JP2736176B2 - リニアモータ駆動エレベータの制御装置 - Google Patents
リニアモータ駆動エレベータの制御装置Info
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- JP2736176B2 JP2736176B2 JP3020705A JP2070591A JP2736176B2 JP 2736176 B2 JP2736176 B2 JP 2736176B2 JP 3020705 A JP3020705 A JP 3020705A JP 2070591 A JP2070591 A JP 2070591A JP 2736176 B2 JP2736176 B2 JP 2736176B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B11/00—Main component parts of lifts in, or associated with, buildings or other structures
- B66B11/04—Driving gear ; Details thereof, e.g. seals
- B66B11/0407—Driving gear ; Details thereof, e.g. seals actuated by an electrical linear motor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B9/00—Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures
- B66B9/003—Kinds or types of lifts in, or associated with, buildings or other structures for lateral transfer of car or frame, e.g. between vertical hoistways or to/from a parking position
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- Civil Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Elevator Control (AREA)
- Elevator Door Apparatuses (AREA)
- Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、リニアモータを駆動
装置として用い、縦横自在に走行可能な自走式エレベー
タの乗りかごを同一走行路内に複数台同時に走行させる
ためのリニアモータ駆動エレベータの制御装置に関す
る。
装置として用い、縦横自在に走行可能な自走式エレベー
タの乗りかごを同一走行路内に複数台同時に走行させる
ためのリニアモータ駆動エレベータの制御装置に関す
る。
【0003】
【従来の技術】従来から広く用いられているエレベータ
は、油圧プランジャを用いて乗りかごを昇降させる油圧
式エレベータや比較的小容量域に使用される巻胴式エレ
ベータを除いて、その大半が、乗りかごと釣合重りをロ
ープでつるべ状に結合した方式であり、1つの昇降路に
1つの乗りかごを配置している。
は、油圧プランジャを用いて乗りかごを昇降させる油圧
式エレベータや比較的小容量域に使用される巻胴式エレ
ベータを除いて、その大半が、乗りかごと釣合重りをロ
ープでつるべ状に結合した方式であり、1つの昇降路に
1つの乗りかごを配置している。
【0004】このつるべ状のエレベータは、図9に示す
ように昇降路中に乗りかご1と釣合重り2を、それぞれ
案内用レール(ガイドレール)3,4を設けてその間に
配置し、昇降路上部の機械室に設置された巻き上げ機5
のシーブ6やそらせシーブ7などを介して、ロープ8で
両者をつるべ状に結合する構成である。そして、近年で
は、駆動用電動機として三相誘導電動機、制御装置には
マイクロプロセッサを搭載したインバータ装置が広く用
いられている。
ように昇降路中に乗りかご1と釣合重り2を、それぞれ
案内用レール(ガイドレール)3,4を設けてその間に
配置し、昇降路上部の機械室に設置された巻き上げ機5
のシーブ6やそらせシーブ7などを介して、ロープ8で
両者をつるべ状に結合する構成である。そして、近年で
は、駆動用電動機として三相誘導電動機、制御装置には
マイクロプロセッサを搭載したインバータ装置が広く用
いられている。
【0005】このようなつるべ状のエレベータの制御装
置では、乗りかご1を走行させるのに機械による走行損
失を除けば、釣合重り2との不平衡荷重分の駆動力があ
ればよいので、駆動装置および制御装置の容量が小さく
て済む特長を有し、さらに従来から広く利用されてきて
いる方式であるために性能面、安全面で技術が確立さ
れ、信頼性がある。
置では、乗りかご1を走行させるのに機械による走行損
失を除けば、釣合重り2との不平衡荷重分の駆動力があ
ればよいので、駆動装置および制御装置の容量が小さく
て済む特長を有し、さらに従来から広く利用されてきて
いる方式であるために性能面、安全面で技術が確立さ
れ、信頼性がある。
【0006】ところが、近年、将来的な見通してとし
て、超高層ビルなどの要求に答えるための新しいシステ
ムの考え方が種々提案されるようになっている。その一
つである従来の新システムの考え方は、ロープを用いず
に、乗りかご自体が走行する自走式エレベータであり、
上下方向のみならず、水平方向にも走行可能な構成を備
えた縦横自在走行エレベータの構想である。
て、超高層ビルなどの要求に答えるための新しいシステ
ムの考え方が種々提案されるようになっている。その一
つである従来の新システムの考え方は、ロープを用いず
に、乗りかご自体が走行する自走式エレベータであり、
上下方向のみならず、水平方向にも走行可能な構成を備
えた縦横自在走行エレベータの構想である。
【0007】この自走式エレベータシステムの構想は、
従来の1昇降路1乗りかごの既成概念を打破するもので
あり、1昇降路に複数台の乗りかごを走行させることが
可能な革新的な技術として注目されつつある。
従来の1昇降路1乗りかごの既成概念を打破するもので
あり、1昇降路に複数台の乗りかごを走行させることが
可能な革新的な技術として注目されつつある。
【0008】図2はそのような縦横走行自在の自走式エ
レベータのシステム構成(上記文献中のシステム構成図
を再掲したもの)を示しており、複数台の乗りかご9に
リニアモータ二次導体10を設置し、昇降路に設けられ
たリニアモータ一次コイル11との間の磁気力によって
駆動推力を得るようにしている。そして、安全装置とし
て、ブレーキ12や乗りかご9相互の衝突による衝撃を
緩和するための緩衝機13、さらには連結走行を行うた
めに、緩衝機13の内部または下部に設けられた超電導
磁石14を備えている。
レベータのシステム構成(上記文献中のシステム構成図
を再掲したもの)を示しており、複数台の乗りかご9に
リニアモータ二次導体10を設置し、昇降路に設けられ
たリニアモータ一次コイル11との間の磁気力によって
駆動推力を得るようにしている。そして、安全装置とし
て、ブレーキ12や乗りかご9相互の衝突による衝撃を
緩和するための緩衝機13、さらには連結走行を行うた
めに、緩衝機13の内部または下部に設けられた超電導
磁石14を備えている。
【0009】また、最上階には、吊り下げ機15と水平
走行用可動式プレート16が設置され、最下階には、同
じく油圧ジャッキ17が設置され、1昇降路に複数台の
乗りかごを走行可能としている。
走行用可動式プレート16が設置され、最下階には、同
じく油圧ジャッキ17が設置され、1昇降路に複数台の
乗りかごを走行可能としている。
【0010】そして、このようなリニアモータ駆動の自
走式エレベータの走行制御のために各乗りかごに電源を
供給するための制御装置としては、図10に示す構成の
ものが提案されている。
走式エレベータの走行制御のために各乗りかごに電源を
供給するための制御装置としては、図10に示す構成の
ものが提案されている。
【0011】この図10のリニアモータ駆動エレベータ
の制御装置では、昇降路A〜Z各々に設置された一次コ
イル31を1〜Xの複数の区間に分割し、各昇降路iご
との各区間jごとに電源供給制御をなす制御装置32を
設け、さらに制御装置32ごとに乗りかご1〜y分の区
間選択切り換え器33を設けている。そして、いずれか
の乗りかごkがいずれかの昇降路iの分割区間jを走行
する際には、ij区間の制御装置32によってijkの
区間選択切り換え器33を動作させてjkの一次コイル
31に給電し、kの乗りかごを推進させるようにしてい
る。
の制御装置では、昇降路A〜Z各々に設置された一次コ
イル31を1〜Xの複数の区間に分割し、各昇降路iご
との各区間jごとに電源供給制御をなす制御装置32を
設け、さらに制御装置32ごとに乗りかご1〜y分の区
間選択切り換え器33を設けている。そして、いずれか
の乗りかごkがいずれかの昇降路iの分割区間jを走行
する際には、ij区間の制御装置32によってijkの
区間選択切り換え器33を動作させてjkの一次コイル
31に給電し、kの乗りかごを推進させるようにしてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
提案のリニアモータ駆動エレベータの制御装置では、区
間ごとに電源を供給するための制御装置32が備えられ
ているために、昇降路数や昇降路長が大きくなるに連れ
て、膨大な数の制御装置32が必要となり、これらの各
々の制御装置に電源線を接続するとなると、主回路電線
の量も膨大なものとなり、装置の巨大化が避けられない
問題点があった。
提案のリニアモータ駆動エレベータの制御装置では、区
間ごとに電源を供給するための制御装置32が備えられ
ているために、昇降路数や昇降路長が大きくなるに連れ
て、膨大な数の制御装置32が必要となり、これらの各
々の制御装置に電源線を接続するとなると、主回路電線
の量も膨大なものとなり、装置の巨大化が避けられない
問題点があった。
【0013】この発明は、このような従来からの考察に
基づいてなされたもので、装置を巨大化させることな
く、縦横に走行可能なエレベータの乗りかごを1走行路
内に複数台同時に走行させるのに適した電源供給を行う
ことができるリニアモータ駆動エレベータの制御装置を
提供することを目的とする。
基づいてなされたもので、装置を巨大化させることな
く、縦横に走行可能なエレベータの乗りかごを1走行路
内に複数台同時に走行させるのに適した電源供給を行う
ことができるリニアモータ駆動エレベータの制御装置を
提供することを目的とする。
【0014】[発明の構成]
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明のリニアモータ
駆動エレベータの制御装置は、建物に設けられた走行路
に沿って設けられた多相交流リニアモータの一次コイル
と、前記走行路に配置された複数台の乗りかごと、前記
乗りかごごとに設置されたリニアモータの二次導体と、
前記複数の乗りかごごとに、その走行位置と対応させて
前記一次コイルに対する電源供給を制御するための電源
供給制御装置とを備え、前記一次コイルと各乗りかごの
二次導体との間で推力を発生し、乗りかご各々を走行さ
せるようにしたものである。
駆動エレベータの制御装置は、建物に設けられた走行路
に沿って設けられた多相交流リニアモータの一次コイル
と、前記走行路に配置された複数台の乗りかごと、前記
乗りかごごとに設置されたリニアモータの二次導体と、
前記複数の乗りかごごとに、その走行位置と対応させて
前記一次コイルに対する電源供給を制御するための電源
供給制御装置とを備え、前記一次コイルと各乗りかごの
二次導体との間で推力を発生し、乗りかご各々を走行さ
せるようにしたものである。
【0016】また、前記リニアモータの一次コイルを複
数の区間に分割し、分割した区間ごとに、各乗りかごの
電源供給制御装置から電源を選択切り換えして供給する
ための区間選択切り換え手段を設けるようにすることが
できる。
数の区間に分割し、分割した区間ごとに、各乗りかごの
電源供給制御装置から電源を選択切り換えして供給する
ための区間選択切り換え手段を設けるようにすることが
できる。
【0017】
【作用】この発明のリニアモータ駆動エレベータの制御
装置では、複数台の乗りかごそれぞれに対応する電源供
給制御装置からリニアモータの一次コイルに対する電源
供給を制御することにより、自分の受け持つ乗りかご各
々の走行を制御することができる。
装置では、複数台の乗りかごそれぞれに対応する電源供
給制御装置からリニアモータの一次コイルに対する電源
供給を制御することにより、自分の受け持つ乗りかご各
々の走行を制御することができる。
【0018】そして、この場合には、走行路が複数あ
り、電源供給制御装置の受け持つべき乗りかごがどの走
行路に存在していようとも、自分の受け持つべき乗りか
ごの存在する走行路の一次コイルに対する電源供給を制
御することにより、乗りかごの走行を制御することがで
きる。
り、電源供給制御装置の受け持つべき乗りかごがどの走
行路に存在していようとも、自分の受け持つべき乗りか
ごの存在する走行路の一次コイルに対する電源供給を制
御することにより、乗りかごの走行を制御することがで
きる。
【0019】また、リニアモータの一次コイルを複数の
区間に分割し、分割区間ごとに各乗りかごの電源供給制
御装置から電源を選択切り換えして供給するように区間
選択切り換え手段を備えることにより、分割区間ごと
に、乗りかごごとに自分の電源供給制御装置から電源供
給を受けて推力を得ることができる。
区間に分割し、分割区間ごとに各乗りかごの電源供給制
御装置から電源を選択切り換えして供給するように区間
選択切り換え手段を備えることにより、分割区間ごと
に、乗りかごごとに自分の電源供給制御装置から電源供
給を受けて推力を得ることができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
する。
【0021】図1はこの発明の一実施例を示すものであ
り、複数の昇降路A〜Zに複数の乗りかご(1号機〜X
号機)を走行させるシステム例を示している。
り、複数の昇降路A〜Zに複数の乗りかご(1号機〜X
号機)を走行させるシステム例を示している。
【0022】図中、31は駆動用リニアモータの昇降路
一次コイルであり、各昇降路A〜Zごとに、その全昇降
行程の長さに応じて複数の区間a〜yに分割されて設置
されている。このようにして一次コイル31を複数の区
間に分割する理由は、昇降路長全体に渡るようにするな
らば長大なコイルとなるが、現状ではそのような長大な
コイルは損失が大きく、システム全体の経済性が損なわ
れるためである。
一次コイルであり、各昇降路A〜Zごとに、その全昇降
行程の長さに応じて複数の区間a〜yに分割されて設置
されている。このようにして一次コイル31を複数の区
間に分割する理由は、昇降路長全体に渡るようにするな
らば長大なコイルとなるが、現状ではそのような長大な
コイルは損失が大きく、システム全体の経済性が損なわ
れるためである。
【0023】図中、32は駆動電源供給用の制御装置で
あり、乗りかご1〜Xの台数に対応して設置されてい
る。また、33は各制御装置32から各区間コイル31
に駆動電源を供給するための区間選択切り換え器であ
る。
あり、乗りかご1〜Xの台数に対応して設置されてい
る。また、33は各制御装置32から各区間コイル31
に駆動電源を供給するための区間選択切り換え器であ
る。
【0024】このようにして、各区間コイル31には乗
りかご台数分の区間選択切り換え器33が接続可能であ
り、例えば、1号機の乗りかごの制御装置32は、1号
機の乗りかごが存在する区間の区間選択切り換え器33
を選択して区間コイル31に駆動電源を供給し、乗りか
ごの進行方向に応じて区間選択切り換え器33を順次選
択して行くことによって、乗りかごを推進させることが
できる。
りかご台数分の区間選択切り換え器33が接続可能であ
り、例えば、1号機の乗りかごの制御装置32は、1号
機の乗りかごが存在する区間の区間選択切り換え器33
を選択して区間コイル31に駆動電源を供給し、乗りか
ごの進行方向に応じて区間選択切り換え器33を順次選
択して行くことによって、乗りかごを推進させることが
できる。
【0025】つまり、1号機の乗りかごがA昇降路のa
区間に存在しているとすれば、1号機の乗りかごの制御
装置32はまず1Aaの区間選択切り換え器33を選択
し、乗りかごがA昇降路のb区間に移行すると、1Ab
の区間選択切り換え器33を選択するようにして推進し
ていくのである。
区間に存在しているとすれば、1号機の乗りかごの制御
装置32はまず1Aaの区間選択切り換え器33を選択
し、乗りかごがA昇降路のb区間に移行すると、1Ab
の区間選択切り換え器33を選択するようにして推進し
ていくのである。
【0026】次に、上記のようなシステムにおいて、区
間コイルと区間選択切り換え器の詳しい構成について説
明する。
間コイルと区間選択切り換え器の詳しい構成について説
明する。
【0027】図3は区間コイル31と区間選択切り換え
器33の具体的な構成を示しており、1昇降路に1台の
電源供給制御装置から駆動電源が供給される構成を示し
ている。図3では、図1で示したa,b,……,yの区
間コイル31各々をさらに2分割し、aA,aB,b
A,bA,……,yA,yBのように交互に配置してい
る。
器33の具体的な構成を示しており、1昇降路に1台の
電源供給制御装置から駆動電源が供給される構成を示し
ている。図3では、図1で示したa,b,……,yの区
間コイル31各々をさらに2分割し、aA,aB,b
A,bA,……,yA,yBのように交互に配置してい
る。
【0028】各区間コイル31には、区間選択切り換え
器33が接続されるが、Aコイル,Bコイルそれぞれの
グループには、同一制御装置の異なる系統、A区間供給
用、B区間供給用各々から駆動電源が供給されるように
構成されている。
器33が接続されるが、Aコイル,Bコイルそれぞれの
グループには、同一制御装置の異なる系統、A区間供給
用、B区間供給用各々から駆動電源が供給されるように
構成されている。
【0029】各区間コイル31には、鉄道システムにお
ける閉塞区間に相当する考えに基づき、その区間内に1
つの乗りかごの占有が許されるシステムとする。したが
って、コイル区間長が長すぎると、リニアモータの損失
増大のみならず、乗りかご相互の間隔が規制される問題
が生ずる。そこで、区間長は、最低、乗りかご1台分よ
りもやや長めに設定するのが効率的であるが、あまり短
すぎると区間選択切り換え器33の設置数が増大する問
題があり、好ましい例として、停止階の階間距離程度と
して、各階に別々の乗りかごが停止できるように設置す
ることができる。
ける閉塞区間に相当する考えに基づき、その区間内に1
つの乗りかごの占有が許されるシステムとする。したが
って、コイル区間長が長すぎると、リニアモータの損失
増大のみならず、乗りかご相互の間隔が規制される問題
が生ずる。そこで、区間長は、最低、乗りかご1台分よ
りもやや長めに設定するのが効率的であるが、あまり短
すぎると区間選択切り換え器33の設置数が増大する問
題があり、好ましい例として、停止階の階間距離程度と
して、各階に別々の乗りかごが停止できるように設置す
ることができる。
【0030】この図3の区間コイル31および区間選択
切り換え器33の例では、乗りかごが現在、aA区間に
存在し、aB区間に向けて上昇する場合には、まずaA
区間に駆動電源を供給し、乗りかごがaB区間に入る前
にaB区間への電源供給を開始する。そして、乗りかご
がaA区間およびaB区間をまたがって走行する期間
は、両区間への電源供給を継続し、乗りかごが完全にa
B区間に入った時点で、aA区間への電源供給を断ち、
同様に、今度は、bA区間への電源供給を開始する。そ
して、この操作の繰り返しによって、乗りかごを所定の
方向に駆動する。逆方向への運転の場合には、上記と逆
の順序で給電の切り換えを行う。
切り換え器33の例では、乗りかごが現在、aA区間に
存在し、aB区間に向けて上昇する場合には、まずaA
区間に駆動電源を供給し、乗りかごがaB区間に入る前
にaB区間への電源供給を開始する。そして、乗りかご
がaA区間およびaB区間をまたがって走行する期間
は、両区間への電源供給を継続し、乗りかごが完全にa
B区間に入った時点で、aA区間への電源供給を断ち、
同様に、今度は、bA区間への電源供給を開始する。そ
して、この操作の繰り返しによって、乗りかごを所定の
方向に駆動する。逆方向への運転の場合には、上記と逆
の順序で給電の切り換えを行う。
【0031】このように区間コイル31と区間選択切り
換え器33を構成することにより、乗りかごの運転を円
滑に行うことができ、適切な区間長に設定されたコイル
は、損失を増大させることなく、順次、駆動電源供給の
切り換えを行うことができる。
換え器33を構成することにより、乗りかごの運転を円
滑に行うことができ、適切な区間長に設定されたコイル
は、損失を増大させることなく、順次、駆動電源供給の
切り換えを行うことができる。
【0032】次に、区間選択切り換え器33の具体的な
構成例について説明する。
構成例について説明する。
【0033】区間コイル31は、大推力を得るための交
流リニアモータとする場合、代表的な例として三相交流
のような多相交流が用いられる。したがって、区間選択
切り換え器33も三相電源を投入、遮断することができ
る仕様のものである必要がある。
流リニアモータとする場合、代表的な例として三相交流
のような多相交流が用いられる。したがって、区間選択
切り換え器33も三相電源を投入、遮断することができ
る仕様のものである必要がある。
【0034】図4はこのような区間選択切り換え器33
の一例として、三相交流接触器を用いた例を示してお
り、図1に示した各制御装置32からの選択指令34に
よって、接触器35のコイルを制御して開閉を行うよう
にしている。
の一例として、三相交流接触器を用いた例を示してお
り、図1に示した各制御装置32からの選択指令34に
よって、接触器35のコイルを制御して開閉を行うよう
にしている。
【0035】このように構成することにより、各制御装
置32から該当する区間コイル31を受け持つ接触器3
5を選択指令34によって動作させ、区間コイル31に
電源を供給し、またその電源の遮断を行うことができ
る。
置32から該当する区間コイル31を受け持つ接触器3
5を選択指令34によって動作させ、区間コイル31に
電源を供給し、またその電源の遮断を行うことができ
る。
【0036】図5は交流接触器35に代えて、三相逆並
列に構成されたサイリスタのような自然転流素子の半導
体スイッチ36を用いて区間選択切り換え器33を構成
した例を示している。
列に構成されたサイリスタのような自然転流素子の半導
体スイッチ36を用いて区間選択切り換え器33を構成
した例を示している。
【0037】この場合には、各制御装置32からの選択
指令34を受けて、ゲート回路37がスイッチ36に点
弧信号を出力する。この選択指令34は、各区間コイル
31に対して駆動電源を供給したい期間のみ出力され、
選択指令34が解除されると、スイッチ36はオフ状態
となる。なお、この場合、自然転流素子を用いていて
も、交流逆電圧が印加された時点で自動的に消弧状態と
なるものとする。
指令34を受けて、ゲート回路37がスイッチ36に点
弧信号を出力する。この選択指令34は、各区間コイル
31に対して駆動電源を供給したい期間のみ出力され、
選択指令34が解除されると、スイッチ36はオフ状態
となる。なお、この場合、自然転流素子を用いていて
も、交流逆電圧が印加された時点で自動的に消弧状態と
なるものとする。
【0038】ここで、電源供給制御装置32は昇降路か
ら離れた居室に設置されるが、区間選択切り換え器33
は昇降路において各区間コイル31の近くに設置する構
成とする。なぜならば、区間選択切り換え器33をも制
御装置32と同様に居室に設置することにすれば、区間
選択切り換え器33から各区間コイル31まで多数の駆
動電源供給用主回路電線を架設しなければならなくな
り、電線量が膨大なものとなるが、上記のように、昇降
路の各コイル31の近くに設置するならば、区間選択切
り換え器33の入力用電線を昇降路の最上部から最下部
まで架設し、区間選択切り換え器33では各近接位置か
ら分岐するように配線することにより、主回路電線の量
を大幅に削減できることになるからである。
ら離れた居室に設置されるが、区間選択切り換え器33
は昇降路において各区間コイル31の近くに設置する構
成とする。なぜならば、区間選択切り換え器33をも制
御装置32と同様に居室に設置することにすれば、区間
選択切り換え器33から各区間コイル31まで多数の駆
動電源供給用主回路電線を架設しなければならなくな
り、電線量が膨大なものとなるが、上記のように、昇降
路の各コイル31の近くに設置するならば、区間選択切
り換え器33の入力用電線を昇降路の最上部から最下部
まで架設し、区間選択切り換え器33では各近接位置か
ら分岐するように配線することにより、主回路電線の量
を大幅に削減できることになるからである。
【0039】なお、分岐は他の昇降路へも可能であり、
そのようにすれば、上下方向の主回路電線は、図3のよ
うに駆動電源供給の分割を考慮した乗りかご台数分で済
むことになる。
そのようにすれば、上下方向の主回路電線は、図3のよ
うに駆動電源供給の分割を考慮した乗りかご台数分で済
むことになる。
【0040】ここで、図4のように昇降路に交流接触器
を設けることにより、昇降炉内での開閉音が問題となる
ことがありうるが、図5のように半導体スイッチにより
区間選択切り換え器を構成する場合には、騒音問題は解
消される。なお、この図5の構成では、この三相の各相
にサイリスタスイッチを配置しているが、三相のうちの
一相は各コイル31に常に接続された状態でもよいの
で、一相分の素子を省略することができる。
を設けることにより、昇降炉内での開閉音が問題となる
ことがありうるが、図5のように半導体スイッチにより
区間選択切り換え器を構成する場合には、騒音問題は解
消される。なお、この図5の構成では、この三相の各相
にサイリスタスイッチを配置しているが、三相のうちの
一相は各コイル31に常に接続された状態でもよいの
で、一相分の素子を省略することができる。
【0041】図6、図7はそれぞれ、この発明の他の実
施例を示しており、特に区間コイル31の構成を変更し
た例である。この図6の場合には、区間コイル31の配
置を2分割から3分割に変更し、図7の場合には、さら
に3分割の区間コイル31を2列にして一部互いにオー
バーラップするように配置した実施例である。
施例を示しており、特に区間コイル31の構成を変更し
た例である。この図6の場合には、区間コイル31の配
置を2分割から3分割に変更し、図7の場合には、さら
に3分割の区間コイル31を2列にして一部互いにオー
バーラップするように配置した実施例である。
【0042】これらのいずれの実施例であっても、連続
したA,B,C区間のコイル各1区間ずつに駆動電源を
供給するようにしており、aA+aB+aC→aB+a
C+bA→aC+bA+bB→bA+bB+bC→・・
・と順次電源供給区間をずらすように制御して乗りかご
に推力を与える。
したA,B,C区間のコイル各1区間ずつに駆動電源を
供給するようにしており、aA+aB+aC→aB+a
C+bA→aC+bA+bB→bA+bB+bC→・・
・と順次電源供給区間をずらすように制御して乗りかご
に推力を与える。
【0043】そして、図6の構成では、区間コイル31
の切り換えに時間的な余裕を設定することができ、乗り
かごが高速走行する場合に有効である。また、図7の場
合には、縦1列のリニアモータ推力は1/2ずつの分担
になり、各コイル間を乗りかごが走行する際の両側のコ
イルの推力不均衡による外乱を1/2に軽減することも
でき、走行性能を改善することができる。
の切り換えに時間的な余裕を設定することができ、乗り
かごが高速走行する場合に有効である。また、図7の場
合には、縦1列のリニアモータ推力は1/2ずつの分担
になり、各コイル間を乗りかごが走行する際の両側のコ
イルの推力不均衡による外乱を1/2に軽減することも
でき、走行性能を改善することができる。
【0044】次に、駆動電源供給用制御装置32の構成
例について説明する。
例について説明する。
【0045】リニアモータの構成としては、LSM方式
が有望であるが、一次コイルに超電導巻き線を使用した
構成にすることにより、リニア誘導電動機(LIM)方
式とすることも可能であり、この場合には、乗りかごの
二次導体は永久磁石に代えて誘導板を用いた簡単な構成
とすることができるようになる。
が有望であるが、一次コイルに超電導巻き線を使用した
構成にすることにより、リニア誘導電動機(LIM)方
式とすることも可能であり、この場合には、乗りかごの
二次導体は永久磁石に代えて誘導板を用いた簡単な構成
とすることができるようになる。
【0046】そして、いずれの場合にも、三相巻き線コ
イルで構成する一次コイルには可変電圧・可変周波数の
駆動電源を供給して、乗りかごの速度制御を行う必要が
ある。そのための駆動電源供給用制御装置32は、図8
に示すような構成となる。
イルで構成する一次コイルには可変電圧・可変周波数の
駆動電源を供給して、乗りかごの速度制御を行う必要が
ある。そのための駆動電源供給用制御装置32は、図8
に示すような構成となる。
【0047】この図8の駆動電源供給用制御装置32
は、図3、図6、図7それぞれに示した区間コイル31
に駆動電源を供給するための電圧型インバータを備えた
制御装置であり、ビルの交流電源を直流電源に変換する
コンバータ装置(CONV)38と、図3ではA,B区
間、図6および図7ではA,B,C区間それぞれに駆動
電源を供給するインバータ装置(INV)39A,39
B,39C、直流回路に設置された平滑コンデンサ40
から構成されている。
は、図3、図6、図7それぞれに示した区間コイル31
に駆動電源を供給するための電圧型インバータを備えた
制御装置であり、ビルの交流電源を直流電源に変換する
コンバータ装置(CONV)38と、図3ではA,B区
間、図6および図7ではA,B,C区間それぞれに駆動
電源を供給するインバータ装置(INV)39A,39
B,39C、直流回路に設置された平滑コンデンサ40
から構成されている。
【0048】インバータ装置39A,39B,39C
は、例えば、大電力トランジスタやGTOなどの自己消
弧素子を用いた正弦波PWMインバータで構成される。
コンバータ装置38についても、同等な構成の装置を用
いることができ、そのような構成のものを用いることに
より、リニアモータの回生運転エネルギを交流電源に回
生でき、かつ、電源力率や高調波の改善が可能となる。
は、例えば、大電力トランジスタやGTOなどの自己消
弧素子を用いた正弦波PWMインバータで構成される。
コンバータ装置38についても、同等な構成の装置を用
いることができ、そのような構成のものを用いることに
より、リニアモータの回生運転エネルギを交流電源に回
生でき、かつ、電源力率や高調波の改善が可能となる。
【0049】なお、図中、41A,41B,41Cそれ
ぞれは、インバータ装置39A,39B,39Cの出力
端に設置された波形整形用のフィルタ回路であり、例え
ば、図のようにリアクトルLとコンデンサCとで構成し
た共振形フィルタが有効である。
ぞれは、インバータ装置39A,39B,39Cの出力
端に設置された波形整形用のフィルタ回路であり、例え
ば、図のようにリアクトルLとコンデンサCとで構成し
た共振形フィルタが有効である。
【0050】このような構成の駆動電源供給用制御装置
32では、コンバータ装置38から供給される直流電源
をインバータ装置39A,39B,39Cが基本的には
同一モードで制御され、区間選択切り換え器33の切り
換え作用により接続される区間コイル31に対して必要
な電力を供給することができる。
32では、コンバータ装置38から供給される直流電源
をインバータ装置39A,39B,39Cが基本的には
同一モードで制御され、区間選択切り換え器33の切り
換え作用により接続される区間コイル31に対して必要
な電力を供給することができる。
【0051】ここで、このようなコンバータ装置と複数
台のインバータ装置によって構成される制御装置32を
用いる場合に、その出力をA,BまたはA,B,Cの複
数端に分割して同時に複数の区間コイル31に供給する
理由は、1つの出力では切り換え器33の操作時に区間
コイル31の接続が変更されることにより発生する負荷
変動がリニアモータ推力に対し大きな外乱となって作用
し、乗りかごの走行性能を悪化させるので、それを防止
する必要があるからである。
台のインバータ装置によって構成される制御装置32を
用いる場合に、その出力をA,BまたはA,B,Cの複
数端に分割して同時に複数の区間コイル31に供給する
理由は、1つの出力では切り換え器33の操作時に区間
コイル31の接続が変更されることにより発生する負荷
変動がリニアモータ推力に対し大きな外乱となって作用
し、乗りかごの走行性能を悪化させるので、それを防止
する必要があるからである。
【0052】また、フィルタ回路41A,41B,41
Cは、図5に示した半導体スイッチ36を自然転流形の
サイリスタで構成する場合に有効である。つまり、PW
M制御された櫛状のままの出力電圧では、原理的に自然
転流形サイリスタのオン、オフによる区間コイル31へ
の駆動電源供給は不可能であり、出力電圧を正弦波形に
近づけることができるこれらのフィルタが有効になので
ある。同時に、PWM制御によって磁気騒音も大幅に低
減できる。
Cは、図5に示した半導体スイッチ36を自然転流形の
サイリスタで構成する場合に有効である。つまり、PW
M制御された櫛状のままの出力電圧では、原理的に自然
転流形サイリスタのオン、オフによる区間コイル31へ
の駆動電源供給は不可能であり、出力電圧を正弦波形に
近づけることができるこれらのフィルタが有効になので
ある。同時に、PWM制御によって磁気騒音も大幅に低
減できる。
【0053】なお、上記の電源供給用制御装置32は、
電圧形インバータ装置を用いているが、これは、電圧形
インバータ装置は、コンバータ装置と独立して同一の直
流電源に対して複数のインバータ装置を設置して制御す
ることが容易であるためである。しかしながら、このよ
うな実施例に限定されることはなく、図8に示したA,
B,C区間用のインバータ装置を全く独立した構成と
し、それぞれを電流形インバータ装置で構成するように
してもよく、さらには、その他の可変電圧、可変周波数
制御装置を使用するようにしてもよい。
電圧形インバータ装置を用いているが、これは、電圧形
インバータ装置は、コンバータ装置と独立して同一の直
流電源に対して複数のインバータ装置を設置して制御す
ることが容易であるためである。しかしながら、このよ
うな実施例に限定されることはなく、図8に示したA,
B,C区間用のインバータ装置を全く独立した構成と
し、それぞれを電流形インバータ装置で構成するように
してもよく、さらには、その他の可変電圧、可変周波数
制御装置を使用するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、各乗り
かごに供給する電源の制御装置を乗りかごごとに設けて
いるために、昇降路数が増大しても、またコイル区間が
増大しても各乗りかごに電源を供給する制御装置の数を
増加させなくても済み、コイル区間ごとに電源供給用の
制御装置を設置する場合に比べて、大がかりな制御装置
の台数を削減することができ、また、比較的小形となる
区間選択切り換え手段は半導体化することにより各区間
コイル付近の走行路に設置することができるようにな
り、各区間コイルごとに電源供給用制御装置を設ける場
合に比べて、駆動電源供給用の主回路電線も大幅に削減
することができ、装置の大形化を防ぐことができると共
に、全体的なコストを低く抑えることができる。
かごに供給する電源の制御装置を乗りかごごとに設けて
いるために、昇降路数が増大しても、またコイル区間が
増大しても各乗りかごに電源を供給する制御装置の数を
増加させなくても済み、コイル区間ごとに電源供給用の
制御装置を設置する場合に比べて、大がかりな制御装置
の台数を削減することができ、また、比較的小形となる
区間選択切り換え手段は半導体化することにより各区間
コイル付近の走行路に設置することができるようにな
り、各区間コイルごとに電源供給用制御装置を設ける場
合に比べて、駆動電源供給用の主回路電線も大幅に削減
することができ、装置の大形化を防ぐことができると共
に、全体的なコストを低く抑えることができる。
【図1】この発明の一実施例のシステム構成図。
【図2】一般的なリニアモータ駆動エレベータのシステ
ム構成図。
ム構成図。
【図3】上記実施例における区間コイル、電源供給用制
御装置および区間選択切り換え器の具体的な構成を示す
ブロック図。
御装置および区間選択切り換え器の具体的な構成を示す
ブロック図。
【図4】上記実施例における区間選択切り換え器の回路
構成の一例を示す回路図。
構成の一例を示す回路図。
【図5】上記実施例における区間選択切り換え器の回路
構成の他の一例を示す回路図。
構成の他の一例を示す回路図。
【図6】上記実施例における区間コイル、電源供給用制
御装置および区間選択切り換え器の具体的な構成の他の
一例を示すブロック図。
御装置および区間選択切り換え器の具体的な構成の他の
一例を示すブロック図。
【図7】上記実施例における区間コイル、電源供給用制
御装置および区間選択切り換え器の具体的な構成のさら
に他の一例を示すブロック図。
御装置および区間選択切り換え器の具体的な構成のさら
に他の一例を示すブロック図。
【図8】上記実施例における電源供給用制御装置の具体
的な構成を示す回路図。
的な構成を示す回路図。
【図9】従来例を示すブロック図。
【図10】リニア駆動エレベータの制御装置の従来例を
示すブロック図。
示すブロック図。
9…乗りかご 10…二次導体 31…区間コイル 32…電源供給
用制御装置 33…区間選択切り換え器
用制御装置 33…区間選択切り換え器
Claims (2)
- 【請求項1】 建物に形成された走行路に沿って設けら
れた多相交流リニアモータの一次コイルと、前記走行路
に配置された複数台の乗りかごと、前記乗りかごごとに
設置されたリニアモータの二次導体と、前記乗りかごご
とに、その走行位置と対応させて前記一次コイルに対す
る電源供給を制御するための電源供給制御装置とを備
え、前記一次コイルと各乗りかごの二次導体との間で推
力を発生し、乗りかご各々を走行させるようにして成る
リニアモータ駆動エレベータの制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のリニアモータ駆動エレ
ベータの制御装置において、リニアモータの一次コイル
を複数の区間に分割し、分割した区間ごとに、各乗りか
ごの電源供給制御装置から電源を選択切り換えして前記
一次コイルに供給するための区間選択切り換え手段を設
けたもの。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3020705A JP2736176B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | リニアモータ駆動エレベータの制御装置 |
US07/833,797 US5288956A (en) | 1991-02-14 | 1992-02-12 | Self running type elevator system using linear motors |
DE69202353T DE69202353T2 (de) | 1991-02-14 | 1992-02-13 | Selbstfahrendes Aufzugssystem mit Linearmotoren. |
EP92102416A EP0499254B1 (en) | 1991-02-14 | 1992-02-13 | Self running type elevator system using linear motors |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3020705A JP2736176B2 (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | リニアモータ駆動エレベータの制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04260588A JPH04260588A (ja) | 1992-09-16 |
JP2736176B2 true JP2736176B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=12034562
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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JP (1) | JP2736176B2 (ja) |
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US20030000778A1 (en) * | 2001-06-14 | 2003-01-02 | Rory Smith | Drive system for multiple elevator cars in a single shaft |
WO2004083090A1 (ja) * | 2003-03-18 | 2004-09-30 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータの非常止め装置 |
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US20060163008A1 (en) * | 2005-01-24 | 2006-07-27 | Michael Godwin | Autonomous linear retarder/motor for safe operation of direct drive gearless, rope-less elevators |
EP1870366A1 (de) * | 2006-06-19 | 2007-12-26 | Inventio Ag | Aufzugsanlage und Verfahren zum Betreiben einer Aufzugsanlage |
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CN104379484B (zh) | 2012-04-26 | 2018-01-02 | 铰接细索列车公司 | 升降机系统 |
KR101217879B1 (ko) * | 2012-07-05 | 2013-01-02 | 문현철 | 발전 가능한 엘리베이터 |
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CN105189324B (zh) * | 2013-05-07 | 2017-12-05 | 奥的斯电梯公司 | 在多轿厢电梯系统中连接轿厢 |
WO2014189492A1 (en) * | 2013-05-21 | 2014-11-27 | Otis Elevator Company | Wireless power supply for self-propelled elevator |
EP3013723A4 (en) * | 2013-06-27 | 2017-04-12 | Otis Elevator Company | Self-propelled elevator system having windings proportional to car velocity |
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DE102014017486A1 (de) * | 2014-11-27 | 2016-06-02 | Thyssenkrupp Ag | Aufzuganlage mit einer Mehrzahl von Fahrkörben sowie einem dezentralen Sicherheitssystem |
CN107207204A (zh) * | 2015-01-21 | 2017-09-26 | 奥的斯电梯公司 | 用于多轿厢电梯系统的缓冲装置 |
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US10017354B2 (en) * | 2015-07-10 | 2018-07-10 | Otis Elevator Company | Control system for multicar elevator system |
US10370222B2 (en) * | 2015-07-16 | 2019-08-06 | Otis Elevator Company | Ropeless elevator system and a transfer system for a ropeless elevator system |
CN106395568B (zh) * | 2015-07-31 | 2020-05-05 | 奥的斯电梯公司 | 电梯恢复轿厢 |
CN107922159A (zh) * | 2015-08-11 | 2018-04-17 | 奥的斯电梯公司 | 可配置型多轿厢电梯系统 |
DE102016202364A1 (de) | 2016-02-16 | 2017-08-17 | Thyssenkrupp Ag | Verfahren zum Ermitteln einer absoluten Position einer beweglichen Fahreinheit einer feststehenden Transportanlage |
DE102016205236A1 (de) | 2016-03-30 | 2017-10-05 | Thyssenkrupp Ag | Verfahren zum Betreiben einer Aufzuganlage sowie zur Ausführung des Verfahrens ausgebildete Aufzuganlage |
US11542123B2 (en) * | 2020-08-01 | 2023-01-03 | Otis Elevator Company | Elevator system including a motorized module |
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- 1991-02-14 JP JP3020705A patent/JP2736176B2/ja not_active Expired - Fee Related
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DE69202353T2 (de) | 1996-02-22 |
US5288956A (en) | 1994-02-22 |
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