JP2000347755A - 半導体装置 - Google Patents
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- JP2000347755A JP2000347755A JP11162084A JP16208499A JP2000347755A JP 2000347755 A JP2000347755 A JP 2000347755A JP 11162084 A JP11162084 A JP 11162084A JP 16208499 A JP16208499 A JP 16208499A JP 2000347755 A JP2000347755 A JP 2000347755A
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05F—SYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
- G05F1/00—Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
- G05F1/10—Regulating voltage or current
- G05F1/46—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is DC
- G05F1/462—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is DC as a function of the requirements of the load, e.g. delay, temperature, specific voltage/current characteristic
- G05F1/465—Internal voltage generators for integrated circuits, e.g. step down generators
Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低消費電流かつ低占有面積で安定に内部電圧
を発生する。 【解決手段】 内部電圧線(4)上の内部電圧(Vr
l)の電圧変化をMOSトランジスタ(5)を介して容
量素子(6)の放電電流として検出して、この容量素子
(6)の充電電圧(Vpg)を変化させる。この容量素
子(6)の充電電圧に従って電流ドライブトランジスタ
(9)を駆動して内部電圧線(4)へ電流を供給する。
を発生する。 【解決手段】 内部電圧線(4)上の内部電圧(Vr
l)の電圧変化をMOSトランジスタ(5)を介して容
量素子(6)の放電電流として検出して、この容量素子
(6)の充電電圧(Vpg)を変化させる。この容量素
子(6)の充電電圧に従って電流ドライブトランジスタ
(9)を駆動して内部電圧線(4)へ電流を供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体装置に関
し、特に、必要な電圧を内部で発生する半導体装置に関
する。より特定的には、電圧レベルの低い内部電圧を安
定に発生するための構成に関する。
し、特に、必要な電圧を内部で発生する半導体装置に関
する。より特定的には、電圧レベルの低い内部電圧を安
定に発生するための構成に関する。
【0002】
【従来の技術】通信・情報処理機器の発展および普及に
伴い、さまざまな半導体装置がこれらの機器に採用され
ている。このような半導体装置に要求される性能は高度
化する一方、ボード上に他の装置および部品とともに搭
載されるため、部品間の仕様上の整合性も重要となって
きている。このような整合性が重視される仕様の一例と
して、複数の半導体装置(部品)に供給される電圧が挙
げられる。共通の電圧ですべての装置および部品が動作
すれば、ボード上の電源設計が容易化される。このた
め、基本的に、1つの半導体チップ(装置)は、1種類
の電源電圧(接地電圧を除く)を供給されれば動作する
ことが求められる。
伴い、さまざまな半導体装置がこれらの機器に採用され
ている。このような半導体装置に要求される性能は高度
化する一方、ボード上に他の装置および部品とともに搭
載されるため、部品間の仕様上の整合性も重要となって
きている。このような整合性が重視される仕様の一例と
して、複数の半導体装置(部品)に供給される電圧が挙
げられる。共通の電圧ですべての装置および部品が動作
すれば、ボード上の電源設計が容易化される。このた
め、基本的に、1つの半導体チップ(装置)は、1種類
の電源電圧(接地電圧を除く)を供給されれば動作する
ことが求められる。
【0003】しかしながら、この半導体装置(チップ)
内部の回路に供給される電圧として、外部電源電圧ex
tVddと同じ電圧レベルの電圧が使えるとは限らな
い。高速動作および高集積化が進むと、トランジスタが
微細化される。たとえば、MOSトランジスタ(絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタ)においては、ゲート絶縁
膜の信頼性、ドレイン−ソース間耐圧などを考慮する
と、外部電源電圧extVddは高すぎるため、そのま
まMOSトランジスタを駆動するために用いることはで
きない。そこで、外部電源電圧extVddを内部で必
要な電圧レベルに降圧して内部回路へ供給することが行
なわれる。
内部の回路に供給される電圧として、外部電源電圧ex
tVddと同じ電圧レベルの電圧が使えるとは限らな
い。高速動作および高集積化が進むと、トランジスタが
微細化される。たとえば、MOSトランジスタ(絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタ)においては、ゲート絶縁
膜の信頼性、ドレイン−ソース間耐圧などを考慮する
と、外部電源電圧extVddは高すぎるため、そのま
まMOSトランジスタを駆動するために用いることはで
きない。そこで、外部電源電圧extVddを内部で必
要な電圧レベルに降圧して内部回路へ供給することが行
なわれる。
【0004】図13は、従来の内部降圧回路VDCの構
成の一例を示す図である。図13において、内部降圧回
路VDCは、基準電圧Vrefsと内部(電源)電圧V
ddsとを比較する比較器CMPと、この比較器CMP
の出力信号に従って外部電源ノードから内部電圧線へ電
流を供給する電流ドライブトランジスタDRを含む。
成の一例を示す図である。図13において、内部降圧回
路VDCは、基準電圧Vrefsと内部(電源)電圧V
ddsとを比較する比較器CMPと、この比較器CMP
の出力信号に従って外部電源ノードから内部電圧線へ電
流を供給する電流ドライブトランジスタDRを含む。
【0005】比較器CMPは、外部電源ノードに結合さ
れて電流を供給するpチャネルMOSトランジスタQ1
およびQ2と、これらのMOSトランジスタQ1および
Q2から電流が供給され、基準電圧Vrefsと内部電
圧Vddsを比較するnチャネルMOSトランジスタQ
3およびQ4と、活性化信号VDCONに応答して、比
較器CMPに動作電流が流れる経路を形成するnチャネ
ルMOSトランジスタQ5を含む。MOSトランジスタ
Q2はゲートおよびドレインが相互接続され、かつMO
SトランジスタQ1およびQ2のゲートが相互接続さ
れ、これらのMOSトランジスタQ1およびQ2はカレ
ントミラー回路を構成する。
れて電流を供給するpチャネルMOSトランジスタQ1
およびQ2と、これらのMOSトランジスタQ1および
Q2から電流が供給され、基準電圧Vrefsと内部電
圧Vddsを比較するnチャネルMOSトランジスタQ
3およびQ4と、活性化信号VDCONに応答して、比
較器CMPに動作電流が流れる経路を形成するnチャネ
ルMOSトランジスタQ5を含む。MOSトランジスタ
Q2はゲートおよびドレインが相互接続され、かつMO
SトランジスタQ1およびQ2のゲートが相互接続さ
れ、これらのMOSトランジスタQ1およびQ2はカレ
ントミラー回路を構成する。
【0006】電流ドライブトランジスタDRは、pチャ
ネルMOSトランジスタで構成される。
ネルMOSトランジスタで構成される。
【0007】この図13に示す内部降圧回路VDCの構
成において、活性化信号VDCONがLレベルのときに
は、MOSトランジスタQ5がオフ状態であり、比較器
CMPの出力信号は外部電源電圧extVddレベルと
なり、応じて電流ドライブトランジスタDRはオフ状態
にある。
成において、活性化信号VDCONがLレベルのときに
は、MOSトランジスタQ5がオフ状態であり、比較器
CMPの出力信号は外部電源電圧extVddレベルと
なり、応じて電流ドライブトランジスタDRはオフ状態
にある。
【0008】活性化信号VDCONがHレベルとなる
と、MOSトランジスタQ5がオン状態となり、比較器
CMPが比較動作を開始する。内部電圧Vddsが基準
電圧Vrefsよりも高いときには、比較器CMPの出
力信号がハイレベルとなり、電流ドライブトランジスタ
DRはオフ状態を維持する。内部電圧Vddsが基準電
圧Vrefsよりも低いときには、この比較器CMPの
出力信号がローレベルとなり、電流ドライブトランジス
タDRが、この比較器CMPの出力信号に従って外部電
源ノードから内部電圧線へ電流を供給して、この内部電
圧Vddsの電圧レベルを上昇させる。したがって、内
部電圧Vddsは、基準電圧Vrefsの電圧レベルに
維持される。
と、MOSトランジスタQ5がオン状態となり、比較器
CMPが比較動作を開始する。内部電圧Vddsが基準
電圧Vrefsよりも高いときには、比較器CMPの出
力信号がハイレベルとなり、電流ドライブトランジスタ
DRはオフ状態を維持する。内部電圧Vddsが基準電
圧Vrefsよりも低いときには、この比較器CMPの
出力信号がローレベルとなり、電流ドライブトランジス
タDRが、この比較器CMPの出力信号に従って外部電
源ノードから内部電圧線へ電流を供給して、この内部電
圧Vddsの電圧レベルを上昇させる。したがって、内
部電圧Vddsは、基準電圧Vrefsの電圧レベルに
維持される。
【0009】この内部降圧回路VDCからの内部電圧V
ddsは、基準電圧Vrefsの電圧レベルと同じ電圧
レベルであり、外部電源電圧extVddよりも低く、
内部回路にたとえば動作電源電圧として供給される。
ddsは、基準電圧Vrefsの電圧レベルと同じ電圧
レベルであり、外部電源電圧extVddよりも低く、
内部回路にたとえば動作電源電圧として供給される。
【0010】このような内部電圧は複数種類存在するこ
とが多い。たとえば半導体記憶装置においては、この内
部電圧として、メモリアレイへ伝達される電圧および周
辺回路を動作させるための電圧と2種類存在する。また
必要な中間電圧レベルの電圧も、この図13に示すよう
な降圧回路で形成することが多い。これらの内部電圧の
うち、比較的電圧レベルの低い電圧Vrlは、電流低減
のために多く用いられる。
とが多い。たとえば半導体記憶装置においては、この内
部電圧として、メモリアレイへ伝達される電圧および周
辺回路を動作させるための電圧と2種類存在する。また
必要な中間電圧レベルの電圧も、この図13に示すよう
な降圧回路で形成することが多い。これらの内部電圧の
うち、比較的電圧レベルの低い電圧Vrlは、電流低減
のために多く用いられる。
【0011】図14(A)は、この電圧Vrlの用途の
一例を示す図である。図14においては、電圧Vrl
は、内部回路NKの電流源トランジスタQ6の駆動電流
量を調整するために利用される。この電圧Vrlの電圧
レベルが低い場合、電流源トランジスタQ6のコンダク
タンスも小さく、内部回路NKからの貫通電流Icを低
減することができる。すなわちスタンバイ状態時におい
て流れるスタンバイ電流を低減することができ、応じて
電池駆動の機器を1本の電池で長時間動作させることが
できる。
一例を示す図である。図14においては、電圧Vrl
は、内部回路NKの電流源トランジスタQ6の駆動電流
量を調整するために利用される。この電圧Vrlの電圧
レベルが低い場合、電流源トランジスタQ6のコンダク
タンスも小さく、内部回路NKからの貫通電流Icを低
減することができる。すなわちスタンバイ状態時におい
て流れるスタンバイ電流を低減することができ、応じて
電池駆動の機器を1本の電池で長時間動作させることが
できる。
【0012】図14(B)は、この内部電圧Vrlの適
用用途を示す図である。この図14(B)に示す構成に
おいては、トランスミッションゲートTG1およびTG
2を切換信号HSにより選択的に導通状態として、内部
電圧VhおよびVrlの一方を電流ドライブトランジス
タQ6のゲートへ与える。内部電圧Vhは内部電圧Vr
lよりも高い電圧レベルである。
用用途を示す図である。この図14(B)に示す構成に
おいては、トランスミッションゲートTG1およびTG
2を切換信号HSにより選択的に導通状態として、内部
電圧VhおよびVrlの一方を電流ドライブトランジス
タQ6のゲートへ与える。内部電圧Vhは内部電圧Vr
lよりも高い電圧レベルである。
【0013】切換信号HSがローレベルのとき、インバ
ータIV1の出力信号がHレベルとなり、トランスミッ
ションゲートTG1が導通し、電流ドライブトランジス
タQ6のゲートへは、内部電圧Vhが与えられる。この
ときには、内部回路NKの動作電流(貫通電流)Icが
大きくなり、内部回路NKは高速で動作する。一方、切
換信号HsがHレベルのときには、インバータIV1の
出力信号がLレベルとなり、トランスミッションゲート
TG2が導通し、電流ドライブトランジスタQ6のゲー
トへは、内部電圧Vrlが与えられ、貫通電流Icが低
減される。
ータIV1の出力信号がHレベルとなり、トランスミッ
ションゲートTG1が導通し、電流ドライブトランジス
タQ6のゲートへは、内部電圧Vhが与えられる。この
ときには、内部回路NKの動作電流(貫通電流)Icが
大きくなり、内部回路NKは高速で動作する。一方、切
換信号HsがHレベルのときには、インバータIV1の
出力信号がLレベルとなり、トランスミッションゲート
TG2が導通し、電流ドライブトランジスタQ6のゲー
トへは、内部電圧Vrlが与えられ、貫通電流Icが低
減される。
【0014】したがって、この図14(B)に示す構成
においては、動作モードに応じて電流源ドライブトラン
ジスタQ6の駆動電流量を調整することにより、スタン
バイ状態時における消費電流を低減し、かつ高速動作す
る回路を実現することができる。また、この貫通電流I
cを動作モードに応じて切換えるために電流源トランジ
スタを複数個配置して、これらを動作モードに応じて選
択的にオン状態とする必要がなく、電流源トランジスタ
の数を低減でき、応じて回路全体としての占有面積を低
減することができる。
においては、動作モードに応じて電流源ドライブトラン
ジスタQ6の駆動電流量を調整することにより、スタン
バイ状態時における消費電流を低減し、かつ高速動作す
る回路を実現することができる。また、この貫通電流I
cを動作モードに応じて切換えるために電流源トランジ
スタを複数個配置して、これらを動作モードに応じて選
択的にオン状態とする必要がなく、電流源トランジスタ
の数を低減でき、応じて回路全体としての占有面積を低
減することができる。
【0015】図15(A)は、内部電圧Vrlのさらに
他の適用例を示す図である。この図15(A)に示す構
成においては、nチャネルMOSトランジスタQ7のソ
ースに内部電圧Vrlが与えられる。このMOSトラン
ジスタQ7のドレインが電源電圧Vdを受けるように結
合される。MOSトランジスタQ7のゲートへは接地電
圧GNDが与えられる。内部電圧Vrlは正の電圧であ
り、したがって、MOSトランジスタのゲート−ソース
間電圧Vgsが負となり、リーク電流(サブスレッショ
ルド電流)Ioffを低減することができる。このとき
また、MOSトランジスタQ7のバックゲートバイアス
がソースに印加される内部電圧Vrlと異なる場合、基
板−ソース間電圧Vbsが負方向に大きくなり、バック
ゲートバイアス効果により、このMOSトランジスタQ
7のしきい値電圧が大きくなり、サブスレッショルド電
流Ioffをさらに低減することができる。
他の適用例を示す図である。この図15(A)に示す構
成においては、nチャネルMOSトランジスタQ7のソ
ースに内部電圧Vrlが与えられる。このMOSトラン
ジスタQ7のドレインが電源電圧Vdを受けるように結
合される。MOSトランジスタQ7のゲートへは接地電
圧GNDが与えられる。内部電圧Vrlは正の電圧であ
り、したがって、MOSトランジスタのゲート−ソース
間電圧Vgsが負となり、リーク電流(サブスレッショ
ルド電流)Ioffを低減することができる。このとき
また、MOSトランジスタQ7のバックゲートバイアス
がソースに印加される内部電圧Vrlと異なる場合、基
板−ソース間電圧Vbsが負方向に大きくなり、バック
ゲートバイアス効果により、このMOSトランジスタQ
7のしきい値電圧が大きくなり、サブスレッショルド電
流Ioffをさらに低減することができる。
【0016】図15(A)に示す構成は、たとえば階層
電源構成において用いられており、スタンバイ状態時に
おけるリーク電流を低減する。
電源構成において用いられており、スタンバイ状態時に
おけるリーク電流を低減する。
【0017】この図15(A)に示す電圧印加方式は、
DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
リ)のメモリセルに適用される。リーク電流を低減する
電圧印加方式は、ブースティッド・センス・グラウンド
(BSG)方式と呼ばれ、たとえば、朝倉等により、I
SSCC、ダイジェスト・オブ・テクニカル・ペーパー
ズ、第1303頁から第1308頁、1994において
述べられている。
DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
リ)のメモリセルに適用される。リーク電流を低減する
電圧印加方式は、ブースティッド・センス・グラウンド
(BSG)方式と呼ばれ、たとえば、朝倉等により、I
SSCC、ダイジェスト・オブ・テクニカル・ペーパー
ズ、第1303頁から第1308頁、1994において
述べられている。
【0018】図15(B)は、このBSG方式のメモリ
セルの電圧印加を示す図である。メモリセルMCは、情
報を記憶するメモリキャパシタMsと、ワード線WL上
の信号電圧に従ってこのメモリキャパシタMsをビット
線BL(または/BL)に接続するアクセストランジス
タMTを含む。アクセストランジスタMTは、nチャネ
ルMOSトランジスタで構成され、そのゲートはワード
線WLに接続され、そのドレインがビット線BL(また
は/BL)に接続され、そのバックゲートに一定のバイ
アス電圧Vbbを受ける。
セルの電圧印加を示す図である。メモリセルMCは、情
報を記憶するメモリキャパシタMsと、ワード線WL上
の信号電圧に従ってこのメモリキャパシタMsをビット
線BL(または/BL)に接続するアクセストランジス
タMTを含む。アクセストランジスタMTは、nチャネ
ルMOSトランジスタで構成され、そのゲートはワード
線WLに接続され、そのドレインがビット線BL(また
は/BL)に接続され、そのバックゲートに一定のバイ
アス電圧Vbbを受ける。
【0019】スタンバイサイクル時においてはビット線
BLは中間電圧レベルに保持され、ワード線WLは接地
電圧GNDレベルである。今、アクティブサイクルが始
まり、メモリセルが選択され、このビット線BLにLレ
ベルデータが伝達された場合を考える。メモリセルMC
が非選択メモリセルのときには、ワード線WLの電圧は
接地電圧GNDレベルである。したがって、このときビ
ット線BLのLレベルデータに対応する電圧Vbsgを
内部電圧Vrlレベルとすると、アクセストランジスタ
MTのゲート−ソース間電圧Vgsは負電圧となる。ま
た、アクセストランジスタMTのバックゲート電圧Vb
bとビット線BL上の電圧Vbsgの差も負方向に深く
なり、メモリキャパシタMsからアクセストランジスタ
MTを介してビット線BLへ流れるリーク電流が抑制さ
れる。すなわち、アクティブサイクル時において非選択
メモリセルのHレベルデータの電圧レベルが低下するの
が抑制され、リフレッシュ特性が改善され、データ保持
時間を長くすることができる。
BLは中間電圧レベルに保持され、ワード線WLは接地
電圧GNDレベルである。今、アクティブサイクルが始
まり、メモリセルが選択され、このビット線BLにLレ
ベルデータが伝達された場合を考える。メモリセルMC
が非選択メモリセルのときには、ワード線WLの電圧は
接地電圧GNDレベルである。したがって、このときビ
ット線BLのLレベルデータに対応する電圧Vbsgを
内部電圧Vrlレベルとすると、アクセストランジスタ
MTのゲート−ソース間電圧Vgsは負電圧となる。ま
た、アクセストランジスタMTのバックゲート電圧Vb
bとビット線BL上の電圧Vbsgの差も負方向に深く
なり、メモリキャパシタMsからアクセストランジスタ
MTを介してビット線BLへ流れるリーク電流が抑制さ
れる。すなわち、アクティブサイクル時において非選択
メモリセルのHレベルデータの電圧レベルが低下するの
が抑制され、リフレッシュ特性が改善され、データ保持
時間を長くすることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述のような低いレベ
ルの内部電圧Vrlを活用することは、半導体装置の低
消費電流化のためには必要不可欠である。しかしなが
ら、この内部電圧Vrlとして、nチャネルMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧付近の電圧を安定して発生する
のは困難である。たとえば、nチャネルMOSトランジ
スタをダイオード接続してこの内部電圧Vrlを発生す
る場合、内部電圧Vrlの電圧レベルは、MOSトラン
ジスタのしきい値電圧の温度特性に従って変化し、応じ
て内部電圧Vrlの温度依存性が大きいという問題が生
じる。これを避けるために、図13に示すような降圧回
路を利用することを考える。この場合、基準電圧Vre
fsおよびVddsがMOSトランジスタQ3およびQ
4のしきい値電圧近傍の電圧となる。これらのMOSト
ランジスタQ3およびQ4の共通ソースノードは、MO
SトランジスタQ5を介して接地ノードに結合される。
したがって、これらのMOSトランジスタQ3およびQ
4の共通ソースノードは、このMOSトランジスタQ5
のチャネル抵抗により、接地電圧よりも高い電圧レベル
にある。したがって、MOSトランジスタQ3およびQ
4のゲートへ、これらのMOSトランジスタQ3および
Q4のしきい値電圧に近いレベルの電圧を与えても、こ
れらのMOSトランジスタQ3およびQ4はほぼオフ状
態にあり、比較動作を行なうことができない。
ルの内部電圧Vrlを活用することは、半導体装置の低
消費電流化のためには必要不可欠である。しかしなが
ら、この内部電圧Vrlとして、nチャネルMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧付近の電圧を安定して発生する
のは困難である。たとえば、nチャネルMOSトランジ
スタをダイオード接続してこの内部電圧Vrlを発生す
る場合、内部電圧Vrlの電圧レベルは、MOSトラン
ジスタのしきい値電圧の温度特性に従って変化し、応じ
て内部電圧Vrlの温度依存性が大きいという問題が生
じる。これを避けるために、図13に示すような降圧回
路を利用することを考える。この場合、基準電圧Vre
fsおよびVddsがMOSトランジスタQ3およびQ
4のしきい値電圧近傍の電圧となる。これらのMOSト
ランジスタQ3およびQ4の共通ソースノードは、MO
SトランジスタQ5を介して接地ノードに結合される。
したがって、これらのMOSトランジスタQ3およびQ
4の共通ソースノードは、このMOSトランジスタQ5
のチャネル抵抗により、接地電圧よりも高い電圧レベル
にある。したがって、MOSトランジスタQ3およびQ
4のゲートへ、これらのMOSトランジスタQ3および
Q4のしきい値電圧に近いレベルの電圧を与えても、こ
れらのMOSトランジスタQ3およびQ4はほぼオフ状
態にあり、比較動作を行なうことができない。
【0021】図16は、従来のVrl発生回路の構成の
一例を示す図である。図16においてVrl発生回路
は、外部電源ノードとノードNAの間に接続されかつそ
のゲートに接地電圧GNDを受けるpチャネルMOSト
ランジスタQ10と、ノードNAとノードNBの間に接
続されかつそのゲートに基準電圧Vrl0を受けるpチ
ャネルMOSトランジスタQ11と、ノードNAとノー
ドNCの間に接続されかつそのゲートに内部電圧Vrl
を受けるpチャネルMOSトランジスタQ12と、ノー
ドNBと接地ノードの間に接続されかつそのゲートがノ
ードNBに接続されるnチャネルMOSトランジスタQ
13と、ノードNCと接地ノードの間に接続されかつそ
のゲートがノードNBに接続されるnチャネルMOSト
ランジスタQ14を含む。MOSトランジスタQ13お
よびQ14が、カレントミラー回路を構成する。
一例を示す図である。図16においてVrl発生回路
は、外部電源ノードとノードNAの間に接続されかつそ
のゲートに接地電圧GNDを受けるpチャネルMOSト
ランジスタQ10と、ノードNAとノードNBの間に接
続されかつそのゲートに基準電圧Vrl0を受けるpチ
ャネルMOSトランジスタQ11と、ノードNAとノー
ドNCの間に接続されかつそのゲートに内部電圧Vrl
を受けるpチャネルMOSトランジスタQ12と、ノー
ドNBと接地ノードの間に接続されかつそのゲートがノ
ードNBに接続されるnチャネルMOSトランジスタQ
13と、ノードNCと接地ノードの間に接続されかつそ
のゲートがノードNBに接続されるnチャネルMOSト
ランジスタQ14を含む。MOSトランジスタQ13お
よびQ14が、カレントミラー回路を構成する。
【0022】この図16に示す構成において、内部電圧
Vrlが基準電圧Vrl0よりも高いときには、MOS
トランジスタQ11を介して流れる電流がMOSトラン
ジスタQ12を介して流れる電流よりも多くなる。MO
SトランジスタQ13およびQ14は、このMOSトラ
ンジスタQ11を介して流れる電流と同じ大きさの電流
を流す。したがって、ノードNCの電圧レベルすなわち
内部電圧Vrlの電圧レベルが低下する。
Vrlが基準電圧Vrl0よりも高いときには、MOS
トランジスタQ11を介して流れる電流がMOSトラン
ジスタQ12を介して流れる電流よりも多くなる。MO
SトランジスタQ13およびQ14は、このMOSトラ
ンジスタQ11を介して流れる電流と同じ大きさの電流
を流す。したがって、ノードNCの電圧レベルすなわち
内部電圧Vrlの電圧レベルが低下する。
【0023】逆に、内部電圧Vrlが基準電圧Vrl0
よりも低い場合には、MOSトランジスタQ12を介し
て流れる電流がMOSトランジスタQ11を介して流れ
る電流よりも大きくなる。MOSトランジスタQ14
は、このMOSトランジスタQ12から供給される電流
をすべて放電することができないため、ノードNCから
の内部電圧Vrlの電圧レベルが上昇する。すなわち、
内部電圧Vrlは、基準電圧Vrl0の電圧レベルに保
持される。
よりも低い場合には、MOSトランジスタQ12を介し
て流れる電流がMOSトランジスタQ11を介して流れ
る電流よりも大きくなる。MOSトランジスタQ14
は、このMOSトランジスタQ12から供給される電流
をすべて放電することができないため、ノードNCから
の内部電圧Vrlの電圧レベルが上昇する。すなわち、
内部電圧Vrlは、基準電圧Vrl0の電圧レベルに保
持される。
【0024】この図16に示すVrl発生回路の構成に
おいては、内部電圧Vrlは、MOSトランジスタQ1
2のソース電流により生成される。したがって、このV
rl発生回路の貫通電流Icaを大きくする必要があ
る。特に、この内部電圧Vrlが、図15(B)に示す
ようなBSG方式のDRAMに用いられる場合、内部電
圧Vrlが、ビット線を放電するのに利用されるため、
この内部電圧発生回路には、大きな電流駆動力が必要と
される(放電電流によりこの内部電圧Vrlの電圧レベ
ルが上昇するのを防止するため)。したがって、この図
16に示す構成の場合、構成要素のMOSトランジスタ
のサイズ(ゲート幅とゲート長の比)を大きくする必要
があり、回路占有面積が増加し、また消費電流も増大す
る。
おいては、内部電圧Vrlは、MOSトランジスタQ1
2のソース電流により生成される。したがって、このV
rl発生回路の貫通電流Icaを大きくする必要があ
る。特に、この内部電圧Vrlが、図15(B)に示す
ようなBSG方式のDRAMに用いられる場合、内部電
圧Vrlが、ビット線を放電するのに利用されるため、
この内部電圧発生回路には、大きな電流駆動力が必要と
される(放電電流によりこの内部電圧Vrlの電圧レベ
ルが上昇するのを防止するため)。したがって、この図
16に示す構成の場合、構成要素のMOSトランジスタ
のサイズ(ゲート幅とゲート長の比)を大きくする必要
があり、回路占有面積が増加し、また消費電流も増大す
る。
【0025】図17は、従来のVrl発生回路の他の構
成を示す図である。図17に示すVrl発生回路は、基
準電圧Vrl0と内部電圧線INV上の内部電圧Vrl
とを比較する比較器CMPPと、比較器CMPPの出力
信号に従って内部電圧線INVを接地電圧レベルへ放電
する電流ドライブトランジスタNQを含む。この電流ド
ライブトランジスタNQはnチャネルMOSトランジス
タで構成される。
成を示す図である。図17に示すVrl発生回路は、基
準電圧Vrl0と内部電圧線INV上の内部電圧Vrl
とを比較する比較器CMPPと、比較器CMPPの出力
信号に従って内部電圧線INVを接地電圧レベルへ放電
する電流ドライブトランジスタNQを含む。この電流ド
ライブトランジスタNQはnチャネルMOSトランジス
タで構成される。
【0026】比較器CMPPは、外部電源ノードと内部
ノードNDの間に接続されかつそのゲートが接地ノード
に接続されるpチャネルMOSトランジスタQ15と、
内部ノードNDと内部ノードNEの間に接続されそのゲ
ートに基準電圧Vrl0を受けるpチャネルMOSトラ
ンジスタQ16と、内部ノードNDと内部ノードNFの
間に接続されかつそのゲートが内部電圧線INVに接続
されるpチャネルMOSトランジスタQ17と、内部ノ
ードNEと接地ノードの間に接続されかつそのゲートが
内部ノードNFに接続されるnチャネルMOSトランジ
スタQ18と、内部ノードNFと接地ノードの間に接続
されかつそのゲートが内部ノードNFに接続されるnチ
ャネルMOSトランジスタQ19を含む。
ノードNDの間に接続されかつそのゲートが接地ノード
に接続されるpチャネルMOSトランジスタQ15と、
内部ノードNDと内部ノードNEの間に接続されそのゲ
ートに基準電圧Vrl0を受けるpチャネルMOSトラ
ンジスタQ16と、内部ノードNDと内部ノードNFの
間に接続されかつそのゲートが内部電圧線INVに接続
されるpチャネルMOSトランジスタQ17と、内部ノ
ードNEと接地ノードの間に接続されかつそのゲートが
内部ノードNFに接続されるnチャネルMOSトランジ
スタQ18と、内部ノードNFと接地ノードの間に接続
されかつそのゲートが内部ノードNFに接続されるnチ
ャネルMOSトランジスタQ19を含む。
【0027】この図17に示す比較器CMPPは、図1
3に示す比較器CMPと電圧極性およびトランジスタの
導電型を逆にしたものと等価である。基準電圧Vrl0
よりも内部電圧Vrlが高い場合には、MOSトランジ
スタQ17を介して流れる電流は、MOSトランジスタ
Q16を介して流れる電流よりも小さくなる。MOSト
ランジスタQ18およびQ19がカレントミラー回路を
構成しており、同じ大きさの電流がこれらのMOSトラ
ンジスタQ18およびQ19に流れる。したがって、比
較器CMPPからの出力信号がハイレベルとなり、電流
ドライブトランジスタNQのコンダクタンスが大きくな
り、内部電圧線INVから接地ノードへ電流を放電し、
内部電圧Vrlの電圧レベルを低下させる。一方、内部
電圧Vrlが基準電圧Vrl0よりも低い場合には、逆
に、比較器CMPPの出力信号がLレベルとなり、電流
ドライブトランジスタNQがオフ状態となる。
3に示す比較器CMPと電圧極性およびトランジスタの
導電型を逆にしたものと等価である。基準電圧Vrl0
よりも内部電圧Vrlが高い場合には、MOSトランジ
スタQ17を介して流れる電流は、MOSトランジスタ
Q16を介して流れる電流よりも小さくなる。MOSト
ランジスタQ18およびQ19がカレントミラー回路を
構成しており、同じ大きさの電流がこれらのMOSトラ
ンジスタQ18およびQ19に流れる。したがって、比
較器CMPPからの出力信号がハイレベルとなり、電流
ドライブトランジスタNQのコンダクタンスが大きくな
り、内部電圧線INVから接地ノードへ電流を放電し、
内部電圧Vrlの電圧レベルを低下させる。一方、内部
電圧Vrlが基準電圧Vrl0よりも低い場合には、逆
に、比較器CMPPの出力信号がLレベルとなり、電流
ドライブトランジスタNQがオフ状態となる。
【0028】この図17に示すVrl発生回路の構成に
おいては、内部電圧Vrlの変化に対する応答速度を考
慮しない場合、貫通電流Icbを小さくして、一方、電
流ドライブトランジスタNQのチャネル幅とチャネル長
の比を大きくしてその電流駆動力を大きくすることによ
り、直流的な電流供給能力を占有面積を増大させること
なく大きくすることができる。ただし、内部電圧Vrl
の許容変動値から、必要最小限の内部電圧Vrlに対す
る応答速度が要求されるため、貫通電流Icbにはある
程度の大きさが要求される。
おいては、内部電圧Vrlの変化に対する応答速度を考
慮しない場合、貫通電流Icbを小さくして、一方、電
流ドライブトランジスタNQのチャネル幅とチャネル長
の比を大きくしてその電流駆動力を大きくすることによ
り、直流的な電流供給能力を占有面積を増大させること
なく大きくすることができる。ただし、内部電圧Vrl
の許容変動値から、必要最小限の内部電圧Vrlに対す
る応答速度が要求されるため、貫通電流Icbにはある
程度の大きさが要求される。
【0029】この図17に示すVrl発生回路を利用す
ることにより、小占有面積で大きな電流供給能力を有す
る内部電圧Vrlを生成することができる。しかしなが
ら、比較器CMPPにおいては、pチャネルMOSトラ
ンジスタQ16およびQ17により基準電圧Vrl0と
内部電圧Vrlを比較している。MOSトランジスタQ
16およびQ17のソースはノードNDである。pチャ
ネルMOSトランジスタQ17の電流駆動力は、そのゲ
ート−ソース間電圧Vgsにより決定される。したがっ
て、このノードNDに伝達される外部電源電圧extV
ddが変動した場合、これらのMOSトランジスタQ1
6およびQ17を介して流れる電流は、これらMOSト
ランジスタQ16およびQ17のゲート−ソース間電圧
Vgsとしきい値電圧の差の自乗に比例して変化するた
め(MOSトランジスタQ16,Q17は飽和領域で動
作する)、内部電圧Vrlの電圧レベルを安定に基準電
圧Vrl0レベルに維持することができず、内部電圧V
rlの電圧レベルが、外部電源電圧extVddに従っ
て変化するという問題が生じる。
ることにより、小占有面積で大きな電流供給能力を有す
る内部電圧Vrlを生成することができる。しかしなが
ら、比較器CMPPにおいては、pチャネルMOSトラ
ンジスタQ16およびQ17により基準電圧Vrl0と
内部電圧Vrlを比較している。MOSトランジスタQ
16およびQ17のソースはノードNDである。pチャ
ネルMOSトランジスタQ17の電流駆動力は、そのゲ
ート−ソース間電圧Vgsにより決定される。したがっ
て、このノードNDに伝達される外部電源電圧extV
ddが変動した場合、これらのMOSトランジスタQ1
6およびQ17を介して流れる電流は、これらMOSト
ランジスタQ16およびQ17のゲート−ソース間電圧
Vgsとしきい値電圧の差の自乗に比例して変化するた
め(MOSトランジスタQ16,Q17は飽和領域で動
作する)、内部電圧Vrlの電圧レベルを安定に基準電
圧Vrl0レベルに維持することができず、内部電圧V
rlの電圧レベルが、外部電源電圧extVddに従っ
て変化するという問題が生じる。
【0030】上述の外部電源電圧extVddの電源ノ
イズの問題を解消するために、この内部電圧Vrlの消
費時にも安定状態にある別の内部電圧Vdd′を用いる
ことも考えられる。しかしながら、内部電圧Vdd′を
発生するための回路を別途内部電圧Vrlの安定動作の
ために専用に設ける必要があり、回路面積が増加する。
イズの問題を解消するために、この内部電圧Vrlの消
費時にも安定状態にある別の内部電圧Vdd′を用いる
ことも考えられる。しかしながら、内部電圧Vdd′を
発生するための回路を別途内部電圧Vrlの安定動作の
ために専用に設ける必要があり、回路面積が増加する。
【0031】それゆえ、この発明の目的は、占有面積を
増大させず、簡易な回路構成で安定に所望の電圧レベル
の内部電圧を発生することのできる半導体装置を提供す
ることである。
増大させず、簡易な回路構成で安定に所望の電圧レベル
の内部電圧を発生することのできる半導体装置を提供す
ることである。
【0032】この発明の他の目的は、低い電圧レベルの
内部電圧Vrlを内部で安定に発生することのできる半
導体装置を提供することである。
内部電圧Vrlを内部で安定に発生することのできる半
導体装置を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体装
置は、内部電圧線と、この内部電圧線に内部電圧を発生
するための内部電圧発生回路を備える。この内部電圧発
生回路は、基準電圧発生回路と、容量素子と、基準電圧
発生回路からの基準電圧と内部電圧線上の内部電圧との
差に応じて容量素子の充電電圧を変化させる差検出回路
と、容量素子の充電電圧に従って電源ノードと内部電圧
線との間に電流を流す電流ドライブ素子とを備える。
置は、内部電圧線と、この内部電圧線に内部電圧を発生
するための内部電圧発生回路を備える。この内部電圧発
生回路は、基準電圧発生回路と、容量素子と、基準電圧
発生回路からの基準電圧と内部電圧線上の内部電圧との
差に応じて容量素子の充電電圧を変化させる差検出回路
と、容量素子の充電電圧に従って電源ノードと内部電圧
線との間に電流を流す電流ドライブ素子とを備える。
【0034】請求項2に係る半導体装置は、請求項1の
差検出回路が、基準電圧と内部電圧との差に応じた電流
を流す絶縁ゲート型電界効果トランジスタを備える。
差検出回路が、基準電圧と内部電圧との差に応じた電流
を流す絶縁ゲート型電界効果トランジスタを備える。
【0035】請求項3に係る半導体装置は、請求項1の
内部電圧発生回路が、制御信号に応答して容量素子と差
検出回路とを切り離す電荷保持回路をさらに備える。
内部電圧発生回路が、制御信号に応答して容量素子と差
検出回路とを切り離す電荷保持回路をさらに備える。
【0036】請求項4に係る半導体装置は、請求項1の
内部電圧発生回路が、制御信号に応答して、容量素子と
電源ノードとを結合しかつ容量素子と差検出回路とを切
り離すプリチャージ回路をさらに備える。
内部電圧発生回路が、制御信号に応答して、容量素子と
電源ノードとを結合しかつ容量素子と差検出回路とを切
り離すプリチャージ回路をさらに備える。
【0037】請求項5に係る半導体装置は、請求項1の
内部電圧発生回路が、第1の制御信号の非活性化に応答
して差検出回路と容量素子とを切り離す電荷保持回路
と、第2の制御信号の活性化時、容量素子と電源ノード
とを結合しかつ容量素子と差検出回路とを切り離すプリ
チャージ回路をさらに備える。第2の制御信号の活性化
に応答して第1の制御信号が活性化されかつ第1の制御
信号が第2の制御信号が非活性化されて所定時間経過後
非活性化される。
内部電圧発生回路が、第1の制御信号の非活性化に応答
して差検出回路と容量素子とを切り離す電荷保持回路
と、第2の制御信号の活性化時、容量素子と電源ノード
とを結合しかつ容量素子と差検出回路とを切り離すプリ
チャージ回路をさらに備える。第2の制御信号の活性化
に応答して第1の制御信号が活性化されかつ第1の制御
信号が第2の制御信号が非活性化されて所定時間経過後
非活性化される。
【0038】請求項6に係る半導体装置は、請求項1の
内部電圧発生回路が、容量素子をプリチャージ指示信号
に応答して電源に結合するプリチャージ回路をさらに備
える。
内部電圧発生回路が、容量素子をプリチャージ指示信号
に応答して電源に結合するプリチャージ回路をさらに備
える。
【0039】請求項7に係る半導体装置は、請求項6の
装置が、さらに、プリチャージ指示信号の非活性化に応
答して容量素子を介して電流ドライブ素子の制御電極ノ
ードへワンショットのパルス信号を印加する回路をさら
に備える。
装置が、さらに、プリチャージ指示信号の非活性化に応
答して容量素子を介して電流ドライブ素子の制御電極ノ
ードへワンショットのパルス信号を印加する回路をさら
に備える。
【0040】請求項8に係る半導体装置は、請求項1の
装置が、さらに、活性化指示信号に応答して動作して内
部電圧を消費する内部回路と、差検出回路の電圧差検出
動作および容量素子の充電動作を制御するための制御信
号をこの活性化指示信号に従って発生する制御回路を備
える。
装置が、さらに、活性化指示信号に応答して動作して内
部電圧を消費する内部回路と、差検出回路の電圧差検出
動作および容量素子の充電動作を制御するための制御信
号をこの活性化指示信号に従って発生する制御回路を備
える。
【0041】請求項9に係る半導体装置は、請求項1の
装置が、さらに、繰返し与えられるクロック信号に従っ
て内部電圧発生回路の差検出動作および容量素子の充電
動作を制御するための制御信号を発生する制御回路をさ
らに備える。
装置が、さらに、繰返し与えられるクロック信号に従っ
て内部電圧発生回路の差検出動作および容量素子の充電
動作を制御するための制御信号を発生する制御回路をさ
らに備える。
【0042】請求項10に係る半導体装置は、請求項1
の装置において内部電圧発生回路が複数個設けられ、か
つ内部電圧線にこれら複数の内部電圧発生回路が並列に
結合される。複数の内部電圧発生回路は、互いに異なる
タイミングで動作して内部電圧を発生する。
の装置において内部電圧発生回路が複数個設けられ、か
つ内部電圧線にこれら複数の内部電圧発生回路が並列に
結合される。複数の内部電圧発生回路は、互いに異なる
タイミングで動作して内部電圧を発生する。
【0043】請求項11に係る半導体装置は、請求項1
0の装置が、さらに、複数の内部電圧発生回路へ、所定
の周期を有するクロック信号を位相シフトして動作サイ
クル規定信号として与える回路を備える。
0の装置が、さらに、複数の内部電圧発生回路へ、所定
の周期を有するクロック信号を位相シフトして動作サイ
クル規定信号として与える回路を備える。
【0044】基準電圧と内部電圧との差に従って容量素
子の充電電圧を変化させ、この充電電圧に従って電流ド
ライブ素子を駆動して内部電圧を生成している。すなわ
ち、内部電圧の微少な変化を、この容量素子の充電電荷
量の変化により増幅して、電流ドライブ素子を駆動す
る。したがって、内部電圧の変化に対し高速で応答して
電流ドライブ素子を介して内部電圧の変化を回復させる
ことができる。単に容量素子の充電/放電を利用するだ
けであり、簡易な回路構成で内部電圧の変化を検出する
ことができる。また、単に電流ドライブ素子の制御電極
ノードを駆動することが容量素子には要求されるだけで
あり、容量素子の占有面積を小さくすることができ、回
路占有面積を小さくすることができる。
子の充電電圧を変化させ、この充電電圧に従って電流ド
ライブ素子を駆動して内部電圧を生成している。すなわ
ち、内部電圧の微少な変化を、この容量素子の充電電荷
量の変化により増幅して、電流ドライブ素子を駆動す
る。したがって、内部電圧の変化に対し高速で応答して
電流ドライブ素子を介して内部電圧の変化を回復させる
ことができる。単に容量素子の充電/放電を利用するだ
けであり、簡易な回路構成で内部電圧の変化を検出する
ことができる。また、単に電流ドライブ素子の制御電極
ノードを駆動することが容量素子には要求されるだけで
あり、容量素子の占有面積を小さくすることができ、回
路占有面積を小さくすることができる。
【0045】また、基準電圧と内部電圧との差を容量素
子の充電電圧の変化として表現しているため、外部電源
電圧などの電源電圧の変動の影響を受けることなく電流
ドライブ素子を駆動することができる。
子の充電電圧の変化として表現しているため、外部電源
電圧などの電源電圧の変動の影響を受けることなく電流
ドライブ素子を駆動することができる。
【0046】また、電流ドライブ素子を利用することに
より、大きな電流駆動力で内部電圧を発生させることが
できる。
より、大きな電流駆動力で内部電圧を発生させることが
できる。
【0047】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1(A)は、
この発明の実施の形態1に従う内部電圧発生回路の構成
を示す図である。図1(A)において、内部電圧発生回
路1は、基準電圧Vrl0を発生する基準電圧発生回路
2と、この基準電圧発生回路2からの基準電圧Vrl0
を受けてレベルシフトして基準電圧Vrl0+Vthp
を生成するレベルシフト回路3と、レベルシフト回路3
からの基準電圧と内部電圧線4上の内部電圧Vrlの差
を検出し、その差に応じた電流を流すnチャネルMOS
トランジスタ5と、差検出用のMOSトランジスタ5に
より充電電圧が調整される容量素子6と、容量素子6を
所定電圧にプリチャージするプリチャージ回路7と、容
量素子6の充電電荷を保持するための電荷保持回路8
と、容量素子6の充電電圧Vpgに従って外部電源ノー
ドから内部電圧線4に電流を供給するpチャネルMOS
トランジスタ9を含む。
この発明の実施の形態1に従う内部電圧発生回路の構成
を示す図である。図1(A)において、内部電圧発生回
路1は、基準電圧Vrl0を発生する基準電圧発生回路
2と、この基準電圧発生回路2からの基準電圧Vrl0
を受けてレベルシフトして基準電圧Vrl0+Vthp
を生成するレベルシフト回路3と、レベルシフト回路3
からの基準電圧と内部電圧線4上の内部電圧Vrlの差
を検出し、その差に応じた電流を流すnチャネルMOS
トランジスタ5と、差検出用のMOSトランジスタ5に
より充電電圧が調整される容量素子6と、容量素子6を
所定電圧にプリチャージするプリチャージ回路7と、容
量素子6の充電電荷を保持するための電荷保持回路8
と、容量素子6の充電電圧Vpgに従って外部電源ノー
ドから内部電圧線4に電流を供給するpチャネルMOS
トランジスタ9を含む。
【0048】基準電圧発生回路2は、内部基準電圧Vd
d0を受けるノードと接地ノードの間に直列に接続され
る可変抵抗素子R1およびR2を含む。これらの可変抵
抗素子R1およびR2の接続ノードから基準電圧Vrl
0が出力される。可変抵抗素子R1およびR2は、たと
えばヒューズ素子を用いて抵抗値が調整可能であり、こ
の基準電圧Vrl0の電圧レベルを調整することがで
き、プロセスパラメータの変動などが生じても最適なレ
ベルの基準電圧Vrl0を生成することができる。
d0を受けるノードと接地ノードの間に直列に接続され
る可変抵抗素子R1およびR2を含む。これらの可変抵
抗素子R1およびR2の接続ノードから基準電圧Vrl
0が出力される。可変抵抗素子R1およびR2は、たと
えばヒューズ素子を用いて抵抗値が調整可能であり、こ
の基準電圧Vrl0の電圧レベルを調整することがで
き、プロセスパラメータの変動などが生じても最適なレ
ベルの基準電圧Vrl0を生成することができる。
【0049】レベルシフト回路3は、内部ノードと接地
ノードの間に直列に接続される抵抗素子R3およびpチ
ャネルMOSトランジスタ3pを含む。抵抗素子R3の
抵抗値は、pチャネルMOSトランジスタ3pのチャネ
ル抵抗(オン抵抗)よりも十分大きな値に設定されてい
る。したがって、このpチャネルMOSトランジスタ3
pはソースフォロワモードで動作し、そのソース−ゲー
ト間電圧をしきい値電圧の絶対値Vthpの電圧レベル
に維持する。抵抗素子R3の抵抗値は十分大きく、レベ
ルシフト回路3における消費電流は十分小さくすること
ができる。これは、レベルシフト回路3は、単に差検出
用のMOSトランジスタ5のゲート容量を充電すること
が要求されるだけであり、大きな電流供給能力は要求さ
れないためである。
ノードの間に直列に接続される抵抗素子R3およびpチ
ャネルMOSトランジスタ3pを含む。抵抗素子R3の
抵抗値は、pチャネルMOSトランジスタ3pのチャネ
ル抵抗(オン抵抗)よりも十分大きな値に設定されてい
る。したがって、このpチャネルMOSトランジスタ3
pはソースフォロワモードで動作し、そのソース−ゲー
ト間電圧をしきい値電圧の絶対値Vthpの電圧レベル
に維持する。抵抗素子R3の抵抗値は十分大きく、レベ
ルシフト回路3における消費電流は十分小さくすること
ができる。これは、レベルシフト回路3は、単に差検出
用のMOSトランジスタ5のゲート容量を充電すること
が要求されるだけであり、大きな電流供給能力は要求さ
れないためである。
【0050】また、同様に、基準電圧発生回路2におい
ても、このMOSトランジスタ3pのゲート容量を充電
した後には、電流は消費しない。したがって、抵抗素子
R1およびR2の抵抗値は十分大きくすることができ、
消費電流を低減することができる。
ても、このMOSトランジスタ3pのゲート容量を充電
した後には、電流は消費しない。したがって、抵抗素子
R1およびR2の抵抗値は十分大きくすることができ、
消費電流を低減することができる。
【0051】MOSトランジスタ5は、そのゲートがレ
ベルシフト回路3の出力ノードに接続され、そのソース
が内部電圧線4に接続される。したがって、このレベル
シフト回路3の出力電圧と内部電圧線4上の電圧Vrl
の差がしきい値電圧Vthn以上となると導通して、電
流を流す。MOSトランジスタ5のゲートには、このM
OSトランジスタ5のゲート電圧を安定化するための安
定化容量10が設けられる。
ベルシフト回路3の出力ノードに接続され、そのソース
が内部電圧線4に接続される。したがって、このレベル
シフト回路3の出力電圧と内部電圧線4上の電圧Vrl
の差がしきい値電圧Vthn以上となると導通して、電
流を流す。MOSトランジスタ5のゲートには、このM
OSトランジスタ5のゲート電圧を安定化するための安
定化容量10が設けられる。
【0052】プリチャージ回路7は、外部電源電圧ex
tVddを受ける外部電源ノードとノード7dの間に直
列に接続されるpチャネルMOSトランジスタ7aおよ
び7bと、ノード7dとMOSトランジスタ5の間に接
続されるnチャネルMOSトランジスタ7cを含む。M
OSトランジスタ7aおよび7cは、それぞれのゲート
にプリチャージ指示信号ZPREを受ける。pチャネル
MOSトランジスタ7bは、そのゲートおよびドレイン
がノード7dに接続され、ダイオードモードで動作し、
しきい値電圧の絶対値分の電圧降下を生じさせる。
tVddを受ける外部電源ノードとノード7dの間に直
列に接続されるpチャネルMOSトランジスタ7aおよ
び7bと、ノード7dとMOSトランジスタ5の間に接
続されるnチャネルMOSトランジスタ7cを含む。M
OSトランジスタ7aおよび7cは、それぞれのゲート
にプリチャージ指示信号ZPREを受ける。pチャネル
MOSトランジスタ7bは、そのゲートおよびドレイン
がノード7dに接続され、ダイオードモードで動作し、
しきい値電圧の絶対値分の電圧降下を生じさせる。
【0053】電荷保持回路8は、電荷転送指示信号CT
を反転するインバータ8aと、電荷転送指示信号CTお
よびインバータ8aの出力信号に従って導通し、ノード
11とノード7dとを選択的に接続するトランスミッシ
ョンゲート8bを含む。トランスミッションゲート8b
が非導通状態となると、容量素子6が、プリチャージ回
路7およびMOSトランジスタ5から分離され、容量素
子6の充放電経路が遮断され、容量素子6の充電電荷が
保持される。
を反転するインバータ8aと、電荷転送指示信号CTお
よびインバータ8aの出力信号に従って導通し、ノード
11とノード7dとを選択的に接続するトランスミッシ
ョンゲート8bを含む。トランスミッションゲート8b
が非導通状態となると、容量素子6が、プリチャージ回
路7およびMOSトランジスタ5から分離され、容量素
子6の充放電経路が遮断され、容量素子6の充電電荷が
保持される。
【0054】内部電圧発生回路1は、さらに、外部電源
ノードとノード11の間に接続されるpチャネルMOS
トランジスタ12aおよび12bを含む。MOSトラン
ジスタ12aはゲートに活性化指示信号ACTを受け、
MOSトランジスタ12bはゲートがノード11に接続
され、ダイオードモードで動作する。この活性化指示信
号ACTは、内部電圧線4上の内部電圧Vrlを消費す
る内部回路15の動作を活性化する信号である。内部回
路15は、活性化指示信号ACTがHレベルの活性状態
となると動作して、内部電圧Vrlを消費する。
ノードとノード11の間に接続されるpチャネルMOS
トランジスタ12aおよび12bを含む。MOSトラン
ジスタ12aはゲートに活性化指示信号ACTを受け、
MOSトランジスタ12bはゲートがノード11に接続
され、ダイオードモードで動作する。この活性化指示信
号ACTは、内部電圧線4上の内部電圧Vrlを消費す
る内部回路15の動作を活性化する信号である。内部回
路15は、活性化指示信号ACTがHレベルの活性状態
となると動作して、内部電圧Vrlを消費する。
【0055】内部電圧線4には、また、内部電圧Vrl
を安定化するための安定化容量16が接続される。外部
電源電圧extVddは、たとえば2.5Vである。内
部基準電圧Vdd0はたとえば2.0Vであり、外部電
源電圧extVddに依存しない一定電圧である。基準
電圧Vrl0は、たとえば0.5Vであり、しきい値電
圧VthpおよびVthnはたとえば0.6Vである。
次に、この図1(A)に示す内部電圧発生回路の動作
を、図1(B)に示す動作波形を参照して説明する。
を安定化するための安定化容量16が接続される。外部
電源電圧extVddは、たとえば2.5Vである。内
部基準電圧Vdd0はたとえば2.0Vであり、外部電
源電圧extVddに依存しない一定電圧である。基準
電圧Vrl0は、たとえば0.5Vであり、しきい値電
圧VthpおよびVthnはたとえば0.6Vである。
次に、この図1(A)に示す内部電圧発生回路の動作
を、図1(B)に示す動作波形を参照して説明する。
【0056】時刻T0以前においては、活性化指示信号
ACTはLレベルの非活性状態にあり、内部回路15は
動作していない。この状態においては、MOSトランジ
スタ12aがオン状態となり、ノード11は、extV
dd−Vthpの電圧レベルにプリチャージされる。ノ
ード11上の電圧Vpgにより、MOSトランジスタ9
が、そのゲート−ソース間電圧がそのしきい値電圧に等
しく、ほぼオフ状態を維持する。pチャネルMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧はすべて等しいとする。内部電
圧Vrlよりも低い電圧(たとえば接地電圧GND)を
与えるノードと内部電圧線4との間のリークパスによ
り、内部電圧Vrlが徐々に低下する。
ACTはLレベルの非活性状態にあり、内部回路15は
動作していない。この状態においては、MOSトランジ
スタ12aがオン状態となり、ノード11は、extV
dd−Vthpの電圧レベルにプリチャージされる。ノ
ード11上の電圧Vpgにより、MOSトランジスタ9
が、そのゲート−ソース間電圧がそのしきい値電圧に等
しく、ほぼオフ状態を維持する。pチャネルMOSトラ
ンジスタのしきい値電圧はすべて等しいとする。内部電
圧Vrlよりも低い電圧(たとえば接地電圧GND)を
与えるノードと内部電圧線4との間のリークパスによ
り、内部電圧Vrlが徐々に低下する。
【0057】また、活性化指示信号ACTの非活性状態
のとき、プリチャージ指示信号ZPREがLレベルの活
性状態にあり、プリチャージ回路7において、MOSト
ランジスタ7aがオン状態、MOSトランジスタ7cが
オフ状態となり、ノード7dが、電圧extVdd−V
thpの電圧レベルにプリチャージされる。また電荷転
送指示信号CTがHレベルであり、トランスミッション
ゲート8bが導通し、ノード11は、プリチャージ回路
7により、また電圧extVdd−Vthpの電圧レベ
ルにプリチャージされる。これらの信号ZPREおよび
CTは、後にそれらの発生方法は詳細に説明するが、活
性化指示信号ACTの活性化に従って周期的に発生され
る。
のとき、プリチャージ指示信号ZPREがLレベルの活
性状態にあり、プリチャージ回路7において、MOSト
ランジスタ7aがオン状態、MOSトランジスタ7cが
オフ状態となり、ノード7dが、電圧extVdd−V
thpの電圧レベルにプリチャージされる。また電荷転
送指示信号CTがHレベルであり、トランスミッション
ゲート8bが導通し、ノード11は、プリチャージ回路
7により、また電圧extVdd−Vthpの電圧レベ
ルにプリチャージされる。これらの信号ZPREおよび
CTは、後にそれらの発生方法は詳細に説明するが、活
性化指示信号ACTの活性化に従って周期的に発生され
る。
【0058】時刻T0において活性化指示信号ACTが
Hレベルの活性状態へ駆動され、内部回路15が動作
し、内部電圧Vrlを消費する。これにより、内部電圧
Vrlの電圧レベルがさらに低下する。MOSトランジ
スタ12aは、活性化指示信号ACTの活性化に応答し
てオフ状態となる。
Hレベルの活性状態へ駆動され、内部回路15が動作
し、内部電圧Vrlを消費する。これにより、内部電圧
Vrlの電圧レベルがさらに低下する。MOSトランジ
スタ12aは、活性化指示信号ACTの活性化に応答し
てオフ状態となる。
【0059】時刻T1においてプリチャージ指示信号Z
PREがHレベルに立上がり、MOSトランジスタ7a
がオフ状態、MOSトランジスタ7cがオン状態とな
り、プリチャージ回路7による容量素子6のプリチャー
ジ動作が完了する。MOSトランジスタ12aはオフ状
態にあるため、ノード11は、外部電源ノードから切り
離される。
PREがHレベルに立上がり、MOSトランジスタ7a
がオフ状態、MOSトランジスタ7cがオン状態とな
り、プリチャージ回路7による容量素子6のプリチャー
ジ動作が完了する。MOSトランジスタ12aはオフ状
態にあるため、ノード11は、外部電源ノードから切り
離される。
【0060】一方、MOSトランジスタ5が、容量素子
6にMOSトランジスタ7cおよびトランスミッション
ゲート8bを介して結合される。MOSトランジスタ5
は、そのゲートに電圧Vrl0+Vthpを受け、その
ソースに内部電圧Vrlを受ける。したがって、MOS
トランジスタ5は、次式(1)の条件が満たされるとき
にオン状態となり、容量素子6から内部電圧線4へ電流
を供給する。
6にMOSトランジスタ7cおよびトランスミッション
ゲート8bを介して結合される。MOSトランジスタ5
は、そのゲートに電圧Vrl0+Vthpを受け、その
ソースに内部電圧Vrlを受ける。したがって、MOS
トランジスタ5は、次式(1)の条件が満たされるとき
にオン状態となり、容量素子6から内部電圧線4へ電流
を供給する。
【0061】 Vrl0+Vthp>Vrl+Vthn …(1) しきい値電圧VthpおよびVthnがともに等しけれ
ば、内部電圧Vrlは、基準電圧Vrl0と等しくなる
ようにその電圧レベルが制御される。しきい値電圧の絶
対値Vthpは、以下、単にしきい値電圧と称す。これ
らのしきい値電圧VthpおよびVthnが等しくない
場合には、基準電圧Vrl0の電圧レベルを、抵抗素子
R1およびR2の抵抗値のトリミングにより適切に設定
すればよい。したがって、しきい値電圧の絶対値Vth
pおよびVthnが等しいかまたは等しくないかは、本
質的な問題ではない。以下では説明を簡単にするため
に、Vthp=Vthnが成立すると仮定する。
ば、内部電圧Vrlは、基準電圧Vrl0と等しくなる
ようにその電圧レベルが制御される。しきい値電圧の絶
対値Vthpは、以下、単にしきい値電圧と称す。これ
らのしきい値電圧VthpおよびVthnが等しくない
場合には、基準電圧Vrl0の電圧レベルを、抵抗素子
R1およびR2の抵抗値のトリミングにより適切に設定
すればよい。したがって、しきい値電圧の絶対値Vth
pおよびVthnが等しいかまたは等しくないかは、本
質的な問題ではない。以下では説明を簡単にするため
に、Vthp=Vthnが成立すると仮定する。
【0062】MOSトランジスタ5を介して容量素子6
の充電電荷が内部電圧線4に放電される。すなわち、ノ
ード3a上の電圧と内部電圧線4上の内部電圧Vrlと
の差に応じた電流をMOSトランジスタ5が放電し、こ
の放電電流により容量素子6の充電電圧Vpgが変化す
る。容量素子6の容量値Cpgは、安定化容量16の容
量値Cdlよりも十分小さく、MOSトランジスタ5に
よる放電電流により、容量素子6の充電電圧Vpgが大
きく変化する。
の充電電荷が内部電圧線4に放電される。すなわち、ノ
ード3a上の電圧と内部電圧線4上の内部電圧Vrlと
の差に応じた電流をMOSトランジスタ5が放電し、こ
の放電電流により容量素子6の充電電圧Vpgが変化す
る。容量素子6の容量値Cpgは、安定化容量16の容
量値Cdlよりも十分小さく、MOSトランジスタ5に
よる放電電流により、容量素子6の充電電圧Vpgが大
きく変化する。
【0063】時刻T2において、電荷転送指示信号CT
がLレベルに低下し、トランスミッションゲート8bが
非導通状態となる。時刻T2およびT1の間の時間T′
の間にMOSトランジスタ5を介して内部電圧線4上に
流れ込む全電荷Qpgは、次式で表わされる。
がLレベルに低下し、トランスミッションゲート8bが
非導通状態となる。時刻T2およびT1の間の時間T′
の間にMOSトランジスタ5を介して内部電圧線4上に
流れ込む全電荷Qpgは、次式で表わされる。
【0064】Qpg=∫Ipg・dT ただし積分期間Tは、T1<T<T′≦T2である。
【0065】時刻T′におけるノード11上の電圧Vp
gの電圧レベルが次式(2)で与えられる。
gの電圧レベルが次式(2)で与えられる。
【0066】 Vpg=extVdd−Vthp−Qpg/(Cpg+Cg) …(2) ただし、Cgは、ドライブ用のMOSトランジスタ9が
オン状態となりチャネルが形成されたときのMOSトラ
ンジスタのゲート容量を示す。MOSトランジスタ9が
オン状態となるのは、ゲート−ソース間電圧Vgsがし
きい値電圧と等しくなったときである。すなわち、次式
(3)が満たされたときに、MOSトランジスタがオン
状態となる。
オン状態となりチャネルが形成されたときのMOSトラ
ンジスタのゲート容量を示す。MOSトランジスタ9が
オン状態となるのは、ゲート−ソース間電圧Vgsがし
きい値電圧と等しくなったときである。すなわち、次式
(3)が満たされたときに、MOSトランジスタがオン
状態となる。
【0067】 Vpg<extVdd−Vthp …(3) 上式(2)および(3)から、MOSトランジスタ5を
介して放電が生じると、即座にドライブ用のMOSトラ
ンジスタ9がオン状態となり、外部電源ノードから内部
電圧線4に電流を供給することが理解される。
介して放電が生じると、即座にドライブ用のMOSトラ
ンジスタ9がオン状態となり、外部電源ノードから内部
電圧線4に電流を供給することが理解される。
【0068】また、上式(2)により、ノード11の容
量値(Cpg+Cg)が小さいほど、放電電荷量Qpg
が微少であっても、ノード11の電圧Vpgが大きく変
化することがわかる。すなわち、内部電圧Vrlが基準
電圧Vrl0から僅かにずれても、MOSトランジスタ
5を介しての放電電流により、ノード11の電圧Vpg
が大きく変化し、ドライブ用のMOSトランジスタ9を
介して急速に外部電源ノードから内部電圧線4に電流が
流れ込み、内部電圧Vrlの電圧レベルが上昇する。
量値(Cpg+Cg)が小さいほど、放電電荷量Qpg
が微少であっても、ノード11の電圧Vpgが大きく変
化することがわかる。すなわち、内部電圧Vrlが基準
電圧Vrl0から僅かにずれても、MOSトランジスタ
5を介しての放電電流により、ノード11の電圧Vpg
が大きく変化し、ドライブ用のMOSトランジスタ9を
介して急速に外部電源ノードから内部電圧線4に電流が
流れ込み、内部電圧Vrlの電圧レベルが上昇する。
【0069】時刻T2において、電荷転送指示信号CT
がLレベルの非活性状態となり、トランスミッションゲ
ート8bが非導通状態となり、容量素子6とMOSトラ
ンジスタ5とが切り離され、ノード11上の電圧Vpg
は、この時刻T2における電圧レベルに保持される。こ
の状態において、ドライブMOSトランジスタ9が一定
の電流を内部電圧線4へ供給する。このノード11の電
圧Vpgを一定に保持する動作は、以下の理由のために
行なわれる。
がLレベルの非活性状態となり、トランスミッションゲ
ート8bが非導通状態となり、容量素子6とMOSトラ
ンジスタ5とが切り離され、ノード11上の電圧Vpg
は、この時刻T2における電圧レベルに保持される。こ
の状態において、ドライブMOSトランジスタ9が一定
の電流を内部電圧線4へ供給する。このノード11の電
圧Vpgを一定に保持する動作は、以下の理由のために
行なわれる。
【0070】電荷転送指示信号CTをHレベルの活性状
態に維持した場合、内部電圧Vrlの電圧レベルが上昇
し始めても、上式(1)が成立する限り、ノード11の
電圧Vpgの電圧レベルは低下し続ける。このため、ド
ライブ用のMOSトランジスタ9の電流供給能力がどん
どん大きくなり、必要以上に電流が内部電圧線4に供給
され、内部電圧Vrlがオーバーシュートし、所定の電
圧レベルよりも高くなり、内部回路15の安定動作を保
証することができなくなる。このオーバーシュートを防
止するため、時刻T2において電荷転送指示信号CTを
非活性状態として、ノード11の電圧Vpgを一定電圧
レベルに保持して、ドライブ用のMOSトランジスタ9
の電流供給能力を一定に維持する。
態に維持した場合、内部電圧Vrlの電圧レベルが上昇
し始めても、上式(1)が成立する限り、ノード11の
電圧Vpgの電圧レベルは低下し続ける。このため、ド
ライブ用のMOSトランジスタ9の電流供給能力がどん
どん大きくなり、必要以上に電流が内部電圧線4に供給
され、内部電圧Vrlがオーバーシュートし、所定の電
圧レベルよりも高くなり、内部回路15の安定動作を保
証することができなくなる。このオーバーシュートを防
止するため、時刻T2において電荷転送指示信号CTを
非活性状態として、ノード11の電圧Vpgを一定電圧
レベルに保持して、ドライブ用のMOSトランジスタ9
の電流供給能力を一定に維持する。
【0071】時刻T3において、プリチャージ指示信号
ZPREが活性状態となり、また電荷転送指示信号CT
が活性状態となり、MOSトランジスタ5と容量素子6
とが切り離され、ノード11がプリチャージ回路7によ
り再びextVdd−Vthpの電圧レベルにプリチャ
ージされ、次の電圧差検出動作に備える。
ZPREが活性状態となり、また電荷転送指示信号CT
が活性状態となり、MOSトランジスタ5と容量素子6
とが切り離され、ノード11がプリチャージ回路7によ
り再びextVdd−Vthpの電圧レベルにプリチャ
ージされ、次の電圧差検出動作に備える。
【0072】上述のノード11の電圧Vpgのプリチャ
ージ動作、電圧差検出動作、および電圧保持動作が、活
性化指示信号ACTが活性状態の間繰返し行なわれる。
これらの動作により、内部電圧Vrlが、基準電圧Vr
l0に等しくなるように制御される。
ージ動作、電圧差検出動作、および電圧保持動作が、活
性化指示信号ACTが活性状態の間繰返し行なわれる。
これらの動作により、内部電圧Vrlが、基準電圧Vr
l0に等しくなるように制御される。
【0073】この内部電圧発生回路において1サイクル
(プリチャージ、電圧差検出および電荷保持のサイク
ル)において消費される電流Icは、内部電圧Vrlの
電圧レベルにより異なる。内部電圧Vrlが基準電圧V
rl0よりも高い場合には、MOSトランジスタ5はオ
フ状態を維持するため、消費電流Icは、プリチャージ
指示信号ZPREおよび電荷転送指示信号CTをゲート
に受けるMOSトランジスタのゲート容量の充放電電流
である。全ゲート容量をCgaとし、動作サイクルの周
期をTcとすると、消費電流Icは次式で表わされる。
(プリチャージ、電圧差検出および電荷保持のサイク
ル)において消費される電流Icは、内部電圧Vrlの
電圧レベルにより異なる。内部電圧Vrlが基準電圧V
rl0よりも高い場合には、MOSトランジスタ5はオ
フ状態を維持するため、消費電流Icは、プリチャージ
指示信号ZPREおよび電荷転送指示信号CTをゲート
に受けるMOSトランジスタのゲート容量の充放電電流
である。全ゲート容量をCgaとし、動作サイクルの周
期をTcとすると、消費電流Icは次式で表わされる。
【0074】 Ic=Cga・extVdd/Tc …(4) ここで、制御信号ZPREおよびCTは、外部電源電圧
extVddと接地電圧の間で変化する。上式(4)に
見られるように、全ゲート容量Cgaは、十分小さいた
め、消費電流Icも非常に小さい値である。
extVddと接地電圧の間で変化する。上式(4)に
見られるように、全ゲート容量Cgaは、十分小さいた
め、消費電流Icも非常に小さい値である。
【0075】また内部電圧Vrlが基準電圧Vrl0よ
りも低い場合には、MOSトランジスタ5を介しての容
量素子6の放電動作により、ノード11の電圧Vpgが
低下するため、このノード11をプリチャージするため
に電流が消費される。ノード11の電圧Vpgは、最大
内部電圧Vrlまで低下するため、消費電流Icは、次
式で表わされる。
りも低い場合には、MOSトランジスタ5を介しての容
量素子6の放電動作により、ノード11の電圧Vpgが
低下するため、このノード11をプリチャージするため
に電流が消費される。ノード11の電圧Vpgは、最大
内部電圧Vrlまで低下するため、消費電流Icは、次
式で表わされる。
【0076】 Ic=(Cga・extVdd)/Tc +(Cpg+Cg)・(extVdd−Vthp−Vrl)/Tc =Cga・extVdd/Tc+Ipg(av.) …(5) ただし、Ipg(av.)は、時間T1<T<T2にお
ける放電電流Ipgの平均値を示す。
ける放電電流Ipgの平均値を示す。
【0077】図17に示す比較器を用いる内部電圧発生
回路の場合、この図1(A)に示す内部電圧発生回路と
同じ応答速度を持つためには、比較器CMPPの貫通電
流Icbが、次式を満たす必要がある。
回路の場合、この図1(A)に示す内部電圧発生回路と
同じ応答速度を持つためには、比較器CMPPの貫通電
流Icbが、次式を満たす必要がある。
【0078】Icb=k・Ipg(av.) k>1 すなわち、図17に示す比較器CMPPの場合、MOS
トランジスタQ16およびQ17を介して電流を流す必
要があり、一方、図1(A)に示す内部電圧発生回路の
場合、放電経路は、MOSトランジスタ5だけであり、
したがって、係数kは1よりも大きくなる。したがっ
て、この図17に示す従来の内部電圧発生回路の構成に
比べて、図1(A)に示す内部電圧発生回路は消費電流
をより小さくすることができる。特に、内部電圧Vrl
が基準電圧Vrl0よりも高い状態では、消費電流はほ
ぼ0となるため、消費電流を低減することができる。
トランジスタQ16およびQ17を介して電流を流す必
要があり、一方、図1(A)に示す内部電圧発生回路の
場合、放電経路は、MOSトランジスタ5だけであり、
したがって、係数kは1よりも大きくなる。したがっ
て、この図17に示す従来の内部電圧発生回路の構成に
比べて、図1(A)に示す内部電圧発生回路は消費電流
をより小さくすることができる。特に、内部電圧Vrl
が基準電圧Vrl0よりも高い状態では、消費電流はほ
ぼ0となるため、消費電流を低減することができる。
【0079】以上のように、この発明の実施の形態1に
従う内部電圧発生回路においては、内部電圧の微少な電
圧変化をある時間内のプリチャージされた容量の電荷変
化量として検知し、この容量の電荷変化量を電圧変化に
増幅し、この容量の電圧変化に従ってドライブトランジ
スタを制御して内部電圧変化を打ち消している。したが
って、基準電圧からの内部電圧の微少な電圧差をより大
きな電圧変化に容量素子を用いて変換することにより、
高速で内部電圧の変化を補償することができ、かつ消費
電流をも抑制することができる。
従う内部電圧発生回路においては、内部電圧の微少な電
圧変化をある時間内のプリチャージされた容量の電荷変
化量として検知し、この容量の電荷変化量を電圧変化に
増幅し、この容量の電圧変化に従ってドライブトランジ
スタを制御して内部電圧変化を打ち消している。したが
って、基準電圧からの内部電圧の微少な電圧差をより大
きな電圧変化に容量素子を用いて変換することにより、
高速で内部電圧の変化を補償することができ、かつ消費
電流をも抑制することができる。
【0080】図2(A)は、図1(A)に示す制御信号
を発生する回路の構成を示す図である。図2(A)にお
いて、制御信号発生回路は、活性化指示信号ACTに応
答して活性化されて所定の周期を有する内部クロック信
号CLKIを発生する内部クロック発生回路20と、こ
の内部クロック発生回路20からの内部クロック信号C
LKIと活性化指示信号ACTとに従ってプリチャージ
指示信号ZPREおよび電荷転送指示信号CTを発生す
る駆動信号発生回路30を含む。
を発生する回路の構成を示す図である。図2(A)にお
いて、制御信号発生回路は、活性化指示信号ACTに応
答して活性化されて所定の周期を有する内部クロック信
号CLKIを発生する内部クロック発生回路20と、こ
の内部クロック発生回路20からの内部クロック信号C
LKIと活性化指示信号ACTとに従ってプリチャージ
指示信号ZPREおよび電荷転送指示信号CTを発生す
る駆動信号発生回路30を含む。
【0081】内部クロック発生回路20は、縦続接続さ
れる遅延回路21a−21cと、遅延回路21a−21
cの出力部にそれぞれ設けられるヒューズ素子22a−
22cと、活性化指示信号ACTとヒューズ素子22a
−22cのいずれかからの信号とを受けるNAND回路
23と、NAND回路23の出力信号を反転して内部ク
ロック信号CLKIを生成するインバータ24を含む。
NAND回路23の出力信号は遅延回路21aへも与え
られる。
れる遅延回路21a−21cと、遅延回路21a−21
cの出力部にそれぞれ設けられるヒューズ素子22a−
22cと、活性化指示信号ACTとヒューズ素子22a
−22cのいずれかからの信号とを受けるNAND回路
23と、NAND回路23の出力信号を反転して内部ク
ロック信号CLKIを生成するインバータ24を含む。
NAND回路23の出力信号は遅延回路21aへも与え
られる。
【0082】内部クロック信号CLKIが、この内部電
圧発生回路の動作サイクルを規定する。内部電圧Vrl
が、図14(A)および(B)に示すように、MOSト
ランジスタのゲートへ与えられる場合、この内部電圧V
rlの電圧レベルの低下は、リーク電流により生じるだ
けである。この場合、内部電圧発生回路は、大きな電流
駆動力は要求されず、また高速の応答特性も要求されな
い。したがって、この場合、内部電圧発生動作サイクル
Tcを長く設定する。
圧発生回路の動作サイクルを規定する。内部電圧Vrl
が、図14(A)および(B)に示すように、MOSト
ランジスタのゲートへ与えられる場合、この内部電圧V
rlの電圧レベルの低下は、リーク電流により生じるだ
けである。この場合、内部電圧発生回路は、大きな電流
駆動力は要求されず、また高速の応答特性も要求されな
い。したがって、この場合、内部電圧発生動作サイクル
Tcを長く設定する。
【0083】一方、図15(A)および(B)に示すよ
うに、内部電圧Vrlが、内部回路の動作により、定常
的に消費される場合、この内部回路の動作に応じて動作
サイクルTcを設定する必要がある。遅延回路21a−
21cとヒューズ素子22a−22cとにより、内部ク
ロック信号CLKIの周期をプログラムする。NAND
回路23および遅延回路21a−21cにより、活性化
指示信号ACTの活性化時リングオシレータが構成され
て、プログラムされた遅延回路21a−21cの遅延時
間とNAND回路23の有する遅延時間とにより内部ク
ロック信号CLKIの周期が設定される。遅延回路21
a−21cからなる遅延段の遅延時間を、ヒューズ素子
22a−22cによりプログラムすることにより、この
遅延段の有する遅延時間は、NAND回路23の遅延時
間を無視すると、動作サイクルの周期Tcの1/2とな
る。これにより、適用用途に応じて内部電圧発生動作周
期を設定することができる。
うに、内部電圧Vrlが、内部回路の動作により、定常
的に消費される場合、この内部回路の動作に応じて動作
サイクルTcを設定する必要がある。遅延回路21a−
21cとヒューズ素子22a−22cとにより、内部ク
ロック信号CLKIの周期をプログラムする。NAND
回路23および遅延回路21a−21cにより、活性化
指示信号ACTの活性化時リングオシレータが構成され
て、プログラムされた遅延回路21a−21cの遅延時
間とNAND回路23の有する遅延時間とにより内部ク
ロック信号CLKIの周期が設定される。遅延回路21
a−21cからなる遅延段の遅延時間を、ヒューズ素子
22a−22cによりプログラムすることにより、この
遅延段の有する遅延時間は、NAND回路23の遅延時
間を無視すると、動作サイクルの周期Tcの1/2とな
る。これにより、適用用途に応じて内部電圧発生動作周
期を設定することができる。
【0084】駆動信号発生回路30は、内部クロック信
号CLKIを時間D1遅延する遅延回路31aと、遅延
回路31aの出力信号を反転するインバータ32aと、
内部クロック信号CLKIとインバータ32aの出力信
号を受けるNAND回路33aと、NAND回路33a
の出力信号と活性化指示信号ACTを受けるNAND回
路33cと、NAND回路33cの出力信号を反転して
プリチャージ指示信号ZPREを出力するインバータ3
2cを含む。このプリチャージ指示信号ZPREは、内
部クロック信号CLKIの立上がりに応答して遅延回路
31aが有する遅延時間D1の間Lレベルとなる。
号CLKIを時間D1遅延する遅延回路31aと、遅延
回路31aの出力信号を反転するインバータ32aと、
内部クロック信号CLKIとインバータ32aの出力信
号を受けるNAND回路33aと、NAND回路33a
の出力信号と活性化指示信号ACTを受けるNAND回
路33cと、NAND回路33cの出力信号を反転して
プリチャージ指示信号ZPREを出力するインバータ3
2cを含む。このプリチャージ指示信号ZPREは、内
部クロック信号CLKIの立上がりに応答して遅延回路
31aが有する遅延時間D1の間Lレベルとなる。
【0085】駆動信号発生回路30は、さらに、インバ
ータ32aの出力信号を時間D2遅延する遅延回路31
bと、遅延回路31bの出力信号を時間D3遅延する遅
延回路31cと、遅延回路31cの出力信号を反転する
インバータ32bと、遅延回路31bの出力信号とイン
バータ32bの出力信号とを受けるNAND回路33b
と、NAND回路33bの出力信号ZOSがLレベルの
ときにセットされかつプリチャージ指示信号ZPREが
Lレベルのときにリセットされるフリップフロップ34
と、フリップフロップ34の出力信号と活性化指示信号
ACTとを受けて電荷転送指示信号CTを出力するNA
ND回路33dを含む。
ータ32aの出力信号を時間D2遅延する遅延回路31
bと、遅延回路31bの出力信号を時間D3遅延する遅
延回路31cと、遅延回路31cの出力信号を反転する
インバータ32bと、遅延回路31bの出力信号とイン
バータ32bの出力信号とを受けるNAND回路33b
と、NAND回路33bの出力信号ZOSがLレベルの
ときにセットされかつプリチャージ指示信号ZPREが
Lレベルのときにリセットされるフリップフロップ34
と、フリップフロップ34の出力信号と活性化指示信号
ACTとを受けて電荷転送指示信号CTを出力するNA
ND回路33dを含む。
【0086】電荷転送指示信号CTは、活性化指示信号
ACTの活性化時、NAND回路33bの出力信号ZO
Sの立下がりに応答してLレベルとなり、かつプリチャ
ージ指示信号ZPREの活性化に応答してHレベルとな
る。次に、この図2(A)に示す制御信号発生回路の動
作を、図2(B)に示す動作波形を参照して説明する。
ACTの活性化時、NAND回路33bの出力信号ZO
Sの立下がりに応答してLレベルとなり、かつプリチャ
ージ指示信号ZPREの活性化に応答してHレベルとな
る。次に、この図2(A)に示す制御信号発生回路の動
作を、図2(B)に示す動作波形を参照して説明する。
【0087】時刻T0以前において活性化指示信号AC
TはLレベルの非活性状態にある。この状態において
は、内部クロック発生回路20のNAND回路23の出
力信号がHレベルに固定され、インバータ24からの出
力される内部クロック信号CLKIはLレベルに固定さ
れる。
TはLレベルの非活性状態にある。この状態において
は、内部クロック発生回路20のNAND回路23の出
力信号がHレベルに固定され、インバータ24からの出
力される内部クロック信号CLKIはLレベルに固定さ
れる。
【0088】時刻T0において活性化指示信号ACTが
活性状態のHレベルに駆動される。この活性化指示信号
ACTの活性化に応答して、内部クロック発生回路20
において、NAND回路23の出力信号がLレベルに立
下がり、インバータ24からの内部クロック信号CLK
IがHレベルに立上がる。この活性化指示信号ACTが
活性状態の間、NAND回路23がインバータとして動
作し、遅延回路21a−21cおよびヒューズ素子22
a−22cとでリングオシレータを構成し、ヒューズ素
子22a−22cよりプログラムされた周期で内部クロ
ック信号CLKIが発生される。
活性状態のHレベルに駆動される。この活性化指示信号
ACTの活性化に応答して、内部クロック発生回路20
において、NAND回路23の出力信号がLレベルに立
下がり、インバータ24からの内部クロック信号CLK
IがHレベルに立上がる。この活性化指示信号ACTが
活性状態の間、NAND回路23がインバータとして動
作し、遅延回路21a−21cおよびヒューズ素子22
a−22cとでリングオシレータを構成し、ヒューズ素
子22a−22cよりプログラムされた周期で内部クロ
ック信号CLKIが発生される。
【0089】時刻taにおいて、内部クロック信号CL
KIがHレベルに立上がると、NAND回路33aの出
力信号がLレベルに立下がり、NAND回路33cおよ
びインバータ32cからのプリチャージ指示信号ZPR
Eが応じてLレベルに立下がる。遅延回路31aが有す
る遅延時間D1が経過すると、インバータ32aの出力
信号がLレベルとなり、NAND回路33aの出力信号
がHレベルとなり、応じてNAND回路33cおよびイ
ンバータ32cからのプリチャージ指示信号ZPREが
Hレベルに立上がる。活性化指示信号ACTがHレベル
のときにはNAND回路33cがインバータとして動作
している。したがって、プリチャージ指示信号ZPRE
は、内部クロック信号CLKIの立上がりに応答してL
レベルに立下がり、かつ時間D1経過後(時刻tb)に
Hレベルに立上がる。したがって、プリチャージ指示信
号ZPREは、内部クロック信号CLKIに応答して周
期的にLレベルの活性状態へ駆動される。
KIがHレベルに立上がると、NAND回路33aの出
力信号がLレベルに立下がり、NAND回路33cおよ
びインバータ32cからのプリチャージ指示信号ZPR
Eが応じてLレベルに立下がる。遅延回路31aが有す
る遅延時間D1が経過すると、インバータ32aの出力
信号がLレベルとなり、NAND回路33aの出力信号
がHレベルとなり、応じてNAND回路33cおよびイ
ンバータ32cからのプリチャージ指示信号ZPREが
Hレベルに立上がる。活性化指示信号ACTがHレベル
のときにはNAND回路33cがインバータとして動作
している。したがって、プリチャージ指示信号ZPRE
は、内部クロック信号CLKIの立上がりに応答してL
レベルに立下がり、かつ時間D1経過後(時刻tb)に
Hレベルに立上がる。したがって、プリチャージ指示信
号ZPREは、内部クロック信号CLKIに応答して周
期的にLレベルの活性状態へ駆動される。
【0090】内部クロック信号CLKIがHレベルに立
上がってから時間D1およびD2経過後、遅延回路31
bの出力信号がLレベルに立下がる。遅延回路31c、
インバータ32bおよびNAND回路33bは、ワンシ
ョットパルス発生回路を構成している。したがって、こ
の遅延回路31bの出力信号がHレベルに立上がると、
NAND回路33bからの信号ZOSが、遅延回路31
cが有する遅延時間D3の間(時刻tdから時刻teの
間)Lレベルとなる。すなわち、時刻tcにおいて内部
クロック信号CLKIがLレベルに立下がって時間D1
およびD2経過後、NAND回路33bからの信号ZO
SがLレベルに立下がり、フリップフロップ34がセッ
トされ、応じてNAND回路33dからの電荷転送指示
信号CTがLレベルに立下がる。時刻tfにおいてプリ
チャージ指示信号ZPREがLレベルに立下がると、フ
リップフロップ34がリセットされてフリップフロップ
34からの出力信号がLレベルとなり、NAND回路3
3dからの電荷転送指示信号CTがHレベルに立下が
る。ここで、遅延時間D1、D2、およびD3は、以下
の関係を満足する。
上がってから時間D1およびD2経過後、遅延回路31
bの出力信号がLレベルに立下がる。遅延回路31c、
インバータ32bおよびNAND回路33bは、ワンシ
ョットパルス発生回路を構成している。したがって、こ
の遅延回路31bの出力信号がHレベルに立上がると、
NAND回路33bからの信号ZOSが、遅延回路31
cが有する遅延時間D3の間(時刻tdから時刻teの
間)Lレベルとなる。すなわち、時刻tcにおいて内部
クロック信号CLKIがLレベルに立下がって時間D1
およびD2経過後、NAND回路33bからの信号ZO
SがLレベルに立下がり、フリップフロップ34がセッ
トされ、応じてNAND回路33dからの電荷転送指示
信号CTがLレベルに立下がる。時刻tfにおいてプリ
チャージ指示信号ZPREがLレベルに立下がると、フ
リップフロップ34がリセットされてフリップフロップ
34からの出力信号がLレベルとなり、NAND回路3
3dからの電荷転送指示信号CTがHレベルに立下が
る。ここで、遅延時間D1、D2、およびD3は、以下
の関係を満足する。
【0091】Tc/2>D1+D2+D3 D1+D2>D3 上述の関係により、内部クロック信号CLKIの立上が
りに応答してプリチャージ指示信号ZPREがLレベル
に立下がったとき、NAND回路33bの出力信号ZO
Sが、Hレベルに立上がっている条件が保証される。
りに応答してプリチャージ指示信号ZPREがLレベル
に立下がったとき、NAND回路33bの出力信号ZO
Sが、Hレベルに立上がっている条件が保証される。
【0092】電荷転送指示信号CTも、内部クロック信
号CLKIに従って活性/非活性化されており、またプ
リチャージ指示信号ZPREの活性化によるプリチャー
ジ動作時においては、電荷転送指示信号CTがHレベル
の活性状態となり、確実に、プリチャージ指示信号ZP
REに従って、容量素子のプリチャージを行なうことが
できる。また、プリチャージ指示信号ZPREの非活性
状態のときに電荷転送指示信号CTを非活性状態にし、
容量素子における電荷保持動作を行なわせることができ
る。
号CLKIに従って活性/非活性化されており、またプ
リチャージ指示信号ZPREの活性化によるプリチャー
ジ動作時においては、電荷転送指示信号CTがHレベル
の活性状態となり、確実に、プリチャージ指示信号ZP
REに従って、容量素子のプリチャージを行なうことが
できる。また、プリチャージ指示信号ZPREの非活性
状態のときに電荷転送指示信号CTを非活性状態にし、
容量素子における電荷保持動作を行なわせることができ
る。
【0093】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、内部電圧の変化を容量素子の充電電荷で検出し
て、この電荷量の変化を容量素子の充電電圧の変化で増
幅しており、高速応答かつ低消費電流で安定に所定の電
圧レベルの内部電圧を生成する内部電圧発生回路を実現
することができる。
従えば、内部電圧の変化を容量素子の充電電荷で検出し
て、この電荷量の変化を容量素子の充電電圧の変化で増
幅しており、高速応答かつ低消費電流で安定に所定の電
圧レベルの内部電圧を生成する内部電圧発生回路を実現
することができる。
【0094】[実施の形態2]図3(A)は、この発明
の実施の形態2に従う内部電圧発生回路の構成を示す図
である。図3(A)において、内部電圧発生回路1は、
基準電圧Vrl0を発生する基準電圧発生回路2と、こ
の基準電圧Vrl0のレベルをシフトするレベルシフト
回路53と、レベルシフト回路53の出力ノード53a
上の電圧と内部電圧線4上の内部電圧Vrlの差に応じ
た電流をノード61へ流す電圧差検出用のpチャネルM
OSトランジスタ55と、プリチャージ指示信号PRE
に応答してノード61を所定電圧にプリチャージするプ
リチャージ回路57と、ノード61に接続される一方電
極ノードとインバータ60を介してポンプ信号PMPを
受ける他方電極ノードとを有する容量素子56と、プリ
チャージ指示信号PREとポンプ信号PMPとに従って
ノード61の電荷を保持するための電荷保持回路65
と、ノード61の電圧Vpgに従って内部電圧線4から
電流を引き抜くドライブ用のnチャネルMOSトランジ
スタ59と、内部回路15の活性化指示信号ACTに応
答して導通しMOSトランジスタ59と接地ノードの間
に電流経路を形成するnチャネルMOSトランジスタ5
8とを含む。内部電圧線4には、また安定化用の容量1
6が接続され、またノード53aには、安定化容量10
が接続される。
の実施の形態2に従う内部電圧発生回路の構成を示す図
である。図3(A)において、内部電圧発生回路1は、
基準電圧Vrl0を発生する基準電圧発生回路2と、こ
の基準電圧Vrl0のレベルをシフトするレベルシフト
回路53と、レベルシフト回路53の出力ノード53a
上の電圧と内部電圧線4上の内部電圧Vrlの差に応じ
た電流をノード61へ流す電圧差検出用のpチャネルM
OSトランジスタ55と、プリチャージ指示信号PRE
に応答してノード61を所定電圧にプリチャージするプ
リチャージ回路57と、ノード61に接続される一方電
極ノードとインバータ60を介してポンプ信号PMPを
受ける他方電極ノードとを有する容量素子56と、プリ
チャージ指示信号PREとポンプ信号PMPとに従って
ノード61の電荷を保持するための電荷保持回路65
と、ノード61の電圧Vpgに従って内部電圧線4から
電流を引き抜くドライブ用のnチャネルMOSトランジ
スタ59と、内部回路15の活性化指示信号ACTに応
答して導通しMOSトランジスタ59と接地ノードの間
に電流経路を形成するnチャネルMOSトランジスタ5
8とを含む。内部電圧線4には、また安定化用の容量1
6が接続され、またノード53aには、安定化容量10
が接続される。
【0095】基準電圧発生回路2は、先の実施の形態1
における基準電圧発生回路2と同様の構成を備え、基準
電圧Vrl0の電圧レベルを可変抵抗素子R1およびR
2のヒューズプログラムなどにより調整することができ
る。
における基準電圧発生回路2と同様の構成を備え、基準
電圧Vrl0の電圧レベルを可変抵抗素子R1およびR
2のヒューズプログラムなどにより調整することができ
る。
【0096】レベルシフト回路53は、電源ノードと内
部ノード53aの間に接続されかつそのゲートに基準電
圧Vrl0を受けるnチャネルMOSトランジスタ53
nと、内部ノード53aと接地ノードの間に接続される
高抵抗の抵抗素子R4を含む。レベルシフト回路53
は、MOSトランジスタ55のゲート容量を充電するこ
とが要求されるだけであり、その消費電流は十分小さく
される。また、抵抗素子R4はMOSトランジスタ53
nのチャネル抵抗(オン抵抗)よりも十分大きな抵抗値
を有しており、MOSトランジスタ53nはソースフォ
ロワモードで動作する。したがって、ノード53aに
は、Vrl0−Vthnの電圧が現われる。
部ノード53aの間に接続されかつそのゲートに基準電
圧Vrl0を受けるnチャネルMOSトランジスタ53
nと、内部ノード53aと接地ノードの間に接続される
高抵抗の抵抗素子R4を含む。レベルシフト回路53
は、MOSトランジスタ55のゲート容量を充電するこ
とが要求されるだけであり、その消費電流は十分小さく
される。また、抵抗素子R4はMOSトランジスタ53
nのチャネル抵抗(オン抵抗)よりも十分大きな抵抗値
を有しており、MOSトランジスタ53nはソースフォ
ロワモードで動作する。したがって、ノード53aに
は、Vrl0−Vthnの電圧が現われる。
【0097】MOSトランジスタ55は、そのゲートが
ノード53aに接続され、そのソースが内部電圧線4に
接続され、ドレインおよびバックゲートがノード61に
接続される。したがって、このMOSトランジスタ55
は、ノード53a上の電圧よりもそのしきい値電圧(の
絶対値)Vthpだけ内部電圧線4上の電圧Vrlが高
くなったとき導通し、内部電圧線4から内部ノード61
へ電流を流す。MOSトランジスタ55のゲート−ソー
ス間電圧に従ってMOSトランジスタ55のドレイン
(ソース)電流が決定され、ノード53a上の電圧と内
部電圧線上の電圧差、すなわち内部電圧Vrlの変化に
応じた電流をMOSトランジスタ55を介して流すこと
ができる。
ノード53aに接続され、そのソースが内部電圧線4に
接続され、ドレインおよびバックゲートがノード61に
接続される。したがって、このMOSトランジスタ55
は、ノード53a上の電圧よりもそのしきい値電圧(の
絶対値)Vthpだけ内部電圧線4上の電圧Vrlが高
くなったとき導通し、内部電圧線4から内部ノード61
へ電流を流す。MOSトランジスタ55のゲート−ソー
ス間電圧に従ってMOSトランジスタ55のドレイン
(ソース)電流が決定され、ノード53a上の電圧と内
部電圧線上の電圧差、すなわち内部電圧Vrlの変化に
応じた電流をMOSトランジスタ55を介して流すこと
ができる。
【0098】プリチャージ回路57は、ノード61と接
地ノードの間に直列に接続されるnチャネルMOSトラ
ンジスタ57aおよび57bを含む。MOSトランジス
タ57aはそのゲートおよびドレインが相互接続され、
導通時ダイオードモードで動作し、そのしきい値電圧V
thnの電圧降下を生じさせる。MOSトランジスタ5
7bは、そのゲートにプリチャージ指示信号PREを受
ける。
地ノードの間に直列に接続されるnチャネルMOSトラ
ンジスタ57aおよび57bを含む。MOSトランジス
タ57aはそのゲートおよびドレインが相互接続され、
導通時ダイオードモードで動作し、そのしきい値電圧V
thnの電圧降下を生じさせる。MOSトランジスタ5
7bは、そのゲートにプリチャージ指示信号PREを受
ける。
【0099】電荷保持回路65は、プリチャージ指示信
号PREとポンプ信号PMPとを受けるNOR回路65
aと、NOR回路65aの出力信号を反転するインバー
タ65bと、NOR回路65aおよびインバータ65b
の出力信号に応答して選択的に導通してノード61への
電荷充放電経路を形成するトランスミッションゲート6
5cを含む。トランスミッションゲート65cは信号P
REおよびPMPがともにLレベルのとき非導通状態と
なり、ノード61の電荷を保持する。
号PREとポンプ信号PMPとを受けるNOR回路65
aと、NOR回路65aの出力信号を反転するインバー
タ65bと、NOR回路65aおよびインバータ65b
の出力信号に応答して選択的に導通してノード61への
電荷充放電経路を形成するトランスミッションゲート6
5cを含む。トランスミッションゲート65cは信号P
REおよびPMPがともにLレベルのとき非導通状態と
なり、ノード61の電荷を保持する。
【0100】ポンプ信号PMPは、外部電源電圧ext
Vddの振幅を有する。したがって、インバータ60
も、外部電源電圧extVddを一方動作電源電圧とし
て受ける。
Vddの振幅を有する。したがって、インバータ60
も、外部電源電圧extVddを一方動作電源電圧とし
て受ける。
【0101】なお、内部電圧Vdd0は、外部電源電圧
extVddに依存しない一定の電圧レベルである。次
に、この図3(A)に示す内部電圧発生回路の動作を図
3(B)に示す信号波形を参照して説明する。
extVddに依存しない一定の電圧レベルである。次
に、この図3(A)に示す内部電圧発生回路の動作を図
3(B)に示す信号波形を参照して説明する。
【0102】今、内部回路15の待機状態時において、
この内部電圧線4上の内部電圧Vrlが、たとえば電源
ノードからのリーク電流により、その電圧レベルが上昇
した状態を考える。内部回路15が待機状態にあるた
め、活性化指示信号ACTはLレベルの非活性状態にあ
り、プリチャージ指示信号PREがHレベルの活性状
態、ポンプ信号PMPがLレベルに固定される。この状
態においては、電荷保持回路65のトランスミッション
ゲート65cが導通状態にあるため、内部ノード61
は、プリチャージ回路57により放電され、内部ノード
61上の電圧Vpgは、MOSトランジスタ57aのし
きい値電圧Vthnの電圧レベルに保持される。ここ
で、内部電圧Vrlが上昇し、MOSトランジスタ55
を介して電流が流れても、プリチャージ指示信号PRE
がHレベルにあるため、このMOSトランジスタ55か
らの電流は、プリチャージ回路57を介して放電され
る。MOSトランジスタ55の電流供給能力よりも、プ
リチャージ回路57の電流駆動能力が大きくされる。M
OSトランジスタ55およびプリチャージ回路57の電
流駆動能力は、ドライブ用のnチャネルMOSトランジ
スタ59のそれよりも小さく設定されており、この内部
電圧Vrlの上昇を抑制することができない。
この内部電圧線4上の内部電圧Vrlが、たとえば電源
ノードからのリーク電流により、その電圧レベルが上昇
した状態を考える。内部回路15が待機状態にあるた
め、活性化指示信号ACTはLレベルの非活性状態にあ
り、プリチャージ指示信号PREがHレベルの活性状
態、ポンプ信号PMPがLレベルに固定される。この状
態においては、電荷保持回路65のトランスミッション
ゲート65cが導通状態にあるため、内部ノード61
は、プリチャージ回路57により放電され、内部ノード
61上の電圧Vpgは、MOSトランジスタ57aのし
きい値電圧Vthnの電圧レベルに保持される。ここ
で、内部電圧Vrlが上昇し、MOSトランジスタ55
を介して電流が流れても、プリチャージ指示信号PRE
がHレベルにあるため、このMOSトランジスタ55か
らの電流は、プリチャージ回路57を介して放電され
る。MOSトランジスタ55の電流供給能力よりも、プ
リチャージ回路57の電流駆動能力が大きくされる。M
OSトランジスタ55およびプリチャージ回路57の電
流駆動能力は、ドライブ用のnチャネルMOSトランジ
スタ59のそれよりも小さく設定されており、この内部
電圧Vrlの上昇を抑制することができない。
【0103】内部電圧Vrlが所定電圧レベルよりも高
いときに、時刻T0において活性化指示信号ACTが活
性化され、内部回路15が動作する。時刻T0から時刻
T1までの間、プリチャージ指示信号PREはHレベル
であり、またポンプ信号PMPもLレベルであり、先の
状態を維持し、内部電圧Vrlが上昇し続ける。
いときに、時刻T0において活性化指示信号ACTが活
性化され、内部回路15が動作する。時刻T0から時刻
T1までの間、プリチャージ指示信号PREはHレベル
であり、またポンプ信号PMPもLレベルであり、先の
状態を維持し、内部電圧Vrlが上昇し続ける。
【0104】内部電圧Vrlが次式(6)で示される電
圧レベルに到達すると、MOSトランジスタ55がオン
状態となる。
圧レベルに到達すると、MOSトランジスタ55がオン
状態となる。
【0105】 Vrl>Vrl0−Vthn+Vthp …(6) しきい値電圧VthpおよびVthnは、温度特性が同
じであり、温度特性を相殺することができる。また、こ
の基準電圧発生回路2の抵抗素子R1およびR2のトリ
ミングにより、基準電圧Vrl0の電圧レベルを調整す
ることにより、しきい値電圧のVthpおよびVthn
の電圧差を相殺することができる。したがって、以下で
は説明を簡単にするために、Vthp=Vthnである
と仮定する。すなわち、内部電圧Vrlが基準電圧Vr
l0よりも高くなると、MOSトランジスタ55が導通
し、内部電圧線4からノード61へ電流を供給する。
じであり、温度特性を相殺することができる。また、こ
の基準電圧発生回路2の抵抗素子R1およびR2のトリ
ミングにより、基準電圧Vrl0の電圧レベルを調整す
ることにより、しきい値電圧のVthpおよびVthn
の電圧差を相殺することができる。したがって、以下で
は説明を簡単にするために、Vthp=Vthnである
と仮定する。すなわち、内部電圧Vrlが基準電圧Vr
l0よりも高くなると、MOSトランジスタ55が導通
し、内部電圧線4からノード61へ電流を供給する。
【0106】時刻T1においてプリチャージ指示信号P
REがLレベルの非活性状態となると、応じて、ポンプ
信号PMPが外部電源電圧extVddレベルに立上が
る。このポンプ信号PMPの立上がりに応答してインバ
ータ60の出力信号が接地電圧レベルに立下がり、容量
素子56の容量結合(チャージポンプ動作)により、ノ
ード61の電圧Vpgが立下がる(プリチャージ回路5
7は、MOSトランジスタ57bがオフ状態にある)。
すなわち、電圧Vpgがプリチャージ電圧Vthnから
ポンプ信号PMPの振幅分負方向へ変化する。したがっ
て、このポンプ信号PMPにより、電圧Vpgが一旦V
thn−extVddの電圧レベルに低下する。ノード
61の電圧レベルが負電圧レベルに低下すると、トラン
スミッションゲート65cは導通状態にあるため、MO
Sトランジスタ55からの電流により、容量素子56が
充電され、その充電電圧Vpgの電圧レベルが上昇す
る。
REがLレベルの非活性状態となると、応じて、ポンプ
信号PMPが外部電源電圧extVddレベルに立上が
る。このポンプ信号PMPの立上がりに応答してインバ
ータ60の出力信号が接地電圧レベルに立下がり、容量
素子56の容量結合(チャージポンプ動作)により、ノ
ード61の電圧Vpgが立下がる(プリチャージ回路5
7は、MOSトランジスタ57bがオフ状態にある)。
すなわち、電圧Vpgがプリチャージ電圧Vthnから
ポンプ信号PMPの振幅分負方向へ変化する。したがっ
て、このポンプ信号PMPにより、電圧Vpgが一旦V
thn−extVddの電圧レベルに低下する。ノード
61の電圧レベルが負電圧レベルに低下すると、トラン
スミッションゲート65cは導通状態にあるため、MO
Sトランジスタ55からの電流により、容量素子56が
充電され、その充電電圧Vpgの電圧レベルが上昇す
る。
【0107】時刻T2において、ポンプ信号PMPがL
レベルに立下がり、インバータ60の出力信号が外部電
源電圧extVddレベルに上昇する。これにより、容
量素子56のチャージポンプ動作により、ノード61の
電圧Vpgが外部電源電圧extVddレベルだけ上昇
する。このときの電圧Vpgの電圧レベルは、時刻T1
から時刻T2の間に充電された電荷量に応じて決定され
る。内部電圧Vrlと基準電圧Vrl0の電位差が大き
い場合には、MOSトランジスタ55は多くの電荷を容
量素子56へ供給し、この電圧Vpgの電圧レベルを上
昇させる。したがって、このポンプ信号PMPの立下が
り後、ノード61の電圧Vpgが到達する電圧レベル
は、この内部電圧Vrlと基準電圧Vrl0の差に従っ
て決定される。ポンプ信号PMPがLレベルとなると、
電荷保持回路65において、NOR回路65aの出力信
号がHレベルとなり、トランスミッションゲート65c
が非導通状態となり、ノード61の充電電荷が保持さ
れ、ノード61の電圧Vpgは、そのときの電圧レベル
を維持する。
レベルに立下がり、インバータ60の出力信号が外部電
源電圧extVddレベルに上昇する。これにより、容
量素子56のチャージポンプ動作により、ノード61の
電圧Vpgが外部電源電圧extVddレベルだけ上昇
する。このときの電圧Vpgの電圧レベルは、時刻T1
から時刻T2の間に充電された電荷量に応じて決定され
る。内部電圧Vrlと基準電圧Vrl0の電位差が大き
い場合には、MOSトランジスタ55は多くの電荷を容
量素子56へ供給し、この電圧Vpgの電圧レベルを上
昇させる。したがって、このポンプ信号PMPの立下が
り後、ノード61の電圧Vpgが到達する電圧レベル
は、この内部電圧Vrlと基準電圧Vrl0の差に従っ
て決定される。ポンプ信号PMPがLレベルとなると、
電荷保持回路65において、NOR回路65aの出力信
号がHレベルとなり、トランスミッションゲート65c
が非導通状態となり、ノード61の充電電荷が保持さ
れ、ノード61の電圧Vpgは、そのときの電圧レベル
を維持する。
【0108】ドライブ用MOSトランジスタ59は、こ
の内部ノード61上の電圧Vpgが自身のしきい値電圧
Vthnよりも高くなると、ノード61上の電圧Vpg
に従って内部電圧線4から接地ノードへ電流を放電し、
高速で、この内部電圧Vrlを低下させる。この間プリ
チャージ指示信号PREはLレベルの非活性状態にあ
り、この電流ドライブトランジスタ59の放電動作と並
行して、差検出用のMOSトランジスタ55も電流を駆
動するが、駆動電流は微小であり、またこの内部電圧V
rlのドライブ用のMOSトランジスタ59の放電によ
る急激な低下により、その放電電流は急激に低下する。
ノード61の電圧Vpgは、電荷保持回路65によりこ
の放電期間中、すなわち時刻T2からT3の間一定の電
圧レベルに保持される。
の内部ノード61上の電圧Vpgが自身のしきい値電圧
Vthnよりも高くなると、ノード61上の電圧Vpg
に従って内部電圧線4から接地ノードへ電流を放電し、
高速で、この内部電圧Vrlを低下させる。この間プリ
チャージ指示信号PREはLレベルの非活性状態にあ
り、この電流ドライブトランジスタ59の放電動作と並
行して、差検出用のMOSトランジスタ55も電流を駆
動するが、駆動電流は微小であり、またこの内部電圧V
rlのドライブ用のMOSトランジスタ59の放電によ
る急激な低下により、その放電電流は急激に低下する。
ノード61の電圧Vpgは、電荷保持回路65によりこ
の放電期間中、すなわち時刻T2からT3の間一定の電
圧レベルに保持される。
【0109】時刻T=T′(T′<T2)における容量
素子56に流入する電荷量Qpgは、先の実施の形態1
において示したのと同じ式で表わされる。したがって、
時刻T=T′における電圧Vpgは、次式(7)で表わ
される。
素子56に流入する電荷量Qpgは、先の実施の形態1
において示したのと同じ式で表わされる。したがって、
時刻T=T′における電圧Vpgは、次式(7)で表わ
される。
【0110】 Vpg=Vthn−extVdd+Qpg/Cpg …(7) ここで、ゲート容量Cgが、式(2)と異なり、式
(7)に含まれていないのは、MOSトランジスタ55
から容量素子56への電荷の流入時、MOSトランジス
タ59はオフ状態にあり、チャネルが形成されておら
ず、そのゲート容量が存在しないためである(ここでゲ
ート容量は、ゲート電極とゲート絶縁膜とチャネルとの
間に形成される容量を考える)。
(7)に含まれていないのは、MOSトランジスタ55
から容量素子56への電荷の流入時、MOSトランジス
タ59はオフ状態にあり、チャネルが形成されておら
ず、そのゲート容量が存在しないためである(ここでゲ
ート容量は、ゲート電極とゲート絶縁膜とチャネルとの
間に形成される容量を考える)。
【0111】上式(7)から明らかなように、容量素子
56の容量値Cpgを小さく設定することにより、電圧
Vpgの電圧レベルは、電荷量Qpgの微少な変化に従
って大きく変化する。すなわち、内部電圧Vrlの微少
な変化を、容量素子56の充電電圧Vpgの大きな変化
量へと増幅することができる。
56の容量値Cpgを小さく設定することにより、電圧
Vpgの電圧レベルは、電荷量Qpgの微少な変化に従
って大きく変化する。すなわち、内部電圧Vrlの微少
な変化を、容量素子56の充電電圧Vpgの大きな変化
量へと増幅することができる。
【0112】上式(7)における電圧Vpgが最大値を
とるのは、時刻T=T2において電圧Vpgが内部電圧
Vrlと等しくなるときである。
とるのは、時刻T=T2において電圧Vpgが内部電圧
Vrlと等しくなるときである。
【0113】内部電圧Vrlが基準電圧Vrl0よりも
低い場合には、MOSトランジスタ55には電流は流れ
ない。したがって、この状態においては、電圧Vpg
は、ポンプ信号PMPによる電圧Vpg=Vthn−e
xtVddを維持する。これは、上式(7)においてQ
pg=0とおくことにより求められる。
低い場合には、MOSトランジスタ55には電流は流れ
ない。したがって、この状態においては、電圧Vpg
は、ポンプ信号PMPによる電圧Vpg=Vthn−e
xtVddを維持する。これは、上式(7)においてQ
pg=0とおくことにより求められる。
【0114】時刻T2から時刻T3の間では、ポンプ信
号PMPの立下がりに応答してインバータ60の出力信
号に従って容量素子56がチャージポンプ動作を行な
い、ノード61上の電圧が上昇する。内部電圧Vrlが
基準電圧Vrl0よりも高い場合には、上式(7)で表
わされる電圧レベルからさらに外部電源電圧extVd
dの電圧レベルだけ上昇し、電圧Vpgは次式で表わさ
れる電圧レベルとなる。
号PMPの立下がりに応答してインバータ60の出力信
号に従って容量素子56がチャージポンプ動作を行な
い、ノード61上の電圧が上昇する。内部電圧Vrlが
基準電圧Vrl0よりも高い場合には、上式(7)で表
わされる電圧レベルからさらに外部電源電圧extVd
dの電圧レベルだけ上昇し、電圧Vpgは次式で表わさ
れる電圧レベルとなる。
【0115】 Vpg=Vthn+Qpg/Cpg …(8) この電圧レベルは、MOSトランジスタ59のしきい値
電圧よりも大きく、MOSトランジスタ59がオン状態
となり、内部電圧Vrlをその放電動作により低下させ
る。このドライブ用のMOSトランジスタ59は、その
電流駆動能力が十分大きくされているため、高速で内部
電圧Vrlが低下する。
電圧よりも大きく、MOSトランジスタ59がオン状態
となり、内部電圧Vrlをその放電動作により低下させ
る。このドライブ用のMOSトランジスタ59は、その
電流駆動能力が十分大きくされているため、高速で内部
電圧Vrlが低下する。
【0116】電圧Vpgは、最大extVdd+Vrl
の電圧レベルにまで上昇し、この最大電圧レベルは、外
部電源電圧extVddよりも高い電圧レベルであり、
MOSトランジスタ59の電流駆動能力が大幅に増加
し、高速で内部電圧Vrlを低下させる。
の電圧レベルにまで上昇し、この最大電圧レベルは、外
部電源電圧extVddよりも高い電圧レベルであり、
MOSトランジスタ59の電流駆動能力が大幅に増加
し、高速で内部電圧Vrlを低下させる。
【0117】一方、時刻T2からT3の間において内部
電圧Vrlが基準電圧Vrl0よりも低い場合には、ノ
ード61の電圧Vpgは元のプリチャージ電圧Vthn
レベルに復帰するだけであり、ドライブ用のMOSトラ
ンジスタ59はオフ状態を維持する。
電圧Vrlが基準電圧Vrl0よりも低い場合には、ノ
ード61の電圧Vpgは元のプリチャージ電圧Vthn
レベルに復帰するだけであり、ドライブ用のMOSトラ
ンジスタ59はオフ状態を維持する。
【0118】時刻T3において、プリチャージ指示信号
PREがHレベルに立上がると、電荷保持回路65のト
ランスミッションゲート65cが導通し、活性化された
プリチャージ回路57により、ノード61上の電圧Vp
gは強制的に電圧Vthnレベルに放電される。これに
より、ドライブ用のMOSトランジスタ59が長期にわ
たって大きな電流駆動力で、内部電圧線4を放電し、内
部電圧Vrlがアンダーシュートするのを防止する。
PREがHレベルに立上がると、電荷保持回路65のト
ランスミッションゲート65cが導通し、活性化された
プリチャージ回路57により、ノード61上の電圧Vp
gは強制的に電圧Vthnレベルに放電される。これに
より、ドライブ用のMOSトランジスタ59が長期にわ
たって大きな電流駆動力で、内部電圧線4を放電し、内
部電圧Vrlがアンダーシュートするのを防止する。
【0119】内部電圧Vrlが基準電圧Vrl0よりも
低い場合でも、ポンプ信号PMPによりノード61上の
電圧Vpgを外部電源電圧extVddだけ振幅させる
必要がある。したがって、この図3(A)に示す回路の
消費電流Icは、次式(9)で表わされる。
低い場合でも、ポンプ信号PMPによりノード61上の
電圧Vpgを外部電源電圧extVddだけ振幅させる
必要がある。したがって、この図3(A)に示す回路の
消費電流Icは、次式(9)で表わされる。
【0120】 Ic=(Cpg+Cgb)・extVdd/Tc …(9) ここで、Cgbは、プリチャージ指示信号PREおよび
活性化指示信号ACTを受けるMOSトランジスタ57
bおよび58のゲート容量の合計容量を示す。また、こ
れらのMOSトランジスタ57bおよび58へ与えられ
るプリチャージ指示信号PREおよび活性化指示信号A
CTの振幅は、外部電源電圧extVddレベルとして
いる。これは、電圧Vpgが外部電源電圧よりも高くな
る場合があり、プリチャージ回路57において確実に高
速でこの内部ノード61の電圧Vpgを放電する必要が
あるためである。しかしながら、内部電圧発生回路へ与
えられるプリチャージ指示信号PREおよび活性化指示
信号ACTの振幅は、内部電源電圧レベルであってもよ
い。
活性化指示信号ACTを受けるMOSトランジスタ57
bおよび58のゲート容量の合計容量を示す。また、こ
れらのMOSトランジスタ57bおよび58へ与えられ
るプリチャージ指示信号PREおよび活性化指示信号A
CTの振幅は、外部電源電圧extVddレベルとして
いる。これは、電圧Vpgが外部電源電圧よりも高くな
る場合があり、プリチャージ回路57において確実に高
速でこの内部ノード61の電圧Vpgを放電する必要が
あるためである。しかしながら、内部電圧発生回路へ与
えられるプリチャージ指示信号PREおよび活性化指示
信号ACTの振幅は、内部電源電圧レベルであってもよ
い。
【0121】プリチャージ指示信号PREを活性化し
て、ノード61の電圧Vpgをプリチャージ電圧Vth
nに設定することにより、ポンプ信号PMPによるノー
ド61の電圧Vpgの負方向への駆動時、この電圧Vp
gの到達電位を、各サイクルにおいて同じとすることが
でき、確実にドライブ用MOSトランジスタ59をオフ
状態とすることができ、内部電圧Vrlと基準電圧Vr
l0との差に応じた電荷を容量素子59に蓄積すること
ができ、正確な電圧差検出および増幅動作を行なうこと
ができる。
て、ノード61の電圧Vpgをプリチャージ電圧Vth
nに設定することにより、ポンプ信号PMPによるノー
ド61の電圧Vpgの負方向への駆動時、この電圧Vp
gの到達電位を、各サイクルにおいて同じとすることが
でき、確実にドライブ用MOSトランジスタ59をオフ
状態とすることができ、内部電圧Vrlと基準電圧Vr
l0との差に応じた電荷を容量素子59に蓄積すること
ができ、正確な電圧差検出および増幅動作を行なうこと
ができる。
【0122】また、ポンプ信号PMPにより電圧Vpg
を上昇させるとき、この電圧Vpgの到達電圧レベル
は、内部電圧Vrlと基準電圧Vrl0との差に応じた
電圧レベルとなり、この電圧差に応じた電流駆動力でド
ライブ用のMOSトランジスタ59が内部電圧線4を放
電することができ、アンダーシュートが生じるのを防止
することができる(小さな電圧差を大きな電流駆動力で
放電する状態が生じないため)。
を上昇させるとき、この電圧Vpgの到達電圧レベル
は、内部電圧Vrlと基準電圧Vrl0との差に応じた
電圧レベルとなり、この電圧差に応じた電流駆動力でド
ライブ用のMOSトランジスタ59が内部電圧線4を放
電することができ、アンダーシュートが生じるのを防止
することができる(小さな電圧差を大きな電流駆動力で
放電する状態が生じないため)。
【0123】図4(A)は、図3(A)に示す制御信号
を発生する部分の構成を示す図である。図4(A)にお
いて、制御信号発生回路は、活性化指示信号ACTの活
性化時活性化されて内部クロック信号CLKIを発生す
る内部クロック発生回路20と、この内部クロック発生
回路20からの内部クロック信号CLKIに従ってそれ
ぞれワンショットのパルス信号を生成してプリチャージ
指示信号PREおよびポンプ信号PMPを生成する駆動
信号発生回路70を含む。内部クロック発生回路20の
構成は、先の図2(A)に示す内部クロック発生回路の
構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付
し、詳細説明は省略する。ヒューズ素子22a−22c
のプログラム(ヒューズブロー)により、内部クロック
信号CLKIの周期Tcが決定される。
を発生する部分の構成を示す図である。図4(A)にお
いて、制御信号発生回路は、活性化指示信号ACTの活
性化時活性化されて内部クロック信号CLKIを発生す
る内部クロック発生回路20と、この内部クロック発生
回路20からの内部クロック信号CLKIに従ってそれ
ぞれワンショットのパルス信号を生成してプリチャージ
指示信号PREおよびポンプ信号PMPを生成する駆動
信号発生回路70を含む。内部クロック発生回路20の
構成は、先の図2(A)に示す内部クロック発生回路の
構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付
し、詳細説明は省略する。ヒューズ素子22a−22c
のプログラム(ヒューズブロー)により、内部クロック
信号CLKIの周期Tcが決定される。
【0124】駆動信号発生回路70は、内部クロック信
号CLKIを時間Da遅延する遅延回路71aと、遅延
回路71aの出力信号をさらに時間Db遅延する遅延回
路71bと、遅延回路71bの出力信号を反転するイン
バータ72aと、インバータ72aの出力信号と遅延回
路71aの出力信号とを受けてプリチャージ指示信号P
REを生成するNAND回路73aと、遅延回路71a
の出力信号をさらに時間Dc遅延する遅延回路71c
と、遅延回路71cの出力信号を反転するインバータ7
2bと、インバータ72bの出力信号と遅延回路71a
の出力信号とを受けるNAND回路73bと、NAND
回路73bの出力信号を反転してポンプ信号PMPを生
成するインバータ74を含む。
号CLKIを時間Da遅延する遅延回路71aと、遅延
回路71aの出力信号をさらに時間Db遅延する遅延回
路71bと、遅延回路71bの出力信号を反転するイン
バータ72aと、インバータ72aの出力信号と遅延回
路71aの出力信号とを受けてプリチャージ指示信号P
REを生成するNAND回路73aと、遅延回路71a
の出力信号をさらに時間Dc遅延する遅延回路71c
と、遅延回路71cの出力信号を反転するインバータ7
2bと、インバータ72bの出力信号と遅延回路71a
の出力信号とを受けるNAND回路73bと、NAND
回路73bの出力信号を反転してポンプ信号PMPを生
成するインバータ74を含む。
【0125】次にこの図4(A)に示す制御信号発生回
路の動作を、図4(B)に示す動作波形を参照して説明
する。
路の動作を、図4(B)に示す動作波形を参照して説明
する。
【0126】時刻T0以前においては活性化指示信号A
CTは非活性状態のLレベルであり、内部クロック信号
CLKIはLレベルに固定される。この状態においては
プリチャージ指示信号PREはHレベルであり、ポンプ
信号PMPはLレベルに固定される。
CTは非活性状態のLレベルであり、内部クロック信号
CLKIはLレベルに固定される。この状態においては
プリチャージ指示信号PREはHレベルであり、ポンプ
信号PMPはLレベルに固定される。
【0127】時刻T0において活性化指示信号ACTが
Hレベルの活性状態へ駆動される。この活性化指示信号
ACTの活性化に応答して内部クロック信号CLKIが
所定の周期Tcで発生される。内部クロック信号CLK
IがHレベルに立上がってから遅延回路71aの有する
遅延時間Daが経過すると、NAND回路73aはその
両入力が、ともにHレベルとなり、プリチャージ指示信
号PREをLレベルに駆動する。遅延回路71aの出力
信号がHレベルに立上がってから、遅延回路71bの出
力信号がHレベルに立上がると、プリチャージ指示信号
PREがLレベルからHレベルに駆動される。したがっ
て、このプリチャージ指示信号PREは、遅延回路71
bが有する遅延時間Dbの期間Lレベルとなる。
Hレベルの活性状態へ駆動される。この活性化指示信号
ACTの活性化に応答して内部クロック信号CLKIが
所定の周期Tcで発生される。内部クロック信号CLK
IがHレベルに立上がってから遅延回路71aの有する
遅延時間Daが経過すると、NAND回路73aはその
両入力が、ともにHレベルとなり、プリチャージ指示信
号PREをLレベルに駆動する。遅延回路71aの出力
信号がHレベルに立上がってから、遅延回路71bの出
力信号がHレベルに立上がると、プリチャージ指示信号
PREがLレベルからHレベルに駆動される。したがっ
て、このプリチャージ指示信号PREは、遅延回路71
bが有する遅延時間Dbの期間Lレベルとなる。
【0128】一方、遅延回路71aの出力信号がHレベ
ルに立上がると、またNAND回路73bの出力信号が
Lレベルに立下がり、応じてインバータ74からのポン
プ信号PMPがHレベルに駆動される。遅延回路71c
が有する遅延時間Dcが経過すると、インバータ72b
の出力信号がLレベルとなり、応じてインバータ74か
らのポンプ信号PMPがLレベルに駆動される。したが
って、このポンプ信号PMPは、遅延回路71cの有す
る遅延時間Dcの期間Hレベルに駆動される。
ルに立上がると、またNAND回路73bの出力信号が
Lレベルに立下がり、応じてインバータ74からのポン
プ信号PMPがHレベルに駆動される。遅延回路71c
が有する遅延時間Dcが経過すると、インバータ72b
の出力信号がLレベルとなり、応じてインバータ74か
らのポンプ信号PMPがLレベルに駆動される。したが
って、このポンプ信号PMPは、遅延回路71cの有す
る遅延時間Dcの期間Hレベルに駆動される。
【0129】プリチャージ指示信号PREがLレベルに
立下がるのと、ポンプ信号PMPがHレベルに立上がる
のは同期している。したがって、プリチャージ指示信号
PREがLレベルとなり、ノード61が接地ノードから
切り離されたときに、ポンプ信号PMPに従ってノード
61の電圧Vpgを負電圧レベルへ駆動することができ
る。充電開始電圧レベルを各サイクルにおいて一定の電
圧レベルに設定することができる。遅延回路71aによ
る遅延時間Daを設けているのは、実施の形態1と同
様、内部回路が動作してから、電圧差検出および調整動
作を安定に行なうためである。
立下がるのと、ポンプ信号PMPがHレベルに立上がる
のは同期している。したがって、プリチャージ指示信号
PREがLレベルとなり、ノード61が接地ノードから
切り離されたときに、ポンプ信号PMPに従ってノード
61の電圧Vpgを負電圧レベルへ駆動することができ
る。充電開始電圧レベルを各サイクルにおいて一定の電
圧レベルに設定することができる。遅延回路71aによ
る遅延時間Daを設けているのは、実施の形態1と同
様、内部回路が動作してから、電圧差検出および調整動
作を安定に行なうためである。
【0130】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、内部電圧の微少電圧変動を容量素子の電荷変化
量で検出して、これをこの容量素子の充電電圧の変化に
増幅し、この充電電圧でドライブトランジスタを介して
内部電圧を放電するように構成しているため、低消費電
流かつ高感度で内部電圧の上昇を検知して所定電圧レベ
ルに内部電圧を駆動することができる。
従えば、内部電圧の微少電圧変動を容量素子の電荷変化
量で検出して、これをこの容量素子の充電電圧の変化に
増幅し、この充電電圧でドライブトランジスタを介して
内部電圧を放電するように構成しているため、低消費電
流かつ高感度で内部電圧の上昇を検知して所定電圧レベ
ルに内部電圧を駆動することができる。
【0131】またインバータ60を利用してドライブ用
MOSトランジスタのゲート電圧を電圧差に応じた電圧
レベルに駆動することにより、電圧差検出用のMOSト
ランジスタをこの間オフ状態として、効率的にドライブ
用MOSトランジスタを介して、内部電圧の電圧レベル
を調整することができる。これにより、回路占有面積を
増加させることなく、効率的に、ドライブ用MOSトラ
ンジスタのゲート電圧を、プリチャージ期間および電圧
差検出時間および電圧調整期間に応じて所望の状態に駆
動することができる。
MOSトランジスタのゲート電圧を電圧差に応じた電圧
レベルに駆動することにより、電圧差検出用のMOSト
ランジスタをこの間オフ状態として、効率的にドライブ
用MOSトランジスタを介して、内部電圧の電圧レベル
を調整することができる。これにより、回路占有面積を
増加させることなく、効率的に、ドライブ用MOSトラ
ンジスタのゲート電圧を、プリチャージ期間および電圧
差検出時間および電圧調整期間に応じて所望の状態に駆
動することができる。
【0132】[実施の形態3]図5は、この発明の実施
の形態3に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す
図である。図5において、この半導体装置100は、外
部からのクロック信号eCLKBをバッファ処理して内
部クロック信号CLKBを生成するクロックバッファ1
01と、クロックバッファ101からの内部クロック信
号に同期して動作し、外部からの制御信号CTLに従っ
て内部制御信号を生成する制御回路102と、この制御
回路102からの活性化指示信号ACTとクロックバッ
ファ101からの内部クロック信号CLKBに従って内
部電圧発生回路1に対する制御信号を発生する制御信号
発生回路103を含む。
の形態3に従う半導体装置の全体の構成を概略的に示す
図である。図5において、この半導体装置100は、外
部からのクロック信号eCLKBをバッファ処理して内
部クロック信号CLKBを生成するクロックバッファ1
01と、クロックバッファ101からの内部クロック信
号に同期して動作し、外部からの制御信号CTLに従っ
て内部制御信号を生成する制御回路102と、この制御
回路102からの活性化指示信号ACTとクロックバッ
ファ101からの内部クロック信号CLKBに従って内
部電圧発生回路1に対する制御信号を発生する制御信号
発生回路103を含む。
【0133】この図5に示す半導体装置100は、外部
から与えられるクロック信号eCLKBに従って内部ク
ロック信号CLKBを生成しており、内部クロック信号
CLKBを基本クロック信号として内部回路の動作タイ
ミングを決定する。制御信号発生回路103は、内部ク
ロック信号CLKBを利用して各種必要な制御信号を発
生する。
から与えられるクロック信号eCLKBに従って内部ク
ロック信号CLKBを生成しており、内部クロック信号
CLKBを基本クロック信号として内部回路の動作タイ
ミングを決定する。制御信号発生回路103は、内部ク
ロック信号CLKBを利用して各種必要な制御信号を発
生する。
【0134】図6は、図5に示す制御信号発生回路10
3の構成を概略的に示す図である。図6において、制御
信号発生回路103は、内部クロック信号CLKBを周
波数逓倍する逓倍回路103aと、この逓倍回路103
aからのクロック信号CLKIと活性化指示信号ACT
とに従って内部電圧発生回路に対する制御信号を出力す
る駆動信号発生回路103bを含む。この駆動信号発生
回路103bは、先の実施の形態1および2において示
す駆動信号発生回路30および70にそれぞれ対応し、
信号PREおよびPMPまたはZPREおよびCTを生
成する。
3の構成を概略的に示す図である。図6において、制御
信号発生回路103は、内部クロック信号CLKBを周
波数逓倍する逓倍回路103aと、この逓倍回路103
aからのクロック信号CLKIと活性化指示信号ACT
とに従って内部電圧発生回路に対する制御信号を出力す
る駆動信号発生回路103bを含む。この駆動信号発生
回路103bは、先の実施の形態1および2において示
す駆動信号発生回路30および70にそれぞれ対応し、
信号PREおよびPMPまたはZPREおよびCTを生
成する。
【0135】クロックバッファ101からの内部クロッ
ク信号CLKBを利用することにより、この内部電圧発
生回路の動作サイクルを規定するためにリングオシレー
タなどを設ける必要がなく、回路規模および消費電流が
低減される。
ク信号CLKBを利用することにより、この内部電圧発
生回路の動作サイクルを規定するためにリングオシレー
タなどを設ける必要がなく、回路規模および消費電流が
低減される。
【0136】図7は、図6に示す逓倍回路103aの構
成を概略的に示す図である。図7において、逓倍回路1
03aは、縦列接続される複数の分周器110a−11
0nを含む。これらの分周器110a−110nは同一
構成を有し、分周信号を出力する出力ノードOUT、活
性化指示信号ACTを受けるイネーブルノードE、およ
び前段が出力するクロック信号を受けるクロック入力C
を含む。これらの分周器110a−110nの各々は、
クロック入力Cに与えられたクロック信号を分周して、
その出力OUTから出力する。したがって、これらの分
周器110a−110nは、出力するクロック信号の逓
倍率(分周比)がこの配列順に大きくなる。
成を概略的に示す図である。図7において、逓倍回路1
03aは、縦列接続される複数の分周器110a−11
0nを含む。これらの分周器110a−110nは同一
構成を有し、分周信号を出力する出力ノードOUT、活
性化指示信号ACTを受けるイネーブルノードE、およ
び前段が出力するクロック信号を受けるクロック入力C
を含む。これらの分周器110a−110nの各々は、
クロック入力Cに与えられたクロック信号を分周して、
その出力OUTから出力する。したがって、これらの分
周器110a−110nは、出力するクロック信号の逓
倍率(分周比)がこの配列順に大きくなる。
【0137】この図7に示す構成において、最終段の分
周器110nからクロック信号CLKIが取出されてい
る。しかしながら、分周器110a−110nのいずれ
かの出力するクロック信号を選択的に取出すことによ
り、この逓倍回路103aの分周比をプログラム可能と
することができる。たとえば、分周器110a−110
nのそれぞれの出力ノードOUTに対しCMOSトラン
スミッションゲートを設け、これらのCMOSトランス
ミッションゲートを選択的に1つを導通状態とすること
により、周波数逓倍比をプログラム可能とすることがで
きる。CMOSトランスミッションゲートの導通/非導
通を制御する信号は、ヒューズ素子によりプログラムさ
れてもよく、またレジスタ回路などにより、分周比デー
タが格納されて、その分周比データに従って制御信号が
生成される構成が用いられてもよい。
周器110nからクロック信号CLKIが取出されてい
る。しかしながら、分周器110a−110nのいずれ
かの出力するクロック信号を選択的に取出すことによ
り、この逓倍回路103aの分周比をプログラム可能と
することができる。たとえば、分周器110a−110
nのそれぞれの出力ノードOUTに対しCMOSトラン
スミッションゲートを設け、これらのCMOSトランス
ミッションゲートを選択的に1つを導通状態とすること
により、周波数逓倍比をプログラム可能とすることがで
きる。CMOSトランスミッションゲートの導通/非導
通を制御する信号は、ヒューズ素子によりプログラムさ
れてもよく、またレジスタ回路などにより、分周比デー
タが格納されて、その分周比データに従って制御信号が
生成される構成が用いられてもよい。
【0138】図8は、図7に示す分周器110a−11
0nの構成を示す図である。図7においては、1つの分
周器110を代表的に示す。
0nの構成を示す図である。図7においては、1つの分
周器110を代表的に示す。
【0139】図8において、分周器110は、イネーブ
ル入力Eに与えられる信号を反転するインバータ112
と、このインバータ112の出力信号とイネーブル入力
Eの信号とに従って外部電源ノードをノードNDAに結
合するトランスミッションゲート111と、ノードND
A上の信号を反転するインバータ113と、クロック入
力C上の信号に従って活性化され、このインバータ11
3の出力信号をノードNDAに伝達するクロックトイン
バータ114と、インバータ113の出力信号を反転す
るインバータ115と、インバータ115の出力信号を
反転して出力ノードOUTからクロック信号を出力する
インバータ116と、クロック入力CおよびZC上のク
ロック信号に従ってインバータ115の出力信号を通過
させるトランスミッションゲート117と、このトラン
スミッションゲート117からノードNDBに伝達され
た信号を反転するインバータ118と、クロック入力C
およびZC上のクロック信号に従って動作しインバータ
118の出力信号をノードNDBに伝達するクロックト
インバータ119と、クロック入力CおよびZC上の信
号に応答して選択的に導通し、インバータ118の出力
信号をノードNDAに伝達するトランスミッションゲー
ト120を含む。トランスミッションゲート117およ
び120は互いに相補的に導通状態となる。
ル入力Eに与えられる信号を反転するインバータ112
と、このインバータ112の出力信号とイネーブル入力
Eの信号とに従って外部電源ノードをノードNDAに結
合するトランスミッションゲート111と、ノードND
A上の信号を反転するインバータ113と、クロック入
力C上の信号に従って活性化され、このインバータ11
3の出力信号をノードNDAに伝達するクロックトイン
バータ114と、インバータ113の出力信号を反転す
るインバータ115と、インバータ115の出力信号を
反転して出力ノードOUTからクロック信号を出力する
インバータ116と、クロック入力CおよびZC上のク
ロック信号に従ってインバータ115の出力信号を通過
させるトランスミッションゲート117と、このトラン
スミッションゲート117からノードNDBに伝達され
た信号を反転するインバータ118と、クロック入力C
およびZC上のクロック信号に従って動作しインバータ
118の出力信号をノードNDBに伝達するクロックト
インバータ119と、クロック入力CおよびZC上の信
号に応答して選択的に導通し、インバータ118の出力
信号をノードNDAに伝達するトランスミッションゲー
ト120を含む。トランスミッションゲート117およ
び120は互いに相補的に導通状態となる。
【0140】次に、この図8に示す分周器110の動作
を図9に示す動作波形図を参照して説明する。クロック
入力CおよびZCに与えられるクロック信号は互いに相
補なクロック信号である。イネーブル入力Eに与えられ
る活性化指示信号(ACT)がLレベルのときには、ト
ランスミッションゲート111が導通し、ノードNDA
は外部電源電圧extVddレベルのHレベルに保持さ
れる。クロック入力Cの信号に従ってトランスミッショ
ンゲート117および120が互いに相補的に導通し、
このノードNDA上の信号がノードNDBに伝達され、
同様、ノードNDBもHレベルである。
を図9に示す動作波形図を参照して説明する。クロック
入力CおよびZCに与えられるクロック信号は互いに相
補なクロック信号である。イネーブル入力Eに与えられ
る活性化指示信号(ACT)がLレベルのときには、ト
ランスミッションゲート111が導通し、ノードNDA
は外部電源電圧extVddレベルのHレベルに保持さ
れる。クロック入力Cの信号に従ってトランスミッショ
ンゲート117および120が互いに相補的に導通し、
このノードNDA上の信号がノードNDBに伝達され、
同様、ノードNDBもHレベルである。
【0141】イネーブル入力Eに与えられる活性化指示
信号がHレベルに立上がると、トランスミッションゲー
ト111が非導通状態となり、ノードNDAが外部電源
ノードから切り離される。クロック入力Cに与えられる
クロック信号(以下、単にクロック信号と称す)がHレ
ベルとなると、トランスミッションゲート120が導通
し、インバータ118からのLレベルの信号がノードN
DAに伝達される。クロックトインバータ114は、出
力ハイインピーダンス状態であり、ノードNDAの電圧
レベルがLレベルに立下がる。一方、トランスミッショ
ンゲート117は非導通状態にあり、ノードNDBはH
レベルを維持する。このノードNDAの信号の立下がり
に応答して出力ノードOUTからのクロック信号がHレ
ベルに立上がる。クロック信号CがLレベルに立下がる
と、クロックトインバータ114が動作し、ノードND
AのLレベルがラッチされる。このときトランスミッシ
ョンゲート117が導通し、一方、トランスミッション
ゲート120が非導通状態となる。トランスミッション
ゲート117を介してインバータ115からのLレベル
の信号がノードNDBに伝達され、クロックトインバー
タ119が出力ハイインピーダンス状態であるため、こ
のノードNDBの信号電位がLレベルに立下がる。トラ
ンスミッションゲート120は非導通状態であるため、
ノードNDAはLレベルを維持する。
信号がHレベルに立上がると、トランスミッションゲー
ト111が非導通状態となり、ノードNDAが外部電源
ノードから切り離される。クロック入力Cに与えられる
クロック信号(以下、単にクロック信号と称す)がHレ
ベルとなると、トランスミッションゲート120が導通
し、インバータ118からのLレベルの信号がノードN
DAに伝達される。クロックトインバータ114は、出
力ハイインピーダンス状態であり、ノードNDAの電圧
レベルがLレベルに立下がる。一方、トランスミッショ
ンゲート117は非導通状態にあり、ノードNDBはH
レベルを維持する。このノードNDAの信号の立下がり
に応答して出力ノードOUTからのクロック信号がHレ
ベルに立上がる。クロック信号CがLレベルに立下がる
と、クロックトインバータ114が動作し、ノードND
AのLレベルがラッチされる。このときトランスミッシ
ョンゲート117が導通し、一方、トランスミッション
ゲート120が非導通状態となる。トランスミッション
ゲート117を介してインバータ115からのLレベル
の信号がノードNDBに伝達され、クロックトインバー
タ119が出力ハイインピーダンス状態であるため、こ
のノードNDBの信号電位がLレベルに立下がる。トラ
ンスミッションゲート120は非導通状態であるため、
ノードNDAはLレベルを維持する。
【0142】クロック信号CがHレベルに立上がると、
トランスミッションゲート120が導通し、インバータ
118からのHレベルの信号がノードNDAに伝達され
る。このときクロックトインバータ114は出力ハイイ
ンピーダンス状態であり、ノードNDAの電圧がHレベ
ルとなる。トランスミッションゲート117は非導通状
態であり、ノードNDBはLレベルを維持する。
トランスミッションゲート120が導通し、インバータ
118からのHレベルの信号がノードNDAに伝達され
る。このときクロックトインバータ114は出力ハイイ
ンピーダンス状態であり、ノードNDAの電圧がHレベ
ルとなる。トランスミッションゲート117は非導通状
態であり、ノードNDBはLレベルを維持する。
【0143】次いで再びクロック信号CがLレベルに立
下がると、トランスミッションゲート120は非導通状
態、トランスミッションゲート117が導通状態とな
り、インバータ115からのHレベルの信号がノードN
DBに伝達され、ノードNDBの電圧レベルがHレベル
となる。
下がると、トランスミッションゲート120は非導通状
態、トランスミッションゲート117が導通状態とな
り、インバータ115からのHレベルの信号がノードN
DBに伝達され、ノードNDBの電圧レベルがHレベル
となる。
【0144】以降、この動作を繰返すことにより、ノー
ドNDAは、1クロック期間Hレベル、かつ1クロック
期間Lレベルとなり、ノードNDBは、このノードND
Aの信号変化にクロック信号Cの半周期遅れて変化す
る。したがって、出力ノードOUTからのクロック信号
は、クロック入力Cに与えられたクロック信号を2分周
した信号となる。この分周器110をM個縦続接続する
ことにより、分周比(1/2)M の周波数逓倍回路を実
現することができる。
ドNDAは、1クロック期間Hレベル、かつ1クロック
期間Lレベルとなり、ノードNDBは、このノードND
Aの信号変化にクロック信号Cの半周期遅れて変化す
る。したがって、出力ノードOUTからのクロック信号
は、クロック入力Cに与えられたクロック信号を2分周
した信号となる。この分周器110をM個縦続接続する
ことにより、分周比(1/2)M の周波数逓倍回路を実
現することができる。
【0145】分周器110a−110nの出力OUT
を、先に説明したように、適当に選択することにより、
ベースクロック信号CLKBを2のべき乗で分周した内
部クロック信号CLKIを得ることができる。
を、先に説明したように、適当に選択することにより、
ベースクロック信号CLKBを2のべき乗で分周した内
部クロック信号CLKIを得ることができる。
【0146】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、外部から与えられるクロック信号を内部で周波
数逓倍して内部クロック信号を生成して内部電圧発生動
作の動作サイクルを決定しており、内部で動作サイクル
を決定するためのクロック信号を発生するリングオシレ
ータが不要となり、回路占有面積および消費電流を低減
することができる。
従えば、外部から与えられるクロック信号を内部で周波
数逓倍して内部クロック信号を生成して内部電圧発生動
作の動作サイクルを決定しており、内部で動作サイクル
を決定するためのクロック信号を発生するリングオシレ
ータが不要となり、回路占有面積および消費電流を低減
することができる。
【0147】[実施の形態4]図10は、この発明の実
施の形態4に従う半導体装置の構成を概略的に示す図で
ある。この図10に示す構成においては、内部電圧線4
に対し、内部電圧線4上の内部電圧Vrlの低下を補償
するための内部電圧発生回路1Aと、内部電圧Vrlの
上昇を補償するための内部電圧発生回路1Bが設けられ
る。この内部電圧発生回路1Aは、図1(A)に示す構
成を備え、活性化指示信号ACTの活性化時この内部電
圧Vrlが所定電圧レベルより低下したとき、外部電源
ノードから内部電圧線4へ電流を供給して、この内部電
圧Vrlの電圧レベルを上昇させる。
施の形態4に従う半導体装置の構成を概略的に示す図で
ある。この図10に示す構成においては、内部電圧線4
に対し、内部電圧線4上の内部電圧Vrlの低下を補償
するための内部電圧発生回路1Aと、内部電圧Vrlの
上昇を補償するための内部電圧発生回路1Bが設けられ
る。この内部電圧発生回路1Aは、図1(A)に示す構
成を備え、活性化指示信号ACTの活性化時この内部電
圧Vrlが所定電圧レベルより低下したとき、外部電源
ノードから内部電圧線4へ電流を供給して、この内部電
圧Vrlの電圧レベルを上昇させる。
【0148】一方、内部電圧Vrlが所定の電圧レベル
よりも高いときには、活性化指示信号ACTの活性化時
内部電圧発生回路1Bが動作し、この内部電圧線4上の
内部電圧Vrlを接地ノードへ放電して、この内部電圧
Vrlを所定電圧レベルに駆動する。この内部電圧発生
回路1Bは、先の実施の形態2における図3(A)に示
す構成を備える。
よりも高いときには、活性化指示信号ACTの活性化時
内部電圧発生回路1Bが動作し、この内部電圧線4上の
内部電圧Vrlを接地ノードへ放電して、この内部電圧
Vrlを所定電圧レベルに駆動する。この内部電圧発生
回路1Bは、先の実施の形態2における図3(A)に示
す構成を備える。
【0149】この図10に示すように、内部電圧Vrl
の上昇および低下両者を抑制するための内部電圧発生回
路1Aおよび1Bを設けることにより、安定に、内部電
圧Vrlを所定電圧レベルに保持することができる。
の上昇および低下両者を抑制するための内部電圧発生回
路1Aおよび1Bを設けることにより、安定に、内部電
圧Vrlを所定電圧レベルに保持することができる。
【0150】なお、内部電圧Vrlの上昇および低下の
抑制する構成としては、以下に示す構成も利用すること
ができる。すなわち、図1(A)に示す内部電圧発生回
路の構成において、プリチャージ回路、および差検出用
のMOSトランジスタおよび電流ドライブ用のMOSト
ランジスタの導電型を逆にし、かつ外部電源ノードを接
地ノードにしかつさらに制御信号の極性を反転すれば、
内部電圧Vrlの上昇を抑制する回路が実現される。
抑制する構成としては、以下に示す構成も利用すること
ができる。すなわち、図1(A)に示す内部電圧発生回
路の構成において、プリチャージ回路、および差検出用
のMOSトランジスタおよび電流ドライブ用のMOSト
ランジスタの導電型を逆にし、かつ外部電源ノードを接
地ノードにしかつさらに制御信号の極性を反転すれば、
内部電圧Vrlの上昇を抑制する回路が実現される。
【0151】同様、図3(A)に示す内部電圧発生回路
の構成において、プリチャージ回路57、および電流ド
ライブトランジスタ59および差検出用のMOSトラン
ジスタ55の導電型をすべて逆転し、かつ与えられる制
御信号の極性を反転しかつ接地ノードを外部電源ノード
とすれば、この図3(A)に示す内部電圧発生回路は、
この置換えにより、内部電圧Vrlの低下を抑制する回
路として作用する。
の構成において、プリチャージ回路57、および電流ド
ライブトランジスタ59および差検出用のMOSトラン
ジスタ55の導電型をすべて逆転し、かつ与えられる制
御信号の極性を反転しかつ接地ノードを外部電源ノード
とすれば、この図3(A)に示す内部電圧発生回路は、
この置換えにより、内部電圧Vrlの低下を抑制する回
路として作用する。
【0152】[実施の形態5]図11(A)は、この発
明の実施の形態5に従う半導体装置の構成を概略的に示
す図である。図11(A)においては、4つの互いに並
列に動作する内部電圧発生回路130a−130dと、
内部電圧発生回路130b−130dそれぞれに対応し
て、与えられたクロック信号を90°(π/4)位相シ
フトして出力するπ/4シフタ125a−125cとが
設けられる。
明の実施の形態5に従う半導体装置の構成を概略的に示
す図である。図11(A)においては、4つの互いに並
列に動作する内部電圧発生回路130a−130dと、
内部電圧発生回路130b−130dそれぞれに対応し
て、与えられたクロック信号を90°(π/4)位相シ
フトして出力するπ/4シフタ125a−125cとが
設けられる。
【0153】π/4シフタ125aの出力クロック信号
Caは対応の内部電圧発生回路130bへ与えられ、ま
たπ/4シフタ125bの入力へ与えられる。π/4シ
フタ125bの出力クロック信号Cbは、対応の内部電
圧発生回路130cへ与えられ、またπ/4シフタ12
5cの入力へ与えられる。π/4シフタ125cの出力
クロック信号Ccは対応の内部電圧発生回路130dへ
与えられる。内部電圧発生回路130aへは、クロック
信号CLKIが与えられ、またπ/4シフタ125aへ
は、クロック信号CLKIが与えられる。したがって、
クロック信号CLKI,Ca,CbおよびCcは、それ
ぞれ位相が互いに90°ずつずれている。内部電圧発生
回路130a−130dの各々は、制御信号発生回路お
よび実施の形態1または2または4で示した内部電圧発
生回路を含んでおり、その動作サイクルが与えられるク
ロック信号により決定される。
Caは対応の内部電圧発生回路130bへ与えられ、ま
たπ/4シフタ125bの入力へ与えられる。π/4シ
フタ125bの出力クロック信号Cbは、対応の内部電
圧発生回路130cへ与えられ、またπ/4シフタ12
5cの入力へ与えられる。π/4シフタ125cの出力
クロック信号Ccは対応の内部電圧発生回路130dへ
与えられる。内部電圧発生回路130aへは、クロック
信号CLKIが与えられ、またπ/4シフタ125aへ
は、クロック信号CLKIが与えられる。したがって、
クロック信号CLKI,Ca,CbおよびCcは、それ
ぞれ位相が互いに90°ずつずれている。内部電圧発生
回路130a−130dの各々は、制御信号発生回路お
よび実施の形態1または2または4で示した内部電圧発
生回路を含んでおり、その動作サイクルが与えられるク
ロック信号により決定される。
【0154】したがって、これらの内部電圧発生回路1
30a−130dは、それぞれ90°ずつ位相がずれ
て、プリチャージ、電圧差検出および内部電圧線駆動を
実行している。したがって、図11(B)に示すよう
に、内部電圧発生回路130a−130dそれぞれが位
相が90°ずつずれたクロック信号CLKI、Ca,C
b,Ccに従って動作しているため、内部電圧線4上の
内部電圧Vrlに対する制御動作サイクルは、このクロ
ック信号CLKIの周期Tcの1/4となる。
30a−130dは、それぞれ90°ずつ位相がずれ
て、プリチャージ、電圧差検出および内部電圧線駆動を
実行している。したがって、図11(B)に示すよう
に、内部電圧発生回路130a−130dそれぞれが位
相が90°ずつずれたクロック信号CLKI、Ca,C
b,Ccに従って動作しているため、内部電圧線4上の
内部電圧Vrlに対する制御動作サイクルは、このクロ
ック信号CLKIの周期Tcの1/4となる。
【0155】内部電圧Vrlの許容変動範囲をΔVaと
すると、この内部電圧Vrlの時間的変動ΔVtが、Δ
Va/Tc以上の場合、その1サイクル周期Tc内で時
間的変動ΔVtを吸収することが困難であり、その内部
電圧発生回路の反応速度が不十分ということになる。こ
の動作サイクルTcを短くするためには、電圧差検出用
のトランジスタを介して流れる電流Ipgの電流値を大
きくしかつ容量素子(Cpg)6または56の容量値C
pgを小さくすることにより、短時間で電流ドライブト
ランジスタを十分に駆動することのできる電圧Vpgを
発生させるように構成すればよい。
すると、この内部電圧Vrlの時間的変動ΔVtが、Δ
Va/Tc以上の場合、その1サイクル周期Tc内で時
間的変動ΔVtを吸収することが困難であり、その内部
電圧発生回路の反応速度が不十分ということになる。こ
の動作サイクルTcを短くするためには、電圧差検出用
のトランジスタを介して流れる電流Ipgの電流値を大
きくしかつ容量素子(Cpg)6または56の容量値C
pgを小さくすることにより、短時間で電流ドライブト
ランジスタを十分に駆動することのできる電圧Vpgを
発生させるように構成すればよい。
【0156】しかしながら、電圧差検出用のMOSトラ
ンジスタ5または55は、この内部電圧Vrlの許容範
囲ΔVaが小さいため、そのゲート間−ソース間電圧V
gsとしきい値電圧Vth(VthnまたはVthp)
の差は大きくとることが難しい。したがって、この電圧
差検出用のMOSトランジスタ5または55を介して流
れる容量素子の充放電電流Ipgは、比較的小さくな
る。この電圧差検出用のMOSトランジスタ5または5
5を介して流れる電流Ipgを大きくするために、これ
らの電圧差検出用のMOSトランジスタ5および55の
チャネル幅とチャネル長の比W/Lを非常に大きくする
必要があり、回路占有面積が増加する。また、1つの内
部電圧発生回路で内部電圧Vrlの変動を補償する場
合、この内部電圧Vrlが時間的に大きな鋸歯状に変化
する。
ンジスタ5または55は、この内部電圧Vrlの許容範
囲ΔVaが小さいため、そのゲート間−ソース間電圧V
gsとしきい値電圧Vth(VthnまたはVthp)
の差は大きくとることが難しい。したがって、この電圧
差検出用のMOSトランジスタ5または55を介して流
れる容量素子の充放電電流Ipgは、比較的小さくな
る。この電圧差検出用のMOSトランジスタ5または5
5を介して流れる電流Ipgを大きくするために、これ
らの電圧差検出用のMOSトランジスタ5および55の
チャネル幅とチャネル長の比W/Lを非常に大きくする
必要があり、回路占有面積が増加する。また、1つの内
部電圧発生回路で内部電圧Vrlの変動を補償する場
合、この内部電圧Vrlが時間的に大きな鋸歯状に変化
する。
【0157】しかしながら、この図11(A)に示すよ
うに、同一構成の内部電圧発生回路を複数個(本実施の
形態においては4個)を準備し、それぞれに動作サイク
ルを規定するクロック信号を位相を90°ずつずらして
与えることにより、これらの内部電圧発生回路の内部電
圧修正動作の位相を90°ずらせることができる。した
がって、内部電圧Vrlからみた回路の反応速度が、等
価的にTc/4となり、この内部電圧Vrlの変動も、
ΔVt・(1/4)・Tcと1つの内部電圧発生回路を
利用する場合に比べて1/4に抑制することができる。
うに、同一構成の内部電圧発生回路を複数個(本実施の
形態においては4個)を準備し、それぞれに動作サイク
ルを規定するクロック信号を位相を90°ずつずらして
与えることにより、これらの内部電圧発生回路の内部電
圧修正動作の位相を90°ずらせることができる。した
がって、内部電圧Vrlからみた回路の反応速度が、等
価的にTc/4となり、この内部電圧Vrlの変動も、
ΔVt・(1/4)・Tcと1つの内部電圧発生回路を
利用する場合に比べて1/4に抑制することができる。
【0158】図12(A)は、図11(A)に示すπ/
4シフタ125a−125cの構成の一例を概略的に示
す図である。これらπ/4シフタ125a−125cは
同一構成を有しており、図12(A)においては、1つ
のπ/4シフタ125を代表的に示す。
4シフタ125a−125cの構成の一例を概略的に示
す図である。これらπ/4シフタ125a−125cは
同一構成を有しており、図12(A)においては、1つ
のπ/4シフタ125を代表的に示す。
【0159】図12(A)において、π/4シフタ12
5は、クロック信号CK2およびZCK2に従って導通
して入力クロック信号CKを通過させるトランスミッシ
ョンゲート135aと、このトランスミッションゲート
135aを通過したクロック信号をラッチして出力クロ
ック信号CKOを出力するラッチ135bを含む。クロ
ック信号CK2およびZCK2は互いに相補なクロック
信号であり、またこれらのクロック信号CK2およびZ
CK2の周波数は、入力クロック信号CKの2倍であ
る。次に、この図12(A)に示すπ/4シフタ125
の動作を図12(B)に示す動作波形を参照して説明す
る。
5は、クロック信号CK2およびZCK2に従って導通
して入力クロック信号CKを通過させるトランスミッシ
ョンゲート135aと、このトランスミッションゲート
135aを通過したクロック信号をラッチして出力クロ
ック信号CKOを出力するラッチ135bを含む。クロ
ック信号CK2およびZCK2は互いに相補なクロック
信号であり、またこれらのクロック信号CK2およびZ
CK2の周波数は、入力クロック信号CKの2倍であ
る。次に、この図12(A)に示すπ/4シフタ125
の動作を図12(B)に示す動作波形を参照して説明す
る。
【0160】入力クロック信号CKと転送クロック信号
CK2は同相のクロック信号である。クロック信号CK
が立上がったとき、転送クロック信号CK2もHレベル
に立上がり、トランスミッションゲート135aは非導
通状態となり、ラッチ135bの出力クロック信号CK
Oの状態は変化しない。転送クロック信号CK2がLレ
ベルに立下がると、トランスミッションゲート135a
が導通し、入力クロック信号CKを通過させる。応じて
ラッチ135bからの出力クロック信号CKOがHレベ
ルに立上がる。転送クロック信号CK2がLレベルの
間、入力クロック信号CKはHレベルであり、出力クロ
ック信号CKOはHレベルを維持する。転送クロック信
号CK2が入力クロック信号CKの立下がりに同期して
Hレベルに立上がると、トランスミッションゲート13
5aが非導通状態となり、出力クロック信号CKOは、
入力クロック信号CKと切り離されて、Hレベルを維持
する。次いで再び転送クロック信号CK2がLレベルに
立下がると、トランスミッションゲート135aが導通
し、ラッチ135bからの出力クロック信号CKOがL
レベルに立下がる。
CK2は同相のクロック信号である。クロック信号CK
が立上がったとき、転送クロック信号CK2もHレベル
に立上がり、トランスミッションゲート135aは非導
通状態となり、ラッチ135bの出力クロック信号CK
Oの状態は変化しない。転送クロック信号CK2がLレ
ベルに立下がると、トランスミッションゲート135a
が導通し、入力クロック信号CKを通過させる。応じて
ラッチ135bからの出力クロック信号CKOがHレベ
ルに立上がる。転送クロック信号CK2がLレベルの
間、入力クロック信号CKはHレベルであり、出力クロ
ック信号CKOはHレベルを維持する。転送クロック信
号CK2が入力クロック信号CKの立下がりに同期して
Hレベルに立上がると、トランスミッションゲート13
5aが非導通状態となり、出力クロック信号CKOは、
入力クロック信号CKと切り離されて、Hレベルを維持
する。次いで再び転送クロック信号CK2がLレベルに
立下がると、トランスミッションゲート135aが導通
し、ラッチ135bからの出力クロック信号CKOがL
レベルに立下がる。
【0161】したがって、この図12(A)に示すπ/
4シフタ125は、転送クロック信号CK2の1/2サ
イクル遅延して入力クロック信号CKを転送して出力ク
ロック信号CKOを生成している。転送クロック信号C
K2は、その周波数が入力クロック信号CKの周波数の
2倍である。したがって、出力クロック信号CKOは、
入力クロック信号CKに対し、位相がπ/4ずれてい
る。この図12(A)に示すπ/4シフタの出力クロッ
ク信号CKOをさらに位相π/4遅らせる場合、トラン
スミッションゲート135aに与えられる転送クロック
信号の極性を反転し、転送クロック信号CK2がHレベ
ルのときにトランスミッションゲート135aを導通状
態とする。これにより、この出力クロック信号CKOを
さらにπ/4位相をずらせたクロック信号が得られる。
すなわち、入力クロック信号の立上がり時に、入力部の
トランスミッションゲートを非導通状態とするように、
クロック信号CK2およびZCK2をトランスミッショ
ンゲートへ印加する。
4シフタ125は、転送クロック信号CK2の1/2サ
イクル遅延して入力クロック信号CKを転送して出力ク
ロック信号CKOを生成している。転送クロック信号C
K2は、その周波数が入力クロック信号CKの周波数の
2倍である。したがって、出力クロック信号CKOは、
入力クロック信号CKに対し、位相がπ/4ずれてい
る。この図12(A)に示すπ/4シフタの出力クロッ
ク信号CKOをさらに位相π/4遅らせる場合、トラン
スミッションゲート135aに与えられる転送クロック
信号の極性を反転し、転送クロック信号CK2がHレベ
ルのときにトランスミッションゲート135aを導通状
態とする。これにより、この出力クロック信号CKOを
さらにπ/4位相をずらせたクロック信号が得られる。
すなわち、入力クロック信号の立上がり時に、入力部の
トランスミッションゲートを非導通状態とするように、
クロック信号CK2およびZCK2をトランスミッショ
ンゲートへ印加する。
【0162】なお、上述の図11(A)に示す構成にお
いては、4つの内部電圧発生回路が用いられており、時
分割多重的に動作している。しかしながら、この時分割
多重動作する内部電圧発生回路の数は、4に限定され
ず、2であってもよく、また8であってもよい。
いては、4つの内部電圧発生回路が用いられており、時
分割多重的に動作している。しかしながら、この時分割
多重動作する内部電圧発生回路の数は、4に限定され
ず、2であってもよく、また8であってもよい。
【0163】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、複数の内部電圧発生回路の動作位相をずらせて
いるため、内部電圧の修正動作サイクルが等価的に低減
され、内部電圧を安定に所定の電圧レベルに維持するこ
とができる。
従えば、複数の内部電圧発生回路の動作位相をずらせて
いるため、内部電圧の修正動作サイクルが等価的に低減
され、内部電圧を安定に所定の電圧レベルに維持するこ
とができる。
【0164】[他の適用例]上述の説明においては、内
部電圧Vrlは、接地電圧に近い電圧レベルであるとし
て説明している。しかしながら、基準電圧Vrl0の電
圧レベルを高くすることにより、内部電圧の電圧レベル
を高くすることができる。したがって、比較的高い電圧
レベルの内部電圧であっても本発明は適用可能である。
部電圧Vrlは、接地電圧に近い電圧レベルであるとし
て説明している。しかしながら、基準電圧Vrl0の電
圧レベルを高くすることにより、内部電圧の電圧レベル
を高くすることができる。したがって、比較的高い電圧
レベルの内部電圧であっても本発明は適用可能である。
【0165】また、この内部電圧Vrlを消費する内部
回路は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリの
場合、たとえば、センスアンプ回路であり、内部電圧V
rlレベルにまでビット線を放電する。
回路は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリの
場合、たとえば、センスアンプ回路であり、内部電圧V
rlレベルにまでビット線を放電する。
【0166】また単に、この内部電圧Vrlは、定電流
源トランジスタのゲートへ与えられる定電圧として利用
されてもよい。
源トランジスタのゲートへ与えられる定電圧として利用
されてもよい。
【0167】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、内部
電圧の微少な変化を、容量素子の電荷の変化に従って容
量素子の充電電荷量を変化させてこの容量素子の充電電
圧を、内部電圧の電圧差を増幅して、次いでこの容量素
子の充電電圧に従ってドライブトランジスタにより内部
電圧のレベルを調整している。したがって、小占有面積
でかつ低消費電流で安定に内部電圧を発生することがで
きる内部電圧発生回路を実現することができる。
電圧の微少な変化を、容量素子の電荷の変化に従って容
量素子の充電電荷量を変化させてこの容量素子の充電電
圧を、内部電圧の電圧差を増幅して、次いでこの容量素
子の充電電圧に従ってドライブトランジスタにより内部
電圧のレベルを調整している。したがって、小占有面積
でかつ低消費電流で安定に内部電圧を発生することがで
きる内部電圧発生回路を実現することができる。
【0168】すなわち、請求項1に係る発明に従えば、
基準電圧と内部電圧との差に応じて容量素子の充電電圧
を変化させ、この容量素子の充電電圧に従って電源ノー
ドと内部電圧線との間に電流を流すように構成している
ため、低消費電流でかつ低占有面積で安定に内部電圧を
発生することができる。
基準電圧と内部電圧との差に応じて容量素子の充電電圧
を変化させ、この容量素子の充電電圧に従って電源ノー
ドと内部電圧線との間に電流を流すように構成している
ため、低消費電流でかつ低占有面積で安定に内部電圧を
発生することができる。
【0169】請求項2に係る発明に従えば、内部電圧と
基準電圧との差をMOSトランジスタの流れる電流によ
り検出しているため、簡易な回路構成で正確に、内部電
圧と基準電圧との差を検出することができる。
基準電圧との差をMOSトランジスタの流れる電流によ
り検出しているため、簡易な回路構成で正確に、内部電
圧と基準電圧との差を検出することができる。
【0170】請求項3に係る発明に従えば、容量素子と
差検出回路とを制御信号に従って切り離しているため、
この容量素子の充電電圧を一定値に保持することがで
き、一定の電圧レベルに従って電流ドライブトランジス
タを駆動することができ、この内部電圧のオーバードラ
イブが禁止され、高速で内部電圧を所定電圧レベルに回
復することができる。
差検出回路とを制御信号に従って切り離しているため、
この容量素子の充電電圧を一定値に保持することがで
き、一定の電圧レベルに従って電流ドライブトランジス
タを駆動することができ、この内部電圧のオーバードラ
イブが禁止され、高速で内部電圧を所定電圧レベルに回
復することができる。
【0171】請求項4に係る発明に従えば、容量素子を
差検出回路と切り離して所定電圧レベルにプリチャージ
するように構成しているため、正確に電圧差検出時の容
量素子の出発電圧を一定として電圧差に応じた充電電圧
を容量素子に生じさせることができる。
差検出回路と切り離して所定電圧レベルにプリチャージ
するように構成しているため、正確に電圧差検出時の容
量素子の出発電圧を一定として電圧差に応じた充電電圧
を容量素子に生じさせることができる。
【0172】請求項5に係る発明に従えば、容量素子と
差検出回路とを切り離してこの容量素子を所定電圧にプ
リチャージし、かつプリチャージ完了後所定のタイミン
グで、この容量素子と差検出回路とを再び切り離すよう
に構成しているため、所定電圧レベルから確実に、内部
電圧と基準電圧との差に応じた電圧変化を容量素子にお
いて生じさせて電流ドライブ素子を駆動し、かつこの電
流ドライブ素子が、不必要に大きな電流駆動力をもって
内部電圧の回復動作を行なうのを防止することができ、
高速で内部電圧を安定化させることができる。
差検出回路とを切り離してこの容量素子を所定電圧にプ
リチャージし、かつプリチャージ完了後所定のタイミン
グで、この容量素子と差検出回路とを再び切り離すよう
に構成しているため、所定電圧レベルから確実に、内部
電圧と基準電圧との差に応じた電圧変化を容量素子にお
いて生じさせて電流ドライブ素子を駆動し、かつこの電
流ドライブ素子が、不必要に大きな電流駆動力をもって
内部電圧の回復動作を行なうのを防止することができ、
高速で内部電圧を安定化させることができる。
【0173】請求項6に係る発明に従えば、容量素子を
プリチャージ指示信号に従って所定電圧にプリチャージ
しているため、内部電圧と基準電圧との電圧差を検出す
るための容量素子の検出開始電圧を常に一定とすること
ができ、正確に内部電圧と基準電圧との差に応じた電圧
を容量素子に生成することができる。
プリチャージ指示信号に従って所定電圧にプリチャージ
しているため、内部電圧と基準電圧との電圧差を検出す
るための容量素子の検出開始電圧を常に一定とすること
ができ、正確に内部電圧と基準電圧との差に応じた電圧
を容量素子に生成することができる。
【0174】請求項7に係る発明に従えば、容量素子を
介して電流ドライブ素子の制御電極ノードへワンショッ
トのパルス信号を印加するように構成しているため、電
圧差検出時ドライブ素子をオフ状態として、正確に、こ
の内部電圧と基準電圧との差に応じた電圧を容量素子に
発生させることができ、次いで電流ドライブ素子をオン
状態として、その内部電圧と基準電圧との差に応じた電
流駆動力で内部電圧を回復させることができ、内部電圧
のオーバードライブが防がれる。
介して電流ドライブ素子の制御電極ノードへワンショッ
トのパルス信号を印加するように構成しているため、電
圧差検出時ドライブ素子をオフ状態として、正確に、こ
の内部電圧と基準電圧との差に応じた電圧を容量素子に
発生させることができ、次いで電流ドライブ素子をオン
状態として、その内部電圧と基準電圧との差に応じた電
流駆動力で内部電圧を回復させることができ、内部電圧
のオーバードライブが防がれる。
【0175】請求項8に係る発明に従えば、この内部電
圧を消費する内部回路の活性化指示信号に従って電圧差
検出動作および充電動作を制御する制御信号を発生する
ように構成しているため、正確に、内部電圧が変化する
ときに内部電圧発生動作を行ない、安定に内部電圧を所
定の電圧レベルに保持することができ、また内部電圧が
消費されないときには内部電圧発生動作を停止して、消
費電流を低減する。
圧を消費する内部回路の活性化指示信号に従って電圧差
検出動作および充電動作を制御する制御信号を発生する
ように構成しているため、正確に、内部電圧が変化する
ときに内部電圧発生動作を行ない、安定に内部電圧を所
定の電圧レベルに保持することができ、また内部電圧が
消費されないときには内部電圧発生動作を停止して、消
費電流を低減する。
【0176】請求項9に係る発明に従えば、内部電圧発
生動作を外部から与えられるクロック信号に従って制御
しているため、内部でこの内部電圧発生動作サイクルを
規定するクロック信号を発生する必要がなく、回路占有
面積および消費電流が低減される。
生動作を外部から与えられるクロック信号に従って制御
しているため、内部でこの内部電圧発生動作サイクルを
規定するクロック信号を発生する必要がなく、回路占有
面積および消費電流が低減される。
【0177】請求項10に係る発明に従えば、複数の内
部電圧発生回路を互いに異なるタイミングで動作させる
ように構成しているため、各内部電圧発生動作の等価的
なサイクルが短くなり、内部電圧の変動を抑制して、高
速で内部電圧を安定化させることができる。
部電圧発生回路を互いに異なるタイミングで動作させる
ように構成しているため、各内部電圧発生動作の等価的
なサイクルが短くなり、内部電圧の変動を抑制して、高
速で内部電圧を安定化させることができる。
【0178】請求項11に係る発明に従えば、所定の周
期を有するクロック信号を位相シフトして複数の内部電
圧発生回路へ動作サイクル規定信号として与えているた
め、正確に、これらの複数の内部電圧発生動作の位相を
ずらせて時分割多重化して動作させることができる。
期を有するクロック信号を位相シフトして複数の内部電
圧発生回路へ動作サイクル規定信号として与えているた
め、正確に、これらの複数の内部電圧発生動作の位相を
ずらせて時分割多重化して動作させることができる。
【図1】 (A)は、この発明の実施の形態1に従う内
部電圧発生回路の構成を示し、(B)は、(A)に示す
回路の動作を示すタイミングチャート図である。
部電圧発生回路の構成を示し、(B)は、(A)に示す
回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図2】 (A)は、図1(A)に示す制御信号を発生
する部分の構成を示し、(B)は、(A)に示す制御信
号発生回路の動作を示すタイミングチャート図である。
する部分の構成を示し、(B)は、(A)に示す制御信
号発生回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図3】 (A)は、この発明の実施の形態2に従う内
部電圧発生回路の構成を示し、(B)は、(A)に示す
回路の動作を示す信号波形図である。
部電圧発生回路の構成を示し、(B)は、(A)に示す
回路の動作を示す信号波形図である。
【図4】 (A)は、図3(A)に示す制御信号を発生
する部分の構成を示し、(B)は、(A)に示す回路の
動作を示すタイミングチャート図である。
する部分の構成を示し、(B)は、(A)に示す回路の
動作を示すタイミングチャート図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に従う半導体装置の
全体の構成を概略的に示す図である。
全体の構成を概略的に示す図である。
【図6】 図5に示す制御信号発生回路の構成を概略的
に示す図である。
に示す図である。
【図7】 図6に示す逓倍回路の構成を概略的に示す図
である。
である。
【図8】 図7に示す分周器の構成を示す図である。
【図9】 図8に示す分周器の動作を示すタイミングチ
ャート図である。
ャート図である。
【図10】 この発明の実施の形態4に従う半導体装置
の構成を概略的に示す図である。
の構成を概略的に示す図である。
【図11】 (A)は、この発明の実施の形態5に従う
半導体装置の構成を概略的に示し、(B)は、(A)に
示す回路の動作を示すタイミングチャート図である。
半導体装置の構成を概略的に示し、(B)は、(A)に
示す回路の動作を示すタイミングチャート図である。
【図12】 (A)は、図11(A)に示すπ/4シフ
タの構成の一例を示し、(B)は、(A)に示すπ/4
シフタの動作を示すタイミングチャート図である。
タの構成の一例を示し、(B)は、(A)に示すπ/4
シフタの動作を示すタイミングチャート図である。
【図13】 従来の内部電圧発生回路の構成の一例を示
す図である。
す図である。
【図14】 (A)および(B)は、内部電圧の用途を
示す図である。
示す図である。
【図15】 (A)および(B)は、内部電圧の他の用
途をそれぞれ示す図である。
途をそれぞれ示す図である。
【図16】 従来の内部電圧発生回路の構成を示す図で
ある。
ある。
【図17】 従来の内部電圧発生回路のさらに他の構成
を示す図である。
を示す図である。
1,1A,1B 内部電圧発生回路、2 基準電圧発生
回路、3 レベルシフト回路、4 内部電圧線、5 n
チャネルMOSトランジスタ、7 プリチャージ回路、
8 電荷保持回路、9 MOSトランジスタ、15 内
部回路、20内部クロック発生回路、30 駆動信号発
生回路、6 容量素子、55 pチャネルMOSトラン
ジスタ、57 プリチャージ回路、56 容量素子、5
9 nチャネルMOSトランジスタ、53 レベルシフ
ト回路、70 駆動信号発生回路、103 制御信号発
生回路、103a 逓倍回路、110a〜110n 分
周器、125a〜125c π/4シフタ、130a〜
130d 内部電圧発生回路。
回路、3 レベルシフト回路、4 内部電圧線、5 n
チャネルMOSトランジスタ、7 プリチャージ回路、
8 電荷保持回路、9 MOSトランジスタ、15 内
部回路、20内部クロック発生回路、30 駆動信号発
生回路、6 容量素子、55 pチャネルMOSトラン
ジスタ、57 プリチャージ回路、56 容量素子、5
9 nチャネルMOSトランジスタ、53 レベルシフ
ト回路、70 駆動信号発生回路、103 制御信号発
生回路、103a 逓倍回路、110a〜110n 分
周器、125a〜125c π/4シフタ、130a〜
130d 内部電圧発生回路。
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Claims (11)
- 【請求項1】 内部電圧線、および前記内部電圧線上に
内部電圧を発生するための内部電圧発生回路を備え、 前記内部電圧発生回路は、 基準電圧発生回路、 容量素子、 前記基準電圧発生回路からの基準電圧と前記内部電圧線
上の内部電圧との差に応じて前記容量素子の充電電圧を
変化させる差検出手段、および前記容量素子の充電電圧
に従って電源ノードと前記内部電圧線との間に電流を流
す電流ドライブ素子を備える、半導体装置。 - 【請求項2】 前記差検出回路は、 前記基準電圧と前記内部電圧との差に応じた電流を流す
絶縁ゲート型電界効果トランジスタを備える、請求項1
記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記内部電圧発生回路は、制御信号に応
答して前記容量素子と前記差検出回路とを切り離す電荷
保持回路をさらに備える、請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記内部電圧発生回路は、制御信号に応
答して前記容量素子を前記電源ノードに結合しかつ前記
容量素子と前記差検出回路とを切り離すプリチャージ回
路をさらに備える、請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記内部電圧発生回路は、さらに、第1
の制御信号の非活性化に応答して前記差検出回路と前記
容量素子とを切り離す電荷保持回路と、第2の制御信号
の活性化時前記容量素子を前記電源ノードに結合しかつ
前記容量素子と前記差検出回路とを切り離すプリチャー
ジ回路とを備え、前記第2の制御信号の活性化に応答し
て前記第1の制御信号が活性化され、かつ前記第1の制
御信号は前記第2の制御信号が非活性化されて所定時間
経過後非活性化される、請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記内部電圧発生回路は、前記容量素子
をプリチャージ指示信号に応答して前記電源に結合する
プリチャージ回路をさらに備える、請求項1記載の半導
体装置。 - 【請求項7】 前記プリチャージ指示信号の非活性化に
応答して前記容量素子へワンショットのパルス信号を印
加する回路をさらに備え、前記ワンショットのパルス信
号が前記容量素子を介して前記電流ドライブ素子の制御
電極ノードに伝達される、請求項6記載の半導体装置。 - 【請求項8】 活性化指示信号に応答して活性化されて
動作し前記内部電圧線上の内部電圧を消費する内部回
路、および前記差検出回路の電圧差検出動作および前記
容量素子の充電動作を制御するための制御信号を前記活
性化指示信号に従って発生して前記内部電圧発生回路へ
与える制御回路をさらに備える、請求項1記載の半導体
装置。 - 【請求項9】 繰返し与えられるクロック信号に従っ
て、前記差検出動作および容量素子の充電動作を制御す
るための制御信号を発生する回路をさらに備える、請求
項1記載の半導体装置。 - 【請求項10】 前記内部電圧発生回路は複数個設けら
れ、前記複数個設けられる内部電圧発生回路は前記内部
電圧線に並列に結合されかつ互いに異なるタイミングで
動作して内部電圧を発生する、請求項1記載の半導体装
置。 - 【請求項11】 前記複数の内部電圧発生回路へ、所定
の周期を有するクロック信号を位相シフトして動作サイ
クル規定信号として与える回路をさらに備える、請求項
10記載の半導体装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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