JPS6115619Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6115619Y2 JPS6115619Y2 JP16024779U JP16024779U JPS6115619Y2 JP S6115619 Y2 JPS6115619 Y2 JP S6115619Y2 JP 16024779 U JP16024779 U JP 16024779U JP 16024779 U JP16024779 U JP 16024779U JP S6115619 Y2 JPS6115619 Y2 JP S6115619Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- power supply
- output
- amplifier
- transistor
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はテープレコーダに適用して好適な増幅
回路に関する。
回路に関する。
先ず第1図を参照して、従来のテープレコーダ
の音声信号増幅用の増幅回路について説明する。
この増幅回路では、電源が+B1,+B2と2つあ
り、電源+B1は電圧値がE1でリツプル分の除去
された直流電圧を発生し、電源+B2は電圧値が
E2でリツプル分を含む直流電圧を発生する。こ
のリツプル分は、ここではトランジスタモータの
トランジスタのスイツチングに基づいて発生する
ものである。E1とE2との間には|E2|>|E1
|,E1・E2>0の関係があり、ここではE1=+
2.7V,E2=+3Vである。
の音声信号増幅用の増幅回路について説明する。
この増幅回路では、電源が+B1,+B2と2つあ
り、電源+B1は電圧値がE1でリツプル分の除去
された直流電圧を発生し、電源+B2は電圧値が
E2でリツプル分を含む直流電圧を発生する。こ
のリツプル分は、ここではトランジスタモータの
トランジスタのスイツチングに基づいて発生する
ものである。E1とE2との間には|E2|>|E1
|,E1・E2>0の関係があり、ここではE1=+
2.7V,E2=+3Vである。
1は差動増幅器である。Q1,Q2はNPN形の差
動増幅用トランジスタで、その各エミツタが定電
流源回路2を通じて接地され、その各コレクタは
カレントミラー3を構成する夫々ダイオードD1
のカソード・アノード間及びPNP形トランジスタ
Q3のコレクタ・エミツタ間を通じて電源+B1に
接続される。そして、トランジスタQ1のベース
から入力端子4が導出される。
動増幅用トランジスタで、その各エミツタが定電
流源回路2を通じて接地され、その各コレクタは
カレントミラー3を構成する夫々ダイオードD1
のカソード・アノード間及びPNP形トランジスタ
Q3のコレクタ・エミツタ間を通じて電源+B1に
接続される。そして、トランジスタQ1のベース
から入力端子4が導出される。
5は定電圧電源回路で、これに電源+B1の直
流電圧が供給され、定電圧電源回路5の電圧安定
化用(平滑用)コンデンサ6に得られた安定化直
流電圧(絶対値に於いて|E1|より小)が抵抗
器7を通じてトランジスタQ1のベースにバイア
ス電圧(基準電圧)として供給される。
流電圧が供給され、定電圧電源回路5の電圧安定
化用(平滑用)コンデンサ6に得られた安定化直
流電圧(絶対値に於いて|E1|より小)が抵抗
器7を通じてトランジスタQ1のベースにバイア
ス電圧(基準電圧)として供給される。
トランジスタQ2のコレクタよりの出力信号は
ドライブ回路8のPNP形のドライブ用トランジス
タQ4のベースに供給され、そのコレクタよりの
出力が出力増幅器9のNPN形の増幅用トランジ
スタQ5のベースに供給される。尚、トランジス
タQ4のエミツタは電源+B1に接続されている。
ドライブ回路8のPNP形のドライブ用トランジス
タQ4のベースに供給され、そのコレクタよりの
出力が出力増幅器9のNPN形の増幅用トランジ
スタQ5のベースに供給される。尚、トランジス
タQ4のエミツタは電源+B1に接続されている。
出力増幅器9に於ては、増幅用トランジスタ
Q5のエミツタが接地され、コレクタから出力端
子10が導出されると共に、そのコレクタが負荷
(定電流源回路あるいは抵抗器)11を通じて電
源+B2に接続される。
Q5のエミツタが接地され、コレクタから出力端
子10が導出されると共に、そのコレクタが負荷
(定電流源回路あるいは抵抗器)11を通じて電
源+B2に接続される。
出力増幅器9の出力信号の一部は負帰還回路1
2を通じて差動増幅器1に帰還される。即ち、負
帰還回路12は抵抗器13及びコンデンサ14よ
り構成されており、トランジスタQ5のコレクタ
が抵抗器13を通じてトランジスタQ2のベース
に接続されると共に、そのベースがコンデンサ1
4を通じて接地される。この負帰還回路12によ
つて直流及び交流の負帰還が掛けられるが、コン
デンサ14の存在によつて交流負帰還量を直流負
帰還量より十分小さくしている。尚、コンデンサ
14に可変抵抗器を直列接続すれば、その交流帰
還量を可変調整できる。
2を通じて差動増幅器1に帰還される。即ち、負
帰還回路12は抵抗器13及びコンデンサ14よ
り構成されており、トランジスタQ5のコレクタ
が抵抗器13を通じてトランジスタQ2のベース
に接続されると共に、そのベースがコンデンサ1
4を通じて接地される。この負帰還回路12によ
つて直流及び交流の負帰還が掛けられるが、コン
デンサ14の存在によつて交流負帰還量を直流負
帰還量より十分小さくしている。尚、コンデンサ
14に可変抵抗器を直列接続すれば、その交流帰
還量を可変調整できる。
さて、上述の第1図の増幅回路に於いては次の
ような問題が生じる。以下これについて第1図と
共に第2図を参照して説明しよう。電源+B2,+
B1が時点t0に於いて投入されたときの直流電圧の
変化の態様を夫々第2図A及びBに示す。電源+
B2の直流電圧の立上り時間は頗る短いが、電源
+B1の直流電圧の立上り時間はリツプルフイル
タの影響により長い。又、電源+B2の直流電圧
は上述したリツプル分を含むが、電源+B1の直
流電圧は平滑されている。
ような問題が生じる。以下これについて第1図と
共に第2図を参照して説明しよう。電源+B2,+
B1が時点t0に於いて投入されたときの直流電圧の
変化の態様を夫々第2図A及びBに示す。電源+
B2の直流電圧の立上り時間は頗る短いが、電源
+B1の直流電圧の立上り時間はリツプルフイル
タの影響により長い。又、電源+B2の直流電圧
は上述したリツプル分を含むが、電源+B1の直
流電圧は平滑されている。
さて、時点t0の直後に於いては、電源+B1の直
流電圧はE1=2.7Vに未だ達していないので差動
増幅器1は作動せず、従つて出力増幅器9のトラ
ンジスタQ5はオフであり、このため、そのコレ
クタ、即ち出力端子10には電源+B2のリツプ
ル分を含む直流電圧がそのまま出力されることに
なる。出力端子10よりの出力電圧の直流成分は
第2図Cに示す如くノイズ分aを有する電圧値が
E2=3Vの直流電圧となる。
流電圧はE1=2.7Vに未だ達していないので差動
増幅器1は作動せず、従つて出力増幅器9のトラ
ンジスタQ5はオフであり、このため、そのコレ
クタ、即ち出力端子10には電源+B2のリツプ
ル分を含む直流電圧がそのまま出力されることに
なる。出力端子10よりの出力電圧の直流成分は
第2図Cに示す如くノイズ分aを有する電圧値が
E2=3Vの直流電圧となる。
その後時点t1に於いて差動増幅器1が作動し始
めて、ダイオードD1、トランジスタQ3,Q4が導
通し、これによりトランジスタQ5が導通する
と、出力端子10の出力電圧の直流成分が急激に
立下り、0V近くに達する。
めて、ダイオードD1、トランジスタQ3,Q4が導
通し、これによりトランジスタQ5が導通する
と、出力端子10の出力電圧の直流成分が急激に
立下り、0V近くに達する。
時点t1の後電源+B1の直流電圧の立上り中は、
差動増幅器1が未だ正常動作に至らず、このため
トランジスタQ1,Q2の各ベースの直流電位が同
一とならず、大小関係の反転を繰り返えしながら
上昇するため、出力端子10の出力電圧の直流成
分は電源+B2の直流電圧のリツプル分の影響を
受け、第2図Cに示す如きノイズ分bを有する。
差動増幅器1が未だ正常動作に至らず、このため
トランジスタQ1,Q2の各ベースの直流電位が同
一とならず、大小関係の反転を繰り返えしながら
上昇するため、出力端子10の出力電圧の直流成
分は電源+B2の直流電圧のリツプル分の影響を
受け、第2図Cに示す如きノイズ分bを有する。
尚、その後は、電源+B1の直流電圧が安定と
なつて電圧値E1=2.7Vの略達すれば、差動増幅
器1は正常に動作し、トランジスタQ1,Q2のベ
ースの直流電位は同一となり、このため電源+
B2の直流電圧のリツプル分の影響はなくなり、
出力端子10の出力電圧の直流成分は一定(例え
ば1.5V)に落ち着く。
なつて電圧値E1=2.7Vの略達すれば、差動増幅
器1は正常に動作し、トランジスタQ1,Q2のベ
ースの直流電位は同一となり、このため電源+
B2の直流電圧のリツプル分の影響はなくなり、
出力端子10の出力電圧の直流成分は一定(例え
ば1.5V)に落ち着く。
かかる点に鑑み、本考案は上述の如き増幅回路
に於ける電源投入時のノイズの発生を抑えようと
するものである。
に於ける電源投入時のノイズの発生を抑えようと
するものである。
以下に第3図を参照して、本考案をその一実施
例につき詳細に説明するも、第3図に於て上述の
第1図と対応する部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。即ち、第3図の増幅回路では、
第1図の増幅回路に対し、次のような変更を加え
るものである。出力増幅器9のエミツタ接地形増
幅用トランジスタQ5の出力電極としてのコレク
タ、即ち出力端子10と電源+B1との間にクラ
ンプ用ダイオードD2を接続する。即ち、ダイオ
ードD2のアノードをトランジスタQ5のコレクタ
に接続し、カソードを電源+B1に接続する。
例につき詳細に説明するも、第3図に於て上述の
第1図と対応する部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。即ち、第3図の増幅回路では、
第1図の増幅回路に対し、次のような変更を加え
るものである。出力増幅器9のエミツタ接地形増
幅用トランジスタQ5の出力電極としてのコレク
タ、即ち出力端子10と電源+B1との間にクラ
ンプ用ダイオードD2を接続する。即ち、ダイオ
ードD2のアノードをトランジスタQ5のコレクタ
に接続し、カソードを電源+B1に接続する。
更に、第1図に於けるコンデンサ14の接地側
端をコンデンサ6と抵抗器7との接続中点に接続
する。
端をコンデンサ6と抵抗器7との接続中点に接続
する。
次に、この第3図の増幅回路の動作を第2図を
も参照して説明しよう。電源+B2,+B1が時点t0
に於いて投入されたときの直流電圧の変化の態様
は夫々上述の第2図A及びBと同じである。
も参照して説明しよう。電源+B2,+B1が時点t0
に於いて投入されたときの直流電圧の変化の態様
は夫々上述の第2図A及びBと同じである。
さて、時点t0の直後に於いては、電源+B1の直
流電圧はE1=2.7Vに未だ達していないので差動
増幅器1は作動せず、従つて出力増幅器9のトラ
ンジスタQ5はオフである。この場合、電源+B2
の直流電圧が電源+B1の直流電圧より高いので
ダイオードD2が導通するため、そのコレクタ、
即ち出力端子10には電源+B1のリツプル分を
含まず立上りの遅い直流電圧が略そのまま出力さ
れる。従つて、出力端子10よりの出力電圧の直
流成分は第2図C′に示す如く第2図Cのノイズ
分aを含まない直流電圧となる。
流電圧はE1=2.7Vに未だ達していないので差動
増幅器1は作動せず、従つて出力増幅器9のトラ
ンジスタQ5はオフである。この場合、電源+B2
の直流電圧が電源+B1の直流電圧より高いので
ダイオードD2が導通するため、そのコレクタ、
即ち出力端子10には電源+B1のリツプル分を
含まず立上りの遅い直流電圧が略そのまま出力さ
れる。従つて、出力端子10よりの出力電圧の直
流成分は第2図C′に示す如く第2図Cのノイズ
分aを含まない直流電圧となる。
その後時点t1に於いて差動増幅器1が作動し始
めて、ダイオードD1、トランジスタQ3,Q4が導
通し、これによりトランジスタQ5が導通する
と、出力端子10の出力電圧の直流成分が急激に
立下り、0V近くに達する。
めて、ダイオードD1、トランジスタQ3,Q4が導
通し、これによりトランジスタQ5が導通する
と、出力端子10の出力電圧の直流成分が急激に
立下り、0V近くに達する。
時点t1の電源+B1の直流電圧の立上り中は、差
動増幅器1が未だ正常動作に至らないが、トラン
ジスタQ1,Q2の各ベースがコンデンサ14を介
して互いに接続されているので、その各ベースの
直流電位が同電位を保つて上昇するので、出力端
子10の出力電圧の直流成分は電源+B2の直流
電圧のリツプル分の影響を受けず、このため第2
図C′に示す如く第2図Cのノイズ分bの除去さ
れたものとなる。
動増幅器1が未だ正常動作に至らないが、トラン
ジスタQ1,Q2の各ベースがコンデンサ14を介
して互いに接続されているので、その各ベースの
直流電位が同電位を保つて上昇するので、出力端
子10の出力電圧の直流成分は電源+B2の直流
電圧のリツプル分の影響を受けず、このため第2
図C′に示す如く第2図Cのノイズ分bの除去さ
れたものとなる。
その後、電源+B1の直流電圧が安定となつて
電圧値E1=2.7Vに達すれば、差動増幅器は正常
に動作し、出力端子10の出力電圧の直流成分は
一定(例えば1.5V)に落ち着く。
電圧値E1=2.7Vに達すれば、差動増幅器は正常
に動作し、出力端子10の出力電圧の直流成分は
一定(例えば1.5V)に落ち着く。
上述せる本考案によれば、冒頭に述べた如き増
幅回路に於ける電源投入時のノイズの発生を一部
抑えることができる。
幅回路に於ける電源投入時のノイズの発生を一部
抑えることができる。
尚、出力増幅器9は、A,AB,B級等のSEPP
回路でも良い。電源のリツプルは、商用交流電
圧、外部ノイズ等その原因の如何を問わない。
回路でも良い。電源のリツプルは、商用交流電
圧、外部ノイズ等その原因の如何を問わない。
第1図は従来の増幅回路を示す回路図、第2図
は波形図、第3図は本考案による増幅回路の一実
施例を示す回路図である。 1は差動増幅器、Q1,Q2はその作動増幅用ト
ランジスタ、9は出力増幅器、Q5はその増幅用
トランジスタ、D2はクランプ用ダイオード、
6,14はコンデンサである。
は波形図、第3図は本考案による増幅回路の一実
施例を示す回路図である。 1は差動増幅器、Q1,Q2はその作動増幅用ト
ランジスタ、9は出力増幅器、Q5はその増幅用
トランジスタ、D2はクランプ用ダイオード、
6,14はコンデンサである。
Claims (1)
- 差動増幅器と、その後段の出力増幅器とを有
し、該出力増幅器はその増幅用トランジスタの出
力電極が負荷を通じて電圧値がE2でリツプル分
を含む直流電圧を発生する電源に接続され、上記
差動増幅器には電圧値がE1(但し|E1|<E2
|,E1・E2>0)でリツプル分の除去された直
流電圧を発生する他の電源が接続されて成る増幅
回路に於て、上記増幅用トランジスタの出力電極
と上記他の電源との間にクランプ用ダイオードが
接続されて成る増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16024779U JPS6115619Y2 (ja) | 1979-11-19 | 1979-11-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16024779U JPS6115619Y2 (ja) | 1979-11-19 | 1979-11-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5677116U JPS5677116U (ja) | 1981-06-23 |
JPS6115619Y2 true JPS6115619Y2 (ja) | 1986-05-15 |
Family
ID=29671402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16024779U Expired JPS6115619Y2 (ja) | 1979-11-19 | 1979-11-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6115619Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-19 JP JP16024779U patent/JPS6115619Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5677116U (ja) | 1981-06-23 |
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