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JPH07220416A - トラック検索装置 - Google Patents

トラック検索装置

Info

Publication number
JPH07220416A
JPH07220416A JP1003094A JP1003094A JPH07220416A JP H07220416 A JPH07220416 A JP H07220416A JP 1003094 A JP1003094 A JP 1003094A JP 1003094 A JP1003094 A JP 1003094A JP H07220416 A JPH07220416 A JP H07220416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse
track
signal
output
pulse width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1003094A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Inoue
成利 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP1003094A priority Critical patent/JPH07220416A/ja
Publication of JPH07220416A publication Critical patent/JPH07220416A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 TZCカウンタの出力信号におけるパルス幅
を計測する(S1)パルス幅計測手段と、このパルス幅
計測手段によるパルス幅の計測値に基づき次のパルス出
力予測時間を予測するパルス予測手段と、パルス予測手
段によるパルス出力予測時間にパルスが出力されない場
合に、内挿信号としてのパルスをトラックカウンタに発
生させる(S6)内挿信号発生回路とが設けられてい
る。 【効果】 トラック数の誤カウントをなくし、トラック
カウントの精度向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の情報トラックを
有するディスクにおいて、目的の情報トラックを検索す
る際の、トラックずれ信号に含まれる外乱の影響を除去
するトラック検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、光磁気ディスク装置のよう
に、所定の回転数で回転している円盤状のディスクの上
に半導体レーザ等の光源から発した光ビームを収束させ
て照射し、これによって、ディスク上に記録されている
信号を再生する装置がある。
【0003】上記のディスクには、トラックピッチ1.
6μmという微小なトラックが同心円状若しくはスパイ
ラル状に設けられている。このディスク上に記録されて
いる信号は、光ビームが常にトラック上に位置するよう
にトラッキングサーボをかけながらディスクからの反射
光を光検出器にて受光することによって再生される。
【0004】そして、トラッキングサーボのためのトラ
ックずれ信号の検出もまた、光検出器に入力される反射
光により行われる。すなわち、トラッキングサーボは、
ディスク上に照射される光ビームをディスクの半径方向
に移動させるトラッキングアクチュエータにトラックず
れ信号をフィードバックすることにより行われている。
【0005】一方、ディスク上には多数のトラックが設
けられており、目的のトラックへ光ビームを移動させる
ためにトラック検索が行われる。トラック検索は、トラ
ッキングサーボをOFFにしてアクチュエータを半径方
向に移動させることにより行われる。
【0006】ところで、トラック検索の代表的な方法の
1つとして、2値化されたトラックずれ信号をカウント
することによって目的のトラックへ光ビームを到達させ
るトラックカウント方式がある。このトラックカウント
方式によるトラック検索の一例を概説する。
【0007】光ビームがトラックを横切る時のトラック
ずれ信号は、光ビームとトラックとの位置ずれを検出す
るトラックずれ検出手段によって検出され、この出力信
号は、図6(a)に示すように、一般に、正弦波状の信
号となる。
【0008】この正弦波状の信号は2値化手段によって
2値化され、図6(b)に示すようなパルス信号が得ら
れる。そして、このパルス信号の数をカウントすること
によって、光ビームがトラックを横切ったトラック数を
算出する。これにより、光ビームが目的のトラックへと
移動され、光ビームが目的のトラック上に到達すると、
再び上述のトラッキングサーボが作動される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトラック検索装置では、光ビームがトラックを横切
る時の実際のトラックずれ信号は、ディスク上の傷やほ
こり等によって、図6(a)に示すように、基本的な正
弦波以外に様々な周期をもつことになる。したがって、
トラックずれ信号を2値化したトラッキングゼロクロス
信号(以下、「TZC信号」と称する)は、図6(b)
に示すように、ノイズや欠陥を含んだ信号となり、実際
に光ビームが横切ったトラック数と、TZC信号とによ
って数えるトラックの数に大きな差を生じるという問題
点を有している。
【0010】この問題は、結果的にトラック検索時間を
長くすることを招来することになる。
【0011】上記問題の解決を図るものとして、例え
ば、特開平3−19180号公報に開示されたものがあ
る。しかしながら、この公報に開示された技術は、TZ
C信号のパルス幅を計測してその周期を求めることによ
り、トラック数の誤カウントを減らす方法ではあるが、
TZC信号そのものを整形するものであり、ノイズによ
よって追加されたパルス信号を除去することができる
が、欠落したパルス信号については対応が不十分であ
る。
【0012】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、所望のトラックを検索す
る際に、トラックずれ信号に含まれるディスク上の傷や
ほこり等による外乱を除去し、パルス信号の欠落した部
分についても対応することによって、トラックカウント
の精度向上を図り得るトラック検索装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のト
ラック検索装置は、上記課題を解決するために、情報信
号をディスクに記録又は再生する記録再生手段と、この
記録再生手段を記録又は再生すべきディスクのトラック
に追従させるトラッキング手段と、上記記録再生手段と
トラックとの位置ずれを検出するトラックずれ検出手段
と、上記トラックずれ検出手段からの出力信号を2値化
する2値化手段と、この2値化手段によるパルス出力信
号に基づき横切ったトラック数としてのパルスの数を算
出する算出手段とを有するトラック検索装置において、
上記2値化手段の出力信号におけるパルス幅を計測する
パルス幅計測手段と、このパルス幅計測手段によるパル
ス幅の計測値に基づき次のパルス出力予測時間を予測す
るパルス予測手段と、パルス予測手段によるパルス出力
予測時間にパルスが出力されない場合に、内挿信号とし
てのパルスを上記算出手段に発生させる内挿信号発生手
段とが設けられていることを特徴としている。
【0014】請求項2記載の発明のトラック検索装置
は、上記課題を解決するために、請求項1記載のトラッ
ク検索装置において、上記パルス予測手段によるパルス
出力予測時間未満にパルスが出力された場合に、算出手
段へのパルス発生を中止させる中止手段が設けられてい
ることを特徴としている。
【0015】請求項3記載の発明のトラック検索装置
は、上記課題を解決するために、請求項1記載のトラッ
ク検索装置において、上記の記録再生手段の移動速度を
検出する速度検出手段と、この速度検出手段により検出
された記録再生手段の移動速度に応じて、パルス出力予
測時間の幅を切り換える切換手段とが設けられているこ
とを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1の構成によれば、記録再生手段がトラ
ックを横切るときには、上記2値化手段の出力信号にお
けるパルス幅を計測するパルス幅計測手段によるパルス
幅の計測値に基づき、パルス予測手段が次のパルス出力
予測時間を予測する。次いで、パルス予測手段によるパ
ルス出力予測時間にパルスが出力されない場合には、内
挿信号発生手段が内挿信号としてのパルスを上記算出手
段に発生させる。
【0017】そのため、算出手段は、存在すべきパルス
が欠落した場合においても、パルスを補充することによ
りトラックカウントする。
【0018】この結果、所望のトラックを検索する際
に、トラックずれ信号に含まれるディスク上の傷やほこ
り等による外乱を除去し、パルス信号が欠落した場合で
も、内挿信号を発生させ、トラックカウントすることに
よって、トラック数の誤カウントをなくし、トラックカ
ウントの精度向上を図ることができる。
【0019】また、請求項2の構成によれば、パルス予
測手段によるパルス出力予測時間未満にパルスが出力さ
れた場合に、中止手段が、算出手段へのパルス発生を中
止させる。
【0020】このため、TZC信号にノイズ等の信号が
加わり、見かけ上、トラックを1つ横切ったと誤判断さ
せるパルス信号が発生しても、これを効果的に除去する
ことができ、トラック数の誤カウントをなくし、トラッ
クカウントの精度向上を図ることができる。
【0021】また、請求項3の構成によれば、記録再生
手段の移動速度を検出する速度検出手段にて検出された
記録再生手段の移動速度に応じて、切換手段がパルス出
力予測時間の幅を切り換える。
【0022】したがって、記録再生手段の移動速度に応
じて、最適なTZC信号の出力予測信号を決定すること
ができる。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図5に
基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施
例においては、トラック検索装置への適用例として例え
ばデータ用ミニディスク装置(以下、「データMD装
置」と称する)を取り上げて説明する。
【0024】上記のデータMD装置は、図2に示すよう
に、記録媒体であるディスク1、光ピックアップ2、R
F(Radio Frequency) アンプ3、信号処理回路4、バッ
ファメモリ5、ホストインタフェース6、システムコン
トロールマイコン7、サーボ回路8、ドライバ回路9、
送りモータ10、スピンドルモータ11、ヘッド駆動回
路12、磁気ヘッド13、内挿信号発生回路14、トラ
ックカウンタ15、及びトラッキングゼロクロスカウン
タ(以下、「TZCカウンタ」と称する)16を備えて
いる。
【0025】上記のデータMD装置においてディスク1
を再生するときには、まず、ドライバ回路9によって駆
動されるスピンドルモータ11によりディスク1が回転
駆動される。次いでドライバ回路9によって駆動される
送りモータ10により記録再生手段としての光ピックア
ップ2がディスク1の半径方向に送られ、この光ピック
アップ2によってディスク1に記録されている情報が読
み出される。
【0026】光ピックアップ2によって読み出された信
号は、RFアンプ3にて増幅され、信号処理回路4へ送
られる。また、RFアンプ3は、光ピックアップ2によ
って読み出された信号からフォーカスエラー信号やトラ
ッキングエラー信号等のサーボ制御信号を生成しトラッ
キング手段としてのサーボ回路8に出力する。
【0027】サーボ回路8は、RFアンプ3からのサー
ボ制御信号とシステムコントロールマイコン7からのコ
ントロール信号とにより、フォーカスやトラッキング及
びスピンのサーボをかけるようにドライバ回路9をコン
トロールする。そして、ドライバ回路9は、サーボ回路
8からのコントロール信号によって、光ピックアップ
2、送りモータ10、及びスピンドルモータ11を駆動
する。
【0028】上記の信号処理回路4は、RFアンプ3で
増幅された信号から復調及び誤り訂正等の処理を行い、
その処理信号をバッファメモリ5及びホストインタフェ
ース6へ転送する。バッファメモリ5は、信号処理回路
4のワーキングRAM(Random Access Memory) であ
る。上記ホストインタフェース6は、信号処理回路4か
ら送られてきた信号をIDE等の所定のフォーマットに
変換してホストコンピュータへ転送する。
【0029】一方、ディスク1に記録するときには、ホ
ストコンピュータから入力される信号は、ホストインタ
フェース6によって所定のフォーマットが解読され、信
号処理回路4に送られる。信号処理回路4は、バッファ
メモリ5をワーキングメモリとして使用しながら変調や
誤り訂正等を行う。また、信号処理回路4によってヘッ
ド駆動回路12が駆動され磁気ヘッド13により磁界を
かけると共に、光ピックアップ2によってレーザーを照
射することで、ディスク1に信号が記録される。
【0030】なお、上記のシステムコントロールマイコ
ン7は、システム全体の動作を制御するマイクロコンピ
ュータであると共に、本実施例では、TZCカウンタ1
6の出力信号におけるパルス幅を計測するパルス幅計測
手段と、このパルス幅計測手段によるパルス幅の計測値
に基づき次のパルス出力予測時間を予測するパルス予測
手段との機能を有している。
【0031】また、システムコントロールマイコン7
は、上記パルス予測手段によるパルス出力予測時間未満
にパルスが出力された場合に、トラックカウンタ15へ
のパルス発生を中止させる中止手段としての機能を有し
ている。
【0032】さらに、システムコントロールマイコン7
は、光ピックアップ2の移動速度を検出する速度検出手
段と、この速度検出手段により検出された光ピックアッ
プ2の移動速度に応じて、パルス出力予測時間の幅を切
り換える切換手段としての機能を有している。
【0033】上記の構成において、ディスク1の再生及
び記録時に目的のトラックに光ピックアップ2を移動さ
せるときのトラック検索について、以下に説明する。
【0034】まず、光ピックアップ2を移動させるとき
には、システムコントロールマイコン7から出力された
制御信号によってドライバ回路9がトラッキングサーボ
をOFFにすると同時に送りモータ10にジャンプ信号
を送る。これによって、光ピックアップ2は、システム
コントロールマイコン7で求められた目的のトラックに
向かって移動し始める。
【0035】ここで、本実施例で採用するトラックカウ
ント方式を用いたジャンプ方式では、通常、光ピックア
ップ2がトラックを横切ったことを示すトラックずれ信
号を2値化したTZC信号にてトラック数を数えること
により、目的のトラックへと移動する。
【0036】すなわち、RFアンプ3から出力されるT
ZC信号のパルス幅を計測するに際して、図3に破線で
示すように、トラックずれ検出手段及び2値化手段とし
てのTZCカウンタ16にて、信号処理回路4から出力
されるMHzオーダーのクロックを使用してTZC信号
の立ち上がりエッジ間が計測される。そして、基準パル
ス周期として、算出手段及び平均値算出手段としてのト
ラックカウンタ15によって求まる複数のパルス周期の
平均値Tを用い、この平均値Tから、次のTZCの周期
を予測する。
【0037】上記の処理に基づく本実施例のトラック検
索装置におけるトラック検索の手順について、図1に示
すフローチャートに基づいて詳細に説明する。
【0038】まず、TZCカウンタ16にてTZC信号
の周期TN を計測する(S1)。一方、基準パルス周期
として、トラックカウンタ15によって求まる複数のパ
ルス周期からその平均値Tを算出しておく(S2)。さ
らに、一方で、光ピックアップ2がトラックを横切ると
きの移動速度を測定しておき(S3)、時間W(+)及
び時間W(−)を決定する(S4)。
【0039】ここで、時間W(+)及び時間W(−)
は、トラックカウンタ15によって設定される可変の時
間値であり、光ピックアップ2の移動速度や加速度の方
向によって決まる値である。すなわち、図4に示すよう
に、光ピックアップ2の加速移動中におけるTZC信号
は、その光ピックアップ2の加速のためにパルス間隔が
次第に狭くなる。そして、光ピックアップ2の加速移動
中において、移動速度等から得られるTZC信号出力時
間に対して予想されるTZC信号出力時間が大きい
場合に、 −=W(+) として時間W(+)を定義する。一方、光ピックアップ
2の加速移動中において、移動速度等から得られるTZ
C信号出力時間に対して予想されるTZC信号出力時
間が小さい場合に、 −=W(−) として時間W(−)を定義する。このように定義したと
き、光ピックアップ2が加速中の時には、TZC信号の
周波数が徐々に上がるため、 W(+)<W(−) となり、減速中のときには、 W(+)>W(−) となる。
【0040】次いで、図1においてTZCカウンタ16
で計測されたTZC信号の周期TNは平均値Tと比較さ
れ(S5)、 T−W(−)≦TN ≦T+W(+) であれば、内挿信号発生回路14によってトラックカウ
ンタ15にパルスを挿入し(S6)、これによってトラ
ックカウンタ15をカウントアップすると共に(S
7)、TZCカウンタ16をリセットする(S8)。
【0041】また、S5で、TZCカウンタ16がT−
W(−)≦TN ≦T+W(+)でない場合には、TN
T+W(+)か否かが判断され(S9)、TN がT+W
(+)を越えたときには、すなわち予測時間にTZC信
号が出力されないときには、S6に移行して内挿信号発
生回路14によってトラックカウンタ15にパルスを挿
入し、トラックカウンタ15をカウントアップして(S
7)、TZCカウンタ16をリセットする(S8)。
【0042】また、S9で予測時間よりも早くTZC信
号が出力された時、すなわちTN <T−W(−)のとき
には、内挿信号発生回路14が作用し、内挿信号は発生
せずにTZCカウンタ16はカウント値をホールドする
(S10)。
【0043】上記の結果、図5(a)に示すように、T
ZC信号が外乱を含んでいても、図5(b)に示すよう
に、外乱が見かけ上除去されることとなり、光ピックア
ップ2の移動時に横切るトラック数を誤カウントするこ
とがなくなる。
【0044】このように、本実施例のトラック検索装置
は、光ピックアップ2がトラックを横切るときには、T
ZCカウンタ16の出力信号におけるパルス幅を計測す
るパルス幅計測手段としてのシステムコントロールマイ
コン7によるパルス幅の計測値に基づき、パルス予測手
段としてのシステムコントロールマイコン7が次のパル
ス出力予測時間を予測する。次いで、パルス予測手段に
よるパルス出力予測時間にパルスが出力されない場合に
は、内挿信号発生回路14が内挿信号としてのパルスを
上記トラックカウンタ15に発生させる。そのため、ト
ラックカウンタ15は、存在すべきパルスが欠落した場
合においても、パルスを補充することによりトラックカ
ウントする。
【0045】この結果、所望のトラックを検索する際
に、トラックずれ信号に含まれるディスク上の傷やほこ
り等による外乱を除去し、TZC信号が欠落した場合で
も、内挿信号を発生させ、トラックカウントすることに
よって、トラック数の誤カウントをなくし、トラックカ
ウントの精度向上を図ることができる。したがって、ト
ラックの正確な検索ができ、これによって、検索時間の
短縮、さらには消費電力の低減を実現することが可能と
なる。
【0046】また、本実施例では、パルス予測手段によ
るパルス出力予測時間未満にパルスが出力された場合に
は、中止手段としてのシステムコントロールマイコン7
が、トラックカウンタ15へのパルス発生を中止させ
る。
【0047】このため、TZC信号にノイズ等の信号が
加わり、見かけ上、トラックを1つ横切ったと誤判断さ
せるパルス信号が発生しても、これを効果的に除去する
ことができる。このため、トラック数の誤カウントをな
くし、トラックカウントの精度向上を図ることができ
る。
【0048】また、本実施例では、光ピックアップ2の
移動速度を検出する速度検出手段としてのシステムコン
トロールマイコン7にて検出された光ピックアップ2の
移動速度に応じて、切換手段としてのシステムコントロ
ールマイコン7がパルス出力予測時間の幅を切り換え
る。
【0049】したがって、光ピックアップ2の移動速度
に応じて、最適なTZC信号の出力予測信号を決定する
ことができる。
【0050】さらに、本実施例では、TZCカウンタ1
6から出力される出力信号のパルス幅の平均値を算出す
ると共に、光ピックアップ2の加速状態を検出し、これ
ら平均値及び加速度により、パルス出力予測時間を決定
する。
【0051】したがって、光ピックアップの加速状態に
応じて、最適なTZC信号の出力予測時間を決定するこ
とができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明のトラック検索装置は、
以上のように、2値化手段の出力信号におけるパルス幅
を計測するパルス幅計測手段と、このパルス幅計測手段
によるパルス幅の計測値に基づき次のパルス出力予測時
間を予測するパルス予測手段と、パルス予測手段による
パルス出力予測時間にパルスが出力されない場合に、内
挿信号としてのパルスを上記算出手段に発生させる内挿
信号発生手段とが設けられている構成である。
【0053】これにより、算出手段は、存在すべきパル
スが欠落した場合においても、パルスを補充することに
よりトラックカウントする。
【0054】この結果、所望のトラックを検索する際
に、トラックずれ信号に含まれるディスク上の傷やほこ
り等による外乱を除去し、パルス信号が欠落した場合で
も、内挿信号を発生させ、トラックカウントすることに
よって、トラック数の誤カウントをなくし、トラックカ
ウントの精度向上を図ることができるという効果を奏す
る。
【0055】請求項2の発明のトラック検索装置は、以
上のように、請求項1のトラック検索装置において、上
記パルス予測手段によるパルス出力予測時間未満にパル
スが出力された場合に、算出手段へのパルス発生を中止
させる中止手段が設けられている構成である。
【0056】これにより、TZC信号にノイズ等の信号
が加わり、見かけ上、トラックを1つ横切ったと誤判断
させるパルス信号が発生しても、これを効果的に除去す
ることができ、トラック数の誤カウントをなくし、トラ
ックカウントの精度向上を図ることができるという効果
を奏する。
【0057】請求項3の発明のトラック検索装置は、以
上のように、請求項1のトラック検索装置において、記
録再生手段の移動速度を検出する速度検出手段と、この
速度検出手段により検出された記録再生手段の移動速度
に応じて、パルス出力予測時間の幅を切り換える切換手
段とが設けられている構成である。
【0058】これにより、記録再生手段の移動速度に応
じて、最適なTZC信号の出力予測信号を決定すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のトラック検索装置における
トラック検索の制御を示すフローチャートである。
【図2】上記トラック検索装置の構造を示すブロック図
である。
【図3】上記トラック検索装置におけるTZC信号から
パルス幅を検出する方法を示すタイムチャートである。
【図4】上記トラック検索装置におけるTZC信号から
予測されるTZC信号出力時間の算出方法を示すタイム
チャートである。
【図5】上記トラック検索装置において、ノイズの入っ
たTZC信号及び正しく補正されたトラックカウントの
状態を示すタイムチャートであり、(a)はノイズの入
ったTZC信号、(b)は補正されたトラックカウント
の状態を示すものである。
【図6】従来例を示すものであり、トラック検索装置に
おけるトラックずれ信号及びTZC信号を示すタイムチ
ャートであり、(a)はトラックずれ信号、(b)はト
ラックずれ信号を2値化したTZC信号である。
【符号の説明】
2 光ピックアップ(記録再生手段) 3 RFアンプ 4 信号処理回路 7 システムコントロールマイコン(パルス幅計測手
段、パルス予測手段、中止手段、速度検出手段、切換手
段) 8 サーボ回路(トラッキング手段) 14 内挿信号発生回路(内挿信号発生手段) 15 トラックカウンタ(算出手段) 16 TZCカウンタ(トラックずれ検出手段、2値化
手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号をディスクに記録又は再生する記
    録再生手段と、この記録再生手段を記録又は再生すべき
    ディスクのトラックに追従させるトラッキング手段と、
    上記記録再生手段とトラックとの位置ずれを検出するト
    ラックずれ検出手段と、上記トラックずれ検出手段から
    の出力信号を2値化する2値化手段と、この2値化手段
    によるパルス出力信号に基づき横切ったトラック数とし
    てのパルスの数を算出する算出手段とを有するトラック
    検索装置において、 上記2値化手段の出力信号におけるパルス幅を計測する
    パルス幅計測手段と、このパルス幅計測手段によるパル
    ス幅の計測値に基づき次のパルス出力予測時間を予測す
    るパルス予測手段と、パルス予測手段によるパルス出力
    予測時間にパルスが出力されない場合に、内挿信号とし
    てのパルスを上記算出手段に発生させる内挿信号発生手
    段とが設けられていることを特徴とするトラック検索装
    置。
  2. 【請求項2】上記パルス予測手段によるパルス出力予測
    時間未満にパルスが出力された場合に、算出手段へのパ
    ルス発生を中止させる中止手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のトラック検索装置。
  3. 【請求項3】上記の記録再生手段の移動速度を検出する
    速度検出手段と、この速度検出手段により検出された記
    録再生手段の移動速度に応じて、パルス出力予測時間の
    幅を切り換える切換手段とが設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のトラック検索装置。
JP1003094A 1994-01-31 1994-01-31 トラック検索装置 Pending JPH07220416A (ja)

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JP1003094A Pending JPH07220416A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 トラック検索装置

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JP (1) JPH07220416A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009244218A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Yamatake Corp 反射型光電スイッチおよび物体検出方法
JP2010008061A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Yamatake Corp 物理量センサおよび物理量計測方法

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JP2009244218A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Yamatake Corp 反射型光電スイッチおよび物体検出方法
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