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JP2954621B2 - パネルの目地構造 - Google Patents

パネルの目地構造

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JP2954621B2
JP2954621B2 JP31957889A JP31957889A JP2954621B2 JP 2954621 B2 JP2954621 B2 JP 2954621B2 JP 31957889 A JP31957889 A JP 31957889A JP 31957889 A JP31957889 A JP 31957889A JP 2954621 B2 JP2954621 B2 JP 2954621B2
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JP
Japan
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panel
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fixing
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寿衛 小関
雅彦 阿部
聖一 富田
英喜 滝口
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AI JII GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
AI JII GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の外壁、内壁を構成するのに有
用なパネルの目地構造(以下、単に目地構造という)に
関するものである。さらに詳しくは、化粧面幅、パネル
厚さを大きくしても、雄、雌嵌合構造にして躯体より剥
落することがなく、かつ、ボルト等の固定具が外部へ露
出しなく、施工が楽で縦、横張り可能な目地構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕 従来、この種目地構造としては、実開昭64−53310号
公報がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この目地部は固定具が外部に露出せ
ず、防水性にすぐれ、かつ躯体への固定も確実である
が、パネルを躯体に固定する際には、固定されていない
嵌合凹部に、嵌合凸部を挿入し、両パネルを押さえなが
らボルト等の固定具により固定するため、施工が非常に
難しいものであった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、表面材と裏
面材の幅方向の端部で本実構造を形成すると共に、裏面
材の一端には外方に突出し、躯体に固定される固定部を
形成し、また、表面材の化粧面の両端縁には側壁を形成
し、さらに表面材と裏面材間に芯材となる合成樹脂発泡
体等を充填して一体化したパネルを用い、パネルの雌実
部側を固定した後に雄実部を連結し、この目地部に対し
て、固定具による固定、バックアップ材、コーキング材
を植設した目地構造を提供するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係る目地構造について詳
細に説明する。第1図は本発明に係る目地構造を示す断
面図であり、Aはパネル、Bはバックアップ材、Cはコ
ーキング材、Dは目地部である。さらに詳説すると、パ
ネルAは第2図に示すように、表面材、裏面材12、芯
材20からなるサンドイッチ構造体であり、表面材、お
よび裏面材12は金属薄板材、あるいは合成樹脂材等より
なり、例えばAl、Fe、Cu、ステンレス、アルミ・亜鉛合
金メッキ鋼板、カラー鋼板、ホーロー綱板、フッ素樹脂
塗装綱板、クラッド綱板、サンドイッチ鋼板等の一種を
プレス成形、押出成形、ロール成形等によって形成した
ものである。さらに詳説すると、表面材は第3図に示
すように、横長の化粧面部と、内片、外片とから
樋状部1aを形成したものであり、化粧面部は化粧面2a
の長手方向の端縁を内方に任意角度で屈曲した側壁3、
4と、その下端縁を外方に突出した目地下地6と上面10
とから形成したものである。内片は目地下地6の先端
を内方に屈曲した下縁7と、下縁7の先端を下方にL字
状に屈出した補強片8とからなるものである。また外片
は上面10と、上面10の先端を内方に屈曲した補強片11
とからなるものである。裏面材12は第4図に示すよう
に、長尺状板材の一端縁を内方に板材と略平行で状に
屈曲した固定部13と、他端縁を外方に板材と略平行で
状に屈曲した切り欠き部16とから形成されたものであ
り、固定部13は上縁14と補強片15とからなり、切り欠き
16は側面17、下面18、補強片19とからなり、これらよ
り樋状部12aを形成したものである。さらに詳説する
と、固定部13は第1図に示すようにパネルAを躯体αに
固定具βにより固定する部分であり、後記する目地部D
を固定具βにより躯体αに固定する際にパネルA1、A2
士が躯体αに固定された状態で行うことができるように
し、施工性を向上するものである。また、切り欠き部16
は固定部13により壁体に段差が生ずるのを阻止するため
のものである。さらに、この裏面材12は後記する芯材20
の裏面を覆ってパネルAをサンドイッチ構造体とし、パ
ネルA自体の機械強度を向上すると共に、不燃材、防水
膜、遮熱材、吸水材、防音材、パッキング材などの1つ
の機能として役立つものであり、その素材としては前記
表面材と同質の素材、あるいはアスベスト紙、クラフ
ト紙、アスファルトフェルト、金属箔(A1、Fe、Pb、C
u)、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏
祇、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、また
は2種以上をラミネートしたもの、防水処理、難燃処理
されたシートなどからなるものである。その装着は、後
記する芯材20により一体に形成すると共に、内片、芯
材20、固定部13により断面凹状の凹部21を、外片、芯
材20、切り欠き部16により断面凸状の凸部22を形成し、
雌実部23、雄実部24とするものである。また、裏面材12
の固定部13、切り欠き部16は連結部において耐火性、防
水性、気密性を大幅に向上するためのものであり、特に
万が一の火災に対して、裏面12bまで火炎が浸入するの
を防止し、耐火試験に合格し得るパネルAとするための
ものである。なお、図では耐火性をさらに向上するため
に、表面材と裏面材12が接触しないように形成してい
る。芯材20は主に合成樹脂発泡体を用い、断熱材、防水
材、防音材、緩衡材、防火材等として機能するものであ
り、例えばポリイソシアヌレートフォーム、フェノール
フォーム、ポリウレアフォーム、ポリイミドフォーム等
の合成樹脂発泡体、およびこれら合成樹脂発泡体に難燃
剤(硼酸塩、珪酸塩、リン酸塩等)、難燃助剤(石膏ス
ラグ、タルク、シラスバルーン等)、骨材(パーライ
ト、ガラスビーズ等)、繊維状物(長、短繊維)等を混
入したもの、パーライトの周囲にフェノールフォーム粉
末をコーティングし、これを加温、加圧して発泡させた
もの、石膏ボード、岩綿ボード、グラスウールボード、
ALC、インシュレーションボード、木片チップボード、
グラスウール等で、単一素材、あるいは複数の素材を組
み合わせて形成するものである。また芯材20の形成は、
図では表面材と裏面材12の樋状部1a、12aに充填する
と共に、表面材と裏面材12とが連結部においても接触
しないようにしており、表面材が火災等により加熱さ
れても、その熱が裏面材12へ伝わらないようにし、熱橋
防止による耐火性、断熱性、結露防止性能の向上を図る
ものである。バックアップ材Bは第1図に示すように目
地部Dの目地下地6上に形成し、後記するコーキング材
Cの植設量を減らすための嵩上げ材、コーキング材Cの
目地下地6への接着防止材として機能するものであり、
その素材としては柔軟性を有する軟質プラスチックフォ
ーム、軟質ゴム等よりなるものである。またコーキング
材Cは目地部Dのバックアップ材Bの上面、側壁3、4
で囲まれた空間に植設し、目地部Dの意匠性、防水性、
気密性、耐久性、耐候性等を向上するためのものであ
り、その素材としてはアクリル系、ウレタン系、ゴム系
等よりなるものである。
次に施工例について説明する。いま第2図に示すよう
なパネルAで、表面材、裏面材12として0.5mm厚のカ
ラー鋼板を用い、芯材20としてはフェノールフォーム原
料にパーライト粒を密に混入した原料を吐出し、反応、
発泡させ、次にキュアして一体化したもの、バックアッ
プ材Bとしてはポリエチレンフォームよりなるもの、コ
ーキング材Cとしてはアクリル系のものを使用して第1
図に示すように形成するとする。そこで、主柱、間柱、
防水シート等、あるいは鉄骨下地からなる躯体αに第n
番目のパネルA1の固定部13をスクリュービスよりなる固
定具βにより固定する。次に、第n+1番目のパネルA2
の雄実部24をパネルA1の雌実部23に挿入し、他端の固定
13を上記のように固定具βにより固定する。このよう
な工程を順次繰り返して行うことにより、壁体が形成さ
れたら、この目地部Dを目地下地6上から固定具βによ
り躯体αに固定し、次にバックアップ材Bを挿入し、そ
の上にコーキング材CをパネルA同士の化粧面部より
突出しないように植設し、施工を完了するものである。
このようにして形成すると、固定具βの打設は目地部D1
つに対して2本となるが、躯体αに固定された後のパネ
ルAを最終的に表面材側より一気に固定できるため、
施工が楽なものとなり、バックアップ材B、コーキング
材Cにより固定具βが外部に露出せず、さらに、防水
性、気密性、耐久性、耐侯性が向上した目地構造となる
ものである。なお、土台部分には水切り(図示せず)、
出、入隅、窓廻り等の部分(図示せず)にはコーキング
材、役物を用いる必要がある。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係る目地構造の一実施例に
すぎず、第5図(a)〜(n)〜第8図(a)、(b)
に示すようなパネルAを用いて形成することができる。
すなわち、第5図(a)〜(n)は主に表面材を各々
変形したパネルA、第6図(a)〜(e)は主に裏面材
12を各々変形したパネルAである。また第7図(a)〜
(g)はパネルAのその他の実施例を示すものであり、
(a)図は防水性、気密性の強化のためにパッキング
材、コーキング材等25を形成したパネルA、(b)図は
芯材20が合成樹脂発泡体のように、原料で吐出した際に
表面材と裏面材12間より液洩れしないようにシート状
物26で被覆したパネルA、(c)図は芯材20を合成樹脂
発泡体と無機材、あるいはフェノールフォームとポリイ
ソシアヌレートフォームのように別部材としたパネル
A、(d)図は表面材と裏面材12との間隔、所謂厚さ
を決定するための嵩上げ材27(短尺材、あるいは長尺
材)を形成したパネルA、(e)図は表面材と裏面材
12が接触しないようにするための嵩上げ材、耐火材(無
機材)、液洩れ防止用として機能する接触防止材28を形
成したパネルA、(f)図は液洩れ防止材、防水材、気
密材として機能する軟質PVCよりなる目地部材29を形成
したパネルA、(g)図は芯材20中にパーライト粒等の
骨材30を充填し、耐火性を向上したパネルAである。さ
らに第8図(a)、(b)は表面材の化粧面部の一
端縁、あるいは両端縁を内方に屈曲し、パネルA施工時
のパネルA端部が相互に対面する目地部のコーキング材
処理の施工性、耐久性を向上するために端面壁2bを形成
したパネルAであり、(b)は(a)のイ−イ線断面図
である。勿論、第5図(a)〜(n)〜第8図(a)、
(b)を各々組み合わせたパネルAを使用することもで
きる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る目地構造によれば、
釘、ボルト等の固定具を外部へ露出させることなく、
大型のパネルを躯体に確実に固定できる。表面材、芯
材、裏面材の端縁により形成した本実構造により、係合
力、耐風圧性、防水性、防音性、気密性、施工性、断熱
性、耐火性にすぐれる。雌実部に形成した固定部が躯
体に固定できるため、パネルを躯体に固定した後に表面
材側から躯体に一気に固定する作業性が向上すると共
に、敷目板的機能を有する。裏面材に形成した固定
部、切り欠き部により、火災による火炎、あるいは風雨
等が躯体側へ浸入することがない。表面材と裏面材が
連結部においても接触しない構造であるため、熱橋を防
止して耐火性、断熱性を向上し、さらに結露防止を図る
ことができる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るパネルの目地構造の一実施例を示
す断面図、第2図はパネルの一例を示す斜視図、第3図
は表面材の一例を示す説明図、第4図は裏面材の一例を
示す説明図、第5図(a)〜(n)、第6図(a)〜
(e)、第7図(a)〜(g)、および第8図(a)、
(b)はその他の実施例を示す説明図である。 A……パネル、B……バックアップ材、C……コーキン
グ材、D……目地部、……表面材、12……裏面材、13
……固定部、20……芯材、23……雌実部、24……雄実
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 井上 博之 (56)参考文献 特開 平1−174759(JP,A) 実開 昭64−53310(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 13/00 - 13/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺状板材の表面材、裏面材間に芯材を充
    填したパネルを用いた目地構造において、前記表面材は
    横長の化粧面部と、該化粧面部の長手方向の両側縁を内
    方に屈曲した側壁と、該一側壁の下端縁には外方に突出
    した目地下地と、該目地下地の先端を内方に屈曲した下
    縁とから断面略コ字状の内片を形成し、他側壁の下端縁
    には外方に突出した上縁からなる外片とからなり、前記
    裏面材は長尺状板材の一端縁には内方に屈曲し、上記表
    面材の内片先端より外方に突出して形成した固定部を、
    他端縁には該固定部と略同一形状に切り欠いた切り欠き
    部を形成し、前記表面材と裏面材を芯材により一体化す
    ると共に、表面材の内片と裏面材の固定部により凹状の
    雌実部を形成し、表面材の外片と裏面材の切り欠き部に
    より、凸状の雄実部を形成したパネルを用い、前記パネ
    ルの固定部は躯体に固定具により固定され、雄実部は固
    定具により固定された雌実部に挿入されて一体化され、
    この目地部の目地下地は固定具により躯体に固定され、
    目地部にはバックアップ材、コーキング材が植設されて
    いることを特徴とするパネルの目地構造。
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