JP4409800B2 - エンジン制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用エンジンの点火制御・燃料噴射制御等を行うエンジンコントロ−ルユニット(ECU)、特に電動モ−タによってスロットル弁開度を制御する電子スロットル制御機能が付加された複合型ECUに対し、付加機能の安全性と非常時の退避運転性能を向上したエンジン用吸気量の電子制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンの吸気用スロットル弁開度をアクセルペダルの踏込度に応じて電動モ−タで制御する電子スロットル制御は広く実用されており、最近ではアクセルワイヤを持たないワイヤレス方式のものが普及しつつある。
この形式の電子スロットル制御装置では、異常発生時に電動モ−タの電源を遮断するとスロットル弁はリタ−ンスプリングを用いたデフォルト機構によって所定の安全スロットル弁開度位置に自動復帰するように構成されている。
上記安全スロットル弁開度はアイドル運転用弁開度位置よりも若干大きな弁開度位置に設定されていて、退避運転はブレ−キペダルの踏込み度合いを調整しながらクリ−プ走行を行うワンペダル運転となっている。
しかし、上記安全スロットル弁開度が小さいとブレ−キを弱めても充分な駆動力が得られず登坂退避運転が行えない問題があり、逆に安全スロットル弁開度が大きすぎるとブレ−キペダルを充分踏込んでも車を止めることが困難な危険状態となる。
しかも、スロットル弁開度制御の機械的な異常でデフォルト復帰が正しく行われなかったような問題も考慮する必要がある。
【0003】
上記のような問題点に対する改善策としての公知技術は図17a〜図17dに示すとおりである。
図17aは、モ−タやスロットル弁開閉機構が異常であって、所定のデフォルト位置以下の弁開度位置に復帰している場合の退避運転方法を示したものである。
同図において、1aは上限車速の閾値設定手段、1bは車速検出手段、2aはエンジンのアイドル回転速度の閾値設定手段、2bはエンジンの回転速度検出手段、3a,3bはアクセルペダルの復帰検出スイッチ、4は燃料噴射量を制御する供給燃料制御手段、5は燃料噴射弁であり、アクセルペダルが復帰している時にはエンジン回転速度は閾値設定手段2aにより設定された閾値以下となるように供給燃料制御手段4によって燃料量が制御されてエンジンの駆動力は最小状態になると共に、アクセルペダルが踏込まれると、車速は閾値設定手段1aにより設定された閾値以下となるように供給燃料制御手段4によって燃料量が制御されている。
但し、スロットル弁開度が小さいので充分な車速が得られるものではなく、あくまでも現場脱出を目的とした最低限度の運転機能である。
【0004】
図17aのものは、特開2000−97087号公報「スロットル弁制御装置」(引例1)で示されたものであり、モ−タ停止時のスロットル弁開度がデフォルト開度以下の時に適用され、アクセルペダルの踏込み時はエンジン回転速度を制限していないので低速登坂退避運転に適するものとなっている。
この方式の更なる特徴として加速はアクセルペダル、減速はブレ−キペダルと言う通常概念での2ペダル運転方式となっていることが挙げられるが、アクセルペダルで車速やエンジン回転速度を比例的に増減制御する機能が無いことが最大の問題点である。
図17bは上記引例1のものにおいて、モ−タ停止時のスロットル弁開度がデフォルト開度以上の弁開度となった異常時に適用され、エンジン回転速度は上限回転速度設定手段2cで設定された閾値以下となるように供給燃料制御手段4が制御されている。
一方、低いエンジン回転速度の領域にあっては、エンジンの出力トルクはエンジンの回転速度に比例して増加し、その比例定数はスロットル弁開度にほぼ比例して増減するものである。
【0005】
従って、この方式の問題点は、エンジンの上限回転速度を閾値以下に規制しても、実際のスロットル弁開度が不確定であり、弁開度の大小によってエンジンの駆動トルクが変化することであって、弁開度が大きければブレ−キペダルによる制動が困難となる危険性がある。
このために、上限閾値回転速度を下げておくと、充分な駆動力が得られず、特に弁開度が小さい場合には登坂退避走行が全くできなくなる問題がある。
図17cは上記引例1の他に、特開平2−176141号公報「内燃機関用制御装置」(引例2)や特開平11−141389号公報「内燃機関のスロットル制御装置」(引例3)、特開平6−229301号公報「内燃機関の出力制御装置」(引例4)などで示されたものであって、モ−タやスロットル弁開閉機構が正常である場合の代表的な退避運転方法となっている。
同図において、6aはアクセルペダルの踏込み度合いを検出するアクセルポジションセンサ(APSと略称)、7は該APSの検出出力に応動する目標スロットル弁開度の設定手段、6bはスロットル弁の開閉制御用モ−タ9と連動してスロットル弁開度を検出するスロットルポジションセンサ(TPSと略称)、8は設定手段7による目標スロットル弁開度がスロットルポジションセンサ6bによる実際の弁開度と合致するように上記モ−タ9を制御するPID制御手段となっており、ここまでの構成は正常運転時の構成と同じものとなっている。
【0006】
しかし、モ−タや駆動機構以外の異常が発生した場合には、設定手段7による目標スロットル弁開度は正常運転時に比べて抑制された値とされている。
上記引例2の場合では、二重系設置されたアクセルポジションセンサやスロットルポジションセンサの検出出力電圧レベル異常、急変異常、相対比較異常等の異常検出手段が提示され、これらの異常発生時に目標スロットル弁開度が抑制されるようになっている。
上記引例3の場合では、設定手段7の後に加速度抑制手段10が用いられていて、目標弁開度が急増しても徐々に実際のスロットル弁開度が増加するように制御され、目標弁開度が減少した時は直ちに実際のスロットル弁開度が小さくなるように制御されるのが特徴となっている。
この方式は退避運転が通常の2ペダル運転であって、全く違和感がないのが特徴であるが、目標弁開度が抑制されることによってエンジンの駆動トルクが減少し、充分な登坂性能が得られなくなる問題がある。
特に、APSやTPSの異常判定手段の中で一方が故障したときに自動的に他の一方を選択するという良品を特定する手法が用いられていないことや、合理的・定量的に目標弁開度の抑制が行えていない問題がある。
【0007】
図17dは、モ−タやスロットル弁開閉機構が異常であって、アクセルポジションセンサが有効である場合の退避運転の方法を示したものであり、上記引例4で示されたものである。
同図において、2dはアクセルポジションセンサ6aの検出出力にほぼ比例して、エンジンの上限回転速度を可変設定する演算閾値設定手段であり、実際のエンジン回転速度は該閾値に等しくなるように供給燃料制御手段4が燃料噴射弁5を制御するようになっている。
引例4における特徴は、アクチェ−タ系が正常であれば図17cで示したような退避運転を行い、アクチェ−タ系が異常の場合は図17dで示したような退避運転を行うことであり、何れも運転手にとって違和感の無い2ペダル運転が行われている。
しかし、アクセルポジションセンサが不良である場合にどのような退避運転を行うのかが示されておらず、特にアクセルペダルを復帰させた場合にアクセルポジションセンサの検出出力電圧が過大であればブレ−キペダルで停止するのが困難な危険な状態となる場合もある。
【0008】
その他、特開平6−137206号公報「エンジンの電子制御装置」(引例5)では、燃料制御用のCPU1と弁開度制御用のCPU2の双方で目標弁開度の演算を行い、CPU2の目標弁開度信号にサムチェックエラ−等の異常があるときにはCPU1の目標弁開度を代替使用する概念が示されている。
なお、引例5の場合でも、弁開度制御用のCPU2やアクチェ−タが異常である時には、アクセルポジションセンサが正常であれば図17dで示したような退避運転を行い、一対のアクセルポジションセンサのどちらかが異常であれば図17bで示したような退避運転を行うことが述べられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
(1)従来技術の課題の説明
上記のような従来技術においては、付加された電子スロットル制御装置に関する異常検出手段とこれに対応した退避運転方法が体系的でなく、アクチェ−タ系やアクセルポジションセンサが正常な場合であっても、退避運転時のエンジンの発生トルクが抑制されて登坂能力が低下したり、或いはアクチェ−タ系やアクセルポジションセンサが異常の場合にはブレ−キペダルによる制動が困難であったり、逆に充分な駆動力が確保されなくなる等の問題がある。
また、アクチェ−タ系が異常でアクセルポジションセンサが正常であると見做した場合にあっては、若しもアクセルポジションセンサに異常があればブレ−キペダルによる制動が困難になる問題がある。
【0010】
(2)発明の目的の説明
この発明の第一の目的は、センサ系・制御系・アクチェ−タ系の異常を体系的に抽出して重度異常と軽度異常に分類し、異常状態に応じた多様な退避運転手段を提供することである。
この発明の第二の目的は、制御系とアクセルポジションセンサが正常と見做される場合にはアクチェ−タ系やスロットルポジションセンサの異常があってもアクセルペダルとブレ−キペダルを用いた通常運転と同じ感覚での2ペダル退避運転が安全に行えるようにすることである。
この発明の第三の目的は、良品と見做されるアクセルポジションセンサが無く、しかもアクチェ−タのデフォルト復帰異常が発生しているような場合でも、ブレ−キペダルによる1ペダル退避運転が安全に行えるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明の請求項1に係るエンジン制御装置は、車載バッテリから電源スイッチの操作に応動して給電され、アクセルペダルの踏込み度合いを検出するアクセルポジションセンサの出力とスロットル弁開度を検出するスロットルポジションセンサの出力に応動してエンジンの吸気用スロットル弁の開閉駆動用モータを制御するモータの駆動制御手段とエンジンに対する燃料噴射制御手段とエンジン回転速度検出手段又は車速検出手段を備え、マイクロプロセッサ(CPU)を有するエンジン制御装置において、
異常検出手段と退避運転手段を備えると共に、退避運転モード選択手段を備え、
上記異常検出手段はスロットル弁制御に関連するセンサ系異常、制御系異常及びアクチェータ系異常の動作を常時監視し、少なくとも上記アクチェータの制御が可能であるか否かに応じた軽度異常と重度異常を識別して検出する複数種類の異常検出手段とし、
上記退避運転手段は上記軽度異常、重度異常の度合いに応じて設定された、最軽度異常退避運転モード、軽度異常退避運転モード、重度異常退避運転モード、最重度異常退避運転モードの中の最重度異常退避運転モードを含む少なくとも3種類以上の退避運転モードを有し、
上記退避運転モード選択手段は上記複数種類の異常検出手段による異常検出結果に対応して、上記3種類以上の退避運転モードの一つを選択するものであって、
正常運転から上記退避運転モードへの移行及び上記退避運転モードの中での異常度合いの悪化側への移行は可能であるが、上記退避運転モードから正常運転への移行及び上記退避運転モードの中での異常度合いの回復側への移行は上記電源スイッチを遮断しなければ移行できないようにされているものである。
【0012】
(2)この発明の請求項2に係るエンジン制御装置は、請求項1のエンジン制御装置において、
円滑移行補正手段を備え、
該円滑移行補正手段は、上記正常運転、軽度異常退避運転モード又は重度異常退避運転モードへの運転モ−ドの移行に当たって、移行前運転モードにおけるエンジン回転速度に対して移行後のエンジン回転速度が急上昇することを抑制するものである。
【0013】
(3)この発明の請求項3に係るエンジン制御装置は、請求項1又は請求項2のエンジン制御装置において、
第一又は第二のスロットル制御手段と第一又は第二の上限回転閾値設定手段と第一又は第二の上限回転閾値演算手段と燃料カット制御手段と上記退避運転手段として第一又は第二の退避運転手段とを設け、
上記第一のスロットル制御手段は、上記アクセルポジションセンサ及びスロットルポジションセンサが共に正常である時に適用され、正常なスロットルポジションセンサの検出出力が正常なアクセルポジションセンサの検出出力に略比例した関係となるよう上記駆動用モータによって給気スロットル弁を開閉制御する駆動制御手段とし、
上記第二のスロットル制御手段は、上記アクセルポジションセンサは正常であるが上記スロットルポジションセンサが異常である時に適用され、上記エンジン回転速度又は車速検出手段によって検出されたエンジン回転速度又は車速が正常なアクセルポジションセンサの検出出力に略比例した関係となるよう上記駆動用モータによって給気スロットル弁を開閉制御する駆動制御手段とし、
上記第一の上限回転閾値設定手段は、正常運転時の許容最大エンジン回転速度より低い所定のエンジン回転速度を選択設定する設定手段とし、
上記第二の上限回転閾値設定手段は、上記第一の上限回転閾値設定手段によるエンジン回転速度より低い所定のエンジン回転速度を選択設定する設定手段とし、
上記第一の上限回転閾値演算手段は、上記アクセルポジションセンサが正常である時に適用され、正常なアクセルポジションセンサの検出出力にほぼ比例したエンジン回転速度であって、しかも上記第一の上限回転閾値設定手段によって設定されるエンジン回転速度以下のエンジン回転速度となるように目標上限エンジン回転速度を算出する演算手段とし、
上記第二の上限回転閾値演算手段は、上記アクセルポジションセンサが異常であってスロットルポジションセンサが正常である時に適用され、正常なスロットルポジションセンサの検出出力にほぼ反比例したエンジン回転速度であって、しかも上記第一の上限回転閾値設定手段によって設定されるエンジン回転速度以下のエンジン回転速度となるように目標上限エンジン回転速度を算出する演算手段とし、
上記燃料カット制御手段は、上記エンジン回転速度検出手段によって検出されたエンジン回転速度が目標とするエンジン回転速度以下となるように燃料噴射を抑制する燃料噴射制御手段とし、
上記第一の退避運転手段は、上記第一又は第二の上限回転閾値演算手段又は第二の上限回転閾値設定手段によって演算又は設定されたエンジン回転速度を上限目標エンジン回転速度とするよう上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制御して退避運転を行う重度異常退避運転手段とし、
上記第二の退避運転手段は、上記第一の上限回転閾値設定手段によって設定されたエンジン回転速度を上限目標エンジン回転速度とするよう上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制限すると共に、上記第一又は第二のスロットル制御手段によって可変エンジン回転速度で退避運転を行う軽度異常退避運転手段としたものである。
【0014】
(4)この発明の請求項4に係るエンジン制御装置は、請求項3のエンジン制御装置において、
電源の開閉手段とデフォルト機構と第一及び第二の異常記憶素子と第一及び第二の警報表示器と電源検出回路とを設け、
上記開閉手段は上記スロットル弁の開閉駆動用モータへの給電回路を開閉する開閉手段とし、
上記デフォルト機構は上記モータの電源を上記開閉手段等によって遮断した時に、スロットル弁開度を所定位置に復帰させる初期位置復帰機構とし、
上記第一の異常記憶素子は重度異常発生時にこれを記憶して上記開閉手段でモータへの給電回路を遮断すると共に、上記第一の退避運転手段を適用決定して上記第一の異常警報表示器を作動させるよう構成され、
上記第二の異常記憶素子は軽度異常発生時にこれを記憶して、上記第一の異常記憶素子が異常記憶していない場合には上記第二の退避運転手段を適用決定して上記第二の異常警報表示器を作動させるよう構成され、
上記電源検出回路はエンジンの運転及び停止を行う電源スイッチの遮断または投入時に検出信号を発生して、上記第一及び第二の異常記憶素子をリセットするよう構成され、異常発生の原因が一時的なノイズ誤動作であっても、エンジンが停止又は再起動されるまでは異常状態が解除されないようにしたものである。
【0015】
(5)この発明の請求項5に係るエンジン制御装置は、請求項3又は請求項4のエンジン制御装置において、
上記マイクロプロセッサは相互に交信可能なメインCPUとサブCPUで構成し、
上記駆動制御手段や燃料噴射制御手段に対する制御指令及び重度異常や軽度異常の異常検出手段は上記メインCPUとサブCPUで任意に分担するが、少なくとも上記異常検出手段の一部と駆動制御手段と燃料噴射制御手段とは同一のCPUで分担し、
上記アクセルポジションセンサとスロットルポジションセンサは上記各CPUに分散入力されるようにそれぞれ一対のアクセルポジションセンサとスロットルポジションセンサが使用され、上記各CPUはそれぞれのセンサから入力された検出信号を他方のCPUでも必要とする場合は、上記センサ出力を各CPUの入力信号として重複接続するか必要側CPUへ送信するようにしたものである。
【0016】
(6)この発明の請求項6に係るエンジン制御装置は、請求項5のエンジン制御装置において、
重度異常検出手段として、メインCPUの暴走監視手段、サブCPUの暴走監視手段、アクチェータ系エラー信号出力手段、アクセルポジションセンサの両者異常検出手段、総合制御異常検出手段を設け、
上記メインCPUの暴走監視手段は、上記メインCPUが発生するパルス列であるウォッチドッグ信号が入力され、該ウオッチドッグ信号のパルス幅が所定値を超過した時にメインCPUを再起動させるための第一のリセット出力を発生するウォッチドッグタイマ回路によって構成されたメインCPUの制御異常検出手段とし、
上記サブCPUの暴走監視手段は、上記サブCPUが発生するパルス列であるウォッチドッグ信号が入力され、該ウオッチドッグ信号のパルス幅が所定値を超過した時にサブCPUを再起動させるための第二のリセット出力を発生するよう上記メインCPUによって構成されたサブCPUの制御異常検出手段とし、
上記アクチェータ系エラー信号出力手段は、上記駆動用モータとその給電回路に対する断線や短絡を検出してエラー信号出力を発生するよう構成されたアクチェータ系異常の検出手段とし、
上記アクセルポジションセンサの両者異常検出手段は、上記一対のアクセルポジションセンサが共に異常であるときにエラー信号出力を発生するよう構成されたセンサ系異常の検出手段とし、
上記総合制御異常検出手段は上記一対のアクセルポジションセンサの一方の検出出力とスロットルポジションセンサの一方の検出出力を相対比較して、比較不一致が過大であるときに総合エラー信号出力を発生するよう構成されたセンサ系、制御系又はアクチェータ系の総合異常の検出手段とし、
上記重度異常検出手段は上記第一及び第二のリセット出力と上記各種エラー信号出力の論理和によって構成されているものである。
【0017】
(7)この発明の請求項7に係るエンジン制御装置は、請求項6のエンジン制御装置において、
上記駆動用モータの駆動制御手段は上記メインCPUで実行され、上記総合制御異常検出手段は主としてサブCPUで実行するように機能分担されると共に、上記総合制御異常検出手段は前半制御異常検出手段と後半制御異常検出手段に分割構成され、
上記前半制御異常検出手段は、上記一対のアクセルポジションセンサの各センサ出力に基づいて上記メインCPUとサブCPUで算出された第一及び第二の目標スロットル弁開度の相対比率が許容所定値の範囲となっているかどうかを比較して、比較不一致が大きい時に前半エラー信号出力を発生するよう構成され、
上記後半制御異常検出手段は、上記駆動用モータを実際に制御する側の目標スロットル弁開度の目標値に対して、該目標値に対するスロットル弁開度の応答遅れを想定した補正目標値と上記第一又は第二のスロットルポジションセンサの出力値との相対比率が許容所定値の範囲となっているかどうかを比較して、比較不一致が大きい時に後半エラー信号出力を発生するよう構成され、
上記総合エラー信号出力は上記前半エラー信号出力と後半エラー信号出力との論理和によって構成されているものである。
【0018】
(8)この発明の請求項8に係るエンジン制御装置は、請求項6又は請求項7のエンジン制御装置において、軽度異常検出手段として、第一及び第二の相対異常検出手段と、第一及び第二の個別異常検出手段又は/及びスロットルポジションセンサの両者異常検出手段とを設け、更に第一及び第二の良品センサ検出手段を備え、
上記第一の相対異常検出手段は、上記一対のアクセルポジションセンサの出力を相互に比較して、比較偏差が過大である時にエラー出力を発生する検出手段とし、
上記第二の相対異常検出手段は、上記一対のスロットルポジションセンサの出力を相互に比較して、比較偏差が過大である時にエラー出力を発生する検出手段とし、
上記第一の個別異常検出手段は、上記一対のアクセルポジションセンサの各々の断線又は短絡の有無を検出して、異常があるとエラー出力を発生する検出手段とし、
上記第二の個別異常検出手段は、上記一対のスロットルポジションセンサの各々の断線又は短絡の有無を検出して、異常があるとエラー出力を発生する検出手段とし、
上記スロットルポジションセンサの両者異常検出手段は、上記一対のスロットルポジションセンサが共に異常であれば両者エラー出力を発生する検出手段とし、
上記軽度異常検出手段は上記各種エラー出力又は/及び両者エラー出力の論理和によって構成され、
上記第一の良品センサ検出手段は、上記第一の相対異常検出手段で相対異常が検出され、上記第一の個別異常検出手段でいずれか一方のアクセルポジションセンサが断線又は短絡異常であるときに、他方のアクセルポジションセンサを良品と判定して選択する検出手段とし、
上記第二の良品センサ検出手段は、上記第二の相対異常検出手段で相対異常が検出され、上記第二の個別異常検出手段でいずれか一方のスロットルポジションセンサが断線又は短絡異常であるときに、他方のスロットルポジションセンサを良品と判定して選択する検出手段とし、
上記第一又は第二の良品センサ検出手段によって検出された良品センサによって上記第一又は第二の退避運転手段による退避運転が行われるものである。
【0019】
(9)この発明の請求項9に係るエンジン制御装置は、請求項8のエンジン制御装置において、
アクセルペダルが踏込まれていない時にON動作するアクセルスイッチと第三の良品センサ検出手段とを設け、
上記第三の良品センサ検出手段は、上記第一の相対異常検出手段によって一対のアクセルポジションセンサの相対異常が検出されると共に、上記第一の個別異常検出手段によりいずれのアクセルポジションセンサも断線又は短絡異常でない時であって、しかも上記アクセルスイッチがON状態である時に、所定の検出出力を発生しているアクセルポジションセンサを良品と判定して選択する検出手段とし、上記第一の良品センサ検出手段に付加されたアクセルポジションセンサの良品センサの検出手段としたものである。
【0020】
(10)この発明の請求項10に係るエンジン制御装置は、請求項8又は請求項9のエンジン制御装置において、
エンジン回転速度と吸気量の関数としてスロットル弁開度を算出するスロットル弁開度推定手段と第四の良品センサ検出手段とを設け、
上記第四の良品センサ検出手段は、上記第二の相対異常検出手段によって一対のスロットルポジションセンサの相対異常が検出されると共に、上記第二の個別異常検出手段によりいずれのスロットルポジションセンサも断線又は短絡異常でない時において、上記スロットル弁開度推定手段で推定したスロットル弁開度とほぼ同一の検出出力を持つスロットルポジションセンサを良品と判定して選択する検出手段とし、上記第二の良品センサ検出手段に付加されたスロットルポジションセンサの良品センサの検出手段としたものである。
【0021】
(11)この発明の請求項11に係るエンジン制御装置は、請求項8に記載のエンジン制御装置において、
上記第二の退避運転手段の中に上記最軽度異常運転モードを設け、
該最軽度異常運転モードは重度異常は検出されていないが一対のアクセルポジションセンサの一方、又は/及び一対のスロットルポジションセンサの一方が異常である場合の運転モードであって、上記第一の上限回転閾値設定手段によって設定されたエンジン回転速度を上限目標エンジン回転速度とするよう上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制限すると共に、上記第一のスロットル制御手段によってアクセルペダルを用いた可変エンジン回転速度の退避運転を行うものである。
【0022】
(12)この発明の請求項12に係るエンジン制御装置は、請求項8に記載のエンジン制御装置において、
上記第二の退避運転手段の中に上記軽度異常運転モードを設け、
該軽度異常運転モードは重度異常は検出されておらず、しかも一対のアクセルポジションセンサの少なくとも一方が正常と見做されるが、一対のスロットルポジションセンサが共に異常である場合の運転モードであって、
上記第一の上限回転閾値設定手段によって設定されたエンジン回転速度を上限目標エンジン回転速度とするよう上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制限すると共に、上記第二のスロットル制御手段によってアクセルペダルを用いた可変エンジン回転速度の退避運転を行うものである。
【0023】
(13)この発明の請求項13に係るエンジン制御装置は、請求項12のエンジン制御装置において、
上記第二の退避運転手段の軽度異常運転モードとして、アクセル復帰検出手段とアイドル回転閾値設定手段とを設け、
上記アクセル復帰検出手段はアクセルペダルが踏込まれていない時に動作する上記アクセルスイッチ又は一対のアクセルポジションセンサの検出出力が所定値近傍である時にアクセルペダルが復帰していると判定する手段とし、
上記アイドル回転閾値設定手段は目標エンジン回転速度をエンジンのアイドル回転速度に選択設定する手段とし、
上記アクセル復帰検出手段がアクセルペダルの復帰を検出している時にあっては、上記アクセルポジションセンサの出力とは無関係に、上記エンジン回転速度検出手段によって検出されたエンジン回転速度が上記アイドル回転閾値設定手段によって設定された所定の回転速度となるようにスロットル弁開度を制御するものである。
【0024】
(14)この発明の請求項14に係るエンジン制御装置は、請求項8又は請求項9のエンジン制御装置において、
上記第一の退避運転手段の中に上記重度異常運転モードを設け、
該重度異常運転モードは重度異常が検出されているが、上記一対のアクセルポジションセンサの少なくとも一方が正常である場合の運転モードであって、
アクセル復帰検出手段とアイドル回転閾値設定手段とを設け、
上記アクセル復帰検出手段はアクセルペダルが踏込まれていない時に動作する上記アクセルスイッチ又は一対のアクセルポジションセンサの検出出力が所定値近傍である時にアクセルペダルが復帰していると判定する手段とし、
上記アイドル回転閾値設定手段は目標エンジン回転速度をエンジンのアイドル回転速度に設定する手段とし、
上記重度異常運転モードは上記第一の上限回転閾値演算手段によって演算されたエンジン回転速度を目標エンジン回転速度とするよう上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制御すると共に、上記アクセル復帰検出手段がアクセルペダルの復帰を検出している時にあっては、上記アクセルポジションセンサの出力とは無関係に、エンジン回転速度検出手段によって検出されたエンジン回転速度が上記アイドル回転閾値設定手段によって設定された所定の回転速度となるように上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制御し、アクセルペダルを用いて可変エンジン回転速度の退避運転を行うものである。
【0025】
(15)この発明の請求項15に係るエンジン制御装置は、請求項8又は請求項10のエンジン制御装置において、
上記第一の退避運転手段の中に上記最重度異常運転モードを設け、該最重度異常運転モードは重度異常が検出され、しかも上記一対のアクセルポジションセンサが共に異常である場合の運転モードであって、
上記燃料カット制御手段は目標エンジン回転速度が上記第二の上限回転閾値演算手段による演算閾値となるように燃料噴射制御を行うと共に、良品とみなされるスロットルポジションセンサが無いときには、上記第二の上限回転閾値設定手段による所定のエンジン回転速度以下となるように燃料カッカット制御手段によって燃料噴射制御を行って、ブレ−キペダルの強弱操作によって退避運転を行うものである。
【0026】
(16)この発明の請求項16に係るエンジン制御装置は、請求項15のエンジン制御装置において、
上記第一の退避運転手段の最重度異常運転モードとして、サイドブレーキの動作検出スイッチとアイドル回転閾値設定手段と上昇率抑制手段とを設け、
上記サイドブレーキの動作検出スイッチは上記ブレーキペダルによる主制動手段に付加された副制動手段の作動を検出する動作検出手段とし、
上記アイドル回転閾値設定手段は上記サイドブレーキの動作検出スイッチが動作している時の目標エンジン回転速度をエンジンのアイドル回転速度に設定して上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制御する手段とし、
上記上昇率抑制手段は上記サイドブレーキが解除されて動作検出手段が不動作となった時に、上記アイドル回転閾値設定手段によるエンジン回転速度から上記第二の上限回転閾値演算手段又は第二の上限回転閾値設定手段によるエンジン回転速度への目標回転速度の上昇率を抑制する手段とし、かつ、サイドブレ−キが解除された時に、急速にエンジン回転速度が上昇しないように制御されるものである。
【0027】
(17)この発明の請求項17に係るエンジン制御装置は、請求項15項又は請求項16項のエンジン制御装置において、
第三の警報表示器を設け、
該第三の警報表示器は上記第一の退避運転手段における最重度異常運転モードでは、退避運転がブレ−キペダルの強弱操作によって行われるものであることを警報又は表示する
ものである。
【0028】
(18)この発明の請求項18に係るエンジン制御装置は、請求項15に記載のエンジン制御装置において、
上記第一の退避運転手段における最重度異常運転モ−ドにおいて、スロットルポジションセンサの良品判定と燃料カットによるエンジン回転の抑制制御が少なくとも点火制御や燃料噴射制御手段等のエンジン駆動制御機能を包含したCPU側で行われ、他方のCPUの良否に係わらず一方のCPUで退避運転が可能にされたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
(1)実施形態1の構成の詳細な説明
以下この発明の一実施例装置の構成ブロック図を示す図1について説明する。
図1において、100はメインCPU111を含む主制御部110と、サブCPU121を含む補助制御部120によって構成され、図示しないコネクタを介して外部の入出力機器と接続されたエンジン用吸気量の電子制御装置であり、先ずは該装置外部の要素について説明する。
101aはエンジン回転センサ、クランク角センサ、車速センサ等の第一のON/OFF信号入力群であり、これらの入力信号はON/OFFの頻度が高かったり、その動作を速やかにCPUに取込む必要のある高速・高頻度動作のもの、或いはサブCPU121の異常状態にあっても、最低限度のエンジン回転制御を安全に維持するためのブレ−キスイッチ信号等の入力信号である。
【0030】
101bは変速機用シフトレバ−の選択位置センサ、エヤコンスイッチ、アクセルペダルの復帰位置検出用スイッチ、パワ−ステアリング動作スイッチ、定速走行用クル−ズスイッチ等の第二のON/OFF信号入力群であり、これらの入力信号はON/OFF動作の読取り応答遅れがあってもあまり問題の無い低速・低頻度動作のものである。
102aはスロットルの吸気量を測定するエヤフロ−センサAFS、アクセルペダルの踏込度を測定する第一のアクセルポジションセンサAPS1、スロットル弁開度を測定する第一のスロットルポジションセンサTPS1等の第一のアナログセンサ入力群、102bは第二のアクセルポジションセンサAPS2、第二のスロットルポジションセンサTPS2、排気ガスセンサ、水温センサ、吸気圧センサ等の第二のアナログセンサ入力群であり、上記APS1とAPS2やTPS1とTPS2は安全のために二重設置されているものである。
103はスロットル弁を開閉制御するモ−タ、104aは出力接点104bによって上記モ−タ103に対する電源供給/遮断を行う負荷リレ−であり、該負荷リレ−が動作するとモ−タ103の電源回路が閉路されるようになっている。
【0031】
105aはエンジンの点火コイル、燃料噴射電磁弁、排気ガス循環燃焼用電磁弁(またはステッピングモ−タ)等のエンジン駆動用機器関係の出力群、105bは変速機の変速段切換用電磁弁、エヤコン駆動用電磁クラッチ、各種表示器等の周辺補機関係の出力群、106は車載バッテリ、107はイグニションスイッチ等の電源スイッチ、108aは出力接点108bを有し、車載バッテリ106から給電される電源リレ−、109a・109bは第一・第二の警報表示器である。
次に上記主制御部110において、112は第一のON/OFF信号入力群101aとメインCPU111間に接続された入力インタフェ−ス、113は第一のアナログセンサ入力群102aとメインCPU111間に接続されたアナログ→デジタル変換器、114はメインCPU111が発生する第二の制御出力として駆動用機器105aをON/OFFするインタフェ−ス用パワ−トランジスタ回路、115はメインCPU111が発生する第一の制御出力としてモ−タ103をON/OFFするインタフェ−ス用パワ−トランジスタ回路、116はモ−タの電流検出用増幅器であり、該増幅器の出力はメインCPU111のAD入力に供給され、制御出力DRがONの時のモ−タ電流が所定値以上(短絡)となっていたり、OFFの時の断線検出用リ−ク電流が無い時(断線)にアクチェ−タ系エラ−出力ER0を発生するようになっており、これによってモ−タ用配線回路の断線・短絡等も合せて検出されるようになっている。
【0032】
なお、インタフェ−ス回路115の内部構成として、TRはベ−ス抵抗R0を介してメインCPU111のDR出力によって駆動されるトランジスタ、R1は該トランジスタのエミッタ回路に設けられた電流検出抵抗、R2・R3は上記トランジスタTRのエミッタ・コレクタ間に接続された高抵抗の分圧抵抗であって、上記電流検出用増幅器116の入力端子は分圧抵抗R2・R3間に接続されている。
従って、出力接点104bがONとなっている状態で、トランジスタTRが導通すれば、車載バッテリ106からモ−タ103、出力接点104b、トランジスタTR、電流検出抵抗R1を通ってモ−タ電流が流れ、電流検出抵抗R1に発生する電圧降下を増幅器116で検出するようになっている。
【0033】
また、トランジスタTRが不導通になれば、車載バッテリ106、モ−タ103・出力接点104b・分圧抵抗R2、R3・電流検出抵抗R1を通って微小な漏れ電流が流れ、分圧抵抗R3と電流検出抵抗R1に発生する電圧降下を増幅器116で検出するようになっている。
その結果、トランジスタTRが導通している時の増幅器116の入力が過大であればモ−タ103又は外部配線の短絡異常が検出され、トランジスタTRが不導通である時の増幅器116の入力が過小であればモ−タ103又は外部配線の開放異常が検出されることになる。
117は127と協動してメインCPU111とサブCPU121間でシリアル信号の授受を行う直並列変換器によって構成されたシリアルインタフェ−スである。
118はメインCPU111のウォッチドッグ信号WD1を監視し、所定時間幅のパルス列が発生していない時に第一のリセット出力RST1を発生してメインCPU111を再起動させるウォッチドッグタイマ回路である。
【0034】
次に上記補助制御部120において、122は第二のON/OFF信号入力群101bとサブCPU121間に接続された入力インタフェ−ス、123は第二のアナログセンサ入力群102bとサブCPU121間に接続されたアナログ→デジタル変換器、124はサブCPU121が仲介する第三の制御出力として周辺補機105bをON/OFFするインタフェ−ス用パワ−トランジスタ回路であり、上記第二のON/OFF信号入力群101bのON/OFF信号はサブCPU121内でノイズフィルタ処理などが行われた後、シリアルインタフェ−ス127、117を介してメインCPU111に送信されると共に、メインCPU111は第三の制御出力を生成してシリアルインタフェ−ス117、127を介してサブCPU121に送信するものである。
また、第二のアナログセンサ入力群102bによるアナログ信号のデジタル変換値も、サブCPU121・シリアルインタフェース127・117を介してメインCPU111に送信されるようになっている。
【0035】
130aは上記電源リレ−108aを駆動するトランジスタ、130bはサブCPU121の制御出力DR1によってトランジスタ130aをONさせる駆動抵抗、130cは電源スイッチ107からトランジスタ130aをONさせる駆動抵抗、131は車載バッテリ106から直接給電されるスリ−プ用電源と電源スイッチ107または電源リレ−108aの出力接点108bを介して給電される運転用電源によって動作し、主制御部110や補助制御部120内の各回路に所定の安定化定電圧を供給する電源ユニット、132は電源スイッチ107の投入時または遮断時に短時間のパルス出力IGSPを発生する電源検出手段であり、上記電源リレ−108aは電源スイッチ107が閉路された時に駆動抵抗130c、トランジスタ130aを介して付勢され、その出力接点108bが閉路する。
その結果、電子制御装置100に給電されてメインCPU111とサブCPU121が起動し、サブCPU121が制御出力DR1を発生することによってトランジスタ130aが自己保持駆動される。
従って、電源スイッチ107が開路しても、サブCPU121の制御出力DR1がOFFするまでは駆動抵抗130bによって電源リレ−108aの動作は保持されており、この間に各CPUの退避処理やアクチェ−タの原点復帰動作などが行われるようになっている。
【0036】
133はセット入力部133aとリセット入力部133bを有する第一の異常記憶素子、134は該異常記憶素子のSET出力に対する否定論理素子、135はサブCPU121の制御出力DR2と負荷リレ−104a間に接続されたゲ−ト素子であり、上記SET出力の発生によって第一の警報表示器109aが駆動されると共に、否定論理素子134を介してゲ−ト素子135が閉鎖されると、たとえサブCPU121が制御出力DR2を発生していても負荷リレ−104aは消勢されるようになっている。
なお、メインCPU111はサブCPU121のウォッチドッグ信号WD2を監視し、所定時間幅のパルス列が発生していない時に第二のリセット出力RST2を発生してサブCPU121を再起動させるようになっており、上記第一の異常記憶素子133はメインCPU111が発生するアクチェ−タ系エラ−出力ER0と第一のリセット出力RST1と第二のリセット出力RST2及びサブCPU121が発生するエラ−出力ER1によってセットされ、電源検出手段132が発生するパルス出力IGSPによってリセットされるように構成されている。
上記エラ−出力ER0、ER1の内容については図5〜図7によって後述する。
136はサブCPU121のエラ−出力ER2によってセットされるセット入力部136aと電源検出手段132のパルス出力IGSPによってリセットされるリセット入力部136bを有する第二の異常記憶素子、109bは該異常記憶素子136のセット出力によって駆動される第二の警報表示器である。
【0037】
以下この発明の実施の形態1によるアクチュエータを要部とする説明用機構図を示す図2について説明する。
図2において、200aはスロットル弁200bを有する吸気スロットル、201は該スロット弁200bを開閉制御するモ−タ103の回転軸、202aは該回転軸201と連動する直結揺動部であるが、該揺動部202aは説明の便宜上から矢印202bの方向に上下動作するように表現されている。
203aは上記直結揺動部202aを矢印203b方向(開弁方向)に付勢する抗張ばね、204は抗張ばね205aによって矢印205b方向(閉弁方向)に付勢され、上記抗張ばね203aに打ち勝って直結揺動部202aを閉弁方向に復帰させる復帰部材、206は該復帰部材の復帰位置を規制するデフォルトストッパ、207は復帰部材204がデフォルトストッパ206の位置まで復帰した状態からさらに閉弁方向に対して直結揺動部202aを駆動した時に当接するアイドルストッパであり、上記モ−タ103はデフォルト位置からアイドルストッパ207までの間は抗張ばね203aに抗して弁開度を制御すると共に、デフォルト位置を超えた開弁動作に対しては抗張ばね203aと協動しながら抗張ばね205aに抗して開弁制御を行うようになっている。
【0038】
従って、モ−タ103の電源が遮断されると、直結揺動部202aは抗張ばね205a、203aの作用によってデフォルトストッパ206で規制される位置まで閉弁または開弁動作を行い、これが異常時の退避運転に対する弁開度位置となる。
但し、ギヤ機構の異常等があって目標とするデフォルト位置まで復帰できないようなアクチェ−タ異常が発生した場合には、非常に大きな弁開度位置でロックしてしまうようなことがあることも想定しておく必要がある。
なお、第一・第二のスロットルポジションセンサTPS1・TPS2は直結揺動部202aの動作位置、即ちスロットルの弁開度を検出するように配置されている。
また、208は抗張ばね203a、205a、直結揺動部202a、復帰部材204、デフォルトストッパ206等によって構成されたデフォルト機構である。
【0039】
210aは支点210bを中心として矢印210c方向に踏込まれるアクセルペダル、210dは抗張ばね211aによって矢印211b方向に付勢され、上記アクセルペダル210aを復帰方向に駆動する連結部材、212はアクセルペダル210aの復帰位置を規制するペダルストッパ、213はアクセルペダル210aが踏込まれず抗張ばね211aによってペダルストッパ212の位置まで復帰していることを検出するアクセルスイッチであり、第一・第二のアクセルポジションセンサAPS1・APS2はアクセルペダル210aの踏込み度合いを検出するように配置されている。
なお、上記モ−タ103としては、直流モ−タ、ブラシレスモ−タ、ステッピングモ−タなどが用いられるが、ここではON/OFF比率制御される直流モ−タとして扱われており、その制御は主制御部110内のメインCPU111によって行われるものである。
【0040】
以下この発明の一実施例装置の全体制御ブロック図を示す図3について説明する。
図3において、アクセルペダル210aと連動する第一・第二のアクセルポジションセンサAPS1・APS2は符号300、301で示されており、スロットル弁200bと連動する第一・第二のスロットルポジションセンサTPS1・TPS2は符号302、303で示されている。
これらのセンサの内部構成はAPS1で代表して表現したとおり、正側抵抗300a、可変抵抗300b、負側抵抗300cの直列回路がDC5V電源の正負の電源線300dと300e間に接続されていて、上記可変抵抗300bの摺動端子から検出出力を取出すように構成されている。
これにより、センサの出力電圧は例えば0.2〜4.8Vとなるのが正常状態となっているが、配線の断線・短絡、可変抵抗の接触不良等があると上記以外の電圧が出力されることがある。
【0041】
主制御部110において、310は検出信号線の断線・可変抵抗300bの接触不良等があった時に入力信号電圧をゼロにするためのプルダウン抵抗、311はエヤコンが使用されていたりエンジン水温が低い時にエンジンのアイドル回転速度を高めるためのアイドル補正ブロック、312は該アイドル補正を行うための補正要因信号であり、該補正要因信号はサブCPU121からシリアルインタフェ−ス127、117を介してメインCPU111に送信された入力情報によるものである。
313はアクセルペダル210aを急速に踏込んだ時に加速性を改善するために燃料供給を増やしたい場合やその他安定定速運転時に燃料を抑制したい場合に応じて増減する運転補正ブロック、314は該運転補正を行うための補正要因信号であり該補正要因信号はアクセルペダル210aの踏込み速度(APS1の出力信号の微分値)やその他様々な要因に基づいてメインCPU111内で算定されるものである。
【0042】
315はメインCPU111内で演算された第一の目標スロットル弁開度であり、該目標値はアクセルペダル210aの踏込み度合いに対応したAPS1の出力信号電圧に対して、上記アイドル補正ブロック311や運転補正ブロック313で演算された増減補正値が代数加算されたものとなっている。
316は実際のスロットル弁開度に対応したTPS1の出力信号電圧が上記第一の目標スロットル弁開度315の信号電圧と合致するようにモ−タ103をON/OFF比率制御するPID制御部である。
317は後述の閾値設定回転速度、318はエンジン回転検出センサ304に基づく実際のエンジン回転速度が上記閾値回転速度に等しくなるように燃料噴射弁305に対する燃料供給を抑制するエンジン回転抑制手段であり、後述のとおりスロットル制御系の異常発生時に作用するものとなっている。
【0043】
補助制御部120において、321はエヤコンが使用されていたり、エンジン水温が低い時にエンジンのアイドル回転速度を高めたりするためのアイドル補正ブロック、322は該アイドル補正を行うための補正要因信号であり、該補正要因信号はサブCPU121に直接入力された入力情報によるものである。
323はアクセルペダル210aを急速に踏込んだ時に加速性を改善するために燃料供給を増やしたい場合や安定定速運転時に燃料を抑制したい場合に応じて増減する運転補正ブロックであり、該運転補正ブロックに対する補正要因信号はメインCPU111内で算定されシリアルインタフェ−ス117、127を介してサブCPU121に送信されるものである。
但し、アクセルペダル210aの踏込み速度はAPS2の出力信号の微分値としてサブCPU121側で演算される。その他メインCPU111内でしか算出できない様々な要因についてはサブCPU121では無視して概算の運転補正を行うようにしても良い。
【0044】
325はサブCPU121内で演算された第二の目標スロットル弁開度であり、該目標値はアクセルペダル210aの踏込み度合いに対応したAPS2の出力信号電圧に対して、上記アイドル補正ブロック321や運転補正ブロック323で演算された増減補正値が代数加算されたものとなっている。
330は図5で後述するとおり、第一・第二のアクセルポジションセンサAPS1・APS2の異常を検出するセンサ異常検出手段及び良品判定と代替処理手段であり、APS1の検出信号電圧はシリアルインタフェ−ス117、127を介してメインCPU111からサブCPU121に送信されるか、またはAPS1の出力電圧はメインCPU111に加えてサブCPU121にも直接入力されるようにしても良い。
331はシリアルインタフェ−ス117、127を介してメインCPU111からサブCPU121に送信された第一の目標スロットル弁開度315の信号電圧とサブCPU121内で近似演算された第二の目標スロットル弁開度325を比較して、両者に所定比率以上の相違がある時に作用する前半制御異常検出手段であり、該前半制御異常検出手段は図4aに示すとおり第一の目標スロットル弁開度315の出力信号電圧に対し第二の目標スロットル弁開度325の演算値が異常領域になっていないかどうかを判定するものである。
なお、図4aにおいて横軸はブロック315による第一の目標スロットル弁開度、縦軸はブロック3256による第二の目標スロットル弁開度であり、第二の目標スロットル弁開度≫第一の目標スロットル弁開度の領域は、「異常領域上」、第二の目標スロットル弁開度≪第一の目標スロットル弁開度の領域は、「異常領域下」で示されている。
【0045】
332は後半制御異常検出手段であり、図4bに示すとおり第一の目標スロットル弁開度315の補正演算値に対して実際のスロットル弁開度TPS2が異常領域に外れていないかどうかを判定するものである。
なお、上記補正演算は第一の目標弁開度315からその微分値に比例した値を代数減算したものであり、アクチェ−タの応答遅れを想定した補正を行っておくことにより過渡的な判定誤差を低減するようになっている。
また、図4bにおいて横軸はブロック315による第一の目標スロットル弁開度に対する補正値、縦軸はスロットルポジションセンサTPS2による実際のスロットル弁開度の検出出力であり、実際の検出出力≫補正目標値の領域は「異常領域上」、実際の検出出力≪補正目標値の領域は「異常領域下」で示されている。
【0046】
333は図6で後述するとおり、第一・第二のスロットルポジションセンサTPS1・TPS2の異常を検出するセンサ異常検出手段及び良品選択・代替処理手段であり、TPS1の検出信号電圧はシリアルインタフェ−ス127、117を介してメインCPU111からサブCPU121に送信される。また、はTPS1の出力電圧はメインCPU111に加えてサブCPU121にも直接入力されるようにしても良い。
なお、センサ異常検出手段330・333は入力系の異常検出、331は入力信号から目標スロットル弁開度を算出するまでの前半制御異常検出、332は目標スロットル弁開度から実際のフィ−ドバック帰還信号電圧までの後半制御異常検出となっているが、特に後半制御異常検出手段332はモ−タ103の異常やアクチェ−タ部分の異常も包含したものとなっていて、例えば機械的な異常でスロットル弁がロッキングしているような場合では、たとえ正常な制御が行われていても目標スロットル弁開度と実際のスロットル弁開度は一致しないことになるので、このような異常を検出するものである。
【0047】
(2)実施形態1の作用・動作の詳細な説明
図1のとおり構成されたこの発明の一実施例装置において、先ずアクセルポジションセンサ(APS)関係の異常検出フロ−チャ−トを示した図5に基づいて、サブCPU121によるエラ−出力ER1やER2の発生方法を説明する。
図5において、600aは定期的に割込み動作で活性化される動作開始工程、601aは該動作開始工程に続いて動作し、後述のフラグFA1やFA2をリセットする工程、602aは該工程に続いて動作するAPS1の出力電圧範囲異常の判定工程であり、該判定工程ではAPS1の出力電圧が0.2〜4.8Vの時に正常であって、検出信号線の断線や接触不良或いは正負の電源線とかその他の異電圧配線に対する短絡誤触の有無を判定するものとなっている。
【0048】
603aは該判定工程が異常である時に作用して、フラグFA1をセットする工程、604aは工程602aが正常であるか工程603aによるフラグのセットが行われた時に作用して、APS1の出力電圧変化率に関する異常判定を行うものであり、該異常判定では前回読取られた出力電圧と今回読取られた出力電圧の差分によって変化率を測定し、これが通常では有得ない急変となった場合には同上の断線・短絡等による異常であったと判定するものである。
605aは工程604aが異常である時に作用して、フラグFA1をセットする工程、630aは工程602aから工程605aで構成されたAPS1に関する第一の個別異常検出手段、631aは630aと同様に工程606aから工程609aによって構成されたAPS2に関する第一の個別異常検出手段であり、上記工程606aは工程604aが正常であるか工程605aでフラグのセットが行われた時に作用する。
【0049】
610aは工程608aが正常であるか工程609aでフラグがセットされた時に作用し、APS1とAPS2の両出力電圧が所定の誤差内で一致しているかどうかを相対比較し、誤差が大きければ異常と判定する第一の相対異常検出手段、611aは工程610aが正常で該工程に続く工程634aがFA1とFA2の両者セットでない時に作用し、APS1とAPS2が共に正常であることを記憶する工程、612aは工程603aや工程605aでフラグFA1がセットされているかどうかを判定し、セットされていなければ工程613aへ移行し、セットされておれば工程614aへ移行する判定工程、613aと614aは工程607aまたは工程609aでフラグFA2がセットされているかどうかを判定し、工程612aと工程614aが共にYESの時(APS1・APS2共に個別異常)あるいは工程612a、工程613aが共にNOの時(APS1・APS2共に個別異常ではないが、相対異常の時)に工程615aで両者異常を記憶して、続く工程618aでエラ−出力ER11を発生し、これに続く工程632で図示しない第三の警報表示器を作動させる判定工程である。
【0050】
また、工程634aでフラグFA1とFA2が共にセットされていると判定された場合も上記工程615aが両者異常を記憶するようになっている。
なお、工程615aはAPSの両者異常検出手段となるものであり、該工程で両者異常が記憶されると工程611a、616a、617aなどの記憶情報がリセットされると共に、工程615aの記憶状態は電源がOFFされるまでリセットされないようになっている。
また、工程611a、工程616a、工程617aの記憶状態は電源がOFFされてもリセットされるようになっている。
616aは工程610aが相対異常であって、工程612aがYES(APS1の個別異常)、工程614aがNO(APS2が個別異常でない)時に作用して、APS2を選択記憶すると共に、工程611aをリセットする工程、617aは工程610aが相対異常であって、工程612aがNO(APS1が個別異常でない)、工程613aがYES(APS2が個別異常)の時に作用して、APS1を選択記憶すると共に、工程611aをリセットする工程、633aは工程616aまたは工程617aによって構成された第一の良品センサ検出手段となっている。
【0051】
619aは工程616aに続いて作用し、メインCPU111に対してAPS1に代わってAPS2の信号を用いるように代替APS指令を発生する工程、620aは工程617aに続いて作用し、サブCPU121内の演算でAPS2に代わってAPS1の信号を用いるように代替APS指令を発生する工程、621aは工程616aと工程617aが夫々APS2とAPS1を選択記憶したような場合に重複選択異常として工程615aで両者異常を記憶し、一方だけの選択の場合には工程622aでエラ−出力ER21を発生する判定工程である。
工程623aは工程611aまたは工程622aに続いて作用し、メインCPU111で演算された第一の目標スロットル弁開度315をサブCPU121に読込む工程、該工程に続く工程624aは図3の前半制御異常検出手段331に相当し前述したとおり、第一の目標スロットル弁開度315と第二の目標スロットル弁開度325の値を比較し、これが所定誤差以上に乖離している時に異常と判定する判定工程、625aは該工程が前半制御異常であった時にエラ−出力ER12を発生する工程、626aは工程624aが正常である時または工程625a、工程632に続く動作終了工程であり、該終了工程では動作開始工程600aが活性化されるまで待機しているものである。
【0052】
なお、エラ−出力ER11とER12は図6のエラ−出力ER13と論理和結合されて、図1におけるサブCPU121のエラ−出力ER1として出力されるものである。
また、エラ−出力ER21は図6のエラ−出力ER22、ER23と論理和結合されて、図1におけるサブCPU121のエラ−出力ER2として出力されるものである。
ここで、図5のフロ−を再度概括的に説明すれば、APS1とAPS2が共に個別異常であるか、何れも個別異常でなくても相対異常があってどちらが正常であるかを特定できないときにはAPS1・APS2の両者異常としてエラ−出力ER11が発生し、APS1とAPS2に相対異常があってもどちらか一方に個別異常があれば他方は正常と見做して良品選択が行われ、エラ−出力ER21が発生すると共に、例えばAPS1の異常であれば図1におけるメインCPU111はAPS1に替わってサブCPU121から送信されたAPS2の信号を用いるように代替処理が行われる。
【0053】
また、工程624aによる前半制御異常はAPS1とAPS2の異常が除去されているので主としてメインCPU111かサブCPU121の演算エラ−に起因しており、これがノイズ等による一時的なものであれば車両を一旦停止して電源スイッチを再投入すれば重度異常であるエラ−出力ER12は解除されることになる。
【0054】
次に、スロットルポジションセンサ(TPS)関係の異常検出フロ−チャ−トを示した図6に基づいて、サブCPU121によるエラ−出力ER1やER2の発生方法を説明する。
図6において、600bは定期的に割込み動作で活性化される動作開始工程、601bは該動作開始工程に続いて動作し、後述のフラグFP1やFP2をリセットする工程、602bは該工程に続いて動作するTPS1の出力電圧範囲異常の判定工程であり、該判定工程ではTPS1の出力電圧が0.2〜4.8Vの時に正常であって、検出信号線の断線や接触不良或いは正負の電源線とかその他の異電圧配線に対する短絡誤触の有無を判定するものとなっている。
【0055】
603bは該判定工程が異常である時に作用して、フラグFP1をセットする工程、604bは工程602bが正常であるか工程603bによるフラグのセットが行われた時に作用して、TPS1の出力電圧変化率に関する異常判定を行うものであり、該異常判定では前回読取られた出力電圧と今回読取られた出力電圧の差分によって変化率を測定し、これが通常では有得ない急変となった場合には同上の断線・短絡等による異常であったと判定するものである。
605bは工程604bが異常である時に作用して、フラグFP1をセットする工程、630bは工程602bから工程605bで構成されたTPS1に関する第二の個別異常検出手段、631bは630bと同様に工程606bから工程609bによって構成されたTPS2に関する第二の個別異常検出手段であり、上記工程606bは工程604bが正常であるか工程605bでフラグのセットが行われた時に作用する。
【0056】
610bは工程608bが正常であるか工程609bでフラグがセットされた時に作用し、TPS1とTPS2の両出力電圧が所定の誤差内で一致しているかどうかを相対比較し、誤差が大きければ異常と判定する第二の相対異常検出手段、611bは工程610bが正常で該工程に続く工程634bがFP1とFP2の両者セットでない時に作用し、TPS1とTPS2が共に正常であることを記憶する工程、612bは工程603bや工程605bでフラグFP1がセットされているかどうかを判定し、セットされていなければ工程613bへ移行し、セットされておれば工程614bへ移行する判定工程、613bと614bは工程607bまたは工程609bでフラグFP2がセットされているかどうかを判定し、工程612bと工程614bが共にYESの時(TPS1・TPS2共に個別異常)あるいは工程612b、工程613bが共にNOの時(TPS1・TPS2共に個別異常ではないが、相対異常の時)に工程615bで両者異常を記憶して、続く工程618bでエラ−出力ER23を発生する判定工程である。
【0057】
また、工程634bでフラグFP1とFP2が共にセットされていると判定された場合も上記工程615bが両者異常を記憶するようになっている。
なお、工程615bはTPSの両者異常検出手段となるものであり、該工程で両者異常が記憶されると工程611b、616b、617bなどの記憶情報がリセットされると共に、工程615bの記憶状態は電源がOFFされるまでリセットされないようになっている。
また、工程611b、工程616b、工程617bの記憶状態は電源がOFFされてもリセットされるようになっている。
616bは工程610bが相対異常であって、工程612bがYES(TPS1の個別異常)、工程614bがNO(TPS2が個別異常でない)時に作用して、TPS2を選択記憶すると共に、工程611bをリセットする工程、617bは工程610bが相対異常であって、工程612bがNO(TPS1が個別異常でない)、工程613bがYES(TPS2が個別異常)の時に作用して、TPS1を選択記憶すると共に、工程611bをリセットする工程、633bは工程616bまたは工程617bによって構成された第二の良品センサ検出手段となっている。
【0058】
619bは工程616bに続いて作用し、メインCPU111に対してTPS1に代わってTPS2の信号を用いるように代替TPS指令を発生する工程、620bは工程617bに続いて作用し、サブCPU121内の演算でTPS2に代わってTPS1の信号を用いるように代替TPS指令を発生する工程、621bは工程616bと工程617bが夫々TPS2とTPS1を選択記憶したような場合に重複選択異常として工程615bで両者異常を記憶し、一方だけの選択の場合には工程622bでエラ−出力ER22を発生する判定工程である。
工程623bは工程611bまたは工程622bに続いて作用し、メインCPU111で演算された第一の目標スロットル弁開度315をサブCPU121に読込むと共に、その微分値を代数減算して補正目標値を算出する工程、該工程に続く工程624bは図3の後半制御異常検出手段332に相当し前述したとおり、第一の目標スロットル弁開度315に対する補正値と、実際のスロットル弁開度TPS1又はTPS2の値を比較し、これが所定誤差以上に乖離している時に異常と判定する判定工程、625bは該工程が後半制御異常であった時にエラ−出力ER13を発生する工程、626bは工程624bが正常である時または工程625b、工程618bに続く動作終了工程であり、該終了工程では動作開始工程600bが活性化されるまで待機しているものである。
【0059】
なお、エラ−出力ER13は図5のエラ−出力ER11・ER12と論理和結合されて、図1におけるサブCPU121のエラ−出力ER1として出力されるものである。
また、エラ−出力ER22とER23は図5のエラ−出力ER21と論理和結合されて、図1におけるサブCPU121のエラ−出力ER2として出力されるものである。
ここで、図6のフロ−を再度概括的に説明すれば、TPS1とTPS2が共に個別異常であるか、何れも個別異常でなくても相対異常があってどちらが正常であるかを特定できないときにはTPS1・TPS2の両者異常としてエラ−出力ER23が発生し、TPS1とTPS2に相対異常があってもどちらか一方に個別異常があれば他方は正常と見做して良品選択が行われ、エラ−出力ER22が発生すると共に、例えばTPS1の異常であれば図1におけるメインCPU111はTPS1に替わってサブCPU121から送信されたTPS2の信号を用いるように代替処理が行われる。
【0060】
また、工程624bによる後半制御異常はTPS1とTPS2の異常が除去されているので主としてメインCPU111かサブCPU121の演算エラ−又はアクチェ−タ系の異常に起因しており、これがノイズ等による一時的なものであれば車両を一旦停止して電源スイッチを再投入すれば重度異常であるエラ−出力ER13は解除されることになる。
【0061】
次に、メインCPU111におけるエラ−出力ER0の発生方法と退避運転モ−ド選択手段の動作フロ−チャ−トを示した図7に基づいて、メインCPU111とサブCPU121の動作を説明する。
図7において、640はモ−タ103のON/OFFデュ−ティ制御と同期して周期的に活性化されるメインCPU111の動作開始工程、641は該工程に続いて作用し負荷リレ−104aが動作しているかどうかをメインCPU111の割込み入力IT1に基づいて判定する工程、642は制御出力DRがONしているかどうかを判定し、これがONしている間は工程643によってモ−タ電流が過大であるかどうかを判定し続け、過大電流が検出されると工程648で制御出力DRをOFFにすると共に、これに続く工程649でエラ−出力ER0を発生する工程、644は工程642で制御出力DRがOFFである時に作用し、後述の退避運転モ−ドが2−2であるかどうかを判定する工程、645は工程644が退避運転モ−ド2−2であると判定した時に作用し目標偏差が過大であるかどうかを判定する工程であり、その内容は図11で詳細に説明する。
【0062】
なお、工程644が退避運転モ−ド2−2ではないと判定した時は工程646へ移行し、工程645が目標偏差過大であると判定した場合には工程649によってエラ−出力ER0が発生する。
646は制御出力DRがOFFしているかどうかを判定し、これがOFFしている間は工程647によってモ−タ回路のOFF電流が過少であるかどうかを判定し続け、OFF電流が過少であれば工程649でエラ−出力ER0を発生する工程である。
650は工程641で負荷リレ−104aがOFFである時や工程646で制御出力DRがONである時或いは工程649に続いて作用し、メインCPU111がサブCPU121のウォッチドッグ異常を監視判定する工程、651はサブCPU121のウォッチドッグ異常である時に作用し、退避運転モ−ド1−2を優先選択する工程、652は工程650が正常であるか工程651に続くメインCPU111の動作終了工程であり、工程652に続いて開始工程640へ移行するようになっている。
【0063】
なお、工程643はモ−タ103の短絡異常検出手段、工程647はモ−タ103の断線異常検出手段、645はスロットル弁開度制御機構の異常検出手段となるものである。
また、退避運転モ−ドの選択はサブCPU121側で行われているのに対し、サブCPU121がウォッチドッグ異常であれば、その選択結果が信用できないことになり、工程651によって退避運転モ−ドを1−2に強制選択するようになっている。
660は定期的に割込み動作で活性化されるサブCPU121の動作開始工程、661は該動作開始工程に続いて作用し、サブCPU121の割込み入力IT1に基づいて負荷リレ−104aのON/OFFを判定する工程、662は工程661で負荷リレ−104aがONであった時に作用し、図6の両者異常記憶615bがTPSの両者異常を記憶しているかどうかを判定する工程、663は該工程が両者異常でない時に作用して退避運転モ−ド2−1を選択する工程、664は工程662が両者異常を判定した時に作用し、工程663で記憶された退避運転モ−ド2−1をリセットすると共に、これに続く工程665で退避運転モ−ド2−2を選択記憶する工程である。
【0064】
666は工程661で負荷リレ−104aがOFFであった時に作用し、図5の両者異常記憶615aがAPSの両者異常を記憶しているかどうかを判定する工程、667は該工程が両者異常でない時に作用して工程663や工程665で記憶されたモ−ド2−1、2−2をリセットすると共に、続く工程668で退避運転モ−ド1−1を選択する工程、669は工程666が両者異常を判定した時に作用し、工程663、665、668で記憶された各種退避運転モ−ド2−1、2−2、1−1をリセットすると共に、これに続く工程670で退避運転モ−ド1−2を選択記憶する工程、671は工程663、665、668、670に続いて作用し、選択記憶された退避運転モ−ドをメインCPU111へ送信する工程、672は該工程に続く動作終了工程であり、該終了工程では動作開始工程660が活性化されるまで待機しているものである。
なお、各退避運転モ−ドの選択記憶情報は電源スイッチ107が遮断又は再投入された時にリセットされるようになっている。
【0065】
また、図5や図6におけるエラ−出力ER11、ER12、ER13や図7のエラ−出力ER0、図1におけるリセット出力RST1やRST2が発生すると第一の異常記憶素子133が動作して負荷リレ−104aが遮断されることになるので、工程641や工程661における負荷リレ−104aのON/OFFの判定はこれらの動作条件を代表するものとして記述されているものである。
また、各種退避運転モ−ドを分類し、これに対応したモ−タの駆動制御手段や燃料カット制御手段の構成図番号をまとめると次のとおりとなる。
1.モ−ド2−1(図10)
第二の退避運転手段の第一モ−ドであり、アクチェ−タ正常・APS及びTPS正常品有りの時(最軽度異常)
2.モ−ド2−2(図11)
第二の退避運転手段の第二モ−ドであり、APS1又はAPS2正常・アクチェ−タ正常・TPS1及びTPS2両者異常時(軽度異常の重区分)
3.モ−ド1−1(図12)
第一の退避運転手段の第一モ−ドであり、アクチェ−タ停止・APS正常品有りの時(重度異常の軽区分)
4.モ−ド1−2(図13)
第一の退避運転手段の第二モ−ドであり、アクチェ−タ停止・APS両者異常の時(最重度異常)
【0066】
図1〜図3に関する個々の動作については、構成の説明と合せて説明してきたが、各種異常判定とその結果に対する処置について主として図1、図5、図6を参照しながら総合的に説明する。
図1において、重度異常発生を記憶する第一の異常記憶素子133のセット入力部133aには4種類の異常検出入力が接続されている。
まず、メインCPU111やサブCPU121自体の異常については、第一・第二のリセット出力RST1・RST2を記憶するようになっているが、その他スロットル制御に関連するCPUの演算異常については前半・後半の制御異常検出手段624a、624bに基づいくサブCPU121のエラ−出力ER12(図5)、ER13(図6)によっても異常が記憶されることになる。
また、アクセルポジションセンサの両者異常があればエラ−出力ER11(図5)が記憶され、モ−タ103の異常については、図7のようにメインCPU111の判定に基づくエラ−出力ER0を記憶するようになっている。
【0067】
スロットル弁開閉機構に関する機械的異常に対しては後半制御異常検出手段624b(図6)によって検出されてエラ−出力ER13を記憶したり、目標偏差異常検出手段645(図7)によって検出されてエラ−出力ER0を記憶するようになっている。
このような各種の異常に対して、第一の異常記憶素子133が動作すると第一の警報表示器109aが動作して運転手に知らせると共に、負荷リレ−104aが消勢されてモ−タ103の電源回路が遮断され、デフォルト機構208(図2)によってスロットル弁200bはデフォルト位置に復帰する。
軽度異常の発生を記憶する第二の異常記憶素子136は、APSの片方異常によるエラ−出力ER21(図5)とTPSの片方異常によるエラ−出力ER22(図6)とTPSの両者異常によるエラ−出力ER23(図6)の動作を記憶して第二の警報表示器109bを動作させる。
【0068】
なお、一時的なノイズ誤動作等によるCPUの暴走があったような場合、CPU自体は自動的にリセットされて再起動され正常動作を回復することになるが、この場合であっても、第一の異常記憶素子133は異常動作を記憶していて、警報表示器109aが動作したりスロットル弁200b(図2)のデフォルト復帰が行われる。
しかし、電源スイッチ107を遮断→再投入すればパルス出力IGSPによって第一の異常記憶素子133はリセットされるので、スロットル制御を含めて正常動作状態に回復することが可能となる。
異常発生がノイズ誤動作等の一時的なものでない場合には、第一の異常記憶素子133が電源スイッチ107によって一旦リセットされても、再度異常検出されてこれを記憶することになる。
電源スイッチ107によるリセット操作は第二の異常記憶素子136に対しても行われ、異常状態が回復していなければ再度検出されてこれを記憶することになる。
【0069】
図8と図9はアクチェ−タ系が正常である場合の各種運転モ−ドに関する自動制御ブロック図を示したものであり、これらの自動制御はサブCPU121から部分的な情報を得ながらメインCPU111側で実行されるものである。
図8は正常運転時のアクセルペダルによる走行に関する自動制御ブロック図であり、アクセルペダルの踏込み度合いを検出するアクセルポジションセンサ300の検出信号出力に対して図3で示したアイドル補正311や運転補正313による補正信号を代数加算して第一の目標スロットル弁開度315が演算され、スロットル弁開度を検出するスロットルポジションセンサ302によって検出された弁開度信号をフィ−ドバックしながらPID制御部316によってスロットル弁開度制御用モ−タ103が制御されている。
【0070】
図9は正常運転時の定速走行に関する自動制御ブロック図であり、目標車速設定手段700による目標車速に対し車速検出手段702によって検出された実車速信号をフィ−ドバックしながらPID制御部701によって第一の目標スロットル弁開度315を演算する二重フィ−ドバックル−プの自動制御が行われている。
なお、目標車速設定手段700は図示しない定速走行モ−ドスイッチが選択された状態で車速記憶指示スイッチ等によって定速走行モ−ド前の現在車速を記憶するように構成されており、ブレ−キペダルを踏むと定速走行運転は一旦解除されるが、再加速すると記憶された目標車速に到達した時に再度記憶された目標車速が有効になったり、定速走行運転中にアクセルペダルを踏込んで目標車速以上の車速での運転が可能となるなどの制御が行われている。
【0071】
図10は第二の退避運転手段における第一のモ−ド(最軽度異常)に関する自動制御ブロックを示したものであり、このモ−ドはAPS1・APS2の一方が異常又は/及びTPS1・TPS2の一方が異常であって、その他が正常な場合の退避運転モ−ドとなっている。
図10におけるモ−タの自動制御ブロック構成は図8の場合と同じであるが、アクセルペダルの踏込み度合いを検出するアクセルポジションセンサの内、正常と見做されるAPS1又はAPS2の検出信号出力703に対して、図3で示したアイドル補正311や運転補正313による補正信号を代数加算して第一の目標スロットル弁開度315が演算され、スロットル弁開度を検出するスロットルポジションセンサの内、正常と見做されるTPS1又はTPS2によって検出された弁開度信号704をフィ−ドバックしながらPID制御部316によってスロットル弁開度制御用モ−タ103が制御されている。
【0072】
但し、第一の上限回転閾値設定手段705によって例えば2500rpm以上のエンジン回転速度にならないように、エンジン回転検出センサ304の検出信号をフィ−ドバックしながらエンジン回転抑制手段318によって燃料噴射弁305を駆動して燃料カット制御が行われている。
なお、第一の目標スロットル弁開度315は特段の抑制が行われていないので、上記の例にあってはエンジン回転速度が2500rpm以下の条件で、いわゆるフルスロットルでの登坂走行ができることになる。
上記第一の上限回転閾値705としてはフルスロットル状態でエンジンの最大トルクの約70%の出力トルクが確保できる程度のエンジン回転速度とするのが望ましい。
なお、360は燃料カット制御手段を、361は第一のスロットル制御手段を表す。
【0073】
図11は第二の退避運転手段における第二のモ−ド(軽度異常の重区分)に関する自動制御ブロックを示したものであり、このモ−ドはAPS1・APS2の少なくとも一方が正常であるが、TPS1・TPS2が共に異常であって、その他が正常な場合の退避運転モ−ドとなっている。
図11において、703は正常と見做されるASP1またはASP2の検出信号出力、706は該検出出力に略比例した値として算出される目標エンジン回転または車速演算手段であり、例えば目標エンジン回転速度Nは次式で算出される。
N=1500(θa/θmax)+1000 [rpm] ・・・(1)
但し、θa=現在のアクセルペダルの踏込み度合い=0〜θmax
θmax=アクセルペダルの最大踏込み度合い
【0074】
707は運転モ−ド変更前のエンジン回転速度又は車速を一時記憶する記憶手段、708は上記目標エンジン回転又は車速演算手段706による演算を過渡的に補正する円滑移行補正手段であり、該補正手段は上記記憶手段707で一時記憶されたエンジン回転速度又は車速を初期値として徐々に算式(1)に基づく目標エンジン回転速度又は車速に移行させるものである。
なお、上記円滑移行補正手段708は上記算式(1)による算出値が、目標エンジン回転速度又は車速記憶手段707で一時記憶されたエンジン回転速度又は車速よりも大きい時のみ円滑移行させるようにしても良い。
この場合、運転手は同一エンジン回転速度又は車速を維持したい時にはアクセルペダルを適当と思われる位置まで戻す操作を行えば良い。
709は例えば1000rpm程度のアイドル回転閾値設定手段であり、ここで設定される目標アイドル回転速度はエアコン等の負荷がかかったり、エンジン冷却水温が低いような場合でもエンジンの回転を持続できる程度のなるべく低い回転速度にされている。
【0075】
710はアクセルペダルが復帰しているかどうかによって切換動作を行うアクセル復帰検出手段、711はモ−タ103に対するPID制御部であり、該PID制御部はアクセルペダルが踏込まれている時には目標エンジン回転又は車速演算手段706によるエンジン回転速度又は車速が、エンジンの回転検出センサ304又は車速検出手段702によるフィ−ドバック信号と合致するようにモ−タ103を自動制御するものである。
また、上記PID制御部711はアクセルペダルが踏込まれていない時には、アイドル回転閾値設定手段709による設定エンジン回転速度とエンジンの回転検出センサ304によるフィ−ドバック回転速度とが合致するようにモ−タ103を制御する。
645は図7で説明した目標偏差異常検出手段であり、アクチェ−タ系の異常等によって目標値と実測値に過大な偏差が発生しておればエラ−出力ER0を発生してモ−タ103の電源回路が遮断されるようになっている。
【0076】
705は図10で説明したとおりの第一の上限回転閾値設定手段であって、該設定手段によって例えば2500rpm以上のエンジン回転速度にならないように、エンジン回転検出センサ304の検出信号をフィ−ドバックしながらエンジン回転抑制手段318によって燃料噴射弁305を駆動して燃料カット制御が行われている。
なお、360は燃料カット制御手段を、362は第二のスロットル制御手段を表す。
【0077】
図12と図13はアクチェ−タ系が異常である場合の第一の退避運転手段(重度異常)に関する自動制御ブロック図を示したものであり、これらの自動制御はサブCPU121から部分的な情報を得ながらメインCPU111側で実行されるものである。
図12は第一の退避運転手段における第一のモ−ド(重度異常の軽区分)に関する自動制御ブロックを示したものであり、このモ−ドはAPS1・APS2の少なくとも一方が正常と見做される場合の退避運転モ−ドとなっている。
図12において、801は正常と見做されるASP1またはASP2の検出信号出力、802は該検出出力に略比例した値として算出される第一の上限回転閾値演算手段であり、例えば閾値エンジン回転速度Nは上述の算式(1)と同じ算式で算出される。
【0078】
803は運転モ−ド変更前のエンジン回転速度を一時記憶する記憶手段、804は上記第一の上限回転閾値演算手段802による演算を過渡的に補正する円滑移行補正手段であり、該補正手段は上記記憶手段803で一時記憶されたエンジン回転速度を初期値として徐々に算式(1)に基づく閾値回転速度に移行させるものである。
なお、上記円滑移行補正手段804は上記算式(1)による閾値回転速度が記憶手段803で一時記憶されたエンジン回転速度よりも大きい時のみ円滑移行させるようにしても良い。
この場合、運転手は同一エンジン回転速度又は車速を維持したい時にはアクセルペダルを適当と思われる位置まで戻す操作を行えば良い。
805は例えば1000rpm程度のアイドル回転閾値設定手段であり、ここで設定される目標アイドル回転速度はエアコン等の負荷がかかった場合や、エンジン冷却水温が低いような場合でもエンジンの回転を持続できる程度のなるべく低い回転速度にされている。
【0079】
806はアクセルペダルが復帰しているかどうかによって切換動作を行うアクセル復帰検出手段、318はエンジン回転抑制手段であり、該抑制手段はアクセルペダルが踏込まれている時には第一の上限回転閾値演算手段802によるエンジン回転速度が、エンジンの回転検出センサ304によるフィ−ドバック回転速度と合致するように燃料噴射弁305を駆動して燃料カット制御を行うものである。
また、エンジン回転抑制手段318はアクセルペダルが踏込まれていない時には、アイドル回転閾値設定手段805による設定エンジン回転速度がエンジンの回転検出センサ304によるフィ−ドバック回転速度以上にならないように燃料噴射弁305を駆動して燃料カット制御を行うようになっている。
【0080】
図13は第一の退避運転手段における第二のモ−ド(重度異常の最重度異常)に関する自動制御ブロックを示したものであり、このモ−ドはTPS1・TPS2の少なくとも一方が正常であるが、APS1・APS2が共に異常となっている場合の退避運転モ−ドとなっている。
図13において、807は正常と見做されるTSP1またはTSP2の検出信号出力θpを基にして例えば次式で示される閾値回転速度Nを演算する第二の上限回転閾値演算手段である。
N=2500/[1+1.5×(θp/θmax)] [rpm]
・・・・(2)
但し、θp=現在のスロットル弁開度=0〜θmax
θmax=フルスロットル弁開度
なお、現在のスロットル弁開度θpは、本来はデフォルト機構208によるデフォルト復帰位置に相当するものであるが、機械的な異常で不特定な弁開度位置にロッキングされていることも想定した算式となっている。
【0081】
また、上記第二の上限回転閾値演算手段807による回転速度の演算は図14のエンジントルク特性に基づくものであり、図14において、縦軸で示したエンジン出力トルクは横軸で示したエンジン回転速度に対して山型の略二次曲線で示されており、最大エンジントルクはスロットル弁開度が大きい程大きな値となっている。
特にエンジン回転速度が低い領域では、エンジン出力トルクはエンジン回転速度に略比例している。
従って、スロットル弁開度が大きい時には低いエンジン回転速度N1に規制し、スロットル弁開度が小さい時には大きなエンジン回転速度N2に規制すれば、エンジンの出力トルクは図14の横線TRのレベルに規制されることになる。
上記算式(2)は近似的に一定出力トルクTRを得るための上限回転速度となっており、この出力トルクはブレ−キペダルの踏込みによって容易に車両停止ができると共に、ブレ−キペダルを解除すれば車両の軽負荷運転が可能となるレベルに選択されている。
【0082】
805は例えば1000rpm程度のアイドル回転閾値設定手段であり、ここで設定される目標アイドル回転速度はエアコン等の負荷がかかった場合や、エンジン冷却水温が低いような場合でもエンジンの回転を持続できる程度のなるべく低い回転速度にされている。
808は例えば1750rpm程度の第二の上限回転閾値設定手段であり、ここで設定される閾値はスロットルポジションセンサTPS1・TPS2が共に異常であって、上記第二の上限回転閾値設定手段807による演算が行えない時のエンジン回転速度の閾値として使用される。
809はTPS1・TPS2の両者異常であるか否かによって上記第二の上限回転閾値設定手段808又は第二の上限回転閾値演算手段807を選択する切換スイッチである。
810はサイドブレ−キが作動しているかどうかによって切換わる検出スイッチであり、ここで言うサイドブレ−キはブレ−キペダルの操作による主制動機能に付加された車両停止保持用の補助制動機能を持つものである。
【0083】
811は上記切換スイッチ809や810が切換わった時にエンジン回転の閾値が急増することを抑制する上昇率抑制手段であり、他の運転モ−ドからこの運転モ−ドに移行した場合のエンジン回転急増抑制手段を兼ねている。
エンジン回転抑制手段318はエンジンの回転検出センサ304による検出回転速度が上記各種閾値回転速度以下となるように燃料噴射弁305を駆動して燃料カット制御を行うものであるが、サイドブレ−キが作動している時はアイドル回転閾値設定手段805による最低閾値が用いられ、サイドブレ−キが開放されると、TPS1・TPS2の両者異常の場合には第二の上限回転閾値設定手段808による中間的な閾値が用いられ、少なくとも一方のTPSが有効な場合には第二の上限回転閾値演算手段807による閾値が用いられている。
従って、サイドブレ−キが作動している時は車両停止の意志があると見て、エンジン回転速度は最小閾値に規制されるが、サイドブレ−キが開放されると車両移動の意志があると見てエンジン回転は上昇する。
【0084】
しかし、この時のエンジン出力トルクはブレ−キペダルの踏込みによって容易に車両停止できるレベルに規制されているので、たとえスロットル弁開度が全開状態で異常停止していても、安全に退避運転が行えるものである。
なお、スロットル弁開度が所定のデフォルト位置以下で異常ロックしているような場合には、退避運転に必要なエンジン出力トルクを増加することが望ましく、その手段として燃料/空気比率を高めたり、点火時期を早めるなどの制御を付加するのが理想的である。
なお、図10・図11・図12による退避運転手段ではアクセルペダルで車両を加速し、ブレ−キペダルで車両を減速する2ペダル退避運転となっているのに対し、図13による退避運転手段は、ブレ−キペダルの強弱操作のみで退避運転を行う1ペダル退避運転となっており、最終バックアップ手段として用いられるものである。
従って、サブCPU121が異常であってもメインCPU111のみでこの退避運転モ−ドによる運転が可能となることが望ましく、その詳細は図15によって後述する。
【0085】
実施の形態2.
図15は、この発明の実施の形態2として運転モ−ド1−2をメインCPU111のみで制御したり、APSやTPSが個別異常では無いのに相対異常であって、どちらが異常であるかを特定できないような場合における第三・第四の良品選択手段における動作説明用フロ−チャ−トを示したものである。
図15において、910は定期的に割込み動作で活性化されるメインCPU111の動作開始工程、911は該開始工程に続いて作用し図示しない吸気管に設けられたエヤフロ−センサの信号により流入空気量を測定する工程、912は該測定工程に続いて作用しエンジンの回転検出センサ304の信号によりエンジン回転速度を測定する工程、913は該測定工程に続いて作用し図16で示したスロットル弁開度を媒介変数とする空気量対エンジン回転速度特性に基づいて現在のスロットル弁開度を推定演算する工程であり、図16の特性は予め近似演算式または学習値に基づく実測テ−ブルとして記憶されているものである。
なお、図16において、横軸はエンジンの回転速度、縦軸はスロットル弁において吸気された空気量であり、この空気量はスロットル弁開度(TPS値)が大きいと大きな値となり、スロットル弁開度が小さいと小さな値となっている。
914は上記工程913で推定演算されたスロットル弁開度をサブCPU121に送信する工程、915は該送信工程に続いて作用し図7の工程671でサブCPU121からメインCPU111に送信された運転モ−ドが1−2であるかどうかを判定する工程、916は該判定工程がYESの時に作用し工程913で推定されたスロットル弁開度とメインCPU111の入力信号であるTPS1の弁開度検出出力を比較する工程である。
【0086】
917は該比較工程が一致しておれば図13の第二の上限回転閾値演算手段807に相当する閾値の演算工程、918は上記比較工程916が不一致である時に作用しTPS1が異常であることを記憶して図13における切換スイッチ809をTPS無効側に切換える工程、919は上記判定工程915がNOの時或いは工程917、工程918に続く動作終了工程であり、該終了工程では動作開始工程910が活性化されるまで待機しているものである。
なお、判定工程915は図7の工程651において、サブCPU121のウォッチドッグ異常時にメインCPU111で選択した運転モ−ド1−2を優先して判定するようになっており、サブCPU121が異常である時には図13で示した第一の退避運転手段における第二の運転モ−ド(1−2モード)の制御動作がメインCPU111単独で実行できるように構成されている。
920は定期的に割込み動作で活性化されるサブCPU121の動作開始工程、921は該開始工程に続いて作用し上記工程914でメインCPU111から送信されていた推定弁開度の受信デ−タを読出す工程、922は該工程に続いて作用し工程921で読出しされた推定スロットル弁開度とメインCPU111から別途送信されていたTPS1の弁開度検出出力を比較する工程である。
【0087】
923は該比較工程が不一致であるときに作用し工程921で読出しされた推定スロットル弁開度とサブCPU121の入力信号であるTPS2の弁開度検出出力を比較する工程、924は上記比較工程922が一致である時に作用しTPS1を良品として選択記憶する工程、925は上記比較工程923が一致である時に作用しTPS2を良品として選択記憶する工程、926は上記比較工程923が不一致である時に作用しTPS1・TPS2が共に異常であることを記憶する工程であり、これらの選択記憶結果は図6の工程610bが相対異常であるにも係わらず、工程612b、613bが個別異常でない時に推定弁開度という第三の情報を付加して、確からしい良品の選択を行うものである。
【0088】
927は上記工程924、925、926に続いて作用しアクセルペダルの復帰時にONするアクセルスイッチ213(図2参照)のON/OFFを判定する工程、928は該判定工程がONである時に作用しメインCPU111から別途送信されていたAPS1のアクセルペダル踏込み度合い検出出力が所定の復帰位置信号出力に合致しているかどうかを比較判定する工程、929は上記判定工程928が不一致である時に作用しサブCPU121の入力信号であるAPS2のアクセルペダル踏込み度合い検出出力が所定の復帰位置信号出力に合致しているかどうかを比較判定する工程、930は上記判定工程928が一致である時に作用しAPS1やアクセルスイッチ213が正常であることを記憶する工程、931は上記判定工程929が一致である時に作用しAPS2やアクセルスイッチ213が正常であることを記憶する工程、932は上記判定工程929が不一致である時に作用しAPS1・APS2・アクセルスイッチ213の何れかが異常であることを記憶する工程である。
【0089】
933は上記工程927がOFFである時に作用しAPS1の現在値がアクセル復帰位置における所定値と合致しているかどうかを比較判定する工程、934は該工程がYESである時に作用しAPS2の現在値がアクセル復帰位置における所定値と合致しているかどうかを比較判定する工程、935は該工程がYESである時に作用しAPS1・APS2は正常であるがアクセルスイッチ213が異常であることを記憶する工程、936は上記工程930、931、932、935や工程933がNOの時、工程934がNOの時に続いて作用する動作終了工程であり、該終了工程では動作開始工程920が活性化されるまで待機しているものである。
【0090】
これらの選択記憶結果は図5の工程610aが相対異常であるにも係わらず、工程612a、613aが個別異常でない時にアクセルスイッチという第三の情報を付加して、確からしい良品の選択を行うものである。
この良品選択を付加すれば、APSの両者異常が発生して重度異常となり、電源スイッチを一度遮断してからアクセルペダルを踏まないでエンジンを再起動した時に、両者異常は解除される可能性がある。
また、アクセルスイッチ213が不良であっても、APS1・APS2が共にアクセルペダル復帰位置に相当する所定の検出出力となっている場合には、工程935が図11や図12におけるアクセル復帰検出手段としてアクセルスイッチ213の代替信号となるものである。
更に、940は工程924と工程925による第四の良品センサ検出手段、941は工程930と工程931による第三の良品センサ検出手段となっている。
【0091】
以上で説明したこの発明の実施例では、メインCPU111とサブCPU121はシリアルインタフェ−ス117、127を介して各種信号の授受を行うように構成されている。
このため、シリアルインタフェ−ス117、127間の通信異常に関しては、メインCPU111とサブCPU121で互いに相手CPUからの通信応答時間をチェックして、サブCPU127側にタイムアウトエラ−があればメインCPU111側でリセット出力RST2を発生してサブCPU121を再起動さて第一の異常記憶素子133を作動させると共に、メインCPU111側にタイムアウトエラ−があればサブCPU側でエラ−出力ER1を発生して第一の異常記憶素子133を作動させるような異常検出手段を付加することが望ましい。
一方、サブCPU121における各種異常判定結果や運転モ−ド選択結果はサブCPU121から駆動される外付けのフリップフロップ素子を追加して記憶し、これらの記憶結果をメインCPU111の割込み制御入力に接続するようにしておけば、状態の変化をメインCPU111で即時に読取れたり、サブCPU121が異常となっても過去の判定結果が残されるなどの利点がある。
【0092】
同様に、APS1、TPS1などメインCPU111側に接続される入力信号やメインCPU111内で演算される第一の目標スロットル弁開度などは、デュアルポ−トRAMメモリを介してサブCPU121から直接読取れるようにすることもできる。
更に、点火制御・燃料噴射制御を第一のCPUで行い、スロットル弁駆動制御を第二のCPUで行って、スロットル弁制御に関連する監視制御を第一のCPUで行うようにしても良い。
この場合、各CPUに必要とされる制御入力は夫々のCPUに直接接続することによりシリアルインタフェ−スによる信号授受をやめて、必要情報は互いのCPUの入出力信号としてバス渡しすることもできるものである。
【0093】
以上の説明において、モ−タの駆動制御手段とは図8や図9全体で示された自動制御ブロック全体、或いは図10や図11におけるモ−タ関係の自動制御ブロック全体を総称している。
また、燃料噴射制御手段の全体は図示されていないが、これはクランク角センサの信号に基づいて適切なタイミングで各気筒に対して燃料を噴射すると共に、エヤフロ−センサや酸素濃度センサ等の信号に基づいて適切な燃料/空気比となるように燃料の噴射量を制御するものの全体を総称している。
燃料カットによるエンジン回転の抑制制御は図12や図13全体で示された自動制御ブロック全体、或いは図10や図11における燃料噴射弁関係の自動制御ブロック全体を総称するものであるが、上記燃料噴射制御手段の中の一部機能として付加されているものであり、正常運転時はエンジンの最大回転速度として例えば8000rpm程度以上のエンジン回転速度とならないように燃料カットが行われる。
特に、この発明の一実施例装置ではアイドル回転閾値設定手段、上限回転閾値設定手段、上限回転閾値演算手段等によって、より低いエンジン回転速度となるような燃料カット制御が行われるものであるが、燃料カット制御としては安定なエンジン回転を確保するために、各回の燃料噴射を間引きしたり、多気筒エンジンの中の一部エンジンに対して交互に間引きするなどの工夫がなされるものである。
【0094】
【発明の効果】
(1)以上のようにこの発明の請求項1によれば、重度異常・軽度異常・正常などの多段階の異常の度合いに応じた多段階の運転手段の一つを選択して運転することができ、また、異常度合いが変化した場合は、異常度合いの悪化側への運転手段の移行は可能とするが、異常度合いの回復側へは上記電源スイッチを遮断しなければ移行できないようにしたので、安全運転ができ、運転操作に混乱を来すことが無い効果がある。
【0095】
(2)この発明の請求項2によれば、移行前運転モ−ドにおけるエンジン回転速度に対して移行後のエンジン回転速度が急上昇することを抑制するようにしたので、運転モ−ドの切換えを円滑に行う効果がある。
【0096】
(3)この発明の請求項3によれば、重度異常に対しては、第一の退避運転手段では可変回転速度の燃料カット制御によるエンジン回転速度の制御を行い、軽度異常に対しては、第二の退避運転手段では駆動モ−タによるスロットル弁開度の制御と、所定回転速度の燃料カット制御により通常運転時より制限したエンジン回転速度の運転を行うようにしたので、異常の度合いに応じた退避運転ができる。
また、第二の退避運転手段にあっては、通常運転と略同様の運転操作による容易な退避運転を可能にすることができる効果がある。
【0097】
(4)この発明の請求項4によれば、CPU異常が発生しても第一の異常記憶素子によってモ−タの電源回路を遮断して、機械的な安全機構であるデフォルト機構によってエンジンの暴走が防止されると共に、電源スイッチを遮断しなければこの状態は回復されないようにして安全性を確保する効果がある。
同様に、軽度異常であっても第二の異常記憶素子によって一旦記憶されると、これが一時的なものであっても電源スイッチが遮断されなければこの状態は回復されないようにして、みだりに退避運転手段が変更されて運転操作の混乱を来さないようにする効果がある。
また、制御系の一時的な異常によって重度異常や軽度異常が発生した場合、車両を一旦停止して再度始動すれば異常記憶手段がリセットされて正常に回復させることができる。
【0098】
(5)この発明の請求項5によれば、CPUを2重系として処理する機能を分散するようにしたので信頼性が向上すると共に、一対のアクセルポジションセンサと一対のスロットルポジションセンサとを設けて各CPUへ分散入力するようにしたので、いずれか一方のセンサが異常になっても、他方のものが利用でき信頼性の向上につながる効果がある。
【0099】
(6)この発明の請求項6によれば、メインCPUの暴走監視は外部のウォッチドッグタイマ回路によって行われているので,サブCPU側に異常があってもメインCPUの暴走監視と再起動が可能となる効果がある。
また、サブCPU側だけでは判定困難な異常はメインCPU側で分担しているので複雑な判定情報をサブCPU側に送信する必要がなく,システムが単純化される効果がある。
【0100】
(7)この発明の請求項7によれば、駆動制御手段と総合制御異常検出手段をメインCPU又はサブCPUで機能分担することで制御の安全性を向上すると共に、総合制御異常検出手段は前半制御異常検出手段と後半制御異常検出手段に分割構成することで総合制御異常検出の確実性を向上することができる効果がある。
【0101】
(8)この発明の請求項8,9,10によれば、各種の異常検出手段により異常を検出すると共に、アクセルポジションセンサとスロットルポジションセンサの良品を選択し、選択されたセンサを用いて第一又は第二の退避運転手段による退避運転を行う効果がある。
【0102】
(9)この発明の請求項11によれば、第二の退避運転手段の中に最軽度異常運転モードを設けたので、通常運転操作と同様のアクセルペダルとブレ−キペダルによる2ペダル運転であって運転操作には何等の違和感も無いものであると共に、スロットル弁開度を抑制していないので登坂性能もあまり低下しない効果がある。
なお、異常発生時において単にスロットル弁開度を抑制したものでは、軽負荷時にはエンジン回転速度が高くなり、異常状態でありながら高速運転が行えるという問題があるが、この発明のようにエンジン回転速度を抑制しておくと軽負荷時でも車速制限が行えると共に、登坂時は規制されたエンジン回転速度で定まるフルスロットルのエンジン出力トルクを確保することができる効果がある。
【0103】
(10)この発明の請求項12によれば、第二の退避運転手段の中に軽度異常運転モードを設けたので、通常運転操作と同様のアクセルペダルとブレ−キペダルによる2ペダル運転であって運転操作には何等の違和感も無いものであると共に、スロットル弁開度を抑制していないので登坂性能もあまり低下しない効果がある。
なお、異常発生時において単にスロットル弁開度を抑制したものでは、軽負荷時にはエンジン回転速度が高くなり、異常状態でありながら高速運転が行えるという問題があるが、この発明のようにエンジン回転速度を抑制しておくと軽負荷時でも車速制限が行えると共に、登坂時は規制されたエンジン回転速度で定まるフルスロットルのエンジン出力トルクを確保することができる効果がある。
特に、アクセルポジションセンサによって目標車速を設定する形式の場合には、最高車速も正確に規制することができる効果がある。
【0104】
(11)この発明の請求項13によれば、第二の退避運転手段の中の軽度異常運転モードは、確からしいと判断して選択したアクセルポジションセンサが完全に正常なものではなかったとしても、アクセルペダルを復帰させるとエンジン回転速度は所定のアイドル回転速度に抑制されるので安全性の向上に役立つものである。
或いは、アクセルスイッチが設置されていなかったり、アクセルスイッチが異常である時には、一対のアクセルポジションセンサによるアクセル復帰検出手段によって、アクセルペダルを復帰させた時のエンジン回転速度を所定のアイドル回転速度に抑制して安全性の向上に役立つものである。
【0105】
(12)この発明の請求項14によれば、第一の退避運転手段の中の重度異常運転モ−ドを設けたので、スロットル弁開度の制御が行えない第一の退避運転であっても、アクセルペダルとブレ−キペダルを用いた2ペダル操作による退避運転が可能であると共に、確からしいと判断して選択したアクセルポジションセンサが完全に正常なものではなかったとしても、アクセルペダルを復帰させるとエンジン回転速度は所定のアイドル回転速度に抑制されるので安全性の向上に役立つものである。
或いは、アクセルスイッチが設置されていなかったり、アクセルスイッチが異常である時には、一対のアクセルポジションセンサによるアクセル復帰検出手段によって、アクセルペダルを復帰させた時のエンジン回転速度を所定のアイドル回転速度に抑制して安全性の向上に役立つものである。
【0106】
(13)この発明の請求項15によれば、第一の退避運転手段の中の最重度異常運転モ−ドは、スロットル弁開閉機構の異常によって所定のデフォルト復帰が行われなかったような場合でも、確実にエンジン出力トルクが規制されてブレ−キペダルの踏込み度合いに応じた退避走行ができる効果がある。
また、スロットルポジションセンサの両者異常の場合には更に抑制されたエンジン回転速度に規制することによってブレ−キペダルの踏込み度合いに応じた軽負荷退避走行ができる効果がある。
【0107】
(14)この発明の請求項16によれば、第一の退避運転手段の最重度異常運転モードは、サイドブレ−キを作動させると、エンジン回転速度はアイドル回転速度まで低下するので、下り坂等においても確実に車両停止できると共に、サイドブレ−キの作動/解除の交互切換操作によっても退避運転が可能となる効果がある。
【0108】
(15)この発明の請求項17によれば、第三の警報表示器を設けたので、第一の退避運転手段の中の最重度異常運転モ−ドでは、ブレーキペダルによる特殊な運転モードであることを、音声やメッセ−ジで表示する等の警報表示手段によって運転手に知らせることができる効果がある。
【0109】
(16)この発明の請求項18によれば、一方のCPUで第一の退避運転ができる機能を持たせたので、異常監視またはスロットル弁開度制御を目的とした他方のCPUが存在してもそのCPUの良否に係わらず、退避運転が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の構成ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるアクチュエータを要部とする説明用機構図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の全体制御ブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の制御特性図である。
【図5】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の動作説明用フロ−チャ−トである。
【図6】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の動作説明用フロ−チャ−トである。
【図7】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の動作説明用フロ−チャ−トである。
【図8】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の制御ブロック図(通常運転)である。
【図9】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の制御ブロック図(通常運転)である。
【図10】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の制御ブロック図(第二退避運転)である。
【図11】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の制御ブロック図(第二退避運転)である。
【図12】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の制御ブロック図(第一退避運転)である。
【図13】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の制御ブロック図(第一退避運転)である。
【図14】 この発明の実施の形態1によるエンジン制御装置の制御特性図(エンジン特性)である。
【図15】 この発明の実施の形態2によるエンジン制御装置の動作説明用フロ−チャ−トである。
【図16】 この発明の実施の形態2によるエンジン制御装置の制御特性図(エンジン特性)である。
【図17】 従来のエンジン制御装置の制御ブロック図(退避運転)である。
【符号の説明】
100 電子制御装置 103 モ−タ
104a 負荷リレ−(コイル) 104b 出力接点(開閉手段)
106 車載バッテリ
107 電源スイッチ 109a 第一の警報表示器
109b 第二の警報表示器 111 メインCPU
118 ウォッチドッグタイマ回路 121 サブCPU
132 電源検出手段 133 第一の異常記憶素子
136 第二の異常記憶素子
200b スロットル弁 208 デフォルト機構
210a アクセルペダル 213 アクセルスイッチ
300 第一のアクセルポジションセンサ(APS1)
301 第二のアクセルポジションセンサ(APS2)
302 第一のスロットルポジションセンサ(TPS1)
303 第二のスロットルポジションセンサ(TPS2)
304 回転検出センサ 305 燃料噴射弁
315 第一の目標スロットル弁開度 317 閾値設定回転速度
318 エンジン回転抑制手段 331 前半制御異常検出手段
332 後半制御異常検出手段 360 燃料カット制御手段
361 第一のスロットル制御手段 362 第二のスロットル制御手段
610a 第一の相対異常検出手段 610b 第二の相対異常検出手段
615a APSの両者異常検出手段 615b TPSの両者異常検出手段
630a 第一の個別異常検出手段(APS1)
630b 第二の個別異常検出手段(TPS1)
631a 第一の個別異常検出手段(APS2)
631b 第二の個別異常検出手段(TPS2) 632 第三の警報表示器
633a 第一の良品センサ検出手段 633b第二の良品センサ検出手段
643 短絡検出手段 647 断線検出手段
649 アクチェ−タ系エラ−出力 673 退避運転モ−ド選択手段
705 第一の上限回転閾値設定手段
706 目標エンジン回転又は車速演算手段
708 円滑移行補正手段 709 アイドル回転閾値設定手段
710 アクセル復帰検出手段 802 第一の上限回転閾値演算手段
804 円滑移行補正手段 805 アイドル回転閾値設定手段
806 アクセル復帰検出手段 807 第二の上限回転閾値演算手段
808 第二の上限回転閾値設定手段 809 切換スイッチ
810 サイドブレ−キ作動検出スイッチ
811 上昇率抑制手段 913 スロットル弁開度推定手段
917 第二の上限回転閾値演算手段 935 アクセル復帰検出手段
940 第四の良品センサ検出手段 941 第三の良品センサ検出手段
RST1 第一のリセット出力 RST2 第二のリセット出力
ER0 アクチェ−タ系エラ−出力
Claims (18)
- 車載バッテリから電源スイッチの操作に応動して給電され、アクセルペダルの踏込み度合いを検出するアクセルポジションセンサの出力とスロットル弁開度を検出するスロットルポジションセンサの出力に応動してエンジンの吸気用スロットル弁の開閉駆動用モータを制御するモータの駆動制御手段とエンジンに対する燃料噴射制御手段とエンジン回転速度検出手段又は車速検出手段を備え、マイクロプロセッサ(CPU)を有するエンジン制御装置において、
異常検出手段と退避運転手段を備えると共に、退避運転モード選択手段を備え、
上記異常検出手段はスロットル弁制御に関連するセンサ系異常、制御系異常及びアクチェータ系異常の動作を常時監視し、少なくとも上記アクチェータの制御が可能であるか否かに応じた軽度異常と重度異常を識別して検出する複数種類の異常検出手段とし、
上記退避運転手段は上記軽度異常、重度異常の度合いに応じて設定された、最軽度異常退避運転モード、軽度異常退避運転モード、重度異常退避運転モード、最重度異常退避運転モードの中の最重度異常退避運転モードを含む少なくとも3種類以上の退避運転モードを有し、
上記退避運転モード選択手段は上記複数種類の異常検出手段による異常検出結果に対応して、上記3種類以上の退避運転モードの一つを選択するものであって、
正常運転から上記退避運転モードへの移行及び上記退避運転モードの中での異常度合いの悪化側への移行は可能であるが、上記退避運転モードから正常運転への移行及び上記退避運転モードの中での異常度合いの回復側への移行は上記電源スイッチを遮断しなければ移行できないようにされている
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項1のエンジン制御装置において、
円滑移行補正手段を備え、
該円滑移行補正手段は、上記正常運転、軽度異常退避運転モード又は重度異常退避運転モードへの運転モ−ドの移行に当たって、移行前運転モードにおけるエンジン回転速度に対して移行後のエンジン回転速度が急上昇することを抑制するものである
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項1又は請求項2のエンジン制御装置において、
第一又は第二のスロットル制御手段と第一又は第二の上限回転閾値設定手段と第一又は第二の上限回転閾値演算手段と燃料カット制御手段と上記退避運転手段として第一又は第二の退避運転手段とを設け、
上記第一のスロットル制御手段は、上記アクセルポジションセンサ及びスロットルポジションセンサが共に正常である時に適用され、正常なスロットルポジションセンサの検出出力が正常なアクセルポジションセンサの検出出力に略比例した関係となるよう上記駆動用モータによって給気スロットル弁を開閉制御する駆動制御手段とし、
上記第二のスロットル制御手段は、上記アクセルポジションセンサは正常であるが上記スロットルポジションセンサが異常である時に適用され、上記エンジン回転速度又は車速検出手段によって検出されたエンジン回転速度又は車速が正常なアクセルポジションセンサの検出出力に略比例した関係となるよう上記駆動用モータによって給気スロットル弁を開閉制御する駆動制御手段とし、
上記第一の上限回転閾値設定手段は、正常運転時の許容最大エンジン回転速度より低い所定のエンジン回転速度を選択設定する設定手段とし、
上記第二の上限回転閾値設定手段は、上記第一の上限回転閾値設定手段によるエンジン回転速度より低い所定のエンジン回転速度を選択設定する設定手段とし、
上記第一の上限回転閾値演算手段は、上記アクセルポジションセンサが正常である時に適用され、正常なアクセルポジションセンサの検出出力にほぼ比例したエンジン回転速度であって、しかも上記第一の上限回転閾値設定手段によって設定されるエンジン回転速度以下のエンジン回転速度となるように目標上限エンジン回転速度を算出する演算手段とし、
上記第二の上限回転閾値演算手段は、上記アクセルポジションセンサが異常であってスロットルポジションセンサが正常である時に適用され、正常なスロットルポジションセンサの検出出力にほぼ反比例したエンジン回転速度であって、しかも上記第一の上限回転閾値設定手段によって設定されるエンジン回転速度以下のエンジン回転速度となるように目標上限エンジン回転速度を算出する演算手段とし、
上記燃料カット制御手段は、上記エンジン回転速度検出手段によって検出されたエンジン回転速度が目標とするエンジン回転速度以下となるように燃料噴射を抑制する燃料噴射制御手段とし、
上記第一の退避運転手段は、上記第一又は第二の上限回転閾値演算手段又は第二の上限回転閾値設定手段によって演算又は設定されたエンジン回転速度を上限目標エンジン回転速度とするよう上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制御して退避運転を行う重度異常退避運転手段とし、
上記第二の退避運転手段は、上記第一の上限回転閾値設定手段によって設定されたエンジン回転速度を上限目標エンジン回転速度とするよう上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制限すると共に、上記第一又は第二のスロットル制御手段によって可変エンジン回転速度で退避運転を行う軽度異常退避運転手段とした
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項3のエンジン制御装置において、
電源の開閉手段とデフォルト機構と第一及び第二の異常記憶素子と第一及び第二の警報表示器と電源検出回路とを設け、
上記開閉手段は上記スロットル弁の開閉駆動用モータへの給電回路を開閉する開閉手段とし、
上記デフォルト機構は上記モータの電源を上記開閉手段等によって遮断した時に、スロットル弁開度を所定位置に復帰させる初期位置復帰機構とし、
上記第一の異常記憶素子は重度異常発生時にこれを記憶して上記開閉手段でモータへの給電回路を遮断すると共に、上記第一の退避運転手段を適用決定して上記第一の異常警報表示器を作動させるよう構成され、
上記第二の異常記憶素子は軽度異常発生時にこれを記憶して、上記第一の異常記憶素子が異常記憶していない場合には上記第二の退避運転手段を適用決定して上記第二の異常警報表示器を作動させるよう構成され、
上記電源検出回路はエンジンの運転及び停止を行う電源スイッチの遮断または投入時に検出信号を発生して、上記第一及び第二の異常記憶素子をリセットするよう構成され、異常発生の原因が一時的なノイズ誤動作であっても、エンジンが停止又は再起動されるまでは異常状態が解除されないようにした
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項3又は請求項4のエンジン制御装置において、
上記マイクロプロセッサは相互に交信可能なメインCPUとサブCPUで構成し、
上記駆動制御手段や燃料噴射制御手段に対する制御指令及び重度異常や軽度異常の異常検出手段は上記メインCPUとサブCPUで任意に分担するが、少なくとも上記異常検出手段の一部と駆動制御手段と燃料噴射制御手段とは同一のCPUで分担し、
上記アクセルポジションセンサとスロットルポジションセンサは上記各CPUに分散入力されるようにそれぞれ一対のアクセルポジションセンサとスロットルポジションセンサが使用され、上記各CPUはそれぞれのセンサから入力された検出信号を他方のCPUでも必要とする場合は、上記センサ出力を各CPUの入力信号として重複接続するか必要側CPUへ送信するようにした
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項5のエンジン制御装置において、
重度異常検出手段として、メインCPUの暴走監視手段、サブCPUの暴走監視手段、アクチェータ系エラー信号出力手段、アクセルポジションセンサの両者異常検出手段、総合制御異常検出手段を設け、
上記メインCPUの暴走監視手段は、上記メインCPUが発生するパルス列であるウォッチドッグ信号が入力され、該ウオッチドッグ信号のパルス幅が所定値を超過した時にメインCPUを再起動させるための第一のリセット出力を発生するウォッチドッグタイマ回路によって構成されたメインCPUの制御異常検出手段とし、
上記サブCPUの暴走監視手段は、上記サブCPUが発生するパルス列であるウォッチドッグ信号が入力され、該ウオッチドッグ信号のパルス幅が所定値を超過した時にサブCPUを再起動させるための第二のリセット出力を発生するよう上記メインCPUによって構成されたサブCPUの制御異常検出手段とし、
上記アクチェータ系エラー信号出力手段は、上記駆動用モータとその給電回路に対する断線や短絡を検出してエラー信号出力を発生するよう構成されたアクチェータ系異常の検出手段とし、
上記アクセルポジションセンサの両者異常検出手段は、上記一対のアクセルポジションセンサが共に異常であるときにエラー信号出力を発生するよう構成されたセンサ系異常の検出手段とし、
上記総合制御異常検出手段は上記一対のアクセルポジションセンサの一方の検出出力とスロットルポジションセンサの一方の検出出力を相対比較して、比較不一致が過大であるときに総合エラー信号出力を発生するよう構成されたセンサ系、制御系又はアクチェータ系の総合異常の検出手段とし、
上記重度異常検出手段は上記第一及び第二のリセット出力と上記各種エラー信号出力の論理和によって構成されている
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項6のエンジン制御装置において、
上記駆動用モータの駆動制御手段は上記メインCPUで実行され、上記総合制御異常検出手段は主としてサブCPUで実行するように機能分担されると共に、上記総合制御異常検出手段は前半制御異常検出手段と後半制御異常検出手段に分割構成され、
上記前半制御異常検出手段は、上記一対のアクセルポジションセンサの各センサ出力に基づいて上記メインCPUとサブCPUで算出された第一及び第二の目標スロットル弁開度の相対比率が許容所定値の範囲となっているかどうかを比較して、比較不一致が大きい時に前半エラー信号出力を発生するよう構成され、
上記後半制御異常検出手段は、上記駆動用モータを実際に制御する側の目標スロットル弁開度の目標値に対して、該目標値に対するスロットル弁開度の応答遅れを想定した補正目標値と上記第一又は第二のスロットルポジションセンサの出力値との相対比率が許容所定値の範囲となっているかどうかを比較して、比較不一致が大きい時に後半エラー信号出力を発生するよう構成され、
上記総合エラー信号出力は上記前半エラー信号出力と後半エラー信号出力との論理和によって構成されている
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項6又は請求項7のエンジン制御装置において、
軽度異常検出手段として、第一及び第二の相対異常検出手段と、第一及び第二の個別異常検出手段又は/及びスロットルポジションセンサの両者異常検出手段とを設け、更に第一及び第二の良品センサ検出手段を備え、
上記第一の相対異常検出手段は、上記一対のアクセルポジションセンサの出力を相互に比較して、比較偏差が過大である時にエラー出力を発生する検出手段とし、
上記第二の相対異常検出手段は、上記一対のスロットルポジションセンサの出力を相互に比較して、比較偏差が過大である時にエラー出力を発生する検出手段とし、
上記第一の個別異常検出手段は、上記一対のアクセルポジションセンサの各々の断線又は短絡の有無を検出して、異常があるとエラー出力を発生する検出手段とし、
上記第二の個別異常検出手段は、上記一対のスロットルポジションセンサの各々の断線又は短絡の有無を検出して、異常があるとエラー出力を発生する検出手段とし、
上記スロットルポジションセンサの両者異常検出手段は、上記一対のスロットルポジションセンサが共に異常であれば両者エラー出力を発生する検出手段とし、
上記軽度異常検出手段は上記各種エラー出力又は/及び両者エラー出力の論理和によって構成され、
上記第一の良品センサ検出手段は、上記第一の相対異常検出手段で相対異常が検出され、上記第一の個別異常検出手段でいずれか一方のアクセルポジションセンサが断線又は短絡異常であるときに、他方のアクセルポジションセンサを良品と判定して選択する検出手段とし、
上記第二の良品センサ検出手段は、上記第二の相対異常検出手段で相対異常が検出され、上記第二の個別異常検出手段でいずれか一方のスロットルポジションセンサが断線又は短絡異常であるときに、他方のスロットルポジションセンサを良品と判定して選択する検出手段とし、
上記第一又は第二の良品センサ検出手段によって検出された良品センサによって上記第一又は第二の退避運転手段による退避運転が行われるものである
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項8のエンジン制御装置において、
アクセルペダルが踏込まれていない時にON動作するアクセルスイッチと第三の良品センサ検出手段とを設け、
上記第三の良品センサ検出手段は、上記第一の相対異常検出手段によって一対のアクセルポジションセンサの相対異常が検出されると共に、上記第一の個別異常検出手段によりいずれのアクセルポジションセンサも断線又は短絡異常でない時であって、しかも上記アクセルスイッチがON状態である時に、所定の検出出力を発生しているアクセルポジションセンサを良品と判定して選択する検出手段とし、上記第一の良品センサ検出手段に付加されたアクセルポジションセンサの良品センサの検出手段とした
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項8又は請求項9のエンジン制御装置において、
エンジン回転速度と吸気量の関数としてスロットル弁開度を算出するスロットル弁開度推定手段と第四の良品センサ検出手段とを設け、
上記第四の良品センサ検出手段は、上記第二の相対異常検出手段によって一対のスロットルポジションセンサの相対異常が検出されると共に、上記第二の個別異常検出手段によりいずれのスロットルポジションセンサも断線又は短絡異常でない時において、上記スロットル弁開度推定手段で推定したスロットル弁開度とほぼ同一の検出出力を持つスロットルポジションセンサを良品と判定して選択する検出手段とし、上記第二の良品センサ検出手段に付加されたスロットルポジションセンサの良品センサの検出手段とした
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項8に記載のエンジン制御装置において、
上記第二の退避運転手段の中に上記最軽度異常運転モードを設け、
該最軽度異常運転モードは重度異常は検出されていないが一対のアクセルポジションセンサの一方、又は/及び一対のスロットルポジションセンサの一方が異常である場合の運転モードであって、上記第一の上限回転閾値設定手段によって設定されたエンジン回転速度を上限目標エンジン回転速度とするよう上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制限すると共に、上記第一のスロットル制御手段によってアクセルペダルを用いた可変エンジン回転速度の退避運転を行う
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項8に記載のエンジン制御装置において、
上記第二の退避運転手段の中に上記軽度異常運転モードを設け、
該軽度異常運転モードは重度異常は検出されておらず、しかも一対のアクセルポジションセンサの少なくとも一方が正常と見做されるが、一対のスロットルポジションセンサが共に異常である場合の運転モードであって、
上記第一の上限回転閾値設定手段によって設定されたエンジン回転速度を上限目標エンジン回転速度とするよう上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制限すると共に、上記第二のスロットル制御手段によってアクセルペダルを用いた可変エンジン回転速度の退避運転を行う
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項12のエンジン制御装置において、
上記第二の退避運転手段の軽度異常運転モードとして、アクセル復帰検出手段とアイドル回転閾値設定手段とを設け、
上記アクセル復帰検出手段はアクセルペダルが踏込まれていない時に動作する上記アクセルスイッチ又は一対のアクセルポジションセンサの検出出力が所定値近傍である時にアクセルペダルが復帰していると判定する手段とし、
上記アイドル回転閾値設定手段は目標エンジン回転速度をエンジンのアイドル回転速度に選択設定する手段とし、
上記アクセル復帰検出手段がアクセルペダルの復帰を検出している時にあっては、上記アクセルポジションセンサの出力とは無関係に、上記エンジン回転速度検出手段によって検出されたエンジン回転速度が上記アイドル回転閾値設定手段によって設定された所定の回転速度となるようにスロットル弁開度を制御する
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項8又は請求項9のエンジン制御装置において、
上記第一の退避運転手段の中に上記重度異常運転モードを設け、
該重度異常運転モードは重度異常が検出されているが、上記一対のアクセルポジションセンサの少なくとも一方が正常である場合の運転モードであって、
アクセル復帰検出手段とアイドル回転閾値設定手段とを設け、
上記アクセル復帰検出手段はアクセルペダルが踏込まれていない時に動作する上記アクセルスイッチ又は一対のアクセルポジションセンサの検出出力が所定値近傍である時にアクセルペダルが復帰していると判定する手段とし、
上記アイドル回転閾値設定手段は目標エンジン回転速度をエンジンのアイドル回転速度に設定する手段とし、
上記重度異常運転モードは上記第一の上限回転閾値演算手段によって演算されたエンジン回転速度を目標エンジン回転速度とするよう上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制御すると共に、上記アクセル復帰検出手段がアクセルペダルの復帰を検出している時にあっては、上記アクセルポジションセンサの出力とは無関係に、エンジン回転速度検出手段によって検出されたエンジン回転速度が上記アイドル回転閾値設定手段によって設定された所定の回転速度となるように上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制御し、アクセルペダルを用いて可変エンジン回転速度の退避運転を行う
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項8又は請求項10のエンジン制御装置において、
上記第一の退避運転手段の中に上記最重度異常運転モードを設け、該最重度異常運転モードは重度異常が検出され、しかも上記一対のアクセルポジションセンサが共に異常である場合の運転モードであって、
上記燃料カット制御手段は目標エンジン回転速度が上記第二の上限回転閾値演算手段による演算閾値となるように燃料噴射制御を行うと共に、良品とみなされるスロットルポジションセンサが無いときには、上記第二の上限回転閾値設定手段による所定のエンジン回転速度以下となるように燃料カッカット制御手段によって燃料噴射制御を行って、ブレ−キペダルの強弱操作によって退避運転を行う
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項15のエンジン制御装置において、
上記第一の退避運転手段の最重度異常運転モードとして、サイドブレーキの動作検出スイッチとアイドル回転閾値設定手段と上昇率抑制手段とを設け、
上記サイドブレーキの動作検出スイッチは上記ブレーキペダルによる主制動手段に付加された副制動手段の作動を検出する動作検出手段とし、
上記アイドル回転閾値設定手段は上記サイドブレーキの動作検出スイッチが動作している時の目標エンジン回転速度をエンジンのアイドル回転速度に設定して上記燃料カット制御手段によってエンジン回転速度を制御する手段とし、
上記上昇率抑制手段は上記サイドブレーキが解除されて動作検出手段が不動作となった時に、上記アイドル回転閾値設定手段によるエンジン回転速度から上記第二の上限回転閾値演算手段又は第二の上限回転閾値設定手段によるエンジン回転速度への目標回転速度の上昇率を抑制する手段とし、かつ、サイドブレ−キが解除された時に、急速にエンジン回転速度が上昇しないように制御される
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項15項又は請求項16項のエンジン制御装置において、
第三の警報表示器を設け、
該第三の警報表示器は上記第一の退避運転手段における最重度異常運転モードでは、退避運転がブレ−キペダルの強弱操作によって行われるものであることを警報又は表示する
ことを特徴とするエンジン制御装置。 - 請求項15に記載のエンジン制御装置において、
上記第一の退避運転手段における最重度異常運転モ−ドにおいて、スロットルポジションセンサの良品判定と燃料カットによるエンジン回転の抑制制御が少なくとも点火制御や燃料噴射制御手段等のエンジン駆動制御機能を包含したCPU側で行われ、他方のCPUの良否に係わらず一方のCPUで退避運転が可能にされた
ことを特徴とするエンジン制御装置。
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