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JP2012073163A - 圧力センサー - Google Patents

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JP2012073163A
JP2012073163A JP2010219087A JP2010219087A JP2012073163A JP 2012073163 A JP2012073163 A JP 2012073163A JP 2010219087 A JP2010219087 A JP 2010219087A JP 2010219087 A JP2010219087 A JP 2010219087A JP 2012073163 A JP2012073163 A JP 2012073163A
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健太 佐藤
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    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L9/00Measuring steady of quasi-steady pressure of fluid or fluent solid material by electric or magnetic pressure-sensitive elements; Transmitting or indicating the displacement of mechanical pressure-sensitive elements, used to measure the steady or quasi-steady pressure of a fluid or fluent solid material, by electric or magnetic means
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    • G01L9/008Transmitting or indicating the displacement of flexible diaphragms using piezoelectric devices

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Abstract

【課題】温度変化に伴う測定値の誤差を減少させる。
【解決手段】容器と、容器の一部を構成し、力を受けて容器の内側または外側に変位する受圧手段と、感圧部と感圧部の両端に接続された一対の基部と、基部同士を結ぶ線と平行な検出軸と、受圧手段の変位方向と検出軸が平行となるように配置され、受圧手段の変位により圧力を検出する感圧素子とを有する圧力センサーであって、感圧素子を間に挟み受圧手段の周縁部または容器の受圧手段側に接続された一対の緩衝部と、緩衝部の先端同士を連結する梁部からなる門型のフレームを有し、感圧素子は、基部の一方が受圧手段に、基部の一方の反対側の他方が梁部の長手方向の中央部に接続され、感圧素子の長さL、感圧素子のヤング率E、感圧素子の断面積S、緩衝部の長さL、緩衝部のヤング率E、緩衝部の断面積Sとし
Figure 2012073163

の関係を満たす。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧力センサーに関し、特に温度変化による測定誤差を抑制した圧力センサーに関する。
従来から、水圧計、気圧計、差圧計などとして圧電振動素子を感圧素子として使用した圧力センサーが知られている。圧電振動素子を用いた圧力センサーは、圧電振動素子に検出軸方向の圧力が印加すると、圧電振動素子の共振周波数が変化し、当該共振周波数の変化から圧力センサーに印加される圧力を検出する。
特許文献1〜3には、感圧素子に圧電振動子を用いた圧力センサーが開示されている。
図13に特許文献1に開示された圧力センサーを示す。特許文献1においては、対向する第1の壁面203及び第2の壁面204にそれぞれ第1の圧力入力口203aと第2の圧力入力口204aとを備えた気密ケース202と、前記第1の壁面203に一端を固定されるとともに第1の圧力入力口203aと連通する軸穴を備えた円筒型の第1のベローズ210と、前記第2の壁面204に一端を固定されるとともに第2の圧力入力口204aと連通する軸穴を備え且つ前記第1のベローズ210と直列状に配置された円筒型の第2のベローズ211と、前記第1のベローズ210及び前記第2のベローズ211の各他端同士の間に固定配置される振動素子接着台座215と、前記振動素子接着台座215によって支持された薄板状の圧電振動素子220と、前記圧電振動素子220上の電極パターンと導通した発振回路230と、を備えた圧力センサー201において、前記圧電振動素子220は、前記第2の壁面204に一端を固定されるとともに他端を前記振動素子接着台座215に固定され、前記第2のベローズ211を間に挟んで前記圧電振動素子220と対向する位置において、前記第2の壁面204と前記振動素子接着台座215との間に圧電補強板221を固定し、前記気密ケース202内壁と前記振動素子接着台座215との間を補強用弾性部材250により連結したことを特徴とする圧力センサー201が開示されており、同様の技術が特許文献2にも開示されている。
特許文献1に開示された圧力センサー201は、真空、或いは不活性雰囲気に保持されたケース内に第1のベローズ210及び第2のベローズ211を直列、或いは同軸状に配置し、各ベローズの軸穴内に加わる圧力によって発生する各ベローズの軸方向変位力を気密ケース202内に配置した圧電振動素子220に伝達することによって圧電振動素子220の共振周波数を変化させる原理を利用したものである。そして、上記構成とすることにより、高価な電着ベローズや、複雑な支持構造を用いることなく、低価格にて高精度な圧力センサーを実現することができ、さらに、振動素子接着台座215と気密ケース202の内壁との間に補強用弾性部材250を配置することにより、軸方向と垂直な方向からの衝撃に対する強度を高めることができるとされる。
図14に特許文献3に係る圧力センサーを示す。特許文献3においては、筒型のハウジング312と、前記ハウジング312の両端の開口部をそれぞれ封止する第1ダイアフラム314、及び第2ダイアフラム316と、前記第1ダイアフラム314に接続され、第1ウエイト328を用いて梃子の原理により前記第1ダイアフラム314が受ける重力と反対方向の力を前記第1ダイアフラム314に掛ける第1反力生成部320と、前記第2ダイアフラム316に接続され、第2ウエイト330を用いて梃子の原理により前記第2ダイアフラム316が受ける重力と反対方向の力を前記第2ダイアフラム316に掛ける第2反力生成部322と、前記ハウジング312内部に配置され、力の検出方向を検出軸とし、一端を前記第1ダイアフラム314に接続し、他端を前記第2ウエイト330に接続した感圧素子318と、を有する圧力センサー310が開示されている。
上記構成において、第1ダイアフラム314が受けた圧力により感圧素子318は第1ダイアフラム314から押し出される方向に応力が掛かり、第2ダイアフラム316が受けた圧力により感圧素子318は第2ダイアフラム316に引き寄せられる方向に応力が掛かる。しかし、第1ダイアフラム314及び第2ダイアフラム316が受ける圧力が同じ場合には、感圧素子318は、その位置が移動するものの何ら負荷が掛かることは無い。よって第1ダイアフラム314及び第2ダイアフラム316の圧力差を検知する相対圧を測定することができる。また感圧素子318の検出軸と第1ダイアフラム314及び第2ダイアフラム316の変位方向が同軸上に並ぶため第1ダイアフラム314及び第2ダイアフラム316の圧力差を正確に測定することができる。
さらに、上記構成により、第1反力生成部320は第1ダイアフラム314が受ける重力による撓み変形の応力及び感圧素子318が受ける重力を足し合わせた合力と常に逆方向の力を与え、第2反力生成部322は第2ダイアフラム316が受ける重力による撓み変形の応力から感圧素子318が受ける重力を差し引いた合力と常に逆方向の力を与えるため、第1ダイアフラム314及び、第2ダイアフラム316が受ける重力による変位が相殺されるとともに、感圧素子318に第1ダイアフラム314及び第2ダイアフラム316が受ける重力に起因する応力が相殺される。よって感圧素子318は第1ダイアフラム314と第2ダイアフラム316との圧力差のみを検出し、重力加速度の掛かりかたの変化、及びこれによって発生する振動の影響を低減した圧力センサー310となる。
しかし、温度変化があった場合、特許文献1においては、圧電振動素子220と気密ケース202との間、特許文献3においては感圧素子318とハウジング312との間の熱膨張係数の違いにより圧電振動素子220、感圧素子318に熱歪みが掛かることになり、これに起因して共振周波数が変化し、正確な圧力測定を行なうことができないという問題があった。
図15に特許文献4に係る圧力センサーを示す。上記問題を解決するため、特許文献4においては、ハウジング412と、前記ハウジング412の開口部422を封止し、可撓部と前記可撓部の外側の周縁領域424cを有すると共に、前記可撓部の一方の主面が受圧面であるダイアフラム424と、感圧部と前記感圧部の両端に各々に接続される第1の基部440aと第2の基部440bとを有すると共に、前記第1の基部440aと前記第2の基部440bとの並ぶ方向が前記ダイアフラム424の変位方向と平行である感圧素子440と、を有する圧力センサー410であって、前記第1の基部440aを前記受圧面の裏側となる前記ダイアフラム424の中央部に接続し、前記第2の基部440bを接続部材442を介して前記裏側の前記周縁領域424cに、或いは前記第1の基部440aに対向する前記ハウジング412の内壁に接続した圧力センサー410が開示されている。
上記構成により、感圧素子440の検出軸方向の一端にある第1の基部440aは、外部からの圧力によって変位するダイアフラム424の中央部に接続され、前記一端の反対側の他端にある第2の基部440bは、接続部材442を介して、ハウジング412に固定され外部からの圧力によっても変位しないダイアフラム424の周縁領域424c、或いは前記第1の基部440aに対向する前記ハウジング412の内壁に接続される。よって、外部からの圧力により感圧素子440が圧縮応力を受ける絶対圧を測定する圧力センサー410となる。また感圧素子440の両端がダイアフラム424側に接続されるため、感圧素子440の材料と、ハウジング412の材料の違いによる線膨張係数の不一致に起因する温度変化に伴う圧力測定値の誤差を低減することができる。さらに感圧素子440と接続部材442とを圧電材料により一体に形成することにより、感圧素子440と接続部材442との間の熱歪みは解消されるので、圧力測定値の誤差を低減することができる。
特開2007−57395号公報 特開2005−121628号公報 特開2010−25582号公報 特開2010−48798号公報
しかし、特許文献4の圧力センサー410においては、感圧素子440の検出軸方向の熱歪みは解消可能となるが、接続部材442とダイアフラム424は同一材料ではないので、ダイアフラム424と、接続部材442の感圧素子440の検出軸方向と垂直な方向の成分との間で熱歪みが発生する。そして、この熱歪みを接続部材442が受けるので、これにより結果的に感圧素子440が熱歪みを接続部材442から受けることになり、熱歪みによる影響を十分に排除できないといった問題があった。
そこで本発明は上記問題に着目し、ハウジングに起因する感圧素子に対する熱歪みのみならず、ダイアフラムに起因する感圧素子に対する熱歪みを抑制する圧力センサーを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]容器と、前記容器の一部を構成し、力を受けて前記容器の内側または外側に変位する受圧手段と、感圧部と前記感圧部の両端に接続された一対の基部とを有し、前記基部同士を結ぶ線と平行な検出軸を有し、前記受圧手段の変位方向と前記検出軸が平行となるように配置され、前記受圧手段の変位により圧力を検出する感圧素子と、を有する圧力センサーであって、前記感圧素子を間に挟んで配置され前記受圧手段の周縁部または前記容器の前記受圧手段側に接続された一対の緩衝部と、前記緩衝部の先端同士を連結する梁部からなる門型のフレームを有し、前記感圧素子は、前記基部の一方が前記受圧手段に接続され、前記基部の一方の反対側の他方が前記梁部の長手方向の中央部に接続され、前記感圧素子の長さをL、前記感圧素子のヤング率をE、前記感圧素子の断面積をSとし、前記緩衝部の長さをL、前記緩衝部のヤング率をE、前記緩衝部の断面積をSとすると、
Figure 2012073163

の関係を満たすことを特徴とする圧力センサー。
上記構成により、感圧素子の両端の基部は結果的に受圧手段側に接続されることになるので、容器全体の温度変化による膨張・収縮に起因する感圧素子に対する熱歪みを低減することができる。一方、フレームと受圧手段との間では熱歪みが発生する。しかし、この熱応力に対して、感圧素子が伸縮する量よりフレームを構成する緩衝部が伸縮する量が大きくなるので、緩衝部がフレームに掛かる熱歪みを多く受けることになり、感圧素子に掛かる熱歪みを低減して、温度変化による圧力誤差を抑制した圧力センサーとなる。またフレームは容器の受圧手段側に接続することができる。これにより、剛性の高い容器に接続することになるので、感圧素子の圧力感度を高めることができる。
[適用例2]前記梁部の長手方向の長さをL、前記梁部のヤング率をE、前記梁部の高さをH、前記梁部の幅をWとすると、
Figure 2012073163

の関係を満たすことを特徴とする適用例1に記載の圧力センサー。
上記構成により、感圧素子の感度を低下させることなく、感圧素子に対する熱歪みを低減することができる。
[適用例3]前記感圧素子及び前記フレームは一体で形成されるとともに、前記受圧手段に接続される前記感圧素子の前記基部の端部と、前記周縁部または前記開口部に接続される前記緩衝部の端部と、が一直線上に並ぶように形成されたことを特徴とする適用例1または2に記載の圧力センサー。
上記構成により、フレームと感圧素子との間の熱歪みを低減することができる。またフレームと感圧素子が一体で形成されるので、部品点数を減らし、コストを抑制できる。
[適用例4]前記感圧部は、少なくとも一以上の柱状ビームであることを特徴とする適用例1乃至3のいずれか1例に記載の圧力センサー。
例えば、柱状ビームを一本とすることにより感圧素子の圧力感度を向上させることができる。
[適用例5]前記感圧素子及び前記緩衝部は、同一の材料により形成され、それぞれの長手方向が同一の長さに形成されたことを特徴とする適用例1乃至4のいずれか1例に記載の圧力センサー。
これにより、感圧素子と緩衝部との間の熱歪みを低減することができる。
[適用例6]前記感圧素子及び前記緩衝部は、同一の圧電材料により形成され、それぞれの長手方向が同一の結晶方位となるように形成されたことを特徴とする適用例5に記載の圧力センサー。
これにより、感圧素子が圧電材料であっても、緩衝部も同一の圧電材料で同一の結晶方位とすることで、感圧素子と緩衝部との間の熱歪みを低減することができる。
[適用例7]前記梁部の長手方向の両端及び中央部は、前記緩衝部の前記先端及び前記感圧素子の前記基部の形状に倣って形成された凹部、またはスリットを有し、前記緩衝部及び前記感圧素子は、前記凹部、または前記スリットに嵌め込まれることを特徴とする適用例5または6に記載の圧力センサー。
これにより、緩衝部及び感圧素子の梁部に対する位置決めが容易になるとともに、凹部の場合は接触面積を増加させることにより接合強度を向上させることができる。
[適用例8]前記梁部は、前記受圧手段と同一の熱膨張係数を有する材料により形成されたことを特徴とする適用例5乃至7のいずれか1例に記載の圧力センサー。
これにより、受圧手段に起因する梁部の長手方向に掛かる熱歪みを低減して、結果的に感圧素子に対する熱歪みを低減することができる。
[適用例9]前記受圧手段及び前記梁部は、それぞれステンレスにより形成されたことを特徴とする適用例5乃至8のいずれか1例に記載の圧力センサー。
受圧手段をステンレスで形成することにより、十分な強度を有しつつ圧力感度の高い受圧手段となるとともに、梁部を受圧手段と同様にステンレスで形成することにより、受圧手段に起因する梁部の長手方向に掛かる熱歪みを低減して、結果的に感圧素子に対する熱歪みを低減することができる。
[適用例10]前記受圧手段、前記感圧素子、前記フレームは、前記ハウジングに対して、さらにもう一組配設されたことを特徴とする適用例1乃至9のいずれか1例に記載の圧力センサー。
これにより、一つのハウジングに2つの受圧手段が設けられ、各受圧手段に対応して感圧素子、フレームが設けられた圧力センサーとなる。このとき、2つの感圧素子は同じハウジング内にあるので、各受圧手段に異なる圧力が印加された場合、2つの圧力の差圧を正確に測定することが可能な圧力センサーとなる。
第1実施形態に係る圧力センサーの斜視図(XZ面を切り口とした断面図)である。 第1実施形態に係る圧力センサーの断面図を示し、図2(a)はXZ面を切り口とした断面図、図2(b)はYZ面を切り口とした断面図である。 梁部の断面寸法を変化させた場合の感圧素子の圧力感度と比率γとの関係のグラフである。 緩衝部の断面寸法を変化させた場合の撓み比率γと熱歪みによる周波数変化との関係のグラフを示す。 フレーム(緩衝部、梁部)、感圧素子を水晶で一体に形成する場合の模式図を示す。 第2実施形態に係る圧力センサーの斜視図(XZ面を切り口とした断面図)である。 第2実施形態に係る圧力センサーの断面図を示し、図7(a)はXZ面を切り口とした断面図、図7(b)はYZ面を切り口とした断面図である。 第2実施形態の緩衝部と感圧素子の形成パターンを示す模式図である。 第2実施形態の梁部の変形例を示す模式図である。 第3実施形態に係る圧力センサーの断面図を示し、図10(a)はXZ面を切り口とした断面図、図10(b)はYZ面を切り口とした断面図である。 第4実施形態に係る圧力センサーの模式図である。 第4実施形態に係る圧力センサーの模式図である。 特許文献1に開示された圧力センサーの模式図である。 特許文献3に開示された圧力センサーの模式図である。 特許文献4に開示された圧力センサーの模式図である。
以下、本発明に係る圧力センサーを図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1に第1実施形態に係る圧力センサーの斜視図(XZ面を切り口とした断面図)を示す。図2に第1実施形態に係る圧力センサーの断面図を示し、図2(a)はXZ面を切り口とした断面図、図2(b)はYZ面を切り口とした断面図である。なお、図1、2に示されるXYZは直交座標系を形成しており、以後用いられる図についても同様に適応する。第1実施形態に係る圧力センサー10は、ハウジング12とダイアフラム24とを容器として、そのダイアフラム24を備えた容器の収容空間に、フレーム34を構成する緩衝部36、梁部38、感圧素子40等を有している。そして圧力センサー10は、例えばハウジング12内部を大気開放した場合には、大気圧を基準としてダイアフラムの外側から液圧を受ける液圧センサーとして利用できる。またハウジング12内を真空封止した場合には、真空を基準とした絶対圧センサーとして利用できる。
ハウジング12は、円形のフランジ部14、円形のリング部16、支持シャフト18、円筒形の側面部(側壁部)20を有する。
フランジ部14は、円筒形の側面部(側壁部)20の端部と接する外周部14aと、外周部14a上に外周部14aと同心円状に形成され、リング部16と同一の直径を有するリング状に突出した形の内周部14bとを有する。リング部16は、その内周縁によって形成される円形の開口部22を有し、開口部22には、開口部22を封止するようにダイアフラム24が接続されており、ダイアフラム24はハウジング12の一部を形成することになる。
フランジ部14の内周部14b及びリング部16の互いに対向する面の所定位置には支持シャフト18を嵌め込む穴14c、16aが形成されている。また穴14c及び穴16aは互いに対向する位置に形成されている。よって穴14c、16aに支持シャフト18を嵌め込むことによりフランジ部14とリング部16とは支持シャフト18を介して接続される。支持シャフト18は、一定の剛性を有し、±Z方向に長手方向を有する棒状の部材であって、ハウジング12とダイアフラム24とから構成される容器の内部に配置され、支持シャフト18の一端がフランジ部14の穴14cに、他端がリング部16の穴16aにそれぞれ嵌め込まれることにより、フランジ部14、支持シャフト18、およびリング部16との間で一定の剛性を獲得する。なお支持シャフト18は複数本用いられるが、各穴の位置の設計に従って任意に配置される。
またフランジ部14には、ハーメチック端子26が取り付けられている。このハーメチック端子26は、後述の感圧素子40の電極部(不図示)と、感圧素子40を発振させるためのものであって、ハウジング12の外部面に取り付けられた、またはハウジング12の外であってハウジング12から離間して配置されたIC(集積回路、不図示)と、をワイヤー28を介して電気的に接続することができる。
なお図1、2においてハーメチック端子26は1つ描かれているが、感圧素子40の電極部(不図示)の総数に応じてフランジ部14に取り付けられるものとする。また上述の液圧センサーとして用いる場合は、フランジ部14には、大気導入口14eが形成され、ハウジング12内部を大気開放させることができる。そしてハーメチック端子26及び大気導入口14eは互いにフランジ部14の干渉しない位置に任意に配置される。
側面部(側壁部)20の両端をそれぞれフランジ部14の内周部14bの外周14d、及び開口部22をダイアフラム24により塞がれたリング部16の外周16bに接続することによって、前記容器は封止される。フランジ部14、リング部16、側面部(側壁部)20はステンレス等の金属で形成することが好ましく、支持シャフト18は一定の剛性を有し熱膨張係数の小さいセラミック等を用いることが好ましい。
ダイアフラム24はハウジング12の外部に面した一方の主面が受圧面となっており、前記受圧面が被測定圧力環境(例えば液体)の圧力を受けて撓み変形する可撓部を有し、当該可撓部がハウジング12内部側または外部側(Z軸方向)に変位するように撓み変形することにより感圧素子40にZ軸に沿った圧縮力或いは引張り力を伝達するものである。またダイアフラムは、外部からの圧力によって変位する中央部24aと、前記中央部24aの外周にあり、前記中央部24aが変位できるように外部からの圧力により撓み変形する可撓部24bと、前記可撓部24bの外側、即ち前記可撓部24bの外周にあり、リング部16に形成された開口部22の内壁に接合して固定される周縁部24cを有している。なお周縁部24cは、理想的には圧力を受けても変位せず、中央部24aは圧力を受けても変形しないものとする。
ダイアフラム24の中央部24aであって、受圧面の反対側の面には後述の感圧素子40の長手方向(検出軸方向)の一端(第1の基部40a)と接続される。
ダイアフラムの材質は、ステンレスのような金属やセラミックなどの耐腐食性に優れたものがよく、また、水晶のような単結晶体やその他の非結晶体でもよい。例えば金属で形成する場合は、金属母材をプレス加工して形成すればよく、水晶で形成する場合は可撓部24bが他の部分より薄くなるようにフォトリソ・エッチング加工を行なえばよい。
なお、ダイアフラム24は、液体やガス等により腐食しないように、外部に露出する表面を耐食性の膜にてコーティングしてもよい。例えば、金属製のダイアフラムであれば、ニッケルの化合物をコーティングしてもよいし、ダイアフラムが水晶のような圧電結晶体であれば珪素をコーティングすればよい。
ダイアフラム24の中央部24aには支持部30、周縁部24cには一対の支持部32が接続されている。中央部24aに接続された支持部30には感圧素子40の第1の基部40aが接続され、周縁部24cに接続された支持部32には後述のフレーム34を構成する緩衝部36の第1の固定部36aが接続される。なお、支持部30、支持部32は、ダイアフラム24と同じ材料を用いて形成することが望ましい。
門型構造のフレーム34は、一対の緩衝部36、緩衝部36の第2の固定部36b同士を連結する梁部38により構成され、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の圧電材料により、感圧素子40とともに一体に形成されている。そして一対の緩衝部36、及び感圧素子40はその長手方向が互いに平行(Z軸方向)となるように梁部38に接続している。
緩衝部36は、その第1の固定部36aが支持部32の側面に接続されるとともに、感圧素子40をX軸方向から挟み込む態様で周縁部24cに当接する。ここで緩衝部36及び感圧素子40はその長手方向がダイアフラム24の変位方向(Z軸方向)と平行となるように接続される。また緩衝部36は、その第2の固定部36bが梁部38に接続され、本実施形態においては、梁部38の長手方向の両端において、緩衝部36の第2の固定部36bは梁部38と一体となっている。
感圧素子40は、振動腕40cとその両端に形成された第1の基部40aと第2の基部40bを有する。第1の基部40aは支持部30の側面に接続されるとともに、中央部24aに当接させている。また、第2の基部40bは梁部38の長手方向(X軸方向)の中央部に接続されるとともに、本実施形態においては、第2の基部40bは梁部38と一体となっている。そして感圧素子40の振動腕40cには励振電極(不図示)が形成され、励振電極(不図示)と電気的に接続する電極部(不図示)を有する。
よって、感圧素子40は、その長手方向(Z軸方向)、すなわち第1の基部40aと第2の基部40bとが並ぶ方向をダイアフラム24の変位方向(Z軸方向)と同軸または平行になるように配置され、その変位方向が検出軸となっている。そして感圧素子40が接続されたフレーム34が、支持部32により固定されているため、感圧素子40はダイアフラム24の変位による力を受けても、検出軸方向以外の方向に曲がることが無いので、感圧素子40が検出軸方向以外の方向に動くことが阻止して、感圧素子40の検出軸方向の感度の低下を抑制することができる。
感圧素子40は、ハーメチック端子26及びワイヤー28を介してIC(不図示)と電気的に接続され、IC(不図示)から供給される交流電圧により、固有の共振周波数で振動する。そして感圧素子40は、その長手方向(Z軸方向)から伸長応力または圧縮応力を受けることにより共振周波数が変動する。本実施形態においては感圧部となる振動腕40cとして双音叉型振動子を適用することができる。双音叉型振動子は、振動腕40cである前記2つの振動ビームに引張り応力(伸長応力)或いは圧縮応力が印加されると、その共振周波数が印加される応力にほぼ比例して変化するという特性がある。そして双音叉型圧電振動片は、厚みすべり振動子などに比べて、伸長・圧縮応力に対する共振周波数の変化が極めて大きく共振周波数の可変幅が大きいので、わずかな圧力差を検出するような分解能力に優れる圧力センサーにおいては好適である。双音叉型圧電振動子は、伸長応力を受けると振動腕の共振周波数が高くなり、圧縮応力を受けると振動腕の共振周波数は低くなる。
また本実施形態においては2つの柱状の振動ビームを有する感圧部のみならず、一本の振動ビーム(シングルビーム)からなる感圧部を適用することができる。感圧部(振動腕40c)をシングルビーム型の振動子として構成すると、長手方向(検出軸方向)から同一の応力を受けた場合、その変位が2倍になるため、双音叉の場合よりさらに高感度な圧力センサーとすることができる。なお、上述の圧電材料のうち、双音叉型またはシングルビーム型の圧電振動子の圧電基板用としては温度特性に優れた水晶が望ましい。
本実施形態においては、感圧素子40は、その長手方向の両端が結果的にダイアフラム24側に接続されている。これにより、ハウジング12(容器)全体の温度変化による膨張・収縮による感圧素子40への熱歪みを低減することができる。さらに感圧素子40とフレーム34は同一材料で形成されているので、温度変化に伴う検出軸方向の膨張・収縮の割合が同一となる。よって温度変化による検出軸方向の膨張・収縮において、感圧素子はフレームからの熱歪みが低減される。
さらに、本実施形態においては、感圧素子40及びフレーム34は一体で形成されているが、ダイアフラム24の中央部24aに接続される感圧素子40の第1の基部40aの端部40dと、周縁部24cに接続される緩衝部36の第1の固定部36aの端部36cと、が一直線上に並ぶように形成することが好適である。
本実施形態において、これらが一直線上に並ばない場合は、緩衝部36と感圧素子40の長手方向の長さが異なることになる。そして感圧素子40の検出軸がZ軸を向いた状態で、感圧素子40及び緩衝部36をダイアフラム24に当接させようとすると、一番長いものが当接し、それ以外のものはダイアフラム24から浮いた部分が発生する。一方、感圧素子40、フレーム34は温度変化により膨張・収縮するが、この変化量は材料寸法に係らず温度変化に対して一定の割合で変化することになり、感圧素子40、フレーム34を支持部30、支持部32に固定しない場合は、上述の浮いた部分の寸法も変化することになる。ここで簡単のため、支持部30、支持部32が温度変化により膨張収縮しないものと考えると、感圧素子40、フレーム34は、それぞれ支持部30、支持部32に接続されているため、感圧素子40、フレーム34は、温度変化した場合に、上述の浮いた部分の寸法を維持しようするための熱歪みを受け、結果的に感圧素子40はフレーム34から熱歪みを受けることになる。したがって、上述の端部40dと端部36cとを一直線上に形成することにより、フレーム34と感圧素子40との間の熱歪みを低減することができる。またフレーム34と感圧素子40が一体で形成されるので、部品点数を減らし、コストを抑制できる。
一方、本実施形態においては、ダイアフラム24(ステンレス)とフレーム34(水晶)の熱膨張係数が異なるため、感圧素子40の検出軸、すなわち、ダイアフラム24の変位方向(Z方向)と垂直な方向(X方向)から係る熱歪みについて、フレーム34はダイアフラム24から受けることになる。よって、結果的に感圧素子40はフレーム34から熱歪みを受け、これが圧力測定値の誤差を発生させる要因となる。
そこで、本願発明者は、感圧素子40に対する熱歪みが小さくなる条件について検討した。本願発明者は、このような熱歪みに対しては、緩衝部36をより多く撓ませる(熱歪みを吸収させる)ことにより、感圧素子40に掛かる熱歪みを低減することができるとの知見を得た。そこで、上述の感圧素子40と一体となったフレーム34において、緩衝部36、梁部38、感圧素子40が伸縮する量を考える。ここで、梁部38の撓みが大きいと感圧素子40に力が伝達しないので、感圧素子40に対する熱歪みの影響を検討する前に、感圧素子40に対して力を伝達させるための梁部38の条件について検討する。そしてこの条件は、感圧素子40に対して一定の圧力感度を与える条件と同義である。まず梁部38が長手方向(X軸方向)の両端が固定され、長手方向の中央に+Z方向(図1、図2参照)から力Fを受けた場合の梁部38の撓みを考える。このとき梁部38の長手方向の長さをL、梁部38のヤング率をE、梁部38の高さ(Z方向)をH、梁部38の幅(厚み、Y軸方向)をWとすると、梁部38の伸縮する量δCは、弾性体力学の公式から、
Figure 2012073163
となる。次に感圧素子40の伸縮を考える。第1の基部40aが支持部30に固定された感圧素子40において、上述のように両端固定の梁部38から力Fを受けて伸縮する量δAは、感圧素子40の長さをL、感圧素子40のヤング率をE、感圧素子40の断面積(平均値)をSとすると、弾性体力学の公式から、
Figure 2012073163
となる。ここで感圧素子40の圧力感度に対して支配的なパラメータは、梁部38の伸縮する量δと感圧素子40が伸縮する量δの比率γであって、
Figure 2012073163
となる。
図3に梁部の断面寸法を変化させた場合の感圧素子の圧力感度と比率γとの関係のグラフを示す。本願発明者は図3に示すように、梁部38の高さHと幅Wを変化させた場合の比率γの変化を調査した。なお圧力感度の変化は、ダイアフラム24に一定の圧力を加えた場合における感圧素子40の共振周波数の変化量に基づいてもとめることができる。
図3において、梁部38の幅Wを増加させると梁部38の剛性が強くなるので比率γは減少するとともに圧力感度が上昇し、逆に幅Wを減少させると剛性が弱くなるので比率γは増加するとともに圧力感度が減少している。また梁部38の高さHを増加させると梁部38の剛性が強くなるので比率γは減少するとともに圧力感度は上昇し、逆に高さHを減少させると梁部38の剛性が弱くなるので圧力感度は減少する。そして幅Hを変化させた場合と高さHを変化させた場合では同様の曲線を描くことがわかる。さらに、比率γが3以下となったところで感度が急激に上昇することがわかる。したがって、
Figure 2012073163
となるように、梁部38及び感圧素子40の寸法を設計する必要がある。
次に、緩衝部36の伸縮について考える。第1の固定部36aが支持部32に固定された緩衝部36において、梁部38の長手方向(X軸方向)の両端の固定を解除して長手方向の両端に+Z方向から力を与えた場合に、梁部38の長手方向の両端に固定された緩衝部36の伸縮する量δは、緩衝部36の長手方向の長さをL、緩衝部36のヤング率をE、緩衝部36の断面積をSとすると、弾性体力学の公式から、
Figure 2012073163
となる。そして、熱歪みに対して支配的なパラメータは、緩衝部36が伸縮する量δと感圧素子40が伸縮する量δの比率γであり、
Figure 2012073163
となる。
図4に緩衝部の断面寸法を変化させた場合の比率γと熱歪みによる周波数変化との関係のグラフを示す。本願発明者は図4に示すように、緩衝部36の幅と厚みを変化させた場合の比率γの変化を調査した。なお、本調査においては感圧素子40には圧縮応力が掛かることになるので共振周波数は減少する方向に作用する。
図4において、緩衝部36の幅または厚みを増加させると緩衝部36の剛性が強くなるので比率γは減少するとともに周波数は減少し(周波数変化が大きくなり)、逆に幅または厚みを減少させると剛性が弱くなるので比率γは増加するとともに周波数は増加する(周波数変化が減少する)。そして幅を変化させた場合と厚みを変化させた場合では同様の曲線を描くことがわかる。さらに、比率γが1以下となったところで周波数変化が急激に増加することがわかる。ここで、周波数変化が大きいということは、熱歪みを大きく受けることを意味する。したがって、伸縮する比率γが、
Figure 2012073163
となるように、緩衝部36の断面寸法(幅、厚みの寸法)を設計する必要がある。
さらに、本実施形態においては、フレーム34と感圧素子40が一体に形成され、緩衝部36と感圧素子40の長手方向の長さも一致するよう設計されている。これにより数式4は、
Figure 2012073163
となり、数式7は、
Figure 2012073163
となる。したがって、数式9により、本実施形態においては、緩衝部36の断面積Sは、感圧素子40の断面積Sより小さくなるように設計する必要がある。さらに両者の厚み(Y軸方向)は一致するので、結果的に緩衝部36の幅(X軸方向)は、感圧素子40の幅(X軸方向)より小さく設計すればよいことになる。
図5に、フレーム(緩衝部、梁部)、感圧素子を水晶で一体に形成する場合の模式図を示す。水晶で一体形成する場合は、上述のようにフォトリソ・エッチング加工により形成することが好適である。まず、材料となる母基板42を用意し、母基板42の表面にポジ型のフォトレジスト44を塗布する(図5(a))、緩衝部36、梁部38、感圧素子40を一体とする形状に対応したフォトマスク(不図示)を用いて露光し、前記フォトレジスト44を感光させる(図5(b))、現像を行い感光したフォトレジスト44aを除去する(図5(c))、母基板42が露出した領域をエッチングすることにより緩衝部36、梁部38、感圧素子40を一体で形成し(図5(d))、フォトレジスト44を剥離する(図5(e))ことにより一体形成の部材(フレーム、感圧素子)が形成される。
第1実施形態の圧力センサー10の組み立ては、まずリング部16にダイアフラム24を接続するとともに、ダイアフラム24の所定位置に支持部30、支持部32を接続する。そして、感圧素子40の第1の基部40aを支持部30の側面に接続し、緩衝部36の第1の固定部36aを支持部32に接続する。
次にリング部16の穴16aに支持シャフト18を差込んで固定し、フランジ部14の穴14cに、既にリング部16に一端が差し込まれた支持シャフト18の他端を差し込んで固定するとともに、ハーメチック端子26のハウジング12内部側と感圧素子40の電極部(不図示)とをワイヤー28により電気的に接続する。このときハーメチック端子26のハウジング12外部側はIC(不図示)に接続する。最後に側面部(側壁部)20をリング部16側から差し込んでフランジ部14の外周14d及びリング部16の外周16bにそれぞれ接合することによりハウジング12が形成され、圧力センサー10が組み立てられる。なお圧力センサー10を、真空を基準とした絶対圧を測定する圧力センサーとする場合は、大気導入口14eを形成せず、真空中で圧力センサー10を組み立てればよい。
第1実施形態の圧力センサー10の動作について説明する。第1実施形態において、大気圧を基準として液圧を測定する場合、液圧が大気圧より低いとダイアフラム24の中央部24aがハウジング12の内側に変位し、逆に液圧が大気圧より高いと中央部24aがハウジング12の外側に変位する。
そして、ダイアフラム24の中央部24aがハウジング12の外側に変位すると、感圧素子40は、中央部24aと、周縁部24c(固定部)に支持された緩衝部36により引張応力を受ける。逆に中央部24aがハウジング12の内側に変位すると、感圧素子40は、中央部24aと緩衝部36により圧縮応力を受けることになる。
さらに、圧力センサー10において、温度変化があった場合、圧力センサー10を構成するハウジング12、ダイアフラム24、フレーム34、感圧素子40等はそれぞれの熱膨張係数に従って膨張・収縮することになる。しかし、上述のように感圧素子40は検出軸方向の両端が全てダイアフラム24側に接続されているので、ハウジング12のZ軸方向の膨張・収縮に起因する熱歪みは低減される。一方、フレーム34とダイアフラム24との熱膨張係数の違いにより、温度変化による検出軸と垂直な方向(X軸方向)の膨張・収縮により、フレーム34はダイアフラム24から熱歪みを受け、これにより感圧素子40がフレーム34から熱歪みを受けることになる。しかしフレーム34を構成する緩衝部36を数式7、数式9のように設計することにより、緩衝部36がダイアフラム24から受ける熱歪みの大部分を吸収することになるので、感圧素子40に掛かる熱歪みの量を低減して、温度変化に伴う圧力値の誤差を低減した圧力センサー10となる。
第2実施形態に係る圧力センサーを図6、図7に示す。図6は第2実施形態に係る圧力センサーの斜視図(XZ面を切り口とした断面図)である。また図7は、第2実施形態に係る圧力センサーの断面図を示し、図7(a)はXZ面を切り口とした断面図、図7(b)はYZ面を切り口とした断面図である。
第2実施形態に係る圧力センサー50は、基本的に第1実施形態と類似するが、フレーム(緩衝部52、梁部54)、感圧素子56が別体に形成され、互いに接着剤等で接続した構成を有する点で相違する。なお、以下の説明において第1実施形態と共通する構成要素には同一番号を付するとともに、必要な場合を除いてその説明を省略する。
第2実施形態において、梁部54は受圧手段であるダイアフラム24と同一の熱膨張係数を有する材料、もしくはダイアフラム24と同一材料(ステンレス)により形成されている。これにより、感圧素子56の検出軸(Z軸方向)と垂直な方向(X軸方向)においてダイアフラム24と梁部との膨張・収縮の割合は一致するので、フレームがダイアフラム24から熱歪みを受けることを低減して、結果的にフレームから感圧素子56に掛かる熱歪みを低減することができる。
また本実施形態において、緩衝部52、感圧素子56は、それぞれ、同一の材料で形成されるとともに、その長手方向(Z軸方向)が同一の長さになるように設計されている。本実施形態において感圧素子56として双音叉型圧電振動子を用いる場合は、Zカットの水晶基板が原料となるが、水晶は異方性を有し結晶方位により熱膨張係数やヤング率が異なる。よって、緩衝部52の長手方向(Z軸方向)は、感圧素子56の長手方向(Z軸方向)の面方位と平行な面方位となるように形成する。または長手方向の結晶方位の角度が3度以内に収まるように形成する必要がある。そして緩衝部52の第1の固定部52aは支持部32に接続され、第2の固定部52bは梁部に接続される。一方、感圧素子56の第1の基部56aは支持部30に固定され、第2の基部56bは梁部54の長手方向の中央部に接続される。
図8に第2実施形態の緩衝部と感圧素子の形成パターンを示す。図8に示すように、第2実施形態の緩衝部52と感圧素子56は、第1実施形態と同様にフォトリソ・エッチング加工により形成することが好適であるが、第1実施形態とは異なり、フレームを初めから形成する必要はない。よって、図8に示すように水晶基板におけるエッチングにより溶解させる領域の大きさや、一の圧力センサー50で用いられる緩衝部52(一対)及び感圧素子56による占有面積を小さくすることができるのでコストを抑制することができる。
図9に第2実施形態の梁部の変形例を示す。図9(a)はスリットを形成する場合の詳細図、図9(b)は凹部を形成する場合の詳細図である。図6、図7においては、梁部54に接着剤等で緩衝部52及び感圧素子56を接合しているが、図9に示すように、梁部54の幅(厚み)が緩衝部52や感圧素子56の厚みより厚い場合は、緩衝部52の第2の固定部52bや感圧素子56の第2の基部56bの形状に倣ったスリット、または凹部を形成することが好ましい。例えば梁部54と緩衝部52、感圧素子56の厚みが同程度であれば、図9(a)のようにスリット58、60を形成し、スリット58に緩衝部52の第2の固定部52b、スリット60に感圧素子56の第2の基部56bを嵌め込んで接着固定することが好適である。また梁部54の厚みが緩衝部52、感圧素子56の厚みより厚い場合は、図9(b)に示すように、梁部54に緩衝部52及び感圧素子の厚みと同じ深さの凹部62、64を形成し、凹部62に緩衝部52の第2の固定部52b、凹部64に感圧素子56の第2の基部56bをそれぞれ嵌め込んで接着固定することが好適である。図9のいずれの場合であっても、梁部54に対する緩衝部52及び感圧素子56の取り付け位置が固定されるので取り付け作業における位置決めが容易となるとともに、凹部の場合は接触面積を増加させることができるので接合強度を増大させることができる。なお、上述のスリット58、60、凹部62、64はそれぞれエッチングにより形成することができる。
図10に、第3実施形態に係る圧力センサーの断面図を示し、図10(a)はXZ面を切り口とした断面図、図10(b)はYZ面を切り口とした断面図である。第3実施形態に係る圧力センサー70は、基本的に第1実施形態、第2実施形態と類似するが、緩衝部36がハウジング72のダイアフラム86側に接続されている点で相違する。本実施形態においては、第1実施形態で用いられたフレーム34と感圧素子40を用いて説明するが、第2実施形態の緩衝部52、梁部54、感圧素子56も本実施形態に適用できる。また本実施形態は、第1実施形態のダイアフラム24の周縁部の剛性が外部からの圧力に対して十分でない場合に用いられる。すなわち本実施形態においては、後述のように緩衝部36(52)が剛性の高いハウジングに接続することになるので、感圧素子40(56)の圧力感度を高めることができる。
ハウジング72は、円形のフランジ部74、支持シャフト76、円形の天板部78、円筒形の側面部80を有する。フランジ部74は、側面部80の端部と接続する外周部74aと、外周部74a上に外周部74aと同心円状に形成され、天板部78と同一の直径を有するとともに側面部80の内側側面と接続する内周部74bと、を有する。さらにフランジ部74はフランジ部74の外形と同心円状の開口部82を有し、さらに開口部82の中心には開口部82を貫通し、センターシャフト90を貫通させる貫通孔84を有する。そして、開口部82には、開口部82を封止するようにダイアフラム86が接続されている。ダイアフラム86を開口部82に取り付けることにより、ダイアフラム86はハウジング72の外壁の一部を形成することになる。
フランジ部74の内周部74b及び天板部78の互いに対向する面の所定位置には支持シャフト76を嵌め込む穴74c、78aが形成されている。また穴74c及び穴78aは互いに対向する位置に形成されている。よって穴74c、78aに支持シャフト76を嵌め込むことによりフランジ部74と天板部78とは支持シャフト76を介して接続される。支持シャフト76は、一定の剛性を有する棒状の部材であって、ハウジング74の内部に配置され、支持シャフト76の一端が内周部74bの穴74cに、他端が天板部78の穴78aにそれぞれ嵌め込まれる。これにより、フランジ部74、支持シャフト76、および天板部78との間で一定の剛性を獲得する。なお支持シャフト76は複数本用いられるが、各穴の位置の設計に従って任意に配置される。そして内周部74bには緩衝部36を取り付けるための支持部88が取り付けられ、支持部88の側面に緩衝部36の第1の固定部36aが接着・固定される。
また天板部78には、ハーメチック端子26が取り付けられ、ハーメチック端子26と感圧素子40の電極部(不図示)とワイヤー28を介して電気的に接続される。なお圧力センサー70を上述の液圧センサーとして用いる場合、天板部78のハーメチック端子26と干渉しない任意の位置には大気導入口78bが形成される。
側面部80は、ハウジング72の側面を封止するものであり、内周部74bの外周74d、及び天板部78の外周78cに接続するとともに、その端部が外周部74aに接続する。フランジ部74、天板部78、側面部80はステンレス等の金属で形成することが好ましく、支持シャフト76およびセンターシャフト90は一定の剛性を有し熱膨張係数の小さいセラミック等を用いることが好ましい。
開口部82に取り付けられたダイアフラム86は、ハウジング72の外部に面した一方の主面が受圧面となっており、前記受圧面が被測定圧力環境(例えば液体)の圧力を受けて撓み変形することにより感圧素子40に圧縮力或いは引張り力を伝達するものである。またハウジング72の内側において、ダイアフラム86の中心にはセンターシャフト90が取り付けられ、センターシャフト90の長手方向とダイアフラム86の変位方向(Z軸方向)とが同軸となるように取り付けられる。これによりセンターシャフト90は、ダイアフラム86が圧力を受けると、その長手方向に平行移動することになる。
またセンターシャフト90の先端には感圧素子40の一端(第1の基部40a)を支持する矩形の支持部92が取り付けられ、支持部92の側面に第1の基部40aが接着・固定される。この支持部92の側面と、内周部74bに設けられた支持部88の側面は、同一平面を形成するように配置する。これにより感圧素子40と一体となったフレーム34には実装による歪みが低減するので、感圧素子40に印加される実装に起因した歪みを低減して圧力値の誤差を抑制することができる。なお、支持部88、支持部92はフランジ部74と同一材料を用いることが好適である。
第3実施形態に係る圧力センサーの組み立ては、ダイアフラム86にセンターシャフト90を取り付け、センターシャフト90を貫通孔84に挿通させた状態でダイアフラム86を開口部82に接続する。そしてセンターシャフト90の先端に支持部92を取り付け、内周部74bの所定位置に支持部88を接続する。
次に内周部74bの穴74cに支持シャフト76を差込んで固定し、天板部78の穴78aに、既に内周部74bに一端が差し込まれた支持シャフト76の他端を差し込んで固定するとともに、ハーメチック端子26のハウジング72内部側と感圧素子40の電極部(不図示)とをワイヤー28により電気的に接続する。このときハーメチック端子26のハウジング12外部側はIC(不図示)に接続する。
そして側面部80を天板部78側から差し込んで天板部78の外周78c、内周部74bの外周74d、外周部74aに接合してハウジング72を形成することにより圧力センサー70が組み立てられる。
第3実施形態において、フレーム34を構成する緩衝部36は支持部88の側面に固定され、感圧素子40の第1の基部40aは支持部92の側面に固定される。これにより、ダイアフラム86の受圧面に係る圧力がハウジング72内部の圧力よりも高い場合は、ダイアフラム86はハウジング72の内側(+Z軸側)に変位し、感圧素子40には圧縮応力が掛かる。逆にダイアフラム86の受圧面に掛かる圧力がハウジング72内部の圧力よりも低い場合は、ダイアフラム86はハウジング72の外側(−Z軸側)に変位し、感圧素子40には伸長応力が掛かる。なお、感圧素子40に掛かる熱歪みに関しては第1実施形態と同様なので説明を省略する。
第4実施形態に係る圧力センサーを図11、図12に示す。図11は第1実施形態をもとにした第4実施形態の模式図、図12は第3実施形態をもとにした第4実施形態の模式図である。第4実施形態に係る圧力センサーは、ダイアフラム、感圧素子、フレームが、ハウジングに対して、さらにもう一組配設された形態を有している。図11の圧力センサー100は、第1実施形態の圧力センサー10を2つ用いている。すなわち、2つの圧力センサー10を構成する支持シャフト18に両面で接続可能なフランジ部104を用い、フランジ部14を取り払った2つの圧力センサー10を互いに接合させて一つのハウジング102を形成した形態を有している。フランジ部104は、側面部(側壁部)20の端部と接続する外周部104aと、外周部104aの内側に同心円状に形成され、リング部16と同一の直径を有するとともに側面部(側壁部)20の内側側面と接続する内周部104bと、を有する。また内周部104bのZ軸方向の端部には、支持シャフト18が差し込まれる穴104cを有する。
図11における圧力センサー100においては、圧力センサー100のフランジ部104を挟んだ上半分と下半分とを独立に組み立てることが可能である。なお上半分及び下半分の組み立ては、第1実施形態と同様であるが、ハーメチック端子(不図示)はダイアフラム24の周縁部24cであって支持部32と干渉しない位置に取り付ければよく、ハウジング102内部を大気解放する場合は側面部(側壁部)20に大気導入口(不図示)を形成すればよい。また第2実施形態の圧力センサー50を適用した場合でも同様の方法で形成することができる。
図12の圧力センサー110においては、第3実施形態の圧力センサー70を2つ用いている。すなわち、2つの圧力センサー70を構成する支持シャフト76に両面で接続可能なフランジ部114を用い、天板部78を取り払った2つの圧力センサー70を互いに接合させて一つのハウジング112を形成した形態を有している。フランジ部114は、側面部80の端部と接続する外周部114aと、外周部114aの内側に同心円状に形成され、内周部74b(天板部78)と同一の直径を有するとともに側面部80の内側側面と接続する内周部114bと、を有する。また内周部114bのZ軸方向の端部には、支持シャフト76が差し込まれる穴114cを有する。
図12における圧力センサー110においては、圧力センサー110のフランジ部114を挟んだ上半分と下半分とを独立に組み立てることが可能である。なお、上半分と下半分の組み立ては第3実施形態と同様であるが、フランジ部74に支持シャフト76に接続してから側面部80をフランジ部74に接続し、フランジ部114に支持シャフト76、側面部80を接続すればよい。またハーメチック端子(不図示)は側面部80に取り付ければよく、ハウジング112内部を大気解放する場合は側面部80に大気導入口(不図示)を形成すればよい。
第4実施形態の圧力センサーは、2つのダイアフラムに係る圧力を独立に測定することになるが、ハウジング102、112内部の環境が共通になるので、温度差等の影響による圧力誤差を低減した差圧センサーとして利用することができる。この場合ハウジング102、112内部は真空封止であっても大気開放でもよい。
10………圧力センサー、12………ハウジング、14………フランジ部、14a………外周部、14b………内周部、14c………穴、14d………外周、14e………大気導入口、16………リング部、16a………穴、16b………外周、18………支持シャフト、20………側面部、22………開口部、24………ダイアフラム、24a………中央部、24b………可撓部、24c………周縁部、26………ハーメチック端子、28………ワイヤー、30………支持部、32………支持部、34………フレーム、36………緩衝部、36a………第1の固定部、36b………第2の固定部、36c………端部、38………梁部、40………感圧素子、40a………第1の基部、40b………第2の基部、40c………振動腕、40d………端部、42………母基板、44………フォトレジスト、44a………フォトレジスト、50………圧力センサー、52………緩衝部、52a………第1の固定部、52b………第2の固定部、54………梁部、56………感圧素子、56a………第1の基部、56b………第2の基部、58………スリット、60………スリット、62………凹部、64………凹部、70………圧力センサー、72………ハウジング、74………フランジ部、74a………外周部、74b………内周部、74c………穴、74d………外周、76………支持シャフト、78………天板部、78a………穴、78b………大気導入口、78c………外周、80………側面部、82………開口部、84………貫通孔、86………ダイアフラム、88………支持部、90………センターシャフト、92………支持部、100………圧力センサー、102………ハウジング、104………フランジ部、104a………外周部、104b………内周部、104c………穴、110………圧力センサー、112………ハウジング、114………フランジ部、114a………外周部、114b………内周部、114c………穴、201………圧力センサー、202………気密ケース、203………第1の壁面、203a………第1の圧力入力口、204………第2の壁面、204a………第2の圧力入力口、210………第1のベローズ、211………第2のベローズ、215………振動素子接着台座、220………圧電振動素子、221………圧電補強板、230………発振回路、250………補強用弾性部材、310………圧力センサー、312………ハウジング、314………第1ダイアフラム、316………第2ダイアフラム、318………感圧素子、320………第1反力生成部、322………第2反力生成部、328………第1ウエイト、330………第2ウエイト、410………圧力センサー、412………ハウジング、422………開口部、424………ダイアフラム、424c………周縁領域、440………感圧素子、440a………第1の基部、440b………第2の基部、442………接続部材。

Claims (10)

  1. 容器と、
    前記容器の一部を構成し、力を受けて前記容器の内側または外側に変位する受圧手段と、
    感圧部と前記感圧部の両端に接続された一対の基部とを有し、前記基部同士を結ぶ線と平行な検出軸を有し、前記受圧手段の変位方向と前記検出軸が平行となるように配置され、前記受圧手段の変位により圧力を検出する感圧素子と、を有する圧力センサーであって、
    前記感圧素子を間に挟んで配置され前記受圧手段の周縁部または前記容器の前記受圧手段側に接続された一対の緩衝部と、前記緩衝部の先端同士を連結する梁部からなる門型のフレームを有し、
    前記感圧素子は、
    前記基部の一方が前記受圧手段に接続され、前記基部の一方の反対側の他方が前記梁部の長手方向の中央部に接続され、
    前記感圧素子の長さをL、前記感圧素子のヤング率をE、前記感圧素子の断面積をSとし、前記緩衝部の長さをL、前記緩衝部のヤング率をE、前記緩衝部の断面積をSとすると、
    Figure 2012073163

    の関係を満たすことを特徴とする圧力センサー。
  2. 前記梁部の長手方向の長さをL、前記梁部のヤング率をE、前記梁部の高さをH、前記梁部の幅をWとすると、
    Figure 2012073163

    の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の圧力センサー。
  3. 前記感圧素子及び前記フレームは一体で形成されるとともに、前記受圧手段に接続される前記感圧素子の前記基部の端部と、前記周縁部または前記開口部に接続される前記緩衝部の端部と、が一直線上に並ぶように形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサー。
  4. 前記感圧部は、少なくとも一以上の柱状ビームであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  5. 前記感圧素子及び前記緩衝部は、同一の材料により形成され、それぞれの長手方向が同一の長さに形成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  6. 前記感圧素子及び前記緩衝部は、同一の圧電材料により形成され、それぞれの長手方向が同一の結晶方位となるように形成されたことを特徴とする請求項5に記載の圧力センサー。
  7. 前記梁部の長手方向の両端及び中央部は、前記緩衝部の前記先端及び前記感圧素子の前記基部の形状に倣って形成された凹部、またはスリットを有し、
    前記緩衝部及び前記感圧素子は、前記凹部、または前記スリットに嵌め込まれることを特徴とする請求項5または6に記載の圧力センサー。
  8. 前記梁部は、前記受圧手段と同一の熱膨張係数を有する材料により形成されたことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  9. 前記受圧手段及び前記梁部は、それぞれステンレスにより形成されたことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  10. 前記受圧手段、前記感圧素子、前記フレームは、前記ハウジングに対して、さらにもう一組配設されたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の圧力センサー。
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