JP2624974B2 - 電 線 - Google Patents
電 線Info
- Publication number
- JP2624974B2 JP2624974B2 JP62311547A JP31154787A JP2624974B2 JP 2624974 B2 JP2624974 B2 JP 2624974B2 JP 62311547 A JP62311547 A JP 62311547A JP 31154787 A JP31154787 A JP 31154787A JP 2624974 B2 JP2624974 B2 JP 2624974B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- electric wire
- compound
- represented
- oxazolone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L67/00—Compositions of polyesters obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L67/02—Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B3/00—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties
- H01B3/18—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances
- H01B3/30—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes
- H01B3/42—Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes polyesters; polyethers; polyacetals
- H01B3/421—Polyesters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/34—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
- C08K5/3412—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having one nitrogen atom in the ring
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/34—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
- C08K5/35—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having also oxygen in the ring
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は簡便な方法で難燃性を付与し、更に熱安定性
と柔軟性を付与し、その柔軟性が熱履歴によって消失せ
ず、尚かつ樹脂からの浸み出しのない表面外観を与える
ことが可能な樹脂組成物を用いて被覆した電線に関す
る。
と柔軟性を付与し、その柔軟性が熱履歴によって消失せ
ず、尚かつ樹脂からの浸み出しのない表面外観を与える
ことが可能な樹脂組成物を用いて被覆した電線に関す
る。
従来より電線被覆材としてゴム、ポリ塩化ビニル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等が使用され、
特に難燃性や機械的強度の点からポリ塩化ビニルが重用
されている。近年、これらの被覆材の使用環境が厳しく
なるにつれて、耐熱性、電気特性に優れ、しかも難燃性
で省スペースを実現する為の薄肉加工性が良好なこの等
の被覆材に要求される特性も高度化してきている。
リエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等が使用され、
特に難燃性や機械的強度の点からポリ塩化ビニルが重用
されている。近年、これらの被覆材の使用環境が厳しく
なるにつれて、耐熱性、電気特性に優れ、しかも難燃性
で省スペースを実現する為の薄肉加工性が良好なこの等
の被覆材に要求される特性も高度化してきている。
フッ素樹脂や架橋ポリエチレン等はこれらの要求に応
えるものであるが、何れも薄肉加工性に劣り、また、フ
ッ素樹脂は高価格である等の理由により満足すべきもの
とは言えない。
えるものであるが、何れも薄肉加工性に劣り、また、フ
ッ素樹脂は高価格である等の理由により満足すべきもの
とは言えない。
薄肉加工性が良好で、尚且つ機械的強度(柔軟性、耐
摩耗性等)、耐熱性、電気特性に優れている点でポリエ
チレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートが
関心を集めているが、難燃性が充分とは言えない。
摩耗性等)、耐熱性、電気特性に優れている点でポリエ
チレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートが
関心を集めているが、難燃性が充分とは言えない。
これらの樹脂に難燃性を付与する方法は種々知られて
おり、大別して添加型と反応型に分けられる。前者は水
酸化アンチモン、三酸化アンチモン、硼素化合物、臭素
化合物、リン系化合物等があげられ、簡便な方法で難燃
化が図られる反面、長期暴露や加熱雰囲気で樹脂表面か
ら浸み出し表面外観を損なったり、ポリマーの柔軟性を
阻害する等の欠点を有する。後者は臭素化合物、リン化
合物等のモノマー、オリゴマー及びポリマーに反応性基
としてエポキシ基、ビニル基、エステル形成性官能基等
を付与したもので、分子骨格中にこれらの難燃性基を組
み込んだり、ポリマー同士の反応により、ポリマー分子
中に組み込んだりするものである。反応型のものはそれ
自体浸み出しがなく柔軟性も付与出来る為、前者の欠点
を改良した有効な方法であるが、難燃性モノマーをポリ
マー骨格に組み込む為には通常の方法では重合度が上が
らず複雑な操作を要する。又、反応性の難燃性オリゴマ
ー、ポリマーの添加はかかる難点を改良した簡便性を有
するが混練中にベースポリマーと相互作用を生じ分子量
の低下や機械的物性の低下を起こす欠点を有し、特にポ
リエステル系、ポリアミド系ではその傾向が大である。
おり、大別して添加型と反応型に分けられる。前者は水
酸化アンチモン、三酸化アンチモン、硼素化合物、臭素
化合物、リン系化合物等があげられ、簡便な方法で難燃
化が図られる反面、長期暴露や加熱雰囲気で樹脂表面か
ら浸み出し表面外観を損なったり、ポリマーの柔軟性を
阻害する等の欠点を有する。後者は臭素化合物、リン化
合物等のモノマー、オリゴマー及びポリマーに反応性基
としてエポキシ基、ビニル基、エステル形成性官能基等
を付与したもので、分子骨格中にこれらの難燃性基を組
み込んだり、ポリマー同士の反応により、ポリマー分子
中に組み込んだりするものである。反応型のものはそれ
自体浸み出しがなく柔軟性も付与出来る為、前者の欠点
を改良した有効な方法であるが、難燃性モノマーをポリ
マー骨格に組み込む為には通常の方法では重合度が上が
らず複雑な操作を要する。又、反応性の難燃性オリゴマ
ー、ポリマーの添加はかかる難点を改良した簡便性を有
するが混練中にベースポリマーと相互作用を生じ分子量
の低下や機械的物性の低下を起こす欠点を有し、特にポ
リエステル系、ポリアミド系ではその傾向が大である。
更に、これらのポリアルキレンテレフタレートは結晶
性の樹脂である為に被覆後の加熱処理や使用時の加熱状
態等の熱履歴により柔軟性が極端に低下し、耐衝撃性等
の機械的強度が低下する。その為に、熱源廻りや蓄熱の
恐れのある環境での使用は避けなくてはならず、少なか
らず利用に制限を受けている。
性の樹脂である為に被覆後の加熱処理や使用時の加熱状
態等の熱履歴により柔軟性が極端に低下し、耐衝撃性等
の機械的強度が低下する。その為に、熱源廻りや蓄熱の
恐れのある環境での使用は避けなくてはならず、少なか
らず利用に制限を受けている。
かかる欠点を克服する目的で結晶性を少しでも低下さ
せる為にエラストマーの添加や非晶性のポリマーの添加
の試みが、また、機械的強度の安定性を保持する為に一
部架橋する試み等がなされている。
せる為にエラストマーの添加や非晶性のポリマーの添加
の試みが、また、機械的強度の安定性を保持する為に一
部架橋する試み等がなされている。
前者の例は若干の改善効果が認められるものの、結晶
性樹脂のマトリックスがそのまま存在している為に長期
の熱履歴には耐えられず、また、結晶性樹脂の占める割
合の低下が摩擦摩耗等の機械的特性を低下させる欠点を
有する。
性樹脂のマトリックスがそのまま存在している為に長期
の熱履歴には耐えられず、また、結晶性樹脂の占める割
合の低下が摩擦摩耗等の機械的特性を低下させる欠点を
有する。
また、後者の例は架橋による機械的特性の安定性の改
質効果は若干認められるが、柔軟性を犠牲にし、更には
架橋反応を伴う為に制御が複雑であり、加工性が極端に
低下する欠点がある。
質効果は若干認められるが、柔軟性を犠牲にし、更には
架橋反応を伴う為に制御が複雑であり、加工性が極端に
低下する欠点がある。
以上の問題点に鑑み、本発明者等は電線用被覆材とし
てポリマーに難燃性を付与し乍ら、機械的特性の低下を
起こさずに熱安定性、柔軟性その他の物性及び優れた外
観形状を付与出来る簡便な方法を見い出すべく鋭意研究
した結果、特定の化合物に優れた効果を認め本発明を完
成させるに到ったものである。
てポリマーに難燃性を付与し乍ら、機械的特性の低下を
起こさずに熱安定性、柔軟性その他の物性及び優れた外
観形状を付与出来る簡便な方法を見い出すべく鋭意研究
した結果、特定の化合物に優れた効果を認め本発明を完
成させるに到ったものである。
即ち本発明は、 (a)主として芳香族ジカルボン酸又はそのエステル
形成性誘導体と、(b)主として脂肪族グリコール又は
そのエステル形成性誘導体を重縮合させることによって
得られる芳香族ポリエステル重合体(A)に、 下記一般式(1)又は(2)で示される化合物(B)
と 下記一般式(3)で示される化合物(C)とを組成物
全量に対してそれぞれ0.1〜30重量%配合した難燃性樹
脂組成物よりなる被覆材を、導電線の表面に被覆してな
る電線に関するものである。
形成性誘導体と、(b)主として脂肪族グリコール又は
そのエステル形成性誘導体を重縮合させることによって
得られる芳香族ポリエステル重合体(A)に、 下記一般式(1)又は(2)で示される化合物(B)
と 下記一般式(3)で示される化合物(C)とを組成物
全量に対してそれぞれ0.1〜30重量%配合した難燃性樹
脂組成物よりなる被覆材を、導電線の表面に被覆してな
る電線に関するものである。
〔式中、Xはハロゲンを示す。Y1,Y2は水酸基、カルボ
ン酸基、グリシジルエステル基、グリシジルエーテル基
のうちから選ばれる基を示す。Zは有機基を示し、nは
1以上の整数を示す。〕 L1−M−L2 (3) 〔式中、L1及びL2は下記一般式(4)〜(7)で表され
る官能基より選ばれる3乃至8員環の環状反応性基であ
り、L1とL2は各々同一でも相異なっていてもよい。
ン酸基、グリシジルエステル基、グリシジルエーテル基
のうちから選ばれる基を示す。Zは有機基を示し、nは
1以上の整数を示す。〕 L1−M−L2 (3) 〔式中、L1及びL2は下記一般式(4)〜(7)で表され
る官能基より選ばれる3乃至8員環の環状反応性基であ
り、L1とL2は各々同一でも相異なっていてもよい。
R1〜R3は2価の有機基を示し、環に直接結合している水
素はアルキル及び/又はアリールで置換されていてもよ
い。Mは2価の有機基を示す。〕 本発明の電線用被覆材として用いられるポリエステル
重合体組成物について以下具体的に記述する。
素はアルキル及び/又はアリールで置換されていてもよ
い。Mは2価の有機基を示す。〕 本発明の電線用被覆材として用いられるポリエステル
重合体組成物について以下具体的に記述する。
まず本発明の被覆材料の基体となる芳香族ポリエステ
ル重合体(A)を構成するモノマー成分について説明す
ると、(a)成分としては主として芳香族ジカルボン酸
又はそのエステル形成性誘導体より成る。その代表的物
質としてはテレフタル酸又はその誘導体であり、この
他、場合によっては補助的にイソフタル酸、ナフタレン
ジカルボン酸の如きジカルボン酸又はその誘導体、アジ
ピン酸、セバシン酸、トリメリット酸、コハク酸等の脂
肪酸又はそのエステル形成性誘導体、ヒドロキシ安息香
酸、ヒドロキシナフトエ酸等の芳香族ビドロキシカルボ
ン酸又はそのエステル形成性誘導体が使用される。
ル重合体(A)を構成するモノマー成分について説明す
ると、(a)成分としては主として芳香族ジカルボン酸
又はそのエステル形成性誘導体より成る。その代表的物
質としてはテレフタル酸又はその誘導体であり、この
他、場合によっては補助的にイソフタル酸、ナフタレン
ジカルボン酸の如きジカルボン酸又はその誘導体、アジ
ピン酸、セバシン酸、トリメリット酸、コハク酸等の脂
肪酸又はそのエステル形成性誘導体、ヒドロキシ安息香
酸、ヒドロキシナフトエ酸等の芳香族ビドロキシカルボ
ン酸又はそのエステル形成性誘導体が使用される。
次に本発明の芳香族ポリエステル重合体(A)を構成
するための(b)成分としては、主として脂肪族ジオー
ル又はそのエステル形成性誘導体からなる。その代表的
物質としてはC2〜C8の低分子量脂肪族グリコールであ
り、例えばエチレングリコール、1,4−ブチレングリコ
ール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブテンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール等のジ
オール等が挙げられる。また、これらの低分子量グリコ
ールの他にポリアルキレンオキシドグリコールの如き高
分子量グリコール、例えばポリエチレンオキシドグリコ
ール、ポリブチレンオキシドグリコール等を併用するこ
とができる。かかる高分子量グリコールの併用は本発明
の電線被覆材たる芳香族ポリエステルの伸度を向上さ
せ、耐屈曲性を付与するのに極めて有効である。また
(b)成分としては、更に補助的にビスフェノールA、
4,4′−ジヒドロキシビフェニル、芳香族ジオール基を
有するホスフィン酸等の芳香族アルコール、ビスフェノ
ールAのエチレンオキサイド2モル付加体、ビスフェノ
ールAのプロピオンオキサイド2モル付加体等のアルキ
レンオキサイド付加体アルコール、グリセリン、ペンタ
エリスリトール等のポリヒドロキシ化合物又はそのエス
テル形成性誘導体等を使用することもできる。
するための(b)成分としては、主として脂肪族ジオー
ル又はそのエステル形成性誘導体からなる。その代表的
物質としてはC2〜C8の低分子量脂肪族グリコールであ
り、例えばエチレングリコール、1,4−ブチレングリコ
ール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブテンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール等のジ
オール等が挙げられる。また、これらの低分子量グリコ
ールの他にポリアルキレンオキシドグリコールの如き高
分子量グリコール、例えばポリエチレンオキシドグリコ
ール、ポリブチレンオキシドグリコール等を併用するこ
とができる。かかる高分子量グリコールの併用は本発明
の電線被覆材たる芳香族ポリエステルの伸度を向上さ
せ、耐屈曲性を付与するのに極めて有効である。また
(b)成分としては、更に補助的にビスフェノールA、
4,4′−ジヒドロキシビフェニル、芳香族ジオール基を
有するホスフィン酸等の芳香族アルコール、ビスフェノ
ールAのエチレンオキサイド2モル付加体、ビスフェノ
ールAのプロピオンオキサイド2モル付加体等のアルキ
レンオキサイド付加体アルコール、グリセリン、ペンタ
エリスリトール等のポリヒドロキシ化合物又はそのエス
テル形成性誘導体等を使用することもできる。
次に一般式(1)及び(2)で示されるハロゲン含有
化合物(B)としては、以下の一般式(8)〜(18)で
示されるものが例示される。また、ハロゲン(X)とし
ては臭素が特に好ましい。
化合物(B)としては、以下の一般式(8)〜(18)で
示されるものが例示される。また、ハロゲン(X)とし
ては臭素が特に好ましい。
ここで R4,R5;−CH2−, −O−,−S−,−SO2− より選ばれた2価の基 R6,R7;−(C2H4O)n″−,−(C3H6O)n″−より選ば
れた2価の基 X;ハロゲン l,m;1乃至4 k;1乃至5 n′;1以上の整数 n″;1以上の整数 を表す。
れた2価の基 X;ハロゲン l,m;1乃至4 k;1乃至5 n′;1以上の整数 n″;1以上の整数 を表す。
ハロゲンとして臭素を用いる場合、一般式(8)の例
としては、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロ
モビスフェノールスルホン、(9)の例としてはテトラ
ブロモビスフェノールF、(10)の例としてはテトラブ
ロモビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加
体、テトラブロモビスフェノールAのプロピレンオキサ
イド2モル付加体、テトラブロモビスフェノールスルホ
ンのエチレンオキサイド2モル付加体、テトラブロモビ
スフェノールスルホンのプロピレンオキサイド2モル付
加体、(11)の例としてテトラブロモハイドロキノン、
(12)の例としてテトラブロモハイドロキノンのエチレ
ンオキサイド2モル付加体、(13)の例としてテトラブ
ロモテレフタル酸、(14)の例としてテトラブロモビス
フェノールAのポリカーボネート、(16)の例としてペ
ンタブロモフェノール、(17)の例としてペンタブロモ
安息香酸、(18)の例としてペンタブロモフェノールの
エチレンオキサイド付加体が挙げられる。
としては、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロ
モビスフェノールスルホン、(9)の例としてはテトラ
ブロモビスフェノールF、(10)の例としてはテトラブ
ロモビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加
体、テトラブロモビスフェノールAのプロピレンオキサ
イド2モル付加体、テトラブロモビスフェノールスルホ
ンのエチレンオキサイド2モル付加体、テトラブロモビ
スフェノールスルホンのプロピレンオキサイド2モル付
加体、(11)の例としてテトラブロモハイドロキノン、
(12)の例としてテトラブロモハイドロキノンのエチレ
ンオキサイド2モル付加体、(13)の例としてテトラブ
ロモテレフタル酸、(14)の例としてテトラブロモビス
フェノールAのポリカーボネート、(16)の例としてペ
ンタブロモフェノール、(17)の例としてペンタブロモ
安息香酸、(18)の例としてペンタブロモフェノールの
エチレンオキサイド付加体が挙げられる。
前記一般式(3)で表される窒素含有3乃至8員環化
合物(C)として種々のものが挙げられる。
合物(C)として種々のものが挙げられる。
即ち式(4)で表わされる基としては、R1がエチレン
基であるオキサゾリンが好ましく、オキサゾリンはカル
ボン酸にエタノールアミンを反応させる等の手段により
生成させ、(3)の化合物を調製できる。特にビスオキ
サゾリン化合物が好ましい。
基であるオキサゾリンが好ましく、オキサゾリンはカル
ボン酸にエタノールアミンを反応させる等の手段により
生成させ、(3)の化合物を調製できる。特にビスオキ
サゾリン化合物が好ましい。
式(4)の基が導入されたビスオキサゾリン化合物の
具体例としては、2,2′−メチレンビス(2−オキサゾ
リン)、2,2′−エチレンビス(2−オキサゾリン)、
2,2′−エチレンビス(4−メチル−2−オキサゾリ
ン)、2,2′−プロピレンビス(2−オキサゾリン)、
2,2′−テトラメチレンビス(2−オキサゾリン)、2,
2′−ヘキサメチレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′
−オクタメチレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′−
p−フェニレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′−p
−フェニレンビス(4−メチル−2−オキサゾリン)、
2,2′−p−フェニレンビス(4,−ジメチル−2−オキ
サゾリン)、2,2′−p−フェニレンビス(4−フェニ
ル−2−オキサゾリン)、2,2′−m−フェニレンビス
(2−オキサゾリン)、2,2′−m−フェニレンビス
(4−メチル−2−オキサゾリン)、2,2′−m−フェ
ニレンビス(4,4−ジメチル−2−オキサゾリン)、2,
2′−m−フェニレンビス(4−フェニル−2−オキサ
ゾリン)、2,2′−o−フェニレンビス(2−オキサゾ
リン)、2,2′−フェニルビス(4−メチル−2−オキ
サゾリン)、2,2′−ビス(2−オキサゾリン)、2,2′
−ビス(4−メチル−2−オキサゾリン)、2,2′−ビ
ス(4−エチル−2−オキサゾリン)、2,2′−ビス
(4−フェニル−2−オキサゾリン)等を挙げることが
できる。このようなビスオキサゾリン化合物は、単独で
使用しても、2種以上併用してもよい。
具体例としては、2,2′−メチレンビス(2−オキサゾ
リン)、2,2′−エチレンビス(2−オキサゾリン)、
2,2′−エチレンビス(4−メチル−2−オキサゾリ
ン)、2,2′−プロピレンビス(2−オキサゾリン)、
2,2′−テトラメチレンビス(2−オキサゾリン)、2,
2′−ヘキサメチレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′
−オクタメチレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′−
p−フェニレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′−p
−フェニレンビス(4−メチル−2−オキサゾリン)、
2,2′−p−フェニレンビス(4,−ジメチル−2−オキ
サゾリン)、2,2′−p−フェニレンビス(4−フェニ
ル−2−オキサゾリン)、2,2′−m−フェニレンビス
(2−オキサゾリン)、2,2′−m−フェニレンビス
(4−メチル−2−オキサゾリン)、2,2′−m−フェ
ニレンビス(4,4−ジメチル−2−オキサゾリン)、2,
2′−m−フェニレンビス(4−フェニル−2−オキサ
ゾリン)、2,2′−o−フェニレンビス(2−オキサゾ
リン)、2,2′−フェニルビス(4−メチル−2−オキ
サゾリン)、2,2′−ビス(2−オキサゾリン)、2,2′
−ビス(4−メチル−2−オキサゾリン)、2,2′−ビ
ス(4−エチル−2−オキサゾリン)、2,2′−ビス
(4−フェニル−2−オキサゾリン)等を挙げることが
できる。このようなビスオキサゾリン化合物は、単独で
使用しても、2種以上併用してもよい。
これらのビスオキサゾリン化合物の内、好ましいもの
は芳香環基を含むもの、更に好ましくはフェニレン基を
含むものである。特に好ましくは2,2′−m−フェニレ
ンビス(2−オキサゾリン)及び2,2′−p−フェニレ
ンビス(2−オキサゾリン)である。
は芳香環基を含むもの、更に好ましくはフェニレン基を
含むものである。特に好ましくは2,2′−m−フェニレ
ンビス(2−オキサゾリン)及び2,2′−p−フェニレ
ンビス(2−オキサゾリン)である。
式(5)で表わされる基としては、R2がメチレンであ
るオキサゾロン、R2がエチレンであるオキサジノンが好
ましい。これらの基はN−アシル−α又はβ−アミノカ
ルボン酸を、例えば無水酢酸等で脱水することにより容
易に調製出来る。
るオキサゾロン、R2がエチレンであるオキサジノンが好
ましい。これらの基はN−アシル−α又はβ−アミノカ
ルボン酸を、例えば無水酢酸等で脱水することにより容
易に調製出来る。
式(5)の基が導入されたビスオキサゾロン化合物は
以下の例が挙げられる。
以下の例が挙げられる。
2,2′−ビス(5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−メ
チレンビス(5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−エチ
レンビス(5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−テトラ
メチレンビス(5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ヘ
キサメチレンビス(5(4H)−オキサゾロン)、2,2′
−デカメチレンビス(5(4H)−オキサゾロン)、2,
2′−p−フェニレンビス(5(4H)−オキサゾロ
ン)、2,2′−m−フェニレンビス(5(4H)−オキサ
ゾロン)、2,2′−ナフタレンビス(5(4H)−オキサ
ゾロン)、2,2′−ジフェニレンビス(5(4H)−オキ
サゾロン)、2,2′−(1,4−シクロヘキシレン)−ビス
(5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ビス(4−メチ
ル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−メチレンビス
(4−メチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−エ
チレンビス(4−メチル−5(4H)−オキサゾロン)、
2,2′−テトラメチレンビス(4−メチル−5(4H)−
オキサゾロン)、2,2′−ヘキサメチレンビス(4−メ
チル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−デカメチレ
ンビス(4−メチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,
2′−p−フェレンビス(4−メチル−5(4H)−オキ
サゾロン)、2,2′−m−フェニレンビス(4−メチル
−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ナフタレンビス
(4−メチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ジ
フェニレンビス(4−メチル−5(4H)−オキサゾロ
ン)、2,2′−(1,4−シクロヘキシレン)−ビス(4−
メチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ビス(4,4
−ジメチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−メチ
レンビス(4,4−ジメチル−5(4H)−オキサゾロ
ン)、2,2′−エチレンビス(4,4−ジメチル−5(4H)
−オキサゾロン)、2,2′−テトラメチレンビス(4,4−
ジメチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ヘキサ
メチレンビス(4,4−ジメチル−5(4H)−オキサゾロ
ン)、2,2′−オクタメチレンビス(4,4−ジメチル−5
(4H)−オキサゾロン)、2,2′−デカメチレンビス
(4,4−ジメチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−
p−フェニレンビス(4,4−ジメチル−5(4H)−オキ
サゾロン)、2,2′−m−フェニレンビス(4,4−ジメチ
ル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ナフタレンビ
ス(4,4−ジメチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′
−ジフェニレンビス(4,4−ジメチル−5(4H)−オキ
サゾロン)、2,2′−(1,4−シクロヘキシレン)−ビス
(4,4−ジメチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−
ビス(4−イソプロピル−5(4H)−オキサゾロン)、
2,2′−メチレンビス(4−イソプロピル−5(4H)−
オキサゾロン)、2,2′−エチレンビス(4−イソプロ
ピル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−テトラメチ
レンビス(4−イソプロピル−5(4H)−オキサゾロ
ン)、2,2′−ヘキサメチレンビス(4−イソプロピル
−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−p−フェニレン
ビス(4−イソプロピル−5(4H)−オキサゾロン)、
2,2′−m−フェニレンビス(4−イソプロピル−5(4
H)−オキサゾロン)、2,2′−ナフタレンビス(4−イ
ソプロピル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ビス
(4−イソブチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′
−メチレンビス(4−イソブチル−5(4H)−オキサゾ
ロン)、2,2′−エチレンビス(4−イソブチル−5(4
H)−オキサゾロン)、2,2′−テトラメチレンビス(4
−イソブチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ヘ
キサメチレンビス(4−イソブチル−5(4H)−オキサ
ゾロン)、2,2′−p−フェニレンビス(4−イソブチ
ル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−m−フェニレ
ンビス(4−イソブチル−5(4H)−オキサゾロン)、
2,2′−ナフタレンビス(4−イソブチル−5(4H)−
オキサゾロン)等である。
チレンビス(5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−エチ
レンビス(5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−テトラ
メチレンビス(5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ヘ
キサメチレンビス(5(4H)−オキサゾロン)、2,2′
−デカメチレンビス(5(4H)−オキサゾロン)、2,
2′−p−フェニレンビス(5(4H)−オキサゾロ
ン)、2,2′−m−フェニレンビス(5(4H)−オキサ
ゾロン)、2,2′−ナフタレンビス(5(4H)−オキサ
ゾロン)、2,2′−ジフェニレンビス(5(4H)−オキ
サゾロン)、2,2′−(1,4−シクロヘキシレン)−ビス
(5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ビス(4−メチ
ル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−メチレンビス
(4−メチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−エ
チレンビス(4−メチル−5(4H)−オキサゾロン)、
2,2′−テトラメチレンビス(4−メチル−5(4H)−
オキサゾロン)、2,2′−ヘキサメチレンビス(4−メ
チル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−デカメチレ
ンビス(4−メチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,
2′−p−フェレンビス(4−メチル−5(4H)−オキ
サゾロン)、2,2′−m−フェニレンビス(4−メチル
−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ナフタレンビス
(4−メチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ジ
フェニレンビス(4−メチル−5(4H)−オキサゾロ
ン)、2,2′−(1,4−シクロヘキシレン)−ビス(4−
メチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ビス(4,4
−ジメチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−メチ
レンビス(4,4−ジメチル−5(4H)−オキサゾロ
ン)、2,2′−エチレンビス(4,4−ジメチル−5(4H)
−オキサゾロン)、2,2′−テトラメチレンビス(4,4−
ジメチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ヘキサ
メチレンビス(4,4−ジメチル−5(4H)−オキサゾロ
ン)、2,2′−オクタメチレンビス(4,4−ジメチル−5
(4H)−オキサゾロン)、2,2′−デカメチレンビス
(4,4−ジメチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−
p−フェニレンビス(4,4−ジメチル−5(4H)−オキ
サゾロン)、2,2′−m−フェニレンビス(4,4−ジメチ
ル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ナフタレンビ
ス(4,4−ジメチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′
−ジフェニレンビス(4,4−ジメチル−5(4H)−オキ
サゾロン)、2,2′−(1,4−シクロヘキシレン)−ビス
(4,4−ジメチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−
ビス(4−イソプロピル−5(4H)−オキサゾロン)、
2,2′−メチレンビス(4−イソプロピル−5(4H)−
オキサゾロン)、2,2′−エチレンビス(4−イソプロ
ピル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−テトラメチ
レンビス(4−イソプロピル−5(4H)−オキサゾロ
ン)、2,2′−ヘキサメチレンビス(4−イソプロピル
−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−p−フェニレン
ビス(4−イソプロピル−5(4H)−オキサゾロン)、
2,2′−m−フェニレンビス(4−イソプロピル−5(4
H)−オキサゾロン)、2,2′−ナフタレンビス(4−イ
ソプロピル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ビス
(4−イソブチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′
−メチレンビス(4−イソブチル−5(4H)−オキサゾ
ロン)、2,2′−エチレンビス(4−イソブチル−5(4
H)−オキサゾロン)、2,2′−テトラメチレンビス(4
−イソブチル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−ヘ
キサメチレンビス(4−イソブチル−5(4H)−オキサ
ゾロン)、2,2′−p−フェニレンビス(4−イソブチ
ル−5(4H)−オキサゾロン)、2,2′−m−フェニレ
ンビス(4−イソブチル−5(4H)−オキサゾロン)、
2,2′−ナフタレンビス(4−イソブチル−5(4H)−
オキサゾロン)等である。
式(5)の基が導入されたもう一方の代表的化合物で
あるビスオキサジノン化合物は以下の例が挙げられる。
あるビスオキサジノン化合物は以下の例が挙げられる。
2,2′−ビス(3,1−ベンゾオキサジン−4−オン)、
2,2′−メチレンビス(3,1−ベンゾオキサジン−4−オ
ン)、2,2′−エチレンビス(3,1−ベンゾオキサジン−
4−オン)、2,2′−テトラメチレンビス(3,1−ベンゾ
オキサジン−4−オン)、2,2′−ヘキサメチレンビス
(3,1−ベンゾオキサジン−4−オン)、2,2′−デカメ
チレンビス(3,1−ベンゾオキサジン−4−オン)、2,
2′−p−フェニレンビス(3,1−ベンゾオキサジン−4
−オン)、2,2′−m−フェニレンビス(3,1−ベンゾオ
キサジン−4−オン)、2,2′−ナフタレンビス(3,1−
ベンゾオキサジン−4−オン)、2,2′−(4,4′−ジフ
ェニレン)ビス(3,1−ベンゾオキサジン−4−オ
ン)、2,2′−(1,4−シクロヘキシレン)ビス(3,1−
ベンゾオキサジン−4−オン)、2,2′−ビス(4,4−ジ
ヒドロ−1,3,6H−オキサジン−6−オン)、2,2′−メ
チレンビス(4,5−ジヒドロ−1,3,6H−オキサジン−6
−オン)、2,2′−エチレンビス(4,5−ジヒドロ−1,3,
6H−オキサジン−6−オン)、2,2′−テトラメチレン
ビス(4,5−ジヒドロ−1,3,6H−オキサジン−6−オ
ン)、2,2′−p−フェニレンビス(4,5−ジヒドロ−1,
3,6H−オキサジン−6−オン)、2,2′−m−フェニレ
ンビス(4,5−ジヒドロ−1,3,6H−オキサジン−6−オ
ン)、2,2′−ビス(4−メチル−5−ヒドロ−1,3,6H
−オキサジン−6−オン)、2,2′−エチレンビス(4
−メチル−5−ヒドロ−1,3,6H−オキサジン−6−オ
ン)、2,2′−o−フェニレンビス(4−メチル−5−
ヒドロ−1,3,6H−オキサジン−6−オン)、2,2′−m
−フェニレン(4−メチル−5−ヒドロ−1,3,6H−オキ
サジン−6−オン)、2,2′−p−フェニレンビス(4
−ヒドロ−5−メチル1,3,6H−オキサジン−6−オ
ン)、2,2−m−フェニレンビス(4−ヒドロ−5−メ
チル−1,3,6H−オキサジン−6−オン)等である。
2,2′−メチレンビス(3,1−ベンゾオキサジン−4−オ
ン)、2,2′−エチレンビス(3,1−ベンゾオキサジン−
4−オン)、2,2′−テトラメチレンビス(3,1−ベンゾ
オキサジン−4−オン)、2,2′−ヘキサメチレンビス
(3,1−ベンゾオキサジン−4−オン)、2,2′−デカメ
チレンビス(3,1−ベンゾオキサジン−4−オン)、2,
2′−p−フェニレンビス(3,1−ベンゾオキサジン−4
−オン)、2,2′−m−フェニレンビス(3,1−ベンゾオ
キサジン−4−オン)、2,2′−ナフタレンビス(3,1−
ベンゾオキサジン−4−オン)、2,2′−(4,4′−ジフ
ェニレン)ビス(3,1−ベンゾオキサジン−4−オ
ン)、2,2′−(1,4−シクロヘキシレン)ビス(3,1−
ベンゾオキサジン−4−オン)、2,2′−ビス(4,4−ジ
ヒドロ−1,3,6H−オキサジン−6−オン)、2,2′−メ
チレンビス(4,5−ジヒドロ−1,3,6H−オキサジン−6
−オン)、2,2′−エチレンビス(4,5−ジヒドロ−1,3,
6H−オキサジン−6−オン)、2,2′−テトラメチレン
ビス(4,5−ジヒドロ−1,3,6H−オキサジン−6−オ
ン)、2,2′−p−フェニレンビス(4,5−ジヒドロ−1,
3,6H−オキサジン−6−オン)、2,2′−m−フェニレ
ンビス(4,5−ジヒドロ−1,3,6H−オキサジン−6−オ
ン)、2,2′−ビス(4−メチル−5−ヒドロ−1,3,6H
−オキサジン−6−オン)、2,2′−エチレンビス(4
−メチル−5−ヒドロ−1,3,6H−オキサジン−6−オ
ン)、2,2′−o−フェニレンビス(4−メチル−5−
ヒドロ−1,3,6H−オキサジン−6−オン)、2,2′−m
−フェニレン(4−メチル−5−ヒドロ−1,3,6H−オキ
サジン−6−オン)、2,2′−p−フェニレンビス(4
−ヒドロ−5−メチル1,3,6H−オキサジン−6−オ
ン)、2,2−m−フェニレンビス(4−ヒドロ−5−メ
チル−1,3,6H−オキサジン−6−オン)等である。
式(6)で表わされるアジリジン基としては、エチレ
ンイミンを酸クロライドやイソシアナート化合物と反応
させることで容易に生成出来る。
ンイミンを酸クロライドやイソシアナート化合物と反応
させることで容易に生成出来る。
式(7)で表わされるラクタム基としては、R3がトリ
メチレンであるピロリドン、テトラメチレンであるピペ
リドン、ペンタメチレンであるカプロタクタムが好まし
く、式(6)と同様にラクタム類を酸クロライドやイソ
シアナート化合物と反応させることで容易に生成出来
る。
メチレンであるピロリドン、テトラメチレンであるピペ
リドン、ペンタメチレンであるカプロタクタムが好まし
く、式(6)と同様にラクタム類を酸クロライドやイソ
シアナート化合物と反応させることで容易に生成出来
る。
これらの反応に用いられる酸クロライドとしては、例
えばテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸、コハ
ク酸等の誘導体である。
えばテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸、コハ
ク酸等の誘導体である。
ジイソシアナートは、例えばトルエンジイソシアナー
ト、メチレンジフェニルジイソシアナート、キシリレン
ジイソシアナート、ナフチンジイソシアナート、3,3′
−ジメチルジフェニル−4,4′−ジイソシアナート、ヘ
キサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシア
ナート、メチレンビフェニルジイソシアナートの水添
体、トルエンジイソシアナートの水添体、リジンジイソ
シアナート、ビス(2−イソシアナートエチル)フマラ
ート等が挙げられる。
ト、メチレンジフェニルジイソシアナート、キシリレン
ジイソシアナート、ナフチンジイソシアナート、3,3′
−ジメチルジフェニル−4,4′−ジイソシアナート、ヘ
キサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシア
ナート、メチレンビフェニルジイソシアナートの水添
体、トルエンジイソシアナートの水添体、リジンジイソ
シアナート、ビス(2−イソシアナートエチル)フマラ
ート等が挙げられる。
本発明で用いる芳香族ポリエステル重合体(A)、ハ
ロゲン化合物(B)及び窒素含有3乃至8員環化合物
(C)の割合は、ポリエステル樹脂組成物全量に対して
ハロゲン化合物(B)と窒素含有3乃至8員環化合物
(C)がそれぞれ0.1〜30重量%で、ハロゲン化合物
(B)と窒素含有3乃至8員環化合物(C)とのモル数
の比が2:1〜1:2であることが好ましい。
ロゲン化合物(B)及び窒素含有3乃至8員環化合物
(C)の割合は、ポリエステル樹脂組成物全量に対して
ハロゲン化合物(B)と窒素含有3乃至8員環化合物
(C)がそれぞれ0.1〜30重量%で、ハロゲン化合物
(B)と窒素含有3乃至8員環化合物(C)とのモル数
の比が2:1〜1:2であることが好ましい。
本発明による被覆材用組成物は、使用条件として高い
酸素指数を必要とする被覆材とする場合は、ハロゲン化
合物(B)の含量を適宜決めることによって組成物中の
ハロゲン含有量を調節し、目的とする酸素指数を満足す
るものを得ることができる。
酸素指数を必要とする被覆材とする場合は、ハロゲン化
合物(B)の含量を適宜決めることによって組成物中の
ハロゲン含有量を調節し、目的とする酸素指数を満足す
るものを得ることができる。
本発明に用いられる芳香族ポリエステル重合体(A)
は溶融重合、界面重合や固相重合等の公知の方法で重合
が可能であり、固有粘度で0.5〜3.0程度のものが使用可
能である。
は溶融重合、界面重合や固相重合等の公知の方法で重合
が可能であり、固有粘度で0.5〜3.0程度のものが使用可
能である。
本発明の組成物は特に添加剤を用いなくても優れた性
能を示すが、更にその性能を向上させるべく、必要に応
じて酸化防止剤や紫外線吸収剤等の安定剤、帯電防止
剤、他の難燃剤や難燃助剤、染料や顔料等の着色剤及び
流動性や離型性の改善のための滑剤、潤滑剤、結晶化促
進剤(核剤)、無機物等が使用できる。
能を示すが、更にその性能を向上させるべく、必要に応
じて酸化防止剤や紫外線吸収剤等の安定剤、帯電防止
剤、他の難燃剤や難燃助剤、染料や顔料等の着色剤及び
流動性や離型性の改善のための滑剤、潤滑剤、結晶化促
進剤(核剤)、無機物等が使用できる。
安定剤としては、ヒンダードフェノール系、アミン
系、リン系等の化合物が使用できる。
系、リン系等の化合物が使用できる。
ヒンダードフェノール系化合物の一例を示せば、2,
2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、ヘキサメチレングリコールビス(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、テ
トラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシヒドロシンナメート)〕メタン、トリエチレング
リコールビス−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリ
メチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)ベンゼン、n−オクタデシル−3−
(4′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェノ
ール)プロピオネート、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ
−t−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデンビス
(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、2,2′−
チオジエチルビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ジステアリル−
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホ
ネート、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−5−
メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニ
ルアクリレートの少なくとも一種又は二種以上を使用す
ることができる。これらの中でも、ヘキサメチレングリ
コールビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒ
ドロシンナメート)、テトラキス〔メチレン(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)〕
メタン、トリエチレングリコールビス−3−(3−t−
ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピ
オネートは特に好ましい物質である。
2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、ヘキサメチレングリコールビス(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、テ
トラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシヒドロシンナメート)〕メタン、トリエチレング
リコールビス−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリ
メチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)ベンゼン、n−オクタデシル−3−
(4′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチルフェノ
ール)プロピオネート、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ
−t−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデンビス
(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)、2,2′−
チオジエチルビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ジステアリル−
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホ
ネート、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−5−
メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニ
ルアクリレートの少なくとも一種又は二種以上を使用す
ることができる。これらの中でも、ヘキサメチレングリ
コールビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒ
ドロシンナメート)、テトラキス〔メチレン(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)〕
メタン、トリエチレングリコールビス−3−(3−t−
ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピ
オネートは特に好ましい物質である。
アミン系化合物の一例を示せば、N−フェニル−N′
−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジ
フェニル−p−フェニレンジアミン、4,4′−ビス(4
−α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、ジフ
ェニルアミンとアセトンとの縮合反応物、N−フェニル
ナフチルアミン、N,N′−ジ−β−ナフチルフェニレン
ジアミンなどである。
−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N′−ジ
フェニル−p−フェニレンジアミン、4,4′−ビス(4
−α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン、ジフ
ェニルアミンとアセトンとの縮合反応物、N−フェニル
ナフチルアミン、N,N′−ジ−β−ナフチルフェニレン
ジアミンなどである。
リン系の化合物の例を示せば下記一般式(16)で示さ
れるホスホナイト化合物 等があり、式中、R8,R9,R10及びR11は炭素数1〜25のア
ルキル基、置換アルキル基、アリール基又は置換アリー
ル基であり、それぞれ同一であっても異なっていても良
い。これらの例を示せば、メチル基、エチル基、ブチル
基、オクチル基、デシル基、ラウリル基、トリデシル
基、ステアリル基、フェニル基、アルキル及び/又はア
ルコキシ置換フェニル基などである。また、R12は炭素
数4〜33のアルキレン基、置換アルキレン基、アリーレ
ン基又は置換アリーレン基を示しており、その例を示せ
ば、ブチレン基、オクチレン基、フェニレン、ナフチレ
ン基、ジフェニレン基、次式 で示される基(式中、Qはオキシ基、スルホニル基、カ
ルボニル基、メチレン基、エチリデン基、ブチリデン
基、イソプロピレン基、ジアゾ基など)等である。特に
好ましいホスホナイト化合物としては、テトラキス(2,
4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4′−ジフェニレンホ
スホナイトが挙げられる。
れるホスホナイト化合物 等があり、式中、R8,R9,R10及びR11は炭素数1〜25のア
ルキル基、置換アルキル基、アリール基又は置換アリー
ル基であり、それぞれ同一であっても異なっていても良
い。これらの例を示せば、メチル基、エチル基、ブチル
基、オクチル基、デシル基、ラウリル基、トリデシル
基、ステアリル基、フェニル基、アルキル及び/又はア
ルコキシ置換フェニル基などである。また、R12は炭素
数4〜33のアルキレン基、置換アルキレン基、アリーレ
ン基又は置換アリーレン基を示しており、その例を示せ
ば、ブチレン基、オクチレン基、フェニレン、ナフチレ
ン基、ジフェニレン基、次式 で示される基(式中、Qはオキシ基、スルホニル基、カ
ルボニル基、メチレン基、エチリデン基、ブチリデン
基、イソプロピレン基、ジアゾ基など)等である。特に
好ましいホスホナイト化合物としては、テトラキス(2,
4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4′−ジフェニレンホ
スホナイトが挙げられる。
添加量は組成物全量に対し0.01〜5重量%であり、好
ましくは0.1〜3重量%である。
ましくは0.1〜3重量%である。
また、難燃助剤としては、三酸化アンチモン、ハロゲ
ン化アンチモン等のアンチモン化合物の他、亜鉛、ビス
マスを含む金属化合物、水酸化マグネシウム或いはアス
ベストの如き粘土質珪酸塩等が使用できる。
ン化アンチモン等のアンチモン化合物の他、亜鉛、ビス
マスを含む金属化合物、水酸化マグネシウム或いはアス
ベストの如き粘土質珪酸塩等が使用できる。
また、無機物としては、ガラス繊維、セラミック繊
維、ボロン繊維、チタン酸カリウム繊維、アスベスト等
の一般無機繊維、炭酸カルシウム、高分散性珪酸塩、ア
ルミナ、水酸化アルミニウム、タルク、クレー、マイ
カ、ガラスフレーク、ガラス粉、ガラスビーズ、石英
粉、珪砂、ウォラストナイト、カーボンブラック、硫酸
バリウム、焼石膏、炭化珪素、アルミナ、ボロンナイト
ライトや窒化珪素等の粉粒状物質、板状の無機化合物、
ウィスカー等が含まれる。
維、ボロン繊維、チタン酸カリウム繊維、アスベスト等
の一般無機繊維、炭酸カルシウム、高分散性珪酸塩、ア
ルミナ、水酸化アルミニウム、タルク、クレー、マイ
カ、ガラスフレーク、ガラス粉、ガラスビーズ、石英
粉、珪砂、ウォラストナイト、カーボンブラック、硫酸
バリウム、焼石膏、炭化珪素、アルミナ、ボロンナイト
ライトや窒化珪素等の粉粒状物質、板状の無機化合物、
ウィスカー等が含まれる。
これらの無機充填剤は一種又は二種以上併用混合使用
できる。
できる。
また、溶融押出被覆性、滑性、柔軟性改良などの目的
で、有機高分子物質を一種又は二種以上補助的に混合す
ることができる。一例を示せば、他の骨格のポリエステ
ル、ポリアミド、カルボン酸変性オレフィン及びそれ等
の共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテ
ン等のポリオレフィン及びポリアクリレート、ABS等の
変性ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリフェニレ
ンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、フッ素樹
脂等のエンジニアリングプラスチックス、ポリウレタ
ン、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、各種エラス
トマー等のゴム状弾性ポリマー等が挙げられる。
で、有機高分子物質を一種又は二種以上補助的に混合す
ることができる。一例を示せば、他の骨格のポリエステ
ル、ポリアミド、カルボン酸変性オレフィン及びそれ等
の共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテ
ン等のポリオレフィン及びポリアクリレート、ABS等の
変性ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリフェニレ
ンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、フッ素樹
脂等のエンジニアリングプラスチックス、ポリウレタ
ン、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、各種エラス
トマー等のゴム状弾性ポリマー等が挙げられる。
本発明の電線被覆材用組成物は、必要とする成分
(A),(B),(C)等を一般に使用される押出機等
の如き溶融混合装置を用いて混練し、ペレット化するこ
とによって調製できる。
(A),(B),(C)等を一般に使用される押出機等
の如き溶融混合装置を用いて混練し、ペレット化するこ
とによって調製できる。
次に本発明の組成物は導電線の被覆材料として特に有
用である。本発明の組成物による導電線の被覆は、通常
の方法で行うことができる。
用である。本発明の組成物による導電線の被覆は、通常
の方法で行うことができる。
即ち、上記の組成物よりなる被覆材を溶融押出しによ
り、走行する導電体に被覆させる。導電体の走行方向と
被覆材の押出方向が同一線上にある場合と一定の角度を
持つクロスヘッドを用いる場合との両者があるが、何れ
の場合でも本発明の電線は製造可能である。
り、走行する導電体に被覆させる。導電体の走行方向と
被覆材の押出方向が同一線上にある場合と一定の角度を
持つクロスヘッドを用いる場合との両者があるが、何れ
の場合でも本発明の電線は製造可能である。
この目的での押出機は被覆材流量の制御がし易いスク
リュー型押出機を使用するのが好ましい。
リュー型押出機を使用するのが好ましい。
被覆材の偏肉を検出する方法は、X線、超音波等の公
知の方法で行う。
知の方法で行う。
被覆材の偏肉による偏心の度合は同心率ecで表され、
ecは大なる程よいが、65%以上が好ましく、更に好まし
くは70%以上である。
ecは大なる程よいが、65%以上が好ましく、更に好まし
くは70%以上である。
emin:被覆断面最小厚み emax:被覆断面最大厚み 偏肉の制御は偏肉検出機により検出して、スクリュー
型押出機のダイセンター部でダイと導体とのクリアラン
スを自動的にもしくは手動で調整する方法、被覆材の流
量を圧力、温度と共に制御して調整する方法等で実施す
る。
型押出機のダイセンター部でダイと導体とのクリアラン
スを自動的にもしくは手動で調整する方法、被覆材の流
量を圧力、温度と共に制御して調整する方法等で実施す
る。
ダイに無偏心ヘッド用いることも偏肉を小さくする上
で効果的である。
で効果的である。
電線製造に際しては、所望により被覆材の機械的強度
を更に増加させる目的で、被覆材をコーティングし賦形
した後に加熱ゾーンを通過させて製造させることができ
る。加熱ゾーンの温度は被覆材の融点以下でガラス転移
点以上である。
を更に増加させる目的で、被覆材をコーティングし賦形
した後に加熱ゾーンを通過させて製造させることができ
る。加熱ゾーンの温度は被覆材の融点以下でガラス転移
点以上である。
本発明の被覆材を用いた被覆電線は、従来のポリエス
テル系被覆材に比べて熱履歴による物性の低下を著しく
改善した為に、以下の様な優れた効果を生じる。
テル系被覆材に比べて熱履歴による物性の低下を著しく
改善した為に、以下の様な優れた効果を生じる。
(1) 被覆材の難燃性が高く、熱履歴による物性がの
低下が少ないので、熱源廻り、輸送機器のエンジン廻
り、電気製品の発熱部品廻りの電線用途に有効である。
低下が少ないので、熱源廻り、輸送機器のエンジン廻
り、電気製品の発熱部品廻りの電線用途に有効である。
(2) 機械的特性、電気的特性を損ねることなく、被
覆材の薄肉化が可能であり、尚且つ屈曲性に富んでいる
ので、限られた空間の有効利用が飛躍的に増大する。特
に情報の集積度が高く、空間容量に制約のある宇宙ロケ
ット、航空機、自動車等の輸送機器、電気製品、コンピ
ューター、情報関連機器等の電線用途として効果的であ
る。
覆材の薄肉化が可能であり、尚且つ屈曲性に富んでいる
ので、限られた空間の有効利用が飛躍的に増大する。特
に情報の集積度が高く、空間容量に制約のある宇宙ロケ
ット、航空機、自動車等の輸送機器、電気製品、コンピ
ューター、情報関連機器等の電線用途として効果的であ
る。
以下に本発明を実施例をもって説明するが、本発明は
これに限定されるものではない。
これに限定されるものではない。
実施例 1 ポリブチレンテレフタレート(PBT)(固有粘度0.9
5)100重量部に、テトラブロモテレフタル酸(以下TBTA
と略す)10重量部と2,2′−m−フェニレンビス(2−
オキサゾリン)(以下PBOと略す)6重量部とを粉体混
合し、通常の押出機を用いて一様に溶融混合したペレッ
トを得た。
5)100重量部に、テトラブロモテレフタル酸(以下TBTA
と略す)10重量部と2,2′−m−フェニレンビス(2−
オキサゾリン)(以下PBOと略す)6重量部とを粉体混
合し、通常の押出機を用いて一様に溶融混合したペレッ
トを得た。
得られたペレットから射出成形機を用いて通常の方法
で試験片を作成し、物性を評価した。
で試験片を作成し、物性を評価した。
各物性は以下の方法により測定した。
引張り強度、伸び率(%)はASTM D 638により測定し
た。絶縁破壊はASTM D 149短時間法で、誘導率はDISO 1
kHzにより各々測定した。また、難燃性はUL−94Vに準拠
した試験法で30秒以内に消えたものを○、消えなかった
ものを×と判定した。酸素指数はJIS K 7201により測定
した。表面形状は120℃、72時間後の表面形態を観察
し、ブリード、ふくれ等、異常のあるものを×、ないも
のを○とした。
た。絶縁破壊はASTM D 149短時間法で、誘導率はDISO 1
kHzにより各々測定した。また、難燃性はUL−94Vに準拠
した試験法で30秒以内に消えたものを○、消えなかった
ものを×と判定した。酸素指数はJIS K 7201により測定
した。表面形状は120℃、72時間後の表面形態を観察
し、ブリード、ふくれ等、異常のあるものを×、ないも
のを○とした。
また、引張り試験片を120℃の恒温槽に保存し、500時
間後の伸び率、伸び保持率を同様に測定した。
間後の伸び率、伸び保持率を同様に測定した。
更にこの組成物を用い外径約1.9mmの銅製円形圧縮撚
り線に0.3mmの肉厚となるよう樹脂組成物を被覆して電
線を作成し、120℃の恒温槽に保存し、500時間後に90゜
角で10回折り曲げた後の表面状態を調べ、屈曲性を評価
した。割れや微細なクラックの発生したものを×、異常
なきものを○とした。
り線に0.3mmの肉厚となるよう樹脂組成物を被覆して電
線を作成し、120℃の恒温槽に保存し、500時間後に90゜
角で10回折り曲げた後の表面状態を調べ、屈曲性を評価
した。割れや微細なクラックの発生したものを×、異常
なきものを○とした。
各々の測定結果を表1に示す。
実施例2−1〜4 実施例1で用いたPBT100重量部にテトラブロモビスフ
ェノールA(以下TBBAと略す)とPBOとを表1に示す量
で粉体混合し、通常の押出機を用いて一様に溶融混合し
たペレットを得た。
ェノールA(以下TBBAと略す)とPBOとを表1に示す量
で粉体混合し、通常の押出機を用いて一様に溶融混合し
たペレットを得た。
得られた樹脂組成物を実施例1と同様にして物性を評
価した。
価した。
各々の測定結果を表1に示す。
実施例 3 実施例1、2で用いたPBT100重量部にTBTA10重量部
と、ジフェニルメタン−ビス−4,4′−N,N′−ジエチレ
ン尿素(以下MDIAと略す)8重量部とを粉体混合し、通
常の押出機を用いて一様に溶融混合したペレットを得
た。
と、ジフェニルメタン−ビス−4,4′−N,N′−ジエチレ
ン尿素(以下MDIAと略す)8重量部とを粉体混合し、通
常の押出機を用いて一様に溶融混合したペレットを得
た。
得られた樹脂組成物を実施例1、2と同様にして評価
した。
した。
結果を表1に示す。
比較例1〜4 実施例1〜3で用いたPBT100重量部にデカブロモジフ
ェニルエーテル(以下DBDPEと略す)10重量部を粉体混
合し、通常の押出機を用いて一様に溶融混合したペレッ
トを得た(比較例1)。
ェニルエーテル(以下DBDPEと略す)10重量部を粉体混
合し、通常の押出機を用いて一様に溶融混合したペレッ
トを得た(比較例1)。
得られた樹脂組成物を実施例1〜3と同様にして評価
した。
した。
又、比較例1に対して更にPBOを併用した場合(比較
例2)、PBTに対しTBBAのみを配合した場合(比較例
3)、PBTに対しPBOのみを配合した場合(比較例4)に
ついても同様に評価した。
例2)、PBTに対しTBBAのみを配合した場合(比較例
3)、PBTに対しPBOのみを配合した場合(比較例4)に
ついても同様に評価した。
測定結果を表1に併せて示す。
実施例 4 ポリエチレンテレフタレート(PET)(固有粘度1.1
0)100重量部にTBTA10重量部、RBO6重量部を粉体混合
し、通常の押出機を用いて一様に溶融混合したペレット
を得た。
0)100重量部にTBTA10重量部、RBO6重量部を粉体混合
し、通常の押出機を用いて一様に溶融混合したペレット
を得た。
得られた樹脂組成物を実施例1と同様にして物性を評
価した。
価した。
各々の測定結果を表1に示す。
比較例5 実施例4で用いたPET100重量部にDBDPE10重量部を粉
体混合し、通常の押出機を用いて一様に溶融混合したペ
レットを得た。
体混合し、通常の押出機を用いて一様に溶融混合したペ
レットを得た。
得られた樹脂組成物を実施例1と同様にして物性を評
価した。
価した。
各々の結果を表1に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 167/02 PKX C09D 167/02 PKX H01B 7/34 H01B 7/34 B (56)参考文献 特開 昭62−230844(JP,A) 特開 昭57−137348(JP,A) 特開 昭59−58050(JP,A) 特開 昭57−2353(JP,A) 特開 昭48−55236(JP,A) 特開 昭60−38455(JP,A)
Claims (6)
- 【請求項1】電導線の表面に、 (a)主として芳香族ジカルボン酸又はそのエステル形
成性誘導体と、(b)主として脂肪族グリコール又はそ
のエステル形成性誘導体を重縮合させることによって得
られる芳香族ポリエステル重合体(A)に、 下記一般式(1)又は(2)で示される化合物(B)と 下記一般式(3)で示される化合物(C)とを 組成物全量に対してそれぞれ0.1〜30重量%配合した難
燃性樹脂組成物よりなる被覆材を被覆してなることを特
徴とする電線。 〔式中、Xはハロゲンを示す。Y1,Y2は水酸基、カルボ
ン酸基、グリシジルエステル基、グリシジルエーテル基
のうちから選ばれる基を示す。Zは有機基を示し、nは
1以上の整数を示す。〕 L1−M−L2 (3) 〔式中、L1及びL2は下記一般式(4)〜(7)で表され
る官能基より選ばれる3乃至8員環の環状反応性基であ
り、L1とL2は各々同一でも相異なっていてもよい。 R1〜R3は2価の有機基を示し、環に直接結合している水
素はアルキル及び/又はアリール基で置換されていても
よい。Mは2価の有機基を示す。〕 - 【請求項2】一般式(1)又は(2)で示される化合物
(B)において、ハロゲン(X)が臭素である特許請求
の範囲第1項記載の電線。 - 【請求項3】一般式(1)又は(2)で示される化合物
(B)の分子量が500〜5,000である特許請求の範囲第1
項又は第2項記載の電線。 - 【請求項4】一般式(2)で示される化合物(B)がハ
ロゲン化ジオール及び/又はハロゲン化ジカルボン酸で
ある特許請求の範囲第1〜3項のいずれか1項に記載の
電線。 - 【請求項5】更に安定剤を被覆材組成物全量に対し0.1
〜3重量%含有する特許請求の範囲第1〜4項のいずれ
か1項に記載の電線。 - 【請求項6】電線が低圧用電線である特許請求の範囲第
1〜5項のいずれか1項に記載の電線。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62311547A JP2624974B2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | 電 線 |
US07/271,323 US4954541A (en) | 1987-12-09 | 1988-11-15 | Flame-retardant resin composition and electric wire |
EP88311272A EP0320159A1 (en) | 1987-12-09 | 1988-11-29 | Flame-retardant resin composition and electric wire |
KR1019880016073A KR890010103A (ko) | 1987-12-09 | 1988-12-02 | 난연성 수지 조성물과 전선 |
KR1019880016073A KR920001567B1 (ko) | 1987-12-09 | 1988-12-02 | 난연성 수지 조성물과 전선 |
US07/496,005 US5139885A (en) | 1987-12-09 | 1990-03-20 | Flame-retardant resin composition and electric wire |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62311547A JP2624974B2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | 電 線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01152153A JPH01152153A (ja) | 1989-06-14 |
JP2624974B2 true JP2624974B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=18018549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62311547A Expired - Lifetime JP2624974B2 (ja) | 1987-12-09 | 1987-12-09 | 電 線 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4954541A (ja) |
EP (1) | EP0320159A1 (ja) |
JP (1) | JP2624974B2 (ja) |
KR (2) | KR890010103A (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0694500B2 (ja) * | 1987-10-02 | 1994-11-24 | ポリプラスチックス株式会社 | 難燃性改良成形用熱可塑性ポリエステル樹脂の製造法 |
US5139885A (en) * | 1987-12-09 | 1992-08-18 | Polyplastics Co., Ltd. | Flame-retardant resin composition and electric wire |
US4967306A (en) * | 1989-05-05 | 1990-10-30 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | High purity aromatic polyesters |
US5318938A (en) * | 1989-05-05 | 1994-06-07 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Thermographic elements |
US5295040A (en) * | 1989-05-05 | 1994-03-15 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | High purity aromatic polyesters |
JP2928266B2 (ja) * | 1989-05-08 | 1999-08-03 | ポリプラスチックス株式会社 | ポリエステル樹脂組成物及び成形品 |
BE1006297A3 (nl) * | 1992-10-26 | 1994-07-12 | Axxis Nv | Kunststofplaat, een werkwijze voor de vervaardiging daarvan en vormdelen die de plaat bevatten. |
US5480926A (en) * | 1995-04-28 | 1996-01-02 | Eastman Chemical Company | Blends of ultraviolet absorbers and polyesters |
JP3411774B2 (ja) * | 1997-02-14 | 2003-06-03 | リケンテクノス株式会社 | 導電性樹脂組成物 |
US7642303B2 (en) * | 2004-10-15 | 2010-01-05 | Shakely Thomas L | Thermoplastic articles for packaging UV sensitive materials, processes for the articles production and use and novel UV absorbers |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE755318A (fr) * | 1970-06-16 | 1971-02-26 | Celanese Corp | Composition peu ou pas combustible de poly (terephtalate d'alkylene) a mouler |
JPS4855236A (ja) * | 1971-11-11 | 1973-08-03 | ||
DE2519583A1 (de) * | 1975-05-02 | 1976-11-18 | Basf Ag | Thermoplastische polybutylenterephthalat-formmassen |
DE2533097A1 (de) * | 1975-07-24 | 1977-02-24 | Basf Ag | Polybutylenterephthalat-formmassen mit verbesserter bestaendigkeit gegen waerme und sauerstoff |
JPS56120757A (en) * | 1980-02-29 | 1981-09-22 | Teijin Ltd | Preparation of polyester molded article |
JPS572353A (en) * | 1980-06-06 | 1982-01-07 | Toray Ind Inc | Polyester resin composition |
JPS57137348A (en) * | 1981-02-20 | 1982-08-24 | Teijin Ltd | Flame-retardant polyester resin molded article |
NL8201867A (nl) * | 1981-05-07 | 1982-12-01 | Dynamit Nobel Ag | Vlamwerende polytetramethyleentereftalaat-vormmassa's met verbeterde eigenschappen. |
JPS57209979A (en) * | 1981-06-19 | 1982-12-23 | Teijin Ltd | Ultraviolet light absorber and method for using same |
EP0074337B1 (de) * | 1981-09-09 | 1986-03-05 | Ciba-Geigy Ag | Stabilisierte thermoplastische Polyesterformmasse |
JPS5912952A (ja) * | 1982-07-15 | 1984-01-23 | Teijin Ltd | 新規な紫外線吸収剤を用いる紫外線からの保護 |
JPS5958050A (ja) * | 1982-09-28 | 1984-04-03 | Teijin Ltd | ポリエステル混合体 |
US4546126A (en) * | 1983-07-13 | 1985-10-08 | Ciba Geigy Corporation | Flame-retarding, reinforced moulding material based on thermoplastic polyesters and the use thereof |
JPH0830141B2 (ja) * | 1986-03-31 | 1996-03-27 | 鐘淵化学工業株式会社 | 難燃樹脂組成物 |
JPH0717822B2 (ja) * | 1986-10-25 | 1995-03-01 | 東洋紡績株式会社 | 熱可塑性ポリエステルブロック共重合体組成物 |
-
1987
- 1987-12-09 JP JP62311547A patent/JP2624974B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-11-15 US US07/271,323 patent/US4954541A/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-11-29 EP EP88311272A patent/EP0320159A1/en not_active Ceased
- 1988-12-02 KR KR1019880016073A patent/KR890010103A/ko not_active IP Right Cessation
- 1988-12-02 KR KR1019880016073A patent/KR920001567B1/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR920001567B1 (ko) | 1992-02-18 |
KR890010098A (ko) | 1989-08-05 |
US4954541A (en) | 1990-09-04 |
JPH01152153A (ja) | 1989-06-14 |
KR890010103A (ko) | 1989-08-05 |
EP0320159A1 (en) | 1989-06-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2624974B2 (ja) | 電 線 | |
JP2669552B2 (ja) | ポリエステル樹脂組成物 | |
US4954540A (en) | Halogen-contained polyester resin composite and electric wire | |
EP0282263B1 (en) | Halogen-containing polyester resin composition and electric wire | |
KR920004814B1 (ko) | 난연성 할로겐화 폴리에스테르 수지 조성물 및 그것으로 피복한 전선 | |
US4913964A (en) | Covering material for electric transmission lines, and electric transmission line | |
KR910003210B1 (ko) | 폴리에스테르 조성물로 피복한 전선 | |
US4994543A (en) | Halogenated polyester resin composition and electric wire | |
JP2559449B2 (ja) | ハロゲン含有難燃性ポリエステル共重合体及びこれを用いた被覆電線 | |
US5139885A (en) | Flame-retardant resin composition and electric wire | |
US5043215A (en) | Halogen-contained polyester resin composite and electric wire | |
KR920002449B1 (ko) | 할로겐 함유 폴리에스테르 수지 조성물과 피복된 전선 | |
KR910008745B1 (ko) | 할로겐 함유 폴리에스테르 수지 조성물 및 전선 | |
KR920002448B1 (ko) | 할로겐 함유 폴리에스테르 수지 조성물과 피복된 전선 | |
JPS63227659A (ja) | 被覆電線 | |
JP2925633B2 (ja) | ハロゲン含有ポリエステル樹脂組成物 | |
JPH03247648A (ja) | ハロゲン含有ポリエステル樹脂組成物 |