JPS6059761B2 - 音響増幅器 - Google Patents
音響増幅器Info
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- JPS6059761B2 JPS6059761B2 JP55007835A JP783580A JPS6059761B2 JP S6059761 B2 JPS6059761 B2 JP S6059761B2 JP 55007835 A JP55007835 A JP 55007835A JP 783580 A JP783580 A JP 783580A JP S6059761 B2 JPS6059761 B2 JP S6059761B2
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- Amplifiers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は音響増幅器、特に電源投入時に発生するホップ
音を防止するように構成した音響増幅器に関する。
音を防止するように構成した音響増幅器に関する。
音響増幅器において電源投入時に発生する゛゛ポツ’’
というホップ音が問題となつている。
というホップ音が問題となつている。
このホップ音は後述の原因によつて発生し、聞いていて
耳ざわりである。また、電源投入時に負荷であるスピー
カーに過大な電流が流れ、その衝撃によつてスピーカー
を破壊してしまう恐れがある。本発明の主たる目的は、
電源投入後の音響増幅器のプッシュプル増幅回路の出力
電圧の瞬時的上昇を防止して、ホップ音の発生を防止し
た音響増幅器を提供することにある。本発明の他の目的
は、電源投入後の音響増幅器のプッシュプル増幅回路の
出力電圧の瞬時的上昇を防止するとともにこの出力電圧
を電源電圧■ccの約半分の値112VCcに徐々に上
昇するようにして、ホップ音の発生を防止した音響増幅
器を提供”することにある。
耳ざわりである。また、電源投入時に負荷であるスピー
カーに過大な電流が流れ、その衝撃によつてスピーカー
を破壊してしまう恐れがある。本発明の主たる目的は、
電源投入後の音響増幅器のプッシュプル増幅回路の出力
電圧の瞬時的上昇を防止して、ホップ音の発生を防止し
た音響増幅器を提供することにある。本発明の他の目的
は、電源投入後の音響増幅器のプッシュプル増幅回路の
出力電圧の瞬時的上昇を防止するとともにこの出力電圧
を電源電圧■ccの約半分の値112VCcに徐々に上
昇するようにして、ホップ音の発生を防止した音響増幅
器を提供”することにある。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、下記の通りである。
を簡単に説明すれば、下記の通りである。
すなわち、電源電圧と基底電位との間に接続さ、れかつ
出力端子に出力電圧を送出するプッシュプル増幅回路と
、該プッシュプル増幅回路の入力を駆動するドライバ増
幅回路とを具備してなる音響増幅回路において、電源投
入後の所定時間に動作する起動回路とを具備し、上記ド
ライバ増幅回路は反転型増幅回路であり、上記プッシュ
プル増幅回路は非反転型増幅回路てあつて、上記起動回
路は上記電源投入後の所定時間に上記ドライバ増幅回路
の入力を高い電圧レベルに制御せしめ、上記プッシュプ
ル増幅回路の上記出力電圧の瞬時的上昇を防止すること
を特徴とする。
出力端子に出力電圧を送出するプッシュプル増幅回路と
、該プッシュプル増幅回路の入力を駆動するドライバ増
幅回路とを具備してなる音響増幅回路において、電源投
入後の所定時間に動作する起動回路とを具備し、上記ド
ライバ増幅回路は反転型増幅回路であり、上記プッシュ
プル増幅回路は非反転型増幅回路てあつて、上記起動回
路は上記電源投入後の所定時間に上記ドライバ増幅回路
の入力を高い電圧レベルに制御せしめ、上記プッシュプ
ル増幅回路の上記出力電圧の瞬時的上昇を防止すること
を特徴とする。
従つて、非反転増幅回路形態のプッシュプル増幅回路の
入力にその出力が直接接続された反転増幅回路形態のド
ライバ増幅回路の入力が電源投入後の所定時間に起動回
路によつて高い電圧レベルに制御されるため、プッシュ
プル増幅回路の出力が基底電位付近のレベルに維持され
るため、プッシュプル増幅回路の出力の瞬時的上昇を防
止して、ホップ音の発生を防止することができる。
入力にその出力が直接接続された反転増幅回路形態のド
ライバ増幅回路の入力が電源投入後の所定時間に起動回
路によつて高い電圧レベルに制御されるため、プッシュ
プル増幅回路の出力が基底電位付近のレベルに維持され
るため、プッシュプル増幅回路の出力の瞬時的上昇を防
止して、ホップ音の発生を防止することができる。
本発明のより好適な実施形態によれば、上記ドライバ増
幅回路の上記入力には第1入力端子と第2入力端子とを
有する前段増幅回路の出力が接続され、上記前段増幅回
路の第1入力端子には入力信号が印加され、上記プッシ
ュプル増幅回路の上記出力端子と上記前段増幅回路の上
記第2入力端子との間に負帰還回路が接続されることに
よつて上記音響増幅器全体に負帰還が施され、上記起動
回路は上記電源投入後の所定時間に上記負帰還回路の負
帰還コンデンサを充電せしめることによつて上記前段増
幅回路の上記第2入力端子の電圧を上記第1入力端子の
電圧より低くないレベルに制御することを特徴とする。
従つて、上記負帰還回路の負帰還コンデンサは.起動回
路によつて電源電圧■Ccの約半分の値1ノ2Vccま
で徐々に充電されるため、この負帰還コンデンサに接続
された前段増幅回路の第2入力端子の電圧およびプッシ
ュプル増幅回路の出力端子の電圧が音響増幅器全体の直
流負帰還によつて電源!電圧■Ccの約半分の値1ノ2
■Ccに徐々に上昇するため、ホップ音の発生を防止す
ることができる。
幅回路の上記入力には第1入力端子と第2入力端子とを
有する前段増幅回路の出力が接続され、上記前段増幅回
路の第1入力端子には入力信号が印加され、上記プッシ
ュプル増幅回路の上記出力端子と上記前段増幅回路の上
記第2入力端子との間に負帰還回路が接続されることに
よつて上記音響増幅器全体に負帰還が施され、上記起動
回路は上記電源投入後の所定時間に上記負帰還回路の負
帰還コンデンサを充電せしめることによつて上記前段増
幅回路の上記第2入力端子の電圧を上記第1入力端子の
電圧より低くないレベルに制御することを特徴とする。
従つて、上記負帰還回路の負帰還コンデンサは.起動回
路によつて電源電圧■Ccの約半分の値1ノ2Vccま
で徐々に充電されるため、この負帰還コンデンサに接続
された前段増幅回路の第2入力端子の電圧およびプッシ
ュプル増幅回路の出力端子の電圧が音響増幅器全体の直
流負帰還によつて電源!電圧■Ccの約半分の値1ノ2
■Ccに徐々に上昇するため、ホップ音の発生を防止す
ることができる。
本発明および本発明の更に他の目的を図面を参照して以
下の説明から明らかとなるであろう。第1図は本発明に
よる音響増幅器の一実施例をz示している。同図は音響
増幅器の一例として電力増幅回路を示しており、同図に
おいてトランジスタQ1〜Q3は前段増幅回路PRとし
ての差動増幅器の一部を構成している。
下の説明から明らかとなるであろう。第1図は本発明に
よる音響増幅器の一実施例をz示している。同図は音響
増幅器の一例として電力増幅回路を示しており、同図に
おいてトランジスタQ1〜Q3は前段増幅回路PRとし
ての差動増幅器の一部を構成している。
トランジスタQ2は定電流源として働き、トランジスタ
Q1とトランジスタQ2のベース電極にはそれぞれ低周
波入力信号と負帰還信号とが加えられている。C1は入
力結合用のコンデンサであり入力端子■Nとトランジス
タQ1のベース電極の間に接続されている。コンデンサ
C2は電源電圧の交流成分を減衰させるために(リップ
フィルター用として)使用されている。トランジスタQ
,とトランジスタQ5はレベルシノフト回路の主要部を
構成し、差動増幅器の出力電圧の直流レベルを下げるよ
うに働く。
Q1とトランジスタQ2のベース電極にはそれぞれ低周
波入力信号と負帰還信号とが加えられている。C1は入
力結合用のコンデンサであり入力端子■Nとトランジス
タQ1のベース電極の間に接続されている。コンデンサ
C2は電源電圧の交流成分を減衰させるために(リップ
フィルター用として)使用されている。トランジスタQ
,とトランジスタQ5はレベルシノフト回路の主要部を
構成し、差動増幅器の出力電圧の直流レベルを下げるよ
うに働く。
トランジスタQ6とQ7は後段のプッシュプル増幅回路
PRを駆動するドライバ増幅回路DRを構成する。
PRを駆動するドライバ増幅回路DRを構成する。
トランジスタq−QllはB級プッシュプル増幅回路P
Rを構成しており、その出力電圧■QはコンデンサC6
を介して出力端子0UTに供給されていると共に抵抗R
8とR,2および負帰還コンデンサC,からなる負帰還
回路NFBを介して前段増幅回路PRの差動増幅器に帰
還されている。
Rを構成しており、その出力電圧■QはコンデンサC6
を介して出力端子0UTに供給されていると共に抵抗R
8とR,2および負帰還コンデンサC,からなる負帰還
回路NFBを介して前段増幅回路PRの差動増幅器に帰
還されている。
この帰還回路は、増幅器の温度補償を行なうと共に歪率
を小さくするために用いられている。
を小さくするために用いられている。
C,は位相補正用のコンデンサであり、C7は発振防止
用のコンデンサである。またコンデンサqはフートスト
ラツプ用として使われている。このような電力増幅回路
において、ホップ音を防止するために本発明によりトラ
ンジスタQ,2とQl3、および抵抗Rl3とRl,か
ら成る非直線素子を用いた起動スイッチSTが設けられ
る。トランジスタQl2とQl3のベース電極は抵抗R
2,R3の接続点に接続され、それらのエミッタ電極は
共に抵抗Rl4を介して電圧源■。
用のコンデンサである。またコンデンサqはフートスト
ラツプ用として使われている。このような電力増幅回路
において、ホップ音を防止するために本発明によりトラ
ンジスタQ,2とQl3、および抵抗Rl3とRl,か
ら成る非直線素子を用いた起動スイッチSTが設けられ
る。トランジスタQl2とQl3のベース電極は抵抗R
2,R3の接続点に接続され、それらのエミッタ電極は
共に抵抗Rl4を介して電圧源■。
。に接続されている。抵抗Rl3はトランジスタQl。
とQl3のエミッタ電極と接地端子の間に接続されてい
る。従つて、トランジスタQl2とQl3のエミッタ電
極には電源電圧VcOを抵抗Rl3とRl4によつて分
圧された電圧が加えられている。トランジスタQl2の
コレクタ電極は負帰還コンデンサC3に接続され、トラ
ンジスタQl3のコレクタ電極はドライバー増幅回路D
RのトランジスタQ6の入力電極に接続されている。次
に本発明による音響増幅器の動作を説明するが、その前
に起動手段STが無い場合の電力増幅回路についてホッ
プ音が発生するという過程を説明する。
とQl3のエミッタ電極と接地端子の間に接続されてい
る。従つて、トランジスタQl2とQl3のエミッタ電
極には電源電圧VcOを抵抗Rl3とRl4によつて分
圧された電圧が加えられている。トランジスタQl2の
コレクタ電極は負帰還コンデンサC3に接続され、トラ
ンジスタQl3のコレクタ電極はドライバー増幅回路D
RのトランジスタQ6の入力電極に接続されている。次
に本発明による音響増幅器の動作を説明するが、その前
に起動手段STが無い場合の電力増幅回路についてホッ
プ音が発生するという過程を説明する。
起動手段STが無い場合
(1)電源スイッチSWを入れた瞬間コンデンサC2の
端子電圧は0VであるのでトランジスタQ1とQ2は非
導通となつている。
端子電圧は0VであるのでトランジスタQ1とQ2は非
導通となつている。
従つてトランジスタOおよびQ6〜Q9も非導通となる
。抵抗RlOとコンデンサC5の時定数が小さいので、
プッシュプル回路の出力電位V,(中点電位)は瞬時に
基底状態(電源スイッチSWを入れる前にこの回路がも
つている電位)から電源電圧V。cにJ立ち上がる。(
2)中点電位■。
。抵抗RlOとコンデンサC5の時定数が小さいので、
プッシュプル回路の出力電位V,(中点電位)は瞬時に
基底状態(電源スイッチSWを入れる前にこの回路がも
つている電位)から電源電圧V。cにJ立ち上がる。(
2)中点電位■。
が電源電圧■。。に等しくなると負帰還コンデンサC3
は抵抗R8およびトランジスタQlO,Qllのエミッ
タ・コレクタ経路を介して電源電圧■Ccに向かつて充
電される。それによつてトランジスタQ2のベース電位
がトランジスタのQ1のそれよりも高くなつて、トラン
ジスタQ2が導通する。従つて、トランジスタαおよび
Q6〜Q9が導通して、中点電位■Qはほぼ接地電位(
基底電位)に等しくなる。(3)中点電位VQが接地電
位になると、負帰還コンデンサC3は抵抗R3およびト
ランジスタQ8,qのエミッタ・コレクタ経路を介して
接地電位に向かつて放電されトランジスタQ2のベース
電位がトランジスタQ1のそれよりも低くな一つて、中
点電位VOは再び電源電圧■。
は抵抗R8およびトランジスタQlO,Qllのエミッ
タ・コレクタ経路を介して電源電圧■Ccに向かつて充
電される。それによつてトランジスタQ2のベース電位
がトランジスタのQ1のそれよりも高くなつて、トラン
ジスタQ2が導通する。従つて、トランジスタαおよび
Q6〜Q9が導通して、中点電位■Qはほぼ接地電位(
基底電位)に等しくなる。(3)中点電位VQが接地電
位になると、負帰還コンデンサC3は抵抗R3およびト
ランジスタQ8,qのエミッタ・コレクタ経路を介して
接地電位に向かつて放電されトランジスタQ2のベース
電位がトランジスタQ1のそれよりも低くな一つて、中
点電位VOは再び電源電圧■。
。まではね上がる。(4)次に負帰還コンデンサC3は
再び充電されてついにはトランジスタQ1とQ2のベー
ス電位は平衡点に達し、中点電位■Qは予め定められて
いた値(例えば112■Cc)に設定される。
再び充電されてついにはトランジスタQ1とQ2のベー
ス電位は平衡点に達し、中点電位■Qは予め定められて
いた値(例えば112■Cc)に設定される。
このように、起動手段STが無い場合は、中点電位■Q
が接地電位と電源電圧との間を第2図aに示すように往
復し、負荷端子0UTには第2図bに示すように、結合
コンデンサC6によつて中点電位■,を微分した過渡電
流が流れ、このときにホップ音が発生する。本実施例で
は、電源を入れた瞬間に大きな過渡電流を負荷に流さな
いように、電源を投入した瞬間にまず中点電位VOをほ
ぼ接地電位に設定し、以後中点電位VQを接地電位から
例えば電源電圧Vccの半分の電位まで徐々に立ち上が
らせるように動作し、中点電位VQが112Vccに等
しくなつたとき、低周波信号の信号経路から独立するよ
うな」動スイッチ回路STが用いられる。
が接地電位と電源電圧との間を第2図aに示すように往
復し、負荷端子0UTには第2図bに示すように、結合
コンデンサC6によつて中点電位■,を微分した過渡電
流が流れ、このときにホップ音が発生する。本実施例で
は、電源を入れた瞬間に大きな過渡電流を負荷に流さな
いように、電源を投入した瞬間にまず中点電位VOをほ
ぼ接地電位に設定し、以後中点電位VQを接地電位から
例えば電源電圧Vccの半分の電位まで徐々に立ち上が
らせるように動作し、中点電位VQが112Vccに等
しくなつたとき、低周波信号の信号経路から独立するよ
うな」動スイッチ回路STが用いられる。
以下その動トについて述べる。己動手段STが有る場合
)電源スイッチSWを入れた瞬間、コンデンサC2の端
子電圧は0Vになつているので、トランジスタQl2と
Ql3のベース電位がO■になると共にそのベース、エ
ミッタ接合は順方向にバイアスされ、トランジスタQl
2とQl3が導通する。
子電圧は0Vになつているので、トランジスタQl2と
Ql3のベース電位がO■になると共にそのベース、エ
ミッタ接合は順方向にバイアスされ、トランジスタQl
2とQl3が導通する。
本発明によれば、特にトランジスタQl3が導通するこ
とによつて、ドライバ増幅回路DRのトランジスタqと
Q7も導通し、(飽和し)中点電位■。は第2図dに示
すようにますO■(厳密には2Vbes&1;■,Es
&1飽和領域におけるベース、エミッタ間の電圧降下)
に設定される。).)トランジスタQl2が導通してい
るので、コンデンサC3がトランジスタQl2を介して
充電されると共にコンデンサC2も抵抗R1を介して充
電されていく。
とによつて、ドライバ増幅回路DRのトランジスタqと
Q7も導通し、(飽和し)中点電位■。は第2図dに示
すようにますO■(厳密には2Vbes&1;■,Es
&1飽和領域におけるベース、エミッタ間の電圧降下)
に設定される。).)トランジスタQl2が導通してい
るので、コンデンサC3がトランジスタQl2を介して
充電されると共にコンデンサC2も抵抗R1を介して充
電されていく。
コンデンサC2が充電されていくにつれてトランジスタ
Ql2とQl3のベース電位が高くなるので、トランジ
スタQl2とQl3はやがて時刻ちにおいて逆バイアス
されて非導通となる。このとき第2図cに示すように、
トランジスタQ2のベース電位(■,)Q2がトランジ
スタQ1のベース電位(Vb)Q1よりも高くなるよう
に、予めトランジスタQl2を導通させておくことによ
つてコンデンサC3を充電させているので、トランジス
タQ2が導通(飽和)する。
Ql2とQl3のベース電位が高くなるので、トランジ
スタQl2とQl3はやがて時刻ちにおいて逆バイアス
されて非導通となる。このとき第2図cに示すように、
トランジスタQ2のベース電位(■,)Q2がトランジ
スタQ1のベース電位(Vb)Q1よりも高くなるよう
に、予めトランジスタQl2を導通させておくことによ
つてコンデンサC3を充電させているので、トランジス
タQ2が導通(飽和)する。
トランジスタQ2が導通することによつてトランジスタ
Oが導通し、それに伴つてドライバ増幅回路DRのトラ
ンジスタQ6とQ7は引き続いて飽和領域で動作するこ
とになる。:3)次に、コンデンサC3に蓄えられた電
荷は中点電位VQがほぼ0Vであるので帰還抵払B8を
介して放電され、ベース電位(Vb)Q2が下がり始め
る。
Oが導通し、それに伴つてドライバ増幅回路DRのトラ
ンジスタQ6とQ7は引き続いて飽和領域で動作するこ
とになる。:3)次に、コンデンサC3に蓄えられた電
荷は中点電位VQがほぼ0Vであるので帰還抵払B8を
介して放電され、ベース電位(Vb)Q2が下がり始め
る。
一方ベース電位(V,)Q1はなおも上昇して両者の電
位差が小さくなるので、やがて時刻ちにおいて差動増幅
器はその伝達特性における直線領域(ダイナミックレン
ジ)で動作し始め、中点電位■。は第2図dに示すよう
に徐々に立ち上がつてくる。中点電位V。
位差が小さくなるので、やがて時刻ちにおいて差動増幅
器はその伝達特性における直線領域(ダイナミックレン
ジ)で動作し始め、中点電位■。は第2図dに示すよう
に徐々に立ち上がつてくる。中点電位V。
が上昇することによつて、コンデンサC3の放電作用は
緩慢になり、逆に中点電位VQがベース電位(V,)Q
2より高くなるとコンデンサC3は再び充電され始め、
それに伴つてベース電位(V,)Q1と(Vb)Q2は
ほぼ平衡して上昇し、やがて差動増幅器は平衡して中点
電位VQは1′2Vccに固定される。(無信号時)な
お、トランジスタQl3がしや断領域に入つたときベー
ス電位(V,)Q2をベース電位(Vb)Q1より高く
なるようにする必要があり、このためにはコンデンサC
2の充電に関与する時定数をコンデンサC3の充電に関
与する時定数よりも大きくすることが必要である。
緩慢になり、逆に中点電位VQがベース電位(V,)Q
2より高くなるとコンデンサC3は再び充電され始め、
それに伴つてベース電位(V,)Q1と(Vb)Q2は
ほぼ平衡して上昇し、やがて差動増幅器は平衡して中点
電位VQは1′2Vccに固定される。(無信号時)な
お、トランジスタQl3がしや断領域に入つたときベー
ス電位(V,)Q2をベース電位(Vb)Q1より高く
なるようにする必要があり、このためにはコンデンサC
2の充電に関与する時定数をコンデンサC3の充電に関
与する時定数よりも大きくすることが必要である。
これらの時定数にはいろいろの素子が関係するが、この
ようにするためには例えば、バイアス回路における抵抗
R1の抵抗値やリップル減衰用のコンデンサC2の容量
を十分に大きくとれば良く、このようにバイアス回路の
定数を変更しても低周波増幅器の特性は影響されない。
このように本実施例によれば、(1),(2)の過度時
において中点電位VQは、第2図の実線で表わすように
、ます接地電位に設定され次にその電圧から112V0
。
ようにするためには例えば、バイアス回路における抵抗
R1の抵抗値やリップル減衰用のコンデンサC2の容量
を十分に大きくとれば良く、このようにバイアス回路の
定数を変更しても低周波増幅器の特性は影響されない。
このように本実施例によれば、(1),(2)の過度時
において中点電位VQは、第2図の実線で表わすように
、ます接地電位に設定され次にその電圧から112V0
。
まで徐々に立ち上がつていくので、負荷に大電流は流れ
す、ホップ音を防止することがてきる。また、電源を入
れてからしばらくした定常状態においては、トランジス
タQl2とQl3は自動的にしや断領域に入るので、そ
れによつて起動スイッチSTの時定数回路(C2,Rl
等)はトランジスタQ2やqのベース電極等における低
周波の信号経路から切り離されるので、起動スイッチS
Tやその時定数回路のために増幅器の上記信号経路にお
.ける設計条件にコンデンサC2や抵抗R1等を考慮す
る必要はなく、したがつて回路設計上制約を受けるとい
うことはなく、また低周波信号がコンデンサC2や抵抗
R1等によつて影響を受けるということもないのでそれ
らを無視して上記信号経路の!設計を行なうことができ
るから低減の周波数特性等の電気的特性の設計が容易と
なる。
す、ホップ音を防止することがてきる。また、電源を入
れてからしばらくした定常状態においては、トランジス
タQl2とQl3は自動的にしや断領域に入るので、そ
れによつて起動スイッチSTの時定数回路(C2,Rl
等)はトランジスタQ2やqのベース電極等における低
周波の信号経路から切り離されるので、起動スイッチS
Tやその時定数回路のために増幅器の上記信号経路にお
.ける設計条件にコンデンサC2や抵抗R1等を考慮す
る必要はなく、したがつて回路設計上制約を受けるとい
うことはなく、また低周波信号がコンデンサC2や抵抗
R1等によつて影響を受けるということもないのでそれ
らを無視して上記信号経路の!設計を行なうことができ
るから低減の周波数特性等の電気的特性の設計が容易と
なる。
これらの特長は起動手段STは電源を投入した過度時の
みに働き、定常状態では増幅回路から独立するという動
作によつて達成されるのである。
みに働き、定常状態では増幅回路から独立するという動
作によつて達成されるのである。
また、トランジスタQ,2やQl3の非直線素子を過渡
時に導通させ、定常状態において非導通とする場合、本
実施例のように本来増幅回路で必要とするコンデンサC
2やC3をそのまま起動回路における時定数回路に利用
することによつて、新たにコンデンサを付加するという
必要はない。(音響増幅器等のリニア回路もデジタル回
路と同様に半導体集積化される傾向にあるが、大容量の
コンデンサをモノリシック半導体基板中に作ることを占
有面積の観点からむずかしく、個別のコンデンサを基板
外にとりつける必要がある。
時に導通させ、定常状態において非導通とする場合、本
実施例のように本来増幅回路で必要とするコンデンサC
2やC3をそのまま起動回路における時定数回路に利用
することによつて、新たにコンデンサを付加するという
必要はない。(音響増幅器等のリニア回路もデジタル回
路と同様に半導体集積化される傾向にあるが、大容量の
コンデンサをモノリシック半導体基板中に作ることを占
有面積の観点からむずかしく、個別のコンデンサを基板
外にとりつける必要がある。
従つて、コンデンサを増やすということは部品数が多く
なると共に半導体集積回路の外部端子か増え、l更に組
みたて時における工数が増すということにつながる)し
たがつて本実施例のように本来必要なコンデンサをその
まま利用できるということは極めて有効である。
なると共に半導体集積回路の外部端子か増え、l更に組
みたて時における工数が増すということにつながる)し
たがつて本実施例のように本来必要なコンデンサをその
まま利用できるということは極めて有効である。
更に本実施例の特長としては次のようなことが挙げられ
る。
る。
コンデンサC2と抵抗R1等による時定数を大くするこ
とによつて、中点電位VQがほぼ0Vになつている期間
(T2−TO)を長くすることができそれによつて電力
増幅回路の前段に接続される小信号増幅回路の信号をそ
の間負荷であるスピーカーに流さないようにすることが
できる。
とによつて、中点電位VQがほぼ0Vになつている期間
(T2−TO)を長くすることができそれによつて電力
増幅回路の前段に接続される小信号増幅回路の信号をそ
の間負荷であるスピーカーに流さないようにすることが
できる。
即ち、小信号増幅回路でホップ音の原因となる信号が発
生したとしても、時刻T。
生したとしても、時刻T。
かららの間は電力増幅回路が働かないので、スピーカー
にホップ音が流れず、小信号増幅回路に別のホップ音防
止装置を設けるという必要がなくなる。第3図は本発明
による音響増幅器の他の実施例を示しており、起動スイ
ッチSTを除く増幅回路の基本的構成は第1図と同様て
ある。
にホップ音が流れず、小信号増幅回路に別のホップ音防
止装置を設けるという必要がなくなる。第3図は本発明
による音響増幅器の他の実施例を示しており、起動スイ
ッチSTを除く増幅回路の基本的構成は第1図と同様て
ある。
同図において、ダイオードD23はリップルフィルター
用のコンデンサC22と直流帰還用のコンデンサC23
との間に接続されている。
用のコンデンサC22と直流帰還用のコンデンサC23
との間に接続されている。
ダイオードD24の陰極電極はA級ドライバー増幅回路
のトランジスタQ29のベース電極に接続され、陽極電
極はトランジスタQ2lのコレクタ電極に接続されてい
る。
のトランジスタQ29のベース電極に接続され、陽極電
極はトランジスタQ2lのコレクタ電極に接続されてい
る。
エミッタ接地型のトランジスタQ2lのベース電極は抵
抗R23とR22を介して接地され、そのコレクタ電極
は抵抗R26とダイオードD2lとC22を介して電圧
源Vccに接続されている。
抗R23とR22を介して接地され、そのコレクタ電極
は抵抗R26とダイオードD2lとC22を介して電圧
源Vccに接続されている。
次に、このような起動スイッチSTを備えた音響増幅器
の動作を説明する。
の動作を説明する。
(1)電源を入れた瞬間コンデンサC22の端子電圧は
0VであるのでトランジスタQ2lは非導通となつてお
り、ドライバ増幅回路DRのトランジスタQ2,とQ3
OにダイオードD2l,D22およびD24と抵抗R2
6を通してベース電流が流れ、トランジスタQ29とQ
3Oが導通し、中点電位■Qはほぼ0Vに設定される。
0VであるのでトランジスタQ2lは非導通となつてお
り、ドライバ増幅回路DRのトランジスタQ2,とQ3
OにダイオードD2l,D22およびD24と抵抗R2
6を通してベース電流が流れ、トランジスタQ29とQ
3Oが導通し、中点電位■Qはほぼ0Vに設定される。
それと同時に、トランジスタQ27のベース電位は、抵
抗R23の抵抗値が抵抗R3。のそれよりも十分小さい
ので、ほぼ0Vとなつており、従つてダイオードD23
は順バイアスされて導通す1る。(2)コンデンサC2
2が充電されていくことによつてトランジスタQ2lの
ベース電位が高くなるのでトランジスタQ2lは導通(
飽和)し、トランジスタQ2lのコレクタ電位即ちダイ
オードD24のJ陽極電極はほぼ接地電位となり、ダイ
オードD24は非導通となる。
抗R23の抵抗値が抵抗R3。のそれよりも十分小さい
ので、ほぼ0Vとなつており、従つてダイオードD23
は順バイアスされて導通す1る。(2)コンデンサC2
2が充電されていくことによつてトランジスタQ2lの
ベース電位が高くなるのでトランジスタQ2lは導通(
飽和)し、トランジスタQ2lのコレクタ電位即ちダイ
オードD24のJ陽極電極はほぼ接地電位となり、ダイ
オードD24は非導通となる。
このときトランジスタQ27のベース電位は、予めダイ
オードD23が導通することによつてコンデンサC23
が充電されているので、トランジスタQ24のそれより
高い電位になつており、第1図の実施例で説明したよう
に、中点電位VQは引き続いてほぼ0Vになつている。
オードD23が導通することによつてコンデンサC23
が充電されているので、トランジスタQ24のそれより
高い電位になつており、第1図の実施例で説明したよう
に、中点電位VQは引き続いてほぼ0Vになつている。
(3)以後第1図の実施例と同様に、トランジスタQ2
4とQ27のベース電位の差が小さくなつてい7くので
、中点電位■,はほぼ0Vから112■。。まで徐々に
立ち上がり始め、最終的には差動増幅器が平衡して中点
電位V,は112■。。に設定される。なお定常状態に
おいて、差動増幅器は平衡し−てそのトランジスタQ2
4とQ27のベース電位はほぼ等しいので、ダイオード
D23は抵抗R2lの電圧降下分だけ逆バイアスされ非
導通となつている。
4とQ27のベース電位の差が小さくなつてい7くので
、中点電位■,はほぼ0Vから112■。。まで徐々に
立ち上がり始め、最終的には差動増幅器が平衡して中点
電位V,は112■。。に設定される。なお定常状態に
おいて、差動増幅器は平衡し−てそのトランジスタQ2
4とQ27のベース電位はほぼ等しいので、ダイオード
D23は抵抗R2lの電圧降下分だけ逆バイアスされ非
導通となつている。
なお、差動増幅器によつては定常状態においてダイオー
ドD23がやや順バイアスされるものもあるが、この場
合ダイオードのしきい電圧(シリコンダイオードで約0
.7V)を越えなければ殆んど差しつかえない。
ドD23がやや順バイアスされるものもあるが、この場
合ダイオードのしきい電圧(シリコンダイオードで約0
.7V)を越えなければ殆んど差しつかえない。
第4図は本発明による音響増幅器の更に他の実施例を示
している。
している。
同図において起動スイッチSTは抵抗R5lとR52お
よびトランジスタQ49とから成る。
よびトランジスタQ49とから成る。
抵抗R5lとR52は電圧源VcOと接地端子との間に
接続されている。
接続されている。
トランジスタQ49のベース電極は抵拍只,1を介して
電圧源VO。に接続され、そのコレクタ電極はレベルシ
フト用のトランジスタQ43のベース電極に接続され、
そのエミッタ電極は直流帰還のためのコンデンサC43
に接続されている。次にこのような起動スイッチSTを
備えた音響増幅器の動作を説明する。
電圧源VO。に接続され、そのコレクタ電極はレベルシ
フト用のトランジスタQ43のベース電極に接続され、
そのエミッタ電極は直流帰還のためのコンデンサC43
に接続されている。次にこのような起動スイッチSTを
備えた音響増幅器の動作を説明する。
(1)電源スイツメSWを入れた瞬間、抵抗R5Oの抵
抗値は抵抗R47に比べて小さいので、トランジスタQ
42のベース電位はほぼ0Vとなり、トランジスタQ4
9は順方向にバイアスされて導通する。
抗値は抵抗R47に比べて小さいので、トランジスタQ
42のベース電位はほぼ0Vとなり、トランジスタQ4
9は順方向にバイアスされて導通する。
トランジスタQ49が導通することによつてトランジス
タQl3にベース電流が流れ、トランジスタQ43が導
通すると共にトランジスタQ44も導通して(飽和して
)、中点電位■Qはほぼ0Vに設定される。(2)その
後トランジスタQ49は、抵抗R,lとR52の抵抗値
を以下の条件を満足するように選んでおけば非導通とな
る。
タQl3にベース電流が流れ、トランジスタQ43が導
通すると共にトランジスタQ44も導通して(飽和して
)、中点電位■Qはほぼ0Vに設定される。(2)その
後トランジスタQ49は、抵抗R,lとR52の抵抗値
を以下の条件を満足するように選んでおけば非導通とな
る。
但し、Vbeはトランジスタのしきい電圧であり、抵抗
R43の電圧降下は無視している。
R43の電圧降下は無視している。
このときトランジスタQ42のベース電位は、予めトラ
ンジスタQ49を導通させることによつてコンデンサC
43を充電させて、トランジスタQ4lのベース電位よ
りも高くなるようにしているので、中点電位■Qは引き
続いてほぼ0Vになる。以後の動作は第1図の回路とほ
ぼ同様である。
ンジスタQ49を導通させることによつてコンデンサC
43を充電させて、トランジスタQ4lのベース電位よ
りも高くなるようにしているので、中点電位■Qは引き
続いてほぼ0Vになる。以後の動作は第1図の回路とほ
ぼ同様である。
例えば、本発明は電力増幅回路のみならずその前段に接
続される小信号増幅回路等の音響増幅器にも同様に起動
スイッチSTを設けることによつてホップ音を消すこと
ができる。また以上の実施例では、電力増幅回路でも前
段増復回路PRが差動増幅回路てあるとして説明したが
、本発明は前段部に一段のA級増幅回路を配置した電力
増幅回路にも同様に適用できることはいうまでもない。
続される小信号増幅回路等の音響増幅器にも同様に起動
スイッチSTを設けることによつてホップ音を消すこと
ができる。また以上の実施例では、電力増幅回路でも前
段増復回路PRが差動増幅回路てあるとして説明したが
、本発明は前段部に一段のA級増幅回路を配置した電力
増幅回路にも同様に適用できることはいうまでもない。
なお、第3図の音響増幅器における起動スイッチ回路の
トランジスタQ2lは定常状態において導通しており、
そこには常に電流が流れるが、第1図および第4図にお
けるそれは定常状態において全て非導通になるようにし
ているのでその点有効である。
トランジスタQ2lは定常状態において導通しており、
そこには常に電流が流れるが、第1図および第4図にお
けるそれは定常状態において全て非導通になるようにし
ているのでその点有効である。
また上述した実施例はいずれも、出力増幅回路の出力電
位を基底電位から定常状態に立ち上がらせる回路に、増
幅回路で用いられるリップルフィルターを兼用して使用
する素子数の低減をはかつているが、別の時定数回路を
起動スイッチ回路の入力部に接続しても良く、この場合
も本発明の主な目的であるホップ音を消すこととホップ
音防止手段が定常状態において上記スイッチ回路によつ
て増幅回路の制御される点から独立することは同様に達
成され得る。
位を基底電位から定常状態に立ち上がらせる回路に、増
幅回路で用いられるリップルフィルターを兼用して使用
する素子数の低減をはかつているが、別の時定数回路を
起動スイッチ回路の入力部に接続しても良く、この場合
も本発明の主な目的であるホップ音を消すこととホップ
音防止手段が定常状態において上記スイッチ回路によつ
て増幅回路の制御される点から独立することは同様に達
成され得る。
以上の各実施例によつて具体化された本発明の基本的技
術思想を、下記に階層的に要約する。
術思想を、下記に階層的に要約する。
(1)プッシュプル増幅出力回路PRは本質的に非反転
型増幅回路であり、ドライバ増幅回路DRは本質的に反
転型増幅回路てあるのて、電源投入後の所要時間たけ動
作する起動回路STの出力によつてドライバ増幅回路D
Rの入力を高い電圧レベルに制御することによつて、出
力端子0の出力電圧V,をほぼ基底電位に維持すること
ができ、ホップ音の発生を防止することができる。(2
)信号入力端子+と負帰還端子一とを有する前段増幅回
路PRがドライバ増幅回路DRの入力に配置されている
音響増幅器においては、ドライバ増幅回路DRの入力の
みに起動回路STによるホップ音防止対策が施されてい
ても、電源投入後の所定時間に前段増幅回路PRの負帰
還端子一の電圧が信号入力端子+の電圧より低いレベル
となると、ドライバ増幅回路DRの入力が低.い電圧レ
ベルとなり、出力端子0の出力電圧VQは瞬時的に電源
電圧+Vccまで上昇しホップ音が発生される危険があ
る。
型増幅回路であり、ドライバ増幅回路DRは本質的に反
転型増幅回路てあるのて、電源投入後の所要時間たけ動
作する起動回路STの出力によつてドライバ増幅回路D
Rの入力を高い電圧レベルに制御することによつて、出
力端子0の出力電圧V,をほぼ基底電位に維持すること
ができ、ホップ音の発生を防止することができる。(2
)信号入力端子+と負帰還端子一とを有する前段増幅回
路PRがドライバ増幅回路DRの入力に配置されている
音響増幅器においては、ドライバ増幅回路DRの入力の
みに起動回路STによるホップ音防止対策が施されてい
ても、電源投入後の所定時間に前段増幅回路PRの負帰
還端子一の電圧が信号入力端子+の電圧より低いレベル
となると、ドライバ増幅回路DRの入力が低.い電圧レ
ベルとなり、出力端子0の出力電圧VQは瞬時的に電源
電圧+Vccまで上昇しホップ音が発生される危険があ
る。
ちなみに第3図の実施例においてダイオードD23によ
る起動回路STが省略されトランジスタ、Q2l,抵抗
R23,ダイオードD24による起動回路STのみが配
置されていると仮定すると、電源投入後の前段増幅回路
PRの負帰還端子−の電圧上昇は信号入力端子+の電圧
上昇より低いレベルとなり、差動トランジスタQ24〜
Q27の負荷がトランジスタQ22〜Q23からなる能
動負荷であることによつて、このトランジスタQ32が
飽和し、ドライバ増幅回路DRのトランジスタQ29と
Q。
る起動回路STが省略されトランジスタ、Q2l,抵抗
R23,ダイオードD24による起動回路STのみが配
置されていると仮定すると、電源投入後の前段増幅回路
PRの負帰還端子−の電圧上昇は信号入力端子+の電圧
上昇より低いレベルとなり、差動トランジスタQ24〜
Q27の負荷がトランジスタQ22〜Q23からなる能
動負荷であることによつて、このトランジスタQ32が
飽和し、ドライバ増幅回路DRのトランジスタQ29と
Q。
とがカットオフとなりホップ音が発生されてしまう。こ
の危険をさけるため、起動回μSTが負帰還回路NFB
に接続され、電源投入後の所定時間に前段増幅回路の負
帰還端子−の電圧を信号入力端子+の電圧より低くない
レベルに制御することによつてホップ音の防止をさらに
有効に実行することができる。
の危険をさけるため、起動回μSTが負帰還回路NFB
に接続され、電源投入後の所定時間に前段増幅回路の負
帰還端子−の電圧を信号入力端子+の電圧より低くない
レベルに制御することによつてホップ音の防止をさらに
有効に実行することができる。
第1図、第3図および第4図は本発明による音響増幅器
の実施例を示している。 第2図aおよびbは第1図の音響増幅回路において、起
動スイッチSTが無い場合のプッシュプル出力増幅回路
の中点電位VQと出力端子0UTを流れる過度電流の時
間的な変化を示す特性図てあり、第2図cおよびdはそ
れぞれ起動スイッチSTが有る場合の差動増幅器の一対
の入力トランジスタのベース電位(Vb)Q1と(Vb
)Q2および中点電位VOの時間的な変化を示す特性図
である。ST・・・・・・起動スイッチ、SW・・・・
・・電源スイッチ、ち・・・・・・電源スイッチSWを
入れた時刻、ち・・・・・・起動スイッチSTがしや断
される時刻、T2・・・・・・差動増幅器が直線領域で
動作し始める時刻、PP・・プッシュプル増幅回路、D
R・・・・・・ドライバ増幅回路、PR・・・・前段増
幅回路、+・・・・・・第1入力端子、−・・・・・・
第2入力端子、NFB・・・・・・負帰還回路。
の実施例を示している。 第2図aおよびbは第1図の音響増幅回路において、起
動スイッチSTが無い場合のプッシュプル出力増幅回路
の中点電位VQと出力端子0UTを流れる過度電流の時
間的な変化を示す特性図てあり、第2図cおよびdはそ
れぞれ起動スイッチSTが有る場合の差動増幅器の一対
の入力トランジスタのベース電位(Vb)Q1と(Vb
)Q2および中点電位VOの時間的な変化を示す特性図
である。ST・・・・・・起動スイッチ、SW・・・・
・・電源スイッチ、ち・・・・・・電源スイッチSWを
入れた時刻、ち・・・・・・起動スイッチSTがしや断
される時刻、T2・・・・・・差動増幅器が直線領域で
動作し始める時刻、PP・・プッシュプル増幅回路、D
R・・・・・・ドライバ増幅回路、PR・・・・前段増
幅回路、+・・・・・・第1入力端子、−・・・・・・
第2入力端子、NFB・・・・・・負帰還回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電源電圧と基底電位との間に接続されかつ出力端子
に出力電圧を送出するプッシュプル増幅回路と、該プッ
シュプル増幅回路の入力を駆動するドライバ増幅回路と
を具備してなる音響増幅回路において、電源投入後の所
定時間に動作する起動回路を具備し、上記ドライバ増幅
回路は反転型増幅回路であり、上記プッシュプル増幅回
路は非反転型増幅回路であつて、上記起動回路は上記電
源投入後の所定時間に上記ドライバ増幅回路の入力を高
い電圧レベルに制御せしめ、上記プッシュプル増幅回路
の上記出力電圧の瞬時的上昇を防止することを特徴とす
る音響増幅器。 2 上記ドライバ増幅回路の上記入力には第1入力端子
と第2入力端子とを有する前段増幅回路の出力が接続さ
れ、上記前段増幅回路の第1入力端子には入力信号が印
加され、上記プッシュプル増幅回路の上記出力端子と上
記前段増幅回路の上記第2入力端子との間に負帰還回路
が接続されることによつて上記音響増幅器全体に負帰還
が施され、上記起動回路は上記電源投入後の所定時間に
上記負帰還回路の負帰還コンデンサを充電せしめること
によつて上記前段増幅回路の上記第2入力端子の電圧を
上記第1入力端子の電圧より低くないレベルに制御する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の音響増幅
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55007835A JPS6059761B2 (ja) | 1980-01-28 | 1980-01-28 | 音響増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55007835A JPS6059761B2 (ja) | 1980-01-28 | 1980-01-28 | 音響増幅器 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4550072A Division JPS5539929B2 (ja) | 1972-05-10 | 1972-05-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55102907A JPS55102907A (en) | 1980-08-06 |
JPS6059761B2 true JPS6059761B2 (ja) | 1985-12-26 |
Family
ID=11676655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55007835A Expired JPS6059761B2 (ja) | 1980-01-28 | 1980-01-28 | 音響増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6059761B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59154805A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-03 | Rohm Co Ltd | 増幅回路 |
US6054898A (en) * | 1996-08-30 | 2000-04-25 | Kabushiki Kaisha Kenwood | Semiconductor device having SEPP connected NPN and PNP transistors |
-
1980
- 1980-01-28 JP JP55007835A patent/JPS6059761B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55102907A (en) | 1980-08-06 |
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