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JP3353345B2 - ニトリルの製造法 - Google Patents

ニトリルの製造法

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JP3353345B2
JP3353345B2 JP26519292A JP26519292A JP3353345B2 JP 3353345 B2 JP3353345 B2 JP 3353345B2 JP 26519292 A JP26519292 A JP 26519292A JP 26519292 A JP26519292 A JP 26519292A JP 3353345 B2 JP3353345 B2 JP 3353345B2
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acrylonitrile
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はニトリルの製造法に関す
るものである。詳しくは、アルカンを原料とする改良さ
れたニトリルの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクリロニトリル、メタクリロニトリル
等のニトリル類は、繊維、合成樹脂、合成ゴムなどの重
要な中間体として工業的に製造されているが、その製造
法としては、従来プロピレン、イソブテン等のオレフィ
ンを、触媒の存在下でアンモニアおよび酸素と気相にお
いて高温で接触反応させる方法が最も一般的な方法とし
て知られている。
【0003】一方、プロパンとプロピレンとの間の価格
差、あるいは、イソブタンとイソブテンとの間の価格差
のために、プロパン、イソブタンなどの低級アルカンを
出発原料とし、触媒の存在下でアンモニアおよび酸素と
気相で接触反応させる、いわゆるアンモ酸化反応法によ
りアクリロニトリル、メタクリロニトリルを製造する方
法の開発に開発に関心が高まっている。これらの報告の
例とし、Mo−Bi−P−O系触媒(特開昭48−16
887号)、V−Sb−O系触媒(特開昭47−337
83号、特公昭50−23016号、特開平1−268
668号)、Sb−U−V−Ni−O系触媒(特公昭4
7−14371号)、Sb−Sn−O系触媒(特公昭5
0−28940号)、V−Sb−W−P−O系触媒(特
開平2−95439号)、V−Sb−W−O系酸化物と
Bi−Ce−Mo−W−O系酸化物を機械的に混合して
得た触媒(特開昭64−38051)、Mo−V−Nb
−Te−O系触媒(特開平2−257号)等があげられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法はいずれも目的とするニトリル類の収率がじゅう
分満足できるものではない。また、ニトリル類の収率を
向上させるために、反応系に少量の有機ハロゲン化物、
無機ハロゲン化物、またはイオウ化合物を添加する方
法、あるいは水を添加する方法等が試みられているが、
前者は反応装置の腐食の問題があり、また後者は副反応
による副生物の生成とその処理などの問題があり、いず
れも工業的実施上難点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、アルカン
を原料とするニトリルの製造法について種々検討の結
果、ニオブ(Nb)および/またはタンタル(Ta)、
クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、ビスマス(B
i)、および一定の種類の金属からなる酸化物の存在下
で、アルカンをアンモニアと気相接触反応させることに
より、反応系にハロゲン化物や水等を存在させることな
く、従来法よりも高い収率で目的とするニトリルを製造
しえることを見いだし、本発明を達成したものである。
【0006】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
骨子は、アルカンを実験式 Xa Crb Moc Bid e n (1) (式(1)において、XはNbおよび/またはTa、Y
はTe,In,W,Ti,Al,Zr,Mn,Fe,R
u,Co,Rh,Ni,Pd,Pt,Sb,Bi,およ
びCeの中から選ばれた1つまたはそれ以上の元素を表
わし、 a=10とするとき b=0.5〜5 c=0.2〜5 d=0.2〜5 e=0〜5 nは他の元素の酸化状態により決定される。)により表
わされる酸化物の存在下、アンモニアと気相接触酸化反
応させることを特徴とするニトリルの製造法に存する。
【0007】ここで使用される(1)式の酸化物では、
Xとして特にNbが好ましく、また、Yは必ずしも存在
させる必要はない。また、式(1)の係数として、a=
10とするとき、b=0.8〜3,c=0.3〜1,d
=0.3〜1,e=0〜1が特に好ましい。(1)式の
酸化物がなぜアルカンからのニトリルの製造に好ましく
作用するかその詳細は明らかではないが、本反応にとっ
て最も困難な段階であるアルカンの脱水素過程にとって
有効に作用していると推定される。
【0008】上記したような酸化物を得るにはその調製
方法としては、例えば、Nba Cr b Moc Bid n
の場合を記すと、所定量のパラモリブデン酸アンモニウ
ム塩を含む水溶液に硝酸ビスマスの硝酸水溶液、シュウ
酸ニオブアンモニウム塩の水溶液、硝酸クロムの水溶液
を各々の金属元素の原子比が所定の割合となるような量
比で順次添加し、蒸発乾固法、噴霧乾燥法、真空乾燥法
等で乾燥させ、最後に残った乾燥物を、通常350〜7
00℃、好ましくは400〜650℃の温度で、通常
0.5〜30時間、好ましくは1〜10時間、焼成して
目的とする酸化物とする。
【0009】このうち、酸化物の原料は上記に限定され
るのではなく、パラモリブデン酸アンモニウム塩の代わ
りにMoO3 ,MoCl5 等が使用され、硝酸ビスマス
の代わりにBi2 3 ,Bi(OH)3 ,BiCl3
硝酸酸化ビスマス、酢酸ビスマス等が使用され、シュウ
酸ニオブアンモニウム塩の代わりにNbCl5 ,Nb 2
5 ,ニオブ酸等が使用され、硝酸クロムの代わりにC
rCl3 ,CrCl2,CrO,Cr2 3 ,Cr
3 ,Cr(OH)2 ,Cr(OH)3 ・nH2 O等を
使用することができる。
【0010】これらの酸化物は単独でも用いられるが、
周知の担体、例えば、シリカ、アルミナ、チタニア、ア
ルミノシリケート、珪藻土等と共に使用することもでき
る。また、反応の規模、方式等により適宜の形状および
粒径に成型される。本発明の方法は、上述の酸化物の存
在下で、アルカンをアンモニアと気相接触酸化反応させ
ることによりニトリルを製造するものである。
【0011】本発明において原料のアルカンとしては、
特に限られるものではなく、例えば、メタン、エタン、
プロパン、ブタン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、シクロヘキサン等があげられるが、得られる
ニトリルの工業的用途を考慮すると、炭素数1〜4の低
級アルカン、特にプロパン、イソブタンを用いるのがよ
い。
【0012】また、本発明での酸化反応の機構の詳細は
明らかではないが、上述の酸化物中に存在する酸素原
子、あるいは供給ガス中に存在させる酸素によって行な
われる。供給ガス中に酸素を存在させる場合、酸素は純
酸素ガスでもよいが、特に純度は要求されないので、一
般には空気のような酸素含有ガスを使用するのが経済的
である。供給ガス中に酸素を存在させない場合には、ア
ルカン−アンモニアの混合ガスと酸素含有ガスとを交互
に補給して、酸化物の還元劣化を防ぐか、あるいは移動
床型の反応器を用いて、酸化物を連続的に酸化再生器に
送り込み、再生して使用する方法が好ましい。
【0013】アルカンとしてプロパンを、酸素源として
空気を使用する場合について、本発明をさらに詳細に説
明するに、反応器方式は固定床、流動層などいずれも採
用できるが、発熱反応であるため、流動層方式の方が反
応温度の制御が容易である。反応に供給する空気の割合
は、生成するアクリロニトリルの選択率に関して重要で
あり、空気は通常プロパンに対して25モル倍量以下、
特に1〜15モル倍量の範囲が高いアクリロニトリル選
択率を示す。
【0014】また、反応に供与するアンモニウムの割合
は、プロパンに対して0.2〜5モル倍量、特に0.5
〜3モル倍量の範囲が好適である。なお、本反応は通常
大気圧下で実施されるが、低度の加圧下または減圧下で
行なうこともできる。本発明方法においては、例えば、
400〜570℃で実施することができ、特に好ましい
のは450〜520℃程度である。また、気相反応にお
けるガス空間速度SVは、100〜10000h-1、好
ましくは、300〜2000h-1の範囲である。なお、
空間速度と酸素分圧を調整するための希釈ガスとして、
窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用いること
ができる。本発明の方法により、プロパンのアンモ酸化
反応を行なった場合、アクリロニトリルの外に、一酸化
炭素、二酸化炭素、アセトニトリル、青酸等が副生する
が、その生成量は極めて少ない。
【0015】
【発明の効果】本発明方法によれば、新規な酸化物を使
用することにより、反応系にハロゲン化物や水等を存在
させることなく、高い収率で目的とするニトリルを製造
し得ることができる。
【0016】
【実施例】以下本発明を、実施例、および比較例を挙げ
てさらに詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えな
いかぎりこれらの実施例に限定されるものではない。な
お、以下の実施例および比較例における転化率(%)、
選択率(%)および収率(%)は、各々次式で示され
る。
【0017】
【数1】アルカンの転化率(%)=(消費アルカンのモ
ル数/供給アルカンのモル数)×100 目的ニトリルの選択率(%)=(生成目的ニトリルのモ
ル数/消費アルカンのモル数)×100 目的ニトリルの収率(%)=(生成目的ニトリルのモル
数/供給アルカンのモル数)×100
【0018】実施例1 実験組成Nb10Cr2 Mo0.48Bi0.4 n (50重量
%)/シリカ(50重量%)を有する酸化物を次のよう
に調製した。20重量%シリカゾル16.45gにモリ
ブデン濃度が1モル/リットルのパラモリブデン酸アン
モニウム塩の4重量%アンモニア水溶液0.96mlを
攪拌下に加え、続いてビスマスとして1モル/リットル
の硝酸ビスマスの5%硝酸水溶液0.80mlを加え
た。次いでニオブとして1モル/リットルのシュウ酸ニ
オブアンモニウム水溶液20ml、クロムとして1モル
/リットルの硝酸クロムの水溶液4mlを順次加え、攪
拌下にNO2 の発生がなくなるまで加熱し乾固させた。
得られた固形物を直径7mm、厚さ3mmに打錠成型器
を用いて成型し、空気流通下に550℃で2時間焼成し
たのち、粉砕して16〜24メッシュの粒状とした。
【0019】このようにして得た酸化物0.5mlを反
応器に充填し、反応温度500℃、空間速度SVを50
0h-1に固定して、プロパン:アンモニア:空気=1:
1.2:15のモル比でガスを供給し、気相接触酸化反
応を行なった。プロパンの転化率は49.3%、アクリ
ロニトリルの選択率は34.7%、アクリロニトリルの
収率は17.1%であった。
【0020】実施例2 実施例1のようにして得られた固定0.5mlを反応器
に充填し、反応温度500℃、空間速度SVを500h
-1に固定して、プロパン:アンモニア:空気=1:1.
2:15のモル比でガスを供給し、気相接触反応を行な
った。プロパンの転化率は45.5%、アクリロニトリ
ルの選択率は35.6%、アクリロニトリルの収率は1
6.2%であった。
【0021】実施例3 実施例1のようにして得られた固体0.5mlを反応器
に充填し、反応温度500℃、空間速度SVを500h
-1に固定して、プロパン:アンモニア:空気=1:1.
2:10のモル比でガスを供給し、気相接触反応を行な
った。プロパンの転化率は51.5%、アクリロニトリ
ルの選択率は27.0%、アクリロニトリルの収率は1
3.9%であった。
【0022】実施例4 実施例1におけるパラモリブデン酸アンモニウム塩のア
ンモニア水溶液の使用量を1.92mlとした以外は実
施例1と同様に酸化物を調製した。得られた酸化物の実
験組成はNb10Cr2 Mo0.95Bi0.4 n (50重量
%)/シリカ(50重量%)であった。このようにして
得られた固体を使用して、実施例1と同様の条件でプロ
パン、アンモニア、空気を供給し、反応温度510℃で
気相接触酸化反応を行なった。その結果、プロパンの転
化率は31.9%、アクリロニトリルの選択率は48.
6%、アクリロニトリルの収率は15.5%であった。
【0023】実施例5 実施例4のようにして得られた固体を使用して、実施例
2と同様の条件でプロパン、アンモニア、空気を供給
し、反応温度500℃で気相接触酸化反応を行なった。
その結果、プロパンの転化率は28.6%、アクリロニ
トリルの選択率は50.0%、アクリロニトリルの収率
は14.3%であった。
【0024】実施例6 実施例1におけるシュウ酸ニオブアンモニウム水溶液の
使用量を18mlとし、さらにタンタルとして0.5モ
ル/リットルのシュウ酸タンタル水溶液4mlを添加し
た以外は実施例1と同様に酸化物を調製した。得られた
酸化物の実験組成はNb3 Ta1 Cr2 Mo0.48Bi
0.4 n (50重量%)/シリカ(50重量%)であっ
た。このようにして得られた固体を使用して、実施例1
と同様の条件でプロパン、アンモニア、空気を供給し、
反応温度510℃で気相接触酸化反応を行なった。その
結果、プロパンの転化率は68.6%、アクリロニトリ
ルの選択率は21.6%、アクリロニトリルの収率は1
4.8%であった。
【0025】実施例7 実施例6のようにして得られた固体を使用して、実施例
2と同様の条件でプロパン、アンモニア、空気を供給
し、反応温度500℃で気相接触酸化反応を行なった。
その結果、プロパンの転化率は67.7%、アクリロニ
トリルの選択率は17.3%、アクリロニトリルの収率
は11.7%であった。
【0026】実施例8 実施例1における実験組成Nb10Cr2 Mo0.48Bi
0.4 n なる酸化物とシリカとの組成比が80重量%/
20重量%となるように、シリカゾルの使用量を設定し
調製した。このようにして得られた固体を使用して、実
施例1と同様の条件でプロパン、アンモニア、空気を供
給し、反応温度510℃で気相接触酸化反応を行なっ
た。その結果、プロパンの転化率は36.2%、アクリ
ロニトリルの選択率は41.2%、アクリロニトリルの
収率は14.9%であった。
【0027】実施例9 実施例8のようにして得られた固体を使用して、実施例
2と同様の条件でプロパン、アンモニア、空気を供給
し、反応温度500℃で気相接触酸化反応を行なった。
その結果、プロパンの転化率は32.8%、アクリロニ
トリルの選択率は40.5%、アクリロニトリルの収率
は13.3%であった。
【0028】比較例1 実験組成Nb10Cr1 Te1 n (50重量%)/シリ
カ(50重量%)を有する酸化物を次のように調製し
た。20重量%シリカゾル16.05gにニオブとして
1モル/リットルのシュウ酸ニオブアンモニウム水溶液
20ml、クロムとして1モル/リットルの硝酸クロム
の水溶液2ml、さらにテルルとして0.1モル/リッ
トルのテルル酸の水溶液10順次加え、攪拌下にNO2
の発生がなくなるまで加熱し乾固させた。得られた固形
物を直径7mm、厚さ3mmに打錠成型器を用いて成型
し、空気流通下に550℃で2時間焼成したのち、粉砕
して16〜24メッシュの粒状とした。
【0029】このようにして得た酸化物0.5mlを反
応器に充填し、実施例2と同様の条件でプロパン、アン
モニア、空気を供給し、反応温度500℃、で気相接触
酸化反応を行なった。プロパンの転化率は44.3%、
アクリロニトリルの選択率は10.9%、アクリロニト
リルの収率は4.8%であった。
【0030】比較例2 比較例1における硝酸クロム水溶液の使用量を4ml、
シリカゾルの使用量を15.72gとした以外は比較例
1と同様に調製し、実験組成Nb10Cr2 Te 1
n (50重量%)/シリカ(50重量%)を有する酸化
物を得た。このようにして得た酸化物0.5mlを反応
器に充填し、実施例2と同様の条件でプロパン、アンモ
ニア、空気を供給し、反応温度500℃、で気相接触酸
化反応を行なった。プロパンの転化率は42.4%、ア
クリロニトリルの選択率は10.6%、アクリロニトリ
ルの収率は4.5%であった。
【0031】比較例3 比較例1における硝酸クロム水溶液の使用量を6ml、
シリカゾルの使用量を14.29gとした以外は比較例
1と同様に調製し、実験組成Nb10Cr3 Te 1
n (50重量%)/シリカ(50重量%)を有する酸化
物を得た。このようにして得た酸化物0.5mlを反応
器に充填し、実施例2と同様の条件でプロパン、アンモ
ニア、空気を供給し、反応温度500℃、で気相接触酸
化反応を行なった。プロパンの転化率は40.9%、ア
クリロニトリルの選択率は6.1%、アクリロニトリル
の収率は2.5%であった。
【0032】比較例4 比較例1におけるパラモリブデン酸アンモニウムを使用
せず、シリカゾルの使用量を16.22gとして、実施
例1と同様に調製し、実験組成Nb10Cr2 Bi0.4
n (50重量%)/シリカ(50重量%)を有する酸化
物を得た。このようにして得た酸化物0.5mlを反応
器に充填し、実施例2と同様の条件でプロパン、アンモ
ニア、空気を供給し、反応温度500℃、で気相接触酸
化反応を行なった。プロパンの転化率は37.9%、ア
クリロニトリルの選択率は6.6%、アクリロニトリル
の収率は2.5%であった。
【0033】比較例5 比較例1における硝酸ビスマスを使用せず、シリカゾル
の使用量を15.98gとして、実施例1と同様に調製
し、実験組成Nb10Cr2 Mo0.48n (50重量%)
/シリカ(50重量%)を有する酸化物を得た。このよ
うにして得た酸化物0.5mlを反応器に充填し、実施
例2と同様の条件でプロパン、アンモニア、空気を供給
し、反応温度500℃、で気相接触酸化反応を行なっ
た。プロパンの転化率は32.9%、アクリロニトリル
の選択率は17.3%、アクリロニトリルの収率は5.
7%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C07B 61/00 300 B01J 23/84 301X (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 255/08 C07C 253/24 C07B 61/00 300 B01J 23/31 B01J 23/84 - 23/88

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカンを実験式 Xa Crb Moc Bid e n (1) (式(1)において、XはNbおよび/またはTa、Y
    はTe,In,W,Ti,Al,Zr,Mn,Fe,R
    u,Co,Rh,Ni,Pd,Pt,Sb,Bi,およ
    びCeの中から選ばれた1つまたはそれ以上の元素を表
    わし、 a=10とするとき b=0.5〜5 c=0.2〜5 d=0.2〜5 e=0〜5 nは他の元素の酸化状態により決定される。)により表
    わされる酸化物の存在下、アンモニアと気相接触酸化反
    応させることを特徴とするニトリルの製造法。
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