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JPH08130418A - ミュート信号発生回路 - Google Patents

ミュート信号発生回路

Info

Publication number
JPH08130418A
JPH08130418A JP6267607A JP26760794A JPH08130418A JP H08130418 A JPH08130418 A JP H08130418A JP 6267607 A JP6267607 A JP 6267607A JP 26760794 A JP26760794 A JP 26760794A JP H08130418 A JPH08130418 A JP H08130418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
voltage
base
mute signal
transistors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6267607A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kokubo
憲一 小久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP6267607A priority Critical patent/JPH08130418A/ja
Publication of JPH08130418A publication Critical patent/JPH08130418A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】通常動作時において、誤動作の無いミュート信
号発生回路を提供する。 【構成】差動接続された一対のトランジスタ8及び9の
うち、トランジスタ8のベースに、基準電圧となる抵抗
10及び11の接続中点電圧が印加され、トランジスタ
9のベースに、コンデンサー14の端子電圧に応じた抵
抗15及び16の接続中点電圧が印加されている。トラ
ンジスタ9のベース電圧が基準電圧より低い間、トラン
ジスタ8のコレクタからミュート信号が発生する。そし
て、トランジスタ9のベース電圧が基準電圧より高くな
ると、トランジスタ9のコレクタ電流によってトランジ
スタ18がオンし、トランジスタ9のベース電圧を昇圧
させることにより、基準電圧との電圧差を大きくする。
その為、ミュート終了後の電源電圧の変動による誤動作
を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リップル除去用のコン
デンサーを利用したミュート信号発生回路の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、増幅器においては、電源投入時
に、増幅器の出力信号が急激に立ち上がることにより、
前記増幅器の出力端に接続されるスピーカーからショッ
ク音が発生するという問題がある。この問題を解決する
ために電源投入時から所定時間だけ増幅器をミュート状
態にし、増幅器から出力信号を発生させないようにし
て、ショック音の発生を防止するミューティング回路が
知られている。前記ミューティング回路は、例えば、図
2の如きミュート信号発生回路を備える。
【0003】図2において、電源が投入されると、直列
接続された抵抗(2)及び(2’)の接続中点Aの電圧
がトランジスタ(2)のベースに基準電圧として印加さ
れる。また、トランジスタ(2)と差動接続されるトラ
ンジスタ(3)のベースには、充電が開始されたコンデ
ンサー(4)の一端の電圧を、直列接続された抵抗
(5)及び(5’)で分圧した電圧が印加される。電源
投入時には、コンデンサー(4)は放電状態にあるの
で、直列接続された抵抗(5)及び(5’)の接続中点
Bの電圧は前記基準電圧より低く、トランジスタ(2)
がオンする。その為、トランジスタ(2)のコレクタ電
流が電流ミラー回路(6)で反転され、出力端子(7)
からミュート信号が発生する。コンデンサー(4)が充
電されるに従い、コンデンサー(4)の端子電圧が徐々
に高くなるが、直列抵抗(5)の接続中点電圧が基準電
圧より低い間は、出力端子(7)からミュート信号が発
生する。その後、直列抵抗(5)の接続中点電圧が前記
基準電圧より高くなると、トランジスタ(3)はオン
し、トランジスタ(2)がオフし、トランジスタ(2)
のコレクタ電流が発生しなくなり、ミュート信号が発生
しなくなり、定常状態となる。このような回路において
は、差動接続されたトランジスタ(2)及び(3)のベ
ース電圧の立ち上がりを利用しており、コンデンサー
(4)の時定数により増幅器のミュート時間を設定する
ことができる。尚、ミート信号を出力端子(7)からで
なく、出力端子(7’)から発生させるようにしてもよ
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2の回路
において、ミュート時間を変えようとする場合、コンデ
ンサー(4)はリップル成分を除去するためのものと兼
用しているので、ミュート時間を設定するためにコンデ
ンサー(4)の時定数を任意に変えることはできず、希
望のミュート時間は得ることはできない。
【0005】そこで、直列接続された抵抗(5)及び
(5’)の分圧比を調整してミュート時間を設定しても
よく、ミュート時間を長くする場合前記分圧比を小さく
し、ミュート時間を長くする場合には前記分圧比を大き
くすると良い。しかしながら、分圧比を小さくした場
合、ミュート終了後、図3(A)の如くトランジスタ
(2)がオンしない範囲で、トランジスタ(2)及び
(3)のベース電圧の差は小くなる。そして、電源電圧
Vccが高い方向に変化した場合には、瞬時にトランジ
スタ(2)のベース電圧が高くなる。トランジスタ
(2)及び(3)のベース電圧は、その差がなくなり、
差動増幅器の直線領域に入る。その為、再びトランジス
タ(2)がオンし、ミュート信号が発生し、誤って増幅
器がミュートされるという問題があった。
【0006】また、トランジスタ(2)及び(3)は差
動接続されているので、トランジスタ(2)及び(3)
がともにオンする期間がある。特に、時定数を大にする
と、トランジスタ(2)のベース電圧は緩やかに上昇
し、トランジスタ(2)及び(3)がともにオンする期
間が長くなる。その為、ミュート時間が一定時間に定ま
らなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点に鑑み
成されたものであり、差動接続された一対のトランジス
タと、該一対のトランジスタのうち一方のトランジスタ
のベースに印加される基準電圧を発生する基準電圧発生
回路と、リップル除去用のコンデンサーの端子電圧に応
じて、前記一対のトランジスタのうち他方のトランジス
タのベースに印加される第1の電圧を発生する第1の電
圧発生回路と、前記他方のトランジスタのコレクタ電流
に応じて、前記第1の電圧を昇圧する昇圧回路と、を備
え、前記差動接続されたトランジスタのコレクタ電流を
ミュート信号とすることを特徴とする。
【0008】また、前記第1の電圧発生回路は、コンデ
ンサーの一端とアースとの間に直列接続された第1及び
第2の抵抗から成り、前記昇圧回路は、前記他方のトラ
ンジスタのコレクタ電流に応じて動作するトランジスタ
と、前記トランジスタの動作時、第1の抵抗に並列に接
続される第3の抵抗とから成ることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、差動接続された一対のトラン
ジスタのうち、一方のトランジスタのベースに、基準電
圧発生回路からの基準電圧が印加され、他方のトランジ
スタのベースに、第1の電圧発生回路からの第1の電圧
が印加されている。前記第1の電圧が基準電圧より低い
間、一方のトランジスタのコレクタからミュート信号が
発生する。コンデンサーが充電され、第1の電圧が基準
電圧に略等しくなると、他方のトランジスタもオンし、
他方のトランジスタのコレクタ電流によって昇圧回路が
動作する。前記第1の電圧を昇圧することにより、基準
電圧と第1の電圧との電圧差を大きくなり、一方のトラ
ンジスタはオフする。その為、ミュート終了後の電源電
圧の変動による誤動作を防止できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図であり、
(8)及び(9)は差動接続されたトランジスタ、(1
0)及び(11)は電源ラインとアースとの間に直列接
続され、その接続中点Aに基準電圧が発生する第1及び
第2抵抗、(12)及び(13)はトランジスタ(8)
及び(9)のコレクタ電流をそれぞれ反転する電流ミラ
ー回路、(14)は電源ラインのリップル成分除去用の
コンデンサー、(15)及び(16)はコンデンサー
(14)の一端の電圧を分圧し、その分圧電圧をトラン
ジスタ(9)のベースに印加する第3及び第4抵抗、
(17)は電流ミラー回路(13)の出力電流をさらに
反転する電流ミラー回路、(18)は電流ミラー回路
(17)の出力電流に応じて動作するトランジスタ、
(19)はトランジスタ(18)のコレクタと第3及び
第4抵抗の接続点との間に接続された第5抵抗である。
【0011】図1において、第1及び第2抵抗の接続中
点電圧Vrが基準電圧として、トランジスタ(8)のベ
ースに印加され、第3及び第4抵抗の接続中点電圧は、
トランジスタ(9)のベースに印加される。第3及び第
4抵抗(15)及び(16)の接続中点電圧は、コンデ
ンサー(14)の一端の電圧を分圧した値となっている
ので、コンデンサー(14)の端子電圧をVc、第3及
び第4抵抗(15)及び(16)の値をそれぞれR1及
びR2とすると、前記接続中点は、Vc×{R2/(R
1+R2)}となり、コンデンサー(14)の充電状態
に応じて前記接続中点電圧が変化する。トランジスタ
(9)のベース電圧がトランジスタ(8)のベース電圧
より低い場合、トランジスタ(8)がオンし、トランジ
スタ(8)のコレクタ電流が電流ミラー回路(12)を
介して出力端子(20)に、ミュート信号として発生す
る。そして、逆に、トランジスタ(9)のベース電圧が
トランジスタ(8)のベース電圧に略等しくなると、ト
ランジスタ(9)もオンし始め、そのコレクタに出力電
流が発生する。トランジスタ(9)のコレクタ電流は、
電流ミラー回路(13)及び(17)を介してトランジ
スタ(18)のベースに供給される。トランジスタ(1
8)は飽和しオン状態となるので、第3抵抗(15)及
び第5抵抗(19)は並列接続され、トランジスタ
(9)のベース電圧が、第5抵抗(19)の値をR3と
すると、R2×Vc/({R1・R3/(R1+R
3)}+R2)となる。よって、トランジスタ(18)
がオンし、トランジスタ(9)のベース電圧は急激に高
くなり、トランジスタ(8)及び(9)のベース電圧の
差は大きくなる。そして、トランジスタ(9)はオン状
態になり、トランジスタ(10)はオフ状態になるの
で、出力端子(20)からのミュート信号の発生が停止
される。
【0012】次に、図1の回路の動作を図3(B)を参
照して説明する。電源が投入され、電源電圧Vccが立
ち上がると、トランジスタ(8)のベースに印加される
基準電圧は図3(B)の(a)の如くVrにまで急激に
立ち上がる。また、コンデンサー(14)の充電ととも
に、トランジスタ(9)のベース電圧は図3(B)の
(b)の如く緩やかに上昇する。この間、トランジスタ
(8)のベース電圧がトランジスタ(9)のベース電圧
より高いので、トランジスタ(8)がオンし、出力端子
(20)からミュート信号が発生する。
【0013】そして、トランジスタ(9)のベース電圧
がさらに上昇し、トランジスタ(8)のベース電圧、即
ち、基準電圧と略等しくなると、トランジスタ(9)も
オンし、トランジスタ(9)のコレクタ電流に応じてト
ランジスタ(18)がオンする。これにより、トランジ
スタ(8)のベース電圧は図3(B)の(b)の如く急
激に高くなり、トランジスタ(8)及び(9)のベース
電圧の差は大きくなるので、トランジスタ(8)がオフ
し、トランジスタ(9)がオンする。よって、ミュート
信号の発生は停止する。また、トランジスタ(18)は
オンし続けトランジスタ(8)及び(9)のベース電圧
の差はそのまま維持される。
【0014】
【発明の効果】従って、本発明によれば、差動接続され
たトランジスタのうちコンデンサー側のトランジスタが
オンすると、そのベース電圧は昇圧回路によって高くな
るので、差動接続されたトランジスタのベース電圧の差
は大きくなり、電源電圧が変動しても、誤ったミュート
信号の発生を防止できる。また、前記コンデンサー側の
トランジスタがオンした直後にミュート信号の発生を停
止させることができるので、ミュート時間を一定にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図2】従来例を示す回路図である。
【図3】図1及び2の動作を説明するための特性図であ
る。
【符号の説明】
8、9、18 トランジスタ 10 第1抵抗 12 第2抵抗 13 第1電流ミラー回路 14 コンデンサー 15 第3抵抗 16 第4抵抗 17 第2電流ミラー回路 19 第5抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】差動接続された一対のトランジスタと、 該一対のトランジスタのうち一方のトランジスタのベー
    スに印加される基準電圧を発生する基準電圧発生回路
    と、 リップル除去用のコンデンサーの端子電圧に応じて、前
    記一対のトランジスタのうち他方のトランジスタのベー
    スに印加される第1の電圧を発生する第1の電圧発生回
    路と、 前記他方のトランジスタのコレクタ電流に応じて、前記
    第1の電圧を昇圧する昇圧回路と、 を備え、前記差動接続されたトランジスタのコレクタ電
    流をミュート信号とすることを特徴とするミュート信号
    発生回路。
  2. 【請求項2】第1の電圧発生回路は、 コンデンサーの一端とアースとの間に直列接続された第
    1及び第2の抵抗から成り、 前記昇圧回路は、 前記他方のトランジスタのコレクタ電流に応じて動作す
    るトランジスタと、 前記トランジスタの動作時、第1の抵抗に並列に接続さ
    れる第3の抵抗とから成ることを特徴とする請求項1記
    載のミュート信号発生回路。
JP6267607A 1994-10-31 1994-10-31 ミュート信号発生回路 Pending JPH08130418A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6267607A JPH08130418A (ja) 1994-10-31 1994-10-31 ミュート信号発生回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6267607A JPH08130418A (ja) 1994-10-31 1994-10-31 ミュート信号発生回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08130418A true JPH08130418A (ja) 1996-05-21

Family

ID=17447077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6267607A Pending JPH08130418A (ja) 1994-10-31 1994-10-31 ミュート信号発生回路

Country Status (1)

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JP (1) JPH08130418A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7634547B2 (en) 2004-01-13 2009-12-15 Denso Corporation Communication network system, and ID allocating method and ID setting method for communication network system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7634547B2 (en) 2004-01-13 2009-12-15 Denso Corporation Communication network system, and ID allocating method and ID setting method for communication network system

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