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JP3566517B2 - 車両用エンジンの駆動制御装置 - Google Patents

車両用エンジンの駆動制御装置 Download PDF

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エンジンパラメータ演算用の第1制御ユニットと、スロットル駆動用の第2制御ユニットとの間で相互通信を行うとともに、スロットル開度およびアクセル開度に対して冗長センサを用いた車両用エンジンの駆動制御装置に関し、特に制御ユニット間の通信異常時に第2制御ユニットの異常判定を可能にした車両用エンジンの駆動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、アクセル開度およびスロットル開度を含む運転状態に応じてエンジンに対する制御パラメータを演算する第1制御ユニットと、制御パラメータに含まれる目標スロットル開度に応じてスロットルアクチュエータの制御量を演算する第2制御ユニットと、各制御ユニットごとに対応した冗長センサとを備えた車両用エンジンの駆動制御装置はよく知られている。
【0003】
図9はたとえば特開平5−202793号公報に記載された従来の車両用エンジンの駆動制御装置を示すブロック構成図である。
図9において、車両に搭載されたエンジン1は、クランク軸(図示せず)に連結された気筒およびピストンからなり、気筒内の燃焼室に連通された吸気管2および排気管3と、燃焼室内に設置された点火プラグ4とを備えている。
【0004】
吸気管2内には、燃料噴射用のインジェクタ5と、エンジン1への吸入空気量を調節するためのスロットルバルブ6とが設置されている。
スロットルバルブ6には、スロットルバルブ6を駆動するためのモータを含むスロットルアクチュエータ7と、スロットルバルブ6の位置をスロットル開度として検出するスロットルポジションセンサ(以下、TPSと記す)8とが設けられている。
【0005】
TPS8は、互いに冗長な第1および第2のスロットル開度信号T1およびT2を出力するために、第1および第2のスロットルポジションセンサ部(以下、第1および第2のTPS部と記す)8aおよび8bを含む。
【0006】
運転者により踏み込まれるアクセルペダル9には、アクセルペダル9の位置をアクセル開度として検出するアクセルポジションセンサ(以下、APSと記す)10が設けられている。
【0007】
アクセルポジションセンサ10は、互いに冗長な第1および第2のアクセル開度信号A1およびA2を出力するために、第1および第2のアクセルポジションセンサ部(以下、第1および第2のAPS部と記す)10aおよび10bを含む。
【0008】
なお、ここでは、繁雑さを避けるために図示しないが、エンジン1の運転状態を検出する各種センサとしては、図示されたTPS8およびAPS10のみならず、周知の吸気量センサ、クランク角センサおよび水温センサなどが含まれることは言うまでもない。
【0009】
マイクロコンピュータからなる第1制御ユニット11は、アクセル開度およびスロットル開度を含む運転状態(各種センサ情報)に応じてエンジン1に対する制御パラメータを演算する。
【0010】
ここでは、代表的な制御パラメータとして、点火プラグ4に対する点火信号Pと、インジェクタ5に対する噴射信号Jとが示されているが、スロットルバルブ6に対する目標スロットル開度なども演算される。
【0011】
マイクロコンピュータからなる第2制御ユニット12は、第1制御ユニット11内で演算された目標スロットル開度に応じて、スロットルアクチュエータ7に対する制御量を演算し、これをモータ駆動信号Mとして出力する。
【0012】
第1制御ユニット11および第2制御ユニット12との間には、相互通信を行うバスラインとして、第1制御ユニット11から第2制御ユニット12へのデータ通信を行う第1の通信ラインL1と、第2制御ユニット12から第1制御ユニット11へのデータ通信を行う第2の通信ラインL2とが設けられている。
【0013】
この場合、第1のアクセル開度信号A1および第1のスロットル開度信号T1は、第1制御ユニット11に入力されるとともに、第1の通信ラインL1を介して第2制御ユニット12に入力される。
【0014】
また、第2のアクセル開度信号A2および第2のスロットル開度信号T2は、第2制御ユニット12に入力されるとともに、第2の通信ラインL2を介して第1制御ユニット11に入力される。
【0015】
各制御ユニット11および12は、各アクセル開度信号A1およびA2を比較するとともに、各制御ユニット11および12での比較結果(一致または不一致)に基づいてAPS10の異常の有無を判定する。
【0016】
同様に、各制御ユニット11および12は、各スロットル開度信号T1およびT2を比較するとともに、各制御ユニット11および12での比較結果(一致または不一致)に基づいてTPS8の異常の有無を判定する。
【0017】
上記のように構成された従来装置においては、各制御ユニット11および12に接続された冗長センサ(TPS8およびAPS10)の異常を判定しており、異常判定時には、目標スロットル開度を低減させてエンジン出力を抑制したり、異常判定されたセンサの代替え処置などが行われている。
【0018】
しかしながら、スロットル駆動用の第2制御ユニット12の動作異常を判定することはなく、第2制御ユニット12の異常判定時の処理についても何ら考慮されていない。
したがって、たとえセンサ系が正常であっても、第2制御ユニット12の異常によりスロットルバルブ6が全開された場合には、車両の暴走などを招くおそれがある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車両用エンジンの駆動制御装置は以上のように、各制御ユニット11および12に接続されたTPS8およびAPS10の異常を判定しているものの、第2制御ユニット12の動作異常を判定していないので、センサ側に異常がない場合でも、第2制御ユニット12側の動作異常によって車両の走行性が損なわれるという問題点があった。
【0020】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、冗長構成の各制御ユニット間の相互通信異常の有無に基づいて、第1制御ユニット側で第2制御ユニットの異常判定を簡単なロジックで行い、低コストで高信頼性の車両走行性を確保できる車両用エンジンの駆動制御装置を得ることを目的とする。
【0021】
また、この発明は、相互通信異常発生時にエンジン出力を抑制するとともに、第2制御ユニットの異常発生時には、スロットルアクチュエータのモータ電源を遮断してスロットル開度を全閉または中間位置に復帰固定させ、バイパスバルブまたは中間開度を介した吸気量により退避走行可能にした車両用エンジンの駆動制御装置を得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る車両用エンジンの駆動制御装置は、車両に搭載されたエンジンと、エンジンへの吸入空気量を調節するスロットルバルブと、スロットルバルブを駆動するためのモータを含むスロットルアクチュエータと、アクセルペダルの位置をアクセル開度として検出するアクセルポジションセンサと、スロットルバルブの位置をスロットル開度として検出するスロットルポジションセンサと、アクセル開度およびスロットル開度を含む運転状態に応じてエンジンに対する制御パラメータを演算する第1制御ユニットと、制御パラメータに含まれる目標スロットル開度に応じて、スロットルアクチュエータの制御量を演算する第2制御ユニットと、第1制御ユニットから第2制御ユニットへのデータ通信を行う第1の通信ラインと、第2制御ユニットから第1制御ユニットへのデータ通信を行う第2の通信ラインとを備え、アクセルポジションセンサは、互いに冗長な第1および第2のアクセル開度信号を出力する第1および第2のアクセルポジションセンサ部を含み、スロットルポジションセンサは、互いに冗長な第1および第2のスロットル開度信号を出力する第1および第2のスロットルポジションセンサ部を含み、第1のアクセル開度信号および第1のスロットル開度信号は、第1制御ユニットに入力され、第2のアクセル開度信号および第2のスロットル開度信号は、第2制御ユニットに入力され、第2制御ユニットは、第1の通信ラインの異常を判定する第1の通信異常判定手段を含み、第1の通信ラインの異常が判定された場合に、第2のアクセル開度信号に基づいてスロットルアクチュエータの制御量を演算するとともに、第1の通信ラインの異常判定結果を第2の通信ラインを介して第1制御ユニットに送信し、第1制御ユニットは、第2の通信ラインの異常を判定する第2の通信異常判定手段と、第1または第2の通信ラインの異常が判定された場合に、少なくとも第1のスロットル開度信号に基づいて第2制御ユニットの動作を監視する第2制御ユニット監視手段とを含むものである。
【0024】
また、この発明に係る車両用エンジンの駆動制御装置による第2制御ユニットは、第1の通信ラインの異常が判定された場合に、第2のアクセル開度信号を所定係数で抑制した値に基づいてスロットルアクチュエータの制御量を演算するものである。
【0025】
また、この発明に係る車両用エンジンの駆動制御装置による第1制御ユニットは、第2の通信ラインの異常が判定された場合に、第1のアクセル開度信号を所定係数で抑制した値に基づいて目標スロットル開度を演算し、目標スロットル開度を第1の通信ラインを介して第2制御ユニットに送信するものである。
【0026】
また、この発明に係る車両用エンジンの駆動制御装置による第2制御ユニット監視手段は、第1の通信ラインの異常が判定された場合に、第1のスロットル開度信号と第1のアクセル開度信号との比較に基づいて、第2制御ユニットの動作を監視するものである。
【0027】
また、この発明に係る車両用エンジンの駆動制御装置による第2制御ユニット監視手段は、第1の通信ラインの異常が判定されたときに、第1のスロットル開度信号と第1のアクセル開度信号を所定係数倍した値とを比較し、第1のスロットル開度信号と第1のアクセル開度信号を所定係数倍した値との差が所定値以上を示す状態が所定時間継続した場合に、第2制御ユニットの動作異常を判定するものである。
【0028】
また、この発明に係る車両用エンジンの駆動制御装置による第2制御ユニット監視手段は、第2の通信ラインの異常が判定されたときに、第1のスロットル開度信号と目標スロットル開度との比較に基づいて、第2制御ユニットの動作を監視するものである。
【0029】
また、この発明に係る車両用エンジンの駆動制御装置による第2制御ユニット監視手段は、第2の通信ラインの異常が判定されたときに、第1のスロットル開度信号と目標スロットル開度との差が所定値以上を示す状態が所定時間継続した場合に、第2制御ユニットの動作異常を判定するものである。
【0030】
また、この発明に係る車両用エンジンの駆動制御装置は、スロットルアクチュエータへの電源供給を選択的に遮断するスロットル電源遮断手段を備え、スロットル電源遮断手段は、第2制御ユニットの動作異常が判定された場合に、スロットルアクチュエータへの電源供給を遮断し、エンジンの駆動状態は、退避走行モードに切り替えられるものである。
【0031】
また、この発明に係る車両用エンジンの駆動制御装置は、スロットルバルブをバイパスするバイパス通路と、バイパス通路に流れるバイパス吸入空気量を調節するバイパスバルブとを備え、エンジンの退避走行モード時において、スロットルバルブは、スロットルアクチュエータへの電源供給の遮断により全閉されるとともに、第1制御ユニットは、バイパスバルブの制御量を演算するものである。
【0032】
また、この発明に係る車両用エンジンの駆動制御装置は、エンジンの退避走行モード時において、スロットルバルブは、全閉よりも開放方向に付勢された中間位置に固定されるものである。
【0033】
また、この発明に係る車両用エンジンの駆動制御装置によるエンジンの退避走行モードは、車両のキースイッチがオフされるまで継続するものである。
【0034】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1を示すブロック構成図であり、前述と同様の要素には同一符号を付して詳述を省略する。また、各制御ユニット21および22は、前述の各制御ユニット11および12に対応している。
【0035】
この場合、第1の通信ラインL1は、目標スロットル開度Toおよび第1のスロットル開度信号T1とともに、第1制御ユニット21内における種々の異常判定結果などを第2制御ユニット22に送信する。
【0036】
また、第2の通信ラインL2は、第2のアクセル開度信号A2とともに、第2制御ユニット22内における種々の異常判定結果などを第1制御ユニット21に送信する。
たとえば、第2制御ユニット22は、第1の通信ラインL1のデータ異常を判定する第1の通信異常判定手段を含み、第1の通信ラインL1の異常判定結果を第2の通信ラインL2を介して第1制御ユニット21に送信する。
【0037】
また、第2制御ユニット22は、第1の通信ラインL1の異常判定時には、目標スロットル開度Toが得られないので、代替えデータとして第2のアクセル開度信号A2を用い、第2のアクセル開度信号A2に基づいてスロットルアクチュエータ7の制御量を演算する。さらに、このとき、エンジン出力を抑制するために、第2のアクセル開度信号A2に所定係数k(<1)を乗算した値に基づいてモータ駆動信号Mを生成する。
【0038】
一方、第1制御ユニット21は、第2の通信ラインL2のデータ異常を判定する第2の通信異常判定手段と、各通信ラインL1またはL2の異常が判定された場合に、少なくとも第1のスロットル開度信号T1に基づいて第2制御ユニット22の動作を監視する第2制御ユニット監視手段とを含んでいる。
【0039】
また、第1制御ユニット21は、第2の通信ラインL2の異常判定時には、第2制御ユニット22側からの第2のアクセル開度信号A2が得られないので、第1のアクセル開度信号A1に基づいて目標スロットル開度Toを演算し、これを第1の通信ラインL1を介して第2制御ユニット22に送信する。さらに、このとき、エンジン出力を抑制するために、第1のアクセル開度信号A1に所定係数k(<1)を乗算した値に基づいて目標スロットル開度Toを演算する。
【0040】
このように、各通信ラインL1またはL2の異常時においては、APS10からのアクセル開度信号A1またはA2を制限した値に基づいて、エンジン出力が抑制される方向にスロットル開度を制御する。
なお、各制御ユニット21および22における各通信ラインL1およびL2の異常判定は、周知の総和値チェック法などにより実行され得る。
【0041】
また、通信異常発生時に機能する第1制御ユニット21内の第2制御ユニット監視手段は、第1の通信ラインL1の異常判定時においては、第1のスロットル開度信号T1と、第1のアクセル開度信号A1をk倍した値とを比較し、双方の差が所定値E1以上を示す状態が所定時間継続した場合に、第2制御ユニット22の動作異常を判定する。
【0042】
また、第2制御ユニット監視手段は、第2の通信ラインL2の異常判定時においては、第1のスロットル開度信号T1と目標スロットル開度Toとを比較し、双方の差が所定値E2以上を示す状態が所定時間継続した場合に、第2制御ユニット22の動作異常を判定する。
【0043】
次に、図2〜図4のフローチャートを参照しながら、図1に示したこの発明の実施の形態1の動作について具体的に説明する。
図2は各制御ユニット21および22による全体的な異常判定ルーチンおよび異常判定時の処理ルーチンである。また、図3は第2制御ユニット22側の第1の通信異常判定手段による処理ルーチンを示し、図4は第1制御ユニット21側の第2の通信異常判定手段による処理ルーチンを示している。
【0044】
まず、図2に図示されていないが、初期のエンジン始動時(キースイッチオン時)において、第2制御ユニット22の異常判定フラグCF2、第1の通信ラインL1の異常判定フラグF1および第2の通信ラインL2の異常判定フラグF2は、それぞれ0クリアされるものとする。
【0045】
エンジン始動後において、各制御ユニット21および22は、まず、第2制御ユニット22の異常判定フラグCF2を参照して、フラグCF2がオン(CF2=1)状態か否かを判定する(ステップS1)。
もし、CF2=1(すなわち、YES)と判定されれば、そのまま図2のルーチンを抜け出て、異常判定時の処理が継続されることになる。
【0046】
初期においては、CF2=0(すなわち、NO)と判定され、各制御ユニット21および22内の通信異常判定手段は、図3および図4に示すように、各通信ラインL1およびL2の異常判定ルーチンをそれぞれ実行し、異常判定時に各フラグF1またはF2をオン(F1=1、F2=1)にする(ステップS2)。
【0047】
たとえば、図3において、第2制御ユニット22内の第1の通信異常判定手段は、通信ラインL1からの入力データをチェックして(ステップS11)、通信ラインL1が異常か否かを判定する(ステップS12)。
【0048】
もし、通信ラインL1が異常でない(すなわち、NO)と判定されれば、第2制御ユニット22は、フラグF1を0クリアして(ステップS13)、第1制御ユニット21から得られる目標スロットル開度Toに基づいてモータ駆動信号Mを演算し(ステップS14)、図3のルーチンを抜け出る。
【0049】
一方、ステップS12において、通信ラインL1が異常(すなわち、YES)と判定されれば、通信ラインL1の異常を示すフラグF1をオン(F1=1)にして(ステップS15)、第2のアクセル開度信号A2に所定係数kを乗算した値に基づいてモータ駆動信号Mを演算し(ステップS16)、図3のルーチンを抜け出る。
【0050】
また、図4において、第1制御ユニット21内の第2の通信異常判定手段は、通信ラインL2からの入力データをチェックして(ステップS21)、通信ラインL2が異常か否かを判定する(ステップS22)。
【0051】
もし、通信ラインL2が異常でない(すなわち、NO)と判定されれば、第1制御ユニット21は、フラグF2を0クリアして(ステップS23)、第1のアクセル開度信号A1に基づいて目標スロットル開度Toを演算し(ステップS24)、図4のルーチンを抜け出る。
【0052】
一方、ステップS22において、通信ラインL2が異常(すなわち、YES)と判定されれば、通信ラインL2の異常を示すフラグF2をオン(F2=1)にして(ステップS25)、第1のアクセル開度信号A1に所定係数kを乗算した値に基づいて目標スロットル開度Toを演算し(ステップS26)、図4のルーチンを抜け出る。
【0053】
ステップS24またはS36で演算された目標スロットル開度Toは、通信ラインL1を介して第2制御ユニット22に送信され、モータ駆動信号Mの演算に用いられる。
【0054】
こうして、図3および図4の異常判定ルーチン(図2内のステップS2)が実行されると、図2において、第1制御ユニット21内の第2制御ユニット監視手段は、各フラグF1およびF2を参照することにより、F1=1またはF2=1であるか否か(通信ラインL1またはL2に異常が発生したか否か)を判定する(ステップS3)。
【0055】
もし、各通信ラインL1およびL2に異常がなく、F1=0およびF2=0(すなわち、NO)と判定されれば、第2制御ユニット監視手段は、第2制御ユニット22の監視処理を実行せずに、図2のルーチンを抜け出る。
したがって、フラグCF2は0のままであり、各制御ユニット21および22による通常のエンジン制御およびスロットル制御が継続される。
【0056】
一方、ステップS3において、各通信ラインL1またはL2が異常であって、F1=1またはF2=1(すなわち、YES)と判定されれば、第2制御ユニット監視手段は、異常発生した通信ラインの種別に応じた処理を実行するために、続いて、第1の通信ラインL1の異常(F1=1)か否かを判定する(ステップS4)。
【0057】
もし、第1の通信ラインL1の異常であって、F1=1(すなわち、YES)と判定されれば、第2制御ユニット22が第1のアクセル開度信号A1に基づく制御状態にあるので、第2制御ユニット監視手段は、第1のスロットル開度信号T1と第1のアクセル開度信号A1との比較に基づいて、以下の(1)式を満たす状態が所定時間継続するか否かにより、第2制御ユニット22の異常の有無を判定する(ステップS5)。
【0058】
|k・A2−T1|>E1 …(1)
【0059】
ただし、(1)式において、E1は第2制御ユニット22の異常判定基準に相当する所定値である。
すなわち、第2制御ユニット監視手段は、第2制御ユニット22による第2のアクセル開度信号A2に基づくスロットル制御が、所定値E1以下のスロットル開度誤差範囲内で実行されているか否かを判定する。
【0060】
もし、(1)式を満たさなければ、または、(1)式を満たす状態が所定時間継続しなければ、第2制御ユニット22に異常がない(ステップS5において、NO)と判定されるので、図2のルーチンを抜け出て、エンジン出力を抑制する制御状態が継続することになる。
【0061】
また、(1)式を満たす状態が所定時間にわたって継続し、第2制御ユニット22に異常が発生した(ステップS5において、YES)と判定されれば、異常判定フラグCF2をオン(CF2=1)にするとともに(ステップS6)、スロットル制御状態を退避走行モードに切り替えて(ステップS7)、図2のルーチンを抜け出る。
【0062】
一方、ステップS4において、第2の通信ラインL2の異常であって、F2=1(すなわち、NO)と判定されれば、第2制御ユニット22が所定係数kで抑制された目標スロットル開度Toに基づく制御状態にあるので、第2制御ユニット監視手段は、第1のスロットル開度信号T1と目標スロットル開度Toとの比較に基づいて、以下の(2)式を満たす状態が所定時間継続するか否かにより、第2制御ユニット22の異常の有無を判定する(ステップS8)。
【0063】
|To−T1|>E2 …(2)
【0064】
ただし、(2)式において、E2は第2制御ユニット22の異常判定基準に相当する所定値であり、前述の所定値E1と同一値であってもよい。
すなわち、第2制御ユニット監視手段は、第2制御ユニット22による目標スロットル開度Toに基づくスロットル制御が、所定値E2以下のスロットル開度誤差範囲内で実行されているか否かを判定する。
【0065】
もし、(2)式を満たさなければ、または、(2)式を満たす状態が所定時間継続しなければ、第2制御ユニット22に異常がない(ステップS8において、NO)と判定されるので、図2のルーチンを抜け出て、エンジン出力を抑制する制御状態が継続することになる。
【0066】
一方、(2)式を満たす状態が所定時間にわたって継続し、第2制御ユニット22に異常が発生した(ステップS8において、YES)と判定されれば、前述のステップS6およびS7に進み、フラグCF2をオンにするとともに退避走行モードに切り替えて、図2のルーチンを抜け出る。
【0067】
したがって、ステップS6およびS7において、一旦、フラグCF2がオンされて退避走行モードに移行すると、この退避走行状態は、キースイッチがオフされるまで継続する。
【0068】
すなわち、第2制御ユニット22の異常状態が自動的に正常復帰する可能性はほとんどないので、サービスステーションなどに車両が到達してキースイッチがオフされるまで、退避走行モード(必要最小限の走行機能)が維持される。
【0069】
このように、各制御ユニット21および22の間の相互監視機能を、各通信ラインL1およびL2の異常監視機能で代替えすることにより、第2制御ユニット22の異常判定機能を簡単なロジック構成で実現することができ、低コストで高信頼性の車両走行性を確保することができる。
【0070】
また、通信ラインL1またはL2の異常発生時に、第1制御ユニット21において第2制御ユニット22の動作異常を監視することにより、冗長構成の制御ユニットにおいても異常判定ロジックが複雑化することがなく、安価に構成することができる。
【0071】
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、第2制御ユニット22の動作異常判定時における退避走行モードについて具体的に言及しなかったが、退避走行手段として、スロットルバルブ6をバイパスするバイパス通路と、バイパス通路に流れるバイパス吸入空気量を調節するバイパスバルブとを設けてもよい。
【0072】
図5は退避走行モードを実行する退避走行手段としてバイパスバルブを用いたこの発明の実施の形態2を示すブロック構成図であり、前述と同様の要素には同一符号を付して詳述を省略する。
また、第1制御ユニット21Aは、前述の第1制御ユニット21に対応している。
【0073】
図5において、図示されない構成は、図1に示した通りである。
この場合、第1制御ユニット21Aは、CPU23を有し、第2制御ユニット22は、CPU24と、CPU24の制御下でスロットルアクチュエータ7を駆動するインバータ25とを有する。
【0074】
吸気管2には、スロットルバルブ6をバイパスするバイパス通路13と、バイパス通路13に流れるバイパス吸入空気量を調節するバイパスバルブ14とが設けられている。
バイパスバルブ14は、CPU23からのバイパスバルブ制御信号Bにより駆動され、バイパス通路13の通流面積を調節してバイパス吸入空気量を可変制御する。
【0075】
第2制御ユニット22内のインバータ25は、バッテリ15からモータ電源リレー16を介して給電される。
モータ電源リレー16は、スロットルアクチュエータ7への電源供給を選択的に遮断するスロットル電源遮断手段を構成している。
【0076】
モータ電源リレー16内の励磁コイル16aは、一端がバッテリ15に接続され、他端がCPU23に接続されており、CPU23内の第2制御ユニット監視手段に応動するようになっている。
【0077】
すなわち、CPU23内の第2制御ユニット監視手段は、第2制御ユニット22の異常を判定してエンジン1(図1参照)を退避走行モードに切り替える場合に、まず、モータ電源リレー16を開放して、バッテリ15から第2制御ユニット22内のインバータ25への給電を遮断する。
【0078】
こうして、スロットルアクチュエータ7への電源供給が遮断されると、スロットルバルブ6は、図示したように全閉位置に復帰固定される。
同時に、CPU23内の第2制御ユニット監視手段は、バイパスバルブ14の制御量を演算し、バイパスバルブ制御信号Bとして出力する。
【0079】
このように、通信ラインL1またはL2の異常時にエンジン出力を抑制して退避走行するとともに、第2制御ユニット22の異常発生時には、モータ電源リレー16を遮断してスロットルバルブ6を全閉に復帰固定し、且つバイパスバルブ14を制御して退避走行するようにしたので、走行性を確保することができる。また、バイパスバルブ14の開度に応じたバイパス吸入空気量によりエンジン1が駆動されるので、安定な退避走行モードが実現する。
【0080】
実施の形態3.
なお、上記実施の形態2では、退避走行手段としてバイパス通路13およびバイパスバルブ14を用いたが、退避走行モード時にスロットルバルブを全閉せずに、スロットル開度を中間位置に復帰固定してもよい。
【0081】
図6は退避走行手段としてスロットル開度を中間位置に復帰固定させる手段を用いたこの発明の実施の形態3を示すブロック構成図であり、前述と同様の要素には同一符号を付して詳述を省略する。
【0082】
また、スロットルバルブ6B、第1制御ユニット21BおよびCPU23Bは、それぞれ、前述のスロットルバルブ6、第1制御ユニット21AおよびCPU23に対応している。
【0083】
図7は図6内のスロットルバルブ6Bの具体的構成例を示す斜視図であり、図8は図7に示したスロットルバルブ6Bによるスロットル開度Tの変化を示す説明図である。
【0084】
図6内のスロットルバルブ6Bは、たとえば図7に示すように、スロットルアクチュエータ7への電源供給が遮断時に、全閉状態よりもわずかに開いた中間開度で停止するように構成されている。
【0085】
図7において、実線はスロットルバルブ6Bの中間開度停止位置を示し、破線は全閉位置を示している。
通常、スロットルバルブ6Bは、スロットルアクチュエータ7のモータにより、回転軸61を中心として矢印X方向に開閉駆動される。
【0086】
回転軸61の一端は、リターンスプリング62により、矢印Y方向(スロットルバルブ6Bの閉成方向)に付勢されている。
また、回転軸61の他端には、回転軸61の径方向に突出したレバー部63が設けられており、レバー部63の先端部は、全閉駆動時に全閉ストッパ64に衝合するようになっている。
【0087】
レバー部63は、中間レバー65の一端により、矢印C方向(スロットルバルブ6Bの開放方向)に付勢されている。
中間レバー65の他端は、一端において矢印C方向の付勢力を作用させるために、中間開度停止スプリング66により、矢印Z方向に付勢されている。
また、中間レバー65は、中間開度を設定するための中間開度ストッパ67に衝合するようになっている。
【0088】
図7の構成により、スロットルバルブ6Bは、図8のように、通常は、スロットルアクチュエータ7の駆動力により、全閉位置Tminから全開位置Tmaxまでの開度範囲内で制御される。
【0089】
図8において、横軸はスロットル開度T、縦軸は回転軸61のトルクであり、図中、上方向がスロットル開放トルク、下方向がスロットル閉成トルクを示している。
【0090】
したがって、第2制御ユニット22の異常時(退避走行モード時)には、リターンスプリング62および中間開度停止スプリング66の各付勢力と、中間開度ストッパ67の位置とにより、電源遮断時に中間開度Tcで復帰停止する。
すなわち、エンジン1の退避走行モード時において、スロットルバルブ6Bは、全閉よりも開放方向に付勢された中間位置に固定される。
【0091】
このように、通信ラインL1またはL2の異常時にエンジン出力を抑制して退避走行するとともに、第2制御ユニット22の異常時にはモータ電源リレー16を遮断してスロットルバルブ6Bを中間開度に戻して退避走行するようにしたので、走行性を確保することができる。
【0092】
【発明の効果】
以上のようにこの発明の請求項1によれば、車両に搭載されたエンジンと、エンジンへの吸入空気量を調節するスロットルバルブと、スロットルバルブを駆動するためのモータを含むスロットルアクチュエータと、アクセルペダルの位置をアクセル開度として検出するアクセルポジションセンサと、スロットルバルブの位置をスロットル開度として検出するスロットルポジションセンサと、アクセル開度およびスロットル開度を含む運転状態に応じてエンジンに対する制御パラメータを演算する第1制御ユニットと、制御パラメータに含まれる目標スロットル開度に応じて、スロットルアクチュエータの制御量を演算する第2制御ユニットと、第1制御ユニットから第2制御ユニットへのデータ通信を行う第1の通信ラインと、第2制御ユニットから第1制御ユニットへのデータ通信を行う第2の通信ラインとを備え、アクセルポジションセンサは、互いに冗長な第1および第2のアクセル開度信号を出力する第1および第2のアクセルポジションセンサ部を含み、スロットルポジションセンサは、互いに冗長な第1および第2のスロットル開度信号を出力する第1および第2のスロットルポジションセンサ部を含み、第1のアクセル開度信号および第1のスロットル開度信号は、第1制御ユニットに入力され、第2のアクセル開度信号および第2のスロットル開度信号は、第2制御ユニットに入力され、第2制御ユニットは、第1の通信ラインの異常を判定する第1の通信異常判定手段を含み、第1の通信ラインの異常が判定された場合に、第2のアクセル開度信号に基づいてスロットルアクチュエータの制御量を演算するとともに、第1の通信ラインの異常判定結果を第2の通信ラインを介して第1制御ユニットに送信し、第1制御ユニットは、第2の通信ラインの異常を判定する第2の通信異常判定手段と、第1または第2の通信ラインの異常が判定された場合に、少なくとも第1のスロットル開度信号に基づいて第2制御ユニットの動作を監視する第2制御ユニット監視手段とを含み、冗長構成の各制御ユニット間の相互通信異常の有無に基づいて、第1制御ユニット側で第2制御ユニットの異常判定を簡単なロジックで行うようにしたので、低コストで高信頼性の車両走行性を確保した車両用エンジンの駆動制御装置が得られる効果がある。
【0094】
また、この発明の請求項2によれば、請求項1において、第2制御ユニットは、第1の通信ラインの異常が判定された場合に、第2のアクセル開度信号を所定係数で抑制した値に基づいてスロットルアクチュエータの制御量を演算するようにしたので、低コストで高信頼性の車両走行性を確保した車両用エンジンの駆動制御装置が得られる効果がある。
【0095】
また、この発明の請求項3によれば、請求項1において、第1制御ユニットは、第2の通信ラインの異常が判定された場合に、第1のアクセル開度信号を所定係数で抑制した値に基づいて目標スロットル開度を演算し、目標スロットル開度を第1の通信ラインを介して第2制御ユニットに送信するようにしたので、低コストで高信頼性の車両走行性を確保した車両用エンジンの駆動制御装置が得られる効果がある。
【0096】
また、この発明の請求項4によれば、請求項1において、第2制御ユニット監視手段は、第1の通信ラインの異常が判定された場合に、第1のスロットル開度信号と第1のアクセル開度信号との比較に基づいて、第2制御ユニットの動作を監視するようにしたので、低コストで高信頼性の車両走行性を確保した車両用エンジンの駆動制御装置が得られる効果がある。
【0097】
また、この発明の請求項5によれば、請求項2において、第2制御ユニット監視手段は、第1の通信ラインの異常が判定されたときに、第1のスロットル開度信号と第1のアクセル開度信号を所定係数倍した値とを比較し、第1のスロットル開度信号と第1のアクセル開度信号を所定係数倍した値との差が所定値以上を示す状態が所定時間継続した場合に、第2制御ユニットの動作異常を判定するようにしたので、低コストで高信頼性の車両走行性を確保した車両用エンジンの駆動制御装置が得られる効果がある。
【0098】
また、この発明の請求項6によれば、請求項3において、第2制御ユニット監視手段は、第2の通信ラインの異常が判定されたときに、第1のスロットル開度信号と目標スロットル開度との比較に基づいて、第2制御ユニットの動作を監視するようにしたので、低コストで高信頼性の車両走行性を確保した車両用エンジンの駆動制御装置が得られる効果がある。
【0099】
また、この発明の請求項7によれば、請求項6において、第2制御ユニット監視手段は、第2の通信ラインの異常が判定されたときに、第1のスロットル開度信号と目標スロットル開度との差が所定値以上を示す状態が所定時間継続した場合に、第2制御ユニットの動作異常を判定するようにしたので、低コストで高信頼性の車両走行性を確保した車両用エンジンの駆動制御装置が得られる効果がある。
【0100】
また、この発明の請求項8によれば、請求項1において、スロットルアクチュエータへの電源供給を選択的に遮断するスロットル電源遮断手段を備え、スロットル電源遮断手段は、第2制御ユニットの動作異常が判定された場合に、スロットルアクチュエータへの電源供給を遮断し、エンジンの駆動状態は、退避走行モードに切り替えられるようにしたので、第2制御ユニットの異常発生時での退避走行を可能にして、低コストで高信頼性の車両走行性を確保した車両用エンジンの駆動制御装置が得られる効果がある。
【0101】
また、この発明の請求項9によれば、請求項8において、スロットルバルブをバイパスするバイパス通路と、バイパス通路に流れるバイパス吸入空気量を調節するバイパスバルブとを備え、エンジンの退避走行モード時において、スロットルバルブは、スロットルアクチュエータへの電源供給の遮断により全閉されるとともに、第1制御ユニットは、バイパスバルブの制御量を演算するようにしたので、第2制御ユニットの異常発生時での退避走行を可能にして、低コストで高信頼性の車両走行性を確保した車両用エンジンの駆動制御装置が得られる効果がある。
【0102】
また、この発明の請求項10によれば、請求項8において、エンジンの退避走行モード時において、スロットルバルブは、全閉よりも開放方向に付勢された中間位置に固定されるようにしたので、第2制御ユニットの異常発生時での退避走行を可能にして、低コストで高信頼性の車両走行性を確保した車両用エンジンの駆動制御装置が得られる効果がある。
【0103】
また、この発明の請求項11によれば、請求項8において、エンジンの退避走行モードは、車両のキースイッチがオフされるまで継続するようにしたので、第2制御ユニットの異常発生時での退避走行を可能にして、低コストで高信頼性の車両走行性を確保した車両用エンジンの駆動制御装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示すブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1による異常判定動作および異常時の処理動作を示すフローチャートである。
【図3】この発明の実施の形態1による第1の通信ライン異常判定動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1による第2の通信ライン異常判定動作を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態2を示すブロック構成図である。
【図6】この発明の実施の形態3を示すブロック構成図である。
【図7】この発明の実施の形態3によるスロットルバルブの具体的構成例を示す斜視図である。
【図8】この発明の実施の形態3によるスロットル開度変化を示す説明図である。
【図9】従来の車両用エンジンの駆動制御装置を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 エンジン、6、6B スロットルバルブ、7 スロットルアクチュエータ、8 TPS(スロットルポジションセンサ)、8a、8b TPS部(スロットルポジションセンサ部)、9 アクセルペダル、10 APS(アクセルポジションセンサ)、10a、10b APS部(アクセルポジションセンサ部)、13 バイパス通路、14 バイパスバルブ、16 モータ電源リレー(スロットル電源遮断手段)、21、21A、21B 第1制御ユニット、22 第2制御ユニット、66 中間開度停止スプリング、A1、A2 アクセル開度信号、B バイパスバルブ制御信号、E1、E2 所定値、J 噴射信号、L1、L2通信ライン、M モータ駆動信号、P 点火信号、T1、T2 スロットル開度信号、Tc 中間開度、To 目標スロットル開度。

Claims (11)

  1. 車両に搭載されたエンジンと、
    前記エンジンへの吸入空気量を調節するスロットルバルブと、
    前記スロットルバルブを駆動するためのモータを含むスロットルアクチュエータと、
    アクセルペダルの位置をアクセル開度として検出するアクセルポジションセンサと、
    スロットルバルブの位置をスロットル開度として検出するスロットルポジションセンサと、
    前記アクセル開度および前記スロットル開度を含む運転状態に応じて前記エンジンに対する制御パラメータを演算する第1制御ユニットと、
    前記制御パラメータに含まれる目標スロットル開度に応じて、前記スロットルアクチュエータの制御量を演算する第2制御ユニットと、
    前記第1制御ユニットから前記第2制御ユニットへのデータ通信を行う第1の通信ラインと、
    前記第2制御ユニットから前記第1制御ユニットへのデータ通信を行う第2の通信ラインとを備え、
    前記アクセルポジションセンサは、互いに冗長な第1および第2のアクセル開度信号を出力する第1および第2のアクセルポジションセンサ部を含み、
    前記スロットルポジションセンサは、互いに冗長な第1および第2のスロットル開度信号を出力する第1および第2のスロットルポジションセンサ部を含み、
    前記第1のアクセル開度信号および前記第1のスロットル開度信号は、前記第1制御ユニットに入力され、
    前記第2のアクセル開度信号および前記第2のスロットル開度信号は、前記第2制御ユニットに入力され、
    前記第2制御ユニットは、
    前記第1の通信ラインの異常を判定する第1の通信異常判定手段を含み、
    前記第1の通信ラインの異常が判定された場合に、前記第2のアクセル開度信号に基づいて前記スロットルアクチュエータの制御量を演算するとともに、前記第1の通信ラインの異常判定結果を前記第2の通信ラインを介して前記第1制御ユニットに送信し、
    前記第1制御ユニットは、
    前記第2の通信ラインの異常を判定する第2の通信異常判定手段と、
    前記第1または第2の通信ラインの異常が判定された場合に、少なくとも前記第1のスロットル開度信号に基づいて前記第2制御ユニットの動作を監視する第2制御ユニット監視手段と
    を含むことを特徴とする車両用エンジンの駆動制御装置。
  2. 前記第2制御ユニットは、前記第1の通信ラインの異常が判定された場合に、前記第2のアクセル開度信号を所定係数で抑制した値に基づいて前記スロットルアクチュエータの制御量を演算することを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの駆動制御装置。
  3. 前記第1制御ユニットは、前記第2の通信ラインの異常が判定された場合に、前記第1のアクセル開度信号を所定係数で抑制した値に基づいて前記目標スロットル開度を演算し、前記目標スロットル開度を前記第1の通信ラインを介して前記第2制御ユニットに送信することを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの駆動制御装置。
  4. 前記第2制御ユニット監視手段は、前記第1の通信ラインの異常が判定された場合に、前記第1のスロットル開度信号と前記第1のアクセル開度信号との比較に基づいて、前記第2制御ユニットの動作を監視することを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの駆動制御装置。
  5. 前記第2制御ユニット監視手段は、
    前記第1の通信ラインの異常が判定されたときに、前記第1のスロットル開度信号と前記第1のアクセル開度信号を前記所定係数倍した値とを比較し、
    前記第1のスロットル開度信号と前記第1のアクセル開度信号を前記所定係数倍した値との差が所定値以上を示す状態が所定時間継続した場合に、前記第2制御ユニットの動作異常を判定することを特徴とする請求項2に記載の車両用エンジンの駆動制御装置。
  6. 前記第2制御ユニット監視手段は、前記第2の通信ラインの異常が判定されたときに、前記第1のスロットル開度信号と前記目標スロットル開度との比較に基づいて、前記第2制御ユニットの動作を監視することを特徴とする請求項3に記載の車両用エンジンの駆動制御装置。
  7. 前記第2制御ユニット監視手段は、
    前記第2の通信ラインの異常が判定されたときに、前記第1のスロットル開度信号と前記目標スロットル開度との差が所定値以上を示す状態が所定時間継続した場合に、前記第2制御ユニットの動作異常を判定することを特徴とする請求項6に記載の車両用エンジンの駆動制御装置。
  8. 前記スロットルアクチュエータへの電源供給を選択的に遮断するスロットル電源遮断手段を備え、
    前記スロットル電源遮断手段は、前記第2制御ユニットの動作異常が判定された場合に、前記スロットルアクチュエータへの電源供給を遮断し、
    前記エンジンの駆動状態は、退避走行モードに切り替えられることを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの駆動制御装置。
  9. 前記スロットルバルブをバイパスするバイパス通路と、
    前記バイパス通路に流れるバイパス吸入空気量を調節するバイパスバルブとを備え、
    前記エンジンの退避走行モード時において、
    前記スロットルバルブは、前記スロットルアクチュエータへの電源供給の遮断により全閉されるとともに、
    前記第1制御ユニットは、前記バイパスバルブの制御量を演算することを特徴とする請求項8に記載の車両用エンジンの駆動制御装置。
  10. 前記エンジンの退避走行モード時において、前記スロットルバルブは、全閉よりも開放方向に付勢された中間位置に固定されることを特徴とする請求項8に記載の車両用エンジンの駆動制御装置。
  11. 前記エンジンの退避走行モードは、前記車両のキースイッチがオフされるまで継続することを特徴とする請求項8に記載の車両用エンジンの駆動制御装置。
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