JPH1152291A - 立体像再生方法および立体像再生装置 - Google Patents
立体像再生方法および立体像再生装置Info
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- JPH1152291A JPH1152291A JP9211465A JP21146597A JPH1152291A JP H1152291 A JPH1152291 A JP H1152291A JP 9211465 A JP9211465 A JP 9211465A JP 21146597 A JP21146597 A JP 21146597A JP H1152291 A JPH1152291 A JP H1152291A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水平方向の輝度傾斜を少なくして、高品質の
立体画像が得られる立体像再生方法を提供する。 【解決手段】 画像投影手段(14,15)と、少なく
とも合わせ鏡群を含み前記画像投影手段から入射される
光を水平方向において特定の位置に集光させる指向性反
射スクリーン(10)とを備える立体像再生装置の立体
像再生方法において、画像投影手段から指向性反射スク
リーンに入射される光の量に対する、入射方向以外の方
向に反射する光の量の割合が、指向性反射スクリーンの
画像投影領域の水平方向の端部で60%以下になるよう
に、画像投影手段と指向性反射スクリーンとの間の位置
関係を調整する。
立体画像が得られる立体像再生方法を提供する。 【解決手段】 画像投影手段(14,15)と、少なく
とも合わせ鏡群を含み前記画像投影手段から入射される
光を水平方向において特定の位置に集光させる指向性反
射スクリーン(10)とを備える立体像再生装置の立体
像再生方法において、画像投影手段から指向性反射スク
リーンに入射される光の量に対する、入射方向以外の方
向に反射する光の量の割合が、指向性反射スクリーンの
画像投影領域の水平方向の端部で60%以下になるよう
に、画像投影手段と指向性反射スクリーンとの間の位置
関係を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体像再生方法お
よび立体像再生装置に係わり、特に、特殊な眼鏡を着用
することなく両眼視差を用いた立体画像が得られる立体
像再生方法および立体像再生装置に適用して有効な技術
に関する。
よび立体像再生装置に係わり、特に、特殊な眼鏡を着用
することなく両眼視差を用いた立体画像が得られる立体
像再生方法および立体像再生装置に適用して有効な技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特殊な眼鏡を着用することなく、
両眼視差を用いた立体画像が得られるディスプレイ装置
として画像投影手段と指向性の反射または透過スクリー
ンを組み合わせた装置が知られている。中でも、観察者
に対して水平方向の集光手段として合わせ鏡群を用いた
指向性反射スクリーンについては、例えば、下記文献
(イ)に記載されている。
両眼視差を用いた立体画像が得られるディスプレイ装置
として画像投影手段と指向性の反射または透過スクリー
ンを組み合わせた装置が知られている。中でも、観察者
に対して水平方向の集光手段として合わせ鏡群を用いた
指向性反射スクリーンについては、例えば、下記文献
(イ)に記載されている。
【0003】(イ)「三次元画像工学」 大越孝敬著,
朝倉書店28頁および91〜97頁
朝倉書店28頁および91〜97頁
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者は、前記従来技術の立体ディスプレイ装置について検
討した結果、水平方向に輝度傾斜が発生するという問題
点を見いだした。
者は、前記従来技術の立体ディスプレイ装置について検
討した結果、水平方向に輝度傾斜が発生するという問題
点を見いだした。
【0005】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、立体像
再生方法および立体像再生装置において、水平方向の輝
度傾斜を少なくして、高品質の立体画像を得ることが可
能となる技術を提供することにある。
るためになされたものであり、本発明の目的は、立体像
再生方法および立体像再生装置において、水平方向の輝
度傾斜を少なくして、高品質の立体画像を得ることが可
能となる技術を提供することにある。
【0006】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0008】画像投影手段と、少なくとも合わせ鏡群を
含み前記画像投影手段から入射される光を水平方向にお
いて特定の位置に集光させる指向性反射スクリーンとを
備える立体像再生装置の立体像再生方法において、前記
画像投影手段から前記指向性反射スクリーンに入射され
る光の量に対する、入射方向以外の方向に反射する光の
量の割合が、前記指向性反射スクリーンの画像投影領域
の水平方向の端部で60%以下になるように、前記画像
投影手段と指向性反射スクリーンとの間の位置関係を調
整することを特徴とする。
含み前記画像投影手段から入射される光を水平方向にお
いて特定の位置に集光させる指向性反射スクリーンとを
備える立体像再生装置の立体像再生方法において、前記
画像投影手段から前記指向性反射スクリーンに入射され
る光の量に対する、入射方向以外の方向に反射する光の
量の割合が、前記指向性反射スクリーンの画像投影領域
の水平方向の端部で60%以下になるように、前記画像
投影手段と指向性反射スクリーンとの間の位置関係を調
整することを特徴とする。
【0009】画像投影手段と、少なくとも合わせ鏡群を
含み前記画像投影手段から入射される光を水平方向にお
いて特定の位置に集光させる指向性反射スクリーンとを
備える立体像再生装置において、前記画像投影手段から
前記指向性反射スクリーンに入射される光の量に対す
る、入射方向以外の方向に反射する光の量の割合が、前
記指向性反射スクリーンの画像投影領域の水平方向の端
部で60%以下になるように、前記画像投影手段と指向
性反射スクリーンとを配置することを特徴とする。
含み前記画像投影手段から入射される光を水平方向にお
いて特定の位置に集光させる指向性反射スクリーンとを
備える立体像再生装置において、前記画像投影手段から
前記指向性反射スクリーンに入射される光の量に対す
る、入射方向以外の方向に反射する光の量の割合が、前
記指向性反射スクリーンの画像投影領域の水平方向の端
部で60%以下になるように、前記画像投影手段と指向
性反射スクリーンとを配置することを特徴とする。
【0010】また、前記画像投影手段から前記指向性反
射スクリーンに入射される光の入射角の水平方向成分
が、前記指向性反射スクリーンの画像投影領域のすべて
の領域において、20度以下であることを特徴とする。
射スクリーンに入射される光の入射角の水平方向成分
が、前記指向性反射スクリーンの画像投影領域のすべて
の領域において、20度以下であることを特徴とする。
【0011】さらに、前記指向性反射スクリーンは水平
方向に平面形状の指向性反射スクリーンであり、前記指
向性反射スクリーンの画像投影領域の水平方向の寸法を
L、前記画像投影手段と指向性反射スクリーンとの間の
距離をDとするとき、Arctan(L/2D)が20
度以下であることを特徴とする。
方向に平面形状の指向性反射スクリーンであり、前記指
向性反射スクリーンの画像投影領域の水平方向の寸法を
L、前記画像投影手段と指向性反射スクリーンとの間の
距離をDとするとき、Arctan(L/2D)が20
度以下であることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
施の形態を詳細に説明する。
【0013】なお、実施の形態を説明するための全図に
おいて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
おいて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
【0014】[実施の形態1]図1は、本発明の一実施
の形態である立体像再生装置を示す平面図である。
の形態である立体像再生装置を示す平面図である。
【0015】本実施の形態の立体像再生装置は、左眼用
画像投影装置(プロジェクタ)14と、右眼用画像投影
装置(プロジェクタ)15と、指向性反射スクリーン1
0とを備える。
画像投影装置(プロジェクタ)14と、右眼用画像投影
装置(プロジェクタ)15と、指向性反射スクリーン1
0とを備える。
【0016】図2は、水平方向の集光手段として合わせ
鏡群を用いた指向性反射スクリーンの一例を示す要部斜
視図である。同図に示す指向性反射スクリーン10は、
2面直交合わせ鏡群11で構成される。
鏡群を用いた指向性反射スクリーンの一例を示す要部斜
視図である。同図に示す指向性反射スクリーン10は、
2面直交合わせ鏡群11で構成される。
【0017】図3は、図2に示す合わせ鏡群11の反射
特性を示す図である。
特性を示す図である。
【0018】2面直交合わせ鏡群11に入射される光
は、2面直交合わせ鏡群11で2回反射されて、入射し
てきた方向に進行する。したがって、プロジェクタ(1
4,15)から照射され、指向性反射スクリーン10に
入射される光(画像)は、2面直交合わせ鏡群11で反
射されて、水平方向においてプロジェクタ(14,1
5)の位置に集光する。
は、2面直交合わせ鏡群11で2回反射されて、入射し
てきた方向に進行する。したがって、プロジェクタ(1
4,15)から照射され、指向性反射スクリーン10に
入射される光(画像)は、2面直交合わせ鏡群11で反
射されて、水平方向においてプロジェクタ(14,1
5)の位置に集光する。
【0019】また、この2面直交合わせ鏡群11の鏡面
には凹凸12が設けられる。この凹凸12は、プロジェ
クタ(14,15)から照射され、指向性反射スクリー
ン10に入射される光(画像)を、垂直方向においてあ
る程度拡散する。
には凹凸12が設けられる。この凹凸12は、プロジェ
クタ(14,15)から照射され、指向性反射スクリー
ン10に入射される光(画像)を、垂直方向においてあ
る程度拡散する。
【0020】このように、プロジェクタ(14,15)
から照射され、指向性反射スクリーン10に入射される
光(映像)は、プロジェクタ(14,15)の位置で、
かつ、垂直方向にある程度の幅をもって集光(結像)す
る。
から照射され、指向性反射スクリーン10に入射される
光(映像)は、プロジェクタ(14,15)の位置で、
かつ、垂直方向にある程度の幅をもって集光(結像)す
る。
【0021】したがって、図4に示すように、2個のプ
ロジェクタ(14,15)を、観察者21の右眼および
左眼の直上、あるいは直下に配置し、併せて両眼視差の
原理に基づく立体画像信号となる一対の映像信号を照射
することによって、観察者は立体画像を観察することが
できる。
ロジェクタ(14,15)を、観察者21の右眼および
左眼の直上、あるいは直下に配置し、併せて両眼視差の
原理に基づく立体画像信号となる一対の映像信号を照射
することによって、観察者は立体画像を観察することが
できる。
【0022】しかしながら、2面直交合わせ鏡群11に
おいては、プロジェクタ(14,15)からの入射光の
入射角の水平成分が大きくなるにつれて、プロジェクタ
(14,15)からの入射光のうち入射してきた方向以
外に反射する成分が増大する。これにより、再生される
立体画像に水平方向の輝度傾斜が発生する。
おいては、プロジェクタ(14,15)からの入射光の
入射角の水平成分が大きくなるにつれて、プロジェクタ
(14,15)からの入射光のうち入射してきた方向以
外に反射する成分が増大する。これにより、再生される
立体画像に水平方向の輝度傾斜が発生する。
【0023】図5は、再生される立体画像に水平方向の
輝度傾斜が発生することを説明するための図である。な
お、図5では、プロジェクタ(14,15)から2面直
交合わせ鏡群11への距離が、合わせ鏡のピッチよりも
十分に大きく、入射光は、ほぼ平行にみなされる場合を
記したものである。
輝度傾斜が発生することを説明するための図である。な
お、図5では、プロジェクタ(14,15)から2面直
交合わせ鏡群11への距離が、合わせ鏡のピッチよりも
十分に大きく、入射光は、ほぼ平行にみなされる場合を
記したものである。
【0024】図5に示すように、2面直交合わせ鏡群1
1を、鏡群Aとこれと直交する鏡群Bの合成で考える。
便宜上、この2面直交合わせ鏡群11の面すなわち鏡面
を、鏡の頂角を含む面と規定する。これによれば、入射
光の入射角の垂直方向投影成分は、鏡面に直交する断面
図上で、直線C−C’と入射光のなす角φで表される。
以降では、簡単のために、この角を入射角と記す。
1を、鏡群Aとこれと直交する鏡群Bの合成で考える。
便宜上、この2面直交合わせ鏡群11の面すなわち鏡面
を、鏡の頂角を含む面と規定する。これによれば、入射
光の入射角の垂直方向投影成分は、鏡面に直交する断面
図上で、直線C−C’と入射光のなす角φで表される。
以降では、簡単のために、この角を入射角と記す。
【0025】図5に示すように、2面直交合わせ鏡群1
1の鏡面に対して左側から入射する光については、鏡群
Bと鏡群Aに入射する光で反射の様子が異なる。鏡群B
に入射した光は、必ず2回反射して、入射方向に反射さ
れる。これに対し、鏡群Aに入射した光には、1回だけ
反射し、入射方向に反射しない成分も含まれる。
1の鏡面に対して左側から入射する光については、鏡群
Bと鏡群Aに入射する光で反射の様子が異なる。鏡群B
に入射した光は、必ず2回反射して、入射方向に反射さ
れる。これに対し、鏡群Aに入射した光には、1回だけ
反射し、入射方向に反射しない成分も含まれる。
【0026】容易に理解できるように、2面直交合わせ
鏡群11の鏡面に対して入射する光の中で、1回だけ反
射し、入射方向に反射しない成分は、入射角が大きくな
るにつれて増大する。そして、入射角が45度より大き
くなると、2回反射の成分がなくなり、指向性がなくな
る。なお、鏡面に対し右側から入射する光についても、
反射光には、同じ入射角依存性があることは、いうまで
もない。
鏡群11の鏡面に対して入射する光の中で、1回だけ反
射し、入射方向に反射しない成分は、入射角が大きくな
るにつれて増大する。そして、入射角が45度より大き
くなると、2回反射の成分がなくなり、指向性がなくな
る。なお、鏡面に対し右側から入射する光についても、
反射光には、同じ入射角依存性があることは、いうまで
もない。
【0027】図6は、以上の解析を考慮して、入射した
光に対し、実際に投影点に戻ってくる光量の割合を求め
たグラフである。
光に対し、実際に投影点に戻ってくる光量の割合を求め
たグラフである。
【0028】ここで、プロジェクタ(14,15)と指
向性反射スクリーン10と備える立体像再生装置にあっ
ては、プロジェクタ(14,15)と指向性反射スクリ
ーン10の位置関係を固定した場合、指向性反射スクリ
ーン10の水平方向の端部で、プロジェクタ(14,1
5)からの光の入射角が最大になるのが明らかである。
それにより、得られる立体画像の中心部と、水平方向の
端部で輝度差が生じ、水平方向に輝度傾斜が生じること
になる。
向性反射スクリーン10と備える立体像再生装置にあっ
ては、プロジェクタ(14,15)と指向性反射スクリ
ーン10の位置関係を固定した場合、指向性反射スクリ
ーン10の水平方向の端部で、プロジェクタ(14,1
5)からの光の入射角が最大になるのが明らかである。
それにより、得られる立体画像の中心部と、水平方向の
端部で輝度差が生じ、水平方向に輝度傾斜が生じること
になる。
【0029】そのため、本実施の形態では、指向性反射
スクリーン10の画像投影領域の水平方向のサイズを
L、プロジェクタ(14,15)の照射口から指向性反
射スクリーン10との間の距離をDとした時、Arct
an(L/2D)が20度以下となるようにしている。
スクリーン10の画像投影領域の水平方向のサイズを
L、プロジェクタ(14,15)の照射口から指向性反
射スクリーン10との間の距離をDとした時、Arct
an(L/2D)が20度以下となるようにしている。
【0030】このように設定することにより、図6のグ
ラフから明らかなように、プロジェクタ(14,15)
から指向性反射スクリーン10に入射される光の量に対
する、入射方向以外の方向に反射する光の量の割合が、
指向性反射スクリーン10の画像投影領域の水平方向の
端部で60%以下とすることができる。
ラフから明らかなように、プロジェクタ(14,15)
から指向性反射スクリーン10に入射される光の量に対
する、入射方向以外の方向に反射する光の量の割合が、
指向性反射スクリーン10の画像投影領域の水平方向の
端部で60%以下とすることができる。
【0031】なお、実際に、プロジェクタ(14,1
5)と指向性反射スクリーン10とを、Arctan
(L/2D)が20度以下を満足するように設定するた
めには、指向性反射スクリーン10上に画像投影領域の
最大枠を明示し、プロジェクタ(14,15)からの入
射光が、その枠内に収まるように位置関係を設定すれば
よい。
5)と指向性反射スクリーン10とを、Arctan
(L/2D)が20度以下を満足するように設定するた
めには、指向性反射スクリーン10上に画像投影領域の
最大枠を明示し、プロジェクタ(14,15)からの入
射光が、その枠内に収まるように位置関係を設定すれば
よい。
【0032】この場合に、プロジェクタ(14,15)
の出力光学系に、指向性反射スクリーン10上の画像投
影領域の最大枠内に画像を投影させることを可能にする
調整機能を設ければ、前記設定が容易になることはいう
までもない。
の出力光学系に、指向性反射スクリーン10上の画像投
影領域の最大枠内に画像を投影させることを可能にする
調整機能を設ければ、前記設定が容易になることはいう
までもない。
【0033】なお、立体像再生装置においては、左右両
眼に再生画像を導くために、プロジェクタ(14,1
5)の出力を両眼の間隔dだけ離しておくことが必要で
ある。そのため、前記条件はより厳密になり、Arct
an((L−d)/2D)が20度以下であることが必
要である。
眼に再生画像を導くために、プロジェクタ(14,1
5)の出力を両眼の間隔dだけ離しておくことが必要で
ある。そのため、前記条件はより厳密になり、Arct
an((L−d)/2D)が20度以下であることが必
要である。
【0034】以下、本実施の形態の実施例について説明
する。
する。
【0035】本実施例では、画像投影領域の寸法が40
インチ、画像投影領域の縦横比が4:3である指向性反
射スクリーン10を使用した。したがって、前記Lの値
は32インチとなる。また、プロジェクタ(14,1
5)の照射口から指向性反射スクリーン10までの距離
Dを46インチに設定した。
インチ、画像投影領域の縦横比が4:3である指向性反
射スクリーン10を使用した。したがって、前記Lの値
は32インチとなる。また、プロジェクタ(14,1
5)の照射口から指向性反射スクリーン10までの距離
Dを46インチに設定した。
【0036】この場合に、両眼の間隔dの平均値は、
2.56インチであるので、これを考慮に入れても、最
大入射角におけるArctanを約18度に設定するこ
とができた。
2.56インチであるので、これを考慮に入れても、最
大入射角におけるArctanを約18度に設定するこ
とができた。
【0037】これにより、指向性反射スクリーン10の
画像投影領域の中心部の明るさを100%としたとき
に、水平方向の端部において、中心部の60%以上の明
るさを確保することができた。
画像投影領域の中心部の明るさを100%としたとき
に、水平方向の端部において、中心部の60%以上の明
るさを確保することができた。
【0038】水平方向の輝度傾斜の許容値については、
個人差があるが、本発明の構成の範囲内ではほぼ満足の
行く観察条件を満足することが可能である。
個人差があるが、本発明の構成の範囲内ではほぼ満足の
行く観察条件を満足することが可能である。
【0039】なお、本実施の形態では、プロジェクタ
(14,15)の数が2個の場合を示したが、1個ある
いは、3個以上の場合であっても本発明が有効であるこ
とはいうまでもない。
(14,15)の数が2個の場合を示したが、1個ある
いは、3個以上の場合であっても本発明が有効であるこ
とはいうまでもない。
【0040】また、指向性反射スクリーン10は、垂直
方向に湾曲されていてもよい。
方向に湾曲されていてもよい。
【0041】[実施の形態2]図7は、本発明の他の実
施の形態である立体像再生装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
施の形態である立体像再生装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【0042】本実施の形態では、筐体40内に、指向性
反射スクリーン10とプロジェクタ(14,15)との
位置関係を固定し、さらに、観察者21が座る座席41
を設けたものでである。
反射スクリーン10とプロジェクタ(14,15)との
位置関係を固定し、さらに、観察者21が座る座席41
を設けたものでである。
【0043】また、この座席41には、高さ調節機構を
取り付けて、より良好な観察点を見いだすことができる
ように微調整可能としている。
取り付けて、より良好な観察点を見いだすことができる
ように微調整可能としている。
【0044】[実施の形態3]図8は、本発明の他の実
施の形態である立体像再生装置を示す平面図である。な
お、分かりやすくするため、図8では、右眼用プロジェ
クタ15からの入射光のみを図示している。
施の形態である立体像再生装置を示す平面図である。な
お、分かりやすくするため、図8では、右眼用プロジェ
クタ15からの入射光のみを図示している。
【0045】本実施の形態は、指向性反射スクリーン1
0を水平方向に湾曲させたものである。本実施の形態の
ように、指向性反射スクリーン10を湾曲させた場合、
投影画像の指向性反射スクリーン10への入射角は、平
面型の指向性反射スクリーン10の場合よりも小さくす
ることができるので、投影画像の水平方向の端部での輝
度低下を防ぐことができる。
0を水平方向に湾曲させたものである。本実施の形態の
ように、指向性反射スクリーン10を湾曲させた場合、
投影画像の指向性反射スクリーン10への入射角は、平
面型の指向性反射スクリーン10の場合よりも小さくす
ることができるので、投影画像の水平方向の端部での輝
度低下を防ぐことができる。
【0046】本実施の形態では、特に、指向性反射スク
リーン10を水平方向に円筒形状に湾曲させ、その1/
4を切り出した例を示してある。ここで、指向性反射ス
クリーン10のサイズは、湾曲線に沿って32インチ、
垂直方向に24インチである。
リーン10を水平方向に円筒形状に湾曲させ、その1/
4を切り出した例を示してある。ここで、指向性反射ス
クリーン10のサイズは、湾曲線に沿って32インチ、
垂直方向に24インチである。
【0047】プロジェクタ(14,15)からの画像投
影は、この指向性反射スクリーン10面全面にわたって
行う。指向性反射スクリーン10の中心とプロジェクタ
(14,15)の距離は、約20インチであり、プロジ
ェクタ(14,15)は、曲率の中心に位置させればよ
い。
影は、この指向性反射スクリーン10面全面にわたって
行う。指向性反射スクリーン10の中心とプロジェクタ
(14,15)の距離は、約20インチであり、プロジ
ェクタ(14,15)は、曲率の中心に位置させればよ
い。
【0048】この場合には、指向性反射スクリーン10
面上のすべての点で、入射角を0度に保つことができる
ので、高輝度を実現することができる。
面上のすべての点で、入射角を0度に保つことができる
ので、高輝度を実現することができる。
【0049】[実施の形態4]図9は、本発明の他の実
施の形態である立体像再生装置を示す平面図である。な
お、分かりやすくするため、図9でも、右眼用プロジェ
クタ15からの入射光のみを図示している。
施の形態である立体像再生装置を示す平面図である。な
お、分かりやすくするため、図9でも、右眼用プロジェ
クタ15からの入射光のみを図示している。
【0050】本実施の形態は、水平方向に湾曲させた指
向性反射スクリーン10において、その端部における入
射角が20度となるように設定したものである。
向性反射スクリーン10において、その端部における入
射角が20度となるように設定したものである。
【0051】2面直交合わせ鏡群11のピッチは0.5
mmであるので、前記曲率半径を考慮に入れると、2面
直交合わせ鏡群11を湾曲させた場合でもほぼ直交した
2面直交合わせ鏡を保ことができ、図6に類似の関係が
成り立つ。
mmであるので、前記曲率半径を考慮に入れると、2面
直交合わせ鏡群11を湾曲させた場合でもほぼ直交した
2面直交合わせ鏡を保ことができ、図6に類似の関係が
成り立つ。
【0052】したがって、本実施の形態の指向性反射ス
クリーン10においても、画像投影領域の中心部の輝度
に対して、水平方向端部において約60%の輝度を実現
することができる。
クリーン10においても、画像投影領域の中心部の輝度
に対して、水平方向端部において約60%の輝度を実現
することができる。
【0053】なお、前記各実施の形態においては、指向
性反射スクリーン10が2面直交合わせ鏡群11で構成
される場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、指向性反射スクリーン10を構成する合わせ
鏡群として、鏡群Aと鏡群Bとの角度が90°以外の角
度を有する合わせ鏡群で構成することも可能である。こ
の場合においても、プロジェクタ(14,15)から指
向性反射スクリーン10に入射される光の量に対する、
入射方向以外の方向に反射する光の量の割合が、指向性
反射スクリーン10の画像投影領域の水平方向の端部で
60%以下になるように、プロジェクタ(14,15)
と指向性反射スクリーン10との間の位置関係を調整す
ることはいうまでもない。
性反射スクリーン10が2面直交合わせ鏡群11で構成
される場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、指向性反射スクリーン10を構成する合わせ
鏡群として、鏡群Aと鏡群Bとの角度が90°以外の角
度を有する合わせ鏡群で構成することも可能である。こ
の場合においても、プロジェクタ(14,15)から指
向性反射スクリーン10に入射される光の量に対する、
入射方向以外の方向に反射する光の量の割合が、指向性
反射スクリーン10の画像投影領域の水平方向の端部で
60%以下になるように、プロジェクタ(14,15)
と指向性反射スクリーン10との間の位置関係を調整す
ることはいうまでもない。
【0054】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明
は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは
勿論である。
前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明
は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは
勿論である。
【0055】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0056】(1)本発明によれば、画像投影手段から
指向性反射スクリーンに入射される光の量に対する、入
射方向以外の方向に反射する光の量の割合が、指向性反
射スクリーンの画像投影領域の水平方向の端部で60%
以下になるようにしたので、表示される立体画像の中心
部と、水平方向の端部との輝度差を小さくすることが可
能となる。これにより、表示される立体画像の水平方向
の輝度傾斜を少なくすることが可能となる。
指向性反射スクリーンに入射される光の量に対する、入
射方向以外の方向に反射する光の量の割合が、指向性反
射スクリーンの画像投影領域の水平方向の端部で60%
以下になるようにしたので、表示される立体画像の中心
部と、水平方向の端部との輝度差を小さくすることが可
能となる。これにより、表示される立体画像の水平方向
の輝度傾斜を少なくすることが可能となる。
【図1】本発明の一実施の形態である立体像再生装置を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図2】水平方向の集光手段として合わせ鏡群を用いた
指向性反射スクリーンの一例を示す要部斜視図である。
指向性反射スクリーンの一例を示す要部斜視図である。
【図3】図2に示す合わせ鏡群の反射特性を示す図であ
る。
る。
【図4】図2に示す合わせ鏡群における、水平方向の集
光特性を示す図である。
光特性を示す図である。
【図5】再生される立体画像に水平方向の輝度傾斜が発
生することを説明するための図である。
生することを説明するための図である。
【図6】指向性反射スクリーンに入射される光に対し、
実際に投影点に戻ってくる光量の割合を求めたグラフで
ある。
実際に投影点に戻ってくる光量の割合を求めたグラフで
ある。
【図7】本発明の他の実施の形態である立体像再生装置
の概略構成を示すブロック図である。
の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の他の実施の形態である立体像再生装置
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態である立体像再生装置
を示す平面図である。
を示す平面図である。
10…指向性反射スクリーン、11…2面直交合わせ鏡
群、12…凹凸、14,15…プロジェクタ、21…観
察者、40…筐体、41…観察者の座席。
群、12…凹凸、14,15…プロジェクタ、21…観
察者、40…筐体、41…観察者の座席。
Claims (9)
- 【請求項1】 画像投影手段と、少なくとも合わせ鏡群
を含み前記画像投影手段から入射される光を水平方向に
おいて特定の位置に集光させる指向性反射スクリーンと
を備える立体像再生装置の立体像再生方法において、 前記画像投影手段から前記指向性反射スクリーンに入射
される光の量に対する、入射方向以外の方向に反射する
光の量の割合が、前記指向性反射スクリーンの画像投影
領域の水平方向の端部で60%以下になるように、前記
画像投影手段と指向性反射スクリーンとの間の位置関係
を調整することを特徴とする立体像再生方法。 - 【請求項2】 前記指向性反射スクリーンに、前記画像
投影手段から前記指向性反射スクリーンに入射される光
の量に対する、入射方向以外の方向に反射する光の量の
割合が、前記指向性反射スクリーンの画像投影領域の水
平方向の端部で60%以下となることを表す最大枠を設
け、前記画像投影手段からの入射光が、前記最大枠内に
納まるように、前記画像投影手段と指向性反射スクリー
ンとの間の位置関係を調整することを特徴とする請求項
1に記載された立体像再生方法。 - 【請求項3】 前記画像投影手段から前記指向性反射ス
クリーンに入射される光の入射角の水平方向成分を、前
記指向性反射スクリーンの画像投影領域のすべての領域
において、20度以下とすることを特徴とする請求項1
または請求項2に記載された立体像再生方法。 - 【請求項4】 前記指向性反射スクリーンは、水平方向
に湾曲していることを特徴とする請求項1ないし請求項
3のいずれか1項に記載された立体像再生方法。 - 【請求項5】 前記指向性反射スクリーンは水平方向に
平面形状の指向性反射スクリーンであり、前記指向性反
射スクリーンの画像投影領域の水平方向の寸法をL、前
記画像投影手段と指向性反射スクリーンとの間の距離を
Dとするとき、Arctan(L/2D)を20度以下
とすることを特徴とする請求項1に記載された立体像再
生方法。 - 【請求項6】 画像投影手段と、少なくとも合わせ鏡群
を含み前記画像投影手段から入射される光を水平方向に
おいて特定の位置に集光させる指向性反射スクリーンと
を備える立体像再生装置において、 前記画像投影手段から前記指向性反射スクリーンに入射
される光の量に対する、入射方向以外の方向に反射する
光の量の割合が、前記指向性反射スクリーンの画像投影
領域の水平方向の端部で60%以下になるように、前記
画像投影手段と指向性反射スクリーンとを配置すること
を特徴とする立体像再生装置。 - 【請求項7】 前記画像投影手段から前記指向性反射ス
クリーンに入射される光の入射角の水平方向成分が、前
記指向性反射スクリーンの画像投影領域のすべての領域
において、20度以下であることを特徴とする請求項6
に記載された立体像再生装置。 - 【請求項8】 前記指向性反射スクリーンは、水平方向
に湾曲していることを特徴とする請求項6または請求項
7に記載された立体像再生装置。 - 【請求項9】 前記指向性反射スクリーンは水平方向に
平面形状の指向性反射スクリーンであり、前記指向性反
射スクリーンの画像投影領域の水平方向の寸法をL、前
記画像投影手段と指向性反射スクリーンとの間の距離を
Dとするとき、Arctan(L/2D)が20度以下
であることを特徴とする請求項6に記載された立体像再
生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9211465A JPH1152291A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 立体像再生方法および立体像再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9211465A JPH1152291A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 立体像再生方法および立体像再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1152291A true JPH1152291A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16606396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9211465A Pending JPH1152291A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 立体像再生方法および立体像再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1152291A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015232633A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置 |
JP2015232634A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置 |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP9211465A patent/JPH1152291A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015232633A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置 |
JP2015232634A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置 |
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