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JP2879412B2 - イジェクト機構付きコネクタ - Google Patents

イジェクト機構付きコネクタ

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Publication number
JP2879412B2
JP2879412B2 JP6315956A JP31595694A JP2879412B2 JP 2879412 B2 JP2879412 B2 JP 2879412B2 JP 6315956 A JP6315956 A JP 6315956A JP 31595694 A JP31595694 A JP 31595694A JP 2879412 B2 JP2879412 B2 JP 2879412B2
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JP
Japan
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connector
eject
side edge
substrate
side wall
Prior art date
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Application number
JP6315956A
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English (en)
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JPH08148223A (ja
Inventor
野田敦人
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Molex LLC
Original Assignee
Molex LLC
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Filing date
Publication date
Application filed by Molex LLC filed Critical Molex LLC
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Publication of JPH08148223A publication Critical patent/JPH08148223A/ja
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Publication of JP2879412B2 publication Critical patent/JP2879412B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回路基板やICメモ
リカード等の接続に用いるコネクタに関するもので、特
に、基板、TCメモリカード等の離脱操作を容易とする
イジェクト機能を備えたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント回路基板ICメモリカードの接
続に用いるコネクタの中には、基板、ICメモリカード
の離脱を容易とするためのイジェクト機能を備えたコネ
クタがある。図7は、従来のイジェクト機溝付きコネク
タの一例を示している。コネクタ10は、コンタクトピ
ン12を植設した主部14の両端より、主部14に対し
て略垂直に延長形成された側壁部16,18を備えた平
面視略コ字形状に形成されている。側壁16に設けた枢
支ピン20には、L字形状に形成されたイジェクトレバ
22が回動可能に枢支されている。イジェクトレバ22
の、コネクタ10の主部14に対して略平行に配置され
たイジェクト脚部24は、基板26がコネクタ10に装
着された時に、その前端縁に当接する。イジェクトレバ
22の操作レバ部28は、コネクタ10の側壁部16に
略平行に配置されている。
【0003】一方、側壁部18の内壁面には、基板26
の側縁のインシュレータを逃げるためのテーパ状のイン
シュレータ逃げ部30が設けられている。上記の構成に
おいて、基板26のイジェクト動作は、イジェクトレバ
22の操作レバ部28を、図7において時計回り方向に
付勢して、イジェクトレバ22の時計回り方向の回動に
より、イジェクト脚部24によって、基板26の前端縁
を離脱方向に押圧して、コネクタ10と基板26の係合
を解除する。この際、図示のように、イジェクト脚部2
4と操作レバ28のレバ比により小さな操作力により基
板26とコネクタ10の係合解除が可能となる。
【0004】こうした従来のコネクタの構成において
は、基板とコネクタの係合保持力を摩擦力のみにより得
ているため、係合の保持が不十分となる可能性がある。
また、図7に示す従来のコネクタの構成においては、基
板装着時における挿入力に対する反力が一定であるた
め、適正挿入位置に基板が挿入されているか否かの判断
が難しく、さし込み不足による接続不良や、過度の押圧
力付加による基板及び/またはコネクタの損傷を生じる
可能性がある。
【0005】この種のコネクタの他の従来例は、例えば
特開平5−226038号や特開平5−121130号
に開示されたものが知られている。特開平5−2260
38号に開示されたコネクタは、ワンタッチでプラグコ
ネクタをレセプタクルコネクタに脱着できるように構成
したものである。この構成において、プラグコネクタを
レセプタクルコネクタに嵌合させた後、プラグコネクタ
を嵌合方向と直交する方向に移動させることによりコン
タクト同士が接合されるもので、プラグコネクタの嵌合
方向の動作を嵌合方向と直交する方向の動きに変換する
ガイド機構を備えたものである。さらに、このコネクタ
には、プラグコネクタ側に設けられ、プラグコネクタに
離脱方向の弾性力を付与する板バネが設けられている。
【0006】一方、特開平5−121130号に開示さ
れた回転接続型コネクタは、コネクタの実装密度を向上
し、かつ基板の挿入作業を容易にするように構成された
ものである。このため、開示されたコネクタにおいて
は、基板の一端の所定位置に外向きに開放した切欠き凹
部を形成し、コネクタの一端の所定の位置であって、切
欠き凹部に対応する位置に切り欠き凹部に入り込む支承
軸を設け、かつ、基板の切欠き凹部をコネクタの支承軸
にはめ込んだ後に、支承軸を基板の回転中心としてコネ
クタ側に回転接続するように構成したものである。
【0007】
【発明の解決しようとする問題点】特開平5−2260
38号に開示されたコネクタは、プラグコネクタをレセ
プタクルコネクタに接合し、ワンタッチでロック可能と
するとともに板バネの弾性力により、プラグコネクタの
レセプタクルコネクタからの離脱を容易とするものであ
るが、前述のように、ワンタッチロックを可能とするた
めにレセプタクルコネクタに対して、プラグコネクタを
嵌合方向と直交する方向に変位させることを要するた
め、嵌合方向と直交するプラグコネクタの移動方向に余
分なスペースを必要とし、コネクタ装置の大型化は避け
られないものとなっている。
【0008】一方、特開平5−121130号に開示さ
れたコネクタは、基板の装着に際してまず基板の一端に
形成した切欠き凹部を支承軸に係合させて、基板を回動
可能に枢支し、ついでこの基板を回動させることにより
他端にイジェクト機構を備えたコネクタに係合させるも
のであるが、基板とコネクタ間の保持力は基板端縁部と
コネクタ間の摩擦力によるものであり、十分に安定して
基板とコネクタの係合を保持し得るとは言いがたいもの
となっている。
【0009】そこで、本発明の目的は、基板、ICメモ
リカード等を十分な保持力により確実に保持することが
出来るイジェクト機能付きコネクタを提供することにあ
る。さらに、本発明のもう一つの目的は、基板、ICメ
モリカード等の装着時において、コネクタと基板の適正
な接合が得られた時点においてクリック感を持たせるこ
とにより、基板のコネクタへの嵌合を確実とすることが
出来るイジェクト機能付きコネクタを提供することにあ
る。
【0010】
【問題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によれば、コネクタの一側側縁に、コネク
タに挿入された回路基板やICメモリカード等の被接続
基板を上記コネクタより離脱させるためのイジェクト機
構を備えると共に、その他側側縁に、上記被接続基板に
弾性係合して、上記被接続基板の離脱方向への移動を規
制する弾性係合手段を備えて成るイジェクト機構付きコ
ネクタに於て、上記コネクタは、コンタクトピンを植設
した主部の両端より、主部に対して略垂直に延長形成さ
れた側壁部を備えた平面視略コ字形状に形成されている
ものであって、上記コネクタの一側側縁に位置する側壁
部には、略L字状のイジェクト機構が回動可能に取り付
けられていると共に、その他側側縁に位置する側壁部に
は、スプリング片より成る弾性係合手段が設けられてお
り、上記略L字状に形成され、上記コネクタの上記一側
側縁に位置する側壁部に回動可能に取り付けられたイジ
ェクト機構は、上記基板の前端縁に対向接合してイジェ
クト時のイジェクト操作力を基板に伝達するイジェクト
脚部と上記イジェクト操作力を入力するための操作レバ
部とを備えると共に、上記コネクタの一側側縁に位置す
る側壁部に設けられた枢支ピンに回動可能に枢支された
イジェクトレバより成り、しかも、上記操作レバ部に
は、上記被接続基板の側縁に形成された略半円形状の切
欠き溝に係合する係合突起が設けられており、さらに、
上記弾性係合手段を成すスプリング片は、その一端に上
記被接続基板の側縁に形成された略半円形状の切欠き溝
に係合する略半円状の係合部を有すると共に、その基端
を上記コネクタの他側側縁に位置するの壁側部の内面に
固定取付けされて成り、しかも、上記スプリング片は、
弾性金属により形成されたスプリング片あるいは合成樹
脂成形により形成されたコネクタの他側側縁に位置する
側壁部と一体成形されたスプリング片であることを特徴
とするイジェクト機構付きコネクタが提供される。
【0011】また、上記イジェクト機構は、略L字状に
形成され、上記コネクタの一側側縁に位置する側壁部に
回動可能に取り付けられると共に、上記基板の前端縁に
対向、接合してイジェクト時のイジェクト操作力を基板
に伝達するイジェクト脚部と該イジェクト脚部に連続し
て形成される支点部とにより構成されると共に、上記イ
ジェクト脚部の背面側端面をカム面として構成したイジ
ェクトレバと、一端を上記イジェクトレバの上記支点部
に係合するとともに、上記コネクタの一側側縁に位置す
る側壁部と略平行に配置され、イジェクト操作力により
上記被接続基板の挿入方向と平行な方向に移動して、上
記カム面の作用により上記イジェクト脚部を回動させ、
被接続基板のイジェクト動作を行う操作レバによって構
成することも可能である。
【0012】なお、後者の場合、上記操作レバには、そ
の移動方向に直交する方向に摺動可能に貫通し、一側端
部を上記被接続基板の側縁に形成された略半円形状の切
欠き溝に係合するロックキーを設けることが可能であ
る。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、添付図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明の第一の実施例によ
るイジェクト機構付きコネクタを示している。本実施例
においても、コネクタ10は、合成樹脂で形成され、図
7の従来例における構成と同様に、コンタクトピン12
を植設した主部14の両端より、主部14に対して略垂
直に延長形成された側壁部16,18を備えた平面視略
コ字形状に形成されている。側壁部16に設けた枢支ピ
ン20には、L字形状に形成されたイジェクトレバ22
が回動可能に設けられている。イジェクトレバ22のコ
ネクタ10の主部14に対して略平行に配置されたイジ
ェクト脚部24は、基板26がコネクタ10に装着され
た時に、その前端縁に当接する。イジェクトレバ22の
操作レバ部28は、コネクタ10の側壁部16に略平行
に配置されている。なお、図示されていないが、イジェ
クトレバ22は、適宜のスプリング手段により常時図示
反時計回り方向に付勢されている。
【0014】なお、イジェクトレバ22は、基板26の
側縁に形成された略半円形状の切欠き溝32に嵌合する
係合突起34を有しており、基板26がコネクタ10に
係合された状態で、基板26の切欠き溝32内に嵌入し
て基板26の抜け落ちの防止をしている。
【0015】一方、側壁部18の内壁面には、インシュ
レータ逃げ溝36内に、略半円形状の係合部38を持つ
スプリング片40が設けられている。本実施例におい
て、スプリング片40は、弾性金属によって形成され、
その基端は、コネクタ10の側壁部18に埋込固定され
ている。一方略半円形状の係合部38は、基板26の側
縁に形成した略半円形状の切欠き溝42に係合する。
【0016】本実施例は、上記のように構成したので、
基板装着時には、基板26は、コネクタ10の両側壁部
16,18に案内されて挿入される。基板26が、所定
の係合深さまでコネクタ10内に挿入されると、イジェ
クトレバ22の係合突起34が対向する基板26の一側
側縁の切欠き溝32に嵌入する。これと同時に、スプリ
ング片40の係合部38が、基板26の他側側縁の切欠
き溝42に嵌入する。この結果、基板26には、これら
の係合突起34及びスプリング片40の係合部38の各
切欠き溝32,42への係合による反力がクリック感と
して伝達されるため、基板26が適正位置まで挿入され
たことを操作者に知覚させることが可能となる。また、
適正挿入位置まで挿入された基板26は、イジェクトレ
バ22の係合突起34及びスプリング片40の係合部3
8の各切欠き溝32,42への係合による保持力が、基
板26とコネクタ10の摩擦係合力に加えて作用するの
で、基板26とコネクタ10の係合を確実に保持するこ
とが可能となる。
【0017】基板26を、コネクタ10より離脱する場
合には、イジェクトレバ22の操作レバ部28を時計回
り方向に回動させておこなう。イジェクトレバ22の回
動に伴って、イジェクト脚部24も枢支点を中心に時計
回り方向に回動し、主部14の基板対向面から突出し
て、基板26の前端縁を後退方向に押圧する。これによ
り、基板26は、後方に押圧されて、コネクタ10より
離脱する。
【0018】図2は、本発明の第二の実施例によるコネ
クタを示している。本実施例において、上記の第一の実
施例と同一または、同様の要素は、同一の参照符号を用
いて示し、それらの要素の構成及び作用の説明は省略す
る。
【0019】図2に示す第二の実施例の第一の実施例と
の相違点は、弾性係合手段として、第一の実施例では弾
性金属で形成されたスプリング片40が用いられ、コネ
クタ10の側壁部18とは別体に構成されているのに対
して、本実施例においては、側壁部18と一体に構成さ
れた樹脂製スプリング片50を用いる点のみであり、他
の構成は、第一の実施例と同様である。
【0020】この第二の実施例によるコネクタの構成に
よれば、上記第一の実施例のコネクタの構成により得ら
れる効果に加えて、樹脂製コネクタに金属製のスプリン
グ片を取付ける場合に比べて、樹脂製スプリング片50
をコネクタ本体とともに、一体成形可能であるため、金
属製のスプリング片のようにその取付工数を必要とせ
ず、従って、製造コストを低減することが可能である。
【0021】図3は、本発明の第三の実施例によるコネ
クタの構成を示している。本実施例において、上記の第
一の実施例と同一または同様の要素は、同一の参照符号
を用いて示し、それらの要素の構成及び作用の説明は省
略する。本実施例は、図1に示す、第一の実施例の構成
において、イジェクト機構の構成を変更したものであ
る。即ち、図3に示すように、本実施例におけるイジェ
クトレバ60は第一及び第二の実施例と同様に、基板2
6の前端縁に当接して、基板26に対して後退方向のイ
ジェクト力を作用させるイジェクト脚部62と、このイ
ジェクト脚部62に対して所定の角度で立ちあげられた
支点部64で構成されている。支点部64には、枢支ピ
ン66が設けられている。図4に示すように、イジェク
トレバ60の基板当接面68と反対側の端面は、略円弧
状に形成され、カム面70を構成している。このイジェ
クトレバ60を回動操作するための操作レバ72は、イ
ジェクトレバ60とは別体に構成されている。操作レバ
72は、コネクタ10の側壁部16に貫通形成するガイ
ド孔74に摺動可能に挿通され、イジェクトレバ60と
先端部に形成する保持片76,76をイジェクトレバ6
0の支点部64の枢支ピン66に係合させて、イジェク
トレバ60を回動可能に支持している。操作レバ72の
外側端部には、操作ボタン78が一体的に設けられてい
る。なお、操作レバ72は、図示しないスプリング等の
付勢手段により外向きに突出した初期位置に付勢される
構成となっている。
【0022】上記のように構成した本実施例において
は、イジェクト操作時に、操作ボタンを78内向きに押
圧すると、操作レバ72が、内向きに移動する。この操
作レバ72の内向き移動に伴って、保持片76,76に
より操作レバ72に連結されたイジェクトレバ60の枢
支ピン66が内向き変位して、カム作用によりイジェク
トレバ60が回動して、基板前端縁に基板26の後退方
向のイジェクト力を作用させて、コネクタ10と基板2
6の係合を解除させる。
【0023】本実施例の構成によれば、上記第一の実施
例により達成される効果に加えて、イジェクトレバの回
動操作に際して、操作レバの回動を要しないためコネク
タ側部のクリアランスを必要としないため、コネクタの
実装に有利となる。なお、上記の第三の実施例において
は、操作ボタン78の不用意な押し込みにより基板26
とコネクタ10の接合が不用意に解除されることを防止
するために、図5に示すようなロック機構を設けること
も可能である。図5において、操作レバ72に貫通形成
する貫通孔80に、円弧状端部84を有するスライドロ
ック片82嵌入し、その円弧状端部84を基板26の側
端縁に形成した半円状の切欠き溝32へ嵌入させて、操
作レバ72の摺動動作を規制する構成となっている。こ
の構成において、スライドロック片82は、図示しない
スプリング等の付勢手段によりロック位置に付勢するこ
とが出来る。
【0024】このスライドロック片82の基板26の切
欠き溝32への嵌入により、操作レバ72の不用意なイ
ジェクト操作が防止され、これとともに、基板26の後
退方向への動作も規制することができるので、基板26
とコネクタ10の接合をより確実に保持することが可能
となる。
【0025】なお、イジェクト操作時には、スライドロ
ック片82を図6に示すように後退させて、操作レバ7
2の操作を可能とするか、若しくは、スライドロック片
82に付勢力を付加する付勢手段の付勢力を適宜調整し
て、所定以上の操作力が操作レバ72に付加された時
に、円弧状端部84と切欠き溝32の半円状端縁のカム
作用によりスライドロック片を後退させるように構成す
る。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、次の様な効果を奏す
る。即ち、請求項1によると、基板装着時には、基板
が、コネクタの両端に位置する側壁部に案内されて挿入
され、所定の係合深さまでコネクタ内に挿入されるとイ
ジェクトレバの係合突起が対向する基板の一側側縁の切
欠き溝に嵌入し、これと同時に、弾性係合手段をなすス
プリング片の係合部が、基板の他側側縁の切欠き溝に嵌
入する。この結果、基板には、これら係合突起及び係合
部の各切欠き溝への係合による反力がクリック感として
伝達されるため、基板が適正位置まで挿入されたことを
操作者に知覚させることが可能となる。また、適正挿入
位置まで挿入された基板には、イジェクトレバの係合突
起及びスプリング片の係合部の各切欠き溝への係合によ
る保持力が、基板とコネクタの摩擦係合力に加えて作用
するので、基板とコネクタの係合を確実に保持すること
が可能となり、また、コネクタを、合成樹脂成形により
形成し、上記弾性係合手段を成すスプリング片を、上記
コネクタの他側の側壁部と一体成形した場合には、コネ
クタに弾性金属で形成されたスプリング片を取付ける場
合のようなスプリング片の取付工数を必要とせず、従っ
て、製造コストを低減することが可能である。
【0027】そして、請求項2によると、上記請求項1
と同様の効果が得られるのに加え、イジェクト機構を構
成するイジェクトレバの回動操作に際して、操作レバの
回動を要せず、コネクタ側部のクリアランスを必要とし
ないため、コネクタの実装に有利となる。
【0028】さらに、請求項3によると、スライドロッ
ク片の基板の切欠き溝への嵌入により、操作レバの不用
意なイジェクト操作が防止され、これと共に、基板の後
退方向への動作も規制することができるので、基板とコ
ネクタの接合をより確実に保持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例によるコネクタを基板装
着状態で示す断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例によるコネクタを基板装
着状態で示す断面図である。
【図3】本発明の第三の実施例によるコネクタを基板装
着状態で示す断面図である。
【図4】本発明の第三の実施例のコネクタのイジェクト
機構の要部を示す部分斜視図である。
【図5】本発明の第三の実施例のコネクタの変形例を示
す操作レバロック機構の部分拡大断面図である。
【図6】図5の操作レバロック機構をロック解除状態で
示す部分拡大断面図である。
【図7】従来のイジェクト機構付きコネクタの断面図で
ある。
【符号の説明】
10 コネクタ 16,18 側壁部 22 イジェクトレバ 26 基板 32,42 切欠き溝 34 係合突起 38 係合部 40 スプリング片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−175180(JP,A) 特開 平5−121130(JP,A) 特開 平7−312266(JP,A) 特開 平8−148222(JP,A) 特開 平7−288153(JP,A) 特開 平8−203608(JP,A) 実開 平6−86278(JP,U) 実開 平6−17144(JP,U) 実開 平6−88070(JP,U) 実開 昭59−99380(JP,U) 実公 昭45−6363(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/62 - 13/63 H01R 23/68 H05K 7/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタの一側側縁に、コネクタに挿入
    された回路基板やICメモリカード等の被接続基板を上
    記コネクタより離脱させるためのイジェクト機構を備え
    ると共に、その他側側縁に、上記被接続基板に弾性係合
    して、上記被接続基板の離脱方向への移動を規制する弾
    性係合手段を備えて成るイジェクト機構付きコネクタに
    於て、 上記コネクタは、コンタクトピンを植設した主部の両端
    より、主部に対して略垂直に延長形成された側壁部を備
    えた平面視略コ字形状に形成されているものであって、
    上記コネクタの一側側縁に位置する側壁部には、略L字
    状のイジェクト機構が回動可能に取り付けられていると
    共に、その他側側縁に位置する側壁部には、スプリング
    片より成る弾性係合手段が設けられており、上記略L字
    状に形成され、上記コネクタの上記一側側縁に位置する
    側壁部に回動可能に取り付けられたイジェクト機構は、
    上記基板の前端縁に対向接合してイジェクト時のイジェ
    クト操作力を基板に伝達するイジェクト脚部と上記イジ
    ェクト操作力を入力するための操作レバ部とを備えると
    共に、上記コネクタの一側側縁に位置する側壁部に設け
    られた枢支ピンに回動可能に枢支されたイジェクトレバ
    より成り、しかも、上記操作レバ部には、上記被接続基
    板の側縁に形成された略半円形状の切欠き溝に係合する
    係合突起が設けられており、さらに、上記弾性係合手段
    を成すスプリング片は、その一端に上記被接続基板の側
    縁に形成された略半円形状の切欠き溝に係合する略半円
    状の係合部を有すると共に、その基端を上記コネクタの
    他側側縁に位置するの壁側部の内面に固定取付けされて
    成り、しかも、上記スプリング片は、弾性金属により形
    成されたスプリング片あるいは合成樹脂成形により形成
    されたコネクタの他側側縁に位置する側壁部と一体成形
    されたスプリング片であることを特徴とするイジェクト
    機構付きコネクタ。
  2. 【請求項2】 コネクタの一側側縁に、コネクタに挿入
    された回路基板やICメモリカード等の被接続基板を、
    上記コネクタより離脱させるためのイジェクト機構を備
    えると共に、その他側側縁に、上記被接続基板に弾性係
    合して、上記被接続基板の離脱方向への移動を規制する
    弾性係合手段を備えて成るイジェクト機構付きコネクタ
    に於て、 上記コネクタは、コンタクトピンを植設した主部の両端
    より、主部に対して略垂直に延長形成された側壁部を備
    えた平面視略コ字形状に形成されているものであって、
    上記コネクタの一側側縁に位置する側壁部には、略L字
    状のイジェクト機構が回動可能に取り付けられていると
    共に、その他側側縁に位置する側壁部には、スプリング
    片より成る弾性係合手段が設けられており、上記略L字
    状に形成されたイジェクト機構は、略L字状に形成さ
    れ、上記コネクタの一側側縁に位置する側壁部に回動可
    能に取り付けられると共に、上記基板の前端縁に対向、
    接合してイジェクト時のイジェクト操作力を基板に伝達
    するイジェクト脚部と該イジェクト脚部に連続して形成
    される支点部とにより構成されると共に、上記イジェク
    ト脚部の背面側端面をカム面として構成したイジェクト
    レバと、一端を上記イジェクトレバの上記支点部に係合
    するとともに、上記コネクタの一側側縁に位置する側壁
    部と略平行に配置され、イジェクト操作力により上記被
    接続基板の挿入方向と平行な方向に移動して、上記カム
    面の作用により上記イジェクト脚部を回動させ、被接続
    基板のイジェクト動作を行う操作レバによって構成さ
    れ、さらに、上記弾性係合手段を成すスプリング片は、
    その一端に上記被接続基板の側縁に形成された略半円形
    状の切欠き溝に係合する略半円状の係合部を有すると共
    に、その基端を上記コネクタの他側側縁に位置するの壁
    側部の内面に固定取付けされて成り、しかも、上記スプ
    リング片は、弾牲金属により形成されたスプリング片あ
    るいは合成樹脂成形により形成されたコネクタの他側側
    縁に位置する側壁部と一体成形されたスプリング片であ
    ることを特徴とするイジェクト機構付きコネクタ。
  3. 【請求項3】 上記操作レバに、その移動方向に直交す
    る方向に摺動可能に貫通し、一側端部を上記被接続基板
    の側縁に形成された略半円形状の切欠き溝に係合するロ
    ックキーを設けたことを特徴とする請求項2記載のイジ
    ェクト機構付きコネクタ。
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