JP2003072966A - シート材給送装置及び画像処理装置 - Google Patents
シート材給送装置及び画像処理装置Info
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- JP2003072966A JP2003072966A JP2001271209A JP2001271209A JP2003072966A JP 2003072966 A JP2003072966 A JP 2003072966A JP 2001271209 A JP2001271209 A JP 2001271209A JP 2001271209 A JP2001271209 A JP 2001271209A JP 2003072966 A JP2003072966 A JP 2003072966A
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- sheet material
- roller
- feed roller
- feeding
- feeding device
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構成を大きく変更することなくフィードロー
ラの外周長を長くしてフィードローラの寿命を長くし、
且つピックアップローラとフィードローラに周速差を持
たせることができるようにすること。 【解決手段】 シート材Sをシート材積載部から給送す
るピックアップローラ10と、シート材Sを搬送する方
向に回転するように駆動力が伝達されるフィードローラ
1と、シート材Sを搬送する方向と反対方向に回転する
ように駆動力が伝達されるリタードローラ2と、前記ピ
ックアップローラ10に前記フィードローラ1の駆動を
伝達するベルト56と、を備え、前記ベルト56を前記
フィードローラ1のシート材接触面である外周に掛ける
とともに前記ピックアップローラ10の回転中心軸57
に掛けることを特徴とする。
ラの外周長を長くしてフィードローラの寿命を長くし、
且つピックアップローラとフィードローラに周速差を持
たせることができるようにすること。 【解決手段】 シート材Sをシート材積載部から給送す
るピックアップローラ10と、シート材Sを搬送する方
向に回転するように駆動力が伝達されるフィードローラ
1と、シート材Sを搬送する方向と反対方向に回転する
ように駆動力が伝達されるリタードローラ2と、前記ピ
ックアップローラ10に前記フィードローラ1の駆動を
伝達するベルト56と、を備え、前記ベルト56を前記
フィードローラ1のシート材接触面である外周に掛ける
とともに前記ピックアップローラ10の回転中心軸57
に掛けることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿などの読取対
象のシート材や記録紙などの記録対象のシート材を1枚
ずつ分離して給送するリタード分離方式のシート材給送
装置に関し、ファクシミリ、複写機、プリンタ、スキャ
ナなどの画像処理装置に用いられるシート材給送装置に
関するものである。
象のシート材や記録紙などの記録対象のシート材を1枚
ずつ分離して給送するリタード分離方式のシート材給送
装置に関し、ファクシミリ、複写機、プリンタ、スキャ
ナなどの画像処理装置に用いられるシート材給送装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理装置、特に電子複写機に
おいては、再生紙をも安定して給送できるリタード分離
方式のシート材給送装置が一般的になってきている。
おいては、再生紙をも安定して給送できるリタード分離
方式のシート材給送装置が一般的になってきている。
【0003】リタード分離方式のシート材給送装置は、
図4〜図6に示すように、ピックアップローラ101
と、対を成すフィードローラ102及びリタードローラ
103の、3つのローラが組となり、紙を給送するもの
である。
図4〜図6に示すように、ピックアップローラ101
と、対を成すフィードローラ102及びリタードローラ
103の、3つのローラが組となり、紙を給送するもの
である。
【0004】紙106は中板105上に乗せられてお
り、中板105は下方から軸107を中心に回動する中
板加圧板108によって上方へ持ち上げられ、一定の位
置で停止する。
り、中板105は下方から軸107を中心に回動する中
板加圧板108によって上方へ持ち上げられ、一定の位
置で停止する。
【0005】次にピックアップローラ101が最上部の
紙106と接触し、フィードローラ102よりベルト1
13を介してピックアップローラ101に駆動が伝達さ
れ、リタードローラ103、フィードローラ102のニ
ップ方向へ紙を搬送する。フィードローラ102は紙を
搬送する方向、リタードローラ103は紙を戻す方向に
駆動力を受けている。しかしながら、リタードローラ1
03は、駆動源との間にトルクリミッタを介しているの
で、通常、フィードローラ102、リタードローラ10
3のニップに紙がない時、あるいは、紙が一枚しかない
場合は、フィードローラ102又は紙に追従して搬送方
向に回転する。
紙106と接触し、フィードローラ102よりベルト1
13を介してピックアップローラ101に駆動が伝達さ
れ、リタードローラ103、フィードローラ102のニ
ップ方向へ紙を搬送する。フィードローラ102は紙を
搬送する方向、リタードローラ103は紙を戻す方向に
駆動力を受けている。しかしながら、リタードローラ1
03は、駆動源との間にトルクリミッタを介しているの
で、通常、フィードローラ102、リタードローラ10
3のニップに紙がない時、あるいは、紙が一枚しかない
場合は、フィードローラ102又は紙に追従して搬送方
向に回転する。
【0006】フィードローラ102、リタードローラ1
03のニップへピックアップローラ101から複数枚の
紙が搬送されていくと、最上部の紙以外の紙は、リター
ドローラ103によってせき止められ、一枚のみが下流
のフィードローラ112へと送られていく。
03のニップへピックアップローラ101から複数枚の
紙が搬送されていくと、最上部の紙以外の紙は、リター
ドローラ103によってせき止められ、一枚のみが下流
のフィードローラ112へと送られていく。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記リ
タード分離方式においてフィードローラ102は紙の搬
送枚数が増えると紙粉の付着、リタードローラ103と
の擦れなどによって摩擦係数が低下してしまい搬送不良
を起してしまう。
タード分離方式においてフィードローラ102は紙の搬
送枚数が増えると紙粉の付着、リタードローラ103と
の擦れなどによって摩擦係数が低下してしまい搬送不良
を起してしまう。
【0008】フィードローラ102の外径を大きくする
ことや、図7に示すようにフィードローラ102の部分
をベルトにすることにより、外周長を長くすることによ
ってフィードローラの寿命を長くすることができるが、
この場合には新たなスペースが必要となる。
ことや、図7に示すようにフィードローラ102の部分
をベルトにすることにより、外周長を長くすることによ
ってフィードローラの寿命を長くすることができるが、
この場合には新たなスペースが必要となる。
【0009】また、図8に示すようにピックアップロー
ラ101とフィードローラ102の外周にフィードベル
トを掛けてベルト搬送にする方法なども考えられている
が、ベルトをピックアップローラ101の外周にかける
と、フィードローラ102とピックアップローラ101
の周速差を持たせることができない。フィードローラ1
02とリタードローラ103のニップ部では紙の搬送速
度は遅い方がよく、フィードローラ102の搬送速度を
押えることがある。
ラ101とフィードローラ102の外周にフィードベル
トを掛けてベルト搬送にする方法なども考えられている
が、ベルトをピックアップローラ101の外周にかける
と、フィードローラ102とピックアップローラ101
の周速差を持たせることができない。フィードローラ1
02とリタードローラ103のニップ部では紙の搬送速
度は遅い方がよく、フィードローラ102の搬送速度を
押えることがある。
【0010】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、構成を大きく変更すること
なくフィードローラの外周長を長くしてフィードローラ
の寿命を長くし、且つピックアップローラとフィードロ
ーラに周速差を持たせることができるようにすることを
目的とする。
たものであり、その目的は、構成を大きく変更すること
なくフィードローラの外周長を長くしてフィードローラ
の寿命を長くし、且つピックアップローラとフィードロ
ーラに周速差を持たせることができるようにすることを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、シート材をシート材積載部
から給送するピックアップローラと、シート材を搬送す
る方向に回転するように駆動力が伝達されるフィードロ
ーラと、シート材を搬送する方向と反対方向に回転する
ように駆動力が伝達されるリタードローラと、前記ピッ
クアップローラに前記フィードローラの駆動を伝達する
ベルトと、を備え、前記ベルトを前記フィードローラの
シート材接触面である外周に掛けるとともに前記ピック
アップローラの回転中心軸に掛けることを特徴とする。
の本発明の代表的な構成は、シート材をシート材積載部
から給送するピックアップローラと、シート材を搬送す
る方向に回転するように駆動力が伝達されるフィードロ
ーラと、シート材を搬送する方向と反対方向に回転する
ように駆動力が伝達されるリタードローラと、前記ピッ
クアップローラに前記フィードローラの駆動を伝達する
ベルトと、を備え、前記ベルトを前記フィードローラの
シート材接触面である外周に掛けるとともに前記ピック
アップローラの回転中心軸に掛けることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、構成を大きく変更するこ
となくフィードローラの外周長を長くしてフィードロー
ラの寿命を長くすることができ、ピックアップローラと
フィードローラに周速差を持たせることができる。
となくフィードローラの外周長を長くしてフィードロー
ラの寿命を長くすることができ、ピックアップローラと
フィードローラに周速差を持たせることができる。
【0013】更に、前記ベルトの外周面には凹凸を設け
ることにより、紙粉によるフィードローラの摩擦係数低
下を抑える事ができる。
ることにより、紙粉によるフィードローラの摩擦係数低
下を抑える事ができる。
【0014】更に、前記リタードローラをウレタン材質
スポンジ母材に同系のウレタン材質コーティング層を有
するローラとすることにより、リタードローラの寿命も
長くしてリタード分離方式の機能を長く安定させること
ができる。
スポンジ母材に同系のウレタン材質コーティング層を有
するローラとすることにより、リタードローラの寿命も
長くしてリタード分離方式の機能を長く安定させること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、
以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材
質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用され
る装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもの
であり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲
をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、
以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材
質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用され
る装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもの
であり、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲
をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0016】〔第1実施形態〕第1実施形態に係るシー
ト材給送装置について図面を用いて詳しく説明する。
尚、本実施形態では、画像処理装置としての複写機に用
いられるシート材給送装置を例示している。
ト材給送装置について図面を用いて詳しく説明する。
尚、本実施形態では、画像処理装置としての複写機に用
いられるシート材給送装置を例示している。
【0017】以下の説明の順序としては、画像処理装置
としての複写機について説明し、次にシート材給送装置
について説明する。
としての複写機について説明し、次にシート材給送装置
について説明する。
【0018】(画像処理装置)まず、図3を用いて画像
処理装置の概略構成について説明する。本画像処理装置
は、画像処理装置本体11の一側部に多量のシート材S
を積載収納した給送デッキ12を備えるほか、画像処理
装置本体11内の下部に所定量のシート材Sを積載収納
した複数の給送カセット13,14を備えている。
処理装置の概略構成について説明する。本画像処理装置
は、画像処理装置本体11の一側部に多量のシート材S
を積載収納した給送デッキ12を備えるほか、画像処理
装置本体11内の下部に所定量のシート材Sを積載収納
した複数の給送カセット13,14を備えている。
【0019】そして、シート材Sを給送するための給送
部としての給送デッキ12、及び各給送カセット13,
14の設置部位にはそれぞれリタード分離方式の給送装
置15,16,17が備えられている。この給送装置に
ついては後で詳しく説明する。
部としての給送デッキ12、及び各給送カセット13,
14の設置部位にはそれぞれリタード分離方式の給送装
置15,16,17が備えられている。この給送装置に
ついては後で詳しく説明する。
【0020】給送デッキ12、及び給送カセット13,
14内のシート材Sはそれぞれの給送装置15,16,
17によって給送されると、まず回転停止しているレジ
ストローラ対18に送られて、ここで斜行状態の矯正が
行われる。
14内のシート材Sはそれぞれの給送装置15,16,
17によって給送されると、まず回転停止しているレジ
ストローラ対18に送られて、ここで斜行状態の矯正が
行われる。
【0021】次いで、画像形成手段を構成する感光体ド
ラム21上に形成される画像とのタイミングをとって回
転するレジストローラ対18により、感光体ドラム21
と転写帯電器22との間に送られて、ここで感光体ドラ
ム21上に形成されたトナー像が転写される。
ラム21上に形成される画像とのタイミングをとって回
転するレジストローラ対18により、感光体ドラム21
と転写帯電器22との間に送られて、ここで感光体ドラ
ム21上に形成されたトナー像が転写される。
【0022】この後、シート材Sは搬送ベルト23によ
り定着器24に送られて、ここで転写されたトナー像を
シート面に定着させるための定着処理がなされる。
り定着器24に送られて、ここで転写されたトナー像を
シート面に定着させるための定着処理がなされる。
【0023】本画像処理装置はシート材Sへの両面複写
を行う両面複写モードと多重複写を行う多重複写モード
を備えているが、通常複写モード(片面複写モード)の
場合、定着処理後のシート材Sは内排出ローラ対26に
より機外の排出トレイ27上に排出される。
を行う両面複写モードと多重複写を行う多重複写モード
を備えているが、通常複写モード(片面複写モード)の
場合、定着処理後のシート材Sは内排出ローラ対26に
より機外の排出トレイ27上に排出される。
【0024】また、両面複写モード及び多重複写モード
の場合には、内排出ローラ対25又はスイッチバックロ
ーラ対29により再給送パス28及び両面搬送パス30
を介して中間トレイ31上に一時的に積載収納される。
の場合には、内排出ローラ対25又はスイッチバックロ
ーラ対29により再給送パス28及び両面搬送パス30
を介して中間トレイ31上に一時的に積載収納される。
【0025】そして、中間トレイ31上に収納されたシ
ート材Sは再給送装置32により再び画像形成のために
レジストローラ対18に搬送され、以後片面複写と同一
のプロセスを経て機外に排出される。
ート材Sは再給送装置32により再び画像形成のために
レジストローラ対18に搬送され、以後片面複写と同一
のプロセスを経て機外に排出される。
【0026】(シート材給送装置)次に、給送装置1
5,16,17の構成について図1を用いて説明する。
各給送装置は、シート材Sを給送するピックアップロー
ラ10と、シート材Sを搬送する方向に回転するように
駆動力が伝達されるフィードローラ1と、シート材Sを
搬送する方向と反対方向に回転するように駆動力が伝達
されるリタードローラ2と、前記ピックアップローラ1
0に前記フィードローラ1の駆動を伝達するベルト56
と、を備えている。
5,16,17の構成について図1を用いて説明する。
各給送装置は、シート材Sを給送するピックアップロー
ラ10と、シート材Sを搬送する方向に回転するように
駆動力が伝達されるフィードローラ1と、シート材Sを
搬送する方向と反対方向に回転するように駆動力が伝達
されるリタードローラ2と、前記ピックアップローラ1
0に前記フィードローラ1の駆動を伝達するベルト56
と、を備えている。
【0027】また、ピックアップローラ10を軸支する
回転中心軸であるピックアップローラ軸57と、フィー
ドローラ1を軸支するフィードローラ軸51と、リター
ドローラ2を軸支するリタードローラ軸52及びこのリ
タードローラ軸52に連結されたリタードローラ駆動軸
53が略平行に設けられている。リタードローラ軸52
は図示しない揺動自在な支持部材に支持されてフィード
ローラ軸51に対して平行に接離可能となっている。ま
た、リタードローラ軸52とリタードローラ駆動軸53
との間にはカップリング54及びトルクリミッタ55が
配置されている。
回転中心軸であるピックアップローラ軸57と、フィー
ドローラ1を軸支するフィードローラ軸51と、リター
ドローラ2を軸支するリタードローラ軸52及びこのリ
タードローラ軸52に連結されたリタードローラ駆動軸
53が略平行に設けられている。リタードローラ軸52
は図示しない揺動自在な支持部材に支持されてフィード
ローラ軸51に対して平行に接離可能となっている。ま
た、リタードローラ軸52とリタードローラ駆動軸53
との間にはカップリング54及びトルクリミッタ55が
配置されている。
【0028】尚、カップリング54はリタードローラ2
が変位しても、駆動をリタードローラ駆動軸53からリ
タードローラ軸52に伝達するためのものである。
が変位しても、駆動をリタードローラ駆動軸53からリ
タードローラ軸52に伝達するためのものである。
【0029】ピックアップローラ軸57とフィードロー
ラ1のシート材接触面である外周には、フィードローラ
1の駆動をピックアップローラ10に伝達するためのベ
ルト56が掛けられている。
ラ1のシート材接触面である外周には、フィードローラ
1の駆動をピックアップローラ10に伝達するためのベ
ルト56が掛けられている。
【0030】尚、本実施形態では、前記ベルト56は2
本としたが、これに限定するものではなく、必要に応じ
て適宜設ければ良い。
本としたが、これに限定するものではなく、必要に応じ
て適宜設ければ良い。
【0031】また、前記ベルト56の外周に紙粉除去用
の溝(凹凸)を設けている。この構成によって紙粉によ
る摩擦係数低下を抑えることができる。
の溝(凹凸)を設けている。この構成によって紙粉によ
る摩擦係数低下を抑えることができる。
【0032】前記ベルト56によってピックアップロー
ラ10に駆動が伝わり、シート材がフィードローラ1と
リタードローラ2のニップに運ばれてくる。このとき、
一方がフィードローラ1の外周に掛けられたベルト56
は、他方が前記フィードローラ1の外周の外径よりも小
さいピックアップローラ軸57に掛けられているので、
前記ローラ対1,2のニップ部でのシート材の搬送速度
を落とすことができる。
ラ10に駆動が伝わり、シート材がフィードローラ1と
リタードローラ2のニップに運ばれてくる。このとき、
一方がフィードローラ1の外周に掛けられたベルト56
は、他方が前記フィードローラ1の外周の外径よりも小
さいピックアップローラ軸57に掛けられているので、
前記ローラ対1,2のニップ部でのシート材の搬送速度
を落とすことができる。
【0033】このように構成することにより、フィード
ローラ1、リタードローラ2のニップ部でのシート搬送
速度とピックアップローラ10でシート材を搬送する搬
送速度を機械的に変えることができる。
ローラ1、リタードローラ2のニップ部でのシート搬送
速度とピックアップローラ10でシート材を搬送する搬
送速度を機械的に変えることができる。
【0034】フィードローラ1とリタードローラ2のニ
ップに運ばれてきたシート材は、フィードローラ1によ
って搬送方向に運ばれるわけであるが、前述したよう
に、フィードローラ1の外周にベルト56を掛けること
で、フィードローラ1の外周長を長くすることによっ
て、リタードローラ2との擦れによる摩擦係数の低下を
おさえることができる。
ップに運ばれてきたシート材は、フィードローラ1によ
って搬送方向に運ばれるわけであるが、前述したよう
に、フィードローラ1の外周にベルト56を掛けること
で、フィードローラ1の外周長を長くすることによっ
て、リタードローラ2との擦れによる摩擦係数の低下を
おさえることができる。
【0035】更に、リタードローラ2にウレタン材質ス
ポンジ母材に同系のウレタン材質コーティング層を有す
るローラを用いることによって、リタードローラ2も擦
れによる摩擦係数低下をおさえることができる。
ポンジ母材に同系のウレタン材質コーティング層を有す
るローラを用いることによって、リタードローラ2も擦
れによる摩擦係数低下をおさえることができる。
【0036】上述したように、本実施形態によれば、構
成を大きく変更することなくフィードローラの外周長を
長くしてフィードローラの寿命を長くすることができ、
ピックアップローラとフィードローラに周速差を持たせ
ることができる。
成を大きく変更することなくフィードローラの外周長を
長くしてフィードローラの寿命を長くすることができ、
ピックアップローラとフィードローラに周速差を持たせ
ることができる。
【0037】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
画像処理装置として複写機を例示したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えばスキャナ、プリン
タ、ファクシミリ装置等の他の画像処理装置であっても
良く、該画像処理装置に用いられるシート材給送装置に
本発明を適用することにより同様の効果を得ることがで
きる。
画像処理装置として複写機を例示したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えばスキャナ、プリン
タ、ファクシミリ装置等の他の画像処理装置であっても
良く、該画像処理装置に用いられるシート材給送装置に
本発明を適用することにより同様の効果を得ることがで
きる。
【0038】また前述した実施形態では、記録紙などの
記録対象のシート材を画像形成手段に給送するシート材
給送装置を例示したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば、原稿などの読取対象のシート材を読
取手段に給送するシート材給送装置に適用しても同様の
効果を得ることができる。
記録対象のシート材を画像形成手段に給送するシート材
給送装置を例示したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば、原稿などの読取対象のシート材を読
取手段に給送するシート材給送装置に適用しても同様の
効果を得ることができる。
【0039】また前述した実施形態では、記録方式とし
て電子写真方式を例示したが、これに限定されるもので
はなく、例えばインクジェット方式等の他の記録方式で
あっても良い。
て電子写真方式を例示したが、これに限定されるもので
はなく、例えばインクジェット方式等の他の記録方式で
あっても良い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
構成を大きく変更することなく、フィードローラ、リタ
ードローラの耐久寿命を長くすることができ、フィード
ローラとピックアップローラの周速差を持たせることが
できる。その結果として、リタード分離方式の機能を長
く持続させることができる。
構成を大きく変更することなく、フィードローラ、リタ
ードローラの耐久寿命を長くすることができ、フィード
ローラとピックアップローラの周速差を持たせることが
できる。その結果として、リタード分離方式の機能を長
く持続させることができる。
【0041】また、ベルトの外周面に紙粉除去効果のあ
る溝を設けることにより、紙粉によるフィードローラの
摩擦係数低下を抑える事ができる。
る溝を設けることにより、紙粉によるフィードローラの
摩擦係数低下を抑える事ができる。
【0042】また、リタードローラをウレタン材質スポ
ンジ母材に同系のウレタン材質コーティング層を有する
ローラにすることによって、リタードローラの寿命も長
くしてリタード分離方式の機能を長く安定させることが
できる。
ンジ母材に同系のウレタン材質コーティング層を有する
ローラにすることによって、リタードローラの寿命も長
くしてリタード分離方式の機能を長く安定させることが
できる。
【0043】
【図1】本発明に係る給送装置の斜視図
【図2】本発明に係る給送装置の分離部の断面図
【図3】複写機の概略機構の断面説明図
【図4】従来の給送装置の斜視図図
【図5】従来の給送装置の分離部の断面図
【図6】従来の給送装置におけるローラ部の断面図
【図7】フィードローラをベルトにした場合の給紙装置
の断面図
の断面図
【図8】ピックアップローラとフィードローラをベルト
で連結した給送装置の断面図
で連結した給送装置の断面図
S …シート材
1 …フィードローラ
2 …リタードローラ
10 …ピックアップローラ
11 …画像処理装置本体
12 …給送デッキ
13,14 …給送カセット
15,16,17 …給送装置
18 …レジストローラ対
21 …感光体ドラム
22 …転写帯電器
23 …搬送ベルト
24 …定着器
25 …内排出ローラ対
26 …内排出ローラ対
27 …排出トレイ
28 …再給送パス
29 …スイッチバックローラ対
30 …両面搬送パス
31 …中間トレイ
32 …再給送装置
51 …フィードローラ軸
52 …リタードローラ軸
53 …リタードローラ駆動軸
54 …カップリング
55 …トルクリミッタ
56 …ベルト
57 …ピックアップローラ軸
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H072 AB03 AB07 AB18 BA03 BA12
CA05 CB07 JA02 JA03
3F343 FA01 FA03 FB02 FB04 GA01
GB01 GC01 GD01 JA23 JA35
JD09 JD37 KB03 KB04 KB05
LA04 LA16 LB08 LC11 LD10
Claims (4)
- 【請求項1】 シート材をシート材積載部から給送する
ピックアップローラと、 シート材を搬送する方向に回転するように駆動力が伝達
されるフィードローラと、 シート材を搬送する方向と反対方向に回転するように駆
動力が伝達されるリタードローラと、 前記ピックアップローラに前記フィードローラの駆動を
伝達するベルトと、 を備え、 前記ベルトを前記フィードローラのシート材接触面であ
る外周に掛けるとともに前記ピックアップローラの回転
中心軸に掛けることを特徴とするシート材給送装置。 - 【請求項2】 前記ベルトの外周面に溝を設けたことを
特徴とする請求項1に記載のシート材給送装置。 - 【請求項3】 前記リタードローラをウレタン材質スポ
ンジ母材に同系のウレタン材質コーティング層を有する
ローラとしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
シート材給送装置。 - 【請求項4】 記録対象のシート材に画像を形成する画
像形成手段、読取対象のシート材の画像を読み取る読取
手段のうち、いずれか一方又は両方を有する画像処理装
置において、 前記記録対象のシート材を前記画像形成手段に給送する
給送手段、前記読取対象のシート材を前記読取手段に給
送する給送手段のいずれか一方又は両方の給送手段を有
し、前記一方又は両方の給送手段として、請求項1〜5
のいずれか1項に記載のシート材給送装置を備えている
ことを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001271209A JP2003072966A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | シート材給送装置及び画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001271209A JP2003072966A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | シート材給送装置及び画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003072966A true JP2003072966A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19096747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001271209A Pending JP2003072966A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | シート材給送装置及び画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003072966A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005003006A1 (ja) * | 2003-07-01 | 2005-01-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | シート材給送装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001271209A patent/JP2003072966A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005003006A1 (ja) * | 2003-07-01 | 2005-01-13 | Sharp Kabushiki Kaisha | シート材給送装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
US7497433B2 (en) | 2003-07-01 | 2009-03-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Sheet material feeding device, image reading device, and image forming device |
CN100471775C (zh) * | 2003-07-01 | 2009-03-25 | 夏普株式会社 | 纸张材料输送装置、图像读取装置以及图像形成装置 |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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