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JP2536825Y2 - バタフライ弁 - Google Patents

バタフライ弁

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Publication number
JP2536825Y2
JP2536825Y2 JP1991089835U JP8983591U JP2536825Y2 JP 2536825 Y2 JP2536825 Y2 JP 2536825Y2 JP 1991089835 U JP1991089835 U JP 1991089835U JP 8983591 U JP8983591 U JP 8983591U JP 2536825 Y2 JP2536825 Y2 JP 2536825Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
hole
valve plate
rotating shaft
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991089835U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0540665U (ja
Inventor
惇敬 田中
精和 永井
弘司 中垣
祐三 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugai Ro Co Ltd filed Critical Chugai Ro Co Ltd
Priority to JP1991089835U priority Critical patent/JP2536825Y2/ja
Publication of JPH0540665U publication Critical patent/JPH0540665U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2536825Y2 publication Critical patent/JP2536825Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、流路に直交して配置さ
れた回転軸を回転することにより、この回転軸に設けた
弁板で前記流路を開閉するバタフライ弁に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、前記バタフライ弁として図4に示
すものが知られている。このバタフライ弁20では、円
筒状弁本体21の貫通孔22から挿入された回転軸23
が、この貫通孔22に設けた軸受部材(図示せず)と貫
通孔22の対向部に設けた軸受凹部24とで回転可能に
支持され、回転軸23の弁本体内部に位置する部分に弁
板25がボルト26,26で固定されている。
【0003】前記バタフライ弁20は、図示するよう
に、両端に配管27,27が接続され、回転軸23に設
けた図示しないハンドルを操作することによって弁板2
5の方向を切り換え、配管27,27及び弁本体21の
内部を流れる流体の流量を調整することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記バ
タフライ弁20の弁板25や回転軸23を点検、修理、
取り替えなどするときは、バタフライ弁20全体を配管
27,27から取り外さなければならないという問題点
を有していた。特に、排気ガス配管や熱風ダクトに設け
たバタフライ弁20では、排気ガス等に含まれる有害物
質により弁板等の損傷が激しいために弁板等を交換する
ことが必須で、しかも、配管の周囲を断熱材で被覆して
いるものでは、バタフライ弁20を囲む断熱材をすべて
除去する必要があるため、点検等の作業に要する労力、
経費は莫大なものであった。
【0005】また、弁板25、回転軸23を新たな部品
と交換する場合、一度解体されたこれらの部材を精度よ
く組み立てるのは容易なことではなかった。すなわち、
組立は、回転軸23を貫通孔22に挿入し、弁本体21
の一端開口から挿入した弁板25をボルト26,26で
固定するわけであるが、狭い流路内で弁板25の位置を
正確に保持し、流路内に差し込んだ工具の先端を見なが
らボルト26,26を締める作業は容易でなく、弁板2
5の取り付け位置に誤差を生じることは避けられないこ
とであった。そのため、弁板25で流路を閉鎖しても、
弁本体21と弁板25との間に隙間を生じて完全な締め
きり性が得られず、無駄にエネルギを消費することとな
っていた。
【0006】さらに、弁本体21の長さは、弁本体21
の端部から弁板25を挿入し、かつ、これを回転軸23
にボルト26,26で固定する作業が可能な長さでなけ
ればならない。このため、弁本体21の形状に多くの制
約を受け、必ずしも現場の要求に沿った製品を製作する
ことができないという欠点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記問題点を
解決するためになされたもので、バタフライ弁を、管軸
方向に延在する長孔を備えた筒状の弁本体と、前記長孔
が位置する部分の流路断面と略同一の外形を有する弁板
の中心線上に回転軸を設け、前記長孔を介して前記弁板
を弁本体の流路に挿入すると共に、前記回転軸の一部を
前記長孔を介して外部に突出させるようにした仕切り部
材と、貫通孔を有し、この貫通孔に前記弁本体から突出
した回転軸を挿入し、前記長孔を開閉可能に閉鎖した蓋
部材と、で構成したものである。
【0008】
【実施例】以下、図1,2を参照して本考案の一実施例
について説明する。図に示すバタフライ弁1において、
弁本体2は両端を開放した円筒体からなり、上部に管軸
方向に沿って長孔4が形成され、これに対向する下部内
面に軸受凹部5が形成されており、前記長孔4は下記す
る仕切り部材10を挿入可能な大きさとしてある。蓋部
材6は、前記弁本体1の外部に設けた蓋本体7と、この
蓋本体7の凹状下面に一体的に設けた前記長孔4と略同
一形状の嵌合部8とからなり、中央に貫通孔9が形成さ
れている。前記仕切り部材10は、回転軸11と弁板1
4とからなり、回転軸11は、その下部外周面を軸方向
に沿って切除することにより弁板取付部12が形成さ
れ、この弁板取付部12にねじ孔13,13が形成され
ている。一方、弁板14は、長孔4が位置する箇所の流
路断面と略同一の外形寸法を有する円板で、中心線上に
ボルト貫通用の孔15,15が設けてある。
【0009】前記バタフライ弁1を組み立てる場合、ま
ず、弁板14を回転軸11の弁板取付部12に位置決め
し、貫通孔15,15に挿通したボルト16,16を回
転軸11のねじ孔13,13に螺合して固定する。この
とき、ボルト締め作業は、回転軸11と弁板14を手元
に置いて行なうことができるので、回転軸11に対して
弁板14は精度良く位置決めされて固定される。次に、
このようにして一体化した回転軸11と弁板14を長孔
4を介して弁本体2の流路3に挿入し、回転軸11の下
端部を軸受凹部5に挿入する。最後に、蓋部材6の貫通
孔9に回転軸11をその上端側から挿通し、蓋部材6の
嵌合部8を長孔4に嵌合すると共に、蓋本体7と弁本体
2との間に適宜パッキンを挾持し、蓋部材6と弁本体2
をボルト17で固定する。また、蓋部材6の貫通孔9と
回転軸11との間は、周知のシール方法でシールする。
さらに、回転軸11の上部に図示しないハンドルを取り
付ける。
【0010】以上のようにして組み立てられたバタフラ
イ弁1は、配管18,18の間に接続される。また、配
管18が高温または低温流体を搬送するものであれば、
配管18およびバタフライ弁1の周囲が断熱材で保護さ
れる。そして、ハンドルを持って回転軸11を回動する
ことにより弁板14で流路3が開閉され、配管18,1
8を流れる流体の流量調整が行われる。
【0011】前記回転軸11,弁板14を点検、交換、
修理する場合、ボルト17を外して弁本体2から蓋部材
6を取り外す。また、配管18,18およびバタフライ
弁1の周囲が断熱材で被覆されているときは、蓋部材6
を覆う断熱材だけを除去する。すなわち、バタフライ弁
1を囲むすべての断熱材を除去する必要はなく、一部分
の断熱材を除去するだけで足りる。次に、回転軸11を
回転して弁板14を長孔4と平行に位置させ、回転軸1
1を持ってこれを上方に持ち上げ、弁板14を長孔4を
介して外部に取り出す。そして、回転軸11、弁板14
の点検、交換、修理等が終了すると、再び組立時と同様
に、回転軸11、弁板14、および蓋部材6を弁本体2
に組み立て、さらに断熱材で蓋部材6を被覆して元の使
用状態に戻す。
【0012】バタフライ弁の第2実施例について図3を
参照して説明する。このバタフライ弁1aにおいて、前
記弁本体2はカバー部材30を備えている。このカバー
部材30は、底部を開放した略箱型のもので、周囲の側
壁下端部が弁本体2の外周形状に一致させてあり、天井
部に前記長孔4と略同一の大きさを有する長孔31が形
成してある。このカバー部材30は、長孔31を弁本体
2の長孔4の上部に位置させ、下端部を弁本体2に当接
し、その当接部を溶接して弁本体2に一体化されてい
る。蓋部材60は長方形の板材からなり、中央に貫通孔
61が形成されている。仕切り部材10は、前記実施例
のものと同一である。
【0013】前記構成を有するバタフライ弁1aでは、
仕切り部材10を長孔31,4を介して流路3に挿入
し、長孔31から突出する回転軸11を蓋部材60の貫
通孔61に挿通する。また、蓋部材60の四隅に設けた
貫通孔62を介してカバー部材30のねじ孔32に図示
しないボルトを螺合すると共に、回転軸11と貫通孔6
1との隙間を適宜シールして組み立て、前記実施例のバ
タフライ弁1と同様に配管の間に接続される。また、前
記バタフライ弁1aから仕切り部材10を取り出す場
合、弁板14を流路に平行に位置させ、ボルトを緩めて
蓋部材60をカバー部材30から取り除き、回転軸11
を持って引き上げる。
【0014】なお、前記実施例では、回転軸11と弁板
14をそれぞれ別部材で構成するものとしたが、これら
回転軸11と弁板14を同一材料で一体に形成したもの
であってもよい。
【0015】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
かかるバタフライ弁によれば、長孔は管軸方向に設ける
ため、長孔を設けることにより弁本体の強度が弱くなる
ようなこともない。そして弁板と回転軸との組立、及
び、これらと弁本体との組立は、これら組立部品を手元
に置いて組立精度を確認しながら行なうことができるの
で、各部品を高精度に組み立てることができる。したが
って、弁板で流路を閉鎖したときに弁板と弁本体との間
に隙間を生じることも少なく、無駄にエネルギを浪費す
ることがなく、経済的である。
【0016】また、配管中に接続されているバタフライ
弁の点検、修理等を行なう場合でも、弁本体は配管に接
続した状態で、蓋部材を外すことによって回転軸と弁板
と取り出すことができるので、点検、修理等の作業が簡
略化できると共に、弁本体の長さを現場の状況、必要性
に応じたものとすることができる。
【0017】さらに、配管やバタフライ弁の周囲が断熱
材で被覆されている場合でも、点検、修理等の作業は、
前記断熱材をバタフライ弁の全長に亙って除去する必要
がなく、僅かに蓋部材が取り外し可能な部分だけを除去
すれば足りるので、断熱材の補修も簡略化できる。
【0018】さらにまた、回転軸と弁板を同一部材から
一体的に製作することができ、このように一体的に製作
したものでは回転軸と弁板との組立が不要になるので、
組立、点検、修理等の作業が一層簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかるバタフライ弁の部分断面図で
ある。
【図2】 本考案にかかるバタフライ弁の平面図であ
る。
【図3】 本考案にかかるバタフライ弁の別実施例の分
解斜視図である。
【図4】 従来のバタフライ弁の部分断面図である。
【符号の説明】
1…バタフライ弁、2…弁本体、3…流路、4…長孔、
5…軸受凹部、6…蓋部材、10…仕切り部材、11…
回転軸、14…弁板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 祐三 大阪府大阪市西区京町堀2丁目4番7号 中外炉工業株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−106571(JP,U) 実公 昭55−18596(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管軸方向に延在する長孔を備えた筒状の
    弁本体と、前記長孔が位置する部分の流路断面と略同一
    の外形を有する弁板の中心線上に回転軸を設け、前記長
    孔を介して前記弁板を弁本体の流路に挿入すると共に、
    前記回転軸の一部を前記長孔を介して外部に突出させる
    ようにした仕切り部材と、貫通孔を有し、この貫通孔に
    前記弁本体から突出した回転軸を挿通し、前記長孔を開
    閉可能に閉鎖した蓋部材と、からなることを特徴とする
    バタフライ弁。
JP1991089835U 1991-10-31 1991-10-31 バタフライ弁 Expired - Lifetime JP2536825Y2 (ja)

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JP1991089835U JP2536825Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 バタフライ弁

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JP1991089835U JP2536825Y2 (ja) 1991-10-31 1991-10-31 バタフライ弁

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JPH0540665U JPH0540665U (ja) 1993-06-01
JP2536825Y2 true JP2536825Y2 (ja) 1997-05-28

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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4186204B2 (ja) * 1999-08-27 2008-11-26 日本ダイヤバルブ株式会社 コンテナ用バタフライ弁
JP6444921B2 (ja) * 2016-03-18 2018-12-26 株式会社栗本鐵工所 有害ガス管路用遮断弁
KR102005731B1 (ko) * 2017-03-14 2019-07-31 가부시키가이샤 스이켄 부단류하에서의 버터플라이 밸브의 삽입
WO2023144079A1 (de) * 2022-01-25 2023-08-03 FutureE GmbH Fluidstelleinrichtung

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551970Y2 (ja) * 1978-07-21 1980-12-03

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