JP3762164B2 - シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシート搬送装置に設けられ、シートを挟持搬送する搬送ローラ対を構成するピンチローラの材質及び形状に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置においては、シートを画像形成部に搬送するためのシート搬送装置を備えており、このようなシート搬送装置としては、シート裏面に当接する駆動用のゴムローラと、シート表面(画像形成面)に当接し、シートを駆動用のゴムローラに押圧するピンチローラとからなる搬送ローラ対を備えたものが知られている。
【0003】
ところで、ゴムローラは、振れや外径精度の限界が低く、温度変化による外径変化も大きいため、より高い搬送精度を得る構成として、例えば特開平11−013744号公報に示されるように、駆動ローラとして金属ローラの表面に凹凸を施したものを用いると共に、従動側のピンチローラとして表面をフッ素コーティングしたゴムローラを用いた構成のものがある。
【0004】
ここで、このように表面に凹凸を設けることにより金属ローラは、表面の凹凸がシートの裏面に食いつく形でシートを搬送することができる。また、ゴムローラの表面にフッ素コーティングを施すことにより、ゴムに含有された可塑剤が溶出してシート表面に付着するのを防止することができると共に、表面のμ値(摩擦抵抗値)を下げることができるのでシート先端の、搬送ローラとピンチローラとのニップ部への入り込みを確実に行うことができる。
【0005】
さらに、シートの斜行取りを行うべく、搬送方向とは逆向きに回転している搬送ローラに圧接するピンチローラとしてゴムローラを用いる場合、このゴムローラの表面にフッ素コーティングを施してゴムローラの表面のμ値を下げることにより、斜行取りのためピンチローラにシート先端が突き当たる際、シート先端が折れ曲るのを防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなピンチローラを備えた従来のシート搬送装置において、ゴムローラの表面にフッ素コーティングを施す場合は、非常にコストが高くなると共に、フッ素コーティングが磨耗しやすくピンチローラの耐久性が低いという問題があった。
【0007】
次に、このフッ素コーティングが磨耗する様子を図7を用いて簡単に説明する。なお、同図において、8は表面に凹凸8aが設けられた搬送ローラ、16はこの搬送ローラ8に圧接して従動回転するピンチローラであり、このピンチローラ16はゴムローラ16aと、このゴムローラ16aの表面に形成されたフッ素コーティング層16bとを有したものである。
【0008】
また、これら搬送ローラ8及びピンチローラ16は、給紙動作が開始されると、まず矢印Bに示すように搬送方向とは逆方向に回転するようになっており、このように回転している搬送ローラ8とピンチローラ16とのニップ部に、不図示の給紙機構により搬送されたシートS1の先端を突き当ててループを形成することにより斜行取りを行うようにしている。
【0009】
ここで、この斜行取り際、ピンチローラ16はシートS1の先端エッジ部に逆らいながら回転しているため、このピンチローラ16の表面に施されたフッ素コーティング層16bがシートS1の先端エッジ部により削られて徐々に摩耗していく。
【0010】
なお、ここでは逆回転している搬送ローラ8及びピンチローラ16にシートS1を突き当てる逆転斜行取りを例にとって説明したが、停止している搬送ローラ8及びピンチローラ16にシートS1を突き当てる停止斜行取りの場合も、程度の差はあるがフッ素コーティング層16bは摩耗する。
【0011】
そして、このようにフッ素コーティング層16bが摩耗すると、装置の使用枚数が増えるにつれてゴムローラ16aが露出するようになり、シートS1への可塑剤の付着や、先端の折れ曲がりが発生する。
【0012】
そこで本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、低コストで耐久性の高いシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表面に凹凸が設けられた金属製の駆動ローラと前記駆動ローラに圧接して従動回転するピンチローラとによりシートを挟持搬送する搬送ローラ対を備え、給紙ローラによって搬送方向に送られてきたシートの先端を停止又は搬送方向と逆の方向に回転した状態で受け止めて斜行を取り除くシート搬送装置において、前記ピンチローラは合成樹脂により形成され、前記ピンチローラの両端部は両端がシート表面に接触しないように両端の外径がその他の部分の外径よりも小さくなるように形成され、前記ピンチローラは、パーティング・ラインが外径表面に現れないようにピンチローラの一方の端部で長さ方向にキャビティ側とコア側に型割りされた金型で形成され、前記ピンチローラのシートと当接する外周面はキャビティ側の金型で形成され、キャビティ側の金型の内径は、前記ピンチローラのコア側に近い端部を形成する内径が略中央を形成する部分に比べ小さく作られると共に、合成樹脂を充填、冷却、離型するまでの間に前記ピンチローラの略中央部分が収縮する量を見越し、離型時にピンチローラとの間でかじりが発生しない内径であることを特徴とするものである。
【0014】
また本発明は、前記ピンチローラの両端部の外径を、その他の部分の外径に比べて小さくしたことを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、前記ピンチローラは、両端部の外径が略中央部分の外径に比べて小さく、また前記両端部と中央部分とが滑らかに結ばれた形状を有することを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、前記ピンチローラの両端部の外径は、略中央部分の外径に比べて10μm以上小さいことを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、前記ピンチローラの両端部はR形状を有していることを特徴とするものである。
【0018】
また本発明は、前記ピンチローラは、ポリアセタールを主原料とした材料により形成されていることを特徴とするものである。
【0020】
また本発明は、前記駆動ローラの表面の凹凸は、金属ローラ表面にセラミック粉又はアルミナ粉を塗着することにより形成されていることを特徴とするものである。
【0021】
また本発明は、前記駆動ローラの表面の凹凸は、金属ローラ表面をブラスト処理することにより形成されていることを特徴とするものである。
【0022】
また本発明は、前記駆動ローラの表面の凹凸は、金属ローラ表面にローレット加工することにより形成されていることを特徴とするものである。
【0023】
また本発明は、画像形成部と、該画像形成部にシートを搬送するシート搬送装置とを備えた画像形成装置において、前記シート搬送装置は上記いずれかに記載のものであることを特徴とするものである。
【0024】
また本発明のように、表面に凹凸が設けられた金属製の駆動ローラと、この駆動ローラに圧接して従動回転するピンチローラとによりシートを挟持搬送する。そして、このピンチローラを合成樹脂によって形成することにより、ピンチローラを安価に製造すると共に、ピンチローラの耐久性を高めるようにする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0026】
図1は本発明の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の構成を説明する図である。
【0027】
同図において、50は画像形成部51を有する画像形成装置、60はシート搬送装置であり、このシート搬送装置60は、シートSを収納するシート収納部20と、このシート収納部20に収納されたシートS1を給紙する給紙ローラ3と、シート収納部20の給紙方向下流側に設けられ、給紙ローラ3により給送されたシートSを分離する分離爪4と、分離爪4により分離されたシートS1を画像形成部51に搬送する搬送部21と備えている。
【0028】
ここで、このシート収納部20は、シートSを積載すると共に不図示の回動軸を支点として回動自在な給紙圧板1を備えている。なお、この給紙圧板1は圧板ばね2によって給紙ローラ3側に付勢されている。
【0029】
また、給紙ローラ3は外周面の一部が切りかかれた略半月形状を有したものであり、給紙後の待機時には不図示のロック機構により弦の部分(切欠き部分)がシートSに対向する状態で停止している。なお、この待機状態において、給紙圧板1も不図示のカム機構により、給紙ローラ3から離れる側に押し下げられた状態で停止しており、これにより給紙ローラ3とシートSとは非接触状態となっている。
【0030】
また、搬送部21は、搬送ガイド6と、搬送ガイド6と共にシート搬送路Rを形成するピンチローラホルダ5と、不図示の駆動機構により矢印A及び矢印B方向に回転可能な搬送ローラ8と、ピンチローラホルダ5の先端部にピンチローラ軸10を介して回転自在に保持されたピンチローラ9とを備えている。
【0031】
ここで、このピンチローラホルダ5は、画像形成装置50のシャーシ11に揺動軸5aを介して揺動自在に軸支されると共に、シャーシ11とピンチローラホルダ5間にかけられたねじりコイル12により、ピンチローラ9を所定の圧力で搬送ローラ8に圧接させる方向に付勢されている。なお、搬送ローラ8とピンチローラ9とは、給紙動作が開始されると、シートの斜行取りのため所定期間は搬送方向とは逆の方向、即ち矢印B方向に回転又は停止した状態となっている。
【0032】
一方、画像形成部51は、記録ヘッド51aと、この記録ヘッド51aを保持してシート搬送方向と直交する方向に移動するキャリッジ51bを備えている。そして、後述するように斜行を取り除いた後、矢印A方向に回転する搬送ローラ8により印字開始位置まで搬送されたシートS1に対してキャリッジ51bを移動させながら記録ヘッド51aにより印字を行うようにしている。
【0033】
なお、同図において、7はシャーシ11に揺動軸7bを介して揺動自在に軸支されると共に、一端部7aをシート搬送路内に突出させた通過検知レバー、15はこの通過検知レバーの揺動を検知する検知センサである。
【0034】
ここで、この通過検知レバー7は、シートS1がシート搬送路Rを通過する際、このシートS1により一端部7aが押圧されると、同図に示すように軸7bを支点として時計回りの方向に揺動するようになっている。そして、このように通過検知レバー7が揺動すると他端部7cも移動し、これを検知した検知センサ15は検知信号を駆動機構を制御する不図示の制御手段に出力するようにしている。
【0035】
また同図において、13は排紙ローラ、14はこの排紙ローラ13に圧接する拍車であり、印字後のシートS1は、この排紙ローラ13及び拍車14により不図示の排紙トレイへと排紙されるようになっている。
【0036】
次に、このように構成された画像形成装置(シート搬送装置)のシート搬送動作について説明する。
【0037】
給紙動作が開始されると、それまでシートSと非接触状態となっていた給紙ローラ3が回転すると共に、給紙ローラ3から離れる側に押し下げられた状態の給紙圧板1が押し上げられることにより、給紙ローラ3の円弧部分と最上位のシートS1が接触し、シートS1の搬送が開始される。この際、2枚目以降のシートも移動しようとするが、分離爪4の作用により最上位のシート1枚だけが搬送されていく。
【0038】
この後、分離が行われたシートS1は、ピンチローラホルダ5と給紙ガイド6で形成された搬送路Rに案内され、搬送路内に突出した通過検知レバー7の一端部7aを押圧する。ここで、このように一端部7aが押圧されると、通過検知レバー7が揺動し、この通過検知レバー7の揺動を検知した検知センサ15は検知信号を制御手段に出力する。
【0039】
そして、制御手段は、この検知信号に基づき駆動機構を制御し、シートS1の先端が搬送ローラ8とピンチローラ9で形成されたニップ部に到達する距離に加え、2〜3mm移動するように給紙ローラ3を回転させる。なお、このように2〜3mm余分に搬送することにより、斜行した状態で給紙されてきたシートS1の先端全幅を確実にニップ位置に突き当てることができる。
【0040】
一方、この時、搬送ローラ8とピンチローラ9は搬送方向とは逆の方向、即ち矢印B方向に回転又は、停止している状態なので、シートS1は図1に示すようにニップに到達した後、余分に搬送された分撓み、この際、斜行が取り除かれる。なお、このとき給紙ローラ3は同図に示すように、まだ円弧部分がシートS1に当接した状態である。
【0041】
次に、このように斜行を取り除いた状態にした後、搬送ローラ8を搬送方向、即ち矢印A方向に回転させると共に給紙ローラ3も回転させることにより、シートS1は印字開始位置まで搬送される。なお、このようにシートS1を印字開始位置まで搬送すると、給紙ローラ3及び給紙圧板1は待機位置まで戻る。
【0042】
次に、印字開始位置に搬送されたシートS1に対してキャリッジ51bを移動させながら記録ヘッド51aにより印字を行い、この後、この印字が行われたシートS1を排紙ローラ13と排紙ローラ13側に付勢された拍車14とにより不図示の排紙トレイへと排紙する。
【0043】
一方、図2は搬送部21の拡大図であり、同図に示すように搬送ローラ8の表面にはセラミックの粉体8aが塗着されており、このように表面にセラミックの粉体8aを塗着して表面に凹凸を設けることにより、搬送ローラ8は凹凸(セラミックの粉体8a)がシートS1の裏面に食い付くような形で強力な搬送力を発生させている。
【0044】
ところで、従来は搬送ローラ8とピンチローラ9のうち一方を剛体のローラにした場合、他方を弾性体のローラとしてニップ幅(図7のX)を設けることで搬送力を得るようにしていた。
【0045】
しかし、最近急速に用いられるようになった表面に凹凸が設けられた金属ローラは、既述したとおり表面の凹凸がシートの裏面に食いつく形で搬送するため、ピンチローラの材料として剛体である合成樹脂を用いた場合でも、弾性体であるゴムを用いた場合に比べて大差無い搬送力を得られる事が分かった。
【0046】
事実、実験によれば、搬送ローラとして金属表面にセラミックの粉体を塗着した物を使用した場合、ピンチローラとして硬度60度のゴムローラ表面にフッ素コーティングを20μm施したものを使用した場合に比べ、ポリアセタールを主原料とした合成樹脂の物を使用した場合の搬送力は、シートの種類にもよるが平均で5%程度の低下でしかなかった。
【0047】
したがって、同じ搬送力を得なければならない場合においても、わずかにねじりコイル12(図1参照)の荷重を上げるだけで弾性体であるゴムを用いなくとも、ピンチローラとして合成樹脂で形成されたローラを用いることができる。
【0048】
また、ゴム表面にフッ素コーティングを施したピンチローラで通紙耐久を行ったところ、3万枚程度でフッ素コーティング層が剥がれ、ゴム面が露出し、斜行取りの際にシート先端の折れや、ゴムの高いμ値によりニップ部にシート先端を突き当てきれず、斜行が取りきれない状態になった。これに対し、合成樹脂により形成したピンチローラを用いた場合は、6万枚の通紙を終了した状態においても、上記のような問題は発生しなかった。
【0049】
そこで、本実施の形態おいては、コストを低減すると共に、耐久性を高くするためピンチローラ9を合成樹脂で形成するようにしている。次に、このピンチローラの形状及び材質について説明する。
【0050】
まず、ピンチローラの形状について説明する。
【0051】
最近のインクジェットプリンタ等の画像形成装置では高画質化が進み、それに伴い使用するシートとしては普通紙以外にも、厚手の紙又は、プラスチックシートの表面にインク受容層などを設けている特殊紙等を使用する場合がある。
【0052】
このため、ピンチローラの形状は画像形成装置において使用するシートの種類に応じたものとする必要がある。ここで、普通紙のみを使用する場合は、図3の(a)及び(b)に示すように単純な円柱形状のものとれば良いが、厚手の紙又は、プラスチックシートの表面にインク受容層などを設けている特殊紙等を使用する場合、図3のようなピンチローラ9を用いると、搬送ローラ8も剛体であるため、ピンチローラ9の両端(エッジ)がインク受容層に僅かながら食い込み、傷を付けてしまう場合がある。
【0053】
このため、特殊紙等を使用する場合には、図4の(a)及び(b)に示すようにピンチローラ9の両端部にRを施すことが有効である。ここで、このようにピンチローラ9の両端部をR形状とする方法としては、図3に示すピンチローラ9の両端に対して、例えば切削等の後加工を行う方法がある。
【0054】
また、このような後加工ではなく金型を用いてピンチローラ9の両端部にRを施すことにより、ピンチローラ9の両端がシート表面に接触しない形状とすることもできる。
【0055】
図5は、このような金型を用いてピンチローラを形成する方法を示す図であり、同図において、15は金型のうちキャビティ側の金型、9aはキャビティ側の金型15と不図示のコア側の金型の中で冷却され、収縮したピンチローラである。なお、本実施の形態においては、ピンチローラ9aの円周上に金型のパーティングライン(P.L)を出してしまうと、このパーティングラインによりシートSが傷ついてしまうので、金型は長さ方向に型割りしており、またキャビティ側の金型15の端部に関してはR形状としている。
【0056】
さらに、コア側の端部に関しては通常のR形状を施した場合、アンダーとなり離型が不可能となるので、コア側の端部を形成する金型の内径ΦY1 を略中央部分を形成する部分ΦZ1 に比べ小さく形成し、またその内径ΦY1 は樹脂材料充填−冷却−離型までの間に、略中央部分が収縮する量を見越し、離型時のピンチローラ外径ΦZ2 と金型間でかじりが発生しない内径(ただし、ΦZ1 /2−ΦY1 /2=10μm以上)としている。
【0057】
そして、このような金型によりピンチローラ9aを成形することにより、ピンチローラ9aの端部近傍のみを細くすることができる。なお、本実施の形態においては、ピンチローラ9aの両端部の外径を、その他の部分の外径に比べて10μm小さくしている。これにより、ピンチローラ9aの両端がインク受容層に食い込むことがなくなり、シートに傷を付けてしまうことがなくなる。
【0058】
なお、ピンチローラとしては、図4、図5に示す形状に限らず、図6に示すような金型15aを用い、両端部の外径が略中央部分の外径に比べて小さく、また両端部と中央部分とが滑らかに結ばれた太鼓形状を有するピンチローラ9bを形成しても良い。
【0059】
ところで、このようなピンチローラ9,9a,9bを形成する合成樹脂としては、ポリアセタールを主原料としてエラストマーを0〜50%含有し、曲げ弾性率が300〜3500MPaのものが適している。
【0060】
また、エラストマーの含有率が高く、曲げ弾性率が低い物ほど両端による特殊紙等への傷付けが低減し、エラストマーの含有率が15%程度以上で、曲げ弾性率が1500MPa程度以下になると、図3に示す単純な円柱形状のピンチローラ9を使用した場合でも特殊紙等への傷付けが発生しなくなる。
【0061】
なお、これまでの説明においては、搬送ローラ8として金属表面にセラミック粉体8aを塗着した例について述べてきたが、本発明はこれに限らず、セラミック粉体8aの代わりにアルミナの粉体を塗着したものでも良く、さらには金属ローラ表面にブラスト処理を施したものや、ローレット加工を施したものでも良い。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、表面に凹凸が設けられた金属製の駆動ローラに圧接して従動回転するピンチローラを合成樹脂によって形成することにより、ピンチローラを安価に製造することができると共に、ピンチローラの耐久性を高めることができる。これにより、低コストで耐久性の高いシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の構成を説明する図。
【図2】上記シート搬送装置の搬送部の拡大図。
【図3】上記搬送部のピンチローラの形状を示す図。
【図4】上記搬送部のピンチローラの他の形状を示す図。
【図5】上記他の形状を有するピンチローラの形成方法を説明する図。
【図6】太鼓形状を有するピンチローラの形成方法を説明する図。
【図7】従来のシート搬送装置の斜行取り動作を説明する図。
【符号の説明】
3 給紙ローラ
4 分離爪
5 ピンチローラホルダ
8 搬送ローラ
8a セラミック粉体
9,9a,9b
ピンチローラ
10 ピンチローラ軸
50 画像形成装置
51 画像形成部
60 シート搬送装置
Claims (10)
- 表面に凹凸が設けられた金属製の駆動ローラと前記駆動ローラに圧接して従動回転するピンチローラとによりシートを挟持搬送する搬送ローラ対を備え、給紙ローラによって搬送方向に送られてきたシートの先端を停止又は搬送方向と逆の方向に回転した状態で受け止めて斜行を取り除くシート搬送装置において、
前記ピンチローラは合成樹脂により形成され、前記ピンチローラの両端部は両端がシート表面に接触しないように両端の外径がその他の部分の外径よりも小さくなるように形成され、
前記ピンチローラは、パーティング・ラインが外径表面に現れないようにピンチローラの一方の端部で長さ方向にキャビティ側とコア側に型割りされた金型で形成され、前記ピンチローラのシートと当接する外周面はキャビティ側の金型で形成され、
キャビティ側の金型の内径は、前記ピンチローラのコア側に近い端部を形成する内径が略中央を形成する部分に比べ小さく作られると共に、合成樹脂を充填、冷却、離型するまでの間に前記ピンチローラの略中央部分が収縮する量を見越し、離型時にピンチローラとの間でかじりが発生しない内径であることを特徴とするシート搬送装置。 - 前記ピンチローラの両端部の外径を、その他の部分の外径に比べて小さくしたことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
- 前記ピンチローラは、両端部の外径が略中央部分の外径に比べて小さく、また前記両端部と中央部分とが滑らかに結ばれた形状を有することを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
- 前記ピンチローラの両端部の外径は、略中央部分の外径に比べて10μm以上小さいことを特徴とする請求項2又は3記載のシート搬送装置。
- 前記ピンチローラの両端部はR形状を有していることを特徴とする請求項1又は2記載のシート搬送装置。
- 前記ピンチローラは、ポリアセタールを主原料とした材料により形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシート搬送装置。
- 前記駆動ローラの表面の凹凸は、金属ローラ表面にセラミック粉又はアルミナ粉を塗着することにより形成されていることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
- 前記駆動ローラの表面の凹凸は、金属ローラ表面をブラスト処理することにより形成されていることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
- 前記駆動ローラの表面の凹凸は、金属ローラ表面にローレット加工することにより形成されていることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
- 画像形成部と、該画像形成部にシートを搬送するシート搬送装置とを備えた画像形成装置において、
前記シート搬送装置は前記請求項1乃至9のいずれかに記載のものであることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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