JP2000154735A - 車両の駆動出力制御方法及びその装置 - Google Patents
車両の駆動出力制御方法及びその装置Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract
設定における異常を迅速にかつ確実に検出するととも
に、異常検出時の車両の安全性を十分確保することでき
る車両の駆動出力制御方法及びその装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 第1アクセルポジションセンサ51,ア
イドルスイッチ53等のの出力信号を入力し、目標スロ
ットル開度を演算する第1制御ユニット2と、第2アク
セルポジションセンサ52,第2スロットルポジション
センサ62等の出力信号を入力し、上記目標スロットル
開度に応じてスロットル駆動手段41の制御量を演算す
る第2制御ュニット3との間で、第1及び第2通信ライ
ンL1,L2により、一方の制御ユニット2(3)での
目標スロットル開度を含むデータを互いに他方の制御ユ
ニット3(2)に送信し、目標スロットル開度設定異常
に対する相互監視を行なうようにした。
Description
の吸気管内に設置されたスロットルバルブを電気信号で
駆動しエンジンの駆動出力を制御する車両の駆動出力制
御装置に関するもので、特に目標スロットル開度設定に
おける制御ユニット間の相互監視方法に関する。
路中に運転者によるアクセルペダルの操作と連動して開
閉されるスロットルバルブを設け、アクセルペダルの操
作量に応じてこのスロットルバルブの開度を調整しエン
ジンへの吸入空気量を制御していた。このような吸入空
気量の制御方法では、スロットルバルブとアクセルペダ
ルとを、リンクやワイヤ等の機械的連結手段により連動
させることにより、アクセルペダルの操作量に比例した
スロットルバルブの開度調整がなされる。しかし、この
ような機械的連結手段を用いたものでは、アクセル踏み
込み量とスロットル開度との関係が一義的に決まってし
まい自由度がないこと、及びアクセルペダルとスロット
ルバルブとの位置関係が制約されるために自動車への搭
載位置の自由度が少なくなるという問題点があった。そ
こで近年では、定速走行制御装置やトラクション制御装
置などのエンジン制御の電子化に伴い、運転者のアクセ
ル操作と機械的に連動することなく、運転者のアクセル
操作量を電気的に検出し、このアクセル操作量に基づい
てスロットルバルブの開度をモータなどで電気的に制御
する試みが成されている。このような電子制御装置にお
いては、特に安全性に十分な配慮が必要である。特に複
雑な構成の場合には必然的に部品数の増大につれて故障
率も増大する。
としては、例えば持開平5−202793号公報に開示
された「車両の駆動出力を制御する装置」がある。これ
は、駆動出力を変化させる互いに独立した少なくとも2
つの可変量を制御する少なくとも2つの制御ユニット
(第1制御ユニットと第2制御ユニット)と、駆動ユニ
ットまたは車両の運転変量あるいは駆動ユニットと車両
の運転変量車両の双方を検出する少なくとも2つの冗長
なセンサを備えた少なくとも1つの測定装置とを設け、
一方のセンサの出力信号を第1の制御ユニットに入力
し、他方のセンサの出力信号を第2の制御ユニットに入
力するとともに、両制御ユニットは上記センサの出力信
号に基づいて測定装置の監視を行い、どちらか一方の制
御ユニットにより両制御ユニットの監視結果を比較し、
比較結果が不一致の場合は所定時間後に出力制限し非常
走行を行い、比較結果が一致した場合は故障センサを識
別し故障してないセンサに基づいて制御機能を実行する
ものである。
気信号で駆動制御する車両の駆動出力制御装置において
は、目標スロットル開度演算における異常は重大な問題
であり、予期しないエンジン回転速度上昇や車両の異常
の原因になりかねない。しかしながら、上記従来の制御
装置では、単に2つの制御ユニット(あるいはマイコ
ン)でそれぞれ行った測定装置の監視結果が一致するか
どうか比較するだけであり、センサグランドレベルの変
動などの故障検出に至らないようなセンサ系の不良や、
センサ出力特性の経時変化、目標スロットル開度演算に
用いるマッチングパラメータやマップ値の設定ミスなど
による予期しない異常な目標スロットル開度値が出力さ
れた場合の2つの制御ユニット間での相互監視方法には
言及されておらず、車両をより安全に走行させるための
安全性の確保ができないという問題点があった。
なされたもので、簡単なロジック構成で、目標スロット
ル開度設定における異常を迅速にかつ確実に検出すると
ともに、異常検出時の車両の安全性を十分確保すること
できる車両の駆動出力制御方法及びその装置を提供する
ことを目的とする。
の車両の駆動出力制御方法は、少なくとも2つのセンサ
でアクセルペダルの位置を検出するとともに、上記セン
サの少なくとも1つを第1の制御ユニットで監視し、他
のセンサを第2の制御ユニットで監視して、エンジンへ
の吸入空気量を調節するスロットルバルブの開度を制御
する車両の駆動出力制御方法において、入力されたセン
サ出力に基づいて得られた一方の制御ユニットでの目標
スロットル開度を含むデータを互いに他方の制御ユニッ
トに出力し、上記2つの制御ユニット間で目標スロット
ル開度設定異常に対する相互監視を行なうとともに、異
常検出時には、目標スロットル開度を所定の開度制限値
に制限するようにしたことを特徴とする。
は、車両に搭載されたエンジンへの吸入空気量を調節す
るスロットルバルブと、上記スロットルバルブを駆動す
るスロットル駆動手段と、アクセルペダルの位置をそれ
ぞれ検出し互いに冗長な第1及び第2のアクセル開度信
号として出力する第1及び第2のアクセルポジションセ
ンサと、アクセルペダルの全閉位置を検出しアイドルス
イッチ信号として出力するアイドルスイッチと、上記ス
ロットルバルブの位置をそれぞれ検出し互いに冗長な第
1及び第2のスロットル開度信号として出力する第1及
び第2のスロットルポジションセンサと、第1のアクセ
ル開度信号,アイドルスイッチ信号及び第1のスロット
ル開度信号とを入力し、目標スロットル開度等の制御パ
ラメータを演算する第1制御ユニットと、第2のアクセ
ル開度信号及び第2のスロットル開度信号を入力し、上
記目標スロットル開度に応じて上記スロットル駆動手段
の制御量を演算する第2制御ユニットと、上記第1制御
ユニットから上記第2制御ユニットヘのデータ通信を行
う第1の通信ラインと、上記第2制御ユニットから上記
第1制御ユニットヘのデータ通信を行う第2の通信ライ
ンとを備えるとともに、上記第2制御ユニットに、上記
第1の通信ラインの故障を判定する第1の通信ライン故
障判定手段と、上記第1の通信ラインの故障判定結果を
上記第2の通信ラインを介して上記第1制御ユニットに
送信し、上記第1の通信ラインが故障判定されていない
場合には、上記第2のアクセル開度信号に基づいて目標
スロットル開度を監視する第2の目標スロットル開度監
視手段とを設け、上記第1制御ユニットに、上記第2の
通信ラインの故障を判定する第2の通信ライン故障判定
手段と、上記第1及び第2の通信ラインが故障判定され
ていない場合に、上記アイドルスイッチ信号に基づいて
目標スロットル開度を監視する第1の目標スロットル開
度監視手段とを設けて、上記2つの制御ユニット間で目
標スロットル開度設定異常に対する相互監視を行うよう
にしたものである。
は、第1制御ユニットで、アクセルポジションセンサが
故障判定されてなく、かつ、オートクルーズ制御中でな
い場合には、目標スロットル開度監視許可フラグをセッ
トし、第1の通信ラインを介して第2制御ユニットに送
信するとともに、第1の目標スロットル開度監視手段に
より目標スロットル開度を監視し、第2制御ユニット
で、上記目標スロットル開度監視許可フラグがセットさ
れている場合に、第2の目標スロットル開度監視手段に
より目標スロットル開度を監視するようにしたものであ
る。
は、第2制御ユニットで、少なくとも第2のアクセル開
度信号に基づいてアクセルペダル全閉状態を検出すると
ともに、アクセルペダル全閉状態での目標スロットル開
度の上限値を上記第2の目標スロットル開度監視手段に
より監視するようにしたものである。
は、第2制御ユニットで、第1制御ユニットから送信さ
れた目標スロットル開度値が所定の上限値を越えている
と判定した場合は、上記目標スロットル開度値を上記上
限値に制限するようにしたものである。
は、第2制御ユニットで、第2のアクセルポジションセ
ンサの出力信号が所定電圧以下の状態を所定時間継続し
た場合には、アクセルペダル全閉状態と判定するととも
に、第1制御ユニットから送信された目標スロットル開
度値が所定の上限値を越えていないかどうか監視するよ
うにしたものである。
は、上記請求項5のアクセルペダル全閉状態での目標ス
ロットル開度の上限値を、エンジン水温に基づいて設定
するようにしたものである。
は、上記請求項5のアクセルペダル全閉状態での目標ス
ロットル開度の上限値を、エンジンの空燃比状態に応じ
て設定するようにしたものである。
は、第1制御ユニットで、少なくともアイドルスイッチ
信号に基づいてアクセルペダル全閉状態を検出するとと
もに、第2制御ユニットへ送信するアクセルペダル全閉
状態での目標スロットル開度の上限値を監視するように
したものである。
置は、第1制御ユニットで、第2制御ユニットへ送信す
る目標スロットル開度値が所定の上限値を越えていると
判定した場合は、上記目標スロットル開度値を上記上限
値に制限するようにしたものである。
置は、第1制御ユニットで、アイドルスイッチ信号がO
Nしている状態を所定時間継続した場合には、アクセル
ペダル全閉状態と判定するとともに、アクセルペダル全
閉状態での目標スロットル開度値が所定の上限値を越え
ていないかどうかを監視するようにしたものである。
置は、上記請求項10のアクセルペダル全閉状態での目
標スロットル開度の上限値を、エンジン水温により設定
するようにしたものである。
置は、上記請求項10のアクセルペダル全閉状態での目
標スロットル開度の上限値を、エンジンの空燃比状態に
応じて設定するようにしたものである。
置は、シフトレバー位置を示すインヒビタスイッチ信号
を第1制御ユニット入力するとともに、上記請求項10
のアクセルペダル全閉状態での目標スロットル開度の上
限値を、上記インヒビタスイッチ信号のON/OFF状
態に応じて設定するようにしたものである。
置は、エアコンスイッチ信号を第1制御ユニットに入力
するとともに、上記請求項10のアクセルペダル全閉状
態での目標スロットル開度の上限値を、上記エアコンス
イッチ信号のON/OFF状態に応じて設定するように
したものである。
置は、第1制御ユニットまたは制御ユニットにおいて、
上記目標スロットル開度値を制限値から解除する場合に
は、所定の変化速度に従って目標スロットル開度値を変
化させるようにしたのものである。
置は、第1制御ユニットで、アイドルスイッチ信号がO
Nしている状態を所定時間継続した場合には、アクセル
ペダル全閉状態と判定するとともに、アクセルペダル全
閉状態での目標スロットル開度と実スロットル開度の開
度偏差値により、第2制御ユニットによる目標スロット
ル開度制限状態を監視するようにしたものである。
置は、待避走行手段を設けるとともに、第1制御ユニッ
トにおいて、アクセルペダル全閉状態での目標スロット
ル開度と実スロットル開度の開度偏差が所定値を越えて
いる状態が所定時間継続した場合には、第2制御ユニッ
トが目標スロットル開度制限状態にあると判定し、待避
走行手段により待避走行するようにしたものである。
置は、待避走行手段を設けるとともに、第1制御ユニッ
トにおいて、アクセルペダル全閉状態で、かつエンジン
回転数が所定の回転速度を越えている状態が所定時間継
続した場合には、待避走行手段により待避走行するよう
にしたものである。
置は、故障警告手段を設け、第2制御ユニットが目標ス
ロットル開度制限状態にあると判定された場合には、故
障警告手段によって運転者に装置の故障を認識させるよ
うにしたものである。
て、図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1に係わる車
両の駆動出力制御装置の概略構成図である。同図におい
て、1は車両に搭載されたエンジンで、燃料噴射弁1
0、点火プラグ11、吸気弁12、排気弁13、吸気管
14、排気管15、ピストン16などから構成されてい
る。42はエンジンへの吸入空気通路であるエンジン1
の吸気管14に接続されたスロットルボディ4に設けら
れたスロットルバルブで、6は上記スロットルバルブ4
2の開度をそれぞれ検出して互いに冗長な第1及び第2
のスロットル開度信号を出力する第1スロットルポジシ
ョンセンサ61及び第2スロットルポジションセンサ6
2とを備えたスロットル開度検出手段、41は上記スロ
ットルバルブ42を電気信号により駆動するスロットル
駆動手段である。また、5はアクセルペダル50の全閉
位置を検出してアイドルスイッチ信号を出力するアイド
ルスイッチ53と、アクセルペダルの位置をそれぞれ検
出して互いに冗長な第1及び第2のアクセル開度信号を
出力する第1アクセルポジションセンサ51及び第2ア
クセルポジションセンサ52とを備えたアクセル開度検
出手段である。2は上記第1のアクセル開度信号や上記
第1のスロットル開度信号を入力し、目標スロットル開
度等の上記エンジン1に対する制御パラメータを演算す
るとともに、上記エンジン1の燃料噴射弁10や点火プ
ラグ11等を制御する第1制御ユニット、3は上記制御
パラメータに含まれる目標スロットル開度に基づいて、
上記スロットル駆動手段41の操作量を演算しスロット
ルバルブ42の開度を制御する第2制御ユニットで、上
記第1スロットルポジションセンサ61,第1アクセル
ポジションセンサ51及びアイドルスイッチ53の出力
信号は上記第1制御ユニット2に入力され、上記第2ス
ロットルポジションセンサ62及び第2アクセルポジシ
ョンセンサ52の出力信号は上記第2制御ユニット3に
入力される。また、L1は上記第1制御ユニット2から
上記第2制御ユニット3ヘのデータ通信を行う第1通信
ライン、L2は上記第2制御ユニット3から上記第1制
御ユニット2ヘのデータ通信を行う第2通信ラインであ
る。
第2制御ユニット3における目標スロットル開度設定値
に対する相互監視方法を説明するためのブロック図であ
る。第1制御ユニット2は、第1アクセルポジションセ
ンサ(APS(m))51からの第1のアクセル開度信
号やエンジン回転速度信号NEなどを入力として第1制
御ユニット2の目標スロットル開度設定値TO(以下、
目標スロットル開度演算値TOという)を演算する目標
スロットル開度演算手段21と、アクセルペダル全閉戻
し状態でONし、踏み込み状態でOFFするアイドルス
イッチ53のアイドルスイッチ信号及び上記第1の目標
スロットル開度演算手段21からの目標スロットル開度
演算値TOとを入力し、アクセルペダル全閉状態での目
標スロットル開度設定値を監視する第1の目標スロット
ル開度監視手段22と、上記第1の目標スロットル開度
監視手段22からの目標スロットル開度信号と第1スロ
ットルポジションセンサ(TPS(s))61からの実
スロットル開度信号である第1スロットル開度信号と上
記アイドルスイッチ53からのアイドルスイッチ信号と
を入力し、アクセルペダル全閉状態での目標スロットル
開度設定値と実スロットル開度との開度偏差により第2
制御ユニット3の目標スロットル開度制限状態を判定
し、モータリレー9によりバッテリ8からモータ電源を
遮断する目標スロットル開度制限状態判定手段23と、
上記第1の目標スロットル開度監視手段22で監視され
た目標スロットル開度信号,第2制御ユニット3での目
標スロットル開度監視許可フラグF3,エンジンの空燃
比状態(希薄空燃比または理論空燃比)に対応する運転
モードフラグF4などの通信データを第1通信ラインL
1を介して第2制御ユニット3に送信する第1の送信手
段24と、第2制御ユニット3からの通信データを第2
通信ラインL2を介して受信する第1の受信手段25
と、第2通信ラインL2の故障判定時に第2通信ライン
故障フラグF2をセットする第2通信ライン故障判定手
段26(同図の通信ライン故障判定手段26)とを備え
ている。
ット2から第1通信ラインL1を介して送信された上記
通信データを受信する第2の受信手段31と、第2アク
セルポジションセンサ(APS(s))52からの第2
アクセル開度信号と上記目標スロットル開度信号を含む
上記通信データとを入力し、アクセルペダル全閉状態で
の第2制御ユニット3での目標スロットル開度設定値M
(以下、目標スロットル開度設定値Mという)を監視す
る第2の目標スロットル開度監視手段32と、上記第2
の目標スロットル開度監視手段32からの目標スロット
ル開度信号と第2スロットルポジションセンサ(TPS
(m))62からの実スロットル開度信号である第2の
スロットル開度信号とを入力し、スロットルサーボ制御
の演算を行うスロットル制御手段33と、第1通信ライ
ンL1の故障判定時に第1通信ライン故障フラグF1を
セットする第1通信ライン故障判定手段34(同図の通
信ライン故障判定手段34)と、上記第1通信ライン故
障判定手段34の判定結果(フラグF1)やスロットル
サーボ制御系の故障診断結果などの通信データを第2通
信ラインL2を介して第1制御ユニット2に送信する第
2の送信手段35とから構成されている。
スロットル開度の監視処理の概要を示すフローチャート
である。まず、ステップS0で、キースイッチON中で
かつ待避走行モードフラグCF1がセット(CF1=
1)されているかどうかを判定し、フラグCF1がセッ
トされている場合には、ステップS7へ移行し、以後、
キースイッチがOFFされるまで待避走行モードを継続
する。上記ステップS0において、上記フラグCF1が
セットされていなければ、ステップS1に進み、後述す
る図4,図5に示す各通信ラインL1,L2の故障判定
処理フローに従って、第1通信ラインL1及び第2通信
ラインL2の故障判定を行い、故障フラグF1及びF2
をセットあるいはリセットするとともに、上記故障判定
結果に基づいて目標スロットル開度設定値Mあるいは目
標スロットル開度演算値TOを演算する。
イン故障判定手段34による第1通信ラインL1の故障
判定処理フローを示したものである。まず、第1通信ラ
インL1のデータチェック行う(ステップS10)。こ
のデータチェックは、例えば複数バイトからなる受信デ
ータの総和値を算出し、送信側から送られてきた送信デ
ータの総和値と比較し、送・受信データの総和値が一致
するかどうかをチェックし、上記総和値が一致した場合
は、第1通信ラインL1を正常と見做し、一致しない場
合は、第1通信ラインL1が異常であると判定する。次
に、第1通信ラインL1が異常かどうかを検索し(ステ
ップS11)、異常である場合には、第1通信ラインL
1の故障フラグF1をセット(F1=1)し(ステップ
S12)、第2制御ユニット3に入力されている第2ア
クセルポジションセンサ52の出力値(A2)を所定係
数k倍(例えば0.5倍)して目標スロットル開度設定
値Mを算出する(ステップS13)。上記ステップS1
1において、第1通信ラインL1が正常である場合に
は、故障フラグF1をリセット(F1=0)し(ステッ
プS14)、第1制御ユニット2側から送信され目標ス
ロットル開度演算値TOに応じた目標スロットル開度設
定値Mを算出する(ステップS15)。また、図5は第
1制御ユニット2の上記通信ライン故障判定手段26に
よる第2通信ラインL2の故障判定処理フローを示した
ものである。この故障判定処理フローは、上記第4図と
同様の処理フローで、ステップS20において、第2通
信ラインL2のデータチェック行い、ステップS21に
おいて、第2通信ラインL2が異常かどうかを検索し、
第2通信ラインL2が異常と判定された場合は故障フラ
グF2がセット(F2=1)され(ステップS22)、
第1制御ユニット2に入力されている第1アクセルポジ
ションセンサ51の出力値(A1)を所定係数k倍(例
えば0.5倍)して目標スロットル開度演算値TOを算
出する(ステップS23)。また、第2通信ラインL2
が正常である場合には、故障フラグF2がリセット(F
2=0)され(ステップS24)、第1アクセルポジシ
ョンセンサ51の出力値(A1)に基づいて目標スロッ
トル開度値設定値TOを演算する(ステップS25)。
第2の通信ラインL1,L2の故障チェックが終了する
と、ステップS2において、第1,第2通信ラインのい
ずれかが故障しているかどうかのフラグチェック(F1
=1またはF2=1)を行い、第1,第2通信ラインの
少なくとも一方が故障故障判定されている場合は、ステ
ップS8に進み、エンジン出力抑制モードに移行し処理
を終わる。このエンジン出力抑制モードは、例えば、上
記図4のステップS13または上記図5のステップS2
3において行ったように、第2または第1アクセルポジ
ションセンサの出力値(A2またはA1)を所定係数倍
したアクセル開度信号値に基づいて目標スロットル開度
設定値Mまたは目標スロットル開度演算値TOを演算
し、エンジン出力を抑制するモードである。上記ステッ
プS2において、第1及び第2通信ラインL1,L2が
故障判定されていない場合は、ステップS3に進み、第
1制御ユニット2及び第2制御ユニット3において、後
述する各処理フローに従って、目標スロットル開度設定
値の監視を行う。すなわち、運転モードフラグF4及び
目標スロットル開度監視許可フラグF3の設定処理(図
6),目標スロットル開度の上限値監視フラグCF2の
設定処理(図7),アクセルペダル全閉状態での第1制
御ユニット2での目標スロットル開度設定値の上限値監
視処理(図8,図10,図11)を行うとともに、目標
スロットル開度の上限値監視フラグCF3の設定処理
(図12)及びアクセルペダル全閉状態での第2制御ユ
ニット3での目標スロットル開度設定値の上限値監視処
理(図13)を行い、アクセルペタル全閉状態での第1
制御ユニット2の目標スロットル開度設定値TO(目標
スロットル開度演算値TO)及び第2制御ユニット3の
目標スロットル開度設定値Mの監視処理を行う。
ユニット3ヘ送信するエンジンの空燃比状態(希薄空燃
比または理論空燃比)に対応する運転モードフラグF4
の設定と目標スロットル開度監視許可フラグF3の設定
とを行うための処理フローを示したものである。まず、
運転モードが希薄空燃比運転モード(Lモード)か理論
空燃比モードかを判断し(ステップS30)、運転モー
ドが希薄空燃比運転モードの場合には、フラグF4をリ
セット(F4=0)し(ステップS31)、理論空燃比
運転モードの場合には、フラグF4をセット(F4=
1)する(ステップS32)。次に、第2アクセルポジ
ションセンサ(APS(s))52が正常かどうかを判
定し(ステップS32)、正常であると判定した場合に
は、更にオートクルーズ制御中かどうかを判断し(ステ
ップS34)、オートクルーズ制御中でなければ、目標
スロットル開度監視許可フラグF3をセット(F3=
1)し(ステップS35)オートクルーズ制御中ならフ
ラグF3をリセット(F3=0)する。上記ステップS
33で、第2アクセルポジションセンサ(APS
(s))52が正常でないと判定した場合には、ステッ
プS36に進み、フラグF3をリセット(F3=0)し
て処理を終わる。
ットル開度の上限値監視フラグCF2の設定処理フロー
を示す図である。これは、第1制御ユニット2の第1の
目標スロットル監視手段22により、第1の目標スロッ
トル開度演算手段21で出力された目標スロットル開度
演算値TOを監視を行うかどうかを判定するためのもの
で、ステップS40でキースイッチがON状態かどうか
を、ステップS41で第1スロットルポジションセンサ
(TPS(s))61及び第1アクセルポジションセン
サ(APS(m))51が正常かどうかを、ステップS
42で故障フラグF2が0であるかどうかを、ステップ
S43でオートクルーズ制御中かどうかを判定し、更
に、ステップS44でアイドルスイッチ53がONの状
態を所定時間t6継続しているかどうかを判定する。キ
ースイッチがON状態で、第1スロットルポジションセ
ンサ61及び第1アクセルポジションセンサ51が故障
判定されてなく、第2の通信ラインL2が正常(故障フ
ラグF2=0)であり、オートクルーズ制御中でなく、
アクセルペダルが全閉位置(アイドルスイッチ53がO
Nの状態を所定時間t6継続)にある状態が全て成立し
ている場合には、この状態が所定時間t7経過している
かどうかを判断し(ステップS45)、上記所定時間t
7が経過してれば、目標スロットル開度の上限値監視フ
ラグCF2をセット(CF2=1)する(ステップS4
6)。また、上記ステップS40〜S45の各判定条件
のいずれか一つでも不成立の場合には、上記フラグCF
2をリセット(CF2=0)し(ステップS47)、処
理を終了する。
セルペダル全閉状態での目標スロットル開度演算値TO
の上限値監視処理フローを示したものである。まず、第
1の目標スロットル開度演算手段21で出力された目標
スロットル開度演算値TOを読み込んだ(ステップS5
0)後、目標スロットル開度の上限値監視フラグCF2
がセット(CF2=1)されているかどうかを判定(ス
テップS51)し、上記フラグCF2がセット(CF2
=1)されている場合には、図示しないエンジン水温セ
ンサから水温データWTを読み込む(ステップS5
2)。次に、運転モードフラグF4がリセット(F4=
0)されているかどうかを判定し、上記フラグF4がリ
セット(F4=0)されている場合には希薄空燃比(リ
ーン運転)モードであるので、図9に示すアクセルペダ
ル全閉状態でのエンジン水温に対する開度制限値マップ
から目標スロットル開度制限値ML1を算出し、目標ス
ロットル開度上限値M2に格納し(ステップS54)、
ステップS56へ進む。一方、運転モードフラグF4が
セット(F4=1)されている場合には、理論空燃比
(リッチ運転)モードであるので、上記開度制限値マッ
プ(図9)から目標スロットル開度制限値MS1を算出
し、目標スロットル開度上限値M2に格納し(ステップ
S55)、ステップS56へ進む。なお、上記目標スロ
ットル開度制限値ML1及びMS1の算出方法について
は、別途詳細に説明する。ステップS56では、目標ス
ロットル開度演算手段21で演算された目標スロットル
開度演算値TOが上記アクセルペダル全閉状態での目標
スロットル開度制限値M2を越えているかどうかを判定
し、目標スロットル開度演算値TOがアクセルペダル全
閉状態での目標スロットル開度制限値M2を越えている
場合には、目標スロットル開度演算値TOを上記開度上
限値M2に制限(TO=M2)して第2制御ユニット3
へ送信する。上記目標開度制限値ML1,MS1は、図
9に示すように、エンジンの負荷状態に応じてそれぞれ
設定されており、例えばAT(オートマチック)車のシ
フトレバー位置が(図示しないインヒビタスイッチで判
定する)NレンジかDレンジかにより、また図示しない
エアコンスイッチのON/OFF状態により、目標スロ
ットル開度制限値はきめ細かく設定されている。また、
上記ステップS56で、目標スロットル開度演算値TO
がアクセルペダル全閉状態での目標スロットル開度上限
値M2以下の場合には、上記目標スロットル開度値TO
をそのまま第2制御ユニット3ヘ送信する。
(フラグF4=0)で運転されている場合の目標スロッ
トル開度制限値ML1の算出処理フローを示したもので
ある。まず、AT車のシフトレバー位置がDレンジであ
るかどうかを判定し(ステップS60)、Dレンジであ
れば、次に、エアコンスイッチがON状態であるかどう
かを判定する(ステップS61)。シフトレバー位置が
Dレンジで、エアコンスイッチがON状態の場合には、
図9の開度制限値マップから、開度制限値MDAONが目標
スロットル開度制限値ML1に格納され(ステップS6
2)、シフトレバー位置がDレンジで、エアコンスイッ
チがOFF状態の場合には、開度制限値MDAOFが目標ス
ロットル開度制限値ML1に格納される(ステップS6
3)。上記ステップS60で、シフトレバー位置がNレ
ンジの場合にも、エアコンスイッチがON状態であるか
どうかを判定し(ステップS64)、シフトレバー位置
がNレンジで、エアコンスイッチがON状態の場合に
は、上記開度制限値マップから開度制限値MNAONが目標
スロットル開度制限値ML1に格納され(ステップS6
5)、シフトレバー位置がNレンジで、エアコンスイッ
チがOFF状態の場合には、開度制限値MNAOFが目標ス
ロットル開度制限値ML1に格納される(ステップS6
6)。
(フラグF4=1)で運転されている場合の目標スロッ
トル開度制限値MS1の算出処理フローを示したもので
ある。図11の処理内容は上記第10図の処理フローと
同じで、ステップS70〜ステップS76により、AT
車のシフトレバー位置がDレンジであるときには、エア
コンスイッチがON状態なら、開度制限値MDAONが目標
スロットル開度制限値MS1に格納され、エアコンスイ
ッチがOFF状態なら、開度制限値MDAOFが目標スロッ
トル開度制限値MS1に格納される。また、シフトレバ
ー位置がNレンジであるときには、エアコンスイッチが
ON状態なら開度制限値MNAONが目標スロットル開度制
限値MS1に格納され、エアコンスイッチがOFF状態
なら開度制限値MNAOFが目標スロットル開度制限値MS
1に格納される。
ロットル開度の上限値監視フラグCF3の設定処理フロ
ーを示す図で、第2制御ユニット3の第2の目標スロッ
トル監視手段32による目標スロットル開度演算値TO
を監視を行うかどうかを判定するためのものである。こ
の処理フローでは、ステップS80でキースイッチがO
N状態かどうかを、ステップS81で第2スロットルポ
ジションセンサ(TPS(m))62が正常かどうか
を、ステップS82で故障フラグF1が0であるかどう
かを、ステップS83で目標スロットル開度監視許可フ
ラグが1かどうかを判定し、更に、ステップS84で第
2アクセルポジションセンサ52の出力電圧Vapssが所
定電圧V1以下を所定時間t2継続しているかどうかを
判定する。キースイッチON状態で,第2スロットルポ
ジションセンサ62が故障判定されてなく、第1の通信
ラインL1が正常(故障フラグF1=0)で、目標スロ
ットル開度監視許可フラグがセット(F3=1)されて
いて、更にアクセルペダルが全閉位置にある(第2アク
セルポジションセンサ出力電圧Vapssが所定電圧V1以
下以下を所定時間t2継続)にある状態が全て成立して
いる場合には、この状態が所定時間t3経過しているか
どうかを判断し(ステップS85)、上記所定時間t3
が経過してれば、目標スロットル開度の上限値監視フラ
グCF3をセット(CF3=1)する(ステップS8
6)。また、上記ステップS80〜S85の各判定条件
のいずれか一つでも不成立の場合には、上記フラグCF
3をリセット(CF3=0)し(ステップS87)、処
理を終了する。
クセルペダル全閉状態での目標スロットル開度演算値T
Oの上限値監視処理フローを示したものである。まず、
第1制御ユニット2からの目標スロットル開度演算値T
Oを読み込み(ステップS90)、次に、目標スロット
ル開度の上限値監視フラグCF3がセット(CF3=
1)されているかどうかを判定する(ステップS9
1)。上記フラグCF3がセット(CF3=1)されて
いる場合には、図示しないエンジン水温センサから水温
データWTを読み込んだ(ステップS92)後、運転モ
ードフラグF4がリセット(F4=0)されているかど
うかを判定し、上記フラグF4がリセット(F4=0)
されている場合には希薄空燃比(リーン運転)モードで
あるので、図14に示すアクセルペダル全閉状態でのエ
ンジン水温に対する開度制限値マップから目標スロット
ル開度制限値MLを算出し、目標スロットル開度上限値
M1に格納し(ステップS94)、ステップS96へ進
む。一方、運転モードフラグF4がセット(F4=1)
されている場合には、理論空燃比(リッチ運転)モード
であるので、上記開度制限値マップ(図14)から目標
スロットル開度制限値MSを算出し、目標スロットル開
度上限値M1に格納し(ステップS95)、ステップS
96へ進む。ステップS96では、第1制御ユニット2
で演算された目標スロットル開度演算値TOが、上記ア
クセルペダル全閉状態での目標スロットル開度制限値M
1を越えているかどうかを判定し、目標スロットル開度
演算値TOがアクセルペダル全閉状態での目標スロット
ル開度制限値M1を越えている場合には、目標スロット
ル開度演算値TOを上記開度上限値M1に制限(TO=
M1)し(ステップS97)、スロットル開度制御を行
う。また、上記ステップS96で、目標スロットル開度
演算値TOがアクセルペダル全閉状態での目標スロット
ル開度上限値M1以下の場合には、上記目標スロットル
開度値TOによりスロットル開度制御を行う。なお、上
記目標スロットル開度値TOを目標スロットル開度制限
値M1、M2から解除する場合には、所定の変化速度に
従って目標スロットル開度値を変化させるようにするこ
とにより、急な開度変化に伴うエンジン出力変化を避け
ることができる。
度設定値の監視処理が終了すると、ステップS4におい
て、第1制御ユニット2による第2制御ユニット3の目
標スロットル開度制限状態監視を行う。図15は、第1
制御ユニット2の目標スロットル開度制限状態判定手段
23による第2制御ユニット3の目標スロットル開度制
限状態を監視するための処理フローを示したものであ
る。この処理フローでは、ステップS100でキースイ
ッチがON状態かどうかを、ステップS101で第1ス
ロットルポジションセンサ(TPS(s))61及び第
1アクセルポジションセンサ(APS(m))51とが
正常かどうかを、ステップS102で故障フラグF2が
0であるかどうかを、ステップS103でオートクルー
ズ制御中かどうかを判定し、更に、ステップS104で
アイドルスイッチ53がONの状態を所定時間t4継続
しているかどうかを判断し、ステップS105で目標ス
ロットル開度信号Vtagと実スロットル開度信号Vtpss
との絶対値差(|Vtag−Vtpss|)が所定電圧V2以上
がどうかを判断する。キースイッチON状態で、第1ス
ロットルポジションセンサ61及び第1アクセルポジシ
ョンセンサが故障判定されてなく、第2の通信ラインL
2が正常(故障フラグF2=0)であり、オートクルー
ズ制御中でなく、アクセルペダルが全閉位置(アイドル
スイッチ53がONの状態を所定時間t4継続)にあ
り、上記絶対値差(|Vtag−Vtpss|)が所定電圧V2
以上にある状態が全て成立している場合には、この状態
が所定時間t5経過しているかどうかを判断し(ステッ
プS106)、上記所定時間t5が経過してれば、第2
制御ユニット3による目標スロットル開度制限状態であ
ると判定し、待避走行モードに移行するため待避走行モ
ードフラグCF1をセット(CF1=1)する(ステッ
プS107)。また、上記ステップS100〜S106
の各判定条件のいずれか一つでも不成立の場合には、上
記フラグCF1をリセット(CF1=0)し(ステップ
S107)、処理を終了する。
ト2の目標スロットル開度制限状態判定手段23による
第2制御ユニット3の目標スロットル開度制限状態監視
処理により待避走行モードフラグCF1がセット(CF
1=1)されているかどうかを判定し、上記フラグCF
1がセットされている場合には、モータリレー9をOF
Fし、バッテリ8からのモータ電源を遮断して待避走行
モードに移行する(ステップS7)。上記退避走行モー
ドでは、例えばスロットルバルブ42が図示しない中立
開度位置停止機構を備えている場合、モータ電源が遮断
されるとリターンバネにより全閉よりも解放方向に付勢
された中立位置に固定され、上記中立開度位置で退避走
行を行うとともに、図示しない故障警告手段によって運
転者に装置の故障を認識させ、故障時のエンジン出力抑
制によるドライバビリティ低下に対する運転者の不必要
な混乱を回避するようにした。また、上記ステップS5
で、待避走行モードフラグCF1がリセット(CF1=
0)されている場合には、通常のスロットル開度制御を
行う(ステップS6)。
1において、図3のステップS4で行った目標スロット
ル開度制限状態判定手段23による第2制御ユニット3
の目標スロットル開度制御状態を監視する処理の他の例
を示す処理フローを示したものである。まず、図示しな
いエンジンのクランク角センサからのエンジン回転パル
スに基づいてエンジン回転速度NEを演算した(ステッ
プS110)後、アイドルスイッチ53の出力信号(ア
イドルスイッチ信号)を読み込む(ステップS11
1)。次に、アイドルスイッチ53がON状態であるか
どうかを判定し(ステップS112)、アイドルスイッ
チ53がON状態であれば、更にエンジン回転速度NE
が所定回転速度N1以上の状態を所定時間t1継続した
かどうかを判定する(ステップS113)。アクセルペ
ダルが全閉状態(アイドルスイッチ53がON状態)
で、エンジン回転速度NEが所定回転速度N1以上の状
態を所定時間t1継続した場合には、待避走行モードに
移行するため待避走行モードフラグCF1をセット(C
F1=1)し(ステップS114)、エンジン回転速度
NEが所定回転速度N1以上の状態を所定時間t1継続
していない場合には、上記フラグCF1をリセット(C
F1=0)し(ステップS115)、処理を終了する。
また、上記ステップS112で、アイドルスイッチ53
がOFF状態であれば、ステップS115へ移行し、上
記フラグCF1をリセット(CF1=0)して処理を終
了する。
ロットル開度の設定値を監視するようにしたが、エンジ
ン回転速度や吸入空気流量やその他のエンジン発生トル
クに関連した情報を監視しても同様の効果が得られる。
また、車両の駆動出力制御装置を第1制御ユニット2と
第2制御ユニット3で構成したが、これを第1CPUと
第2CPUで構成してもよい。
発明によれば、一方の制御ユニットでの目標スロットル
開度を含むデータを互いに他方の制御ユニットに出力
し、2つの制御ユニット間で目標スロットル開度設定異
常に対する相互監視を行なうようにしたので、目標スロ
ットル開度設定における異常を迅速にかつ確実に検出す
ることができるとともに、異常検出時には、目標スロッ
トル開度を所定の開度制限値に制限するようにしたの
で、車両の安全性を十分確保することできる。
クセル開度信号やアイドルスイッチ信号を入力して目標
スロットル開度等の制御パラメータを演算する第1制御
ユニットから、第2のアクセル開度信号及び第2のスロ
ットル開度信号を入力し、上記目標スロットル開度に応
じてスロットル駆動手段の制御量を演算する第2制御ユ
ニットへのデータ通信を行う第1通信ラインと、上記第
2制御ユニットから上記第1制御ユニットへのデータ通
信を行う第2通信ラインと、上記各通信ラインの故障判
定手段とを備え、第1の通信ラインが故障判定されてい
ない場合には、上記第2制御ユニットにおいて、第2ア
クセル開度信号に基づいて目標スロットル開度を監視す
るとともに、第1及び第2の通信ラインがともに故障判
定されていない場合には、上記第1制御ユニットにおい
て、アイドルスイッチ信号に基づいて目標スロットル開
度を監視するようにしたので、簡素な構成でコストを増
大させることなく、目標スロットル開度設定における異
常検出を迅速かつ確実に行なうことができる。
ユニットは、アクセルポジションセンサが故障判定され
てなく、かつ、オートクルーズ制御中でない場合には、
目標スロットル開度監視許可フラグをセットし、第1の
通信ラインを介して第2制御ユニットに送信するととも
に、上記目標スロットル開度を監視し、第2制御ユニッ
トは、上記目標スロットル開度監視許可フラグがセット
されている場合には、上記目標スロットル開度を監視す
るようにしたので、第1及び第2制御ユニットによる目
標スロットル開度設定値に対する相互監視を確実に行う
ことができる。
ユニットで、少なくとも第2のアクセル開度信号に基づ
いてアクセルペダル全閉状態を検出するとともに、アク
セルペダル全閉状態での目標スロットル開度の上限値を
上記第2の目標スロットル開度監視手段により監視する
ようにしたので、目標スロットル開度設定における異常
検出が迅速かつ確実に行うことができる。
ユニットで、第1制御ユニットから送信された目標スロ
ットル開度値が所定の上限値を越えていると判定した場
合は、上記目標スロットル開度値を上記上限値に制限す
るようにしたので、車両の安全性が確保できる。
ユニットで、第2のアクセルポジションセンサの出力信
号が所定電圧以下の状態を所定時間継続した場合には、
アクセルペダル全閉状態と判定するとともに、第1制御
ユニットから送信された目標スロットル開度値が所定の
上限値を越えていないかどうか監視するようにしたの
で、目標スロットル開度設定値に対する異常検出を迅速
かつ確実に行うことができる。
項5のアクセルペダル全閉状態での目標スロットル開度
の上限値を、エンジン水温に基づいて設定するようにし
たので、極低温時のエンジン始動直後からアイドルホッ
ト状態までのエンジン運転状態に応じた目標スロットル
開度設定値に対する異常監視を行うことができる。
項5のアクセルペダル全閉状態での目標スロットル開度
の上限値を、エンジンの空燃比状態に応じて設定するよ
うにしたので、エンジンの空燃比状態(希薄空燃比から
理論空燃比)に応じた目標スロットル開度設定値の異常
監視を行うことができる。
ユニットで、少なくともアイドルスイッチ信号に基づい
てアクセルペダル全閉状態を検出するとともに、第2制
御ユニットへ送信するアクセルペダル全閉状態での目標
スロットル開度の上限値を監視するようにしたので、目
標スロットル開度設定における異常検出を迅速かつ確実
に行うことができる。
御ユニットで、第2制御ユニットへ送信する目標スロッ
トル開度値が所定の上限値を越えていると判定した場合
は、上記目標スロットル開度値を上記上限値に制限する
ようにしたので、車両の安全性が確保できる。
御ユニットで、アイドルスイッチ信号がONしている状
態を所定時間継続した場合には、アクセルペダル全閉状
態と判定するとともに、アクセルペダル全閉状態での目
標スロットル開度値が所定の上限値を越えていないかど
うかを監視するようにしたので、目標スロットル開度設
定値に対する異常検出が迅速かつ確実に行え、車両の安
全性を確保することができる。
求項10のアクセルペダル全閉状態での目標スロットル
開度の上限値を、エンジン水温により設定するようにし
たので、極低温時のエンジン始動直後からアイドルホッ
ト状態までのエンジン運転状態に応じた目標スロットル
開度設定値に対する異常監視を行うことができる。
求項10のアクセルペダル全閉状態での目標スロットル
開度の上限値を、エンジンの空燃比状態に応じて設定す
るようにしたので、エンジンの空燃比状態(希薄空燃比
から理論空燃比)に応じた目標スロットル開度設定値の
異常監視を行うことができる。
レバー位置を示すインヒビタスイッチ信号を第1制御ユ
ニット入力するとともに、上記請求項10のアクセルペ
ダル全閉状態での目標スロットル開度の上限値を、上記
インヒビタスイッチ信号のON/OFF状態に応じて設
定するようにしたので、エンジン負荷状態に応じた目標
スロットル開度設定値の異常監視を行うことができる。
ンスイッチ信号を第1制御ユニットに入力するととも
に、上記請求項10のアクセルペダル全閉状態での目標
スロットル開度の上限値を、上記エアコンスイッチ信号
のON/OFF状態に応じて設定するようにしたので、
エンジン負荷状態に応じた目標スロットル開度設定値の
異常監視を行うことができる。
御ユニットまたは制御ユニットにおいて、上記目標スロ
ットル開度値を制限値から解除する場合には、所定の変
化速度に従って目標スロットル開度値を変化させるよう
にしたので、急な開度変化に伴うエンジン出力変化を避
けることができ安全性を確保できる。
御ユニットで、アイドルスイッチ信号がONしている状
態を所定時間継続した場合には、アクセルペダル全閉状
態と判定するとともに、アクセルペダル全閉状態での目
標スロットル開度と実スロットル開度の開度偏差値によ
り、第2制御ユニットによる目標スロットル開度制限状
態を監視するようにしたので、目標スロットル開度設定
における相互監視を確実に行うことができる。
行手段を設けるとともに、第1制御ユニットにおいて、
アクセルペダル全閉状態での目標スロットル開度と実ス
ロットル開度の開度偏差が所定値を越えている状態が所
定時間継続した場合には、第2制御ユニットが目標スロ
ットル開度制限状態にあると判定し、待避走行手段によ
り待避走行するようにしたので、目標スロットル開度設
定異常時の開度規制を2段階で行うことができ、安全性
を更に向上させることができる。
行手段を設けるとともに、第1制御ユニットにおいて、
アクセルペダル全閉状態で、かつエンジン回転数が所定
の回転速度を越えている状態が所定時間継続した場合に
は、待避走行手段により待避走行するようにしたので、
目標スロットル開度設定異常時の開度規制を確実に行う
ことができ、安全性を更に向上させることができる。
告手段を設け、第2制御ユニットが目標スロットル開度
制限状態にあると判定された場合には、故障警告手段に
よって運転者に装置の故障を認識させるようにしたの
で、故障時のエンジン出力抑制によるドライバビリティ
低下に対する運転者の不必要な混乱を回避することがで
きる。
力制御装置の概略構成を示す図である。
ル開度の監視方法を示したブロック図である。
監視処理の概要を示すフローチャートである。
監視処理フローチャートである。
監視処理フローチャートである。
監視処理フローチャートである。
監視処理フローチャートである。
監視処理フローチャートである。
目標スロットル開度制限値マップである。
の監視処理フローチャートである。
の監視処理フローチャートである。
の監視処理フローチャートである。
の監視処理フローチャートである。
の目標スロットル開度制限値マップである。
の監視処理フローチャーである。
の監視処理フローチャートである。
ニット、4 スロットルボディ、5 アクセル開度検出
手段、6 スロットル開度検出手段、8 バッテリ、9
モータリレー、10 燃料噴射弁、11 点火プラ
グ、12 吸気弁、13 排気弁、14 吸気管、15
排気管、16 ピストン、21 目標スロットル開度
演算手段、22 第1の目標スロットル開度監視手段、
23 目標スロットル開度制限状態判定手段、24 第
1の送信手段、25 第1の受信手段、26 第2通信
ライン故障判定手段、L1 第1通信ライン、L2 第
2通信ライン 31 第2の受信手段、32 第2の目標スロットル開
度監視手段、33 スロットル制御手段、34 第1通
信ライン故障判定手段、35 第2の送信手段、41
スロットル駆動手段、42 スロットルバルブ、50
アクセルペダル、51 第1アクセルポジションセン
サ、52 第2アクセルポジションセンサ、53 アイ
ドルスイッチ、61 第1スロットルポジションセン
サ、62 第2スロットルポジションセンサ。
Claims (20)
- 【請求項1】 少なくとも2つのセンサでアクセルペダ
ルの位置を検出するとともに、上記センサの少なくとも
1つを第1の制御ユニットで監視し、他のセンサを第2
の制御ユニットで監視して、エンジンへの吸入空気量を
調節するスロットルバルブの開度を制御する車両の駆動
出力制御方法において、入力されたセンサ出力に基づい
て得られた一方の制御ユニットでの目標スロットル開度
を含むデータを互いに他方の制御ユニットに出力し、上
記2つの制御ユニット間で目標スロットル開度設定異常
に対する相互監視を行なうとともに、異常検出時には、
目標スロットル開度を所定の開度制限値に制限するよう
にしたことを特徴とする車両の駆動出力制御方法。 - 【請求項2】 車両に搭載されたエンジンへの吸入空気
量を調節するスロットルバルブと、上記スロットルバル
ブを駆動するスロットル駆動手段と、アクセルペダルの
位置をそれぞれ検出し互いに冗長な第1及び第2のアク
セル開度信号として出力する第1及び第2のアクセルポ
ジションセンサと、アクセルペダルの全閉位置を検出し
アイドルスイッチ信号として出力するアイドルスイッチ
と、上記スロットルバルブの位置をそれぞれ検出し互い
に冗長な第1及び第2のスロットル開度信号として出力
する第1及び第2のスロットルポジションセンサと、第
1のアクセル開度信号,アイドルスイッチ信号及び第1
のスロットル開度信号とを入力し、目標スロットル開度
等の制御パラメータを演算する第1制御ユニットと、第
2のアクセル開度信号及び第2のスロットル開度信号を
入力し、上記目標スロットル開度に応じて上記スロット
ル駆動手段の制御量を演算する第2制御ユニットと、上
記第1制御ユニットから上記第2制御ユニットヘのデー
タ通信を行う第1の通信ラインと、上記第2制御ユニッ
トから上記第1制御ユニットヘのデータ通信を行う第2
の通信ラインとを備えるとともに、 上記第2制御ユニットに、上記第1の通信ラインの故障
を判定する第1の通信ライン故障判定手段と、上記第1
の通信ラインの故障判定結果を上記第2の通信ラインを
介して上記第1制御ユニットに送信し、上記第1の通信
ラインが故障判定されていない場合には、上記第2のア
クセル開度信号に基づいて目標スロットル開度を監視す
る第2の目標スロットル開度監視手段とを設け、 上記第1制御ユニットに、上記第2の通信ラインの故障
を判定する第2の通信ライン故障判定手段と、上記第1
及び第2の通信ラインが故障判定されていない場合に、
上記アイドルスイッチ信号に基づいて目標スロットル開
度を監視する第1の目標スロットル開度監視手段とを設
けたことを特徴とする車両の駆動出力制御装置。 - 【請求項3】 第1制御ユニットは、アクセルポジショ
ンセンサが故障判定されてなく、かつ、オートクルーズ
制御中でない場合には、目標スロットル開度監視許可フ
ラグをセットし、第1の通信ラインを介して第2制御ユ
ニットに送信するとともに、第1の目標スロットル開度
監視手段により目標スロットル開度を監視し、第2制御
ユニットは、上記目標スロットル開度監視許可フラグが
セットされている場合には、第2の目標スロットル開度
監視手段により目標スロットル開度を監視するようにし
たことを特徴とする請求項2記載の車両の駆動出力制御
装置。 - 【請求項4】 第2制御ユニットは、少なくとも第2の
アクセル開度信号に基づいてアクセルペダル全閉状態を
検出するとともに、アクセルペダル全閉状態での目標ス
ロットル開度の上限値を監視するようにしたことを特徴
とする請求項2または請求項3記載の車両の駆動出力制
御装置。 - 【請求項5】 第2制御ユニットは、第1制御ユニット
から送信された目標スロットル開度値が所定の上限値を
越えていると判定した場合は、上記目標スロットル開度
値を上記上限値に制限するようにしたことを特徴とする
請求項4記載の車両の駆動出力制御装置。 - 【請求項6】 第2制御ユニットは、第2のアクセルポ
ジションセンサの出力信号が所定電圧以下の状態を所定
時間継続した場合には、アクセルペダル全閉状態と判定
するとともに、第1制御ユニットから送信された目標ス
ロットル開度値が所定の上限値を越えていないかどうか
監視するようにしたことを特徴とする請求項4記載の車
両の駆動出力制御装置。 - 【請求項7】 上記アクセルペダル全閉状態での目標ス
ロットル開度の上限値を、エンジン水温に基づいて設定
するようにしたことを特徴とする請求項5記載の車両の
駆動出力制御装置。 - 【請求項8】 上記アクセルペダル全閉状態での目標ス
ロットル開度の上限値を、エンジンの空燃比状態に応じ
て設定するようにしたことを特徴とする請求項5記載の
車両の駆動出力制御装置。 - 【請求項9】 第1制御ユニットは、少なくともアイド
ルスイッチ信号に基づいてアクセルペダル全閉状態を検
出するとともに、第2制御ユニットへ送信するアクセル
ペダル全閉状態での目標スロットル開度の上限値を監視
するようにしたことを特徴とする請求項2または請求項
3記載の車両の駆動出力制御装置。 - 【請求項10】 第1制御ユニットは、第2制御ユニッ
トへ送信する目標スロットル開度値が所定の上限値を越
えていると判定した場合は、上記目標スロットル開度値
を上記上限値に制限するようにしたことを特徴とする請
求項9記載の車両の駆動出力制御装置。 - 【請求項11】 第1制御ユニットは、アイドルスイッ
チ信号がONしている状態を所定時間継続した場合に
は、アクセルペダル全閉状態と判定するとともに、アク
セルペダル全閉状態での目標スロットル開度値が所定の
上限値を越えていないかどうかを監視するようにしたこ
とを特徴とする請求項9記載の車両の駆動出力制御装
置。 - 【請求項12】 アクセルペダル全閉状態での目標スロ
ットル開度の上限値を、エンジン水温により設定するよ
うにしたことを特徴とする請求項10記載の車両の駆動
出力制御装置。 - 【請求項13】 アクセルペダル全閉状態での目標スロ
ットル開度の上限値を、エンジンの空燃比状態に応じて
設定するようにしたことを特徴とする請求項10記載の
車両の駆動出力制御装置。 - 【請求項14】 シフトレバー位置を示すインヒビタス
イッチ信号を第1制御ユニット入力するとともに、アク
セルペダル全閉状態での目標スロットル開度の上限値
を、上記インヒビタスイッチ信号のON/OFF状態に
応じて設定するようにしたことを特徴とする請求項10
記載の車両の駆動出力制御装置。 - 【請求項15】 エアコンスイッチ信号を第1制御ユニ
ットに入力するとともに、アクセルペダル全閉状態での
目標スロットル開度の上限値を、上記エアコンスイッチ
信号のON/OFF状態に応じて設定するようにしたこ
とを特徴とする請求項10記載の車両の駆動出力制御装
置。 - 【請求項16】 第1制御ユニットまたは制御ユニット
において、上記目標スロットル開度値を制限値から解除
する場合には、所定の変化速度に従って目標スロットル
開度値を変化させるようにしたことを特徴とする請求項
5または請求項10記載の車両の駆動出力制御装置。 - 【請求項17】 第1制御ユニットは、アイドルスイッ
チ信号がONしている状態を所定時間継続した場合に
は、アクセルペダル全閉状態と判定するとともに、アク
セルペダル全閉状態での目標スロットル開度と実スロッ
トル開度の開度偏差値により、第2制御ユニットによる
目標スロットル開度制限状態を監視するようにしたこと
を特徴とする請求項2記載の車両の駆動出力制御装置。 - 【請求項18】 待避走行手段を設けるとともに、第1
制御ユニットにおいて、アクセルペダル全閉状態での目
標スロットル開度と実スロットル開度の開度偏差が所定
値を越えている状態が所定時間継続した場合には、第2
制御ユニットが目標スロットル開度制限状態にあると判
定し、待避走行手段により待避走行するようにしたこと
を特徴とする請求項2記載の車両の駆動出力制御装置。 - 【請求項19】 待避走行手段を設けるとともに、第1
制御ユニットにおいて、アクセルペダル全閉状態で、か
つエンジン回転数が所定の回転速度を越えている状態が
所定時間継続した場合には、待避走行手段により待避走
行するようにしたことを特徴とする請求項2記載の車両
の駆動出力制御装置。 - 【請求項20】 故障警告手段を設け、第2制御ユニッ
トが目標スロットル開度制限状態にあると判定された場
合には、故障警告手段によって運転者に装置の故障を認
識させるようにしたことを特徴とする請求項2記載の記
載の車両の駆動出力制御装置。
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