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JP2023044768A - 車両用照明装置、および車両用灯具 - Google Patents

車両用照明装置、および車両用灯具 Download PDF

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JP2023044768A JP2021152802A JP2021152802A JP2023044768A JP 2023044768 A JP2023044768 A JP 2023044768A JP 2021152802 A JP2021152802 A JP 2021152802A JP 2021152802 A JP2021152802 A JP 2021152802A JP 2023044768 A JP2023044768 A JP 2023044768A
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翔太 池辺
Shota Ikebe
陽平 松田
Yohei Matsuda
和宏 高橋
Kazuhiro Takahashi
浩章 金川
Hiroaki Kanekawa
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

【課題】回路素子において発生した熱の影響を抑制することができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することである。【解決手段】実施形態に係る車両用照明装置は、車両用灯具に設けられたソケットに着脱可能な車両用照明装置である。前記車両用照明装置は、第1の基板と;前記第1の基板に対向し、前記第1の基板と離隔して設けられた第2の基板と;前記第1の基板の、前記第2の基板側とは反対側の面に設けられた発光素子と;前記第2の基板の、前記第1の基板側の面、および、前記第2の基板の、前記第1の基板側とは反対側の面、の少なくともいずれかに設けられた回路素子と;前記第1の基板と、前記第2の基板と、の間を延び、前記発光素子と、前記回路素子と、を電気的に接続する一対の接続部と;前記回路素子と電気的に接続され、前記第2の基板の、前記第1の基板側とは反対側に突出する一対の端子と;を具備している。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、車両用照明装置、および車両用灯具に関する。
口金を有さないウェッジベース電球が車両用照明装置として用いられている。ウェッジベース電球は白熱電球である。そのため、省電力化、長寿命化などの観点から、ウェッジベース電球は、発光ダイオードを備えた車両用照明装置と置き換えられるようになってきている。
ウェッジベース電球は、車両用灯具に設けられたソケットに押し込むようにして装着される。ウェッジベース電球に代えて、発光ダイオードを備えた車両用照明装置を用いる場合、ウェッジベース電球が装着されていたソケットをそのまま用いることができるようにすることが好ましい。そのため、発光ダイオードが設けられた基板と、一対のリード(端子)が取り付けられたハウジングと、を備えた車両用照明装置が提案されている。
ここで、発光ダイオードが設けられた基板に、ダイオードや抵抗器などの回路素子がさらに設けられる場合がある。例えば、ダイオードは、発光ダイオードの保護のために設けられる。例えば、抵抗器は、発光ダイオードから照射される光の明るさを調整するために設けられる。また、近年においては、車両用照明装置の多機能化などを図るために、受動素子や能動素子などがさらに設けられる場合もある。
車両用照明装置に電圧が印加されると、発光ダイオードから光が照射されるとともに、発光ダイオードにおいて熱が発生する。発光ダイオードにおいて発生した熱により、発光ダイオードの温度が最大ジャンクション温度を超えると、発光ダイオードが故障したり、発光ダイオードの寿命が短くなったりする。そのため、発光ダイオードに流れる電流の値に制限を設け、発光ダイオードの温度が最大ジャンクション温度を超えないようにしている。
ところが、車両用照明装置に電圧が印加されると、回路素子にも電流が流れる。回路素子に電流が流れると、回路素子においても熱が発生する。一般的に、回路素子は、発光ダイオードが設けられた基板に設けられたり、発光ダイオードが設けられた基板に直接連結された基板に設けられたりする。そのため、回路素子において発生した熱が基板を介して発光ダイオードに伝わり易くなるので、発光ダイオードの温度が最大ジャンクション温度を超え易くなる。
この場合、発光ダイオードに流れる電流の値をさらに小さくすれば、回路素子において発生した熱が発光ダイオードに伝わったとしても、発光ダイオードの温度が最大ジャンクション温度を超えないようにすることができる。
しかしながら、この様にすると、車両用照明装置の高光束化が図れなくなる。
そこで、回路素子において発生した熱の影響を抑制することができる技術の開発が望まれていた。
特開2013-105652号公報
本発明が解決しようとする課題は、回路素子において発生した熱の影響を抑制することができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することである。
実施形態に係る車両用照明装置は、車両用灯具に設けられたソケットに着脱可能な車両用照明装置である。前記車両用照明装置は、第1の基板と;前記第1の基板に対向し、前記第1の基板と離隔して設けられた第2の基板と;前記第1の基板の、前記第2の基板側とは反対側の面に設けられた発光素子と;前記第2の基板の、前記第1の基板側の面、および、前記第2の基板の、前記第1の基板側とは反対側の面、の少なくともいずれかに設けられた回路素子と;前記第1の基板と、前記第2の基板と、の間を延び、前記発光素子と、前記回路素子と、を電気的に接続する一対の接続部と;前記回路素子と電気的に接続され、前記第2の基板の、前記第1の基板側とは反対側に突出する一対の端子と;を具備している。
本発明の実施形態によれば、回路素子において発生した熱の影響を抑制することができる車両用照明装置、および車両用灯具を提供することができる。
本実施の形態に係る車両用照明装置を例示するための模式斜視図である。 他の実施形態に係る車両用照明装置を例示するための模式斜視図である。 他の実施形態に係る車両用照明装置を例示するための模式斜視図である。 本実施の形態に係る車両用灯具を例示するための模式図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本実施の形態に係る車両用照明装置は、車両用灯具に設けられたソケットに着脱可能な車両用照明装置である。車両用照明装置としては、例えば、自動車や鉄道車両などに設けられるルームランプ、メーターランプ、読書灯、制動灯、方向指示灯、尾灯などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置の用途は、これらに限定されるわけではない。
(車両用照明装置)
図1は、本実施の形態に係る車両用照明装置1を例示するための模式斜視図である。
図1に示すように、車両用照明装置1には、例えば、発光部10、素子部20、接続部30、端子40、およびカバー50が設けられている。
発光部10は、例えば、基板11(第1の基板の一例に相当する)、および発光素子12を有する。
基板11は、例えば、板状を呈し、面11aと、面11aに対向する面11cとを有する。基板11の平面形状は、例えば、中心点を含む円の一部である。ただし、基板11の平面形状は、例示をしたものに限定されるわけではない。基板11の平面形状は、例えば、多角形などであってもよい。基板11の平面形状は、発光素子12の数、配置などに応じて適宜変更することができる。
基板11は、絶縁性材料から形成することができる。基板11は、例えば、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウム)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料から形成される。また、基板11は、例えば、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したメタルコア基板などであってもよい。
発光素子12の発熱量が多い場合には、放熱の観点から熱伝導率の高い材料を用いて基板11を形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、メタルコア基板などを例示することができる。高熱伝導性樹脂は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)やナイロン等の樹脂に、酸化アルミニウムや炭素(カーボン)などからなるフィラーを混合させたものである。
また、基板11の、素子部20側の面11cに放熱フィンなどを設けてもよい。
基板11の厚みは、例えば、0.5mm~3.0mm程度である。ただし、基板11の厚みは、例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
基板11の、素子部20側とは反対側の面11aには、配線パターン11bが設けられている。配線パターン11bは、例えば、実装パッド11b1を有する。実装パッド11b1には、発光素子12が電気的に接続される。配線パターン11bは、例えば、銅、アルミニウム、銀などの低抵抗金属から形成される。
発光素子12は、基板11の、基板21(第2の基板の一例に相当する)の側とは反対側の面11aに、少なくとも1つ設けることができる。
発光素子12は、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。
発光素子12は、例えば、PLCC(Plastic Leaded Chip Carrier)型などの表面実装型の発光素子とすることができる。また、発光素子12は、例えば、砲弾型などのリード線を有する発光素子とすることもできる。なお、図1に例示をした発光素子12は、表面実装型の発光素子である。
また、発光素子12は、チップ状の発光素子とすることもできる。チップ状の発光素子は、例えば、COB(Chip On Board)により実装することができる。この場合、チップ状の発光素子と、チップ状の発光素子と配線パターン11bを電気的に接続する配線と、チップ状の発光素子と配線を囲む枠状の部材と、枠状の部材の内側に設けられチップ状の発光素子と配線を覆う封止部などと、を基板11の面11aに設けることができる。また、封止部には、蛍光体を含めることができる。蛍光体は、例えば、YAG系蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)とすることができる。なお、蛍光体の種類は、例示をしたものに限定されるわけではない。蛍光体の種類は、車両用照明装置1の用途などに応じて所望の発光色が得られるように適宜変更することができる。
発光素子12の光の出射面は、基板11の面11aと略平行とすることができる。例えば、発光素子12は、主に、基板11の面11aに垂直な方向に向けて光を照射する。
発光素子12の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、車両用照明装置1の大きさや用途などに応じて適宜変更することができる。なお、複数の発光素子12が設けられる場合には、複数の発光素子12を直列接続することができる。
素子部20は、発光部10(基板11)の、発光素子12が設けられる側とは反対側に設けられている。素子部20は、発光部10から離隔している。
素子部20は、例えば、基板21、および回路素子22を有する。
基板21は、基板11に対向し、基板11と離隔して設けられている。基板21は、例えば、基板11と略平行に設けることができる。基板21は、例えば、板状を呈し、面21aと、面21aに対向する面21cとを有する。基板21の平面形状は、基板11の平面形状と同じであってもよいし、異なっていてもよい。基板21の平面寸法は、基板11の平面寸法と同じであってもよいし、異なっていてもよい。基板21の平面形状および平面寸法は、回路素子22の数、大きさ、配置などに応じて適宜変更することができる。
基板21の厚みは、例えば、基板11の厚みと同じであってもよいし、異なっていてもよい。
基板21は、絶縁性材料から形成することができる。基板21の材料は、例えば、基板11の材料と同じとすることができる。
基板21の面21aには、配線パターン21bを設けることができる。配線パターン21bは、銅、アルミニウム、銀などの低抵抗金属から形成することができる。配線パターン21bは、例えば、回路素子22を実装するための実装パッドを有する。
なお、回路素子22は、基板21の面21cに設けることもできる。すなわち、回路素子22は、基板21の基板11側の面21a、および、基板21の、基板11側とは反対側の面21c、の少なくともいずれかに設けることができる。
回路素子22は、例えば、ダイオード22a、抵抗22b、コンデンサ22cなどとすることができる。
ウェッジベース電球は白熱電球であるため、一対のリードのいずれかを電源のプラス側に電気的に接続し、他方のリードを電源のグランド側に電気的に接続すれば良い。すなわち、ウェッジベース電球は無極性である。これに対して、発光ダイオードなどの発光素子12には、極性がある。そのため、逆方向電圧が発光素子12に印加されないようにするためにダイオード22aを設けることができる。
また、ウェッジベース電球との置き換えを考慮すると、車両用照明装置1に無極性回路を設けることが好ましい。車両用照明装置1に無極性回路が設けられていれば、ウェッジベース電球と同様に、ソケット101への装着の際に方向性が無くなる。そのため、車両用照明装置1の装着作業が容易となる。
例えば、4つのダイオードを用いてブリッジ回路(ブリッジダイオード)を構成すれば、車両用照明装置1に無極性回路を設けることができる。図1に例示をしたダイオード22aは、いわゆる二素子ダイオードである。ダイオード22aが二素子ダイオードであれば、2つのダイオード22aを用いてブリッジ回路を構成することができるので、実装面積を小さくすることができる。そのため、基板21に設ける回路素子22の数や種類を増やすことが容易となり、ひいては、車両用照明装置1の保護や多機能化を図るのが容易となる。
抵抗22bは、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器(酸化金属皮膜抵抗器)、スクリーン印刷法などを用いて形成された膜状の抵抗器などとすることができる。なお、図1に例示をした抵抗22bは、表面実装型の抵抗器である。表面実装型の抵抗器とすれば、実装面積を小さくすることができるので、基板21に設ける回路素子22の数や種類を増やすことが容易となり、ひいては、車両用照明装置1の保護や多機能化を図るのが容易となる。
ここで、発光素子12の順方向電圧特性には、ばらつきがあるので、アノード端子とグランド端子との間の印加電圧を一定にすると、発光素子12から照射される光の明るさ(光束、輝度、光度、照度)にばらつきが生じる。そのため、発光素子12から照射される光の明るさが所定の範囲内に収まるように、抵抗22bにより、発光素子12に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。この場合、発光素子12に直列接続された抵抗22bの抵抗値を変化させることで、発光素子12に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにすることができる。
例えば、抵抗22bが表面実装型の抵抗器やリード線を有する抵抗器などの場合には、発光素子12の順方向電圧特性に応じて適切な抵抗値を有する抵抗22bを選択する。例えば、抵抗22bが膜状の抵抗器の場合には、抵抗22bの一部を除去すれば、抵抗値を増加させることができる。
また、抵抗22bは、発光素子12に過大な電流が流れないようにする役割を有することもできる。
コンデンサ22cは、例えば、ノイズ対策や電圧を平滑化させるために設けることができる。コンデンサ22cは、例えば、表面実装型のコンデンサ22cとすることができる。表面実装型のコンデンサ22cとすれば、実装面積を小さくすることができるので、基板21に設ける回路素子22の数や種類を増やすことが容易となり、ひいては、車両用照明装置1の保護や多機能化を図るのが容易となる。
なお、ダイオード22a、抵抗22b、およびコンデンサ22cが面21aに設けられる場合を例示したが、例えば、これらの素子の少なくとも一部を、面21aに対向する面21cに設けることもできる。この場合、面21cに配線パターンを設け、これらの素子の少なくとも一部を当該配線パターンに電気的に接続することができる。また、基板21を厚み方向に貫通する導通ビアを設け、導通ビアにより、面21aに設けられた配線パターン21bと、面21cに設けられた配線パターンとを電気的に接続することができる。
また、回路素子22は例示をしたものに限定されるわけではない。例えば、回路素子22は、発光素子12を有する発光回路を構成するために用いられる受動素子または能動素子とすることができる。例えば、回路素子22は、前述したものの他に、正特性サーミスタ、負特性サーミスタ、インダクタ、サージアブソーバ、バリスタ、FETやバイポーラトランジスタなどのトランジスタ、ツェナーダイオード、集積回路、演算素子などであってもよい。集積回路は、例えば、点滅回路、定電流回路、点灯回路(駆動回路)の少なくともいずれかを備えたものとすることができる。
なお、回路素子22の一部は、車両用照明装置1が装着される車両用灯具100の筐体102などに設けることもできる。この様にすれば、車両用照明装置1の構成を簡略化することができるので、車両用照明装置1の低コスト化を図ることができる。ただし、回路素子22が車両用照明装置1に設けられていれば、ウェッジベース電球が装着されていたソケットをそのまま用いたとしても、車両用照明装置1の保護や多機能化を図ることができる。
接続部30は、例えば、柱状を呈し、発光部10(基板11)と、素子部20(基板21)との間に一対設けられている。一対の接続部30は、例えば、基板11の周縁近傍、および基板21の周縁近傍に設けることができる。この様にすれば、発光素子12や回路素子22の配置が容易となったり、発光素子12や回路素子22の数を増やすのが容易となったりする。
一対の接続部30は、例えば、発光部10(基板11)と、素子部20(基板21)とを、機械的および電気的に接続する。一対の接続部30の基板11側の端部は、例えば、基板11に設けられた孔11dに圧入したり接着したりすることができる。一対の接続部30の基板21側の端部は、例えば、基板21の面21aに設けられた孔21dに圧入したり接着したりすることができる。この様にすれば、一対の接続部30により、発光部10(基板11)と、素子部20(基板21)とを、機械的に接続することができる。
一対の接続部30は、導電性を有している。一対の接続部30の材料は、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金などの金属とすることができる。一対の接続部30の基板11側の端部は、例えば、基板11に設けられた配線パターン11bに半田付けすることができる。一対の接続部30の基板21側の端部は、例えば、基板21に設けられた配線パターン21bに半田付けすることができる。この様にすれば、一対の接続部30により、発光部10と、素子部20とを、電気的に接続することができる。
すなわち、一対の接続部30は、基板11と、基板21との間を延び、発光素子12と、回路素子22とを電気的に接続する。
一対の接続部30の長さ(接続部30が延びる方向の寸法)には特に限定がなく、例えば、基板21に設けられた回路素子22の頂部と、基板11の面11cとの間に隙間が設けられればよい。一対の接続部30の断面寸法(太さ)には特に限定がなく、ある程度の剛性があればよい。例えば、一対の接続部30の断面寸法は、車両用照明装置1を車両用灯具100のソケット101に押し込んだり、車両用照明装置1をソケット101から引き抜いたりした際に、車両用照明装置1が変形しなければ良い。
端子40は、例えば、柱状を呈し、基板21の面21c側に一対設けられている。一対の端子40は、回路素子22と電気的に接続され、基板21の、基板11側とは反対側に突出している。例えば、一対の端子40は、基板21の面21cに略垂直な方向に突出している。一対の端子40は、例えば、基板21の周縁近傍に設けることができる。この様にすれば、回路素子22の配置が容易となったり、回路素子22の数を増やすのが容易となったりする。
一対の端子40は、例えば、素子部20と、車両用灯具100のソケット101とを、電気的に接続する。一対の端子40は、導電性を有している。一対の端子40の材料は、一対の接続部30の材料と同じであってもよいし、異なっていてもよい。一対の端子40の基板21側の端部は、例えば、基板21の面21cに設けられた孔21dに圧入したり接着したりすることができる。一対の端子40の基板21側の端部と、一対の接続部30の基板21側の端部との間は絶縁されている。例えば、一対の端子40の基板21側の端部と、一対の接続部30の基板21側の端部との間には、基板21の一部を設けたり、絶縁性を有する接着剤を充填したりすることができる。
一対の端子40の基板21側の端部は、例えば、基板21の面21cに設けられた配線パターンに半田付けすることができる。基板21の面21cに設けられた配線パターンは、例えば、基板21を貫通する導通ビアを介して、基板21の面21aに設けられた配線パターン21bと電気的に接続することができる。
一対の端子40は、ソケット101に着脱可能である。一対の端子40の、基板21側とは反対側の端部は、例えば、ソケット101のソケット端子101a、101bに装着される。すなわち、一対の端子40は、ソケット端子101a、101bに、電気的および機械的に接続される。一対の端子40のピッチ寸法Pは、ソケット端子101a、101bのピッチ寸法と略同じとすることができる。なお、ピッチ寸法Pは、一対の端子40が並ぶ方向における、一対の端子40の中心間距離である。ソケット端子101a、101bのピッチ寸法は、ソケット端子101a、101bが並ぶ方向における、ソケット端子101a、101bの中心間距離である。端子40の厚みT(端子40が延びる方向と直交する方向の寸法)は、一対の端子40がソケット端子101a、101bに装着可能であればよい。一対の端子40の長さ(端子40が延びる方向の寸法)は、車両用照明装置1が装着されるソケット101の凹部の深さなどに応じて適宜変更することができる。
カバー50は、発光部10の光の出射側に設けられる。例えば、カバー50は、基板11の面11aを覆うように設けることができる。カバー50の形状は、車両用照明装置1に求められる配光特性などに応じて適宜変更することができる。
カバー50は透明であってもよいし、着色されていてもよい。カバー50の光の出射面に凹凸を設け、光を散乱させることもできる。カバー50に、酸化チタンの粒子などの光散乱性粒子や蛍光体を塗布したり、含めたりすることもできる。カバー50の内壁や外壁に、光の反射率が高い材料(例えば、アルミニウムなど)を含む膜を設け、カバー50にリフレクタの機能を持たせることもできる。
なお、カバー50は、省くこともできる。ただし、カバー50が設けられていれば、発光素子12などに外力が加わるのを抑制することができる。また、カバー50にレンズなどの光学要素の機能を持たせれば、車両用灯具100側の光学設計の自由度を大きくすることができる。
また、回路素子22を覆うカバー51をさらに設けることもできる。例えば。カバー51は、筒状を呈し、発光部10(基板11)と、素子部20(基板21)との間の空間を覆うことができる。この場合、カバー51には、放熱のための孔を設けてもよい。なお、カバー51は必ずしも必要ではなく、必要に応じて設けるようにすればよい。
本実施の形態に係る車両用照明装置1とすれば、発光素子12が設けられた基板11と、回路素子22が設けられた基板21とを離隔させることができる。この場合、回路素子22において発生した熱は、対流および輻射により、基板11を介して発光素子12伝わる。或いは、回路素子22において発生した熱は、一対の接続部30および基板11を介して発光素子12伝わる。対流および輻射により伝わる熱は、熱伝導により伝わる熱よりも少ない。また、接続部30の断面積は小さいので、熱伝導により、基板21から基板11に伝わる熱は少ない。そのため、回路素子22において発生した熱が、発光素子12に伝わるのを抑制することができ、ひいては、発光素子12の温度が最大ジャンクション温度を超えるのを抑制することができる。
また、発光素子12が設けられた発光部10と、回路素子22が設けられた素子部20とが、車両用照明装置1をソケット101に挿入する方向に並べて設けられているので、発光素子12および回路素子22の数が増えたとしても、車両用照明装置1が大型化するのを抑制することができる。
図2は、他の実施形態に係る車両用照明装置1aを例示するための模式斜視図である。 基板11の面11aに垂直な方向から見て、図1に例示をした端子40は、接続部30と重なる位置に設けられている。これに対して、車両用照明装置1aに設けられている端子40は、図2に示すように、接続部30と重ならない位置に設けられている。
車両用照明装置1aとしても、前述した車両用照明装置1の効果を享受することができる。
またさらに、車両用照明装置1aとすれば、基板11の面11a、および基板21の面21aを大きくすることができるので、発光素子12や回路素子22の配置が容易となったり、発光素子12や回路素子22の数を増やすのが容易となったりする。あるいは、ソケット端子101a、101bのピッチ寸法が短いソケット101に、車両用照明装置1aを装着することができる。
図3は、他の実施形態に係る車両用照明装置1bを例示するための模式斜視図である。 図1および図2に例示をした一対の端子40は、一対の接続部30が並ぶ方向に並べて設けられている。これに対して、車両用照明装置1bに設けられている一対の端子40は、一対の接続部30が並ぶ方向と交差する方向に並べて設けられている。
この様にしても、前述した車両用照明装置1、1aと同様の効果を享受することができる。
なお、以上においては、車両用照明装置1、1a、1bに無極性回路が設けられる場合を例示したが、無極性回路が設けられていない車両用照明装置としてもよい。無極性回路が設けられない場合には、一対の接続部30の一方、および、一対の端子40の一方は、発光素子12のグランド端子に電気的に接続される。発光素子12のグランド端子に電気的に接続される、接続部30と端子40とは、電気的に接続される。
この場合、発光素子12のグランド端子に電気的に接続される、接続部30と端子40とは、一体化することもできる。
(車両用灯具)
図4は、本実施の形態に係る車両用灯具100を例示するための模式図である。
なお、以下においては、一例として、前述した車両用照明装置1が1つ設けられる場合を例示するが、車両用照明装置1は、少なくとも1つ設けられていればよい。また、例えば、前述した車両用照明装置1a、1bが設けられていてもよい。
図4に示すように、車両用灯具100には、車両用照明装置1、ソケット101、筐体102、およびカバー103を設けることができる。
ソケット101は、筐体102に設けることができる。ソケット101には、車両用照明装置1を装着することができる。ソケット101は、例えば、樹脂などの絶縁性材料から形成される。
また、図4においては、ソケット101と筐体102とを別個に設ける場合を例示したが、ソケット101と筐体102とを一体的に形成しても良い。
ソケット101には、一方の端部に開口する凹部を設けることができる。凹部の内部には、車両用照明装置1(一対の端子40)が挿入される。また、凹部の内部には、一方の電圧極性(例えば、プラス)に対応するソケット端子101aと、他方の電圧極性(例えば、グランド)に対応するソケット端子101bを設けることができる。なお、前述したように、車両用照明装置1に無極性回路が設けられていれば、車両用照明装置1(一対の端子40)の装着方向は限定されない。
ソケット端子101a、101bは弾性変形が可能である。一対の端子40を凹部の内部に挿入した際に、ソケット端子101a、101bは、一対の端子40と電気的に接続される。また、ソケット端子101a、101bの弾性力により、車両用照明装置1がソケット101に保持される。
ソケット端子101a、101bには、車両用灯具100の外部に設けられた電源などを電気的に接続することができる。なお、筐体102の内部および外面の少なくともいずれかに回路基板を設け、回路基板を介して、ソケット端子101a、101bと電源などとが電気的に接続されるようにしてもよい。
筐体102の形状は、例えば、一方の端部側が開口した箱状とすることができる。筐体102は、例えば、光を透過しない樹脂などから形成することができる。
カバー103は、筐体102の開口を塞ぐように設けることができる。カバー103は、透光性を有する樹脂などから形成することができる。カバー103は、レンズなどの機能を有するものとしたり、グレアを抑制するものとしたりすることができる。また、カバー103は、筐体102に開閉可能に設けたり、着脱可能に設けたりすることができる。
その他、筐体102の内部に、リフレクタ、レンズなどの光学要素を設けることもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 車両用照明装置、1a 車両用照明装置、1b 車両用照明装置、10 発光部、11 基板、12 発光素子、20 素子部、21 基板、22 回路素子、30 接続部、40 端子、100 車両用灯具、101 ソケット、101a ソケット端子、101b ソケット端子

Claims (5)

  1. 車両用灯具に設けられたソケットに着脱可能な車両用照明装置であって、
    第1の基板と;
    前記第1の基板に対向し、前記第1の基板と離隔して設けられた第2の基板と;
    前記第1の基板の、前記第2の基板側とは反対側の面に設けられた発光素子と;
    前記第2の基板の、前記第1の基板側の面、および、前記第2の基板の、前記第1の基板側とは反対側の面、の少なくともいずれかに設けられた回路素子と;
    前記第1の基板と、前記第2の基板と、の間を延び、前記発光素子と、前記回路素子と、を電気的に接続する一対の接続部と;
    前記回路素子と電気的に接続され、前記第2の基板の、前記第1の基板側とは反対側に突出する一対の端子と;
    を具備した車両用照明装置。
  2. 前記一対の端子は、前記ソケットに着脱可能である請求項1記載の車両用照明装置。
  3. 前記一対の接続部の一方、および、前記一対の端子の一方は、前記発光素子のグランド端子に電気的に接続され、
    前記発光素子のグランド端子に電気的に接続される、前記接続部と、前記端子とは、電気的に接続されている請求項1または2に記載の車両用照明装置。
  4. 前記発光素子のグランド端子に電気的に接続される、前記接続部と、前記端子とは、一体化されている請求項3記載の車両用照明装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1つに記載の車両用照明装置と;
    前記車両用照明装置に設けられた一対の端子が着脱される一対のソケット端子を有するソケットと;
    を具備した車両用灯具。
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