JP3536326B2 - ニトリル製造用触媒の製造方法 - Google Patents
ニトリル製造用触媒の製造方法Info
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- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はニトリル製造用触媒の製
造方法に関するものである。詳しくは、アルカンを原料
とするニトリルの製造に用いる触媒の製造方法に関する
ものである。
造方法に関するものである。詳しくは、アルカンを原料
とするニトリルの製造に用いる触媒の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】アクリロニトリル、メタクリロニトリル
等のニトリル類は、合成繊維、合成樹脂、合成ゴム等の
重要な中間体として工業的に製造されているが、その製
造法としては、従来、プロピレン、イソブテン等のオレ
フィンを、触媒の存在下でアンモニアおよび酸素と気相
において高温で接触反応させる方法が最も一般的な方法
として知られている。
等のニトリル類は、合成繊維、合成樹脂、合成ゴム等の
重要な中間体として工業的に製造されているが、その製
造法としては、従来、プロピレン、イソブテン等のオレ
フィンを、触媒の存在下でアンモニアおよび酸素と気相
において高温で接触反応させる方法が最も一般的な方法
として知られている。
【0003】一方、プロパンとプロピレンとの間の価格
差、あるいは、イソブタンとイソブテンとの間の価格差
のために、プロパン、イソブタン等の低級アルカンを出
発原料とし、触媒の存在下でアンモニアおよび酸素と気
相で接触反応させる、いわゆるアンモ酸化反応法により
アクリロニトリル、メタクリロニトリルを製造する方法
の開発に関心が高まっている。
差、あるいは、イソブタンとイソブテンとの間の価格差
のために、プロパン、イソブタン等の低級アルカンを出
発原料とし、触媒の存在下でアンモニアおよび酸素と気
相で接触反応させる、いわゆるアンモ酸化反応法により
アクリロニトリル、メタクリロニトリルを製造する方法
の開発に関心が高まっている。
【0004】これらの報告の例として、Mo−Bi−P
−O系触媒(特開昭48−16887)、V−Sb−O
系触媒(特開昭47−33783、特公昭50−230
16、特開平1−268668)、Sb−U−V−Ni
−O系触媒(特公昭47−14371)、Sb−Sn−
O系触媒(特公昭50−28940)、V−Sb−W−
P−O系触媒(特開平2−95439)等が知られてい
る。
−O系触媒(特開昭48−16887)、V−Sb−O
系触媒(特開昭47−33783、特公昭50−230
16、特開平1−268668)、Sb−U−V−Ni
−O系触媒(特公昭47−14371)、Sb−Sn−
O系触媒(特公昭50−28940)、V−Sb−W−
P−O系触媒(特開平2−95439)等が知られてい
る。
【0005】しかしながら、上記の方法はいずれも目的
とするニトリル類の収率が十分満足できるものではな
い。また、一般に500℃前後ないしはそれ以上の極め
て高い反応温度を必要とするため、反応器の材質、製造
コスト等の面で有利ではない。更に、ニトリル類の収率
を向上させるために、反応系に少量の有機ハロゲン化
物、無機ハロゲン化物、イオウ化合物、または水を添加
する方法等が試みられているが、前三者は反応装置の腐
食の問題があり、また、水は副反応による副生物の生成
とその処理等の問題があり、いずれも工業的実施上難点
がある。
とするニトリル類の収率が十分満足できるものではな
い。また、一般に500℃前後ないしはそれ以上の極め
て高い反応温度を必要とするため、反応器の材質、製造
コスト等の面で有利ではない。更に、ニトリル類の収率
を向上させるために、反応系に少量の有機ハロゲン化
物、無機ハロゲン化物、イオウ化合物、または水を添加
する方法等が試みられているが、前三者は反応装置の腐
食の問題があり、また、水は副反応による副生物の生成
とその処理等の問題があり、いずれも工業的実施上難点
がある。
【0006】一方、本出願人は、Mo−V−Te−Nb
−O系触媒(特開平2−257)、及びMo−V−Te
−X−O系触媒(Xは1種または複数種の特定元素を表
わし、XとしてNbを含んでもよい。)(特開平5−1
48212)を報告している。該触媒では、最適な反応
温度が400〜450℃と比較的低温であり、ニトリル
類の収率の顕著な向上が認められる。
−O系触媒(特開平2−257)、及びMo−V−Te
−X−O系触媒(Xは1種または複数種の特定元素を表
わし、XとしてNbを含んでもよい。)(特開平5−1
48212)を報告している。該触媒では、最適な反応
温度が400〜450℃と比較的低温であり、ニトリル
類の収率の顕著な向上が認められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
モリブデン、バナジウムおよびテルル系の触媒も工業用
使用するためには、長期に安定な反応活性、充分な物理
強度など、諸物性を更に向上させる必要がある。そし
て、本発明が解決しようとする課題は、アルカンを原料
とするニトリルの製造に好適なモリブデン、バナジウム
およびテルル系の触媒の製造方法の改良にあり、該製造
方法の改良により、従来より更に効率よくニトリルを製
造することを可能とするものである。
モリブデン、バナジウムおよびテルル系の触媒も工業用
使用するためには、長期に安定な反応活性、充分な物理
強度など、諸物性を更に向上させる必要がある。そし
て、本発明が解決しようとする課題は、アルカンを原料
とするニトリルの製造に好適なモリブデン、バナジウム
およびテルル系の触媒の製造方法の改良にあり、該製造
方法の改良により、従来より更に効率よくニトリルを製
造することを可能とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は以上の最近
の研究成果を基礎に更に検討に注力していたところ、モ
リブデン、バナジウムおよびテルル系の触媒の製造方法
として特定の手段を用いた場合において、従来よりも更
に優れた触媒が得られることを見出し、本発明に到達し
たものである。
の研究成果を基礎に更に検討に注力していたところ、モ
リブデン、バナジウムおよびテルル系の触媒の製造方法
として特定の手段を用いた場合において、従来よりも更
に優れた触媒が得られることを見出し、本発明に到達し
たものである。
【0009】すなわち、本発明の要旨は、アルカンをア
ンモニアと気相接触酸化反応させてニトリルを製造する
のに用いる触媒であって、モリブデン、バナジウムおよ
びテルル含む第1水溶液に、不活性無機粒子を混合させ
て第1混合液を調製した後、該第1混合液にニオブ、タ
ンタル、タングステン、チタン、アルミニウム、ジルコ
ニウム、クロム、マンガン、鉄、ルテニウム、コバル
ト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、白金、アンチモ
ン、ビスマス、ホウ素、インジウムおよびセリウムから
なる群から選ばれる1以上の元素を含有する第2水溶液
を混合して第2混合液を調製し、次いで、該第2混合液
を乾燥し、得られた乾燥物を熱処理することを特徴とす
るニトリル製造用触媒の製造方法に存する。
ンモニアと気相接触酸化反応させてニトリルを製造する
のに用いる触媒であって、モリブデン、バナジウムおよ
びテルル含む第1水溶液に、不活性無機粒子を混合させ
て第1混合液を調製した後、該第1混合液にニオブ、タ
ンタル、タングステン、チタン、アルミニウム、ジルコ
ニウム、クロム、マンガン、鉄、ルテニウム、コバル
ト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、白金、アンチモ
ン、ビスマス、ホウ素、インジウムおよびセリウムから
なる群から選ばれる1以上の元素を含有する第2水溶液
を混合して第2混合液を調製し、次いで、該第2混合液
を乾燥し、得られた乾燥物を熱処理することを特徴とす
るニトリル製造用触媒の製造方法に存する。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
製造される触媒は、モリブデン、バナジウムおよびテル
ルを必須元素として含有する複合酸化物よりなる。そし
て、ニトリル製造のための触媒活性を高めるうえで、更
に、助触媒成分としてニオブ、タンタル、タングステ
ン、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、クロム、マ
ンガン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケ
ル、パラジウム、白金、アンチモン、ビスマス、ホウ
素、インジウムおよびセリウムからなる群から選ばれる
1以上の元素を含有させる。モリブデン、バナジウムお
よびテルル以外の成分としては、好ましくはニオブ、タ
ンタル、タングステン、チタンである。また、各元素の
組成比を考慮した場合、以下の式(1)で表される複合
酸化物が好ましい。
製造される触媒は、モリブデン、バナジウムおよびテル
ルを必須元素として含有する複合酸化物よりなる。そし
て、ニトリル製造のための触媒活性を高めるうえで、更
に、助触媒成分としてニオブ、タンタル、タングステ
ン、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、クロム、マ
ンガン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケ
ル、パラジウム、白金、アンチモン、ビスマス、ホウ
素、インジウムおよびセリウムからなる群から選ばれる
1以上の元素を含有させる。モリブデン、バナジウムお
よびテルル以外の成分としては、好ましくはニオブ、タ
ンタル、タングステン、チタンである。また、各元素の
組成比を考慮した場合、以下の式(1)で表される複合
酸化物が好ましい。
【0011】
【化1】
Moa Vb Tec XX On (1)
(式(1)において、XはNb,Ta,W,Ti,A
l,Zr,Cr,Mn,Fe,Ru,Co,Rh,N
i,Pd,Pt,Sb,Bi,B,InおよびCeの中
から選ばれた1つまたはそれ以上の元素を表わし、 a=1とするとき、 b=0.01〜1.0 c=0.01〜1.0 x=0.005〜1.0 であり、また、nは他の元素の酸化状態により決定され
る。)なお、各元素の係数は、a=1とするとき、b=
0.1〜0.6、c=0.05〜0.4x=0.005
〜0.6が特に好ましい。
l,Zr,Cr,Mn,Fe,Ru,Co,Rh,N
i,Pd,Pt,Sb,Bi,B,InおよびCeの中
から選ばれた1つまたはそれ以上の元素を表わし、 a=1とするとき、 b=0.01〜1.0 c=0.01〜1.0 x=0.005〜1.0 であり、また、nは他の元素の酸化状態により決定され
る。)なお、各元素の係数は、a=1とするとき、b=
0.1〜0.6、c=0.05〜0.4x=0.005
〜0.6が特に好ましい。
【0012】以上の複合酸化物の一般的調製手段として
は、初めに複合酸化物の構成元素を含有する混合溶液を
調製し、これを乾燥し、乾燥物を熱処理、焼成する方法
が考えられる。本発明では、初めの複合酸化物の構成元
素を含有する溶液を調製する段階において、モリブデ
ン、バナジウムおよびテルルを含む第1水溶液に、不活
性無機粒子を混合させて第1混合液を調製後、該第1混
合液にニオブ、タンタル、タングステン、チタン、アル
ミニウム、ジルコニウム、クロム、マンガン、鉄、ルテ
ニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、
白金、アンチモン、ビスマス、ホウ素、インジウムおよ
びセリウムからなる群から選ばれる1以上の元素を含有
する第2水溶液を混合して第2混合液を調製するという
点が最も特徴的な部分である。
は、初めに複合酸化物の構成元素を含有する混合溶液を
調製し、これを乾燥し、乾燥物を熱処理、焼成する方法
が考えられる。本発明では、初めの複合酸化物の構成元
素を含有する溶液を調製する段階において、モリブデ
ン、バナジウムおよびテルルを含む第1水溶液に、不活
性無機粒子を混合させて第1混合液を調製後、該第1混
合液にニオブ、タンタル、タングステン、チタン、アル
ミニウム、ジルコニウム、クロム、マンガン、鉄、ルテ
ニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、
白金、アンチモン、ビスマス、ホウ素、インジウムおよ
びセリウムからなる群から選ばれる1以上の元素を含有
する第2水溶液を混合して第2混合液を調製するという
点が最も特徴的な部分である。
【0013】モリブデン、バナジウムおよびテルル含む
第1水溶液としては、例えば、モリブデン原料としてパ
ラモリブデン酸アンモニウム塩、Mo(OC
2 H5 )5 、MoCl5、MoO3、モリブデナセチルア
セトナートなど、バナジウム原料としてメタバナジン酸
アンモニウム塩、V2 O5 、V2 O3 、VO(OC2 H
5 )3、VCl4 ,VOCl3など、テルル原料としてテ
ルル酸、TeO2などを用い、各々の金属元素の原子比
が所定の割合となるような量比の水溶液を調製すればよ
い。第1水溶液は、均一の溶液でも、懸濁状のスラリー
でもよい。また、金属原料が水に難溶性の場合は酸ある
いはアルカリを使用してもよいし、50〜90℃程度に
加温して可溶化を促進させてもよい。第1水溶液の濃度
は特に限定はないが、原料化合物の総量が通常5〜60
重量%、好ましくは10〜30重量%である。
第1水溶液としては、例えば、モリブデン原料としてパ
ラモリブデン酸アンモニウム塩、Mo(OC
2 H5 )5 、MoCl5、MoO3、モリブデナセチルア
セトナートなど、バナジウム原料としてメタバナジン酸
アンモニウム塩、V2 O5 、V2 O3 、VO(OC2 H
5 )3、VCl4 ,VOCl3など、テルル原料としてテ
ルル酸、TeO2などを用い、各々の金属元素の原子比
が所定の割合となるような量比の水溶液を調製すればよ
い。第1水溶液は、均一の溶液でも、懸濁状のスラリー
でもよい。また、金属原料が水に難溶性の場合は酸ある
いはアルカリを使用してもよいし、50〜90℃程度に
加温して可溶化を促進させてもよい。第1水溶液の濃度
は特に限定はないが、原料化合物の総量が通常5〜60
重量%、好ましくは10〜30重量%である。
【0014】一方、ニオブ、タンタル、タングステン、
チタン、アルミニウム、ジルコニウム、クロム、マンガ
ン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、
パラジウム、白金、アンチモン、ビスマス、ホウ素、イ
ンジウムおよびセリウムからなる群から選ばれる1以上
の元素を含有する第2水溶液についても、例えばニオブ
であれば、原料としてシュウ酸ニオブアンモニウム塩、
Nb2 O5、NbCl5、Nb(OC2 H5 )5などの水
溶液を第1水溶液の調製方法と同様に調製すればよい。
第2水溶液の濃度は特に限定はないが、原料化合物の総
量が通常1〜50重量%、好ましくは5〜20重量%で
ある。また、本発明で使用する不活性無機粒子とは、通
常の触媒担体として用いられるような、例えばシリカ、
アルミナ、チタニア、アルミノシリケート、珪藻土、ジ
ルコニアなどであり、好ましくはシリカである。不活性
無機粒子の使用量としては、触媒の複合酸化物成分の総
量に対して、通常1〜50重量%、好ましくは5〜30
重量%である。50重量%を越えるほどになると触媒全
体としての活性低下が避けられないし、逆に粒子量が1
重量%以下では機械強度が低く、触媒の耐久性の低下が
問題となる。
チタン、アルミニウム、ジルコニウム、クロム、マンガ
ン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、
パラジウム、白金、アンチモン、ビスマス、ホウ素、イ
ンジウムおよびセリウムからなる群から選ばれる1以上
の元素を含有する第2水溶液についても、例えばニオブ
であれば、原料としてシュウ酸ニオブアンモニウム塩、
Nb2 O5、NbCl5、Nb(OC2 H5 )5などの水
溶液を第1水溶液の調製方法と同様に調製すればよい。
第2水溶液の濃度は特に限定はないが、原料化合物の総
量が通常1〜50重量%、好ましくは5〜20重量%で
ある。また、本発明で使用する不活性無機粒子とは、通
常の触媒担体として用いられるような、例えばシリカ、
アルミナ、チタニア、アルミノシリケート、珪藻土、ジ
ルコニアなどであり、好ましくはシリカである。不活性
無機粒子の使用量としては、触媒の複合酸化物成分の総
量に対して、通常1〜50重量%、好ましくは5〜30
重量%である。50重量%を越えるほどになると触媒全
体としての活性低下が避けられないし、逆に粒子量が1
重量%以下では機械強度が低く、触媒の耐久性の低下が
問題となる。
【0015】本発明の触媒の製造方法において、以上の
第1水溶液、第2水溶液及び不活性無機粒子の混合方法
は極めて重要である。一般的に触媒成分に不活性無機粒
子を混合すれば、触媒としての機械的強度は向上して
も、一方では触媒としての活性低下が避けられないと考
えられるが、本発明においては、混合方法を特定したこ
とにより触媒としての機械的強度を向上させつつ、触媒
としての活性も低下が少ないという効果が達成される。
即ち、本発明での混合方法としては、第1水溶液に不活
性無機粒子を混合し、次いで、得られた第1混合液に第
2水溶液を混合することが必要である。次いで、上記の
混合液は、噴霧乾燥法、蒸発乾固法、真空乾燥法、凍結
乾燥法等の公知の乾燥方法により乾燥するが、乾燥方法
としては噴霧乾燥法が特に好ましい。
第1水溶液、第2水溶液及び不活性無機粒子の混合方法
は極めて重要である。一般的に触媒成分に不活性無機粒
子を混合すれば、触媒としての機械的強度は向上して
も、一方では触媒としての活性低下が避けられないと考
えられるが、本発明においては、混合方法を特定したこ
とにより触媒としての機械的強度を向上させつつ、触媒
としての活性も低下が少ないという効果が達成される。
即ち、本発明での混合方法としては、第1水溶液に不活
性無機粒子を混合し、次いで、得られた第1混合液に第
2水溶液を混合することが必要である。次いで、上記の
混合液は、噴霧乾燥法、蒸発乾固法、真空乾燥法、凍結
乾燥法等の公知の乾燥方法により乾燥するが、乾燥方法
としては噴霧乾燥法が特に好ましい。
【0016】乾燥物は、次に,熱処理に供される。熱処
理の方法は,その乾燥物の性状や規模により任意に方法
を設定することが可能であるが,蒸発皿上での熱処理,
あるいは,回転炉,流動焼成炉等の加熱炉による熱処理
が一般的である。また,これらの熱処理操作を複数種組
み合わせてもよい。熱処理条件としては、通常350〜
700℃、好ましくは400〜650℃の温度で、通常
0.5〜30時間、好ましくは1〜10時間、熱処理、
焼成する。また、熱処理の温度を段階的に高くしていく
方法も採用でき、350〜700℃で焼成する前に、乾
燥物を通常150〜350℃で0.5〜5時間程度熱処
理し、その後、温度を高くして焼成する方法も採用でき
る。
理の方法は,その乾燥物の性状や規模により任意に方法
を設定することが可能であるが,蒸発皿上での熱処理,
あるいは,回転炉,流動焼成炉等の加熱炉による熱処理
が一般的である。また,これらの熱処理操作を複数種組
み合わせてもよい。熱処理条件としては、通常350〜
700℃、好ましくは400〜650℃の温度で、通常
0.5〜30時間、好ましくは1〜10時間、熱処理、
焼成する。また、熱処理の温度を段階的に高くしていく
方法も採用でき、350〜700℃で焼成する前に、乾
燥物を通常150〜350℃で0.5〜5時間程度熱処
理し、その後、温度を高くして焼成する方法も採用でき
る。
【0017】上記の熱処理方法については、酸素雰囲気
中で行なう方法が最も一般的であるが、活性のより高い
触媒を得るためには、焼成の雰囲気をむしろ実質的に酸
素不存在下とすることが好ましい。具体的には、窒素、
アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス雰囲気中、または真
空中で行うことが好ましい。本発明方法で得られた触媒
の存在下で、アルカンをアンモニアと気相接触酸化反応
させることによりニトリルを製造することができる。原
料のアルカンとしては、、特に限られるものではなく、
例えば、メタン、エタン、プロパン、n−ブタン、イソ
ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等が挙げられる
が、得られるニトリルの工業的用途を考慮すると、炭素
数1〜4の低級アルカン、特にプロパン、ブタン類を用
いるのがよい。なお,本発明の方法で得られた触媒は,
プロピレン,イソブテン等のアルケンをアンモニアと気
相接触酸化反応させることによりニトリルを製造するこ
とも可能であるので,上記のアルカン中に少量のアルケ
ンが含有されていても何ら支障はない。
中で行なう方法が最も一般的であるが、活性のより高い
触媒を得るためには、焼成の雰囲気をむしろ実質的に酸
素不存在下とすることが好ましい。具体的には、窒素、
アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス雰囲気中、または真
空中で行うことが好ましい。本発明方法で得られた触媒
の存在下で、アルカンをアンモニアと気相接触酸化反応
させることによりニトリルを製造することができる。原
料のアルカンとしては、、特に限られるものではなく、
例えば、メタン、エタン、プロパン、n−ブタン、イソ
ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等が挙げられる
が、得られるニトリルの工業的用途を考慮すると、炭素
数1〜4の低級アルカン、特にプロパン、ブタン類を用
いるのがよい。なお,本発明の方法で得られた触媒は,
プロピレン,イソブテン等のアルケンをアンモニアと気
相接触酸化反応させることによりニトリルを製造するこ
とも可能であるので,上記のアルカン中に少量のアルケ
ンが含有されていても何ら支障はない。
【0018】気相接触酸化反応の機構の詳細は明らかで
はないが、上述の触媒中に存在する酸素原子、あるいは
供給ガス中に存在させる分子状酸素によって行なわれ
る。供給ガス中に分子状酸素を存在させる場合、分子状
酸素は純酸素ガスでもよいが、特に純度は要求されない
ので、一般には空気のような酸素含有ガスを使用するの
が経済的である。供給ガスとしては、通常、アルカン、
アンモニアと酸素含有ガスの混合ガスを使用するが、ア
ルカンとアンモニアの混合ガスと酸素含有ガスとを交互
に供給してもよい。なお、実質的に分子状酸素が存在し
ないアルカンとアンモニアのみを供給ガスとして気相接
触反応させることもできる。かかる場合は、反応帯域よ
り触媒の一部を適宜、抜き出して、該触媒を酸化再生器
に送り込み、再生後、触媒を反応帯域に再供給する方法
が好ましい。触媒の再生方法としては、触媒を、酸素、
空気、酸化窒素等の酸化性ガスを再生器内の触媒に対し
て、通常300〜600℃で流通させる方法が例示され
る。
はないが、上述の触媒中に存在する酸素原子、あるいは
供給ガス中に存在させる分子状酸素によって行なわれ
る。供給ガス中に分子状酸素を存在させる場合、分子状
酸素は純酸素ガスでもよいが、特に純度は要求されない
ので、一般には空気のような酸素含有ガスを使用するの
が経済的である。供給ガスとしては、通常、アルカン、
アンモニアと酸素含有ガスの混合ガスを使用するが、ア
ルカンとアンモニアの混合ガスと酸素含有ガスとを交互
に供給してもよい。なお、実質的に分子状酸素が存在し
ないアルカンとアンモニアのみを供給ガスとして気相接
触反応させることもできる。かかる場合は、反応帯域よ
り触媒の一部を適宜、抜き出して、該触媒を酸化再生器
に送り込み、再生後、触媒を反応帯域に再供給する方法
が好ましい。触媒の再生方法としては、触媒を、酸素、
空気、酸化窒素等の酸化性ガスを再生器内の触媒に対し
て、通常300〜600℃で流通させる方法が例示され
る。
【0019】アルカンとしてプロパンを、酸素源として
空気を使用する場合について更に詳細に説明するに、反
応器方式は固定床、流動層等いずれも採用できるが、発
熱反応であるため、流動層方式の方が反応温度の制御が
容易である。反応に供給する空気の割合は、生成するア
クリロニトリルの選択率に関して重要であり、空気は、
通常プロパンに対して25モル倍量以下、特に1〜18
モル倍量の範囲が高いアクリロニトリル選択率を示す。
また、反応に供与するアンモニアの割合は、プロパンに
対して0.2〜5モル倍量、特に0.5〜3モル倍量の
範囲が好適である。なお、本反応は通常大気圧下で実施
されるが、低度の加圧下または減圧下で行なうこともで
きる。他のアルカンについても、プロパンの場合の条件
に準じて供給ガスの組成が選択される。
空気を使用する場合について更に詳細に説明するに、反
応器方式は固定床、流動層等いずれも採用できるが、発
熱反応であるため、流動層方式の方が反応温度の制御が
容易である。反応に供給する空気の割合は、生成するア
クリロニトリルの選択率に関して重要であり、空気は、
通常プロパンに対して25モル倍量以下、特に1〜18
モル倍量の範囲が高いアクリロニトリル選択率を示す。
また、反応に供与するアンモニアの割合は、プロパンに
対して0.2〜5モル倍量、特に0.5〜3モル倍量の
範囲が好適である。なお、本反応は通常大気圧下で実施
されるが、低度の加圧下または減圧下で行なうこともで
きる。他のアルカンについても、プロパンの場合の条件
に準じて供給ガスの組成が選択される。
【0020】本発明方法で得られる触媒を用いた場合、
従来のアルカンのアンモ酸化反応におけるよりも低い温
度、例えば、340〜480℃で実施することができ、
特に好ましいのは400〜450℃程度である。このよ
うな低温においても従来からの技術に比べ、高収率でニ
トリル類を製造することができる。また、気相反応にお
けるガス空間速度SVは、通常100〜10000
h-1、好ましくは300〜2000h-1の範囲である。
なお、空間速度と酸素分圧を調整するための希釈ガスと
して、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用い
ることができる。本発明の方法により、プロパンのアン
モ酸化反応を行なった場合、アクリロニトリルの外に、
一酸化炭素、二酸化炭素、アセトニトリル、青酸等が副
生するが、その生成量は少ない。
従来のアルカンのアンモ酸化反応におけるよりも低い温
度、例えば、340〜480℃で実施することができ、
特に好ましいのは400〜450℃程度である。このよ
うな低温においても従来からの技術に比べ、高収率でニ
トリル類を製造することができる。また、気相反応にお
けるガス空間速度SVは、通常100〜10000
h-1、好ましくは300〜2000h-1の範囲である。
なお、空間速度と酸素分圧を調整するための希釈ガスと
して、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用い
ることができる。本発明の方法により、プロパンのアン
モ酸化反応を行なった場合、アクリロニトリルの外に、
一酸化炭素、二酸化炭素、アセトニトリル、青酸等が副
生するが、その生成量は少ない。
【0021】
【実施例】以下、本発明を、実施例を挙げてさらに詳細
に説明するが、本発明はその要旨を超えないかぎりこれ
らの実施例に限定されるものではない。なお、以下の実
施例における収率(%)及び換算収率(%)は、各々次
式で示される。換算収率(%)の値は、単位触媒活性成
分あたりの触媒活性を示す指標として考えられる。
に説明するが、本発明はその要旨を超えないかぎりこれ
らの実施例に限定されるものではない。なお、以下の実
施例における収率(%)及び換算収率(%)は、各々次
式で示される。換算収率(%)の値は、単位触媒活性成
分あたりの触媒活性を示す指標として考えられる。
【数1】アクリロニトリルの収率(%)=(アクリロニ
トリルのモル数/供給プロパンのモル数)×100 アクリロニトリルの換算収率(%)=アクリロニトリル
の収率×使用触媒量/(使用触媒量−触媒中のシリカ含
量)
トリルのモル数/供給プロパンのモル数)×100 アクリロニトリルの換算収率(%)=アクリロニトリル
の収率×使用触媒量/(使用触媒量−触媒中のシリカ含
量)
【0022】実施例1
実験組成Mo1 V0.30Te0.23Nb0.12 On /SiO
2 (10重量%)を有する触媒を以下のように調製し
た。70℃の水3246mlに、789gのパラモリブ
デン酸アンモニウム塩、157gのメタバナジン酸アン
モニウム塩、236gのテルル酸を溶解し、均一な水溶
液(第1水溶液)を調製した。第1水溶液にシリカゾル
556g(触媒化成製、商品名:カタロイドS−Zo
l)を添加し、室温下、10分間撹拌して第1混合液を
得た。この時点で第1混合液は約50℃となった。
2 (10重量%)を有する触媒を以下のように調製し
た。70℃の水3246mlに、789gのパラモリブ
デン酸アンモニウム塩、157gのメタバナジン酸アン
モニウム塩、236gのテルル酸を溶解し、均一な水溶
液(第1水溶液)を調製した。第1水溶液にシリカゾル
556g(触媒化成製、商品名:カタロイドS−Zo
l)を添加し、室温下、10分間撹拌して第1混合液を
得た。この時点で第1混合液は約50℃となった。
【0023】次に、第1水溶液に、217gのシュウ酸
ニオブアンモニウム塩を869gの50℃の水に溶解し
た水溶液(第2水溶液)を添加攪拌し、第2混合液を得
た。この第2混合液をで噴霧乾燥機に供給し、出口温度
約160℃で噴霧乾燥し、乾燥物を得た。この乾燥物を
アンモニア臭がなくなるまで約300℃で熱処理した
後、窒素気流中600℃で2時間焼成して触媒を得た。
なお、該触媒の組成は、ICP発光分光分析計を用いて
確認した。また、微小圧縮試験機(島津製作所製、MC
TM−500)を用いて、触媒の圧壊強度を測定した。
ニオブアンモニウム塩を869gの50℃の水に溶解し
た水溶液(第2水溶液)を添加攪拌し、第2混合液を得
た。この第2混合液をで噴霧乾燥機に供給し、出口温度
約160℃で噴霧乾燥し、乾燥物を得た。この乾燥物を
アンモニア臭がなくなるまで約300℃で熱処理した
後、窒素気流中600℃で2時間焼成して触媒を得た。
なお、該触媒の組成は、ICP発光分光分析計を用いて
確認した。また、微小圧縮試験機(島津製作所製、MC
TM−500)を用いて、触媒の圧壊強度を測定した。
【0024】この様にして得た触媒550mgを反応器
に充填し、反応温度420℃、空間速度SVを1000
h-1に固定して、プロパン:アンモニア:空気=1:
1.2:15のモル比でガスを供給し気相接触酸化反応
を行なった。その結果を表−1に示す。
に充填し、反応温度420℃、空間速度SVを1000
h-1に固定して、プロパン:アンモニア:空気=1:
1.2:15のモル比でガスを供給し気相接触酸化反応
を行なった。その結果を表−1に示す。
【0025】実施例2
実施例1においてシリカゾルの添加量を882gとした
以外は実施例1と同様に調製を行ない、実験組成Mo1
V0.30Te0.23Nb0.12 On /SiO2 (15重量
%)を有する触媒を得た。この触媒を使用し、実施例1
と同様にプロパンの気相接触酸化反応を行なった。結果
を表−1に示す。
以外は実施例1と同様に調製を行ない、実験組成Mo1
V0.30Te0.23Nb0.12 On /SiO2 (15重量
%)を有する触媒を得た。この触媒を使用し、実施例1
と同様にプロパンの気相接触酸化反応を行なった。結果
を表−1に示す。
【0026】実施例3
実施例1においてシリカゾルの添加量を1250gとし
た以外は実施例1と同様に調製を行ない、実験組成Mo
1 V0.30Te0.23Nb0.12 On /SiO2 (20重量
%)を有する触媒を得た。この触媒を使用し、実施例1
と同様にプロパンの気相接触酸化反応を行なった。結果
を表−1に示す。
た以外は実施例1と同様に調製を行ない、実験組成Mo
1 V0.30Te0.23Nb0.12 On /SiO2 (20重量
%)を有する触媒を得た。この触媒を使用し、実施例1
と同様にプロパンの気相接触酸化反応を行なった。結果
を表−1に示す。
【0027】比較例1
実施例1においてシリカゾルを使用しなかった以外は実
施例1と同様に調製を行ない、実験組成Mo1 V0.30T
e0.23Nb0.12 On を有する触媒を得た。この触媒を
使用し、実施例1と同様にプロパンの気相接触酸化反応
を行なった。結果を表−1に示す。
施例1と同様に調製を行ない、実験組成Mo1 V0.30T
e0.23Nb0.12 On を有する触媒を得た。この触媒を
使用し、実施例1と同様にプロパンの気相接触酸化反応
を行なった。結果を表−1に示す。
【0028】比較例2
実施例1において第1水溶液と第2水溶液の混合液を調
製後にシリカゾルを添加した以外は実施例1と同様に調
製を行ない、実験組成Mo1 V0.30Te0.23Nb0.12
On/SiO2 (10重量%)を有する触媒を得た。こ
の触媒を使用し、実施例1と同様にプロパンの気相接触
酸化反応を行なった。結果を表−1に示す。
製後にシリカゾルを添加した以外は実施例1と同様に調
製を行ない、実験組成Mo1 V0.30Te0.23Nb0.12
On/SiO2 (10重量%)を有する触媒を得た。こ
の触媒を使用し、実施例1と同様にプロパンの気相接触
酸化反応を行なった。結果を表−1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明方法で製造される触媒によれば、
アルカンを原料として、反応系にハロゲン化物や水等を
存在させることなく、しかも400〜450℃程度の比
較的に低い温度において、高い収率で目的とするニトリ
ルを製造することができ、機械的強度も良好であるので
工業的価値が高い。
アルカンを原料として、反応系にハロゲン化物や水等を
存在させることなく、しかも400〜450℃程度の比
較的に低い温度において、高い収率で目的とするニトリ
ルを製造することができ、機械的強度も良好であるので
工業的価値が高い。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B01J 21/00 - 37/36
C07B 61/00
C07C 253/24
C07C 255/08
Claims (2)
- 【請求項1】 アルカンをアンモニアと気相接触酸化反
応させてニトリルを製造するのに用いる触媒であって、
モリブデン、バナジウムおよびテルル含む第1水溶液
に、不活性無機粒子を混合させて第1混合液を調製した
後、該第1混合液にニオブ、タンタル、タングステン、
チタン、アルミニウム、ジルコニウム、クロム、マンガ
ン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、ニッケル、
パラジウム、白金、アンチモン、ビスマス、ホウ素、イ
ンジウムおよびセリウムからなる群から選ばれる1以上
の元素を含有する第2水溶液を混合して第2混合液を調
製し、次いで、該第2混合液を乾燥し、得られた乾燥物
を熱処理することを特徴とするニトリル製造用触媒の製
造方法。 - 【請求項2】 不活性無機粒子がシリカであることを特
徴とする請求項1の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29529893A JP3536326B2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ニトリル製造用触媒の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29529893A JP3536326B2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ニトリル製造用触媒の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07144132A JPH07144132A (ja) | 1995-06-06 |
JP3536326B2 true JP3536326B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=17818800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29529893A Expired - Fee Related JP3536326B2 (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | ニトリル製造用触媒の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3536326B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6136998A (en) * | 1996-10-15 | 2000-10-24 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Retention of activity of molybdenum-containing metallic oxide catalyst |
JP4106871B2 (ja) | 1997-07-14 | 2008-06-25 | 三菱化学株式会社 | 炭化水素の気相接触酸化反応方法 |
ID20670A (id) * | 1997-08-05 | 1999-02-11 | Asahi Chemical Ind | Katalis amoksidasi untuk digunakan dalam memproduksi akrilonitril atau metakrilonitril dari propana atau isobutana dengan amoksidasi |
ID20720A (id) * | 1997-08-05 | 1999-02-18 | Asahi Chemical Ind | Larutan berair yang mengandung niobium untuk digunakan dalam pembuatan katalis oksida yang mengandung niobium |
UA57721C2 (uk) * | 1997-08-11 | 2003-07-15 | Асахі Касеі Кабусікі Кайся | Спосіб виготовлення акрилонітрилу або метакрилонітрилу із пропану або ізобутану |
UA51701C2 (uk) * | 1997-10-15 | 2002-12-16 | Асахі Касеі Когіо Кабусікі Кайся | Каталізатор амоксидування та спосіб одержання акрилонітрилу або метакрилонітрилу |
US6143690A (en) * | 1998-05-07 | 2000-11-07 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Ammoxidation catalyst for use in producing acrylonitrile or methacrylonitrile from propane or isobutane |
GB9819221D0 (en) * | 1998-09-04 | 1998-10-28 | Bp Chem Int Ltd | Process for the production of acetic acid |
KR100807972B1 (ko) * | 2005-08-10 | 2008-02-28 | 주식회사 엘지화학 | 아크릴산 선택성이 높은 복합 금속 산화물 촉매 |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP29529893A patent/JP3536326B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07144132A (ja) | 1995-06-06 |
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