JP3289092B2 - 空気調和機用バルブ - Google Patents
空気調和機用バルブInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分離型空気調和機の室外
機に取り付けるバルブに関するもので、従来2個のバル
ブを使用して配管していたものを、コンパクトな1つの
バルブにて同じ機能を果すようにしたものである。
機に取り付けるバルブに関するもので、従来2個のバル
ブを使用して配管していたものを、コンパクトな1つの
バルブにて同じ機能を果すようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、分離型空気調和機の室外機には、
四方切替弁に接続された3/8″のバルブとキャピラリ
チューブに接続された1/4″のバルブの2個のバルブ
が側面に取り付けられており、空気調和機設置時に室内
機との間で配管するようになっている。また、2個のバ
ルブを1つにまとめた構造のものとして実開昭61−5
4563号公報や実開昭61−54564号公報に開示
されているバルブが提案されている。
四方切替弁に接続された3/8″のバルブとキャピラリ
チューブに接続された1/4″のバルブの2個のバルブ
が側面に取り付けられており、空気調和機設置時に室内
機との間で配管するようになっている。また、2個のバ
ルブを1つにまとめた構造のものとして実開昭61−5
4563号公報や実開昭61−54564号公報に開示
されているバルブが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の2個のバルブを
使用するものについては、それぞれ独立したバルブを作
成することになり、コスト高を招くと共に、広い取付ス
ペースを必要とし、又、バルブの構造として、内部に軸
状弁を採用しているため高さ寸法が大きなものとなって
いた。さらに、バルブ自体に開閉の表示がなく、取付専
門家でないと正確な取付けは不可能なものであった。
使用するものについては、それぞれ独立したバルブを作
成することになり、コスト高を招くと共に、広い取付ス
ペースを必要とし、又、バルブの構造として、内部に軸
状弁を採用しているため高さ寸法が大きなものとなって
いた。さらに、バルブ自体に開閉の表示がなく、取付専
門家でないと正確な取付けは不可能なものであった。
【0004】また、実開昭61−54563号や実開昭
61−54564号のバルブは、いずれも弁本体につい
てはシリンダー状のもの1つであるが、その内部の弁は
やはり軸状弁であって、前者は第2弁杆を内部に備えた
主弁杆を弁本体に装着して2つのバルブの機能を果すよ
うにしており、後者は、中心部に長尺の中央弁杆を貫通
状に設けた環状弁体を弁本体に装着し、両弁杆により弁
本体の中央部と下端部の接続孔を開閉するようにしてい
るものであって、いずれも、構造が複雑となり加工も極
めて面倒なものである。
61−54564号のバルブは、いずれも弁本体につい
てはシリンダー状のもの1つであるが、その内部の弁は
やはり軸状弁であって、前者は第2弁杆を内部に備えた
主弁杆を弁本体に装着して2つのバルブの機能を果すよ
うにしており、後者は、中心部に長尺の中央弁杆を貫通
状に設けた環状弁体を弁本体に装着し、両弁杆により弁
本体の中央部と下端部の接続孔を開閉するようにしてい
るものであって、いずれも、構造が複雑となり加工も極
めて面倒なものである。
【0005】さらに、弁本体内に軸状弁をダブルに設け
ているため高さの大きなものとなり、室内機への配管の
接続孔も外向きのため配管の収まりが悪いものであっ
た。
ているため高さの大きなものとなり、室内機への配管の
接続孔も外向きのため配管の収まりが悪いものであっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来品に内在
する上述の諸問題点を解決した新規な構造のバルブに関
するもので、弁本体を扁平ケース状にして内部に2つの
通過穴を備えたディスクシャッターを回転可能に設け、
該ディスクシャッターの回転により流通孔の切り替えを
行なうようにすると共に、配管の接続孔を扁平ケース状
弁本体の側面に設けて全体をコンパクトにしたことを特
徴とするものである。
する上述の諸問題点を解決した新規な構造のバルブに関
するもので、弁本体を扁平ケース状にして内部に2つの
通過穴を備えたディスクシャッターを回転可能に設け、
該ディスクシャッターの回転により流通孔の切り替えを
行なうようにすると共に、配管の接続孔を扁平ケース状
弁本体の側面に設けて全体をコンパクトにしたことを特
徴とするものである。
【0007】すなわち、本発明は、上面に浅底の円形凹
部2を備え同心円上に90°又は120の位相をずらせ
て2つの配管接続孔3、4を有する扁平状弁ケース1の
該円形凹部2内に、前記配管接続孔3、4と対応する位
置に通過穴11、12を有し中心部に駆動軸15を有す
るディスクシャッター10を回転可能に設け、前記2つ
の配管接続孔3、4と対応する位置にそれぞれ配管孔1
8、19を有し中央部に前記駆動軸15が回動可能に嵌
る軸孔21を備えた弁カバー20を、前記ディスクシャ
ッター10と駆動軸15との上部から気密を保つように
被せて前記弁ケース1に固定したことを特徴とする空気
調和機用バルブである。
部2を備え同心円上に90°又は120の位相をずらせ
て2つの配管接続孔3、4を有する扁平状弁ケース1の
該円形凹部2内に、前記配管接続孔3、4と対応する位
置に通過穴11、12を有し中心部に駆動軸15を有す
るディスクシャッター10を回転可能に設け、前記2つ
の配管接続孔3、4と対応する位置にそれぞれ配管孔1
8、19を有し中央部に前記駆動軸15が回動可能に嵌
る軸孔21を備えた弁カバー20を、前記ディスクシャ
ッター10と駆動軸15との上部から気密を保つように
被せて前記弁ケース1に固定したことを特徴とする空気
調和機用バルブである。
【0008】
【作用】本発明においては、弁カバー20の外方から駆
動軸15を回転させて弁ケース1内のディスクシャッタ
ー10を回転させることにより、弁ケース1下面の配管
接続孔3、4と弁カバー20の配管孔18、19との連
通状態を適宜選択的に換えることができる。従って、空
気調和機の設置時や移設に当り、エア抜きや冷媒回収の
際にも駆動軸15を介してディスクシャッター10の位
置を変えるだけで全ての作業が行なえる。
動軸15を回転させて弁ケース1内のディスクシャッタ
ー10を回転させることにより、弁ケース1下面の配管
接続孔3、4と弁カバー20の配管孔18、19との連
通状態を適宜選択的に換えることができる。従って、空
気調和機の設置時や移設に当り、エア抜きや冷媒回収の
際にも駆動軸15を介してディスクシャッター10の位
置を変えるだけで全ての作業が行なえる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を図に基き説
明する。図1において、1は、上面に浅底の円形凹部2
を備え同心円上に90°の位相をずらせて2つの配管接
続孔3、4を有する扁平状弁ケースであり、該配管接続
孔3、4の上面外周にはリング溝5、5が設けられ、こ
こにOリング6が嵌まるようになっている。
明する。図1において、1は、上面に浅底の円形凹部2
を備え同心円上に90°の位相をずらせて2つの配管接
続孔3、4を有する扁平状弁ケースであり、該配管接続
孔3、4の上面外周にはリング溝5、5が設けられ、こ
こにOリング6が嵌まるようになっている。
【0010】7は、円形凹部2の中央に設けられたヌス
ミ穴で、後記する駆動軸15の先端部が嵌るようになっ
ており、8は、取付孔、9は、シールパッキンである。
ミ穴で、後記する駆動軸15の先端部が嵌るようになっ
ており、8は、取付孔、9は、シールパッキンである。
【0011】10は、前記円形凹部2に回転可能に嵌る
ディスクシャッターで、前記弁ケースの配管接続孔3、
4と対応する位置に同径の通過穴11、12を有し中心
部に非円形の駆動穴13を有するものである。前記非円
形の形状は特に限定するものではないが、図示のように
一部に直線部14を有する切欠円形でもよい。
ディスクシャッターで、前記弁ケースの配管接続孔3、
4と対応する位置に同径の通過穴11、12を有し中心
部に非円形の駆動穴13を有するものである。前記非円
形の形状は特に限定するものではないが、図示のように
一部に直線部14を有する切欠円形でもよい。
【0012】15は、前記ディスクシャッター10を回
転するための駆動軸で、下端には前記駆動穴13を貫通
するようにスリ割16が設けられ、中間部にはOリング
が嵌るリング溝17を有し、上半部は小径で上端両側面
にスリ割を設けた小判状になっている。
転するための駆動軸で、下端には前記駆動穴13を貫通
するようにスリ割16が設けられ、中間部にはOリング
が嵌るリング溝17を有し、上半部は小径で上端両側面
にスリ割を設けた小判状になっている。
【0013】20は、前記扁平状弁ケース1に対し前記
シールパッキン9を介して気密状に合致させ得る弁カバ
ーで、下面には前記弁ケースの配管接続孔3、4と対応
する位置に配管孔18、19を設けると共にこの配管孔
を弁カバーの外周側面までL型に延長させたもので、中
央部には前記駆動軸15が回動可能に嵌る軸孔21が設
けられている。なお、41は取付孔である。
シールパッキン9を介して気密状に合致させ得る弁カバ
ーで、下面には前記弁ケースの配管接続孔3、4と対応
する位置に配管孔18、19を設けると共にこの配管孔
を弁カバーの外周側面までL型に延長させたもので、中
央部には前記駆動軸15が回動可能に嵌る軸孔21が設
けられている。なお、41は取付孔である。
【0014】弁カバーの軸孔21は、図3に示す如く、
下面側を前記駆動軸15の中央部が嵌る径とすると共に
その上方に細径部22を形成し、該細径部の上方に小径
孔23と大径孔24とからなる段付孔を形成し、該大径
孔24の内周面にめねじ25を設けたものとなってい
る。そして、上記段付孔の小径孔の上端縁は面取りされ
弁座26を形成している。
下面側を前記駆動軸15の中央部が嵌る径とすると共に
その上方に細径部22を形成し、該細径部の上方に小径
孔23と大径孔24とからなる段付孔を形成し、該大径
孔24の内周面にめねじ25を設けたものとなってい
る。そして、上記段付孔の小径孔の上端縁は面取りされ
弁座26を形成している。
【0015】なお、前記配管孔19の弁カバー内面側の
周囲にもリング溝5が設けられ、この溝にもOリング6
が嵌るようになっている。30は操作軸で、下端に前記
駆動軸15頭部の小判状の部分が嵌る嵌合凹部27を備
え、下方外周部にフランジ状の鍔28を設けたもので、
この鍔28の下面は斜面29に形成され、前記段付孔の
弁座部と対応するようになっている。
周囲にもリング溝5が設けられ、この溝にもOリング6
が嵌るようになっている。30は操作軸で、下端に前記
駆動軸15頭部の小判状の部分が嵌る嵌合凹部27を備
え、下方外周部にフランジ状の鍔28を設けたもので、
この鍔28の下面は斜面29に形成され、前記段付孔の
弁座部と対応するようになっている。
【0016】33はロックボルトで、中心に前記操作軸
30を通す孔31を備え、下部外周に前記めねじ25と
合うおねじ32を備え、上部外周を六角頭34に形成し
たものであり、35は上面に矢印36が付されたハンド
ルで、前記操作軸30の上端部に嵌め込まれノックピン
37にて固定されるものである。
30を通す孔31を備え、下部外周に前記めねじ25と
合うおねじ32を備え、上部外周を六角頭34に形成し
たものであり、35は上面に矢印36が付されたハンド
ルで、前記操作軸30の上端部に嵌め込まれノックピン
37にて固定されるものである。
【0017】38はバルブカバーで、図4に示す如く上
面外周部の四方に、それぞれ前記ディスクシャッター1
0の回転位置におけるバルブの開閉状態を示す表示39
を備えているものである。
面外周部の四方に、それぞれ前記ディスクシャッター1
0の回転位置におけるバルブの開閉状態を示す表示39
を備えているものである。
【0018】なお、40は取り付けボルトで、弁ケース
1内にOリング6、ディスクシャッター10、Oリング
を嵌め込んだ駆動軸15等を組み込んだ後、シールパッ
キン9を介して弁カバー20を被せ、弁カバーの取付孔
41と弁ケースの取付孔8に該ボルト40を通して図
2、図3に示す如く固定一体化するとともに室外機に取
り付けるものである。
1内にOリング6、ディスクシャッター10、Oリング
を嵌め込んだ駆動軸15等を組み込んだ後、シールパッ
キン9を介して弁カバー20を被せ、弁カバーの取付孔
41と弁ケースの取付孔8に該ボルト40を通して図
2、図3に示す如く固定一体化するとともに室外機に取
り付けるものである。
【0019】また42は、弁カバーの配管孔18に接続
する接続パイプで、中間部に、バルブコアを備えたサー
ビスポート43を備え、先端にフレア面44を有するも
のであり、45は同じく配管孔19に接続する接続パイ
プで、この先端にもフレア面44を有するものである。
そして、この両接続パイプの先端には通常図4に示す如
くフレアナット46がねじ込まれている。
する接続パイプで、中間部に、バルブコアを備えたサー
ビスポート43を備え、先端にフレア面44を有するも
のであり、45は同じく配管孔19に接続する接続パイ
プで、この先端にもフレア面44を有するものである。
そして、この両接続パイプの先端には通常図4に示す如
くフレアナット46がねじ込まれている。
【0020】なお、上記した本発明の弁ケース1および
弁カバー20は鋳物により形成した形状について示した
が、これら両者はプレス加工によっても形成することが
できる。この場合、配管孔18、19の開口部を弁カバ
ー側部に位置させるにはL型パイプを溶接すればよい。
弁カバー20は鋳物により形成した形状について示した
が、これら両者はプレス加工によっても形成することが
できる。この場合、配管孔18、19の開口部を弁カバ
ー側部に位置させるにはL型パイプを溶接すればよい。
【0021】又、上記した実施例においては弁ケース1
の上面に円形凹部2を形成した形態について説明した
が、この円形凹部を弁カバー20側に設け、弁ケースの
上面はフラット状としてもよい。さらに、ディスクシャ
ッター10についても中心部に駆動穴13を有するもの
としたが、ディスクシャッター10の中央部に駆動軸1
5を一体的に設けたものとしてもよい。
の上面に円形凹部2を形成した形態について説明した
が、この円形凹部を弁カバー20側に設け、弁ケースの
上面はフラット状としてもよい。さらに、ディスクシャ
ッター10についても中心部に駆動穴13を有するもの
としたが、ディスクシャッター10の中央部に駆動軸1
5を一体的に設けたものとしてもよい。
【0022】
【バルブの作動要領】上記構造のバルブの弁ケース側の
3/8″の配管接続孔3を室外機の四方切替弁側(以下
ガス側という)と接続し、他方の1/4″の配管接続孔
4を室外機のキャピラリチューブ側(以下液側という)
と接続した状態におけるバルブの機能を図6に基いて説
明する。なお、図6は弁ケースの配管接続孔3、4とデ
ィスクシャッター10の通過穴11、12との関係のみ
を示したもので、弁カバーにおいては、両配管接続孔
3、4と対応する位置にそれぞれ配管孔18、19が配
置されているため、弁ケースの配管接続孔3、4とディ
スクシャッターの通過穴11、12のいずれか又は両方
が合致した際にはそれぞれ弁カバー側の配管孔18、1
9のいずれか又は両方と連通する。
3/8″の配管接続孔3を室外機の四方切替弁側(以下
ガス側という)と接続し、他方の1/4″の配管接続孔
4を室外機のキャピラリチューブ側(以下液側という)
と接続した状態におけるバルブの機能を図6に基いて説
明する。なお、図6は弁ケースの配管接続孔3、4とデ
ィスクシャッター10の通過穴11、12との関係のみ
を示したもので、弁カバーにおいては、両配管接続孔
3、4と対応する位置にそれぞれ配管孔18、19が配
置されているため、弁ケースの配管接続孔3、4とディ
スクシャッターの通過穴11、12のいずれか又は両方
が合致した際にはそれぞれ弁カバー側の配管孔18、1
9のいずれか又は両方と連通する。
【0023】図6の(A)はバルブの出荷・移設時の状
態を示すもので、ディスクシャッターの通過穴11、1
2は弁ケースのいずれの接続孔とも合致せず、ガス側、
液側いずれも閉の状態である。この状態において、弁カ
バーの配管孔18、19に、室内機側の蒸発器に通じる
配管が行なわれる。
態を示すもので、ディスクシャッターの通過穴11、1
2は弁ケースのいずれの接続孔とも合致せず、ガス側、
液側いずれも閉の状態である。この状態において、弁カ
バーの配管孔18、19に、室内機側の蒸発器に通じる
配管が行なわれる。
【0024】図6の(B)はエアパージの状態を示すも
ので、駆動軸を廻し、ディスクシャッターの通過穴11
を液側の配管接続孔4と合致させた状態である。この状
態では、室内機側の配管中に溜まっていた空気が室外機
内の冷媒により押されるため、サービスポート43内の
バルブコアを押すことにより大気中に逃される。これに
より室内機側にも冷媒が充填されることになる。
ので、駆動軸を廻し、ディスクシャッターの通過穴11
を液側の配管接続孔4と合致させた状態である。この状
態では、室内機側の配管中に溜まっていた空気が室外機
内の冷媒により押されるため、サービスポート43内の
バルブコアを押すことにより大気中に逃される。これに
より室内機側にも冷媒が充填されることになる。
【0025】図6の(C)は、空気調和機運転時の状態
を示すもので、ディスクシャッターの通過穴11、12
をそれぞれ配管接続孔3、4と合致させた状態である。
この状態では冷媒が室外機と室内機の間を循環する状態
であるため、冷房又は暖房運転が可能である。
を示すもので、ディスクシャッターの通過穴11、12
をそれぞれ配管接続孔3、4と合致させた状態である。
この状態では冷媒が室外機と室内機の間を循環する状態
であるため、冷房又は暖房運転が可能である。
【0026】図6の(D)は、ポンプダウンの状態を示
すもので、ディスクシャッターの通過穴12をガス側の
配管接続孔3と合致させ、液側の配管接続孔4を閉じた
状態である。この状態では、運転すると室内機側の冷媒
がコンプレッサーにより引かれ、室外機側へ戻される。
その後ディスクシャッターを廻して図6(A)の状態に
すれば、各配管接続孔は全閉状態となるから、取り外し
や移設が自由に行なえる。
すもので、ディスクシャッターの通過穴12をガス側の
配管接続孔3と合致させ、液側の配管接続孔4を閉じた
状態である。この状態では、運転すると室内機側の冷媒
がコンプレッサーにより引かれ、室外機側へ戻される。
その後ディスクシャッターを廻して図6(A)の状態に
すれば、各配管接続孔は全閉状態となるから、取り外し
や移設が自由に行なえる。
【0027】なお、上記ディスクシャッターの位置と、
その時の液側、ガス側の開閉状態は、図4に示すバルブ
カバー上面の表示とハンドル35の矢印36により目視
可能となっている。図4における「G」は上記のガス
側、「L」は上記の液側を示すものである。また、上記
の各ハンドル操作に際しては、図3に示すロックナット
33の六角頭34をスパナで緩めた状態でハンドル35
を廻し、出荷・移設時や運転時にはこのロックボルト3
3を締め付けておくことにより、操作軸30の鍔下面の
斜面29を弁カバー20中央の段付孔の弁座部に圧接し
てメタルタッチによるシールが得られる。なお、上記の
メタルタッチのシールに代えて、鍔28の下面と段付孔
における小径孔23の上面に例えば銅パッキン等を介し
てシール機能をもたせてもよい。
その時の液側、ガス側の開閉状態は、図4に示すバルブ
カバー上面の表示とハンドル35の矢印36により目視
可能となっている。図4における「G」は上記のガス
側、「L」は上記の液側を示すものである。また、上記
の各ハンドル操作に際しては、図3に示すロックナット
33の六角頭34をスパナで緩めた状態でハンドル35
を廻し、出荷・移設時や運転時にはこのロックボルト3
3を締め付けておくことにより、操作軸30の鍔下面の
斜面29を弁カバー20中央の段付孔の弁座部に圧接し
てメタルタッチによるシールが得られる。なお、上記の
メタルタッチのシールに代えて、鍔28の下面と段付孔
における小径孔23の上面に例えば銅パッキン等を介し
てシール機能をもたせてもよい。
【0028】上記の実施例においては、駆動軸15の駆
動に際し、弁カバー20の中央上部に段付孔を形成し、
ここに鍔付きの操作軸30、ロックボルト33、ハンド
ル35等を用いてディスクシャッター10を回転させる
形態について説明したが、駆動軸15に設けたOリング
6が弁カバー中心の軸孔21に対し充分作用して冷媒が
漏れなければ上記のような操作軸等は必ずしも必要とす
るものではなく、駆動軸15を回転させ得るものであれ
ば、例えば単純なT型ハンドルや六角軸のL型ハンドル
でもよい。
動に際し、弁カバー20の中央上部に段付孔を形成し、
ここに鍔付きの操作軸30、ロックボルト33、ハンド
ル35等を用いてディスクシャッター10を回転させる
形態について説明したが、駆動軸15に設けたOリング
6が弁カバー中心の軸孔21に対し充分作用して冷媒が
漏れなければ上記のような操作軸等は必ずしも必要とす
るものではなく、駆動軸15を回転させ得るものであれ
ば、例えば単純なT型ハンドルや六角軸のL型ハンドル
でもよい。
【0029】また、上面外周部にバルブの開閉状態を示
す表示39を有するバルブカバー38についても、必ず
しも必要とするものではなく、該表示39を弁カバー2
0の上面に直接設けてバルブカバー38を省略してもよ
い。
す表示39を有するバルブカバー38についても、必ず
しも必要とするものではなく、該表示39を弁カバー2
0の上面に直接設けてバルブカバー38を省略してもよ
い。
【0030】さらに、上記実施例においては、配管接続
孔3、4を90°の位相をずらせたものとしたが、これ
はエアコン運転時、出荷移設時、ボンプダウン、エアパ
ージの4つの状態を得るためで、エアパージを必要とし
ない場合は120°位相をずらせて設ければよい。
孔3、4を90°の位相をずらせたものとしたが、これ
はエアコン運転時、出荷移設時、ボンプダウン、エアパ
ージの4つの状態を得るためで、エアパージを必要とし
ない場合は120°位相をずらせて設ければよい。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るバルブは前記の通り、1つ
の扁平状の弁ケース内にディスクシャッターを回転可能
に設け、このディスクシャッターを回転させることによ
りバルブの開閉を行なうようにしたものであるため、バ
ルブ自体の背が低く、全体がコンパクトなものとなり、
室外機の側面に取り付けた状態も体裁のよいものとな
る。また、バルブの各開閉操作に際しては、ロックボル
トを緩めてハンドルを廻すだけで全ての開閉操作が可能
であるので、取り扱いが容易で操作も簡単であり、ハン
ドル上部の矢印表示の向きにより、バルブカバーの外周
面に表示された開閉状態が容易に確認できるので操作ミ
スがなくなるという大きなメリットがある。
の扁平状の弁ケース内にディスクシャッターを回転可能
に設け、このディスクシャッターを回転させることによ
りバルブの開閉を行なうようにしたものであるため、バ
ルブ自体の背が低く、全体がコンパクトなものとなり、
室外機の側面に取り付けた状態も体裁のよいものとな
る。また、バルブの各開閉操作に際しては、ロックボル
トを緩めてハンドルを廻すだけで全ての開閉操作が可能
であるので、取り扱いが容易で操作も簡単であり、ハン
ドル上部の矢印表示の向きにより、バルブカバーの外周
面に表示された開閉状態が容易に確認できるので操作ミ
スがなくなるという大きなメリットがある。
【図1】本発明の一例の分解斜視図
【図2】本発明の一例の斜視図
【図3】本発明の一例の縦断側面図
【図4】本発明のバルブカバーを付けた場合の平面図
【図5】バルブカバーのみを断面して示す図4の正面図
【図6】ディスクシャッターの位置と弁ケースの配管接
続孔との関係を示す平面図
続孔との関係を示す平面図
1 弁ケース 2 円形凹部
3、4 配管接続孔 10 ディスクシャッター 11、12 通過穴 1
3 駆動穴 15 駆動軸 18、19 配管孔 2
0 弁カバー 21 軸孔 24 大径孔 2
5 めねじ 27 嵌合凹部 28 鍔 3
0 操作軸 31 孔 32 おねじ 3
3 ボルト 34 六角頭 35 ハンドル 3
6 矢印 38 バルブカバー 39 表示
3、4 配管接続孔 10 ディスクシャッター 11、12 通過穴 1
3 駆動穴 15 駆動軸 18、19 配管孔 2
0 弁カバー 21 軸孔 24 大径孔 2
5 めねじ 27 嵌合凹部 28 鍔 3
0 操作軸 31 孔 32 おねじ 3
3 ボルト 34 六角頭 35 ハンドル 3
6 矢印 38 バルブカバー 39 表示
Claims (3)
- 【請求項1】 上面に浅底の円形凹部2を備え同心円上
に90°又は120°の位相をずらせて2つの配管接続
孔3,4を有する扁平状弁ケース1の該円形凹部2内
に、前記配管接続孔3,4と対応する位置に通過穴1
1,12を有し中心部に駆動軸15を有するディスクシ
ャッター10を回転可能に設け、前記2つの配管接続孔
3,4と対応する位置にそれぞれ配管孔18,19を有
し中央部に前記駆動軸15が回動可能に嵌る軸孔21を
備えた弁カバー20を、前記ディスクシャッター10と
駆動軸15との上部から気密を保つように被せて前記弁
ケース1に固定してなる空気調和機用バルブであって、
弁カバー中央部の軸孔21の上半部を上方の大径孔24
と下方の小径孔23からなる段付孔とすると共に、上方
の大径孔24の内周面にめねじ25を設け、前記駆動軸
15の頭部に嵌る嵌合凹部27を下端に有し下方外周部
にフランジ状の鍔28を設けた操作軸30の該嵌合凹部
27を該駆動軸15の頭部に嵌め込み、中心に前記操作
軸30を通す孔31を有し下部外周におねじ32を有し
ており上部外周を六角頭34に形成したロックボルト3
3を、前記操作軸30に通して段付孔上方のめねじ25
にねじ込むと共に、該操作軸30の頭部にハンドル35
を設けたことを特徴とする空気調和機用バルブ。 - 【請求項2】 請求項1において、操作軸30の鍔28
の下面と段付孔における小径孔23の上端縁との間にシ
ール機能を有する空気調和機用バルブ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、ハン
ドル35の上部に矢印36が付され、弁カバー20の上
部をバルブカバー38にて覆うと共に、該バルブカバー
の上面外周部にそれぞれ前記ディスクシャッター10の
回転位置におけるバルブの開閉状態を示す表示39を設
けたことを特徴とする空気調和機用バルブ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08930893A JP3289092B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | 空気調和機用バルブ |
TW085211802U TW305419U (en) | 1993-01-25 | 1993-11-03 | Four-way change-over valve for air-conditioner and service valve therewith |
US08/147,775 US5462085A (en) | 1993-01-25 | 1993-11-05 | Four-way change-over valve for air-conditioner and service valve therewith |
KR1019930024118A KR100285613B1 (ko) | 1993-01-25 | 1993-11-11 | 공기조화기용4웨이절환밸브와이를구비한인입밸브 |
US08/470,264 US5732739A (en) | 1993-01-25 | 1995-06-06 | Four-way change-over valve for air-conditioner and service valve therewith |
US08/465,821 US5787929A (en) | 1993-01-25 | 1995-06-06 | Four-way change-over valve for air conditioner and service valve therewith |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08930893A JP3289092B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | 空気調和機用バルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626584A JPH0626584A (ja) | 1994-02-01 |
JP3289092B2 true JP3289092B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=13967042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08930893A Expired - Fee Related JP3289092B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-03-23 | 空気調和機用バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3289092B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI231201B (en) * | 2002-05-23 | 2005-04-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Dish washer |
CN105526384B (zh) * | 2016-01-22 | 2018-09-14 | 北京广为环科科技发展有限公司 | 多通路阀及制氧机 |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP08930893A patent/JP3289092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0626584A (ja) | 1994-02-01 |
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