JP2011146226A - バリア性フィルム及び有機電子デバイス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂基材上に少なくとも有機層、第一無機層、第二無機層がこの順に積層された層構成を含むバリア性フィルムであって、該第一無機層は酸化珪素あるいは酸窒化珪素を少なくとも含有し、該第二無機層は酸窒化珪素を少なくとも含有し、かつ、該第二無機層の珪素に結合する元素濃度比(O+N)/Oが、該第一無機層の元素濃度比(O+N)/Oよりも大きいことを特徴とするバリア性フィルム及び有機電子デバイス。
尚、元素濃度比(O+N)/Oとは、珪素に結合する酸素元素濃度と窒素元素濃度の和を、珪素に結合する酸素元素濃度で除した数である。
【選択図】なし
Description
本発明は、樹脂基材上に少なくとも有機層、第一無機層、第二無機層がこの順に積層された層構成を含むバリア性フィルムであって、第一無機層は酸化珪素あるいは酸窒化珪素、第二無機層は酸窒化珪素を少なくとも含有し、第二無機層の珪素に結合する元素濃度比(O+N)/Oが第一無機層の元素濃度比(O+N)/Oよりも大きいことを特徴とする。
本発明において、第一無機層は少なくとも酸化珪素あるいは酸窒化珪素を含有する。密着性の観点からは第一無機層は酸化珪素を含有することが好ましい。
本発明に係る第一無機層及び第二無機層はポリシラザン化合物を塗布し、少なくとも第二無機層は酸化処理によって得られていることが好ましい。
ポリシラザンの酸化処理としては、水蒸気酸化及び/又は加熱処理(乾燥処理を含む)、紫外線照射による処理等が知られている。その中でもよりフォトンエネルギーが大きい180nm以下の波長成分を有する真空紫外線照射によって処理することが好ましい。エネルギーが小さいとポリシラザンの効果が不十分となりバリア性が低くなる為である。
本発明において、好ましい方法として、真空紫外線照射による処理が挙げられる。真空紫外線照射による処理は、化合物内の原子間結合力より大きい100〜200nmの光エネルギーを用い、原子の結合を光量子プロセスと呼ばれる光子のみによる作用により、直接切断しながら活性酸素やオゾンによる酸化反応を進行させることで、比較的低温で、膜の形成をおこなう方法である。
e+Xe→e+Xe*
Xe*+Xe+Xe→Xe2 *+Xe
となり、励起されたエキシマ分子であるXe2 *が基底状態に遷移するときに172nmのエキシマ光を発光する。エキシマランプの特徴としては、放射が一つの波長に集中し、必要な光以外がほとんど放射されないので効率が高いことが挙げられる。
本発明では、最上層に有機層が設けられていることが更に好ましい。最上層に有機層があると折り曲げられた時等に無機層に欠陥ができた場合でも有機層があることで欠陥を補填でき、性能が安定したバリア性が高いフィルムが作製できるからである。
樹脂基材は、有機層と無機層からなるバリア層を保持することができる有機材料で形成されたものであれば特に限定されるものではない。
本発明の第一無機層と基材の間、もしくは、バリアフィルムの最上層に設けられる有機層は、バリアフィルムの曲げに対する応力を緩和する目的のほかに、突起等が存在する透明樹脂基材の粗面を平坦化し、あるいは、透明樹脂基材に存在する突起により透明無機化合物層に生じた凹凸やピンホールを埋めて平坦化するために設けられる。このような有機層は、たとえば感光性樹脂を含有する組成物を塗布乾燥後、硬化させて形成されることが好ましい態様である。
本発明の有機電子デバイスの基本的構成の態様例を図1((a)〜(d))に示す。
本発明のバリア性フィルムを、有機電子デバイスとして適用する場合について説明する。
(樹脂基材)
樹脂基材として、両面に易接着加工された125μmの厚さのポリエステルフィルム(帝人デュポンフィルム株式会社製、テトロンO3)の基板を、170℃で30分アニール加熱処理したものを用いた。
上記樹脂基材上に、JSR株式会社製 UV硬化型有機/無機ハイブリッドハードコート材 OPSTAR Z7501を塗布、乾燥後の(平均)膜厚が4μmになるようにワイヤーバーで塗布した後、乾燥条件;80℃、3分で乾燥後、空気雰囲気下、高圧水銀ランプ使用、硬化条件;1.0J/cm2硬化を行い、平滑層を形成した。
スパッタ装置の真空槽内に前記有機物層を形成したフィルムをセットし10−4Pa台まで真空引きし、放電ガスとしてアルゴンを分圧で0.5Pa導入、反応ガスとして酸素を分圧で0.006Pa導入した。雰囲気圧力が安定したところで放電を開始しSi3N4ターゲット上にプラズマを発生させ、スパッタリングプロセスを開始した。プロセスが安定したところでシャッターを開き第一無機層の形成を開始した。150nmの膜が堆積したところでシャッターを閉じて成膜を終了し、バリア性フィルム1を得た。この条件で成膜した元素濃度比(O+N)/OをXPSで測定したところ、1.40であった。続いて、放電ガスとしてアルゴンを分圧で0.5Pa導入し、雰囲気圧力が安定したところで放電を開始しSi3N4ターゲット上にプラズマを発生させ、スパッタリングプロセスを開始した。プロセスが安定したところでシャッターを開きフィルムへの第二無機層の形成を開始した。40nmの膜が堆積したところでシャッターを閉じて成膜を終了した。この条件で成膜した元素濃度比(O+N)/OをXPSで測定したところ、3.10であった。
第一無機層を下記に変更した以外は、バリア性フィルム1と同様にしてバリア性フィルム2を得た。
無機層を下記に変更した以外は、バリア性フィルム1と同様にしてバリア性フィルム3を得た。
株式会社エム・ディ・コム製エキシマ照射装置、波長172nm、ランプ封入ガスXe 稼動ステージ上に固定した試料を以下の条件で改質処理を行った。
エキシマ光強度 60mW/cm2(172nm)
試料と光源の距離 1mm
ステージ加熱温度 80℃
照射装置内の酸素濃度 0.5%
エキシマ照射時間 20秒
バリア性フィルム4の作製
バリア性フィルム3の作製の際、エキシマ照射時の酸素濃度を6%に変更した以外はバリア性フィルム3と同様にしてバリア性フィルム4を得た。
第二無機層を下記に変更した以外は、バリア性フィルム2と同様にしてバリア性フィルム5を得た。
第二無機層を下記に変更した以外は、バリア性フィルム2と同様にしてバリア性フィルム6を得た。
バリア性フィルム3で作製した、「有機層、第一無機層、第二無機層」を1スタックとして、2スタック構成のバリア性フィルム7を得た。
バリア性フィルム3で作製した、「有機層、第一無機層、第二無機層」を1スタックとして、3スタック構成のバリア性フィルム8を得た。
バリア性フィルム3の最上層に、更に、バリア性フィルム1で用いた有機層を塗布して、バリア性フィルム9を得た。
バリア性フィルム1で用いた樹脂基材に、2官能のエポキシアクリレート(昭和高分子:VR−60−LAV)25質量%、ジエチレングリコール50質量%、酢酸エチル24質量%、シランカップリング剤1質量%からなる均一な混合溶液をスピンコーターで塗布し、80℃10分加熱乾燥後さらにUV照射で硬化させて2μmの樹脂層を形成した。つぎに、スパッタ装置の真空槽内に前記有機物層を形成したフィルムをセットし10−4Pa台まで真空引きし、放電ガスとしてアルゴンを分圧で0.5Pa導入した。雰囲気圧力が安定したところで放電を開始しSi3N4ターゲット上にプラズマを発生させ、スパッタリングプロセスを開始した。プロセスが安定したところでシャッターを開きフィルムへの第一無機層の形成を開始した。5nmの膜が堆積したところでシャッターを閉じて成膜を終了した。この条件で成膜した第一無機層の元素濃度比(O+N)/OをXPSで測定したところ、3.33であった。続いて、放電ガスとしてアルゴンを分圧で0.5Pa導入、反応ガスとして酸素を分圧で0.005Pa導入した。雰囲気圧力が安定したところで放電を開始しSi3N4ターゲット上にプラズマを発生させ、スパッタリングプロセスを開始した。プロセスが安定したところでシャッターを開きフィルムへの第二無機層の形成を開始した。95nmの膜が堆積したところでシャッターを閉じて成膜を終了した。この条件で成膜した第二無機層の元素濃度比(O+N)/OをXPSで測定したところ、1.54であった。真空槽内に大気を導入してからバリア性フィルム10を取り出した。
バリア性フィルム1で用いた樹脂基材に、2−ブチル−2−エチル−プロパンジオールジアクリレート(共栄社化学(株)製、ライトアクリレートBEPG−A)15g、カプロラクトン2−ヒドロキシエチルメタクリレートのフォスフェート(日本化薬(株)製、KAYAMER PM−21)4.5g、シランカップリング剤(信越化学工業(株)製、KBM−503)0.5g、紫外線重合開始剤(チバ・ジャパン社製、商品名:Cibaイルガキュアー907)0.6g、2−ブタノン190gの混合溶液を液厚が5μmとなるようにワイヤーバーを用いて塗布した。室温にて2時間乾燥した後、窒素置換法により酸素濃度が0.45%となったチャンバー内にて高圧水銀ランプの紫外線を照射(積算照射量約2J/cm2)して有機層を硬化させた。このとき膜厚は500nm±50nmであった。ターゲットとしてケイ素(Si)を、放電ガスとしてアルゴンを、反応ガスとして酸素を用いて、スパッタリング装置により膜厚200nmの第1無機層(酸化ケイ素)を形成した。成膜圧力は0.1Paとした。ターゲットとしてアルミニウム(Al)を、放電ガスとしてアルゴンを、反応ガスとして窒素を用いて、スパッタリング装置により膜厚50nmの窒化アルミニウム層を形成した。成膜圧力は0.1Paとした。
(水蒸気透過率の評価)
以下の測定方法により評価した。
恒温恒湿度オーブン:Yamato Humidic ChamberIG47M
水分と反応して腐食する金属:カルシウム(粒状)
水蒸気不透過性の金属:アルミニウム(φ3〜5mm、粒状)
水蒸気バリア性評価用セルの作製
バリアフィルム試料のガスバリア層面に、真空蒸着装置(日本電子製真空蒸着装置JEE−400)を用い、透明導電膜を付ける前のバリアフィルム試料の蒸着させたい部分(12mm×12mmを9箇所)以外をマスクし、金属カルシウムを蒸着させた。その後、真空状態のままマスクを取り去り、シート片側全面にアルミニウムをもう一つの金属蒸着源から蒸着させた。アルミニウム封止後、真空状態を解除し、速やかに乾燥窒素ガス雰囲気下で、厚さ0.2mmの石英ガラスに封止用紫外線硬化樹脂(ナガセケムテックス製、)を介してアルミニウム封止側と対面させ、紫外線を照射することで、評価用セルを作製した。また、屈曲前後のガスバリア性の変化を確認するために、上記屈曲の処理を行わなかったバリアフィルムについても同様に、水蒸気バリア性評価用セルを作製した。
4:1×10−4g/m2/day以上、5×10−4g/m2/day未満
3:5×10−4g/m2/day以上、1×10−3g/m2/day未満
2:1×10−3g/m2/day以上、1×10−2g/m2/day未満
1:1×10−2g/m2/day以上
(平滑性(表面粗さ))
表面粗さRaは、AFM(原子間力顕微鏡;Digital Instrments社製DI3100)で、極小の先端半径の触針を持つ検出器で連続測定した凹凸の断面曲線から算出され、極小の先端半径の触針により測定方向が30μmの区間内を多数回測定し、微細な凹凸の振幅に関する平均の粗さから求めた。
△:5nm以上10nm未満
×:10nm以上
(折り曲げ後のバリア性(フレキシブル性))
半径10mmの曲率になるように、180度の角度で100回の屈曲を繰り返した試料の水蒸気透過率の評価を行い、屈曲をしなかった試料からの劣化度合いを評価した。
◎:90%以上
○:80%以上90%未満
△:60%以上80%未満
×:60%未満
(密着性)
JIS−K5400のクロスカット密着試験方法に従って行った。メッキ処理後の試料についてクロス状のカット線を引き、日東電工(株)製のセロハンテープNo.29を貼り付けて、テープをはがし、膜の剥離状態を調べた。膜残存率をFとし、クロスカットしたマス目の数をn、テープ剥離後に膜がまだ付着しているマス目の数をn1としたとき、F=n1/n×100(%)を計算し、以下の基準で評価した。
○:90%>F≧80%
△:80%>F≧70%
×:70%>F
(カール)
出来上がったバリア性フィルム(8.9×12.7cm)を水平な台の上に置き、4隅の持ち上がりの高さを測定した。4隅の持ち上がりの高さの差の平均値(mm単位)をカールとし、以下の4段階で評価した。
△:5mm以上10mm未満
×:10mm以上
《有機電子デバイス(有機EL素子)101の作製》
〈第1電極層の形成〉
実施例1で作製したバリア性フィルム1の第二無機層の上に厚さ120nmのITO(インジウムチンオキシド)をスパッタ法により成膜し、フォトリソグラフィー法によりパターニングを行い、第1電極層を形成した。なお、パターンは発光面積が50mm平方になるようなパターンとした。
第1電極層が形成されたバリア性フィルム1の第1電極層の上に、以下に示す正孔輸送層形成用塗布液を押出し塗布機で塗布した後、乾燥し正孔輸送層を形成した。正孔輸送層形成用塗布液は乾燥後の厚みが50nmになるように塗布した。
塗布工程は大気中、25℃相対湿度50%の環境で行った。
ポリエチレンジオキシチオフェン・ポリスチレンスルホネート(PEDOT/PSS、Bayer社製 Bytron P AI 4083)を純水で65%、メタノール5%で希釈した溶液を正孔輸送層形成用塗布液として準備した。
正孔輸送層形成用塗布液を塗布した後、製膜面に向け高さ100mm、吐出風速1m/s、幅手の風速分布5%、温度100℃で溶媒を除去した後、引き続き、加熱処理装置を用い温度150℃で裏面伝熱方式の熱処理を行い、正孔輸送層を形成した。
引き続き、正孔輸送層迄を形成したバリア性フィルム1の正孔輸送層の上に、以下に示す白色発光層形成用塗布液を押出し塗布機で塗布した後、乾燥し発光層を形成した。白色発光層形成用塗布液は乾燥後の厚みが40nmになるように塗布した。
ホスト材のH−Aを1.0gと、ドーパント材D−Aを100mg、ドーパント材D−Bを0.2mg、ドーパント材D−Cを0.2mg、100gのトルエンに溶解し白色発光層形成用塗布液として準備した。
塗布工程を窒素ガス濃度99%以上の雰囲気で、塗布温度を25℃とし、塗布速度1m/minで行った。
白色発光層形成用塗布液を塗布した後、製膜面に向け高さ100mm、吐出風速1m/s、幅手の風速分布5%、温度60℃で溶媒を除去した後、引き続き、温度130℃で加熱処理を行い、発光層を形成した。
引き続き、発光層迄を形成したのち、以下に示す電子輸送層形成用塗布液を押出し塗布機で塗布した後、乾燥し電子輸送層を形成した。電子輸送層形成用塗布液は乾燥後の厚みが30nmになるように塗布した。
塗布工程は窒素ガス濃度99%以上の雰囲気で、電子輸送層形成用塗布液の塗布温度を25℃とし、塗布速度1m/minで行った。
電子輸送層はE−Aを2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノール中に溶解し0.5質量%溶液とし電子輸送層形成用塗布液とした。
電子輸送層形成用塗布液を塗布した後、製膜面に向け高さ100mm、吐出風速1m/s、幅手の風速分布5%、温度60℃で溶媒を除去した後、引き続き、加熱処理部で温度200℃で加熱処理を行い、電子輸送層を形成した。
引き続き、形成された電子輸送層の上に電子注入層を形成した。まず、基板を減圧チャンバーに投入し、5×10−4Paまで減圧した。あらかじめ、真空チャンバーにタンタル製蒸着ボートに用意しておいたフッ化セシウムを加熱し、厚さ3nmの電子注入層を形成した。
引き続き、形成された電子注入層の上に第1電極の上に取り出し電極になる部分を除き、形成された電子注入層の上に5×10−4Paの真空下にて第2電極形成材料としてアルミニウムを使用し、取り出し電極を有するように蒸着法にて、発光面積が50mm平方になるようにマスクパターン成膜し、厚さ100nmの第2電極を積層した。
第2電極まで形成したバリア性フィルム1を、再び窒素雰囲気に移動し、規定の大きさに裁断し、有機EL素子を作製した。
作製した有機EL素子に、ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社製異方性導電フィルムDP3232S9を用いて、フレキシブルプリント基板(ベースフィルム:ポリイミド12.5μm圧延銅箔18μm、カバーレイ:ポリイミド12.5μm、表面処理NiAuメッキ)を接続した。
電極リード(フレキシブルプリント基板)を接続した有機EL素子を、市販のロールラミネート装置を用いて封止部材を接着し、有機EL素子101を製作した。
ジシアンジアミド(DICY)
エポキシアダクト系硬化促進剤
しかる後、封止基板を、取り出し電極および電極リードの接合部を覆うようにして密着・配置して、圧着ロールを用いて圧着条件、圧着ロール温度120℃、圧力0.5MPa、装置速度0.3m/minで密着封止した。
有機EL素子101の作製において、バリア性フィルム1の代わりにバリア性フィルム2〜11を用いて、有機EL素子102〜111を作製した。
得られた有機EL素子101〜111を、60℃90%RHに300時間保管し保管前の状態と比較を行った。
試料に1mA/cm2の電流を印加し発光させ、100倍のマイクロスコープ(株式会社モリテックス製MS−804、レンズMP−ZE25−200)でパネルの一部分を拡大し、撮影を行った。撮影画像を2mm四方に切り抜き、目視で観察を行い、黒点の状況を調べた。
B: 0時間から300時間まで、わずかに劣化が認められる
C: 0時間から300時間まで、劣化が認められるが実技上問題ないレベル
D: 0時間から300時間まで、大きく劣化が認められ実技上問題のあるレベル
(高温高湿保存性)
各有機EL素子を、60℃、相対湿度90%の環境下に250時間の保存を行った後、各有機EL素子に2.5mA/cm2の一定電流で駆動させた時の発光輝度の変化の測定を行い、未処理の各有機EL素子の各特性と比較し、下記の基準に従って高温高湿保存性の評価を行った。測定には、駆動電源として株式会社エーディーシー製電圧/電流発生・測定器R6243、輝度測定器としてコニカミノルタセンシング社製、分光放射輝度計CS−2000を用いた。
B:未処理品に対し、電流密度一定時の輝度変動が5%以上、10%未満である
C:未処理品に対し、電流密度一定時の輝度変動が10%以上である
有機光電変換素子の作製
本発明のバリア性フィルム3及び11を用い、それぞれ、インジウム・スズ酸化物(ITO)透明導電膜を150nm堆積したもの(シート抵抗10Ω/□)を、通常のフォトリソグラフィ技術と湿式エッチングとを用いて2mm幅にパターニングし第1の電極を形成した。パターン形成した第1の電極を、界面活性剤と超純水による超音波洗浄、超純水による超音波洗浄の順で洗浄後、窒素ブローで乾燥させ、最後に紫外線オゾン洗浄を行った。
窒素ガス(不活性ガス)によりパージされた環境下で、バリア性フィルム3及び11の二枚を用い、ガスバリア層を設けた面に、シール材としてエポキシ系光硬化型接着剤を塗布した。上述した方法によって得られたバリア性フィルム3及び11に対応する有機光電変換素子を、上記接着剤を塗布した二枚のバリア性フィルム3及び11の接着剤塗布面の間に挟み込んで密着させた後、片側の基板側からUV光を照射して硬化させ、有機光電変換素子203及び211とした。
<有機光電変換素子耐久性の評価>
《エネルギー変換効率の評価》
上記作製した光電変換素子について、ソーラーシミュレーター(AM1.5Gフィルタ)の100mW/cm2の強度の光を照射し、有効面積を4.0mm2にしたマスクを受光部に重ね、IV特性を評価することで、短絡電流密度Jsc(mA/cm2)、開放電圧Voc(V)及びフィルファクターFF(%)を、同素子上に形成した4箇所の受光部をそれぞれ測定し、下記式1に従って求めたエネルギー変換効率PCE(%)の4点平均値を見積もった。
(式1)PCE(%)=〔Jsc(mA/cm2)×Voc(V)×FF(%)〕/100mW/cm2
初期電池特性としての変換効率を測定し、性能の経時的低下の度合いを温度60℃、湿度90%RH環境で1000時間保存した加速試験後の変換効率残存率により評価した。
11 第1電極
12 第2電極
13 有機機能層
14 他の導電性層
21 導電性ポリマー含有層
22 補助電極(金属ワイヤ)
23 補助電極(金属グリッド)
Claims (8)
- 樹脂基材上に少なくとも有機層、第一無機層、第二無機層がこの順に積層された層構成を含むバリア性フィルムであって、該第一無機層は酸化珪素あるいは酸窒化珪素を少なくとも含有し、該第二無機層は酸窒化珪素を少なくとも含有し、かつ、該第二無機層の珪素に結合する元素濃度比(O+N)/Oが、該第一無機層の元素濃度比(O+N)/Oよりも大きいことを特徴とするバリア性フィルム。
尚、元素濃度比(O+N)/Oとは、珪素に結合する酸素元素濃度と窒素元素濃度の和を、珪素に結合する酸素元素濃度で除した数である。 - 有機層、第一無機層、第二無機層がこの順に積層された層構成を1スタックとした場合、2スタック以上が積層されていることを特徴とする請求項1記載のバリア性フィルム。
- 前記第一無機層及び第二無機層が塗布によって得られていることを特徴とする請求項1又は2記載のバリア性フィルム。
- 前記第一無機層及び第二無機層がポリシラザン化合物を塗布することによって得られており、少なくとも第二無機層は塗布後に酸化処理が行なわれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のバリア性フィルム。
- 前記酸化処理が、180nm以下の波長成分を有する真空紫外線を照射する処理であることを特徴とする請求項4記載のバリア性フィルム。
- 前記真空紫外線を照射する処理が、酸素濃度0.001〜5%の雰囲気下で行われることを特徴とする請求項5記載のバリア性フィルム。
- 最上層に有機層を設けることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載のバリア性フィルム。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載のバリア性フィルムを用いたことを特徴とする有機電子デバイス。
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