JP3189281B2 - ショック音防止回路 - Google Patents
ショック音防止回路Info
- Publication number
- JP3189281B2 JP3189281B2 JP01047391A JP1047391A JP3189281B2 JP 3189281 B2 JP3189281 B2 JP 3189281B2 JP 01047391 A JP01047391 A JP 01047391A JP 1047391 A JP1047391 A JP 1047391A JP 3189281 B2 JP3189281 B2 JP 3189281B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- capacitor
- circuit
- shock noise
- noise prevention
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はショック音防止回路に
関し、特にBTL方式のオーディオパワーアンプの起動
時ショック音防止に関する。
関し、特にBTL方式のオーディオパワーアンプの起動
時ショック音防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のBTL方式オーディオパワーアン
プについて、図面を参照して説明する。図3は従来の回
路図である。図において、1は入力,2は反転回路,3
は第1のドライバ,4は第1の出力段,5は第1の出
力,6は第1の電源電圧,7は第2のドライバ,8は第
2の出力段,9は第2の出力,10は第2の電源電圧,
11はスピーカ,12は時定数設定回路,13は第1の
コンデンサ,14は第2のコンデンサである。
プについて、図面を参照して説明する。図3は従来の回
路図である。図において、1は入力,2は反転回路,3
は第1のドライバ,4は第1の出力段,5は第1の出
力,6は第1の電源電圧,7は第2のドライバ,8は第
2の出力段,9は第2の出力,10は第2の電源電圧,
11はスピーカ,12は時定数設定回路,13は第1の
コンデンサ,14は第2のコンデンサである。
【0003】次に上記BTL方式オーディオパワーアン
プの回路動作について説明する。入力1は直流バイアス
のみが与えられているとき、反転回路2の出力は第1の
ドライバ3と第2のドライバ7に同電位で与えられる。
第1の電源電圧6と第2の電源電圧10が同時に与えら
れると所定時間後に時定数設定回路12が動作して、第
1のドライバ3と第2のドライバ7が働くため、第1の
出力段4,第2の出力段8が起動する。
プの回路動作について説明する。入力1は直流バイアス
のみが与えられているとき、反転回路2の出力は第1の
ドライバ3と第2のドライバ7に同電位で与えられる。
第1の電源電圧6と第2の電源電圧10が同時に与えら
れると所定時間後に時定数設定回路12が動作して、第
1のドライバ3と第2のドライバ7が働くため、第1の
出力段4,第2の出力段8が起動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
のBTL方式オーディオパワーアンプでは、第1のコン
デンサ13と第2のコンデンサ14の値がわずかに異な
っただけでも、起動時に第1の出力5と第2の出力9と
の間に電位差を生じてショック音を発生する。
のBTL方式オーディオパワーアンプでは、第1のコン
デンサ13と第2のコンデンサ14の値がわずかに異な
っただけでも、起動時に第1の出力5と第2の出力9と
の間に電位差を生じてショック音を発生する。
【0005】起動時ショック音のレベルは、第1のコン
デンサ13と第2のコンデンサ14の値が10%ずれた
だけで2Vp-p 程度発生するため、聴感上好ましくない
という欠点があった。
デンサ13と第2のコンデンサ14の値が10%ずれた
だけで2Vp-p 程度発生するため、聴感上好ましくない
という欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のショック音防
止回路は、BTL方式のオーディオパワーアンプにおい
て、起動時に一方の出力と他方の出力の差電圧を検出す
る差電圧検出回路を設け、この差電圧検出回路の出力を
一方のドライバの差動増幅段出力と直流増幅段入力間に
接続したことを特徴とする。
止回路は、BTL方式のオーディオパワーアンプにおい
て、起動時に一方の出力と他方の出力の差電圧を検出す
る差電圧検出回路を設け、この差電圧検出回路の出力を
一方のドライバの差動増幅段出力と直流増幅段入力間に
接続したことを特徴とする。
【0007】この発明のショック音防止回路は、また、
BTL方式のオーディオパワーアンプにおいて、起動時
に一方の出力と他方の出力の差電圧を検出して一方の出
力コンデンサを充放電する差電圧検出回路を設けたこと
を特徴とする。
BTL方式のオーディオパワーアンプにおいて、起動時
に一方の出力と他方の出力の差電圧を検出して一方の出
力コンデンサを充放電する差電圧検出回路を設けたこと
を特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によると、起動時に、差電圧検出回
路がBTL出力間に電位差を生じないように負帰還を施
すため、コンデンサの容量値にバラツキがあっても、シ
ョック音の発生を防ぐことができる。
路がBTL出力間に電位差を生じないように負帰還を施
すため、コンデンサの容量値にバラツキがあっても、シ
ョック音の発生を防ぐことができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明について図面を参照して説明
する。図1はこの発明の一実施例のBTL方式オーディ
オパワーアンプの回路図である。従来例と同一部分につ
いては同一番号を付してあるので説明を省く。図におい
て、従来例と異なる点は、トランジスタQ17〜Q22
からなる差電圧検出回路16を設けたことである。差電
圧検出回路16は、差動増幅器でありトランジスタQ1
9およびQ20のベースがそれぞれ、第2の出力9およ
び第1の出力5に接続され、トランジスタQ19のコレ
クタはトランジスタQ21のコレクタ,トランジスタQ
7のベース,トランジスタQ4,Q6のコレクタに接続
され、トランジスタQ20のコレクタはトランジスタQ
22のコレクタとベースおよびトランジスタQ21のベ
ースに接続されている。トランジスタQ19とQ20の
エミッタはトランジスタQ17,Q18からなるカレン
トミラーに接続され、このカレントミラーは時定数設定
回路12に接続されている。
する。図1はこの発明の一実施例のBTL方式オーディ
オパワーアンプの回路図である。従来例と同一部分につ
いては同一番号を付してあるので説明を省く。図におい
て、従来例と異なる点は、トランジスタQ17〜Q22
からなる差電圧検出回路16を設けたことである。差電
圧検出回路16は、差動増幅器でありトランジスタQ1
9およびQ20のベースがそれぞれ、第2の出力9およ
び第1の出力5に接続され、トランジスタQ19のコレ
クタはトランジスタQ21のコレクタ,トランジスタQ
7のベース,トランジスタQ4,Q6のコレクタに接続
され、トランジスタQ20のコレクタはトランジスタQ
22のコレクタとベースおよびトランジスタQ21のベ
ースに接続されている。トランジスタQ19とQ20の
エミッタはトランジスタQ17,Q18からなるカレン
トミラーに接続され、このカレントミラーは時定数設定
回路12に接続されている。
【0010】トランジスタQ17とQ18からなるカレ
ントミラーは、電源電圧投入後すぐに動作し、起動完了
後にオフするように時定数設定回路12で制御される。
この回路構成によれば、第1のコンデンサ13および第
2のコンデンサ14がばらついても、起動時に第1の出
力5が第2の出力9より大きいときは、第1のドライバ
3のトランジスタQ7のベース電位を上げるように、逆
に第1の出力5が第2の出力9より小さいときは、第1
のドライバ3のトランジスタQ7のベース電位を下げる
ように負帰還が働く。よって、第1の出力5と第2の出
力9には電位差が発生せず、その結果ショック音は生じ
ない。起動が完了すれば時定数設定回路12によりトラ
ンジスタQ17,Q18からなるカレントミラーがオフ
するので、差電圧検出回路16は動作しなくなり、通常
のオーディオパワーアンプの動作を満足するようにな
る。起動時のショック音レベルは、第1のコンデンサ1
3と第2のコンデンサ14が10%ずれても0.1Vp-
p 以下になるため、聴感上の耳ざわりな音は発生しな
い。
ントミラーは、電源電圧投入後すぐに動作し、起動完了
後にオフするように時定数設定回路12で制御される。
この回路構成によれば、第1のコンデンサ13および第
2のコンデンサ14がばらついても、起動時に第1の出
力5が第2の出力9より大きいときは、第1のドライバ
3のトランジスタQ7のベース電位を上げるように、逆
に第1の出力5が第2の出力9より小さいときは、第1
のドライバ3のトランジスタQ7のベース電位を下げる
ように負帰還が働く。よって、第1の出力5と第2の出
力9には電位差が発生せず、その結果ショック音は生じ
ない。起動が完了すれば時定数設定回路12によりトラ
ンジスタQ17,Q18からなるカレントミラーがオフ
するので、差電圧検出回路16は動作しなくなり、通常
のオーディオパワーアンプの動作を満足するようにな
る。起動時のショック音レベルは、第1のコンデンサ1
3と第2のコンデンサ14が10%ずれても0.1Vp-
p 以下になるため、聴感上の耳ざわりな音は発生しな
い。
【0011】
【実施例2】図2はこの発明の第2の実施例のBTL方
式オーディオパワーアンプの回路図である。第1の実施
例とは差電圧検出回路16の出力の接続点が異なってお
り、第2の実施例では第2のコンデンサ14に接続して
いる。この場合の動作は第1の実施例と全く同一であ
り、起動時に第1の出力5と第2の出力5と第2の出力
9との間に電位差を生じないように負帰還が働き、起動
時のショック音を防止することができる。
式オーディオパワーアンプの回路図である。第1の実施
例とは差電圧検出回路16の出力の接続点が異なってお
り、第2の実施例では第2のコンデンサ14に接続して
いる。この場合の動作は第1の実施例と全く同一であ
り、起動時に第1の出力5と第2の出力5と第2の出力
9との間に電位差を生じないように負帰還が働き、起動
時のショック音を防止することができる。
【0012】すなわち、第1の出力5が第2の出力9よ
りも大きいと、差電圧検出回路16のトランジスタQ2
0のベース電位がトランジスタQ19のベース電位より
も高くなり、第2のコンデンサ14を充電してもその端
子電圧を高め、第2の出力9を高めるように負帰還が働
く。逆に、第1の出力5が第2の出力より小さいと、差
電圧検出回路16のトランジスタQ20のベース電位が
トランジスタQ19のベース電位よりも低くなり、第2
のコンデンサ14を放電させてその端子電位を低め、第
2の出力9を低めるように負帰還が働く。
りも大きいと、差電圧検出回路16のトランジスタQ2
0のベース電位がトランジスタQ19のベース電位より
も高くなり、第2のコンデンサ14を充電してもその端
子電圧を高め、第2の出力9を高めるように負帰還が働
く。逆に、第1の出力5が第2の出力より小さいと、差
電圧検出回路16のトランジスタQ20のベース電位が
トランジスタQ19のベース電位よりも低くなり、第2
のコンデンサ14を放電させてその端子電位を低め、第
2の出力9を低めるように負帰還が働く。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明はBTL
方式のオーディオパワーアンプにおいて、起動時に一方
の出力と他方の出力の差電圧を検出して、一方のドライ
バを制御するか、一方のコンデンサを充放電することに
より、起動時のショック音を防止できるという効果があ
る。
方式のオーディオパワーアンプにおいて、起動時に一方
の出力と他方の出力の差電圧を検出して、一方のドライ
バを制御するか、一方のコンデンサを充放電することに
より、起動時のショック音を防止できるという効果があ
る。
【図1】 本発明の第1の実施例のショック音防止回路
を有するオーディオパワーアンプの回路図である。
を有するオーディオパワーアンプの回路図である。
【図2】 本発明の第2の実施例のショック音防止回路
を有するオーディオパワーアンプの回路図である。
を有するオーディオパワーアンプの回路図である。
【図3】 従来のオーディオパワーアンプの回路図であ
る。
る。
1 入力 2 反転回路 3 第1のドライバ 4 第1の出力段 5 第1の出力 6 第1の電源電圧 7 第2のドライバ 8 第2の出力段 9 第2の出力 10 第2の電源電圧 11 スピーカ 12 時定数設定回路 13 第1のコンデンサ 14 第2のコンデンサ 15 第3の電源電圧 16 差電圧検出回路
Claims (1)
- 【請求項1】BTL方式のオーディオパワーアンプにお
いて、起動時に一方の出力と他方の出力の差電圧を検出
する差電圧検出回路を設け、この差電圧検出回路の出力
を一方のドライバの差動増幅段出力と直流増幅段入力間
に接続したことを特徴とするショック音防止回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01047391A JP3189281B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | ショック音防止回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01047391A JP3189281B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | ショック音防止回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04245705A JPH04245705A (ja) | 1992-09-02 |
JP3189281B2 true JP3189281B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=11751117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01047391A Expired - Fee Related JP3189281B2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | ショック音防止回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3189281B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP01047391A patent/JP3189281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04245705A (ja) | 1992-09-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3495620B2 (ja) | Btl増幅装置 | |
JP2003318658A (ja) | ショック音防止回路 | |
JP2003318656A (ja) | ショック音防止回路 | |
JP3189281B2 (ja) | ショック音防止回路 | |
JPH0486109A (ja) | ミューティング方式 | |
JPS6145622Y2 (ja) | ||
JPH11266374A (ja) | クランプ回路 | |
JPH0221686B2 (ja) | ||
JPS6031298Y2 (ja) | 過渡音防止回路 | |
JP3530326B2 (ja) | 増幅装置 | |
JPH0145150Y2 (ja) | ||
JPS6059761B2 (ja) | 音響増幅器 | |
JPH02137506A (ja) | ショック音防止回路 | |
JPH05150847A (ja) | 電源回路 | |
JPS6042644B2 (ja) | 電力増幅器 | |
JPS6115619Y2 (ja) | ||
JP2557628B2 (ja) | リツプルフイルタ | |
JPH0513046Y2 (ja) | ||
JPH10242778A (ja) | 電力増幅器 | |
JPH08130418A (ja) | ミュート信号発生回路 | |
JP4613932B2 (ja) | 増幅回路 | |
JPH0750534A (ja) | 自動利得制御増幅器用チャージポンプ回路 | |
JPH0357644B2 (ja) | ||
JPH0797732B2 (ja) | 音声出力増幅回路 | |
JPH05191155A (ja) | ショック音防止回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |