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WO2005003006A1 - シート材給送装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材給送装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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WO2005003006A1
WO2005003006A1 PCT/JP2004/008881 JP2004008881W WO2005003006A1 WO 2005003006 A1 WO2005003006 A1 WO 2005003006A1 JP 2004008881 W JP2004008881 W JP 2004008881W WO 2005003006 A1 WO2005003006 A1 WO 2005003006A1
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sheet material
image
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PCT/JP2004/008881
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English (en)
French (fr)
Inventor
Hiroyuki Nagao
Original Assignee
Sharp Kabushiki Kaisha
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Publication date
Application filed by Sharp Kabushiki Kaisha filed Critical Sharp Kabushiki Kaisha
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    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/46Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
    • B65H3/52Friction retainers acting on under or rear side of article being separated
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    • B65H3/5253Driven retainers, i.e. the motion thereof being provided by a dedicated drive the retainers positioned under articles separated from the top of the pile
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    • B65H2404/55Built-up surface, e.g. arrangement for attaching the surface to the forwarding or guiding element
    • B65H2404/552Built-up surface, e.g. arrangement for attaching the surface to the forwarding or guiding element permanent attachment
    • B65H2404/5521Coating

Definitions

  • a coating layer is formed by uniformly spray-coating a urethane liquid on the outer peripheral surface of a sponge filter as a separating and rotating means.
  • the spraying process becomes very complicated and the cost is high.
  • a sheet material storage unit that stores a plurality of sheet materials in a stacked state
  • a sheet material pickup unit that contacts the sheet material and supplies and conveys the sheet material toward a conveyance path
  • Sheet material separating means located downstream of the pickup unit and including a transport roller and a reverse rotation roller
  • the coating layer is formed by immersing a sponge member in a coating solution.
  • the surface of the coating layer can be sufficiently smoothed to have gloss.
  • the double feeding of the sheet material is reduced, the sheet material is less rubbed by the reverse rotation roller, and the sheet material becomes dirty and the image trails. Generation can be suppressed and the quality of the sheet material can be kept good.
  • the coating layer is formed of urethane rubber by divebing (immersion), a reverse rotation roller having excellent durability can be provided at low cost.
  • the double feeding of the sheet material is reduced, the sheet material is less rubbed by the reverse rotation roller, and the sheet material becomes dirty and the image is trailed. Generation can be suppressed and the quality of the sheet material can be kept good.
  • the sheet material feeding device may cause a phenomenon such as a pencil-written image or an image having low fixability formed on the sheet surface to cause a trailing phenomenon, so that the sheet material becomes dirty or the image becomes unclear, resulting in poor quality. Since the deterioration can be prevented, image data can be read with high accuracy, reproducibility of image formation is improved, and high image quality can be secured.
  • FIG. 2 is a cross-sectional view of an attraction roller used in the image reading apparatus.
  • FIG. 7 is a table showing the results of measuring the pulling force of the sheet material.
  • the document reading device 1 configured as described above can read a document in three modes: a stationary reading mode, a traveling reading mode, and a two-sided reading mode.
  • the static reading mode includes: In this mode, an original such as a book placed on the original table 12 is read by the CCD reading unit 11 while the light source unit 13 and the mirror unit 14 are moved.

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

 原稿トレイから搬送されるシート材を1枚ずつ供給搬送するシート材給送装置である。複数のシート材を積み重ねた状態で収容する原稿トレイ(22)と、前記シート材に接触し前記シート材を搬送路に向かって供給搬送する呼込みローラ(R1)と、その呼込みローラ(R1)の下流側に位置し搬送ローラ(R2)と逆転ローラ(R2a)とを備え、その逆転ローラ(R2a)は、内側に配置したスポンジ部材(SP)の外周に、表面が光沢を有する程度に平滑化されたコーティング層(Ct)を設けている。

Description

明 細 書
シート材給送装置、画像読取装置及び画像形成装置
技術分野
[0001] 本発明は、原稿を供給搬送するためのシート材給送装置、画像読取装置および画 像形成装置に関する。
背景技術
[0002] 近年、シート状の原稿を自動的に搬送し順次読み取るようにした原稿読取装置が 画像形成装置などにセットされ、効率的な画像読み取りや画像形成が行なわれるよう になった。そしてさらに、デジタル技術が進歩し、原稿からの読取りや電子データへ の変換の速度や、電子データからの画像形成の速度が速くなり、より多くの枚数の原 稿の処理を高速に行うことができるようになった。これらの原稿読取装置では一度に セットできる原稿の枚数が 100— 200枚程度と非常に多くなつてきており、また、原稿 読取装置の原稿搬送部の進歩に伴い搬送できる原稿の種類も多様化してきている。
[0003] ところが、上記のように原稿等のシートを多数枚セットして供給搬送し、原稿の画像 を読取る画像読取装置では、原稿載置トレイに積載したシートを 夂毎ピックアップし て読取りを行う。複数枚積載された原稿から:!枚だけを原稿読取部に供給搬送する ためには、搬送ローラと逆転ローラ等により構成される分離手段を用いて、複数枚の 原稿がピックアップされた場合に逆転ローラに接触している原稿を原稿載置トレイに 戻し、搬送ローラに接触している原稿 夂のみを原稿読取部に続く搬送路に供給す るようにしている。
[0004] このとき、分離手段の逆転ローラは、トルクリミッタを介して、搬送ローラの回転方向 とは逆方向の回転駆動力の伝達を受けるための駆動部に連結されており、原稿が分 離手段に 1枚のみ挟持されている場合の負荷トルクでは、逆転ローラが駆動部に対 してスリップすることで、逆転ローラが原稿と共に連れ回りし 1枚の原稿のみが分離手 段を通過できる。しかし、原稿が 2枚以上挟持されようとしたときには負荷トルクが変 化しトルクリミッタにより逆転ローラがスリップできなくなり原稿の搬送方向とは逆の方 向に逆転ローラが回転することにより確実に 1枚の原稿だけを供給搬送できるように なっている。
[0005] ところで、逆転ローラに従来からのソリッドタイプで滑りにくい逆転ローラを使用して いる場合には、原稿の逆転ローラ側に接触する側に鉛筆や定着性の悪いインク等に より文字や絵などの画像が書き込まれていると、逆転ローラにより画像が擦られ画像 が流れてしまうという画像の尾引き現象が発生し、逆転ローラが接触する面を読取る 時に読取画質が低下してしまレ、、読取データの品質やそのデータを用いての画像形 成物の画質が低下してしまうだけでなぐ原稿自体の品質を著しく低下させてしまうと 言う問題がある。
[0006] このような難点を解消するため、および、分離性能や搬送性の向上等を図るために 、柔軟な材質で形成した逆転ローラも従来から種々提案されている。例えば、分離回 転手段 (逆転ローラ)を、給送回転手段 (搬送ローラ)よりも硬度の小さレ、材質で形成 したシート材給送装置が提案されている (特許文献 1参照)。この場合、分離回転手 段と給送回転手段が圧接した時に、ニップ形状が分離回転手段側に凹形状となり、 このニップ部分に送り出し手段によって複数のシート材が送り込まれると、送り込まれ た全てのシート材の先端側が分離回転手段に対して直接接触可能になると記載され ている。なお、分離回転手段としてのスポンジリタードローラの外周面に、同材質のゥ レタン液を均一にスプレーコーティングすることにより、コーティング層を形成している
[0007] また、高耐摩耗性ゴム材からなる外周層を備えた給紙ローラのローラ軸と外周層と の間に、振動吸収性ゴム材からなる中間層を設けた給紙ローラに対して、その外周 層よりも硬度の低いゴム材等からなる逆転ローラを圧接させるようにした構成も提案さ れている(特許文献 2参照)。この場合、その中間層により、給紙圧が安定化して搬送 力が大となり、かつ、捌き音も著しく軽減できると記載されている。
[0008] さらに、紙送用部材を、内部に空洞を有する弾力性の部材で構成した提案もある( 特許文献 3参照)。この場合、空洞を設けたことにより、紙送りを行う際に、紙接触部 が深くつぶれ、用紙と接触する面積が増加し、紙送りが確実に行われると記載されて いる。また、このような空洞を有する紙送用部材の支持状態の安定化を図った改良 案も提案されてレ、る (特許文献 4参照)。 特許文献 1 :特開平 7 - 117880号公報
特許文献 2:特開昭 58 - 82933号公報
特許文献 3:特開平 7 - 117880号公報
特許文献 4 :特開昭 58— 82933号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0009] しかるに、特許文献 1に記載の構成では、分離回転手段としてのスポンジリタ一ドロ ーラの外周面に、ウレタン液を均一にスプレーコーティングすることにより、コーティン グ層を形成しているため、そのスプレー工程が大変複雑になり、コスト高になる難点 力 Sある。
[0010] また、特許文献 2に記載の構成では、給紙ローラに圧接する捌きローラが、逆転口 一ラと従動ローラを含んで構成が大変複雑となり、部品点数が増えコスト高になる上 に、その逆転ローラと従動ローラの外周面の硬度が異なるため、シート材に対して作 用する圧接力が紙幅方向に不均一となるため、シート材の給紙方向と直交する方向 の給紙圧の分布状態が不均一となり、シート材が薄い場合や剛性の低い場合等に は、変形や皺が発生しやすくなることが懸念される。
[0011] さらに、特許文献 3,特許文献 4では、紙送用部材の内部に形成した空洞により、紙 送りを行う際に、シート材と接触する紙送用部材の面積が増加し、高い給紙圧を確保 できることから搬送性が向上すると判断されるものの、その紙送用部材のシート材との 接触面の平滑度については何ら言及されていない。シート材との接触表面が平滑で ないと、たとえ、紙送用部材が弾力性を有する材質で形成されていても、搬送時に、 シート材に形成された画像が高い給紙圧によって擦られて引き伸ばされる尾引き現 象が発生することが懸念される。
[0012] 本発明は、このような実情に鑑みてなされ、原稿の品質を低下させることなぐ原稿 の重送を防止し確実に 1枚ずつ原稿を画像読取部に供給搬送できるシート材給送 装置、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0013] 本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。 [0014] (1)複数のシート材を積み重ねた状態で収容するシート材収容部と、前記シート材 に接触し前記シート材を搬送路に向かって供給搬送するシート材ピックアップ部と、 前記シート材ピックアップ部の下流側に位置し搬送ローラと逆転ローラを含むシート 材分離手段と、を備え、
前記逆転ローラは、スポンジ部材の外周に、表面が光沢を有する程度に平滑化さ れたコーティング層を設けてなることを特徴とする。
[0015] この構成においては、逆転ローラの弾性層をスポンジ部材で構成し、その外周面に 表面が滑らかな光沢を有するコーティング層を設けることで、シート材に対する接触 状態が均一で接触面積が大きくなり、部分的な接触圧力が小さく均一に分散される。 従って、シート面が過度に擦られることがなぐシート面に形成された例えば鉛筆書き の画像や定着性が低レ、画像が引き伸ばされる尾引き現象が発生せず、シート面が 汚れたり画像が不鮮明になったりして品質が低下してしまうのを防止することができ、 シート材に対して良好な処理を行うことができる。
[0016] 本発明の別の実施態様では、前記コーティング層は、スポンジ部材をコーティング 液に浸漬させることにより形成される。
[0017] この構成にぉレ、ては、デイツビング(浸漬)でコーティング層を形成するので、スプレ 一等によりコーティング層を形成する場合よりも、表面が滑らかなコーティング層を形 成することができ、画像の尾引き現象が発生しなくなる。また、安価に製造することが できる。
[0018] 本発明のさらに別の実施態様では、前記コーティング層は、ウレタンゴムである。
[0019] この構成においては、デイツビング(浸漬)により、ウレタンゴムでコーティング層を形 成するので、耐久性にすぐれた逆転ローラを安価に提供することができる。
[0020] 本発明のさらに別の実施態様では、前記コーティング層の表面粗さにおける平均 粗さ Raは、
0. 09≤Ra≤0. 11 (1)
に設定される。
[0021] この構成においては、コーティング層表面の平均粗さ Raが(1)式を満たすように設 定されることで、コーティング層表面を、光沢を有する程度に平滑化することができる 。従って、シート面に形成された例えば鉛筆書きの画像や定着性が低い画像の尾引 き現象が発生したり、シートが汚れたり画像が不鮮明になったりして品質が低下する のを防止でき、シートに対して良好な処理を行うことができる。
[0022] ちなみに、コーティング層の表面粗さにおける最大高さ Ry、十点平均粗さ Rz、最大 粗さ Rmaxは、それぞれ、下記の(2)式一(4)式に示す範囲に設定されるのが好まし レ、ことが確認されている。
[0023] 0. 46≤Ry≤0. 60 (2)
0. 39≤Rz≤0. 80 (3)
13. 20≤Rmax≤35. 36 (4)
このような設定を行うことにより、コーティング層表面を、光沢を有する程度に充分に 平滑化することができる。
[0024] 本発明のさらに別の実施態様では、前記シート材ピックアップ部として、内部に空 洞部を有するローラ部材を用いた。
[0025] この構成においては、シート材ピックアップ部に内部に空洞部を有するローラ部材 を用いることで、従来のソリッドタイプのシート材ピックアップ部に比べシート材への圧 接力を低くかつ均一に設定でき、シート材との接触面積を広くとることもできる。これ により、シート材ピックアップ部に接触してレ、るシート材だけをピックアップでき、シート 材の重送の発生頻度を減少させることができる。
[0026] このように、中空状のシート材ピックアップ部を組み合わせることで、シート材の重送 が低減し、逆転ローラによってシート材が擦れることが少なくなり、シート材の汚れや 画像の尾引きの発生を抑制し、シート材の品質を良好に保つことができる。
[0027] この発明にかかるシート材給送装置を、このシート材給送装置によって給送される 前記シート材に形成されている画像を読み取る画像読取部に適用することができる。 このような画像読取装置では、シート材給送装置が、シート面に形成された例えば鉛 筆書きの画像や定着性が低い画像が尾引き現象を起こしてシート材が汚れたり画像 が不鮮明になったりして品質が低下してしまうのを防止できるため、高い精度で画像 データの読み取りを行うことができる。
発明の効果 [0028] 以上の説明から明らかなように、本発明は、以下の効果を奏する。
[0029] 逆転ローラの弾性層をスポンジ部材で構成し、その外周面に表面が滑らかな光沢 を有するコーティング層を設けることで、シート材に対する接触状態が均一で接触面 積が大きくなり、部分的な接触圧力が小さく均一に分散されるため、シート面が過度 に擦られることがなぐ従って、例えば、シート面に形成された鉛筆書きの画像や定着 性が低い画像が尾引き現象を起こしてシート材が汚れたり画像が不鮮明になったりし て品質が低下してしまうのを防止でき、シート材に対して良好な処理を行うことができ る。
[0030] デイツビング(浸漬)でコーティング層を形成するので、スプレー等によりコーティン グ層を形成する場合よりも、表面が滑らかなコーティング層が形成され、画像の尾引 き(引き伸ばし)現象が発生しなくなる。また、安価に製造することができる。
[0031] デイツビング(浸漬)により、ウレタンゴムでコーティング層を形成するので、耐久性に すぐれた逆転ローラを安価に提供することができる。
[0032] コーティング層表面の平均粗さ Raが、 (1)式を満たすように設定されることで、コー ティング層表面を、光沢を有する程度に平滑化することができる。従って、シート面に 形成された例えば鉛筆書きの画像や定着性が低い画像の尾引き現象が発生したり、 シートが汚れたり画像が不鮮明になったりして品質が低下するのを防止でき、シート に対して良好な処理を行うことができる。
[0033] シート材ピックアップ部に内部に空洞部を有するローラ部材を用いることで、従来の ソリッドタイプのシート材ピックアップ部に比べシート材への圧接力を低くかつ均一に 設定でき、シート材との接触面積を広くとることもできる。これにより、シート材ピックァ ップ部に接触しているシート材だけをピックアップでき、シート材の重送の発生頻度を 減少させることができる。
[0034] このように、中空状のシート材ピックアップ部を組み合わせることで、シート材の重送 が低減し、逆転ローラによってシート材が擦れることが少なくなり、シート材の汚れや 画像の尾引きの発生を抑制し、シート材の品質を良好に保つことができる。
[0035] シート材給送装置が、シート面に形成された例えば鉛筆書きの画像や定着性が低 い画像が尾引き現象を起こしてシート材が汚れたり画像が不鮮明になったりして品質 が低下してしまうのを防止できるため、高い精度で画像データの読み取りを行うことが できる。
[0036] シート材給送装置が、シート面に形成された例えば鉛筆書きの画像や定着性が低 い画像が尾引き現象を起こしてシート材が汚れたり画像が不鮮明になったりして品質 が低下してしまうのを防止できるため、高い精度で画像データの読み取りを行うことが でき、画像形成の再現性が向上し、高い画像品位を確保することができる。
[0037] シート材給送装置が、シート面に形成された例えば鉛筆書きの画像や定着性が低 い画像が尾引き現象を起こしてシート材が汚れたり画像が不鮮明になったりして品質 が低下してしまうのを防止できるため、高い精度で画像データの読み取りを行うことが でき、画像形成の再現性が向上し、高い画像品位を確保することができる。
図面の簡単な説明
[0038] [図 1]本発明の実施形態に係る画像読取装置の構成図である。
[図 2]同画像読取装置に使用される呼込みローラの断面図である。
[図 3]同画像読取装置に使用される逆転ローラの断面図である。
[図 4]シート材の引き抜き力を測定するための測定機の構成図である。
[図 5]画像形成装置の構成図である。
[図 6]同画像形成装置の斜視図である。
[図 7]シート材の引き抜き力を測定した結果を示す表である。
[図 8]原稿の鉛筆画像の逆転ローラ R2aの擦れによる汚れの程度を評価した結果を 示す表である。
発明を実施するための最良の形態
[0039] 以下に、本発明の実施形態に係るシート材給送装置およびその装置を備えた画像 読取装置について図面を参照しつつ詳細に説明する。
[0040] 図 1は、本発明の実施の一形態に係る画像読取装置 1の全体構成を示す縦断面 図である。この画像読取装置 1は、大略的に、光学系 2と、その上方に配置される AD F (Automatic Document Feeder) 3とを備えて構成されており、前記複写機や ファクシミリ装置のスキャナ装置として用いられ、原稿(本発明のシート材)の両面を読 取り可能な構成である。 [0041] 光学系 2は、第 1の読取り手段である CCD (Charge Coupled Device)読取りュ ニット 11を備えて構成され、原稿台 12上に載置されて平面状態に支持された原稿の 画像を、光源ユニット 13およびミラーユニット 14によって、固定位置に設けられた CC D読取りユニット 11に結像し、読取りを行う。 CCD読取りユニット 11は、結像レンズ 11 aおよび CCDイメージセンサ 1 lbなどを備えて構成される。
[0042] 光源ユニット 13は、光源 13aと、その光源 13aからの読取り用の照明光を原稿台 12 上の所定の読取り位置に集光するミラー 13bと、原稿からの反射光のみを通過させる スリット 13cと、スリット 13cを通過した光の光路を 90° 変更するミラー 13dとを備えて 構成される。ミラーユニット 14は、光源ユニット 13からの光の光路を 180° 変更する 一対のミラー 14a, 14bを備えて構成される。
[0043] 光源ユニット 13の速度を Vとすると、ミラーユニット 14は V/2の速度で移動する。
一方の走查ユニット 13は、参照符 13e, 13f等で示すように矢符 15方向(副走查方 向)に変位することによって、原稿画像を読取ることができる。なお、 CCD読取りュニ ット 11は、図示を省略するが、少なくとも CCDイメージセンサ l lb、結像レンズ 11aお よび光源 13aを一つのユニットに構成した縮小読取光学系または等倍読取光学系の ユニットを速度 Vで走査させるようにした構造であってもよい。
[0044] また、上述の光学系 2には、ガラス 12から副走査方向に離間して、別の原稿台 16 が設けられている。光源ユニット 13は、この原稿台 16の下方まで変位して静止した 状態で、原稿台 16上を搬送されてゆく原稿の一方の面(以下、こちらを表面とする) の画像を読取ることができる。その搬送された原稿の出口付近には、排紙トレイ 17が 設けられている。
[0045] 一方、 ADF3は、第 2の読取り手段である CIS (Contact Image Senser) 21を備 えて構成され、原稿トレィ (本発明のシート材収容部) 22上に積層状態で載置された 原稿を 1枚ずつ搬送してゆき、 CIS21で、その原稿の他方の面(以下、こちらを裏面 とする)の画像を読取る。
[0046] このため、大略的に、各種のローラ R1— R10、検出器 SI— S7、湾曲搬送経路 23 およびレジスト'斜行補正領域 24をさらに備えて構成されている。 CIS21は、たとえ ばアレイ状のイメージセンサと、アレイ状の導光手段(セルフオックレンズ等のレンズァ レイ)と、光源 (LEDアレイ光源または蛍光灯)と、等を含む密着イメージセンサである
[0047] 原稿トレィ 22は、ァクチユエータ Slaおよびセンサ本体 Sibから成る光学式の原稿 検出器 S1によって原稿トレィ 22に原稿がセットされたことを検知すると、所定のタイミ ングで該原稿トレィ 22の上昇が開始され、積載された原稿束の最上面原稿が、ァー ム 25によって昇降変位自在に支持されている呼込ローラ(本発明のシート材ピックァ ップ部) R1を押し上げ、そのことが呼込ローラ位置検出器 S2によって検知されると、 原稿トレィ 22の上昇動作が一旦停止し、この状態で待機状態となる。
[0048] なお、原稿トレィ 22に原稿がセットされて上述のように該原稿トレィ 22が上昇して待 機状態となった後、読取りを開始する信号が入力されずに所定時間放置された場合 は、そのままの状態で待機状態を継続させても良レ、が、好ましくは呼込みローラ R1の 変形を防止するために、所定のレベルまで該原稿トレィ 22を降下させて待機させる。
[0049] そして、原稿の給紙開始信号が入力されると、呼込ローラ R1が回転駆動され、前 記原稿束の最上面原稿から順次取込まれる。呼込ローラ R1の下流側には、シート材 分離手段である搬送ローラ R2,逆転ローラ R2aが配置されている。呼込ローラ R1は アーム 25に支持され、アーム 25は搬送ローラ R2の回転軸に回動可能に支持されて いる。
[0050] そして、 自重または付勢力により呼込ローラ R1が原稿に接触する。また、呼込ロー ラ R1は後述のストッパにより必要以上に下降しないようになっている。後述するように 、アーム 25には凸部が形成されており、光センサ等で構成される呼込ローラ位置検 出器 S2によって、呼込ローラ R1の高さをアーム 25の揺動角から検出することができ る。
[0051] 本実施の形態では、アーム 25に凸部を設け直接に呼込ローラ位置検出器 S2で検 出しているが、呼込ローラ位置検出器 S2をアーム 25から離れた位置に設けることも でき、その場合には、リンク機構等の連結手段を用いてアーム 25の高さを検出できる ようにすればよい。なお、上述の原稿トレィ 22、呼込ローラ Rl、搬送ローラ R2及び逆 転ローラ R2aにて、本発明のシート材給送装置 51を構成している。
[0052] 搬送ローラ R2には、トルクリミッタを備えた逆転ローラ R2aが対向して設けられ、原 稿が重送されることなぐ 1枚の原稿が確実に分離されて搬送される。したがって、呼 込ローラ R1によって複数枚の原稿が取込まれても、該搬送ローラ R2と逆転ローラ R2 aによって、呼込ローラ R1に密着していた最上面の原稿のみが繰り出され、湾曲搬送 経路 23へと搬送される。
[0053] 原稿が搬送ローラ R2と逆転ローラ R2aで確実に分離供給されたか否かは、ァクチ ユエータ S3aおよびセンサ本体 S3bから成る給紙検出器 S3によって検知される。そ して、所定のタイミングで、下流側の湾曲搬送経路 23へと導かれる。
[0054] 湾曲搬送経路 23では、原稿は搬送ローラ R3— R7によって搬送され、無理なく導 かれてきているか否力が、ァクチユエータ S4aおよびセンサ本体 S4bから成り、湾曲 搬送経路 23からの原稿の通過を検知する給紙検出器 S4によって検知される。湾曲 搬送経路 23は、読取り可能な原稿の内、最も厚い、すなわち最も腰のある原稿を円 滑に搬送できる曲率が設定されており、あらゆる種類の原稿の安定供給を保証でき るように設計されている。
[0055] そして、この湾曲搬送経路 23と搬送ローラ R2及び逆転ローラ R2aを覆うように、外 装カバー 41が装置本体に対して開閉自在に設けられている。なお、外装カバー 41 の開放状態を破線で示す。また、この外装カバー 41の開閉動作に連動して、逆転口 ーラ R2aの支持機構を連動動作させるための連結レバー 42が設けられている。なお 、連結レバー 42は、図示は省略するが、外装カバー 41に連動させることなぐ装置 本体の外部から操作できるようにしてもよい。
[0056] 湾曲搬送経路 23から排出された原稿は、レジスト'斜行補正領域 24に搬送され、 その先端が該レジスト '斜行補正領域 24の出口付近にあるレジストローラ R8, R9の 手前に配置された給紙検出器 S5によって検知されると、前記レジストローラ R8, R9 を停止させた状態で、所定時間、上流側からの搬送力により衝突させ、レジストおよ び斜行の補正が行われる。給紙検出器 S5は、ァクチユエータ S5aおよびセンサ本体 S5b力、ら成る。
[0057] レジスト '斜行補正領域 24は、湾曲搬送経路 23の最終の搬送ローラ R6, R7から前 記レジストローラ R8, R9までの該レジスト'斜行補正領域 24において、上述のような レジストおよび斜行の補正を行えるように、これらのローラ R6, R7とローラ R8, R9の 間で原稿 sの状態がほぼ平面状態となり、搬送経路のガイド面から変形を強いられる ことのないように考慮されている。
[0058] なお、ローラ R6, R7とローラ R8, R9の間の距離は、原稿送り装置として処理するこ とが可能な原稿の中で、最も小さな原稿の搬送方向の長さが最低限設定されていれ ばよレ、。すなわち、湾曲搬送経路 23に残っている原稿の後端部分が少ない程、原稿 のレジストおよび斜行の補正がスムーズに行えることとなる。
[0059] 次に、レジストおよび斜行の補正が行われた原稿は、所定のタイミングで搬送が再 開され、原稿の表面を露光走査するための第 1の読取り位置 (走行原稿読み取り時 位置) Poslへと導かれる。さらに、引続き原稿の裏面を露光走查するための第 2の読 取り位置 Pos2を通過する。第 1の読取り位置 Poslへは光源ユニット 13が臨み、第 2 の読取り位置 Pos2へは CIS21が臨んでいる。
[0060] そして、表面のみまたは表裏両面の画像を読取られた原稿は、排出ローラ RIO, R 11 (排出ローラ R11は光学系 2側に設けられている)によって原稿排出点よりも低い 位置にある該原稿読取装置 1の側面に支持された排紙トレイ 17上へと排出される。こ の原稿の排出動作の確認は、ァクチユエータ S6aおよびセンサ本体 S6bから成る排 紙検出器 S6によって検知される。以上の動作が、原稿トレィ 22上にセットされた原稿 力 くなるまで繰返され、読取りが完了した原稿はすべて排紙トレイ 17上に順次排出 される。
[0061] また、原稿トレィ 22は、原稿が順次給紙される毎に原稿束の高さが下がってくるの で、ある程度下がれば、呼込ローラ R1の位置が下がった分だけ上昇して、原稿束の 最上面と該呼込ローラ R1とが所定の状態を保てるように監視されてレ、る。このため、 原稿トレィ 22は、支点 22aを中心に揺動可能になっており、その支点 22aとは反対側 の端部に設けられたリブ 22bが、昇降プレート 31によって押し上げられることで昇降 可能となっている。
[0062] 昇降プレート 31は、前記リブ 22bとは反対側の端部がプレート支持軸 32に固着さ れており、このプレート支持軸 32が、伝達部材 (歯車)列から成る昇降機構部 34を介 して昇降モータ 61によって回転駆動される。
[0063] この原稿トレィ 22の待機時の位置は、呼込ローラ位置検出器 S2の動作信号を基 準に、後述の制御部が昇降機構部 34の昇降モータ 61を動作制御することで維持さ れる。この位置はセットされる頻度の高い原稿の枚数に合わせて、後述の操作部から 任意に設定できるようになっており、サービスマンや使用者が予め設定を行う。
[0064] さらに、原稿トレィ 22は、上述したように安定した原稿の搬送を保証できるように設 定された湾曲搬送経路 23によって必然的に形成される該湾曲搬送経路 23の入口 側と出口側との高さの範囲内で上下できるようになつており、この上下方向に変位す ることによって、大量の原稿の載置が可能になるとともに、該原稿トレィ 22上に載置さ れた大量の原稿の最上面を湾曲搬送経路 23の入口へと給紙可能な状態まで上昇さ せ、順次給紙するようになっている。
[0065] また、原稿トレィ 22には、原稿の側部を揃えるための原稿規制板 30が設けられて おり、この原稿規制板 30の位置は、原稿サイズ検出器 SOによって検出され、画像形 成時の用紙選択等に使用されるとともに、後述するように本発明による該原稿トレィ 2 2の高さ制御にも使用される。
[0066] 一方、原稿台 12上の原稿を読取る際には、光源ユニット 13は、図 1中の位置 Pos3
(静止原稿読取時のスタート位置)から位置 Pos4 (最長原稿読取時のリターン位置) の方向に、図 1に図示しない原稿サイズ検出器 S9等で検出されたサイズに応じて所 定距離だけ移動するようになっている。これに対して、搬送されている原稿を読取る 際には、位置 Poslに停止して行う。また、位置 Pos3, Pos4または位置 Pos3と位置 Poslとの中間の位置のいずれかを、該光源ユニット 13の位置検出器の検出結果を 基準に、ホームポジションとし、使用されていない待機中には、このホームポジション で停止している。
この原稿台 12上の原稿を読取るために、 ADF3は、原稿読取装置 1の奥側(紙面 奥側)にて、光学系 2との間に設けられたヒンジ(図示せず)を回動支点として、上方 に回動する。これにより、該原稿読取装置 1では、紙面手前側から、原稿台 12の上面 を開放でき、搬送できないブック物の原稿等を原稿台 12にセットできる。そして、 AD F3側には、原稿台 12に対向して原稿マット 35が設けられている。
[0067] 上述のように構成される原稿読取装置 1は、静止読取モード、走行読取モード、両 面読取モードの 3つのモードで原稿の読取りが可能である。前記静止読取モードは、 ブック物等の前記原稿台 12上に載置された原稿を、前記光源ユニット 13およびミラ 一ユニット 14を移動させつつ、 CCD読取りユニット 11によって読取るモードである。
[0068] また、走行読取モードおよび両面読取モードは、共に前記原稿トレィ 22にセットさ れた原稿を、 ADF3で自動的に 1枚ずつ給送しながら読取るモードであり、走行読取 モードでは前記 CCD読取りユニット 11によって、両面読取モードでは、前記 CCD読 取りユニット 11および CIS21を共に使用して読取りを行う。前記原稿載置トレイ 22に セット可能な原稿の最大枚数は、たとえば 200枚である。
[0069] 図 2は、呼込みローラ (本発明のシート材ピックアップ部) R1の構成を示し、本実施 形態では、呼込みローラ R1を中空状に形成している。この呼込みローラ R1は、中空 状の支軸 S1の外周にフランジ状に突設形成したローラ支持部 tl一 t3の周溝内に、 中空のタイヤ状に形成した一対のローラ部材 r, rの基部を密着状態に嵌合させて、 その内部に空洞部 V, Vを形成するように構成される。なお、支軸 S1の一端には、キ 一溝 klが形成されている。また、ローラ部材 rには、合成ゴム、その他弾力性を有す る合成樹脂材料を用いることができる。
[0070] このような中空ローラを用いることで、従来のソリッドタイプの呼込みローラに比べシ ート材への圧接力を低くかつ均一に設定することができるため、シート材との接触面 積を広くとることもできる。これにより、呼込みローラ R1に接触しているシート材だけを ピックアップでき、シート材の重送の発生頻度を減少させることができる。
[0071] そして、この中空の呼込みローラ R1と逆転ローラ R2aを組み合わせることで、シート 材の重送が低減し、逆転ローラ R2aによってシート材が擦られることが少なくなり、シ 一ト材の汚れや画像の尾引き(引き伸ばし)の発生を抑制することができ、シート材の 品質を良好に保つことができる。
[0072] 図 3は、逆転ローラ R2aの断面図を示す。図示のように、逆転ローラ R2aは、スポン ジ部材 SPの外周に、表面が光沢を有する程度に平滑化されたコーティング層 Ctを 設けてなるスポンジローラ部材に構成される。そのスポンジ部材 SPは、両側にフラン ジ fl, f2を有する中空状の支軸 SIの外周に卷回状態に装着され、コーティング層 C tの材質はウレタンゴムとしてディッビング法により形成する。なお、支軸 S2の一端側 には、キー溝 k2が形成されている。 [0073] このディッビング法は、ウレタン液中に、長尺の逆転ローラ R2aを浸漬させることによ り行い、コーティング層 Ctを形成した後に、端部の使用できない部分を取り除いて、 複数個に切り分け、個々の逆転ローラ R2aを形成するようにする。このような製法によ り、スプレー工程よりも簡素な作業工程で、歩留りよく多数の逆転ローラ R2aを安価に 製造すること力 Sできる。また、スプレーによりでウレタン液を母材に吹き付けてコーティ ング層 Ctを形成する場合よりも、表面の平滑度の高レ、コーティング層 Ctを得ることが できる。
[0074] コーティング層 Ctの厚さは、例えば、 0. 15mm程度に設定するのが好ましレ、。また 、スポンジ部材 Sは硬度 5— 30 (ァスカー C、以下同じ)であればよぐ硬度が低いと、 コーティング液(ウレタン液)がスポンジ部材 SPの内部に浸透するため、コーティング 層 Ctを形成しに《なる。なお、今日の(デイツビング法の)製造技術では、スポンジ部 材 Sの硬度は 20— 30の範囲である力 コーティング技術が進歩すれば、スポンジ部 材 Sの硬度を下げることも可能であろう。
[0075] さらに、スポンジ部材 Sの材質は、ァスカー C30° の硬度のアクリル二トリルブタジェ ンゴム(NBR)の発泡ゴムが好適である力 その他に、メラミンスポンジ、 CRゴムスポ ンジ、シリコンスポンジやウレタンスポンジ等を用いることもできる。また、シリコン材を 使用することちできる。
[0076] 本実施形態では、コーティング層 Ctの表面は、光沢を有する程度に充分に平滑化 されており、これにより、シート材に対する接触状態が均一化され、接触面積が大きく なり、部分的な接触圧力が小さく均一に分散されるため、原稿画像が形成されたシー ト材を搬送する場合、画像を形成する鉛筆粉が逆転ローラ R2aによって擦り取られに くくなり、画像の尾引き現象が発生しに《なる。
[0077] 図 4は、シート材 Sをローラ(逆転ローラ)で押圧した場合に、ローラ表面の平滑度が 、シート材の引き抜き力(摩擦力)にどのように影響するかを測定するための測定機 6 1の構成図である。この測定機 61は、略水平状態に配置される基台 62に立設した支 持部材 63に回動自在に支持された平行棒 64を具備し、その平行棒 64の一端に力 ゥンターウェイト 65を取り付け、その他端には、測定対象となるローラ 66が固定状態 に支持されると共に、そのローラ 66に対して押圧力を付与するためのウェイト 67を交 換自在に搭載し、基台 62上に載置したシート材 Sをローラ 66で押圧し、そのシート材 をテンションゲージ 68で引っ張ることにより、そのときの張力を測定するように構成さ れる。
[0078] このような測定機 61によって、従来の逆転ローラと本発明の逆転ローラとにより、シ ート材 Sの引き抜き力を測定し、図 7に示すような結果が得られた。
従来品の EPDM象皮研磨(硬度 33)のローラでは、ウェイト 67の重量を 200gfに 設定した場合、 180 190gf、 550gfの場合、 500— 510gfの引き抜き力を要した。 また、比較例として発泡 NBR (硬度 30) +ウレタンコート(表面粗い)の場合、ウェイト 67の重量を 200gfに設定した場合、 160 170gf、 550gfの場合、 420— 430gfの 引き抜き力を要した。
[0079] これに対して、本発明の発泡 NBR (硬度 30) +ウレタンコート(表面光沢)の場合、 ウェイ卜 67の重量を 200gfに設定した場合、 100— 110gf、 550gfの場合、 220-2 30gfの引き抜き力であった。
[0080] 実際の使用時には、シート材 Sに対して 550gf程度の押圧力が作用するが、本発 明の場合には、表面に光沢性を有する程に平滑化されているため、従来品の約半分 程度の引き抜き力でシート材 Sを引き抜くことができる。従って、本発明の発泡 NBR ( 硬度 30) +ウレタンコート(表面光沢)を逆転ローラ R2aとして用いた場合、シート材 S に作用する摩擦力が低減されるため、シート面に形成された例えば鉛筆書きの画像 や定着性が低い画像が尾引き現象を起こして、シート材 Sが汚れたり画像が不鮮明 になったりして品質が低下してしまうのを防止でき、シート材 Sに対して良好な処理を 行うことができる。
[0081] さらに、接触型の表面粗さ計で、従来品および比較例と本発明の逆転ローラ R2aの 表面粗さをそれぞれ測定し、原稿の鉛筆画像の逆転ローラ R2aの擦れによる汚れの 程度を評価した結果を図 8に示す。
[0082] 図 8の結果から、従来品の EPDM象皮研磨および比較例としての NBR発泡(硬度 3 0) +ウレタンコート(光沢性があるが表面が若干粗レ、)の逆転ローラについての擦れ による評価は、前者が Xであり好ましくなかったが、後者は△でなんとか使用できる 程度であった。これに対して、本発明の NBR発泡ゴム (硬度 30) +ウレタンコート(表 面光沢)の逆転ローラ R2aは、良好な評価(◎一〇)を得ることができた。
[0083] なお、図 8では、汚れに対する評価が Xの場合は、使用できない程度に汚れが目 立つ状態、△の場合は、なんとか使用できる程度に汚れが少ない状態、 ©—〇の場 合は、汚れが目立たず好ましい状態、をそれぞれ表している。つまり、好ましい範囲 は◎ 〇であり、△まで使用できる。また、粗さが記載している範囲を超えて小さい場 合は表面の滑らかさが更にアップし汚れに対しては問題なレ、が、シートとスリップする 時に音(鳴き)が発生し不快な騒音の原因となるので好ましくない。
[0084] 図 8の結果から、コーティング層 Ctの表面粗さにおける平均粗さ Raは、
0. 09≤Ra≤0. 11 (1)
上記(1)式の範囲に設定されるのが好ましぐその他の最大高さ Ry、十点平均粗さ Rz、最大粗さ Rmaxについては、それぞれ、下記の(2)式一(4)式に示す範囲に設 定されるのが好ましいことを確認することができた。
[0085] 0. 46≤Ry≤0. 60 (2)
0. 39≤Rz≤0. 80 (3)
13. 20≤Rmax≤35. 36 (4)
このような設定を行うことにより、コーティング層表面を、光沢を有する程度に充分に 平滑化することができる。従って、シート面に形成された例えば鉛筆書きの画像ゃ定 着性が低レ、画像の尾引き(引き伸ばし)現象が発生したり、シートが汚れたり画像が 不鮮明になったりして品質が低下するのを防止でき、シートに対して良好な処理を行 うことができる。
[0086] 以上の結果については、平均粗さ Ra、最大高さ Ry、十点平均粗さ Rzの値力 大き く影響しており、表面が平滑である程、シート材に対する接触状態が均一で接触面 積が大きくなり、部分的な接触圧力が小さく均一に分散され、画像を形成する鉛筆粉 が逆転ローラ R2aによって擦り取られに《なると考えられる。
[0087] 図 5は、本発明の実施の他の形態の画像形成装置であるデジタル複合機 100の概 略構成説明図である。このデジタル複合機 100では、読取り部 (原稿読取装置) 110 にて読取られた原稿画像は、画像データとして図示しない画像データ入力部へと送 られ、画像データに対して所定の画像処理が施された後、画像処理部のメモリに一 且記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像を読出して画像形成部(本発明の画 像形成部) 210の光書込み装置であるレーザ書込みユニット 227に転送される。なお 、図 6に示すように、読取り部(原稿読取装置) 110の上部には、 ADF111が搭載さ れ、また、その操作側には、操作パネル 112が設けられている。
[0088] レーザ書込みユニット 227は、メモリから読出した画像データ、または外部の装置か ら転送されてきた画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ光源、レー ザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレーザ光が感光体ド ラム 222上において等角速度で偏向されるように補正する f一 Θレンズなどをから構成 されている。なお、本実施の形態では、書込み装置としてレーザ書込みユニットを用 いている力 LEDや EL等の発光素子アレイを用いた固体走查型の光書込みヘッド ユニットを用いてもよレヽ。
[0089] 画像形成部 210にはその他、感光体ドラム 222の周囲に、感光体ドラム 222を所定 の電位に帯電させる帯電器 223、感光体ドラム 222上に形成された静電潜像にトナ 一を供給して顕像化する現像器 224、感光体ドラム 222表面に形成されたトナー像 をシートに転写する転写器 (転写チャージャ等) 225、余分なトナーを回収するタリー ニング器 226、除電器(除電チャージャ等) 229を備えている。この画像形成部 210 で画像が転写されたシートは、その後、定着ユニット 217に送られ、画像がシートに 定着される。
[0090] 前記画像形成部 210の排出側には、上記定着ユニット 217の他に、シートの裏面 に再度画像を形成するためにシートの前後を反転させるスィッチバック路 221、画像 が形成されたシートに対してステーブル処理等を行うとともに昇降トレィ 261を有する 後処理装置 260を備えている。定着ユニット 217にてトナー像が定着されたシートは 、必要に応じてスィッチバック路 221を経て排紙ローラ 219にて後処理装置 260へと 導かれ、ここで所定の後処理が施された後、排出される。
[0091] 給紙部は、上記画像形成部 210の下方に配設されており、本体に備えられた手差 トレイ 254,両面ユニット 255,用紙トレィ 251と多段給紙部 270に備えられた給紙ト レイ 252, 253で構成されてレヽる。また、これらの卜レイ 251, 252, 253, 254力ら給 紙した用紙を画像形成部 210における転写器が配置された転写位置へと搬送する 搬送手段 250を備えている。
[0092] 両面ユニット 255は、シートを反転させるスィッチバック路 221に通じており、シート の両面に画像形成を行う時に用いられる。なお、両面ユニット 255は通常の用紙カセ ットと交換可能な構成となっており、両面ユニット 255を通常の用紙カセットに置き換 えた構成とすることも可能となっている。
[0093] このように構成されるデジタル複合機 100における搬送手段 250、すなわち、 250a
, 250b, 250c, 250dには、図 1に示したようなシート材給送装置 51を設けること力 S できる。
[0094] なお、画像読取装置は、図 1に示す構成に限定されることなぐ少なくとも、複数の シート材を積み重ねた状態で収容するシート材収容部と、前記シート材に接触し前 記シート材を搬送路に向かって供給搬送するシート材ピックアップ部と、前記シート 材ピックアップ部の下流側に位置し互いに当接し合う搬送ローラと逆転ローラ等によ り構成されるシート材分離手段と、を備えたシート材給送装置を具備することができれ ば、その構成や形式の如何を問わず、本発明を適用することができる。
[0095] また、画像形成装置は、図 5および図 6に示す構成に限定されることなぐ少なくとも 、複数のシート材を積み重ねた状態で収容するシート材収容部と、前記シート材に接 触し前記シート材を搬送路に向かって供給搬送するシート材ピックアップ部と、前記 シート材ピックアップ部の下流側に位置し互いに当接し合う搬送ローラと逆転ローラ 等により構成されるシート材分離手段と、を備えたシート材給送装置を具備すること ができれば、その構成や形式の如何を問わず、本発明を適用することができる。

Claims

請求の範囲
[1] 複数のシート材を積み重ねた状態で収容するシート材収容部と、
前記シート材に接触し前記シート材を搬送路に向かって供給搬送するシート材ピッ クアップ部と、
前記シート材ピックアップ部の下流側に位置し搬送ローラと逆転ローラを含むシート 材分離手段と、を備え、
前記逆転ローラは、スポンジ部材の外周に、表面が光沢を有する程度に平滑化さ れたコ一ティング層を設けてなる、シート材給送装置。
[2] 前記コーティング層は、スポンジ部材をコーティング液に浸漬させることにより形成さ れる請求項 1に記載のシート材給送装置。
[3] 前記コーティング層は、ウレタンゴムである請求項 1に記載のシート材給送装置。
[4] 前記コーティング層表面の平均粗さ Raは、
0. 09≤Ra≤0. 11
の範囲に設定される請求項 1に記載のシート材給送装置。
[5] 前記シート材ピックアップ部として、内部に空洞部を有するローラ部材を用いた請求 項 1に記載のシート材給送装置。
[6] 請求項 1に記載のシート材給送装置と、少なくとも前記シート材給送装置によって 給送される前記シート材に形成されている画像を読み取る画像読取部と、を備えた 画像読取装置。
[7] 請求項 6に記載の画像読取装置と、前記画像読取装置によって読み取られた画像 データに基づいて画像を形成する画像形成部と、を備えた画像形成装置。
[8] 請求項 1に記載のシート材給送装置と、前記シート材給送装置によって給送される 前記シート材に形成されている画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取装置に よって読み取られた画像データに基づいて画像を形成する画像形成部と、を備えた 画像形成装置。
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