JP2015232634A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この特許文献1に記載の表示装置は、電子式プロジェクター、回転機構部、スクリーン、ミラー及び多角形ミラーを備える。この表示装置では、電子式プロジェクターは、それぞれ同じ物体を異なる位置から見た映像であるコマ映像がリング状に配列された投射画像を投射し、当該投射画像は、ミラーにより折り返される。この折り返された投射画像に含まれる各コマ映像は、スクリーンを囲む環状の多角形ミラーにそれぞれ入射される。この多角形ミラーは、複数のミラー群からなり、それぞれ入射されたコマ映像をスクリーンに向けて反射させる。
上記一態様によれば、投射装置からスクリーンの外周面に投射された画像は、当該スクリーンを構成する再帰性反射層にて反射されるとともに、拡散層により拡散される。この際、当該拡散層は、第1方向に広く第2方向に狭く光を拡散させるので、スクリーンにて反射された光は、ある視点(例えば、上記第1方向に沿い、かつ、投射装置における当該画像の投射位置(投射光学装置の瞳位置)を通る直線上の視点)に集約される。この視点に観察者の眼が位置することにより、当該画像を視認できる。また、投射装置は、上記中心軸に直交し、かつ、それぞれ異なる投射方向に沿って、当該投射方向に応じた画像を上記外周面に投射する。
このため、例えば、投射装置が、立体像である観察対象をそれぞれ異なる観察方向から見た画像を、当該観察方向に対応する投射方向に沿ってそれぞれ投射することにより、観察者は、当該観察対象を自身の位置に応じた方向から観察される画像を視認できる。従って、観察対象を運動視差により立体視できる。
そして、投射装置は、上記投射方向に沿って1つの画像を投射できるので、上記のように、1つの画像に含まれる部分画像を各投射方向に応じて投射する構成に比べて、投射画像の解像度を高めることができる。従って、立体視可能な画像を鮮明に表示できる。
上記一態様によれば、投射装置が、上記複数の投射部を有することにより、各投射部の配置位置に対応する方向から見た観察対象の画像を上記外周面に確実に表示できる。従って、観察者が位置を変更することで、運動視差により、それぞれの投射画像に含まれる観察対象を立体的に認識できる。
また、上記仮想円上に配置された複数の投射部がそれぞれ画像を上記外周面に投射するので、観察者が複数存在する場合でも、各観察者が画像を視認できる。
上記一態様によれば、複数の投射部は、保持部によりスクリーン及び観察者の頭部の位置より高い位置で保持される。これによれば、当該複数の投射部がスクリーン及び観察者の頭部の位置より低い位置に保持される場合に比較して、より観察者がスクリーンに近寄ることができる。従って、スクリーンの観察時に当該複数の投射部が邪魔になることを防止できる。
上記一態様によれば、観察者検出部により観察者が検出されている場合には、複数の投射部のそれぞれから投射方向に応じた画像(投射方向に応じた画像)が外周面に投射されるので、観察者は自身の位置に応じた方向から観察される画像を視認できる。一方、観察者検出部により観察者が検出されていない場合、すなわち、観察者がスクリーンから離れている場合には、複数の投射部のそれぞれから各投射部のそれぞれの位置から対象物を見た画像(投射方向に応じた画像)とは異なる画像が外周面に投射される。これによれば、観察者が検出範囲にいる場合といない場合とのそれぞれの場合に応じた画像を表示できる。
ここで、上記異なる画像が黒一色であれば、スクリーンを目立たなくすることができる。
一方、上記異なる画像が代表視点の画像等であれば、観察者がスクリーンに近付いた場合に、複数の投射部のそれぞれから当該投射部の位置に対応する画像が投射されることにより、観察者の位置に応じてそれぞれ異なる画像を認識できるので、観察者の興味を引くことが可能となる。すなわち、効果的な宣伝広告を当該スクリーン上において実行できる。
上記一態様によれば、観察者検出部により観察者が検出されていない場合、すなわち、観察者がスクリーンから離れている場合には、上記複数の投射部のうち少なくともいずれか1台の投射部の電源がオフにされる。従って、このような場合には、表示装置の省電力化を図ることができる。
なお、上記配置間隔としては、人間の両眼の輻輳幅である略65mmを例示できる。
ここで、スクリーンは、上記再帰性反射層を有するとともに、第2方向に比べて第1方向に広く光を拡散させる拡散層を有する。このため、上記のように、投射部から投射された画像の光は、スクリーンによって反射されて、上記第1方向に沿い、かつ、当該投射部の瞳位置を通る直線上の位置に集約する。そして、互いに隣り合う投射部の一方から投射された画像は、スクリーンにより反射されて観察者の右眼で観察され、他方から投射された画像は、スクリーンにより反射されて観察者の左眼で観察される。これにより、各投射部による投射画像を視差画像とすることで、両眼視差によりそれぞれの投射画像に含まれる観察対象を立体的に認識できる。
上記一態様によれば、取付部材により、柱状体にスクリーンを取り付けることで、当該柱状体を中心として立体像を表示できる。このため、既存の柱を利用でき、当該柱の内部に立体物が存在するような本来生じ得ない感覚を観察者に与えることができる。
また、既存の柱を利用できるので、複雑な工事を必要とせず、既存の柱をスクリーンとして用いることができる。例えば、スクリーンを駅の円柱形状の柱に取り付けることにより、当該柱を広告媒体として使用することができる。さらに、脱着部材を有しているので、シート状のスクリーンの設置及び撤去を迅速かつ容易に実行できる。
以下、本発明の第1実施形態について図面に基づいて説明する。
[表示装置の概略構成]
図1は、本実施形態に係る表示装置1の外観を示す斜視図である。なお、図1においては、投射装置3を構成する投射部PJの一部を省略している。また、以下の図及び説明では、スクリーンSC1の中心軸Cに沿う方向をT方向(第1方向)とし、当該中心軸を中心とする周方向をS方向(第2方向)とする。
本実施形態に係る表示装置1は、観察者Hの位置から観察される観察対象の画像を表示して、運動視差により当該観察対象を立体的に視認させるものである。この表示装置1は、スクリーンSC1、保持部2、投射装置3、記憶装置4、表示制御装置5及び架台6を備える。
これらのうち、保持部2は投射装置3を保持する部材であり、架台6は、保持部2を保持する。また、架台6は、スクリーンSC1が取り付けられるとともに、記憶装置4及び表示制御装置5が設けられる台座である。
記憶装置4は、投射装置3により投射される画像の画像情報を記憶する。このような記憶装置4としては、HDD(Hard Disk Drive)等の比較的容量の大きい記憶デバイスを例示できる。
表示制御装置5は、本発明の制御部に相当する。この表示制御装置5は、ネットワーク等を介して外部機器から受信される画像情報を記憶装置4に記憶させる他、当該記憶装置4に記憶された画像情報に基づいて、投射装置3に投射させる画像を形成し、当該画像を投射装置3に送信する。具体的に、表示制御装置5は、投射装置3を構成する各投射部PJに投射させる画像の情報(画像データ)を、当該投射部PJごとに送信する。
図2は、中心軸Cに沿った方向から表示装置1(スクリーンSC1)を見た図である。
スクリーンSC1は、架台6の外周面を覆うように当該架台6に取り付けられ、後述する投射装置3(詳しくは、投射装置3を構成する各投射部PJ)から投射された画像を反射する反射型スクリーンである。このスクリーンSC1は、本実施形態では、中心軸Cを中心とする略円筒状に形成されている。このようなスクリーンSC1は、基材30(図3参照)と、再帰性反射層31と、透過型の拡散層32と、を有する。
これらのうち、基材30は、光透過性部材により略円筒状に形成されている。そして、当該基材30の内周側に再帰性反射層31が配置され、基材30の外周側に拡散層32が配置されている。すなわち、拡散層32は、再帰性反射層31に対して投射装置3側(外周側)に位置する。
このような再帰性反射層31は、再帰性反射材により構成されている。例えば、再帰性反射層31は、基板材料上に反射層を介して微小なガラスビーズが複数配置され、当該ガラスビーズの表面にラミネート層が形成された構成を有する。このような構成により、再帰性反射層31にラミネート層側から光が入射されると、ガラスビーズを通過して反射層で反射されて再度ガラスビーズを通過し、再帰性反射層31に対する光の入射方向とは反対方向に出射される。
なお、ガラスビーズに代えて複数のマイクロプリズムが設けられた再帰性反射材を採用してもよい。また、当該複数のマイクロプリズムは、3つの反射面が相互に直交した、いわゆるコーナーリフレクター形状を有するものであってもよい。
本実施形態では、拡散層32は、図3に示すように、入射された光が当該拡散層32を通過する方向を中心として、中心軸Cに沿う方向Tに40°以上60°未満の拡散角で、当該光を拡散させる。
また、拡散層32は、図4に示すように、入射された光が当該拡散層32を通過する方向を中心として、周方向Sに1°以上2°未満の拡散角で、当該光を拡散させる。
このような拡散層32は、例えば、レーザー光の干渉により生じる微細な表面構造を備えた金型を、光硬化剤が添付されたポリカーボネイト、若しくは、ポリエチレン等の樹脂基板に転写して、紫外線を照射することで製造される。
図3に基づいて、スクリーンSC1に入射された光(光線)の中心軸Cに沿う方向T(第1方向)への反射について、以下に詳しく説明する。なお、図3においては、拡散された光線を、例えば、3つの光線で表しているが、実際は、無数の光線となり拡散する。
例えば、スクリーンSC1の内周面に入射される光線Lvが拡散層32に入射されると、図3に示すように、当該拡散層32を通過することにより広い角度(例えば、40°以上60°未満)で中心軸Cに沿う方向Tに拡散され、拡散された入射光Lv10が再帰性反射層31に入射する。この拡散された入射光Lv10は、再帰性反射層31により、当該再帰性反射層31に入射された光の入射方向と略同方向に反射され、拡散層32に向けて出射される。具体的には、例えば、光線Lvが拡散層32に入射されると、当該光線Lvと同方向に出射する光線Lv1とT方向に拡散された光線Lv2,Lv3が再帰性反射層31に入射され、当該再帰性反射層31により光線Lv1、光線Lv2、光線Lv3が当該再帰性反射層31に入射された方向と略同方向に反射され、拡散層32に向けて出射される。
このようにして、光線Lvは、拡散層32の中心軸Cに沿う方向の拡散角よりも、広い角度に拡散された状態で反射される。
例えば、スクリーンSC1の内周面に入射される光線Lhが拡散層32に入射されると、図4に示すように、当該拡散層32を通過することにより狭い角度(例えば、1°以上2°未満)で周方向Sに拡散され、拡散された入射光Lh10が再帰性反射層31に入射する。この僅かに拡散された入射光Lh10は、再帰性反射層31により、当該再帰性反射層31に入射された光の入射方向と略同方向に反射され、拡散層32に向けて出射される。具体的には、例えば、光線Lhが拡散シートに入射されると、当該光線Lhと同方向に出射する光線Lh1と周方向Sに拡散された光線Lh2,Lh3が再帰性反射層31に入射され、当該再帰性反射層31により光線Lh1、光線Lh2、光線Lh3が当該再帰性反射層31に入射された方向と略同方向に反射され、拡散層32に向けて出射される。
すなわち、拡散層32は、周方向S(第2方向)の拡散角(例えば、1°以上2°未満)が非常に狭いため、拡散層32に入射する光線L5はわずかに拡散されて再帰性反射層31により反射される。
投射装置3は、上記スクリーンSC1に画像を投射する。この投射装置3は、複数の投射部PJを有する。
複数の投射部PJは、それぞれ個別に、表示制御装置5から受信される画像を投射可能に構成されている。これら投射部PJは、図2に示したように、中心軸Cを中心とする仮想円Vcに沿ってそれぞれ等間隔に配置され、それぞれ保持部2に固定されている。具体的に、当該投射部PJは、図示を省略するが、光源と、当該光源から出射された光を変調する光変調装置と、変調された光(画像光)を投射する投射光学装置と、を有し、当該投射光学装置の瞳位置(射出瞳位置)が、上記仮想円Vc上に配置されるように、それぞれの投射部PJは配置される。
例えば、投射部PJ3は、表示制御装置5の制御により、当該投射部PJ3から投射された画像の視点から観察される上記観察対象の像を含む画像をスクリーンSC1の外周面SC11に向けて投射する。これにより、投射部PJ3により画像が投射され上記スクリーンSC1にて反射されて観察される画像の視点であり、当該投射部PJ3の直下に位置する視点に、観察者Hの眼が位置する場合、現在の観察者Hの眼の位置から観察される上記観察対象の像を含む画像が、当該観察者により視認される。他の位置に観察対象の眼が位置する場合も同様である。
このような投射部PJは、それぞれ同じ画角(投射幅)で、同じサイズ(縦寸法及び幅寸法)の画像をそれぞれ投射する。
例えば、図2に示したように、投射部PJ3は、光線L3Lと光線L3Rとに挟まれる範囲内に画像を投射し、投射部PJ5は、光線L5Lと光線L5Rとに挟まれる範囲内に画像を投射する。同様に、投射部PJ6は、光線L6Lと光線L6Rとに挟まれる範囲内に画像を投射する。
図5は、図2に示す投射部PJ3から出射された光の軌跡を模式的に示す図である。なお、図5では、投射部PJ3から出射された光を3つの光線で模式的に表しているが、実際は、無数の光線となり拡散する。
例えば、投射部PJ3から出射された画像光のうち、周方向Sの一端を通る光線L3Lは、スクリーンSC1により、当該光線L3Lの入射方向とは反対方向に反射されるとともに拡散される。この際、スクリーンSC1への入射光線は、上記拡散層32により周方向Sに拡散されて出射される。このため、スクリーンSC1に入射された光線L3Lは、当該光線L3LのスクリーンSC1への入射方向とは反対方向に進行する光線L3L1を中心とし、周方向Sの一端側を通る光線L3L2と他端側を通る光線L3L3とにより挟まれる範囲内に拡散されて出射される。
また、投射部PJ3から出射された画像光のうち、周方向Sの他端を通る光線L3Rは、スクリーンSC1により、当該光線L3RのスクリーンSC1への入射方向とは反対方向に進行する光線L3R1を中心とし、周方向Sの一端側を通る光線L3R2と他端側を通る光線L3R3とにより挟まれる範囲内に拡散されて出射される。
同様に、例えば、投射部PJ5の瞳位置を通り、かつ、上記T方向に沿う仮想の直線上の位置に設定される適視範囲に、観察者Hが移動した場合、投射部PJ5からスクリーンSC1に向けて投射された画像光に応じた画像を視認できる。
すなわち、観察者Hが円筒状のスクリーンSC1の周りを移動することにより、観察者Hの位置(視点)に対応する投射部PJから投射された画像光に応じた画像を当該観察者Hが視認できる。
図6は、立体像である観察対象の一例である観察対象BSと、当該観察対象BSの観察方向D1〜D3とを示す図であり、図7は、観察者Hの位置により観察される画像の一例を示す図である。なお、図7においては、図示を簡略化するため、説明に必要な投射部PJのみを示している。また、図7においては、実際には存在しない観察対象BSの配置状態を点線で示している。
スクリーンSC1に複数の投射部PJから投射される画像が、図6に示す立体像である観察対象BSである場合、各投射部PJから投射される画像は、例えば図7に示すように、当該投射部PJに応じた上記適視位置から中心軸C上に位置する観察対象BSを見た場合の当該観察対象BSの像を含む画像G1〜G3である。
これらのうち、画像G1は、観察対象BSにおいて「A」が表示された面BS1を正面に向けた立体画像である。また、画像G2は、観察対象BSにおける上記面BS1と、当該面BS1に交差し、かつ、「B」が表示された面BS2とが観察される方向の画像である。
このような構成により、観察者Hが投射部PJ2の適視位置から投射部PJ7の適視位置に移動すると、観察者Hは、方向D1に沿って見た観察対象BSの像を含む画像G1を視認できる状態から、方向D2に沿って見た観察対象BSの像を含む画像G2を視認できる状態となる。そして、観察者Hが投射部PJ7の適視位置から投射部PJ1の適視位置に移動すると、観察者Hは、上記画像G2を視認できる状態から、方向D3に沿って見た観察対象BSの像を含む画像G3を視認できる状態となる。すなわち、観察者Hが移動することにより、視認される画像に含まれる観察対象の向きが随時異なっていくため、観察者Hは、当該観察対象BSを立体的に視認できる。
以上説明した第1実施形態に係る表示装置1は、以下の効果を有する。
投射装置3(各投射部PJ)からスクリーンSC1の外周面SC11に投射された画像は、当該スクリーンSC1を構成する再帰性反射層31にて反射されるとともに、拡散層32により拡散される。この際、当該拡散層32は、第1方向(中心軸Cに沿う方向)に広く第2方向(周方向S)に狭く光を拡散させるので、スクリーンSC1にて反射された光は、第1方向に沿い、かつ、各投射部PJにおける画像の投射位置(投射光学装置の瞳位置)を通る直線上の視点に集約される。この各視点(適視範囲R1)に観察者の眼が位置することにより、画像を視認できる。
また、投射装置3(各投射部PJ)は、中心軸Cに直交し、かつ、それぞれ異なる投射方向に沿って、当該投射方向に応じた画像を上記外周面SC11に投射する。
このため、例えば、各投射部PJが、立体像である観察対象をそれぞれ異なる観察方向から見た画像を、当該観察方向に対応する投射方向に沿ってそれぞれ投射することにより、観察者Hは、当該観察対象を自身の位置に応じた方向から観察される画像を視認できる。従って、観察対象を運動視差により立体視できる。
そして、投射装置3(各投射部PJ)は、上記投射方向に沿って1つの画像を投射できるので、上記のように、1つの画像に含まれる部分画像を各投射方向に応じて投射する構成に比べて、投射画像の解像度を高めることができる。従って、立体視可能な画像を鮮明に表示できる。
また、上記仮想円Vc上に配置された複数の投射部PJがそれぞれ画像を外周面SC11に投射するので、観察者Hが複数存在する場合でも、各観察者Hが画像を視認できる。
図8は、スクリーンSC1AをT方向から見た平面図である。なお、図8においては、本来であればスクリーンSC1Aを囲むように等間隔に12の投射部PJが配置されているが、説明の便宜上、図示を省略している。また、図5と同様に、投射部PJ3から出射された光を3つの光線により模式的に表しているが、実際には無数の光線となり拡散する。
上記第1実施形態では、スクリーンSC1の拡散層32の周方向Sの拡散角は、例えば、1°以上2°未満とした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、図8に示すように、拡散層32による周方向Sの拡散角を20°にしてもよい。
例えば、投射部PJ3から出射された画像光のうち、周方向Sの一端を通る光線L3Lは、スクリーンSC1により、当該光線L3Lの入射方向とは反対方向に反射されるとともに拡散される。この際、スクリーンSC1への入射光線は、上記拡散層32により周方向Sに拡散されて出射される。このため、スクリーンSC1に入射された光線L3Lは、当該光線L3LのスクリーンSC1への入射方向とは反対方向に進行する光線L3L4を中心とし、周方向Sの一端側を通る光線L3L5と他端側を通る光線L3L6とにより挟まれる範囲内に拡散されて出射される。
また、投射部PJ3から出射された画像光のうち、周方向Sの他端を通る光線L3Rは、スクリーンSC1により、当該光線L3RのスクリーンSC1への入射方向とは反対方向に進行する光線L3R4を中心とし、周方向Sの一端側を通る光線L3R5と他端側を通る光線L3R6とにより挟まれる範囲内に拡散されて出射される。
不図示の24の投射部PJのそれぞれから画像光が投射されると、スクリーンSC1Aの拡散層32Aにより反射され、図9に示すように、各画像光の左右の光線L1R4〜L24L4及びL1L4〜L24L4を含む適視範囲R2〜R25が形成される。これら適視範囲R2〜R25のいずれもが、第1実施形態の適視範囲R1よりも大きく形成される。すなわち、適視範囲R2〜R25の範囲内に観察者H(観察者Hの眼)が位置していれば、当該観察者Hの直上に配置された不図示の投射部PJから投射された画像を認識できる。
本変形例では、適視範囲R2〜R25が第1実施形態の適視範囲R1より大きく形成されているので、より広い範囲でスクリーンSC1Aに投射された画像を認識できる。これにより、観察者Hの右眼と左眼で異なる画像を認識することができる。例えば、右眼が適視範囲R2に位置し、かつ、左眼が適視範囲R3に位置していれば、両眼で異なる画像を認識できる。この両眼視差により、高解像度の鮮明な立体画像を認識できる。
また、適視範囲R2〜R25が第1実施形態の適視範囲R1より大きく形成されており、1視点(1適視範囲)の画像は、1つの投射部PJから投射する投射光により生成しているので、投射部PJの数を少なくすることができ、低コスト化を図ることができる。なお、各適視範囲R2〜R25の間に隙間が生じないように拡散角を適宜設定するようにしてもよいし、隙間が生じた場合でも観察者Hが観察位置を移動すればよい。
さらに、第1実施形態と同様に、観察者Hが円筒状のスクリーンSC1Aの周りを移動することにより、運動視差が生じるので、鮮明な立体画像を認識できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る表示装置について説明する。
本実施形態に係る表示装置は、投射装置及び架台が異なる他、観察者を検出するセンサーによる検出結果に基づいて投射装置を制御する点で、上記表示装置1と異なる。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、第2実施形態に係る表示装置1Bを示す平面図である。
本実施形態に係る表示装置1Bは、表示装置1と同様の機能を有する。具体的に、表示装置1Bは、図10に示すように、スクリーンSC1、投射装置3B、記憶装置4B、表示制御装置5B、架台6B、及びセンサー7を備えている。この表示装置1Bは、センサー7の検出範囲に観察者Hが存在するか否かにより、投射装置3B(各投射部PJ)から投射される画像を変更する機能を備え、運動視差により当該観察対象を立体的に視認させるものである。
表示制御装置5Bは、本発明の制御部及び判定部に相当し、前述した表示制御装置5と同様の機能を備える他、センサー7により観察者Hが検出されたか否かを判定する機能を備えている。なお、表示制御装置5Bが上記判定機能を備えることとしたが、判定部を当該表示制御装置5Bとは別に設けることとしてもよい。
図11は、センサーの検出範囲を示す図である。
本実施形態における投射部PJ3から投射された画像光がスクリーンSC1に反射され形成される適視範囲R1は、第1実施形態と同様に投射部PJ3の直下の位置に形成される。このため、投射部PJ3の端面に設けられたセンサー7の検出範囲は、図11に示すように、当該投射部PJ3の直下位置を含む所定の検出範囲Kに設定される。なお、各投射部PJの端面にもそれぞれセンサー7が設けられているため、各センサー7の検出範囲は、当該センサー7が設けられた投射部PJの直下位置を含む検出範囲がそれぞれ設定される。また、これらのセンサー7の検出結果は、電気的に接続される表示制御装置5Bに送信される。
表示制御装置5Bは、記憶装置4Bに記憶された複数の画像情報を画像信号に変換し、複数の投射部PJのそれぞれに異なる画像信号を伝送する。また、表示制御装置5Bは、センサー7から送信された検出結果に基づいて、複数の投射部PJから投射される画像を変更する機能を備える。具体的には、例えば、投射部PJ3に設けられたセンサー7の検出結果に基づいて、観察者Hが検出範囲内に存在すると判定した場合、表示制御装置5Bは、全ての投射部PJから当該全ての投射部PJの位置から対象物を見た画像(すなわち、投射方向に応じた画像)を投射させる。一方、センサー7の検出結果に基づいて、観察者Hが検出範囲内に存在しないと判定した場合、表示制御装置5Bは、投射方向に応じた画像とは異なる画像(代表視点の画像、例えば、投射部PJの位置から対象物を見た画像)を全ての投射部PJから投射させる。
なお、表示制御装置5Bには、それぞれ不図示のCPU、プログラムを記憶するROM、及び計算を実行するRAMが設けられ、予めROMに記憶されたプログラムに基づいて、上記各種処理が実行される。
図12は、表示装置1Bにおける表示制御処理手順を示すフローチャートである。
まず、表示装置1Bに電源が供給されると、各センサー7が駆動する(ステップS11)。そして、表示制御装置5Bは、各センサー7の出力(検出結果)を取得し、検出範囲内に観察者が存在するか否かを判定する(ステップS12)。これにより、各センサー7の検出範囲内に観察者Hが存在しないと判定した場合(ステップS12でNO)、表示制御装置5Bは、各投射部PJのそれぞれの位置から対象物を見た画像とは異なる画像を投射させる(ステップS13)。上記の例としては、全ての投射部PJに代表視点の画像のような同一の画像を投射することやすべての投射部PJが黒色画像を投射することがあげられる。
一方、各センサー7の検出範囲内に観察者Hが存在すると判定した場合(ステップS12でYES)、表示制御装置5Bは、各投射部PJのそれぞれの位置から対象物を見た画像を投射させる。
なお、表示制御処理は、上記ステップS13及びステップS14を実行した後、電源の供給が停止されるまで、上記ステップS12〜S14の処理を繰り返す。
第2実施形態に係る表示装置1Bによれば、上記実施形態に係る表示装置1と同様の効果を奏する他、以下の効果を奏する。
本実施形態では、センサー7により観察者Hが検出されていない場合、すなわち、観察者HがスクリーンSC1から離れている場合には、各投射部PJのそれぞれの位置から対象物を見た画像とは異なる画像が外周面SC11に投射されるので、観察者Hが検出範囲にいる場合といない場合のそれぞれの場合に応じた画像がスクリーンSC1に投射される。これにより、観察者HがスクリーンSC1に近付いた場合に、複数の投射部PJのそれぞれから当該投射部PJの位置に対応する画像が投射されることにより異なる画像を認識できるので、観察者の興味を引くことが可能となる。すなわち、効果的な宣伝広告を当該スクリーンSC1上において実行できる。
上記第2実施形態のステップS12において、検出範囲内に観察者Hが存在しないと判定した場合に、表示制御装置5Bは、各投射部PJのそれぞれの位置から対象物を見た画像とは異なる画像を投射部PJに投射させることとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、投射装置3B(各投射部PJ)の電源をオフに制御してもよい。
この時、表示制御処理は、黒一色の画像をすべての投射部PJに投射させた後、電源の供給が停止されるまで、観察者Hの検出及び判定のステップを繰り返す。
本実施形態の変形例では、不図示の一方の投射部PJと他方の投射部PJとの間隔(具体的には、一方の投射部PJの不図示の投射光学装置の光軸と他方の投射部PJの不図示の投射光学装置の光軸との間隔)が、標準的な人(観察者H)の眼間幅とされる略65mmに設定された状態で配置されている。
このような構成により、不図示の投射部PJのそれぞれから投射された画像光は、図13に示すように、スクリーンSC1の外周面SC11に投射される。そして、スクリーンSC1が再帰性反射層31及び拡散層32により構成されているので、周方向Sにわずかだけ拡散された状態で反射される。これにより、適視範囲R31,R32が形成される。
第2実施形態の変形例に係る表示装置によれば、上記実施形態と同様の効果を奏する他、以下の効果を奏する。
本実施形態の変形例では、検出範囲内に観察者Hが存在しないと判定された場合に、すなわち、観察者がスクリーンから離れている場合には、黒一色の画像を全ての投射部PJから投射させるので、スクリーンSC1を目立たなくすることができる。
一方、投射装置3B(各投射部PJ)の電源をオフに制御する場合には、表示装置1Bの省電力化を図ることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る表示装置について説明する。
本実施形態に係る表示装置は、上記表示装置1等と同様の構成を備えるが、上記投射装置等を含む表示ユニットと、スクリーン等を有するスクリーンユニットとを備え、これらを建物内等に設けられる柱状体に取り付けられることにより、表示装置が構成される点で、上記表示装置1,1Bと異なる。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図14は、第3実施形態に係る表示装置1Cを示す模式図である。
本実施形態に係る表示装置1Cは、図14に示すように、取付け部8、金具9、表示ユニット10及びスクリーンユニット20を備えている。この表示装置1Cは、表示ユニット10及びスクリーンユニット20を円柱形上の柱Eに取り付けることにより、上記表示装置1と同様に、投射装置3Cから投射される画像を観察者Hの位置から観察される観察対象の画像を表示して、運動視差により当該観察対象を立体的に視認させるものである。
図15は、スクリーンユニット20の構成を示す概略斜視図である。
スクリーンユニット20は、表示ユニット10から投射された画像を表示するものである。このスクリーンユニット20は、図15に示すように、スクリーンSC2、緩衝材21及びバンド22を備えている。
スクリーンSC2は、シート状に構成されて柱Eに取り付けられる他は、上記スクリーンSC1と同様の構成である。
緩衝材21は、柱EとスクリーンSC2との隙間を埋めるとともに、当該柱Eの凹凸を吸収するものである。このような緩衝材21は、例えば、ウレタンにより構成できる。
バンド22は、緩衝材21及びスクリーンSC2の外側に位置し、柱Eに巻き付けられることで、これら緩衝材21及びスクリーンSC2を当該柱Eに取り付ける。すなわち、バンド22は、本発明の取付部材に相当する。
なお、バンド22は、柱Eに対する巻き付けを解くことで、スクリーンSC2及び緩衝材21を柱Eから取り外すことが可能である。
図16は、柱Eに取り付けられた表示ユニット10を柱Eの中心軸に沿う方向から見た平面図である。
表示ユニット10は、図14に示すように、筐体部11及び制御ボックス12と、上記複数の投射部PJを有する投射装置3と、を備えている。
円環状の筐体部11は、図16に示すように、第1筐体部111及び第2筐体部112により構成され、円柱形状の柱Eに取り付ける際に分割可能に構成されている。
制御ボックス12には、上記記憶装置4及び表示制御装置5が内蔵されており、投射装置3の各投射部PJと接続されている。
投射装置3の各投射部PJは、それぞれの画像の投射方向が、スクリーンSC2の中心軸C(柱Eの中心軸と同軸)を向くように、当該中心軸Cを中心とする仮想円Vc上にそれぞれ所定の間隔で設けられている。
これにより、制御ボックス12に内蔵された表示制御装置5から映像信号が出力され、複数の投射部PJからそれぞれの投射部PJの位置に対応した画像(当該映像信号に応じた画像)がスクリーンSC2に投射される。
このような表示ユニット10は、取付け部8及び金具9により柱Eに取り付けられる。
これらのうち、円環状の取付け部8は、金属製の第1取付け部81及び第2取付け部82により構成され、円柱形状の柱Eに取り付ける際に分割可能に構成されている。これら第1取付け部81及び第2取付け部82が柱Eを挟んだ状態で金具9により固定されると、取付け部8が間接的に柱Eに固定される。
そして、取付け部8に対して上記第1筐体部111及び第2筐体部112を被せ、これらを不図示のボルトで固定する。これにより、柱Eに表示ユニット10が取り付けられることとなる。
第3実施形態に係る表示装置1Cによれば、上記第1実施形態と同様の効果を奏する他、以下の効果を奏する。
本実施形態では、バンド22により、柱EにスクリーンSC2を取り付けることで、柱Eを中心として立体像を表示できるので、当該柱Eの内部に立体物が存在するような本来あり得ない感覚を観察者に与えることができる。
また、既存の柱を利用できるので、複雑な工事を必要とせず、既存の柱をスクリーンとして用いることができる。例えば、スクリーンを駅の円柱形状の柱に取り付けることにより、当該柱を広告媒体として使用することができる。さらに、バンド22を有しているので、シート状のスクリーンSC2の設置及び撤去を迅速かつ容易に実行できる。
[変形例]
上記各実施形態において、投射部PJとしては、例えば、プロジェクターが例示できる。しかしながら、本発明は、これに限らない。例えば、投射部PJとして投射光学装置のみを設けることとしてもよい。この場合には、投射光学装置に不図示の画像形成装置により形成された画像データを直接送信し、当該投射光学装置から当該投射光学装置の位置に対応する画像を投射するようにしてもよい。
上記第3実施形態において、スクリーンSC2は、シート状に形成される以外はスクリーンSC1と同様の構成とした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、スクリーンSC2は、基材30を設けることなく、再帰性反射層31及び拡散層32を直接貼付して構成してもよい。これによれば、よりスクリーンSC2を薄く構成することができるので、円柱形状の柱Eに容易に巻き付けることが可能となる。
Claims (7)
- 中心軸を中心とする円弧状に形成されたスクリーンと、
前記中心軸に対して直交し、かつ、それぞれ異なる投射方向に沿って、当該投射方向に応じた画像を前記スクリーンの外周面に投射する投射装置と、を備え、
前記スクリーンは、
反射面を前記投射装置に向けた再帰性反射層と、
前記再帰性反射層に対して前記投射装置側に配置され、前記再帰性反射層から入射される光を透過させる際に、前記中心軸に沿う第1方向に前記中心軸を中心とする周方向である第2方向より広く拡散させる拡散層と、を有することを特徴とする表示装置。 - 請求項1に記載の表示装置において、
前記投射装置は、前記中心軸を中心とする仮想円に沿ってそれぞれ配置され、それぞれ異なる前記投射方向に沿って、当該投射方向に応じた画像を前記外周面に投射する複数の投射部を有することを特徴とする表示装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の表示装置において、
前記スクリーン及び当該スクリーンを観察する観察者の位置より高い位置で前記複数の投射部を保持する保持部を有することを特徴とする表示装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の表示装置において、
前記外周面を観察する前記観察者を検出する観察者検出部と、
前記観察者検出部により前記観察者が検出されたか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記観察者が検出されたと判定された場合に、前記複数の投射部のそれぞれは前記投射方向に応じた画像を前記外周面に投射し、前記判定部により前記観察者が検出されていないと判定された場合に、前記複数の投射部のそれぞれは前記投射方向に応じた画像とは異なる画像を前記外周面に投射させる制御部と、を有することを特徴とする表示装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の表示装置において、
前記外周面を観察する前記観察者を検出する観察者検出部と、
前記観察者検出部により前記観察者が検出されたか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記観察者が検出されていないと判定された場合に、前記複数の投射部のうち少なくともいずれか1台の投射部の電源をオフにする制御部と、を有することを特徴とする表示装置。 - 請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の表示装置において、
前記複数の投射部のうち、互いに隣り合う投射部の配置間隔は、当該隣り合う投射部のうちの一方から投射された画像が前記スクリーンを観察する観察者の右眼にて観察され、他方から投射された画像が前記観察者の左眼にて観察されるように設定されることを特徴とする表示装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の表示装置において、
シート状に形成された前記スクリーンを柱状体に着脱可能に取り付ける取付部材を有することを特徴とする表示装置。
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