JP3691310B2 - 周波数測定回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力信号の波数を一定の期間カウントすることにより入力信号の周波数を測定することができる周波数測定回路に関し、特に、従来例よりも高精度に周波数を測定することができる周波数測定回路に関する。本発明の周波数測定回路は、半導体集積回路装置などに搭載される時定数調整回路などに適用される。
【0002】
【従来の技術】
発振器やフィルタなどの時定数を有する回路を半導体集積回路に搭載すると、半導体集積回路のプロセス変動や動作条件により、その時定数が変動してしまう場合がある。これらの回路の時定数(例えば、発振周波数や特定周波数等)が、ある特定範囲内に納まるようにするために、時定数調整装置が使用される。
【0003】
時定数調整装置は、例えば、本願出願人が平成10年8月6日に特許出願した「フィルタ特性調整方法及び装置」(平成10年特許願第222198号)に、フィルタの特性周波数を調整するフィルタ特性調整装置として開示されている。かかる時定数調整装置は、例えば、フィルタに広い周波数帯域の信号が含まれるステップ信号を入力し、フィルタの特性周波数に対応した出力信号を出力させ、その出力信号の周波数を測定し、その得られた周波数が所望の特性周波数になるように制御信号をフィルタに供給する。周波数の測定には、出力信号の所定サイクル間における基準クロックの波数をカウントすることにより行うことが一般的である。
【0004】
かかる時定数調整装置の調整精度は、その構成要素である周波数測定回路の精度が大きく影響する。上記の如くステップ信号を入力してその出力信号の周波数を測定する場合、出力信号の波形は短時間で減衰してしまうので、短時間で基準クロックの波数をカウントすることが要求される。更に、基準クロックの周波数は、他の回路からの要求により、あまり自由度をもって設定することはできない。
【0005】
図11は、従来の周波数測定回路の構成図である。また、図12は、その動作波形図である。図11に示した周波数測定回路は、入力信号Cinの周波数を測定する回路であり、入力信号Cinより周期が短く、既知の周波数を有する基準クロックCbを利用して、入力信号Cinの周期を測定する。周波数測定回路は、入力信号Cinが入力され、その入力信号Cinの所定のパルス数(または波数)をカウントし、その間セレクト信号SELを生成するセレクト信号生成回路1と、セレクト信号SELがHレベルの間、基準クロックCbを通過させるセレクタ回路2と、供給される基準クロックCbのパルス数(波数)をカウントする基準クロック波数測定回路3とを有する。また、共に波数測定機能を有するセレクト信号生成回路1と基準クロック波数測定回路3とには、リセット信号Rstが供給される。
【0006】
図12に示される通り、測定対象である入力信号Cinの周期をtm、基準クロックCbの周期をtBとすると、入力信号CinのM周期の期間において基準クロックCbをカウントすることにより、入力信号Cinの周期を測定することができ、入力信号Cinの周波数fmを得ることができる。図12の動作波形図に示される通り、最初にリセット信号RstがLレベルになることにより、セレクト信号生成回路1と基準クロック波数測定回路3とがリせットされる。そして、時間t0からtBまでに対応する入力信号CinのM周期の間、セレクト信号SELをHレベルにし、基準クロック波数測定回路3に基準クロックCbを供給する。基準クロック波数測定回路3は、その間の基準クロックCbの例えば立ち上がりエッジの数をカウントし、最終的なカウント値を周波数測定結果OUTとして出力する。
【0007】
通常は、入力信号Cinの位相と基準クロックCbの位相とが完全に一致する場合は少ない。従って、入力信号Cinの立ち上がりエッジ(t0)からM番目の立ち上がりエッジ(tM)までの期間において、基準クロックCbの立ち上がりエッジ(又は立ち下がりエッジ、又は両エッジ)をカウントすることで、基準クロック波数測定回路3は、精度良く基準クロックCbの波数Nをカウントすることができる。カウントする期間は、入力信号Cinの立ち上がり又は立ち下がりのいずれかのエッジからエッジまでとすることもできる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、測定開始または終了時刻に両波数測定回路1,3の動作周期を決めている入力信号と基準クロックのエッジが一致した時に、基準クロック波数測定回路3では計測誤差を生じる可能性がある。即ち、図12に示される通り、波数カウント開始時間t0と波数カウント終了時間tMとで、入力信号Cinと基準クロックCbとの位相が一致する場合がないわけではない。かかる最悪ケースでは、基準クロック波数測定回路3内の波数測定回路が、基準クロックCbの立ち上がりエッジを、時間t0とtMとでミスカウントする場合がある。その可能性は、(1)両時間t0,tMで共に基準クロックCbの立ち上がりエッジをカウントしなかった場合と、(2)両時間t0,tMで共に基準クロックCbの立ち上がりエッジをカウントした場合とがある。上記(1)の場合、合計カウント数はN−1になり、(2)の場合、合計カウント数はN+1になる。尚、両時間t0,tMのいずれか一方で、基準クロックの立ち上がりエッジがカウントされた場合は、通常時のカウント数と同じになるので問題はない。
【0009】
通常の場合に、入力信号Cinの測定波数Mに対して、基準クロック波数測定回路3による基準クロックのカウント波数Nの場合、基準クロックの周波数をfBとすると、入力信号の周波数fmは、
fm=(M/N)fB (1)
になる。
【0010】
一方、上記の位相が一致した場合に、入力信号の測定波数Mに対して、基準クロックのカウント波数N±1の場合、入力信号の周波数fmは、
fm=(M/(N±1))fB (2)
になる。
【0011】
従って、計測誤差は、次式の通りになる。
【0012】
【数1】
【0013】
従来例において、測定周波数精度を上げるためには、前記(3)式より、測定波数Mを大きくしてカウント波数Nを大きくしたり、または波数測定回路3がカウントする基準クロックCbの周波数fBを高くしてカウント波数Nを大きくすることが考えられる。しかし、測定波数Mを大きくすると測定時間が長くなる。
【0014】
前述の通り、フィルタにステップ信号を入力してそこから出力される出力波形の周波数を測定する場合、出力信号は短時間で減衰するので、測定時間が長くなるのは好ましくない。また、基準クロックを高くすると、消費電流の増大が考えられ、また、基準クロックは、半導体集積回路を使用する都合上、任意に設定できない場合が多いため、むやみに高く設定する事は出来ない。
【0015】
そこで、本発明の目的は、測定時間が短くても周波数測定精度を上げることができる周波数測定回路を提供することにある。
【0016】
また、本発明の別の目的は、基準クロック周波数を高くせずに、周波数測定精度を上げることができる周波数測定回路を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、入力信号の所定波数を有するカウント期間において、基準クロックをカウントする周波数測定ユニットを複数設け、各周波数測定ユニットは、それぞれのカウント期間をずらして基準クロックをカウントすることを特徴とする周波数測定回路である。そして、複数の周波数測定ユニットのカウント数を加算する加算器が設けられる。カウント期間をずらすことにより、一つの周波数測定ユニットにおいて、入力信号と基準クロックとの位相がカウント開始と終了で一致したとしても、他の周波数測定ユニットでも一致する可能性はほとんどない。従って、この加算されたカウント数を利用することで、高い精度の周波数測定が可能になる。しかも、カウント期間をずらしただけで互いに重なり合うようにすることで、トータルの測定期間を長くする必要はない。
【0018】
上記の目的を達成するために、本発明の第2の側面は、入力信号の周波数を測定する周波数測定回路において、
前記入力信号の所定波数を有する第1のカウント期間において、基準クロックをカウントする第1の周波数測定ユニットと、
前記入力信号の所定波数を有する第2のカウント期間において、基準クロックをカウントする第2の周波数測定ユニットと、
前記第1及び第2の周波数測定ユニットのカウント数を加算する加算器とを有し、
前記第1及び第2のカウント期間が互いにシフトして重なっていることを特徴とする。
【0019】
上記の第1及び第2の周波数測定ユニットは、必要に応じて3ユニット以上にしても良い。その場合、それぞれのカウント期間も互いにずれていることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0023】
図1は、本実施の形態の原理図である。図1の原理図によれば、周波数測定回路は、複数の周波数測定ユニット10,20...K0を有する。周波数測定ユニット10は、従来例と同様に、入力信号Cinを波数測定機能を有するセレクト信号生成回路11に入力し、特定波数(=M)の間セレクタ回路12を通過状態にするセレクト信号SEL1を生成する。そして、基準クロック波数測定回路13でセレクタ回路12を通過してきた基準クロックCbの波数をカウントする。他の周波数測定ユニットも同じ構成である。但し、各周波数測定ユニットのカウント期間は、それぞれずれていて一部重なっている。従って、各ユニットのカウントの開始と終了時間は、異なっている。
【0024】
ここで、カウント期間の測定波数をMとすると、セレクト信号生成回路11が、入力信号Cinの立ち上り若しくは立ち下がりエッジ、または立ち上りと立ち下がりエッジに同期して、それらエッジ数Mをカウントする期間セレクト信号をHレベルにする。その結果、入力信号の波数Mの期間基準クロックCbが基準クロック波数測定回路13によりカウントされる。この波数測定回路13は、基準クロックCbの立ち上り若しくは立ち下がりエッジ、または立ち上りと立ち下がりエッジをカウントする。即ち、セレクタ信号生成回路11は、入力信号Cinの周期tmに同期して動作し、基準クロック波数測定回路13は、基準クロックCbの周期tBに同期して動作する。その場合、各周波数ユニット10,20,K0で測定される周波数fmは、基準クロックCbの周波数をfBとすると、
fm=(M/N)fB (4)
になる。
【0025】
本実施の形態では、周波数測定ユニットを複数設け、それぞれの測定開始時刻を、入力信号Cinの1周期tm(または複数周期)分ずらす構成をとる。ここで、セレクト信号生成回路11と基準クロック波数測定回路13の動作周期(tm、tB)が割り切れない関係にある場合、第1の周波数測定ユニット10における入力信号Cin(周波数fm)と基準クロックCb(周波数fB)との位相関係と、第2の周波数測定ユニット20における入力信号Cin(周波数fm)と基準クロックCb(周波数fB)との位相関係とは、互いにずれることになる。従って、もし第1の周波数測定ユニット10で、測定開始または終了時刻に入力信号Cinと基準クロックCbのエッジタイミングが一致した場合、第2の周波数測定ユニット20では、そのエッジタイミングは一致しない事になる。
【0026】
従って、複数(=K)存在する全ての周波数測定ユニットにおいて、入力信号Cin(周波数fm)と基準クロックCb(周波数fB)との位相関係が異なっていた場合、あるユニットでは位相が一致しても、他のK−1個のユニットでは位相が不一致となる。即ち、K−1個のユニットでは、基準クロックのカウントミスは発生しない。図1に示される通り、各ユニットのカウント数が演算器14で加算され、その合計カウント数に従って入力信号の周波数が測定される。
上記の場合の周波数測定誤差は、
【0027】
【数2】
【0028】
即ち、上記式(3)と(5)とを比較すると、本実施の形態は、従来方式に対して、周波数測定誤差が(N+1)/(KN+1)倍に減少することが理解される。
【0029】
図2は、第1の実施の形態例における周波数測定回路の構成図である。図3は、その動作波形図である。この例は、図1の原理図において、周波数測定ユニットの数をK=2にした例である。そして、カウント期間の波数をM、セレクト信号生成回路11,21及び基準クロック波数測定回路13,23は共に、入力の立ち上がりエッジに同期して動作する。即ち、セレクト信号は、入力信号Cinの立ち上がりエッジからM番目の立ち上がりエッジまでの期間にHレベルにされる。また、基準クロックCbの立ち上がりエッジの数が、波数としてカウントされる。
【0030】
図3に示される通り、この実施の形態例では、入力信号Cinと基準クロックCbの周期tm、tBとの関係が、tm:tB=3.5:1である。従って、図3の時間t0,t2,t4...(偶数波形の時)で入力信号Cinと基準クロックCbの位相(立ち上がりエッジ、0°)が一致する。但し、時間t1,t3,t5...(奇数波形の時)では入力信号Cinと基準クロックCbの位相は一致しない。
【0031】
第1のリセット信号Rst1は、第1の周波数測定ユニット10のセレクト信号生成回路11と基準クロック波数測定回路13とに与えられる。また、第1のリセット信号Rst1は、更に、第2の周波数測定ユニット20の基準クロック波数測定回路23に与えられても良い。このリセット信号Rst1に応答して、セレクト信号生成回路11は、次の入力信号Cinの立ち上がりエッジ(t0)からM個の立ち上がりエッジをカウントし、時間tMまでの間、Hレベルのセレクト信号SEL1を生成する。セレクト信号SEL1に応答して、セレクト回路12は、基準クロックCbの通過を許可し、基準クロック波数測定回路13に基準クロックCbを供給する。
【0032】
第1のリセット信号Rst1に応答して、カウント数がリセットされていた基準クロック波数測定回路13は、基準クロックCbの立ち上がりエッジの数(波数)をカウントする。
【0033】
一方、セレクト信号生成回路11は、第1のリセット信号Rst1に応答して、入力信号Cinの次の立ち上がりエッジ(t0)に同期して、第2のリセット信号Rst2を生成する。この第2のリセット信号Rst2に応答して、次の入力信号Cinの立ち上がりエッジ(t1)からM個の立ち上がりエッジをカウントして、時間tM+1までの期間、Hレベルのセレクト信号SEL2を生成する。このセレクト信号SEL2に応答して、第2の周波数測定ユニット内の基準クロック波数測定回路23が、基準クロックCbの立ち上がりエッジをカウントする。
【0034】
そして、両ユニット10,20のカウント数が、加算器14によって加算され、加算されたカウント数が周波数測定結果OUTとして出力される。このカウント数を2Mで除して、逆数をとることにより、入力信号Cinの周波数を求めることができる。
【0035】
さて、第1の周波数測定ユニット10では、カウント期間の開始t0と終了tMとで入力信号Cin及び基準クロックCbの位相が一致し、両立ち上がりエッジのタイミングが一致している。従って、基準クロックの波数測定の開始点と終了点でカウント誤差を生じる可能性がある。つまり、入力信号のM周期の間に、カウント数がNになる場合と、N±1になる場合とがある。
【0036】
ところが、第2の周波数測定ユニット20では、カウント期間が第1のユニットのカウント期間から入力信号の1周期分ずれている。従って、入力信号と基準クロックの周期または周波数が割り切れない関係にある場合は、第2のユニット20のカウント期間の最初t1と終了tM+1とでは、入力信号と基準クロックの立ち上がりエッジが一致することはない。従って、第2の周波数測定ユニット20では、カウント誤差が生じる可能性はなく、入力信号のM周期の期間における基準クロックの波数のカウント数は、Nになる。
【0037】
第1及び第2の周波数測定ユニットが求めたカウント数を加算した合計カウント数は、図3に示される通り、2N、2N−1、又は2N+1のいずれかである。従って、正しいカウント数2Nに対して、誤ったカウント数2N±1になる場合が存在することから、周波数測定誤差Δfは、
【0038】
【数3】
【0039】
となる。即ち、従来例に比較して、周波数測定誤差は、(N+1)/(2N+1)倍になることが理解される。
【0040】
上記の実施の形態例において、式(5)(6)から明らかな通り、周波数測定ユニットの数を増やすことにより、式(5)のKを大きくすることができ、周波数測定誤差を小さくすることができる。但し、単に周波数測定ユニットの数を増やすだけでは、集積回路規模の増大を招くだけであり好ましくない。そこで、最小の周波数測定誤差を得ることができる最小規模の周波数測定回路について説明する。
【0041】
図4は、入力信号と基準クロックの周期が7:3の場合の例を示す動作波形図である。入力信号Cinと基準クロックCbの周期が、tm:tB=7:3の場合は、図4に示される通り、時間t0で両クロックの立ち上がりエッジが一致するとすると、入力信号の3周期後の時間t3で再度立ち上がりエッジが一致することになる。そして、時間t3以降は、この入力信号の3周期の関係が単に繰り返される。
【0042】
このような場合は、カウント期間は、例えば時間t0からt3までのT1と、それから1周期遅れた時間t1からt4までのT2と、そして、更に1周期遅れた時間t2からのT3とに設定することで、最小の誤差を実現することができる。即ち、カウント期間T1ではカウント誤差が生じる可能性があっても、カウント期間T2,T3ではカウント誤差が生じない。そして、時間t3から始まるカウント期間T4は、再度カウント誤差が生じる可能性がある。
【0043】
従って、カウント期間T1とT2の2つの周波数測定ユニットを設けるよりも、カウント期間T1,T2,T3の3つの周波数測定ユニットを設けたほうが、上記式(4)のKの値から、より小さい測定誤差になることが理解される。但し、カウント期間T4を有する周波数測定ユニットを追加すると、2つのユニットでカウント誤差が生じる可能性があることになり、2つの周波数測定ユニットを有する場合と同じ測定誤差になる。
【0044】
即ち、図4のtm:tB=7:3の場合は、少なくとも3つの周波数測定ユニットを設けることにより、測定誤差を最小にすることができる。別の言い方をすると、3N個(Nは正の整数)の周波数測定ユニットを有する場合は、この最小の測定誤差を維持することができる。但し、6ユニット、9ユニットと測定ユニットを増やすと、回路規模の増大と共に消費電力の増大を招くだけであり、好ましくない。
【0045】
そこで、入力信号の周期tmと基準クロックの周期tBに対して、周波数測定ユニットが、少なくともtmとtBの最小公倍数をtmで除した数だけ設けられることが、最小の測定誤差または最大の測定精度にする要件である。または、tmとtBの最小公倍数をtmで除した数の整数倍のユニット数にしても、最小誤差を維持することができる。
【0046】
従って、本実施の形態例の周波数測定回路が対象とする入力信号と基準クロックの周期に従って、上記の最小誤差が実現できる周波数測定ユニット数にすることが好ましい。
【0047】
図5は、入力信号と基準クロックの周期が3:1の場合の例を示す動作波形図である。入力信号Cinと基準クロックCbの周期が、tm:tB=3:1の場合は、周期が割り切れる関係になるので、図5に示される通り、時間t0で両クロックの立ち上がりエッジが一致するとすると、入力信号の立ち上がりエッジ毎に基準クロックの立ち上がりエッジと一致することになる。従って、カウント期間を時間t0からt1までと、時間t1からt2までとにずらしても、いずれの測定ユニットでもカウント誤差が発生する可能性がある。
【0048】
従って、図5のような例の場合は、入力信号Cinの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方を利用して、セレクト信号を生成する。即ち、第1の測定ユニット内のセレクト信号生成回路は、時間t0からt1までの第1のカウント期間T1でHレベルになるセレクト信号を生成する。また、第2の測定ユニット内のセレクト信号生成回路は、時間t0.5からt1.5までの第2のカウント期間T2でHレベルになるセレクト信号を生成する。即ち、入力信号Cinの周期を、tm/2に設定することにより、その再設定した周期tm/2と基準クロックCbの周期tBとは、tm:tB=1.5:1と割り切れる関係にならないので、時間t0.5では、基準クロックの立ち上がりエッジが一致することはない。
【0049】
このように、図5のような入力信号と基準クロックとの関係にある場合は、入力信号の両方のエッジを利用することにより、両クロックの周期を割り切れない関係にして、複数のカウント周期を利用した誤差精度が小さい周波数測定回路を実現することができる。
【0050】
尚、図4の場合に、基準クロックCbの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方を、基準クロック波数測定回路13,23がカウントすることも可能である。その理由は、図3の場合と異なり、時間t1、t2で、基準クロックの立ち下がりエッジが入力信号の立ち上がりエッジに一致していないからである。基準クロックの両エッジをカウントする場合は、同じカウント期間において、カウント数を2倍にすることができ、誤差をより小さくすることができる。
【0051】
入力信号や基準クロックの両エッジを利用する場合は、上記の定義した周期tm、tBは、半周期に置き換えられる。従って、図5の場合は、入力信号の半周期tmと基準クロックの周期tBとの関係から、最小精度になる場合の測定ユニットの数が特定される。
【0052】
図6は、第2の実施の形態例における周波数測定回路の構成図である。第2の実施の形態例では、第1の実施の形態例のように複数の周波数測定ユニットを設けるのではなく、単一の周波数測定ユニットを有する。そして、カウント期間の開始時と終了時のカウントの重み付け量を他の時より低くしてカウントをすることにより、実質的に複数のずれたカウント期間で基準クロックの波数をカウントする場合と同じ結果を得ることができる。
【0053】
図6に示された周波数測定回路では、入力信号Cinが供給され、その波数を測定する入力信号波数測定回路16が設けられる。この入力信号波数測定回路16は、リセット信号Rstに応答して、入力信号Cinの波数をカウントし、そのカウント値を波数測定結果信号S16として出力する。セレクト信号生成器17は、その波数測定結果信号S16に応答して、カウント1から所定のカウント(例えばM+1)までの間、セレクト信号SELをHレベルにする。セレクト回路12は、セレクト信号SELがHレベルの間、基準クロックCbを通過させ、重み付け波数測定回路15にその基準クロックを供給する。
【0054】
重み付け波数測定回路15は、波数測定結果信号S16に応じた重み付け量で、基準クロックCbの波数をカウントする。その重み付け量は、カウント開始時とカウント終了時の重み付け量が、それ以外の時の重み付け量より小さく設定される。
【0055】
図7は、第2の実施の形態例における周波数測定回路の動作波形図である。この例も、入力信号Cinの立ち上がりエッジのうち、時間t0,t2,t4...において、基準クロックCbの立ち上がりエッジが一致する例である。そして、カウント期間は、時間t0から時間tM+1のM+1周期の期間である。
【0056】
上記した通り、入力信号波数測定回路16は、リセット信号Rstに応答して、入力信号Cinの波数のカウントを開始する。従って、時間t0でカウント値S16は「1」に、時間t1でカウント値S16は「2」にというように、カウント値S16が増大する。時間t0からセレクタ信号SELがHレベルになるので、基準クロックCbが時間t0から重み付け波数測定回路15に供給開始される。
【0057】
重み付け波数測定回路15は、波数測定結果信号(カウント値)S16に基づいて、カウントする重み付け量を変更する。図7に示される通り、時間t0の周期では、重み付け量を1にしてカウントし、時間t1の周期から時間tMの周期までは、重み付け量を2にしてカウントし、更に、時間tM+1の周期では、再度重み付け量を1にしてカウントする。その結果、重み付け波数測定回路15は、時間t0からtMまでのカウント期間に基準クロックの波数をカウントした値と、時間t1からtM+1までのカウント期間に基準クロックの波数をカウントした値とを合計した値をカウントするになる。即ち、図2に示した第1の実施の形態例と同じカウント結果になる。
【0058】
図8は、重み付け波数測定回路の構成図である。図8の重み付け波数測定回路15は、加算器100と、その出力を基準クロックCbに同期して保持するカウントレジスタ102と、加算器100の一方の入力に重み付け量S104を供給する重み付け量発生回路104とを有する。カウントレジスタ102の出力OUTは、加算器100の他方の入力に供給される。重み付け量発生回路104は、供給される波数測定結果信号S16に従って、重み付け量S104を生成する。重み付け量は、図7で説明した通り、例えばカウント期間の開始時に最小値の1にし、その後波数測定結果S16が2〜Mの間は2にし、カウント期間の最後の周期で最小値の1にする。或いは、1,2,3,3....3,2,1になるようにするこもできる。この場合は、図1においてK=3にした場合と同じになる。
【0059】
図8の重み付け波数測定回路は、基準クロックCbに同期して、加算器100が重み付け量S104をカウントレジスタ102内のカウント値に加算する。その加算した値が、カウントレジスタ102に保持される。
【0060】
図7に示される通り、第2の実施の形態例では、時間t0,tMにおいて、入力信号と基準クロックとの立ち上がりエッジが一致する場合でも、時間t0でカウントミスが生じてカウント誤差が−1になる可能性があり、また、時間tMにおいて重み付け量が2か1になり、カウント誤差が+1になる可能性があるので、カウント値は、2N、2N−1、または2N+1のいずれかになる。従って、誤差精度は、上記式(6)と同じになる。
【0061】
さて、第1の実施の形態例で、周波数測定ユニットを、入力信号と基準クロックの周期の最小公倍数を入力信号の周期で除した数にすることにより、最小の誤差にすることができることを説明した。第2の実施の形態例では、重み付け量の設定を変えることで、実質的に図1の周波数測定ユニットの数を変更設定することができる。例えば、外部からの設定信号S105により、重み付け量を
(1)1,2,2...2,1にすると、K=2
(2)1,2,3,3....3,2,1にすると、K=3
(3)1,2,3...L,L...L...3,2,1にすると、K=L
の周波数測定ユニットを設けた場合と同じ測定結果を得ることができる。従って、かかる重み付け量の設定を外部から行うことができるようにすると、汎用の周波数測定回路を実現することができる。
【0062】
従って、入力信号の周期tmと基準クロックの周期tBに対して、最大の精度を得るための重み付け量は、少なくともtmとtBの最小公倍数をtmで除した数の種類だけ有する必要がある。即ち、上記のLの値をtmとtBの最小公倍数をtmで除した数に設定すれば良い。
【0063】
上記の重み付け量は、必ずしも正数である必要はない。負数であってもよく、その場合は、その絶対数がカウント開始時と終了時に最小値になり、徐々に増加または減少すれば良い。
【0064】
図9は、周波数測定回路の応用例であるフィルタ特性調整回路の構成図である。図10は、その動作波形図である。この例では、半導体集積回路で構成されたフィルタ装置110の特性周波数を測定して、その周波数を調整可能にする。調整工程では、ステップ信号生成装置112が、図10に示したステップ信号を発生し、セレクタ回路113を介してフィルタ装置110に供給する。ステップ信号には広い周波数帯の信号が含まれる。従って、フィルタ装置110の特性周波数に対応した周波数の信号がフィルタ装置の出力信号として出力される。フィルタ装置110がバンドパスフィルタの場合は、特性周波数はその通過帯域の中心周波数である。フィルタ装置110を通過した応答波形は、図10に示される通り、短時間で減衰する信号である。
【0065】
応答波形周期測定装置114は、本実施の形態例の周波数測定装置に対応する。応答波形周波数測定装置114内には、応答波形と測定基準レベルとを比較して、図10に示したパルス信号を生成するコンパレータ機能を有する。このパルス信号が、本実施の形態例の周波数測定装置の入力信号として供給される。そして、短い期間において、基準クロックをカウントすることにより、このパルス信号の周波数(周期)が測定される。
【0066】
応答波形周期測定装置114は、測定結果を制御装置115に与え、制御装置115は、測定結果に応じて、特性周波数制御信号をフィルタ装置110に供給して、その特性周波数の調整を行う。調整が終了すると、プロセスのバラツキや動作環境に伴う特性周波数のバラツキが除去される。その後は、セレクタ装置113が入力信号側に切り替えて、携帯電話の受信信号などをフィルタ装置110に供給し、フィルタ装置110の出力信号を取得する。上記の応用例はあくまでも一例である。
【0067】
以上の実施の形態例に従って、本実施の形態をまとめると次の通りになる。
【0068】
1.入力信号の周波数を測定する周波数測定回路において、
前記入力信号の所定波数を有する第1のカウント期間において、基準クロックをカウントする第1の周波数測定ユニットと、
前記入力信号の所定波数を有する第2のカウント期間において、基準クロックをカウントする第2の周波数測定ユニットと、
前記第1及び第2の周波数測定ユニットのカウント数を加算する加算器とを有し、
前記第1及び第2のカウント期間が互いにシフトして重なっていることを特徴とする周波数測定回路。
【0069】
2.上記1において、前記第1及び第2の周波数測定ユニットは、前記入力信号の所定波数をカウントして前記カウント期間においてセレクト信号を生成するセレクト信号生成回路と、前記セレクト信号に応答して前記基準クロックの供給を許可するセレクト回路と、前記セレクト回路から供給される基準クロックをカウントする基準クロック波数測定回路とを有することを特徴とする周波数測定回路。
【0070】
3.上記1において、前記入力信号の周期tmと前記基準クロックの周期tBに対して、前記周波数測定ユニットは、少なくともtmとtBの最小公倍数をtmで除した数だけ設けられることを特徴とする周波数測定回路。
【0071】
4.上記1または3において、前記入力信号がクロック信号であって、前記カウント期間は、当該入力クロック信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジから開始し、終了することを特徴とする周波数測定回路。
【0072】
5.上記4において、前記入力信号の所定波数は、前記入力クロック信号の立ち上がりエッジ数、立ち下がりエッジ数、又は両エッジ数のいずれかであることを特徴とする周波数測定回路。
【0073】
6.入力信号の周波数を測定する周波数測定回路において、
前記入力信号の所定波数を有するカウント期間において、基準クロックをカウントする周波数測定ユニットを有し、前記周波数測定ユニットは、前記カウント期間の開始時と終了時のカウントの重み付け量を他の時より低くして、前記カウントをすることを特徴とする周波数測定回路。
【0074】
7.上記6において、前記重み付け量は、前記カウント期間の開始時と終了時で最小値、前記開始時から経過するに従い増加し、前記終了時に近づくに従い減少する量であることを特徴とする周波数測定回路。
【0075】
8.上記6において、前記重み付け量は、正数または負数であり、当該重み付け量の絶対値が、前記カウント期間の開始時と終了時で最小値、前記開始時から経過するに従い増加し、前記終了時に近づくに従い減少することを特徴とする周波数測定回路。
【0076】
9.上記6において、前記周波数測定ユニットは、前記入力信号の所定波数をカウントして前記カウント期間においてセレクト信号を生成するセレクト信号生成回路と、前記セレクト信号に応答して前記基準クロックの供給を許可するセレクト回路と、前記セレクト回路から供給される基準クロックを、前記重み付け量に従ってカウントする基準クロック波数測定回路とを有することを特徴とする周波数測定回路。
【0077】
10.上記6乃至9のいずれかにおいて、前記入力信号の周期tmと前記基準クロックの周期tBに対して、前記重み付け量は、少なくともtmとtBの最小公倍数をtmで除した数だけ有することを特徴とする周波数測定回路。
【0078】
11.上記6乃至10のいずれかにおいて、前記入力信号がクロック信号であって、前記カウント期間は、当該入力クロック信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジから開始し、終了することを特徴とする周波数測定回路。
【0079】
12.上記11において、前記入力信号の所定波数は、前記入力クロック信号の立ち上がりエッジ数、立ち下がりエッジ数、又は両エッジ数のいずれかであることを特徴とする周波数測定回路。
【0080】
以上、本発明の保護範囲は、上記の実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0081】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、周波数測定装置において、測定時間を長くとることなく測定誤差を少なく(精度向上)することができる。また、本発明によれば、周波数測定装置において、基準クロックの周波数を高くすることになく、周波数測定精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の原理図である。
【図2】第1の実施の形態例における周波数測定回路の構成図である。
【図3】第1の実施の形態例における周波数測定回路の動作波形図である。
【図4】入力信号と基準クロックの周期が7:3の場合の例を示す動作波形図である。
【図5】入力信号と基準クロックの周期が3:1の場合の例を示す動作波形図である。
【図6】第2の実施の形態例における周波数測定回路の構成図である。
【図7】第2の実施の形態例における周波数測定回路の動作波形図である。
【図8】重み付け波数測定回路の構成図である。
【図9】周波数測定回路の応用例であるフィルタ特性調整回路の構成図である。
【図10】図9のフィルタ特性調整回路の動作波形図である。
【図11】従来の周波数測定回路の構成図である。
【図12】従来の周波数測定回路の動作波形図である。
【符号の説明】
10、20、K0 周波数測定ユニット
14 加算器
12、22 セレクト回路
Cb 基準クロック
Cin 入力信号
fB 基準クロック周波数
fm 入力信号周波数
tb 基準クロック周期
tm 入力信号周波数
Claims (4)
- 入力信号の周波数を測定する周波数測定回路において、
前記入力信号の所定波数を有する第1のカウント期間において、基準クロックをカウントする第1の周波数測定ユニットと、
前記入力信号の所定波数を有する第2のカウント期間において、基準クロックをカウントする第2の周波数測定ユニットと、
前記第1及び第2の周波数測定ユニットのカウント数を加算する加算器とを有し、
前記第1及び第2のカウント期間が互いにシフトして重なっていて、
前期第1及び第2の周波数測定ユニットは、前記入力信号の所定波数をカウントして前記カウント期間においてセレクト信号を生成するセレクト信号生成回路と、前記セレクト信号に応答して前記基準クロックの供給を許可するセレクト回路と、前記セレクト回路から供給される基準クロックをカウントする基準クロック波数測定回路とを有することを特徴とする周波数測定回路。 - 入力信号の周波数を測定する周波数測定回路において、
前記入力信号の所定波数を有する第1のカウント期間において、基準クロックをカウントする第1の周波数測定ユニットと、
前記入力信号の所定波数を有する第2のカウント期間において、基準クロックをカウントする第2の周波数測定ユニットと、
前記第1及び第2の周波数測定ユニットのカウント数を加算する加算器とを有し、
前記第1及び第2のカウント期間が互いにシフトして重なっていて、
前記入力信号の周期tmと前記基準クロックの周期tBに対して、前記周波数測定ユニットは、tmとtBの最小公倍数をtmで除した数だけ設けられることを特徴とする周波数測定回路。 - 請求項1または2において、前記入力信号がクロック信号であって、前記カウント期間は、当該入力クロック信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジから開始し、終了することを特徴とする周波数測定回路。
- 請求項3において、前記入力信号の所定波数は、前記入力クロック信号の立ち上がりエッジ数、立ち下がりエッジ数、又は両エッジ数のいずれかであることを特徴とする周波数測定回路。
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