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JP3785972B2 - 信号処理回路 - Google Patents

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JP3785972B2
JP3785972B2 JP2001270995A JP2001270995A JP3785972B2 JP 3785972 B2 JP3785972 B2 JP 3785972B2 JP 2001270995 A JP2001270995 A JP 2001270995A JP 2001270995 A JP2001270995 A JP 2001270995A JP 3785972 B2 JP3785972 B2 JP 3785972B2
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号処理回路に係り、特に、例えばウォブル信号等の2値化された入力信号の品質に応じた信号を出力する信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CDやDVD等の記録型光ディスクには、情報が記録/再生されるトラックがラジアル方向に向けて蛇行するウォブルが形成されている。光ディスク装置は、ディスクが装着された際に該ディスクの表面に対向する光学ヘッドを備えている。光学ヘッドは、レーザ光をディスクに照射することによりディスクに情報を記録すると共に、ディスクからの反射光を受光することによりディスクに記録された情報に応じた再生信号を出力する。光学ヘッドにより再生された情報には、ディスクに形成されたウォブルに起因する信号(以下、ウォブル信号と称す)が含まれている。光ディスク装置は、光学ヘッドにより再生された情報からウォブル信号を抽出し、そのウォブル信号に基づいて、ディスク位置を示すアドレス情報の取得、ディスクを回転させるスピンドルモータの駆動制御、或いは、基準クロックの生成等を行う。
【0003】
このように光ディスク装置を適正に機能させるためには、光ディスクに形成されたウォブルから、該ウォブルに適正に従ったウォブル信号を生成する必要がある。すなわち、ウォブル信号がディスクのウォブルに従って適正にかつ確実に再生されたものでないと、ディスクへの記録が中断され、更には、その記録の続行が不可能となる事態が生じ得る。従って、かかる不都合を回避するうえでは、光ディスクのウォブルから生成されたウォブル信号の品質を監視することが重要となる。
【0004】
ウォブル信号の品質は、ウォブル信号に含まれるアドレス情報等の検出エラーが発生した際には悪化したものとなっている。従って、ウォブル信号の品質をアドレス情報の検出エラーの有無に基づいて判定することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ウォブル信号に基づくアドレス情報の検出エラーは、ウォブル信号の品質がかなり悪化しない限り発生しない。このため、アドレス情報の検出エラーが検出された際には既に、ウォブル信号の品質の悪化に起因して、ディスクへの記録が中断され、更には、その記録の続行が不可能になっている可能性がある。従って、かかる点を考慮すると、ウォブル信号の品質判定をアドレス情報の検出エラーが発生したか否かに基づいて行うことは適切でない。
【0006】
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、入力信号に含まれる情報の検出エラーが発生する前においても、2値化された入力信号の品質を判定させることが可能な信号処理回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は2値化された入力信号の品質に応じた信号を出力する信号処理回路であって、
所定期間中での前記入力信号の立ち上がり及び/又は立ち下がりの回数をカウントするエッジカウンタと、
前記エッジカウンタによりカウントされた前記回数に応じた信号を前記入力信号の品質を判定するための信号として出力する出力手段と、
前記出力手段により出力される信号が表す“1”以上の前記回数に応じて前記入力信号の品質を判定する品質判定手段と、
を備える信号処理回路により達成される。
【0008】
この態様の発明において、2値化された入力信号の品質に応じた信号として、所定期間中でのその入力信号の立ち上がり及び/又は立ち下がりの回数に応じた信号が出力される。入力信号の立ち上がり及び/又は立ち下がりの回数は、その品質が劣化していない場合は一回であり、その品質が劣化するほど一回を超えた複数回となる。従って、本発明においては、入力信号の品質を判定するための信号が出力される。ところで、入力信号に含まれる情報の検出エラは、入力信号の品質がかなり悪化した後でなければ生じない。従って、入力信号の品質を判定するための信号を出力し、その信号が表す“1”以上の前記回数に応じて入力信号の品質を判定することとすれば、上記した検出エラーが生ずる前においても入力信号の品質を判定させることが可能となる。
【0009】
この場合、請求項2に記載する如く、請求項1記載の信号処理回路において、前記所定期間は、前記入力信号の一周期を単位として設定されていることとすればよい。
【0010】
また、請求項3に記載する如く、請求項1又は2記載の信号処理回路において、前記入力信号からノイズ成分を除去した信号を生成するノイズ除去信号生成手段を備え、前記所定期間は、前記ノイズ除去信号生成手段により生成された信号の極性が反転する2つの時期の間であることとすれば、エッジカウンタのカウント値を、入力信号のノイズを除去した信号の極性が反転する2つの時期の間での立ち上がり又は立ち下がりの回数とすることができる。
【0011】
この場合、請求項4に記載する如く、請求項3記載の信号処理回路において、前記ノイズ除去信号生成手段は、前記入力信号がハイレベル状態又はローレベル状態となる累積時間を計数する累積時間計数手段と、前記累積時間計数手段により計数された前記累積時間に応じてハイレベル状態をセット又はリセットすると共に、該状態に応じて前記累積時間をクリアする保持部と、により構成され、前記エッジカウンタは、前記保持部がハイレベル状態をセット又はリセットしてから次にハイレベル状態をセット又はリセットするまでの期間中での、前記入力信号の立ち上がり及び/又は立ち下がりの回数をカウントすることとすればよい。
【0012】
また、請求項5に記載する如く、請求項4記載の信号処理回路において、前記累積時間計数手段は、前記入力信号に応じて所定のクロックを出力するゲート部と、前記ゲート部から出力される所定のクロックをカウントするカウント部と、により構成され、前記保持部は、前記カウント部のカウント値に応じてハイレベル状態をセット又はリセットし、該状態に応じて前記カウント部のカウント値をクリアすることとすればよい。
【0013】
この場合、請求項6に記載する如く、請求項5記載の信号処理回路において、前記ゲート部は、前記入力信号がハイレベル状態にある期間だけ所定のクロックを出力する第1のゲート部と、前記入力信号がローレベル状態にある期間だけ所定のクロックを出力する第2のゲート部と、を有し、前記カウント部は、前記第1のゲート部から出力される所定のクロックをカウントする第1のカウント部と、前記第2のゲート部から出力される所定のクロックをカウントする第2のカウント部と、を有し、前記保持部は、前記第1のカウント部のカウント値が第1のカウント値に達した場合に、ハイレベル状態をセットしかつ前記第2のカウント部のカウント値をクリアすると共に、前記第2のカウント部のカウント値が第2のカウント値に達した場合に、ハイレベル状態をリセットしかつ前記第1のカウント部のカウント値をクリアすることとすればよい。
【0014】
また、請求項7に記載する如く、請求項5記載の信号処理回路において、前記カウント部のカウント値が所定値に達した場合に前記エッジカウンタのカウント値をラッチするラッチ回路と、前記カウント部の出力を所定の時間だけ遅延させる遅延回路と、を備え、前記エッジカウンタは、前記遅延回路の出力に応じてクリアされることとしてもよい。
【0017】
この場合、上記した信号処理回路において、前記品質判定手段は、前記出力手段により出力された信号が表す前記回数が所定回数を超える場合、前記入力信号の品質が悪化していると判定することとしてもよい。
【0018】
また、上記した信号処理回路において、前記品質判定手段は、前記出力手段により出力された信号が表す前記回数が多いほど、前記入力信号の品質の悪化度合いが大きいと判定することとしてもよい。
【0019】
ところで、上記した信号処理回路において、前記出力手段により出力された信号が表す前記回数が所定回数を超えた場合、前記入力信号に異常が生じているとして所定の警告を行う警告手段を備える信号処理回路は、使用者に入力信号の品質異常を知らせるうえで有効である。
【0020】
この態様の発明において、所定期間中での入力信号の立ち上がり及び/又は立ち下がりの回数が所定回数を超えた場合、所定の警告が行われる。このため、使用者に、入力信号の品質に異常が生じていることを知らせることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例である光ディスク装置10のブロック構成図を示す。また、図2は、本実施例の光ディスク装置10に装着される光ディスクの構成を表した図を示す。
【0022】
本実施例において、光ディスク装置10は、例えばDVD−R/RWドライブ(記録系ブロックは図面省略)であり、DVD−R/RWディスク(以下、単にディスクと称す)12が装着されることによりそのディスク12に対して情報の記録/再生を行う。光ディスク装置10に装着されるディスク12は、図2に示す如く、情報が記録/再生されるトラックとしてのグルーブ14を有している。グルーブ14は、ディスク12のラジアル方向に所定の周期で蛇行している。すなわち、ディスク12には、正弦波状のウォブル16が形成されている。
【0023】
図1に示す如く、光ディスク装置10は、スピンドルモータ20を備えている。スピンドルモータ20は、光ディスク装置10に装着されたディスク12を回転させる機能を有している。スピンドルモータ20には、スピンドルサーボ回路22が接続されている。スピンドルサーボ回路22は、所定の回転数でディスク12が回転するようにスピンドルモータ20に対して駆動指令を行う。
【0024】
光ディスク装置10は、また、光学系24を備えている。光学系24は、光学ヘッド24aを有しており、光学ヘッド24aが光ディスク装置10に装着されたディスク12の表面に対向するように配置されている。光学ヘッド24aは、レーザ光をディスク12に照射することによりディスク12に情報を記録すると共に、ディスク12からの反射光を受光することによりディスク12に記録された情報に応じた再生信号を出力する。
【0025】
光ディスク装置10は、また、スレッドモータ26を備えている。スレッドモータ26は、光学系24を構成するキャリッジをディスク12のラジアル方向に移動させる機能を有している。スレッドモータ26には、送りサーボ回路28が接続されている。送りサーボ回路28は、所定の径方向位置に光学系24のキャリッジが位置するようにスレッドモータ26に対して駆動指令を行う。
【0026】
光学系24は、光学系24のフォーカス/トラッキング制御を行うフォーカス・トラッキングアクチュエータ(図示せず)を有している。フォーカス・トラッキングアクチュエータには、フォーカス/トラッキングサーボ回路30が接続されている。サーボ回路30は、光学系24が所定の規則に従ってフォーカス/トラッキングされるようにそのアクチュエータに対して駆動指令を行う。このようにスレッドモータ26及びフォーカス・トラッキングアクチュエータが駆動されることにより、光学系24がディスク12に照射するレーザビームの位置が制御される。
【0027】
光学系24には、RFアンプ32が接続されている。光学ヘッド24aの出力した、ディスク12に記録された情報に応じた再生信号は、RFアンプ32に供給される。RFアンプ32は、再生信号を増幅する。RFアンプ32には、エンコード/デコード回路34が接続されている。RFアンプ32で増幅された再生信号の主信号は、エンコード/デコード回路34に供給される。エンコード/デコード回路34は、RFアンプ32から供給された信号から各種のサーボ信号を抽出し、その信号を各サーボ回路に出力する。
【0028】
光学系24には、また、ウォブル信号処理回路36が接続されている。光学ヘッド24aの出力した再生信号には、ディスク12に形成されたウォブル16に起因する正弦波状の信号(以下、ウォブル信号と称す)が含まれている。ウォブル信号処理回路36は、光学ヘッド24aによる再生信号から正弦波状のウォブル信号を抽出し、その信号を後に詳述する如く処理する。ウォブル信号処理回路36は、また、上記したエンコード/デコード34に接続している。エンコード/デコード回路34は、また、ウォブル信号処理回路36から供給された信号を復調処理し、その信号からディスク12のトラック位置を示すアドレス情報を抽出する。
【0029】
エンコード/デコード回路34には、エンコード/デコード回路40が接続されている。エンコード/デコード回路40は、光ディスク装置10に装着されたディスク12固有のECC(Error Correcting Code)のエンコード/デコード、ヘッダの検出等の処理を行う。エンコード/デコード回路40は、RAM42を有している。RAM42は、エンコード/デコード回路40における処理の作業用記憶領域として用いられる。
【0030】
エンコード/デコード回路40には、インタフェース/バッファコントローラ44が接続されている。インタフェース/バッファコントローラ44は、ホストコンピュータ46に接続しており、ホストコンピュータ46とのデータの送受、データバッファの制御を行う。インタフェース/バッファコントローラ44は、RAM48を有している。RAM48は、インタフェース/バッファコントローラ40の作業用記憶領域として用いられる。
【0031】
エンコード/デコード回路34,40、及びインタフェース/バッファコントローラ44には、CPU50が接続されている。CPU50は、ホストコンピュータ46からの指令に基づいて光ディスク装置10全体の制御、具体的には、上記したスピンドルサーボ回路22、送りサーボ回路28、及びフォーカス/トラッキングサーボ回路30による制御、並びに、光学系24におけるレーザの制御等を行う。CPU50には、警報スピーカ52及び警告ランプ54が接続されている。CPU50は、光ディスク装置10の制御について異常が生じた場合に警報スピーカ52及び警告ランプ54を駆動する。警報スピーカ52及び警告ランプ54は、CPU50からの指令に従って光ディスク装置10の異常について警報・警告を行う。
【0032】
図3は、本実施例における光ディスク装置10のウォブル信号処理回路36内のブロック構成図を示す。ウォブル信号処理回路36は、パルス信号生成回路60を備えている。パルス信号生成回路60には、光学系24の光学ヘッド24aからFM変調されたウォブル信号が供給されている。パルス信号生成回路60は、まず、ウォブル信号として供給されたFM変調信号をゼロレベルと比較する。そして、FM変調信号のレベルが“0”以上である場合はハイレベル信号を、一方、FM変調信号のレベルが“0”より小さい場合はローレベル信号を出力することにより、ウォブル信号をディジタルデータに変換してFMパルス信号を生成する。
【0033】
パルス信号生成回路60の出力端子は、ANDゲート62に接続していると共に、反転回路64を介してANDゲート66に接続している。ANDゲート62,66には共に、CPU50から一定時間間隔の基準クロックが供給されている。ANDゲート62は、パルス信号生成回路60でFMパルス信号に変換された結果得られたウォブル信号がハイレベルにある際にCPU50からの基準クロックを通過させる。ANDゲート62の出力端子には、ハイゲートカウンタ68のクロック入力端子が接続されている。ANDゲート62を通過した基準クロックは、ハイゲートカウンタ68に供給される。ハイゲートカウンタ68は、供給された基準クロックをカウントする機能を有している。ハイゲートカウンタ68の出力端子は、RSフリップフロップ70のセット端子に接続している。ハイゲートカウンタ68は、基準クロックをカウントして得たカウント値のうち第i桁の値QiをRSフリップフロップ70のセット端子に供給する。
【0034】
反転回路64は、パルス信号生成回路60でFMパルス信号に変換されたウォブル信号を反転させ、その反転信号をANDゲート66に供給する。ANDゲート66は、反転回路64からの信号がハイレベルにある際、すなわち、パルス信号生成回路60でFMパルス信号に変換されたウォブル信号がローレベルにある際にCPU50からの基準クロックを通過させる。ANDゲート66の出力端子には、ローゲートカウンタ72のクロック入力端子が接続されている。ANDゲート66を通過した基準クロックは、ローゲートカウンタ72に供給される。ローゲートカウンタ72は、供給された基準クロックをカウントする機能を有している。ローゲートカウンタ72の出力端子は、RSフリップフロップ70のリセット端子に接続している。ローゲートカウンタ72は、基準クロックをカウントして得たカウント値のうち第i桁の値QiをRSフリップフロップ70のリセット端子に供給する。
【0035】
すなわち、RSフリップフロップ70は、ハイゲートカウンタ68の第i桁の値Qiが立ち上がったとき、非反転出力Qをセット(すなわち、ハイレベルに)し、反転出力インバータQをリセット(すなわち、ローレベルに)する。また、RSプリップフロップ70は、ローゲートカウンタ72の第i桁の値Qiが立ち上がったとき、非反転出力Qをリセットし、反転出力インバータQをセットする。
【0036】
RSプリップフロップ70の非反転出力端子Qは、ハイゲートカウンタ68のクリア端子に接続している。ハイゲートカウンタ68は、RSプリップフロップ70の非反転出力Qがハイレベルにあるときにクリアされる。また、RSプリップフロップ70の反転出力インバータQは、ローゲートカウンタ72のクリア端子に接続している。ローゲートカウンタ72は、RSプリップフロップ70の反転出力インバータQがハイレベルにあるときにクリアされる。
【0037】
RSプリップフロップ70の非反転出力端子Qは、また、Dフリップフロップ74のデータ端子に接続していると共に、EX−ORゲート76に接続している。Dフリップフロップ74のクロック端子には、上記したCPU50からの基準クロックが供給されている。Dフリップフロップ74は、基準クロックが立ち上がるときのデータ端子に現れるレベルを保持して出力する。Dフリップフロップ74の出力端子Qは、Dフリップフロップ78のデータ端子に接続し、上記したEX−ORゲート76に接続していると共に、EX−ORゲート80に接続している。EX−ORゲート76は、RSフリップフロップ70の非反転出力QとDフリップフロップ74の出力との排他的論理和を出力する。
【0038】
Dフリップフロップ78のクロック端子には、上記したCPU50からの基準クロックが供給されている。Dフリップフロップ78は、基準クロックが立ち上がるときのデータ端子に現れるレベルを保持して出力する。Dフリップフロップ78の出力端子Qは、上記したEX−ORゲート80に接続している。EX−ORゲート80は、Dフリップフロップ74の出力とDフリップフロップ78の出力との排他的論理和を出力する。
【0039】
EX−ORゲート80の出力端子は、カウンタ82のクリア端子に接続している。カウンタ82には、CPU50からの基準クロックが供給されている。カウンタ82は、基準クロックをカウントすると共に、EX−ORゲート80の出力がハイレベルにある場合にカウント値をクリアする。カウンタ82の出力端子は、ラッチ84に接続している。上記したEX−ORゲート76の出力端子は、ラッチ84のラッチ端子に接続している。ラッチ84は、EX−ORゲート76の出力が立ち上がった際にカウンタ82から供給されるカウント値をラッチする。
【0040】
ラッチ84の出力端子には、ディジタルLPF(Low Pass Filter)86が接続されている。ディジタルLPF86は、ラッチ84から供給されたディジタル値であるカウント値について低域通過処理を行い、ノイズを除去する。従って、ウォブル信号処理回路36は、ディスク12にアドレス情報に従って形成されたウォブル16によるウォブル信号を正弦波状のFM変調された信号からディジタル信号に変換し、エンコード/デコード34に供給する。
【0041】
ローゲートカウンタ72の出力端子は、また、遅延回路88の入力端子に接続している。遅延回路88には、CPU50からの基準クロックが供給されている。遅延回路88は、ローゲートカウンタ72の出力がハイレベルになった際、次のクロックが入力されるまで出力をローレベルとし、クロックが入力された場合に出力をハイレベルとすると共に、その次のクロックが入力された場合に出力をローレベルとする。遅延回路88の出力端子は、カウンタ90のクリア端子に接続している。カウンタ90には、パルス信号生成回路60が接続されており、FMパルス信号に2値化変換されたウォブル信号が供給される。カウンタ90は、ウォブル信号のローレベルからハイレベルへの立ち上がりエッジ回数をカウントすると共に、遅延回路88の出力がハイレベルにある場合にそのカウント値をクリアする。
【0042】
カウンタ90の出力端子は、ラッチ92の入力端子に接続している。上記したローゲートカウンタ72の出力端子は、更に、ラッチ92のラッチ端子に接続している。ラッチ92は、ローゲートカウンタ72の出力が立ち上がった際にカウンタ90から供給されているカウント値をラッチする。ラッチ92の出力端子には、上記したCPU50が接続されている。CPU50は、ラッチ92でラッチされたカウント値に基づいて、FMパルス信号となっているウォブル信号のローレベルからハイレベルへの立ち上がりエッジ回数を検出する。
【0043】
次に、図4を参照して、図3に示すウォブル信号処理回路36の動作について説明する。
【0044】
図4は、本実施例のウォブル信号処理回路の動作波形を表した図を示す。尚、図4(A)にはパルス信号生成回路60の出力波形が、図4(B)には基準クロックが、図4(C)にはANDゲート62の出力波形が、図4(D)には反転回路64の出力波形が、図4(E)にはANDゲート66の出力波形が、図4(F)にはハイゲートカウンタ68の出力波形が、図4(G)にはローゲートカウンタ72の出力波形が、図4(H)にはRSフリップフロップ70の非反転出力波形が、図4(I)にはRSフリップフロップ70の反転出力波形が、図4(J)にはDフリップフロップ74の出力波形が、図4(K)にはDフリップフロップ78の出力波形が、図4(L)にはEX−ORゲート76の出力波形が、図4(M)にはEX−ORゲート80の出力波形が、図4(N)には遅延回路88の出力波形が、それぞれ示されている。
【0045】
パルス信号生成回路60で生成されたパルス状のウォブル信号がローレベルに維持されている状況下(時刻t1(又は時刻t9)以前)においては、RSフリップフロップ70の非反転出力Qはローレベルに維持され、反転出力インバータQはハイレベルに維持されている。このため、ローゲートカウンタ72は図4(G)に示す如くクリア状態とされている。かかる状態から図4(A)に示す如く時刻t1においてパルス状のウォブル信号がハイレベルに変化すると、その間だけANDゲート62が図4(C)に示す如く基準クロックを通過させることにより、ハイゲートカウンタ68がクロックのカウントを開始する。尚、パルス状のウォブル信号がハイレベルからローレベルに変化した場合は、ANDゲート62が基準クロックを通過させないので、ハイゲートカウンタ68はクロックのカウントを中断する。
【0046】
ハイゲートカウンタ68がRSフリップフロップ70のセット端子に例えば第3桁の値Q3を供給するものとすると、ハイゲートカウンタ68は、クロックを8カウントするまではRSフリップフロップ70のセット端子にローレベル信号を供給する。そして、時刻t2(又は時刻t10)においてクロックを8カウントした場合、RSフリップフロップ70のセット端子に図4(F)に示す如くハイレベル信号を供給する。セット端子にハイレベル信号が供給されると、RSフリップフロップ70の非反転出力Qは図4(H)に示す如くハイレベルに反転し、反転出力インバータQは図4(I)に示す如くローレベルに反転する。RSフリップフロップ70の非反転出力Qがハイレベルになると、ハイゲートカウンタ68はクリア状態とされる。また、RSフリップフロップ70の反転出力インバータQがローレベルになると、ローレベルカウンタ72のクリア状態が解除される。
【0047】
また、RSフリップフロップ70の非反転出力Qがハイレベルに反転すると、Dフリップフロップ74の出力は次のクロックが入力されるまでローレベルを維持する。かかる状態が実現される場合は、EX−ORゲート76の2つの入力がローレベルとハイレベルとになるので、EX−ORゲート76の出力は図4(L)に示す如くローレベルからハイレベルに反転する。EX−ORゲート76の出力がハイレベルに反転すると、そのアップエッジでラッチ84はカウンタ82の出力をラッチする。
【0048】
その後、時刻t3(又は時刻t11)においてクロックが入力されると、Dフリップフロップ74の出力が図4(J)に示す如くハイレベルに反転し、EX−ORゲート76の2つの入力が共にハイレベルとなる。この場合、EX−ORゲート76の出力はハイレベルからローレベルに反転する。また、Dフリップフロップ74の出力がハイレベルに反転すると、Dフリップフロップ78の出力は次のクロックが入力されるまでローレベルを維持する。かかる状態が実現される場合は、EX−ORゲート80の2つの入力がローレベルとハイレベルとになるので、EX−ORゲート80の出力は図4(M)に示す如くローレベルからハイレベルに反転する。EX−ORゲート80の出力がハイレベルに反転すると、カウンタ82のカウント値はクリアされる。従って、カウンタ82のカウント値はラッチ84にラッチされた直後にクリアされる。
【0049】
その後、時刻t4(又は時刻t12)においてクロックが入力されると、Dフリップフロップ78の出力が図4(K)に示す如くハイレベルに反転し、EX−ORゲート80の2つの入力が共にハイレベルとなる。この場合、EX−ORゲート80の出力はハイレベルからローレベルに反転する。EX−ORゲート80の出力がローレベル状態になると、カウンタ82のクリア状態が解除される。
【0050】
次に、時刻t5(又は時刻t13)においてパルス状のウォブル信号がハイレベルからローレベルに変化すると、その間だけANDゲート66が図4(E)に示す如く基準クロックを通過させることによりローゲートカウンタ72はクロックのカウントを行う。尚、パルス状のウォブル信号がローレベルからハイレベルに変化した場合は、ANDゲート66が基準クロックを通過させないので、ローゲートカウンタ72はクロックのカウントを中断する。
【0051】
ローゲートカウンタ72がRSフリップフロップ70のリセット端子に例えば第3桁の値Q3を供給するものとすると、ローゲートカウンタ72の出力は、クロックを8カウントするまではローレベルに維持される。そして、時刻t6(又は時刻t14)においてクロックが8カウントされた場合、図4(G)に示す如くハイレベルに反転する。この場合、RSフリップフロップ70のリセット端子、ラッチ92のラッチ端子、及び遅延回路88にはハイレベルの信号が供給される。
【0052】
RSフリップフロップ70のリセット端子にハイレベル信号が供給されると、RSフリップフロップ70の非反転出力Qはローレベルに反転しリセットされ、反転出力インバータQはハイレベルに反転する。RSフリップフロップ70の非反転出力Qがリセットされると、ハイゲートカウンタ68のクリア状態は解除される。また、RSフリップフロップ70の反転出力インバータQがハイレベルになると、ローレベルカウンタ72はクリア状態とされる。ラッチ92のラッチ端子にハイレベルの信号が供給されると、ラッチ92は、そのアップエッジでカウンタ90の出力をラッチする。
【0053】
また、RSフリップフロップ70の非反転出力Qがローレベルに反転すると、Dフリップフロップ74の出力は次のクロックが入力されるまでハイレベルを維持するので、EX−ORゲート76の2つの入力がハイレベルとローレベルとになり、その出力がローレベルからハイレベルに反転する。この場合、ラッチ84は、そのアップエッジでその時点におけるカウンタ82のカウント値をラッチする。
【0054】
その後、時刻t7(又は時刻t15)においてクロックが入力されると、Dフリップフロップ74の出力がローレベルに反転し、EX−ORゲート76の2つの入力が共にローレベルとなり、その出力がハイレベルからローレベルに反転する。また、Dフリップフロップ74の出力がローレベルに反転すると、Dフリップフロップ78の出力は次のクロックが入力されるまでハイレベルを維持するので、EX−ORゲート80の2つの入力がハイレベルとローレベルとになり、その出力がローレベルからハイレベルに反転する。この場合には、カウンタ82のカウント値がクリアされる。
【0055】
また、時刻t7(又は時刻t15)においてクロックが入力されると、遅延回路88の出力がローレベルからハイレベルに反転する。この場合には、カウンタ90のカウント値がクリアされる。従って、カウンタ90のカウント値はラッチ92にラッチされた直後にクリアされる。
【0056】
その後、時刻t8においてクロックが入力されると、Dフリップフロップ78の出力がローレベルに反転し、EX−ORゲート80の2つの入力が共にローレベルとなるので、EX−ORゲート80の出力はハイレベルからローレベルに反転する。この場合には、カウンタ82のクリア状態が解除される。また、時刻t8においてクロックが入力されると、遅延回路88の出力がハイレベルからローレベルへ反転する。この場合には、カウンタ90のクリア状態が解除される。
【0057】
かかる構成においては、パルス信号に2値化変換された結果得られたウォブル信号がハイレベルにある状態でのみハイゲートカウンタ68が基準クロックの回数をカウントし、その結果、その回数が所定の値に達した場合にウォブル信号がハイレベルになったと判定される。また、ウォブル信号がローレベルにある状態でのみローゲートカウンタ72が基準クロックの回数をカウントし、その結果、その回数が所定の値に達した場合にウォブル信号がローレベルになったと判定される。すなわち、ウォブル信号がハイレベルになったか否かを判定するための基準クロックの回数は、ウォブル信号がローレベルにある状態ではカウントされず、また、ウォブル信号がローレベルになったか否かを判定するための基準クロックの回数は、ウォブル信号がハイレベルにある状態ではカウントされない。
【0058】
このため、本実施例においては、パルス信号生成回路60でパルス信号に2値化変換されたウォブル信号がノイズを含んでいる場合にも、一回目のノイズに起因して基準クロックの回数のカウントがその後継続して行われてしまう事態は回避される。従って、2値化されたウォブル信号におけるハイレベル期間の検出及びローレベル期間の検出を共にノイズの影響を軽減しつつ行うことが可能となっている。
【0059】
また、かかる構成においては、カウンタ90のクリア状態が解除された後、そのカウンタ90がラッチされるまでの期間、具体的には、ウォブル信号がハイレベルからローレベルに変化したと判定された後、次にハイレベルからローレベルに変化したと判定されるまでの期間に、パルス信号生成回路60で2値化されたウォブル信号がローレベルからハイレベルへ変化した回数、すなわち、ウォブル信号の立ち上がりエッジ回数が計数される。
【0060】
ウォブル信号がディスク12のウォブル16に従って適正に2値化されている場合には、ウォブル信号にノイズは重畳されていないので、ウォブル信号の一周期期間中に立ち上がる回数は一回であるが、2値化されたウォブル信号がノイズの影響を受けていると、ウォブル信号の一周期期間中に立ち上がる回数が一回を超える複数回となる。ウォブル信号に重畳したノイズが過大となるほど、その立ち上がりエッジ回数は多くなり、パルス信号生成回路60でパルス信号に2値化変換されたウォブル信号の品質は悪化していることとなる。従って、一周期期間中での、パルス信号生成回路60でパルス信号に変換されたウォブル信号の立ち上がりエッジ回数を計数することとすれば、そのウォブル信号の品質を判定することが可能となる。
【0061】
図5は、本実施例においてウォブル信号の品質を判定する手法を説明するための図を示す。尚、図5には、一周期期間中にウォブル信号の立ち上がりエッジ回数が、▲1▼一回である場合(基本検出周期1)、▲2▼2回である場合(基本検出周期2)、及び、▲3▼4回である場合(基本検出周期3)を、それぞれ示している。
【0062】
本実施例において、カウンタ90は、パルス信号生成回路60で2値化されたパルス状のウォブル信号の、一周期期間中における立ち上がりエッジ回数を出力する。そして、その出力は、CPU50に供給されている。CPU50は、ウォブル信号の一周期期間中におけるその信号の立ち上がりエッジ回数に基づいてウォブル信号の品質を判定する。具体的には、供給された立ち上がりエッジ回数が一回である場合は、ウォブル信号は劣化しておらず、その品質は悪化していないと判定し、また、立ち上がりエッジ回数が一回を超えて複数回に至っている場合は、ウォブル信号にノイズが重畳しており、その品質は悪化していると判定する。そして、その立ち上がりエッジ回数が多いほど、ウォブル信号の注入ノイズが大きく、その品質の悪化が進んでいると判定する。
【0063】
尚、CPU50は、ウォブル信号の複数周期期間中における立ち上がりエッジ回数を検出し、その回数に基づいてウォブル信号の品質を判定することとしてもよい。すなわち、ウォブル信号の一周期である基本検出周期をn(自然数)個合わせた期間をウォブル信号の立ち上がりエッジの回数を検出するための検出周期(=(基本検出周期)*n)として設定しておき、その検出周期での立ち上がりエッジ回数に基づいてウォブル信号の品質を判定することとしてもよい。この場合においても、ウォブル信号の立ち上がりエッジ回数が所定値を超えた場合にその品質が悪化していると判定し、また、そのエッジ回数が多いほど品質の悪化が進行していると判定できる。
【0064】
また、検出周期中における各基本検出周期での立ち上がりエッジ回数をそれぞれ検出し、そのうちの最大エッジ回数に基づいて品質判定することとしてもよい。また、各基本検出周期での立ち上がりエッジ回数に許容範囲を設け、そのエッジ回数が例えば3回以内である場合は品質は悪化していないと判定し、3回を超える場合は品質異常が生じていると判定することとしてもよい。
【0065】
このように、本実施例によれば、パルス信号生成回路60で生成されたパルス状のウォブル信号の品質状態に応じた立ち上がりエッジ回数をカウンタ90から出力することができ、その回数に基づいてウォブル信号の品質判定を段階的に木目細かく行わせることができる。
【0066】
図6は、ウォブル信号の品質判定を、▲1▼本実施例の手法を用いて行った場合と、▲2▼ウォブル信号に基づいて抽出されるべきアドレス情報の検出エラーが発生したか否かに基づいて行った場合(以下、この手法を対比例と称す)とを比較した図を示す。尚、図6は、光学系24のフォーカスオフセット、トラッキングオフセット、又はチルトオフセットを横軸とし、また、判定されるウォブル信号の品質を縦軸として、▲1▼本実施例の場合を実線で、▲2▼対比例の場合を一点鎖線でそれぞれ表している。
【0067】
ウォブル信号に基づいて抽出されるべきアドレス情報の検出エラーは、図6に一点鎖線で示す如く、フォーカスオフセット、トラッキングオフセット、及びチルトオフセットが最適オフセットからかなり離間しない限り発生しない。すなわち、これらのオフセットが最適オフセットに近いものであると、アドレス情報の検出エラーが生ずることはない。このため、アドレス情報の検出エラーの有無に基づいてウォブル信号の品質判定を行う対比例の構成では、ウォブル信号の品質を木目細かく正確に判定することは不可能である。
【0068】
これに対して、本実施例において、ウォブル信号の品質判定は、ウォブル信号に基づいて抽出されるべきアドレス情報の検出エラーの有無に関わらず行われる。フォーカスオフセット、トラッキングオフセット、及びチルトオフセットが最適オフセットからずれるほど、それに伴ってウォブル信号の品質は悪化するものである。従って、本実施例の手法によれば、アドレス情報の検出エラーが発生する前においてもウォブル信号の品質を判定することができ、木目細かく正確にウォブル信号の品質判定を行うことが可能となっている。
【0069】
尚、本実施例において、CPU50は、パルス信号生成回路60で2値化されたパルス状のウォブル信号の、一周期期間中における立ち上がりエッジ回数が所定の回数(例えば3回)を超えた場合に、警報スピーカ52及び警告ランプ54を駆動することとしてもよい。かかる構成によれば、光ディスク装置10で生成されるウォブル信号に異常が生じていることを使用者に知らせることが可能となる。
【0070】
また、CPU50は、パルス信号生成回路60で2値化されたパルス状のウォブル信号の、一周期期間中における立ち上がりエッジ回数が所定の回数(例えば2回)を超えた場合に、フォーカスオフセット、トラッキングオフセット、又はチルトオフセットを最適オフセットに近づくように各種制御を行うこととしてもよい。かかる構成によれば、ウォブル信号の品質を最良とすることが可能となる。
【0071】
ところで、上記の実施例においては、パルス信号に変換されたウォブル信号の一周期期間中での立ち上がりエッジ回数を計数する構成としているが、ウォブル信号の立ち下がり回数を計数する構成に適用することも可能である。
【発明の効果】
上述の如く、請求項1乃至記載の発明によれば、2値化された入力信号の品質を判定するための信号を出力するので、入力信号に含まれる情報の検出エラーが発生する前においても、2値化された入力信号の品質を判定させることができる。
【0073】
また、請求項10記載の発明によれば、使用者に入力信号の品質異常を知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である信号処理回路を有する光ディスク装置のブロック構成図である。
【図2】本実施例の光ディスク装置に装着される光ディスクの構成を表した図である。
【図3】本実施例における光ディスク装置の信号処理回路内のブロック構成図である。
【図4】本実施例の信号処理回路の動作波形を表した図である。
【図5】本実施例においてウォブル信号の品質を判定する手法を説明するための図である。
【図6】ウォブル信号の品質判定を、▲1▼本実施例の手法を用いて行った場合と、▲2▼対比例の手法を用いて行った場合とを比較した図である。
【符号の説明】
10 光ディスク装置
12 DVD−R/RWディスク
14 グルーブ(トラック)
16 ウォブル
36 ウォブル信号処理回路
60 パルス信号生成回路
90 カウンタ
92 ラッチ

Claims (10)

  1. 2値化された入力信号の品質に応じた信号を出力する信号処理回路であって、
    所定期間中での前記入力信号の立ち上がり及び/又は立ち下がりの回数をカウントするエッジカウンタと、
    前記エッジカウンタによりカウントされた前記回数に応じた信号を前記入力信号の品質を判定するための信号として出力する出力手段と、
    前記出力手段により出力される信号が表す“1”以上の前記回数に応じて前記入力信号の品質を判定する品質判定手段と、
    を備えることを特徴とする信号処理回路。
  2. 前記所定期間は、前記入力信号の一周期を単位として設定されていることを特徴とする請求項1記載の信号処理回路。
  3. 前記入力信号からノイズ成分を除去した信号を生成するノイズ除去信号生成手段を備え、
    前記所定期間は、前記ノイズ除去信号生成手段により生成された信号の極性が反転する2つの時期の間であることを特徴とする請求項1又は2記載の信号処理回路。
  4. 前記ノイズ除去信号生成手段は、前記入力信号がハイレベル状態又はローレベル状態となる累積時間を計数する累積時間計数手段と、
    前記累積時間計数手段により計数された前記累積時間に応じてハイレベル状態をセット又はリセットすると共に、該状態に応じて前記累積時間をクリアする保持部と、により構成され、
    前記エッジカウンタは、前記保持部がハイレベル状態をセット又はリセットしてから次にハイレベル状態をセット又はリセットするまでの期間中での、前記入力信号の立ち上がり及び/又は立ち下がりの回数をカウントすることを特徴とする請求項3記載の信号処理回路。
  5. 前記累積時間計数手段は、前記入力信号に応じて所定のクロックを出力するゲート部と、
    前記ゲート部から出力される所定のクロックをカウントするカウント部と、により構成され、
    前記保持部は、前記カウント部のカウント値に応じてハイレベル状態をセット又はリセットし、該状態に応じて前記カウント部のカウント値をクリアすることを特徴とする請求項4記載の信号処理回路。
  6. 前記ゲート部は、前記入力信号がハイレベル状態にある期間だけ所定のクロックを出力する第1のゲート部と、
    前記入力信号がローレベル状態にある期間だけ所定のクロックを出力する第2のゲート部と、を有し、
    前記カウント部は、前記第1のゲート部から出力される所定のクロックをカウントする第1のカウント部と、
    前記第2のゲート部から出力される所定のクロックをカウントする第2のカウント部と、を有し、
    前記保持部は、前記第1のカウント部のカウント値が第1のカウント値に達した場合に、ハイレベル状態をセットしかつ前記第2のカウント部のカウント値をクリアすると共に、前記第2のカウント部のカウント値が第2のカウント値に達した場合に、ハイレベル状態をリセットしかつ前記第1のカウント部のカウント値をクリアすることを特徴とする請求項5記載の信号処理回路。
  7. 前記カウント部のカウント値が所定値に達した場合に前記エッジカウンタのカウント値をラッチするラッチ回路と、
    前記カウント部の出力を所定の時間だけ遅延させる遅延回路と、を備え、
    前記エッジカウンタは、前記遅延回路の出力に応じてクリアされることを特徴とする請求項5記載の信号処理回路。
  8. 前記品質判定手段は、前記出力手段により出力された信号が表す前記回数が所定回数を超える場合、前記入力信号の品質が悪化していると判定することを特徴とする請求項記載の信号処理回路。
  9. 前記品質判定手段は、前記出力手段により出力された信号が表す前記回数が多いほど、前記入力信号の品質の悪化度合いが大きいと判定することを特徴とする請求項1又は8記載の信号処理回路。
  10. 前記出力手段により出力された信号が表す前記回数が所定回数を超えた場合、前記入力信号に異常が生じているとして所定の警告を行う警告手段を備えることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項記載の信号処理回路。
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