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JP2012093196A - 圧力センサー - Google Patents

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JP2012093196A
JP2012093196A JP2010240095A JP2010240095A JP2012093196A JP 2012093196 A JP2012093196 A JP 2012093196A JP 2010240095 A JP2010240095 A JP 2010240095A JP 2010240095 A JP2010240095 A JP 2010240095A JP 2012093196 A JP2012093196 A JP 2012093196A
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pressure sensor
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JP2010240095A
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Kenta Sato
健太 佐藤
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Abstract

【課題】高精度な圧力検出を可能としつつ、圧電振動素子の面方向に対して手垂直な方向の衝撃に対する耐性が高い圧力センサーを提供する。
【解決手段】受圧方向へ変位する中央部30と、中央部30の外周に位置して変位することを抑えられた周縁部34とを有するダイアフラム28と、前記中央部の変位方向に沿って検出軸を定めた感圧部としての振動腕40と振動腕40を挟持する一対の基部(第1の基部42と第2の基部44)とを有し、第1の基部42を中央部30における一方の面に固定される感圧素子38と、ダイアフラム28の外周側に配置され、感圧素子38配置側に位置する主面に段差部27を備えるリング部22と、感圧素子38における第2の基部44をダイアフラム28における周縁部34、または段差部27に接続する支持板本体50と、支持板本体50と平行に配置され、感圧素子38の傾倒を防止するストッパー60,64とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、感圧素子、及びダイアフラムを用いた圧力センサーに係り、特に、感圧素子配置面に対して垂直な方向からの衝撃に対する耐性を向上させることのできる圧力センサーに関する。
従来から、水圧計、気圧計、差圧計などとして圧電振動素子を感圧素子として使用した圧力センサーは知られている。このような構成の圧力センサーでは、板状の水晶基板上に、振動を励起可能な電極パターンを形成した感圧素子を備える。そして、力の検出方向に感圧素子の検出軸を合わせるように構成する。このような構成とすることで、検出軸の配置方向に力(圧力)が加えられることで感圧素子の励起する振動の共振周波数が変化することとなる。このため、共振周波数の変化を力に変換することで、加えられた圧力の検出が可能となる。
このような構成を基本とする圧力センサーとしては従来、特許文献1に開示されているようなものが知られている。特許文献1に開示されている圧力センサーは図13に示すように、気密ケース2と、第1、第2のベローズ3a,3b、圧電振動素子4、および発振回路5を基本として構成されている。気密ケース2は、円筒形の外殻を有すると共に、内部を真空または不活性な雰囲気とされている。第1、第2のベローズ3a,3bはそれぞれ、気密ケース2の外殻を構成する一対の端板6a,6bに形成された貫通孔(圧力入力口)8を覆うように、気密ケース2内部に配置される。第1、第2のベローズ3a,3b間には、振動子接着台座7が設けられる。圧力入力口8から付与される圧力に応じて伸縮する第1、第2のベローズ3a,3b間に配置された振動子接着台座7は、第1、第2のベローズ3a,3bの伸縮に応じて端板間を移動することとなる。圧電振動素子4は、気密ケース2を構成するいずれか一方の端板6a(6b)と、振動子接着台座7との間に配置され、振動子接着台座7の移動に伴う応力により、共振周波数が変化する構成とされている。発振回路5は、圧電振動素子4を構成する励振電極と電気的に接続されており、圧電振動素子4を励振させると共に、励起される振動の検出を行う。そして、検出された振動の共振周波数の変化により、第1、第2のベローズ3a,3b間に付与された圧力の差圧の検出が可能となる。
しかし、特許文献1に開示されている圧力センサー1では構成上、気密ケース2と圧電振動素子4との熱膨張係数の違いによって生ずる検出圧力の誤差が大きいという問題がある。
このような問題に対し本願発明者達は、熱膨張係数の違いによって生ずる誤差を抑制し、高精度な圧力検出を可能とする圧力センサーとして、特許文献2に示す圧力センサーを提案している。特許文献2に開示した圧力センサーは、図14に示すように、圧電振動素子4aと、この圧電振動素子4aを収容するハウジング2a、およびハウジング2aの一端に設けたダイアフラム3cを基本として構成される。ハウジング2aは、ダイアフラム3cと対向する他端を封止され、内部を真空または不活性な雰囲気とされる。ダイアフラム3cは、中央部と可撓部、および周縁部を備え、可撓部の内周側に位置する中央部が受圧部として機能する構成とされる。圧電振動素子4aは、振動部4a1と振動部4a1の両端に一対の基部4a2,4a3を備えることを基本として構成されている。圧電振動素子4aは、いずれか一方の基部4a2をダイアフラム3cにおける中央部に接続すると共に、他方の基部4a3から延設された支持板7aが、ダイアフラム3cにおける周縁部に設けられたハーメチック端子9に接続され、外部との電気的導通がとられる構成とされている。このような構成の圧力センサー1aによれば、圧電振動素子4aの両端がダイアフラム3cに接続されることとなるため、熱膨張係数の違いにより生ずる検出圧力の誤差を抑制することができる。
特開2007−57395号公報 特開2010−48798号公報
特許文献2に開示したような構成の圧力センサーであれば確かに、熱膨張係数の違いによる検出圧力の誤差を抑制し、高精度な圧力検出を可能とすることができる。しかし、特許文献2に開示されている圧力センサーは、圧電振動素子をダイアフラムに対して、いわゆる片持ち状態で固定する構成を採っている。このため、圧電振動素子の面方向、すなわち振動部4a1と基部4a2,4a3とを含む同一平面に垂直な方向の衝撃に対する耐性が低くなってしまう傾向にある。
そこで本発明では、高精度な圧力検出を可能としつつ、圧電振動素子の面方向に対して垂直な方向の衝撃に対する耐性が高い圧力センサーを提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]受圧方向へ変位する中央部と、前記中央部の外周に位置して変位することを抑えられた周縁部とを有するダイアフラムと、前記中央部の変位方向に沿って検出軸を定めた感圧部と前記感圧部を挟持する一対の基部とを有し、いずれか一方の基部を前記ダイアフラムにおける前記中央部における一方の面に固定される感圧素子と、前記ダイアフラムの外周側に配置され、前記感圧素子配置側に位置する主面に段差部を備えるリング部と、前記感圧素子におけるいずれか他方の基部を前記ダイアフラムにおける前記周縁部、または前記段差部に接続する支持板本体と、前記支持板本体と平行に配置され、前記感圧素子の傾倒を防止するストッパーとを備えたことを特徴とする圧力センサー。
このような構成とすることにより、支持板本体と平行に配置されたストッパーが、感圧素子の傾倒を防止することとなる。これにより、検出軸と直交する方向、すなわち感圧素子の主面方向に対する衝撃への耐性を高めることが可能となる。
[適用例2]適用例1に記載の圧力センサーであって、前記支持板本体および前記ストッパーは、前記感圧素子を基点として、前記感圧素子の主面と同一平面上に、線対称に設けられることを特徴とする圧力センサー。
このような構成とすることにより、主面方向に対する衝撃を受けた際、感圧素子に捻れが生ずることを防止することができる。
[適用例3]適用例1または適用例2に記載の圧力センサーであって、前記他方の基部と前記支持板本体とを連結する梁部を備え、前記ストッパーは、前記梁部に基点を有する第1ストッパーと前記段差部に基点を有する第2ストッパーとから成り、前記第1ストッパーの自由端は前記段差部に対向すると共に前記段差部との間に間隙を有し、前記第2ストッパーの自由端は前記梁部に対向すると共に前記梁部との間に間隙を有し、前記間隙は互いに前記第1ストッパーおよび前記第2ストッパーにおいて前記梁部を有する主面と反対側の主面に設けられることを特徴とする圧力センサー。
このような構成とすることにより、第1ストッパーと第2ストッパーとで、それぞれ異なる方向への傾倒を防止することが可能となる。
[適用例4]適用例3に記載の圧力センサーであって、前記支持板本体と前記第1ストッパー、および前記第2ストッパーのうちの少なくとも一方とを一体形成したことを特徴とする圧力センサー。
このような構成とすることで、圧力センサーを構成する部品の部品点数を減らすことができ、製造コストの低減と生産性の向上を図ることができる。
[適用例5]適用例1または適用例2に記載の圧力センサーであって、前記感圧素子と前記支持板本体、および前記ストッパーとを一体形成し、前記ストッパーの先端部と前記段差部との間に間隙を設けたことを特徴とする圧力センサー。
このような構成とすることによっても、圧力センサーを構成する部品の部品点数を減らすことができ、製造コストの低減と生産性の向上を図ることができる。
[適用例6]適用例5に記載の圧力センサーであって、前記ストッパーは、前記支持板本体から分岐されていることを特徴とする圧力センサー。
このような構成とすることによれば、ストッパーが機能するための衝撃の強さを調整することが可能となる。
第1の実施形態に係る圧力センサーの部分断面透過斜視図である。 第1の実施形態に係る圧力センサーにおける段差部と支持板本体、および梁部の接続状態を示す拡大側面図である。 感圧素子が傾倒した際のストッパーの働きを説明するための部分透過斜視図であり、(A)は静止状態、(B)は+Y軸方向へ傾倒した状態、(C)は−Y軸方向へ傾倒した状態を示す。 第1の実施形態に係る圧力センサーにおける感圧素子と支持板ユニットの製造工程を説明するための模式図である。 第1の実施形態に係る圧力センサーの変形形態を示す図である。 第1の実施形態に係る圧力センサーに採用する支持板ユニットの変形例を示す図である。 第2の実施形態に係る圧力センサーの部分断面透過斜視図である。 第2の実施形態に係る圧力センサーに採用する支持板ユニットの変形例を示す図である。 第3の実施形態に係る圧力センサーの部分断面透過斜視図である。 第3の実施形態に係る圧力センサーに採用する支持板ユニットの変形例を示す図である。 第3の実施形態に係る圧力センサーに採用するリング部の変形例を示す斜視図である。 感圧素子にATカット水晶振動片を採用した圧力センサーの例を示す部分断面透過斜視図である。 ベローズを用いた従来型の圧力センサーの構成を示す図である。 感圧素子に対する熱歪みの影響を抑制した従来型の圧力センサーの構成を示す図である。
以下、本発明の圧力センサーに係る実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に第1実施形態に係る圧力センサーの部分断面透過斜視図を示す。なお、図1において、X軸は図中右側(−X)と左側(+X)に延びる軸を示し、Y軸は、図中手前側(+Y)と奥側(−Y)に延びる軸を示し、Z軸は図中上側(−Z)と下側(+Z)に延びる軸を示す。なお、図1に示されるXYZは直交座標系を形成しており、以後用いられる図についても同様に適応する。
第1実施形態に係る圧力センサー10は、ハウジング12とダイアフラム28、および感圧素子38を基本として構成される。このような基本構成を有する圧力センサー10では、例えばハウジングの内部を大気開放した場合には、大気圧を基準としてダイアフラムの外側から液圧を受ける液圧センサーとして利用できる。またハウジング内を真空封止した場合には、真空を基準とした絶対圧センサーとして利用できる。
ハウジング12は、円形の封止板14、円形のリング部22、円筒形の側壁部20、および図示しない支持シャフトを有する。封止板14は、フランジ部16とボス部18とを有する。フランジ部16は、円筒形の側壁部20の端部と接する構成とされるため、側壁部20の内径よりも大きな外形を有する。一方ボス部18は、円筒形の側壁部20に嵌め込まれる構成とされるため、側壁部20の内径に対し、マイナスの公差をもった外形を有する。
リング部22は、側壁部20における封止板14配置端と反対側の端部に設けられるリング状部材である。側壁部20の内周側に配置されるため、その外径は側壁部20の内周に対してマイナスの公差を有し、内側に設けられた開口部23には、詳細を後述するダイアフラム28が設けられる。本実施形態におけるリング部22は、半円毎に、その厚みを異ならせた肉厚部24と肉薄部26とを有する構成としている。このため、中心を基点として180°の相対位置に、対を成す段差部27を有することとなる。
封止板14のボス部18とリング部22の対向面には、対向位置に、図示しない支持シャフトを嵌め込む穴(不図示)が形成されている。よって当該穴に支持シャフトを嵌め込むことにより、封止板14とリング部22とは支持シャフトを介して接続されると共に、位置決めされる。支持シャフトは、一定の剛性を有し、±Z方向に長手方向を合わせて配置される棒状部材である。なお支持シャフトの本数や配置は、各圧力センサーの仕様等に応じて任意に定められる。
また封止板14には、ハーメチック端子70が取り付けられている。このハーメチック端子70は、後述の感圧素子38の電極部(不図示)とワイヤー72を介して電気的に接続される。このような構成とすることで、ハウジング12内に封止された感圧素子38であっても、ハーメチック端子70を介して電極部に電圧を印加することが可能となる。よって、ハウジング12の外部面、またはハウジング12の外部であってハウジング12から離間して配置されたIC(集積回路(不図示))と感圧素子38の電極部とを電気的に接続することも可能となる。
なお図1においてハーメチック端子70は2つ描かれているが、感圧素子38の電極部(不図示)の総数に応じてその増減を図ることができる。また上述の液圧センサーとして用いる場合は、封止板14には、大気導入口(不図示)を設けるようにし、ハウジング内部を大気開放させることができる。
このように配置構成される封止板14、リング部22、および側壁部20は、ステンレス等の金属で形成することが好ましく、図示しない支持シャフトは一定の剛性を有し熱膨張係数の小さいセラミック等を用いることが好ましい。
ダイアフラム28は、ハウジング12の外部に面した一方の主面が受圧面となっており、前記受圧面が被測定圧力環境(例えば液体)の圧力を受けて撓み変形する可撓部32を有する。可撓部32がハウジング12の内部側または外部側(Z軸方向)に変位するように撓み変形することにより感圧素子38にZ軸に沿った圧縮応力或いは引張応力を伝達することとなる。またダイアフラム28は少なくとも、中央部30と、可撓部32、および周縁部34とを有する。中央部30は、外部からの圧力によって変位することとなる受圧部であり、可撓部32は、中央部の外周にあり、ダイアフラム28が外部からの圧力を受けた際、撓み変形することで中央部30が変位できるようした部位である。また、周縁部34は、可撓部32の外側、即ち可撓部32の外周に設けられ、リング部22に形成された開口部23の内壁に接合して固定される部位である。なお理想的には、周縁部34は圧力を受けても変位せず、中央部30は圧力を受けても変形しないものであると良い。
ダイアフラム28の材質は、ステンレスのような金属やセラミックなどの耐腐食性に優れたものがよく、また、水晶のような単結晶体やその他の非結晶体でもよい。例えば金属で形成する場合は、金属母材をプレス加工して形成すればよく、水晶で形成する場合は可撓部が他の部分より薄くなるようにフォトリソ・エッチング加工を行なえばよい。
なお、ダイアフラム28は、液体やガス等により腐食しないように、外部に露出する表面を耐食性の膜にてコーティングしてもよい。例えば、ダイアフラム28を金属により構成する場合であれば、ニッケルの化合物等をコーティングすると良い。また、ダイアフラム28の構成部材を水晶のような圧電結晶体とする場合には、珪素等をコーティングすればよい。
ダイアフラム28の中央部30には支持部36が設けられている。支持部36には、感圧素子38の第1の基部42が接続されている。感圧素子38の第2の基部44には梁部46が接続され、梁部46は、一対の支持板ユニット48により支持される構成が採られている。梁部46は、中央部30の変位方向と直交する方向(±X軸方向)に長手方向を有する板部材であり、長手方向の中心に感圧素子38における第2の基部44を接続する構成とされている。
梁部46は、受圧手段であるダイアフラム28と同一の熱膨張係数を有する材料、もしくはダイアフラム28と同一材料(ステンレス)により形成することが望ましい。このような構成とすることにより、感圧素子38の検出軸(Z軸方向)と垂直な方向(X軸方向)においてダイアフラム28と梁部46との膨張・収縮の割合が一致することとなる。このため、梁部46とダイアフラム28との熱膨張係数の違いによって、支持板ユニット48がX軸方向の熱歪みを受けることを低減されることとなり、結果的に、感圧素子38に付与される熱歪みも低減することができる。
支持板ユニット48は、梁部46の両端の対称位置に設けられ、梁部46のZ軸方向高さを保持するための板部材である。支持板ユニット48を設けることにより、ダイアフラム28における中央部30が変位した際、感圧素子38は梁部46を基点として伸張応力、あるいは圧縮応力を受けることとなり、共振周波数が変化することとなる。本実施形態に係る支持板ユニット48は、支持板本体50と一対のストッパー60,64を有し、支持板本体50における一方の端部52をリング部22における段差部27に、他方の端部54を梁部46の端部に、それぞれ接続している。ストッパー60,64は、支持板本体50における一方の端部52(または一方の端部52の近傍)と他方の端部54(または他方の端部54の近傍)から、支持板本体50の中心を基点として点対称となるように延設された接続部56,58を基点として、支持板本体50に沿って延設された切片である。すなわち、一方の端部52側に設けられた接続部56を基点として延設されたストッパー60は、他方の端部54側へ向けて延設される。一方、他方の端部54側に設けられた接続部58を基点として延設されたストッパー64は、一方の端部52側へ向けて延設される。よって、支持板ユニット48は、全体構成として、ほぼS字状の形態を成すこととなる。このような構成の支持板ユニット48におけるストッパー60,64のうち、一方の端部52側に基点を持つストッパー60は、自由端62を梁部46に重複させる程度の長さを有する。また、他方の端部54側に基点を持つストッパー64は、自由端66を段差部27に重複させる程度の長さを有する。支持板ユニット48は、水晶、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等、感圧素子38と同一材料、あるいは熱膨張係数が等しい材料により構成することが望ましい。このような構成とすることにより、支持板ユニット48から感圧素子38に負荷される熱歪みを抑制することができるからである。
支持部36と支持板ユニット48、梁部46と支持板ユニット48との接続はそれぞれ、接着剤68により成されている。接着剤68については特に限定するものでは無く、例えばエポキシ系の接着剤を挙げることができる。また、支持部36、支持板ユニット48、梁部46はそれぞれ、図2に示すように、側面視した構造が積層構造となるように接続される。接続に用いられる接着剤68は厚みを有するため、梁部46とストッパー60の自由端62との間、および段差部27とストッパー64の自由端66との間には、それぞれ間隙が設けられる。
このような構成とすることで、感圧素子38が傾倒した場合には、図3に示すように、ストッパー60,64が機能することとなる。すなわち、図3(B)に示すように、感圧素子38が+Y軸方向へ傾倒した場合には、ストッパー64の自由端66が段差部27に接触し、それ以上の傾倒を抑制することとなる。一方、図3(C)に示すように、感圧素子38が−Y軸方向へ傾倒した場合には、ストッパー60の自由端62が梁部46に接触し、それ以上の傾倒を抑制することとなる。このため、検出軸(Z軸方向)に直交する方向(Y軸方向)の衝撃に対する耐性を向上させることができる。なお、図3において、図3(A)は、感圧素子38が傾倒していない状態を示す斜視図である。
本実施形態で用いた感圧素子38は、感圧部である振動腕40と、この振動腕40を挟持するように配置された第1の基部42と第2の基部44を有する。第1の基部42は上述したように、ダイアフラム28の中央部30に設けられた支持部36に対し、接着剤68を介して接続されている。一方、第2の基部44は、上述した梁部46の長手方向中央部に、接着剤68を介して接続されている。そして感圧素子38の振動腕40には励振電極(不図示)が形成され、第2の基部44には、励振電極(不図示)と電気的に接続する電極部(不図示)が設けられる。
このような構成とされる感圧素子38は、その長手方向(Z軸方向)、すなわち第1の基部42と第2の基部44とが並ぶ方向をダイアフラム28の変位方向(Z軸方向)と同軸または平行になるように配置され、その変位方向が検出軸となっている。
感圧素子38は、ハーメチック端子70及びワイヤー72を介してIC(不図示)と電気的に接続され、IC(不図示)から供給される交流電圧により、固有の共振周波数で振動する。そして感圧素子38は、その長手方向(Z軸方向)から伸長応力または圧縮応力を受けることにより共振周波数が変動する。本実施形態においては感圧部となる振動腕40として双音叉型振動子を適用することができる。双音叉型振動子は、振動腕40である前記2つの振動ビームに引張り応力(伸長応力)或いは圧縮応力が印加されると、その共振周波数が印加される応力にほぼ比例して変化するという特性がある。そして双音叉型圧電振動片は、厚みすべり振動子などに比べて、伸長・圧縮応力に対する共振周波数の変化が極めて大きく共振周波数の可変幅が大きいので、わずかな圧力差を検出するような分解能力に優れる圧力センサーにおいては好適である。なお、双音叉型圧電振動子は、伸長応力を受けると振動腕40の共振周波数が高くなり、圧縮応力を受けると振動腕40の共振周波数は低くなるといった性質を有する。
ここで、図1に示す例では2つの柱状の振動ビームを有する、いわゆる双音叉型の圧電振動片を感圧素子38として採用する例を示した。しかしながら、本実施形態に採用することのできる感圧素子は、これに限定されるものでは無い。たとえば、感圧素子として、一本の振動ビーム(シングルビーム)からなる感圧部を有する素子を適用することもできる。感圧部(振動腕)をシングルビーム型の振動子として構成すると、長手方向(検出軸方向)から同一の応力を受けた場合、その変位が2倍になるため、双音叉の場合よりさらに高感度な圧力センサーとすることができる。なお、上述の圧電材料のうち、双音叉型またはシングルビーム型の圧電振動子の圧電基板用としては温度特性に優れた水晶が望ましい。また当然に、屈曲振動型の感圧素子のみならず、厚み滑り型の振動を励起する振動子や、弾性表面波を励起する振動子を感圧素子として採用することもできる。
図4に、感圧素子38と支持板ユニット48を水晶により構成する際の製造工程の模式図を示す。水晶で形成する場合、上述のようにフォトリソ・エッチング加工により形成することが好適である。まず、材料となる母基板100を用意し、母基板100の表面にポジ型のフォトレジスト102を塗布する(図4(A))。次に、感圧素子38と、支持板ユニット48の形状に対応したフォトマスク(不図示)を用いて露光し、フォトレジスト102を感光させ、感光部104を形成する(図4(B))。その後、現像を行い感光部104に該当するフォトレジストを除去する(図4(C))。次に、母基板100が露出した領域をエッチングすることにより感圧素子38と支持板ユニット48の形状形成を行い(図4(D))、フォトレジスト102を剥離する(図4(E))。
第1実施形態の圧力センサー10の組み立ては、まずリング部22にダイアフラム28を接続するとともに、ダイアフラム28の中央部30に支持部36を配置する。その後、冶具(不図示)を用いてダイアフラム28およびリング部22を保持し、支持部36に感圧素子38における第1の基部42を接続し、段差部27に支持板本体50における一方の端部52を接続する。その後、感圧素子38の第2の基部44、および支持板本体50における他方の端部54に、梁部46を掛け渡すようにして接続する。
このような構成の圧力センサー10によれば、上述したように、検出軸(Z軸方向)と直交する方向(Y軸方向)に対する衝撃への耐性を向上させることができる。
次に封止板14に、リング部22の位置決めを成す図示しない支持シャフトを配置すると共に、ハーメチック端子70のハウジング内部側と感圧素子38の電極部(不図示)とをワイヤー72により電気的に接続する。このときハーメチック端子70のハウジング外部側はIC(不図示)に接続する。最後に側壁部20をリング部22側から差し込んで、側壁部20の端部を封止板14のフランジ部16と、リング部22の外周にそれぞれ接合することによりハウジング12が形成され、圧力センサー10が組み立てられる。なお圧力センサー10を、真空を基準とした絶対圧を測定する圧力センサーとする場合は、大気導入口を形成せず、真空中で圧力センサーを組み立てればよい。
第1実施形態の圧力センサー10の動作について説明する。第1実施形態において、大気圧を基準として液圧を測定する場合、液圧が大気圧より低いとダイアフラム28の中央部30がハウジング12の内側に変位し、逆に液圧が大気圧より高いと中央部30がハウジング12の外側に変位する。
そして、ダイアフラム28の中央部30がハウジング12の外側に変位すると、感圧素子38は、中央部30と、リング部22に接続された支持板本体50により支持された梁部46との間で引張応力を受ける。逆に中央部30がハウジング12の内側に変位すると、感圧素子38は、中央部30と梁部46との間で圧縮応力を受けることになる。
さらに、圧力センサー10において、温度変化があった場合、圧力センサー10を構成するハウジング12、ダイアフラム28、支持板ユニット48、梁部46、および感圧素子38等はそれぞれの熱膨張係数に従って膨張・収縮することになる。
しかし、上述のように感圧素子10は、第1の基部42がダイアフラム28の中央部30に固定され、第2の基部44は、梁部46、および支持板ユニット48を介してリング部22に固定されている。そして、リング部22、ならびに梁部46は、ダイアフラム28を構成する部材と同じ部材、あるいは熱膨張係数が近似している部材により構成されており、支持板ユニット48は感圧素子38と同じ部材により構成されている。このため、温度変化により感圧素子38に負荷される熱歪みは、検出軸(Z軸方向)と垂直な方向(X軸、Y軸方向)、検出軸と平行な方向(Z軸方向)共に、低減されることとなる。
上記実施形態に係る圧力センサー10は、梁部46の両端に、線対称な関係となるように支持板ユニット48を配置する旨例示した。しかしながら、本実施形態に係る圧力センサー10は、図5に示すような形態としても良い。すなわち、梁部46におけるいずれか一方の端部に支持板ユニット48を配置し、他方の端部には支持板本体50のみを配置するといった形態である。
このような構成とした場合であっても、支持板ユニット48が、感圧素子38のY軸方向への傾倒を防止することができる。よって、上記実施形態と同様に、Y軸方向からの衝撃への耐性を向上させることができる。
図6に、本実施形態に係る圧力センサー10における支持板ユニットの変形形態を示す。上記実施形態における支持板ユニット48における支持板本体50は、一方の端部52側、あるいは他方の端部54側に、点対称となるように接続部56,58を設け、この接続部56,58を基点としてストッパー60,64を延設する構成としていた。これに対し図6に示す形態では、支持板本体50の中央寄りに、接続部56,58を設け、それぞれ接続部56,58を基点として一方の端部52側、または他方の端部54側へ自由端62,66を配置するようにストッパー60,64を延設している。
このような構成とした場合、接続部56,58の位置を調整することで、ストッパー60,64を効かすための衝撃強度を調整することができる。すなわち、接続部56,58が、自由端62,66の位置する端部側(一方の端部52または他方の端部54)に近接するほど、強い衝撃時にストッパーが機能する構成となる。
上記実施形態に係る圧力センサー10では、生産性を向上させるため、ストッパー60,64を支持板本体50と一体形成し、支持板ユニットを構成していた。しかしながら当然に、本実施形態に係る圧力センサー10では、ストッパー60,64と、支持板本体50とを個別部材としても良い。ただし、このような構成とした場合には、ストッパー60,64や支持板本体50を、段差部27や梁部46に固定する際には、個別に接着剤68を塗布する必要がある。
次に、図7を参照して、本発明の圧力センサーに係る第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る圧力センサーも、そのほとんどの構成は、第1の実施形態に係る圧力センサー10と同様である。よって、その構成を同一とする箇所には、図面に同一符号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態に係る圧力センサーと、第1の実施形態に係る圧力センサー10との相違点は、支持板ユニットの構成にある。具体的には、第1の実施形態に係る圧力センサー10における支持板ユニット48は、平面形態をS字状としていたのに対し、本実施形態に係る圧力センサーの支持板ユニット48bは、平面形態をU字状としている。
第1の実施形態に係る圧力センサー10の支持板ユニット48は、支持板本体50における一方の端部52と他方の端部54のそれぞれに、点対称な配置形態となるように接続部56,58を配置し、双方からストッパー60,64を延設する構成としていたため、その平面形態がS字状を成すこととなっていた。これに対し本実施形態に係る支持板ユニット48bは、支持板本体50における一方の端部52、または他方の端部54のいずれか一方(図7に示す例では他方の端部54)に接続部56aを設け、いずれか他方(図7に示す例では一方の端部52)へ、ストッパー60を延設する構成としているため、その平面形状がU字状を成すこととなる。
このような平面形状を有する支持板ユニット48bは、感圧素子38を基点として、点対称な配置形態が採られることとなる。すなわち、一方の支持板ユニット48bが、一方の端部を段差部27に接続する場合、他方の支持板ユニット48bは、他方の端部54を段差部27に接続する配置形態を採る。このような配置形態を採ることで、感圧素子38が図中手前側(+Y軸側)へ傾倒した場合には、一方の端部52を段差部27に接続した支持板ユニット48bにおけるストッパー60の自由端62が段差部27に接触して傾倒を抑制することとなる。一方、感圧素子38が図中奥側(−Y軸側)へ傾倒した場合には、他方の端部54を段差部27に接続した支持板ユニット48bにおけるストッパー60の自由端62が梁部46に接触して傾倒を抑制することとなる。よって、このような構成の支持板ユニット48bでは、2個一対で、検出軸に直交する方向の衝撃に対する耐性を高めることとなる。
なお、その他の構成、作用、効果については、上述した第1の実施形態に係る圧力センサー10と同様である。
図8に、本実施形態に係る支持板ユニットの変形形態を示す。上記実施形態における支持板ユニット48bは、支持板本体50における一方の端部52側、あるいは他方の端部54側のいずれか一方に接続部56aを設け、この接続部56aを基点としてストッパー60を延設する構成としていた。これに対し図8に示す形態では、支持板ユニット48cにおける支持板本体50の中央寄りに、接続部56aを設け、この接続部56aを基点として一方の端部52側と他方の端部54側の双方に自由端62を配置するようにストッパー60を延設する構成としている。このような構成とした場合、接続部56aの位置を調整することで、ストッパー60を効かすための衝撃強度を調整することができる。
次に、図9を参照して、本発明の圧力センサーに係る第3の実施形態について説明する。本実施形態に係る圧力センサーも、そのほとんどの構成は、第1の実施形態に係る圧力センサー10と同様である。よって、その構成を同一とする箇所には、図面に同一符号を付して、詳細な説明は省略することとする。
本実施形態に係る圧力センサーと、第1の実施形態に係る圧力センサー10との相違点は、感圧素子38と梁部46、支持板本体50a、およびストッパー60aの関係にある。具体的には、第1の実施形態に係る圧力センサー10では、感圧素子38と梁部46、および支持板本体50(支持板ユニット48)をそれぞれ別部材により構成し、これらを接着剤68を介して接続する構成としていた。これに対し、本実施形態に係る圧力センサーでは、感圧素子38と梁部46、支持板本体50a、およびストッパー60aを同一部材により一体形成したことを特徴としている。
また、本実施形態に係る圧力センサーでは、支持板本体50aの一方の端部52をダイアフラム28の周縁部34に設けた支持板支持部80に、接着剤68を介して接続する構成としている。ダイアフラム28の周縁部34は撓みが抑制されており、支持板本体50aを安定して固定することが可能だからである。また、このような構成とする場合には、ダイアフラム28の周縁部34にハーメチック端子(不図示)を配置し、支持板本体50aの一方の端部52をハーメチック端子に接続して固定するようにしても良い。支持板本体50aに電極を形成しておけば、ハーメチック端子と、感圧素子38における電極部との電気的接続にワイヤーを使用する必要性が無くなり、接続性が向上するからである。なお、図9においては、支持板本体50aの平面形状をクランク状にしているが、支持板本体50aは、梁部46から周縁部34へ垂直に降ろす形態としても良い。
本実施形態では、感圧素子38と梁部46、支持板本体50a、およびストッパー60aを一体形成する構成を採っているため、ストッパー60aの自由端の当接面は、リング部22aにおける段差部27のみとなる。このため、梁部46は、支持板本体50aの他方の端部54(基点)からさらに側壁部(不図示)側のリング部22a直上位置にまで延設されている。そしてストッパー60aは、梁部46の両端部からリング部22aへ向けて延設され、自由端62が段差部27と当接可能な位置に配されることとなる。
第1の実施形態に係る圧力センサー10では、リング部22に半円状に肉厚部24を形成し、感圧素子38を基点として線対称に段差部27を設ける構成としていた。これに対し本実施形態に係る圧力センサーでは、感圧素子38を基点として点対称な位置に肉厚部24を形成し、一方の段差部27が一方のストッパー60aの一方の主面側に配置された場合、他方の段差部27は他方のストッパー60aにおける他方の主面側に配置される構成とした。このような構成とする事により、感圧素子が+Y軸側に傾倒した場合であっても、−Y軸側に傾倒した場合であっても、いずれかのストッパー60aの自由端62が段差部27に接触し、傾倒を抑制することが可能となる。
また、図9に示す実施形態では、支持板本体50aは、梁部46を基点として延設される旨記載した。しかしながら支持板本体は、図10に示すように、ストッパー60bを基点として延設される構成としても良い。このような構成とする場合、ストッパー60bは、リング部22a上に位置することとなるため、支持板本体50bは、ストッパー60bの中間部から感圧素子38側へ延設された後、第1の基部42側へ向けて延設される。このような構成とすることで、支持板本体50bの一方の端部52が、ダイアフラム28(図9参照)の周縁部34(図9参照)上に位置することとなる。
このように、支持板本体50bをストッパー60bを基点として延設することによれば、支持板本体50bの基点の位置によって、ストッパー60bが機能する衝撃強度を調整することが可能となる。
なお、上記実施形態では、段差部27は対を成すストッパー60a(60b)の一方の主面側または他方の主面側のいずれか一方のみに配置される旨示した。しかしながら、リング部の構成を図11に示すようなものとすることで、段差部27は、各ストッパー60a(60b)の一方の主面側と他方の主面側の双方にそれぞれ配置されることとなる。すなわち、リング部22bの全周を肉厚部24とした上で、リング部22bの中心を基点として線対称位置に溝状の肉薄部26を形成するのである。このような構成とすることで、段差部27は、いわゆる溝の側壁を成すように設けられることとなる。そして、ストッパー60a(60b)の自由端62は、この溝に挿入する形態を採れば良い。
また、本発明に係る圧力センサーは、ハウジングにおける封止板取り付け位置にもダイアフラム(例えば第2のダイアフラム(不図示))を設け、差圧型の圧力センサーとしても良い。このような構成とする場合、例えば図1に示す支持部36を延長し、対向位置に設けられた第2のダイアフラムにおける中央部に接続すると良い。これにより、支持部36が、第1のダイアフラム(ダイアフラム28)と第2のダイアフラムとの間で、双方のダイアフラムに負荷された圧力を伝達する力伝達シャフトとして機能することとなる。
図12は、上述したように、厚み滑り型の振動を励起する感圧素子38aを採用した圧力センサーの例を示す部分断面斜視図である。ATカット水晶振動片(感圧素子38a)は、水晶基板をX軸に平行で、Z軸から35度15分付近の角度で切り出した水晶チップにより構成される。ATカット水晶振動片の両主面には、一対の励振電極39が設けられている。なお、その他の構成は、上述した実施形態に係る圧力センサーと同様である。ATカット水晶振動片は一般に、音叉型水晶振動片と比べて共振周波数が高い。よって、測定速度が高速化されることとなる。従って、速やかな圧力測定が求められるタイヤ圧用の圧力センサーなどに適用することができる。
10………圧力センサー、12………ハウジング、14………封止板、16………フランジ部、18………ボス部、20………側壁部、22………リング部、23………開口部、24………肉厚部、26………肉薄部、27………段差部、28………ダイアフラム、30………中央部、32………可撓部、34………周縁部、36………支持部、38………感圧素子、40………振動腕、42………第1の基部、44………第2の基部、46………梁部、48………支持板ユニット、50………支持板本体、52………一方の端部、54………他方の端部、56………接続部、58………接続部、60………ストッパー、62………自由端、64………ストッパー、66………自由端、68………接着剤、70………ハーメチック端子、72………ワイヤー。

Claims (6)

  1. 受圧方向へ変位する中央部と、前記中央部の外周に位置して変位することを抑えられた周縁部とを有するダイアフラムと、
    前記中央部の変位方向に沿って検出軸を定めた感圧部と前記感圧部を挟持する一対の基部とを有し、いずれか一方の基部を前記ダイアフラムにおける前記中央部における一方の面に固定される感圧素子と、
    前記ダイアフラムの外周側に配置され、前記感圧素子配置側に位置する主面に段差部を備えるリング部と、
    前記感圧素子におけるいずれか他方の基部を前記ダイアフラムにおける前記周縁部、または前記段差部に接続する支持板本体と、
    前記支持板本体と平行に配置され、前記感圧素子の傾倒を防止するストッパーとを備えたことを特徴とする圧力センサー。
  2. 請求項1に記載の圧力センサーであって、
    前記支持板本体および前記ストッパーは、前記感圧素子を基点として、前記感圧素子の主面と同一平面上に、線対称に設けられることを特徴とする圧力センサー。
  3. 請求項1または請求項2に記載の圧力センサーであって、
    前記他方の基部と前記支持板本体とを連結する梁部を備え、
    前記ストッパーは、前記梁部に基点を有する第1ストッパーと前記段差部に基点を有する第2ストッパーとから成り、前記第1ストッパーの自由端は前記段差部に対向すると共に前記段差部との間に間隙を有し、前記第2ストッパーの自由端は前記梁部に対向すると共に前記梁部との間に間隙を有し、前記間隙は互いに前記第1ストッパーおよび前記第2ストッパーにおいて前記梁部を有する主面と反対側の主面に設けられることを特徴とする圧力センサー。
  4. 請求項3に記載の圧力センサーであって、
    前記支持板本体と前記第1ストッパー、および前記第2ストッパーのうちの少なくとも一方とを一体形成したことを特徴とする圧力センサー。
  5. 請求項1または請求項2に記載の圧力センサーであって、
    前記感圧素子と前記支持板本体、および前記ストッパーとを一体形成し、前記ストッパーの先端部と前記段差部との間に間隙を設けたことを特徴とする圧力センサー。
  6. 請求項5に記載の圧力センサーであって、
    前記ストッパーは、前記支持板本体から分岐されていることを特徴とする圧力センサー。


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