ8と共に逆回転する。これに伴って、回動部材43の係合爪43aは、係合部40間の隙間に入り込むようになり、ストッパ面40bに当接する(図4(a)参照)。この状態において、操作レバー5をU方向に押し上げ操作すると、図2の初期位置にあった押圧プレート14の操作部材側押圧部14aが環状制動体17の制動面17aに当接し、この制動面17aに押圧力を作用させる。
【0032】
上記したように、環状支持体31は外輪部25に対して径方向に移動可能になっているため、環状制動体17に作用する押圧力によって、環状支持体31は、図3に示すように矢印S方向に移動する。これに伴い、リール本体1aにネジ止めされた本体側制動部32の本体側押圧部32aに対し、環状制動体17の制動面17aが押圧される。
【0033】
このとき、環状制動体17は、その内側面、即ち制動面17aが2つの押圧部(操作部材側押圧部14a、本体側押圧部32a)によって、夫々外向きに押圧されることになる。このときの外向き押圧力は、操作レバー5の押し上げ操作力に比例して増減変更することが可能となり、その結果、環状制動体17には、操作レバー5の操作力に応じた制動力を作用させることが可能となる。
【0034】
具体的に説明すると、操作レバー5は、引張ばね16によって、常時、図1に示すような初期状態に復帰するように付勢保持されている。このため、上述したように操作レバー5の押し上げ操作の際、押し上げ操作力を緩めると、その緩めた分だけ引張ばね16のばね力が操作レバー5に作用し、この操作レバー5を初期状状態に復帰させようとする。従って、操作レバー5の操作力を増したり緩めたりする微妙な操作を行うと、それに応じた押圧力(即ち、制動力)を環状制動体17に作用させることができる。
【0035】
この場合、上記したロータ制動装置によれば、環状制動体17の制動面17aを押圧する2つの押圧部のうち、一方の押圧部(本体側押圧部32a)をリール本体1aに固定する構成を採用したことによって、環状制動体17をガタ付かせること無く安定させた状態で、その制動面17aに対して押圧力(制動力)を作用させることが可能となる。この結果、操作レバー5の押し上げ操作力をロス無く且つ安定して環状制動体17に作用させることができる。
【0036】
しかも、本体側制動部32は、環状制動体17の径方向内側に配設したことから、2つの押圧部(操作部材側押圧部14a、本体側押圧部32a)を共に環状制動体17の径方向内側に収容配置する構成にできるため、ロータ制動装置の小型化を図ることが可能となる。
【0037】
そして、これらの効果が相互に組み合わされることによって、ロータ8を大型化及び重量化させること無く、充分な制動力を確保することが可能なロータ制動装置を備えた魚釣用スピニングリール1を提供することができる。
【0038】
なお、環状制動体17は、上記のように一方向クラッチを介してロータの逆回転時に一体回転するように構成しても良いし、又、正逆転共に一体回転するように構成しても良い。また、上記した構成では、環状制動体17は、多少揺動可能となるように、支持しておくことが好ましい。
【0039】
以上、説明した構成の魚釣用スピニングリールには、スプール10に、以下のような糸止め機構65が設けられている。
【0040】
図5(a)〜(d)は、スプール10に設けられた糸止め機構を拡大して示す図である。これらの図に示すように、糸止め機構は、細径の釣糸71と太径の釣糸73の双方を選択的にスプール10に止めることが可能に構成されている。
【0041】
具体的には、この糸止め機構65は、図5(a),(b)に示すように、スプール10の外周面に装着される糸止め部材70と、スプール10の外周面に形成された細径釣糸用溝72と、太径釣糸用溝74とを有しており、太径釣糸用溝74に対面した糸止め部材70には、太径釣糸用切欠部70aが形成されている。そして、糸止め部材70は、その先端側が弾性変形可能に構成されており、その基端側がスプール10に対して嵌入等によって取着されている。
【0042】
このような構成において、細径の釣糸71を止める場合には、図5(c)に示すように、細径釣糸用溝72に釣糸71を導入することで、釣糸71は、糸止め部材70と細径釣糸用溝72との間に挟まれた状態でスプール10に止めることができる。また、太径の釣糸73を止める場合には、図5(d)に示すように、太径釣糸用溝74に釣糸73を導入することで、釣糸73は、糸止め部材70の太径釣糸用切欠部70aと太径釣糸用溝74との間に挟まれた状態でスプール10に止めることができる。
【0043】
このような糸止め機構によれば、細径〜太径までの釣糸を無理なく糸止めすることができると共に、太径の釣糸73を止める箇所を専用に設けたことで、糸止め部材70が過度に変形しなくなり、耐久性を向上させることができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、ロータを大型化及び重量化させること無く、充分な制動力を確保することが可能なロータ制動装置を備えた魚釣用スピニングリールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る魚釣用スピニングリールの外観構成を示す図。
【図2】本発明に採用したロータ制動装置の構成を拡大して示す断面図であって、非制動状態を示す図。
【図3】本発明に採用したロータ制動装置の構成を拡大して示す断面図であって、制動状態を示す図。
【図4】(a)は、ロータ逆転時における図2のA−A線に沿う断面図、(b)は、ロータ正転時における図2のA−A線に沿う断面図。
【図5】スプールに設けられる糸止め機構の構成を示す図であって、(a)は、その断面図、(b)は、その平面図、(c)は、細径の釣糸がスプールに止められた状態を示す断面図、(d)は、太径の釣糸がスプールに止められた状態を示す断面図。
【符号の説明】
1a リール本体
5 操作レバー
8 ロータ
17 環状制動体
17a 制動面
32 本体側制動部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータ逆回転時にロータと共に一体的に回転する環状制動体に、操作部材を介して制動を掛けるロータ制動装置を備えた魚釣用スピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のロータ制動装置は、例えば、実公平3−28773号公報や特開平9−140303号公報に開示されているように、リール本体に、一方に操作部が形成され且つ他方に制動部が形成された操作部材を回動可能に支持しており、実釣時に操作部を移動操作(牽引操作)することによって、ロータと共に回転する環状制動体に制動を掛けることができるよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のロータ制動装置は、上記した公知技術に見られるように、リール本体の前方側に固定した挟着制動部を、ロータ後部内における環状制動体の外側に配置して構成されている。この場合、挟着制動部の配置スペースを確保する必要上、ロータ制動装置を径方向に大型化せざるを得ず、そのため、ロータ全体が大型化及び重量化してしまう。
【0004】
また、ロータの大きさを一定に維持しようとすると、環状制動体の寸法を小さくする必要があるが、その分だけ制動力が弱くなってしまう。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するために成されており、その目的は、ロータを大型化及び重量化させること無く、充分な制動力を確保することが可能なロータ制動装置を備えた魚釣用スピニングリールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明の魚釣用スピニングリールは、リール本体に設けられ且つロータと一体的に回転する環状制動体と、リール本体に対して移動可能に設けられた操作部材と、この操作部材の移動操作によって環状制動体の制動面に制動力を付与することが可能な本体側制動部とを備えており、前記本体側制動部を、環状制動体の制動面に対向するようにリール本体に設けると共に、環状制動体の径方向内側に配設したことを特徴としている。
【0007】
上記した本体側制動部を、環状制動体の内側に配設したことにより、ロータ制動装置を径方向に小型化することが可能となり、これに伴って、ロータを必要以上に大型化する必要性がなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る魚釣用スピニングリールについて、添付図面を参照して説明する。
【0009】
図1及び図2に示すように、本実施の形態の魚釣用スピニングリール1は、リール本体1aと、リール本体1aから延出する脚部1bと、脚部1bの端部に形成され且つ図示しない釣竿に取付可能な竿取付部1cとを有している。リール本体1a内には、ハンドル軸2が回転可能に支持されており、リール本体1aから突出するハンドル軸2の端部には、図示しないハンドルが固定されている。
【0010】
ハンドル軸2には、ドライブギヤ3が取り付けられており、ドライブギヤ3には、ハンドル軸2に対して直交する方向に延在し且つ軸受け11を介して回転可能に支持されたピニオンギヤ13が歯合している。ピニオンギヤ13の先端には、ベール6及び釣糸案内装置15を備えたロータ8が一体的に取り付けられている。また、ピニオンギヤ13の内部には、ハンドル軸2と直交する方向に摺動可能に支持されたスプール軸9が挿通されており、スプール軸9の先端には、釣糸が巻回されるスプール10が着脱可能に取り付けられている。また、ドライブギヤ3には、オシレーティング機構19が係合しており、オシレーティング機構19は、ハンドル軸2の回転に連動して、スプール軸9を軸方向に沿って往復動(前後動)させる。
【0011】
このような構成において、ハンドルを回転操作すると、その回転運動は、ハンドル軸2及びドライブギヤ3を介してオシレーティング機構19に伝達され、スプール軸9(スプール10)を軸方向に沿って往復駆動させる。また、ハンドルの回転運動は、ドライブギヤ3を介してピニオンギヤ13に伝達され、ロータ8を回転させる。この結果、スプール10には、釣糸案内装置15を介して釣糸が均等に巻回される。
【0012】
また、リール本体1aには、ロータ8の逆回転に制動力を付与するロータ制動装置と、ロータ8の逆回転を防止する逆転防止機構とが設けられている。これらの機構は、支軸7を介して脚部1bに回動可能に取付られた操作レバー(操作部材)5によって操作可能となっている。
【0013】
操作レバー5の先端部には、指を引っ掛けることが可能な操作部5aが形成されており、リール本体1a内に位置した操作レバー5の基端部には、ビス12によって、ロータ8の円筒部の内部に延出する押圧プレート14が取り付けられている。
【0014】
押圧プレート14の端部には、軸方向に延出している環状制動体17の制動面17aと対向し、これを内側から上方に向けて押圧する操作部材側押圧部14aが設けられている。また、操作レバー5は、リール本体内に配設された引張ばね16によって、図1に示すような位置状態に保持されるようになっている。
【0015】
図1〜図4に示すように、ロータ8の逆回転に制動力を付与するロータ制動装置は、ころがり式一方向クラッチ20を構成する外輪部25に対して、後述するように、径方向(図3に示すような矢印S方向)に移動可能で且つ回り止め支持された環状支持体31を備えている。また、上述した環状制動体17は、環状支持体31に対してビス31aによって固定されている。
【0016】
前記環状制動体17の径方向内側には、本体側制動部32が配設されており、この本体側制動部32は、その基端部がリール本体1aにネジ止めされ、その先端部には、環状制動体17の制動面17aが押圧される本体側押圧部32aが設けられている。なお、本体側制動部32は、スプール軸9に対し、前記押圧プレート14と略対向する位置に所定の範囲に亘って配設されている。
【0017】
前記ころがり式一方向クラッチ20は、ピニオンギヤ13に対して回り止め嵌合された内輪21と、内輪21の外側に配された保持器27と、保持器27の外側に配された外輪部25とを有しており、外輪部25には、上述したように、環状支持体31が径方向に移動可能で且つ回り止め支持されている。
【0018】
前記外輪25の内周面には、保持器27によって保持された複数の転動部材28がフリーに回転できるフリー回転領域と、複数の転動部材の回転を阻止する楔領域とが形成されており、各転動部材は、保持器27に設けられたバネ部材によって楔領域方向に付勢されている。
【0019】
このような構成の一方向クラッチ20において、ピニオンギヤ13と共に内輪21が正回転(ロータ8が釣糸巻取り方向に回転)すると、保持器27の転動部材28が外輪25のフリー回転領域に位置する。このとき、内輪21の回転力は外輪部25に伝達されることはない。これに対して、ピニオンギヤ13と共に内輪21が逆回転(ロータ8が釣糸繰出し方向に回転)すると、保持器27の転動部材が外輪25の楔領域に位置する。このとき、内輪21の回転力は外輪部25に伝達される。
【0020】
外輪部25の外周部分には、周方向に沿って所定間隔で複数の突出部25aが径方向外側に向けて形成されている。一方、環状支持体31の内周面には、径方向内側に向けて所定間隔で複数の延出部31bが形成されている。そして、これら延出部31bと外輪部25の突出部25aとは、互いに遊度をもって状態で嵌合しており、これによって、環状支持体31は、矢印S方向に移動可能であると共に、外輪部25に対して回り止め状態となっている。
【0021】
一方向クラッチ20を介したピニオンギヤ13と環状支持体31との間の上記した連結構成によれば、環状支持体31及びこの環状支持体31に回り止めされた環状制動体17は、ピニオンギヤ13が逆回転(ロータ8が釣糸繰出し方向に回転)したときに、一方向クラッチ20を介してピニオンギヤ13に直結し、ロータ8と共に一体的に回転する。
【0022】
なお、前記環状支持体31の周縁部には、その周方向に沿って所定間隔で複数の係合部40が突出形成されており、これら係合部40には、夫々、テーパ面40aとストッパ面40bとが形成されている。テーパ面40aは、ロータ8が逆回転した際に後述する係合爪43aを係合部40間の隙間に案内するようになっており、ストッパ面40bは、係合部40間の隙間に位置した係合爪43aに当接するようになっている。
【0023】
一方、ロータ8には、上記係合部40に対向した位置に、回動部材43がピン42を介して回動自在に支持されており、この回動部材43の一端には、係合部40間の隙間に係合可能な係合爪43aが屈曲形成されている。また、ロータ8には、環状支持体31側に向けて、回動部材43の各方向への回動を規制する2つのボス(図示せず)が突出形成されており、回動部材43には、外輪部25に抱き付くように巻回保持されたリーフスプリング45の端部が固定されている。
【0024】
また、リール本体内には、ロータ8の逆回転を防止する逆転防止機構が設けられており、この逆転防止機構は、操作レバー5の基端部、若しくは押圧プレート14に突出形成された作動体50と、支軸52に回動可能に支持され且つ作動体50によって回動される制御カム54と、リール本体1aのフレーム1f(図2参照)に対して移動可能に保持され且つ制御カム54の回動によって環状制動体17に向けて移動する係止爪56(図2参照)と、環状制動体17の内周縁に形成され且つ係止爪56と噛み合う複数の係止溝17b(図2参照)とを備えて構成されている。
【0025】
特に参照符号は付さないが、制御カム54には、作動体50に当接する第1及び第2の当接部と、係止爪56に当接する第3の当接部とが形成されている。なお、制御カム54は、振り分けバネ58によって回動方向に付勢され、係止爪56は、バネによって環状制動体17の係止溝17bと噛み合う方向に付勢されている。
【0026】
ここで逆転防止機構の作用について説明する(逆転防止機構は、操作レバーをD方向に押し下げたときに機能する)。
【0027】
まず、操作レバー5が、図1に示す初期位置にあるとき、振り分けバネ58の付勢力(制御カム54に対しこれを図中反時計回りに回動させる方向に作用する付勢力)によって、制御カム54の第1の当接部が作動体50に当接すると共に、係止爪56はバネの付勢力に抗して環状制動体17から離間した状態に維持される。
【0028】
この状態で、操作レバー5をD方向に押し下げ操作すると、作動体50が振り分けバネ58の付勢力に抗して制御カム54を図中時計回りに回動させる。このとき、振り分けバネ58は、制御カム54の回動に伴って揺動するが、そのデッドポイントを超えた時点で制御カム54に対し、これを時計回りに回動させる方向で付勢力を付与するようになる。従って、その後、制御カム54は、作動体50によらず、振り分けバネ58の付勢力によって時計回りに回動する。これにより、第1の当接部が作動体50から離間すると共に、制御カム54の第3の当接部から係止爪56が外れ、バネの付勢力によって環状制動体17方向に移動してその係止溝17bに噛み合う。そして、第2の当接部が作動体50に当接したときに、制御カム54の回動が停止する。このとき、ロータ8は逆転防止状態に維持される。
【0029】
次に、上述したロータ制動装置の作用について説明する(ロータ制動装置は、操作レバーをU方向に押し上げたときに機能する)。
【0030】
まず、操作レバー5が、図1に示す初期位置にあるとき、ロータ8は逆回転可能状態(釣糸繰出し可能状態)に維持される。この状態において、ハンドルを操作して釣糸巻取り動作(ロータ8を正回転させる動作)を行うと、ロータ8と共に正回転する回動部材43は、リーフスプリング45の作用によって逆回転方向に力を受け、ピン42を中心に回動する。このとき、回動部材43の係合爪43aは、環状支持体31の係合部40から離間するように回動する(図4(b)参照)。この状態では、回動部材43は、ロータ8と共にフリーに回転可能となっており、このとき、操作レバー5をU方向に押し上げ操作しても、ロータ8に対して制動を利かせることはできない。
【0031】
次に、操作レバー5が初期位置にある状態で、釣糸が繰出される(魚の引き等によりロータ8が逆回転される)と、上述した一方向クラッチ20の作用によって、環状支持体31及びこの環状支持体31にネジ止めされた環状制動体17はロータ8と共に逆回転する。これに伴って、回動部材43の係合爪43aは、係合部40間の隙間に入り込むようになり、ストッパ面40bに当接する(図4(a)参照)。この状態において、操作レバー5をU方向に押し上げ操作すると、図2の初期位置にあった押圧プレート14の操作部材側押圧部14aが環状制動体17の制動面17aに当接し、この制動面17aに押圧力を作用させる。
【0032】
上記したように、環状支持体31は外輪部25に対して径方向に移動可能になっているため、環状制動体17に作用する押圧力によって、環状支持体31は、図3に示すように矢印S方向に移動する。これに伴い、リール本体1aにネジ止めされた本体側制動部32の本体側押圧部32aに対し、環状制動体17の制動面17aが押圧される。
【0033】
このとき、環状制動体17は、その内側面、即ち制動面17aが2つの押圧部(操作部材側押圧部14a、本体側押圧部32a)によって、夫々外向きに押圧されることになる。このときの外向き押圧力は、操作レバー5の押し上げ操作力に比例して増減変更することが可能となり、その結果、環状制動体17には、操作レバー5の操作力に応じた制動力を作用させることが可能となる。
【0034】
具体的に説明すると、操作レバー5は、引張ばね16によって、常時、図1に示すような初期状態に復帰するように付勢保持されている。このため、上述したように操作レバー5の押し上げ操作の際、押し上げ操作力を緩めると、その緩めた分だけ引張ばね16のばね力が操作レバー5に作用し、この操作レバー5を初期状状態に復帰させようとする。従って、操作レバー5の操作力を増したり緩めたりする微妙な操作を行うと、それに応じた押圧力(即ち、制動力)を環状制動体17に作用させることができる。
【0035】
この場合、上記したロータ制動装置によれば、環状制動体17の制動面17aを押圧する2つの押圧部のうち、一方の押圧部(本体側押圧部32a)をリール本体1aに固定する構成を採用したことによって、環状制動体17をガタ付かせること無く安定させた状態で、その制動面17aに対して押圧力(制動力)を作用させることが可能となる。この結果、操作レバー5の押し上げ操作力をロス無く且つ安定して環状制動体17に作用させることができる。
【0036】
しかも、本体側制動部32は、環状制動体17の径方向内側に配設したことから、2つの押圧部(操作部材側押圧部14a、本体側押圧部32a)を共に環状制動体17の径方向内側に収容配置する構成にできるため、ロータ制動装置の小型化を図ることが可能となる。
【0037】
そして、これらの効果が相互に組み合わされることによって、ロータ8を大型化及び重量化させること無く、充分な制動力を確保することが可能なロータ制動装置を備えた魚釣用スピニングリール1を提供することができる。
【0038】
なお、環状制動体17は、上記のように一方向クラッチを介してロータの逆回転時に一体回転するように構成しても良いし、又、正逆転共に一体回転するように構成しても良い。また、上記した構成では、環状制動体17は、多少揺動可能となるように、支持しておくことが好ましい。
【0039】
以上、説明した構成の魚釣用スピニングリールには、スプール10に、以下のような糸止め機構65が設けられている。
【0040】
図5(a)〜(d)は、スプール10に設けられた糸止め機構を拡大して示す図である。これらの図に示すように、糸止め機構は、細径の釣糸71と太径の釣糸73の双方を選択的にスプール10に止めることが可能に構成されている。
【0041】
具体的には、この糸止め機構65は、図5(a),(b)に示すように、スプール10の外周面に装着される糸止め部材70と、スプール10の外周面に形成された細径釣糸用溝72と、太径釣糸用溝74とを有しており、太径釣糸用溝74に対面した糸止め部材70には、太径釣糸用切欠部70aが形成されている。そして、糸止め部材70は、その先端側が弾性変形可能に構成されており、その基端側がスプール10に対して嵌入等によって取着されている。
【0042】
このような構成において、細径の釣糸71を止める場合には、図5(c)に示すように、細径釣糸用溝72に釣糸71を導入することで、釣糸71は、糸止め部材70と細径釣糸用溝72との間に挟まれた状態でスプール10に止めることができる。また、太径の釣糸73を止める場合には、図5(d)に示すように、太径釣糸用溝74に釣糸73を導入することで、釣糸73は、糸止め部材70の太径釣糸用切欠部70aと太径釣糸用溝74との間に挟まれた状態でスプール10に止めることができる。
【0043】
このような糸止め機構によれば、細径〜太径までの釣糸を無理なく糸止めすることができると共に、太径の釣糸73を止める箇所を専用に設けたことで、糸止め部材70が過度に変形しなくなり、耐久性を向上させることができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、ロータを大型化及び重量化させること無く、充分な制動力を確保することが可能なロータ制動装置を備えた魚釣用スピニングリールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る魚釣用スピニングリールの外観構成を示す図。
【図2】本発明に採用したロータ制動装置の構成を拡大して示す断面図であって、非制動状態を示す図。
【図3】本発明に採用したロータ制動装置の構成を拡大して示す断面図であって、制動状態を示す図。
【図4】(a)は、ロータ逆転時における図2のA−A線に沿う断面図、(b)は、ロータ正転時における図2のA−A線に沿う断面図。
【図5】スプールに設けられる糸止め機構の構成を示す図であって、(a)は、その断面図、(b)は、その平面図、(c)は、細径の釣糸がスプールに止められた状態を示す断面図、(d)は、太径の釣糸がスプールに止められた状態を示す断面図。
【符号の説明】
1a リール本体
5 操作レバー
8 ロータ
17 環状制動体
17a 制動面
32 本体側制動部
Claims (1)
- リール本体に設けられ且つロータと一体的に回転する環状制動体と、リール本体に対して移動可能に設けられた操作部材と、この操作部材の移動操作によって環状制動体の制動面に制動力を付与することが可能な本体側制動部とを備え、前記本体側制動部が環状制動体の制動面に対向するように、リール本体に設けられている魚釣用スピニングリールにおいて、
前記本体側制動部は、環状制動体の径方向内側に配設されていることを特徴とする魚釣用スピニングリール。
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