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JP2005272111A - シート搬送装置、画像読取装置、および画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、画像読取装置、および画像形成装置 Download PDF

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JP2005272111A
JP2005272111A JP2004090306A JP2004090306A JP2005272111A JP 2005272111 A JP2005272111 A JP 2005272111A JP 2004090306 A JP2004090306 A JP 2004090306A JP 2004090306 A JP2004090306 A JP 2004090306A JP 2005272111 A JP2005272111 A JP 2005272111A
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conveying apparatus
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Soichi Takada
聡一 高田
Hiroyuki Nagao
裕之 長尾
Tetsutsugu Ito
哲嗣 伊藤
Hisashi Yamanaka
久志 山中
Tadashi Taniguchi
匡 谷口
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Sharp Corp
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Abstract

【課題】 多種多様のシートに腰付けできかつ長期間にわたって腰付け性能を維持できるシート搬送装置等を提供する。
【解決手段】 シート搬送装置80は、互いの間にシートを挟持し排紙ローラR10が回転駆動することで原稿Sを搬送する一対の排紙ローラR10,R11を原稿Sの搬送方向に直交する方向に4対備える。排紙ローラR11は、ローラ本体部81と、ローラ本体部81の軸方向の一端部に設けられローラ本体部81の周方向に沿って突出する腰付けローラ82と、を備える。腰付けローラ82は、柔軟性を有する素材で形成される。腰付けローラ82の外周部85は平滑面である。
【選択図】 図2

Description

この発明は、互いの間にシートを挟持し少なくとも一方のローラが回転駆動することで前記シートを搬送するローラ対を前記シートの搬送方向に直交する方向に複数備えるシート搬送装置、ならびに上述のようなシート搬送装置を備える画像読取装置および画像形成装置に関する。
近年、画像読取装置は、シート状の複数の原稿を画像読取部に順次給送して原稿の画像を読み取り、画像読取後に原稿を排出トレイに排出するためのシート搬送装置を備える。また、画像形成装置は、記録シートを画像形成部に給送し画像が形成された記録シートを排出トレイに排出するシート搬送装置を備える。画像読取装置や画像形成装置に備えられるシート搬送装置は、原稿や記録シート等のシートを、画像読取処理または画像形成処理が完了した後に排出トレイに排出する際、シートを排出トレイに体裁よく排出するために、全てのシートを揃えて積載させる機能を求められる。シートを揃えて積載させる手段としては、シートを排出するときにシートの先端部が早くから垂れ下がらないようにシートに腰を付けて排出する手段が一般的である。シートに腰を付けて排出する手段として、シートに波打ち形状を付与する腰付けローラを設ける手段がある(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、画像読取装置や画像形成装置の性能が向上したことにともない、薄いシートや厚いシート、硬いシートや軟らかいシート等、多種多様のシートが用いられるようになってきている。このような状況において、従来のシート搬送装置を用い、シートが薄くまたは柔らかい場合、排出されるシートに十分な腰が付けられず、シートの排出時にシートの先端部が早くから垂れ下がり、排出途中のシートは先端部が排出済みのシートと接触した状態で送られ、両者の摩擦力によって排出済みのシートが不規則に移動し、排出済みのシートが不揃いになり体裁が悪くなる。ひどい場合は排出されたシートが丸まってしまう等の問題が発生する。一方、シートが厚くまたは固い場合は、シートが腰付けローラを通過する時の負荷が大きすぎて、搬送ジャムや、シートに腰付け時の筋がついて折れたり成型されてしまう等の問題が頻繁に発生する。そのような問題を解決する手段として、腰付け部材を弾性部材で形成することによって、多種多様のシートに対応できるとする技術がある(例えば、特許文献2参照。)。
特開平3−88672号公報 特開平10−139251号公報
しかし、上述の特許文献2の技術のように、腰付け部材を単に弾性部材で形成したのでは、弾性部材がシートとの摩擦力によって削られてしまい、長期間にわたってシートへの腰付け性能を維持することができない。
この発明の目的は、多種多様のシートに腰付けできかつ長期間にわたって腰付け性能を維持できるシート搬送装置、ならびにそれを備える画像処理装置および画像形成装置を提供することにある。
この発明のシート搬送装置は、上述の課題を解決するために以下のように構成される。
(1)互いの間にシートを挟持し少なくとも一方のローラが回転駆動することで前記シートを搬送するローラ対を前記シートの搬送方向に直交する方向に複数備えるシート搬送装置において、前記ローラ対のうち一方のローラは、ローラ本体部と、前記ローラ本体部の軸方向の少なくとも一端部に設けられ前記ローラ本体部の周方向に沿う突出部と、を備え、前記突出部は、柔軟性を有する素材で形成され、前記突出部の外周部は、平滑面であることを特徴とする。
この構成においては、シートの搬送方向に直交する方向に複数配置されるローラ対のローラ本体部と突出部とによって、搬送されるシートが波打ち形状にされることで腰を付けられる。この際、突出部が柔軟性を有する素材で形成されるので、種々の厚さおよび硬さのシートに対応し、搬送ジャムや筋の付与が起こらない。さらに、突出部の外周部は平滑面であるので、シートとの摩擦力が低減される。
(2)前記突出部の外周部は、略鏡面状に形成されることを特徴とする。
この構成においては、突出部の外周部の摩擦係数がさらに低減され、シートとの摩擦力が低下する。
(3)前記突出部の外周部は、ディッピングによって形成された樹脂被覆層を有することを特徴とする。
この構成においては、突出部の外周部がディッピング(浸漬)によって被覆されるので、スプレー等の吹き付けによって被覆された場合より滑らかな平滑面が形成され、突出部の外周部が容易に鏡面状にされる。また、突出部の効率的な生産が可能となる。
(4)前記突出部は、前記ローラ本体部に対して着脱自在であることを特徴とする。
この構成においては、ローラ本体部に対して突出部が容易に交換される。
(5)前記突出部は、前記ローラ本体部に対して回転自在に装着されることを特徴とする。
ローラ本体部の外径と突出部の外径とが異なるので、ローラ本体部と突出部とが一体的に回転した場合、それぞれの周速度が異なってしまい、突出部とシートとの間に擦れが発生し、突出部の外周部の磨耗が発生しやすくなるが、この構成においては、突出部がローラ本体部に対して回転自在であるので、ローラ本体部と突出部とが別々に回転し、突出部とシートとの間の擦れの発生が抑制される。
(6)前記突出部は、軸方向に貫通する複数の開口部を有することを特徴とする。
この構成においては、突出部が開口部を有することで突出部の変形容易性が適度に高められる。
(7)前記ローラ対同士の間に配置され、前記突出部を備える前記一方のローラに対向する他方のローラ側から前記一方のローラ側へ向けて前記シートを弾性的に押える腰付け部材をさらに備えることを特徴とする。
この構成においては、シートを押える腰付け部材がローラ対同士の間に配置されるので、シートへの腰付け性能が向上される。
(8)前記腰付け部材は、樹脂シートおよびクッション材を含み、前記樹脂シートは、前記シートの搬送方向の下流側に向けて前記他方のローラ側から前記一方のローラ側へ傾斜する傾斜面を有し、前記樹脂シートの前記シートの搬送方向の下流側端部は、一方面を前記他方のローラ側に固定される前記クッション材の他方面に貼着されることを特徴とする。
この構成においては、腰付け部材の傾斜面がシートガイドの役目を果たす。また、樹脂シートのうちシートの搬送方向の下流側端部がクッション材の弾性力によってシートを押え、シートに波打ち形状を付与する。
(9)前記樹脂シートは、可撓性を有する素材で形成され、前記樹脂シートは、前記クッション材に対して前記ローラの軸方向に延出していることを特徴とする。
この構成においては、シートの搬送方向に直交する方向のシートの折れ曲がりを防止しながらシートが腰付けされる。
この発明の画像読取装置は、上述の課題を解決するために以下のように構成される。
(10)上述の(1)から(9)のいずれかに記載のシート搬送装置を備えることを特徴とする。
この構成においては、種々の厚さおよび硬さのシートに対応することができ、搬送ジャムや筋の付与の発生を抑制することができ、シートとの接触による磨耗やちぎれを低減させることができ、長期間シートへの腰付け性能を維持することができる画像読取装置が提供される。
この発明の画像形成装置は、上述の課題を解決するために以下のように構成される。
(11)上述の(1)から(9)のいずれかに記載のシート搬送装置を備えることを特徴とする。
この構成においては、種々の厚さおよび硬さのシートに対応することができ、搬送ジャムや筋の付与の発生を抑制することができ、シートとの接触による磨耗やちぎれを低減させることができ、長期間シートへの腰付け性能を維持することができる画像形成装置が提供される。
この発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)種々の厚さおよび硬さのシートに対応することができ、搬送ジャムや筋の付与の発生を抑制することができる。また、シートとの接触による磨耗やちぎれを低減させることができ、長期間性能を維持することができる。
(2)シートとの接触による磨耗やちぎれをさらに低減させることができ、さらに長期間性能を維持することができる。
(3)突出部の外周部を容易に鏡面状にすることができ、腰付け性能を長期間維持することができる。また、突出部を効率的に生産することができ、製造コストを低下させることができる。
(4)ローラ本体部に対して突出部の交換が容易であるので、突出部の磨耗時等のメンテナンスを容易に行うことができる。
(5)突出部とシートとの間の擦れの発生が抑制されるので、突出部の外周部の磨耗を抑制することができ、突出部の性能を長期間維持することができる。
(6)突出部の変形容易性が適度に高められるので、シートへの筋の付与を低減させることができる。
(7)ローラ対同士の間に腰付け部材を配置することで、腰付け性能を向上させることができる。また、ローラ対に代えて腰付け部材を配置することで、ローラ対の数を減らすことができ、シート搬送装置の製造コストを低下させることができる。
(8)シートの搬送方向の下流側へ向けて、シートに徐々に腰を付けることができる。
(9)シートの搬送方向に直交する方向のシートの折れ曲がりを防止しながらシートを腰付けすることができ、シートの折れ曲がりや筋の付与を防止することができる。
以下に、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、この発明の実施形態に係るシート搬送装置を備える画像読取装置の構成を示す断面図である。この実施形態に係るシート搬送装置を備える画像読取装置1は、光学系2とADF(Automatic Document Feeder)3とを備え、シートの一例である原稿の両面の画像を読み取り可能であ る。画像読取装置1は、例えば複写機やファクシミリ装置等のスキャナ装置として用いられる。
光学系2は、光源ユニット13、ミラーユニット14、および画像読取手段であるCCD(Charge Coupled Device)読取ユニット11を備え、光源ユニット13から発せられ 、原稿台12上に載置されることで平面支持された原稿の画像で反射された光を、ミラーユニット14を経由して、CCD読取ユニット11に結像させ、画像データとして読み取る。
CCD読取ユニット11は、結像レンズ11aおよびCCDイメージセンサ11b等を備える。光源ユニット13は、光源13aと、光源13aから発せられた光を原稿台12上の所定の読取位置に集光するミラー13bと、原稿からの反射光のみを通過させるスリット13cと、スリット13cを通過した光の光路を90度変更するミラー13dと、を備える。ミラーユニット14は、光源ユニット13からの光の光路を180°変更する一対のミラー14a,14bを備える。光源ユニット13は速度Vで、符号13e,13f等で示すように矢印15方向(副走査方向)に変位する。ミラーユニット14はV/2の速度で、矢印15方向に変位する。
なお、CCD読取ユニット11は、図示していないが、少なくともCCDイメージセンサ11b、結像レンズ11aおよび光源13aを、一つの縮小読取光学系または等倍読取光学系のユニットに構成され、速度Vで走査される構造でもよい。
また、光学系2には、原稿台12とは別個に、原稿台16が設けられている。光学系2は、光源ユニット13を原稿台16の下方まで変位して静止させた状態で、原稿台16上を搬送される原稿の一方の面(以下、この一方面を表面とする)の画像を読み取る事ができる。原稿台16上を搬送された原稿の出口付近には、排紙トレイ17が設けられている。
ADF3は、読み取り手段であるCIS(Contact Image Sensor)21、各種のローラR1〜R11、検出器S1〜S6、湾曲搬送経路23、およびレジスト・斜行補正領域24を備え、原稿トレイ22上に積層状態で載置された原稿を1枚ずつ取り込んでゆき、CIS21で、その原稿の他方の面(以下、この他方面を裏面とする)の画像を読み取る。CIS21は例えば、アレイ状のイメージセンサ、アレイ状の導光手段(セルフォックレンズ等のレンズアレイ)、および光源(LEDアレイ光源または蛍光灯)等からなる密着イメージセンサである。
原稿トレイ22は、電動トレイであり、アクチュエータS1aおよびセンサ本体S1bからなる光学式の原稿検出器S1によって原稿トレイ22に原稿がセットされたことを検出すると、所定のタイミングで上昇を開始し、積載された原稿束の最上面の原稿がアーム25によって昇降変位自在に支持されている呼込ローラR1を押し上げ、そのことが呼込ローラ位置検出器S2によって検知されると、原稿トレイ22の上昇動作が一旦停止し、この状態で待機状態となる。
なお、原稿トレイ22に原稿がセットされて上述のように原稿トレイ22が上昇して待機状態となった後、読み取りを開始する信号が入力されずに所定時間放置された場合は、そのままの状態で待機状態を継続させても良いが、好ましくは呼込みローラの変形を防止するために、所定のレベルまで原稿トレイ22を降下して待機させる。
そして、原稿の給紙開始信号が入力されると、呼込ローラR1が回転駆動され、原稿束の最上面の原稿から順次取り込まれる。呼込ローラR1の下流側には、シートの分離手段である搬送ローラR2、逆転ローラR2aが配置される。呼込ローラR1はアーム25に支持され、アーム25は搬送ローラR2の回転軸に回動可能に支持される。そして自重または付勢力によって呼込ローラR1が原稿に接触する。また、呼込ローラR1は後述するストッパによって必要以上の下降動作を規制される。後述するように、アーム25には凸部が形成され、光センサ等で構成される呼込ローラ位置検出器S2によって、呼込ローラR1の高さがアーム25の揺動角に基づいて検出される。この実施形態では、アーム25に凸部を設け直接的に呼込ローラ位置検出器S2で呼込ローラR1の高さを検出しているが、呼込ローラ位置検出器S2をアーム25から離れた位置に設けることもでき、その場合は、リンク機構等の連結手段を用いてアーム25の高さを検出するとよい。
搬送ローラR2には、トルクリミッタを備えた逆転ローラR2aが対向して設けられ、原稿が重送されることなく、1枚の原稿が確実に分離されて搬送される。したがって、呼込ローラR1によって複数枚の原稿が取り込まれた場合でも、搬送ローラR2と逆転ローラR2aとによって、呼込ローラR1に密着していた最上面の原稿のみが繰り出され、湾曲搬送経路23へと搬送される。原稿が搬送ローラR2と逆転ローラR2aとで確実に分離供給されたか否かは、アクチュエータS3aおよびセンサ本体S3bからなる給紙検出器S3によって検出される。そして、所定のタイミングで、湾曲搬送経路23の下流側へと導かれる。
湾曲搬送経路23では、原稿は搬送ローラR3〜R7によって搬送され、無理なく導かれてきているか否かが給紙検出器S4によって検知される。給紙検出器S4は、アクチュエータS4aおよびセンサ本体S4bからなり、湾曲搬送経路23からの排出を検出する。湾曲搬送経路23の曲率は、読み取り可能な原稿のうち、最も厚い、すなわち最も腰のある原稿を円滑に搬送できるように設定され、湾曲搬送経路23は、あらゆる種類の原稿を安定的に供給できるように構成される。
湾曲搬送経路23から排出された原稿は、レジスト・斜行補正領域24に搬送され、その先端がレジスト・斜行補正領域24の出口付近にあるレジストローラR8,R9の手前に配置された給紙検出器S5によって検出されると、レジストローラR8,R9を停止させた状態で、所定時間、上流側からの搬送力によって原稿をレジストローラR8,R9に衝突させ、レジストおよび斜行の補正が行われる。給紙検出器S5は、アクチュエータS5aおよびセンサ本体S5bからなる。
レジスト・斜行補正領域24は、湾曲搬送経路23の最終の搬送ローラR6,R7からレジストローラR8,R9までのレジスト・斜行補正領域24において、上述のようなレジストおよび斜行の補正を行えるように、これらの搬送ローラR6,R7とレジストローラR8,R9との間で原稿Sの状態が略平面状態となり、搬送経路のガイド面から変形を強いられることのないように考慮されている。
なお、搬送ローラR6,R7とレジストローラR8,R9との距離は、原稿送り装置として処理することが可能な原稿の中で最も小さい原稿の搬送方向の長さを最低限設定されていればよい。すなわち、湾曲搬送経路23に残っている原稿の後端部分が少ない程、原稿のレジストおよび斜行の補正がスムーズに行えることとなる。
次に、ここでレジストおよび斜行の補正が行われた原稿の搬送が所定のタイミングで再開され、原稿は、原稿の表面を露光走査するための第1の読取位置Pos1へと導かれる。さらに、引き続き原稿の裏面を露光走査するための第2の読取位置Pos2を通過する。第1の読取位置Pos1へは光源ユニット13が臨み、第2の読取位置Pos2へはCIS21が臨んでいる。
表面または表裏両面の画像を読み取られた原稿は、排紙ローラR10,R11(排紙ローラR11は光学系2側に設けられている)によって、原稿読取装置1の側面のうち原稿排出点より低い位置に配設される排紙トレイ17上へ排出される。この発明のシート搬送装置は、排紙ローラR10,R11の周辺部に適用される。シート搬送装置の詳細な構成については後述する。原稿の排出動作の確認は、アクチュエータS6aおよびセンサ本体S6bからなる排紙検出器S6によって検出される。上述のような動作が、原稿トレイ22上にセットされた原稿がなくなるまで繰り返され、読み取りが完了した原稿は排紙トレイ17上に順次排出される。
また、原稿トレイ22は、原稿が順次給紙される毎に原稿束の高さが下がってくるので、原稿束の高さが所定寸法下がれば、呼込ローラR1の位置が下がった分だけ上昇して、原稿束の最上面と呼込ローラR1とが所定の状態を保つことができるように制御されている。このため、原稿トレイ22は、支点22aを中心に揺動可能になっており、支点22aとは反対側の端部に設けられたリブ22bが、昇降プレート31によって押し上げられることで昇降可能となっている。
昇降プレート31は、リブ22bとは反対側の端部がプレート支持軸32に固着され、プレート支持軸32が、伝達部材(歯車)列からなる昇降機構部34を介して昇降モータ61によって回転駆動される。
原稿トレイ22の待機時の位置は、呼込ローラ位置検出器S2の動作信号を基準に、制御部が昇降機構部34の昇降モータ33を動作制御することで維持される。原稿トレイ22の待機時の位置は、セットされる頻度の高い原稿の枚数に合わせて、操作部から任意に設定できるようになっており、サービスマンやユーザが予め設定する。
原稿トレイ22は、上述したように安定して原稿を搬送できるように設計された湾曲搬送経路23によって必然的に形成される湾曲搬送経路23の入口側と出口側との高さの範囲内で上下動する。原稿トレイ22が上下方向に変位することによって、原稿トレイ22への大量の原稿の載置が可能になり、原稿トレイ22上に載置された大量の原稿の最上面を湾曲搬送経路23の入口へ給紙可能な高さまで原稿トレイ22を上昇させることで、原稿が順次給紙される。
また、原稿トレイ22には、原稿の側部を揃えるための原稿規制板30が設けられ、原稿規制板30の位置は、原稿サイズ検出器S0によって検出され、画像形成時の用紙選択等に使用される。
原稿台12上の原稿を読み取る際は、光源ユニット13は、図1中の位置Pos3から位置Pos4の方向に、図示しない原稿サイズ検出器で検出されたサイズに応じて所定距離だけ移動する。これに対して、搬送されている原稿を読み取る際は、位置Pos1に停止する。また、位置Pos3,Pos4または位置Pos3と位置Pos1との中間の位置のいずれかを、光源ユニット13の位置検出器の検出結果を基準にホームポジションとし、待機中にはホームポジションで停止する。
原稿台12上の原稿を読み取るために、ADF3は、画像読取装置1の奥側(紙面奥側)において、光学系2との間に設けられたヒンジ(図示せず)を回動支点として、上方に回動する。これによって、画像読取装置1では、紙面手前側から、原稿台12の上面を開放可能とされ、ADF3によって搬送できないブック物の原稿等は原稿台12上にセットされる。ADF3側には、原稿台12に対向する位置に、原稿マット35が設けられている。
上述のように構成される画像読取装置1は、静止読取モード、走行読取モード、両面読取モードの3つのモードを備え、それぞれのモードで原稿の画像を読み取ることができる。静止読取モードは、原稿台12上に載置されたブック物等の原稿を、光源ユニット13およびミラーユニット14を移動させながら、CCD読取ユニット11によって読み取るモードである。走行読取モードおよび両面読取モードはともに、原稿トレイ22にセットされた原稿をADF3で自動的に1枚ずつ給送しながら読み取るモードであり、走行読取モードではCCD読取ユニット11によって、両面読取モードでは、CCD読取ユニット11およびCIS21の両者によって、原稿の画像が読み取られる。原稿載置トレイ22にセット可能な原稿の最大枚数は、例えば200枚である。
図2は、シート搬送装置80の一部を示す構成図である。画像を読み取られた原稿を排紙トレイ17上へ排出する一対の排紙ローラR10,R11は、原稿Sの搬送方向に直交する方向に複数対配置される。この実施形態では、排紙ローラR10,R11は4個ずつ配置される。排紙ローラR10,R11は互いの間に原稿S等のシートを挟持し、少なくとも一方の排紙ローラR10またはR11が回転駆動することでシートを搬送する。この実施形態では、駆動軸71に支持される排紙ローラR10が回転駆動する。また、両端に配置される排紙ローラR10,R11と内側に配置される排紙ローラR10,R11との間にはそれぞれ、腰付け部材90が配置される。シート搬送装置80は、複数の排紙ローラR10,R11および腰付け部材90から構成される。
排紙ローラR10は、EPDM(エチレンプロピレンジエン共重合ゴム:Ethylene Propylene Dien Monomer)で形成され、ゴム硬度がアスカーC硬度60度、外径22mm、 幅15mmに形成される。排紙ローラR10の外周面の摩擦係数は、この実施形態では約1.0〜1.5である。
排紙ローラR10,R11によって搬送される原稿Sは、シートガイド72、および、シートガイドを兼ねる外装パネル73によって案内される。
図3は、排紙ローラR11を示す構成図である。排紙R11は、ローラ本体部81、およびローラ本体部81の軸方向の一端部に配設される腰付けローラ82を備える。腰付けローラ82は、後述するようにローラ本体部81より大径に形成され、ローラ本体部81の周方向に突出する突出部として機能する。
ローラ本体部81は、素材としてPOM(ポリアセタール樹脂)を用い金型によって成型される。ローラ本体部81は外径15mm、幅18mmに形成され、ローラ本体部81の幅寸法は、排紙ローラR10の幅寸法より大きく設計される。
ローラ本体部81は、軸方向の一端部にボス部83を備え、ボス部83は、腰付けローラ82を着脱自在に装着するための突起部84を備える。突起部84は、両側部に切り込みが設けられ、回転中心に向けて半径方向に撓むことで、腰付けローラ82との係合を解除する。この実施形態では、腰付けローラ82がローラ本体部81の軸方向の一端部にのみ設けられるので、ボス部83はローラ本体部81の軸方向の一端部にのみ設けられる。したがって、ローラ本体部81を簡易な構造の金型で成型することができ、容易に低コストで製造することが可能となる。なお、腰付けローラ82をローラ本体部81の軸方向の両端部に設けてもよい。
腰付けローラ82は、スポンジ等の柔軟性を有する素材で形成される。具体的にはこの実施形態では、腰付けローラ82の素材として、ゴム硬度がアスカーC硬度30度であるNBR(アクリルニトリルブタジエンゴム)の発泡ゴムが用いられる。なお、腰付けローラ82の素材として、メラミンスポンジ、CRゴムスポンジ、シリコンスポンジ、またはウレタンスポンジ等を用いてもよい。また、腰付けローラ82は、外径17mm、幅3mmに形成される。腰付けローラ82の外径がローラ本体部81の外径より2mm大きいので、腰付けローラ82がローラ本体部81に装着された場合、腰付けローラ82はローラ本体部81より半径方向に1mm突出する。
腰付けローラ82は、軸方向に貫通する複数の開口部86を有する。各開口部86の直径は約1.5mmで、開口部86は1個の腰付けローラ82に6個〜8個程度設けられる。腰付けローラ82に開口部86が設けられるので、腰付けローラの変形容易性が向上する。なお、開口部86の個数や大きさは、実験等によって適宜に調整するとよい。
腰付けローラ82の外周部85には、ウレタンゴムによるコーティング層が形成され、外周部85は略鏡面状の平滑面に形成される。外周部85のコーティング層は、ディッピング(浸漬)法によって形成される。具体的には例えば、コーティング液中に長尺の幅を有するローラを浸漬して外表面全てにコーティング層を形成し、軸方向の両端部を取り除き、それぞれ所定の厚みを有する複数個のローラに切り分けることで、腰付けローラ82が形成される。外周部85のコーティング層の厚さは、この実施形態では0.15mmである。腰付けローラ82の外周部85の摩擦係数は、この実施形態では約0.6〜0.9である。なお、コーティング層には、ウレタンゴムに代えてシリコンを使用することもでき、この場合も同様の効果を得ることができる。
ディッピングによってコーティング層が形成されるので、スプレー等の吹き付けによってコーティング層が形成される場合より、表面が滑らかなコーティング層が形成される。外周部85が滑らかで摩擦係数が低くなるように形成されるので、搬送される原稿Sとの接触面が大きくなり原稿Sへの当接力が均一に分散され、定着力が小さい鉛筆書き画像が描かれた原稿であっても鉛筆粉が腰付けローラ82の外周部85に付着しにくい。したがって、画像の尾引き(引き伸ばし)現象の発生が抑制される。
腰付けローラ82の本体となるスポンジ層の硬度が極端に低い場合コーティング液がスポンジ層に染み込みコーティング層の形成が困難となるので、腰付けローラ82のアスカーC硬度は20度以上30度以下であることが好ましい。なお、コーティング技術が進歩した場合はそれに応じて腰付けローラ82のスポンジ層の硬度を低くすることができる。
腰付けローラ82の内径は、ローラ本体部81のボス部83の外径より若干大きく形成され、腰付けローラ82は、ローラ本体部81に対して回転自在に装着される。したがって、排紙ローラR10と排紙ローラR11との間で原稿Sを搬送した場合、ローラ本体部81の外周部の周速と腰付けローラ82の外周部85の周速とを一致させることができるので、原稿Sと腰付けローラ82との擦れが大幅に抑制され、腰付けローラ82が磨耗しにくくなる。なお、必ずしも腰付けローラ82をローラ本体部81に対して回転自在とする必要はなく、外周部85の摩擦係数をさらに低くすることができる場合は、腰付けローラ82をローラ本体部81に対して回転自在としない構成にしてもよい。
図4は、腰付け部材90を示す構成図である。腰付け部材90は、樹脂シート91およびクッション材92を備える。樹脂シート91は、PET(ポリエチレンテレフタレート)製で厚さ0.1mmに形成される。樹脂シート91の摩擦係数は、この実施形態では約0.2〜0.4である。クッション材92は、腰付けローラ82と同様に、NBR(アクリルニトリルブタジエンゴム)の発泡ゴムで形成される。なお、クッション材92の素材として、可撓性を有する素材が選択され、メラミンスポンジ、CRゴムスポンジ、シリコンスポンジ、またはウレタンスポンジ等を用いてもよい。クッション材92の硬度は、アスカーC硬度5度〜30度である。
樹脂シート91は、原稿Sの搬送方向の上流側端部93、傾斜部94、および下流側端部95から構成され、クッション材92は、下流側端部95に貼着される。原稿Sの搬送方向に直交する方向の樹脂シート91の寸法L4は、クッション材92の寸法L3よりも大きく、樹脂シート91はクッション材92に対して原稿Sの搬送方向に直交する方向
(排紙ローラR11の軸方向)に延出している。
図5は、シート搬送装置80の一部を示す断面図である。樹脂シート91の上流側端部93は、排紙ローラR10側に配置されるシートガイド72に貼着される。樹脂シート91の傾斜部94は、原稿Sの搬送方向の下流側へ向けて排紙ローラR10側から排紙ローラR11側へ傾斜し、搬送される原稿Sを案内する。樹脂シート91の下流側端部95は、上述のようにクッション材92の一方面に貼着され、クッション材92の他方面はシートガイド72に貼着される。
図6は、原稿Sの搬送方向から見た排紙ローラR10,R11および腰付け部材90の位置関係を示す説明図であり、(a)は図1に示す実施形態の構成を示し、(b)はそれに対する比較例の構成を示す。この実施形態では、内側に配置される2対の排紙ローラR10,R11の間隔L1は約104mmに設定され、両端の排紙ローラR10,R11と内側の排紙ローラR10,R11との間隔L2は約52mmに設定される。このように、排紙ローラR10,R11の位置は、種々のサイズの原稿Sを安定して搬送できるように設定される。
上述のように、腰付けローラ82のローラ本体部81に対する突出寸法H1は、約1mmである。また、搬送ライン(ローラ本体部81と排紙ローラR11との接触面の高さ)75に対する腰付け部材90の突出寸法H2は、約1mmに設定される。図6において、符号74で示すラインは、排紙トレイ17に排出され積載された原稿Sの最上面の高さを示すラインである。腰付け部材90は、ライン74よりは高い位置に配設される。腰付け部材90と外装パネル73との間隔(図2参照)は、約0.8mmである。
腰付けローラ82の端面と排紙ローラR10の端面との間隔dは、約1.6mmに設定される。なお、間隔dは、腰付けローラR82の外周部85がローラ本体部81の周面から突出する寸法に応じて設定されるとよく、腰付けローラR82の外周部85がローラ本体部81の周面から突出する寸法が大きいほど間隔dを大きく、前記寸法が小さいほど間隔dを小さくするとよい。
腰付け部材90は、図6(a)に示すように、間隔が狭い排紙ローラR10,R11同士の間、すなわち、両端の排紙ローラR10,R11と内側の排紙ローラR10,R11との間にそれぞれ配置される。腰付け部材90は、図6(b)に示すような位置、すなわち、搬送路のうち排紙ローラR10,R11の軸方向の中央部、には配置されない。腰付け部材90は、排紙ローラR10,R11同士の間隔が比較的狭く、搬送される原稿Sに働く張力が比較的大きくなる位置に配設されるので、原稿Sへの腰付け機能が有効に働く。この場合、樹脂シート91と原稿Sとの接触部の状態は、図7(a)に示すようになり、両者の間に隙間はほとんど形成されない。
図6(b)に示すように、搬送路のうち排紙ローラR10,R11の軸方向の中央部に腰付け部材90が配置された場合、排紙R10,R11同士の間隔が比較的広く、搬送される原稿Sに働く張力が比較的小さくなり、図7(b)に示すように樹脂シート91と原稿Sとの間に隙間が形成されてしまい、原稿Sへの腰付け機能が有効に働かない。また、原稿Sは、腰付けされずに腰付け部材90によって下側へ押さえ込まれてしまうので、排紙トレイ17に排出される原稿Sの先端部が早くから下側へ垂れ下がり、すでに排紙トレイ17に積層されている原稿と接触して排出中の原稿Sの排出方向が不安定になり、および、排紙トレイ17に積層されている原稿が変位させられて排出済みの原稿が不揃いになり、スタッキング性が悪化する。特に薄く腰の弱いシートを搬送する場合にこのような現象が顕著にあらわれる。したがって、腰付け部材90は、搬送される原稿Sの搬送方向に直交する方向の中央部が上側へ反り上がるように腰付けを行うように構成されることが好ましい。
シート搬送装置80によれば、図6(a)に示すように、腰付けローラ82および腰付け部材90等によって原稿Sが波打ち形状にされることで原稿Sに腰が付けられる。これによって、原稿Sが排紙トレイ17に排出される際に、原稿Sの先端部が垂れ下がらず、排紙トレイ17に積層される原稿が変位されないので、原稿Sが排紙トレイ17の所定位置に揃えて排出され積層される。
また、腰付けローラ82が柔軟性を有するので、原稿Sに無理な力が負荷されず、余計な筋等が付けられない。さらに、腰付けローラ82の外周部85が鏡面状に形成され摩擦係数が小さくなるように形成されるので、腰付けローラ82と原稿Sとの摩擦力が小さく、腰付けローラの磨耗が抑制される。また、腰付けローラ82はローラ本体部81に対して回転自在に装着されるので、ローラ本体部81と腰付けローラ82との周速が同一となり、腰付けローラ82の外周部85と原稿Sとの間の摩擦が低減され、腰付けローラ82の磨耗が抑制される。
さらに、樹脂シート91は、クッション材92に対して排紙ローラR11の軸方向に延出しているので、クッション材92の角によって原稿Sに筋が付けられることがない。
なお、上述の実施形態では、腰付けローラ82を備える排紙ローラR11を下側に配置したが、排紙ローラR10を下側に配置し、腰付けローラ82を備える排紙ローラR11を上側に配置する構成にしてもよい。その場合は、排紙ローラR11との位置関係に応じて腰付け部材90の位置および方向を調整し、上側へ向けて原稿Sを押えるようにするとよい。
図8は、他の実施形態に係る画像形成装置100を示す斜視図である。図9は、図8に示す画像形成装置100の概略の構成を示す断面図である。この実施形態では、シート搬送装置80によって記録用紙に腰を付けて搬送する。画像形成装置100は、画像読取装置1、画像形成部210、および多段給紙部270を備える。
画像読取装置1は、ADF3および光学系2を含み、原稿の画像を読み取って画像データとして取得する。画像読取装置1によって取得された画像データは図示しない画像データ入力部を介して制御部211へ送られる。制御部211では、画像データは所定の画像処理が施された後、制御部211内のメモリに一旦記憶され、制御部211内のCPUからの出力指示に応じて画像形成部210の光書込み装置であるレーザ書込みユニット227に出力される。
画像形成部210は、レーザ書込みユニット227を備え、レーザ書込みユニット227は、メモリから読み出した画像データまたは外部の装置から入力された画像データに基づくレーザ光を出射する半導体レーザ光源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレーザ光が感光体ドラム222上において等角速度で偏向されるように補正するf−θレンズなどを含む。なお、この実施形態では、光書込み装置としてレーザ書込みユニットを用いたが、LEDやEL等の発光素子アレイを用いた固体走査型の光書込みヘッドユニットを用いてもよい。
画像形成部210はさらに、感光体ドラム222を備え、感光体ドラム222の周囲に、感光体ドラム222を所定の電位に帯電させる帯電器223、感光体ドラム222上に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化しトナー像を形成する現像器224、感光体ドラム222の表面に形成されたトナー像を記録用紙に転写する転写器225、転写後に感光体ドラム222上に残留する余分なトナーを回収するクリーニング器226、および感光体ドラム222の帯電電位を除電する除電器229を備える。トナー像が転写された記録用紙は定着ユニット217に送られ、トナー像が記録用紙に定着する。
画像形成部210は、定着ユニット217より記録用紙の搬送方向の下流側に、記録用紙の裏面にも画像を形成するために記録用紙の表裏を反転させるスイッチバック路221、および、画像が形成された記録用紙を排紙トレイ264に排出する排紙ローラ219,220を備える。排紙ローラ219,220の周辺に上述のシート搬送装置80と同様の構成が適用される。排紙ローラ220は、画像読取装置1のローラR11と同様に形成され、腰付け部材90が画像読取装置1の場合と同様に配置される。
この実施形態では、排紙トレイ264は、画像形成装置100の側面に収納され、画像形成装置100に隣接して後処理装置260が配置される。後処理装置260が画像形成装置100に隣接配置される場合、排紙ローラ219,220は、画像形成された記録用紙を後処理装置260に搬送する。後処理装置260は、画像が形成された記録用紙に対してステープル処理等を行い、処理後の記録用紙を排紙ローラ262,263によって昇降トレイ261等に排出する。排紙ローラ262,263の周辺に上述のシート搬送装置80と同様の構成が適用される。排紙ローラ263は、画像読取装置1のローラR11と同様に形成され、腰付け部材90が画像読取装置1の場合と同様に配置される。
また、画像形成部210は、給紙トレイ251、両面ユニット255、および手差トレイ254を備える。用紙トレイ251等から供給された記録用紙は、用紙搬送路250を介して感光体ドラム222と転写器225との間の転写位置に搬送されてトナー像を転写され、定着ユニット217でトナー像を定着される。トナー像を定着された記録用紙は、必要に応じてスイッチバック路221を経て、排紙ローラ219,220によって後処理装置260へと導かれ、後処理装置260で所定の後処理が施された後、排紙ローラ262,263によって昇降トレイ261等に排出される。
両面ユニット255は、記録用紙を反転させるスイッチバック路221に通じており、記録用紙の両面に画像を形成する場合に用いられる。なお、両面ユニット255は、通常の給紙カセットと交換可能に構成される。
多段給紙部270は、画像形成部210の下方に配置され、給紙トレイ252,253を備える。給紙トレイ252,253に収容された記録用紙は、用紙搬送路250を介して画像形成部210の転写位置へ搬送される。
画像形成装置100によれば、排紙ローラ219,220または排紙ローラ262,263によって、記録用紙が腰を付けて排紙トレイ264または261に排出される。したがって、排出された記録用紙は、排紙トレイ上の所定位置に揃えて配置される。
この発明の実施形態に係るシート搬送装置を備える画像読取装置の構成を示す断面図である。 シート搬送装置の一部を示す構成図である。 排紙ローラを示す構成図である。 腰付け部材を示す構成図である。 シート搬送装置の一部を示す断面図である。 シートの搬送方向から見たローラ対および腰付け部材の位置関係を示す説明図であり、(a)は図1に示す実施形態の構成を示し、(b)はそれに対する比較例の構成を示す。 (a)は図6(a)に示す腰付け部材およびシートの状態を示す説明図であり、(b)は図6(b)においてローラの軸方向の中央部に配置された腰付け部材およびシートの状態を示す説明図である。 他の実施形態に係る画像形成装置を示す斜視図である。 図8に示す画像形成装置の概略の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 画像読取装置
80 シート搬送装置
81 ローラ本体部
82 腰付けローラ
85 外周部
86 開口部
90 腰付け部材
91 樹脂シート
92 クッション材
93 上流側端部
94 傾斜部
100 画像形成装置
R10,R11,219,220,262,263 排紙ローラ
S 原稿

Claims (11)

  1. 互いの間にシートを挟持し少なくとも一方のローラが回転駆動することで前記シートを搬送するローラ対を前記シートの搬送方向に直交する方向に複数備えるシート搬送装置において、
    前記ローラ対のうち一方のローラは、ローラ本体部と、前記ローラ本体部の軸方向の少なくとも一端部に設けられ前記ローラ本体部の周方向に沿う突出部と、を備え、
    前記突出部は、柔軟性を有する素材で形成され、
    前記突出部の外周部は、平滑面であることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記突出部の外周部は、略鏡面状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記突出部の外周部は、ディッピングによって形成された樹脂被覆層を有することを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記突出部は、前記ローラ本体部に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシート搬送装置。
  5. 前記突出部は、前記ローラ本体部に対して回転自在に装着されることを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記突出部は、軸方向に貫通する複数の開口部を有することを特徴とする請求項4または5に記載のシート搬送装置。
  7. 前記ローラ対同士の間に配置され、前記突出部を備える前記一方のローラに対向する他方のローラ側から前記一方のローラ側へ向けて前記シートを弾性的に押える腰付け部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のシート搬送装置。
  8. 前記腰付け部材は、樹脂シートおよびクッション材を含み、
    前記樹脂シートは、前記シートの搬送方向の下流側に向けて前記他方のローラ側から前記一方のローラ側へ傾斜する傾斜面を有し、
    前記樹脂シートの前記シートの搬送方向の下流側端部は、一方面を前記他方のローラ側に固定される前記クッション材の他方面に貼着されることを特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。
  9. 前記樹脂シートは、可撓性を有する素材で形成され、
    前記樹脂シートは、前記クッション材に対して前記ローラの軸方向に延出していることを特徴とする請求項8に記載のシート搬送装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載のシート搬送装置を備えることを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項1から9のいずれかに記載のシート搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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