JP3515896B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents
魚釣用スピニングリールInfo
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Description
動する制動装置を備えた魚釣用スピニングリールに関す
る。
報や実開昭57−69576号公報に開示されているよ
うに、魚の種類や魚釣時における魚のファイト状況等、
魚釣状況に応じてロータの回転を制動する制動装置を備
えた魚釣用スピニングリールが知られている。
竿と一緒にリール本体の脚部を握持保持した状態におい
て、釣り人が指で操作レバーを牽引操作することによっ
て、制動装置を起動させて、ロータの回転を制動するこ
とができるよう構成されている。
レバーは、その先端から後端に亘って幅寸法が略均一且
つ細身であるため、実釣時(釣糸繰り出し時)における
ロータの高速回転時に、誤って指を伸ばしたり、或い
は、手が滑ったとき、高速回転しているロータと指が接
触する可能性がある。
め、そのレバー強度を維持させるためには、操作レバー
を薄くすることができない。このため、リールシート
(竿)とリール本体との間の距離を広く確保する必要が
あり、その結果として、リールが大型化してしまう。
んだとき、操作レバーと指が当接する場合があるため、
長時間の使用に際して、局所的な当たり感(痛み)を生
じる場合がある。この場合、長時間の使用を円滑に行う
ことが困難になる。
に成されており、その目的は、実釣時の指の保護を図り
ながら、レバー操作時における指に対する局所的な当た
り感を緩和させることが可能な操作レバーを備え、且
つ、リール全体のコンパクト化を図った魚釣用スピニン
グリールを提供することにある。
るために、本発明は、リール本体に支持された操作レバ
ーによって、釣糸繰り出しに伴うロータの回転を制動す
る制動装置を備えた魚釣用スピニングリールであって、
前記制動装置は、操作レバーの牽引操作と押し下げ操作
とを通じて駆動操作され、この操作レバーが、先端の牽
引操作部よりもリール脚部寄りの後方部分の幅寸法を、
この牽引操作部の先端部から基端部に向かって連続的に
且つ滑らかに拡大する幅広に形成されている。
に係る魚釣用スピニングリールについて、図1〜図3を
参照して説明する。
スピニングリール1は、リール本体1aと、リール本体
1aから延出するリール脚部1bと、リール脚部1bの
端部に形成され且つ図示しない釣竿に取り付けられる竿
取付部1cとを有している。リール本体1a内には、ハ
ンドル軸2が回転可能に支持されており、リール本体1
aから突出するハンドル軸2の端部には、図示しないハ
ンドルが固定されている。
ブギア3には、ハンドル軸2に対して直交する方向に延
在し且つ軸受け11を介して回転可能に支持された中空
状のピニオンギア13が噛合している。このピニオンギ
ア13の先端部には、ベール6および釣糸案内装置15
を備えたロータ8が一体的に取り付けられている。
ドル軸2と直交する方向に摺動可能に支持されたスプー
ル軸9が挿通されており、スプール軸9の先端部には、
釣糸が巻回されるスプール10が着脱可能に取付けられ
ている。
ング機構19が係合しており、ハンドル軸2がハンドル
の回転操作によって回転された際、スプール軸9を軸方
向に沿って往復駆動する。
操作してハンドル軸2を回転させると、オシレーティン
グ機構19を介してスプール軸9に取り付けられたスプ
ール10が前後に往復動すると共に、ドライブギア3お
よびピニオンギア13を介してロータ8が回転駆動し、
スプール10には、釣糸案内装置15を介して釣糸が均
等に巻回される。
回転に制動力を与える制動装置と、ロータ8の逆回転を
防止する逆転防止装置とが設けられている。
17を介してリール脚部1bに回動可能に取り付けられ
且つ後述する形状の操作レバー18によって、駆動操作
できるように構成されている。
釣り人が指(例えば、人差し指)を引掛けることが可能
な形状を有する牽引操作部18aが一体的に設けられて
おり、操作レバー18の基端部P2は、リール本体1a
内において、ビス20を介して押圧プレート22に接続
されている。押圧プレート22の端部には、後述する制
動装置のブレーキシュー24を押圧する押圧部22aが
形成されている。
を図1に示すような初期位置からA方向に牽引操作する
と、押圧部22aによってブレーキシュー24が押圧さ
れて制動装置が働く。これに対して、操作レバー18を
初期位置からB方向に押し下げ操作すると、逆転防止装
置が働く。なお、押圧プレート22とリール本体1aの
ブラケット25との間には、操作レバー18を初期位置
に常時保持する引張りバネ26が設けられている。従っ
て、操作レバー18を支軸17を中心にA方向に牽引操
作した後、その操作力を解除すると、引張バネ26の付
勢力によって操作レバー18は初期位置に戻される。
置は、一方向クラッチ30を介してピニオンギヤ13に
取り付けられたブレーキロータ41と、このブレーキロ
ータ41の表面にビスを介して取り付けられた環状の制
動体33と、この制動体33を跨ぐように配され且つリ
ール本体1aのフレーム1fに支持された圧接片35
と、フレーム1fに移動可能に保持され且つ制動体33
と圧接可能な方向に摺動する前記ブレーキシュー24と
を備えている。
に対して回り止め嵌合された内輪30aと、内輪30a
の外側に配された保持器(図示しない)と、この保持器
の外側に配された外輪30bとを有している。
ており、各転動部材30cは保持器に設けられたバネ部
材によって一方向に付勢されている。また、外輪30b
の内周面には、各転動部材がフリーに回転できるフリー
回転領域と、各転動部材の回転を阻止する楔領域とが形
成されている。
ピニオンギア13と共に内輪30aが正回転(ロータ8
が糸巻き取り方向に回転)すると、保持器の転動部材が
外輪30bのフリー回転領域に位置され、内輪30aの
回転力が外輪30bに伝達されない。これに対して、ピ
ニオンギア13と共に内輪30aが逆回転(ロータ8が
糸繰り出し方向に回転)すると、保持器の転動部材30
cが外輪30bの楔領域に位置され、内輪の30aの回
転力が外輪30bに伝達される。
嵌合されており、この保持体40の外周には、ブレーキ
ロータ41が回転不能に嵌合されている。具体的には、
保持体40の外周面には、周方向に沿って互いに所定の
間隔で配置された複数の突出部40a…が形成されてお
り、突出部40a間には、ブレーキロータ41からスプ
ール軸9の軸方向に沿って延出する複数の延出部41a
が夫々嵌合している。即ち、ブレーキロータ41は、突
出部保持体40の突出部40aと延出部41aとの噛み
合いによって保持体40に対して回転不能に嵌合される
と共に、保持体40に対して軸方向に相対的にずれるこ
とが可能な状態となっている。
よって制動体33が押圧されてブレーキロータ41が傾
斜した際(即ち、制動時)、このブレーキロータ41と
ピニオン軸13との間に生じる摩擦力を低減させること
ができる。この結果、釣糸巻き取り時に制動装置を駆動
させても、釣糸巻き取り動作に対して負荷が加わること
はない。
13とブレーキロータ41との以上のような連結構造に
よれば、ブレーキロータ41と保持体40は、ピニオン
ギア13が逆回転した時にのみ、一方向クラッチ30を
介してピニオンギア13(したがってロータ8)と直結
され、ロータ8と一体に回転する。
周方向に互いに所定の間隔で配置された複数(例えば8
個)の係合突部42が突出形成されている。各係合突部
42には、ロータ8が逆回転した時(図2(a)矢印方
向)に後述する係合爪43aを係合突部40間の隙間に
案内するテーパ面42aと、係合突部40間の隙間に位
置した係合爪43aと当接するストッパ面42bとが形
成されている。
動部材43がブレーキロータ41側に向けて回動自在に
支持されている。回動部材43の一端には、係合突部4
2間の隙間に係合可能な係合爪43aが屈曲形成されて
いる。また、ロータ8には、ブレーキロータ41側に向
けて、回動部材43の各方向への回動を規制する2つの
ボスが突出形成されている。また、回動部材43にはU
字状に切り込まれた溝43cが形成されており、この溝
には、保持体40に抱き付くように巻回保持されたリー
フスプリング47の端部が固定されている。
は、前記操作レバー18の他端部に突出形成された作動
体50と、支軸52に回動可能に支持され且つ作動体5
0によって回動される制御カム54と、リール本体1a
のフレーム1fに移動可能に保持され且つ制御カム54
の回動によって制動体33に向けて移動される係止爪5
6と、制動体33の内周面に形成され且つ係止爪56と
噛み合う複数の係止溝33aとを備えている。この係止
溝33aは、図2に示すように、環状の制動体33の輪
帯部内側(径方向内方)に一定の間隔を置いて所定個数
(図に示す構成例では8個)形成されており、係止爪5
6が軸方向から進入できるように構成されている。
る第1及び第2の当接部54a,54bと、係止爪56
と当接する第3の当接部54cとを有している。第1の
当接部54aと第2の当接部54bとの間には、前記作
動体50が位置され、また、第3の当接部54cは、係
止爪56の端部から側方に突出する突出部56aと当接
している。制御カム54は、制御カム54とブラケット
25との間に設けられた振り分けバネ58によって回動
方向に常時付勢されている。また、係止爪56は、支軸
52に巻回保持されたバネ59によって、制動体33の
係止溝33aと噛み合う方向に常時付勢されている。
が図1に示される初期位置に位置している場合、振り分
けバネ58の付勢力(制御カム54に対しこれを図中反
時計回りに回動させる方向に作用する力)によって制御
カム54の第1の当接部54aが作動体50に当接され
ると共に、係止爪56の突出部56aと当接する第3の
当接部54cがバネ59の付勢力に抗して係止爪56を
制動体33から離間させた状態に保持する。
向に押し下げ操作されると、作動体50が振り分けバネ
58の付勢力に抗して、制御カム54を図中時計回りに
回動させる。このとき、振り分けバネ58は、制御カム
54の回動に伴って揺動するが、そのデットポイントを
超えた時点で制御カム54に対しこれを時計回りに回動
させる方向で付勢力を付与するようになる。その後、制
御カム54は、作動体50によらず、振り分けバネ58
の付勢力によって時計回りに回動する。この結果、第1
の当接部54aが作動体50から離間すると共に、第3
の当接部54cが係止爪56の突出部から離間し、係止
爪56がバネ59の付勢力により制動体33に向けて移
動される。そして、制動体33の係止溝33aに係止爪
56が噛み合って、第2の当接部54bが作動体50と
当接した時点で、制御カム54の回動が停止しその状態
に保持される。即ち、係止溝33aと係止爪56との噛
み合い状態が保持され、操作レバー18がB方向に押し
下げられたロータ逆転防止位置に保持される。
ール1の動作について説明する。
置に保持された状態で、ハンドルを介してピニオンギア
13を正回転させると、ピニオンギア13に取り付けら
れたロータ8も一体的に正回転(糸巻き取り方向に回
転)する。
クラッチ30の連結作用によって回転しない。また、ロ
ータ8に支持され且つこのロータ8と共に正回転する回
動部材43は、リーフスプリング47の作用によってピ
ン45を中心に反時計方向に力を受け、その一端部がロ
ータ8の前記ボスに当て付いて、係合爪43aがブレー
キロータ41の係合突部42から離間するように内側に
退避する(図2(b)参照)。
41に何等規制されることはなく、ロータ8とともに自
由に回転する。この状態において、操作レバー18をA
方向に牽引操作して、ブレーキシュー24と圧接片35
との間で制動体33を挟圧しても、ロータ8に制動力が
作用することはない。
れた状態で、ロータ8が逆回転(糸繰り出し方向に回
転)すると、ブレーキロータ41及びこれに設けられた
制動体33も一方向クラッチ30の連結作用によってロ
ータ8と共に逆回転する。
引操作すると、ブレーキシュー24と圧接片35との間
で制動体33が挟圧されることによって、ブレーキロー
タ41の回転に制動がかかる。
レーキロータ41と直結状態で一体に回転するロータ8
にも操作レバー18の回動量に応じた制動力が作用す
る。
り、ロータ8には、タイムラグを生じることなく、直ち
に制動力が作用する。なお、ロータ8の回転力が一方向
クラッチ30の許容荷重範囲内であれば、制動時におい
ても、ロータ8とブレーキロータ41とは一体に回転す
る。従って、ロータ8と一体に回転する回動部材43の
係合爪43aは、ブレーキロータ41の係合部と噛み合
わず、ロータ8の回転力(例えば、魚が引く力)は全て
一方向クラッチ30により受けられる。
チ30の許容荷重範囲を超えると、一方向クラッチ30
が滑り、ブレーキロータ41に対してロータ8が回転し
始める。これにより、ロータ8と一体回転している回動
部材43は、リーフスプリング47の作用によってピン
45を中心に時計方向に力を受け、その一端部がロータ
8の前記ボスに当て付いて、係合爪43aがブレーキロ
ータ41の係合突部42間に係合するようになる。(図
2(a)参照)。
とが噛み合い、これらが一体となって逆回転する。した
がって、その後、ブレーキロータ41にブレーキシュー
24を介して作用する制動力は、一方向クラッチ30を
介することなく、直接にロータ8に作用する。
操作すると、前述したように、作動体50を介して制御
カム54が図中時計回りに回動される。これにより、第
3の当接部54cも時計回りに回転され、これに当接し
ている係止爪56の規制が外れ、係止爪は、バネ59の
付勢力により制動体33に向けて移動される。
止溝33aに入り込み、これによって制動体33と一体
となっているブレーキロータ41の回転が阻止される。
まわしてピニオンギア13を逆回転させても、一方向ク
ラッチ30を介してピニオンギア13に直結されたブレ
ーキロータ41の回転が阻止されているため、ロータ8
が逆回転することはない。なお、この状態でピニオンギ
ア13を正回転させれば、一方向クラッチ30を介して
ブレーキロータ41とピニオンギア13との直結状態は
解除されるため、ロータ8を正回転させることができ
る。
る魚釣用スピニングリール1に設けられた操作レバー1
8について、図3を参照して説明する。
は、実釣時の指の保護を図るべく、先端の牽引操作部1
8aよりもリール脚部1b(図1参照)寄りの後方部分
の幅寸法が、牽引操作部18aよりも幅広に形成されて
いる。
広部18bの一例が示されており、先端部P1から基端
部P2に向かって徐々に(連続的且つ滑らかに)幅寸法
が拡大して行き、そして、先端部P1から距離Lだけ離
間した位置(基端部P2寄りの位置)の幅寸法が最大と
なっている。
に形成された牽引操作部18aの幅寸法をW1とし、先
端部P1から基端部P2に向かって距離Lだけ離間した
位置における操作レバー18の幅寸法(最大の幅寸法)
をW2及び厚さ寸法をTとすると、 W2≧W1×1.2 W2≧T×2.5 なる関係を満足するように、幅広部18bが形成されて
いる。
を形成可能な設定値としては、W1=8〜12mm、W
2=15〜20mm、T=3〜8mm、L=20〜60
mmに設定することが好ましい。
ば、幅広部18bを設けたことによって、実釣時の指の
保護を図ることができると共に、更に、本実施の形態に
おいては、操作レバー18を押し下げてロータ8の逆転
防止の切り換え操作を行うようになっているため、押し
下げ操作時における操作レバー18と指との接触面積を
大きくすることができる。この場合、押し下げ操作中、
操作レバー18に接触している指には、その全面に亘っ
て均一な負荷をかけることが可能となる。この結果、指
に対して局所的な当たり感(痛み感)を与えることが無
くなるため、押し下げ操作を長時間に亘って無理なく且
つ円滑に行うことが可能となる。
大きくしたことによって、押し下げ操作中、操作レバー
18に対して指をずれ難くすることができる。
て、操作レバー18の強度を向上させることができると
共に、その厚さ寸法Tを薄くすることが可能となる。こ
のように、操作レバー18の強度を低下させること無
く、その厚さ寸法Tを薄くすることができるため、リー
ル脚部1bからリール本体1aに亘る距離寸法を短くす
ることが可能となり、その結果、魚釣用スピニングリー
ル1の全体のコンパクト化を実現することが可能とな
る。
操作レバー18の操作時に指と接触する部分例えば幅広
部18bに、操作レバー18に対する指の接触保持状態
(例えば、密着性、当接性など)を向上させることが可
能なホールド部材60を設けても良い。なお、ホールド
部材60としては、例えば、ゴム、発泡ウレタン、コル
ク等の軟質材を適用することができる。
によって、操作レバー18の押し下げ操作の安定性を更
に向上させることが可能となる。
部材60の表面全体をコーティング材62で被覆しても
良い。なお、コーティング材62としては、例えば、塩
化ビニール、エポキシ、ウレタン、シリコン、アクリル
等を適用することができる。
ることによって、ホールド部材60の劣化(例えば、紫
外線による劣化、水による劣化、損傷による劣化など)
を防止することが可能となる。
の指の保護を図りながら、押し下げ操作時における指に
対する局所的な当たり感を緩和させることが可能な操作
レバー18を備え、且つ、リール全体のコンパクト化を
図った魚釣用スピニングリール1を提供することができ
る。
定されることは無く、種々変更することが可能である。
操作レバー18の幅広部18bから牽引操作部18aの
表裏面全体に亘ってホールド部材60を設けても良い。
によって、操作レバー18の押し下げ操作の安定性のみ
ならず操作レバー18の牽引操作の安定性を更に向上さ
せることが可能となる。
図(a),(b)に示されたホールド部材60の表面全
体をコーティング材62で被覆して、ホールド部材60
の種々の劣化防止を図るように構成しても好ましい。
釣用スピニングリールについて、図5を参照して説明す
る。
例に係り、操作レバー18の構成を除いて他の構成は、
第1の実施の形態と同一である。従って、以下の説明で
は、操作レバー18の説明に止める。
形態に適用した操作レバー18と同一の構成には、同一
符号を付して、その詳細な説明は省略する。
た操作レバー18には、基端部P2から先端部P1に向
かって徐々に(連続的且つ滑らかに)幅寸法が拡大し、
そして、先端部P1から距離Lだけ離間した位置(先端
部P1寄りの位置)の幅寸法が最大となった幅広部18
bが設けられている。
に形成された牽引操作部18aの幅寸法をW1とし、先
端部P1から基端部P2に向かって距離Lだけ離間した
位置における操作レバー18の幅寸法(最大の幅寸法)
をW2及び厚さ寸法をTとすると、 W2≧W1×1.2 W2≧T×2.5 なる関係を満足するように、幅広部18bが形成されて
いる。
を形成可能な設定値としては、W1=8〜12mm、W
2=15〜20mm、T=3〜8mm、L=20〜60
mmに設定することが好ましい。
ば、第1の実施の形態と同様に、幅広部18bを設けた
ことによって、実釣時の指の保護を図ることができると
共に、更に、本実施の形態においては、操作レバー18
を押し下げてロータ8の逆転防止の切り換え操作を行う
ようになっているため、押し下げ操作時における操作レ
バー18と指との接触面積を大きくすることができる。
この結果、指に対して局所的な当たり感(痛み感)を与
えることが無くなるため、押し下げ操作を無理なく且つ
円滑に行うことが可能となる。
大きくしたことによって、押し下げ操作中、操作レバー
18に対して指をずれ難くすることができる。
て、操作レバー18の強度を向上させることができると
共に、その厚さ寸法Tを薄くすることができるため、リ
ール脚部1bからリール本体1aに亘る距離寸法を短く
することが可能となり、その結果、魚釣用スピニングリ
ール1の全体のコンパクト化を実現することが可能とな
る。
する部分例えば幅広部18bに、操作レバー18に対す
る指の接触保持状態を向上させることが可能なホールド
部材60を設けても良い。この場合、操作レバー18の
幅広部18bから牽引操作部18aの表裏面全体に亘っ
てホールド部材60を設けることも好ましい。このよう
にホールド部材60を設けることによって、操作レバー
18の押し下げ操作の安定性のみならず操作レバー18
の牽引操作の安定性を更に向上させることが可能とな
る。
をコーティング材(図3及び図4に符号62で示すコー
ティング材参照)で被覆しても良い。このように、コー
ティング材を被覆することによって、ホールド部材60
の種々の劣化を防止することが可能となる。
定されることは無く、種々変更することが可能である。
の幅広部18bに、所定の寸法を有する開口部64を形
成しても良い。このように開口部64を形成することに
よって、操作レバー18の軽量化を実現することができ
る。この結果、操作レバー18の操作性を更に向上させ
ることが可能となる。
釣用スピニングリールについて、図7を参照して説明す
る。
態の変形例に係り、操作レバー18の構成を除いて他の
構成は、第1及び第2の実施の形態と同一である。従っ
て、以下の説明では、操作レバー18の説明に止める。
の実施の形態に適用した操作レバー18と同一の構成に
は、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
た操作レバー18は、幅広部(例えば、図3の符号18
bで示す幅広部参照)を有しない矩形状を成している。
具体的には、操作レバー18は、その先端部P1から基
端部P2に亘って、同一の幅寸法を成している。
作時に少なくとも指が接触する部分に、ホールド部材6
0が設けられている。
とによって、幅広部の無い矩形状の操作レバー18を用
いた場合でも、この操作レバー18に対する指の接触保
持状態(例えば、密着性、当接性など)を向上させるこ
とができる。この結果、操作レバー18の操作時の指の
保護を図ることが可能となる。なお、操作レバー18の
牽引操作部18aの表裏面全体に亘ってホールド部材6
0を設けることも好ましい。このようにホールド部材6
0を設けることによって、操作レバー18の操作時の指
の保護のみならず操作レバー18の牽引操作の安定性を
更に向上させることが可能となる。
コーティング材(例えば図3及び図4の符号62で示す
コーティング材参照)で被覆して、ホールド部材60の
種々の劣化防止を図るように構成しても好ましい。
形態と同様であるため、その説明は省略する。
りながら、レバー操作時における指に対する局所的な当
たり感を緩和させることが可能で、且つ、リール全体の
コンパクト化を図った魚釣用スピニングリールを提供す
ることができる。
ングリールの構成を示す図。
(b)は、ロータ正転時の動作状態を示す図。
を示す図であって、(a)は、その側面図、(b)は、
その平面図、(c)は、同図(b)のc−c線に沿う断
面図。
構成を示す図であって、(a)は、その側面図、(b)
は、その平面図、(c)は、同図(b)のc−c線に沿
う断面図。
を示す図であって、(a)は、その側面図、(b)は、
その平面図、(c)は、同図(b)のc−c線に沿う断
面図。
構成を示す図であって、(a)は、その側面図、(b)
は、その平面図、(c)は、同図(b)のc−c線に沿
う断面図。
を示す図であって、(a)は、その側面図、(b)は、
その平面図、(c)は、同図(b)のc−c線に沿う断
面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 リール本体に支持された操作レバーによ
って、釣糸繰り出しに伴うロータの回転を制動する制動
装置を備えた魚釣用スピニングリールであって、 前記制動装置は、操作レバーの牽引操作と押し下げ操作
とを通じて駆動操作され、この操作レバーが、先端の牽
引操作部よりもリール脚部寄りの後方部分の幅寸法を、
この牽引操作部の先端部から基端部に向かって連続的に
且つ滑らかに拡大する幅広に形成されていることを特徴
とする魚釣用スピニングリール。 - 【請求項2】 前記操作レバーにおける押し下げ操作時
に少なくとも指と当接可能な部分に軟質材から成るホー
ルド部材が設けられていることを特徴とする請求項1に
記載の魚釣用スピニングリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36671197A JP3515896B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 魚釣用スピニングリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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